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第 5 章 宇 城 市 の 都 市 計 画 の 基 本 方 針 本 章 においては 前 章 で 整 理 した 問 題 や 課 題 を 踏 まえつつ 第 1 次 宇 城 市 総 合 計 画 を 念 頭 に 置 いて まちづくりの 理 念 や 将 来 の 市 街 地 の 規 模 や 都 市 基 盤 整 備 の 必 要 量 の 見 通 しの 前 提 とな る 基 本 目 標 ( 将 来 人 口 フレーム) を 設 定 するとともに 住 民 と 行 政 が 協 働 し 実 現 を 目 指 すべき 宇 城 市 の 将 来 都 市 像 を 掲 げます また それらを 踏 まえつつ 次 章 の 具 体 的 な 方 針 策 定 に 先 立 ち 都 市 計 画 施 策 の 母 体 となる 都 市 計 画 区 域 の 設 定 について 検 討 します 1 まちづくりの 理 念 と 基 本 目 標 1-1 まちづくりの 理 念 本 市 には 不 知 火 海 に 面 した 変 化 に 富 む 海 岸 線 緑 豊 かな 山 々 農 地 など 多 種 多 様 な 自 然 環 境 が 存 在 し それらのもとで 自 然 歴 史 文 化 風 土 を 育 んできました また 合 併 により 本 市 には, 松 橋 不 知 火 小 川 の 二 つの 都 市 計 画 区 域 が 存 在 することとなり これまで 以 上 に 多 様 な 都 市 機 能 役 割 を 担 うこととなりました 近 年 市 街 地 中 心 部 における 商 店 街 の 空 洞 化 や 土 地 利 用 の 混 在 市 街 地 縁 辺 部 や 幹 線 道 路 沿 道 における 都 市 化 の 進 行 都 市 基 盤 整 備 の 遅 れなど 都 市 構 造 に 関 わる 課 題 が 発 生 しており 本 市 の 都 市 環 境 都 市 基 盤 都 市 機 能 に ついての 見 直 しが 必 要 となっています これらを 踏 まえて, 合 併 前 の 各 町 が 培 ってきた 豊 かな 自 然 歴 史 文 化 風 土 を 受 け 継 ぎ ま た 活 かしつつ 一 体 的 な 都 市 づくりを 目 指 し 快 適 で 安 全 安 心 な 暮 らしを 支 援 しつつにぎわいと 魅 力 にあふれる 都 市 の 形 成 を 図 ることとします 第 1 次 宇 城 市 総 合 計 画 ではその 趣 旨 と 目 的 のなかで 宇 城 西 部 五 町 合 併 協 議 会 による 協 議 と 合 意 のもとに 策 定 された 新 市 建 設 計 画 において 定 められた ひと 自 然 文 化 きらめく 未 来 都 市 を 基 本 理 念 として 掲 げており 急 速 に 進 展 する 時 代 背 景 の 中 で 多 様 化 高 度 化 する 市 民 ニ ーズをまちづくりに 反 映 して 市 民 と 行 政 が 協 働 し より 発 展 的 かつ 具 体 的 にまちづくりに 取 り 組 むこととしています 人 口 の 停 滞 傾 向 や 高 齢 化 の 進 展 は 避 けることが 困 難 な 状 況 であり その 将 来 的 な 推 移 を 直 視 す ることも 重 要 です このような 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 や 都 市 整 備 の 課 題 等 に 対 応 し 成 熟 した 都 市 の 時 代 に 向 けた 都 市 づくりを 推 進 していくためには これからも 住 み 続 ける 誰 もが 暮 らしやす い 都 市 づくり を 知 恵 と 協 力 によって 持 続 可 能 なやり 方 でつくりあげていくことが 必 要 です まちづくりの 基 本 理 念 美 しい 田 園 風 景 と 不 知 火 海 の 文 化 ではぐ くまれた 豊 かな 自 然 美 しい 景 観 と 街 なみ 歴 史 的 資 源 など 地 域 の 風 土 を 維 持 継 承 し 魅 力 溢 れる 都 市 の 実 現 を 目 指 します だれもが 暮 らしやすい 都 市 づくり 広 大 な 農 地 歴 史 に 彩 られた 不 知 火 海 をはじめ とする 豊 かな 自 然 環 境 の 保 全 利 活 用 に 努 め, 豊 かでうるおいある 暮 らしの 舞 台 としての 都 市 空 間 の 実 現 を 目 指 します 誇 りあるふるさとづくり すべての 市 民 が 安 心 とゆとりを 感 じることのでき る 都 市 を 創 造 するとともに 個 性 と 魅 力 にあふれる 生 活 環 境 の 向 上 を 図 り 住 み 続 けられる 都 市 の 実 現 を 目 指 します 力 強 い 産 業 づくり 57

1-2 基 本 目 標 ( 将 来 人 口 フレーム) 都 市 計 画 マスタープランにおいては 将 来 の 市 街 地 規 模 や 都 市 基 盤 整 備 の 必 要 量 の 見 通 し の 前 提 となる 本 市 の 将 来 人 口 を 第 1 次 宇 城 市 総 合 計 画 との 整 合 を 図 り 平 成 27 年 で 約 70,000 人 と 設 定 します また 都 市 計 画 区 域 人 口 については 住 民 基 本 台 帳 によると 長 期 的 に 増 加 傾 向 を 続 け 平 成 20 年 3 月 31 日 現 在 で 約 37,000 人 を 数 えます これは 宇 城 市 ( 旧 5 町 )の 中 でも 交 通 利 便 性 といった 居 住 環 境 として 優 位 性 の 高 い 都 市 計 画 区 域 を 中 心 に 人 口 増 加 が 続 いている 状 況 が 推 測 されるものであり この 傾 向 は 今 後 も 継 続 することが 予 想 されます これらを 踏 まえ 最 近 10 年 間 の 行 政 区 域 人 口 に 占 める 都 市 計 画 区 域 人 口 の 割 合 につい て 関 数 分 析 を 行 った 結 果 平 成 27 年 では 約 60.3%と 推 計 されることから 都 市 計 画 区 域 の 目 標 人 口 については 約 42,200 人 と 設 定 します 推 計 のフローは 以 下 のとおりです 都 市 計 画 区 域 人 口 予 測 フロー 前 提 条 件 平 成 27 年 目 標 人 口 70,000 人 宇 城 市 総 合 計 画 行 政 区 域 における 都 市 計 画 区 域 人 口 のシェアの 推 計 ( 下 図 では 人 口 率 で 表 示 ) 将 来 人 口 にシェアの 推 計 値 を 乗 じて 都 市 計 画 区 域 人 口 を 推 計 人 口 予 測 図 都 市 計 画 区 域 人 口 行 政 区 域 人 口 都 市 計 画 区 域 人 口 率 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 65,193 65,137 64,940 64,676 64,391 64,395 64,182 64,231 63,986 63,644 58.3 54.6 35,600 36,000 36,400 36,300 36,335 36,379 36,588 36,912 37,047 37,081 42,200 70,000 60.3 80 70 60 50 40 30 20,000 20 10,000 10 0 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 0 資 料 : 住 民 基 本 台 帳 58

2 将 来 都 市 像 第 1 次 宇 城 市 総 合 計 画 における 将 来 都 市 像 第 1 次 宇 城 市 総 合 計 画 ではまちづくりの 将 来 都 市 像 を 以 下 のように 定 めています 美 しい 田 園 風 景 と 不 知 火 海 の 文 化 に 彩 られた 未 来 に 輝 くフロンティアシティ 宇 城 また そのためのミッションとして 次 の5つの 協 働 目 標 を 掲 げています Mission1 自 然 と 共 生 するエコタウンの 構 築 ~みんなで 築 く 循 環 社 会 の 形 成 ~ Mission2 白 寿 へいざなうセルフケアの 確 立 ~QOL 向 上 を 目 指 す 健 康 社 会 の 形 成 ~ Mission3 安 定 した 生 活 産 業 のインフラ 構 築 ~ 活 力 と 魅 力 あふれる 快 適 社 会 の 形 成 ~ Mission4 安 全 で 安 心 できるライフサポート ~ 助 け 合 い 支 え 合 う 共 生 社 会 の 形 成 ~ Mission5 ユニークな 文 化 と 心 とひとづくり ~ 役 割 を 担 い 合 う 協 働 社 会 の 形 成 ~ 前 項 で 設 定 したまちづくりの 理 念 および 第 1 次 宇 城 市 総 合 計 画 における 将 来 都 市 像 やミッ ションを 踏 まえ 住 民 と 行 政 が 協 働 し 実 現 を 目 指 すべき 宇 城 市 の 将 来 都 市 像 を 以 下 に 掲 げ ます 水 と 緑 豊 かな 環 境 を 未 来 につなぐ 都 市 づくり 宇 城 市 の 将 来 像 として 市 民 意 識 に 深 く 根 ざす 自 然 都 市 は 広 大 な 田 園 地 域 や 周 辺 の 山 々の 緑 豊 かな 自 然 や 不 知 火 海 に 対 する 市 民 の 思 いであり 市 民 主 体 で 取 り 組 んできてい る 様 々な 活 動 等 環 境 に 対 する 市 民 活 動 に 対 する 施 策 をさらに 充 実 していく 必 要 があり ます このため 不 知 火 海 緑 豊 かな 東 部 山 地 広 大 な 優 良 農 地 市 内 を 流 れる 大 野 川 砂 川 等 の 水 と 緑 の 環 境 を 保 全 するとともに 環 境 負 荷 の 少 ない 循 環 型 都 市 づくりを 推 進 するとと もに 恵 まれた 自 然 を 生 かした 美 しい 都 市 景 観 の 形 成 やうるおいある 都 市 環 境 の 創 出 を 目 指 した 都 市 づくりを 進 めることが 求 められます ロマンの 火 不 知 火 59

質 の 高 い 居 住 環 境 を 創 出 し 魅 力 と 活 力 に 満 ちた 都 市 づくり 都 市 として 存 続 発 展 していくためには 若 者 及 び 生 産 年 齢 人 口 の 流 出 防 止 と 新 規 流 入 の 促 進 を 図 ることが 重 要 です そのためには 住 みたい 住 み 続 けたいまち としての 魅 力 が 必 要 であるとともに その 基 盤 としてそこに 住 み 働 き 学 び 遊 ぶ 人 々が 安 全 で 安 心 し て 暮 らせる 都 市 づくりが 重 要 になります 道 路 公 園 下 水 道 等 の インフラ を 計 画 的 に 整 備 するとともに 安 全 で 防 災 性 の 高 いま ちづくりを 進 め 施 設 整 備 において 誰 もが 安 心 して 快 適 に 利 用 できるような ユニバーサル デザイン による 整 備 を 進 めることも 必 要 です さらに 医 療 福 祉 施 設 の 充 実 や 障 害 者 が 自 立 して 生 活 するための 支 援 施 設 女 性 の 社 会 進 出 に 対 応 した 子 育 て 支 援 施 設 等 の 整 備 推 進 により 安 心 して 暮 らせるための 基 盤 づくりを 進 めることも 重 要 です このため 居 住 環 境 や 公 共 交 通 防 災 対 策 等 が 充 実 し 幼 児 から 高 齢 者 まですべての 市 民 が 安 全 安 心 快 適 に 生 活 できる 都 市 環 境 づくりを 目 指 した 都 市 づくりを 進 めることが 求 め られます また 市 内 を 縦 横 に 走 る 国 道 や 松 橋 ICなどの 交 通 機 能 を 活 かした 活 力 ある 産 業 を 支 える 都 市 基 盤 整 備 を 推 進 するものとします 伝 統 文 化 に 彩 られ 活 発 な 交 流 を 育 む 市 民 が 主 役 の 都 市 づくり 地 方 分 権 時 代 におけるまちづく りには 今 ある 資 源 を 有 効 に 活 用 す る 方 策 について 自 ら 考 え 自 ら 責 任 を 持 って 取 り 組 むことが 必 要 で す 生 活 の 利 便 性 や 経 済 性 等 の 一 般 的 な 都 市 の 魅 力 を 本 市 のみで 備 えていくことには 限 界 があると 考 えられることから これからの 本 市 が 備 えるべき 魅 力 は 市 民 一 人 ひと りが 日 常 生 活 の 中 で 活 き 活 き と 暮 らしていける 仕 組 み や 場 を 知 恵 を 出 し 合 って 作 り 上 げてい 60

くことです 例 えば 空 洞 化 が 進 みつつある 中 心 市 街 地 を 市 民 参 画 のもとで 愛 着 が 持 てる まちとして 再 構 築 することや ボランティア 等 の 地 域 活 動 に 対 する 情 報 提 供 や 支 援 補 助 策 をさらに 充 実 していくこと 等 があります それぞれの 地 域 において まちづくりに 対 して 自 主 的 かつ 主 体 的 に 取 り 組 むことが 重 要 で あり 身 近 な 地 域 の 将 来 についてみんなで 話 し 合 う まちづくり 勉 強 会 懇 談 会 等 への 参 加 を 通 じ わがまち わが 地 域 の 将 来 について 自 ら 考 え その 実 現 のために 自 ら 責 任 を 持 っ て 参 画 する 取 組 みが 必 要 になります このため 景 観 形 成 バリアフリー 整 備 や 歴 史 文 化 等 の 地 域 資 源 の 活 用 による 質 の 高 い 都 市 空 間 の 形 成 を 図 るとともに 市 民 が 主 体 となった 活 気 ある 都 市 づくりを 目 指 し 宇 城 市 の 都 市 としての 個 性 魅 力 にさらに 磨 きをかけ 多 くの 人 々が 訪 れ 交 流 が 広 がる 都 市 づく りを 進 めます 61

宇 城 市 役 所 市 花 (コスモス) 市 木 ( 桜 ) 62

都 市 計 画 からみた 重 視 すべき 視 点 都 市 づくりの 方 向 将 来 都 市 像 自 然 環 境 の 保 全 循 環 型 社 会 の 形 成 等 自 然 との 共 生 環 境 への 配 慮 居 住 環 境 の 質 的 向 上 コンパクトシティ 化 バリアフリーの 推 進 等 少 子 高 齢 化 社 会 に 対 応 した 基 盤 整 備 中 心 市 街 地 の 再 生 地 域 の 拠 点 性 を 高 め 集 約 型 都 市 構 造 への 転 換 1 宇 城 市 の 広 域 的 な 位 置 と 役 割 広 域 的 な 交 通 結 節 点 熊 本 市 八 代 市 の 中 央 に 位 置 する 住 宅 都 市 自 然 に 恵 まれた 田 園 都 市 2 宇 城 市 の 都 市 の 現 状 や 時 代 潮 流 上 位 計 画 を 踏 まえた 都 市 づくりの 課 題 人 口 の 停 滞 と 少 子 高 齢 化 への 対 応 コンパクトシティ 化 中 心 市 街 地 の 活 性 化 市 街 地 のバリアフリー 化 等 水 と 緑 豊 かな 環 境 を 未 来 につなぐ 都 市 不 知 火 海 緑 豊 かな 東 部 産 地 広 大 な 優 良 農 地 市 内 を 流 れ る 大 野 川 砂 川 等 の 水 と 緑 の 環 境 を 保 全 するとともに 環 境 負 荷 の 少 ない 循 環 型 都 市 づくりを 推 進 する また 恵 まれた 自 然 を 生 かした 美 しい 都 市 景 観 の 形 成 やうる おいある 都 市 環 境 の 創 出 を 図 る 豊 かな 自 然 環 境 の 保 全 美 しい 自 然 景 観 の 形 成 資 源 循 環 型 都 市 の 構 築 等 質 の 高 い 居 住 環 境 を 創 出 し 魅 力 と 活 力 に 満 ちた 都 市 土 地 利 用 の 純 化 等 産 業 振 興 に 資 する 土 地 利 用 の 推 進 産 業 振 興 に 資 する 土 地 利 用 の 展 開 交 通 環 境 の 充 実 都 市 施 設 整 備 防 災 対 策 等 都 市 施 設 の 整 備 充 実 快 適 で 安 全 性 高 い 都 市 空 間 の 整 備 個 性 や 魅 力 創 生 観 光 景 観 形 成 広 域 交 通 機 能 強 化 等 交 流 基 盤 の 強 化 自 然 歴 史 文 化 等 の 地 域 資 源 の 活 用 市 民 参 画 のまちづくり 推 進 豊 かな 自 然 環 境 を 活 かした 都 市 環 境 の 形 成 良 好 な 自 然 環 境 の 保 全 水 と 緑 を 活 かした 居 住 環 境 の 質 的 向 上 等 暮 らしの 安 全 性 と 快 適 性 の 向 上 都 市 施 設 の 整 備 充 実 交 通 環 境 の 充 実 市 街 地 の 防 災 性 向 上 等 宇 城 市 の 個 性 魅 力 づくりと 交 流 推 進 自 然 や 歴 史 文 化 資 源 の 活 用 地 域 資 源 の 活 用 による 交 流 人 口 の 拡 大 産 業 基 盤 の 整 備 と 賑 わいの 創 出 等 居 住 環 境 や 公 共 交 通 防 災 対 策 等 が 充 実 し 幼 児 から 高 齢 者 まですべての 市 民 が 安 全 安 心 快 適 に 生 活 できる 都 市 環 境 づ くりを 推 進 する また 市 内 を 縦 横 に 走 る 国 道 や 松 橋 ICなどの 交 通 機 能 を 活 かした 活 力 ある 産 業 を 支 える 都 市 基 盤 整 備 を 推 進 する コンパクトシティ 化 良 好 な 居 住 環 境 の 形 成 道 路 交 通 体 系 の 構 築 中 心 市 街 地 の 活 性 化 工 業 団 地 の 整 備 等 伝 統 文 化 に 彩 られ 活 発 な 交 流 を 育 む 市 民 が 主 役 の 都 市 宇 城 市 の 都 市 としての 個 性 魅 力 にさらに 磨 きをかけ 多 く の 人 々が 訪 れ 交 流 が 広 がる 都 市 づくりを 推 進 する また 景 観 形 成 バリアフリー 整 備 や 歴 史 文 化 等 の 地 域 資 源 の 活 用 による 質 の 高 い 都 市 空 間 の 形 成 を 図 るとともに 市 民 が 主 体 となった 活 気 ある 都 市 づくりを 推 進 する 市 民 参 加 のまちづくり 歴 史 文 化 的 資 源 の 継 承 観 光 交 流 促 進 等 63

3 都 市 計 画 区 域 の 設 定 に 関 する 検 討 3-1 都 市 計 画 区 域 指 定 の 効 果 都 市 計 画 法 による 一 都 市 一 都 市 計 画 区 域 の 原 則 を 踏 まえつつ 宇 城 市 として 公 正 で 円 滑 な 都 市 計 画 施 策 を 施 行 していくために 拡 大 を 含 めた 都 市 計 画 区 域 設 定 を 検 討 することと しますが そのためにまず 新 たに 都 市 計 画 区 域 に 設 定 ( 編 入 )された 場 合 の 効 果 を 整 理 し ておきます 都 市 計 画 区 域 設 定 ( 編 入 )の 効 果 法 律 名 条 項 内 容 建 築 基 準 法 6 条 建 築 物 の 建 築 は 建 築 主 事 の 確 認 をうけなければならない 3 章 第 3 章 の 規 定 が 適 用 される - 主 要 かつ 一 般 的 な 規 定 - 43 条 接 道 義 務 44 条 道 路 内 の 建 築 制 限 48 条 用 途 地 域 が 定 められた 場 合 の 建 築 物 用 途 の 制 限 52 条 容 積 率 53 条 建 ぺい 率 56 条 斜 線 制 限 土 地 区 画 整 理 法 都 市 再 開 発 法 都 市 公 園 法 国 土 利 用 計 画 法 公 有 地 拡 大 の 推 進 に 関 する 法 律 都 市 の 美 観 風 致 を 維 持 するための 樹 木 の 保 存 に 関 する 法 律 地 価 公 示 法 住 宅 地 区 改 良 法 土 地 改 良 法 駐 車 場 法 地 方 税 法 2 条 土 地 区 画 整 理 事 業 は 区 域 内 で 行 わなければならない 2 条 市 街 地 再 開 発 事 業 は 区 域 内 で 行 わなければならない 2 条 区 域 内 において 設 置 する 公 園 緑 地 を 都 市 公 園 にできる 12 条 土 地 取 引 に 関 する 許 可 を 必 要 とする 規 制 区 域 の 指 定 要 件 が 緩 和 される 28 条 遊 休 土 地 の 規 定 規 模 が 3,000 m2となる( 区 域 外 は 5,000 m2) 4 条 道 路 の 区 域 として 決 定 された 土 地 等 を 有 償 譲 渡 するとき は 知 事 に 届 け 出 なければならない 5 条 200 m2 以 上 の 土 地 を 所 有 する 者 は 知 事 に 買 取 り 希 望 を 申 し 出 ることができる 2 条 市 町 村 長 は 樹 木 又 は 樹 木 の 集 団 を 保 存 樹 又 は 保 存 樹 林 と して 指 定 することができる 2 条 区 域 内 の 標 準 地 について 価 格 の 判 定 及 び 公 示 が 行 われる 4 条 改 良 地 区 の 申 出 は 都 市 計 画 審 議 会 の 議 を 経 てしなければな らない 125 条 事 業 計 画 を 審 査 する 場 合 において 公 共 施 設 を 廃 止 する 等 の2 の 場 合 は 都 市 計 画 審 議 会 の 意 見 を 聞 かなければならない 12 条 500 m2 以 上 の 有 料 駐 車 場 を 設 置 する 場 合 は 知 事 に 届 け 出 なければならない 702 条 市 町 村 は 次 の 区 域 内 に 所 存 する 土 地 及 び 家 屋 に 対 し 都 市 計 画 税 を 課 することができる 1 市 街 化 区 域 2 市 街 化 調 整 区 域 のうち 条 例 で 定 める 区 域 3 区 域 区 分 を 定 めていない 場 合 は 都 市 計 画 区 域 の 全 部 又 は 一 部 の 区 域 で 条 例 で 定 める 区 域 595 条 特 別 土 地 保 有 税 の 免 税 面 積 が 都 市 計 画 区 域 を 有 する 市 町 村 の 区 域 は 5,000 m2となる(その 他 の 市 町 村 は 10,000 m2) 64

3-2 都 市 計 画 区 域 の 指 定 基 準 都 市 計 画 法 による 都 市 計 画 区 域 とは 市 又 は 人 口 就 業 者 数 その 他 の 事 項 が 政 令 ( 下 記 ) で 定 める 町 村 の 中 心 の 市 街 地 を 含 み かつ 自 然 的 及 び 社 会 的 条 件 並 びに 人 口 土 地 利 用 交 通 量 その 他 国 土 交 通 省 令 で 定 める 事 項 に 関 する 現 況 及 び 推 移 を 勘 案 して 一 体 の 都 市 として 総 合 的 に 整 備 し 開 発 し 及 び 保 全 する 必 要 がある 区 域 ( 都 市 計 画 法 第 5 条 第 1 項 ) とさ れています 1 当 該 町 村 の 人 口 が 1 万 人 以 上 であり かつ 商 工 業 その 他 の 都 市 的 業 態 に 従 事 する 者 の 数 が 全 就 業 者 の 50% 以 上 であること 2 当 該 町 村 の 発 展 の 動 向 人 口 及 び 産 業 の 将 来 の 見 通 しからみて 概 ね 10 年 以 内 に 前 号 に 該 当 することが 認 められること 3 当 該 町 村 の 中 心 の 市 街 地 を 形 成 している 区 域 の 人 口 が 3,000 人 以 上 であること 4 温 泉 やその 他 の 観 光 資 源 があることにより 多 数 人 が 集 まるため 特 に 良 好 な 都 市 環 境 の 形 成 を 図 る 必 要 があること 5 火 災 震 災 その 他 の 災 害 により 当 該 町 村 の 市 街 地 を 形 成 している 区 域 内 の 相 当 数 の 建 築 物 が 滅 失 した 場 合 において 当 該 町 村 の 市 街 地 の 健 全 な 復 興 を 図 る 必 要 があること 宇 城 市 については 以 下 の 通 り 上 記 基 準 は 十 分 に 満 たしている 状 況 です 宇 城 市 ( 行 政 区 域 ) 人 口 全 就 業 者 数 第 1 次 産 業 就 業 者 数 第 2 次 産 業 就 業 者 数 第 3 次 産 業 就 業 者 数 2 3 次 産 業 就 業 者 数 2 3 次 産 業 就 業 者 率 中 心 市 街 地 (DID: 人 口 集 中 地 区 ) 63,089 人 > 10,000 人 ( 基 準 1) 23,530 人 3,544 人 5,972 人 13,912 人 19,884 人 84.5 % > 50% ( 基 準 1) 6,280 人 > 3,000 人 ( 基 準 3) 資 料 :H17 国 政 調 査 65

3-3 都 市 計 画 区 域 の 設 定 の 考 え 方 これまでに 整 理 した 現 況 や 課 題 理 念 や 将 来 像 及 び 都 市 計 画 区 域 の 指 定 効 果 や 指 定 基 準 を 踏 まえ ( 新 ) 宇 城 都 市 計 画 区 域 の 設 定 の 考 え 方 を 以 下 の 通 り 定 めます 1 現 行 2 都 市 計 画 区 域 の 統 合 を 基 本 としつつ 現 行 都 市 計 画 区 域 外 の 土 地 についても 都 市 の 形 成 ( 都 市 計 画 区 域 の 設 定 )において 重 要 な 要 素 である 既 存 の 幹 線 道 路 や 施 設 等 の 立 地 状 況 を 踏 まえて 編 入 の 検 討 を 行 います とくに 広 域 かつ 市 域 の 重 要 な 南 北 幹 線 道 路 である 国 道 3 号 の 沿 道 区 域 については 一 体 の 都 市 として 総 合 的 に 整 備 開 発 及 び 保 全 を 行 うために 必 要 不 可 欠 な 区 域 であることから 都 市 計 画 区 域 への 編 入 を 図 ります 2 編 入 区 域 としては 市 としての 重 要 なプロジェクト 等 を 勘 案 し 当 該 プロジェクト の 区 域 及 び 当 該 プロジェクトに 起 因 する 開 発 圧 力 等 が 想 定 される 周 辺 の 区 域 で 土 地 利 用 の 適 正 な 規 制 誘 導 を 図 るべき 区 域 を 設 定 します 3 早 急 で 過 大 な 拡 大 は 編 入 区 域 住 民 等 にとっては 大 きな 法 規 制 の 変 化 をもたらすこと や 都 市 計 画 施 策 全 体 から 見 ても 財 政 とバランスのとれない 公 共 投 資 等 が 要 求 される といった 可 能 性 もあります したがって 一 体 の 都 市 として 総 合 的 に 整 備 開 発 及 び 保 全 するための 理 想 的 な 形 状 を 最 終 目 標 としつつ そこに 至 る 段 階 的 な 区 域 設 定 を 目 指 すこととします なお 上 記 の 現 行 2 都 市 計 画 区 域 の 統 合 を 基 本 としつつ 幹 線 道 路 や 施 設 等 の 立 地 状 況 市 としての 重 要 なプロジェクト 等 を 勘 案 し 段 階 的 な 区 域 設 定 を 目 指 す という 考 え 方 の 根 幹 は 長 期 に 渡 って 持 続 されるものとして 策 定 しますが 5 年 毎 の 都 市 計 画 基 礎 調 査 の 結 果 を 踏 まえた 都 市 計 画 マスタープランの 改 訂 時 等 には その 時 点 の 各 種 状 況 を 踏 まえて 設 定 の 考 え 方 について 再 検 討 微 調 整 等 を 行 うことは 必 要 です 見 直 しの 契 機 となることが 予 想 される 土 地 利 用 に 関 する 事 業 としては 松 橋 駅 周 辺 整 備 構 想 ( 仮 称 ) 蓮 仏 工 業 団 地 整 備 道 の 駅 構 想 をはじめとして 市 総 合 計 画 まちづくり 長 期 戦 略 プロジェクト ( 本 報 告 書 P17)に 多 くの 事 業 が 掲 げられています 注 次 頁 以 降 に 整 理 する 段 階 的 な 区 域 設 定 は 平 成 18 年 度 都 市 計 画 基 礎 調 査 における 調 査 区 をもとに 検 討 しているため 実 際 の 都 市 計 画 区 域 の 設 定 にあたっては 個 々の 調 査 区 の 詳 細 の 状 況 から 道 路 や 河 川 等 の 適 切 な 地 形 地 物 による 境 界 設 定 を 行 う 必 要 があります 66

都 市 計 画 区 域 設 定 : 短 期 目 標 現 行 の2 都 市 計 画 区 域 ( 松 橋 不 知 火, 小 川 )の 接 続 部 分 について 一 体 の 都 市 として 総 合 的 に 整 備 開 発 及 び 保 全 を 行 うための 最 低 限 の 形 状 を 確 保 しつつ 広 域 幹 線 道 路 で ある 国 道 3 号 沿 道 の 土 地 利 用 規 制 を 担 保 する 観 点 から 拡 大 を 行 うパターン 1 竹 崎 凡 例 建 物 用 途 現 況 業 務 施 設 凡 例 現 行 用 途 地 域 現 行 都 市 計 画 区 域 都 市 計 画 区 域 拡 大 検 討 区 域 1 竹 崎 追 加 調 査 区 基 礎 調 査 区 行 政 区 域 主 要 交 通 網 高 速 道 路 幹 線 道 路 ( 幅 員 12m 以 上 ) JR 旅 客 鉄 道 主 要 都 市 施 設 04_JR 駅 19_ 公 園 緑 地 20_レクリエーション 施 設 21_ 高 等 学 校 22_ 小 中 学 校 23_ 公 共 図 書 館 25_ 市 民 会 館 中 央 公 民 館 26_ 官 公 庁 27_ 国 公 立 病 院 商 業 施 設 (A) 商 業 施 設 (B) 商 業 施 設 (C) 宿 泊 施 設 娯 楽 施 設 (A) 娯 楽 施 設 (B) 娯 楽 施 設 (C) 遊 技 施 設 (A) 遊 技 施 設 (B) 商 業 系 用 途 複 合 施 設 住 宅 共 同 住 宅 店 舗 併 用 住 宅 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (A) 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (B) 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (C) 作 業 所 併 用 住 宅 官 公 庁 施 設 文 教 厚 生 施 設 (A) 文 教 厚 生 施 設 (B) 運 輸 倉 庫 施 設 (A) 運 輸 倉 庫 施 設 (B) 重 工 業 施 設 軽 工 業 施 設 サービス 工 業 施 設 (A) サービス 工 業 施 設 (B) 家 内 工 業 施 設 危 険 物 貯 蔵 処 理 施 設 (A) 危 険 物 貯 蔵 処 理 施 設 (B) 農 林 漁 業 用 施 設 µ m その 他 0 1,250 2,500 5,000 面 積 (ha) うち 可 住 地 面 積 (ha) 人 口 ( 人 ) 可 住 地 人 口 密 度 ( 人 /ha) 現 行 都 市 計 画 区 域 3,402.00 2,717.48 34,479 12.7 拡 大 後 都 市 計 画 区 域 3,469.37 2,781.86 34,509 12.4 うち 拡 大 検 討 地 区 合 計 67.37 64.38 30 0.5 1 竹 崎 松 -82 竹 崎 67.37 64.38 30 0.5 67 資 料 :H18 宇 城 市 都 市 計 画 基 礎 調 査

都 市 計 画 区 域 設 定 : 中 期 目 標 パターン1に 加 えて JR 松 橋 駅 周 辺 開 発 や 蓮 仏 工 業 団 地 など 宇 城 市 における 今 後 の 主 要 プロジェクト 展 開 に 伴 う 開 発 圧 力 等 への 対 応 を 図 る 観 点 から 拡 大 を 行 うパター ン 2 小 曽 部 1 竹 崎 凡 例 現 行 用 途 地 域 現 行 都 市 計 画 区 域 都 市 計 画 区 域 拡 大 検 討 区 域 1 竹 崎 都 市 計 画 区 域 拡 大 検 討 区 域 2 小 曽 部 都 市 計 画 区 域 拡 大 検 討 区 域 3 西 海 東 等 追 加 調 査 区 基 礎 調 査 区 行 政 区 域 主 要 交 通 網 高 速 道 路 幹 線 道 路 ( 幅 員 12m 以 上 ) JR 旅 客 鉄 道 主 要 都 市 施 設 04_JR 駅 19_ 公 園 緑 地 20_レクリエーション 施 設 21_ 高 等 学 校 22_ 小 中 学 校 23_ 公 共 図 書 館 25_ 市 民 会 館 中 央 公 民 館 26_ 官 公 庁 27_ 国 公 立 病 院 凡 例 建 物 用 途 現 況 業 務 施 設 商 業 施 設 (A) 商 業 施 設 (B) 商 業 施 設 (C) 宿 泊 施 設 娯 楽 施 設 (A) 娯 楽 施 設 (B) 娯 楽 施 設 (C) 遊 技 施 設 (A) 遊 技 施 設 (B) 商 業 系 用 途 複 合 施 設 住 宅 共 同 住 宅 店 舗 併 用 住 宅 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (A) 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (B) 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (C) 作 業 所 併 用 住 宅 官 公 庁 施 設 文 教 厚 生 施 設 (A) 文 教 厚 生 施 設 (B) 運 輸 倉 庫 施 設 (A) 運 輸 倉 庫 施 設 (B) 重 工 業 施 設 軽 工 業 施 設 サービス 工 業 施 設 (A) サービス 工 業 施 設 (B) 家 内 工 業 施 設 危 険 物 貯 蔵 処 理 施 設 (A) 危 険 物 貯 蔵 処 理 施 設 (B) 農 林 漁 業 用 施 設 3 西 海 東 他 µ m その 他 0 1,250 2,500 5,000 面 積 (ha) うち 可 住 地 面 積 (ha) 人 口 ( 人 ) 可 住 地 人 口 密 度 ( 人 /ha) 現 行 都 市 計 画 区 域 3,402.00 2,717.48 34,479 12.7 拡 大 後 都 市 計 画 区 域 3,805.41 3,086.26 35,822 11.6 うち 拡 大 検 討 地 区 合 計 403.41 368.78 1,343 3.6 1 竹 崎 松 -82 竹 崎 67.37 64.38 30 0.5 2 小 曽 部 不 -27 小 曽 部 166.77 152.75 310 2.0 3 西 海 東 他 計 169.27 151.65 1,003 6.6 68 資 料 :H18 宇 城 市 都 市 計 画 基 礎 調 査

都 市 計 画 区 域 設 定 : 長 期 目 標 パターン2に 加 えて 現 在 でも 交 通 量 の 多 い 県 道 沿 道 や 集 落 の 土 地 利 用 の 適 正 な 規 制 誘 導 を 図 りつつ 合 併 新 市 として 最 も 一 体 の 都 市 として 総 合 的 に 整 備 開 発 及 び 保 全 を 行 うことができる 区 域 設 定 の 観 点 から 拡 大 を 行 うパターン 2 小 曽 部 1 竹 崎 4 豊 崎 他 凡 例 現 行 用 途 地 域 現 行 都 市 計 画 区 域 都 市 計 画 区 域 拡 大 検 討 区 域 1 竹 崎 都 市 計 画 区 域 拡 大 検 討 区 域 2 小 曽 部 都 市 計 画 区 域 拡 大 検 討 区 域 3 西 海 東 等 都 市 計 画 区 域 拡 大 検 討 区 域 4 豊 崎 等 追 加 調 査 区 基 礎 調 査 区 行 政 区 域 主 要 交 通 網 高 速 道 路 幹 線 道 路 ( 幅 員 12m 以 上 ) JR 旅 客 鉄 道 主 要 都 市 施 設 04_JR 駅 19_ 公 園 緑 地 20_レクリエーション 施 設 21_ 高 等 学 校 22_ 小 中 学 校 23_ 公 共 図 書 館 25_ 市 民 会 館 中 央 公 民 館 26_ 官 公 庁 27_ 国 公 立 病 院 凡 例 建 物 用 途 現 況 業 務 施 設 商 業 施 設 (A) 商 業 施 設 (B) 商 業 施 設 (C) 宿 泊 施 設 娯 楽 施 設 (A) 娯 楽 施 設 (B) 娯 楽 施 設 (C) 遊 技 施 設 (A) 遊 技 施 設 (B) 商 業 系 用 途 複 合 施 設 住 宅 共 同 住 宅 店 舗 併 用 住 宅 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (A) 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (B) 店 舗 併 用 共 同 住 宅 (C) 作 業 所 併 用 住 宅 官 公 庁 施 設 文 教 厚 生 施 設 (A) 文 教 厚 生 施 設 (B) 運 輸 倉 庫 施 設 (A) 運 輸 倉 庫 施 設 (B) 重 工 業 施 設 軽 工 業 施 設 サービス 工 業 施 設 (A) サービス 工 業 施 設 (B) 家 内 工 業 施 設 危 険 物 貯 蔵 処 理 施 設 (A) 危 険 物 貯 蔵 処 理 施 設 (B) 農 林 漁 業 用 施 設 3 西 海 東 他 µ m その 他 0 1,250 2,500 5,000 面 積 (ha) うち 可 住 地 面 積 (ha) 人 口 ( 人 ) 可 住 地 人 口 密 度 ( 人 /ha) 現 行 都 市 計 画 区 域 3,402.00 2,717.48 34,479 12.7 拡 大 後 都 市 計 画 区 域 4,599.20 3,783.67 38,711 10.2 うち 拡 大 検 討 地 区 合 計 1,197.20 1,066.19 4,232 4.0 1 竹 崎 松 -82 竹 崎 67.37 64.38 30 0.5 2 小 曽 部 不 -27 小 曽 部 166.77 152.75 310 2.0 3 西 海 東 他 計 169.27 151.65 1,003 6.6 4 豊 崎 他 計 793.79 697.41 2,889 4.1 資 料 :H18 宇 城 市 都 市 計 画 基 礎 調 査 69