平 成 2 7 年 度 税 制 改 正 の 概 要 ( 厚 生 労 働 省 関 係 ) 平 成 27 年 1 月 厚 生 労 働 省
目 次 < 子 ども 子 育 て> P.1 < 雇 用 就 労 の 促 進 > P.1 < 健 康 医 療 関 係 > P.2 < 医 療 保 険 関 係 > P.5 < 介 護 社 会 福 祉 関 係 > P.6 < 年 金 関 係 等 > P.7 < 生 活 衛 生 関 係 > P.8 <その 他 ( 独 立 行 政 法 人 等 グリーン 投 資 減 税 震 災 からの 復 興 )> P.9 項 目 の 前 に* 印 を 付 している 項 目 は 他 省 庁 と 共 同 要 望 した 項 目 又 は 要 望 項 目 以 外 で 厚 生 労 働 省 と の 関 係 が 大 きい 項 目 である
子 ども 子 育 て * 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 の 施 行 に 伴 い 必 要 な 税 制 上 の 所 要 の 措 置 不 動 産 取 得 税 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 事 業 所 税 等 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 の 施 行 に 伴 い 児 童 福 祉 法 に 規 定 する 家 庭 的 保 育 事 業 居 宅 訪 問 型 保 育 事 業 及 び 事 業 所 内 保 育 事 業 について 事 業 所 税 を 非 課 税 とするほか 家 屋 及 び 償 却 資 産 に 係 る 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 及 び 不 動 産 取 得 税 について 課 税 標 準 を 価 格 の2 分 の1とする( 利 用 定 員 6 人 以 上 の 事 業 所 内 保 育 事 業 の 用 に 供 する 固 定 資 産 等 については 非 課 税 とする)などの 措 置 を 講 ずる * 個 人 寄 附 に 係 る 税 額 控 除 の 要 件 の 見 直 し 所 得 税 少 子 化 の 進 展 に 伴 い 園 児 数 等 が 減 少 していく 中 で 保 育 所 等 における 教 育 子 育 ての 環 境 の 充 実 を 図 る 観 点 から 保 育 所 認 定 こども 園 児 童 養 護 施 設 放 課 後 児 童 クラブ 障 害 児 通 所 支 援 事 業 等 を 行 う 社 会 福 祉 法 人 等 に 寄 附 した 場 合 の 税 額 控 除 制 度 について その 適 用 の 可 否 を 判 定 するパブリックサポ ートテスト 要 件 のうち 寄 附 者 100 人 以 上 との 要 件 を 緩 和 し 法 人 が 設 置 するこれ らの 施 設 の 定 員 の 合 計 数 が5,000 人 に 満 たない 場 合 には これを 最 低 10 人 ( 定 員 を 5,000 で 除 した 数 に 100 を 乗 じた 数 ) 以 上 かつ 年 平 均 の 寄 附 金 総 額 が 30 万 円 以 上 であることとする 雇 用 就 労 の 促 進 * 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 積 極 的 に 取 り 組 む 企 業 に 対 する 税 制 上 の 優 遇 措 置 の 延 長 及 び 拡 充 所 得 税 法 人 税 企 業 がくるみん 認 定 ( 次 世 代 育 成 支 援 対 策 に 係 る 基 準 適 合 認 定 )を 受 けた 場 合 の 建 物 等 の 割 増 償 却 制 度 ( 認 定 を 受 けた 事 業 年 度 のみ)について プラチナ くるみん 認 定 ( 特 例 基 準 適 合 認 定 )を 受 けた 場 合 には3 年 間 の 割 増 償 却 とし 対 象 資 産 を 一 般 事 業 主 行 動 計 画 に 記 載 された 器 具 備 品 車 両 運 搬 具 並 びに 建 物 及 び 建 物 附 属 設 備 で 次 世 代 育 成 支 援 対 策 に 資 する 一 定 のものとし 割 増 償 却 率 について 見 直 しを 行 った 上 で その 適 用 期 限 を3 年 延 長 する - 1 -
* 地 方 における 企 業 拠 点 の 強 化 を 促 進 する 税 制 措 置 等 の 創 設 所 得 税 法 人 税 法 人 住 民 税 地 域 再 生 法 の 改 正 を 前 提 に 雇 用 者 数 が 増 加 した 場 合 の 税 額 控 除 制 度 ( 雇 用 促 進 税 制 )について 次 の 見 直 しを 行 う 1 平 成 30 年 3 月 31 日 までの 間 に 地 方 拠 点 強 化 実 施 計 画 ( 仮 称 )について 知 事 の 承 認 を 受 けた 企 業 が 承 認 の 日 から2 年 以 内 の 日 を 含 む 事 業 年 度 にお いて その 計 画 に 従 って 移 転 又 は 新 増 設 をした 事 業 所 における 増 加 雇 用 者 数 に 次 の 金 額 を 乗 じた 金 額 の 税 額 控 除 ができる 措 置 を 講 ずる イ 雇 用 者 の 増 加 数 増 加 割 合 給 与 支 給 額 など 現 行 の 雇 用 促 進 税 制 の 適 用 要 件 を 満 たす 場 合 50 万 円 ロ 現 行 の 適 用 要 件 のうち 雇 用 者 増 加 割 合 要 件 (10% 以 上 ) 以 外 の 要 件 を 満 たす 場 合 20 万 円 2 地 方 拠 点 強 化 実 施 計 画 ( 東 京 23 区 から 大 都 市 等 ( 仮 称 ) 以 外 への 移 転 型 のもの)について 承 認 を 受 けた 企 業 が 承 認 の 日 から2 年 以 内 の 日 を 含 む 事 業 年 度 において 上 記 1の 措 置 の 適 用 を 受 ける 場 合 には さらに 最 大 3 年 間 その 事 業 所 における 承 認 前 からの 増 加 雇 用 者 数 に 30 万 円 を 乗 じた 金 額 の 税 額 控 除 ができる 措 置 を 講 ずる 心 身 障 害 者 を 多 数 雇 用 する 事 業 所 に 対 する 特 例 措 置 の 延 長 固 定 資 産 税 不 動 産 取 得 税 心 身 障 害 者 を 多 数 雇 用 し 助 成 金 の 支 給 を 受 けて 取 得 する 事 業 用 施 設 に 係 る 不 動 産 取 得 税 の 減 額 措 置 及 び 固 定 資 産 税 の 課 税 標 準 の 特 例 措 置 について その 適 用 期 限 を2 年 延 長 する 健 康 医 療 関 係 旧 3 級 品 の 製 造 たばこに 係 る 税 率 の 見 直 し たばこ 税 たばこ 特 別 税 地 方 たばこ 税 旧 3 級 品 の 製 造 たばこに 係 る 国 及 び 地 方 のたばこ 税 の 特 例 税 率 について 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 31 年 4 月 1 日 までの 間 段 階 的 に 税 率 を 引 き 上 げること によって 廃 止 する - 2 -
* 試 験 研 究 を 行 った 場 合 の 法 人 税 額 等 の 特 別 控 除 の 拡 充 所 得 税 法 人 税 法 人 住 民 税 試 験 研 究 を 行 った 場 合 の 税 額 控 除 制 度 について 恒 久 措 置 として 以 下 の 通 り 拡 充 等 を 行 う 1 2 3の 措 置 により 控 除 税 額 上 限 の 総 枠 を 法 人 税 額 の 30%とする ( 総 額 型 25%+オープンイノベーション 型 5%) 2 試 験 研 究 費 の 総 額 に 係 る 税 額 控 除 制 度 の 上 限 を 法 人 税 額 の 25%とする 3 特 別 試 験 研 究 費 の 額 に 係 る 税 額 控 除 制 度 について 税 額 控 除 率 を 大 幅 に 引 き 上 げるとともに 控 除 税 額 の 上 限 を 別 枠 で 法 人 税 額 の5%とする また 特 別 試 験 研 究 費 の 範 囲 について 委 託 研 究 の 委 託 先 に 公 益 法 人 等 地 方 公 共 団 体 の 機 関 地 方 独 立 行 政 法 人 等 を 追 加 し 対 象 費 用 に 特 定 中 小 企 業 者 へ の 知 的 財 産 権 の 使 用 料 を 追 加 する 4 繰 越 控 除 制 度 を 廃 止 する オーファンドラッグ 等 の 試 験 研 究 費 に 係 る 特 別 措 置 の 対 象 の 拡 充 所 得 税 法 人 税 試 験 研 究 を 行 った 場 合 の 税 額 控 除 制 度 ( 研 究 開 発 税 制 )について 関 係 法 令 の 改 正 を 前 提 に 特 別 試 験 研 究 費 のうち 希 少 疾 病 用 医 薬 品 希 少 疾 病 用 医 療 機 器 及 び 希 少 疾 病 用 再 生 医 療 等 製 品 に 関 する 試 験 研 究 費 の 希 少 疾 病 の 範 囲 に 難 病 の 患 者 に 対 する 医 療 等 に 関 する 法 律 の 指 定 難 病 を 加 える * 国 立 研 究 開 発 法 人 日 本 医 療 研 究 開 発 機 構 に 係 る 税 制 上 の 所 要 の 措 置 法 人 税 等 国 立 研 究 開 発 法 人 日 本 医 療 研 究 開 発 機 構 の 設 立 に 伴 い 当 該 法 人 について 法 人 税 を 非 課 税 とするなど 税 制 上 の 所 要 の 措 置 を 講 ずる * 医 薬 品 医 療 機 器 等 法 上 輸 入 が 禁 止 される 指 定 薬 物 の 輸 入 してはならな い 貨 物 への 追 加 関 税 医 薬 品 医 療 機 器 等 法 上 輸 入 が 認 められていない 指 定 薬 物 について 危 険 ド ラッグに 係 る 水 際 における 取 り 締 まりを 強 化 するため 関 税 法 上 の 輸 入 してはなら ない 貨 物 に 追 加 する 予 防 接 種 法 に 基 づく 定 期 接 種 の 対 象 疾 病 の 追 加 に 伴 う 税 制 上 の 所 要 の 措 置 所 得 税 消 費 税 個 人 住 民 税 等 新 たなワクチンを 追 加 した 後 の 予 防 接 種 法 の 健 康 被 害 救 済 給 付 について 所 要 の 法 令 改 正 を 前 提 に 引 き 続 き 所 得 税 個 人 住 民 税 を 課 さない 税 の 滞 納 処 分 による 差 押 えを 禁 止 する 等 の 措 置 を 講 ずる - 3 -
高 額 な 医 療 用 機 器 に 係 る 特 別 償 却 制 度 の 適 用 期 限 の 延 長 所 得 税 法 人 税 医 療 保 健 業 を 営 む 個 人 又 は 法 人 が 取 得 価 格 500 万 円 以 上 の 高 額 な 医 療 用 機 器 ( 高 度 な 医 療 の 提 供 に 資 するもの 又 は 指 定 を 受 けてから2 年 以 内 のもの)を 取 得 した 場 合 に 取 得 価 格 の 12%の 特 別 償 却 を 認 める 特 例 措 置 について 対 象 機 器 を 見 直 した 上 で その 適 用 期 限 を2 年 間 延 長 する 社 会 医 療 法 人 の 認 定 制 度 の 見 直 しに 伴 う 税 制 上 の 所 要 の 措 置 法 人 税 法 人 住 民 税 不 動 産 取 得 税 固 定 資 産 税 等 社 会 医 療 法 人 制 度 における 次 の 認 定 要 件 の 見 直 しが 行 われる 場 合 において 非 課 税 措 置 等 を 引 き 続 き 適 用 等 する 1 二 都 道 府 県 にまたがって 救 急 医 療 等 確 保 事 業 を 行 っている 要 件 について 医 療 法 人 の 基 幹 的 な 病 院 が 所 在 する 二 次 医 療 圏 と 隣 接 する 市 町 村 に 当 該 医 療 法 人 の 診 療 所 が 所 在 し 相 互 の 都 道 府 県 の 医 療 計 画 に 医 療 提 供 連 携 体 制 の 確 保 に 必 要 な 事 項 が 記 載 されている 場 合 において その 病 院 において 救 急 医 療 等 確 保 事 業 を 行 っているときは その 要 件 を 満 たすこととする 2 へき 地 診 療 所 への 医 師 派 遣 等 に 関 する 要 件 について へき 地 医 療 拠 点 病 院 への 医 師 派 遣 及 び 当 該 拠 点 病 院 からへき 地 診 療 所 への 医 師 派 遣 等 が 純 増 で 年 間 106 日 以 上 実 施 するときも その 要 件 を 満 たすこととする 医 療 法 人 の 分 割 に 関 する 制 度 見 直 しに 伴 う 税 制 上 の 所 要 の 措 置 法 人 税 医 療 法 人 の 分 割 制 度 の 創 設 を 前 提 に 資 本 又 は 出 資 を 有 しない 法 人 について は 適 格 分 割 の 要 件 判 定 に 当 たって 株 式 継 続 保 有 要 件 を 除 外 する 社 会 保 険 診 療 報 酬 に 係 る 非 課 税 措 置 の 存 続 事 業 税 医 療 法 人 の 社 会 保 険 診 療 報 酬 以 外 部 分 に 係 る 軽 減 措 置 の 存 続 事 業 税 検 討 事 項 事 業 税 における 社 会 保 険 診 療 報 酬 に 係 る 実 質 的 非 課 税 措 置 及 び 医 療 法 人 に 対 する 軽 減 税 率 については 税 負 担 の 公 平 性 を 図 る 観 点 や 地 域 医 療 の 確 保 を 図 る 観 点 から そのあり 方 について 検 討 する 医 療 に 係 る 消 費 税 の 課 税 のあり 方 の 検 討 消 費 税 地 方 消 費 税 検 討 事 項 医 療 に 係 る 消 費 税 等 の 税 制 のあり 方 については 消 費 税 率 が 10%に 引 き 上 げ られることが 予 定 される 中 医 療 機 関 の 仕 入 れ 税 額 の 負 担 及 び 患 者 等 の 負 担 に 十 分 に 配 慮 し 関 係 者 の 負 担 の 公 平 性 透 明 性 を 確 保 しつつ 抜 本 的 な 解 決 に 向 けて 適 切 な 措 置 を 講 ずることができるよう 個 々の 診 療 報 酬 項 目 に 含 まれる 仕 入 れ 税 額 相 当 額 分 を 見 える 化 することなどにより 実 態 の 正 確 な 把 握 を 行 う 税 制 上 の 措 置 については こうした 取 組 みを 行 いつつ 医 療 保 険 制 度 における 手 当 の あり 方 の 検 討 等 とあわせて 医 療 関 係 者 保 険 者 等 の 意 見 も 踏 まえ 総 合 的 に 検 討 し 結 論 を 得 る - 4 -
セルフメディケーション 推 進 のための 一 般 用 医 薬 品 等 に 関 する 所 得 控 除 制 度 の 創 設 所 得 税 個 人 住 民 税 検 討 事 項 医 療 費 控 除 については 医 療 費 の 増 大 や 医 療 医 薬 品 を 取 り 巻 く 環 境 変 化 当 該 控 除 に 係 る 執 行 面 の 実 情 等 を 踏 まえ 公 正 な 課 税 を 確 保 するとともに セルフメ ディケーション( 自 己 治 療 )の 推 進 により 医 療 費 を 削 減 する 観 点 から 医 療 保 険 制 度 における 実 効 性 ある 枠 組 みの 構 築 とあわせ そのあり 方 を 総 合 的 に 検 討 する セルフメディケーションの 推 進 に 資 する 薬 局 に 係 る 税 制 措 置 の 創 設 不 動 産 取 得 税 検 討 事 項 今 後 のセルフメディケーションの 推 進 に 資 する 薬 局 の 役 割 や 機 能 に 関 する 制 度 設 計 を 踏 まえ 不 動 産 取 得 税 の 特 例 措 置 等 について 検 討 する 医 療 保 険 関 係 医 療 保 険 制 度 改 革 に 伴 う 税 制 上 の 所 要 の 措 置 国 民 健 康 保 険 税 等 医 療 保 険 制 度 改 革 に 伴 う 税 制 上 の 所 要 の 措 置 については 今 後 法 案 の 内 容 をみて 検 討 を 行 う ( 法 として 取 扱 い) 国 民 健 康 保 険 税 の 課 税 限 度 額 の 見 直 し 及 び 低 所 得 者 に 係 る 国 民 健 康 保 険 税 の 軽 減 判 定 所 得 の 見 直 し 国 民 健 康 保 険 税 国 民 健 康 保 険 税 の 課 税 限 度 額 について 基 礎 課 税 額 に 係 るものを 52 万 円 ( 現 行 51 万 円 )に 後 期 高 齢 者 支 援 金 等 課 税 額 に 係 るものを 17 万 円 ( 現 行 16 万 円 ) に 介 護 納 付 金 課 税 額 に 係 るものを 16 万 円 ( 現 行 14 万 円 )に 引 き 上 げる また 国 民 健 康 保 険 税 の 減 額 の 対 象 となる 所 得 の 基 準 について 5 割 軽 減 の 対 象 となる 世 帯 の 軽 減 判 定 所 得 の 算 定 において 被 保 険 者 の 数 に 乗 ずべき 金 額 を 26 万 円 ( 現 行 24.5 万 円 )に 2 割 軽 減 の 対 象 となる 世 帯 の 軽 減 判 定 所 得 の 算 定 にお いて 被 保 険 者 の 数 に 乗 ずべき 金 額 を 47 万 円 ( 現 行 45 万 円 )に 引 き 上 げる - 5 -
介 護 社 会 福 祉 関 係 介 護 保 険 法 改 正 に 伴 うサービスの 見 直 しに 係 る 税 制 上 の 所 要 の 措 置 消 費 税 固 定 資 産 税 不 動 産 取 得 税 等 介 護 保 険 法 改 正 に 伴 い 予 防 給 付 のうち 地 域 支 援 事 業 へ 移 行 される 各 サービ スについて 引 き 続 き 従 前 のサービスと 同 様 の 税 制 上 の 所 要 の 措 置 を 講 ずる また 同 様 に 通 所 介 護 のうち 地 域 密 着 型 通 所 介 護 へ 移 行 される 小 規 模 な 通 所 介 護 について 引 き 続 き 従 前 のサービスと 同 様 の 税 制 措 置 を 講 ずる 等 法 改 正 に 伴 う 税 制 上 の 所 要 の 措 置 を 講 ずる * サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 供 給 促 進 税 制 の 延 長 固 定 資 産 税 不 動 産 取 得 税 サービス 付 き 高 齢 者 向 け 賃 貸 住 宅 に 係 る 固 定 資 産 税 の 減 額 措 置 について 最 初 の5 年 間 において 市 町 村 の 条 例 で 定 める 割 合 ( )を 減 額 することとした 上 その 適 用 期 限 を2 年 延 長 する ( )3 分 の2を 参 酌 して 2 分 の1 以 上 6 分 の5 以 下 の 範 囲 内 で 定 める 割 合 また 一 定 の 新 築 のサービス 付 き 高 齢 者 向 け 賃 貸 住 宅 及 びその 用 に 供 する 土 地 に 係 る 不 動 産 取 得 税 の 特 例 措 置 の 適 用 期 限 を2 年 延 長 する 生 活 困 窮 者 自 立 支 援 法 に 基 づく 認 定 生 活 困 窮 者 就 労 訓 練 事 業 の 創 設 に 係 る 税 制 上 の 所 要 の 措 置 登 録 免 許 税 消 費 税 固 定 資 産 税 不 動 産 取 得 税 等 生 活 困 窮 者 自 立 支 援 法 に 基 づく 認 定 生 活 困 窮 者 就 労 訓 練 事 業 について 事 業 所 税 を 非 課 税 とするほか 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 及 び 不 動 産 取 得 税 につ いては 社 会 福 祉 法 人 等 が 当 該 事 業 の 用 に 直 接 供 する 資 産 の 課 税 標 準 を 価 格 の2 分 の1とするなどの 措 置 を 講 ずる 協 同 組 合 の 特 性 を 踏 まえた 法 人 税 率 の 特 例 の 拡 充 法 人 税 法 人 住 民 税 協 同 組 合 等 の 軽 減 税 率 の 特 例 ( 所 得 の 金 額 のうち 年 800 万 円 以 下 の 部 分 に 対 する 税 率 :19% 15% 等 )の 適 用 期 限 は 2 年 延 長 する また 消 費 生 活 協 同 組 合 等 の 軽 減 税 率 等 (19% 等 )は 平 成 27 年 度 においては 維 持 するものとし 引 き 続 き 協 同 組 合 等 課 税 の 見 直 しの 中 で 検 討 する 戦 没 者 等 の 遺 族 に 対 する 特 別 弔 慰 金 に 関 する 非 課 税 措 置 及 び 差 押 禁 止 措 置 所 得 税 個 人 住 民 税 等 戦 没 者 等 の 遺 族 に 対 する 特 別 弔 慰 金 支 給 法 の 一 部 改 正 により 新 たに 支 給 さ れることとなる 特 別 弔 慰 金 について 所 得 税 個 人 住 民 税 を 課 さない 国 税 地 方 税 の 滞 納 処 分 による 差 押 えを 禁 止 するなどの 措 置 を 講 ずる - 6 -
簡 素 な 給 付 措 置 ( 臨 時 福 祉 給 付 金 ) 等 に 係 る 税 制 上 の 所 要 の 措 置 所 得 税 個 人 住 民 税 簡 素 な 給 付 措 置 ( 臨 時 福 祉 給 付 金 ) 及 び 子 育 て 世 帯 に 対 する 臨 時 特 例 給 付 措 置 として 給 付 される 給 付 金 について 引 き 続 き 所 得 税 個 人 住 民 税 を 課 さ ないこととする 年 金 関 係 等 * 企 業 年 金 制 度 等 の 見 直 しに 伴 う 税 制 上 の 所 要 の 措 置 所 得 税 法 人 税 等 確 定 拠 出 年 金 法 等 の 改 正 を 前 提 に 次 に 掲 げる 措 置 等 を 講 ずる 1 個 人 型 確 定 拠 出 年 金 ( 個 人 型 DC)への 小 規 模 事 業 主 掛 金 納 付 制 度 の 創 設 企 業 年 金 の 実 施 が 困 難 な 小 規 模 事 業 主 について 従 業 員 の 個 人 型 DCに 係 る 拠 出 限 度 額 の 範 囲 内 で 事 業 主 による 追 加 拠 出 を 可 能 とし 所 得 控 除 の 対 象 と する 2 個 人 型 DCの 加 入 可 能 範 囲 の 拡 大 企 業 の 経 営 状 況 や 個 人 の 就 労 形 態 等 に 左 右 されずに 自 助 努 力 を 支 援 する 観 点 から 以 下 の 者 が 個 人 型 DCに 加 入 することを 可 能 とするとともに 拠 出 限 度 額 を 設 定 し 個 人 型 DCに 係 る 税 制 上 の 措 置 を 適 用 する 企 業 型 DC 加 入 者 ( 他 の 企 業 年 金 がない 場 合 : 年 額 24 万 円 ) 企 業 型 DC 加 入 者 ( 他 の 企 業 年 金 がある 場 合 : 年 額 14.4 万 円 ) 確 定 給 付 型 企 業 年 金 のみ 加 入 者 及 び 公 務 員 等 共 済 加 入 者 ( 年 額 14.4 万 円 ) 第 三 号 被 保 険 者 ( 年 額 27.6 万 円 ) 1 企 業 型 DC 加 入 者 にあっては マッチング 拠 出 を 行 っておらず 個 人 型 DCへの 加 入 を 可 能 とする 旨 を 規 約 で 定 める 企 業 の 企 業 年 金 加 入 者 に 限 る 2 個 人 型 DCへの 加 入 を 可 能 とする 旨 を 規 約 で 定 めた 場 合 の 企 業 型 DC 制 度 の 拠 出 限 度 額 は 他 の 企 業 年 金 がない 場 合 は 年 額 42 万 円 他 の 企 業 年 金 がある 場 合 は 年 額 18.6 万 円 とする 3 企 業 年 金 等 のポータビリティの 拡 充 就 労 形 態 が 多 様 化 する 中 加 入 者 の 選 択 肢 を 拡 大 し 老 後 所 得 確 保 に 向 け た 自 助 努 力 の 環 境 を 向 上 させるため DCからDBに 年 金 資 産 を 移 換 した 場 合 や 合 併 等 に 伴 いDC 及 びDBと 中 小 企 業 退 職 金 共 済 制 度 間 で 年 金 資 産 等 を 移 換 した 場 合 移 換 後 の 各 制 度 の 税 制 上 の 措 置 を 適 用 する - 7 -
勤 労 者 退 職 金 共 済 機 構 における 中 小 企 業 退 職 金 共 済 制 度 の 見 直 し 所 得 税 法 人 税 等 中 小 企 業 退 職 金 共 済 法 等 の 改 正 を 前 提 に 事 業 主 の 申 出 による 特 定 退 職 金 共 済 制 度 から 中 小 企 業 退 職 金 共 済 制 度 への 掛 金 等 の 移 換 事 業 主 が 中 小 企 業 者 でなくなったことによる 退 職 金 共 済 契 約 の 解 除 に 伴 う 中 小 企 業 退 職 金 共 済 制 度 から 企 業 型 DCへの 解 約 手 当 金 相 当 額 の 資 産 の 移 換 被 共 済 者 の 特 定 業 種 退 職 金 共 済 制 度 間 又 は 特 定 業 種 退 職 金 共 済 制 度 及 び 一 般 の 中 小 企 業 退 職 金 共 済 制 度 間 の 移 動 に 伴 う 所 要 の 措 置 を 講 ずるほか 移 換 又 は 移 動 後 の 各 制 度 における 給 付 等 につ いて 現 行 の 税 制 上 の 措 置 を 適 用 する 生 活 衛 生 関 係 生 活 衛 生 同 業 組 合 等 が 設 置 する 共 同 利 用 施 設 に 係 る 特 別 償 却 制 度 の 適 用 期 限 の 延 長 法 人 税 共 同 利 用 施 設 の 特 別 償 却 制 度 について 取 得 価 額 要 件 (100 万 円 以 上 )を 設 定 した 上 その 適 用 期 限 を2 年 延 長 する * 生 活 衛 生 同 業 組 合 等 及 び 消 費 生 活 協 同 組 合 等 の 貸 倒 引 当 金 の 特 例 措 置 の 適 用 期 限 の 延 長 法 人 税 法 人 住 民 税 事 業 税 公 益 法 人 等 又 は 協 同 組 合 等 の 貸 倒 引 当 金 の 特 例 の 適 用 期 限 を2 年 延 長 する * 特 定 中 小 企 業 者 等 が 経 営 改 善 設 備 を 取 得 した 場 合 の 特 別 償 却 又 は 法 人 税 額 等 の 特 別 控 除 の 延 長 所 得 税 法 人 税 法 人 住 民 税 事 業 税 特 定 中 小 企 業 者 が 経 営 改 善 設 備 を 取 得 した 場 合 の 特 別 償 却 又 は 税 額 控 除 制 度 について 所 要 の 見 直 しを 行 った 上 その 適 用 期 限 を2 年 延 長 する - 8 -
* 個 人 事 業 者 の 事 業 用 資 産 に 係 る 事 業 承 継 時 の 負 担 軽 減 措 置 の 創 設 相 続 税 贈 与 税 検 討 事 項 個 人 事 業 者 の 事 業 承 継 に 係 る 税 制 上 の 措 置 については 現 行 制 度 上 事 業 用 の 宅 地 について 特 例 措 置 があり 既 に 相 続 税 負 担 の 大 幅 な 軽 減 が 図 られているこ と 事 業 用 資 産 以 外 の 資 産 を 持 つ 者 との 公 平 性 の 観 点 に 留 意 する 必 要 があること 法 人 と 異 なり 対 象 とすべき 事 業 用 資 産 とそれ 以 外 の 資 産 の 区 分 が 明 確 でなく そ れを 客 観 的 に 区 分 することも 困 難 であること 株 式 等 が 散 逸 して 事 業 の 円 滑 な 継 続 が 困 難 になるという 特 別 の 事 情 により 特 例 が 認 められている 法 人 の 事 業 承 継 と は 異 なること 等 の 問 題 があることに 留 意 し 既 存 の 特 例 措 置 のあり 方 を 含 め 総 合 的 に 検 討 する その 他 ( 独 立 行 政 法 人 等 グリーン 投 資 減 税 震 災 からの 復 興 ) 厚 生 労 働 省 が 所 管 する 独 立 行 政 法 人 の 見 直 しに 伴 う 税 制 上 の 所 要 の 措 置 不 動 産 取 得 税 等 独 立 行 政 法 人 労 働 安 全 衛 生 総 合 研 究 所 と 独 立 行 政 法 人 労 働 者 健 康 福 祉 機 構 の 統 合 に 伴 い 統 合 法 人 が 承 継 する 不 動 産 及 び 自 動 車 に 係 る 不 動 産 取 得 税 及 び 自 動 車 取 得 税 について 非 課 税 とする 措 置 を 講 ずる また 国 立 研 究 開 発 法 人 医 薬 基 盤 健 康 栄 養 研 究 所 の 設 立 に 伴 い 当 該 法 人 が 一 定 の 業 務 の 用 に 供 する 固 定 資 産 に 係 る 固 定 資 産 税 を 非 課 税 とするなど 地 方 税 に 係 る 措 置 を 講 ずる ( 国 税 については 平 成 26 年 度 税 制 改 正 で 措 置 済 み) * 技 能 実 習 制 度 の 適 正 化 に 関 する 法 人 の 設 置 等 に 係 る 税 制 上 の 所 要 の 措 置 法 人 税 等 技 能 実 習 制 度 の 適 正 化 に 関 する 法 人 の 設 置 等 に 係 る 税 制 上 の 所 要 の 措 置 に ついては 今 後 法 案 の 内 容 をみて 検 討 を 行 う ( 法 として 取 扱 い) * エネルギー 環 境 負 担 低 減 推 進 設 備 等 を 取 得 した 場 合 の 即 時 償 却 の 適 用 期 限 の 延 長 (グリーン 投 資 減 税 ) 法 人 税 所 得 税 エネルギー 環 境 負 荷 低 減 推 進 設 備 等 を 取 得 した 場 合 の 特 別 償 却 又 は 税 額 控 除 制 度 ( 環 境 関 連 投 資 促 進 税 制 )について 風 力 発 電 設 備 を 取 得 した 場 合 の 即 時 償 却 の 適 用 期 限 を1 年 間 延 長 する - 9 -
* 福 島 再 開 投 資 等 準 備 金 制 度 の 創 設 法 人 税 所 得 税 等 福 島 復 興 再 生 特 別 措 置 法 の 改 正 を 前 提 に 帰 還 困 難 区 域 居 住 制 限 区 域 又 は 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 として 設 定 された 区 域 内 に 震 災 発 生 時 に 事 業 所 を 有 していた 法 人 で 同 法 の 避 難 解 除 等 区 域 復 興 再 生 推 進 事 業 実 施 計 画 の 認 定 を 受 けたものが 各 事 業 年 度 において 当 該 計 画 に 記 載 された 避 難 解 除 等 区 域 復 興 再 生 推 進 事 業 の 用 に 供 する 施 設 又 は 設 備 の 新 設 増 設 更 新 又 は 修 繕 に 要 す る 支 出 に 充 てるため 当 該 計 画 に 記 載 された 投 資 予 定 額 の2 分 の1 相 当 額 以 下 の 金 額 を 福 島 再 開 投 資 等 準 備 金 として 積 み 立 てたときは その 積 み 立 てた 金 額 は 一 定 の 要 件 の 下 で 損 金 算 入 できることとする - 10 -