相 続 遺 言 セミナー 遺 恨 を 残 さず 遺 産 をのこす 為 に 今 しかできない 事 目 次 一 度 揉 めたら 大 変! モメないための 争 族 対 策 相 続 税 大 改 正! 相 続 税 対 策 のススメ 事 業 承 継 のポイント ジャパンアップグループ 株 式 会 社 株 式 会 社 アレースファミリーオフィス
一 度 揉 めたら 大 変! モメないための 争 族 対 策 司 法 書 士 中 島 美 樹
相 続 クイズ Q1. 家 庭 裁 判 所 の 争 いで 一 番 事 件 数 が 多 いのは? 1 夫 婦 関 係 2 親 子 関 係 3 相 続 関 係 4 後 見 関 係 5 戸 籍 関 係 Q2. 遺 言 書 を 作 成 できるのは 何 歳 から? 1 年 齢 制 限 なし 2 満 15 歳 以 上 3 満 20 歳 以 上 4 満 25 歳 以 上 Q3. 法 律 で 決 められた 相 続 分 と 遺 言 書 の 内 容 はどっちが 優 先 する? 1 法 定 相 続 分 2 遺 言 書 3どちらでもない Q4. 遺 言 書 は 書 き 直 せる? 1 出 来 ない 21 回 だけ 33 回 だけ 4 何 度 でも Q5. 愛 人 ( 婚 姻 関 係 にない 男 女 内 縁 の 妻 等 ) ペットに 財 産 が 残 せる?( 法 的 に) 1 両 方 可 能 2 愛 人 には 可 能 3ペットには 可 能 4 両 方 不 可 能 3
遺 書 と 遺 言 書 の 違 い 遺 書 とは 無 くなる 前 のメモ 残 される 家 族 友 人 にメッセージを 送 るなど 主 に 故 人 の 気 持 ちを 伝 えるもの 遺 言 書 とは 個 人 的 なメッセージに 加 えて 生 前 に 保 有 する 財 産 の 処 分 方 法 を 遺 言 者 自 身 が 決 定 することができるもの( 分 割 方 法 活 用 方 法 など) 満 15 歳 以 上 であれば 書 くことができる 法 定 の 手 続 きに 則 って 作 成 法 的 拘 束 力 がある 違 いは 法 的 拘 束 力 法 的 拘 束 力 がないと 故 人 の 意 思 が 確 実 に 反 映 されない 4
これだけは 知 っておこう! 相 続 の 基 礎 1 法 定 相 続 人 は 誰 か? 兄 弟 が 死 亡 している 場 合 は 甥 姪 まで(それ 以 下 はなし) 法 定 相 続 人 父 母 親 が 死 亡 している 場 合 は 祖 父 母 曽 祖 父 母 に 義 兄 姉 本 人 配 偶 者 配 偶 者 は 常 に 法 定 相 続 人 姪 子 子 大 甥 子 が 死 亡 している 場 合 は 孫 曾 孫 に 各 相 続 人 の 法 律 上 の 相 続 分 は? 順 位 配 偶 者 の 相 続 分 配 偶 者 以 外 の 相 続 人 の 相 続 分 第 1 2 分 の1 直 系 卑 属 ( 子 孫 ひ 孫 )に2 分 の1 第 2 3 分 の2 直 系 尊 属 ( 親 祖 父 母 曾 祖 父 母 )に3 分 の1 第 3 4 分 の3 兄 弟 姉 妹 ( 死 亡 時 は 兄 弟 姉 妹 の 子 まで)に4 分 の1 配 偶 者 以 外 の 相 続 人 が 複 数 名 いる 場 合 は 均 等 割 り 例 : 子 が2 人 いる 場 合 2 分 の1 2 分 の1 各 々4 分 の1ずつ 5
これだけは 知 っておこう! 相 続 の 基 礎 2 各 種 相 続 方 法 の 優 先 順 位 優 先 順 位 第 1 第 2 相 続 方 法 遺 言 書 遺 産 分 割 協 議 公 正 証 書 遺 言 書 / 自 筆 遺 言 証 書 / 秘 密 遺 言 証 書 法 定 の 手 続 きに 則 って 作 成 しなければならない 故 人 の 意 思 が 最 も 反 映 される 指 定 分 割 / 協 議 分 割 / 審 判 分 割 相 続 人 間 の 話 し 合 いや 家 庭 裁 判 所 で 相 続 した 財 産 を 分 ける 第 3 法 定 相 続 民 法 に 定 められた 相 続 分 で 遺 産 を 分 ける 何 も 対 策 をしなければ 現 実 の 財 産 状 況 や 故 人 の 意 志 を 考 慮 することなく 法 定 相 続 分 で 遺 産 が 引 き 継 がれることに 6
ちょっと 応 用 遺 留 分 制 度 遺 留 分 制 度 とは 相 続 の 場 合 に 相 続 人 となる 人 のために 相 続 財 産 の 一 定 の 部 分 を 何 らかの 方 法 で 必 ず 保 障 する 制 度 保 障 割 合 遺 留 分 の 性 質 相 続 人 が 直 系 尊 属 のみの 場 合 1/3 それ 以 外 の 場 合 1/2 なお 兄 弟 には 遺 留 分 は 認 められていない 遺 留 分 の 請 求 をして 初 めて 権 利 が 発 生 する ( 請 求 するまでは 当 然 に 無 効 になるわけではない) 請 求 できる 人 時 効 遺 留 分 を 侵 害 された 相 続 人 相 続 及 び 対 象 財 産 の 贈 与 を 知 ってから1 年 または 相 続 開 始 から10 年 対 象 財 産 贈 与 財 産 等 ( 細 かいルールがあるので 専 門 家 に 要 相 談 ) 7
法 定 相 続 で 大 丈 夫? 相 続 紛 争 の 始 まり 精 神 的 ストレス 遺 産 分 割 協 議 や 疎 遠 な 親 族 間 での 話 し 合 いが 続 き 精 神 的 に 疲 弊 異 母 兄 弟 婚 外 子 子 どもが いない 不 動 産 が ある 生 活 基 盤 が 不 安 定 に 分 割 困 難 な 不 動 産 に 特 定 の 子 が 同 居 していた 場 合 でも 遺 産 として 分 割 の 対 象 となってしまう 結 婚 歴 がなく 死 亡 時 に 独 身 生 前 に 特 定 の 子 へ 多 額 の 贈 与 会 社 の 経 営 が 不 安 定 に 議 決 権 が 分 散 し 会 社 の 意 思 決 定 が 困 難 に 亡 くなった 人 の 想 いが 伝 わらない 残 らない 介 護 の 負 担 不 公 平 感 生 前 の 贈 与 や 寄 与 が 考 慮 されず 親 族 同 士 で 不 公 平 感 が 残 る 事 業 をしている 予 期 せぬ 出 費 税 金 などの 予 期 せぬ 出 費 で 財 産 を 手 放 さなければ ならなくなることも 8
争 続 争 族 ( 相 続 紛 争 )の 現 状 家 事 事 件 別 新 受 件 数 遺 産 分 割 の 審 判 件 数 3% 9% 32% 3 分 の1は 相 続 問 題 13000 増 加 傾 向 26% 1% 29% 相 続 関 係 夫 婦 関 係 戸 籍 関 係 後 見 関 係 親 子 関 係 その 他 12000 遺 産 価 格 11000 6% 1% 6% 12% 32% 金 額 の 多 少 は 関 係 ない 10000 43% 1000 万 円 以 下 5000 万 円 以 下 1 億 円 以 下 5 億 円 以 下 5 億 円 を 超 える 算 出 不 能 9000 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 司 法 統 計 年 表 より 9
遺 産 分 割 調 停 になると (1) 調 停 の 申 し 立 てにかかる 費 用 相 続 人 数 1200 円 (2) 弁 護 士 に 支 払 う 報 酬 費 用 の 一 例 例 夫 が 死 亡 し 相 続 人 は 妻 および 子 ども3 人 総 額 1 億 円 の 遺 産 相 続 人 間 での 遺 産 分 割 協 議 が 整 わず 弁 護 士 が 妻 から 依 頼 を 受 け 調 停 結 果 妻 が5000 万 円 の 土 地 を 取 得 着 手 金 :30 万 円 ~50 万 円 が 回 答 者 全 体 の4 分 の3 報 酬 :100 万 円 前 後 を 中 心 として 60 万 円 ~220 万 円 前 後 が 多 数 市 民 のための 弁 護 士 報 酬 の 目 安 [2008 年 度 アンケート 結 果 版 ] ( 日 本 弁 護 士 連 合 会 HPより) 審 理 期 間 審 理 期 間 半 年 以 上 が 約 6 割 1 年 超 が 約 3 割 を 占 める 5% 23 % 4% 31 % 3% 11% 23% 1 月 以 内 3 月 以 内 6 月 以 内 1 年 以 内 2 年 以 内 3 年 以 内 3 年 を 超 える 金 銭 的 負 担 精 神 的 ストレス 親 族 間 の 遺 恨 10
専 門 家 の 知 識 を 使 って 生 前 対 策 を 万 全 に! 現 状 の 把 握 対 策 の 選 択 実 行 定 期 的 な 見 直 し 現 状 を 把 握 し 本 人 の 意 思 と 対 策 の 要 否 を 検 討 相 続 財 産 争 続 争 族 のリスク 現 時 点 での 相 続 人 被 相 続 人 の 意 志 ( 自 分 の 財 産 をどう 残 したいか) 意 志 に 沿 った 対 策 方 法 の 決 定 と 法 的 手 続 きに 則 った 対 策 の 実 行 生 前 贈 与 遺 言 死 因 贈 与 契 約 法 人 への 所 有 権 移 転 エンディングノート ラストラブレター 生 命 保 険 への 加 入 ( 中 小 企 業 ) 種 類 株 式 発 行 民 事 信 託 成 年 後 見 制 度 死 後 事 務 委 任 契 約 状 況 の 変 化 にともなって 定 期 的 な 見 直 し 家 族 構 成 親 族 関 係 相 続 対 象 財 産 法 律 や 経 済 状 況 想 いの 変 化 争 続 争 族 を 回 避 し 財 産 権 利 を 守 る 自 分 の 想 い 生 きた 証 を 遺 すことが 出 来 る 11
遺 言 書 の 種 類 とメリット デメリット メリット デメリット 公 正 証 書 遺 言 最 も 確 実 に 遺 言 を 残 せる 紛 失 改 ざんの 心 配 なし 相 続 開 始 後 の 内 容 実 現 がスムーズ 作 成 と 書 き 直 しに 費 用 手 間 がかかる ( 公 証 人 手 数 料 等 ) 1 億 円 の 財 産 を 二 人 で 分 ける 場 合 : 約 18 万 円 内 容 を 公 証 人 と 証 人 に 知 られる 自 筆 証 書 遺 言 安 価 作 成 および 書 き 直 しが 簡 単 誰 にも 知 られず 作 成 可 能 要 式 不 備 で 無 効 の 可 能 性 あり 偽 造 紛 失 不 発 見 の 可 能 性 あり 内 容 の 実 行 に 費 用 時 間 がかかる 裁 判 所 での 手 続 きが 必 要 秘 密 証 書 遺 言 内 容 を 秘 密 にできる 作 成 書 直 しに 費 用 手 間 がかかる( 公 証 人 手 数 料 等 ) 内 容 の 実 行 に 費 用 時 間 がかかる 裁 判 所 での 手 続 きが 必 要 作 成 した 事 実 は 知 られる 内 容 に 不 備 がある 可 能 性 があり 12
家 族 を 守 る 遺 言 書 作 成 の7つのポイント 1 家 族 全 員 へ 感 謝 の 気 持 ちを 伝 える 財 産 を 与 えない 人 には 特 に 想 いを 遺 す 2 財 産 を 分 けた 理 由 想 いを 遺 す 3 家 訓 祭 祀 を 記 入 ex. 兄 弟 仲 良 く 助 け 合 うこと 母 親 を 大 事 にすること 長 男 がお 墓 を 守 ること 4 複 数 の 解 釈 の 余 地 がないよう 明 確 に 後 の 争 いを 避 ける 5 財 産 や 相 続 人 の 将 来 変 動 を 考 慮 財 産 の 増 減 や 死 亡 の 前 後 を 含 め 予 備 的 な 内 容 を 考 える 6 遺 言 実 行 者 の 指 定 司 法 書 士 等 専 門 家 に 頼 む 7 財 産 の 情 報 を 整 理 預 金 口 座 証 券 口 座 不 動 産 保 険 証 券 住 宅 ローン 借 入 等 負 債 等 の 情 報 貸 金 庫 13
対 策 事 例 1 子 どもがいない 夫 婦 の 場 合 夫 が 死 亡 し 夫 の 姉 が 健 在 の 場 合 父 母 姉 夫 妻 現 状 の 把 握 法 定 相 続 人 : 妻 と 姉 が 法 定 相 続 人 相 続 財 産 : 夫 の 資 産 は 現 金 のみ 相 続 人 の 意 志 現 金 の 他 に 財 産 はなく 妻 も 高 齢 のため 現 金 はすべて 妻 に 相 続 させ 自 分 が 亡 くなった 後 も 生 活 できるよう 生 活 基 盤 を 作 っておきたい 対 策 後 対 策 前 夫 遺 言 書 を 作 成 ( 現 金 を 全 て 妻 に) 妻 現 金 を 法 定 相 続 分 で 分 割 妻 4 分 の3 姉 4 分 の1 遺 産 分 割 協 議 妻 が 姉 と 協 議 し 現 金 を 配 分 高 齢 の 妻 に 精 神 的 ストレス 配 分 額 は 協 議 の 結 果 によるため 生 活 の 見 通 しが 立 たなくなる 妻 を 受 取 人 とする 生 命 保 険 に 加 入 夫 の 死 亡 後 保 険 金 を 受 け 取 る 妻 の 固 有 財 産 となるので 争 続 を 回 避 できる 保 険 会 社 その 他 相 続 税 評 価 額 引 き 下 げ 対 策 納 税 資 金 対 策 にもなる 14
対 策 事 例 2 居 住 用 不 動 産 のみ 兄 弟 がいる 場 合 父 が 死 亡 子 が2 人 健 在 の 場 合 現 状 の 把 握 父 配 偶 者 長 男 二 男 法 定 相 続 人 : 子 ども2 人 ( 長 男 二 男 ) 相 続 財 産 : 横 浜 にある 居 住 用 不 動 産 (1 億 円 )のみ 相 続 人 の 意 思 長 男 一 家 が 居 住 用 不 動 産 に 同 居 しているため 不 動 産 は 長 男 に 引 き 継 がせ そのまま 住 めるようにしてやりたいが 二 男 にも 不 公 平 の 無 いように 遺 産 を 分 けてやりたい 対 策 前 居 住 用 不 動 産 を 兄 弟 で 相 続 長 男 2 分 の1 二 男 2 分 の1で 共 有 することに 長 男 家 族 の 居 住 不 動 産 を 売 却 現 金 で 法 定 相 続 分 に 従 って 分 ける 長 男 一 家 は 生 活 の 基 盤 を 失 う 保 険 会 社 対 策 後 遺 言 書 を 作 成 父 の 死 亡 ( 後 不 ( 長 男 に 不 動 産 ) 動 産 は 長 男 に) 長 男 保 険 金 を 受 け 取 る 被 保 険 者 を 父 長 男 を 受 取 人 とする 生 命 保 険 に 加 入 遺 言 書 を 作 成 二 男 父 不 動 産 1 億 円 生 命 保 険 金 を 代 償 金 とする 遺 産 分 割 協 議 をする 生 命 保 険 1 億 円 15
争 いはいつ 起 こる? 2014 年 春 夫 45 歳 (2014.12.12 死 亡 ) 夏 子 40 歳 2034 年 ( 春 夫 死 亡 から20 年 経 過 後 ) 夏 子 60 歳 夫 の 残 した 家 で 落 ち 着 いて 暮 らしたい 秋 子 10 歳 冬 夫 12 歳 夏 子 2 分 の1 冬 夫 4 分 の1 秋 子 4 分 の1 冬 夫 32 歳 マイホーム 購 入 の 頭 金 調 達 のため 現 金 が 必 要 事 業 資 金 を 銀 行 から 借 り 入 れたい 秋 子 30 歳 夏 子 2 分 の1 冬 夫 4 分 の1 秋 子 4 分 の1 秋 子 さんは 持 分 の 売 却 可 能 第 三 者 が 共 有 者 に 冬 夫 さんは 持 分 に 抵 当 権 の 設 定 が 可 能 返 済 できなかったときのリスク 夏 子 さんの 単 独 所 有 にする( 遺 産 分 割 協 議 ) 夏 子 さんは 代 償 金 を 支 払 うことで 冬 夫 さんと 秋 子 さんの 持 分 を 取 得 できる 代 償 金 として 支 払 う 現 金 が 必 要 16
民 事 信 託 ( 家 族 信 託 ) より 柔 軟 な 財 産 の 管 理 運 用 のための 仕 組 み 制 度 実 現 のための 手 続 は 高 い 専 門 性 が 要 求 されるため 専 門 家 への 相 談 は 必 須 家 産 承 継 型 家 族 信 託 配 偶 者 の 生 活 を 確 保 するとともに 実 子 に 遺 産 を 承 継 させるための 信 託 成 年 後 見 と 福 祉 型 信 託 障 がいを 持 つ 子 どもや 高 齢 者 の 生 活 基 盤 の 維 持 や 財 産 管 理 を 目 的 とする 信 託 ペットのための 信 託 飼 い 主 の 死 後 に 備 え ペットの 飼 育 を 任 せられる 人 を 定 め その 人 にペットの 飼 育 費 として 残 す 財 産 を 管 理 するための 信 託 後 継 型 受 益 者 連 続 信 託 事 業 承 継 など 次 世 代 のための 会 社 支 配 権 の 円 滑 な 承 継 と 自 らの 死 後 の 配 偶 者 の 生 活 基 盤 の 確 保 を 目 的 とする 信 託 17
本 日 のまとめ 復 習 1 Q1. 家 庭 裁 判 所 の 争 いで 一 番 事 件 数 が 多 いのは? 1 夫 婦 関 係 2 親 子 関 係 3 相 続 関 係 4 後 見 関 係 5 戸 籍 関 係 Q2. 遺 言 書 を 作 成 できるのは 何 歳 から? 1 年 齢 制 限 なし 2 満 15 歳 以 上 3 満 20 歳 以 上 4 満 25 歳 以 上 Q3. 法 律 で 決 められた 相 続 分 と 遺 言 書 の 内 容 はどっちが 優 先 する? 1 法 定 相 続 分 2 遺 言 書 3どちらでもない Q4. 遺 言 書 は 書 き 直 せる? 1 出 来 ない 21 回 だけ 33 回 だけ 4 何 度 でも Q5. 愛 人 ( 婚 姻 関 係 にない 男 女 内 縁 の 妻 等 ) ペットに 財 産 が 残 せる?( 法 的 に) 1 両 方 可 能 2 愛 人 には 可 能 3ペットには 可 能 4 両 方 不 可 能 18
本 日 のまとめ 復 習 2 1 相 続 人 に 話 合 いをさせない 築 いてきた 財 産 と 絆 を 守 る 2 死 亡 時 に 現 金 を 遺 す 保 険 の 活 用 現 金 が 残 らない 場 合 や 借 金 がある 場 合 は 情 報 の 整 理 が 必 須 3 今 すぐ 具 体 的 な 対 策 を 始 める 元 気 なうちこそ 対 策 を 対 策 は 義 務 との 認 識 を 持 つ 早 ければ 早 い 程 柔 軟 な 対 策 が 出 来 る 19
ジャパンアップグループのご 紹 介 ジャパンアップグループは 相 続 税 のプロフェッショナル 集 団 です 低 価 格 高 品 質 安 心 の3つのサービスを 基 本 に 相 続 税 専 門 の 実 績 とノウハウを 活 かして お 客 様 の 申 告 手 続 きをお 手 伝 いします 相 続 税 申 告 に 関 わる 専 門 的 な 業 務 を 全 てお 任 せいただけます 財 産 評 価 + 遺 産 分 割 協 議 書 の 作 成 + 相 続 税 申 告 専 門 性 が 高 く 求 められる 土 地 評 価 による 節 税 書 面 添 付 制 度 適 用 による 税 務 調 査 対 策 節 税 や 円 満 相 続 のための 遺 産 分 割 案 のご 提 案 二 次 相 続 を 踏 ま えた 税 額 のシミュレーション 等 申 告 に 必 要 な 業 務 を 全 てお 任 せいただけます 適 正 で 明 確 な 税 理 士 報 酬 を 事 前 に 提 示 いたします 一 般 的 な 相 続 税 申 告 の 税 理 士 報 酬 は 遺 産 総 額 の0.5% ~ 1.0% 程 度 といわれますが 多 額 になることも 多 く 契 約 後 に 報 酬 額 を 提 示 されるケースも 見 受 けられます ジャパンアップグループでは HP 上 での 報 酬 体 系 の 開 示 や 自 動 お 見 積 りシステム お 電 話 での 事 前 相 談 等 必 ず 契 約 前 に 税 理 士 報 酬 の 総 額 をお 伝 えします ので 安 心 してご 依 頼 ください また 一 人 でも 多 くのお 客 様 にご 利 用 いただけるよう 低 価 格 に 設 定 しております 税 務 申 告 業 務 税 務 相 談 業 務 登 記 供 託 業 務 法 務 コンサルティング 業 務 お 気 軽 にご 相 談 ください! ジャパンアップグループ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 公 認 会 計 士 税 理 士 保 手 浜 洋 介 フリーダイヤル 0120-983-119 ( 平 日 9:00~21:00) URL : http://www.jug.co.jp Mail : info@jug.co.jp 541-0053 大 阪 府 大 阪 市 中 央 区 本 町 3-4-14 5 階 ジャパンアップ 税 理 士 事 務 所 クロスリンクス コンサルティング 株 式 会 社 ジャパンアップ グループ 司 法 書 士 法 人 ジャパンアップ 税 務 コンサルティング 20
講 師 プロフィール 中 島 美 樹 (なかじま みき) 東 京 司 法 書 士 会 所 属 簡 裁 訴 訟 代 理 等 能 力 認 定 司 法 書 士 株 式 会 社 法 学 館 講 師 出 版 物 司 法 女 子 が 教 える 司 法 書 士 試 験 への 招 待 ( 法 学 書 院 ) 中 学 生 の 時 親 の 事 業 失 敗 により 夜 逃 げを 経 験 する 法 律 を 知 らないことは 弱 者 になる ということを 感 じ 家 族 を 守 りたい という 想 いから 争 いを 未 然 に 防 ぐ 予 防 法 務 が 強 い 司 法 書 士 を 目 指 す 司 法 書 士 試 験 合 格 直 後 から 受 験 指 導 校 にて 年 間 延 べ1000 人 を 前 に 講 師 を 務 める 他 方 司 法 書 士 として 住 宅 購 入 というお 客 様 にとって 大 きな 節 目 に 立 ち 会 えることを 喜 ぶとともに 購 入 した 住 宅 を 手 放 さないために 最 適 な 住 宅 ローンを 選 定 する 必 要 性 を 感 じ 住 宅 購 入 相 談 にも 力 を 注 いでいる また 争 族 問 題 に 直 面 し 揉 めることなく 残 された 家 族 を 守 るためには 遺 言 書 に 加 え 想 い を 伝 えることが 重 要 という 気 持 ちから セミナーで 情 報 発 信 を 行 っている 今 住 宅 を 購 入 してもいいのか 家 族 が 揉 めないように 財 産 を 残 したい など お 客 様 と 大 切 なご 家 族 幸 せな 時 間 を 過 ごす 家 を 守 るお 手 伝 いができれば 幸 いです 21
相 続 税 大 改 正! 相 続 税 対 策 のススメ ジャパンアップグループ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 公 認 会 計 士 税 理 士 保 手 浜 洋 介
相 続 税 改 正! 何 が 変 わる?? 相 続 税 大 改 正 ( 平 成 27 年 1 月 1 日 ~) 改 正 ポイント 基 礎 控 除 が 大 幅 に(40%) 縮 小 改 正 前 改 正 後 5,000 万 円 + 1,000 万 円 法 定 相 続 人 の 数 3,000 万 円 + 600 万 円 法 定 相 続 人 の 数 相 続 税 の 計 算 相 続 税 の 課 税 価 額 課 税 遺 産 総 額 課 税 遺 産 総 額 相 続 税 が 課 税 基 礎 控 除 5,000 万 円 + 1,000 万 円 法 定 相 続 人 の 数 基 礎 控 除 3,000 万 円 + 600 万 円 法 定 相 続 人 の 数 課 税 価 格 = 相 続 財 産 債 務 葬 式 費 用 4 割 引 き 下 げ 影 響 相 続 税 改 正 の 影 響 で 相 続 税 を 支 払 わなければならない 人 が 倍 増 ( 首 都 圏 では2 割 程 度 まで 増 加 ) 23
相 続 税 改 正! 何 が 変 わる?? 相 続 税 大 改 正 ( 平 成 27 年 1 月 1 日 ~) 改 正 ポイント 税 率 変 更 ~ H26/12 H27/1 ~ 税 率 控 除 額 税 率 控 除 額 1,000 万 円 以 下 10% - 10% - 3,000 万 円 以 下 15% 50 万 円 15% 50 万 円 5,000 万 円 以 下 20% 200 万 円 20% 200 万 円 1 億 円 以 下 30% 700 万 円 30% 700 万 円 2 億 円 以 下 40% 1,700 万 円 40% 1,700 万 円 3 億 円 以 下 45% 2,700 万 円 6 億 円 以 下 50% 4,200 万 円 50% 4,700 万 円 6 億 円 超 55% 7,200 万 円 影 響 高 額 の 相 続 財 産 取 得 者 を 中 心 に 相 続 税 額 の 負 担 が 増 加 配 偶 者 なし 子 供 2 人 5,000 万 円 8,000 万 円 1 億 円 2 億 円 3 億 円 5 億 円 10 億 円 改 正 前 相 続 税 額 0 円 100 万 円 350 万 円 2,500 万 円 5,800 万 円 1 億 3,800 万 円 3 億 7,100 万 円 改 正 後 相 続 税 額 80 万 円 470 万 円 770 万 円 3,340 万 円 6,920 万 円 1 億 5,210 万 円 3 億 9,500 万 円 相 続 税 の 負 担 増 加 額 80 万 円 370 万 円 420 万 円 840 万 円 1,120 万 円 1,410 万 円 2,400 万 円 配 偶 者 あり 子 供 2 人 5,000 万 円 8,000 万 円 1 億 円 2 億 円 3 億 円 5 億 円 10 億 円 改 正 前 相 続 税 額 0 円 0 円 100 万 円 950 万 円 2,300 万 円 5,850 万 円 1 億 6,650 万 円 改 正 後 相 続 税 額 10 万 円 175 万 円 315 万 円 1,350 万 円 2,860 万 円 6,555 万 円 1 億 7,810 万 円 相 続 税 の 負 担 増 加 額 10 万 円 175 万 円 215 万 円 400 万 円 560 万 円 705 万 円 1,160 万 円 24
相 続 税 改 正! 何 が 変 わる?? 相 続 税 大 改 正 ( 平 成 27 年 1 月 1 日 ~) 改 正 ポイント 小 規 模 宅 地 等 ( 特 定 居 住 用 宅 地 等 )の 特 例 の 適 用 面 積 の 拡 大 改 正 前 240m2まで 改 正 後 330m2まで 具 体 例 宅 地 の 面 積 宅 地 の 評 価 額 利 用 状 況 相 続 後 330m2 3,300 万 円 被 相 続 人 が 居 住 同 居 していた 長 男 が 取 得 継 続 居 住 改 正 前 改 正 後 家 屋 家 屋 土 地 土 地 影 響 240m2 以 上 の 広 い 宅 地 に 住 んでいる 方 には 相 続 税 の 減 税 につながる 25
これだけは 知 っておこう! 相 続 税 基 礎 講 座 相 続 税 の 計 算 方 法 借 入 金 や 葬 式 費 用 は 差 し 引 くことが 出 来 ます 形 の 有 無 を 問 わず 相 続 税 の 対 象 マイナスの 財 産 葬 式 費 用 の 範 囲 1. 死 体 捜 索 や 遺 体 運 搬 遺 骨 の 回 送 2. 火 葬 や 埋 葬 納 骨 3. 通 常 の 葬 式 4. お 布 施 や 読 経 などのお 礼 プラスの 財 産 基 礎 控 除 3,000 万 円 + 600 万 円 法 定 相 続 人 の 数 相 続 税 の 対 象 財 産 0 : 申 告 は 不 要 >0 : 申 告 が 必 要 死 亡 保 険 金 や 死 亡 退 職 金 も 対 象 みなし 相 続 財 産 みなし 相 続 財 産 の 非 課 税 枠 相 続 税 クイズ 第 1 問 領 収 書 のもらえない 費 用 は 差 し 引 ける? 例 )お 寺 などに 支 払 ったお 布 施 など 生 命 保 険 金 や 死 亡 退 職 金 については それぞれ 500 万 円 法 定 相 続 人 の 数 の 非 課 税 枠 がある 相 続 税 クイズ 第 2 問 妻 と 小 さい 子 供 が2 人 いる 家 庭 で 全 額 を 妻 を 受 取 人 にした1,500 万 円 の 生 命 保 険 金 があります この 場 合 は 全 て 非 課 税 財 産 として 認 められる? 26
相 続 対 策 相 続 対 策 の 基 本 的 な 考 え 方 何 よりもスムーズな 相 続 を 心 がける( 遺 言 などの 方 法 で 争 いごとを 事 前 に 防 ぐ) スムーズに 相 続 を 進 めましょう 遺 産 分 割 協 議 がまとまっていない 間 は 以 下 の 税 務 上 の 特 典 が 使 えない 小 規 模 宅 地 の 特 例 配 偶 者 の 税 額 軽 減 延 納 物 納 や 納 税 猶 予 早 めの 相 続 税 対 策 を 心 がける 死 亡 後 に 取 れる 対 策 は 限 られる 認 知 症 や 重 病 発 症 後 は 対 策 が 困 難 27
相 続 対 策 その1 みなし 相 続 財 産 を 上 手 く 使 え! 生 命 保 険 金 ( 死 亡 保 険 金 )や 死 亡 退 職 金 などのみなし 相 続 財 産 は 受 取 人 固 有 の 財 産 特 徴 非 課 税 枠 がある(500 万 円 法 定 相 続 人 の 数 ) 口 座 が 凍 結 されない( 流 動 資 金 を 確 保 できる) 遺 留 分 の 対 象 外 ( 残 したい 人 に 自 由 に 残 せる) 相 続 税 の 節 税 対 策 当 座 資 金 納 税 資 金 対 策 争 族 対 策 28
相 続 対 策 その1 みなし 相 続 財 産 を 上 手 く 使 え! 相 続 税 の 節 税 対 策 Aさん そんなに 相 続 税 が かかるのか! Bさん 相 続 税 がかからんかっ たー 良 かった 家 族 構 成 妻 子 供 3 人 家 族 構 成 妻 子 供 3 人 財 産 構 成 財 産 構 成 自 宅 土 地 自 宅 建 物 預 金 合 計 2,500 万 円 2,500 万 円 5,000 万 円 1 億 円 自 宅 土 地 自 宅 建 物 預 金 生 命 保 険 合 計 2,500 万 円 2,500 万 円 2,000 万 円 3,000 万 円 1 億 円 相 続 税 175 万 円 相 続 税 0 万 円 前 提 条 件 自 宅 土 地 は 小 規 模 宅 地 の 特 例 を 適 用 し 8 割 評 価 減 葬 儀 費 用 600 万 円 発 生 配 偶 者 の 相 続 割 合 は 法 定 相 続 分 (50%) 29
相 続 対 策 その1 みなし 相 続 財 産 を 上 手 く 使 え! そんなお 金 持 ってないわ よ 当 座 資 金 納 税 資 金 対 策 A 子 さん B 子 さん 保 険 金 が 入 って きたから 何 とか 払 えたわ 葬 儀 費 用 相 続 税 預 金 相 続 財 産 5,000 万 円 全 国 平 均 で 約 500 万 円 程 度 かかります 相 続 財 産 預 金 2,000 万 円 生 命 保 険 3,000 万 円 お 支 払 い できません! お 支 払 い できません! 生 命 保 険 銀 行 は 遺 族 間 で 遺 産 分 割 協 議 がまとまるまでは 被 相 続 人 の 口 座 の 支 払 を 止 めることがあります 30
相 続 対 策 その1 みなし 相 続 財 産 を 上 手 く 使 え! 争 族 対 策 兄 弟 間 の 公 平 を 図 ったり 遺 留 分 に 配 慮 しながら 財 産 を 後 継 者 にまとめることが 可 能 タイプ1 相 続 財 産 の 価 格 差 を 調 整 長 男 二 男 三 男 不 動 産 2 億 円 生 命 保 険 0.5 億 円 生 命 保 険 1 億 円 不 動 産 1.5 億 円 不 動 産 1 億 円 タイプ2 遺 留 分 相 当 額 を 後 継 者 以 外 に 支 払 い 不 動 産 は 後 継 者 にまとめる 長 男 二 男 三 男 不 動 産 2 億 円 代 償 交 付 金 5 千 万 円 代 償 交 付 金 5 千 万 円 生 命 保 険 1 億 円 相 続 税 クイズ 第 3 問 次 男 が 相 続 放 棄 しましたが 父 の 死 亡 保 険 金 の 受 け 取 りをすることはできる? 31
相 続 対 策 その2 生 前 贈 与 を 上 手 く 使 え! 暦 年 贈 与 贈 与 は 受 贈 者 一 人 当 たり 年 間 110 万 円 の 基 礎 控 除 枠 があり これを 有 効 活 用 することが 有 益 右 以 外 の 場 合 受 贈 者 が20 歳 以 上 で 直 系 尊 属 から 贈 与 を 受 ける 場 合 暦 年 贈 与 額 110 万 円 310 万 円 贈 与 税 0 円 20 万 円 手 取 り 額 110 万 円 290 万 円 贈 与 契 約 書 は 毎 年 きちんと 作 ることが 大 事! 暦 年 贈 与 の 有 効 な 使 い 方 税 負 担 率 約 6%! 暦 年 贈 与 額 110 万 円 310 万 円 510 万 円 贈 与 税 0 円 20 万 円 50 万 円 手 取 り 額 110 万 円 290 万 円 460 万 円 相 続 税 クイズ 第 4 問 税 負 担 率 約 10%! 子 供 に 内 緒 でその 預 金 口 座 を 作 ってそこに お 金 を 振 り 込 みました これは 贈 与 として 認 められる? 毎 年 310 万 円 贈 与 ( 口 座 に 振 込 ) 年 金 型 の 生 命 保 険 に 加 入 契 約 者 子 被 保 険 者 子 受 取 人 子 年 間 保 険 料 290 万 円 納 税 資 金 と して20 万 円 を 残 しておく と 良 い 親 子 32
相 続 対 策 その2 生 前 贈 与 を 上 手 く 使 え! その 他 の 贈 与 制 度 以 下 のような 贈 与 制 度 がある 1. 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 30 歳 未 満 の 子 や 孫 への 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 は1,500 万 円 まで 贈 与 税 がかかりません( 信 託 契 約 が 必 要 ) 2. 結 婚 子 育 て 資 金 の 一 括 贈 与 子 供 や 孫 の 結 婚 子 育 て 資 金 のための 贈 与 は1,000 万 円 ( 結 婚 のためは300 万 円 )まで 非 課 税 ( 信 託 契 約 が 必 要 ) 3. 配 偶 者 への 不 動 産 贈 与 (おしどり 贈 与 ) 婚 姻 期 間 が20 年 以 上 の 夫 婦 間 で 居 住 用 不 動 産 ( 持 分 でも 可 能 )を 贈 与 した 場 合 2,000 万 円 まで 税 金 がかかり ません 4. 住 宅 取 得 資 金 の 贈 与 子 供 が 住 宅 を 取 得 する 際 の 親 の 資 金 援 助 は 平 成 27 年 度 中 なら1,000 万 円 ( 省 エネ 等 の 場 合 は1,500 万 円 )ま で 非 課 税 5. 相 続 時 精 算 課 税 制 度 2,500 万 円 までは 非 課 税 で 2,500 万 円 を 超 えたものについて 一 律 20%の 税 率 で 贈 与 できる 制 度 但 し 贈 与 時 の 時 価 で 相 続 税 がかかり 採 用 以 降 は 暦 年 贈 与 を 利 用 することが 出 来 ない 33
相 続 対 策 その3 小 規 模 宅 地 の 特 例 を 上 手 く 使 え! 名 称 相 続 開 始 直 前 の 用 途 事 業 / 保 有 の 継 続 要 件 面 積 / 減 額 割 合 留 意 点 特 定 事 業 用 被 相 続 人 または 同 一 生 計 親 族 が 事 業 用 として 使 用 親 族 が 事 業 継 続 し 申 告 期 限 まで 宅 地 等 を 継 続 保 有 400m2/80% 不 動 産 貸 付 事 業 は 除 く 特 定 同 族 会 社 事 業 用 被 相 続 人 等 が 株 式 の50% 超 を 保 有 す る 会 社 が 事 業 用 として 使 用 会 社 役 員 の 親 族 が 申 告 期 限 まで 継 続 保 有 し 法 人 が 事 業 継 続 400m2/80% 不 動 産 貸 付 事 業 は 除 く 特 定 居 住 用 被 相 続 人 または 同 一 生 計 親 族 が 居 住 用 として 使 用 詳 細 は 次 ページ 330m2/80% 配 偶 者 相 続 の 場 合 は 居 住 保 有 の 継 続 条 件 は 不 要 貸 付 事 業 用 被 相 続 人 または 同 一 生 計 親 族 が 不 動 産 貸 付 事 業 用 として 使 用 親 族 が 事 業 継 続 し 申 告 期 限 まで 宅 地 等 を 保 有 200m2/50% ー 郵 便 局 舎 の 敷 地 郵 政 民 営 化 前 から 郵 便 局 舎 の 敷 地 と して 使 用 引 き 続 き5 年 以 上 賃 貸 することにつ いて 総 務 大 臣 の 証 明 を 受 ける 400m2/80% 郵 便 局 舎 の 建 物 は 被 相 続 人 等 が 所 有 適 用 面 積 要 件 の 制 限 が 緩 和 されました 平 成 26 年 まで 平 成 27 年 以 降 特 定 居 住 用 宅 地 1 240m2まで80% 減 330m2まで80% 減 特 定 事 業 用 宅 地 2 400m2まで80% 減 400m2まで80% 減 貸 付 事 業 用 宅 地 3 200m2まで50% 減 200m2 まで50% 減 併 用 が 可 能 に 変 更 最 大 730m2 併 用 が 不 可 貸 付 事 業 用 宅 地 は 特 定 居 住 用 特 定 事 業 用 の 特 例 と 併 用 できず 下 記 条 件 式 の 面 積 までしか 利 用 できません 3 = 1 (200/330) + 2 (200/400)+ 3 200m2 34
相 続 対 策 その3 小 規 模 宅 地 の 特 例 を 上 手 く 使 え! 特 定 居 住 用 宅 地 等 の 特 例 の 要 件 を 満 たす 特 定 居 住 用 宅 地 等 の 特 例 を 受 けるためには 以 下 のいずれかの 要 件 を 満 たすことが 必 要 宅 地 等 の 取 得 者 配 偶 者 同 居 親 族 同 一 生 計 親 族 3 年 内 家 なき 子 適 用 要 件 特 段 の 条 件 なし 小 規 模 宅 地 等 の 特 例 は 適 用 可 能 被 相 続 人 と 相 続 開 始 直 前 まで 同 居 した 親 族 が 相 続 申 告 期 限 まで 継 続 して 保 有 居 住 被 相 続 人 が 所 有 する 宅 地 等 で 被 相 続 人 と 同 一 生 計 の 親 族 が 居 住 していた その 同 一 生 計 の 親 族 が 相 続 申 告 期 限 まで 継 続 して 保 有 居 住 被 相 続 人 に 配 偶 者 または 同 居 親 族 がいない 相 続 開 始 前 3 年 以 内 に 相 続 人 及 びその 配 偶 者 の 家 屋 に 居 住 していない( 借 家 住 まい) 申 告 期 限 までその 宅 地 等 を 継 続 保 有 税 法 上 勤 務 や 修 学 療 養 などの 都 合 で 他 の 親 族 と 日 常 生 活 を 共 にしていない 親 族 でも 以 下 の 状 況 にあれば 同 一 生 計 として 認 められます 勤 務 や 修 学 等 の 余 暇 においては 常 に 当 該 の 他 の 親 族 のもとで 生 活 している 場 合 これらの 親 族 間 で 常 に 生 活 費 学 資 金 療 養 費 等 の 送 金 が 行 われている 場 合 35
相 続 対 策 その3 小 規 模 宅 地 の 特 例 を 上 手 く 使 え! 二 世 帯 住 宅 の 要 件 緩 和 2013 年 12 月 まで 2014 年 1 月 以 降 二 世 帯 住 宅 の 構 造 が 内 部 で 行 き 来 ができるもののみ 可 能 二 世 帯 住 宅 の 構 造 が 内 部 が 完 全 に 独 立 していても 可 能 区 分 登 記 されているものは 不 可! 子 世 帯 居 住 親 世 帯 居 住 内 部 で 行 き 来 できない 36
相 続 対 策 その3 小 規 模 宅 地 の 特 例 を 上 手 く 使 え! 老 人 ホーム 入 居 の 場 合 の 要 件 緩 和 有 料 老 人 ホームに 永 久 居 住 権 を 取 得 して 入 居 している 場 合 2013 年 12 月 まで 2014 年 1 月 以 降 特 例 を 使 えない 以 下 の 要 件 を 満 たしている 場 合 は 特 例 を 使 える 介 護 が 必 要 なために 入 所 した 自 宅 が 他 の 人 に 貸 し 付 けられていない 37
相 続 対 策 その4 不 動 産 を 上 手 く 使 え! 相 続 税 法 上 の 評 価 を 下 げやすい 資 産 で 保 有 する 現 金 を 不 動 産 ( 高 層 マンションなど)にすると 相 続 財 産 の 評 価 額 が 変 わります 現 金 1 億 円 高 層 マンション( 高 層 階 ) 1 億 円 前 提 条 件 マンション 敷 地 の 路 線 価 600,000 円 /m2 マンション 敷 地 面 積 6,000m2 1 室 の 面 積 100m2 総 部 屋 数 400 部 屋 マンション 床 面 積 合 計 55,000m2 評 価 額 1 億 円 評 価 額 約 6 千 万 円 評 価 額 土 地 650 万 円 ( 路 線 価 マンション 敷 地 面 積 マンション 床 面 積 合 計 各 部 屋 ごとの 床 面 積 ) 建 物 3 千 万 円 ( 建 物 は 固 定 資 産 税 評 価 額 ) 固 定 資 産 税 評 価 額 は 一 般 的 に 建 築 費 用 の 約 6 割 ~7 割 程 度 通 常 階 層 が 上 がれば 比 例 して 販 売 価 格 も 上 昇 するが 固 定 資 産 税 評 価 上 は 見 晴 らし 等 のプレミアムは 考 慮 されず 高 層 階 も 低 層 階 も 評 価 額 は 同 じ 他 人 に 賃 貸 すればさらに2 割 ~3 割 評 価 減 大 規 模 な 高 層 マンション( 敷 地 全 体 に 対 する 部 屋 数 が 多 い)の 高 層 階 ( 眺 望 権 などのプレミアムがついている)は 節 税 効 果 が 高 い 38
クイズの 答 え 相 続 税 クイズ 第 1 問 Q: 領 収 書 のもらえない 費 用 は 差 し 引 ける? A: 領 収 書 をもらえなくても 支 出 した 日 とその 支 払 先 その 目 的 などを 記 載 した 明 細 を 残 しておけば 大 丈 夫 です 相 続 税 クイズ 第 2 問 Q: 妻 と 小 さい 子 供 が2 人 いる 家 庭 です 妻 を 受 取 人 にした1,500 万 円 の 生 命 保 険 金 があります この 場 合 は 全 て 非 課 税 財 産 として 認 められる? A: 大 丈 夫 です 相 続 人 が 受 け 取 る 生 命 保 険 金 は 非 課 税 枠 内 であれば 非 課 税 枠 を 使 うことが 可 能 です 相 続 税 クイズ 第 3 問 Q: 次 男 が 相 続 放 棄 しましたが 父 の 死 亡 保 険 金 の 受 け 取 りをすることはできる? A: 大 丈 夫 です 死 亡 保 険 金 の 請 求 権 は 相 続 財 産 ではなく 受 取 人 の 固 有 の 財 産 のため 相 続 放 棄 していても 受 け 取 りは 可 能 です しかし 受 取 人 は 相 続 放 棄 しているため 法 定 相 続 人 一 人 当 たり500 万 円 の 非 課 税 枠 を 使 うことが 出 来 ません 相 続 税 クイズ 第 4 問 Q: 子 供 に 内 緒 でその 預 金 口 座 を 作 ってそこにお 金 を 振 り 込 みました これは 贈 与 として 認 められる? A: 認 められません このような 預 金 口 座 を 名 義 預 金 と 言 い 税 務 調 査 での 指 摘 が 最 も 多 い 事 項 です 贈 与 には 1 あげました という 意 思 の 存 在 2 いただきました という 受 諾 認 識 存 在 3もらった 人 が 自 分 でその 財 産 を 管 理 運 用 使 用 している 実 態 の3 要 件 が 必 要 です 39
講 師 プロフィール 保 手 浜 洋 介 ほてはま ようすけ 京 都 出 身 慶 應 義 塾 大 学 経 済 学 部 出 身 都 市 銀 行 勤 務 を 経 て 2005 年 デロイトトゥーシュトーマツ 入 社 監 査 部 門 で 外 資 系 証 券 国 内 金 融 機 関 東 証 1 部 上 場 の 電 子 部 品 メーカーなどの 金 融 商 品 取 引 法 監 査 に 従 事 その 後 税 務 部 門 にて 化 学 品 メーカーなどの 国 際 税 務 案 件 に 従 事 2014 年 ジャパンアップグループ 株 式 会 社 及 びジャパンアップ 税 理 士 事 務 所 を 設 立 し 代 表 就 任 現 在 に 至 る ジャパンアップ 税 理 士 事 務 所 代 表 税 理 士 保 手 浜 洋 介 ジャパンアップグループ 大 阪 本 社 541-0053 大 阪 府 大 阪 市 中 央 区 本 町 3-4-14 5 階 40
事 業 承 継 のポイント 株 式 会 社 アレースファミリーオフィス 代 表 取 締 役 江 幡 吉 昭
事 業 承 継 問 題 とは 事 業 承 継 とは 人 物 ノウハウを 誰 に 何 をどうやって 引 き 継 ぐか? 人 後 継 者 はだれか?( 会 社 の 経 営 者 はだれか?)すでに 候 補 はいるのか? 物 自 社 株 はだれが 引 き 継 ぐのか?( 会 社 の 所 有 者 はだれか?) 他 に 会 社 の 土 地 建 物 が 個 人 の 所 有 の 場 合 も 要 注 意 とくに 社 歴 が 長 く 儲 かっている 企 業 の 場 合 自 社 株 評 価 が 上 昇 している 場 合 非 常 に 大 きな 問 題 となる ノウハウ 見 えにくい 経 営 資 源 の 承 継 事 業 承 継 のプロセスと 諸 問 題 現 状 分 析 意 向 確 認 各 種 対 策 を 検 討 対 策 の 実 効 引 退 選 択 肢 は3つ 1 子 供 などへの 親 族 内 承 継 2 従 業 員 などへの 親 族 外 承 継 3 第 三 者 への 承 継 (M&A) まずは 出 口 を 決 める 事 事 業 承 継 に 際 して 経 営 者 が 出 口 を 決 めてから 時 間 があればあるほどベター 自 社 株 評 価 の 問 題 社 長 個 人 の 相 続 財 産 を 巡 る 親 族 間 の 問 題 高 い 相 続 税 の 問 題 42
自 社 株 をどうするか? 税 務 面 から 見 た 事 業 承 継 対 策 ポイントは3つ 評 価 減 対 策 役 員 退 職 金 低 解 約 返 戻 金 型 の 生 命 保 険 短 期 償 却 資 産 を 活 用 納 税 資 金 対 策 終 身 保 険 分 散 対 策 資 産 管 理 会 社 持 ち 株 会 の 活 用 43
自 社 株 をどうするか? 応 用 編 事 業 承 継 税 制 ( 経 営 円 滑 化 法 ) 自 社 株 の 承 継 で 大 きな 問 題 となる 相 続 税 贈 与 税 この 負 担 を 概 ね 先 送 りすることができる 1 非 上 場 株 式 等 についての 相 続 税 の 納 税 猶 予 及 び 免 除 の 特 例 効 果 後 継 者 の 相 続 税 額 のうち 議 決 権 株 式 等 の80%に 対 する 相 続 税 の 納 税 を 猶 予 ( 相 続 後 で 発 行 済 み 議 決 権 株 式 等 の3 分 の2に 達 するまで) 主 な 条 件 a. 相 続 開 始 後 経 済 産 業 大 臣 の 認 定 を 受 ける b. 事 業 の 継 続 (5 年 間 雇 用 の 維 持 等 条 件 あり 要 担 保 提 供 ) 資 産 管 理 会 社 は 対 象 外 条 件 は 他 にもあり 猶 予 が 免 除 後 継 者 が 死 亡 したり 贈 与 税 の 納 税 猶 予 及 び 免 除 の 特 例 の 適 用 を 受 けた 場 合 他 2 非 上 場 株 式 等 についての 贈 与 税 の 納 税 猶 予 及 び 免 除 の 特 例 効 果 後 継 者 の 贈 与 税 額 のうち 議 決 権 株 式 等 に 対 応 する 贈 与 税 の 納 税 を 猶 予 ( 贈 与 後 で 発 行 済 み 議 決 権 株 式 等 の3 分 の2に 達 するまで) 主 な 条 件 a. 相 続 開 始 後 経 済 産 業 大 臣 の 認 定 を 受 ける b. 事 業 の 継 続 (5 年 間 雇 用 の 維 持 等 条 件 あり 要 担 保 提 供 ) 資 産 管 理 会 社 は 対 象 外 条 件 は 他 にもあり 猶 予 が 免 除 後 継 者 が 死 亡 した 場 合 免 除 届 出 書 / 申 請 書 を 提 出 することで 贈 与 税 の 納 付 が 免 除 他 44
自 社 株 をどうするか? 応 用 編 経 営 承 継 円 滑 化 法 民 法 特 例 後 継 者 ( 例 えば 長 男 )に 自 社 株 を 全 部 相 続 させると 他 の 相 続 人 の 遺 留 分 を 侵 害 する 可 能 性 遺 留 分 減 殺 請 求 を 他 の 兄 弟 から 起 こされることが 頻 発 よって 自 社 株 を 後 継 者 にすべて 継 承 することは 相 続 時 にトラブルを 生 むことが 多 い 自 社 株 は 遺 留 分 の 対 象 から 外 すことができる 除 外 合 意 受 益 権 分 離 型 信 託 自 社 株 を 元 本 受 益 権 と 収 益 受 益 権 に 分 離 させることで 自 社 株 の 元 本 部 分 のみ 後 継 者 に 移 転 元 本 受 益 権 の 評 価 は 信 託 受 益 権 ー 収 益 受 益 権 結 果 的 に 大 幅 な 自 社 株 の 評 価 減 も 可 能 その 他 出 国 税 の 新 設 45
株 式 会 社 アレース ファミリーオフィスのご 紹 介 ファミリーオフィスとは 主 に 欧 米 に 存 在 する 富 裕 層 向 けサービス 家 族 間 の 相 続 対 策 事 業 承 継 子 弟 教 育 等 をファミリーの 立 場 で 解 決 する 専 門 家 集 団 を 束 ねる 事 務 所 を 指 す 古 くは19 世 紀 の 米 国 でヴァンダービルト カーネギーなどの 資 産 家 の 資 産 保 全 継 承 を 目 的 に 誕 生 したもの ヨーロッパでもファミリーオフィスは 存 在 するが むしろプライベートバンクと 呼 ばれることが 一 般 的 代 表 者 講 師 プロフィール 平 成 11 年 大 学 卒 業 後 住 友 生 命 保 険 入 社 平 成 18 年 英 スタンダードチャータード 銀 行 へ 最 年 少 シニアマネージャーとして 活 躍 後 平 成 21 年 株 式 会 社 アレース ファミリーオフィス 設 立 株 式 会 社 アレース ファミリーオフィス 代 表 取 締 役 江 幡 吉 昭 ( 本 社 ) 151-0053 東 京 都 渋 谷 区 代 々 木 1-53-1 MY TOWER RESIDENCE1505 ( 東 京 オフィス) 102-0094 東 京 都 千 代 田 区 紀 尾 井 町 4-1 ニューオータニガーデンコート8 階 電 話 番 号 03-5210-1232 ( 平 日 9:00~17:00) URL : http://ares-fo.com/ Mail : info@ares-fo.com 46