Press Release 報 道 関 係 者 各 位 平 成 21 年 11 月 11 日 新 型 インフルエンザ 対 策 推 進 本 部 事 務 局 ( 医 薬 食 品 局 安 全 対 策 課 ) 課 長 ; 森 ( 内 2747) 安 全 使 用 推 進 室 長 ; 佐 藤 ( 内 2755) 電 話 ; 03(5253)1111( 内 2749) 夜 間 直 通 ; 03(3595)2435 新 型 インフルエンザワクチン の 接 種 後 副 反 応 報 告 及 び 推 定 接 種 者 数 について 報 告 のポイント 平 成 21 年 10 月 30 日 ( 金 )から11 月 9 日 ( 月 )までに 入 手 した 新 型 インフルエンザワクチ ン 接 種 後 の 副 反 応 の 報 告 状 況 をとりまとめましたので 公 表 します 副 反 応 の 内 容 は 季 節 性 ワクチンと 同 様 で 前 回 の 報 告 と 同 じ 傾 向 であり 特 段 の 変 化 は ありません 初 期 2 万 例 コホート 調 査 における 重 篤 な 副 反 応 報 告 ( 速 報 )は1 人 ( 報 告 全 体 35 人 ) 医 療 機 関 からの 副 反 応 の 自 発 報 告 では 重 篤 な 副 反 応 は26 例 ( 報 告 全 体 354 例 ) 接 種 開 始 第 2 週 及 び 第 3 週 (10 月 26 日 ~11 月 8 日 )の 医 療 機 関 納 入 数 量 は 123 万 人 分 であり 推 定 接 種 者 数 は 最 大 123 万 人 と 考 えられます 同 期 間 の 推 定 接 種 者 数 における 副 反 応 報 告 の 頻 度 は 0.023% うち 重 篤 症 例 は0.0019%と 計 算 されました 接 種 医 療 機 関 の 協 力 をいただき 積 極 的 に 報 告 いただいていることから 副 反 応 報 告 の 頻 度 は 例 年 の 季 節 性 インフルエンザワクチンよりも 高 いものと 考 えられます 注 意 点 副 反 応 は 時 間 が 経 ってから 報 告 される 事 例 があることや 実 際 の 接 種 者 数 は 医 療 機 関 納 入 数 量 に 基 づく 推 定 接 種 者 数 を 下 回 ること 等 から 現 時 点 での 頻 度 は 暫 定 的 な 数 字 になら ざるを 得 ず 時 間 とともに 変 化 することに 留 意 が 必 要 である 医 療 機 関 での 正 確 な 接 種 者 数 は 1 月 単 位 で 集 計 し それに 基 づく 副 反 応 報 告 頻 度 を 公 表 する 予 定
平 成 21 年 11 月 11 日 新 型 インフルエンザ 対 策 推 進 本 部 新 型 インフルエンザワクチンの 接 種 後 副 反 応 報 告 及 び 推 定 接 種 者 数 について 平 成 21 年 10 月 19 日 ( 月 )より 接 種 が 開 始 された 新 型 インフルエンザワクチンにつ いて 副 反 応 報 告 の 状 況 と 前 回 (10 月 30 日 ( 金 )) 公 表 以 降 に 報 告 された 内 容 の 詳 細 を 以 下 に 示 します また 医 療 機 関 納 入 量 から 推 定 される 接 種 者 数 に 基 づく 副 反 応 報 告 頻 度 の 情 報 も 示 します 予 防 接 種 による 副 作 用 を 副 反 応 と 呼 んでいます 1. 副 反 応 の 報 告 状 況 (1) 初 期 2 万 例 コホート 調 査 (11 月 9 日 夜 報 告 分 までの 速 報 ) 国 立 病 院 機 構 67 病 院 の 医 療 従 事 者 を 対 象 に 接 種 初 期 の 重 大 な 安 全 性 の 問 題 を 捉 える 等 のために 接 種 者 全 員 から 接 種 後 の 詳 細 な 健 康 状 況 の 報 告 を 収 集 している もの ( 接 種 者 数 の 総 数 22,112 例 ( 人 )) 報 告 日 非 重 篤 重 篤 合 計 10 月 19 日 ~10 月 29 日 19 4 23 10 月 30 日 ~11 月 5 日 25 0 25 11 月 7 日 ~11 月 9 日 9 1 10 合 計 53 5 58 重 篤 とは 入 院 や 入 院 に 相 当 する 治 療 を 要 するような 副 反 応 の 内 容 をいいます 10 月 30 日 ~11 月 9 日 報 告 分 ( 合 計 35 例 ( 人 )) ( 重 篤 な 副 反 応 ) 副 反 応 は 因 果 関 係 の 有 無 を 問 わず 収 集 ( 人 ) 末 梢 性 めまい( 回 復 ) ( 非 重 篤 の 副 反 応 ) 34 例 ( 人 ) 39 以 上 の 発 熱 12 例 39 以 上 の 発 熱 関 節 痛 咳 じんましん 7 例 湿 疹 2 例 肘 を 超 える 局 所 の 異 常 腫 脹 喘 息 発 作 発 熱 喘 息 発 作 皮 膚 搔 痒 頭 痛 1
倦 怠 感 腰 痛 腹 痛 下 痢 倦 怠 感 両 上 下 肢 の 脱 力 感 頭 痛 頭 痛 下 痢 嘔 吐 上 下 肢 筋 肉 痛 下 痢 皮 疹 中 毒 疹 咳 その 他 接 種 4 日 後 歩 行 時 に 後 方 から 追 突 された 交 通 事 故 による 死 亡 例 が 報 告 されているが 主 治 医 は 関 連 性 なしとしている 重 篤 又 は 非 重 篤 の 判 断 は 次 の 基 準 に 基 づき 接 種 医 等 の 報 告 者 においてなされたものを そのまま 公 表 している 報 告 時 点 での 評 価 であり 患 者 の 経 過 等 により 報 告 者 が 判 断 を 変 更 する 場 合 がある 報 告 の 際 の 副 反 応 の 重 篤 度 の 基 準 : 治 療 のために 入 院 又 は 入 院 期 間 の 延 長 障 害 障 害 に つながるおそれ 死 亡 死 亡 につながるおそれ これらに 準 じて 重 篤 後 世 代 における 先 天 性 の 疾 病 又 は 異 常 国 立 病 院 機 構 の 報 告 については 現 時 点 では 治 療 を 要 する 副 反 応 のみの 集 計 である( 速 報 ) 治 療 を 要 さず 非 重 篤 と 判 断 された 副 反 応 については 調 査 研 究 報 告 に 集 計 される 予 定 (11 月 中 旬 ) (2) 受 託 医 療 機 関 における 新 型 インフルエンザ(A/H1N1)ワクチン 接 種 実 施 要 領 に 基 づき 医 療 機 関 から 報 告 されたもの( 自 発 報 告 )(11 月 9 日 夜 報 告 分 まで) ( 単 位 : 例 ( 人 )) 報 告 日 非 重 篤 重 篤 合 計 10 月 19 日 ~10 月 29 日 169 13 182 10 月 30 日 ~11 月 5 日 210 18 228 11 月 6 日 ~11 月 9 日 118 8 126 合 計 497 39 536 10 月 30 日 ~11 月 9 日 報 告 分 ( 合 計 354 例 ( 人 )) ( 重 篤 な 副 反 応 ) 26 例 ( 人 ) アナフィラキシー 1 血 管 迷 走 神 経 反 射 2 例 39 以 上 の 発 熱 咳 頭 痛 関 節 痛 息 苦 しさ 喘 息 急 性 肝 障 害 2
左 上 肢 の 痛 みとしびれ 末 梢 神 経 炎 筋 炎 間 質 性 肺 炎 増 悪 紫 斑 意 識 障 害 けいれん 頭 痛 めまい 嘔 気 血 圧 低 下 腰 下 肢 痛 気 管 支 喘 息 発 作 頭 痛 嘔 気 嘔 吐 下 痢 微 熱 気 分 不 快 急 性 アレルギー 性 皮 膚 炎 ( 非 重 篤 の 副 反 応 ) 括 弧 内 は 件 数 328 例 ( 人 ) 10 件 以 上 報 告 があったものについて 記 載 頭 痛 (45) 発 熱 (39 未 満 )(38) じんましん(43) 嘔 気 (31) 発 赤 (27) アナフィラキシー(23) 倦 怠 感 (22) 39 以 上 の 発 熱 (21) 嘔 吐 (21) 発 疹 (20) 下 痢 (17) 腫 脹 (17) 掻 痒 感 (15) 血 管 迷 走 神 経 性 反 応 (12) めまい(12) 関 節 痛 (12) 熱 感 (10) ( 計 554 件 ) アナフィラキシー とは 血 圧 低 下 呼 吸 困 難 等 を 呈 するアレルギー 反 応 のことです 血 管 迷 走 神 経 反 射 とは 注 射 等 によって 生 じる 冷 汗 悪 心 血 圧 低 下 等 のことです 間 質 性 肺 炎 とは 肺 の 組 織 が 炎 症 を 起 こし 呼 吸 困 難 咳 などが 起 きる 病 気 のことです 2. 医 療 機 関 納 入 数 量 からみた 推 定 接 種 者 数 (10 月 19 日 ~11 月 8 日 ) ( 注 意 点 ) 実 際 の 接 種 者 数 は 下 表 の 推 定 接 種 者 数 を 下 回 る 見 込 み (1) 10mL バイアルを 18 人 に 接 種 し 1mL バイアルを 2 人 に 接 種 したと 仮 定 した 場 合 の 推 定 接 種 者 数 である (2) 納 入 分 が 全 て 接 種 されたとは 限 らないため 推 定 接 種 者 数 は 最 大 数 である (3) 医 療 機 関 から 報 告 される 正 確 な 接 種 者 数 については 1 ヶ 月 毎 に 集 計 し 公 表 の 予 定 10/19-25 推 定 接 種 者 数 10/26-11/8 推 定 接 種 者 数 推 定 接 種 者 数 合 計 1mL バイアル 531,448 495,564 1,027,012 10mL バイアル 333,414 738,720 1,072,134 計 864,862 1,234,284 2,099,146 3. 副 反 応 の 報 告 頻 度 (11 月 9 日 時 点 までの 副 反 応 報 告 に 基 づく 暫 定 値 ) (1) 正 確 な 接 種 者 数 に 基 づく 確 定 値 は 1ヶ 月 後 毎 に 公 表 の 予 定 3
(2) 実 施 要 領 や 契 約 において 接 種 医 療 機 関 に 報 告 を 求 めていることから 薬 事 法 に 基 づ く 従 来 の 自 発 報 告 よりも 報 告 率 は 高 いことが 予 想 される (3) 副 反 応 報 告 数 は 副 反 応 発 生 までの 観 察 期 間 の 観 点 等 から 今 後 報 告 されるものも あるため 暫 時 増 加 する 可 能 性 がある 副 反 応 報 告 頻 度 全 体 例 ( 人 )(%) 重 篤 例 ( 人 )(%) 国 立 病 院 機 構 2 万 人 コホート 調 査 58(0.27%) 5(0.03%) 自 発 報 告 例 ( 対 医 療 機 関 納 入 数 量 からの 推 定 値 ) 10/19~25 接 種 分 248(0.029%) 16(0.0019%) 10/26~11/8 接 種 分 288(0.023%) 23(0.0019%) 11/9 以 降 接 種 分 - - ( 参 考 ) 平 成 20 年 度 の 季 節 性 ワクチン 重 篤 副 作 用 報 告 症 例 頻 度 0.0003% 接 種 医 療 機 関 の 協 力 をいただき 積 極 的 に 報 告 いただいていることから 副 反 応 報 告 の 頻 度 は 例 年 の 季 節 性 インフルエンザワクチンよりも 高 いものと 考 えられる 薬 事 法 に 基 づき 重 篤 な 副 作 用 として 医 療 関 係 者 から 厚 生 労 働 大 臣 に 報 告 されるもの 4. 留 意 事 項 1 アレルギー ぜんそくの 既 往 のある 方 への 接 種 については 適 切 な 準 備 と 対 応 をして 接 種 に 当 たるよう 注 意 をお 願 いいたします 2 アレルギー ぜんそくの 既 往 のある 方 への 接 種 については ワクチン 接 種 後 少 なくとも30 分 後 までは 病 院 に 待 機 させ 健 康 状 態 をご 確 認 ください 4
( 参 考 ) 平 成 21 年 10 月 30 日 ( 金 )から11 月 9 日 ( 月 )に 報 告 された 重 篤 症 例 の 経 過 1. 初 期 2 万 例 コホート 調 査 (11 月 9 日 夜 報 告 分 までの 速 報 ) ( 症 例 1) 末 梢 性 めまい( 回 復 ) 50 代 女 性 既 往 歴 : 平 成 21 年 2 月 MMRV でおたふくかぜワクチンを 接 種 し 5 日 後 に 末 梢 性 めまいを 発 症 経 過 : ワクチン 接 種 22 日 後 午 前 3 時 頃 回 転 性 めまいあり 6 時 49 分 救 急 外 来 受 診 右 向 き 方 向 一 定 性 眼 振 あり 症 状 回 復 しないため 入 院 点 滴 (メトクロプラミド1アンプル 炭 酸 水 素 ナトリウム 1 アンプル)などの 治 療 後 症 状 は 改 善 因 果 関 係 : 評 価 中 2. 受 託 医 療 機 関 における 新 型 インフルエンザ(A/H1N1)ワクチン 接 種 実 施 要 領 に 基 づき 医 療 機 関 から 厚 生 労 働 省 宛 に 報 告 された 副 反 応 症 例 ( 症 例 1)39 以 上 の 発 熱 インフルエンザA 型 ( 不 明 ) 30 代 女 性 経 過 : ワクチン 接 種 2 日 後 昼 頃 から 咳 出 現 深 夜 発 熱 37.3 ワクチン 接 種 3 日 後 朝 38.6 の 熱 があり アセトアミノフェン 内 服 昼 過 ぎには 39.6 ま で 体 温 上 昇 徐 々に 関 節 痛 が 出 現 したため 同 日 午 後 医 療 機 関 受 診 インフルエンザ 検 査 にてA 型 陽 性 ( 症 例 2)アナフィラキシー 様 反 応 ( 軽 快 ) 30 代 男 性 経 過 : 本 ワクチン 接 種 より 8 日 前 に 季 節 性 インフルエンザワクチン 接 種 本 ワクチン 接 種 30 分 後 めまい 前 胸 部 圧 迫 感 出 現 経 時 的 に 増 強 し 悪 寒 振 戦 四 肢 のしびれ 出 現 増 悪 を 認 めた 末 梢 ルートを 確 保 後 ヒドロキシジン 塩 酸 塩 1 アンプル 筋 注 ヒドロコルチゾンコハク 酸 エス テル 500mg 静 注 にて 軽 快 傾 向 ( 症 例 3)アナフィラキシー( 回 復 ) 20 代 女 性 既 往 歴 : クローン 病 (プレドニゾロン15mg/ 日 服 用 ) 5
経 過 : ワクチン 接 種 翌 朝 出 勤 途 中 で 気 分 不 良 あり 出 勤 後 に 呼 吸 障 害 意 識 レベル 低 下 に 至 った 動 脈 血 液 ガス 分 析 では ph 7.41 pco 2 52torr po 2 72torr 血 球 計 数 では 異 常 なく 血 液 生 化 学 では 低 カリウム 血 症 3.3 meq/l を 認 めた 酸 素 吸 入 及 び 静 脈 ライン 確 保 更 に 副 腎 皮 質 ステロイドホルモンを 投 与 し 約 12 時 間 で 回 復 ( 症 例 4)その 他 の 通 常 の 接 種 では 見 られない 異 常 反 応 ( 軽 快 ) 20 代 女 性 既 往 歴 : 感 冒 時 発 熱 時 に 喘 息 出 現 経 過 : ワクチン 接 種 後 鼻 汁 咳 頭 痛 関 節 痛 息 苦 しさ 出 現 ワクチン 接 種 2 日 後 喘 鳴 出 現 ワクチン 接 種 3 日 後 医 療 機 関 受 診 体 温 37.8 脈 拍 90-120/ 分 血 圧 134/76 mmhg 喘 鳴 継 続 ワクチンの 副 反 応 と 診 断 され 入 院 ( 症 例 5)アナフィラキシー( 回 復 ) 既 往 歴 : 無 経 過 : ワクチン 接 種 15 分 後 嗄 声 目 の 痒 み 戦 慄 出 現 し 血 圧 148/84 mmhg 脈 拍 109 SpO 2 98 であり 治 療 のため 入 院 ラニチジン メチルプレドニゾロンコハク 酸 エステルナトリウムを 点 滴 投 与 し さ らにクロルフェニラミンを 静 注 にて 脈 拍 98 S po 2 99 胸 部 ラ 音 無 し ワクチン 接 種 45 分 後 目 の 痒 みと 動 悸 は 消 失 し 嗄 声 も 改 善 血 圧 140/90 脈 拍 74 SpO 2 99 ( 症 例 6) 急 性 肝 障 害 ( 回 復 あるいは 軽 快 ) 70 代 男 性 既 往 歴 : 薬 剤 アレルギー 肝 障 害 経 過 : ワクチン 接 種 3 日 後 まで 熱 感 持 続 ワクチン 接 種 7 日 後 より 心 窩 部 鈍 痛 し その 後 痛 みが 強 まると 共 に 嘔 吐 38.6 の 発 熱 同 日 血 液 検 査 を 実 施 し 血 中 ビリルビン 2.2 ZTT 12.7 AST 1760 ALT 1029 ALP 675 γ-gtp 918 WBC 1100 RBC 490 血 色 素 14.9 血 漿 板 21 万 9 千 ヘモグロビン 43.9 ( 症 例 7)アナフィラキシーショック( 回 復 ) 50 代 女 性 6
既 往 歴 : アレルギー 性 鼻 炎 経 過 : ワクチン 接 種 3 時 間 後 より 掻 痒 を 伴 う 蕁 麻 疹 様 紅 斑 が 出 現 し 四 肢 から 全 身 に 拡 大 次 第 に 掻 痒 感 が 増 悪 するとともに 血 圧 は 120/70 から 90/40 mmhg へ 低 下 さらに 四 肢 末 端 チアノーゼも 出 現 したため 救 急 搬 送 ( 症 例 8) 血 管 迷 走 神 経 反 射 疑 い( 回 復 ) 既 往 歴 : 機 械 性 蕁 麻 疹 経 過 : ワクチン 接 種 15 分 後 浮 動 性 めまい 動 悸 が 出 現 し 救 急 外 来 を 受 診 ワクチン 接 種 25 分 後 四 肢 冷 感 しびれが 出 現 し 酸 素 飽 和 度 の 低 下 を 認 めた ステロイド 等 の 投 与 を 行 い 症 状 は 軽 快 したが 経 過 観 察 目 的 にて 入 院 となった ワクチン 接 種 翌 日 状 態 安 定 のため 退 院 となった ( 症 例 9) 左 上 腕 の 痛 みとしびれ( 調 査 中 ) 経 過 : ワクチン 接 種 後 接 種 した 左 上 腕 のしびれ 感 冷 感 疼 痛 が 5 日 持 続 ( 症 例 10) 末 梢 神 経 炎 筋 炎 ( 未 回 復 ) 40 代 男 性 経 過 : ワクチン 接 種 1 日 後 起 床 時 より 右 上 腕 ( 接 種 側 ) 三 頭 筋 の 筋 力 低 下 疼 痛 が 出 現 ワクチン 接 種 2 日 後 左 大 胸 筋 の 痙 攣 が 出 現 ワクチン 接 種 3 日 後 左 大 腿 筋 四 頭 筋 痙 攣 が 出 現 ワクチン 接 種 9 日 後 左 上 腕 三 頭 筋 の 筋 力 は MMT で 4 程 度 ( 症 例 11) 間 質 性 肺 炎 増 悪 ( 調 査 中 ) 70 代 男 性 既 往 歴 : 間 質 性 肺 炎 アスペルギルス 症 肺 膿 疱 症 慢 性 呼 吸 不 全 (プレドニゾロン 抗 真 菌 剤 を 服 用 中 在 宅 酸 素 療 法 を 導 入 し 近 日 退 院 予 定 ) 経 過 : ワクチン 接 種 2 時 間 後 発 熱 呼 吸 苦 が 出 現 ワクチン 接 種 2 日 後 胸 部 X 線 検 査 にて 陰 影 増 悪 有 り 7
( 症 例 12) 紫 斑 意 識 障 害 痙 攣 ( 調 査 中 ) 30 代 女 性 既 往 歴 : 自 己 赤 血 球 感 作 性 紫 斑 病 の 指 摘 有 るも 確 定 診 断 無 し 経 過 : 本 ワクチン 接 種 7 日 前 に 季 節 性 インフルエンザワクチン 接 種 本 ワクチン 接 種 2 時 間 後 ふらつきと 接 種 側 上 腕 から 前 腕 への 紫 斑 対 側 前 腕 の 紫 斑 出 現 嘔 吐 嘔 気 なし 接 種 翌 朝 筋 力 低 下 出 現 トイレまでの 歩 行 がかろうじて 可 能 紫 斑 は 有 痛 性 で 前 腕 部 にまで 拡 大 接 種 翌 日 夜 3 回 の 痙 攣 発 作 が 認 められたが 以 後 の 発 作 はなし ( 症 例 13)アナフィラキシー( 回 復 ) 既 往 歴 : 甲 状 腺 機 能 亢 進 症 経 過 : ワクチン 接 種 1 時 間 後 嘔 気 めまい 悪 感 が 急 速 に 出 現 ヒドロコルチゾン 投 与 にて 急 速 に 改 善 ( 症 例 14) 頭 痛 めまい( 軽 快 ) 20 代 女 性 既 往 歴 : インフルエンザワクチン 予 防 接 種 30 分 後 に 息 苦 さ(2 年 前 ) 経 過 : ワクチン 接 種 5 分 後 めまいと 吐 気 が 出 現 し 徐 々に 症 状 が 悪 化 ワクチン 接 種 5 時 間 後 頭 痛 が 強 くなり 嘔 吐 翌 朝 めまいは 軽 減 したが 頭 痛 は 継 続 ( 症 例 15) 蕁 麻 疹 喉 頭 浮 腫 呼 吸 苦 ( 回 復 ) 30 代 女 性 既 往 歴 : セフトリアキソン トシル 酸 スルタミシリンにて 掻 痒 咽 頭 浮 腫 グリチルリチン グリシン システイン 配 合 剤 にてアナフィラキシーショック 経 過 : ワクチン 接 種 10 分 後 より 掻 痒 感 喉 頭 部 異 物 感 呼 吸 苦 が 出 現 メチルプレドニゾロン 点 滴 及 びアドレナリン 皮 下 注 により 改 善 ( 症 例 16) 嘔 気 血 圧 低 下 腰 下 肢 痛 ( 不 明 ) 30 代 女 性 既 往 歴 : 無 8
経 過 : 本 ワクチン 接 種 2 週 間 前 に 季 節 性 インフルエンザワクチン 接 種 ワクチン 接 種 1 時 間 経 過 後 も 接 種 部 位 の 疼 痛 持 続 熱 感 等 訴 えるも 視 診 触 診 では 発 赤 熱 感 なし 血 圧 115/90mmHg 脈 拍 60/ 分 30 分 程 度 で 気 分 不 良 解 消 疼 痛 は 軽 快 傾 向 ワクチン 接 種 より 約 2 時 間 後 吐 気 出 現 血 圧 94/63mmHg 脈 拍 60/ 分 塩 酸 メトクロプラ ミド 等 点 滴 静 注 により 症 状 軽 快 ワクチン 接 種 2 日 後 腰 痛 下 肢 痛 倦 怠 感 等 インフルエンザ 様 症 状 出 現 ロキソプロフェ ンナトリウムを 内 服 するも 症 状 改 善 せず ワクチン 接 種 6 日 後 症 状 増 強 のため 医 療 機 関 受 診 体 温 37.3 CRP2.7 白 血 球 数 13,800( 好 中 球 84%) CK136 血 圧 116/72mmHg 脈 拍 90/ 分 疼 痛 持 続 倦 怠 感 あり 咽 頭 痛 鼻 水 咳 き 痰 なし アセトアミノフェン レバミピド セフカペンピボキシルを 処 方 帰 宅 後 39 まで 熱 発 し 左 胸 部 痛 が 悪 化 ワクチン 接 種 7 日 後 早 朝 救 急 外 来 受 診 下 肢 痛 持 続 し 歩 行 不 可 体 温 :38.2 頭 痛 咽 頭 痛 なし 咳 嗽 あり インフルエンザ 迅 速 試 験 陰 性 CRP10.62 白 血 球 数 15,200( 好 中 球 89%) CT では 左 下 肺 野 に 肺 炎 像 あり 他 に 胸 膜 肥 厚 ( 陳 旧 性 疑 い) 入 院 にて 経 過 観 察 中 ( 症 例 17) 気 管 支 喘 息 発 作 ( 調 査 中 ) 既 往 歴 : 気 管 支 喘 息 (コントロール 良 好 過 去 に 季 節 性 インフルエンザワクチン 予 防 接 種 後 気 管 支 喘 息 発 作 の 既 往 あり) 経 過 : ワ ク チ ン 接 種 1 時 間 後 よ り 気 管 支 喘 息 発 作 出 現 し 短 時 間 に て 増 悪 血 圧 142/101mmHg 脈 拍 120/ 分 SpO 2 98% 酸 素 投 与 (3L/ 分 ) 開 始 し アミノフィリン 点 滴 静 注 硫 酸 サルブタモール 吸 入 を 実 施 し 軽 快 傾 向 を 確 認 し 専 門 医 へ 紹 介 ( 症 例 18) アナフィラキシー( 軽 快 ) 50 代 男 性 既 往 歴 : 糖 尿 病 性 腎 症 による 腎 不 全 で 透 析 療 養 中 植 物 食 品 でのアレルギー 歴 あり 経 過 : 本 ワクチン 接 種 1 ヶ 月 以 内 に 季 節 性 インフルエンザワクチン 接 種 ワクチン 接 種 30 分 後 より くしゃみ 発 現 ワクチン 接 種 5 時 間 後 眼 瞼 腫 脹 体 幹 の 湿 疹 に 気 づき 医 療 機 関 受 診 アナフィラキシーと 診 断 され ステロイド 剤 の 投 与 等 にて 症 状 や や 軽 快 ( 症 例 19)アナフィラキシー( 軽 快 ) 30 代 女 性 9
経 過 : 本 ワクチン 接 種 より 1 ヵ 月 以 内 に 季 節 性 インフルエンザワクチン 接 種 本 ワクチン 接 種 40 分 後 動 悸 の 後 に 急 激 な 呼 吸 困 難 出 現 ベタメタゾンリン 酸 エステルナ トリウムの 筋 注 及 びベタメタゾン 内 服 後 すぐにルートを 確 保 ステロイド 点 滴 開 始 し 血 圧 130 台 /70 台 全 身 の 虚 脱 は 2 時 間 続 き 次 第 に 安 定 翌 日 も 37 度 後 半 の 発 熱 が 持 続 ( 症 例 20)アナフィラキシー( 軽 快 ) 経 過 : 本 ワクチン 接 種 より 1 ヵ 月 以 内 に 季 節 性 インフルエンザワクチン 接 種 本 ワクチン 接 種 30~40 分 後 より 突 然 の 動 悸 出 現 後 呼 吸 困 難 出 現 ブテゾニド 吸 入 後 脱 力 感 あり 8 時 間 経 過 後 症 状 改 善 ( 症 例 21) 頭 痛 嘔 気 嘔 吐 下 痢 微 熱 ( 調 査 中 ) 20 代 女 性 経 過 : ワクチン 接 種 2 時 間 後 より 頭 痛 に 加 え 嘔 気 嘔 吐 が 4 回 出 現 し 下 痢 も 10 数 回 認 めら れた ワクチン 接 種 翌 日 救 急 外 来 を 受 診 頭 痛 が 強 く 鎮 痛 剤 無 効 頭 部 CT 上 出 血 は 認 め られず 白 血 球 7700( 好 中 球 89.1%) CRP 4.2 ( 症 例 22)アナフィラキシー( 回 復 ) 10 代 男 性 既 往 歴 : 気 管 支 喘 息 加 療 中 経 過 : ワクチン 接 種 40 分 後 下 顎 の 疼 痛 咳 が 出 現 ワクチン 接 種 1 時 間 後 前 腕 蕁 麻 疹 が 出 現 補 液 ステロイド 静 注 抗 ヒスタミン 剤 点 滴 静 注 により 改 善 経 過 観 察 のため 入 院 翌 日 退 院 ( 症 例 23) 気 分 不 快 ( 回 復 ) 30 代 男 性 既 往 歴 : 無 10
経 過 : ワクチン 接 種 5 分 後 血 の 気 が 引 くような 気 分 不 快 が 出 現 血 圧 160/90 mmhg 脈 拍 120/ 分 点 滴 にて 経 過 観 察 因 果 関 係 : 評 価 できない ( 症 例 24) 血 管 迷 走 神 経 反 射 ( 回 復 ) 30 代 男 性 経 過 : ワクチン 接 種 30 分 後 熱 感 めまい 呼 吸 困 難 感 冷 汗 を 認 め 入 院 ワクチン 接 種 翌 日 退 院 ( 症 例 25)アナフィラキシー( 回 復 ) 30 代 女 性 既 往 歴 : 喘 息 過 去 に 季 節 性 インフルエンザワクチン 接 種 後 に 体 調 悪 化 あり 経 過 : ワクチン 接 種 5 分 後 より 両 眼 周 囲 の 熱 感 掻 痒 が 出 現 上 眼 瞼 の 軽 度 腫 脹 あり ワクチン 接 種 30 分 後 より 喘 鳴 出 現 ( 症 例 26) 急 性 アレルギー 性 皮 膚 炎 ( 回 復 ) 既 往 歴 : 気 管 支 喘 息 ワクチン 接 種 後 に 軽 い 皮 疹 出 現 (20 年 程 前 ) 経 過 : ワクチン 接 種 30 分 後 顔 面 紅 潮 が 両 側 性 に 出 現 ヒドロコルチゾンコハク 酸 エステルナト リウム 点 滴 静 注 オロパタジン 塩 酸 塩 内 服 ワクチン 接 種 1 時 間 後 より 両 側 上 眼 瞼 浮 腫 および 続 発 性 に 咳 嗽 出 現 ヒドロコルチゾン コハク 酸 エステルナトリウム 点 滴 静 注 ファモチジンを 静 注 エピネフリン 皮 下 注 コントミ ン 処 方 ワクチン 接 種 2 時 間 後 咳 嗽 頻 回 その 後 皮 膚 炎 軽 快 因 果 関 係 : 評 価 中 11