<4D F736F F D B835C83694E6F2E BE0914B8AB48A6F82C692998BE082CC8EC091D E646F63>

Similar documents
1. 概要 目的 大学生におけるクレジットカードの所有の有無とクレジットカードに関する意識を調査するため 回答者 :709 名 1 日本大学商学部 特殊講義金融サービス ビジネス 受講生 (2~4 年生 ) 2 明治大学国際日本学部 金融サービス演習 受講生 (2 年生 ) 3 白鷗大学経営学部 銀

<4D F736F F D B C097A790E690B F838B815B BE0914B82CC8E6782A293B98B7982D192998BE08A7A81458CC2906C82CC89BF926C8ACF8176>

1 施設で生活する高校生の本音アンケート 3 2 調査項目 4 3 施設で生活する高校生の自己肯定感について...5 (1) 一般高校生との比較 5 4 施設で生活する高校生の進路について.7 (1) 希望職種の有無と希望進路 7 (2) 性別 学年による進路の違い 8 5 施設で生活する高校生のア

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

PDF化【公表】290606報告書(横計入)

PowerPoint プレゼンテーション

目次 P. 1 調査の概要 P 年を振り返って P 年の展望 P 備えが必要 ( 経済的に不安 ) と感じること P 今 一番買いたいもの P お金の支払いをする際の決済方法 P 資産運用について

質問 年 ご自身の 1 年に何点をつけますか?(100 点満点 )( 回答者数 :9,493 名 ) 質問 を回答した方への質問 最もウエイトを占める要素は何ですか? ( 回答者数 :9,493 名 ) 質問 を回答した方への質問 昨年と比較して点数

スライド 1

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

<4D F736F F D20838C837C815B83675F89C68C7682C98AD682B782E992B28DB E342E646F63>

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

各位

<4D F736F F D F815B A F A838A815B A8E718B9F8EE C98AD682B782E992B28DB85B315D2E646F63>

質問 年 ご自身の 1 年に何点をつけますか?(100 点満点 )( 回答者数 :6,709 名 ) 質問 を回答した方への質問 点数を決めるにあたって 最も大きな要素は何ですか? ( 回答者数 :6,709 名 ) 質問 年 ご自身へのご褒美のた

「シニアのリアル調査」結果第三弾

<4D F736F F D C835894AD955C8E9197BF EE CC B83678E9E8E96816A8F4390B38CE32E646F63>

ニッセイインターネットアンケート ~ 夏のボーナス について ~ 2019 年 6 月 2 8 日日本生命保険相互会社 日本生命保険相互会社 ( 社長 : 清水博 ) は ずっともっとサービス のサンクスマイルメニューのひとつ として ホームページ (

Press Release 2018 年 6 月 29 日 楽天リサーチ株式会社 現金以外を利用する理由は ポイントが貯まるから がトップ 出かける際に所持する現金の平均金額は 5 年前より 1,151 円低い結果に - キャッシュレス決済に関する調査 - URL:

組合員対象 奨学金制度に関するアンケート の集計状況 1. はじめに調査概要とサンプル特性について < 調査概要 > 調査実施期間 2016 年 11 月 16 日 ~12 月 28 日 調査対象 全国の国公立および私立大学の学部学生 院生 回収数 1,745 有効回答数 文責 : 加藤

今年度(2018年12月~2019年1月)の忘年会・新年会の動向を調査

01 公的年金の受給状況

2005 年ファイル交換ソフト利用実態調査結果の概要 2005 年 5 月 31 日 目次 調査方法...2 ファイル交換ソフトの利用者数の実態 ファイル交換ソフトの利用率とその変化 ファイル交換ソフトの利用者数とその変化...5 ファイル交換の実態 利用されてい

Microsoft Word 年度入学時調査報告.docx

Microsoft Word - プレス091117MDRI _1_

1. 調査の目的 初めての給料日は 新入社員が皆胸を躍らせるイベントだ 家族への感謝の気持ちを伝える機会に 1 ヶ月間頑張った自分へのご褒美に と 使い道を考えている時間が一番楽しいかもしれない しかし最近の若者は 車や高級品に興味がない 海外旅行に関心が薄い 節約志向で無駄遣いはしない などと言わ

スライド 1

家計と景気に関する意識・実態調査報告書

ご主人へはチョコレート ( または贈り物 ) を贈りましたか? 93% (6,740) 7% (534) 贈った 贈らなかった (n=7,274 バレンタイン直後実施アンケート結果 ) 夫はホワイトデーに贈り物をしない? ご主人にバレンタインデーの贈り物をした人に ご主人からホワイトデーの贈り物はあ

< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

PowerPoint プレゼンテーション

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

アンケート内容 2

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

約 7 割が はい と回答しており ポイントやマイルの利用について利便性を求めていることがわかっ た 若年層において特にその意識が高くなっており 0 代が 8.7% で最も高く その後年代が高くなる につれて数値は低くなり 60 代では 60.% と 0 代と 60 代で.5 ポイントの差が出る結果

ソーシャルゲームに関する利用状況調査

バレンタインデーのプレゼントにかける予算は増加傾向 中でも 女性の友人 への予算の平均は 33 円増加バレンタインデーのプレゼントにかける予算について プレゼントを渡す相手別に見たところ パートナー 思いを寄せている相手 への予算は 2 が最も多い一方 配偶者以外の家族 会社 取引先や男性の友人など

Microsoft Word - 小学生調査(FINAL) _.doc

平成28年 高齢者の経済・生活環境に関する調査結果(概要版)2/4

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

図 1 左側は 全病院における病床規模の分布を 右側は回答者施設の病床規模の分布を示す 200 床以上 ~500 床未満 500 床以上では全体に占める割合に比べて回答者の割合がやや高く 200 床未満では やや低い 以下 回答施設全体の統計要約は この点を考慮に入れてみる必要がある 図 1 全病院

最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

参考 調査員調査の対象者へのアンケート ( 平成 21 年 4 月実施 ) の概要 1 目的総務省統計局が調査対象者から直接 調査員調査の実施状況を把握し 平成 20 年度の委託業務の中で調査員調査の検証を行うとともに 今後の民間調査機関への指導についての参考資料を得る また 本アンケートでは 回答

PowerPoint プレゼンテーション

1. ボーナスは定期的に支給されていますか? 年代累計で 奥さまは6 割強 ご主人は8 割強に定期支給 P.1 2. お互いに ボーナスの支給明細書 を見せていますか? あるいは お互いのボーナス支給額をご存知ですか? ボーナスの支給額を知らせる割合は 奥さまは 7 割弱 ご主人は9 割弱 P.1

2. 現状と課題 3 大津市の観光地としての課題 大津市の観光地として成長するには強みを磨き上げていく事と並行して 他の観光地と比較し課題を明らかにする事が大切です 大津市の観光地としての課題は 複数の調査結果をまとめ 次の5つであると考えています 1 一人あたりの来訪者の現地小遣いが低い 2 来訪

<4D F736F F D E93785F8A7789C895CA5F8A778F438E9E8AD481458D7393AE814588D3977E5F8C8B89CA322E646F6378>

スライド 1

質問 今年のクリスマスについて 予算は全て 人当たり 今年のクリスマス イブは火曜日ですが ご自身のクリスマスは何日に行いますか? ( 回答者数 :,4 名 ) 全体では クリスマス イブ の 4 日 という人が一番多く (7.6%) 日 ( 日 ) (0.8%) 3 日 ( 祝 月 ) (0.%)

<4D F736F F F696E74202D C83728E8B92AE8AC28BAB82C68E8B92AE91D C98AD682B782E9837D815B F B835E C837294D E89E695D2816A2E707074>

スライド 1

表 5-1 機器 設備 説明変数のカテゴリースコア, 偏相関係数, 判別的中率 属性 カテゴリー カテゴリースコア レンジ 偏相関係数 性別 女性 男性 ~20 歳台 歳台 年齢 40 歳台

目 次 第 1 章 研究の概要 1.1 研究の背景と目的 研究方法 2 (1) 進捗経緯 2 (2) 調査の概要 成果の概要 3 第 2 章 研究の成果 回答者の概要 学生の生活満足度 人間関係 アルバイト先

25~34歳の結婚についての意識と実態

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

部のうち今回使用する属性 ( 性別 年齢 自身の学校区分 居住形態 ) が揃っている 967 部 ( 有効回答率 100%) を分析に使用した 分析に使用したデータにおいて 男性が 465 人 (48.1%) 女性が 502 人 (51.9%) で男女に差がない 年齢では 19 歳と答えた人が 31

Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

<81798A6D92E8817A F925093C682C6834E838D83582E786C7378>

表紙(A4)

スライド 1

<4D F736F F D208B4D8BE091AE938A8E9182C98AD682B782E992B28DB88CB48D D4C95F189DB816A2E646F63>

1 自由に使えるお金は1か月あたり 3.9 万円 / 3.5 万円そのうち ファッション に使うのは 3 割強 本調査では 1 ヶ月あたりの生活費を除く自分のために自由に表 1 1カ月あたりの自由に使えるお金の金額と衣料品支出額使えるお金の金額はが平均 39,200 円 が 35,400 円で 1ヶ

◎公表用資料

日本のプロ野球に対する関心を示した表 3.1 および図 3.1 をみると スポーツニュース で見る (52.9) に対する回答が最く テレビで観戦する (39.0) 新聞で結果を確 認する (32.8) がこれに続く また 特に何もしていない (30.8) も目立った 2) 性別とのクロス集計の結果

スライド 1

1. ボーナスは定期的に支給されていますか? 年代累計で 奥さまは6 割強 ご主人は8 割強に定期支給 P.1 2. お互いに ボーナスの支給明細書 を見せていますか? あるいは お互いのボーナス支給額をご存知ですか? ボーナスの支給額を知らせる割合は 奥さま ご主人ともに微減 P.1 3. この夏

<342D318A B A2E786C73>

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

3 特許保有数 図表 Ⅰ-3 調査対象者の特許保有数 Ⅱ. 分析結果 1. 減免制度 (1) 減免制度の利用状況本調査研究のヒアリング対象の中小企業が利用している法律別の減免制度の利用状況を 図表 Ⅱ-1 に示す 企業数は延べ数でカウントしている 図表 Ⅱ-1 減免制度の利用状況 この結果から 産業

 

1. 調査の目的 物価モニター調査の概要 原油価格や為替レートなどの動向が生活関連物資等の価格に及ぼす影響 物価動向についての意識等を正確 迅速に把握し 消費者等へタイムリーな情報提供を行う ( 参考 )URL:

日本、中国、米国の貯蓄に対する意識調査:東京スター銀行

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

II. 調査結果 1 調査世帯の状況 世帯の状況 1 家族形態 H28 平成 5 年の調査 ( 小学 2 年 小学 5 年 中学 2 年 ) との比較では 祖父母同居のは 13.3 ポイント減少しており 核家族化の傾向が見られる また は 3.5 ポイント増加している 小学 2 年生

今年参加予定のハロウィーン関連イベント ( 複数回答 ) 今年参加予定のハロウィーン関連イベント 1 位 お菓子をあげる / もらう 54.1% 2 位 イベントに参加するパーティーをする 各 40.1% 4 位 お菓子を食べる 34.8% 5 位 飾り物を飾る 30.1% 6 位 仮装をする 25

図 1. 夏のボーナス推定平均支給額 (N= アンケート回答者全員 ) 2014 年夏 2013 年夏 男女 年齢 家族構成別 :30~50 代の中間層の支給額が増加 家族構成別では 単身者や夫婦世帯の伸び率が上昇男女別では 前年比で男性が 3.1% のプラスなのに対し 女性は 11.6% のマイナ

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

Microsoft Word - リリース doc

リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word 年1月(リリース).doc

47回学調コメント

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

< 調査結果トピックス > インフルエンザに罹 ( かか ) った経験がある人は 49.1% 今シーズンの予防接種は すでに受けた という人が 9.2% これから受ける予定 という人が 25.1% で これらを合わせるとおよそ 3 人に 1 人が予防接種を受けることになると見られる 今のところ受ける

1 見直したい費目のトップは 光熱費 で 82.9% 電力自由化の認知率も 97.1% を超える 各世帯の支出が発生している中で 見直したい費目の 1 位は 光熱費 で 82.9% 携帯電話料金 が 76.3% 食費 が 76.2% と続きました なお 光熱費を見直したい という意識は ライフステー

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

PowerPoint プレゼンテーション

リサーチサービス メニュー紹介


Microsoft Word - ②敬老の日0912(ソニー生命確認).docx

<4D F736F F D208DC590565F CC97B78D7382C98AD682B782E992B28DB88CB48D652E646F6378>

図表 II-39 都市別 世帯主年齢階級別 固定資産税等額 所得税 社会保険料等額 消 費支出額 居住コスト 年間貯蓄額 ( 住宅ローン無し世帯 ) 単位 :% 東京都特別区 (n=68) 30 代以下 (n=100) 40 代

目次 はじめに 1 Ⅰ. 調査の概要 1 Ⅱ. アンケート調査結果 ( 速報 ) 2 Ⅲ. 基礎集計 8 資料 アンケート調査票 11 アンケート依頼 15

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

ECONOMY TOPICS

<4D F736F F D2092B28DB88C8B89CA F8E8388E397C3816A >

14山崎・原.indd

「Brilliant60s=輝ける60代」 2,000人に聞いた「シニアのリアル調査2017」結果より 第二弾

Transcription:

2015 年 7 月 27 日 調査レポート 実践女子大学人間社会学部実践 ペルソナ 研究会 実践 ペルソナ 通信 (No.8) 実践女子大生の金銭感覚と貯金の実態 に関する調査結果 ~ 最もお金がかかっているのは 趣味 ひと月にお金が残る人 8 割 ~ 実践女子大学人間社会学部 ペルソナ 研究会は 実践女子大学生を対象に 金銭感覚と貯金 についてアンケート調査を実施しました 有効回答者数は 63 でした 実践 ペルソナ 研究会は 実践女子大学人間社会学部における 統計科学 ( 担当 : 竹内光悦 ) 経営学 ( 担当 : 篠崎香織 ) マーケティング( 担当 : 斎藤明 ) の3つの分野のゼミ生を中心に組織され 自分たちの消費活動 ライフスタイルをはじめ 実践女子大生が自分たち自身 を科学する研究会です 総括 渋谷キャンパスに所属する実践女子大生の金銭感覚と貯金に関する実態について 63 サンプルの実践女子大生から回答を得た アルバイトの実施については 回答者全体の 83% の人がアルバイトをしていて ひと月の平均収入額は3 万円以上 ~7 万円未満が過半数を占めている ( 図 2) 学年があがるとともに平均収入額が増えていることもわかった また 収入額の中でひと月に自由に使える平均金額は5 万円未満であることから 収入額の中でお金を遣り繰りしていることがうかがえる ( 図 3-1, 図 3-2) ひと月にお金を計画的に使っていると回答した人は 44% であり 計画的にお金を使っていないと回答した人が過半数を超えた このことから ひと月にお金を計画的に使っている人のほうが少ないことがわかった また 最も優先してお金をかけたいものは 趣味 (37%) であり 実際に最もお金がかかっているものも 趣味 (32%) であることがわかった 一方 普段の食事 や 会食 においては お金をかけたい割合より 実際お金がかかっている割合が高いことから 予定より食費が多くかかっている傾向がうかがえる ( 図 5, 図 6) 貯金に関しては ひと月にお金が残ると回答した人が全体の 83% であり その中で貯金をしている人は 47% であった 貯金をしている目的は 約 8 割の人が特に明確な使い道や目標がないと回答したことから 目的をもって意識的に貯金している人はそれほど多くないことがわかった 学年別では 収入額 貯金額ともに学年が上がるにつれて平均金額もあがっていることから 上級生の方が多額の金銭を管理していることがうかがえる

調査結果のポイント (1) アルバイトをしている人は全体の 8 割アルバイトをしているかどうかの質問について している という回答は 83% していない という回答は 17% であった また 一人暮らしの人より実家暮らしの人のほうがアルバイトをしている割合が高かった この結果は 今回の回答者の多数が実家暮らしである (76%) 傾向からなのか 実家暮らしと一人暮らしのアルバイト実施比率については 両者を同等なサンプル数にして再度調査を試みたい (2) お金を計画的に使っていない人が 56% ひと月で計画性をもってお金を使っているか尋ねたところ はい という回答が 44% いいえ という回答は 56% であった 計画的に使っていない人のほうが多かった しかし 収入と支出の関係より 98% の人がひと月の収入内でやりくりしていることが読み取れる (3) もっともお金がかかっているのは 趣味 ひと月でお金をかけたいものを 普段の食事 会食 ファッション コスメ 趣味 の中から優先順位の高い順に回答するよう求めたところ 1 番優先順位が高かったのは 趣味 (37%) で 続いて 普段の食事(27%) ファッション(24%) 会食(11%) コスメ(1%) の順になった また 実際にお金が一番かかっているものを 普段の食事 会食 ファッション コスメ 趣味 の中から最もあてはまるものを 1 つだけ尋ねたところ 1 番多かった回答は 趣味 (32%) であった 一方 普段の食事 や 会食 においては お金をかけたい割合より 実際お金がかかっている割合が高く 現実的に食費が多くかかっている学生が多い傾向がある (4) ひと月の残額は学年とともに増えているひと月の平均残額について尋ね 全回答者 ( 図 7-1) と学年別 ( 図 7-2 図 7-3 図 7-4) の集計を行った 全回答者の集計では お金が 残らない (17%) 3 万円以上 ~5 万円未満残る (13%) 5 万円以上残る (8%) であった 一方学年別では 1 年生はお金が 残らない (26%) 3 万円以上 ~5 万円未満残る (4%) 5 万円以上残る (0%) であったのに対し 2 年生はお金が 残らない (19%) 3 万円以上 ~5 万円未満残る (19%) 5 万円以上残る (0%) であった さらに3 年生はお金が 残らない (5%) 3 万円以上 ~5 万円未満残る (32%) 5 万円以上残る (11%) であった 全回答者の集計結果からは 特に平均残額に偏りはないが 残額は多くないことがわかった また 学年別の集計結果からは 学年が上がるにつれて お金が 残らない と回答する人の割合が減り 3 万円以上お金が残る と回答する人の割合は増えていることがわかった (5) 貯金をしている人の約 6 割は 明確な目的なし貯金をしている人の中で 貯金の目的を尋ねたところ 万が一の備え (42%) と回答した人が一番多く 続いて 旅行などのレジャー (25%) 目的なし(21%) という順になった 万が一の備え と 目的なし の回答を合わせると 6 割を超える

調査結果について < 調査概要 > 1. 調査対象 : 実践女子大生 1 年 ~3 年生 ( 渋谷キャンパス在学生 ) 2. 調査方法 : 質問紙によるアンケート 3. 調査期間 : 2015 年 6 月 23 日 4. 有効回答者数 :63 人 5. 回答者の属性 : 実践女子大学生: 学年 1 年 :37% 2 年 :33% 3 年 :30% 本調査担当チーム 実践 ペルソナ 研究会 3 年新井美怜 3 年大崎綾乃 3 年岸本萌美 3 年鳥居由佳子 3 年松川早希 3 年鈴木千晶 調査結果データ (1) 居住形態を尋ねたところ 実家暮らしの人は全体の 76% 一人暮らしをしている人は 24% であった アルバイトをしているかも聞いたところ 回答者の 8 割がアルバイトをしていることがわかった 居住形態とアルバイトの実施有無を比較したところ 実家暮らしでアルバイトをしている人は 85% アルバイトをしていない人は 15% 一方 一人暮らしでアルバイトをしている人は 73% アルバイトをしていない人は 27% であった 実家暮らしの人のほうがアルバイトをしていることがわかった ( 図 1) 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 85% 15% 実家暮らしアルバイトをしている 73% 27% 一人暮らしアルバイトをしていない 図 1 居住形態とバイトの有無 (N=63)

(2) ひと月の平均収入を尋ねたところ 3 万円未満 (19%) 3 万円以上 ~5 万円未満 (30%) 5 万円以上 ~7 万円未満 (27%) 7 万円以上 ~9 万円未満 (8%) 9 万円以上 ~ 10 万円未満 (8%) 10 万円以上 (8%) という結果であった ひと月の女子大生の平均収入は 3 万円以上 ~7 万円未満が大多数であることがわかった ( 図 2) 図 2 ひと月の平均収入 (N=62) (3) ひと月で自由に使える金額を尋ねたところ 3 万円未満 (32%) 3 万円以上 ~5 万円未満 (35%) 5 万円以上 ~7 万円未満 (15%) 7 万円以上 ~9 万円未満 (8%) 9 万円以上 ~10 万円未満 (8%) 10 万円以上 (2%) であった ひと月の女子大生の平均支出は 3 万円以上 ~5 万円未満が大多数を占めていることがわかった ( 図 3-1) 図 3-1 ひと月自由に使えるお金の平均 (N=62) 収入と支出を比較したところ 収入よりも支出が多い (2%) 収入と支出が等しい(56%) 支出よりも収入のほうが多い(42%) という結果になった この結果よりひと月の収入分をすべて使い果たす人が半数以上を占めていることが分かった ( 図 3-2)

図 3-2 収入と支出の関係 (N=62) (4) ひと月でお金の計画性をもって使っているか尋ねたところ 44% が はい と答え 56% が いいえ と答えた 計画性をもって使っていない人は半数を超えることがわかった ( 図 4) 図 4 お金の使い方計画性の有無 (N=62) (5) ひと月でお金をかけたいものを 普段の食事 会食 ファッション コスメ 趣味 の中から優先順位の高い順に回答してもらい 1 位に選ばれたものを集計したところ 1 番多かった回答は 趣味 (37%) であった 次に 普段の食事(27%) ファッション(24%) という順になった 趣味やファッションのように比較的単価が高いものと 普段の食事のように単価は安くても積み重なって高くなるものは優先順位が高いことがわかった また 会食 (11%) や コスメ (1%) と優先順位は低いことがわかった( 図 5)

図 5 ひと月でお金をかけたいもの (N=63) (6) 実際にお金が一番かかっているものを 普段の食事 会食 ファッション コスメ 趣味 の中から最もあてはまるものを 1 つだけ尋ねたところ 1 番多かった回答は 趣味 (32%) で 次に 普段の食事(30%) 会食(22%) ファッション(16%) となり コスメ と回答した人はいなかった ひと月でお金をかけたいもの ( 図 5) と ひと月で1 番お金がかかっているもの ( 図 6) を比較してみると 普段の食事と会食の占める割合が増えていることから 大学生の食事は思いのほかお金がかかっているようである ( 図 6) 図 6 ひと月で一番お金がかかっているもの (N=63) (7) ひと月の平均残額は1~3 年の回答を総合した結果から見ると 約半数の 56% が手元にお金が 残らない または 5 千円以上 ~1 万円未満残る と回答していることが分かる 続いて 1 万円以上 ~4 万円未満残る (34%) 4 万円以上残る (13%) という結果になった ( 図 7-1) これを 各学年に分けて見ていくと 全体のグラフでは 56% だった 残らない か 5 千円以上 ~1 万円未満残る の回答が 1 年生は 88% 2 年生は 52% 3 年生は 31% となっており学年を経ることにより残額が増えている ( 図 7-2, 図 7-3, 図 7-4)

図 7-1 全回答者のひと月の平均残額 (N=63) 図 7-2 1 年生のひと月の平均残額 (N=23) 図 7-3 2 年生のひと月の平均残額 (N=21)

図 7-4 3 年生のひと月の平均残額 (N=19) (8) ひと月にお金が残ると回答した人の中で 残額の使い道を尋ねたところ 翌月に繰り越している人は全体の 53% 一方 貯金をしている人は 47% であった 残額を翌月に繰り越すと回答した人が過半数を超えている ( 図 8) 図 8 ひと月の残額の使い道 (N=51) (9) 貯金をしている人に 貯金をしている目的を尋ねたところ 1 番回答が多かったのは 万が一の備えとして であった (42%) 次に回答が多かったのが 旅行などのレジャー である(25%) そして 3 番目に多かった回答が 目的なし である (21%) このような結果から 貯金をしている者の約 6 割は明確な使い道や目的を持っていないことがわかった ( 図 9-1) また 高額な商品の購入 と回答した人 (3 人 ) の ひと月の平均残高をみると 5 万円以上が 2 人 2 万円以上 ~3 万円未満が 1 人であった このことから 貯金の目的が 高額の商品の購入 である人はひと月の平均残高が高い傾向があることがわかった ( 図 7-1)( 図 9-2)

図 9-1 貯金の目的 (N=24) 図 9-2 貯金目的が 高額な商品のため である人のひと月の平均残高 (N=3) (10) 貯金をしている人の中で 貯金を意識しはじめた時期を尋ねたところ 全体の4 分の3 以上が大学生になる前から貯金を意識していることがわかった 1 番多かった回答が小学生 (42%) であり 貯金に関する意識は 小学生時代から芽生えていた人が多いことがわかった ( 図 10)

図 10 貯金を意識しはじめた頃 (N=24)