会 館 だ よ り 2013 年 5 月 号 第 287 号 公 益 財 団 法 人 日 中 友 好 会 館
会 館 だより 5 月 号 の 内 容 行 事 案 内 日 中 友 好 会 館 美 術 館 主 催 展 日 中 友 好 会 館 所 蔵 中 国 絵 画 名 品 展 主 催 展 小 説 (ものがたり)と 戯 曲 (しばい) を 描 くー 中 国 木 版 年 画 展 日 中 友 好 後 楽 会 春 季 ハイキング 定 例 談 話 会 後 楽 会 中 国 旅 行 活 動 記 録 第 3 回 日 中 国 会 議 員 公 務 員 書 道 展 第 22 回 観 桜 会 後 楽 寮 にて 留 学 と 就 職 についての 講 演 会 を 開 催 中 国 留 学 生 と 鳩 山 由 紀 夫 元 首 相 が 会 談 JENESYS2.0 中 国 青 年 メディア 関 係 者 代 表 団 第 1 陣 クールジャパンをテーマに 活 動 日 中 学 生 友 好 交 流 事 業 訪 中 団 が 北 京 で 交 流 ご 挨 拶 中 国 教 育 部 より 派 遣 された 陳 世 華 氏 が 留 学 生 事 業 部 に 着 任 お 礼 とご 報 告 寄 付 のお 礼 とご 報 告 コラム 理 事 長 のツイッター 草 の 根 交 流 の 大 事 さ 宮 本 雄 二 ( 公 財 ) 日 中 友 好 会 館 副 会 長 会 館 行 事 と 人 の 動 き 表 紙 太 行 山 の 朝 明 け 孫 本 長 作 中 国 画 1984 年 (2013 年 4/15~5/17 日 中 友 好 会 館 所 蔵 中 国 絵 画 名 品 展 より) 只 今 開 催 中! 詳 しくは 2 ページをご 覧 ください - 1 -
行 事 案 内 日 中 友 好 会 館 美 術 館 主 催 展 日 中 友 好 会 館 所 蔵 中 国 絵 画 名 品 展 会 期 : 開 催 中 ~5 月 17 日 まで 時 間 :10:00~17:00 入 場 料 : 無 料 休 館 日 : 土 日 祝 日 主 催 : 公 益 財 団 法 人 日 中 友 好 会 館 後 援 : 中 国 大 使 館 ( 公 社 ) 日 中 友 好 協 会 日 本 国 際 貿 易 促 進 協 会 ( 一 財 ) 日 本 中 国 文 化 交 流 協 会 日 中 友 好 議 員 連 盟 ( 一 財 ) 日 中 経 済 協 会 ( 社 ) 日 中 協 会 斎 白 石 藤 中 国 画 孫 本 長 太 行 山 の 朝 明 け 中 国 画 劉 徳 潤 沂 蒙 の 春 油 絵 日 中 友 好 会 館 美 術 館 では 1989 年 の 開 館 以 来 数 々の 中 国 美 術 を 紹 介 する 展 覧 会 を 行 い 出 展 画 家 や 多 くの 関 係 者 から 作 品 の 寄 贈 を 受 けてまいりました 作 家 の 方 々は 当 時 から 著 名 でありましたが 更 にご 活 躍 の 場 を 広 げ いまでは 国 内 外 に 名 を 知 られる 画 家 になられて います 本 展 では 所 蔵 品 の 中 から 中 国 画 や 油 絵 などの 絵 画 作 品 を 中 心 に 厳 選 した 作 品 を 約 40 点 展 示 しております ぜひご 来 場 ください 主 催 展 小 説 (ものがたり)と 戯 曲 (しばい) を 描 くー 中 国 木 版 年 画 展 会 期 : 5 月 31 日 ~6 月 23 日 まで 時 間 : 10:00~17:00 入 場 料 : 無 料 休 館 日 : 水 曜 主 催 : 公 益 財 団 法 人 日 中 友 好 会 館 監 修 : 三 山 陵 ( 大 東 文 化 大 学 大 学 院 講 師 ) 出 展 協 力 : 早 稲 田 大 学 図 書 館 早 稲 田 大 学 演 劇 博 物 館 取 城 都 後 援 : 中 国 大 使 館 ( 公 社 ) 日 中 友 好 協 会 日 本 国 際 貿 易 促 進 協 会 ( 一 財 ) 日 本 中 国 文 化 交 流 協 会 日 中 友 好 議 員 連 盟 ( 一 財 ) 日 中 経 済 協 会 ( 社 ) 日 中 協 会 ( 予 定 ) 年 画 とは 中 国 で 春 節 ( 旧 正 月 )や 慶 事 のときに 室 内 の 壁 に 貼 って 飾 る 木 版 画 のこ とです 題 材 は 福 を 呼 び 厄 を 払 う といった 願 いが 込 められたものや 伝 説 や 故 事 など 幅 広 く 鮮 やかな 色 彩 と 素 朴 で 大 胆 な 図 柄 が 特 徴 である 年 画 は 現 在 も 中 国 の 人 々の 間 に 深 く 浸 透 しています 本 展 では 戯 曲 故 事 通 俗 小 説 説 話 が 描 かれた 年 画 にスポットを 当 て 図 案 を 介 して 年 画 に 込 められた 民 衆 の 想 いや 文 化 を 紹 介 いたします 展 覧 会 問 い 合 わせ ( 公 財 ) 日 中 友 好 会 館 文 化 事 業 部 電 話 :03-3815-5085 e-mail:bunka@jcfc.or.jp - 2 -
日 中 友 好 後 楽 会 春 季 ハイキング 日 時 :5 月 23 日 ( 木 ) 朝 8 時 00 分 会 館 前 ( 飯 田 橋 ) 出 発 予 定 つむぎ かいらくえん 行 先 : 結 城 紬 紬 の 里 偕 楽 園 公 園 ( 茨 城 県 結 城 市 水 戸 市 方 面 ) 参 加 費 用 :お 一 人 12,000 円 (バス 昼 食 入 場 料 込 み) 我 が 国 最 古 の 歴 史 を 有 する 高 級 絹 織 物 で ある 結 城 紬 紬 の 里 にて 機 織 りや 藍 染 など 日 本 の 伝 統 文 化 体 験 を 通 して 後 楽 寮 生 と の 交 流 を 深 めて 下 さればと 思 います また 梅 の 時 期 は 過 ぎていますが 自 然 溢 れる 偕 楽 園 公 園 でサツキ アジサイなどを 楽 しみ ながら 新 緑 の 中 に 佇 む 好 文 亭 四 季 の 原 などゆっくり 散 策 できると 思 います 雨 天 決 行 ですが 一 部 見 学 先 を 変 更 する 可 能 性 がありますので 予 めご 了 承 ください お 申 込 みの 方 には 改 めて 詳 しくご 案 内 申 し 上 げます ( 事 務 局 担 当 : 大 竹 ) 定 例 談 話 会 テーマ: 敦 煌 莫 高 窟 壁 画 の 保 護 日 時 :6 月 12 日 ( 水 )17:00 より 会 場 : 日 中 友 好 会 館 地 下 1 階 大 ホール 参 加 費 :1,500 円 ( 会 員 ) 非 会 員 の 方 はお 問 合 せください シルクロードの 要 衝 で 仏 教 壁 画 や 彫 刻 の 宝 庫 である 敦 煌 石 窟 は 風 化 や 浸 水 の 危 機 にさらされ 観 光 客 の 吐 く 息 で 劣 化 が 進 ん でいます 今 回 の 談 話 会 では 敦 煌 莫 高 窟 壁 画 の 現 状 保 護 や 管 理 方 法 について 後 楽 寮 生 で 敦 煌 研 究 院 保 護 研 究 所 の 陳 港 泉 さ んから お 話 しいただきます 文 化 財 の 保 護 と 観 光 振 興 の 矛 盾 をどう 緩 和 するか 一 緒 に 学 びましょう どうぞご 聴 講 ください 談 話 会 後 は 館 内 にて 懇 親 夕 食 会 を 予 定 しております ( 事 務 局 担 当 : 緒 方 ) 後 楽 会 中 国 旅 行 今 年 の 中 国 旅 行 が 下 記 のように 決 定 い たしました 今 回 は 雲 南 省 麗 江 大 理 と その 周 辺 を 訪 れます 麗 江 古 城 は ナシ 族 がすむ 瓦 屋 根 の 建 築 が 並 ぶ 水 路 が 張 り 巡 らされた 古 鎮 で 世 界 文 化 遺 産 に 登 録 されています 大 理 はペー 族 の 伝 統 建 築 や 文 化 が 豊 富 です このあた りは 古 くよりチベットと 雲 南 省 を 結 ぶ 茶 の 交 易 路 茶 馬 古 道 が 通 り その 宿 場 町 と して 栄 えた 古 鎮 が 多 く 点 在 しています そ こにはナシ 族 ペー 族 イ 族 などの 少 数 民 族 が 暮 らし 独 特 の 文 化 が 色 濃 く 映 し 出 さ れています 今 回 はその 古 鎮 を 巡 っていき ます 最 終 的 な 申 込 み 締 切 は 8 月 となり ますが 振 込 案 内 や 諸 連 絡 がございますの で ご 希 望 の 方 はまずはご 一 報 いただきま すようお 願 いいたします ( 担 当 : 小 林 ) 日 程 11 月 18 日 ( 月 )~11 月 25 日 ( 月 ) 7 泊 8 日 行 先 雲 南 省 麗 江 大 理 昆 明 1 日 目 : 成 田 より 国 際 線 にて 中 国 へ 国 内 線 乗 継 ぎ 麗 江 へ 移 動 2 日 目 : 麗 江 見 学 ( 世 界 遺 産 麗 江 古 城 玉 泉 公 園 トンパ 文 化 博 物 館 木 府 等 ) 3 日 目 : 麗 江 見 学 ( 玉 龍 雪 山 白 沙 村 束 河 村 茶 馬 古 道 博 物 館 等 ) 4 日 目 : 麗 江 より 専 用 バスにて 大 理 へ 途 中 剣 川 県 見 学 ( 長 江 第 一 湾 石 鼓 鎮 沙 渓 古 鎮 等 ) 5 日 目 : 大 理 見 学 ( 周 城 村 崇 聖 寺 三 塔 大 理 古 城 喜 州 村 等 ) 6 日 目 : 大 理 より 専 用 バスにて 昆 明 へ 途 中 祥 雲 県 雲 南 駅 鎮 楚 雄 市 博 物 館 を 見 学 夜 元 後 楽 寮 生 と 交 流 夕 食 会 7 日 目 : 昆 明 見 学 ( 西 山 の 龍 門 石 林 等 ) 8 日 目 : 昆 明 より 国 内 線 を 乗 継 ぎ 成 田 帰 着 参 加 費 用 会 員 208,000/1 名 (2 人 一 部 屋 利 用 の 場 合 国 際 線 燃 油 チャージ 代 別 ) 詳 細 はお 問 い 合 わせください 申 込 み 問 合 せ 後 楽 会 事 務 局 小 林 緒 方 大 竹 電 話 :03-3811-5305 FAX:03-3811-5263 メールアト レス: kourakukai@jcfc.or.jp - 3 -
活 動 記 録 第 3 回 日 中 国 会 議 員 公 務 員 書 道 展 実 施 報 告 開 幕 式 終 了 後 には 会 場 内 で 交 流 揮 毫 会 が 行 われ 中 国 の 代 表 団 の 方 々とご 来 場 頂 い た 日 本 の 議 員 や 書 家 の 皆 様 に 見 事 な 腕 前 を 披 露 して 頂 きました 会 場 を 移 し 開 催 され た 祝 賀 会 は さらに 多 くの 方 にご 来 場 頂 き 盛 会 となりました 書 道 は 一 衣 帯 水 にある 日 中 両 国 で 共 通 して 長 きにわたり 親 しまれ 育 まれてきた 文 化 芸 術 であることを 改 め て 実 感 いたしました この 場 をお 借 りして 本 展 開 催 にあたり ご 尽 力 いただきました 関 係 各 位 に 改 めて 御 礼 申 し 上 げます ( 文 化 事 業 部 ) 開 幕 式 でのテープカット 左 より 山 口 那 津 男 参 議 院 議 員 言 恭 達 氏 湯 本 淵 公 使 参 事 官 江 田 五 月 会 長 林 芳 正 参 議 院 議 員 張 傑 氏 3 月 25 日 から 28 日 の 会 期 で 日 中 両 国 の 国 会 議 員 公 務 員 各 50 名 の 書 道 作 品 を 展 覧 した 第 3 回 日 中 国 会 議 員 公 務 員 書 道 展 が 開 催 されました 初 日 に 執 り 行 われた 開 幕 式 には 当 会 館 の 江 田 五 月 会 長 や 中 国 書 法 家 協 会 副 主 席 の 言 恭 達 氏 を 団 長 とする 17 名 の 代 表 団 と 中 国 大 使 館 の 湯 本 淵 公 使 参 事 官 や 林 芳 正 農 林 水 産 大 臣 ( 参 議 院 議 員 ) 山 口 那 津 男 公 明 党 代 表 ( 参 議 院 議 員 )をはじめとした 国 会 議 員 の 方 々にご 来 賓 としてご 臨 席 を 賜 りまし た 第 22 回 観 桜 会 会 場 から 見 た 満 開 のしだれ 桜 第 22 回 となる 観 桜 会 が 3 月 26 日 小 石 川 後 楽 園 内 涵 徳 亭 で 開 かれました 中 国 大 使 館 から 呂 克 倹 公 使 をはじめ 政 治 部 文 化 部 領 事 部 商 務 部 より 多 くのご 出 席 をいただき また 会 館 理 事 評 議 員 関 係 者 後 楽 会 会 員 寮 生 委 員 元 会 館 職 員 など 合 わせて 98 名 が 集 まりました 今 年 は 桜 が 満 開 の 時 期 にあたり 会 場 か ら 見 えるきれいな 桜 を 愛 でながら おのお のがリラックスしたムードで 交 流 を 深 めま した ( 後 楽 会 事 務 局 ) 交 流 揮 毫 会 にて 筆 をとる 言 氏 ( 左 )と 江 田 会 長 ( 中 央 ) - 4 -
後 楽 寮 にて 留 学 と 就 職 についての 講 演 会 を 開 催 2013 年 3 月 24 日 後 楽 寮 第 38 期 寮 生 委 員 会 は 留 学 生 事 業 部 の 陳 世 華 先 生 のご 協 力 のもと 中 国 科 学 技 術 大 学 計 算 機 学 院 博 士 課 程 指 導 教 授 趙 保 華 教 授 をご 招 待 し 日 中 友 好 会 館 後 楽 寮 において 在 寮 生 のため に 留 学 と 就 職 をテーマにした 講 演 会 を 開 催 しました 趙 保 華 教 授 は 自 身 の 専 門 分 野 である 計 算 機 専 攻 を 例 にとって 自 身 を 学 生 の 養 成 と 関 連 づけて 就 職 指 導 などの 豊 富 な 経 験 に 基 づき 現 在 の 国 内 外 の 就 職 状 況 を 詳 細 に 分 析 し いかに 日 本 留 学 中 の 学 問 研 究 の 予 定 を 組 むか さらにはどのようにして 現 在 の 厳 しい 就 職 状 況 に 対 応 するかなどにつ いて 後 楽 寮 生 達 に 熱 心 な 指 導 を 行 いまし た 趙 保 華 教 授 の 講 座 の 内 容 は 主 に 四 部 に 分 かれた 内 容 で 構 成 されていました 第 一 に 優 秀 な 留 学 生 として 在 日 留 学 の 期 間 中 に 必 ず 日 本 語 を 習 得 すること 後 楽 寮 生 は 皆 日 本 に 留 学 し 大 多 数 の 者 は 日 本 での 生 活 が 3 年 から 5 年 となります これ は 日 本 語 を 勉 強 し 使 ってみる 貴 重 な 機 会 となります さらに 日 本 語 を 習 得 すること は 日 本 に 滞 在 する 間 の 学 習 研 究 や 日 常 生 活 の 際 に 便 利 なだけでなく 卒 業 した 後 に 就 職 する 際 にも 大 変 な 助 けとなることです 第 二 に 後 楽 寮 生 が 学 問 を 続 けている 期 間 沢 山 の 論 文 を 発 表 し 特 に 高 水 準 の 論 文 を 発 表 することです これは 国 内 外 の 大 学 な どの 機 関 が 人 材 を 選 出 する 際 の 重 要 な 指 標 となります さらに 沢 山 の 企 業 の 情 報 を 理 解 するこ とです 企 業 に 関 心 を 持 つことは 実 際 に 仕 事 をする 時 や 問 題 解 決 能 力 のために 必 要 となります 第 三 に 留 学 している 期 間 に 処 世 術 を 会 得 し 良 好 な 人 間 関 係 を 築 いていくことで す 日 常 的 な 学 習 生 活 の 中 で 指 導 教 授 と 良 好 な 人 間 関 係 を 築 き 周 りにいる 学 生 と 団 結 していくことは 非 常 に 大 切 になります 学 術 会 議 に 参 加 する 際 世 界 各 地 の 専 門 家 達 から 教 えを 賜 り 豊 かな 人 間 関 係 を 築 く うえで このことは 後 楽 寮 生 のこれからの 仕 事 や 研 究 活 動 にとって 重 要 になることで す 最 後 に 趙 教 授 の 提 案 によりますと 帰 国 して 起 業 する 意 思 のある 寮 生 は 会 社 の 長 期 的 な 発 展 のため 新 製 品 を 創 造 し 特 許 を 申 請 するようにすることが このよう な 厳 しい 市 場 競 争 の 中 で 先 手 を 打 つことが できる 秘 訣 であるとのことです 趙 教 授 の 講 座 の 中 では 実 際 の 仕 事 の 中 で 遭 遇 した 具 体 的 な 状 況 が 例 示 され その ことが 講 座 を 活 発 化 させまた 具 体 化 させ 多 くの 者 から 熱 烈 な 拍 手 を 受 けていました 講 座 が 終 了 した 後 陳 先 生 は 日 本 に 留 学 している 学 生 たちに 先 駆 的 な 感 覚 を 持 ち 国 内 の 動 向 に 注 意 をはらい 国 内 の 状 況 を 了 解 し 自 身 の 将 来 について 明 確 な 目 的 を 持 ってほしいとの 希 望 を 特 別 に 強 調 され 講 座 を 締 めくくりました 講 演 後 の 交 流 会 その 後 趙 教 授 と 陳 先 生 はさらに 講 座 に 参 加 した 学 生 と 交 流 を 深 められ 辛 抱 強 く 皆 様 からの 質 疑 に 答 えられていました 会 場 は 熱 烈 な 雰 囲 気 に 包 まれ 講 座 は 会 場 の 熱 烈 な 拍 手 の 中 終 了 しました さらに 沢 山 の 寮 生 が 講 座 終 了 後 も 趙 教 授 に 就 職 や 研 究 生 活 を 続 けていくうえでの 教 えをいた だいて 今 後 も 機 会 があれば 趙 教 授 のご 指 導 を 賜 りたいと 希 望 していました 寮 生 は しきりに 今 回 の 講 座 で 得 られたものは 大 き かったとの 感 想 を 述 べ 趙 教 授 の 講 座 を 通 - 5 -
じ 多 くの 寮 生 達 が 学 問 研 究 の 方 向 や 将 来 の 仕 事 の 目 標 を 明 確 にすることができまし た ( 後 楽 寮 寮 生 委 員 会 ) 中 国 留 学 生 と 鳩 山 由 紀 夫 元 首 相 が 会 談 2013 年 2 月 6 日 午 前 中 国 留 学 生 友 の 会 のご 手 配 により 鳩 山 由 紀 夫 元 首 相 の 招 待 を 受 けて 日 中 友 好 会 館 留 学 生 事 業 部 の 陳 世 華 先 生 の 引 率 の 元 後 楽 寮 の 留 学 生 10 名 と 全 日 本 中 国 留 学 生 学 友 会 のメンバー 等 が 鳩 山 会 館 を 訪 問 した 鳩 山 ご 夫 妻 は 留 学 生 を 心 温 かく 歓 迎 された 和 為 貴 の 書 の 前 にて 初 めに ご 自 身 のご 家 族 と 政 治 理 念 につ いて 紹 介 された 鳩 山 さんは 目 下 の 日 中 関 係 は 非 常 に 複 雑 で 困 難 な 時 期 に 直 面 して いるが 日 中 関 係 が 如 何 に 変 化 しても 自 身 はこれまでの 鳩 山 家 に 受 け 継 がれてきた 友 愛 政 治 を 継 承 していくと 話 し 周 辺 諸 国 との 共 同 発 展 と 友 好 関 係 を 強 化 し 日 中 関 係 の 早 期 回 復 に 期 待 を 示 した 又 今 年 1 月 17 日 に 南 京 を 訪 問 し 南 京 大 虐 殺 記 念 館 を 訪 れた 時 の 事 について 鳩 山 さんは 日 本 軍 が 曾 て 犯 した 罪 についてお 詫 びし 日 本 人 特 に 若 い 人 がもっと 歴 史 を 学 び このよ うな 悲 劇 を 二 度 と 繰 り 返 すことがないよう に 歴 史 を 正 しく 認 識 し 日 中 両 国 の 相 互 理 解 の 促 進 に 期 待 を 示 した 最 後 に 鳩 山 さんは 在 日 の 中 国 留 学 生 が 勉 強 に 励 み 日 中 両 国 の 若 者 が 相 互 の 国 家 での 留 学 の 経 験 を 活 かし 相 互 理 解 を 深 め 帰 国 しても 又 日 本 で 仕 事 することにしても 日 中 両 国 の 平 和 と 世 代 友 好 に 貢 献 することを 期 待 してい ると 話 した 鳩 山 元 首 相 のご 招 待 を 受 け 東 京 大 学 早 稲 田 大 学 東 京 工 業 大 学 東 京 学 芸 大 学 等 の 大 学 に 在 籍 する 中 国 留 学 生 も 鳩 山 ご 夫 妻 に 自 分 達 の 日 本 での 勉 強 生 活 状 況 日 本 に 来 てから 感 じた 事 や 考 えたことについ て 話 し 日 中 両 国 の 世 代 友 好 に 自 らの 力 を 尽 くしたい 気 持 ちを 伝 えた 会 談 の 間 日 中 友 好 会 館 後 楽 寮 の 留 学 生 王 小 雄 さんは 即 興 で 描 いた 日 中 友 好 の 神 様 と 題 した 鳩 山 由 紀 夫 さんの 似 顔 絵 を 贈 り 日 中 両 国 の 友 好 事 業 に 尽 力 し 続 けている 鳩 山 由 紀 夫 さ んに 感 謝 の 意 を 表 した 会 談 後 鳩 山 さんのお 招 きで 学 生 たちは 鳩 山 由 紀 夫 さんの 祖 父 であり 日 中 間 の 民 間 貿 易 発 展 協 定 の 締 結 に 貢 献 し 日 中 友 好 関 係 の 基 礎 を 作 り 上 げた 鳩 山 一 郎 元 首 相 の 記 念 室 と 鳩 山 由 紀 夫 さんの 父 であり 日 中 平 和 友 好 条 約 締 結 時 に 日 本 の 外 務 大 臣 だっ た 鳩 山 威 一 郎 さんの 記 念 室 を 見 学 した 又 鳩 山 由 紀 夫 さんの 曽 祖 父 である 鳩 山 和 夫 さ んが 早 稲 田 大 学 で 初 めて 中 国 留 学 生 の 受 け 入 れを 決 定 した 早 稲 田 大 学 の 学 長 であり その 規 模 は 日 本 各 大 学 のトップであったこ と 等 について 知 ることができた このよう に 鳩 山 家 と 中 国 との 関 係 の 深 さから そ して 日 中 の 友 好 発 展 に 多 大 な 貢 献 をされて きたことを 知 ることができた 今 回 の 中 国 留 学 生 と 鳩 山 ご 夫 妻 との 交 流 を 通 して より 全 面 的 に 鳩 山 家 が 日 中 友 好 関 係 の 推 進 に 尽 力 してきたことを 知 ること ができたと 同 時 に 新 しい 世 代 の 中 国 留 学 生 の 考 えと 認 識 を 伝 えることもできた こ のような 交 流 が 必 ずや 今 後 の 日 中 関 係 の 改 善 や 日 中 交 流 と 相 互 理 解 の 推 進 力 として 活 かされていくことになると 思 った 最 後 に 鳩 山 ご 夫 妻 は 祖 父 鳩 山 一 郎 さん が 書 いた 和 為 貴 の 扁 額 下 で 中 国 留 学 生 一 人 一 人 と 記 念 撮 影 をし 鳩 山 会 館 への 訪 問 に 感 謝 した ( 後 楽 寮 生 房 迪 ) - 6 -
JENESYS2.0 中 国 青 年 メディア 関 係 者 代 表 団 第 1 陣 クールジャパンをテーマに 活 動 2013 年 1 月 インドネシア 訪 問 中 に 安 倍 総 理 が 2007 年 から 実 施 した 21 世 紀 東 ア ジア 青 少 年 大 交 流 計 画 (JENESYS) の 後 継 事 業 として 2013 年 よりアジア 大 洋 州 諸 国 との 間 で3 万 人 規 模 の 青 少 年 交 流 事 業 JENESYS2.0 を 実 施 することを 発 表 当 公 益 財 団 は 外 務 省 の 拠 出 を 受 け 同 事 業 の うち 日 中 青 少 年 交 流 事 業 を 実 施 することに なった 3 月 10 日 から 3 月 17 日 までの 日 程 で JENESYS2.0 中 国 青 年 メディア 関 係 者 代 表 団 第 1 陣 ( 団 長 = 武 虹 剣 中 国 国 務 院 新 聞 弁 公 室 国 際 局 局 長 )が 来 日 した 歓 迎 会 で 団 員 と 歓 談 する 江 田 五 月 ( 公 財 ) 日 中 友 好 会 館 会 長 ( 右 ) 中 国 青 年 メディア 関 係 者 代 表 団 は 中 国 国 務 院 新 聞 弁 公 室 が 派 遣 する 中 央 地 方 の 若 手 メディア 関 係 者 メディア 行 政 関 係 者 の 招 聘 事 業 で 2010 年 から 継 続 している が 今 回 より JENESYS2.0 の 一 環 として 行 うことになった 第 1 陣 は 87 名 が 来 日 し 日 本 のメディアに 関 する 視 察 交 流 のほか クールジャパン(コンテンツ 産 業 伝 統 工 芸 ) をテーマに 活 動 した 海 外 メディア 独 自 の 視 点 から 日 本 の 魅 力 を 発 見 代 表 団 一 行 は 外 務 省 において 今 回 のテ ーマである クールジャパン を 含 めた 広 報 文 化 外 交 の 現 状 についてブリーフを 受 け た 後 海 外 メディア 独 自 の 視 点 で 日 本 の 強 み 魅 力 を 発 見 するべく 東 京 を 代 表 する 渋 谷 原 宿 秋 葉 原 の 3 エリアに 分 かれ 日 本 のここがクール というテーマで 自 由 取 材 を 行 った 団 員 たちは ファッショ ン アニメ 流 行 といったキーワードを 実 際 に 目 の 当 たりにしただけでなく 積 極 的 に 街 頭 インタビューを 実 施 団 員 それぞ れが 主 体 的 に クールジャパン というテ ーマに 向 き 合 った その 後 の 地 方 訪 問 では 第 1 分 団 第 2 分 団 は 青 森 県 を 訪 問 した 第 1 分 団 はクールジャパンの 中 でも 伝 統 工 芸 や 伝 統 文 化 に 焦 点 を 置 き 津 軽 を 代 表 する 伝 統 工 芸 津 軽 塗 の 工 房 田 中 屋 で 実 際 に 職 人 の 作 業 風 景 を 見 ながら 津 軽 塗 の 特 徴 や 技 法 などのレクチャーを 受 けたほか 津 軽 藩 ねぷた 村 で 津 軽 三 味 線 の 演 奏 体 験 や 弘 前 ねぷた 祭 りの 歴 史 に 触 れた 第 2 分 団 は 食 文 化 に 焦 点 を 置 き 明 治 に 建 設 された 歴 史 ある 料 亭 翠 明 荘 で 掛 け 軸 や 生 け 花 郷 土 や 季 節 の 食 材 器 盛 り 付 け 言 葉 遣 いにいたるまで 心 を 尽 くす 日 本 のもてなし 文 化 についてレクチャーを 受 けた また 日 本 で 唯 一 のりんご 専 門 の 試 験 研 究 機 関 青 森 県 産 業 技 術 センターり んご 研 究 所 を 訪 問 今 から 約 140 年 前 に たった 3 本 の 苗 木 の 栽 培 から 始 まり 日 本 一 の 生 産 地 にまでなった 青 森 県 のりんご 栽 培 の 歴 史 や 病 気 対 策 の 研 究 品 種 改 良 な どについて 説 明 を 受 けた いずれの 分 野 においても 地 域 の 人 々や 文 化 とのかかわりを 重 視 し 当 事 者 だけで なく 一 般 の 人 々も 一 体 になり 郷 土 に 対 す る 愛 着 と 努 力 と 責 任 感 を 持 ってそれらの 文 化 を 守 り 継 承 していることに 団 員 たちは 深 く 感 銘 を 受 けていた 第 2 分 団 はそのほかにも 東 京 で 地 方 自 治 体 のアンテナショップを 視 察 地 域 の 食 の 豊 かさ 魅 力 を 発 信 するアンテナショップ の 役 割 や ゆるキャラ に 代 表 される 日 本 独 特 の 広 報 展 開 経 済 効 果 などについて 視 察 した - 7 -
第 3 分 団 は 漫 画 アニメに 代 表 されるコ ンテンツ 産 業 に 焦 点 をあて 地 方 では 札 幌 市 を 訪 問 した 世 界 中 で 人 気 を 博 している バーチャルアイドル 初 音 ミク を 開 発 し たクリプトン フューチャー メディア 社 を 訪 問 巨 大 マーケットを 創 出 した 初 音 ミク についてレクチャーを 受 け 世 界 を けん 引 する 日 本 のコンテンツ 産 業 の 底 力 や 更 なる 発 展 性 について 学 んだ また 札 幌 市 役 所 より 観 光 都 市 札 幌 市 の 都 市 ブランド 戦 略 初 音 ミク を 利 用 した 観 光 プロモ ーションの 取 り 組 みなどの 紹 介 を 受 けた さらに 東 京 では 三 鷹 の 森 ジブリ 美 術 館 を 視 察 した 地 域 とともに 受 け 継 がれる 津 軽 三 味 線 の 演 奏 を 体 験 また 代 表 団 は 日 本 が 誇 る 最 先 端 技 術 研 究 の 現 状 を 知 るべく 東 京 大 学 先 端 科 学 技 術 研 究 センターを 訪 問 同 センターの 特 徴 や 研 究 分 野 について 紹 介 を 受 けた 後 竹 川 暢 之 准 教 授 から グローバル 化 する 大 気 環 境 問 題 についてのレクチャーを 受 けた 昨 今 深 刻 化 しつつある PM2.5 の 問 題 も 含 め 発 信 力 のあるメディア 関 係 者 に 対 し 客 観 的 に 大 気 環 境 問 題 をとらえ 正 しいデータ をもとにわかりやすい 報 道 を 心 掛 けてほし い とのメッセージ 性 のある 内 容 となった 日 中 のメディア 関 係 者 が 交 流 メディアに 関 するプログラムとして 東 京 では 第 1 分 団 が 共 同 通 信 社 第 2 分 団 が NHK 第 3 分 団 がフジテレビを 訪 問 ま た 青 森 県 では 第 1 分 団 第 2 分 団 が 東 奥 日 報 社 を 札 幌 市 では 第 3 分 団 が 北 海 道 新 聞 社 を 訪 問 した いずれもそれぞれの 取 り 組 み 報 道 姿 勢 などの 紹 介 を 受 けたほか メディア 関 係 者 同 士 で 懇 談 した 折 しも 訪 日 期 間 中 に 東 日 本 大 震 災 からちょうど 2 年 目 を 迎 えたこと もあり 震 災 報 道 に 関 するルールや 被 災 地 の 取 材 で 配 慮 する 点 記 者 の 二 次 被 害 を 防 ぐための 留 意 点 などにも 話 が 及 んだほか 団 員 の 多 くが 関 心 を 寄 せている 既 存 メディ アに 対 する 新 しいメディアの 台 頭 共 存 に ついて またテーマであるクールジャパン についてなど さまざまな 質 問 があがった 地 方 紙 においては さらに 地 域 の 魅 力 を 発 信 する 取 り 組 み 次 代 を 担 う 子 どもたち へのアプローチなど 地 域 に 密 着 し 地 域 の 将 来 を 見 据 えたさまざまな 取 り 組 みに 団 員 たちは 関 心 を 寄 せていた 今 後 の 日 中 関 係 の 発 展 に 期 待 8 日 間 の 活 動 を 通 し 団 員 たちはそれぞ れの 視 点 で 日 本 を 見 て 日 本 人 と 触 れ 合 い 互 いを 思 いやる 心 の 大 切 さ も 含 めた ク ールジャパン を 体 感 した 歓 迎 会 で 武 虹 剣 団 長 が 北 京 の 空 気 もいつか 東 京 のよう にきれいになると 信 じている 同 じように 中 日 両 国 の 関 係 も 濃 霧 を 突 き 破 り 希 望 に 満 ちた 明 日 を 迎 えることができると 確 信 している と 述 べた 言 葉 のとおり 団 員 た ちはそれぞれに 得 た 訪 日 の 成 果 を 今 後 の 業 務 に 生 かすことを 決 意 し 無 事 帰 国 の 途 についた 本 団 の 受 け 入 れにご 協 力 下 さった 関 係 機 関 関 係 者 の 皆 様 に この 場 を 借 りて 厚 く 御 礼 申 し 上 げたい ( 総 合 交 流 部 ) 日 中 学 生 友 好 交 流 事 業 訪 中 団 が 北 京 で 交 流 日 中 学 生 友 好 交 流 事 業 訪 中 団 ( 団 長 = 角 田 義 一 元 参 議 院 副 議 長 副 団 長 = 坂 下 重 信 日 中 学 生 友 好 交 流 事 業 事 務 局 長 一 行 計 17 名 )が 2013 年 3 月 21 日 から 3 月 24 日 の 日 程 で 北 京 を 訪 問 した 中 国 国 際 青 年 交 流 センターが 受 け 入 れを 担 当 し 日 本 側 派 遣 実 施 を 当 公 益 財 団 と 日 中 学 生 友 好 交 流 事 業 事 務 局 が 担 当 した - 8 -
東 日 本 大 震 災 についてプレゼンする 福 島 大 学 の 学 生 本 団 は 外 務 省 が 平 成 24 年 度 に 実 施 する アジア 大 洋 州 地 域 及 び 北 米 地 域 との 青 少 年 交 流 (キズナ 強 化 プロジェクト) の 一 環 とし て 実 施 され 東 日 本 大 震 災 被 災 地 である 岩 手 県 宮 城 県 福 島 県 の 高 校 生 と 大 学 生 及 びこれ 以 外 の 地 域 の 大 学 生 が 参 加 した 北 京 で 中 国 人 学 生 らと 交 流 活 動 を 行 ったほか 故 宮 博 物 院 万 里 の 長 城 等 の 歴 史 遺 跡 を 見 学 した 参 加 した 学 生 は 交 流 を 通 じて 現 地 の 学 生 らと 親 睦 を 深 めるとともに 悠 久 の 歴 史 と 経 済 発 展 著 しい 中 国 の 現 状 について 理 解 を 深 めた 日 中 学 生 交 流 活 動 と 日 中 友 好 交 流 記 念 式 典 への 参 加 日 中 学 生 交 流 活 動 には 日 本 語 を 学 ぶ 中 国 人 大 学 生 と 北 京 の 大 学 に 留 学 する 日 本 人 学 生 が 参 加 した まず 福 島 大 学 の 学 生 2 名 が 東 日 本 大 震 災 の 現 状 とこれから を テーマにプレゼンテーションを 行 い 続 い て 震 災 と 防 災 文 化 交 流 身 近 な 経 済 環 境 教 育 の 5 つのテーマにお いて 日 中 の 懸 け 橋 として 自 分 達 ができる こと をグループごとに 話 し 合 った グル ープ 討 論 の 成 果 は 全 体 発 表 の 場 で 全 員 に 共 有 された 夜 の 懇 親 会 では 三 上 正 裕 駐 中 国 日 本 国 大 使 館 公 使 より 両 国 の 若 者 に 向 けた 熱 いメッセージが 送 られ 岩 手 県 の 高 校 生 が さんさ 踊 り を 披 露 するなど 日 中 学 生 によるパフォーマンスでも 大 いに 盛 り 上 がった 日 中 の 学 生 は 地 球 をかたどった 砥 部 焼 の 美 術 工 芸 品 を 中 国 人 民 対 外 友 好 協 会 に 寄 贈 する 日 中 友 好 交 流 記 念 式 典 にも 参 列 し 井 頓 泉 同 協 会 副 会 長 より 将 来 中 日 交 流 の 懸 け 橋 と 友 好 事 業 の 後 継 者 となってほし い との 期 待 を 込 めた 言 葉 を 受 け 取 った 中 国 の 歴 史 現 状 を 学 ぶ このほか 訪 中 団 一 行 は 故 宮 博 物 院 や 万 里 の 長 城 等 の 世 界 遺 産 見 学 を 通 じて 中 国 の 悠 久 の 歴 史 に 思 いをはせつつ 見 学 途 中 で 目 にする 近 代 的 な 街 並 みに 経 済 発 展 著 しい 中 国 を 感 じた 一 方 で 観 光 地 で 目 にした 障 害 者 の 物 乞 いの 姿 に 衝 撃 を 受 け 明 暗 部 分 を 併 せもつ 中 国 社 会 の 現 状 につい ても 考 えるきっかけとなった また バラ エティに 富 む 本 場 の 中 華 料 理 に 舌 鼓 を 打 ち ながら 中 国 四 千 年 の 食 文 化 を 体 感 した テーマ 別 グループ 討 論 活 発 な 意 見 交 換 が 行 われた 3 泊 4 日 と 短 い 日 程 ではあったが 百 聞 は 一 見 にしかず の 言 葉 通 り 実 際 に 中 国 を 訪 れ 同 世 代 の 中 国 人 学 生 と 膝 を 突 き 合 わ せて 話 し 合 ったことで 中 国 や 中 国 人 に 対 して 新 たな 発 見 があった 参 加 者 から 寄 せ られた 感 想 から それぞれが 訪 中 を 通 じて 多 くのことを 感 じ 大 きく 成 長 したことが うかがえた 今 回 の 訪 中 団 実 施 にあたり ご 指 導 ご 協 力 いただいた 関 係 機 関 関 係 者 の 皆 様 に この 場 を 借 りて 厚 く 御 礼 申 し 上 げたい ( 総 合 交 流 部 ) - 9 -
ご 挨 拶 中 国 教 育 部 より 派 遣 された 陳 世 華 氏 が 留 学 生 事 業 部 副 部 長 に 就 任 お 礼 とご 報 告 寄 付 のお 礼 とご 報 告 ( 公 財 ) 日 中 友 好 会 館 は 皆 様 から 多 大 な るご 寄 付 を 賜 りました ここに 厚 く 御 礼 申 し 上 げます ご 芳 名 の 公 表 を 了 承 いただいた 方 につき まして ご 紹 介 いたします (2012 年 11 月 から 2013 年 3 月 まで 順 不 同 敬 称 略 ) 株 式 会 社 ディスコ 陳 世 華 と 申 します この 度 中 国 教 育 部 の 代 表 として 日 中 友 好 会 館 留 学 生 事 業 部 に 派 遣 され 大 変 光 栄 に 存 じます 私 は 1999 年 に 四 川 大 学 を 卒 業 し 南 京 工 業 大 学 外 国 語 学 部 のスタッフとして 日 本 語 教 育 と 日 本 文 学 研 究 に 従 事 し 2001 年 10 月 から2005 年 8 月 まで 鹿 児 島 大 学 に 留 学 し た 後 南 京 工 業 大 学 で 引 き 続 き 日 本 語 関 係 の 仕 事 に 従 事 してきました その 間 2010 年 と 2011 年 の 丸 2 年 間 大 学 と 地 方 の 産 学 研 連 携 のため 江 蘇 省 南 通 市 崇 川 区 科 学 技 術 局 へ 副 局 長 として 派 遣 されました また 鹿 児 島 市 フレンドシップパートナーと 鹿 児 島 大 学 友 好 大 使 として 積 極 的 に 中 日 の 友 好 交 流 に 携 わり 政 府 間 や 大 学 で 多 彩 な 交 流 活 動 を 繰 り 広 げました 困 難 な 局 面 に 入 っている 両 国 にとっては 国 民 レベルの 交 流 が 今 こそ 重 要 だと 思 いま す 私 は 留 学 生 事 業 部 で 責 任 と 仁 愛 の 理 念 で 次 世 代 を 担 う 若 い 人 々の 努 力 を 積 極 的 に 後 押 ししてまいりたいと 思 います これから 会 館 職 員 と 一 丸 となって 努 力 し てまいりたいと 考 えておりますので どう か 皆 様 方 のご 支 援 とご 協 力 を 賜 りますよう よろしくお 願 い 申 し 上 げます 株 式 会 社 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 三 井 不 動 産 株 式 会 社 お 寄 せいただいたご 厚 志 は 有 効 に 活 用 させていただき 留 学 生 支 援 を 通 じて 次 代 における 日 中 の 懸 け 橋 となる 人 材 を 育 成 し 社 会 に 還 元 いたしたいと 存 じます 弊 会 館 は 日 中 両 国 の 相 互 理 解 促 進 と 安 定 した 関 係 構 築 のため より 一 層 努 力 を 重 ねて 参 ります 今 後 とも 皆 様 の 温 かいご 支 援 を 賜 りますよう 心 よりお 願 い 申 し 上 げます - 10 -
コ ラ ム 理 事 長 のツイッター ( 公 財 ) 日 中 友 好 会 館 理 事 長 武 田 勝 年 3 月 に 開 催 された 理 事 会 評 議 員 会 で 平 成 25 年 度 事 業 計 画 が 承 認 され 4 月 1 日 から 新 年 度 が 始 まりました 改 めて 気 が 引 き 締 まる 思 いです 事 業 計 画 の 冒 頭 に 掲 げた 4 つの 重 点 施 策 をご 紹 介 します 公 益 法 人 移 行 の 初 年 度 ( 平 成 24 年 度 )の 運 営 実 績 と 反 省 を 踏 まえて 策 定 したものです いずれも 完 璧 な 達 成 は 困 難 ですが 全 職 員 一 体 となって 努 力 したいと 思 います (1) 組 織 運 営 の 規 範 化 透 明 化 公 益 法 人 に 対 して 法 的 に 要 求 されるレベルを 達 成 し 外 部 関 係 者 と 内 部 職 員 に 対 する 説 明 責 任 を 果 たします (2) 職 員 の 自 主 性 尊 重 と 活 性 化 人 材 は 宝 であり 力 の 源 です より 充 実 した 事 業 を 展 開 するために 個 々 の 職 員 が 自 分 で 考 え 実 行 し 成 果 を 楽 しむことができる 環 境 を 共 に 構 築 します (3) 対 外 発 信 機 能 の 強 化 昨 年 2 月 発 足 した 広 報 チームを 中 心 に 社 会 に 対 する 情 報 提 供 を 強 化 し ます 当 会 館 の 活 動 は 地 道 ですが 幅 広 く 社 会 の 理 解 と 支 援 を 得 る 必 要 があります (4) 保 有 資 産 の 価 値 の 維 持 と 収 益 確 保 後 楽 寮 の 運 営 と 文 化 事 業 のための 財 源 は 保 有 する 資 産 を 活 用 して 生 み 出 す 必 要 があります 当 会 館 は 賃 貸 ビルのオーナーで ホテル 経 営 者 で もあるのです - 11 -
草 の 根 交 流 の 大 事 さ ( 公 財 ) 日 中 友 好 会 館 副 会 長 宮 本 雄 二 1980 年 代 のはじめ 北 京 に 勤 務 していたころ たまたま ある 縁 で 中 国 人 の 一 家 と 知 りあいました 文 化 大 革 命 中 は 外 国 人 と 付 き 合 うことなど 考 えられな い 時 代 でしたが 80 年 代 初 めの 中 国 でも 大 使 館 員 が 普 通 の 中 国 人 と 知 りあう のは まだまだ 難 しい 時 代 でした 彼 らのアパートを 訪 ねるようになり 父 君 に お 会 いし この 方 が 元 日 本 留 学 生 であり なおかつ 私 の 大 学 の 先 輩 であることが 分 かりました 八 方 手 を 尽 くし ついに 大 学 時 代 の 友 人 を 探 し 出 しました 北 京 で 40 年 ぶりの 再 会 を 果 たした 二 人 は たちどころに 大 学 時 代 にもどり 親 しげに 散 策 し 語 り 合 っていました 日 本 の 友 人 は しばらく 躊 躇 した 後 兵 隊 として 中 国 に 来 たことを 告 げました そして 静 かに 中 国 の 人 には 一 発 も 打 たな かったからな と 言 いました 中 国 の 友 人 は 何 度 もうなずいていました 私 が あれほど 日 本 が 発 展 していることを 説 明 しても 日 本 政 府 の プロパガンダ と 思 われたのか 全 く 信 用 してくれなかった 同 じ 人 物 が この 日 本 の 友 人 が 話 すこ とは 全 部 信 用 するのです この 元 留 学 生 は 下 宿 の 賄 のおばさんのことを 懐 かしく 話 してくれました 試 験 の 日 になると がんばってやー と 自 腹 で 朝 食 に 生 卵 を 一 個 つけてくれ たというのです 彼 は 中 国 人 を 侮 る 雰 囲 気 が 強 かった 時 代 に 日 本 で 学 び 日 中 戦 争 が 始 まるとともに 帰 国 しました それでも この 友 人 や 下 宿 のおばさんのお かげで 最 後 は 日 本 人 を 赦 すのです 草 の 根 交 流 の 凄 さを 実 感 した 瞬 間 でした - 12 -
会 館 行 事 と 人 の 動 き 3/1~31 会 館 行 事 3/ 4~3/114 平 成 24 年 度 中 国 大 学 生 代 表 団 来 日 (3/5 同 団 歓 迎 会 3/10 歓 送 報 告 会 ) 3/ 54 日 中 学 院 評 議 会 3/ 5~3/ 64 後 楽 寮 生 日 本 文 化 体 験 ( 於 : 群 馬 県 ) 3/ 5~3/104 貸 美 術 館 催 事 中 国 奥 地 の 蘭 展 書 道 展 3/ 74 後 楽 会 気 功 中 国 画 教 室 後 楽 会 談 話 会 中 国 民 族 楽 器 古 筝 鑑 賞 とお 話 ( 講 師 : 孔 暁 鑫 ) 3/10~3/174 JENESYS2.0 中 国 青 年 メディア 関 係 者 代 表 団 来 日 (3/11 同 団 歓 迎 会 3/16 歓 送 報 告 会 ) 3/124 第 6 回 理 事 会 3/154 日 中 学 院 卒 業 式 3/194 文 化 事 業 諮 問 委 員 会 3/214 後 楽 会 気 功 中 国 画 教 室 3/21~3/244 日 中 学 生 友 好 交 流 事 業 訪 中 団 訪 中 3/25~3/284 主 催 展 第 3 回 日 中 国 会 議 員 公 務 員 書 道 展 (3/25 同 展 開 幕 式 交 流 揮 毫 会 ) 3/264 第 22 回 観 桜 会 ( 於 : 小 石 川 後 楽 園 涵 徳 亭 ) 3/274 第 3 回 評 議 員 会 3/29~4/94 山 東 省 濰 坊 凧 長 崎 巡 回 長 崎 伝 統 紋 様 ハタと 山 東 省 濰 坊 凧 展 ( 於 : 長 崎 新 聞 社 文 化 ホール) 3/314 寮 生 委 員 会 主 催 花 見 ( 於 : 新 宿 御 苑 ) 来 館 訪 問 面 会 3/ 44 中 日 友 好 協 会 王 秀 雲 副 会 長 一 行 との 会 食 ( 江 田 会 長 武 田 理 事 長 王 中 国 代 表 理 事 他 ) 3/ 84 中 国 新 聞 社 東 京 支 局 孫 冉 氏 来 館 ( 武 田 理 事 長 他 ) 3/144 後 楽 会 ( 中 国 ) 友 好 聯 議 会 李 澤 秘 書 長 来 館 中 国 大 使 館 教 育 処 白 剛 公 使 参 事 官 往 訪 ( 武 田 理 事 長 留 学 生 事 業 部 他 ) 行 事 参 加 その 他 の 活 動 3/ 84 中 国 大 使 館 主 催 国 際 婦 人 デー 記 念 パーティー 3/214 中 国 留 学 生 友 の 会 招 待 岡 崎 ゆみピアノリサイタル ( 後 楽 寮 生 12 名 ) 3/304 中 日 交 流 会 花 見 ( 後 楽 寮 生 )