第 23 回 地 方 分 権 改 革 有 識 者 会 議 第 36 回 提 案 募 集 検 討 専 門 部 会 合 同 会 議 議 事 概 要 開 催 日 時 場 所 : 平 成 27 年 11 月 26 日 ( 木 )10:00~12:00 地 方 分 権 改 革 推 進 室 会 議 室 ( 中 央 合 同 庁 舎 4 号 館 8 階 ) 出 席 者 : 地 方 分 権 改 革 有 識 者 会 議 神 野 直 彦 座 長 ( 司 会 ) 小 早 川 光 郎 座 長 代 理 市 川 晃 議 員 勢 一 智 子 議 員 谷 口 尚 子 議 員 平 井 伸 治 議 員 提 案 募 集 検 討 専 門 部 会 髙 橋 滋 部 会 長 伊 藤 正 次 構 成 員 大 橋 洋 一 構 成 員 小 早 川 光 郎 構 成 員 勢 一 智 子 構 成 員 野 口 貴 公 美 構 成 員 ( 小 早 川 構 成 員 及 び 勢 一 構 成 員 は 地 方 分 権 改 革 有 識 者 会 議 議 員 との 兼 務 ) 政 府 石 破 茂 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 地 方 分 権 改 革 ) 福 岡 資 麿 内 閣 府 副 大 臣 牧 島 かれん 内 閣 府 大 臣 政 務 官 松 山 健 士 内 閣 府 事 務 次 官 石 原 一 彦 内 閣 府 審 議 官 池 田 憲 治 内 閣 府 地 方 分 権 改 革 推 進 室 次 長 三 宅 俊 光 内 閣 府 地 方 分 権 改 革 推 進 室 次 長 議 事 :(1) 雇 用 対 策 部 会 報 告 について (2) 平 成 27 年 の 地 方 からの 提 案 等 に 関 する 対 応 方 針 ( 案 ) 等 について (3)その 他 1 冒 頭 福 岡 内 閣 府 副 大 臣 及 び 牧 島 内 閣 府 大 臣 政 務 官 から 以 下 の 主 旨 の 挨 拶 があった ( 福 岡 副 大 臣 ) 皆 様 方 におかれては 提 案 募 集 方 式 に 基 づく 地 方 からの 提 案 の 実 現 に 向 けて 大 変 尽 力 いただ いており 心 から 感 謝 を 申 し 上 げる 特 に 提 案 募 集 検 討 専 門 部 会 におかれては 前 回 の 会 議 以 降 も 関 係 府 省 からの2 度 目 のヒアリングを 行 い 論 点 を 整 理 し 対 応 策 を 検 討 していただいているところであり 心 から 敬 意 を 表 する また ハローワークについては 前 回 の 合 同 会 議 において 本 年 1 月 30 日 の 閣 議 決 定 を 踏 まえ これまで のハローワーク 特 区 一 体 的 実 施 等 の 取 組 の 成 果 と 課 題 の 検 証 等 を 雇 用 対 策 部 会 にお 願 いし 本 日 まで 議 論 いただいたところであり 本 日 その 検 討 結 果 を 報 告 いただくと 承 知 している 部 会 長 の 小 早 川 議 員 谷 口 議 員 をはじめ 雇 用 対 策 部 会 の 皆 様 方 には 短 期 間 に 精 力 的 に 議 論 いただき 報 告 書 を 取 りまとめていただいたことに 心 から 感 謝 を 申 し 上 げる 本 日 は ハローワークの 地 方 移 管 を 含 めた 対 応 方 針 の 案 について 皆 様 方 に 積 極 的 な 議 論 をお 願 いした い 年 末 の 地 方 分 権 改 革 推 進 本 部 及 び 閣 議 において 対 応 方 針 を 決 定 したいと 思 っているので 本 日 も 何 と ぞよろしくお 願 いする ( 牧 島 大 臣 政 務 官 ) 専 門 の 議 員 の 皆 様 に 大 変 お 世 話 になるが 国 民 の 方 たちも 注 目 をされている 地 方 分 権 改 革 であるので 私 も 一 生 懸 命 取 り 組 んでまいりたい 2 次 に 雇 用 対 策 部 会 報 告 書 について 小 早 川 座 長 代 理 ( 雇 用 対 策 部 会 長 )から 説 明 があった その 後 意 見 交 換 が 行 われ 雇 用 対 策 部 会 報 告 書 を 有 識 者 会 議 として 了 承 することとされた 概 要 は 以 下 のとおり ( 小 早 川 座 長 代 理 ) 雇 用 対 策 部 会 は 本 年 1 月 30 日 に 閣 議 決 定 された 平 成 26 年 の 地 方 からの 提 案 等 に 関 する 対 応 方 針 に 基 づくハローワークについての 検 証 検 討 を 行 うために 本 年 9 月 から3 回 にわたる 会 合 でヒ アリング 及 び 意 見 交 換 を 行 い 去 る11 月 20 日 に 部 会 としての 報 告 書 ( 資 料 1)を 取 りまとめた 部 会 においては まず 次 のとおり 整 理 した 国 のハローワークの 持 つ 雇 用 のセーフティネットの 機 能 は 地 方 移 管 した 場 合 に 十 分 維 持 することは 難 し いのではないか 一 体 的 実 施 ハローワーク 特 区 については 職 業 紹 介 と 福 祉 施 策 や 産 業 施 策 との 連 携 が 高 い 効 果 を 生 んで いると 考 えられ これは 安 定 的 な 取 組 として 位 置 付 けるべきものではないか 特 区 における 知 事 から 労 働 局 長 への 指 示 権 について 実 際 に 活 用 されたのは1 件 のみだが この 指 示 権 を 背 景 に 現 場 での 調 整 が 円 滑 に 進 んでいるとの 評 価 がある そうしたことから 国 と 地 方 の 連 携 強 化 のため には 現 在 の 特 区 のような 地 域 限 定 ではなく 全 国 的 な 制 度 とすべきではないか 地 域 のニーズに 応 じた 地 方 公 共 団 体 の 無 料 職 業 紹 介 を 一 層 充 実 させるべきではないか これに 加 えて 11 月 12 日 に 全 国 知 事 会 の 代 表 として 平 井 知 事 から 石 破 大 臣 に 要 請 がなされ 大 臣 から は この 要 請 の 内 容 につき 雇 用 対 策 部 会 において 議 論 するよう 求 めがあった 1
そこで 3 結 論 にあるように 以 上 を 総 合 的 に 検 討 した 結 果 部 会 においては 利 用 者 の 利 便 性 を 第 一 義 に 考 え ハローワークの 地 方 移 管 として 報 告 書 の 別 紙 2に 新 たな 雇 用 対 策 の 仕 組 みというものを 取 りまとめた この 仕 組 みは 利 用 者 の 利 便 性 を 高 めることを 第 一 義 として 国 と 地 方 の 連 携 を 抜 本 的 に 拡 充 した 新 たな 雇 用 対 策 を 法 律 に 基 づき 全 国 的 かつ 安 定 的 な 仕 組 みとして 構 築 するものである ポイント1は 知 事 が 国 のハローワークを 実 際 上 都 道 府 県 の 組 織 として 活 用 できる 枠 組 みというこ とで 都 道 府 県 市 町 村 と 都 道 府 県 労 働 局 との 間 で 雇 用 対 策 全 般 についての 法 律 上 の 協 定 を 締 結 する その 上 で 都 道 府 県 知 事 から 都 道 府 県 労 働 局 長 へ これまでのハローワーク 特 区 における 指 示 と 同 等 の 関 与 が 法 律 上 において 可 能 であることとするというようにしている ポイント2は 地 方 版 ハローワークの 設 置 権 限 を 移 譲 し 地 方 公 共 団 体 が 国 と 同 列 の 公 的 な 立 場 で 無 料 職 業 紹 介 を 実 施 できる 仕 組 みということで 地 方 公 共 団 体 が 無 料 職 業 紹 介 事 業 を 行 う 際 の 届 出 を 廃 止 する そ れとともに 民 間 事 業 者 と 同 列 に 課 されている 規 制 や 監 督 を 廃 止 する また 求 人 情 報 のオンライン 提 供 に ついて 法 定 化 した 上 で 提 供 する 情 報 の 範 囲 を 国 のハローワーク 職 員 が 職 業 紹 介 に 用 いる 情 報 と 同 様 とす る そして 国 による 雇 用 保 険 の 認 定 等 について 自 治 体 の 希 望 や 利 用 者 のニーズに 応 じて 対 応 することと している ポイント3は 国 のハローワークと 地 方 公 共 団 体 とが 同 一 施 設 内 で 無 料 職 業 紹 介 及 び 相 談 業 務 等 を 行 う 利 用 者 の 視 点 に 立 っての 一 体 的 サービス と 呼 ぶべきものを 全 国 的 かつ 継 続 的 に 展 開 することとしてい る この 一 体 的 サービス については 法 定 化 し その 上 で 継 続 的 に 実 施 できるよう 国 として 必 要 な 経 費 を 予 算 措 置 する さらに 一 体 的 サービス の 運 営 に 当 たっては 地 方 からの 要 望 に 対 して 迅 速 積 極 柔 軟 に 対 応 できるようにすることなどとしている ポイント4は 国 による 支 援 の 拡 充 である 国 が 地 方 の 職 員 の 研 修 に 協 力 すること 国 と 地 方 の 間 の 人 事 交 流 の 拡 充 地 方 が 取 り 組 む 雇 用 対 策 事 業 への 財 政 支 援 などを 盛 り 込 んでいる 今 後 国 の 方 におかれては この 新 たな 仕 組 みの 実 現 に 向 けて 具 体 的 な 制 度 設 計 を 行 っていただきた い その 際 労 使 の 意 見 に 加 えて 地 方 の 意 見 も 十 分 に 反 映 させるようにすべきものと 考 えている 部 会 としては この 報 告 書 の 内 容 が 近 い 将 来 に 制 度 化 され 国 のハローワークと 地 方 版 ハローワークが 今 以 上 に 国 民 の 雇 用 の 確 保 に 資 するものとなり ひいては 国 民 生 活 国 民 経 済 の 安 定 と 向 上 につながってい くことを 期 待 する ( 大 橋 構 成 員 )ポイント1の 所 で 特 区 のときには 指 示 という 強 い 言 い 方 だったものを お 互 いが 協 定 と いう 形 で 取 り 結 んで その 協 定 の 内 容 として 要 請 という 形 で 行 うのだけれども その 根 拠 は 法 律 にあって きちっとした 制 度 の 下 で 進 める そういう 制 度 かと 拝 聴 した そうだとすると 一 番 頭 の 所 にある 実 際 上 というのは どういう 趣 旨 なのかをもう 少 し 説 明 いただきたい また ポイント1(2)の3の 所 で 労 働 局 長 が 従 わないときに 知 事 が 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 立 てるという この 仕 組 みは 最 終 的 には 厚 生 労 働 大 臣 の 判 断 をもってファイナルとするというような 制 度 設 計 なのか ( 小 早 川 座 長 代 理 )ポイント1の 見 出 しで 国 のハローワークを 実 際 上 都 道 府 県 の 組 織 として 活 用 でき る 枠 組 みという 表 現 にしている これは その 内 容 は 細 かく 書 いてあるとおりなのだが そのことの 意 義 を 手 短 に 分 かりやすく 表 現 しようとしたものである 法 制 度 上 は 国 の 組 織 は 国 の 組 織 都 道 府 県 の 組 織 は 都 道 府 県 の 組 織 ということで 分 かれているわけで 国 のハローワークは 国 の 組 織 なのだが 協 定 とそれに 基 づく 要 請 の 仕 組 みによって 都 道 府 県 の 意 思 と 国 の ハローワークの 運 営 のやり 方 とが 合 致 するようにうまく 運 営 されればよいという 考 えである 都 道 府 県 の 側 から 見 れば 実 際 上 都 道 府 県 の 組 織 として 活 用 できる ことになるだろうというつもりである 知 事 の 要 請 に 対 して 都 道 府 県 労 働 局 長 が 従 わない 場 合 の 厚 生 労 働 大 臣 への 申 立 ての 部 分 は まだこの 報 告 書 の 段 階 では 大 まかなコンセプトを 示 したものであり 質 問 のように 厚 生 労 働 大 臣 が 申 立 てを 受 けて 判 断 をしたらそれがファイナルなのか あるいはそれに 対 して 何 らかの 更 に 別 の 手 続 があるのか あるいはつ くるのか この 辺 は 今 後 の 制 度 設 計 で 詰 めていただきたいという 趣 旨 である ( 平 井 議 員 ) 今 大 橋 先 生 から 話 があったが これは 多 分 ポイント1の 所 を 我 々が 聞 いた 感 じでの 理 解 をそ のまま 文 字 にしてもらったほうが 分 かりやすいのかなと 思 う ハローワーク 特 区 を 全 国 でやってくれという のが 都 道 府 県 の 方 のかねての 要 望 であり かつては ハローワーク 特 区 を 全 都 道 府 県 で 申 請 するということ 2
を 運 動 としてやったぐらいである したがって ハローワーク 特 区 を 全 国 に 適 用 して 拡 充 強 化 するのだとい うぐらいをタイトルに 入 れてもらった 方 が 本 当 は 分 かりやすいのではないか ハローワーク 特 区 以 下 のも のをやるわけではなく ハローワーク 特 区 以 上 の 権 限 と 内 容 をつくって 全 国 に 広 げるということだろうか ら そこをはっきりとアピールしていただいた 方 が 我 々としても 有 り 難 い 厚 生 労 働 大 臣 への 申 立 てがファイナルかどうかというのは これは 正 直 いろいろな 議 論 があると 思 う 最 後 は 訴 訟 も 含 めて 不 服 申 立 ての 手 続 がはっきりしていれば 地 方 側 もある 意 味 やりやすいということに もなるし これから 地 方 版 ハローワークをつくることとなると 国 と 地 方 がそれぞれ 役 割 を 果 たしながら このハローワークという 事 業 をやろうということになるので そうした 新 しい 時 代 にふさわしい 国 地 方 の 意 見 の 調 整 手 続 というのは 本 来 必 要 なのだろうと 思 う 別 紙 3の 図 柄 で 若 干 我 々が 気 になる 所 は 右 側 の 方 の 地 方 版 ハローワーク の 所 に 括 弧 書 きで 国 へ の 届 出 監 督 の 廃 止 とわざわざ 添 えてある これが 従 来 と 制 度 が 変 わらないのだという 趣 旨 であると 全 然 意 味 がない 単 に 法 律 の 上 での 国 への 届 出 監 督 を 廃 止 するというだけで 従 来 と 変 わりませんよというの だったら こんなハローワークをつくる 意 味 はない 住 民 企 業 の 利 便 性 の 向 上 や 産 業 政 策 と 一 体 となっ た 雇 用 労 働 行 政 の 展 開 が 可 能 となるといった 展 開 ができなければ 意 味 がない 一 億 総 活 躍 社 会 地 方 創 生 の 解 決 策 としても この 問 題 へのアプローチが 避 けて 通 れない 単 なる 法 律 の 規 定 を 少 しいじって それで 終 わりだというのがここに 見 え 隠 れしているのであれば それは 多 分 この 分 権 の 会 議 の 趣 旨 ではないと 思 うの で 魂 が 入 るようにしていただきたい 真 ん 中 の 辺 りに 指 示 と 同 等 の 知 事 の 権 限 と 書 いてあり 法 律 上 の 関 与 とある この 辺 は 先 ほど も 話 があったように 従 来 ハローワーク 特 区 だと 指 示 という 言 葉 があった これを ここに 書 いて あるようなことで 関 与 ということになったとき これが 従 来 のハローワーク 特 区 未 満 のものであっては いけない 以 上 のことにしてもらわないと 意 味 がない そのことを 是 非 理 解 いただきたい 財 政 支 援 という 言 葉 で 国 の 支 援 がある 地 方 にこれだけの 仕 事 をやるということで 国 の 制 度 として つくるわけだから もちろん 地 方 財 政 上 の 措 置 も 含 めてということになろうかと 思 うが 国 としても そ うしたことが 地 方 側 にでもできるような 十 分 な 措 置 をしていただく 必 要 があるだろうと 思 う 法 律 に 基 づく 情 報 のオンライン 提 供 は 実 は 今 地 方 でも 同 じようなことをやれている 所 もあり た だ 十 分 にリアルタイムの 情 報 をくれない 場 合 がある 結 局 現 場 で 折 衝 してだんだんと 認 められていると いうような 実 情 もあるのだが 法 律 に 基 づいて 情 報 を 頂 けるということを 保 証 していただきたい 国 が 労 働 局 でやっているのと 同 じようなハローワークをつくることを 認 めるのであれば 同 じ 情 報 を 共 有 できるようにしていただきたい もちろん 守 秘 義 務 は 地 方 公 務 員 法 上 かかるし もし 必 要 なら 特 別 の 守 秘 義 務 をかけていただいても 結 構 だが 我 々がやりたいのは 住 民 のために あるいは 企 業 のためにいい 仕 事 がしたいということであり そこのところの 同 等 なレベルを 与 えていただきたい 雇 用 保 険 の 認 定 は 事 務 自 体 はそんなに 難 しいことではないので 地 方 版 ハローワークで 認 定 等 の 実 施 が できるように 十 分 な 配 慮 をいただきたい 具 体 的 な 中 身 をつくるときに 地 方 としっかり 協 議 をしていただきたい 大 枠 としてこういうことであれ ば 大 きな 前 進 になると 思 うが それが 本 当 に 住 民 や 企 業 のためにやりやすい 制 度 になるかどうかは 現 場 が 知 っているので 地 方 と 協 議 をした 上 で 最 終 的 な 詰 めを 行 っていただきたい ( 小 早 川 座 長 代 理 )ポイント1の 捉 え 方 について これはハローワーク 特 区 の 実 績 を 全 国 化 することだろうと おっしゃったのは 間 違 いではない ただ 全 国 化 といっても 法 令 で 一 義 的 に 決 めつけてしまうのではな く 個 別 の 協 定 でそれぞれ 仕 組 んでいくということもあり それが 活 用 できる 枠 組 みという 表 現 になっ ている 内 容 的 に 特 区 の 実 績 を 下 回 らないということはおっしゃるとおりであり そこは 指 示 に 代 えて 要 請 という 言 葉 にしてあるが 指 示 と 同 等 の 権 限 ということで 押 さえたつもりである 地 方 版 ハローワークに 関 しての 国 への 届 出 や 各 種 監 督 の 廃 止 の 問 題 については 国 と 同 列 の 公 的 な 立 場 での 職 業 紹 介 ということであるから 具 体 的 な 制 度 や 運 用 もそれに 見 合 ったものであることが 当 然 必 要 だろ うと 思 っている オンラインの 情 報 提 供 の 話 や 雇 用 保 険 の 認 定 職 業 訓 練 の 指 示 についての 国 の 側 からの 職 員 の 配 置 なり 何 なりの 配 慮 ということは 国 の 側 で 報 告 書 の 趣 旨 を 踏 まえて 十 分 対 応 していただけるものと 私 は 理 解 して いるし 当 然 そうなるだろうというように 考 えている 3
( 谷 口 議 員 )こちらに 示 された 案 が 今 後 実 質 化 されていく 際 に 国 と 地 方 が 十 分 に 協 議 されて 実 現 可 能 で かつ 住 民 の 利 益 を 最 大 化 するような 制 度 となるように 祈 ってやまないばかりである 私 は 地 方 分 権 改 革 有 識 者 会 議 から 参 加 させていただいたということで これからの 時 代 人 口 減 少 が 進 む 中 で 地 方 が 自 分 たちの 地 域 について 頑 張 るということをなるべく 支 援 する どういった 形 であれ それを 推 進 していくということが1つの 柱 方 針 となっていた しかしながら 国 と 地 方 との 協 議 を 拝 見 していく と この 雇 用 対 策 やハローワークの 業 務 については 国 から 地 方 へ 全 面 移 管 するとなると 今 後 も 課 題 や 検 討 するべき 点 があるということが 指 摘 されたということは 雇 用 対 策 部 会 においても 展 開 されていた 国 が 行 う 役 割 例 えば 全 国 の 情 報 ネットワーク あるいは 失 業 保 険 雇 用 保 険 の 部 分 や また 緊 急 時 大 きな 災 害 やリーマンショックのような 金 融 不 安 こうしたときの 国 の 全 国 的 な 対 応 策 の 役 割 というものも 指 摘 された このようなことを 考 えると 国 の 役 割 といった 部 分 と 今 後 活 躍 していきたい 活 躍 するべき 地 方 の 側 に 対 して 国 がしっかりと 支 援 をする このような 形 が 今 後 具 体 的 な 仕 組 みになっていくと 非 常 に 望 ましいと 考 える ( 市 川 議 員 )まさしくこういう 形 でハローワークが 展 開 されることで 求 職 者 側 にとって 非 常 に 利 便 性 のある 形 になり なおかつ きめの 細 かいケアをすることで 不 正 受 給 の 防 止 等 にもつながってくることを 期 待 し たい 1 点 これから 制 度 設 計 を 進 めていただく 上 で 考 慮 いただきたいのは 求 人 側 の 今 までの 例 えば 雇 用 保 険 制 度 に 絡 むいろいろな 手 続 等 も 例 えば 我 々の 場 合 だと 飯 田 橋 1か 所 で 申 請 手 続 すればそれでいい わけだが これが 例 えば 地 方 にいろいろと 移 っていく 中 で そういう 求 人 側 の 手 続 が 煩 雑 にならないよう に むしろもっと 利 便 性 が 進 むような 形 で 具 体 的 な 制 度 設 計 を 行 っていただきたい ( 神 野 座 長 ) 平 井 議 員 から 若 干 読 み 方 を 間 違 えられると というような 心 配 があって 中 身 については 当 然 平 井 議 員 の 気 持 ちは 反 映 されていると 思 うが そこについても 修 文 のような 提 案 があったが 先 ほどの 小 早 川 議 員 の 説 明 でよろしいか ( 平 井 議 員 ) 結 構 である そこを 是 非 記 録 として 残 して ハローワークが 国 民 の 皆 様 にも 使 い 勝 手 のいいもの となればいいと 思 う 市 川 先 生 がおっしゃったことも 含 めて 十 分 な 制 度 設 計 を 今 後 図 っていただきたい ( 神 野 座 長 )それでは 雇 用 対 策 部 会 の 報 告 書 について この 有 識 者 会 議 として 了 解 したということにさせて いただいてよろしいか ( はい と 声 あり) ( 神 野 座 長 )それでは そのようにさせていただく 長 年 の 懸 案 であった 問 題 について 解 決 への 基 盤 ができ たと 思 うので 部 会 に 参 加 いただいた 構 成 員 の 皆 様 方 に 深 く 感 謝 を 申 し 上 げる この 報 告 の 今 後 の 取 扱 いについては 次 の 議 題 平 成 27 年 の 地 方 からの 提 案 等 に 関 する 対 応 方 針 を 事 務 局 から 説 明 いただいて 議 論 していく 過 程 で また 議 論 を 頂 戴 できればと 思 う 3. 次 に 平 成 27 年 の 地 方 からの 提 案 等 に 関 する 対 応 方 針 案 について 三 宅 内 閣 府 地 方 分 権 改 革 推 進 室 次 長 か ら 説 明 があった その 後 意 見 交 換 が 行 われ 一 部 の 事 項 については 座 長 一 任 とするなどした 上 で 平 成 27 年 の 地 方 からの 提 案 等 に 関 する 対 応 方 針 案 を 有 識 者 会 議 として 了 承 することとされた また 農 地 転 用 許 可 等 に 係 る 指 定 市 町 村 の 指 定 基 準 等 地 方 分 権 改 革 事 例 集 及 び 地 方 分 権 改 革 シンポジウ ムについて 池 田 内 閣 府 地 方 分 権 改 革 推 進 室 次 長 から 説 明 があった 概 要 は 以 下 のとおり ( 三 宅 次 長 ) 資 料 2が 27 年 の 提 案 募 集 の 経 過 である 資 料 3が 対 応 状 況 である 詳 細 は 精 査 中 だが 対 応 できるものの 割 合 は7 割 強 となっている 資 料 4-1が 対 応 方 針 案 の 概 要 である 資 料 4-2が 対 応 方 針 案 の 本 体 であるが 大 部 であるので 主 なものを 資 料 5にまとめている 一 番 右 側 に 分 野 を 入 れて 資 料 6とリンクできるようにした 資 料 6が 昨 年 の 対 応 方 針 のフォローアップの 状 況 であり このうち 27 年 あるいは27 年 度 中 に 結 論 を 得 るものの 状 況 である まだ 検 討 中 のものも 多 いが 半 数 近 くは 結 論 が 出 て 何 らか 対 応 する 方 向 である ( 平 井 議 員 ) 去 年 よりも 打 率 が 上 がっており 72% 何 らかの 形 で 対 応 ができたということである できれ ば 全 部 対 応 していただけるともっと 有 り 難 いのだが この 点 について 感 謝 をまず 申 し 上 げたい 4
この 内 容 については 是 非 また 丁 寧 に 特 に 認 められない 案 件 については 説 明 をしていただきたい 再 挑 戦 のことも 考 えていただけると 有 り 難 い 例 えば 今 回 の 中 では 中 山 間 地 の 訪 問 看 護 ステーションや 病 児 病 後 児 保 育 において 専 門 家 の 看 護 師 等 がいないと 駄 目 だということでがんじがらめにされるとできない そういうところを 我 々の 方 で 主 張 し 認 めていただいた その 意 味 で 本 当 に 今 回 の 成 果 については 評 価 させていただきたいが 片 方 で 例 えば 保 健 所 の 件 で 言 えば そもそも 保 健 所 長 に 医 者 がならなければいけないのかということがある 本 来 の 本 質 の ところは 保 健 所 長 が 医 師 であるという 必 置 規 制 が 果 たして 現 代 社 会 に 必 要 なのかどうかである また 今 回 ハローワークに 関 する 議 論 の 中 で 厚 生 労 働 省 が 提 示 したアンケートでは 都 道 府 県 の88% がハローワークの 移 管 は 望 んでいない という 結 果 だったが 全 国 知 事 会 が 首 長 にアンケートをとったとこ ろ 91%がハローワークの 移 管 を 望 む という 結 果 であった このようにアンケートのとり 方 や 対 象 者 に よって 正 反 対 のデータが 出 てきた このように 各 府 省 とのやりとりには 地 方 側 としてはうなずけないところも 出 てくるのも 事 実 なので 地 方 の 実 情 をよく 把 握 いただくために 今 後 の 進 め 方 として できればこの 委 員 会 で 地 方 の 現 場 のヒアリング をやる 機 会 を 復 活 させるなど 地 方 側 の 意 見 の 聴 取 ということも 今 後 配 慮 していただければと 思 う ( 髙 橋 部 会 長 )2 年 目 に 入 り 提 案 募 集 方 式 が 大 分 定 着 してきたのかなという 気 がしている 事 務 局 に 事 前 相 談 していただき 提 案 の 中 身 を 具 体 化 さらには 実 現 可 能 な 方 向 での 内 容 に 修 正 していただいたことが1つ 成 果 につながったと 思 う さらに 言 うと 受 け 止 める 省 庁 の 方 も 前 向 きに 検 討 いただいたのかなというこ と 去 年 に 比 べて 雰 囲 気 が 大 分 違 ったなということが 実 際 の 作 業 に 当 たった 人 間 としての 感 想 である そういう 意 味 では 地 域 の 自 主 性 や さらには 地 域 の 実 情 に 基 づいて 地 方 公 共 団 体 の 方 から 提 案 がされ て それを 省 庁 に 取 り 持 って 実 現 するというルートが 確 立 したということは 大 きな 意 味 があるのではない か これは 手 前 味 噌 かもしれないが そう 思 って 仕 事 をさせていただいている 今 平 井 議 員 から 幾 つか 頂 戴 した 意 見 については 実 現 したとは 言 っても 省 庁 とのいろいろな 話 合 いの 中 で 部 分 的 には 折 り 合 ったところもある その 辺 について どういうように 提 案 団 体 に もしくは 地 方 団 体 全 体 に 説 明 していくのかというのは 今 後 また 事 務 局 とも 相 談 しながら 考 えていきたい ( 野 口 構 成 員 ) 今 の 髙 橋 先 生 の 言 葉 に 尽 きるかなと 思 っている 先 ほどハローワークの 問 題 に 関 する 小 早 川 先 生 の 御 報 告 を 伺 っていて 協 定 という 手 法 関 連 する 主 体 が 一 緒 に 考 えて 推 進 し 目 標 の 達 成 を 図 るという 手 法 自 体 にすごく 工 夫 があると 思 っている 今 回 の 議 論 自 体 も 振 り 返 ってみると 関 連 する 主 体 が 一 緒 に 考 えて 推 進 し 目 標 の 達 成 を 図 るためにはどうしたらいいのかという 協 定 的 な 手 法 の 要 素 があるという 点 が 検 討 部 会 の 議 論 だったのかなと 思 っている 振 り 返 って 確 実 に 地 方 が 元 気 になる 分 権 が 進 んだのではないかと 思 っている ( 伊 藤 構 成 員 ) 私 も 先 ほどの 髙 橋 部 会 長 の 感 想 と 全 く 同 じ 意 見 を 持 っている 先 ほど 平 井 議 員 からの 意 見 で 各 省 との 平 行 線 をたどってしまったようなものがあるということで やはり 昨 年 度 に 引 き 続 き 一 部 の 案 件 についてはどうしても 折 り 合 えないところがあった これはなかなか 理 屈 で 通 すというのも 難 しいというこ とを 改 めて 感 じている ただ 各 省 も 今 年 度 は 非 常 に 協 力 いただき データに 基 づいて 議 論 をすることができたと 思 う その 際 各 省 の 側 でとってくるアンケートと こちらの 事 務 局 にお 願 いして 出 てくるアンケートで 全 く 中 身 が 異 なる ということがあるが 議 論 の 仕 方 のベースみたいなものは 少 しずつできてきていると 思 う 解 釈 が 相 当 違 う とか アンケートのとり 方 に 関 して 議 論 ができる さらにそこから 詰 めて 協 議 ができるという 方 式 が 少 しず つ 手 法 として 定 着 しつつある と 言 うと 語 弊 があるが そういう 議 論 のベースが 少 しずつできてきたのでは ないかという 感 想 を 持 っている ( 大 橋 構 成 員 ) 終 わってみると 平 井 議 員 から 指 摘 があったように 実 現 できなかったものについての 思 いが いろいろよぎるのだが この 制 度 自 体 は 地 方 公 共 団 体 で 現 場 を 預 かっている 方 が 日 々 感 じている 問 題 発 見 能 力 に 非 常 に 負 うところがあり その 問 題 発 見 されたものを 何 とか 制 度 につなげていくということだと 思 う そうすると その 問 題 発 見 されたものが 制 度 改 正 に 耐 え 得 るような 立 法 事 実 になるくらいの 問 題 発 見 な のかという そこのところのつなぎがうまくいかなかったところがあるので これは 現 場 と 委 員 会 との 共 同 5
作 業 かなという 気 がする あと 事 務 局 の 方 に 非 常 に 詳 細 な 調 査 をやっていただいたおかげで 作 業 がこれだけ 進 んだのだと 思 う 事 務 局 の 方 が 非 常 に 一 生 懸 命 作 業 されている 中 に 地 方 からお 見 えになっている 研 究 員 も 一 緒 になって 奮 闘 されていて ここの 場 は 将 来 の 人 材 養 成 の 場 にもなっているのかなとも 感 じており 問 題 解 決 プラスアル ファの 可 能 性 もあるような 作 業 なのかなと 思 う ( 勢 一 議 員 ) 全 体 的 な 感 想 としては 髙 橋 部 会 長 伊 藤 構 成 員 がおっしゃったとおり 私 も 同 じように 感 じて おり 制 度 として 浸 透 してきて 府 省 とのやりとりの 中 でも 理 解 が 進 んできたことは 2 年 目 に 至 っての 成 果 ではないかと 感 じている 今 回 私 自 身 が 非 常 に 有 り 難 かったのは 最 初 の 提 案 をしてくれた 団 体 の 意 欲 的 な 提 案 に 加 えて 追 加 で その 提 案 に 賛 同 する 団 体 からの 支 障 事 例 をたくさん 出 していただいたことである 声 をたくさん 出 していた だけたおかげで こういう 問 題 が 固 有 の 自 治 体 だけではなく 全 国 的 に 問 題 になっている 状 況 をデータを 含 めてお 示 しさせていただくことができ 部 会 での 議 論 をかなり 支 えていただいたと 感 謝 している もう 一 点 2 年 目 に 関 わって 実 感 したのは 地 方 の 現 状 とニーズが 多 様 であるということである ある 特 定 の 分 野 での 支 障 というのが 特 にそういうことを 感 じていない 自 治 体 も 多 数 あれば どうしてもそれに 対 応 しなければ 地 域 としては 困 るという 自 治 体 も 幾 つかある このようなときにどういう 手 立 てを 講 じて 困 っているところを 支 援 することができるのか ここには 法 律 で 一 律 に 分 権 することでは 対 応 できない 部 分 がたくさんあると 実 感 した これから 地 方 創 生 人 口 減 少 の 中 でいい 地 域 にしていくためには やはり 地 域 の 多 様 性 を 個 性 として 活 かせるような 制 度 の 支 援 が まだ 引 き 続 き 課 題 になるのかなと 感 じている ( 小 早 川 座 長 代 理 ) 皆 さんおっしゃったとおりかと 思 う 私 も 提 案 募 集 検 討 専 門 部 会 に 加 えていただき また 今 年 もいろいろ 勉 強 させていただいた 感 慨 めいたことになるが 分 権 改 革 が 進 んできて ここまできたの かなと 思 う 行 政 の 現 場 でいろいろな 違 和 感 がある 従 来 だとそれが 中 央 への 陳 情 あるいはもう 一 歩 進 ん で 要 求 というところまでは 行 くのだが その 域 を 超 えて 提 案 というところまで 多 くの 都 道 府 県 市 町 村 が それなりの 案 を 引 っ 提 げてくるようになったということで 感 慨 深 い 更 によい 提 案 をしていく 能 力 を 更 に 磨 いていただきたい 能 力 が 高 まれば 提 案 も 更 にポイントを 突 いたも のが 出 てくるだろうと 思 う 私 どもを 含 めて 事 務 局 の 方 も 大 変 な 労 力 の 要 る 話 だが しかし 自 治 体 の 皆 さんがますます 能 力 をつけていっていただきたい それで 全 体 がうまくいくのだろうと 思 う ( 市 川 議 員 ) 今 年 初 めて 参 加 させていただいたが 各 府 省 とのやりとり あるいは 現 場 から 出 てくる 意 見 が 非 常 に 広 範 囲 にわたるもので 本 当 に 議 論 の 中 身 を 詰 めていく 上 で 苦 労 されたと 思 う 捉 え 方 と 言 うか 手 法 というのが かなり 現 場 と 府 省 とでは 捉 え 方 の 切 り 口 が 違 うのだなという 部 分 を 議 論 の 中 身 を 読 ませてもらって 感 じた そういう 意 味 では こういう 機 会 を 通 して ある 意 味 では 国 の 考 え 方 の 本 質 的 な 部 分 を 引 き 出 すという 意 味 でも 非 常 に 価 値 があると 思 うし 同 時 に 現 場 で 何 が 起 きているかと いうことを 知 るという 意 味 では このやりとりというのは 非 常 に 貴 重 だと 思 う その 意 味 で 検 討 部 会 の 皆 さんが 意 見 を 出 される 部 分 は 非 常 に 細 やかな 気 遣 いで 意 見 を 出 されている そして その 後 第 2の 回 答 なり 新 しい 建 設 的 なアイデアが 出 てくるという 意 味 では 本 当 にすばらしい 仕 組 みが 動 き 始 めたなというように 感 じている あとは 今 回 こういう 形 でいろいろプロセスが 進 んでいるので これが 実 際 に 実 行 されていった 後 の 成 果 事 例 集 というのを 私 も 初 めて 読 ませていただいたが 非 常 にすばらしい 報 告 書 だと 思 うので 是 非 今 回 の 結 果 に 関 しても 事 例 集 という 形 で 取 りまとめると 同 時 に それぞれの 関 係 する 府 省 あるいは 自 治 体 におい て 成 果 についての 議 論 PDCAもしっかり 回 していく そういう 仕 組 みも 是 非 今 後 は 検 討 いただきたい ( 谷 口 議 員 ) 今 先 生 方 がおっしゃられたこと また 事 務 局 の 方 からのこれまでの 対 応 からも 本 当 にそれ に 尽 きると 思 う 今 先 生 方 から 伺 った 点 では 少 しこういった 枠 組 みが 定 着 してきているのかなというこ とだった 今 後 フォローアップだとか また 取 組 の 評 価 ということも 含 めて 次 の 段 階 の 取 組 のベースと いうものが 練 られていくと 思 うので また 微 力 ではあるが 参 加 させていただきたい 6
( 平 井 議 員 ) 地 域 をよくするためにどういう 行 政 スタイルがいいのか これは どこどこ 省 の 何 々 課 がやらな ければいけないという 時 代 ではないと 思 う 一 番 ふさわしい 人 が 一 番 住 民 の 声 を 聞 いて 現 場 で 処 理 してい く そういう 体 制 を 作 っていくのが 地 方 分 権 になると 思 う あわせて 地 方 分 権 は それについて 住 民 が 参 加 して その 制 度 設 計 ができるところ その 意 思 決 定 に 参 加 するデモクラシーのシステムが 現 場 にあるの で 地 方 でできることは 地 方 でという 補 充 性 の 原 則 をまた 一 層 徹 底 して 確 保 していただけると 有 り 難 い ( 神 野 座 長 )この 件 について 取 り 計 らいを 伺 う 前 に 前 提 となるべき 事 項 を 御 承 知 置 きいただければと 思 う 第 一 に この 対 応 方 針 のうち ハローワークの 部 分 である これは 本 日 小 早 川 議 員 から 説 明 いただき さらにここで 了 承 いただいた 雇 用 対 策 部 会 の 報 告 書 を 基 に 厚 生 労 働 省 等 々と 調 整 しながら 事 務 局 において 対 応 方 針 を 作 成 していただくということをまずお 願 いする 第 二 に 資 料 6の 先 ほど 事 務 局 から 最 後 に 説 明 があったところである 26 年 対 応 方 針 のフォローアップの 状 況 で 引 き 続 き 検 討 中 とされているものについては 年 内 及 び 年 度 内 に 結 論 が 出 るように 事 務 局 におい て 引 き 続 き 調 整 につき 奮 励 努 力 していただくことになるので 来 年 以 降 もフォローする 必 要 があるもののう ち 今 回 対 応 方 針 に 加 えるべきものについては 加 えたい この 取 扱 いについては 私 に 一 任 いただきた い 加 えて 第 三 として 本 日 の 資 料 にはないが 平 成 27 年 の 提 案 の 中 で 予 算 編 成 過 程 で 検 討 を 求 めた 提 案 がある これについては 予 算 編 成 後 に 最 終 回 答 を 取 りまとめるというようにならざるを 得 ないため その ようにしているので これについても 私 に 一 任 頂 戴 できればと 思 う 今 言 った 私 に 一 任 いただくこと 等 を 前 提 として 今 回 の 対 応 方 針 案 を 議 論 いただき 私 としてはほぼ 皆 様 方 の 同 意 が 得 られていると 考 えているので 有 識 者 会 議 として 了 承 したということにさせていただければ と 思 う よろしいか ( 平 井 議 員 ) 大 賛 成 である その 上 でだが これから 厚 生 労 働 省 と 内 閣 府 でハローワークについて 権 限 移 譲 の 中 身 を 詰 めるという 調 整 をされるそうだが その 際 に 地 方 の 代 表 者 も 預 からせていただく 形 にできれば 有 り 難 いと 思 う この 経 緯 をよく 御 案 内 いただいている 小 早 川 部 会 長 はじめ そうした 先 生 方 にも 指 導 いただ きながら 進 めるという もちろん そういう 方 針 だと 思 うが そのことを 確 認 させていただければと 思 う ( 神 野 座 長 ) 御 提 案 承 ったということにさせていただき しかるべき 対 応 をさせていただければと 考 えてい る 以 上 を 条 件 として 了 承 いただいたということにさせていただいてよろしいか ( はい と 声 あり) ( 神 野 座 長 )それでは 了 承 いただいたということにさせていただく 今 後 であるが 政 府 におかれては 私 どもの 今 日 の 議 論 等 々を 念 頭 に 置 きながら 政 府 の 方 の 対 応 方 針 の 決 定 に 向 けて 各 府 省 との 最 終 調 整 を 伏 してお 願 いを 申 し 上 げる 引 き 続 いて その 他 の 所 に 関 わることについて 事 務 局 から 報 告 をいただければと 思 う ( 池 田 次 長 ) 農 地 転 用 許 可 権 限 については 本 年 6 月 に 公 布 された 第 5 次 地 方 分 権 一 括 法 において 都 道 府 県 及 び 農 林 水 産 大 臣 が 指 定 する 市 町 村 に 移 譲 することになり 来 年 4 月 に 施 行 される 8 月 に 立 ち 上 げた 指 定 基 準 等 に 関 する 検 討 会 には 地 方 団 体 の 代 表 と 有 識 者 にも 加 わっていただき 3 回 にわたる 充 実 した 議 論 を 経 て 11 月 10 日 に 取 りまとめが 行 われた 資 料 7-1が 概 要 版 である 地 方 分 権 改 革 事 例 集 は これまでの 改 革 の 成 果 を 国 民 の 皆 様 あるいは 地 方 団 体 の 関 係 者 に 目 に 見 える 形 で 還 元 するという 取 組 の1つとして 作 っており 昨 年 に 続 いて2 回 目 の 作 成 である 30の 事 例 を 掲 げており 関 連 するほかの 自 治 体 の 取 組 もコラムとして 記 載 し 全 部 で41の 事 例 を 紹 介 している 地 方 分 権 改 革 シンポジウムも 地 方 分 権 改 革 の 成 果 を 国 民 の 皆 様 にPRしていくこと 先 進 的 な 取 組 を 地 方 団 体 の 中 でも 情 報 共 有 することを 目 的 としている 昨 年 度 は 東 京 で 開 催 したが 今 年 度 は 来 年 1 月 13 日 に 京 都 で 開 催 することとしている 参 加 者 は 大 体 300 人 程 度 を 想 定 している ( 平 井 議 員 ) 大 臣 が 到 着 されたが このたびハローワークについて 新 しい 分 権 改 革 を 実 現 していく 道 筋 をつ けていただいた また 今 説 明 があった 農 地 改 革 についても 道 筋 をつけていただき 長 年 の 非 常 に 難 しい 課 題 に 今 地 方 分 権 改 革 推 進 本 部 が 年 々 解 決 策 のカードを 切 ってくださっている 非 常 にパワーを 発 揮 し 7
ていただいており 感 謝 を 申 し 上 げたい その 上 で ハローワークが 本 当 に 企 業 や 住 民 国 民 にとって 使 いやすい 制 度 になるためには 仏 を 作 っ たわけだが 魂 を 入 れなければならない それが 一 億 総 活 躍 社 会 につながり 地 方 創 生 につながるので こ れから 法 制 化 などもあるかと 思 うが その 辺 の 仕 上 げを 是 非 フォローアップしていただければ 有 り 難 い また 農 地 転 用 についても 総 量 としての 農 地 の 規 模 総 量 は 実 情 に 即 したものになることが 大 前 提 であ るし そのような 形 で 現 場 に 即 した 制 度 の 運 用 がなされるように なお 一 層 指 導 いただければと 思 う 4 最 後 に 石 破 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 地 方 分 権 改 革 )から 挨 拶 があり 閉 会 した 概 要 は 以 下 のとおり ( 石 破 大 臣 ) 本 日 は 平 成 27 年 の 地 方 からの 提 案 等 に 関 する 対 応 方 針 案 について 了 承 いただいた 誠 にありが とうございました 去 る9 月 4 日 前 回 の 合 同 会 議 の 後 に それぞれの 大 臣 に 対 して 改 めて 閣 僚 懇 談 会 において 実 現 困 難 な 部 分 が 提 案 にある 場 合 にも なぜそうなのかということを 制 度 を 所 管 する 各 府 省 が 具 体 的 な 根 拠 を 示 し て 明 確 かつ 迅 速 に 説 明 し 地 元 側 の 納 得 を 得 なければならない まず 駄 目 だと 言 って 理 由 は 自 分 で 考 えなさいという 話 にはならないということである 現 行 規 定 で 対 応 可 能 でも どうすれば 可 能 なのかが 分 か らなければしようもない 話 であり これを 通 知 等 々で 明 確 に 示 し 具 体 的 かつ 丁 寧 に 説 明 をし 地 方 側 の 納 得 を 得 る 必 要 があるということで 各 大 臣 にはさらにリーダーシップを 発 揮 してほしいとお 願 いした そのとおりになっているかどうかはまた 指 摘 をいただきたいと 思 っている 言 いっ 放 しでも 仕 方 がないこ とで 本 当 にそれがそのとおりになっているかどうかまで 指 摘 をいただきたい その 結 果 として 現 在 精 査 中 ではあるが 提 案 が 実 現 するなど 対 応 できるものの 割 合 は 約 7 割 となる 見 込 みである 各 府 省 の 皆 様 方 にも 尽 力 いただいた ありがとうございます 実 現 した 具 体 の 提 案 を 見 ると 本 年 も 提 案 募 集 方 式 ならではの 成 果 が 上 がっていると 認 識 している 地 方 創 生 が 本 格 化 した 年 でもあり 地 方 創 生 人 口 減 少 対 策 に 資 する 提 案 を 多 く 頂 戴 することができた また 国 が 気 が 付 かなかった 事 項 についても 具 体 的 な 事 例 に 基 づく 提 案 をいただき 施 策 の 前 進 につな がったと 考 えている 今 平 井 知 事 からも 話 があったハローワークだが 雇 用 対 策 部 会 で 議 論 いただいた 報 告 書 を 了 承 いただ き 部 会 長 の 小 早 川 議 員 谷 口 議 員 をはじめとして 皆 様 方 には 短 い 期 間 ではあったが 精 力 的 に 議 論 し 報 告 書 を 取 りまとめていただき ありがとうございました このハローワークについては これもなかなか 大 変 な 話 であり 労 使 ともにそれを 望 んでいないとか あ るいは 国 際 条 約 はどうだとかいろいろな 話 があり 長 年 ずっと 議 論 が 続 いてきたものである しかしなが ら この 際 に 決 着 を 図 らねばならない 何 をやっても 賛 成 論 と 反 対 論 は 当 然 あるわけだが 議 論 をいつま でしていても 仕 方 がないことだと 私 は 考 えていた そのようなことで 雇 用 対 策 部 会 の 検 討 結 果 を 踏 まえて 速 やかに 厚 労 省 と 調 整 をし 利 用 者 の 利 便 性 向 上 を 第 一 義 として 結 論 を 得 たいと 考 えている このハローワークの 地 方 移 管 も 含 めて 政 府 としては 本 日 の 議 論 を 踏 まえ 年 末 の 地 方 分 権 改 革 推 進 本 部 及 び 閣 議 における 対 応 方 針 の 決 定 に 向 け 最 終 的 な 調 整 を 進 めてまいりたい 農 地 転 用 もそうだし 全 てそうなのだが 権 限 が 移 譲 されるということは 当 然 の 話 だが 責 任 も 移 譲 さ れる そうすると それに 対 応 するだけの 体 制 整 備 ができているか 国 との 連 携 が 十 分 かと 言 えば それは 移 行 時 に 必 ず 混 乱 は 生 ずるものであり それも 迷 惑 するのは 国 民 であるから そういうことがないように 先 生 方 の 意 見 も 頂 きながら 国 と 地 方 との 連 携 をしっかりとやっていかねばならないと 思 っている 今 まで 国 だとこうだったのに 地 方 に 移 管 されたらこうなってしまったという 話 を 聞 かないわけではな い そこはよく 国 と 地 方 が 連 携 をしながら 利 用 者 の 利 便 性 向 上 ということを 第 一 に 考 えたい また これをやることによって どう 利 便 性 が 向 上 するのかということが 分 からなければどうにもならな い 話 であり これをやることによって 例 えばハローワークで 言 えば 職 を 求 めているAさんは 今 こん なに 困 っていたのにこんなによくなったということを 具 体 的 に 国 民 に 分 かっていただかなければならない また 働 く 人 を 求 めているBという 企 業 にしてみれば 今 までこうだったのにこんなによくなったというこ とが 移 行 した 後 すぐにその 効 果 を 発 現 しなければいけないと 考 えている シンポジウムも300 名 のお 客 様 ということだが これを 聞 いてよく 分 からなかったねと 帰 られるとどうに もならない これを 聞 いてよく 分 かったねと 言 っていただけるように 私 どもとしても 努 力 していかねばな らないと 思 うし それぞれの 分 権 を 受 けた 所 の 職 員 の 方 々が 多 分 これもDVDに 落 とすことになるのだろう 8
と 思 うが 見 て 理 解 してもらわなければならない シンポジウムやパネルディスカッションやフォーラム や いろいろなことがあるが それに 来 ることに 意 義 があるのではなくて 開 催 することに 意 義 があるので はなくて それを 見 て よし 分 かったぞということで 帰 ってもらうような 工 夫 を 私 どももしてまいりたいと 思 うので 今 後 とも 御 教 示 賜 るようにお 願 いする ( 以 上 ) ( 文 責 地 方 分 権 改 革 推 進 室 速 報 のため 事 後 修 正 の 可 能 性 あり) 9