資料5 地下水汚染未然防止のための構造と点検・管理に関するマニュアル(案)(見え消し版)



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●電力自由化推進法案

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(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

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学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

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老発第    第 号

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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定款

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

答申第585号


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【労働保険事務組合事務処理規約】

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( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

定款  変更

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

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(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

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第4回税制調査会 総4-1

るよう 工 事 打 合 せ 簿 ( 様 式 2)により 受 注 者 に 求 めます 5-1 理 由 書 ( 様 式 3)が 提 出 され 特 別 の 事 情 を 有 すると 認 めた 場 合 は 社 会 保 険 等 の 加 入 が 確 認 できる 書 類 を 提 出 するよう 工 事 打 合 せ 簿

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必 要 なものとして 政 令 で 定 める 原 材 料 等 の 種 類 及 びその 使 用 に 係 る 副 産 物 の 種 類 ごとに 政 令 で 定 める 業 種 をいう 8 この 法 律 において 特 定 再 利 用 業 種 とは 再 生 資 源 又 は 再 生 部 品 を 利 用 することが

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5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

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人 に 使 用 される 者 としての 勤 続 期 間 を 当 該 職 員 となつた 者 の 職 員 としての 勤 続 期 間 に 通 算 することと 定 められている 法 人 に 限 る )をいう 3 第 一 項 の 退 職 手 当 通 算 予 定 職 員 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

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Transcription:

資 料 5 マニュアル 構 成 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 ため 構 造 と 点 検 管 理 に 関 するマニュアル( 素 案 ) ( 第 1 版 ) ( 見 え 消 し 版 ver.111219) 平 成 23 年 月 環 境 省 水 大 気 環 境 局 土 壌 環 境 課 地 下 水 地 盤 環 境 室 水 質 汚 濁 防 止 法 が 平 成 23 年 6 月 に 改 正 され 有 害 物 質 を 扱 ったり 貯 蔵 したりしてい る 施 設 に 対 し 施 設 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 と 定 期 点 検 実 施 をが 義 務 付 ける 新 た な 制 度 ( 以 下 構 造 等 規 制 制 度 という )が 導 入 されました 本 マニュアルは 今 回 水 質 汚 濁 防 止 法 改 正 による 新 たな 制 度 が 円 滑 に 施 行 されるよ う 関 係 する 事 者 皆 さんが 実 際 に 対 策 を 実 施 する 際 参 考 となるようにわかりやす く 制 度 内 容 を 説 明 し どような 施 設 においてどような 対 応 をしなければならない かをお 示 しするとともに 様 々な 関 連 情 報 を 取 りまとめました 制 度 概 要 から 参 考 情 報 まで 流 れに 沿 って 以 下 章 立 てで 構 成 してありますが 関 心 ある 部 分 関 係 深 い 部 分 み 活 用 していただくことも 可 能 です 1. 構 造 等 規 制 制 度 趣 旨 狙 い p.1~6 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づく 地 下 水 汚 染 を 防 止 するため 地 下 浸 透 規 制 等 全 体 像 を 踏 まえ 構 造 等 規 制 制 度 趣 旨 狙 いについて 解 説 しています 2. 対 象 となる 施 設 p.7~22 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 について 解 説 しています 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 p.7~11 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 p.11~16 規 制 対 象 となる 施 設 本 体 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 範 囲 p.16~20 そ 他 留 意 事 項 p.21~22 3. 必 要 な 手 続 き p.23~31 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 を 設 置 する 場 合 に 必 要 となる 届 出 等 手 続 きに ついて 解 説 しています 施 設 を 新 設 する 場 合 p.23~25 既 設 施 設 場 合 p.26~27 施 設 を 構 造 等 を 変 更 する 場 合 ( 用 途 仕 様 等 ) p.27~29 新 たに 有 害 物 質 が 追 加 された 場 合 p.29~30 施 設 使 用 を 廃 止 する 場 合 p.31 4. 対 応 が 求 められる 事 項 ( 規 制 内 容 ) p.32~103 構 造 等 規 制 制 度 において 求 められる 具 体 的 な 対 策 内 容 について 解 説 しています (1) 基 本 的 な 考 え 方 p.34~45 構 造 等 規 制 制 度 基 本 的 な 考 え 方 について 記 載 しています

(2) 構 造 等 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 p.46~102 遵 守 すべき 構 造 等 に 関 する 基 準 や 実 施 すべき 定 期 点 検 内 容 を 施 設 床 面 及 び 周 囲 付 帯 する 配 管 等 といった 施 設 設 備 毎 に 記 載 しています 床 面 及 び 周 囲 p.46~60 施 設 本 体 p.61~62 地 上 配 管 等 p.63~67 地 下 配 管 等 p.68~76 排 水 溝 等 p.77~82 地 下 貯 蔵 施 設 p.83~89 目 視 による 点 検 ができない 場 合 対 応 p.90~99 施 設 使 用 方 法 p.100~102 (3)そ 他 留 意 事 項 p.103 (4) 同 等 以 上 措 置 に 関 するケーススタディー p.104~111 構 造 等 に 関 する 基 準 と 定 期 点 検 内 容 は 関 連 づけて 規 定 されており 必 要 な 場 合 には 規 定 内 容 と 同 等 以 上 措 置 をとることができます こ 同 等 以 上 措 置 とし て 考 えられる 事 例 についてケーススタディーを 行 っています 5. 関 連 制 度 p.112~117 構 造 等 規 制 制 度 と 関 連 ある 主 な 他 法 令 について 紹 介 しています 6. 関 係 者 連 携 支 援 p.118~125 事 者 団 体 役 割 や 事 者 等 活 用 できる 支 援 策 に 関 する 情 報 を 掲 載 しています 7. 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 ためリスク 管 理 p.126~132 構 造 等 規 制 制 度 へ 対 応 他 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 ために 採 用 することが 望 ま しいリスク 管 理 手 法 として リスクコミュニケーショや 自 主 的 取 組 による 排 出 量 等 削 減 努 力 重 要 性 について 紹 介 しています 8. 有 害 物 質 漏 えい 地 下 浸 透 時 対 応 p.133~155 有 害 物 質 漏 えいや 地 下 浸 透 事 故 が 発 生 した 場 合 対 応 として 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づく 事 故 時 措 置 制 度 を 紹 介 しています また 地 下 水 汚 染 が 発 生 してしまっ た 時 浄 技 術 について 掲 載 しています 9. 用 語 集 参 考 資 料 p.156~ 目 次 1. 構 造 等 規 制 制 度 概 要... 1 1.1 構 造 等 規 制 制 度 趣 旨 狙 い... 1 1.2 構 造 等 規 制 制 度 概 要... 4 2. 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 事 者 について... 7 2.1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設... 7 2.2 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設... 11 2.3 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 を 受 ける 範 囲 について... 16 2.4 施 設 以 外 有 害 物 質 を 含 む 水 貯 蔵 場 所 作 場 所 における 留 意 事 項 ついて... 21 3. 施 設 届 出 及 び 申 請... 23 3.1 施 設 を 新 設 する 場 合... 23 3.2 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 で 既 に 設 置 されている 時 既 存 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 場 合... 26 3.3 改 正 水 濁 法 施 行 日 以 降 に 施 設 構 造 等 を 変 更 するした 場 合... 27 3.4 新 たに 有 害 物 質 が 追 加 されたことによって 既 設 既 存 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 該 当 することになった 場 合.. 29 3.5 施 設 使 用 を 廃 止 する 場 合... 31 4. 構 造 等 規 制 制 度 について... 32 4.1 基 本 的 事 項... 34 4.2 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法... 46 4.2.1 床 面 及 び 周 囲... 46 4.2.2 施 設 本 体... 61 4.2.3 付 帯 する 配 管 等 ( 地 上 配 管 等 )... 63 4.2.4 付 帯 する 配 管 等 ( 地 下 に 設 置 する 場 合 )... 68 4.2.5 排 水 溝 等... 77 4.2.6 地 下 貯 蔵 施 設... 83 4.2.7 目 視 等 による 点 検 ができない 場 合 点 検 方 法 及 び 設 備 等 について... 90 4.2.8 使 用 方 法... 100 4.3 そ 他 留 意 事 項... 103 4.4 同 等 以 上 手 法 に 関 するケーススタディー... 104 5. 関 連 する 他 法 令 等 制 度... 112

6. 関 係 者 連 携 支 援... 118 6.1 事 者 団 体 役 割... 118 6.2 事 者 等 活 用 できる 支 援 策... 122 7. 学 物 質 リスク 管 理... 126 7.1 リスクコミュニケーショ... 126 7.2 自 主 的 取 組 による 排 出 量 等 削 減 努 力... 130 参 考 資 料 13-3 種 別 有 害 物 質 貯 蔵 施 設 設 置 状 況... 参 13-5 参 考 資 料 13-4 種 別 貯 蔵 している 有 害 物 質 種 類... 参 13-6 参 考 資 料 14 地 下 水 流 向 把 握 について... 参 14-1 参 考 資 料 15 地 下 水 汚 染 実 態... 参 15-1 8. 漏 えい 地 下 浸 透 時 対 応... 133 8.1 事 故 時 措 置... 133 8.2 地 下 水 浄 対 策... 139 9. 用 語 集... 156 参 考 資 料 参 考 資 料 1 特 定 施 設 一 覧... 参 1-1 参 考 資 料 2 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 及 び 貯 蔵 指 定 施 設 届 出 例... 参 2-1 参 考 資 料 3 政 令 市 一 覧... 参 3-1 参 考 資 料 4 漏 えい 等 を 確 認 する 設 備 手 法... 参 4-1 参 考 資 料 5 電 気 伝 導 率 とpH 測 定 事 例... 参 5-1 参 考 資 料 6 他 法 令 における 点 検 に 関 する 規 定 概 要... 参 6-1 参 考 資 料 7 有 害 物 質 基 本 性 状... 参 7-1 参 考 資 料 8 環 境 対 応 に 関 する 取 組 みについて... 参 8-1 参 考 資 料 9 PRTR 制 度 について... 参 9-1 参 考 資 料 10 地 下 水 汚 染 メカニズムと 汚 染 事 例 1. 有 害 物 質 特 性... 参 10-1 2. 汚 染 メカニズム... 参 10-6 3. 汚 染 対 策 事 例... 参 10-9 参 考 資 料 11 構 造 等 規 制 制 度 に 対 応 するためコストについて... 参 11-1 参 考 資 料 12 水 質 汚 濁 防 止 法 で 届 出 対 象 となっている 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 数... 参 12-1 参 考 資 料 13 施 設 種 と 有 害 物 質 関 係... 参 13-1 参 考 資 料 13-1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 から 排 水 中 に 含 まれる 有 害 物 質.. 参 13-2 参 考 資 料 13-2 貯 蔵 している 水 濁 法 に 定 める 有 害 物 質 種 類... 参 13-4

1. 構 造 等 規 制 制 度 概 要 1.1 構 造 等 規 制 制 度 趣 旨 狙 い 古 来 我 が 国 では 地 下 水 を 身 近 にある 貴 重 な 淡 水 資 源 として 広 く 利 用 してきた 現 在 でも 地 下 水 は 我 が 国 水 使 用 量 1 割 強 都 市 用 水 ( 生 活 用 水 及 び 工 用 水 ) 約 4 分 1を 占 めているなど 貴 重 な 淡 水 資 源 として 利 用 されている また 近 年 気 候 変 動 による 降 雨 変 災 害 時 水 源 確 保 等 を 踏 まえれば 将 来 的 に も 淡 水 資 源 として 重 要 性 は 高 まると 考 えられる さらに 水 循 環 過 程 で 地 下 水 が 地 表 に 現 れた 湧 水 が 住 民 に 安 らぎ 場 を 提 供 したり 環 境 学 習 場 や 観 光 資 源 として 活 用 されたりすることもある 水 濁 法 では 平 成 元 年 以 降 有 害 物 質 を 使 用 する 特 定 事 場 において 有 害 物 質 地 下 浸 透 を 禁 止 している( 参 考 : 図 1-3) しかしながら そ 後 も 地 下 水 汚 染 事 例 が 継 続 的 に 確 認 されていることを 踏 まえ 平 成 23 年 に 水 質 汚 濁 防 止 法 ( 以 下 水 濁 法 という ) 一 部 が 改 正 された( 平 成 23 年 6 月 22 日 公 布 ) 改 正 水 濁 法 においては 有 害 物 質 による 地 下 水 汚 染 を 未 然 に 防 止 するため 有 害 物 質 を 取 り 扱 う 施 設 設 備 や 作 における 漏 えいを 防 止 するとともに 漏 えいが 生 じたとしても 地 下 へ 浸 透 を 防 止 し 地 下 水 汚 染 に 至 ることないよう 有 害 物 質 を 使 用 貯 蔵 等 する 施 設 設 置 者 に 対 し 地 下 浸 透 防 止 ため 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 遵 守 義 務 定 期 点 検 及 び 結 果 記 録 保 存 義 務 等 規 定 を 新 たに 設 けた また 環 境 省 今 後 水 環 境 保 全 に 関 する 検 討 会 が 平 成 23 年 に 取 りまとめた 今 後 水 環 境 保 全 在 り 方 について 報 告 書 において 望 ましい 水 環 境 像 として 汚 染 ない 安 全 な 地 下 水 が 挙 げられ 速 やかに 解 決 されるべき 課 題 として 地 下 水 汚 染 対 策 が 取 り 上 げられている ( 参 考 : 図 1-1) こうしたことから こような 本 来 清 浄 な 地 下 水 価 値 を 認 識 し そ 恩 恵 を 現 在 及 び 将 来 世 代 人 間 が 享 受 できるよう 保 全 に 努 めていかなければならない しかしながら 近 年 工 場 事 場 が 原 因 と 推 定 される 有 害 物 質 による 地 下 水 汚 染 事 例 が 毎 年 継 続 的 に 確 認 されている ( 参 考 : 図 1-21) 地 下 水 は いったん 汚 染 されるとそ 回 復 は 困 難 であることから 将 来 にわたっ て 地 下 水 水 質 を 効 果 的 効 率 的 に 保 全 していくためには そ 汚 染 未 然 防 止 を 図 ることが 何 よりも 重 要 である 環 境 省 では 平 成 20 年 度 末 までに 全 国 で 確 認 された 地 下 水 汚 染 事 例 うち 工 場 事 場 が 原 因 と 特 定 又 は 推 定 された 事 例 汚 染 原 因 等 について 平 成 21 年 度 に 都 道 府 県 等 協 力 を 得 て 調 査 を 実 施 した そ 結 果 地 下 水 汚 染 を 引 き 起 こすこととなった 有 害 物 質 漏 えい 原 因 として 施 設 設 備 劣 破 損 等 による 漏 えい( 施 設 設 備 に 係 わるも)と 不 適 切 な 作 や 設 備 操 作 ミス 等 による 漏 えい( 作 等 に 係 わるも)が 確 認 された 図 1-1 水 環 境 保 全 ため 今 後 取 組 ( 今 後 水 環 境 在 り 方 について より 抜 粋 ) 水 質 汚 濁 防 止 法 ( 以 下 水 濁 法 という )は 工 場 及 び 事 場 から 公 共 用 水 域 に 排 出 される 水 排 出 及 び 地 下 に 浸 透 する 水 規 制 等 によって 公 共 用 水 域 及 び 地 下 水 水 質 汚 濁 防 止 を 図 り もって 国 民 健 康 を 保 護 し 生 活 環 境 を 保 全 する こと 等 を 目 的 とする 法 律 である 1 2

120 100 80 60 40 20 0 各 年 度 事 例 数 104 103 98 67 75 83 74 64 57 58 44 43 47 38 40 37 27 18 25 22 18 図 1-21 工 場 事 場 が 原 因 と 推 定 される 地 下 水 汚 染 事 例 数 推 移 ( 環 境 省 調 べ) 1.2 構 造 等 規 制 制 度 概 要 改 正 水 濁 法 では 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 ( 以 下 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 という ) 設 置 者 に 対 し 1 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 を 防 止 するため 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 ( 以 下 構 造 等 に 関 する 基 準 という )を 遵 守 すること 2 施 設 について 定 期 に 点 検 し そ 結 果 を 記 録 し 保 存 すること を 新 たに 義 務 付 けるとともに 3 施 設 届 出 時 において 都 道 府 県 知 事 及 び 水 濁 法 事 務 を 実 施 する 政 令 市 長 ( 以 下 都 道 府 県 知 事 等 という )は 施 設 構 造 等 が 上 記 1 基 準 に 適 合 し ないと 認 めるときは 施 設 構 造 等 に 関 する 計 画 変 更 又 は 施 設 設 置 に 関 する 計 画 廃 止 を 命 じることができる 4 施 設 供 用 時 において 都 道 府 県 知 事 等 は 同 様 に 施 設 構 造 等 が 上 記 1 基 準 に 適 合 しないと 認 めるときは 施 設 構 造 等 改 善 又 は 施 設 使 用 一 時 停 止 を 命 じることができる ことを 定 めた 改 正 水 濁 法 施 行 際 ( 平 成 24 年 6 月 1 日 ) 現 に 設 置 されている 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 ( 設 置 工 事 がなされている 場 合 を 含 む)については 上 記 1 構 造 等 に 関 する 基 準 へ 対 応 に 一 定 期 間 が 必 要 であることから 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 が3 年 間 ( 平 成 27 年 5 月 31 日 まで) 猶 予 される ただし そ 間 におい ては より 充 実 した 内 容 点 検 例 えば 点 検 頻 度 を 高 めた 定 期 点 検 を 実 施 しなけれ ばならない (1) 構 造 等 に 関 する 基 準 に 関 する 事 項 概 略 1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 床 面 及 び 周 囲 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 は 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 及 び 施 設 外 へ 流 出 を 防 止 できる 材 質 及 び 構 造 とする 図 1-3 水 質 汚 濁 防 止 法 による 地 下 水 質 保 全 体 系 2 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 ( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 施 設 本 体 に 接 続 し 有 害 物 質 を 含 む 水 が 流 れる 配 管 本 体 継 手 類 フラジ 類 バ ルブ 類 ポプ 設 備 等 を 含 む 以 下 配 管 等 という )を 地 上 に 設 置 する 場 合 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 えいを 防 止 できる 構 造 とするか 又 は 漏 えいがあった 場 合 に 漏 えいを 確 認 できる 構 造 とすること 地 下 に 設 置 する 場 合 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 えい 又 は 地 下 へ 浸 透 ( 以 下 漏 え 3 4

い 等 という )を 防 止 できる 構 造 及 び 材 質 とするか 又 は 漏 えい 等 があった 場 合 に 漏 えい 等 を 確 認 できる 構 造 とすること 4 点 検 実 施 年 月 日 5 点 検 実 施 責 任 者 及 び 点 検 を 実 施 した 者 氏 名 3 排 水 溝 等 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 本 体 に 付 帯 する 排 水 系 統 設 備 ( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 施 設 本 体 に 接 続 し 有 害 物 質 を 含 む 水 が 流 れる 排 水 溝 排 水 ます 排 水 ポプ 等 を 含 む 以 下 排 水 講 等 という )は 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 を 防 止 で きる 材 質 及 び 構 造 とすること 4 地 下 貯 蔵 施 設 設 備 等 地 下 貯 蔵 施 設 本 体 及 び 付 帯 する 配 管 等 うち 地 下 貯 蔵 施 設 本 体 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 えい 等 を 防 止 できる 材 質 及 び 構 造 とすること 定 期 点 検 によらず 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 係 る 異 常 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 えい 等 が 確 認 された 場 合 には 定 期 点 検 に 準 ずる 取 扱 いとし 次 事 項 を 記 録 するこ と 1 異 常 等 が 確 認 された 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 2 異 常 等 内 容 3 異 常 等 対 応 結 果 4 異 常 等 を 確 認 した 年 月 日 5 異 常 等 を 確 認 した 者 氏 名 5 使 用 方 法 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 係 る 有 害 物 質 を 含 む 水 受 け 入 れ 移 し 替 え 分 配 等 作 は 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 したり 周 囲 に 飛 散 したり 流 出 した りしないような 方 法 で 行 うとともに 有 害 物 質 を 含 む 水 補 給 状 況 や 設 備 作 動 状 況 を 確 認 する 等 施 設 適 正 な 運 転 を 行 うこと また 有 害 物 質 を 含 む 水 が 漏 えいした 場 合 には 直 ちに 漏 えいを 防 止 する 措 置 を 講 じるとともに 当 該 漏 えいした 有 害 物 質 を 含 む 水 を 回 収 し 再 利 用 するか 又 は 環 境 保 全 上 支 障 ないよう 適 切 に 処 分 すること (2) 定 期 点 検 方 法 に 関 する 事 項 概 略 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 定 期 点 検 は 目 視 等 ( 目 視 等 による 方 法 が 困 難 であっ て 設 備 等 を 用 いる 場 合 を 除 く )により 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 施 設 本 体 それに 付 帯 する 配 管 等 及 び 排 水 溝 等 並 びに 地 下 貯 蔵 施 設 に ついて 構 造 等 に 関 する 基 準 に 応 じた 項 目 及 び 頻 度 で 行 い そ 結 果 等 を 記 録 し これを3 年 間 保 存 すること 点 検 により 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 係 る 異 常 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 え い 等 が 確 認 された 場 合 には 直 ちに 補 修 等 必 要 な 措 置 を 講 ずること 定 期 点 検 を 行 ったときは 次 事 項 を 記 録 すること 1 点 検 を 行 った 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 2 点 検 方 法 及 び 結 果 3 点 検 結 果 に 基 づいて 補 修 等 措 置 を 講 じた 時 当 該 措 置 内 容 5 6

2. 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 事 者 について 今 回 水 濁 法 改 正 により 新 たに 設 けられた 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 及 び 定 期 点 検 実 施 が 義 務 付 けられた 施 設 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 と 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 である ここでは これら 施 設 範 囲 定 義 等 について 解 説 する 以 下 により 構 成 される 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 について 5 ページ~7~11 ページ 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 について 8 ページ~11~16 ページ 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 される 施 設 本 体 範 囲 12 ページ~16~17 ページ 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 される 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 範 囲 13 ページ~7~20 ページ 2.1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 (1) 概 要 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 水 濁 法 第 2 条 第 7 項 において 有 害 物 質 を そ 施 設 に おいて 製 造 し 使 用 し 又 は 処 理 する 特 定 施 設 と 定 められている 水 濁 法 第 2 条 第 7 項 ( 略 ) 第 2 条 第 1 号 に 規 定 する 物 質 ( 以 下 有 害 物 質 という )( 1)を そ 施 設 において 製 造 し 使 用 し 又 は 処 理 ( 2)する 特 定 施 設 ( 3)( 指 定 地 域 特 定 施 設 を 除 く 以 下 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 という ) ( 略 ) ( 4) (2) 対 象 となる 施 設 について 1 有 害 物 質 有 害 物 質 とは 水 濁 法 施 行 令 第 2 条 に 定 められている カドミウム 鉛 ト リクエチレ 等 有 害 物 質 ことであり 平 成 23 年 10 月 末 現 在 で26 項 目 が 定 められている 水 濁 法 施 行 令 第 2 条 (カドミウム 等 物 質 ) 第 2 条 法 第 二 条 第 二 項 第 一 号 政 令 で 定 める 物 質 は 次 に 掲 げる 物 質 とする 一 カドミウム 及 びそ 合 物 二 シア 合 物 三 有 機 燐 合 物 (ジエチルパラニトフエニルチオホスフエイト( 別 名 パラチ オ) ジメチルパラニトフエニルチオホスフエイト( 別 名 メチルパラチ オ) ジメチルエチルメルカプトエチルチオホスフエイト( 別 名 メチルジ メト) 及 びエチルパラニトフエニルチオノベゼホスホネイト( 別 名 EPN)に 限 る ) 四 鉛 及 びそ 合 物 五 六 価 クム 合 物 六 砒 素 及 びそ 合 物 七 水 銀 及 びアルキル 水 銀 そ 他 水 銀 合 物 八 ポリ 塩 ビフェニル 九 トリクエチレ 十 テトラクエチレ 十 一 ジクメタ 十 二 四 塩 炭 素 十 三 一 二 ジクエタ 十 四 一 一 ジクエチレ 十 五 シス 一 二 ジクエチレ 十 六 一 一 一 トリクエタ 十 七 一 一 二 トリクエタ 十 八 一 三 ジクプペ 十 九 テトラメチルチウラムジスルフイド( 別 名 チウラム) 二 十 二 ク 四 六 ビス(エチルアミノ) s トリアジ( 別 名 シマ ジ) 二 十 一 S 四 クベジル=N N ジエチルチオカルバマート( 別 名 チ オベカルブ) 二 十 二 ベゼ 二 十 三 セレ 及 びそ 合 物 二 十 四 ほう 素 及 びそ 合 物 二 十 五 ふつ 素 及 びそ 合 物 二 十 六 アモニア アモニウム 合 物 亜 硝 酸 合 物 及 び 硝 酸 合 物 2 製 造 し 使 用 し 又 は 処 理 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 有 害 物 質 製 造 使 用 又 は 処 理 を 目 的 とする 特 定 施 設 ことをいい 個 別 特 定 施 設 ごとに 判 断 されることとなる ここにおいて 製 造 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 を 製 品 として 製 造 することをいい 使 用 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 をそ 施 設 目 的 に 沿 って 原 料 触 媒 等 と して 使 用 することをいい 処 理 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 を 処 理 することを 目 的 として 有 害 物 質 を 分 解 又 は 除 去 することをいう ( 下 記 参 考 1 参 照 ) 7 8

3 特 定 施 設 特 定 施 設 とは 水 濁 法 施 行 令 第 1 条 に 基 づく 別 表 第 1に 掲 げられた 施 設 であ り 酸 又 はアルカリによる 表 面 処 理 施 設 ( 別 表 第 1 第 65 号 ) 電 気 めっき 施 設 ( 同 第 66 号 ) 洗 たく 用 に 供 する 洗 浄 施 設 ( 同 第 67 号 ) 等 が 定 められている 水 濁 法 では 一 定 要 件 を 備 える 汚 水 又 は 廃 液 を 排 出 する 施 設 を 施 行 令 で 指 定 し これら 施 設 を 設 置 している 工 場 又 は 事 場 から 排 水 排 出 に 対 して 規 制 を 行 う こととされており そために 指 定 された 施 設 が 特 定 施 設 である 特 定 施 設 一 覧 を 参 考 資 料 1に 添 付 した ( 参 考 1) 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 施 行 について ( 都 道 府 県 知 事 政 令 市 長 あて 環 境 事 務 次 官 通 知 平 成 元 年 9 月 14 日 環 水 管 188 号 ) また 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 水 質 汚 濁 防 止 法 施 行 令 ( 昭 和 46 年 政 令 第 1 88 号 以 下 令 という ) 別 表 第 1に 掲 げる 施 設 うち 有 害 物 質 製 造 使 用 又 は 処 理 を 目 的 とする 特 定 施 設 ことをいい 個 別 特 定 施 設 ごとに 判 断 され ることとなる ここにおいて 製 造 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 を 製 品 として 製 造 することをいい 使 用 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 をそ 施 設 目 的 に 沿 って 原 料 触 媒 等 として 使 用 することをいい 処 理 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 を 処 理 することを 目 的 と して 有 害 物 質 を 分 解 又 は 除 去 することをいう (3) 下 水 道 に 排 水 全 量 を 排 出 する 施 設 について 改 正 水 濁 法 では 第 5 条 第 3 項 において 新 たに 届 出 が 必 要 となる 施 設 を 以 下 よ うに 定 めている 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 工 場 若 しくは 事 場 において 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 しようとする 者 ( 第 1 項 に 規 定 する 者 が 特 定 施 設 を 設 置 しようとする 場 合 又 は 前 項 に 規 定 する 者 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 しようとする 場 合 を 除 く ) 又 は 工 場 若 しくは 事 場 において 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 ( 指 定 施 設 ( 有 害 物 質 を 貯 蔵 するもに 限 る )であつて 当 該 指 定 施 設 から 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 するおそれがあるもとして 政 令 で 定 める もをいう 以 下 同 じ )を 設 置 しようとする 者 は 環 境 省 令 で 定 めるところにより 次 事 項 を 都 道 府 県 知 事 に 届 け 出 なければならない 工 場 又 は 事 場 から 排 出 される 排 水 全 量 を 下 水 道 に 放 流 し 公 共 用 水 域 には 排 出 しない 場 合 には 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しても 従 来 から 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 基 づく 届 出 対 象 とされていなかった しかしながら そような 施 設 にお いても 届 出 対 象 となっている 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 と 同 じように 有 害 物 質 を 漏 洩 し 地 下 に 浸 透 させる 可 能 性 があること また 実 際 に 地 下 水 汚 染 事 例 調 査 におい て 全 量 を 下 水 道 に 放 流 する 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 が 地 下 水 汚 染 原 因 となってい る 事 例 が 確 認 されたことから 今 回 水 濁 法 改 正 においては 構 造 等 に 関 する 基 準 定 期 点 検 実 施 等 義 務 が 適 用 される 施 設 対 象 に 含 められた 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 において 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 が 対 象 となったが ここでいう 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 基 本 的 には 全 量 を 下 水 道 に 放 流 する 施 設 を 想 定 している(3.1 参 照 ) 改 正 水 濁 法 第 5 条 3 項 括 弧 書 きで 第 5 条 第 1 項 に 規 定 する 者 が 特 定 施 設 を 設 置 しようとする 場 合 又 は 第 2 項 に 規 定 する 者 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 しよう とする 場 合 を 除 くとされているが これは 既 に 第 5 条 第 1 項 又 は 第 2 項 に 基 づい て 届 出 が 行 われている 施 設 については 改 めて 届 出 を 行 う 必 要 がないことを 示 して いる (4) 対 象 とならない 施 設 について 1 汚 水 又 は 廃 液 を 循 環 利 用 する 施 設 有 害 物 質 を 製 造 し 使 用 し 又 は 処 理 する 施 設 であっても 施 設 内 で 発 生 する 汚 水 又 は 廃 液 全 量 を 循 環 利 用 することによって 施 設 から 汚 水 又 は 廃 水 排 出 が ない 場 合 は 特 定 施 設 に 該 当 しないで 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しない ただし 定 期 的 に 汚 水 又 は 廃 液 を 取 り 出 して 産 廃 棄 物 として 処 理 するなど 場 合 や 汚 水 又 は 廃 液 を 事 場 内 他 施 設 で 処 理 し そ 処 理 水 を 再 利 用 するような 循 環 利 用 場 合 は 特 定 施 設 に 該 当 し 有 害 物 質 を 製 造 使 用 又 は 処 理 している 場 合 には 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 する 2 下 水 道 終 末 処 理 施 設 等 上 記 (2)2ことから 水 濁 法 施 行 令 第 1 条 別 表 第 1 第 73 号 下 水 道 終 末 処 理 施 設 ( 下 水 道 法 施 行 令 第 9 条 3 第 2 号 に 係 る 処 理 施 設 で 有 害 物 質 を 処 理 する 者 を 除 く ) 同 第 72 号 し 尿 処 理 施 設 は 特 定 施 設 ではあるが 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しない 3 畜 産 関 係 畜 産 農 については 一 定 規 模 以 上 豚 房 施 設 牛 房 施 設 又 は 馬 房 施 設 が 特 定 施 設 に 該 当 するが これら 施 設 は 畜 舎 中 豚 牛 又 は 馬 を 収 容 するため 個 々 9 10

房 をいい 通 常 有 害 物 質 を 製 造 使 用 処 理 しているとは 考 えられないため 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 には 該 当 しない 家 畜 ふん 尿 貯 留 施 設 については 家 畜 ふん 尿 に 含 まれるアモニアや 硝 酸 性 窒 素 を 除 去 するためにいったん 貯 蔵 する 目 的 で 設 置 される 施 設 であれば 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 するが 家 畜 ふん 尿 が 一 時 的 に 通 過 したり 貯 留 したりする 処 理 工 程 中 タクであって 排 水 処 理 施 設 ( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ではないも)と 一 体 となった 施 設 は 排 水 処 理 施 設 とみなされ 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 には 該 当 しない 4 温 泉 旅 館 やはり 上 記 (2)2ことから 温 泉 水 等 で 天 然 に 有 害 物 質 を 含 有 する 水 を 使 用 する 場 合 に 当 該 有 害 物 質 を 使 用 することを 目 的 としない 旅 館 等 は そ 水 を 使 用 する 旅 館 等 施 設 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しない 2.2 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 (1) 概 要 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 は 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 及 び 改 正 水 濁 法 施 行 令 第 4 条 4 に 定 められており 有 害 物 質 を 含 む 液 状 物 を 貯 蔵 する 指 定 施 設 であって 当 該 施 設 から 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 するおそれがある 施 設 をいう (2) 対 象 拡 大 背 景 平 成 21 年 度 に 環 境 省 が 実 施 した 実 態 調 査 において 汚 染 原 因 行 為 等 が 水 濁 法 改 正 により 地 下 浸 透 規 制 制 度 が 導 入 された 平 成 元 年 度 以 降 も 継 続 した 事 例 が252 件 確 認 された これらうち 漏 えい 場 所 と 地 下 へ 浸 透 場 所 関 係 が 特 定 または 推 定 された80か 所 について 調 査 したところ 貯 蔵 設 備 貯 蔵 場 所 で 有 害 物 質 が 漏 えいし そ 場 で 地 下 に 浸 透 したという 事 例 が12か 所 確 認 された 貯 蔵 施 設 については 通 常 は 排 水 を 外 部 に 排 水 しないことから 水 濁 法 特 定 施 設 とされず したがって 都 道 府 県 知 事 等 へ 届 出 対 象 とはなっていなかった し かしながら 上 記 ような 汚 染 事 例 が 確 認 されたことを 勘 案 し 今 回 新 たに 届 出 対 象 施 設 に 加 えられたもである なお 上 記 事 例 数 は 原 因 施 設 が 特 定 または 推 定 された 事 例 についてみ 調 査 を 行 ったもであり 原 因 施 設 が 不 明 汚 染 事 例 はさらに 多 数 にぼると 考 え られる (3) 対 象 となる 施 設 について 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 指 定 施 設 ( 1)( 有 害 物 質 を 貯 蔵 するもに 限 る )であつて 当 該 指 定 施 設 から 有 害 物 質 を 含 む 水 ( 2)が 地 下 に 浸 透 するおそれがある( 3)もとして 政 令 で 定 める もをいう 改 正 水 濁 法 施 行 令 第 4 条 4 第 2 条 に 規 定 する 物 質 ( 4)を 含 む 液 状 物 を 貯 蔵 する( 5) 指 定 施 設 ( 6)とする 対 象 となる 施 設 は 上 記 通 り 有 害 物 質 を 含 む 液 状 物 を 貯 蔵 する 指 定 施 設 であ って 当 該 施 設 から 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 するおそれがある 施 設 であるが 条 文 中 用 語 考 え 方 について 以 下 に1から6までで 解 説 する なお 生 産 施 設 や 処 理 施 設 中 に 一 体 として 設 置 された 貯 蔵 に 関 わる 施 設 について は 次 ように 取 り 扱 う 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 は 有 害 物 質 を 貯 蔵 することを 目 的 として 有 害 物 質 を 貯 蔵 している 施 設 であることが 要 件 である 例 えば 生 産 工 程 中 に 一 体 として 組 み 込 まれ 一 時 的 に 有 害 物 質 が 通 過 したり 貯 留 したりする 工 程 タク 等 生 産 施 設 と 一 体 となった 施 設 については 生 産 施 設 と みなされ 一 般 的 には 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 しない また 同 様 に 排 水 溝 途 中 に 排 水 系 統 中 に 一 体 として 組 み 込 まれているためます 等 は 排 水 系 統 設 備 ( 排 水 溝 等 ) 排 水 処 理 工 程 中 に 一 体 として 組 み 込 まれている 廃 液 タク 等 は 排 水 処 理 施 設 とみなされ 一 般 的 には 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 には 該 当 しない これらケースについては 生 産 設 備 が 特 定 施 設 に 該 当 する 場 合 には 当 該 特 定 施 設 構 造 一 部 として 水 濁 法 に 基 づく 届 出 を 行 い また 排 水 処 理 施 設 が 特 定 施 設 に 係 る 排 水 汚 水 を 処 理 する 場 合 には 当 該 特 定 施 設 汚 水 処 理 方 法 として 届 出 を 行 う 必 要 がある 具 体 的 には 個 別 ケースに 応 じて 判 断 する 必 要 があるが これらケースでは それぞれ 生 産 施 設 排 水 溝 等 排 水 処 理 施 設 として 全 体 をとらえるが 妥 当 である 1 指 定 施 設 指 定 施 設 とは 平 成 22 年 水 濁 法 改 正 で 新 たに 定 義 が 設 けられた 有 害 物 質 を 貯 蔵 し 若 しくは 使 用 し 又 は 有 害 物 質 及 び 次 項 に 規 定 する 油 以 外 物 質 で あって 公 共 用 水 域 に 多 量 に 排 出 されることにより 人 健 康 若 しくは 生 活 環 境 に 係 る 被 害 を 生 ずるおそれがある 物 質 として 政 令 水 濁 法 施 行 令 で 定 めるも( 指 定 物 質 : 水 濁 法 施 行 令 第 3 条 3で 定 める 52 物 質 138 ページ 参 照 )を 製 造 し 貯 蔵 し 11 12

使 用 し 若 しくは 処 理 する 施 設 なお 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 は 有 害 物 質 を 貯 蔵 する 指 定 施 設 であ り 指 定 物 質 を 貯 蔵 する 施 設 は 対 象 とならない 2 有 害 物 質 を 含 む 水 有 害 物 質 を 含 む 水 水 は 水 濁 法 上 液 状 も と 同 義 で 用 いられ こ れには 有 害 物 質 をわずかに 含 む 廃 液 液 体 有 害 物 質 100%も 等 が 含 まれ る 3 地 下 に 浸 透 するおそれがある 地 下 に 浸 透 するおそれがある は 当 該 有 害 物 質 を 含 む 水 が 液 体 で 漏 えいする ような 施 設 を 対 象 とすることを 意 味 している したがって 温 度 や 圧 力 を 変 させ て 液 状 有 害 物 質 を 貯 蔵 する 施 設 において 漏 えいした 時 点 で 常 温 常 圧 となり 気 するような 有 害 物 質 は 地 下 に 浸 透 するおそれがあるとは 考 えられず こうし た 貯 蔵 施 設 は 対 象 とはならない 4 改 正 水 濁 法 施 行 令 第 2 条 に 定 める 物 質 改 正 水 濁 法 施 行 令 第 2 条 に 定 める 物 質 とは カドミウム 鉛 トリクエチレ 等 有 害 物 質 ことであり 平 成 23 年 9 月 現 在 で26 項 目 が 定 められている (2.1(2) 参 照 ) 5 液 状 もを 貯 蔵 するも 法 律 において 地 下 に 浸 透 するおそれがある すなわち 有 害 物 質 を 含 む 水 が 液 体 で 漏 えいするような 施 設 を 対 象 とすることとされ 施 行 令 でさらに 液 状 も を 貯 蔵 するも( 施 設 )に 限 定 されている これは 有 害 物 質 であっても 固 体 気 体 を 貯 蔵 している 施 設 は 対 象 にはならず さらに 漏 洩 した 時 点 で 温 度 や 圧 力 変 によって 液 状 になるもがあったとしても( 実 際 に 存 在 するかどうかは 別 として) それらは 対 象 外 となることを 意 味 している 有 害 物 質 であっても 固 体 気 体 を 貯 蔵 している 施 設 は 対 象 にはならない 5 貯 蔵 する 貯 蔵 する は 有 害 物 質 を 貯 蔵 することを 目 的 とするタク 等 施 設 が 対 象 で ある 内 容 物 濃 度 でもって 限 定 することは 困 難 である また 内 容 物 に 有 害 物 質 が 含 有 される 場 合 であっても それが 不 純 物 として 含 有 される 場 合 については 措 置 対 象 にはならない 例 えば ガソリタクを 例 にとると 不 純 物 としてベゼが 入 っているが 有 害 物 質 にガソリは 該 当 しない これは ベゼを 含 んでいたとしても ベ ゼ 貯 蔵 を 目 的 とした 施 設 ではないで 対 象 とはならない 他 方 例 えばカド ミウムを 含 む 廃 水 タクで カドミウムを 除 去 するためにいったん 貯 蔵 する 目 的 で 設 置 される 施 設 については カドミウム 濃 度 が 微 量 であっても 対 象 となる 6 施 設 に 該 当 しない 事 例 そもそも 施 設 とは 工 場 事 場 に 一 定 期 間 設 置 されるもをいい 常 時 移 動 させながら 使 用 するもは 該 当 しない したがって ドラム 缶 一 斗 缶 やポリタ ク 等 はそもそも 施 設 に 該 当 しないが 例 えばドラム 缶 を 一 定 期 間 一 定 場 所 に 物 理 的 に 固 定 して 使 用 するケースにおいては 有 害 物 質 貯 蔵 を 目 的 とした 施 設 と 判 断 されれば 対 象 となる なお ここで 一 定 期 間 一 定 場 所 に 固 定 して 使 用 とは 物 理 的 に 固 定 され 使 用 期 間 において 原 則 として 常 時 配 管 等 が 接 続 されている 状 態 を 想 定 したもであり 耐 震 対 策 で 容 器 を 固 定 するようなケースは 想 定 していない ( 下 記 参 考 21 参 照 ) ( 参 考 1) 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 施 行 について ( 都 道 府 県 知 事 政 令 市 長 あて 環 境 事 務 次 官 通 知 平 成 元 年 9 月 14 日 環 水 管 188 号 ) また 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 水 質 汚 濁 防 止 法 施 行 令 ( 昭 和 46 年 政 令 第 1 88 号 以 下 令 という ) 別 表 第 1に 掲 げる 施 設 うち 有 害 物 質 製 造 使 用 又 は 処 理 を 目 的 とする 特 定 施 設 ことをいい 個 別 特 定 施 設 ごとに 判 断 され ることとなる ここにおいて 製 造 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 を 製 品 として 製 造 することをいい 使 用 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 をそ 施 設 目 的 に 沿 って 原 料 触 媒 等 として 使 用 することをいい 処 理 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 を 処 理 することを 目 的 と して 有 害 物 質 を 分 解 又 は 除 去 することをいう 図 2-1 液 状 もを 貯 蔵 するもに 関 する 概 念 図 ( 参 考 12) 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 施 行 について ( 都 道 府 県 知 事 政 令 市 長 あて 環 境 省 水 質 保 全 局 長 通 知 平 成 8 年 10 月 1 日 環 水 管 276 号 13 14

環 水 規 第 320 号 平 成 11 年 1 月 29 日 改 正 環 水 企 第 33 号 ) 法 第 2 条 第 4 項 貯 油 施 設 等 には ドラム 缶 等 容 器 車 両 等 で 移 動 可 能 なもは 含 まれない (4) 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 事 例 以 下 に 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 事 例 と 該 当 しない 事 例 を 示 す なお 施 設 に 該 当 するか 否 かは ドラム 缶 等 容 器 使 用 実 態 に 即 して 最 終 的 には 判 断 されるべ きである 図 2-12 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 事 例 (1) 図 2-23 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 事 例 (2) 図 2-34 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 しない 事 例 (1) 図 2-45 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 しない 事 例 (2) 2.3 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 を 受 ける 範 囲 について (1) 施 設 範 囲 施 設 には 特 定 施 設 や 貯 蔵 施 設 本 体 他 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 や 施 設 周 囲 床 面 防 液 堤 等 が 含 まれる また 配 管 等 には 配 管 他 継 手 類 フラジ 類 バルブ 類 ポプ 設 備 等 が 含 まれ 排 水 溝 等 には 排 水 溝 排 水 管 排 水 ます 排 水 ポプ 等 が 含 まれる また 事 場 中 ど 範 囲 配 管 等 排 水 溝 等 が 含 まれるかについては 当 該 事 場 中 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 接 続 している 配 管 等 又 は 排 水 溝 等 で 有 害 物 質 が 含 まれる 液 体 廃 液 等 が 流 れる 部 分 は 全 て 含 まれる 15 16

例 えば 下 図 ような 事 場 において 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 である 貯 蔵 タク( 原 材 料 )から 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 まで 配 管 等 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 から 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 である 貯 蔵 タク( 廃 液 ) 及 び 排 水 処 理 施 設 まで 配 管 等 に 有 害 物 質 を 含 む 水 が 流 れていれば これら 配 管 等 に 構 造 等 に 関 する 基 準 等 が 適 用 される 1 項 に 基 づく 都 道 府 県 等 改 善 命 令 対 象 となり 得 ることに 留 意 する 必 要 がある したがって 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 設 置 者 は 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 さ れない 設 備 についても 適 用 される 施 設 に 準 じて 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 し 定 期 的 な 点 検 を 実 施 することが 推 奨 される 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 付 帯 する 配 管 等 及 び 排 水 溝 等 及 び 地 下 貯 蔵 施 設 本 体 に 対 し 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 ( 以 下 構 造 等 に 関 する 基 準 という )が 適 用 される 排 水 処 理 施 設 については 水 濁 法 政 施 行 令 第 1 条 別 表 第 一 別 表 第 1 で 定 められ ている 鉱 における 坑 水 中 和 沈 でん 施 設 ( 政 令 水 濁 法 施 行 令 別 表 第 一 別 表 第 1 第 1 号 ハ)や 特 定 事 場 から 排 出 される 水 処 理 施 設 ( 政 令 水 濁 法 施 行 令 別 表 第 一 別 表 第 1 第 74 号 ) 等 を 除 き 特 定 施 設 に 該 当 しない 場 合 には 有 害 物 質 を 処 理 していたとしても 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 には 該 当 しない そ 場 合 でも 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 や 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 から 排 水 処 理 施 設 まで 排 水 系 統 ( 排 水 管 排 水 溝 及 びこれらに 付 帯 する 設 備 )は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 付 帯 する 設 備 となり 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 される 施 設 周 囲 床 面 防 液 堤 等 範 囲 については 第 Ⅴ4 章 Ⅴ-1 4.2 1-2. 周 囲 4.2.1 床 面 及 び 周 囲 を 参 照 こと これらを 含 めて 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 3 項 に 基 づき 新 たに 施 設 を 設 置 し ようとする 時 には 都 道 府 県 等 に 届 出 を 提 出 することが 必 要 である 届 出 が 必 要 な 事 項 や 提 出 様 式 については 3. 施 設 届 出 及 び 申 請 (23 ページ)を 参 照 こと (2) 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 範 囲 以 下 においては 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 される 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 とはど 範 囲 が 含 まれるかを 説 明 している 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 されない 配 管 等 や 排 水 溝 等 設 備 に 対 しても 事 場 全 体 が 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 である 場 合 には 水 濁 法 第 12 条 3に 基 づいて 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 浸 透 規 制 が 禁 止 適 用 されており これら 設 備 から 有 害 物 質 を 含 む 水 (ただし 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 係 る 汚 水 等 (これを 処 理 したもを 含 む) を 含 むも) 地 下 浸 透 が 生 じているおそれがある 場 合 には 水 濁 法 13 条 2 第 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 有 害 排 物 水 質 処 使 理 用 施 特 設 定 施 設 ( 非 特 定 施 設 ) 河 川 等 公 共 用 水 域 又 は 下 水 道 地 下 浸 透 規 制 は 事 場 全 体 に 適 用 ( : 対 象 となる 配 管 等 : 対 象 とならない 配 管 等 ) 一 方 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しない 排 水 処 理 施 設 以 降 公 共 用 水 域 や 下 水 道 に 放 流 するため 排 水 溝 等 設 備 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 付 帯 したもとは 考 えられないことから 構 造 等 に 関 する 基 準 は 適 用 され ない 特 定 事 場 から 排 出 される 水 を 共 同 で 処 理 する 施 設 ( 水 濁 法 施 行 令 別 表 第 1 第 7 4 号 に 定 める 施 設 以 下 共 同 処 理 施 設 という )において 当 該 特 定 事 場 ( 甲 ) が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 または 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 有 する 場 合 ( 下 図 ケース1) 17 18

には 甲 事 場 内 配 管 等 及 び 丙 事 場 配 管 等 はいずれも 構 造 等 に 関 する 基 準 対 象 となり 定 期 点 検 も 実 施 する 義 務 が 生 じる 一 方 特 定 事 場 ではない 事 場 ( 乙 )から 排 出 される 有 害 物 質 を 含 む 水 を 貯 蔵 することなく 丙 事 場 における 共 同 処 理 施 設 において 処 理 している 場 合 ( 下 図 ケ ース2)には 乙 事 場 内 配 管 等 は 対 象 にならず 丙 事 場 内 配 管 等 み が 構 造 等 に 関 する 基 準 対 象 となる こ 場 合 乙 事 場 が 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 でない 場 合 には 地 下 浸 透 規 制 がかからないが 有 害 物 質 を 扱 っている 以 上 有 害 物 質 を 含 む 水 を 地 下 に 浸 透 させてしまう 可 能 性 があることから 本 マニュアル 等 に 基 づいて 自 主 的 な 取 組 を 行 うことが 望 ましい いる 排 水 溝 等 ( 施 設 周 辺 敷 地 と 考 えられる 範 囲 まで)が 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 を 受 ける 対 象 とすることが 妥 当 である なお これら 以 外 配 水 管 等 及 び 排 水 溝 等 ( 一 群 施 設 周 辺 敷 地 以 外 に 設 置 されているも)についても 適 切 に 維 持 管 理 することが 望 ましい ケース1 甲 事 場 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 丙 事 場 共 同 処 理 施 設 河 川 等 公 共 用 水 域 又 は 下 水 道 ケース2 乙 事 場 施 設 特 定 施 設 無 し 有 害 物 質 使 用 有 丙 事 場 共 同 処 理 施 設 河 川 等 公 共 用 水 域 又 は 下 水 道 ( : 対 象 となる 配 管 等 : 対 象 とならない 配 管 等 ) これら 事 例 ように 配 管 等 排 水 溝 等 が 異 なる 事 場 間 に 設 置 されている 場 合 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 及 び 定 期 点 検 実 施 義 務 適 用 は 基 本 的 には 敷 地 中 まで 配 管 等 排 水 溝 等 が 対 象 となる また 休 廃 止 鉱 山 に 設 けられた 特 定 施 設 に 該 当 する 中 和 沈 でん 施 設 においては 設 置 場 所 特 殊 性 を 鑑 み 一 群 施 設 周 辺 敷 地 において 布 設 された 配 管 等 ( 集 水 ますが 設 置 されている 場 合 はそこから 下 流 側 配 管 等 ) 及 び 特 定 施 設 に 接 続 して 19 20

2.4 施 設 以 外 有 害 物 質 を 含 む 水 貯 蔵 場 所 作 場 所 における 留 意 事 項 つ いて 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 以 外 有 害 物 質 を 含 む 水 貯 蔵 場 所 作 場 所 については 今 回 改 正 水 濁 法 に 基 づく 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 や 定 期 点 検 実 施 義 務 は 課 さ れていないが 有 害 物 質 による 地 下 水 汚 染 実 態 を 踏 まえ 事 者 における 責 務 とし て これら 場 所 から 有 害 物 質 を 含 む 水 が 漏 えいしたり 地 下 に 浸 透 したりしないよう に 取 り 組 むことが 重 要 である 1 汚 染 実 態 環 境 省 が 平 成 21 年 度 に 実 施 した 工 場 事 場 が 原 因 と 推 定 される 地 下 水 汚 染 事 例 汚 染 原 因 行 為 等 実 態 に 関 する 調 査 結 果 によると 地 下 水 汚 染 原 因 施 設 等 ま で 特 定 または 推 定 した 事 例 うち 水 濁 法 改 正 により 地 下 浸 透 規 制 制 度 が 導 入 され た 平 成 元 年 度 以 降 も 汚 染 原 因 となった 行 為 事 象 があると 認 められた252 件 につ いて 調 査 したところ 10 件 (4%)が 施 設 以 外 場 所 で 作 に 伴 う 有 害 物 質 地 下 浸 透 5 件 (2%)が 貯 蔵 施 設 以 外 貯 蔵 場 所 から 有 害 物 質 漏 洩 が 地 下 水 汚 染 原 因 となっていた 1 可 能 な 限 り 事 場 において 有 害 物 質 を 扱 った 作 をしたり 保 管 したりする 場 所 を 特 定 し 決 められた 場 所 以 外 では 極 力 作 したり 保 管 したりしないように する 2 そうした 特 定 場 所 について 事 者 自 身 と 都 道 府 県 等 において 情 報 を 共 有 す る 3 本 マニュアルに 示 された 構 造 等 措 置 に 準 じて 可 能 であれば これら 場 所 床 面 は 地 下 浸 透 を 防 止 する 構 造 としたり 有 害 物 質 を 含 む 水 が 万 一 漏 えいした 場 合 に 回 収 するため 排 水 溝 やためますを 設 置 したり 吸 着 材 を 常 備 したりする とともに 定 期 的 な 点 検 を 行 う 4 3 有 害 物 質 取 り 扱 いにあたって 本 マニュアル 対 策 も 参 考 とし 有 害 物 質 を 飛 散 流 出 地 下 浸 透 させないように 留 意 する といった 取 組 が 重 要 である 野 積 み コクリート 床 2 取 組 重 要 性 及 び 取 組 内 容 こうしたことから 水 濁 法 改 正 前 中 央 環 境 審 議 会 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 小 委 員 会 等 においては 有 害 物 質 を 扱 う 事 場 において 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 や 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 以 外 有 害 物 質 貯 蔵 場 所 作 場 所 についても 規 制 必 要 性 が 審 議 検 討 された そ 結 果 答 申 において 漏 えい 地 下 浸 透 事 例 が 見 られるも 場 所 は 施 設 と 異 なりそ 特 定 が 困 難 であることから 今 回 措 置 対 象 施 設 には 含 まないも とするが 貯 蔵 場 所 や 作 場 所 から 有 害 物 質 漏 えい 及 び 地 下 浸 透 を 防 止 する 取 組 を 促 進 することが 必 要 である とされたところである なお 対 象 とされなか った 点 に 関 しては 具 体 的 には 対 策 規 制 必 要 性 はあるも 有 害 物 質 を 扱 う 貯 蔵 場 所 作 場 所 については 事 前 届 出 による 把 握 が 困 難 であること また 仮 に 届 出 を 行 ったとしても これら 場 所 は 固 定 されずに 移 動 する 可 能 性 があり そ 都 度 変 更 届 出 事 務 を 行 うことは 現 実 的 でないことから 構 造 等 に 関 する 基 準 や 定 期 点 検 実 施 義 務 は 適 用 されなかったもである コクリート 床 ひ び 割 れ 亀 裂 等 から 地 中 へ 浸 透 表 面 被 覆 していない 地 表 面 から 地 中 へ 浸 透 表 面 被 覆 してない 地 表 か ら 地 中 へ 浸 透 図 2-65 有 害 物 質 を 含 む 水 が 貯 蔵 場 所 で 漏 洩 し そ 場 で 地 下 に 浸 透 した 事 例 しかしながら 事 者 全 体 における 有 害 物 質 適 正 な 管 理 と 地 下 浸 透 未 然 防 止 観 点 からは 図 2-76 移 し 替 え 時 こぼれ 等 により 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 した 事 例 21 22

3. 施 設 届 出 及 び 申 請 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 うち 工 場 事 場 から 公 共 用 水 域 に 水 を 排 出 する 者 設 置 する 施 設 ( 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 ) 又 は 汚 水 等 を 含 む 水 を 地 下 に 浸 透 させる 者 が 設 置 する 施 設 ( 水 濁 法 第 5 条 第 2 項 ) 工 場 事 場 において 設 置 する 施 設 が 2.において 説 明 した 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 場 合 には 水 濁 法 に 基 づいて 都 道 府 県 等 に 届 出 を 提 出 する 必 要 がある 以 外 施 設 であり 該 当 するもとしては 基 本 的 には 雨 水 を 含 め 全 量 を 下 水 道 に 放 流 する 施 設 で ある そ 他 ケースがあったとしてもレアケースと 考 えられることから 本 マニュアルでは 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 等 として 記 載 している なお 本 節 では A 基 準 B 基 準 C 基 準 という 用 語 を 用 いている これは 構 造 等 に 関 する 基 準 とそ れに 対 応 する 定 期 点 検 方 法 を 組 み 合 わせた 措 置 を 指 しており それぞれ 以 下 とおりである 詳 し くは 4.1(3)を 参 照 されたい A 基 準 : 新 設 施 設 を 対 象 とした 措 置 B 基 準 : 既 設 施 設 を 対 象 とした 措 置 C 基 準 : 既 設 について 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 で 適 用 できる 措 置 改 正 水 濁 法 とは 平 成 23 年 6 月 22 日 に 公 布 された 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 により 改 正 された 水 質 汚 濁 防 止 法 を 指 す 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1により 行 う 届 出 記 載 例 を 参 考 資 料 27に 示 す 施 設 には 1. 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 (2)に 記 載 してあるとおり 施 設 本 体 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 や 排 水 溝 等 施 設 設 置 場 所 周 囲 床 面 防 液 堤 等 が 含 まれる これらを 含 めて 施 設 設 置 時 には 都 道 府 県 等 に 届 出 を 提 出 する ことが 必 要 である 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 で 公 共 用 水 域 に 水 を 排 出 する 場 合 は 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 基 づき 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 (で 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 す る 場 合 等 ) 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 場 合 は 同 法 第 5 条 第 3 項 に 基 づいて 提 出 す ることとなる 3.1 施 設 を 新 設 する 場 合 届 出 が 必 要 な 事 項 は 下 表 とおり 水 濁 法 に 定 められている 対 象 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 公 共 用 水 域 に 水 を 排 出 ) 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 等 ) 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 根 拠 水 濁 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 水 濁 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 届 出 事 項 氏 名 又 は 名 称 及 び 住 所 並 びに 法 人 にあっては そ 代 表 者 氏 名 工 場 又 は 事 場 名 称 及 び 所 在 地 種 類 - 構 造 設 備 使 用 方 法 汚 水 等 処 理 方 法 - 排 出 水 汚 染 状 態 及 び 量 - そ 他 環 境 省 令 で 定 める 事 項 上 記 中 で そ 他 環 境 省 令 で 定 める 事 項 として 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 関 しては 排 出 水 に 係 る 用 水 及 び 排 水 系 統 を 定 めており 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 に 関 しては 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 については 施 設 において 製 造 され 使 用 され 又 は 処 理 される 有 害 物 質 に 係 る 用 水 及 び 排 水 系 統 を 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 については 施 設 において 貯 蔵 される 有 害 物 質 に 係 る 搬 入 及 び 搬 出 系 統 を 定 めている 搬 入 及 び 搬 出 系 統 については 車 両 による 搬 入 及 び 搬 出 も 含 まれる 有 害 物 質 を 扱 う 事 場 内 におけるいて 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 貯 蔵 する 有 害 物 質 搬 入 及 び 搬 出 系 統 であって 有 害 物 質 がどような 手 段 及 びルートで 搬 入 搬 出 動 いているかされているかは 有 益 な 情 報 であり これらを 把 握 することは 事 者 に とっても 都 道 府 県 等 にとっても 重 要 である ( 例 えば 配 管 によるもほか 車 両 や 従 員 運 搬 による 場 合 も 想 定 される) なお 都 道 府 県 等 についてとは 水 濁 法 施 行 令 第 10 条 規 定 により 政 令 で 定 める 市 ( 以 下 政 令 市 という ) 長 ( 特 別 区 を 含 む)は 都 道 府 県 知 事 が 行 う 事 務 一 部 を 行 うこととしている 設 置 届 出 等 が 該 当 する こため 施 設 設 置 場 所 が 政 令 市 区 域 内 場 合 都 道 府 県 ではなく 該 当 政 令 市 に 申 請 することとなる 現 時 点 で 在 こ 政 令 市 は 全 国 で108 市 あり また 東 京 都 特 別 区 も 該 当 する( 平 成 23 年 12 月 時 点 ) ( 政 令 市 一 覧 を 参 考 資 料 38に 示 す) なお 地 方 自 治 法 第 252 条 172において 都 道 府 県 は 都 道 府 県 知 事 23 24

権 限 に 属 する 事 務 一 部 を 条 例 定 めるところにより 市 町 村 が 処 理 することがで きる と 規 定 されており これに 基 づき 条 例 において 水 濁 法 に 基 づく 届 出 事 務 等 権 限 を 市 町 村 に 移 譲 している 場 合 がある 他 法 令 に 基 づく 届 出 について 新 しく 施 設 を 設 置 する 場 合 水 濁 法 以 外 法 令 に 定 められた 届 出 義 務 に 該 当 する 場 合 もある こような 場 合 には それぞれ 法 律 によって 定 められている 届 出 先 へ 個 々に 届 出 を 行 う 必 要 がある 施 設 使 用 までプセスにも 違 いがあるで 注 意 が 必 要 である 例 として 下 水 道 法 及 び 消 防 法 を 以 下 に 挙 げる 下 水 道 法 下 水 道 法 第 12 条 3 第 1 項 規 定 に 基 づき 工 場 又 は 事 場 から 継 続 して 下 水 を 排 除 して 公 共 下 水 道 を 使 用 する 者 が 当 該 工 場 又 は 事 場 に 特 定 施 設 ( ) を 設 置 しようとするときには 市 町 村 等 公 共 下 水 道 管 理 者 に 特 定 施 設 種 類 特 定 施 設 構 造 特 定 施 設 使 用 方 法 特 定 施 設 から 排 出 される 汚 水 処 理 方 法 等 事 項 を 届 け 出 なければならない また 当 該 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 する 場 合 には 水 濁 法 届 出 も 必 要 となる 水 濁 法 : 設 置 届 出 受 理 設 置 施 設 使 用 下 水 道 法 : 設 置 届 出 受 理 設 置 施 設 使 用 継 続 して 下 水 を 排 除 して 公 共 下 水 道 を 使 用 しようとする 水 濁 法 第 2 条 第 2 項 に 規 定 する 特 定 施 設 又 はダイオキシ 類 対 策 特 別 措 置 法 ( 平 成 11 年 法 律 第 105 号 ) 第 12 条 第 1 項 第 6 号 に 規 定 する 水 質 基 準 対 象 施 設 ( 下 水 道 法 第 11 条 2 第 2 項 ) 消 防 法 消 防 法 第 11 条 第 1 項 規 定 に 基 づき 危 険 物 製 造 所 貯 蔵 所 又 は 取 扱 所 を 設 置 しようとするときには 市 町 村 消 防 本 部 等 許 可 を 受 けなければならない これら 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 場 合 には 水 濁 法 届 出 も 必 要 となる 水 濁 法 : 設 置 届 出 受 理 設 置 施 設 使 用 消 防 法 : 設 置 許 可 申 請 設 置 許 可 設 置 完 成 検 査 申 請 完 成 検 査 完 成 検 査 済 証 交 付 施 設 使 用 3.2 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 で 既 に 設 置 されている 時 既 存 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 場 合 における 届 出 について 現 在 既 に 稼 働 中 である 施 設 など 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 ( 平 成 24 年 6 月 1 日 )で 既 に 設 置 されている 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 ( 以 下 既 存 施 設 という ) 届 出 や 基 準 適 用 は 以 下 とおりである について 解 説 する (1)1 改 正 水 濁 法 施 行 時 に 既 に 届 け 出 ている 場 合 ( 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ) 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 附 則 ( 以 下 改 正 水 濁 法 附 則 という ) 第 2 条 第 2 条 こ 法 律 施 行 際 現 にこ 法 律 による 改 正 前 水 質 汚 濁 防 止 法 第 5 条 第 1 項 規 定 によりされている 届 出 は こ 法 律 による 改 正 後 水 質 汚 濁 防 止 法 ( 以 下 新 法 という ) 第 5 条 第 1 項 規 定 によりされた 届 出 とみなす 既 存 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 施 設 で 既 に 改 正 前 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 届 出 をしている 場 合 には 上 記 改 正 水 濁 法 附 則 第 2 条 規 定 により 改 めて 届 け 出 る 必 要 はない こ 場 合 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 届 出 が 既 になされているとみなされ ることとなる (2) 改 正 水 濁 法 施 行 に 伴 い2 届 出 が 必 要 な 既 存 既 設 施 設 改 正 水 濁 法 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 附 則 第 3 条 第 3 条 こ 法 律 施 行 際 現 に 工 場 若 しくは 事 場 において 新 法 第 2 条 第 8 項 に 規 定 する 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 略 )を 設 置 している 者 ( 新 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 2 項 規 定 に 該 当 する 場 合 を 除 き 設 置 工 事 をしている 者 を 含 む ) 又 は 工 場 若 し くは 事 場 において 新 法 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 ( 略 )を 設 置 している 者 は こ 法 律 施 行 日 から30 日 以 内 に 環 境 省 令 ( 注 1)で 定 め るところにより 同 項 各 号 に 掲 げる 事 項 を 都 道 府 県 知 事 ( 略 )に 届 け 出 なければな らない 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 既 存 施 設 で 改 正 水 濁 法 に より 新 たに 届 出 対 象 となった 施 設 については 改 正 水 濁 法 施 行 日 から 30 日 以 内 ( 平 成 24 年 6 月 30 日 まで)に 都 道 府 県 等 へ 届 出 が 義 務 付 けられている 当 該 規 定 が 適 用 される 施 設 は 以 下 2 種 類 である 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 排 水 全 量 を 下 水 道 に 流 している 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 等 している 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 25 26

なお こ 場 合 には 改 正 水 濁 法 第 6 条 第 1 項 による 届 出 とみなされる ( 注 ) 改 正 後 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1による 行 うことが 環 境 省 令 に 定 められている (1) 施 設 用 途 変 更 追 加 既 設 既 存 施 設 ( 届 出 対 象 外 )を 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 用 途 変 更 する 場 合 (3) 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 改 正 水 濁 法 附 則 第 4 条 第 4 条 こ 法 律 施 行 際 現 に 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 している 者 ( 新 法 第 5 条 第 2 項 規 定 に 該 当 する 場 合 を 除 き 設 置 工 事 をしている 者 を 含 む ) 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 設 置 している 者 については こ 法 律 施 行 日 から 起 算 して 3 年 を 経 過 する 日 まで 間 は 新 法 第 8 条 第 2 項 第 12 条 4 及 び 第 13 条 3 規 定 は 適 用 しない 2 前 項 規 定 に 該 当 する 者 に 対 する 新 法 第 13 条 3 第 2 項 規 定 適 用 について は 同 項 中 第 12 条 4 基 準 適 用 とあるは 第 12 条 4 基 準 適 用 ( 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 二 十 三 年 法 律 第 七 十 一 号 ) 施 行 日 から 起 算 して3 年 を 経 過 することにより 同 条 規 定 が 適 用 されることとなつた 場 合 を 除 く 以 下 こ 項 において 同 じ ) とする 構 造 等 に 関 する 基 準 は 改 正 水 濁 法 附 則 第 4 条 規 定 に 基 づき 法 施 行 後 3 年 間 ( 平 成 27 年 5 月 31 日 まで)は 適 用 されない 当 該 期 間 は 定 期 点 検 みが 義 務 づ けられている(C 基 準 規 定 による 点 検 又 は A 基 準 若 しくは B 基 準 に 規 定 する 構 造 等 に 関 する 基 準 に 適 合 する 施 設 は 各 基 準 規 定 による 点 検 ) 3.32 改 正 水 濁 法 施 行 日 以 降 に 施 設 構 造 等 を 変 更 するした 場 合 改 正 水 濁 法 施 行 日 ( 平 成 24 年 6 月 1 日 ) 以 降 に 施 設 構 造 設 備 や 使 用 方 法 等 を 変 更 する 場 合 については 次 ようなケースが 考 えられる 施 設 用 途 変 更 追 加 : 既 設 既 存 施 設 を 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 用 途 変 更 する 場 合 施 設 仕 様 等 変 更 変 更 改 造 : 既 存 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 仕 様 等 を 変 更 し 構 造 設 備 等 届 出 事 項 に 変 更 が 生 じる 場 合 以 下 それぞれについて 説 明 を 行 う 1 水 濁 法 届 出 対 象 外 既 設 施 設 場 合 届 出 対 象 外 であった 既 設 既 存 施 設 を 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 用 途 変 更 することは 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 3 項 設 置 しよう とするとき に 該 当 し 新 設 施 設 届 出 ( 同 法 第 5 条 )と 同 様 手 続 きを 行 う 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 にある 様 式 第 1によりよる 届 出 を 行 う 構 造 等 に 関 する 基 準 は 原 則 として 新 設 施 設 を 対 象 としたA 基 準 が 適 用 され る 2 水 濁 法 に 基 づく 既 設 特 定 施 設 場 合 特 定 施 設 ( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ではないもに 限 る ) 用 途 変 更 によりそ 種 類 を 変 更 しを 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 とに 用 途 変 更 する 場 合 には 水 濁 法 第 10 条 に 基 づき 特 定 施 設 使 用 廃 止 届 出 を 行 った 後 同 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 3 項 に 基 づき 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 設 置 届 出 を 行 う また 種 類 変 更 を 伴 わない で 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 用 途 変 更 する 場 合 には 水 濁 法 第 7 条 に 基 づき 変 更 届 出 を 行 う 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1により 行 う 構 造 等 に 関 する 基 準 は 新 たに 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 と 位 置 づけられることから A 基 準 が 適 用 される なお 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 では 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しないため 改 正 水 濁 法 附 則 第 4 条 規 定 は 適 用 されず C 基 準 適 用 がない 点 に 注 意 する 必 要 があ る なお 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 ( 平 成 24 年 6 月 1 日 )で 現 に 設 置 されている 施 設 で 施 行 後 3 年 以 内 に 用 途 変 更 あった 場 合 は 施 行 後 3 年 間 ( 平 成 27 年 5 月 31 日 まで) はC 基 準 が 適 用 され それ 以 降 はA 基 準 又 はB 基 準 が 適 用 される (ただし 7 条 に 基 づく 変 更 届 出 において 施 設 構 造 設 備 等 一 部 を 変 更 する 場 合 は 変 更 部 分 はA 基 準 が 適 用 される) (2) 施 設 仕 様 等 変 更 変 更 改 造 既 存 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 仕 様 等 を 変 更 し 構 造 設 備 等 届 出 事 項 に 変 更 が 生 じる 場 合 1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 等 ) 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 構 造 や 設 備 変 更 場 合 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 3 項 改 正 水 濁 法 附 則 第 3 条 に 基 づいて 既 に 届 27 28

出 を 行 った 施 設 ( 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 で 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 )において 仕 様 等 を 変 更 し 構 造 設 備 等 届 出 事 項 に 変 更 が 生 じ る 場 合 には 水 濁 法 第 7 条 に 基 づき 変 更 届 出 が 必 要 となる 届 出 は 様 式 は 新 設 場 合 と 同 じ 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1 を 用 いて 行 うる 届 出 が 必 要 となる 変 更 範 囲 であるが 基 本 的 に 届 出 済 み 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 構 造 設 備 等 を 変 更 しようとする 場 合 には 変 更 届 出 対 象 となる 例 えば 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 床 面 変 更 や 付 帯 する 配 管 等 を 更 新 し 材 質 を 変 更 する 場 合 や 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 容 積 変 更 は 届 け 出 る 必 要 がある 構 造 等 に 関 する 基 準 は 改 正 水 濁 法 施 行 後 に 施 設 構 造 又 は 設 備 等 一 部 を 変 更 する 場 合 には 当 該 変 更 部 分 について 原 則 として A 基 準 が 適 用 される(B 基 準 に 適 用 するため 変 更 については B 基 準 ) そ 場 合 C 基 準 はも 適 用 がな い 点 されなくなることに 注 意 する 必 要 がある なお ( 変 更 されないそれ 以 外 部 分 については 引 き 続 き B 基 準 が 適 用 が 可 能 である り また そ 場 合 で 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 で 既 に 設 置 されている 場 合 には 施 行 後 3 年 間 ( 平 成 27 年 5 月 31 日 まで)は 水 濁 法 附 則 第 4 条 に 基 づき 構 造 等 に 関 する 基 準 は 適 用 されず C 基 準 も 適 用 も 可 能 である(3.2 参 照 )) 3.43 新 たに 有 害 物 質 が 追 加 されたことによって 既 設 既 存 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 該 当 することになった 場 合 新 たに 有 害 物 質 が 追 加 されたことによって 既 設 既 存 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 該 当 することになった 場 合 には 水 濁 法 第 6 条 第 1 項 に 基 づき 有 害 物 質 が 追 加 された 日 から 30 日 以 内 に 届 出 を 行 うことが 必 要 で ある( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 係 る 特 定 事 場 から 排 出 水 を 排 出 し 又 は 特 定 地 下 浸 透 水 を 浸 透 させる 者 を 除 き 設 置 工 事 をしている 者 を 含 む ) 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1を 用 いて 行 う 具 体 的 には 以 下 ような 届 出 事 項 について 届 出 が 必 要 となる 届 出 事 項 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 公 共 用 水 域 へ 排 出 がある 場 合 )については 同 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 定 める 事 項 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 全 量 を 下 水 道 に 放 流 する 場 合 ) 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 については 同 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 に 定 める 事 項 であり いずれ 場 合 も 様 式 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1 を 用 いる なお これら 施 設 については いずれも 新 規 届 出 が 必 要 となる 2 法 施 行 時 に 法 第 5 条 第 1 項 に 基 づき 届 出 済 み 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 変 更 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 基 づいて 既 に 届 出 済 み 施 設 は 改 正 後 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 規 定 により 届 出 されたもとみなされるが( 改 正 水 濁 法 附 則 第 2 条 ) 当 該 施 設 仕 様 を 変 更 し 施 設 構 造 設 備 等 届 出 事 項 に 変 更 が 生 じる 場 合 には 1と 同 様 同 様 施 設 改 造 を 行 う 場 合 には 上 記 と 同 様 に 水 濁 法 第 7 条 に 基 づ き 変 更 届 出 が 必 要 となる 届 出 は 様 式 は 新 設 場 合 と 同 じ 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1 を 用 いて 行 うる 構 造 等 に 関 する 基 準 は 上 記 1に 準 ずる 施 設 使 用 休 止 について 施 設 使 用 休 止 とは 再 度 施 設 を 使 用 することが 予 定 されていて 一 定 期 間 使 用 を 行 わないことである 再 度 使 用 予 定 はなく 廃 止 もしくは 用 途 変 更 し 有 害 物 質 使 用 を 行 わない 場 合 には 3.4 施 設 使 用 を 廃 止 する 場 合 に 該 当 する 使 用 を 休 止 することは 届 出 事 項 うち 施 設 使 用 方 法 変 更 に 該 当 する と 考 えられることから 水 濁 法 第 7 条 に 基 づく 届 出 が 必 要 となる( 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1を 用 いる) 施 設 を 休 止 している 間 定 期 点 検 については 各 施 設 本 体 設 備 に 適 用 される 定 期 点 検 期 間 を 超 えて 休 止 する 場 合 には そ 間 に 定 められた 定 期 点 検 実 施 義 務 規 定 が 適 用 されないことはやむをえない 構 造 等 に 関 する 基 準 は 新 たな 規 制 措 置 へ 対 応 として 同 法 第 6 条 第 1 項 規 定 による 届 出 となることを 踏 まえ A 基 準 又 はB 基 準 が 適 用 される なお 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 際 に( 有 害 物 質 追 加 ため 水 濁 法 施 行 令 一 部 を 改 正 する 政 令 施 行 時 に) 現 に 施 設 が 設 置 されている 場 合 には 同 法 第 13 条 3 第 2 項 規 定 により 都 道 府 県 知 事 による 改 善 命 令 等 は 原 則 として 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 日 から 6 ヶ 月 間 は 適 用 されない 水 濁 法 に 基 づく 有 害 物 質 追 加 に 際 しては 一 般 に 環 境 省 に 設 置 された 中 央 環 境 審 議 会 において 水 質 環 境 基 準 追 加 に 関 する 審 議 がなされた 上 で 当 該 環 境 基 準 達 成 に 必 要 とされる 排 水 規 制 や 構 造 等 規 制 適 用 に 関 して 物 質 有 害 性 環 境 中 存 在 状 況 や 発 生 源 状 況 公 害 防 止 ため 諸 施 策 等 を 総 合 的 に 勘 案 した 審 議 がなされる これら 結 果 を 踏 まえ 有 害 物 質 追 加 が 適 当 と 判 断 された 場 合 に は 水 濁 法 施 行 令 改 正 がなされ 一 定 周 知 期 間 を 設 けるなど 新 たに 規 制 が 課 されることを 考 慮 した 上 で 施 行 ( 有 害 物 質 追 加 )がなされることとなる 有 害 物 質 追 加 により 新 たに 対 象 施 設 となった 場 合 にも 十 分 な 余 裕 をもって 対 処 できるよう これら 審 議 段 階 から 有 害 物 質 追 加 動 向 について 十 分 に 注 視 し ておくことが 重 要 である 29 30

3.54 施 設 使 用 を 廃 止 する 場 合 4. 構 造 等 規 制 制 度 について 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 使 用 を 廃 止 するとは 以 下 ような 場 合 が 考 えられる 除 外 : 既 存 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 で 有 害 物 質 使 用 等 を 取 りやめ 構 造 規 制 等 対 象 とならなくなる 場 合 廃 止 : 既 存 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 を 廃 止 する 場 合 施 設 使 用 を 廃 止 したとき とは 施 設 使 用 を 永 久 に 停 止 ( 廃 止 場 合 )し たとき 他 用 途 変 更 によりそ 種 類 を 変 更 ( 除 外 場 合 )したするときを 含 む こため 上 記 2つケースは 施 設 そ 後 使 用 に 違 いはあるが 水 濁 法 上 廃 止 届 出 に 違 いはない こ 廃 止 届 出 については 水 濁 法 第 10 条 に 基 づき 施 設 使 用 を 廃 した 日 から30 日 以 内 に 都 道 府 県 等 に 届 け 出 なければならない な お 除 外 場 合 に 依 然 として 特 定 施 設 には 該 当 する 場 合 には 水 濁 法 第 7 条 に 基 づく 変 更 届 出 となる 廃 止 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 6を 用 いて 行 う 廃 止 した 旨 を 届 け 出 る こととなっている また 施 設 使 用 を 廃 した 日 から30 日 以 内 に 都 道 府 県 等 に 届 け 出 なければならない 今 回 水 濁 法 改 正 により 新 たに 義 務 づけられた 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 について 解 説 する 以 下 により 構 成 される 4.1 基 本 的 事 項 34~45 ページ (1) 構 造 基 準 等 及 び 定 期 点 検 について (2) 設 定 基 本 的 な 考 え 方 (3) 新 設 と 既 設 に 対 する 適 用 考 え 方 (4) 点 検 について( 定 期 点 検 規 定 設 定 考 え 方 点 検 結 果 記 録 と 保 存 点 検 要 領 及 び 点 検 記 録 表 操 時 日 常 点 検 ) (5) 全 体 構 成 4.2 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 46~102 ページ 4.2.1 床 面 及 び 周 囲 46~60 ページ (1) 床 面 及 び 周 囲 について (2)A 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 床 面 を 構 築 する 材 料 及 び 被 覆 流 出 を 防 止 する ため 構 造 同 等 以 上 措 置 そ 他 留 意 事 項 ) 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (3)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (4)C 基 準 4.2.2 施 設 本 体 61~62 ページ (1) 施 設 本 体 について (2) 施 設 本 体 基 準 について 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 規 定 されていない) 2) 定 期 点 検 方 法 4.2.3 付 帯 する 配 管 等 ( 地 上 に 設 置 する 場 合 ) 63~67 ページ (1) 配 管 等 について (2)A 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 配 管 等 材 質 及 び 構 造 点 検 可 能 な 配 置 構 造 ) 2) 定 期 点 検 方 法 (3)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 31 32

(4)C 基 準 4.2.4 付 帯 する 配 管 等 ( 地 下 に 設 置 する 場 合 ) 68~76 ページ (1)A 基 準 (1)-1 トレチ 設 置 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 点 検 可 能 な 配 置 構 造 ) 2) 定 期 点 検 方 法 (1)-2 地 下 埋 設 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 配 管 等 材 質 及 び 構 造 漏 えい 確 認 ため 設 備 ) 2) 定 期 点 検 方 法 (1)-3 同 等 以 上 措 置 (2)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (3)C 基 準 4.2.5 排 水 溝 等 77~82 ページ (1) 排 水 溝 等 について (2)A 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 地 下 浸 透 を 防 止 できる 材 料 及 び 構 造 漏 えい 確 認 ため 設 備 ) 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (3)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (4)C 基 準 4.2.6 地 下 貯 蔵 施 設 83~89 ページ (1) 地 下 貯 蔵 施 設 について (2)A 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 漏 えい 等 を 防 止 できる 材 料 及 び 構 造 漏 えい 確 認 ため 設 備 ) 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (3)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (4)C 基 準 4.2.7 目 視 等 による 点 検 ができない 場 合 点 検 方 法 及 び 設 備 等 について 90~99 ページ (1) 漏 えい 等 点 検 (2) 漏 えい 等 検 知 について 4.2.8 使 用 方 法 100~102 ページ 4.3 そ 他 留 意 事 項 103 ページ (1) 構 造 物 各 種 荷 重 へ 耐 力 (2) 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 と 関 係 (3) 他 法 令 と 関 係 4.1 基 本 的 事 項 (1) 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 について 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 設 置 している 事 者 は 水 質 汚 濁 防 止 法 第 12 条 4 に 基 づき 有 害 物 質 を 含 む 水 ( ) 地 下 へ 浸 透 を 防 止 するた め 施 設 に 係 る 構 造 等 に 関 する 基 準 を 遵 守 しなければならない 義 務 が 課 せられてい る ここで 遵 守 すべき 基 準 が 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 防 止 ため 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 として 環 境 省 令 で 定 める 基 準 であり 具 体 的 な 内 容 は 環 境 省 令 ( 水 濁 法 施 行 規 則 )で 定 められている 有 害 物 質 を 含 む 水 とは 水 質 汚 濁 防 止 法 上 用 語 であり 原 液 や 溶 液 有 害 物 質 を 含 む 排 水 を 含 むもとして 用 いられている( 第 23 章 参 照 ) 第 12 条 4 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 している 者 ( 当 該 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 係 る 特 定 事 場 から 特 定 地 下 浸 透 水 を 浸 透 させる 者 を 除 く 略 ) 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 設 置 している 者 は 当 該 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 について 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 防 止 ため 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 として 環 境 省 令 で 定 める 基 準 を 遵 守 しなければならない また 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 について 環 境 省 令 で 定 め るところにより 定 期 点 検 を 実 施 することが 必 要 である 定 期 点 検 は 環 境 省 令 におい て 構 造 等 に 関 する 基 準 内 容 に 応 じて 定 められている 第 14 条 5 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 している 者 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 設 置 して いる 者 は 当 該 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 について 環 境 省 33 34

令 で 定 めるところにより 定 期 に 点 検 し そ 結 果 を 記 録 し これを 保 存 しなけれ ばならない 本 章 では これら 具 体 的 な 内 容 について 解 説 を 行 うもである (2) 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 設 定 基 本 的 な 考 え 方 について 1) 共 通 事 項 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 ( 以 下 構 造 等 に 関 する 基 準 という ) 及 び 定 期 点 検 方 法 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 施 設 本 体 施 設 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 施 設 本 体 に 付 帯 する 排 水 溝 等 に 対 して 定 められている 構 造 等 に 関 する 基 準 と 定 期 点 検 方 法 は それぞれ 別 個 に 規 定 されておらず 構 造 等 に 関 する 基 準 とそれに 応 じた 定 期 点 検 組 み 合 わせにより 規 定 されている 例 えば 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 が 必 要 な 材 質 や 構 造 を 有 していて 漏 えいを 防 止 で きることが 確 保 されていれば 適 切 な 頻 度 ( 例 えば 年 に 1 回 )で 目 視 による 定 期 点 検 を 行 う しかし 材 質 及 び 構 造 による 漏 えい 防 止 が 十 分 に 確 保 できない 既 設 施 設 で あれば 目 視 による 定 期 点 検 頻 度 を 多 くすることで 漏 えいを 防 止 する また 目 視 による 定 期 点 検 ができないような 既 設 施 設 であれば 早 期 に 漏 えいを 発 見 するため 漏 えいを 検 知 するシステムを 導 入 して 適 切 な 頻 度 で 定 期 点 検 することにより 地 下 浸 透 を 防 止 する さらに 漏 えいを 検 知 するシステムが 導 入 できない 場 合 は そ 他 同 等 措 置 を 講 じることにより 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 を 図 る こように 構 造 等 に 関 する 基 準 とそれに 応 じた 定 期 点 検 組 み 合 わせにより 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 を 図 るとともに 特 に 既 設 施 設 に 対 しては 事 者 選 択 を 可 能 と することにも 配 慮 したシステムとしている 2) 構 造 等 に 関 する 基 準 対 象 毎 基 準 設 定 考 え 方 以 下 は 表 形 式 から 変 更 し たみ 1 施 設 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 施 設 本 体 や 付 帯 する 設 備 から 漏 えいした 有 害 物 質 を 床 面 で 受 け 止 め 周 囲 に 流 出 させないことで 地 下 浸 透 を 防 止 するもとする こため 地 下 浸 透 施 設 周 囲 から 外 へ 流 出 を 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とし 定 期 点 検 で 目 視 等 による 破 損 等 異 常 確 認 を 行 うこととする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 施 設 本 体 が 床 面 等 に 接 して 設 置 され 施 設 本 体 下 部 等 から 地 下 浸 透 対 策 が 十 分 でない 場 合 ( 土 に 直 接 設 置 された 場 合 等 )には 上 記 要 求 事 項 は 満 たせないため 別 途 これに 対 応 した 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 を 設 定 することとする 2 施 設 本 体 ( 地 下 貯 蔵 施 設 本 体 を 除 く) 生 産 施 設 等 施 設 本 体 から 有 害 物 質 漏 えいは 一 般 には 起 こりにくいと 考 えら れることから 構 造 等 に 関 する 基 準 は 設 けず 目 視 等 による 定 期 点 検 を 行 うことと する 3 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 ( 地 上 設 置 ) 配 管 等 から 有 害 物 質 漏 えいを 防 ぐか 漏 えいしたことを 容 易 に 確 認 できるよ うにすることで 床 面 等 へ 漏 えいを 防 止 するもとする こため 配 管 等 から 漏 えいを 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とするか 目 視 で 容 易 に 漏 えいが 確 認 できるように 配 管 等 を 設 置 することとし いずれも 定 期 点 検 で 目 視 等 による 破 損 等 異 常 及 び 漏 えい 有 無 確 認 を 行 うこととする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 目 視 で 確 認 しにくい 箇 所 がある 場 合 に は 上 記 要 求 事 項 は 満 たせないため 別 途 これに 対 応 した 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 を 設 定 することとする 4 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 ( 地 下 設 置 )(トレチ 構 造 ) 地 下 であっても 細 長 い 溝 (トレチ) 中 に 配 管 等 が 設 置 される 場 合 ( )には 漏 えいしたことを 確 認 できるようにすることで トレチへ 漏 えいを 防 止 するも とする また トレチは 床 面 と 同 様 に 配 管 等 から 漏 えいした 有 害 物 質 を 受 け 止 めることで 地 下 浸 透 を 防 止 するもとする こため トレチ 内 に 配 管 等 を 適 切 に 配 置 するとともに トレチから 地 下 浸 透 を 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とし 定 期 点 検 で 目 視 等 による 破 損 等 異 常 及 び 漏 えい 有 無 確 認 を 行 うこととする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 配 管 等 が 既 にトレチ 中 に 設 置 してあ るが トレチ 地 下 浸 透 対 策 が 十 分 でない 場 合 ( 土 を 掘 ったみも 等 )に は 上 記 要 求 事 項 は 満 たせないため 別 途 これに 対 応 した 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 を 設 定 することとする 配 管 等 から 漏 えいが 目 視 で 容 易 に 確 認 できる 場 合 は 地 上 設 置 場 合 基 準 等 が 適 用 される 5 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 ( 地 下 設 置 )( 地 下 埋 設 ) 地 下 に 配 管 等 が 埋 設 して 設 置 される 場 合 には 配 管 等 から 漏 えいを 防 ぎ 地 下 35 36

浸 透 を 防 止 するもとする こため 配 管 等 から 漏 えいを 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とし 目 視 等 に よる 点 検 が 困 難 であるため 目 視 等 によらない 方 法 で 配 管 等 から 漏 えい 点 検 を 行 うこととする なお 配 管 等 近 傍 で 漏 えい 等 を 検 知 する 設 備 等 を 設 けて 定 め られた 頻 度 で 漏 えい 等 有 無 を 確 認 すれば 定 期 点 検 頻 度 を 緩 和 できることとす る 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 上 記 基 準 に 適 合 しない 場 合 には 別 途 設 定 する 基 準 に 適 合 し それに 対 応 する 定 期 点 検 を 行 うこととする 具 体 的 には 地 下 へ 浸 透 を 防 止 できるよう 漏 えい 等 を 検 知 する 設 備 等 を 設 置 し 漏 えい 等 有 無 確 認 を 行 うか 設 置 できない 場 合 は そ 他 同 等 措 置 を 講 じることとす る 6 施 設 本 体 に 付 帯 する 排 水 溝 等 排 水 溝 等 から 地 下 浸 透 を 防 止 するもとする こため 排 水 溝 等 から 地 下 浸 透 を 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とし 定 期 点 検 で 目 視 等 による 破 損 等 異 常 及 び 漏 えい 有 無 確 認 を 行 うこととする なお 排 水 溝 等 近 傍 で 地 下 浸 透 を 検 知 する 設 備 等 を 設 けて 定 められた 頻 度 で 地 下 浸 透 有 無 確 認 を 行 えば 定 期 点 検 頻 度 を 緩 和 できることとする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 上 記 基 準 に 適 合 しない 場 合 には 別 途 設 定 する 基 準 に 適 合 し それに 対 応 する 定 期 点 検 を 行 うこととする 具 体 的 には 地 下 へ 浸 透 を 防 止 できるよう 地 下 浸 透 を 検 知 する 設 備 等 を 設 置 し 地 下 浸 透 有 無 確 認 を 行 うか 設 置 できない 場 合 は そ 他 同 等 措 置 を 講 じることとす る 7 地 下 貯 蔵 施 設 地 下 貯 蔵 施 設 から 漏 えいを 防 ぎ 地 下 浸 透 を 防 止 するもとする こため 地 下 貯 蔵 施 設 から 漏 えい 及 び 地 下 浸 透 を 防 止 できる 材 質 構 造 ( ) とし 目 視 等 による 点 検 が 困 難 であるため 目 視 等 によらない 方 法 で 地 下 貯 蔵 施 設 から 漏 えい 点 検 を 行 うこととする なお 地 下 貯 蔵 施 設 近 傍 で 漏 えい 等 を 検 知 する 設 備 等 を 設 けて 定 められた 頻 度 で 漏 えい 等 有 無 確 認 を 行 えば 定 期 点 検 頻 度 を 緩 和 できることとする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 上 記 基 準 に 適 合 しない 場 合 には 別 途 設 定 する 基 準 に 適 合 し それに 対 応 する 定 期 点 検 を 行 うこととする 具 体 的 には 地 下 へ 浸 透 を 防 止 できるよう 漏 えい 等 を 検 知 する 設 備 等 を 設 置 し 漏 えい 等 有 無 確 認 を 行 うか 内 面 ライニグ 及 び 必 要 な 点 検 を 行 うか そ 他 同 等 措 置 を 講 じることとする 地 下 室 に 設 置 する 場 合 であって 貯 蔵 施 設 から 漏 えいが 目 視 で 容 易 に 確 認 でき る 場 合 には 地 上 設 置 場 合 基 準 等 が 適 用 される 8 施 設 に 係 る 使 用 方 法 作 及 び 運 転 時 に 有 害 物 質 を 地 下 に 浸 透 させたり 周 囲 に 飛 散 させたり 流 出 させたりしない 方 法 をとることで 床 面 等 へ 漏 えいを 防 止 するもとする 管 理 要 領 を 定 め 管 理 要 領 に 基 づいた 点 検 を 行 うこととする 9 留 意 事 項 3 年 間 適 用 猶 予 期 間 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 猶 予 期 間 では 構 造 等 に 関 する 基 準 に 適 合 していない 場 合 を 想 定 し 定 期 点 検 内 容 を 充 実 させて 地 下 浸 透 未 然 防 止 に 対 処 すること とする 同 等 以 上 措 置 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 として 規 定 内 容 みでは 対 応 できない 施 設 が 存 在 することが 想 定 される 場 合 や 規 定 した 内 容 他 に 様 々な 措 置 が 考 えら れる 場 合 には 同 等 以 上 措 置 を 規 定 している なお 同 等 以 上 措 置 については 措 置 内 容 に 応 じた 点 検 内 容 が 要 求 される 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 点 検 方 法 を セットとして 同 等 以 上 措 置 であれば 適 合 していると 見 なすもである また 措 置 内 容 は 事 者 が 定 め 都 道 府 県 等 が 妥 当 性 を 確 認 することとなる なお 同 等 以 上 措 置 には 同 等 程 度 効 果 を 有 する 措 置 も 当 然 ことなが ら 含 まれる (3) 新 設 と 既 設 に 対 する 適 用 考 え 方 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 を 効 果 的 に 未 然 防 止 できるよう 新 設 施 設 ( 改 正 水 濁 法 施 行 後 に 新 たに 設 置 される 施 設 )に 係 る 構 造 等 に 関 する 基 準 を 基 本 と する 一 方 で 既 設 施 設 ( 改 正 水 濁 法 施 行 際 に 既 に 設 置 されている 施 設 であ り 設 置 工 事 がなされているもも 含 む )については 実 施 可 能 性 にも 配 慮 した 基 準 が 設 けられている また 既 設 施 設 に 対 しては 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 は 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 が 猶 予 されることから 当 該 期 間 に 関 して 必 要 な 定 期 点 検 方 法 が 定 められている 既 設 施 設 又 は 付 帯 する 設 備 一 部 を 更 新 する 場 合 については 原 則 として 更 新 した 部 分 について 新 設 と 扱 うもとする 例 えば 施 設 に 付 帯 する 配 管 を 新 しいも に 更 新 した 場 合 には 更 新 された 配 管 は 新 設 設 備 として 扱 う(A 基 準 が 適 用 される ただし B 基 準 に 適 用 するため 変 更 については B 基 準 が 適 用 される) ただし 既 37 38

設 施 設 又 は 付 帯 する 設 備 を 撤 去 せず 依 然 として 当 該 施 設 又 は 付 帯 する 設 備 一 部 として 使 用 する 場 合 には 基 本 的 には 既 設 施 設 又 は 設 備 として 扱 う 例 えば 貯 蔵 施 設 内 部 や 既 設 配 管 内 部 をコーティグする 場 合 排 水 溝 内 部 に 排 水 溝 を 設 ける 場 合 なども 該 当 する ( 既 設 施 設 変 更 届 け 出 考 え 方 については 第 63 章 を 参 照 こと ) 具 体 的 な 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 構 成 については 次 通 りである 構 造 等 に 関 する 基 準 について 次 ように 新 設 施 設 を 対 象 とした 基 準 (A 基 準 ) 既 設 施 設 実 施 可 能 性 にも 配 慮 した 基 準 (B 基 準 )を 設 け それぞれに 対 応 した 定 期 点 検 方 法 を 組 み 合 わせるとともに 既 設 施 設 について 法 施 行 後 3 年 間 で 適 用 で きる 定 期 点 検 み 措 置 (C 基 準 )3つ 水 準 措 置 を 設 け 新 設 施 設 について はA 基 準 みを 適 用 対 象 とし 既 設 施 設 については A B C 基 準 (C 基 準 は 法 施 行 後 3 年 間 に 限 る)いずれか 措 置 を 適 用 する 1 新 設 施 設 を 対 象 とした 措 置 (A 基 準 ) 新 設 施 設 を 対 象 とした 構 造 等 に 関 する 基 準 を 基 本 として 基 準 内 容 を 構 成 する これら 基 準 に 適 合 していることを 基 準 内 容 に 応 じて 設 定 される 定 期 点 検 によっ て 確 認 する 2 既 設 施 設 を 対 象 とした 措 置 (B 基 準 ) 既 設 施 設 に 対 する 構 造 等 に 関 する 基 準 とする 点 検 頻 度 を 高 める 等 基 準 内 容 に 応 じて 定 期 点 検 内 容 をA 基 準 に 対 応 するもよりも 充 実 した 内 容 とすることを 基 本 とする 3 既 設 について 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 で 適 用 できる 措 置 (C 基 準 ) 既 設 施 設 については 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 は 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 が 猶 予 されることから 当 該 期 間 では 定 期 点 検 みが 適 用 される こため 構 造 等 に 関 する 基 準 に 適 合 していない 場 合 を 想 定 し 基 本 的 には 新 たな 設 備 設 置 や 施 設 改 良 改 造 等 工 事 は 必 ずしも 求 めていないも 新 設 施 設 を 対 象 とした 基 準 及 び 既 設 施 設 を 対 象 とした 基 準 ( 上 記 1) 及 び2))に 対 応 する 定 期 点 検 内 容 より も 点 検 頻 度 を 高 めるなど 定 期 点 検 内 容 はより 充 実 したもとする ただし 可 能 な 点 検 手 法 が 構 造 や 設 備 条 件 から 限 られる 場 合 には それを 配 慮 した 内 容 となっ ている 4 既 設 施 設 とA 基 準 B 基 準 及 びC 基 準 と 関 係 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 施 行 後 3 年 以 降 新 設 施 設 A 基 準 みが 適 用 される C 基 準 B 基 準 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 合 し 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 合 して 既 設 施 設 ていれば いれば A 基 準 及 びB 基 準 が 適 用 可 能 A 基 準 が 適 用 可 能 ( 参 考 ) 猶 予 期 間 対 応 について C 基 準 は 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 されない 場 合 点 検 方 法 を 定 めるもで 既 存 施 設 本 体 設 備 によって 対 応 することが 基 本 になる したがって 新 たな 設 備 設 置 や 施 設 改 良 改 造 等 工 事 は 必 ずしも 必 要 ない 規 定 点 検 方 法 による 対 応 が 困 難 な 場 合 は 同 等 以 上 方 法 による 対 応 を 検 討 することが 重 要 である( 4.2.7 目 視 等 による 点 検 ができない 場 合 点 検 方 法 及 び 設 備 について 4.4 ケーススタディー 等 を 参 照 ) ただし 適 用 が 猶 予 される 期 間 は こ 期 間 以 降 における 施 設 本 体 設 備 等 を 基 準 に 対 応 させるため 準 備 期 間 であり 将 来 施 設 方 針 を 踏 まえ こ 期 間 において 必 要 な 措 置 をとることが 重 要 となる こため 現 状 施 設 本 体 設 備 で 対 処 する 方 法 がある 一 方 で 例 えば 将 来 B 基 準 や A 基 準 を 見 越 した 上 で C 基 準 に 規 定 され る 点 検 を 実 施 するために 設 備 を 導 入 改 修 するといった 方 法 も 考 えられる (4) 点 検 について 1) 定 期 点 検 規 定 定 期 点 検 は 前 述 とおり 水 濁 法 第 14 条 第 5 項 に 基 づき 水 濁 法 施 行 規 則 に おいて 構 造 等 に 関 する 基 準 内 容 に 応 じて 必 要 な 点 検 内 容 及 び 頻 度 点 検 結 果 を 踏 まえた 措 置 記 録 等 に 関 する 規 定 が 設 けられている ( 水 濁 法 施 行 規 則 関 連 規 定 抜 粋 ) 答 申 パブコメ 案 別 紙 を 引 用 (パブコメ 後 現 時 点 で 一 部 修 正 案 含 む) 最 終 的 に 条 文 に 差 し 替 え ( 以 下 構 造 等 に 関 する 基 準 定 期 点 検 方 法 引 用 は 同 様 ) 1) 法 第 14 条 第 5 項 規 定 による 点 検 は 目 視 等 ( 目 視 等 による 方 法 が 困 難 であって 設 備 等 を 用 いる 場 合 を 除 く 以 下 同 じ )により 以 下 表 1-1から 表 6-1 及 び 表 7 右 欄 に 掲 げる 項 目 及 び 頻 度 で 行 うもとする 法 施 行 際 現 に 設 置 されている 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 ( 設 置 工 事 がなされているもを 含 む ) 点 検 については 目 視 等 に より 以 下 表 1-2から 表 6-2 及 び 表 7 右 欄 に 掲 げる 項 目 及 び 頻 度 で 行 うもとす 39 40