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下 記 のような 体 調 変 化 はございますか? 目 のかゆみ 目 のまわりのかゆみ 目 薬 をさしたとき しみること 目 が 充 血 すること 目 が 見 えづらくなる もやがかかったように 見 えること 目 がころころする ショボショボする 涙 が 出 ること 目 のまわりが 黒 くなる まつ

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003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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目次

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光 輪 はさみこども 園 学 校 保 健 安 全 法 ( 第 19 条 )に 準 ずる(H24.4 改 定 ) 病 名 感 染 しやすい 期 間 登 園 のめやす 症 状 ( 発 熱 全 身 症 状 呼 吸 器 症 状 )がある 期 間 インフルエンザ ( 発 症 前 24 時 間 ~ 発 病 後

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後期高齢者医療制度

神 経 系 統 の 機 能 神 経 系 統 の 機 能 の 著 しい 障 害 とは 脳 の 器 質 障 害 四 肢 その 他 の 神 経 の 損 傷 によって 生 じる 灼 熱 痛 脳 神 経 及 び 脊 髄 神 経 の 外 傷 その 他 の 原 因 による 神 経 痛 等 により 特 に 軽 易

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首 は 下 あ ご の 骨 の 下 か ら 鎖 骨 の 上 ま で 自 分 の 首 を 両 手 で は さ ん で お さ え て み ま し ょ う 師 首 っ て ど ん な 仕 事 を し て い る か な 子 頭 を の せ て い る 頭 を お さ え て い る 頭 を 動 か し

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17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

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2 腕 を 振 って 脚 を 曲 げ 伸 ばす 腕 と 脚 を 刺 激 して 全 身 の 血 行 を 促 進 します 肩 膝 股 関 節 の 運 動 です [1] 肩 三 角 筋 棘 上 筋 膝 大 腿 二 頭 筋 半 膜 様 筋 半 腱 様 筋 大 腿 四 頭 筋 股 腸 腰 筋 大 腿 筋 膜

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( 別 添 )インフルエンザに 伴 う 異 常 な 行 動 に 関 する 報 告 基 準 ( 報 告 基 準 ) ( 重 度 調 査 )インフルエンザ 様 疾 患 と 診 断 され かつ 重 度 の 異 常 な 行 動 を 示 した 患 者 につき ご 報 告 ください ( 軽 度 調 査 )インフ

4. 手 術 により 期 待 される 効 果 手 術 は 直 腸 癌 に 対 する 治 療 として 最 も 確 実 な 方 法 とされていますが これに よりすべての 直 腸 癌 が 治 癒 するわけではありません 肉 眼 的 にすべての 癌 が 取 り 除 けた 場 合 でも 目 には 見 えない

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11 切 断 又 は 離 断 変 形 麻 痺 11 切 離 断 部 位 手 関 節 前 腕 肘 関 節 上 腕 肩 関 節 左 リスフラン 関 節 部 位 左 ショパール 関 節 足 関 節 下 腿 膝 関 節 大 腿 股 関 節 左 左 手 ( 足 ) 関 節 手 ( 足 ) 指 の 切 離 断

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認 定 看 護 師 専 門 看 護 師 集 中 ケア 新 生 児 集 中 ケア A 呼 吸 ケアチーム 加 算 150 点 呼 吸 ケアチームの 設 置 救 急 看 護 小 児 救 急 看 護 慢 性 呼 吸 器 疾 患 看 護 急 性 重 症 患 者 看 護 A 247 認 知 症

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検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

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1


公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

回 答 Q3-1 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 質 問 : 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 土 地 の 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 答 : あなたの 土 地 は 過 去 の 評 価 替 えで 評 価 額 が

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

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2 ペインクリニック ペインクリニック 科 に 関 しては 先 ずは 様 々な 痛 みの 症 例 を 正 確 に 診 断 できる 能 力 の 養 成 を 最 大 の 目 標 にします その 過 程 で 薬 物 療 法 神 経 ブロック( 超 音 波 透 視 下 を 含 む) Intervention

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Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

毎 月 の 給 与 等 ( )を 一 定 の 等 級 区 分 にあてはめた 標 準 月 額 の 上 限 が 現 行 の47 等 級 から50 等 級 に 改 正 されます ( 別 紙 健 康 保 険 料 額 表 参 照 ) なお 法 改 正 に 伴 い 標 準 月 額 が 改 定 される 方 につい

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○00表紙

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

3 保 険 料 ( 掛 金 )を 納 めていること 原 則 として 初 診 日 月 前 々 月 まで 国 民 年 金 加 入 期 間 全 体 うち 3 分 2 以 上 きち んと 納 めている( 保 険 料 免 除 期 間 も 含 む)ことが 必 要 です 現 在 は 特 例 として 初 診 日 が

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考


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1 野 人 口 と 高 齢 化 1 (1) 人 口 推 移 と 高 齢 化 率 (2) 高 齢 者 人 口 推 計 2 民 医 療 費 動 向 2 (1) 民 医 療 費 推 移 (2)1 人 当 たり 民 医 療 費 状 況 (3)1 人 当 たり 後 期 高 齢 者 ( 老 人 ) 医 療 費

給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

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5 月 25 日 2 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 2 GIO: 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 を 理 解 する SBO: 1. 急 性 慢 性 炎 症 性 疾 患 を 説 明 できる 2. 扁 桃 の 疾 患 を 説 明 できる 3. 病 巣 感 染 症 を 説 明 できる 4

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弁護士報酬規定(抜粋)

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

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別紙3

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

①表紙

1

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

越前米

Transcription:

運 動 における 安 全 管 理

バイタルサインということばを ご 存 じですか? ヒトの 生 命 に 基 本 的 な 徴 候 生 命 の 維 持 に 直 接 関 係 する 安 全 管 理 に 最 低 必 要 な 情 報 脈 拍 呼 吸 体 温 血 圧 意 識 状 態 など

脈 拍 をどこで 測 るかご 存 じですか?

脈 拍 を 測 ってみましょう 親 指 側 の 手 首 に 脈 を 触 れ ます 人 差 し 指 中 指 薬 指 の3 本 で 脈 拍 の 数 を 数 えます 1 分 間 の 脈 拍 数 は15 秒 間 1 分 間 の 脈 拍 数 は15 秒 間 の 値 を4 倍 します ( 慣 れてきたら 10 秒 間 計 って6 倍 しても 良 い )

脈 拍 1 分 間 に 心 臓 が 拍 動 する 回 数 が 心 拍 数 です 一 方 手 足 の 動 脈 が1 分 間 に 拍 動 する 回 数 を 脈 拍 数 といいますが 健 常 な 方 では 心 拍 数 と 一 致 します 数 100/ 分 以 上 を 頻 脈 60/ 分 以 下 を 徐 脈 調 律 規 則 的 か 不 規 則 ( 不 整 脈 )か 性 状

脈 拍 について 一 般 に 成 人 (18 歳 以 上 の 方 )の 安 静 時 の 脈 拍 数 は1 分 あたり60~80 回 です 運 動 前 ( 安 静 時 )の 脈 拍 は 楽 な 姿 勢 で2-3 分 座 ってか ら 脈 拍 を 測 ってみましょう それが あなたの 安 静 時 の 脈 拍 数 です 運 動 中 の 脈 拍 は 運 動 の 強 さの 目 安 になります 運 動 し ながら( 歩 きながら) 測 ることは 難 しいので 運 動 を 一 時 中 止 して その 直 後 から10 秒 間 脈 拍 数 を 図 りこれを6 倍 してさらに5-6 拍 加 えたものを 運 動 中 の 脈 拍 数 とします 運 動 を 始 める 前 運 動 中 運 動 を 終 了 して 呼 吸 が 安 定 し た 頃 の 最 低 3 回 は 脈 拍 を 測 定 し 記 録 する 習 慣 をつけま しょう

年 齢 と 最 大 心 拍 数 の 関 係 をご 存 じ ですか? 最 大 心 拍 数 220 200 180 160 140 運 動 によって 心 拍 数 が 増 加 します その 反 応 は 運 動 の 方 法 や 強 さ 年 齢 によってことなります 最 大 運 動 レベルでの 心 拍 数 最 大 心 拍 はおよそ 220- 年 齢 ( 個 人 差 が 大 きい!) 120 20 30 40 50 60 70 年 齢

脈 拍 で 適 当 な 運 動 量 を 知 りましょう 1. 安 静 にしているときの 脈 拍 を 測 ります 2. 220から 年 齢 を 引 いた 数 を 一 分 間 の 最 大 心 拍 数 とします 3. 最 大 心 拍 数 と 安 静 時 の 脈 拍 との 差 を ゆとり と 考 え 運 動 時 の 脈 拍 の 上 昇 がその 何 割 になるかで 運 動 を 調 節 しま す ゆとり= 最 大 心 拍 数 (220- 年 齢 )- 安 静 時 脈 拍 目 標 脈 拍 = 安 静 時 脈 拍 +ゆとり 0.5~0.7 05 07 具 体 例 65 歳 で 安 静 時 の 脈 拍 77/ 分 の 場 合 最 大 心 拍 数 は 220-65=155 ゆとりは 155-77=78 目 標 脈 拍 ゆとり 0.5の 場 合 77+39=116 ゆとり 0.6の 場 合 77+46=123 ゆとり 0.7の 場 合 77+54=131 この 場 合 無 理 のない 運 動 量 は 脈 拍 が 116~131/ 分 であることがわかります どんな 運 動 でも くれぐれも 無 理 のないように 自 己 管 理 して 行 うことが 大 切 です

ボルグ 指 数 を 目 安 に 適 当 な 運 動 量 を 知 る 方 法 もあります 6 7 非 常 に 楽 である 8 9かなり 楽 である 10 11 楽 である 12 13 ややきつい 14 15 きつい 16 17 かなりきつい 18 19 非 常 にきつい 20 ボルグ 指 数 は 運 動 強 度 を 自 覚 的 に 評 価 したものです ややき この 表 で ややきつ いに にならない 程 度 の 運 動 が 安 全 に 行 え る 運 動 です

不 整 脈 について 不 整 脈 は 心 臓 の 拍 動 リズムが 不 規 則 になった 状 態 で 脈 が 遅 くなる 除 脈 脈 が 速 くなる 頻 脈 脈 がとぶ 抜 ける と 感 じる 期 外 収 縮 などに 大 別 されます 不 整 脈 はほとんどの 人 にみられ 脈 が1 拍 とぶような 軽 いものなら 心 配 いりませんが 突 然 死 の 原 因 になる 危 険 なものもあります 不 整 脈 の 症 状 としては 動 悸 息 切 れ 目 まいなどがあり ますが 症 状 のないものもあります ふだんから 脈 をとる 習 慣 をつけましょう

生 活 習 慣 も 不 整 脈 の 原 因 になります 危 険 な 不 整 脈 何 もしていないのに 意 識 がなくなりそうになる 急 に 失 神 する 脈 拍 が 減 り 強 い 息 切 れを 感 じる ( 脈 拍 が1 分 間 に 40 以 下 は 要 注 意 ) 突 然 動 悸 がおこる ( 脈 拍 が1 分 間 に140 以 上 は 要 注 意 脈 がばらばらで 速 く 打 つ

血 圧 血 圧 とは 心 臓 のポンプ 作 用 によって 全 身 に 血 液 が 送 り 出 されるとき 血 管 の 壁 に 与 える 圧 力 のことで 心 臓 が 血 液 を 送 り 出 すために 収 縮 したときの 血 圧 を 最 高 血 圧 ( 収 縮 期 血 圧 ) 心 臓 が 血 液 ためるために 拡 張 したとき の 血 圧 を 最 低 血 圧 ( 拡 張 期 血 圧 )といいます 血 圧 に 影 響 を 与 える 因 子 心 臓 からの 距 離 血 液 の 量 心 拍 血 管 の 硬 さ 自 律 神 経 系 内 分 泌 (カテコールアミンなど)

血 圧 の 測 り 方 をご 存 じですか? 用 意 するもの 上 腕 で 測 る 血 圧 計 タオル( 上 腕 を 心 臓 と 同 じ 高 さにするために 使 用 します) 最 近 では 様 々なタイプの 血 圧 計 が 発 売 されていますが 血 圧 の 測 定 は 上 腕 で 行 うのが 一 般 的 です 手 首 や 指 先 で 測 定 する 簡 易 タイプのものは 末 端 の 血 圧 が 変 動 しやすいため 測 定 値 は 目 安 程 度 に 考 えてください 上 腕 部 を 測 る 操 作 が 簡 単 なタイプ のものがおすすめです

血 圧 の 正 しい 測 り 方 1. 上 腕 動 脈 を 探 します 机 の 上 にタオルを 用 意 し 上 腕 部 が 心 臓 と 同 じ 高 さになるように タオルで 高 さを 調 節 します 反 対 側 の 手 で ひじのあたりを 触 りながら 脈 を 打 っている 部 分 ( 上 腕 動 脈 )を 探 します 2. カフの 中 心 を 探 します 腕 に 巻 くカフには 長 方 形 のゴムの 袋 が 入 っています このゴム 袋 の 中 心 が 上 腕 動 脈 上 にくるようにし ます 3. カフをひじから 指 1(~2) 本 分 上 に 巻 きます カフは 空 気 を 完 全 に 抜 いて カフの 下 端 が ひじの 中 心 から 指 1(~2) 本 分 上 に 来 るように 巻 きます 指 が1 本 はいるくらいのきつさで 巻 きます 4. 血 圧 計 のスイッチを 押 して 測 定 します 血 圧 は イスに 座 って 測 定 した 数 値 が 基 準 になります 測 る 際 には 背 筋 を 伸 ばし カフと 心 臓 を 同 じ 高 さにし 腕 には 力 を 入 れないように 注 意 してください

心 臓 の 高 さで 測 定 することが 原 則 です 測 定 の 際 には 肘 関 節 を 伸 展 さ せ 測 定 部 位 の 高 さは 心 臓 ( 乳 頭 を 目 安 にします)と 同 じ 高 さに します 心 臓 の 高 さで 測 定 する ことが 原 則 で 心 臓 より 高 かった り 低 かったりすると 正 確 な 値 が 得 られません (10センチの 上 下 で7mmHgの 誤 差 が 生 じるとされています)

成 人 における 血 圧 の 分 類

高 血 圧 の 方 の 運 動 療 法 について 運 動 中 特 に 運 動 開 始 時 には 血 圧 が 上 がるの で 普 段 の 血 圧 が 高 く 何 らかの 症 状 がある か 血 圧 が 不 安 定 な 場 合 には 運 動 療 法 は 禁 忌 です また 心 臓 病 や 脳 卒 中 腎 臓 病 の 場 合 にも 運 動 制 限 が 必 要 です したがって 合 併 症 の ある 高 血 圧 の 場 合 には 運 動 療 法 の 可 否 につ いて 医 師 に 相 談 する 必 要 があります 高 齢 者 では 運 動 により 心 拍 数 の 変 化 より 血 圧 の 上 昇 高 齢 者 では 運 動 により 心 拍 数 の 変 化 より 血 圧 の 上 昇 を 著 しくみとめます

低 血 圧 について 最 高 血 圧 が100mmHg 以 下 ( 収 縮 期 血 圧 が 男 性 で100 女 性 で90に 達 しな い 場 合 ) 起 立 性 低 血 圧 立 位 時 に 低 血 圧 を 起 こし 転 倒 骨 折 に 注 意 が 必 要

高 血 圧 時 や 低 血 圧 時 にみられる 自 覚 症 状 頭 痛 頭 重 感 眩 暈 (めまい) 立 ちくらみ 耳 鳴 り 息 切 れ 動 悸 手 の 震 え 肩 こり

こんな 症 状 にはご 注 意 狭 心 症 階 段 を 上 がる 時 や 急 いで 歩 いた 時 など に 数 分 間 の 胸 の 痛 みが 起 こる 痛 みで 目 がさめたり 夜 明 け 方 トイレに 立 った 時 や 洗 面 の 時 に 胸 の 痛 みが 起 こる 心 筋 梗 塞 症 安 静 時 とか 身 体 を 動 かしている 時 とかに 関 係 なく 突 然 前 胸 部 に 激 しい 痛 みが 起 こり 15 分 以 上 続 く 持 続 性 の 胸 痛 と 共 に 不 安 感 動 悸 息 切 持 続 性 の 胸 痛 と 共 に 不 安 感 動 悸 息 切 れ 冷 や 汗 めまい 脱 力 感 を 伴 う

1 狭 心 症 心 筋 梗 塞 は 心 臓 の 表 面 にある 冠 状 動 脈 というの が 動 脈 硬 化 によって 障 害 され 起 こる 病 気 です 冠 状 動 脈 とは 心 臓 の 筋 肉 に 血 液 を 運 ぶ 大 切 な 血 管 です 動 脈 硬 化 によって 血 管 の 壁 が 厚 くなり 血 液 の 通 り 道 がふさがれて しまいます( 下 図 右 側 ) それによって 下 流 にある 心 臓 の 筋 肉 は 血 液 が 足 りない 状 態 に 陥 ります

心 不 全 心 不 全 とは 心 臓 のポンプとして の 働 きが 低 下 して 全 身 の 臓 器 に 必 要 な 血 液 量 を 送 ることができな くなった 状 態 をいいます 心 不 全 の 代 表 的 な 自 覚 症 状 は 動 悸 や 息 切 れ 呼 吸 困 難 むくみ です 最 初 は 坂 道 や 階 段 を 上 る 時 に 動 悸 や 息 切 れが 起 こり 病 状 が 進 行 すると 平 地 を 歩 いても 息 苦 しくなります さらに 進 むと 夜 床 につくと 咳 が 出 たり 息 苦 しさで 寝 られなくなったりします また 足 に むくみが 出 ることもあります

運 動 前 の 血 圧 と 脈 拍 が 以 下 の 時 は 運 動 を 控 えましょう 拡 張 期 血 圧 収 縮 期 血 圧 110 以 上 180 以 上 安 静 時 脈 拍 110/ 分 以 上 40/ 分 以 下

呼 吸 数 ( 安 静 時 )について 正 常 16~20/ 分 呼 吸 数 : 脈 拍 数 =1:4がめやす 頻 呼 吸 :24 回 / 分 以 上 の 呼 吸 数 : 心 不 全 肺 炎 など 徐 呼 吸 :12 回 / 分 以 下 の 呼 吸 数 : 脳 圧 亢 進 気 管 支 閉 塞

呼 吸 症 状 咳 気 道 内 にある 異 物 主 に 痰 を 喀 出 する 痰 気 道 などの 分 泌 物 気 菅 気 管 支 などに 炎 症 が あると 分 泌 物 が 多 量 に 出 現 する 息 切 れ 呼 吸 に 関 して 自 覚 的 に 感 じる 苦 痛 胸 痛 胸 郭 ( 胸 壁 )の 障 害 胸 膜 疾 患 肺 疾 患 虚 血 性 心 疾 患 喘 鳴 呼 吸 に 対 しぜーぜーという 音 をだし 気 道 に 大 きい 抵 抗 がある 場 合 に 生 じる 気 菅 支 喘 息 気 道 狭 窄 チアノーゼ

チアノーゼ チアノーゼと 貧 血 の 区 別 青 白 い 貧 血 青 紫 色 チアノーゼ 皮 膚 粘 膜 が 青 紫 色 になる 所 見

体 温 について 低 体 温 35.9 以 下 平 熱 36.0~36.9 微 熱 37.0 ~37.9 中 等 熱 38.0~38.9 高 熱 39.0 体 温 が 高 いとき 発 熱 またはうつ 熱 発 熱 の 原 因 細 菌 ウイルスなどによる 感 染 など

発 熱 に 伴 う 症 状 1 前 駆 症 状 : 悪 寒 戦 慄 顔 面 蒼 白 立 毛 ( 鳥 肌 ) 2 体 熱 感 顔 面 紅 潮 発 汗 目 の 潤 み 3 全 身 倦 怠 感 脱 力 4 口 渇 口 唇 口 腔 粘 膜 の 乾 燥 5 食 欲 不 振 悪 心 嘔 吐 下 痢 等

睡 眠 睡 眠 の 量 と 質 の 確 認 前 夜 の 睡 眠 状 態 が 翌 日 の 身 体 状 況 ( 疲 労 感 血 圧 脈 拍 数 )に 影 響 することが 多 い 鎮 痛 剤 や 睡 眠 導 入 剤 などの 使 用 も 全 身 状 態 に 影 響 を 与 え 転 倒 の 原 因 となる

運 動 中 止 基 準 ( 例 ) 熱 がある 体 がだるい 前 日 よく 眠 れなかった 食 欲 がない 下 痢 をしている 頭 痛 がする 関 節 痛 が 強 い 便 秘 が 続 いている 動 悸 や 息 切 れがする ふらふらする せきやたんがでる 胸 やおなかが 痛 い 2 項 目 該 当 で 中 止 を 検 討 する