海 運 シフトの 検 証 と 海 運 選 択 要 因 の 分 析 掲 載 誌 掲 載 年 月 : 日 刊 CARGO1208 日 本 海 事 センター 企 画 研 究 部 研 究 員 川 崎 智 也 はじめに 前 回 (12 年 7 月 10 日 号 )のリポートでは アセアン 発 米 国 向 けの HS コ ード 第 2~ 10 類 の 食 料 関 連 品 第 84 85 類 の 機 械 関 連 品 を 対 象 にして 海 上 航 空 輸 送 の 競 合 品 目 を 特 定 した 分 析 の 結 果 全 般 的 に 食 料 関 連 品 につ いては 航 空 輸 送 が 多 く 海 運 との 競 合 性 は 低 かった 機 械 関 連 品 については 海 上 航 空 輸 送 の 棲 み 分 けが 進 んでおり 競 合 品 目 はそれほど 多 くなかった 結 果 的 には 50 品 目 ( HS コード 6 桁 )で 競 合 性 を 見 出 すことができた 具 体 的 な 品 目 名 については 前 回 のリポートにリストアップしたので 興 味 の ある 読 者 はそちらをご 参 照 願 いたい 今 回 のリポートでは 海 上 航 空 輸 送 の 競 合 性 について さらに 分 析 を 進 めることとしたい 具 体 的 には 2 つの 分 析 を 試 みる 1 つは 先 月 のリポ ートよりも 対 象 品 目 を 拡 大 細 分 化 し HS コード 10 桁 での 分 類 を 対 象 に 07~ 11 年 の 品 目 別 海 上 輸 送 分 担 率 を 算 出 し この 5 年 間 で 航 空 輸 送 から 海 運 輸 送 への 移 行 ( 以 降 海 運 シフト と 呼 称 ) が 進 行 したか 検 証 する も う 1 つは 輸 送 環 境 を 構 成 する 要 因 が どの 程 度 海 運 を 利 用 することの 満 足 度 に 寄 与 しているか 分 析 する 対 象 経 路 は 前 回 リポートと 同 じく タイ マ レーシア シンガポール インドネシア 発 米 国 着 とし データは Zepol の TradeView を 用 いた 海 運 シフトの 検 証 まず アセアン 発 米 国 着 貨 物 輸 送 において 海 運 シフトが 進 行 したか 検 証 したい 表 1 に 07~ 11 年 の 海 上 輸 送 分 担 率 別 品 目 数 の 推 移 を 示 す 分 担 率 は 金 額 ベースで 推 定 した 前 回 のリポートでは 海 運 航 空 輸 送 間 の 競 合 性 が 比 較 的 高 いとされている 食 料 関 連 品 機 械 関 連 品 の 2 品 目 を 分 析 対 象 とした こ れら 2 品 目 以 外 にも 競 合 性 が 高 いと 考 えられている 品 目 があり なかでも 医 療 関 連 品 や 衣 類 は 近 年 海 運 シフトの 動 きがあると 言 われている そこで 今 回 の 分 析 では 光 学 機 器 類 ( 第 90 類 ) 医 薬 品 類 及 び 有 機 化 学 製 品 類 ( 第 29, 30 類 ) 衣 類 及 び 衣 類 付 属 品 ( 第 60, 61 類 ) を 新 たに 分 析 対 象 に 加 える なお 輸 送 実 績 の 少 ない 品 目 による 影 響 を 回 避 する 目 的 で 各 年 において 輸 送 実 績 額 が 10 万 ドルを 下 回 った 品 目 は 分 析 から 除 外 した 表 1 で は 空 海 の 競 合 度 に 応 じて 海 上 輸 送 分 担 率 を 5 つの 階 層 に 分 類 し た それぞれ 第 1 階 層 ( 航 空 輸 送 に 大 きく 依 存 : 海 上 輸 送 分 担 率 0 ~ 10%) 第 2 階 層 ( 航 空 輸 送 にやや 依 存 : 同 10~ 40%) 第 3 階 層 ( 空 1
海 輸 送 が 競 合 : 同 40~ 60%) 第 4 階 層 ( 海 上 輸 送 にやや 依 存 : 同 60~ 90%) 第 5 階 層 ( 海 上 輸 送 に 大 きく 依 存 : 同 90~ 100%)とした 各 年 階 層 別 に 品 目 数 とそのシェアを 示 している また 食 料 関 連 品 医 療 関 連 品 衣 類 機 械 関 連 品 別 のデータも 示 している まず 空 海 の 競 合 度 とは 別 に 09 年 の 合 計 品 目 数 の 急 激 な 落 ち 込 み( 前 年 比 110 品 目 減 の 1,966 品 目 )について 言 及 しておく これは リーマンシ ョックに 端 を 発 する 世 界 経 済 特 に 米 国 経 済 の 落 ち 込 みによる 米 国 内 の 需 要 減 が 原 因 と 考 えるのが 自 然 である 米 国 内 の 最 終 需 要 の 減 少 に 伴 い 米 国 向 け 輸 送 量 そのものが 減 少 したことから 本 分 析 では 対 象 外 とした 輸 送 実 績 額 が 年 間 10 万 米 ドルを 下 回 った 品 目 が 増 加 したものと 考 えられる 10 年 以 降 は 徐 々に 持 ち 直 し 11 年 に は 08 年 の 水 準 まで 回 復 したと 見 るのが 妥 当 であ ろう 海 上 輸 送 に 大 きく 依 存 している 第 5 階 層 の 品 目 数 シェアの 推 移 につい て 見 てみる 直 近 の 2 年 はシェアにして 40%を 割 り 込 んでおり 海 上 シフ トの 傾 向 を 見 て 取 ることはできない 次 に 品 目 別 に 海 上 シフトの 傾 向 を 表 1 で 確 認 してみる 品 目 別 の 傾 向 か らも 海 上 輸 送 に 大 きく 依 存 している 第 5 階 層 の 品 目 数 シェアに 明 確 な 増 加 傾 向 を 見 出 すことはできなかった しかし 機 械 関 連 品 においては 空 海 輸 送 が 競 合 している 第 3 階 層 のシェアが 年 平 均 0.45% 伸 びている 表 には 入 れていないが 12 年 1~ 6 月 の 品 目 数 シェアについても 前 年 同 期 比 0.51% 伸 びている 以 上 より 機 械 関 連 品 については 近 年 競 合 性 が 増 加 し ていると 言 えよう 続 いて 輸 送 額 の 推 移 から 海 上 シフトの 傾 向 を 検 証 してみたい 表 2 に 海 上 輸 送 分 担 率 別 の 輸 送 実 績 ( 金 額 ベース)の 推 移 を 示 す 空 海 輸 送 が 競 合 している 第 3 階 層 において 07 年 の 10 億 ドル(シェア 2.0%)から 11 年 の 42 億 ドル( 同 7.3%)と 輸 送 額 は 4 年 間 で 4 倍 以 上 に 増 加 してお り 明 確 な 増 加 傾 向 を 確 認 できる さらに 海 上 輸 送 に 大 きく 依 存 して いる 第 5 階 層 においても 5 年 間 で 約 2 億 ドルの 増 加 傾 向 が 見 られる 合 計 輸 送 実 績 額 が 減 少 している 中 ( 07~ 10 年 の 4 年 間 で 約 64 億 ドル 減 ) 第 3 5 階 層 のみ 輸 送 実 績 額 が 増 加 傾 向 にあることは 特 筆 すべき 事 実 であろう 一 方 の 航 空 輸 送 に 大 きく 依 存 している 第 1 階 層 では 減 少 傾 向 が 見 ら れる 当 該 階 層 においては 07 年 から 11 年 の 4 年 間 で 10 億 ドルの 減 少 (10% 減 に 相 当 )が 見 られる 以 上 のように 輸 送 実 績 額 という 観 点 からは 海 上 シフトが 進 行 している これには 海 上 輸 送 で 取 扱 う 貨 物 単 価 の 上 昇 も 寄 与 しているものと 考 える 例 えば 前 回 のリポートでも 紹 介 したように 冷 凍 されたベントリンや 血 液 製 剤 などの 医 療 関 連 品 を 冷 凍 機 能 を 持 つリーファーコンテナに 収 容 し 海 上 貨 物 として 輸 送 されていることがある このようなコンテナのハイテク 化 により 海 運 による 高 付 加 価 値 品 の 輸 送 が 普 及 したことにより 結 果 として 輸 送 実 績 額 が 増 加 した 可 能 性 がある 2
ここまでの 分 析 をまとめると 品 目 数 では 明 確 な 海 運 シフトの 動 きを 確 認 するとこはできなかったが 機 械 関 連 品 で 空 海 の 競 合 度 が 高 まっている こ とは 確 認 できた また 輸 送 実 績 額 でみると 海 運 シフトの 動 きが 見 られた 海 運 選 択 要 因 の 分 析 次 に 輸 送 環 境 を 構 成 する 要 因 が どの 程 度 海 運 を 利 用 することの 満 足 度 に 寄 与 しているか 分 析 する 分 析 には 計 量 経 済 モデルの 一 つであるロジッ トモデルを 用 いた ロジットモデルはカリフォルニア 大 学 バークレー 校 のダ ニエル マクファデン 教 授 によって 開 発 され 交 通 行 動 分 析 など 人 の 選 択 行 動 分 析 に 関 する 研 究 で 幅 広 く 用 いられている なお マクファデン 教 授 は この 功 績 により 00 年 にノーベル 経 済 学 賞 を 受 賞 している ロジットモデルでは 輸 送 機 関 から 利 用 者 が 得 られる 満 足 度 ( 効 用 )につ いて 輸 送 環 境 を 構 成 する 要 因 ( 変 数 ) 別 に 推 定 することができる これに より 各 変 数 が 利 用 者 の 効 用 にどの 程 度 寄 与 しているかが 定 量 的 に 把 握 でき る 本 分 析 では 効 用 を 規 定 する 変 数 として 貨 物 の 単 位 重 量 当 たり 価 値 到 着 地 の 差 異 ( 東 西 海 岸 ) 貨 物 特 性 ( 部 品 系 貨 物 か 否 か) を 用 いた 対 象 データはこれまでの 分 析 と 同 様 である なお 本 分 析 の 詳 細 に 興 味 があ る 読 者 は 筆 者 ら 執 筆 の 論 文 Investigating sea shift in international freight transport: a case between Southeast Asia and US をご 覧 いただ きたい 論 文 についてのお 問 い 合 わせは 筆 者 までご 連 絡 いただきたい ( t-kawasaki@jpmac.or.jp) 表 3 に 分 析 結 果 を 示 す 表 中 の 数 値 そのものは それがプラスかマイナス の 値 であるかによって 効 用 の 増 減 を 見 ることができる そ れらの 数 値 の 比 較 によって 各 変 数 がどの 程 度 効 用 に 影 響 しているかが 分 かる なお 表 中 の 数 値 は 当 該 変 数 を 1 単 位 増 加 させたときの 海 運 に 対 する 効 用 を 示 してお り 経 済 学 では 限 界 効 用 と 呼 ばれているものである 変 数 別 に 結 果 を 考 察 する まず 輸 送 貨 物 の 単 位 重 量 当 たり 価 値 (ドル /kg) がどのように 海 運 を 利 用 することの 効 用 に 影 響 しているか 確 認 する 表 3 に 示 す 通 り 単 位 重 量 当 たり 価 値 の 限 界 効 用 は- 1.31 という 結 果 に なった これは 輸 送 貨 物 の 単 位 重 量 当 たり 価 値 が 1 ドル/kg 上 昇 すると 海 運 を 用 いて 輸 送 することの 効 用 が 1.31 ポイント 減 少 することを 意 味 して いる 一 般 的 に 高 付 加 価 値 の 貨 物 ほど 空 輸 を 利 用 する 傾 向 にある と 言 われ ている これは 貨 物 が 高 額 である 場 合 運 賃 負 担 力 が 高 いほか その 代 金 支 払 いと 製 品 出 荷 による 代 金 入 金 までの 時 間 差 をできるだけ 縮 小 させるこ とで キャッシュフローの 改 善 を 図 るこ と が 原 因 と 言 われている これが 高 付 加 価 値 品 の 輸 送 において 空 路 にメリットを 見 出 す 一 因 と 考 えられる 本 結 果 はその 傾 向 を 支 持 している 次 に 到 着 地 の 差 異 による 海 運 を 利 用 することの 効 用 について 述 べる 東 南 アジアから 米 国 の 東 西 海 岸 への 貨 物 輸 送 は 特 に 海 上 輸 送 において 輸 送 時 間 の 差 が 大 きい ハパックロイドの 運 航 スケジュールによると マレーシア 3
のポートケラン 港 発 米 国 東 海 岸 (ニューヨーク) 着 では 29 日 同 西 海 岸 ( ロサンゼルス) 着 では 23 日 となっている 本 分 析 では 東 海 岸 着 をダミ ー 変 数 の 1 と し 西 海 岸 を 同 0 として 効 用 関 数 に 加 えた つまり この 変 数 において 負 の 符 号 が 得 られた 場 合 東 海 岸 への 輸 送 においては 海 運 の 利 用 に 対 して 不 効 用 が 生 じることになる 結 果 は 表 3 に 示 す 通 り - 0.94 と 負 の 数 値 が 得 られた この 結 果 は 輸 送 時 間 及 び 距 離 が 長 い 東 海 岸 向 け 貨 物 輸 送 では 西 海 岸 向 け 経 路 と 比 較 して 海 運 の 効 用 が 0.94 ポイント 減 少 すること を 意 味 している 言 い 換 えれば 輸 送 時 間 が 長 い 東 海 岸 向 け 経 路 では 空 輸 の 迅 速 性 が 優 位 性 を 発 揮 する 迅 速 性 という 観 点 から 部 品 系 貨 物 とそうでない 貨 物 を 比 較 してみた 部 品 系 貨 物 を 1 それ 以 外 の 貨 物 を 0 のダミー 変 数 として 効 用 関 数 に 加 えた 部 品 ダミーも 到 着 地 ダミーと 同 様 に - 0.93 と 符 号 が 負 と なった これは 部 品 系 製 品 の 場 合 0.93 ポイント 海 運 を 利 用 することの 効 用 が 押 し 下 げら れることを 意 味 している 最 後 に 表 3 に 掲 げた 選 択 肢 固 有 定 数 について 説 明 しておく この 定 数 は 今 回 用 いた 3 つの 変 数 では 説 明 不 能 な 要 因 による 効 用 を 示 している つまり 3 つの 変 数 以 外 の 説 明 不 能 な 要 因 が 海 運 を 利 用 することの 効 用 を 6.42 ポイント 押 し 上 げていることを 示 している おわりに 今 回 のリポートでは アセアン 発 北 米 向 け 貨 物 を 対 象 にして 食 料 関 連 品 医 療 関 連 品 衣 類 機 械 関 連 品 について HS コード 10 桁 まで 参 照 し 海 上 シフト 傾 向 の 検 証 と 海 運 の 選 択 要 因 について 分 析 した 品 目 数 という 意 味 で は 海 上 シフトの 傾 向 が 確 認 できなかった しかし 輸 送 実 績 額 では 競 合 品 目 と 海 上 輸 送 依 存 品 目 での 増 加 傾 向 を 見 出 すことができた これは コンテ ナのハイテク 化 などによって 海 上 輸 送 による 高 付 加 価 値 品 の 輸 送 が 普 及 し てきたことを 示 唆 している また 海 運 の 選 択 要 因 の 分 析 では 貨 物 の 単 位 重 量 当 たり 価 値 到 着 地 の 差 異 貨 物 特 性 の 変 数 が 影 響 していることが 確 認 できた 特 に 部 品 系 貨 物 は 航 空 輸 送 で 輸 送 される 傾 向 にあることを 定 量 的 に 示 すことができ た 今 回 は 貨 物 特 性 については 部 品 系 貨 物 か 否 かの 分 析 に 留 まった 貨 物 特 性 は 輸 送 機 関 選 択 問 題 を 考 える 上 では 重 要 な 要 因 であると 考 えられる ことから さらなる 分 析 が 望 まれる 最 後 に 本 リポートの 執 筆 にあたっては 東 京 工 業 大 学 大 学 院 博 士 前 期 課 程 加 藤 智 明 氏 の 多 大 なご 協 力 を 得 た ここに 謝 意 を 表 したい 4
表 1 海 上 輸 送 分 担 率 別 品 目 数 の 推 移 (07~ 11 年 ) 海 上 輸 送 分 担 率 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 第 1 階 層 : 432 全 品 目 423 404 459 426 (20.8%) (20.4%) (20.5%) (22.8%) (20.5%) 第 2 階 層 : 216 209 215 230 241 (10.4%) (10.1%) (10.9%) (11.4%) (11.6%) 第 3 階 層 : 124 122 118 133 148 (6.0%) (5.9%) (6.0%) (6.6%) (7.1%) 第 4 階 層 : 436 423 390 414 446 (21.0%) (20.4%) (19.8%) (20.5%) (21.5%) 第 5 階 層 : 871 899 839 781 816 (41.9%) (43.3%) (42.7%) (38.7%) (39.3%) 合 計 2,079 2,076 1,966 2,017 2,077 14 食 料 関 連 品 18 17 14 15 (8.2%) (9.7%) (9.4%) (7.8%) (8.2%) 5 4 2 5 4 (2.9%) (2.2%) (1.1%) (2.8%) (2.2%) 3 2 5 2 2 (1.8%) (1.1%) (2.8%) (1.1%) (1.1%) 11 8 4 7 12 (6.5%) (4.3%) (2.2%) (3.9%) (6.5%) 137 153 153 152 151 (80.6%) (82.7%) (84.5%) (84.4%) (82.1%) 小 計 170 185 181 180 184 25 医 療 関 連 品 24 22 27 31 (26.9%) (25.8%) (24.2%) (25.5%) (28.2%) 3 5 3 1 3 (3.2%) (5.4%) (3.3%) (0.9%) (2.7%) 4 4 3 5 4 (4.3%) (4.3%) (3.3%) (4.7%) (3.6%) 5 3 3 3 7 (5.4%) (3.2%) (3.3%) (2.8%) (6.4%) 56 57 60 70 65 (60.2%) (61.3%) (65.9%) (66.0%) (59.1%) 小 計 93 93 91 106 110 9 衣 類 7 6 7 7 (1.7%) (1.3%) (1.2%) (1.4%) (1.4%) 26 15 14 18 15 (4.8%) (2.9%) (2.9%) (3.7%) (2.9%) 25 22 17 22 27 (4.6%) (4.2%) (3.5%) (4.5%) (5.3%) 207 176 150 189 195 (38.1%) (33.7%) (30.7%) (39.0%) (38.1%) 276 303 301 248 268 (50.8%) (57.9%) (61.7%) (51.2%) (52.3%) 小 計 543 523 488 484 512 機 械 関 連 品 384 374 359 411 373 (30.2%) (29.3%) (29.7%) (33.0%) (29.3%) 182 185 196 206 219 (14.3%) (14.5%) (16.2%) (16.5%) (17.2%) 92 94 93 104 115 (7.2%) (7.4%) (7.7%) (8.3%) (9.0%) 213 236 233 215 232 (16.7%) (18.5%) (19.3%) (17.2%) (18.3%) 402 386 326 311 332 (31.6%) (30.3%) (27.0%) (24.9%) (26.1%) 小 計 1273 1275 1207 1247 1271 注 1: 括 弧 内 はシェア 注 2: 海 上 輸 送 分 担 率 は 金 額 ベースによる 推 定 注 3: 食 料 関 連 品 は HS コード 第 02~ 10 類 医 療 関 連 品 は 第 29 30 類 衣 類 は 第 61 62 類 機 械 関 連 品 は 第 84 85 90 類 の 合 計 5
表 2 海 上 輸 送 分 担 率 別 実 績 額 ( 07~ 11 年 百 万 ドル) 海 上 輸 送 分 担 率 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 0~10 % 39,528 32,966 27,881 31,074 29,801 (61.8%) (55.2%) (55.1%) (55.8%) (51.8%) 10~40 % 4,978 5,167 3,548 4,260 4.695 (7.8%) (8.7%) (7.0%) (7.7%) (8.2%) 40~60 % 1,018 1,785 2,536 2,412 4,191 (2.0%) (3.0%) (5.0%) (4.3%) (7.3%) 60~90 % 8,063 8,962 4,755 6,332 6,595 (12.6%) (15.0%) (9.4%) (11.4%) (11.5%) 10,401 10,862 11,927 11,573 12,262 (16.3%) (18.2%) (23.6%) (20.8%) (21.3%) 合 計 63,988 59,743 50,647 55,652 57,544 表 3 各 変 数 の 海 運 に 対 する 限 界 効 用 変 数 符 号 の 正 負 限 界 効 用 の 推 定 値 単 位 重 量 当 たり 価 値 - -1.31 到 着 地 ダミー - -0.94 部 品 ダミー - -0.93 選 択 肢 固 有 定 数 + 6.42 6