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05_現状把握指標一覧(H28.1.1時点)【 確定版】

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

Taro-02 基本診療料施設基準通知

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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介護保険制度改正にかかる事業所説明会

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(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 分 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

目 次 事 例 法 別 5 法 別 5 70 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 誕 生 が 昭 和 9 年 月 以 降 の 者 3 法 別 5 70 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 特 例 措 置 対 象 者 法 別 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 特 例 措 置

●電力自由化推進法案

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

平 成 2 1 年 度 か ら 新 留 萌 市 財 政 健 全 化 計 画 に 基 づ く 給 与 抑 制 措 置 を 実 施 し て い る が 平 成 2 4 年 度 及 び 平 成 2 6 年 度 に 見 直 し を 行 っ た こ と に よ り 平 成 2 6 年 4 月 1 日 の ラ

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別紙3

3 薬 局 サービス 等 (1) 健 康 サポート 薬 局 である 旨 の 表 示 健 康 サポート 薬 局 である 旨 を 表 示 している 場 合 健 康 サポート 薬 局 とは かかりつけ 薬 剤 師 薬 局 としての 基 本 的 な 機 能 に 加 えて 積 極 的 な 健 康 サポート 機

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は, 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものである ( 単 位 : ) 3 職 員 の, 初 任

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Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

16 日本学生支援機構

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全設健発第     号

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

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18 国立高等専門学校機構

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

公表表紙

目 次 休 暇 関 係 Q1 妊 娠 中 健 康 診 査 を 受 けるための 休 暇 が 取 れるのですか? Q2 出 産 予 定 日 の 何 日 前 から 休 暇 が 取 れるのですか? Q3 出 産 後 何 日 まで 休 暇 が 取 れるのですか? Q4 妻 が 出 産 するのですが 休 暇 が

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

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2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

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Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

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障害福祉制度あらまし目次

(3) 福 祉 施 設 から 一 般 就 労 への 移 行 本 市 の 福 祉 施 設 利 用 者 の 中 で 平 成 24 年 度 に 一 般 就 労 により 退 所 した 人 は 3 人 です ここでいう 福 祉 施 設 とは 生 活 介 護 事 業 自 立 訓 練 事 業 ( 生 活 訓 練


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( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

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( 通 則 の 見 直 し) 6 鋼 線 等 による 直 達 牽 引 介 達 牽 引 又 は 消 炎 鎮 5 区 分 番 号 J117に 掲 げる 鋼 線 等 による 直 達 痛 等 処 置 を 併 せて 行 った 場 合 は 心 大 血 管 疾 患 リハビリテーション 料 脳 血 管 疾 患 等


2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

別紙3

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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平成21年9月29日

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

目  次

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

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2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( 比 較 ベース) 39.3 歳 309, ,2

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

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第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

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精 神 科 医 療 関 連 制 度 基 礎 テキスト 第 3 章 基 本 診 療 料 ( 特 定 入 院 料 と 他 科 受 診 ) Ⅰ. 特 定 入 院 料 1. 特 定 入 院 料 とは 基 本 診 療 料 特 掲 診 療 料 特 定 入 院 料 入 院 基 本 料 入 院 基 本 料 等 の 一 部 + + 入 院 基 本 料 等 の 一 部 特 掲 診 療 料 の 一 部 又 は 殆 どが 包 括 ( 精 神 科 専 門 療 法 手 術 麻 酔 放 射 線 治 療 ) ( 精 神 科 措 置 入 院 診 療 地 域 応 急 入 院 施 設 管 理 等 ) 特 定 入 院 料 は 原 則 として 入 院 基 本 料 及 び 入 院 基 本 料 等 と 特 掲 診 療 料 を 包 括 した 入 院 料 で 22 種 類 に 区 分 されています しかし 入 院 基 本 料 等 の 一 部 ( 精 神 科 措 置 入 院 診 療 地 域 等 )や 特 掲 診 療 料 ( 精 神 科 専 門 療 法 等 )を 別 に 定 できる 特 定 入 院 料 もあります 平 成 26 年 度 改 定 では 地 域 包 括 ケア 病 棟 入 院 料 が 新 設 され 亜 急 性 期 入 院 医 療 管 理 料 は 平 成 26 年 9 月 末 で 廃 止 されました (1) 救 命 救 急 入 院 料 (12) 回 復 期 リハビリテ ション 病 棟 入 院 料 (2) 特 定 集 中 治 療 室 管 理 料 (13) 地 域 包 括 ケア 病 棟 入 院 料 (3) ハイケアユニット 入 院 医 療 管 理 料 (14) 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 (4) 脳 卒 中 ケアユニット 入 院 医 療 管 理 料 (15) 緩 和 ケア 病 棟 入 院 料 (5) 小 児 特 定 集 中 治 療 室 管 理 料 (16) 精 神 科 救 急 入 院 料 (1)(2) (6) 新 生 児 特 定 集 中 治 療 室 管 理 料 (17) 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 (1)(2) (7) 総 合 周 産 期 特 定 集 中 治 療 室 管 理 料 (18) 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 (8) 新 生 児 治 療 回 復 室 入 院 医 療 管 理 料 (19) 児 童 思 春 期 精 神 科 入 院 医 療 管 理 料 (9) 一 類 感 染 症 患 者 入 院 医 療 管 理 料 (20) 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 (10) 特 殊 疾 患 入 院 医 療 管 理 料 (21) 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 (1)(2) (11) 小 児 入 院 医 療 管 理 料 (22) 特 定 一 般 病 棟 入 院 料 83

2. 精 神 科 関 連 の 特 定 入 院 料 入 院 基 本 料 非 定 型 抗 精 神 病 薬 精 神 科 地 域 移 行 実 施 妊 産 婦 緊 急 搬 送 入 院 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 重 度 ア ル コ ー ル 依 存 症 入 院 医 療 管 理 強 度 行 動 障 害 入 院 医 療 管 理 摂 食 障 害 入 院 医 療 管 理 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 入 院 基 本 料 等 医 師 事 務 作 業 補 助 体 制 地 離 域 島 精 神 科 措 置 入 院 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 紹 介 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 地 域 連 携 認 知 症 集 中 治 療 デ ー タ 提 出 患 者 サ ポ ー ト 体 制 充 実 医 療 安 全 対 策 感 染 防 止 対 策 褥 瘡 ハ イ リ ス ク 患 者 ケ ア 精 神 科 応 急 入 院 施 設 管 理 医 学 管 理 等 在 検 宅 医 療 査 特 掲 診 療 料 画 投 注 像 診 断 薬 射 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 精 神 科 処 手 麻 専 門 置 術 酔 療 法 放 射 線 治 療 病 理 診 断 児 童 思 春 期 精 神 科 入 院 医 療 管 理 料 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1 2 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 2 2 2 2 1 * 項 目 全 部 が 別 定 可 能 項 目 全 部 が 包 括 1 認 知 症 患 者 リハヒ リテ-ション 料 リハヒ リテ ション 総 合 計 画 評 価 料 定 可 2 除 外 薬 剤 注 射 薬 の 費 用 定 可 * 人 工 腎 臓 (60 日 以 内 ) 定 可 精 神 科 関 連 の 特 定 入 院 料 には 児 童 思 春 期 精 神 科 入 院 医 療 管 理 料 ( 平 成 24 年 度 改 定 で 新 設 ) 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 ( 平 成 20 年 度 改 定 時 に 新 設 ) 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 (1)(2) 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 (1)(2) があります 入 院 基 本 料 と 入 院 基 本 料 の と 特 掲 診 療 料 は ほとんど 包 括 されています が 病 棟 の 目 的 により 出 来 高 で 定 できる 項 目 があります 上 記 の 図 では 精 神 科 関 連 の 特 定 入 院 料 が 別 に 定 が 出 来 る 項 目 を 青 の 部 分 で 示 しています 1) 精 神 科 における 急 性 期 の 機 能 を 担 う 病 棟 該 当 する 特 定 入 院 料 は 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 (1)(2)です 出 来 高 定 できる 項 目 は 院 内 標 準 診 療 計 画 非 定 型 抗 精 神 病 薬 等 と 入 院 基 本 料 等 である 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 地 域 離 島 医 療 安 全 対 策 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 応 急 入 院 施 設 管 理 等 で あり 特 掲 診 療 料 では 精 神 科 専 門 療 法 の 他 身 体 合 併 症 のある 患 者 が 入 院 する 可 能 性 が 高 いため 手 術 麻 酔 放 射 線 治 療 を 定 することができます 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 は 精 神 科 救 急 入 院 料 と 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 (1)(2) で 妊 産 婦 緊 急 搬 送 入 院 は 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 (1)(2)で 定 することができます 重 度 アルコ-ル 依 存 症 入 院 医 療 管 理 は 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 では 定 することができますが 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 では 定 することができません 84

2) 治 療 内 容 の 変 化 が 少 ない 長 期 の 入 院 を 担 う 病 棟 該 当 する 特 定 入 院 料 は 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 で 急 性 期 の 機 能 を 担 う 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 等 よりも 包 括 される 範 囲 が 広 く 入 院 基 本 料 等 の 精 神 科 応 急 入 院 施 設 管 理 及 び 褥 瘡 ハイリスク 患 者 ケア と 特 掲 診 療 料 の 手 術 麻 酔 及 び 放 射 線 治 療 は 定 する ことはできません 平 成 20 年 度 改 定 で 新 設 された 精 神 科 地 域 移 行 実 施 を 定 するこ とができますが 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 等 を 定 することはできません 平 成 24 年 度 改 定 では 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 患 者 サポート 体 制 充 実 感 染 防 止 対 策 が 平 成 26 年 度 改 定 ではデータ 提 出 が 新 たに 定 可 能 となりました 3) 認 知 症 疾 患 を 担 う 病 棟 該 当 する 特 定 入 院 料 は 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 (1)(2)です 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 と 異 な る 点 は 非 定 型 抗 精 神 病 薬 や 精 神 科 地 域 移 行 実 施 を 定 することはできませんが 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 を 定 することができます 平 成 24 年 度 改 定 では 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 地 域 連 携 認 知 症 集 中 治 療 患 者 サポート 体 制 充 実 感 染 防 止 対 策 や 特 掲 診 療 料 処 置 の 入 院 後 60 日 以 内 の 人 工 腎 臓 ( 透 析 ) を 平 成 26 年 度 改 定 ではデータ 提 出 や 特 掲 診 療 料 リハビリテ-ション の リハビリテ- ション 総 合 計 画 評 価 料 認 知 症 患 者 リハビリテ-ション 料 が 新 たに 定 可 能 となりました 4) 児 童 思 春 期 精 神 疾 患 を 担 う 病 棟 該 当 する 特 定 入 院 料 は 平 成 24 年 度 改 定 で 新 設 された 児 童 思 春 期 精 神 科 入 院 医 療 管 理 料 です 包 括 対 象 外 項 目 としては 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 地 域 離 島 強 度 行 動 障 害 入 院 医 療 管 理 摂 食 障 害 入 院 医 療 管 理 医 療 安 全 対 策 感 染 防 止 対 策 患 者 サポート 体 制 充 実 褥 瘡 ハイリスク 患 者 ケア 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 及 びデータ 提 出 並 びに 投 薬 注 射 手 術 麻 酔 及 び 病 理 診 断 判 断 料 となっています 他 の 精 神 科 関 連 の 特 定 入 院 料 とは 異 な り 精 神 科 専 門 療 法 が 包 括 評 価 されていますが 投 薬 注 射 が 出 来 高 定 となっています 5) 包 括 外 で 定 可 能 な 薬 剤 注 射 剤 包 括 外 で 定 可 能 とする 薬 剤 包 括 外 で 定 可 能 な 特 定 入 院 料 等 血 友 病 を 伴 う HIV 患 者 B 型 C 型 肝 炎 患 者 対 象 血 友 病 治 療 の 血 液 凝 固 因 子 製 剤 及 び 血 液 凝 固 因 子 抗 体 迂 回 活 性 複 合 体 抗 ウイルス 剤 インターフェロン 製 剤 抗 ウイルス 剤 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 認 知 症 病 棟 入 院 料 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 特 殊 疾 患 入 院 医 療 管 理 料 緩 和 ケア 病 棟 入 院 料 後 期 高 齢 者 特 定 入 院 基 本 料 療 養 病 棟 入 院 基 本 料 有 床 診 療 所 療 養 病 床 入 院 基 本 料 回 復 期 リハビリテーション 病 棟 入 院 料 亜 急 性 期 入 院 医 療 管 理 料 診 療 所 老 人 医 療 管 理 料 介 護 老 人 保 健 施 設 平 成 20 年 度 改 定 では HIV や 肝 炎 対 策 の 推 進 のため 血 友 病 を 伴 う HIV 入 院 患 者 に 対 す る 血 液 製 剤 HIV 治 療 薬 や B 型 及 び C 型 肝 炎 入 院 患 者 に 対 す るインターフェロン 製 剤 等 に ついては 薬 剤 費 を 包 括 してい る 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 認 知 症 病 棟 入 院 料 等 であっても 包 括 外 で 定 することが 可 能 とな りました 85

3. 精 神 科 救 急 入 院 料 と 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 点 数 精 神 科 救 急 入 院 料 1 精 神 科 救 急 入 院 料 2 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 入 院 後 30 日 以 内 3,557 点 3,351 点 3,560 点 入 院 後 31 日 以 上 3,125 点 2,920 点 3,128 点 院 内 標 準 診 療 計 画 非 定 型 抗 精 神 病 薬 +200 点 / 退 院 時 1 回 統 合 失 調 症 統 合 失 調 型 障 害 及 び 妄 想 性 障 害 気 分 ( 感 情 ) 障 害 の 患 者 に 対 して 入 院 日 から7 日 以 内 に 医 師 看 護 師 及 び 精 神 保 健 福 祉 士 等 が 共 同 で 院 内 標 準 診 療 計 画 書 を 策 定 し 当 該 計 画 書 に 基 づき 診 療 を 行 い 60 日 以 内 に 退 院 した 場 合 +15 点 / 日 統 合 失 調 症 の 患 者 に 対 して 計 画 的 な 医 学 管 理 の 下 に 非 定 型 抗 精 神 病 薬 による 治 療 を 行 い かつ 療 養 上 必 要 な 指 導 を 行 った 場 合 (1 日 当 たり 使 用 している 抗 精 神 病 薬 が2 種 類 以 下 に 限 る) 病 院 常 勤 精 神 保 健 指 定 医 5 名 以 上 精 神 科 医 5 名 以 上 病 棟 常 勤 精 神 保 健 指 定 医 1 名 以 上 精 神 保 健 指 定 医 3 名 以 上 医 師 16:1 以 上 精 神 保 健 福 祉 士 2 名 以 上 看 護 職 員 ( 常 時 ) 看 護 師 常 時 10:1 以 上 夜 勤 帯 の 職 員 看 護 師 常 時 2 名 以 上 併 存 する 精 神 科 病 棟 精 神 病 棟 入 院 基 本 料 1~5 又 は 特 定 入 院 料 1 看 護 単 位 60 床 以 下 病 棟 隔 離 室 隔 離 室 含 む 個 室 が 半 数 以 上 ( 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 は 合 併 症 ユニットを 有 し 個 室 として 入 可 ) 検 査 体 制 必 要 な 検 査 CT 撮 影 が 必 要 に 応 じて 速 やかに 実 施 できる 体 制 (CT 撮 影 は 連 携 体 制 可 ) 精 神 科 救 急 医 療 システム 全 入 院 形 式 受 け 入 れ 可 能 常 時 救 急 外 来 診 療 可 能 時 間 外 休 日 深 夜 受 診 件 数 ( 電 話 再 診 を 除 く)が 年 間 200 件 以 上 又 は 以 下 の 地 域 における 人 口 万 対 2.5 件 以 上 かつ 精 神 疾 患 に 係 る 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 における 入 院 件 数 が 年 間 20 件 以 上 イ. 所 在 地 の 都 道 府 県 ( 政 令 市 の 区 域 を 含 む) ロ. 1 精 神 科 救 急 医 療 圏 と1 基 幹 病 院 が 対 となって 明 確 に 区 分 された 圏 域 がある 場 合 ( 例 えば 政 令 市 は 市 立 病 院 政 令 市 以 外 の 地 区 は 県 立 病 院 が 救 急 基 幹 病 院 となる)は 当 該 圏 域 精 神 科 救 急 入 院 料 1 精 神 科 救 急 入 院 料 2 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 措 置 入 院 患 者 緊 急 措 置 入 院 患 者 又 は 応 急 入 院 患 者 入 院 前 3 月 間 に 保 険 医 療 機 関 の 精 神 病 棟 に 入 院 ( 医 療 観 察 法 入 院 を 除 く )していない 患 者 対 象 患 者 新 規 患 者 新 規 入 院 した 患 者 で 入 院 期 間 が3ヶ 月 以 内 の 患 者 年 間 の 新 規 患 者 の6 割 以 上 が 措 置 入 院 緊 急 措 置 入 院 医 療 保 護 入 院, 応 急 入 院 鑑 定 入 院 及 び 医 療 観 察 法 入 院 以 下 の 地 域 における 直 近 1 年 間 の 措 置 入 院 緊 急 措 置 入 院 及 び 応 急 入 院 に 係 る 新 規 入 院 のうち 4 分 の1 以 上 又 は20 件 以 上 の 患 者 を 受 け 入 れ イ. 所 在 地 の 都 道 府 県 ( 政 令 市 の 区 域 を 含 む) ロ. 1 精 神 科 救 急 医 療 圏 と1 基 幹 病 院 が 対 となって 明 確 に 区 分 された 圏 域 がある 場 合 ( 例 えば 政 令 市 は 市 立 病 院 政 令 市 以 外 の 地 区 は 県 立 病 院 が 救 急 基 幹 病 院 となる)は 当 該 圏 域 対 象 外 の 患 者 精 神 病 棟 15 対 1 入 院 基 本 料 を 定 入 院 日 から 起 して3 月 を 限 度 として 定 定 要 件 その 他 項 目 留 意 事 項 1ヶ 月 間 の 当 該 病 棟 新 規 患 者 入 院 延 べ 日 数 /1ヶ 月 間 の 当 該 病 棟 の 全 患 者 入 院 延 べ 日 数 4 割 措 置 入 院 鑑 定 入 院 患 者 医 療 観 察 法 入 院 を 除 いた 新 規 患 者 のうち6 割 以 上 が 入 院 日 から3ヶ 月 以 内 に 退 院 し 在 宅 ( 居 宅 精 神 障 害 者 施 設 )へ 移 行 措 置 入 院 鑑 定 入 院 患 者 医 療 観 察 法 入 院 を 除 いた 新 規 患 者 のうち4 割 以 上 が 入 院 日 から3ヶ 月 以 内 に 退 院 し 在 宅 ( 居 宅 精 神 障 害 者 施 設 )へ 移 行 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 1 妊 産 婦 緊 急 搬 送 入 院 2 医 療 事 務 作 業 補 助 体 制 患 者 サホ ー ト 体 制 充 実 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 紹 介 データ 提 出 感 染 防 止 対 策 医 療 安 全 対 策 褥 瘡 ハイリスク 患 者 ケア 非 定 型 抗 精 神 病 薬 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 地 域 離 島 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 応 急 入 院 施 設 管 理 精 神 科 専 門 療 法 手 術 麻 酔 放 射 線 治 療 に 係 る 費 用 以 外 は 当 該 入 院 料 に 含 まれる ( 1 : 精 神 科 救 急 入 院 料 のみ 定 可 2 : 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 のみ 定 可 ) 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 医 師 看 護 師 准 看 護 師 が 配 置 されていること 医 療 法 の 規 定 に 基 づき 許 可 を 受 けた 病 床 数 以 上 入 院 させてはならない 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 対 象 は 救 命 救 急 センタ-を 有 している 病 院 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 対 象 患 者 に 精 神 病 床 のみを 有 する 保 険 医 療 機 関 の 精 神 病 棟 からの 転 院 患 者 等 を 追 86

(1) 精 神 科 救 急 入 院 料 1) 精 神 科 救 急 入 院 料 の 概 要 精 神 科 救 急 入 院 料 は 入 院 早 期 からの 在 宅 への 移 行 支 援 を 更 に 推 進 するため 平 成 20 年 度 改 定 で 在 宅 へ 移 行 した 実 績 に 応 じて 2 区 分 に 分 類 されました 入 院 日 から 起 して 3 ヶ 月 以 内 に 退 院 し 在 宅 へ 移 行 した 割 合 が 6 割 以 上 の 定 要 件 を 満 たせば 精 神 科 救 急 入 院 料 1を 在 宅 へ 移 行 した 割 合 が 改 定 前 の 定 要 件 である 4 割 以 上 であれば 精 神 科 救 急 入 院 料 2 を 定 することができます 在 宅 へ 移 行 とは 患 家 又 は 精 神 障 害 者 施 設 へ 移 行 することが 該 当 しますが 死 亡 退 院 及 び 退 院 後 3 か 月 以 内 に 再 入 院 をした 場 合 は 在 宅 へ 移 行 したことになりません 患 家 とは 退 院 先 のうち 他 の 保 険 医 療 機 関 へ 転 院 した 場 合 及 び 介 護 老 人 保 健 施 設 に 入 所 した 場 合 を 除 いたものが 該 当 します 精 神 障 害 者 施 設 とは 障 害 者 総 合 支 援 法 に 規 定 する 障 害 福 祉 サービスを 行 う 施 設 (グル-プホ-ム 等 ) 若 しくは 福 祉 ホ-ムが 該 当 します 精 神 科 救 急 入 院 料 等 は 入 院 日 から 起 して 3 ヶ 月 を 限 度 として 定 することができま すが 定 対 象 外 の 患 者 が 当 該 病 棟 に 入 院 した 場 合 は 精 神 病 棟 15 対 1 入 院 基 本 料 を 定 す ることになります なお 平 成 24 年 度 改 定 で 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 及 び 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 の 定 病 棟 の 入 院 患 者 が 手 術 等 の 目 的 で 一 時 的 に 転 棟 あるいは 転 院 した 後 再 入 院 した 場 合 は 再 転 棟 や 再 入 院 時 に 再 定 することができますが 入 院 日 は 再 転 棟 や 再 入 院 の 日 ではなく 最 初 の 入 院 日 となります 平 成 26 年 度 改 定 では 消 費 税 率 引 上 げに 伴 う 医 療 機 関 等 の 課 税 仕 入 れにかかるコスト 増 へ の 対 応 分 として 本 体 報 酬 が 約 2.7% 上 乗 せされました 2) 対 象 患 者 対 象 患 者 は 新 規 患 者 となっており 新 規 患 者 とは 1 措 置 入 院 患 者 緊 急 措 置 入 院 患 者 又 は 応 急 入 院 患 者 2 1 以 外 の 入 院 前 3 ヶ 月 間 に 保 険 医 療 機 関 の 精 神 病 棟 に 入 院 ( 医 療 観 察 法 入 院 を 除 く )していない 患 者 が 該 当 します 医 療 観 察 法 入 院 処 遇 終 了 者 を 受 入 れた 場 合 は 新 規 患 者 として 定 することが 可 能 で 措 置 入 院 等 と 同 様 に 受 入 れた 月 の 入 院 患 者 数 から 除 外 して 取 り 扱 われます ただし 精 神 科 救 急 入 院 料 及 び 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 の 定 対 象 となる 患 者 は 下 記 の 障 害 を 有 する 患 者 に 限 られます また 疾 患 に 該 当 し ても 単 なる 認 知 症 症 状 や 単 なる 酩 酊 状 態 のアルコール 依 存 症 患 者 は 除 外 されています 対 象 疾 患 症 状 性 を 含 む 器 質 性 精 神 障 害 精 神 作 用 物 質 使 用 による 精 神 及 び 行 動 障 害 統 合 失 調 症 統 合 失 調 症 型 障 害 及 び 妄 想 障 害 気 分 ( 感 情 ) 障 害 神 経 症 性 障 害 ストレス 関 連 障 害 及 び 身 体 表 現 性 障 害 成 人 の 人 格 及 び 行 動 の 障 害 知 的 障 害 精 神 疾 患 を 有 する 状 態 に 限 り 単 なる 認 知 症 の 症 状 を 除 く アルコール 依 存 症 では 単 なる 酩 酊 状 態 除 く 注 釈 なし 注 釈 なし 自 殺 自 傷 行 為 及 び 栄 養 障 害 脱 水 等 の 生 命 的 危 険 を 伴 なう 状 態 に 限 る 精 神 疾 患 を 有 する 状 態 に 限 る 精 神 疾 患 を 有 する 状 態 に 限 る 87

3) 主 な 施 設 基 準 精 神 科 救 急 入 院 料 は 病 院 に 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 5 名 以 上 を 病 棟 に 入 院 患 者 数 16 名 に 対 して 1 名 以 上 の 医 師 を 配 置 し そのうち 1 名 が 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 であることが 必 要 です さらに 病 棟 には 常 勤 の 精 神 保 健 福 祉 士 2 名 以 上 と 看 護 師 を 常 時 入 院 患 者 数 10 名 に 対 し 1 名 以 上 日 勤 帯 以 外 の 時 間 は 看 護 師 を 常 時 2 名 配 置 することが 必 要 です 設 備 構 造 面 では 病 床 数 の 半 数 以 上 が 隔 離 室 を 含 む 個 室 で 入 院 時 の 検 査 及 び CT 撮 影 が 他 の 保 険 医 療 機 関 との 連 携 を 含 め 速 やかに 実 施 できる 体 制 が 必 要 です また 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 と 同 様 に 1 ヶ 月 間 の 当 該 病 棟 の 全 患 者 の 入 院 延 べ 日 数 のうち 4 割 以 上 が 新 規 患 者 の 延 べ 日 数 であることが 必 要 ですが 精 神 科 救 急 入 院 料 及 び 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 定 病 棟 は 精 神 科 救 急 医 療 体 制 整 備 事 業 において 基 幹 的 な 役 割 を 果 たす 病 棟 であることから 施 設 基 準 のハードルが 高 くなっており 以 下 の 基 準 を 満 たす 必 要 があります 1 常 時 精 神 科 救 急 外 来 診 療 が 可 能 で 精 神 疾 患 に 係 る 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 における 診 療 ( 電 話 再 診 を 除 く) 件 数 が 年 間 200 件 以 上 又 は 指 定 された 地 域 における 人 口 万 対 2.5 件 以 上 であ ること 指 定 された 地 域 イ. 所 在 地 の 都 道 府 県 ( 政 令 市 の 区 域 を 含 む) ロ. 1 精 神 科 救 急 医 療 圏 と1 基 幹 病 院 が 対 となって 明 確 に 区 分 された 圏 域 が ある 場 合 ( 例 えば 政 令 市 は 市 立 病 院 政 令 市 以 外 の 地 区 は 県 立 病 院 が 救 急 基 幹 病 院 となる)は 当 該 圏 域 2 精 神 疾 患 に 係 る 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 における 入 院 件 数 が 年 間 20 件 以 上 3 全 ての 入 院 形 態 の 患 者 受 け 入 れが 可 能 であること 4 当 該 病 棟 の 年 間 の 新 規 患 者 の 6 割 以 上 が 措 置 入 院 緊 急 措 置 入 院 医 療 保 護 入 院 応 急 入 院 鑑 定 入 院 又 は 医 療 観 察 法 入 院 であること 5 指 定 された 地 域 における 直 近 1 年 間 の 措 置 入 院 緊 急 措 置 入 院 および 応 急 入 院 の 年 間 新 規 入 院 患 者 数 の 4 分 の 1 以 上 又 は 20 件 以 上 の 患 者 を 受 け 入 れていること 措 置 入 院 緊 急 措 置 入 院 応 急 入 院 等 の 入 院 患 者 数 は 精 神 科 救 急 入 院 料 が 新 設 された 平 成 14 年 には 5,374 人 であったのが 平 成 24 年 には 3,330 人 まで 減 少 しています そのため 平 成 26 年 度 改 定 では 措 置 入 院 緊 急 措 置 入 院 及 び 応 急 入 院 が 全 体 として 減 少 している 現 状 を 踏 まえ 精 神 科 救 急 入 院 料 及 び 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 施 設 基 準 の 実 績 要 件 は 地 域 における1 年 間 における 措 置 入 院 緊 急 措 置 入 院 及 び 応 急 入 院 の 受 入 実 績 を 30 件 以 上 から 20 件 以 上 に 見 直 されました また 施 設 基 準 の 新 たな 要 件 として 夜 間 休 日 の 救 急 の 受 入 れ 実 績 ( 精 神 疾 患 に 係 る 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 における 入 院 件 数 が 年 間 20 件 以 上 )が 追 されました 88

4) 院 内 標 準 診 療 計 画 ( 平 成 26 年 度 改 定 で 新 設 ) 院 内 標 準 診 療 計 画 入 院 日 から7 日 以 内 に 医 師 看 護 師 精 神 保 健 福 祉 士 等 が 共 同 で 院 内 標 準 診 療 計 画 書 を 策 定 し 当 該 計 画 書 に 基 づき 診 療 を 行 い 60 日 以 内 に 退 院 した 場 合 は 所 定 点 数 に +200 点 / 退 院 時 1 回 対 象 者 1 統 合 失 調 症 統 合 失 調 型 障 害 及 び 妄 想 性 障 害 2 気 分 ( 感 情 ) 障 害 急 性 期 のクリティカルパスを 導 入 することにより 平 均 在 院 日 数 の 短 縮 や 在 宅 期 間 の 延 長 及 び 再 入 院 率 の 低 下 につながっています 平 成 26 年 度 改 定 では 急 性 期 の 精 神 疾 患 患 者 に 対 するチーム 医 療 を 推 進 し 早 期 退 院 を 促 すため 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1( 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 を 定 するものに 限 る)の 定 患 者 のうち 統 合 失 調 症 及 び 気 分 障 害 の 患 者 に 対 して 計 画 に 基 づいた 医 療 を 提 供 した 場 合 の 評 価 が 新 設 されました 統 合 失 調 症 統 合 失 調 型 障 害 若 しくは 妄 想 性 障 害 又 は 気 分 ( 感 情 ) 障 害 の 患 者 に 対 して 入 院 日 から7 日 以 内 に 医 師 看 護 師 精 神 保 健 福 祉 士 等 の 関 係 職 種 が 共 同 して 院 内 標 準 診 療 計 画 書 を 策 定 し 患 者 又 は 家 族 等 に 対 して 説 明 の 上 当 該 計 画 に 基 づき 患 者 が 60 日 以 内 に 退 院 した 場 合 に 退 院 時 1 回 200 点 を することができます ただし 死 亡 又 は 他 の 医 療 機 関 への 転 院 による 退 院 については 定 することはできません 5) 非 定 型 抗 精 神 病 薬 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 非 定 型 抗 精 神 病 薬 定 方 法 平 成 26 年 度 改 定 で 種 類 数 制 限 のない 非 定 型 抗 精 神 病 薬 2を 廃 止 +15 点 / 日 非 定 型 抗 精 神 病 薬 ( )を 投 与 している 統 合 失 調 症 患 者 に 対 して 計 画 的 な 治 療 管 理 を 継 続 して 行 い かつ 当 該 薬 剤 の 効 果 及 び 副 作 用 に 関 する 説 明 を 含 め 療 養 上 必 要 な 指 導 を 行 なった 場 合 に 定 対 象 者 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 を 定 している 病 棟 に 入 院 している 統 合 失 調 症 患 者 定 要 件 1 日 当 たり 使 用 している 抗 精 神 病 薬 が2 種 類 以 下 ( 種 類 数 は 一 般 名 で 計 ) 対 象 となる 抗 精 神 病 薬 〇 : 非 定 型 抗 精 神 病 薬 : 持 続 性 抗 精 神 病 注 射 薬 剤 定 上 の 留 意 点 非 定 型 抗 精 神 病 薬 クエチアピンフマル 酸 塩 〇 ペロスピロン 塩 酸 塩 水 和 物 (ペロスピロン 塩 酸 塩 ) 〇 オランザピン 〇 アリピプラゾール 〇 ブロナンセリン 〇 クロザピン 〇 パリペリ ドン 〇 リスペリドン 〇 パリペリドンパルミチン 酸 エステル 定 型 抗 精 神 病 薬 クロルプロマジン 塩 酸 塩 クロルプロマジンフェノールフタリン 酸 塩 ペルフェナジンフェ ンジゾ 酸 塩 ペルフェナジン( 塩 酸 ペルフェナジン) プロペリシアジン トリフロペラジン マレイン 酸 塩 フルフェナジンマレイン 酸 塩 プロクロルペラジンマレイン 酸 塩 レボメプ ロマジン ピパンペロン 塩 酸 塩 オキシペルチン スピペロン スルピリド ハロペリドー ル ピモジド ゾテピン チミペロン ブロムペリドール カルピプラミン 塩 酸 塩 水 和 物 ク ロカプラミン 塩 酸 塩 水 和 物 カルピプラミンマレイン 酸 塩 スルトプリド 塩 酸 塩 モサプラ ミン 塩 酸 塩 ネモナプリド モペロン 塩 酸 塩 レセルピン ハロペリドールデカン 酸 エ ステル フルフェナジンデカン 酸 エステル 1 月 に1 度 非 定 型 抗 精 神 病 薬 の 治 療 計 画 及 び 効 果 副 作 用 等 の 指 導 内 容 の 要 点 を 診 療 録 に 記 載 投 与 薬 剤 の 名 称 を 診 療 報 酬 明 細 書 に 記 載 非 定 型 抗 精 神 病 薬 は 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 を 定 している 病 棟 に 入 院 している 統 合 失 調 症 患 者 に 計 画 的 な 医 学 管 理 のもと 非 定 型 抗 精 神 病 薬 による 治 療 を 行 い かつ この 薬 剤 の 89

効 果 及 び 副 作 用 の 説 明 を 含 め 療 養 上 必 要 な 指 導 を 行 った 場 合 に することができま す ただし 非 定 型 抗 精 神 病 薬 を 臨 時 薬 や 屯 服 として 処 方 された 場 合 は 定 することはで きません 平 成 26 年 度 改 定 では 非 定 型 抗 精 神 病 薬 の 適 切 な 投 薬 を 推 進 するため 非 定 型 抗 精 神 病 薬 のうち 種 類 数 制 限 のない 非 定 型 抗 精 神 病 薬 2(+10 点 / 日 )が 削 除 され 従 前 の 非 定 型 抗 精 神 病 薬 1は 非 定 型 抗 精 神 病 薬 となり 一 日 当 たりの 使 用 している 抗 精 神 病 薬 の 種 類 が 2 種 類 以 下 の 場 合 に 1 日 15 点 を することができます 対 象 となる 非 定 型 抗 精 神 病 薬 は クエチアピンフマル 酸 塩 ペロスピロン 塩 酸 塩 水 和 物 (ペロスピロン 塩 酸 塩 ) オランザピン アリピプラゾール ブロナンセリン クロザピン パリペリドン リスペリドン パリペリドンパルミチン 酸 エステルです また 対 象 とな る 抗 精 神 病 薬 は 適 応 症 が 統 合 失 調 症 となっている 上 記 の 非 定 型 抗 精 神 病 薬 を 含 む 薬 剤 で あり 種 類 数 については 一 般 名 で 計 することになります なお 非 定 型 抗 精 神 病 薬 を 定 した 場 合 は 1 月 に 1 回 治 療 計 画 及 び 指 導 内 容 を 診 療 録 に 記 載 し 投 与 した 薬 剤 名 を 診 療 報 酬 明 細 書 に 記 載 することが 必 要 です 6) 出 来 高 定 が 可 能 な 項 目 出 来 高 定 できる 項 目 は 院 内 標 準 診 療 計 画 非 定 型 抗 精 神 病 薬 と 入 院 基 本 料 等 である 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 医 師 事 務 作 業 補 助 体 制 地 域 離 島 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 応 急 入 院 施 設 管 理 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 医 療 安 全 対 策 感 染 防 止 対 策 患 者 サポート 体 制 充 実 褥 瘡 ハイリスク 患 者 ケア 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 紹 介 及 びデータ 提 出 であり 特 掲 診 療 料 では 精 神 科 専 門 療 法 の 他 身 体 合 併 症 のある 患 者 が 入 院 する 可 能 性 が 高 いため 手 術 麻 酔 放 射 線 治 療 を 定 することができます 7) 留 意 すべき 事 項 精 神 科 救 急 入 院 料 及 び 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 を 定 する 病 院 は 医 師 及 び 看 護 職 員 の 数 が 医 療 法 標 準 人 員 以 上 配 置 することが 必 要 です また 医 療 法 規 定 に 基 づき 許 可 を 受 けた 病 床 数 以 上 の 患 者 を 入 院 させることはできません (2) 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 ( 平 成 20 年 度 改 定 時 に 新 設 ) 1) 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 概 要 いわゆる 総 合 病 院 等 の 身 体 合 併 症 治 療 を 含 めた 精 神 科 救 急 医 療 を 適 切 に 評 価 するため 平 成 20 年 度 改 定 で 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 が 新 設 されました 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 は 都 道 府 県 が 定 める 救 急 医 療 に 関 する 計 画 に 基 づいて 運 営 される 救 命 救 急 センターを 有 している 病 院 で 精 神 病 棟 を 単 位 として 当 該 病 棟 に 合 併 症 ユ ニットを 有 していることが 必 要 です 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 は 入 院 日 から 起 して 3 ヶ 月 以 内 に 退 院 し 在 宅 へ 移 行 し た 割 合 が 4 割 以 上 であれば 定 することができます 平 成 26 年 度 改 定 では 消 費 税 率 引 上 げに 伴 う 医 療 機 関 等 の 課 税 仕 入 れにかかるコスト 増 への 対 応 分 として 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 本 体 報 酬 が 約 2.7% 上 乗 せされています 90

精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 施 設 基 準 等 は 精 神 科 救 急 入 院 料 と 同 じ 内 容 となっていま すが 医 師 の 人 員 配 置 の 要 件 定 対 象 患 者 及 び 定 可 能 な 入 院 基 本 料 等 が 一 部 異 なっています 医 師 の 人 員 配 置 要 件 では 病 院 に 常 勤 の 精 神 科 医 5 名 以 上 及 び 当 該 病 棟 に 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 3 名 以 上 配 置 である 点 が 精 神 科 救 急 入 院 料 と 異 なっています また 定 対 象 患 者 は 1 措 置 入 院 患 者 緊 急 措 置 入 院 患 者 又 は 応 急 入 院 患 者 2 1 以 外 の 入 院 前 3 ヶ 月 間 に 保 険 医 療 機 関 の 精 神 病 棟 ( 精 神 病 床 のみを 有 する 保 険 医 療 機 関 の 精 神 病 棟 を 除 く)に 入 院 ( 医 療 観 察 法 入 院 を 除 く )していない 患 者 3 2に 関 わらず 当 該 病 棟 における 治 療 中 に 当 該 保 険 医 療 機 関 においてより 高 度 な 管 理 を 行 った 後 当 該 病 棟 において 治 療 を 行 う 患 者 が 該 当 します 平 成 26 年 度 改 定 前 では 他 の 精 神 科 単 科 病 院 から 受 け 入 れた 身 体 疾 患 を 合 併 する 精 神 疾 患 の 患 者 や 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 を 定 した 後 に 手 術 等 により 一 時 期 ICU 等 で 治 療 を 受 け 再 入 棟 した 場 合 は 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 を 定 することができないため 精 神 病 棟 15 対 1 入 院 基 本 料 を 定 していました 平 成 26 年 度 改 定 では 身 体 疾 患 を 合 併 する 精 神 疾 患 患 者 への 適 切 な 医 療 を 推 進 するため 精 神 病 床 のみを 有 する 精 神 科 単 科 病 院 に 入 院 している 身 体 合 併 症 患 者 を いわゆる 総 合 病 院 等 の 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 定 病 棟 で 受 け 入 れた 場 合 や 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 を 定 した 後 に 手 術 等 により 一 時 期 当 該 医 療 機 関 の ICU 等 で 治 療 を 受 け 再 入 棟 した 場 合 についても 定 することが 可 能 になりました なお 入 院 基 本 料 等 として 精 神 科 救 急 入 院 料 で 定 可 能 な 精 神 科 身 体 合 併 症 を 定 することはできませんが 妊 産 婦 緊 急 搬 送 入 院 を 定 することができます 2) 合 併 症 ユニットの 要 件 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 施 設 基 準 として 必 要 な 合 併 症 ユニットは 当 該 病 棟 の 病 床 数 の 2 割 以 上 の 治 療 室 が 必 要 で 当 該 治 療 室 に 入 院 する 患 者 の 常 時 8 割 以 上 が 以 下 の 身 体 疾 患 を 合 併 した 精 神 障 害 者 となります 1. 呼 吸 器 系 疾 患 ( 肺 炎 喘 息 発 作 肺 気 腫 ) 2. 心 疾 患 (New York Heart Association の 心 機 能 分 類 のⅢ 度 Ⅳ 度 相 当 心 不 全 虚 血 性 心 疾 患 モニター 監 視 を 必 要 とする 不 整 脈 ) 3. 手 術 又 は 直 達 介 達 牽 引 を 要 する 骨 折 4. 重 篤 な 内 分 泌 代 謝 性 疾 患 (インスリン 投 与 を 要 する 糖 尿 病 専 門 医 の 診 察 を 要 す る 内 分 泌 疾 患 肝 硬 変 に 伴 う 高 アンモニア 血 症 ) 5. 重 篤 な 栄 養 障 害 (Body Mass Index 13 未 満 の 摂 食 障 害 ) 6. 意 識 障 害 ( 急 性 薬 物 中 毒 アルコール 精 神 障 害 電 解 質 異 常 代 謝 性 疾 患 に よるせん 妄 等 ) 7. 全 身 感 染 症 ( 結 核 後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群 梅 毒 1 期 2 期 肺 血 症 ) 8. 急 性 腹 症 ( 消 化 管 出 血 イレウス 等 ) 9. 悪 性 症 候 群 横 紋 筋 融 解 症 10. 広 範 囲 ( 半 肢 以 上 ) 熱 傷 11. 手 術 化 学 療 法 又 は 放 射 線 療 法 を 要 する 悪 性 腫 瘍 12. 人 工 透 析 中 又 は 腎 不 全 で 透 析 導 入 を 要 する 状 態 13. 手 術 室 での 手 術 を 必 要 とする 状 態 14. 合 併 症 妊 娠 出 産 15. 膠 原 病 ( 専 門 医 による 管 理 が 必 要 とする 状 態 ) また 身 体 合 併 症 管 理 を 行 うために 必 要 な 緊 急 蘇 生 装 置 除 細 動 器 心 電 計 呼 吸 循 環 監 視 装 置 を 当 該 治 療 室 内 に 常 時 備 えておくことが 必 要 です 91

4. 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 点 数 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 2 入 院 後 30 日 以 内 1,984 点 1,881 点 入 院 後 31 日 以 上 1,655 点 1,552 点 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 院 内 標 準 診 療 計 画 非 定 型 抗 精 神 病 薬 病 院 常 勤 +500 点 (1 日 ) +200 点 ( 退 院 時 1 回 ) 施 設 基 準 を 満 たし 常 勤 医 師 を 院 患 者 16 に 対 して1 以 上 配 置 した 場 合 統 合 失 調 症 統 合 失 調 型 障 害 及 び 妄 想 性 障 害 気 分 ( 感 情 ) 障 害 の 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 の 定 患 者 に 対 して 入 院 日 から7 日 以 内 に 医 師 看 護 師 及 び 精 神 保 健 福 祉 士 等 が 共 同 で 院 内 標 準 診 療 計 画 書 を 策 定 し 当 該 計 画 書 に 基 づき 診 療 を 行 い 60 日 以 内 に 退 院 した 場 合 1 +15 点 / 日 定 不 可 統 合 失 調 症 の 患 者 に 対 して 計 画 的 な 医 学 管 理 の 下 に 非 定 型 抗 精 神 病 薬 による 治 療 を 行 い かつ 療 養 上 必 要 な 指 導 を 行 った 場 合 ( 1 日 当 たり 使 用 している 抗 精 神 病 薬 が2 種 類 以 下 に 限 る ) 精 神 保 健 指 定 医 2 名 以 上 病 棟 常 勤 精 神 保 健 指 定 医 1 名 以 上 精 神 保 健 福 祉 士 又 は 臨 床 心 理 技 術 者 看 護 職 員 ( 常 時 ) 13 : 1 以 上 (4 割 以 上 看 護 師 ) 15 : 1 以 上 (4 割 以 上 看 護 師 ) 看 護 補 助 者 ( 常 時 ) 30 : 1 以 上 夜 勤 帯 の 職 員 ( 常 時 ) 看 護 要 員 2 名 以 上 ( 看 護 師 1 名 以 上 ) 併 存 する 精 神 科 病 棟 精 神 病 棟 入 院 基 本 料 1~5 又 は 特 定 入 院 料 1 看 護 単 位 精 神 病 床 300 床 以 下 精 神 病 床 300 床 超 病 棟 隔 離 室 精 神 科 救 急 医 療 システム 60 床 以 下 60 床 以 下 2 割 以 下 必 要 1 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 定 患 者 に 限 る 当 該 地 区 における 精 神 科 救 急 医 療 体 制 の 確 保 のために 整 備 された 精 神 科 救 急 医 療 施 設 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 2 対 象 患 者 新 規 患 者 転 棟 患 者 入 院 前 3 月 間 に 保 険 医 療 機 関 の 精 神 病 棟 に 入 院 ( 医 療 観 察 法 入 院 を 除 く )していない 患 者 新 規 入 院 した 患 者 で 入 院 期 間 が3ヶ 月 以 内 の 患 者 急 性 増 悪 のため 指 定 医 が 集 中 的 治 療 の 必 要 性 を 認 めた 他 病 棟 からの 転 棟 患 者 又 は 当 該 病 棟 で 当 該 入 院 料 を 定 していない 患 者 ( 1 年 ( 暦 年 )に1 回 限 り 1 月 が 限 度 ) 対 象 外 の 患 者 精 神 病 棟 15 対 1 入 院 基 本 料 を 定 入 院 日 から 起 して3 月 を 限 度 として 定 定 要 件 1ヶ 月 間 の 当 該 病 棟 新 規 患 者 入 院 延 べ 日 数 /1ヶ 月 間 の 当 該 病 棟 の 全 患 者 入 院 延 べ 日 数 4 割 措 置 入 院 鑑 定 入 院 患 者 医 療 観 察 法 入 院 を 除 いた 新 規 患 者 のうち4 割 以 上 が 入 院 日 から3ヶ 月 以 内 に 退 院 し 在 宅 ( 居 宅 精 神 障 害 者 施 設 )へ 移 行 その 他 項 目 医 療 事 務 作 業 補 助 体 制 患 者 サホ ート 体 制 充 実 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 紹 介 デー タ 提 出 感 染 防 止 対 策 重 度 アルコール 依 存 症 入 院 医 療 管 理 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 妊 産 婦 緊 急 搬 送 入 院 医 療 安 全 対 策 褥 瘡 ハイリスク 患 者 ケア 非 定 型 抗 精 神 病 薬 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 地 域 離 島 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 応 急 入 院 施 設 管 理 精 神 科 専 門 療 法 手 術 麻 酔 放 射 線 治 療 に 係 る 費 用 以 外 は 当 該 入 院 料 に 含 まれる 留 意 事 項 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 医 師 看 護 師 准 看 護 師 が 配 置 されていること 医 療 法 の 規 定 に 基 づき 許 可 を 受 けた 病 床 数 以 上 入 院 させてはならない 2 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1のみ 定 可 92

(1) 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 の 概 要 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1 及 び 2 は 看 護 職 員 の 人 員 配 置 で 区 分 されています つまり 医 療 法 上 の 看 護 職 員 の 人 員 配 置 標 準 [ 入 院 患 者 に 対 して 常 時 13:1 以 上 ]を 満 た していれば 1 に [ 入 院 患 者 に 対 して 常 時 15:1 以 上 ]であれば 2 に 区 分 され 入 院 後 30 日 以 内 と 31 日 以 上 で 定 点 数 が 異 なります その 他 の 人 員 配 置 基 準 としては 看 護 補 助 者 数 は[ 入 院 患 者 に 対 して 常 時 30:1 以 上 ] で 夜 勤 帯 の 職 員 は 看 護 要 員 を 常 時 2 名 以 上 ( 看 護 師 1 人 以 上 )の 配 置 が 必 要 です 定 対 象 患 者 は 1 入 院 前 3 ヶ 月 間 に 保 険 医 療 機 関 の 精 神 病 棟 に 入 院 していない 患 者 2 転 棟 患 者 等 ( 他 の 病 棟 からの 転 棟 患 者 又 は 精 神 保 健 指 定 医 が 急 性 増 悪 のため 集 中 的 な 治 療 の 必 要 性 を 認 めた 当 該 病 棟 で 当 該 入 院 料 を 定 していない 患 者 )です 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 等 は 入 院 日 から 起 して 3 ヶ 月 を 限 度 として 転 棟 患 者 等 は 1 年 に 1 回 に 限 り 1 ヶ 月 を 限 度 として 定 することができます 定 対 象 外 の 患 者 が 当 該 病 棟 に 入 院 した 場 合 は 精 神 病 棟 15 対 1 入 院 基 本 料 を 定 することになります 平 成 22 年 度 改 定 では 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 においても 入 院 早 期 (30 日 以 内 ) の 評 価 が 引 き 上 げられ 定 要 件 の 一 つである 当 該 病 院 の 全 病 床 数 の 7 割 以 上 又 は 200 床 以 上 が 精 神 病 床 である 若 しくは 特 定 機 能 病 院 である が 削 除 となりました つまり い わゆる 総 合 病 院 併 設 の 精 神 病 棟 でも 定 することが 可 能 となりました また 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 と 同 様 に 医 療 観 察 法 の 入 院 処 遇 終 了 者 を 受 入 れた 場 合 新 規 入 院 患 者 として 定 することが 可 能 となるとともに 措 置 入 院 等 と 同 様 に 受 入 れた 月 の 入 院 患 者 数 から 除 外 して 扱 われます また 平 成 20 年 度 改 定 で 新 設 された 入 院 基 本 料 等 ( 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 や 妊 産 婦 緊 急 搬 送 入 院 )や 平 成 22 年 度 改 定 で 新 設 された 重 度 アルコール 依 存 症 入 院 医 療 管 理 を 定 することができます 平 成 24 年 度 改 定 では 診 療 報 酬 項 目 の 簡 素 化 の 観 点 から 入 院 基 本 料 等 である 褥 瘡 患 者 管 理 及 び 栄 養 管 理 実 施 が 廃 止 され 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 の 本 体 報 酬 を 引 き 上 げ 栄 養 管 理 体 制 と 褥 創 患 者 管 理 体 制 が 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 の 定 要 件 となりました また 医 師 事 務 作 業 補 助 体 制 ( 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 2 を 除 く) 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 紹 介 患 者 サポート 体 制 充 実 感 染 防 止 対 策 が 新 たに 定 可 能 となりました 平 成 26 年 度 改 定 では 消 費 税 率 引 上 げに 伴 う 医 療 機 関 等 の 課 税 仕 入 れにかかるコスト 増 への 対 応 分 として 本 体 報 酬 が 約 2.7% 上 乗 せされ 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1の と して 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 と 院 内 標 準 診 療 計 画 ( 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 定 患 者 に 限 る)が 新 設 されました (2) 定 病 棟 の 病 床 数 定 病 棟 の 病 床 数 は 当 該 病 院 の 精 神 病 床 数 が 300 床 以 下 なら 60 床 以 下 300 床 を 超 えて いたら 2 割 以 下 と 定 められていますが 精 神 科 救 急 入 院 料 や 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 に はそのような 基 準 はありません 93

(3) 主 な 施 設 基 準 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 は 病 院 に 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 2 名 以 上 配 置 し 当 該 病 棟 に 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 1 名 以 上 及 び 常 勤 の 精 神 保 健 福 祉 士 又 は 臨 床 心 理 技 術 者 を 配 置 し 当 該 病 棟 に 隔 離 室 が 必 要 です また 措 置 入 院 鑑 定 入 院 患 者 医 療 観 察 法 入 院 を 除 いた 新 規 患 者 のうち 4 割 以 上 が 入 院 日 から 3 ヶ 月 以 内 に 退 院 し 在 宅 ( 居 宅 精 神 障 害 者 施 設 )へ 移 行 すること 1 ヶ 月 間 の 当 該 病 棟 の 全 患 者 の 入 院 延 べ 日 数 のうち 4 割 以 上 が 新 規 患 者 の 延 べ 日 数 であることが 必 要 です (4) 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 ( 平 成 26 年 度 改 定 で 新 設 ) 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 常 勤 医 師 を 入 院 患 者 16 人 に 対 して 1 人 以 上 配 置 し た 場 合 +500 点 / 日 新 規 入 院 患 者 のうち6 割 以 上 が 入 院 日 から 起 して3 月 以 内 に 退 院 し 在 宅 へ 移 行 施 設 基 準 外 来 対 応 件 数 20 件 以 上 かつ 過 去 1 年 間 の 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 入 院 件 数 8 件 以 上 急 性 期 病 床 では 100 床 あたりの 医 師 数 が 多 いほうが 平 均 在 院 日 数 を 短 縮 しているため 急 性 期 病 床 への 医 師 の 重 点 的 な 配 置 により 早 期 退 院 が 期 待 されています 精 神 科 救 急 入 院 料 及 び 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 の 施 設 基 準 では 医 療 法 における 一 般 病 床 の 医 師 の 人 員 配 置 基 準 ( 入 院 患 者 16 人 に 対 して 医 師 1 人 以 上 )と 同 じ 配 置 となって いますが 急 性 期 を 担 う 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 の 施 設 基 準 では 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 と 同 じ 医 師 配 置 ( 入 院 患 者 48 人 に 対 して 医 師 1 人 以 上 )となっています 平 成 26 年 度 改 定 では 精 神 病 床 の 機 能 分 化 を 推 進 し 病 床 の 機 能 に 応 じた 人 員 配 置 と するため 急 性 期 病 床 において 密 度 の 高 い 医 療 を 提 供 し 平 均 在 院 日 数 の 短 縮 を 図 る 観 点 から 医 師 を 重 点 的 に 配 置 した 場 合 の 評 価 が 新 設 されました そのため 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1では 施 設 基 準 を 満 たし 常 勤 医 師 を 入 院 患 者 16 人 に 対 して 1 人 以 上 配 置 した 場 合 は 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 として 1 日 500 点 を することができます 施 設 基 準 としては 1) 新 規 入 院 患 者 のうち6 割 以 上 が 入 院 日 から 起 して 3 月 以 内 に 退 院 し 在 宅 へ 移 行 すること 2) 過 去 1 年 間 の 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 における 外 来 診 療 件 数 20 件 以 上 ( 電 話 再 診 を 除 く) かつ 入 院 件 数 8 件 以 上 であることが 必 要 となります (5) 出 来 高 定 が 可 能 な 項 目 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 の として 平 成 26 年 度 改 定 で 新 設 された 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 ( 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1を 定 するものに 限 る) 及 び 院 内 標 準 診 療 計 画 ( 精 神 科 急 性 期 医 師 配 置 を 定 している 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1 定 するものに 限 る)を さらに 非 定 型 抗 精 神 病 薬 を 定 することができます 院 内 標 準 診 療 計 画 と 非 定 型 抗 精 神 病 薬 の 詳 細 な 内 容 については 精 神 科 救 急 入 院 料 の 項 目 (89 ページ)を 参 照 ください 94

出 来 高 定 できるその 他 の 項 目 としては 入 院 基 本 料 等 である 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 妊 産 婦 緊 急 搬 送 入 院 医 師 事 務 作 業 補 助 体 制 ( 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1を 定 するものに 限 る) 地 域 離 島 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 応 急 入 院 施 設 管 理 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 重 度 アルコール 依 存 症 入 院 医 療 管 理 医 療 安 全 対 策 感 染 防 止 対 策 患 者 サポート 体 制 充 実 褥 瘡 ハイリス ク 患 者 ケア 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 紹 介 及 びデータ 提 出 であり 特 掲 診 療 料 では 精 神 科 専 門 療 法 の 他 身 体 合 併 症 のある 患 者 が 入 院 する 可 能 性 が 高 いため 手 術 麻 酔 放 射 線 治 療 を 定 することができます (6) 留 意 すべき 事 項 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 を 定 する 病 院 は 医 師 及 び 看 護 職 員 の 数 が 医 療 法 標 準 人 員 以 上 配 置 することが 必 要 です また 医 療 法 規 定 に 基 づき 許 可 を 受 けた 病 床 数 以 上 の 患 者 を 入 院 させることはできません なお 同 一 保 険 医 療 機 関 内 に 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 1 と 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 2 の 定 病 棟 が 混 在 することはできません 参 考 情 報 精 神 科 以 外 の 病 棟 精 神 科 医 療 の 連 携 に 係 る 主 な 診 療 報 酬 について ( 模 式 図 現 状 ) 精 神 病 棟 救 急 救 命 救 急 入 院 料 等 改 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 紹 介 +1,000 点 ( 退 院 時 1 回 ) 1 改 精 神 科 救 急 入 院 料 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 精 神 科 救 急 合 併 症 入 院 料 新 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 紹 介 +1,000 点 ( 退 院 時 1 回 ) 救 急 救 急 後 方 病 床 改 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 +2,000 点 ( 入 院 初 日 ) 一 般 病 棟 等 2 新 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 +2,000 点 ( 入 院 初 日 ) 改 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 +2,000 点 ( 入 院 初 日 ) 救 急 支 援 精 神 病 棟 初 期 +100 点 (14 日 以 内 ) 精 神 病 棟 入 院 基 本 料 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 新 後 方 病 床 児 童 思 春 期 精 神 科 入 院 医 療 管 理 料 1 精 神 科 救 急 入 院 料 等 の 要 件 を 見 直 し 手 術 等 の 目 的 で 一 時 的 に 転 棟 あるいは 転 院 した 場 合 再 転 棟 や 再 入 院 時 に 再 定 できる 2 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 の 要 件 を 見 直 し 精 神 病 棟 入 院 基 本 料 においても 定 できる 95

5. 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 項 目 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 点 数 1,090 点 病 院 常 勤 者 病 棟 常 勤 者 精 神 保 健 指 定 医 2 名 以 上 精 神 保 健 福 祉 士 又 は 臨 床 心 理 技 術 者 専 任 の 精 神 科 医 1 名 以 上 作 業 療 法 士 又 は 作 業 療 法 の 経 験 がある 看 護 職 員 ( 専 門 機 関 研 修 修 了 者 ) 看 護 職 員 ( 常 時 ) 30 : 1 以 上 ( 2 割 以 上 は 看 護 師 ) 看 護 補 助 者 数 ( 常 時 ) 30 : 1 以 上 夜 勤 帯 の 職 員 数 看 護 要 員 常 時 2 人 以 上 ( 看 護 職 員 1 名 以 上 ) 1 看 護 単 位 60 床 以 下 1 病 室 ベッド 数 6 床 以 下 病 棟 面 積 病 床 床 面 積 必 要 設 備 鉄 格 子 作 業 療 法 室 生 活 機 能 回 復 訓 練 室 金 銭 管 理 内 法 18m2 以 上 / 患 者 1 人 治 療 室 食 堂 談 話 室 面 会 室 浴 室 廊 下 ナースステーション 便 所 等 内 法 5.8m2 以 上 / 患 者 1 人 談 話 室 食 堂 面 会 室 浴 室 (シャワー 室 ) 公 衆 電 話 談 話 室 食 堂 面 接 室 は 兼 用 可 ないこと( 届 け 出 後 1 年 経 過 措 置 あり) 病 院 に 専 用 の 施 設 があること 適 切 に 行 われていること 項 目 精 神 保 健 福 祉 士 配 置 非 定 型 抗 精 神 病 薬 重 症 者 退 院 調 整 その 他 項 目 その 他 の 規 定 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 病 棟 配 置 の 専 従 の 常 勤 精 神 保 健 福 祉 士 が 当 該 病 棟 の 全 ての 入 院 患 者 に 多 職 種 と 共 同 で 退 院 支 援 計 画 を 作 成 し 在 宅 療 養 に 向 けた 調 整 を 行 った 場 合 統 合 失 調 症 の 患 者 に 対 して 計 画 的 な 医 学 管 理 の 下 に 非 定 型 抗 精 神 病 薬 によ る 治 療 を 行 い かつ 療 養 上 必 要 な 指 導 を 行 った 場 合 (1 日 当 たり 使 用 している 抗 精 神 病 薬 が2 種 類 以 下 に 限 る) +30 点 / 日 +15 点 / 日 1 精 神 科 救 急 医 療 体 制 に 協 力 している 医 療 機 関 で 定 日 にGAFスコア30 以 下 の 患 者 +60 点 / 日 2 定 日 にGAFスコア40 以 下 の 患 者 +30 点 / 日 退 院 支 援 計 画 等 を 作 成 し +500 点 / 退 院 時 退 院 支 援 部 署 による 退 院 調 整 を 行 った 場 合 医 療 機 関 内 に 退 院 支 援 部 署 を 設 置 し 専 従 の 精 神 保 健 福 祉 士 及 び 専 従 する1 人 の 従 事 者 ( 看 護 師 作 業 療 法 士 精 神 保 健 福 祉 士 社 会 福 祉 士 又 は 臨 床 心 理 技 術 者 のいずれか)が 勤 務 デ-タ 提 出 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 患 者 サポート 体 制 充 実 感 染 防 止 対 策 精 神 科 地 域 移 行 実 施 医 療 安 全 対 策 非 定 型 抗 精 神 病 薬 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 地 域 離 島 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 専 門 療 法 並 びに 除 外 薬 剤 注 射 薬 以 外 は 当 該 入 院 料 に 含 まれる 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 医 師 が 配 置 されていること ただし 看 護 職 員 を 入 院 患 者 25 人 対 して 1 人 以 上 ( 平 成 30 年 3 月 31 日 までは 看 護 職 員 を 入 院 患 者 30 人 に 対 して1 人 以 上 )の 配 置 を 満 たす 場 合 は 除 く 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 看 護 師 准 看 護 師 が 配 置 されていること 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 当 該 病 棟 に 入 院 した 患 者 1 人 につき 退 院 支 援 相 談 員 を1 人 以 上 指 定 し 対 象 患 者 に 対 して 退 院 支 援 委 員 会 を 毎 月 開 催 医 療 法 の 規 定 に 基 づき 許 可 を 受 けた 病 床 数 以 上 入 院 させてはならない 精 神 保 健 福 祉 士 配 置 を 定 した 場 合 は 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 退 院 調 整 精 神 科 地 域 移 行 実 施 精 神 科 退 院 指 導 料 精 神 科 退 院 前 訪 問 指 導 料 の 定 不 可 96

(1) 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 概 要 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 は 看 護 職 員 数 が 常 時 30 人 に 1 人 以 上 であれば 定 することができ ますが 平 成 18 年 3 月 1 日 から 精 神 病 床 における 医 療 法 上 での 看 護 職 員 数 が 6:1 から 4: 1( 当 分 の 間 は 経 過 措 置 として 看 護 職 員 数 5:1 を 確 保 し 看 護 補 助 者 と 合 わせて 4:1 で も 可 能 )に 引 き 上 げられたため 病 棟 単 位 としては 医 療 法 標 準 人 員 を 下 回 っています ま た 看 護 師 数 が 看 護 職 員 数 に 占 める 割 合 も 精 神 病 棟 入 院 基 本 料 や 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 では 4 割 以 上 が 必 要 ですが 2 割 以 上 であっても 施 設 基 準 を 満 たすことができます ただし 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 を 定 する 病 院 は 当 該 病 院 に 医 師 及 び 看 護 職 員 の 数 が 医 療 法 標 準 人 員 以 上 配 置 することが 必 要 であり 医 療 法 規 定 に 基 づき 許 可 を 受 けた 病 床 数 以 上 の 患 者 を 入 院 させることはできません 平 成 26 年 度 改 定 では 消 費 税 率 引 上 げに 伴 う 医 療 機 関 等 の 課 税 仕 入 れにかかるコスト 増 への 対 応 分 として 本 体 報 酬 が 約 2.7% 上 乗 せされました 新 設 された 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の である 精 神 保 健 福 祉 士 配 置 と 入 院 基 本 料 等 であるデータ 提 出 が 定 可 能 となりましたが 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の である 種 類 数 制 限 のない 非 定 型 抗 精 神 病 薬 2 が 削 除 されたため 1 日 当 たり 3 種 類 以 上 の 抗 精 神 病 薬 ( 非 定 型 抗 精 神 病 薬 を 最 低 1 種 類 含 む)を 使 用 している 場 合 は 1 日 10 点 を 定 することができなくなりました また 施 設 基 準 は 2 つの 要 件 (1. 病 棟 常 勤 医 師 の 配 置 基 準 2. 当 該 病 院 に 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 医 師 配 置 )が 緩 和 されましたが 新 たに 1 つの 要 件 ( 入 院 当 初 から 早 期 の 退 院 を 目 指 した 手 続 き)が 追 されています (2) 施 設 基 準 病 棟 常 勤 医 師 の 配 置 基 準 の 見 直 し( 平 成 26 年 度 改 定 ) 精 神 科 療 養 病 棟 入 院 料 を 定 する 病 棟 に 入 院 する 患 者 は 病 態 が 比 較 的 安 定 しており 精 神 保 健 指 定 医 の 判 断 が 必 要 とされる 隔 離 身 体 拘 束 等 が 少 ないこと 等 を 踏 まえ 平 成 26 年 度 改 定 では 当 該 病 棟 に 常 勤 精 神 保 健 指 定 医 を 1 名 以 上 配 置 から 当 該 病 棟 に 専 任 の 精 神 科 医 師 を 1 名 配 置 に 見 直 されました ただし 当 該 病 棟 に 配 置 される 専 任 の 精 神 科 医 師 は 他 の 病 棟 に 配 置 される 医 師 を 兼 任 することはできません なお 病 棟 に 配 置 される 精 神 科 医 師 は 専 従 ではなく 専 任 であるため 当 該 業 務 に 支 障 の ない 範 囲 で 他 の 業 務 を 行 うことができますが 当 該 医 師 の 外 来 業 務 及 び 他 病 棟 の 入 院 患 者 の 診 療 業 務 への 従 事 は 週 2 日 以 内 とされています (3) 施 設 基 準 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 医 師 配 置 の 見 直 し( 平 成 26 年 度 改 定 ) 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 施 設 基 準 では 当 該 病 院 に 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 医 師 を 配 置 す ることが 規 定 されています ただし 平 成 26 年 度 改 定 では 看 護 職 員 を 入 院 患 者 25 人 対 して 1 人 以 上 ( 平 成 30 年 3 月 31 日 までは 看 護 職 員 を 入 院 患 者 30 人 に 対 して 1 人 以 上 )の 配 置 を 満 たす 場 合 は 当 該 病 院 に 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 医 師 配 置 の 要 件 は 除 外 されるこ とになりました つまり 平 成 26 年 3 月 31 日 までは 病 院 全 体 で 医 療 法 標 準 以 上 の 員 数 の 医 師 を 配 置 していなければ 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 を 定 することができませんでしたが 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 は 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 定 病 棟 に 看 護 職 員 を 入 院 患 者 25 人 に 対 して 1 人 以 上 ( 平 成 30 年 3 月 31 日 までは 看 護 職 員 を 入 院 患 者 30 人 に 対 して 1 人 以 上 ) 配 置 していれば 病 院 全 体 で 医 療 法 に 規 定 されている 標 準 人 員 の 医 師 数 に 対 して 3 割 未 満 97

の 標 欠 であれば 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 を 定 することが 可 能 となりました (4) 入 院 当 初 から 早 期 の 退 院 を 目 指 した 手 続 き を 施 設 基 準 に 追 ( 平 成 26 年 度 改 定 ) 慢 性 期 病 棟 ( 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 等 の 定 病 棟 )に 入 院 している 患 者 は 1 年 以 上 の 長 期 入 院 患 者 が 多 数 を 占 め 退 院 支 援 が 課 題 となっています また 退 院 が 困 難 な 理 由 として は 家 族 の 受 け 入 れ 困 難 及 び 介 護 者 不 在 等 受 け 入 れ 先 の 問 題 も 大 きく 影 響 しています 平 成 26 年 度 改 定 では 精 神 保 健 福 祉 法 改 正 に 伴 い 平 成 26 年 4 月 から 導 入 された 医 療 保 護 入 院 における 入 院 当 初 から 早 期 の 退 院 を 目 指 した 手 続 き を 参 考 に 退 院 後 生 活 環 境 相 談 員 及 び 医 療 保 護 入 院 者 退 院 支 援 委 員 会 の 仕 組 みが 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 施 設 基 準 として 新 たに 規 定 されました 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 施 設 基 準 では 精 神 保 健 福 祉 法 上 で 規 定 された 退 院 後 生 活 環 境 相 談 員 は 退 院 支 援 相 談 員 に 医 療 保 護 入 院 者 退 院 支 援 委 員 会 は 退 院 支 援 委 員 会 に 該 当 します ところが 精 神 保 健 福 祉 法 上 では 医 療 保 護 入 院 者 を 対 象 としていますが 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 施 設 基 準 では 当 該 病 棟 の 全 入 院 患 者 を 対 象 としているため 内 容 及 び 対 応 が 一 部 異 なっていることに 注 意 が 必 要 です 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 施 設 基 準 精 神 保 健 福 祉 法 の 規 定 実 施 者 対 象 者 担 当 人 数 開 催 日 審 議 結 果 退 院 支 援 相 談 員 1 精 神 保 健 福 祉 士 2 保 健 師 看 護 師 准 看 護 師 作 業 療 法 士 又 は 社 会 福 祉 士 として 精 神 障 害 者 に 関 する 業 務 に 従 事 した 経 験 を3 年 以 上 有 する 者 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 に 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 定 病 棟 に 入 院 した 患 者 1 人 の 退 院 支 援 相 談 員 が 同 時 に 担 当 する 患 者 数 は 60 人 以 下 担 当 する 患 者 の 一 覧 を 作 成 退 院 支 援 委 員 会 当 該 患 者 1 人 につき 月 1 回 以 上 会 議 の 記 録 を 作 成 し その 写 しを 診 療 録 に 添 付 退 院 後 生 活 環 境 相 談 員 1 精 神 保 健 福 祉 士 2 看 護 職 員 ( 保 健 師 を 含 む ) 作 業 療 法 士 社 会 福 祉 士 として 精 神 障 害 者 に 関 する 業 務 に 従 事 した 経 験 を 有 する 者 33 年 以 上 精 神 障 害 者 及 びその 家 族 等 と の 退 院 後 の 生 活 環 境 についての 相 談 及 び 指 導 に 関 する 業 務 に 従 事 した 経 験 を 有 する 者 であって かつ 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 研 修 を 修 了 した 者 医 療 保 護 入 院 者 全 員 退 院 後 生 活 環 境 相 談 員 1 人 が 概 ね 50 人 以 下 の 医 療 保 護 入 院 者 を 担 当 医 療 保 護 入 院 者 退 院 支 援 委 員 会 医 療 保 護 入 院 の 推 定 入 院 期 間 を 経 過 す る 時 期 の 概 ね 2 週 間 以 内 審 議 記 録 に 記 載 して 記 録 し 診 療 録 に 委 員 会 の 開 催 日 の 日 付 を 記 録 定 期 病 状 報 告 書 に 審 議 記 録 を 添 付 1) 退 院 支 援 相 談 員 平 成 26 年 度 改 定 では 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 施 設 基 準 に 当 該 病 棟 の 入 院 患 者 に 対 して 退 院 に 向 けた 相 談 支 援 業 務 等 を 行 う 者 ( 退 院 支 援 相 談 員 )を 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 に 精 98

神 療 養 病 棟 入 院 料 定 病 棟 へ 入 院 した 入 院 患 者 1 人 につき 1 人 以 上 指 定 し 当 該 保 険 医 療 機 関 に 配 置 することが 追 されました 退 院 相 談 支 援 員 とは 当 該 病 棟 の 入 院 患 者 に 対 して 退 院 に 向 けた 相 談 支 援 業 務 を 行 う 者 であり 1 人 の 退 院 支 援 相 談 員 が 同 時 に 担 当 する 患 者 の 数 は 60 人 以 下 で 退 院 支 援 相 談 員 が 担 当 する 患 者 の 一 覧 を 作 成 することになります 退 院 支 援 相 談 員 を 担 当 する 者 は 1 精 神 保 健 福 祉 士 2 保 健 師 看 護 師 准 看 護 師 作 業 療 法 士 又 は 社 会 福 祉 士 として 精 神 障 害 者 に 関 する 業 務 に 従 事 した 経 験 を 3 年 以 上 有 する 者 となっており 改 正 精 神 保 健 福 祉 法 に 規 定 された 退 院 後 生 活 環 境 相 談 員 の 資 格 者 と 一 部 異 なっていることに 注 意 が 必 要 です 退 院 支 援 相 談 員 の 業 務 内 容 としては 1) 退 院 に 向 けた 相 談 支 援 業 務 2) 退 院 支 援 員 会 に 関 する 業 務 3) 退 院 調 整 に 関 する 業 務 となっています 2) 退 院 支 援 委 員 会 平 成 26 年 度 改 定 では 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 施 設 基 準 に 当 該 病 棟 の 入 院 患 者 について 退 院 に 向 けた 支 援 を 推 進 するための 委 員 会 ( 退 院 支 援 委 員 会 )を 設 置 することが 追 され ました 退 院 支 援 委 員 会 の 出 席 者 は 1 当 該 患 者 の 主 治 医 2 看 護 職 員 ( 当 該 患 者 を 担 当 する 看 護 職 員 が 出 席 することが 望 ましい) 3 当 該 患 者 について 指 定 された 退 院 支 援 相 談 員 4 1~3 以 外 の 病 院 の 管 理 者 が 出 席 を 求 める 当 該 病 院 職 員 5 当 該 患 者 6 当 該 患 者 の 家 族 等 7 相 談 支 援 事 業 者 等 の 当 該 精 神 障 害 者 の 退 院 後 の 生 活 環 境 に 関 わるもの となってお り 改 正 精 神 保 健 福 祉 法 に 規 定 された 医 療 保 護 入 院 者 退 院 支 援 委 員 会 と 同 じ 内 容 となって います なお 5 及 び6については 必 要 に 応 じて 出 席 することになります 7について は 当 該 患 者 の 同 意 を 得 ることが 必 要 です 退 院 支 援 委 員 会 の 開 催 は 当 該 患 者 1 人 につき 月 1 回 以 上 行 うことになるため 改 正 精 神 保 健 福 祉 法 に 規 定 された 医 療 保 護 入 院 者 退 院 支 援 委 員 会 の 開 催 方 法 とは 異 なっています 退 院 支 援 委 員 会 の 開 催 に 当 たっては 会 議 の 記 録 を 作 成 し その 写 しを 診 療 録 に 添 付 す ることが 必 要 です (5) 退 院 調 整 ( 平 成 24 年 度 改 定 で 新 設 ) 平 成 24 年 度 改 定 では 早 期 の 地 域 移 行 を 促 進 するため 精 神 療 養 病 棟 において 退 院 支 援 の 部 署 を 設 置 し 退 院 調 整 を 行 った 場 合 の 評 価 ( 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 退 院 調 整 )が 新 設 されました 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 定 病 棟 の 入 院 患 者 の 退 院 支 援 計 画 を 作 成 し 退 院 支 援 部 署 による 退 院 調 整 を 行 った 場 合 は 退 院 調 整 500 点 を 退 院 時 に 定 することができます 施 設 基 準 としては 病 院 内 に 退 院 支 援 部 署 を 設 置 し 専 従 の 精 神 保 健 福 祉 士 及 び 専 従 す る1 人 の 従 事 者 ( 看 護 師 作 業 療 法 士 精 神 保 健 福 祉 士 社 会 福 祉 士 又 は 臨 床 心 理 技 術 者 のうちいずれか1 名 )を 配 置 し 退 院 支 援 計 画 の 作 成 等 の 退 院 調 整 を 行 うことが 必 要 とな ります なお 精 神 保 健 福 祉 士 は 精 神 科 地 域 移 行 実 施 の 地 域 移 行 推 進 室 と 兼 務 することが でき 退 院 支 援 部 署 と 地 域 移 行 推 進 室 は 同 一 でも 良 いことになっています 99

(6) 重 症 者 ( 平 成 22 年 度 改 定 で 新 設 ) 平 成 22 年 度 改 定 では 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 1,090 点 は 1,050 点 に 引 き 下 げられましたが 重 症 度 に 応 じた ( 重 症 者 )1 日 40 点 が 新 設 されました 平 成 24 年 度 改 定 では 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 重 症 者 は2 区 分 に 見 直 され 平 成 24 年 度 改 定 前 の 重 症 者 は 重 症 者 2となり40 点 から30 点 に 引 き 下 げられましたが 精 神 科 救 急 医 療 体 制 整 備 事 業 に 協 力 している 保 険 医 療 機 関 であって 定 する 日 にGAFスコアが 30 以 下 の 患 者 である 場 合 は 重 症 者 1を1 日 60 点 定 することができます 精 神 科 救 急 医 療 体 制 整 備 事 業 に 協 力 している 保 険 医 療 機 関 とは 以 下 の 施 設 基 準 の 要 件 を 満 たすことが 必 要 となりますが 平 成 25 年 3 月 31 日 までは 以 下 の 要 件 を 満 たしているとの 経 過 措 置 があります そのため 重 症 者 1を 定 する 場 合 は 平 成 25 年 4 月 1 日 から 精 神 科 救 急 医 療 体 制 の 確 保 への 協 力 状 況 などの 届 出 が 必 要 となります 重 症 者 1を 届 け 出 る 場 合 は 当 該 医 療 機 関 又 は 当 該 医 療 機 関 の 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 の 届 出 前 直 近 1 年 間 の 実 績 で 以 下 の 施 設 基 準 の(1) (2) 又 は(3)のいずれかの 要 件 を 満 たすことが 必 要 で 実 績 等 については 照 会 に 対 し 速 やかに 回 答 できるように 医 療 機 関 で 保 管 しなければなりません 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 重 症 者 1の 施 設 基 準 当 該 病 棟 を 有 する 保 険 医 療 機 関 が(1)(2)(3)のいずれかの 要 件 を 満 たすこと 精 神 科 救 急 医 療 体 制 整 備 事 業 で 以 下 のいずれかの 該 当 施 設 であること (1) 常 時 対 応 型 精 神 科 救 急 施 設 地 域 搬 送 受 入 対 応 施 設 身 体 合 併 症 対 応 施 設 身 体 合 併 症 後 方 搬 送 対 応 施 設 精 神 科 救 急 医 療 体 制 整 備 事 業 で 以 下 のいずれかの 該 当 施 設 で 1 又 は2の 要 件 を 満 たすこと 当 該 保 険 医 療 機 関 の 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 における 入 院 件 数 が 年 4 件 以 上 であること (2) 1 2 1のうち 1 件 以 上 が 以 下 施 設 からの 依 頼 であること 精 神 科 救 急 情 報 センター 救 急 医 療 情 報 センター 都 道 府 県 市 町 村 保 健 所 警 察 消 防 ( 救 急 車 ) 救 命 救 急 センター 一 般 医 療 機 関 等 当 該 保 険 医 療 機 関 の 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 における 外 来 対 応 件 数 が 年 10 件 以 上 であること 2のうち 以 下 の 依 頼 の 場 合 ( 夜 間 休 日 又 は 深 夜 以 外 の 依 頼 件 数 も 含 む)は 日 中 の 依 頼 件 数 も 含 まれる 精 神 科 救 急 情 報 センター 救 急 医 療 情 報 センター 都 道 府 県 市 町 村 保 健 所 警 察 消 防 ( 救 急 車 ) 救 命 救 急 センター 一 般 医 療 機 関 等 当 該 医 療 機 関 の 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 が 精 神 科 救 急 医 療 体 制 の 確 保 に 協 力 していること 具 体 的 には 3 又 は4のいずれかに 該 当 すること (3) 3 4 当 該 保 険 医 療 機 関 の 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 が 他 医 療 機 関 で 時 間 外 休 日 又 は 深 夜 の 外 来 診 療 や 救 急 医 療 機 関 で 診 療 協 力 ( 外 来 当 直 対 診 等 )を 年 6 回 以 上 行 っていること 当 該 保 険 医 療 機 関 の 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 が 都 道 府 県 等 に 協 力 し 診 察 業 務 等 を 年 1 回 以 上 行 っている 具 体 的 には 都 道 府 県 に 連 絡 等 を 登 録 し 都 道 府 県 の 依 頼 による 公 務 員 の 業 務 等 に 参 画 し 診 察 あるい は 業 務 を 年 1 回 以 上 行 うこと 重 症 者 1を 届 ける 場 合 当 該 保 険 医 療 機 関 又 は 当 該 保 険 医 療 機 関 の 常 勤 の 精 神 保 健 指 定 医 の 届 出 前 直 近 1 年 間 の 実 績 を 記 載 し (1) (2) (3)のいずれかの 要 件 を 満 たすこと 実 績 等 については 照 会 に 対 し 速 やかに 回 答 できるように 医 療 機 関 で 保 管 すること 100

(7) 精 神 保 健 福 祉 士 配 置 ( 平 成 26 年 度 改 定 で 新 設 ) 精 神 保 健 福 祉 士 配 置 当 該 病 棟 の 全 ての 入 院 患 者 に 対 して 医 師 看 護 師 作 業 療 法 士 臨 床 心 理 技 術 者 等 の 関 係 職 種 と 共 同 で 退 院 支 援 計 画 を 作 成 し 必 要 に 応 じて 患 者 の 居 宅 等 を 訪 問 し 患 者 の 希 望 を 踏 まえ 適 切 な 保 健 医 療 サ-ビス 又 は 福 祉 サ-ビス 等 を 受 けられるよう 障 害 福 祉 サ-ビス 事 業 所 相 談 支 援 事 業 所 等 と 連 携 しつつ 在 宅 療 養 に 向 けた 調 整 を 行 った 場 合 に 定 +30 点 / 日 施 設 基 準 1 当 該 病 棟 に 専 従 の 常 勤 精 神 保 健 福 祉 士 を1 名 以 上 配 置 2 当 該 保 険 医 療 機 関 に 退 院 支 援 部 署 を 設 置 し 専 従 の 常 勤 精 神 保 健 福 祉 士 を 1 名 以 上 配 置 3 措 置 入 院 鑑 定 入 院 医 療 観 察 法 入 院 で 当 該 保 険 医 療 機 関 に 入 院 となっ た 者 を 除 いた 当 該 病 棟 の 入 院 患 者 のうち7 割 以 上 ( 精 神 病 棟 入 院 基 本 料 定 病 棟 は9 割 )が 入 院 日 から 起 して1 年 以 内 に 退 院 し 在 宅 へ 移 行 留 意 事 項 退 院 支 援 部 署 は 退 院 調 整 又 は 精 神 科 地 域 移 行 実 施 の 退 院 支 援 部 署 又 は 地 域 移 行 推 進 室 と 同 一 でも 可 本 を 定 した 場 合 は 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 退 院 調 整 (500 点 / 退 院 時 ) 精 神 科 地 域 移 行 実 施 (10 点 / 日 ) 精 神 科 退 院 指 導 料 (320 点 / 入 院 中 1 回 ) 精 神 科 退 院 前 訪 問 指 導 料 (380 点 / 回 1 回 の 入 院 につ き 3 回 又 は 6 回 )の 定 不 可 慢 性 期 の 病 棟 では 精 神 保 健 福 祉 士 を 配 置 することにより 平 均 在 院 日 数 が 短 縮 しているこ とから 平 成 26 年 度 改 定 では 入 院 中 の 患 者 の 早 期 退 院 を 図 るため 精 神 保 健 福 祉 士 を 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 定 病 棟 に 配 置 した 場 合 の 評 価 として 精 神 保 健 福 祉 士 配 置 が 新 設 され ました 精 神 保 健 福 祉 士 配 置 の 詳 細 については 29 ページに 紹 介 している 精 神 病 棟 入 院 基 本 料 の 項 目 を 参 照 ください (8) 出 来 高 定 が 可 能 な 項 目 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 で 急 性 期 の 機 能 を 担 う 精 神 科 急 性 期 治 療 病 棟 入 院 料 等 よりも 包 括 される 範 囲 が 広 く 入 院 基 本 料 等 の 精 神 科 応 急 入 院 施 設 管 理 及 び 褥 瘡 ハイリスク 患 者 ケア 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 等 と 特 掲 診 療 料 の 手 術 麻 酔 及 び 放 射 線 治 療 は 定 することはできませんが 精 神 科 地 域 移 行 実 施 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 除 外 薬 剤 注 射 薬 に 係 る 費 用 を 定 することができます 非 定 型 抗 精 神 病 薬 の 詳 細 な 内 容 については 精 神 科 救 急 入 院 料 の 項 目 (P89)を 参 照 ください つまり 出 来 高 定 できる 項 目 としては 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の である 精 神 保 健 福 祉 士 配 置 非 定 型 抗 精 神 病 薬 重 症 者 退 院 調 整 入 院 基 本 料 等 で ある 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 地 域 離 島 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 地 域 移 行 実 施 医 療 安 全 対 策 感 染 防 止 対 策 患 者 サポート 体 制 充 実 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 及 びデータ 提 出 特 掲 診 療 料 では 精 神 科 専 門 療 法 の 他 除 外 薬 剤 注 射 薬 に 係 る 費 用 となっています 101

6. 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 点 数 項 目 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 1 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 2 30 日 以 内 1,809 点 1,316 点 31 日 以 上 60 日 以 内 1,501 点 1,111 点 61 日 以 上 1,203 点 987 点 対 象 先 精 神 科 を 標 榜 している 病 院 ( 保 険 医 療 機 関 ) 病 院 勤 務 病 棟 専 従 勤 務 精 神 科 医 師 1 名 専 従 の 精 神 保 健 福 祉 士 又 は 専 従 の 臨 床 心 理 技 術 者 が 1 名 以 上 作 業 療 法 士 1 名 以 上 作 業 療 法 士 1 名 以 上 ( 経 験 を 有 する 看 護 師 可 1) 看 護 職 員 数 ( 常 時 ) 2 20:1 以 上 (2 割 以 上 看 護 師 ) 30:1 以 上 (2 割 以 上 看 護 師 ) 看 護 補 助 者 数 ( 常 時 ) 2 夜 勤 帯 の 職 員 数 看 護 職 員 2 名 以 上 ( 補 助 者 が 行 う 場 合 1 名 は 看 護 職 員 ) 看 護 補 助 者 2 名 以 上 ( 看 護 職 員 が 行 う 時 は2から 看 護 職 員 数 を 減 じた 数 ) 25:1 以 上 看 護 職 員 1 名 以 上 1 看 護 単 位 概 ね 40~60 床 概 ね 60 床 を 限 度 病 棟 床 面 積 内 法 18m 2 以 上 ( 管 理 部 分 を 除 く) *1 廊 下 の 形 式 テ イルーム 等 の 共 有 空 間 がある 等 高 齢 者 の 行 動 しやすい 廊 下 生 活 機 能 回 復 訓 練 室 内 法 60m 2 以 上 *2 生 活 機 能 回 復 訓 練 患 者 1 人 1 日 4 時 間 週 5 回 規 定 なし 全 ての 患 者 に 生 活 機 能 回 復 訓 練 等 を 行 う 医 師 の 指 導 下 作 業 療 法 士 看 護 師 精 神 保 健 福 祉 士 により 集 中 的 に 行 う 治 療 計 画 に 基 づいて 行 い 定 期 的 な 評 価 を 行 なう 等 計 画 的 治 療 を 行 う 実 施 内 容 の 要 点 及 び 実 施 に 要 した 時 間 を 診 療 録 等 に 記 載 +300 点 / 退 院 時 退 院 調 整 認 知 症 夜 間 対 応 その 他 の 項 目 認 知 症 治 療 病 棟 の 6 ヶ 月 以 上 の 入 院 患 者 に 対 して 退 院 支 援 計 画 を 作 成 し 退 院 支 援 部 署 による 退 院 調 整 を 行 った 場 合 に 定 医 療 機 関 内 に 退 院 支 援 部 署 を 設 置 し 専 従 の 精 神 保 健 福 祉 士 及 び 専 従 する 1 人 の 従 事 者 ( 看 護 師 作 業 療 法 士 精 神 保 健 福 祉 士 社 会 福 祉 士 又 は 臨 床 心 理 技 術 者 の いずれか)が 勤 務 +84/ 日 入 院 日 から 30 日 以 内 で かつ 夜 間 に 看 護 補 助 者 を 配 置 し 夜 勤 を 行 う 看 護 要 員 が 3 人 以 上 ( 看 護 職 員 が 夜 勤 を 行 う 場 合 は 3 から 看 護 職 員 の 数 を 減 じた 数 以 上 )の 場 合 デ-タ 提 出 リハビリテ-ション 総 合 計 画 評 価 料 認 知 症 患 者 リハビリテ-ション 料 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 地 域 連 携 認 知 症 集 中 治 療 患 者 サポート 体 制 充 実 感 染 防 止 対 策 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 医 療 安 全 対 策 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 地 域 離 島 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 専 門 療 法 人 工 腎 臓 ( 入 院 日 から 60 日 以 内 ) 並 びに 除 外 薬 剤 注 射 薬 以 外 は 当 該 入 院 料 に 含 まれる 急 性 期 の 集 中 的 な 治 療 を 要 する 精 神 症 状 及 び 行 動 異 常 が 特 に 著 しい 重 度 の 認 知 症 疾 患 の 患 者 ADL にかかわらず 認 知 症 に 伴 う 幻 覚 妄 想 夜 間 せん 妄 俳 徊 弄 便 異 食 等 の 症 状 が 著 しく 看 護 が 困 難 な 患 者 同 一 保 険 医 療 機 関 内 に 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 1 と 2 を 混 在 不 可 1 作 業 療 法 士 が 週 1 回 以 上 患 者 の 作 業 療 法 の 評 価 を 行 った 場 合 2 最 小 必 要 数 の 半 数 以 上 は 精 神 科 病 棟 勤 務 経 験 者 102

(1) 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 の 概 要 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 を 定 するためには 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 施 設 基 準 に 適 合 する ことが 必 要 で 1 と 2 は 看 護 職 員 の 人 員 配 置 で 区 分 されています つまり 医 療 法 上 の 看 護 職 員 の 人 員 配 置 標 準 [ 入 院 患 者 に 対 して 常 時 20:1 以 上 ]を 満 たしていれば 1 に 入 院 患 者 に 対 して 常 時 30:1 以 上 であれば 2 に 区 分 され 入 院 後 30 日 以 内 31 日 以 上 60 日 以 内 と 61 日 以 上 で 定 点 数 が 異 なります 平 成 20 年 度 改 定 では 入 院 対 象 となる 患 者 が 老 人 に 限 られないことや 医 療 の 内 容 が 患 者 等 に 分 かりやすくするために 名 称 が 認 知 症 病 棟 入 院 料 に 改 められ 平 成 22 年 度 改 定 では 認 知 症 に 対 する 入 院 医 療 は 認 知 症 の 行 動 心 理 症 状 (BPSD)や 身 体 合 併 症 等 への 対 応 などが 重 要 であることから 入 院 期 間 の 区 分 が 90 日 以 内 91 日 以 上 から 60 日 以 内 61 日 以 上 に 見 直 され 手 厚 い 対 応 が 特 に 必 要 な 入 院 早 期 の 評 価 が 引 き 上 げられると ともに 認 知 症 病 棟 入 院 料 の 名 称 が 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 に 改 められました 平 成 24 年 度 改 定 では 認 知 症 の 行 動 心 理 症 状 (BPSD)の 改 善 に 入 院 日 から 概 ね1ヶ 月 程 度 の 治 療 が 重 要 であることを 踏 まえ 短 期 集 中 的 な 認 知 症 治 療 の 推 進 を 図 るため 入 院 日 数 に 応 じた3 区 分 (30 日 以 内 31 日 以 上 60 日 以 内 61 日 以 上 )の 評 価 体 系 に 見 直 し 入 院 30 日 以 内 の 評 価 が 引 上 げられましたが 入 院 61 日 以 降 の 評 価 が 引 下 げられました 平 成 26 年 度 改 定 では 消 費 税 率 引 上 げに 伴 う 医 療 機 関 等 の 課 税 仕 入 れにかかるコスト 増 への 対 応 分 として 本 体 報 酬 が 約 2.7% 上 乗 せされ 入 院 基 本 料 等 であるデータ 提 出 と 平 成 26 年 度 改 定 で 新 設 された 特 掲 診 療 料 リハビリテーション の 認 知 症 患 者 リハビリ テーション 料 リハビリテーション 総 合 計 画 評 価 料 が 定 可 能 となりました (2) 対 象 患 者 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 は 急 性 期 の 集 中 的 な 治 療 を 要 する 精 神 症 状 及 び 行 動 異 常 が 特 に 著 しい 重 度 の 認 知 症 疾 患 患 者 つまり ADLにかかわらず 認 知 症 に 伴 う 幻 覚 妄 想 夜 間 せん 妄 俳 徊 弄 便 異 食 等 の 症 状 が 著 しく 看 護 が 困 難 な 患 者 が 対 象 となっています (3) 主 な 施 設 基 準 精 神 科 を 標 榜 している 病 院 ( 保 険 医 療 機 関 )に 精 神 科 医 師 及 び 専 従 する 精 神 保 健 福 祉 士 又 は 専 従 する 臨 床 心 理 技 術 者 がいずれか1 人 以 上 当 該 病 棟 に 専 従 の 作 業 療 法 士 を 1 名 以 上 配 置 することが 必 要 です 当 該 病 棟 に 勤 務 する 看 護 職 員 の 最 小 必 要 数 の 半 数 以 上 は 精 神 病 棟 に 勤 務 した 経 験 を 有 する 看 護 職 員 で 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 と 同 様 に 看 護 師 比 率 は 看 護 師 数 が 看 護 職 員 数 の 2 割 以 上 であり 当 該 病 棟 に 勤 務 する 看 護 補 助 者 数 は 入 院 患 者 に 対 して 常 時 25 対 1 以 上 で 最 小 必 要 数 の 半 数 以 上 は 精 神 病 棟 に 勤 務 した 経 験 を 有 する 看 護 補 助 者 であることが 必 要 となります 当 該 病 棟 における1 看 護 単 位 は 概 ね 40~60 床 が 上 限 であり 当 該 病 棟 の 患 者 1 人 当 た りの 面 積 は 内 法 による 測 定 で 18 平 方 メートル( 管 理 部 分 を 除 く )*1を 標 準 としていま す また 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 医 療 を 行 うにふさわしい 内 法 による 測 定 で 広 さ 60 平 方 メ ートル 以 上 の 専 用 の 生 活 機 能 回 復 訓 練 室 を 有 し 当 該 病 棟 に 入 院 しているすべての 患 者 に 対 して 生 活 機 能 回 復 訓 練 等 を 行 うことが 必 要 となります 病 室 や 機 能 訓 練 室 等 の 面 積 の 測 定 に 当 たっては 一 部 の 基 準 について 壁 芯 または 内 法 103

により 行 うのか 不 明 確 であったため 施 設 基 準 に 規 定 された 室 内 面 積 や 廊 下 幅 の 出 にあ たっては 壁 芯 ではなく 内 法 による 測 定 に 統 一 し 平 成 27 年 4 月 1 日 より 適 用 されました 平 成 27 年 4 月 1 日 以 降 に 新 規 に 届 け 出 た 場 合 は 内 法 による 測 定 で 面 積 基 準 等 を 満 たすこ とが 必 要 となります 廊 下 幅 は 柱 等 の 構 造 物 ( 手 すりを 除 く)も 含 めた 最 も 狭 い 部 分 に おいて 基 準 を 満 たすことが 要 件 となります ただし 平 成 26 年 3 月 31 日 までに 届 け 出 た 場 合 は 壁 芯 による 測 定 であっても 平 成 27 年 4 月 1 日 以 降 も 当 該 病 棟 の 増 築 又 は 全 面 的 な 改 築 を 行 うまでの 間 に 限 って 有 効 なものとして 取 扱 われます なお 平 成 20 年 3 月 31 日 時 点 で 特 殊 疾 患 療 養 病 棟 入 院 料 2を 定 している 病 棟 から 移 行 し た 場 合 は 以 下 のような 経 過 措 置 が 設 けられています 平 成 20 年 3 月 31 日 時 点 で 特 殊 疾 患 療 養 病 棟 入 院 料 2を 定 している 病 棟 から 移 行 した 場 合 *1 当 分 の 間 内 法 による 測 定 で 16 m2( 治 療 室 機 能 訓 練 室 浴 室 廊 下 デイルーム 食 堂 面 会 室 ナースステーション 便 所 等 の 面 積 含 む )であっても 可 *2 内 法 による 測 定 で 広 さ 60 m2 以 上 の 専 用 の 生 活 機 能 訓 練 室 とは 当 分 の 間 代 用 的 に 生 活 機 能 回 復 訓 練 等 が 行 える 場 所 (ディルーム 等 )でも 可 (4) 夜 間 勤 務 体 制 認 知 症 病 棟 入 院 料 1の 夜 間 勤 務 帯 には 看 護 職 員 は 2 名 以 上 ( 看 護 補 助 者 が 行 う 場 合 は 1 名 は 看 護 職 員 ) 看 護 補 助 者 は 2 名 以 上 ( 看 護 職 員 が 夜 勤 を 行 う 場 合 は 2 から 看 護 職 員 数 を 減 じた 数 以 上 )の 配 置 が 必 要 です また 認 知 症 病 棟 入 院 料 2 の 夜 勤 勤 務 帯 には 看 護 職 員 1 名 以 上 の 配 置 が 必 要 となります (5) 認 知 症 夜 間 対 応 ( 平 成 24 年 度 改 定 で 新 設 ) 平 成 24 年 度 改 定 では 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 定 病 棟 で 夜 間 に 手 厚 い 体 制 で 看 護 を 行 っている 場 合 の 評 価 が 新 設 されました 夜 間 に 看 護 補 助 者 を 配 置 し 夜 勤 を 行 う 看 護 要 員 が3 人 以 上 ( 看 護 職 員 が 夜 勤 を 行 う 場 合 は 3から 看 護 職 員 の 数 を 減 じた 数 以 上 )の 場 合 は 入 院 した 日 から 起 して30 日 を 限 度 として 認 知 症 夜 間 対 応 を1 日 84 点 定 することが できます (6) 退 院 調 整 ( 平 成 22 年 度 改 定 で 新 設 ) 認 知 症 の 入 院 に 関 しては 在 宅 あるいは 介 護 保 険 との 連 携 が 非 常 に 重 要 で 平 成 22 年 度 改 定 では 認 知 症 にかかわるネットワークの 体 制 整 備 を 進 めていくため 退 院 調 整 が 新 設 されました 平 成 24 年 度 改 定 では 早 期 退 院 を 推 進 するため 退 院 調 整 の 要 件 に 認 知 症 患 者 の 退 院 支 援 のための 部 署 の 設 置 を 追 するとともに 評 価 が200 点 引 き 上 げられました 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 定 病 棟 に6ヶ 月 以 上 入 院 している 患 者 の 退 院 支 援 計 画 を 作 成 し 退 院 支 援 部 署 による 退 院 調 整 を 行 った 場 合 は 退 院 調 整 300 点 を 退 院 時 に 定 すること 104

ができます なお 施 設 基 準 は 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 の 退 院 調 整 の 施 設 基 準 と 同 じ 内 容 に 見 直 さ れています (7) 出 来 高 定 が 可 能 な 項 目 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 は 精 神 療 養 病 棟 入 院 料 と 異 なる 点 は 非 定 型 抗 精 神 病 薬 や 精 神 科 地 域 移 行 実 施 を 定 することはできませんが 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 を 定 することができます 平 成 24 年 度 改 定 では 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 地 域 連 携 認 知 症 集 中 治 療 患 者 サポート 体 制 充 実 感 染 防 止 対 策 や 特 掲 診 療 料 処 置 の 入 院 後 60 日 以 内 の 人 工 腎 臓 ( 透 析 ) を 平 成 26 年 度 改 定 ではデータ 提 出 や 特 掲 診 療 料 リハビリテ-ション のリハビリテ-ション 総 合 計 画 評 価 料 認 知 症 患 者 リハ ビリテ-ション 料 が 新 たに 定 可 能 となりました つまり 出 来 高 定 できる 項 目 としては 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 の である 退 院 調 整 及 び 認 知 症 夜 間 対 応 入 院 基 本 料 等 である 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 地 域 離 島 精 神 科 措 置 入 院 診 療 精 神 科 身 体 合 併 症 管 理 医 療 安 全 対 策 感 染 防 止 対 策 患 者 サポート 体 制 充 実 精 神 科 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 地 域 連 携 認 知 症 集 中 治 療 データ 提 出 特 掲 診 療 料 では リハビリテーショ ン のリハビリテ-ション 総 合 計 画 評 価 料 認 知 症 患 者 リハビリテ-ション 料 精 神 科 専 門 療 法 に 係 る 費 用 処 置 の 人 工 腎 臓 ( 入 院 した 日 から 起 して 60 日 以 内 の 期 間 に 限 る ) 並 びに 除 外 薬 剤 注 射 薬 に 係 る 費 用 を 定 することができます なお リハビリテ-ション 総 合 計 画 評 価 料 認 知 症 患 者 リハビリテ-ション 料 については 第 8 章 特 掲 診 療 料 リハビリテーション 検 査 の リハビリテーション の 項 目 (241 ペ ージ)を 参 照 ください (8) 留 意 すべき 事 項 生 活 機 能 回 復 のための 訓 練 および 指 導 を 生 活 機 能 回 復 訓 練 質 等 で 患 者 1 人 当 たり 1 日 4 時 間 週 5 回 行 いますが 実 施 内 容 の 要 点 及 び 実 施 に 要 した 時 間 を 診 療 録 等 に 記 載 するこ とが 必 要 です また 同 一 保 険 医 療 機 関 内 に 認 知 症 治 療 病 棟 入 院 料 1 と 2 を 定 する 病 棟 を 混 在 するこ とはできません 105

7. 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 2 項 目 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 1 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 2 点 数 2,008 点 1,625 点 対 象 患 者 対 象 病 棟 脊 髄 損 傷 等 の 重 度 障 害 者 ( 脳 卒 中 の 後 遺 症 の 患 者 及 び 認 知 症 の 患 者 を 除 く ) 重 度 の 意 識 障 害 者 筋 ジストロフィー 患 者 又 は 神 経 難 病 患 者 対 象 患 者 を 概 ね8 割 以 上 入 院 させる 一 般 病 棟 重 度 の 肢 体 不 自 由 児 ( 者 )( 日 常 生 活 自 立 度 のランクB 以 上 に 限 る) 等 の 重 度 の 障 害 者 (ただし 脊 髄 損 傷 等 の 重 度 障 害 者 筋 ジストロフィー 患 者 神 経 難 病 患 者 脳 卒 中 の 後 遺 症 の 患 者 及 び 認 知 症 の 患 者 を 除 く) 以 下 のいずれかの 基 準 を 満 たす 一 般 病 棟 又 は 精 神 病 棟 肢 体 不 自 由 児 施 設 重 症 心 身 障 害 児 施 設 国 立 高 度 専 門 医 療 研 究 センター 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 設 置 の 医 療 機 関 で 厚 生 労 働 大 臣 の 指 定 する 医 療 機 関 対 象 患 者 を 概 ね8 割 以 上 入 院 させる 一 般 病 棟 又 は 精 神 病 棟 病 棟 勤 務 人 工 呼 吸 器 使 用 +600 点 / 日 ( 対 象 患 者 が1 日 5 時 間 超 の 体 外 式 陰 圧 人 工 呼 吸 器 を 使 用 した 場 合 ) 重 症 児 ( 者 ) 受 入 連 携 + 2,000 点 / 入 院 初 日 ( 他 の 保 険 医 療 機 関 で 新 生 児 特 定 集 中 治 療 室 退 院 調 整 1 又 は2を 定 した 患 者 を 受 け 入 れた 場 合 ) 専 任 の 医 師 が 常 勤 看 護 職 員 数 常 時 20:1 以 上 (2 割 以 上 が 看 護 師 ) 看 護 補 助 者 数 日 勤 時 間 帯 以 外 の 職 員 数 常 時 20:1 以 上 常 時 看 護 要 員 ( 看 護 師 准 看 護 師 看 護 補 助 者 )2 人 以 上 ただし 1 名 以 上 は 看 護 職 員 病 棟 床 面 積 / 患 者 1 人 16m2 以 上 ( 治 療 室 機 能 訓 練 室 浴 室 廊 下 デイルーム 食 堂 面 会 室 ナースステーション 便 所 等 の 面 積 を 含 む) 留 意 事 項 デ-タ 提 出 臨 床 研 修 病 院 入 院 診 療 超 重 症 児 ( 者 ) 入 院 診 療 準 超 重 症 児 ( 者 ) 入 院 診 療 地 域 離 島 医 療 安 全 対 策 感 染 防 止 対 策 患 者 サポート 体 制 充 実 退 院 調 整 並 び に 救 急 搬 送 患 者 地 域 連 携 受 入 ( 一 般 病 棟 に 限 る ) 並 びに 除 外 薬 剤 注 射 薬 以 外 の 費 用 は 含 まれる (1) 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 2 の 概 要 平 成 20 年 3 月 31 日 に 廃 止 予 定 であった 特 殊 疾 患 療 養 病 棟 入 院 料 及 び 特 殊 疾 患 入 院 医 療 管 理 料 は 期 待 される 役 割 があることから 改 定 後 も 存 続 することになり 特 殊 疾 患 療 養 病 棟 入 院 料 の 名 称 が 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 に 名 称 が 変 更 となりました ただし 認 知 症 の 患 者 及 び 脳 卒 中 の 後 遺 症 患 者 は 対 象 外 となりました 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 2の 対 象 患 者 は 重 度 の 肢 体 不 自 由 児 ( 者 )( 日 常 生 活 自 立 度 のラン クB 以 上 に 限 る) 等 の 重 度 の 障 害 者 となりますが 脊 髄 損 傷 等 の 重 度 障 害 者 筋 ジストロ フィー 患 者 神 経 難 病 患 者 脳 卒 中 の 後 遺 症 の 患 者 及 び 認 知 症 の 患 者 は 対 象 外 です 対 象 病 棟 は 対 象 患 者 を 概 ね 8 割 以 上 入 院 させる 精 神 病 棟 又 は 一 般 病 棟 であり 対 象 患 者 が 対 象 病 棟 に 入 院 した 場 合 に 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 2 を 定 することができます 平 成 26 年 度 改 定 では 消 費 税 率 引 上 げに 伴 う 医 療 機 関 等 の 課 税 仕 入 れにかかるコスト 増 へ の 対 応 分 として 本 体 報 酬 が 2.8% 上 乗 せされています 106

(2) 主 な 施 設 基 準 特 殊 疾 患 治 療 病 棟 入 院 料 2 の 定 病 棟 は 看 護 職 員 及 び 看 護 補 助 者 の 数 が 入 院 患 者 に 対 し て 各 々 常 時 20:1 以 上 で 看 護 職 員 数 の 2 割 以 上 が 看 護 師 となります 夜 勤 を 行 う 看 護 職 員 及 び 看 護 補 助 者 の 数 は 2 人 以 上 で 1 名 以 上 は 看 護 職 員 であることが 必 要 です また 当 該 病 棟 に 専 任 の 医 師 が 常 勤 し 当 該 病 棟 に 係 る 病 棟 床 面 積 は 内 法 による 測 定 で 患 者 1 人 につき 16 平 方 メートル 以 上 となりますが 病 棟 床 面 積 の 定 に 当 たっては 当 該 病 棟 内 にある 治 療 室 機 能 訓 練 室 浴 室 廊 下 デイルーム 食 堂 面 会 室 ナースステー ション 便 所 等 の 面 積 を 入 することができます (3) 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 の 1) 人 工 呼 吸 器 使 用 1 日 5 時 間 を 超 えて 体 外 式 陰 圧 人 工 呼 吸 器 を 使 用 した 場 合 は 人 工 呼 吸 器 使 用 を1 日 600 点 定 することができます 人 工 呼 吸 器 使 用 に 際 しての 酸 素 及 び 窒 素 の 費 用 は 酸 素 及 び 窒 素 の 価 格 の 定 めに 基 づき 定 することができます 2) 重 症 児 ( 者 ) 受 入 連 携 他 の 保 険 医 療 機 関 で 新 生 児 特 定 集 中 治 療 室 退 院 調 整 1 又 は2を 定 した 患 者 を 特 殊 疾 患 病 棟 で 受 け 入 れた 場 合 は 重 症 児 ( 者 ) 受 入 連 携 を 入 院 初 日 に2,000 点 を 定 するこ とができます (4) 退 院 調 整 ( 入 院 基 本 料 等 ) 退 院 調 整 2 ( 入 院 基 本 料 等 ) 退 院 困 難 な 要 因 を 有 す る 在 宅 での 療 養 を 希 望 する 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 定 病 棟 の 入 院 患 者 に 対 して 退 院 調 整 を 行 った 場 合 は 入 院 期 間 に 応 じ 退 院 時 1 回 定 イ 30 日 以 内 +800 点 ( 特 定 地 域 :+400 点 ) ロ 31 日 以 上 90 日 以 内 +600 点 ( 特 定 地 域 :+300 点 ) ハ 91 日 以 上 120 日 以 内 +400 点 ( 特 定 地 域 :+200 点 ) ニ 121 日 以 上 +200 点 ( 特 定 地 域 :+100 点 ) 平 成 24 年 度 改 定 では 効 果 的 な 退 院 調 整 を 行 うため 入 院 基 本 料 等 である 慢 性 期 病 棟 等 退 院 調 整 及 び 急 性 期 病 棟 等 退 院 調 整 は 退 院 調 整 1 及 び2に 再 編 され 入 院 期 間 に 応 じた 評 価 となりました 退 院 調 整 を 定 するためには 退 院 困 難 な 要 因 を 有 する 者 を7 日 以 内 に 抽 出 し できるだけ 早 期 に 患 者 家 族 と 退 院 後 の 生 活 について 話 し 合 い7 日 以 内 に 退 院 支 援 計 画 の 作 成 に 着 手 することが 必 要 となりました 平 成 26 年 度 改 定 では 医 療 資 源 の 少 ない 地 域 ( 特 定 地 域 :55ページ 参 照 )における 看 護 師 又 は 社 会 福 祉 士 等 の 専 従 要 件 を 専 任 に 緩 和 した 評 価 が 新 設 されました 退 院 困 難 な 要 因 を 有 する 在 宅 での 療 養 を 希 望 する 特 殊 疾 患 病 棟 入 院 料 定 病 棟 の 入 院 患 者 に 対 して 退 院 調 整 を 行 った 場 合 は 入 院 期 間 に 応 じ 退 院 調 整 2 30 日 以 内 800 点 ( 特 定 地 域 400 点 ) 31 日 以 上 90 日 以 内 600 点 ( 特 定 地 域 300 点 ) 91 日 以 上 120 日 以 内 400 点 ( 特 定 107