ご あ い さ つ 今 日 の 社 会 の 急 激 な 変 化 を 受 けて 子 どもの 成 長 に 様 々な 課 題 が 指 摘 されて います しかし 子 どもを 取 り 巻 く 環 境 がいかに 変 化 しようとも 子 どもたち に 自 らを 律 しつつ 他 人 とともに 協 調 し 他 人



Similar documents
●幼児教育振興法案

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

第 一 子 ども 子 育 て 支 援 の 意 義 に 関 する 事 項 子 どもの 最 善 の 利 益 が 実 現 される 社 会 を 目 指 すとの 考 え 方 を 基 本 とする 障 害 疾 病 虐 待 貧 困 など 社 会 的 な 支 援 の 必 要 性 が 高 い 子 どもやその 家 族 を

学校安全の推進に関する計画の取組事例

幼 稚 園 教 育 と 小 学 校 教 育 との 連 続 性 幼 稚 園 における 教 育 は 義 務 教 育 就 学 前 の 教 育 として 極 めて 重 要 な 役 割 を 担 っ ていることから 子 どもの 発 達 の 連 続 性 を 踏 まえ 小 学 校 教 育 との 連 続 性 を 意 識

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

0812教育プラン.indd


<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

平成 年 月 日

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容


< F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F C>

02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

「一時預かり事業の実態について」の一部改正について

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

Microsoft Word - 目次.doc

<4D F736F F D CF6955C95B C8E DA8E9F B95B6816A2E646F63>

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

1. 本 市 の 保 育 所 運 営 費 と 保 育 料 の 現 状 2 (1) 前 回 (5/29 5/29) 児 童 福 祉 専 門 分 科 会 資 料 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区 分 別 軽 減 率 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

( 教 育 職 員 免 許 状 の 取 得 ) 第 9 条 教 育 職 員 免 許 状 ( 幼 稚 園 教 諭 二 種 免 許 状 )を 取 得 しようとする 者 は 教 育 職 員 免 許 法 に 基 づき 別 表 2に 掲 げる を 修 得 しなければならない 2 教 育 職 員 免 許 状 の

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

小山市保育所整備計画

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

財政再計算結果_色変更.indd

延長保育料について

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>


スライド 1

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

子ども・子育て支援新制度とは

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

基本指針骨子

文化政策情報システムの運用等

子 ども 手 当 の 支 給 対 象 や 支 給 額 等 の 仕 組 みはどのようになっていますか 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 は 中 学 校 修 了 までの 子 ども 一 人 に つき 月 額 1 万 3 千 円 を 父 母 等 に 支 給 します 支 給 要 件 は 子 どもを

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

道 内 シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー の 現 状 に つ い て は 契 約 金 額 に お い て は 請 負 契 約 で は 減 少 し た も の の シ ル バ ー 派 遣 事 業 の 大 幅 な 伸 び に よ り 5 年 ぶ り に 前 年 実 績 を 上 回 っ た が 会

< F2D945F8A778CA48B8689C88F438E6D89DB92F695E58F D80>

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

3 体 制 整 備 等 (1) 全 ての 特 定 事 業 主 が 共 同 して 取 組 むものとする () 総 務 部 人 事 管 理 室 人 事 課 を 計 画 推 進 の 主 管 課 とし 全 ての 市 職 員 により 推 進 する (3) 実 施 状 況 を 把 握 し 計 画 期 間 中 で

平成22年度 指導者・指導士養成検定事業計画書

資料2 利用者負担(保育費用)

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

< F2D819B92CA926D E9693E A2E6A7464>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

1 物品管理の内部統制について

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

幼 児 教 保 全 般 に 関 する 調 査 研 究 () 幼 児 教 センター を 拠 点 した 多 様 な 幼 児 教 保 推 進 現 状 課 題 整 理 幼 児 教 や に 関 する 研 究 結 果 等 情 報 収 集 や 必 要 に 応 じ 調 査 る も を 環 み 充 実 地 施 策 ね

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

25 年 度 アクションプラン 補 助 制 度 目 標 定 住 人 口 :198 人 増 1 九 州 大 学 学 生 への 電 動 バイクレンタル 事 業 学 研 都 市 づくり 課 進 学 糸 島 市 内 に 居 住 する 九 州 大 学 の 学 生 に 民 間 業 者 と 連 携 し て 電 動

1.はじめに わが 国 での 急 速 な 少 子 化 の 進 行 等 を 踏 まえ 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ 育 成 される 環 境 の 整 備 を 目 的 とした 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 が 平 成 15 年 7 月 に 制 定 され

Taro-01 議案概要.jtd

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

1 農 地 中 間 管 理 機 構 のねらい (1)24 年 度 から 開 始 した 各 市 町 村 における 人 農 地 プラン ( 地 域 の 農 業 者 の 徹 底 した 話 合 いにより 人 農 地 問 題 の 解 決 方 向 や 地 域 農 業 の 将 来 のあり 方 を 明 確 にしてい

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

16 日本学生支援機構

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

<4D F736F F D B8E968BC695E58F CA A2E646F63>

社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインの改訂等について

Ⅱ 事 業 活 動 1. 税 を 巡 る 諸 環 境 の 整 備 改 善 等 を 図 るための 事 業 ( 公 -1 事 業 税 の 啓 発 事 業 ) (1) 税 知 識 の 普 及 及 び 適 正 な 申 告 の 普 及 を 図 る 目 的 の 事 業 1 決 算 期 別 説 明 会 の 実 施

Microsoft Word - 26事業計画書_修正_

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

1_扉-配布用.indd

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

m07 北見工業大学 様式①

 

Taro-07-1提言概要.jtd

18 国立高等専門学校機構

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

第 2 事 業 計 画 1 青 少 年 育 成 住 民 運 動 の 促 進 運 動 を 効 果 的 に 推 進 するため 全 道 に 青 少 年 育 成 運 動 推 進 指 導 員 を 配 置 するとともに 地 域 関 係 者 と 合 同 会 議 を 開 催 するなどして 住 民 の 理 解 を 深

Ⅰ 総論

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

Taro-結果概要

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

少子化の急速な進行は、労働力人口の減少、高齢者比率の上昇や市場規模の縮小、現役世代の負担の増大などにより、経済成長へのマイナス効果や地域社会の活力低下、子どもの健全な成長への悪影響など、将来の我が国の社会経済に深刻な影響を与えると懸念されています

財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者制度

Microsoft Word - 保育園管理規程(決定案)

Transcription:

一 部 改 訂 版 とちぎの 幼 児 教 育 とちぎの 幼 児 の 健 やかな 成 長 のために 平 成 23 年 3 月 栃 木 県 総 合 教 育 セ ン タ ー

ご あ い さ つ 今 日 の 社 会 の 急 激 な 変 化 を 受 けて 子 どもの 成 長 に 様 々な 課 題 が 指 摘 されて います しかし 子 どもを 取 り 巻 く 環 境 がいかに 変 化 しようとも 子 どもたち に 自 らを 律 しつつ 他 人 とともに 協 調 し 他 人 を 思 いやる 生 涯 にわたって 自 ら 学 び 自 ら 考 えるなどの 生 きる 力 をはぐくむことは 教 育 の 最 重 要 課 題 です とりわけ 幼 児 期 は 生 涯 にわたる 人 格 形 成 の 基 礎 を 培 う 重 要 な 時 期 です とちぎ 教 育 振 興 ビジョン( 三 期 計 画 ) に 掲 げた 基 本 理 念 に 基 づき とち ぎの 子 どもたちを 自 らの 力 で 自 分 の 未 来 を 力 強 く 切 り 拓 いていける 人 間 に 育 て る ためには 幼 児 期 における 豊 かな 人 間 性 の 土 台 づくりが 必 要 不 可 欠 です そのためには 家 庭 や 地 域 幼 稚 園 保 育 所 等 が 連 携 し 互 いに 協 力 し 合 うこ とが 大 切 です こうしたことから 栃 木 県 教 育 委 員 会 では 小 学 校 低 学 年 までを 見 据 えた 幼 児 教 育 行 政 の 拠 点 施 設 である 栃 木 県 幼 児 教 育 センターを 中 心 に 国 公 私 立 の 枠 を 越 え 幼 児 教 育 や 幼 稚 園 保 育 所 小 学 校 間 の 連 携 に 関 する 研 修 研 究 情 報 提 供 等 の 事 業 を 推 進 しているところです このたび 平 成 18 年 3 月 に 策 定 しました 栃 木 県 幼 児 教 育 振 興 プログラム ( 第 2 期 ) が 平 成 23 年 3 月 をもって 終 了 することから これまでの 本 県 幼 児 教 育 行 政 の 成 果 や 課 題 を 踏 まえ 今 後 の 本 県 幼 児 教 育 の 充 実 のための 基 本 的 方 向 を 明 らかにした 本 冊 子 とちぎの 幼 児 教 育 を 作 成 しました 今 後 市 町 村 教 育 委 員 会 をはじめとする 教 育 関 係 者 はもとより 県 民 の 方 々 の 御 理 解 と 御 協 力 をいただきながら 関 係 各 課 各 団 体 等 と 連 携 協 力 し 幼 児 期 にふさわしい 教 育 の 展 開 と 充 実 に 努 めて 参 りたいと 考 えております 結 びに この とちぎの 幼 児 教 育 を 作 成 するに 当 たり 貴 重 な 御 意 見 をお 寄 せくださいました 本 県 幼 児 教 育 関 係 の 方 々に 厚 く 御 礼 申 し 上 げます 平 成 23 年 3 月 栃 木 県 総 合 教 育 センター 所 長 瓦 井 千 尋

目 次 ごあいさつ はじめに 1 1 とちぎの 幼 児 教 育 作 成 の 趣 旨 1 2 本 書 の 性 格 2 3 本 書 の 活 用 2 第 1 基 本 方 針 3 第 2 事 業 推 進 の 方 針 5 1 幼 児 期 の 教 育 の 充 実 5 (1) 教 職 員 の 資 質 能 力 及 び 専 門 性 の 向 上 (2) 保 育 教 育 環 境 の 充 実 2 幼 保 小 連 携 の 充 実 9 3 子 育 て 支 援 の 推 進 11 4 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 向 上 13 第 3 事 業 の 推 進 に 当 たって 16 1 県 の 役 割 16 (1) 幼 児 教 育 センターの 機 能 の 充 実 (2) 幼 保 小 関 係 団 体 との 連 携 (3) 市 町 村 との 連 携 2 市 町 村 の 役 割 17 (1) 計 画 的 な 幼 児 教 育 の 振 興 (2) 幼 保 小 連 携 のさらなる 推 進 3 幼 保 小 それぞれの 役 割 19 (1) 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 の 役 割 (2) 小 学 校 の 役 割 4 幼 保 小 関 係 団 体 の 役 割 21 参 考 資 料 22 とちぎ 教 育 振 興 ビジョン( 三 期 計 画 )( 抜 粋 ) とちぎの 子 ども 育 成 憲 章 リーフレット 冊 子

とちぎの 幼 児 教 育

はじめに 1 とちぎの 幼 児 教 育 作 成 の 趣 旨 栃 木 県 教 育 委 員 会 では これまで 平 成 14 年 度 に 幼 児 教 育 振 興 プログラム 平 成 17 年 度 に 幼 児 教 育 振 興 プログラム( 第 2 期 ) を 策 定 し 積 極 的 かつ 計 画 的 に 幼 児 教 育 行 政 を 推 進 してきました 特 に 本 県 幼 児 教 育 行 政 の 中 核 的 な 施 設 である 栃 木 県 幼 児 教 育 センター ( 以 下 幼 児 教 育 センター という )を 中 心 に 国 公 私 立 の 枠 を 越 え 幼 児 教 育 の 研 修 研 究 相 談 情 報 提 供 等 の 事 業 を 展 開 し 関 係 機 関 と 連 携 し ながらその 充 実 に 努 めてきました それらの 事 業 をとおし 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 の 連 携 ( 以 下 幼 保 小 連 携 という ) や 幼 児 教 育 への 理 解 が 進 み 幼 保 小 連 携 の 組 織 づくりや 合 同 の 研 修 会 の 開 催 などが 市 町 村 単 位 で 行 われるようにもなりました この 間 平 成 18 年 12 月 には 教 育 基 本 法 が 改 正 され 新 たに 家 庭 教 育 や 幼 児 期 の 教 育 などについて 規 定 されました その 中 では 父 母 その 他 の 保 護 者 は 子 の 教 育 の 第 一 義 的 責 任 を 有 すること 幼 児 期 の 教 育 は 生 涯 に わたる 人 格 形 成 の 基 礎 を 培 う 重 要 なものであること などが 示 されました 本 県 教 育 委 員 会 としては このような 幼 児 教 育 の 重 要 性 に 鑑 み これまでの 幼 児 教 育 行 政 の 成 果 や 課 題 を 踏 まえ 教 育 振 興 基 本 計 画 である とちぎ 教 育 振 興 ビジョン( 三 期 計 画 ) の 視 点 確 かな 学 びをはぐくむ 教 育 の 推 進 の 中 で 重 要 な 施 策 の 一 つとして 幼 児 教 育 の 充 実 を 掲 げています (P.22~23 とち ぎ 教 育 振 興 ビジョン( 三 期 計 画 )( 抜 粋 ) 参 照 ) そこで 幼 児 教 育 センターは 教 育 振 興 ビジョンの 施 策 である 幼 児 教 育 の 充 実 を 推 進 する 中 核 的 役 割 を 担 うため その 基 本 的 方 向 を 明 らかにし 本 書 を 作 成 しました さらに 本 県 が 平 成 22 年 2 月 に 制 定 した とちぎの 子 ども 育 成 憲 章 の 趣 旨 を 尊 重 しながら 関 係 各 課 と 連 携 し 幼 児 教 育 の 充 実 のための 施 策 事 業 を 積 極 的 に 推 進 していきます (P.24~25 とちぎの 子 ども 育 成 憲 章 参 照 ) 1

2 本 書 の 性 格 本 書 は 栃 木 県 幼 児 教 育 振 興 プログラム( 第 2 期 ) の 趣 旨 を 生 かしなが ら とちぎ 教 育 振 興 ビジョン( 三 期 計 画 ) 及 び とちぎ 子 ども 子 育 て 支 援 プラン の 施 策 を 具 現 化 する 際 の 基 本 的 な 考 えや 具 体 的 な 施 策 事 業 をと りまとめたものです 幼 児 教 育 の 充 実 を 推 進 するには 県 の 関 係 各 課 が 連 携 協 力 し 幼 児 教 育 に 関 連 する 施 策 事 業 を 展 開 していくことが 重 要 です したがって 幼 児 教 育 セ ンターのみならず 関 係 各 課 の 幼 児 教 育 に 関 する 主 な 施 策 や 事 業 も 記 載 してい ます また 国 においては 幼 児 教 育 アクションプログラム が 平 成 23 年 3 月 をもって 終 了 となりますが 次 期 幼 児 教 育 振 興 計 画 について 現 時 点 では 作 成 の 見 通 しが 示 されていません したがって 本 県 における 幼 児 教 育 振 興 のため の 計 画 については 今 後 国 の 動 向 を 見 極 めながら 検 討 していきます 3 本 書 の 活 用 ここでは 本 県 の 幼 児 教 育 の 充 実 のために 市 町 村 や 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 がそれぞれに 果 たす 役 割 を 示 しています さらに とちぎの 幼 児 の 健 やかな 成 長 を 願 う 大 人 すべてが 共 に 手 を 携 えその 役 割 を 発 揮 できるよう 様 々な 取 組 に 対 して 参 考 となるものを 具 体 的 に 明 記 しました よって 本 書 の 活 用 を 図 るとともに 園 学 校 地 域 の 特 色 を 十 分 に 生 かし ながら 幼 児 教 育 の 充 実 を 推 進 していきたいと 考 えています なお 本 書 は とちぎ 教 育 振 興 ビジョン( 三 期 計 画 ) の 施 策 である 幼 児 教 育 の 充 実 を 推 進 するための 具 体 的 な 事 業 内 容 を 示 したものであり 毎 年 度 必 要 に 応 じ 適 宜 見 直 しを 行 い 実 施 していきます 2

第 1 基 本 方 針 本 県 教 育 委 員 会 では 平 成 23 年 3 月 とちぎの 子 どもたちを 自 らの 力 で 自 分 の 未 来 を 力 強 く 切 り 拓 いていける 人 間 に 育 てます を 基 本 理 念 に 掲 げた と ちぎ 教 育 振 興 ビジョン( 三 期 計 画 ) を 策 定 し 本 県 の 教 育 目 標 を とちぎの 教 育 が 目 指 す 子 ども 像 として 示 しました とちぎの 教 育 が 目 指 す 子 ども 像 心 身 ともに 健 康 な 子 ども 主 体 的 に 考 え 表 現 できる 子 ども ねばり 強 く 頑 張 る 子 ども 自 他 の 存 在 を 尊 重 し 協 同 する 子 ども すすんで 社 会 とかかわり 行 動 する 子 ども これらの 子 ども 像 に 示 した 資 質 や 能 力 は 一 人 一 人 の 子 どもの 中 に 総 合 的 に 育 まれることが 大 切 です したがって これらの 子 ども 像 の 実 現 のためには 子 どもの 発 達 の 段 階 に 応 じて 課 題 を 明 確 にするとともに 幼 小 中 高 の 発 達 の 連 続 性 を 考 慮 しながら 知 徳 体 のバランスを 重 視 した 教 育 を 展 開 する ことが 必 要 です とちぎ 教 育 振 興 ビジョン( 三 期 計 画 ) にあるように 幼 児 期 においては 幼 児 期 にふさわしい 教 育 を 展 開 し 将 来 の 生 き 方 の 基 盤 となる 基 本 的 な 生 活 習 慣 を 身 に 付 け 幼 児 の 豊 かな 感 性 や 他 者 を 思 いやる 心 など 優 しさ をはぐく むことが 重 要 であると 考 えます 以 上 のような 現 状 と 課 題 を 受 け 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 家 庭 地 域 社 会 がそれぞれの 役 割 を 果 たしながら 本 県 の 教 育 目 標 の 具 現 化 を 目 指 していけるよう 幼 児 教 育 センターが 中 心 となって 推 進 する 幼 児 教 育 の 充 実 のための4つの 基 本 方 針 を 次 のように 定 めました 3

幼 児 教 育 の 充 実 のための 基 本 方 針 1 幼 児 期 の 教 育 の 充 実 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 の 教 職 員 が 幼 児 教 育 に 関 する 高 い 専 門 性 はもとより 社 会 の 変 化 等 に 伴 う 新 たな 課 題 に 対 応 するための 能 力 を 身 に 付 けられるよう 研 修 等 の 充 実 を 図 っていき ます また 豊 かな 保 育 教 育 環 境 の 条 件 整 備 を 促 進 していきます 2 幼 保 小 連 携 の 充 実 自 発 的 な 活 動 である 遊 びをとおして 培 った 幼 児 期 の 学 びが 円 滑 に 小 学 校 以 降 の 学 習 に 接 続 できるよう 幼 保 小 連 携 を 推 進 していき ます 3 子 育 て 支 援 の 推 進 保 護 者 が 子 育 ての 楽 しさを 味 わえるように 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 が 地 域 における 幼 児 期 の 教 育 の 中 核 的 施 設 とな り 親 と 子 の 育 ちの 場 としての 役 割 を 発 揮 していく 環 境 を 整 えます 4 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 向 上 家 庭 教 育 を 一 層 支 援 するとともに 地 域 で 子 どもをはぐくむ 環 境 を 整 備 し 地 域 の 教 育 力 の 向 上 を 図 ります 4

第 2 事 業 推 進 の 方 針 1 幼 児 期 の 教 育 の 充 実 (1) 教 職 員 の 資 質 能 力 及 び 専 門 性 の 向 上 幼 児 期 は 生 涯 にわたる 人 格 形 成 の 基 礎 を 培 う 重 要 な 時 期 であり その 教 育 を 充 実 させるためには 研 修 や 調 査 研 究 等 の 成 果 を 活 用 するなどして 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 の 幼 児 教 育 に 携 わる 教 職 員 の 資 質 能 力 及 び 専 門 性 の 向 上 を 図 っていくことが 必 要 です さらに 変 化 の 激 しい 社 会 にあっては その 変 化 に 伴 う 幼 児 教 育 の 今 日 的 な 課 題 に 対 応 する 能 力 が 必 要 とされています また 幼 児 期 から 児 童 期 にかけての 教 育 を 一 貫 性 のあるものとするため に 幼 児 期 においては 幼 児 の 自 発 的 な 活 動 である 遊 びを 中 心 とした 保 育 を 充 実 させることにより 幼 児 の 知 的 好 奇 心 をはぐくみ 豊 かな 心 情 や 物 事 に 自 分 から 関 わろうとする 意 欲 健 全 な 生 活 を 営 むために 必 要 な 態 度 などを 培 うことが 重 要 です さらに 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 においては 保 育 教 育 の 課 題 や 特 別 な 配 慮 を 必 要 とする 幼 児 の 指 導 園 内 研 修 の 在 り 方 幼 児 をもつ 保 護 者 への 子 育 て 支 援 の 在 り 方 等 に 対 して 経 験 豊 富 な 専 門 家 などによる 支 援 も 求 められています 事 業 推 進 の 方 針 幼 稚 園 教 育 要 領 や 保 育 所 保 育 指 針 幼 保 連 携 型 認 定 こど も 園 教 育 保 育 要 領 の 趣 旨 や 内 容 についての 理 解 を 深 める 研 修 をは じめ 教 職 員 の 職 位 に 応 じた 研 修 や 今 日 的 な 課 題 の 研 修 等 をとおして 教 職 員 の 資 質 能 力 の 向 上 に 努 めます 関 係 機 関 及 び 各 団 体 で 行 う 研 修 を 尊 重 しながら 効 率 的 な 研 修 の 実 施 に 努 めます 幼 児 教 育 の 専 門 家 等 の 派 遣 により 保 育 に 関 する 相 談 や 援 助 を 行 いま す 教 職 員 同 士 の 交 流 により 幼 稚 園 と 保 育 所 と 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 における 教 育 内 容 の 整 合 性 の 確 保 及 び 質 の 向 上 に 努 めます 教 材 ビデオや 参 考 文 献 研 究 成 果 等 の 情 報 提 供 により 保 育 教 育 5

の 充 実 を 図 ります ホームページや 幼 児 教 育 情 報 誌 による 双 方 向 性 をもった 情 報 の 収 集 発 信 に 努 めます 幼 児 教 育 に 関 わる 今 日 的 な 課 題 及 び 幼 保 小 連 携 に 関 わる 課 題 に 関 する 調 査 研 究 を 進 め その 成 果 の 提 供 普 及 啓 発 に 努 めます 主 な 施 策 事 業 研 修 の 充 実 新 規 採 用 幼 稚 園 教 諭 研 修 や 幼 稚 園 教 職 10 年 経 験 者 研 修 など 保 育 教 諭 も 含 めた 教 職 員 の 職 位 や 経 験 年 数 に 応 じた 研 修 を 実 施 するとともに 特 別 支 援 教 育 に 関 する 研 修 や 保 育 技 術 の 向 上 を 目 指 す 研 修 など 今 日 的 な 課 題 に 対 する 研 修 をとおして 多 様 なニーズに 対 応 するための 資 質 能 力 の 向 上 を 図 ります ( 栃 木 県 幼 稚 園 連 合 会 こども 政 策 課 幼 児 教 育 センター) 指 導 者 養 成 のための 人 材 の 育 成 独 立 行 政 法 人 教 員 研 修 センターが 実 施 する 中 央 研 修 講 座 へ 教 職 員 を 派 遣 するなど 人 材 の 育 成 を 行 います また 幼 稚 園 の 教 諭 が 小 学 校 の 免 許 を 取 得 できる 講 座 を 教 育 職 員 免 許 法 認 定 講 習 で 開 催 していきます ( 教 職 員 課 ) 保 育 教 育 アドバイザーの 派 遣 関 係 団 体 が 行 う 研 修 や 園 内 校 内 研 修 等 に 対 して 幼 児 教 育 センターの 専 門 員 等 による 保 育 教 育 アドバイザーを 派 遣 し 研 修 の 充 実 を 支 援 します ( 幼 児 教 育 センター) 情 報 の 提 供 幼 児 理 解 のための 教 材 ビデオや 食 に 関 する 参 考 文 献 等 を 整 備 し 貸 出 しを 行 うほか ホームページや 幼 児 教 育 情 報 誌 おうち をとおして 幼 児 教 育 や 子 育 て 等 に 関 する 研 究 成 果 など 各 種 情 報 の 提 供 を 行 います ( 幼 児 教 育 センター) 調 査 研 究 幼 児 教 育 や 幼 保 小 連 携 等 に 関 する 課 題 について 関 係 団 体 との 連 携 を 図 りながら 調 査 研 究 を 行 い それらの 成 果 を 普 及 し 保 育 教 育 の 質 の 向 上 を 図 ります ( 幼 児 教 育 センター) 6

(2) 保 育 教 育 環 境 の 充 実 幼 児 教 育 の 振 興 には 幼 児 一 人 一 人 に 対 応 したきめ 細 かい 保 育 を 行 うた めの 条 件 整 備 や 教 育 に 直 接 従 事 する 教 職 員 の 資 質 能 力 の 向 上 のための 支 援 等 保 育 教 育 環 境 の 充 実 が 欠 かせません 事 業 推 進 の 方 針 私 立 幼 稚 園 や 私 立 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 の 経 営 の 健 全 性 を 高 める とともに 私 立 幼 稚 園 の 教 育 条 件 の 維 持 向 上 と 保 護 者 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 るため 私 立 幼 稚 園 運 営 への 支 援 を 進 めます 豊 かな 教 育 環 境 の 整 備 促 進 のため 特 別 な 教 育 的 支 援 の 必 要 な 幼 児 の 受 入 れの 促 進 に 努 めます 教 職 員 の 福 利 厚 生 の 充 実 により 優 れた 教 職 員 の 確 保 を 図 るととも に 各 種 研 修 の 実 施 や 研 修 実 施 団 体 への 助 成 等 をとおして 教 職 員 の 資 質 能 力 の 向 上 を 図 ります 一 定 の 要 件 を 満 たす 保 育 所 幼 稚 園 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 にお ける 環 境 の 整 備 について 支 援 します 主 な 施 策 事 業 幼 稚 園 運 営 等 への 助 成 学 校 法 人 立 幼 稚 園 に 対 して 経 営 の 健 全 性 を 高 め 私 立 幼 稚 園 の 教 育 条 件 の 維 持 向 上 と 保 護 者 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 るため 私 立 学 校 振 興 助 成 法 に 基 づき 運 営 費 を 助 成 します 学 校 法 人 立 以 外 の 私 立 幼 稚 園 に 対 して 教 育 内 容 の 充 実 を 図 るため 教 材 等 経 費 の 一 部 を 助 成 します (こども 政 策 課 ) 施 設 型 給 付 費 の 給 付 市 町 村 が 私 立 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 及 び 私 立 幼 稚 園 型 認 定 こども 園 また 施 設 型 給 付 費 の 給 付 を 選 択 した 私 立 幼 稚 園 に 給 付 する 場 合 には 市 町 村 に 対 し その 一 部 を 負 担 します (こども 政 策 課 ) 幼 稚 園 特 別 支 援 教 育 への 助 成 特 別 な 教 育 的 支 援 が 必 要 な 幼 児 の 受 入 れ 促 進 のため 特 別 支 援 教 育 を 行 う 私 立 幼 稚 園 等 に 対 して 必 要 な 経 費 の 一 部 を 助 成 します (こども 政 策 課 ) 7

教 職 員 の 福 利 厚 生 の 充 実 公 益 財 団 法 人 栃 木 県 私 立 幼 稚 園 振 興 財 団 が 行 う 私 立 幼 稚 園 等 教 職 員 に 対 する 退 職 金 給 付 事 業 について 助 成 します 私 立 学 校 教 職 員 が 加 入 する 日 本 私 立 学 校 振 興 共 済 事 業 団 の 長 期 給 付 に 要 する 経 費 の 一 部 を 助 成 します ( 文 書 学 事 課 ) 幼 稚 園 教 職 員 の 研 修 事 業 への 助 成 一 般 財 団 法 人 栃 木 県 幼 稚 園 連 合 会 が 実 施 する 幼 稚 園 や 幼 保 連 携 型 認 定 こ ども 園 の 教 職 員 の 研 修 事 業 に 対 し 経 費 の 一 部 を 助 成 します (こども 政 策 課 ) 新 規 採 用 幼 稚 園 教 諭 研 修 の 実 施 ( 再 掲 ) ( 栃 木 県 幼 稚 園 連 合 会 こども 政 策 課 幼 児 教 育 センター) 1 歳 児 保 育 担 当 保 育 士 増 員 に 対 する 助 成 1 歳 児 入 所 児 童 の 処 遇 を 向 上 させるため 1 歳 児 が6 人 以 上 入 所 してい る 私 立 保 育 所 及 び 私 立 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 に 対 して 1 歳 児 3 人 に 保 育 士 1 人 を 配 置 するための 人 件 費 を 助 成 します (こども 政 策 課 ) 保 育 所 職 員 の 研 修 事 業 に 対 する 助 成 栃 木 県 保 育 協 議 会 栃 木 県 民 間 保 育 園 連 盟 栃 木 県 日 本 保 育 協 会 が 実 施 する 保 育 所 職 員 の 研 修 事 業 に 対 し 経 費 の 一 部 を 助 成 します (こども 政 策 課 ) 8

2 幼 保 小 連 携 の 充 実 栃 木 県 内 全 体 では 平 成 22 年 1 月 現 在 約 90%の 市 町 村 に 幼 保 小 の 連 携 組 織 があり 活 動 が 行 われています 今 後 は 連 携 の 取 組 が 相 互 理 解 の 場 となり それぞれの 保 育 教 育 の 質 の 高 まりにつながっていくように 充 実 していくことが 課 題 となってきます 事 業 推 進 の 方 針 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 の 教 職 員 が 合 同 で 行 う 研 修 をとおして 教 職 員 の 相 互 理 解 を 深 めるとともに 幼 保 小 連 携 を 県 内 全 域 で 推 進 します 連 絡 体 制 の 整 備 や 合 同 の 保 育 授 業 参 観 の 機 会 を 設 けるなど 市 町 村 や 各 地 域 における 連 携 の 充 実 を 支 援 します 主 な 施 策 事 業 栃 木 県 幼 稚 園 保 育 所 小 学 校 連 携 推 進 会 議 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 及 び 家 庭 教 育 関 係 団 体 の 代 表 者 県 幼 児 教 育 関 係 各 課 市 町 村 幼 児 教 育 関 係 課 の 代 表 者 による 幼 稚 園 保 育 所 小 学 校 連 携 推 進 会 議 を 開 催 し 連 携 推 進 等 の 課 題 と その 解 決 について 協 議 を 行 い その 結 果 を 事 業 の 実 施 に 反 映 させます ( 幼 児 教 育 センター) 連 携 推 進 充 実 事 業 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 の 教 職 員 が 合 同 で 保 育 授 業 を 参 観 し 協 議 し 合 うことで 子 どもの 発 達 や 学 びを 踏 まえた 保 育 授 業 の 充 実 を 図 ります ( 幼 児 教 育 センター) 幼 保 小 連 携 研 修 今 後 の 連 携 の 在 り 方 や 取 組 についての 理 解 啓 発 を 行 い 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 が 組 織 的 に 連 携 を 進 めていく 体 制 づ くりを 支 援 します ( 幼 児 教 育 センター) 9

合 同 研 修 ( 幼 保 小 ) 幼 保 小 の 教 職 員 が 具 体 的 なテーマに 基 づき 協 議 をすることで 幼 児 期 の 教 育 から 小 学 校 教 育 への 円 滑 な 接 続 を 図 ります ( 幼 児 教 育 センター) 幼 稚 園 保 育 所 小 学 校 教 職 員 相 互 職 場 体 験 研 修 幼 保 小 の 教 職 員 が 相 互 の 職 場 で 実 際 の 保 育 や 教 育 を 体 験 し 子 ど もの 発 達 に 即 した 指 導 や 幼 保 から 小 学 校 への 円 滑 な 教 育 の 接 続 に 生 か します ( 幼 児 教 育 センター) 参 考 児 童 期 の 学 び 豊 かな 遊 びと 確 かな 学 び 豊 か な 遊 び は 確 か な 学 び の 源 で す 連 携 の 軸 は 子 ども の 発 達 や 学 びの 連 続 性 の 確 保 です 幼 児 期 の 遊 び 10

3 子 育 て 支 援 の 推 進 近 年 の 幼 児 を 取 り 巻 く 社 会 環 境 の 変 化 に 伴 い 基 本 的 な 生 活 習 慣 の 欠 如 や 他 者 と 関 わる 力 の 不 足 など 子 どもの 育 ちの 変 化 が 指 摘 されています また 地 域 における 地 縁 的 なつながりの 希 薄 化 などを 背 景 に 子 育 てに 不 安 を 抱 く 保 護 者 も 増 えています このような 状 況 の 中 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こど も 園 等 においては 家 庭 や 地 域 と 連 携 を 深 め 地 域 の 実 態 や 保 護 者 等 の 要 請 を 踏 まえ 地 域 における 幼 児 期 の 教 育 のセンターとしての 役 割 を 果 たすことが 求 められています 事 業 推 進 の 方 針 子 育 て 支 援 に 関 する 研 修 をとおして 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 における 子 育 て 支 援 活 動 が 親 と 子 の 育 ちの 場 と なるよう 支 援 します 幼 児 教 育 家 庭 教 育 に 関 する 情 報 の 提 供 により 家 庭 教 育 の 支 援 の 充 実 を 図 ります 幼 稚 園 や 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 に 通 う 子 どもだけでなく 地 域 の 子 どもやその 保 護 者 に 対 しても 広 く 幼 児 期 の 教 育 にふさわしい 情 報 を 提 供 するなど 地 域 に 開 かれた 子 育 て 支 援 活 動 を 推 進 します 未 就 園 児 を 対 象 とした 親 子 教 室 の 開 催 子 育 てに 関 する 情 報 の 提 供 等 幼 稚 園 や 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 における 子 育 て 支 援 活 動 を 推 進 します 保 護 者 の 要 請 等 に 応 じて 教 育 課 程 に 係 る 教 育 時 間 外 に 行 われる 預 かり 保 育 を 推 進 します 保 護 者 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 るため 幼 稚 園 就 園 奨 励 事 業 を 推 進 します 保 育 所 における 子 育 て 支 援 については 地 域 の 実 情 等 に 応 じた 様 々 な 取 組 を 促 進 します 主 な 施 策 事 業 子 育 て 支 援 に 関 する 研 修 の 充 実 幼 稚 園 保 育 所 等 パワーアップセミナーやトップセミナー 等 の 研 修 をと おして 園 長 等 が 地 域 と 連 携 協 力 して 家 庭 教 育 や 子 育 ての 支 援 ができる 11

よう 体 制 を 整 備 します また 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 が 地 域 における 幼 児 期 の 教 育 のセンターとしての 役 割 を 果 たせるよう 指 導 力 の 向 上 を 図 ります ( 幼 児 教 育 センター) ホームページによる 情 報 提 供 幼 児 教 育 や 家 庭 教 育 に 関 する 情 報 子 どもをめぐる 今 日 的 な 課 題 に 対 す る 情 報 をホームページにより 提 供 します ( 幼 児 教 育 センター) 幼 児 教 育 情 報 誌 おうち による 情 報 の 提 供 幼 児 教 育 や 家 庭 教 育 に 関 わるテーマについて 保 護 者 によるアンケート 結 果 を 生 かした 双 方 向 性 のある 情 報 誌 を 発 行 し 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 をとおして 3 歳 以 上 の 子 どもをもつ 家 庭 に 配 布 しま す また 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 の 保 護 者 会 や 研 修 会 等 での 本 誌 の 活 用 を 促 進 し 保 護 者 の 子 育 てを 支 援 します ( 幼 児 教 育 センター) 保 育 教 育 アドバイザーの 派 遣 幼 稚 園 や 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 等 の 行 う 幼 児 教 育 や 家 庭 教 育 に 関 する 学 習 会 等 に 対 して 幼 児 教 育 センターの 専 門 員 等 による 保 育 教 育 アドバイザーを 派 遣 し 学 習 会 の 充 実 を 支 援 します ( 幼 児 教 育 センター) 地 域 の 子 育 て 推 進 事 業 への 支 援 私 立 幼 稚 園 や 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 が 行 う 子 どもの 遊 び 場 の 確 保 未 就 園 児 を 対 象 とした 親 子 教 室 の 開 催 幼 児 教 育 に 関 する 各 種 講 座 の 開 催 子 育 てに 関 する 情 報 の 提 供 等 について 助 成 します (こども 政 策 課 ) 預 かり 保 育 の 推 進 預 かり 保 育 を 実 施 する 私 立 幼 稚 園 や 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 に 対 し て その 経 費 の 一 部 を 助 成 します (こども 政 策 課 ) 幼 稚 園 における 保 護 者 負 担 の 軽 減 保 護 者 の 負 担 軽 減 を 図 るため 市 町 村 の 実 施 する 幼 稚 園 就 園 奨 励 費 補 助 金 を 助 成 します ( 学 校 教 育 課 ) 12

保 育 所 における 保 護 者 負 担 の 軽 減 保 護 者 の 負 担 軽 減 を 図 るため 市 町 村 が 保 育 所 入 所 児 童 のうち 第 3 子 以 降 の3 歳 未 満 児 にかかる 保 育 料 を 免 除 した 場 合 に その 事 業 に 要 する 経 費 を 助 成 します (こども 政 策 課 ) 4 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 向 上 学 校 家 庭 地 域 の 連 携 協 力 による 教 育 活 動 の 推 進 体 制 は 整 いつつありま すが 近 年 の 少 子 化 核 家 族 化 情 報 化 などにより 家 庭 の 教 育 力 の 低 下 が 懸 念 されています また 地 域 における 地 縁 的 なつながりの 希 薄 化 が 進 む 中 地 域 の 教 育 力 も 低 下 してきていると 言 われています このような 中 家 庭 教 育 を 一 層 充 実 するとともに 地 域 で 子 どもをはぐくむ 環 境 を 整 備 し 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 を 向 上 させることが 重 要 です 事 業 推 進 の 方 針 すべての 保 護 者 に 対 する 家 庭 教 育 支 援 に 向 けて 家 庭 教 育 に 関 する 情 報 提 供 や 学 習 機 会 の 充 実 を 進 めていきます 子 育 てや 家 庭 教 育 に 悩 む 保 護 者 が いつでも 気 軽 に 相 談 できるよう 相 談 体 制 の 充 実 を 図 ります 家 庭 教 育 オピニオンリーダー 等 の 家 庭 教 育 支 援 者 の 組 織 を 核 に 相 談 体 制 整 備 や 情 報 提 供 保 護 者 同 士 のネットワークづくりなど 身 近 な 地 域 で 保 護 者 を 支 える 環 境 を 整 えていきます 地 域 の 人 々がふれあう 交 流 活 動 や 体 験 活 動 学 習 活 動 等 のふれあい 学 習 をとおして 子 どもたちの 生 きる 力 をはぐくみながら 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 活 性 化 を 図 ります 家 族 のふれあいや 絆 を 深 めるために ふれあい 育 む 家 庭 の 日 ( 毎 月 第 3 日 曜 日 )の 定 着 に 向 けた 普 及 啓 発 に 努 めます 子 育 てのための 大 人 の 基 本 理 念 や 行 動 指 針 を 示 した とちぎの 子 ど も 育 成 憲 章 を 県 民 に 広 く 周 知 するとともに 憲 章 の 理 念 に 沿 った 実 践 を 促 します 13

主 な 施 策 事 業 家 庭 教 育 に 関 する 学 習 機 会 の 提 供 子 育 て 中 の 保 護 者 を 対 象 とした 子 育 てに 必 要 な 知 識 やスキルを 主 体 的 に 学 ぶ 親 学 習 プログラム の 普 及 定 着 の 取 組 を 市 町 村 や 企 業 家 庭 教 育 支 援 団 体 等 と 連 携 し 支 援 します また 市 町 村 の 保 健 福 祉 部 局 で 実 施 している 全 保 護 者 を 対 象 にした 検 診 や 訪 問 事 業 等 の 機 会 を 利 用 するなど 学 習 機 会 の 拡 充 を 図 り 身 近 な 家 庭 教 育 支 援 をより 進 めていきます ( 生 涯 学 習 課 ) 情 報 提 供 相 談 体 制 の 充 実 家 庭 教 育 の 重 要 性 について 家 庭 教 育 資 料 を 作 成 するなど 啓 発 活 動 の 充 実 を 図 るとともに とちぎレインボーネット 内 の 家 庭 教 育 支 援 サイト を 充 実 します また 子 育 てなど 家 庭 教 育 に 関 する 電 話 相 談 家 庭 教 育 ホ ットライン いじめや 不 登 校 など 子 どもの 悩 みに 関 する 電 話 相 談 いじ め 相 談 さわやかテレホン に 加 え 電 子 メールによる メール 相 談 を 行 う 等 保 護 者 や 子 どもがいつでも 気 軽 に 相 談 できる 体 制 の 充 実 を 図 ります ( 生 涯 学 習 課 ) 家 庭 教 育 支 援 者 の 養 成 子 育 てに 関 する 不 安 を 抱 く 保 護 者 への 助 言 等 きめ 細 かな 支 援 ができる よう 家 庭 教 育 支 援 者 の 養 成 及 び 研 修 会 を 実 施 します また 全 市 町 村 にあ る 家 庭 教 育 オピニオンリーダー 等 の 家 庭 教 育 支 援 者 の 組 織 を 核 に 相 談 体 制 整 備 や 情 報 提 供 子 育 て 支 援 のネットワークの 充 実 を 図 るなど 身 近 な 地 域 で 保 護 者 を 支 える 環 境 を 整 えていきます ( 生 涯 学 習 課 ) ふれあい 学 習 の 推 進 学 校 家 庭 地 域 が 連 携 協 力 し 子 どもの 生 きる 力 をはぐくみな がら 家 庭 と 地 域 の 教 育 力 の 再 生 充 実 を 目 指 し 子 ども 同 士 大 人 同 士 子 どもと 大 人 そして 幅 広 い 年 代 の 人 々との 交 流 活 動 や 体 験 活 動 学 習 活 動 を 推 進 します ( 生 涯 学 習 課 ) 幼 児 の 自 発 的 な 遊 びや 運 動 を 促 す 環 境 の 充 実 総 合 型 地 域 スポーツクラブの 育 成 支 援 など 地 域 のスポーツ 振 興 に 係 る 活 動 の 推 進 を 通 じて 地 域 コミュニティの 活 性 化 を 促 すとともに 幼 児 が 伸 び 伸 びと 体 を 動 かしながら 自 ら 進 んで 遊 びや 運 動 ができる 環 境 の 充 実 に 努 めます (スポーツ 振 興 課 ) 14

家 庭 の 日 の 普 及 啓 発 家 庭 の 日 において 主 な 県 有 施 設 の 小 人 料 金 を 無 料 化 するほか 市 町 村 有 施 設 の 優 待 制 度 及 び 家 庭 の 日 協 力 企 業 による 優 待 サービス 等 を 実 施 し ます また 親 子 で 参 加 できる 各 種 取 組 や 行 事 等 の 情 報 提 供 を 行 うなど 家 庭 の 日 の 定 着 に 向 けた 普 及 啓 発 に 努 めることにより 家 族 のふれあいや 絆 を 深 め 家 庭 の 教 育 力 の 向 上 を 図 ります ( 人 権 青 少 年 男 女 参 画 課 ) とちぎの 子 ども 育 成 憲 章 の 普 及 啓 発 子 どもたちを 心 身 ともに 健 全 に 育 成 する 上 での 基 本 理 念 や 子 育 て 中 の 保 護 者 や 地 域 の 大 人 一 人 ひとりが 実 行 するための 行 動 指 針 として 策 定 した と ちぎの 子 ども 育 成 憲 章 の 普 及 啓 発 に 努 め 家 庭 学 校 職 場 地 域 等 様 々な 場 において 憲 章 の 理 念 が 実 践 されるよう 努 めます ( 人 権 青 少 年 男 女 参 画 課 ) 参 考 とちぎの 子 ども 育 成 憲 章 15

第 3 事 業 の 推 進 に 当 たって 1 県 の 役 割 幼 児 教 育 の 充 実 のための 施 策 事 業 の 推 進 に 当 たっては 幼 児 教 育 センター が 中 心 となり 県 の 関 係 各 課 や 学 校 市 町 村 幼 保 小 及 び 関 係 団 体 との 連 携 を 図 りながら 進 めていきます (1) 幼 児 教 育 センターの 機 能 の 充 実 幼 児 教 育 センターは 幼 児 教 育 関 係 の 行 政 機 関 及 び 団 体 との 連 携 を 図 りなが ら その 中 心 となって 事 業 を 展 開 していきます そのために 幼 稚 園 保 育 所 小 学 校 連 携 推 進 会 議 において その 成 果 と 課 題 を 明 確 にし 効 果 的 な 施 策 事 業 の 展 開 に 反 映 させ 機 能 の 充 実 を 図 る よう 努 めます (2) 幼 保 小 関 係 団 体 との 連 携 栃 木 県 幼 稚 園 連 合 会 栃 木 県 保 育 協 議 会 栃 木 県 民 間 保 育 園 連 盟 栃 木 県 日 本 保 育 協 会 栃 木 県 小 学 校 長 会 栃 木 県 小 学 校 教 育 研 究 会 等 との 密 接 な 連 携 の 下 本 書 が 適 切 に 実 施 できるよう 努 めます (3) 市 町 村 との 連 携 生 涯 学 習 部 局 との 連 携 推 進 や 幼 保 小 連 携 のさらなる 充 実 など 市 町 村 における 幼 児 教 育 の 振 興 において 市 町 村 教 育 委 員 会 が 積 極 的 な 役 割 を 果 た せるよう 支 援 を 行 います さらに 市 町 村 に 幼 児 教 育 振 興 のための 計 画 の 策 定 について 理 解 を 図 り 地 域 における 幼 児 教 育 の 充 実 を 視 野 に 入 れた 計 画 の 策 定 展 開 について 協 力 を 要 請 していきます 16

2 市 町 村 の 役 割 本 県 の 幼 児 教 育 については 各 幼 稚 園 保 育 所 等 が 中 心 となってその 役 割 を 担 ってきましたが 今 後 は 幼 保 小 行 政 機 関 関 係 者 等 が 相 互 の 信 頼 関 係 を 築 きながら 地 域 全 体 で 子 どもを 育 てていくことが 重 要 です 生 涯 にわたる 人 間 形 成 の 基 礎 を 培 う 幼 児 期 の 教 育 がより 身 近 で 充 実 したもの になるために すべての 市 町 村 には 以 下 のことを 積 極 的 に 推 進 していくこと が 求 められています (P.18 参 考 : 市 町 村 の 連 携 体 制 づくりに 向 けて 参 照 ) (1) 計 画 的 な 幼 児 教 育 の 振 興 市 町 村 教 育 委 員 会 が 中 心 となって 関 係 部 局 関 係 機 関 等 との 密 接 な 連 携 協 力 を 図 りながら 地 域 の 特 色 を 生 かした 幼 児 教 育 の 推 進 に 関 する 計 画 の 策 定 を 視 野 に 入 れ 計 画 的 に 地 域 の 幼 児 教 育 の 推 進 を 図 ることが 望 まれます (2) 幼 保 小 連 携 のさらなる 推 進 小 学 校 に 入 学 する 児 童 のほとんどが 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こど も 園 等 の 幼 児 教 育 施 設 で 過 ごした 経 験 があること また 幼 保 小 はそれ ぞれ 地 域 に 密 着 した 施 設 であることから 市 町 村 教 育 委 員 会 は 地 域 におけ る 連 携 推 進 の 拠 点 としての 機 能 役 割 を 果 たすことが 重 要 です ア 幼 児 教 育 の 窓 口 の 明 確 化 市 町 村 内 の 幼 保 小 連 携 を 推 進 するためには それぞれの 所 管 部 局 と 連 携 調 整 を 図 った 上 で 幼 児 教 育 の 窓 口 を 明 確 にすることが 望 まれます さらに 幼 児 教 育 担 当 者 等 を 推 進 役 として 地 域 の 各 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 からの 教 育 上 の 指 導 や 小 学 校 との 連 絡 調 整 などの 要 請 に 応 じ その 調 整 指 導 の 役 割 を 担 うことが 望 まれます イ 保 育 教 育 の 質 の 向 上 市 町 村 教 育 委 員 会 が 保 育 教 育 内 容 について 関 与 しながら 市 町 村 全 体 あるいは 各 地 域 の 連 携 組 織 を 活 用 し 互 いの 保 育 や 授 業 を 見 合 う 合 同 の 研 修 会 を 開 催 するなど 教 職 員 の 学 び 合 いや それぞれの 保 育 教 育 の 充 実 が 図 られるような 事 業 を 展 開 することが 重 要 です ウ 教 育 環 境 の 整 備 地 域 の 家 庭 教 育 オピニオンリーダーや 学 校 支 援 ボランティアなどの 人 的 環 境 身 近 な 自 然 や 施 設 などの 物 的 社 会 的 環 境 を 整 備 活 用 し 子 ども が 交 流 する 機 会 や 地 域 と 連 携 する 機 会 の 充 実 に 向 けて 幼 保 小 及 び 地 域 とのネットワークを 構 築 することが 望 まれます 17

参 考 市町村の連携体制づくりに向けて 7つの秘策 継続することが大切です できることから始めましょう 幼 保 小連携体制の整備 秘策1 秘策2 秘策3 秘策4 秘策5 秘策6 秘策7 幼児教育担当者及び連携担当者を明確にする 教育委員会と保育所主管課との協力体制を確立する 地域の特色を生かした連携組織を設置する 緊急連絡網など 連絡体制を整備する 情報交換会を計画的 継続的に行う 幼 保 小の教職員の合同の研修会を開催する 幼 保 小の保護者の合同の研修会を開催する 家 庭 幼稚園 保育所 行 小学校 地 域 18 政

3 幼 保 小 それぞれの 役 割 現 在 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 はそれぞれ 異 なる 基 準 によって 運 営 され 特 色 をもった 保 育 や 教 育 が 行 われています 幼 児 児 童 の 健 全 な 成 長 のためには 幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 は 連 続 した 教 育 である との 認 識 に 立 ち 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 小 学 校 がこれま で 以 上 に 相 互 に 連 携 協 力 し 合 うことが 重 要 です (1) 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 の 役 割 ア 創 意 ある 教 育 課 程 保 育 課 程 の 編 成 及 び 指 導 計 画 の 作 成 意 図 的 計 画 的 な 環 境 による 遊 びを 中 心 とした 指 導 の 充 実 を 図 るた め 保 育 や 教 育 の 基 準 となる 幼 稚 園 教 育 要 領 や 保 育 所 保 育 指 針 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 教 育 保 育 要 領 の 趣 旨 内 容 の 理 解 をさらに 深 めるこ とが 大 切 です そしてそれらを 踏 まえた 上 で 創 意 ある 教 育 課 程 あるいは 保 育 課 程 を 編 成 し 指 導 計 画 に 基 づき 実 施 することが 必 要 です イ 今 日 的 な 課 題 に 対 応 した 園 づくり 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 においてはその 専 門 性 を 生 かし 幼 児 が 人 間 関 係 を 深 め 協 同 して 遊 ぶような 活 動 を 指 導 計 画 に 位 置 付 けたり 未 就 園 児 とその 親 が 参 加 できる 場 を 設 定 したりするなど の 今 日 的 な 課 題 への 積 極 的 な 取 組 が 求 められます また 教 職 員 一 人 一 人 が 幼 児 の 生 活 の 連 続 性 や 発 達 や 学 びの 連 続 性 を 保 ちながら 教 育 を 展 開 するとともに 特 別 支 援 教 育 などの 専 門 性 を 高 めることが 求 められています ウ 園 内 園 外 研 修 の 充 実 一 人 一 人 の 教 職 員 の 資 質 能 力 の 向 上 を 図 るため 各 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 の 教 育 課 題 を 的 確 に 把 握 し 計 画 的 な 園 内 研 修 の 実 施 により 課 題 解 決 を 図 ることが 大 切 です また 関 係 機 関 団 体 等 の 主 催 する 研 修 に 積 極 的 に 教 職 員 を 派 遣 して いくことが 望 まれます エ 学 校 評 価 等 の 導 入 充 実 保 育 教 育 水 準 の 向 上 と 目 標 の 実 現 のため 教 育 活 動 その 他 の 学 校 運 営 の 状 況 について 教 職 員 により 自 己 点 検 自 己 評 価 を 実 施 し その 結 果 を 公 表 するとともに 指 導 の 改 善 に 生 かすことが 必 要 です さらに 保 護 者 など 学 校 関 係 者 による 評 価 や 第 三 者 評 価 の 導 入 をしていくことが 必 要 です また 保 育 やその 他 の 運 営 の 状 況 について 保 護 者 等 に 対 して 19

積 極 的 に 情 報 を 提 供 していくことが 求 められています オ 幼 稚 園 と 保 育 所 と 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 の 連 携 幼 稚 園 と 保 育 所 と 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 は 共 に 幼 児 期 の 子 どもが 過 ご す 施 設 であることから 連 携 を 密 にし 教 職 員 同 士 の 交 流 や 合 同 研 修 情 報 交 換 など 様 々な 取 組 を 行 っていくことが 望 まれます (2) 小 学 校 の 役 割 ア イ ウ エ 創 意 ある 教 育 課 程 の 編 成 幼 児 期 から 児 童 期 への 教 育 を 一 貫 性 をもったものとするためには 学 習 指 導 要 領 の 連 携 等 に 関 する 内 容 を 踏 まえ 創 意 ある 教 育 課 程 を 編 成 す ることが 必 要 です 幼 保 小 連 携 に 関 する 組 織 の 校 務 分 掌 への 位 置 付 け 幼 保 小 連 携 の 組 織 をつくり 校 務 分 掌 に 位 置 付 けることが 大 切 で す 担 当 者 を 中 心 に 教 育 課 程 や 生 活 科 を 始 めとする 各 教 科 の 年 間 指 導 計 画 等 に 子 ども 同 士 の 交 流 を 位 置 付 けるなど 計 画 的 継 続 的 な 取 組 が 求 められています スタートカリキュラムの 編 成 入 学 に 際 しては 一 人 一 人 の 幼 児 が 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 で 経 験 してきたこと 等 について 教 職 員 間 で 情 報 交 換 したり スタートカリキュラムを 編 成 したりするなど 幼 児 期 の 発 達 や 学 びが 途 切 れることなく 小 学 校 教 育 で 十 分 に 生 かされるよう 配 慮 していくこと が 重 要 です 幼 児 教 育 の 成 果 を 生 かした 指 導 の 工 夫 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 等 と 小 学 校 が 地 域 の 特 性 を 生 かし 教 職 員 同 士 の 相 互 理 解 を 図 りながら 指 導 計 画 の 改 善 を 図 った り 子 ども 同 士 の 交 流 の 機 会 を 設 けたりするなど 指 導 の 工 夫 に 努 める ことが 重 要 です 交 流 活 動 の 際 は 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こ ども 園 等 と 一 緒 に 計 画 を 立 てたり ねらいを 確 認 し 合 ったり 共 に 話 し 合 える 場 を 積 極 的 に 設 けていくことが 望 まれます 交 流 活 動 のポイント 幼 児 児 童 の 双 方 のねらいを 明 確 にする 幼 稚 園 保 育 所 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 と 小 学 校 が 一 緒 に 活 動 の 計 画 を 立 てる 互 いに 学 びのある 活 動 を 展 開 する 交 流 の 後 活 動 について 一 緒 に 振 り 返 る 指 導 計 画 に 位 置 付 け 継 続 性 のあるものとする 20

4 幼 保 小 関 係 団 体 の 役 割 各 団 体 においては 教 職 員 の 資 質 能 力 を 高 め 教 育 の 充 実 を 図 る 研 修 を 積 極 的 に 実 施 していくことが 重 要 です また 幼 児 教 育 センター 等 で 実 施 する 幼 保 小 教 職 員 の 合 同 の 研 修 や 相 互 に 職 場 を 体 験 する 研 修 などの 各 種 研 修 市 町 村 や 各 地 域 で 行 う 各 種 研 修 会 事 業 に 積 極 的 に 参 加 協 力 していくことが 望 まれます 43 芳 賀 町 下 高 根 沢 94 那 須 町 大 島 36 茂 木 町 深 沢 とちぎのふるさと 田 園 風 景 百 選 より 18 日 光 市 大 室 21

とちぎの 幼 児 教 育 とちぎの 幼 児 の 健 やかな 成 長 のために 平 成 23 年 3 月 発 行 平 成 27 年 11 月 一 部 改 訂 栃 木 県 総 合 教 育 センター 幼 児 教 育 部 ( 栃 木 県 幼 児 教 育 センター) 320-0002 栃 木 県 宇 都 宮 市 瓦 谷 町 1070 TEL 028-665-7215 FAX028-665-7216 URL http://www.tochigi-edu.ed.jp/center/youji

い い き栃 木っ子3あ い 運 動 き い お び う 学 あ 喜び あい はげ まし あ