広島県

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平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

平成 28 年度 第 1 回境港市学校給食センター運営委員会 1 日時 : 平成 28 年 10 月 27 日 ( 木曜日 )10:00~ 2 場所 : 境港市学校給食センター研修室 3 内容 (1) 報告事項 1 平成 28 年度学校給食の実績について 2 学校給食センターの取組について 3 アイ

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刈谷市食育推進計画

平成 26 年度努力点 1 研究主題 作って食べて食への思いを高める常安の子 - 広げよう! 食育の輪 - 2 研究主題設定の理由本校では 平成 24~25 年度の2 年間に渡り できたよ自分で というテーマの基 やてみたい できるようになりたい 分かるようになりたい と 自分の意思で意欲的に学ぶ子

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

実践内容 (1) 視点 1 教育活動全体で推進できるよう 指導体制を整備し 食に関する指導の充実 を図る 1 食育全体計画の整備既存の食育全体計画を見直し 教科 学級活動における食に関する指導の時間を確保するとともに 栄養教諭とのティーム ティーティング ( 以下 TT) についても明記した また


第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間

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2. 今年度の実践から 1 CS 給食試食会や保護者参加の授業での実践日常学級担任が感じていることや, 生活や食事の調査結果から, 当日の参加者や学年の課題をとりあげ資料を作成した 6 月 1 年保護者給食試食会排便や朝食内容の問題点 朝型の生活リズムの必要性 6 月 CS 給食試食会休日における牛

給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる <

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

H26SSS報告書:奈良県

第 4 学年学級活動学習指導案 1 題材名 バランスよく食べよう ( キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食生活の形成 ) 2 題材について (1) 児童の実態 < 男子 11 名 女子 15 名計 26 名 > 本学級は 元気で明るい子どもたちが多い学級である 給食時間は 放送をよく聞いたり

Microsoft Word - 研究の概要他(西小) 最終

30つながる食育推進事業成果報告書

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

芥川小学校5年家庭科 学習指導案

Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

17一宮聾号外

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

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必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

リデュース ザ 食べ残し  ~小学校での10の取組とその効果~

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

平成25~27年度間

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gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

H26SSS報告書:石川県

ライフステージ別に 個人 家庭 地域 企業 行政 それぞれの分野での取組を まとめました 基本施策 1 理解と関心を深めて食育推進 個人 家庭 地域 企業 家族と 食 について話をする 感謝の気持ちを込めて いただきます ごちそうさま を言う よく噛んで味わって食べる 買い物や調理 後片付け等 食事

第 5 学年 組家庭科学習指導案 指導者 1 題材名 食べて元気! ご飯とみそ汁 2 題材設定の理由〇児童観本学級の児童は ゆでる 炒める という加熱調理において調理の基礎的 基本的な技能を身に付けている また 5 月の自然教室においては 事前に食品を3つのグループに分ける学習を実施し その後 栄養

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

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平成 28 年度食育推進に係る実践報告書 別紙様式 学校名 東広島市立西条小学校 学校長氏名 中嶋崇弘 栄養教諭氏名 貞岩美智恵 職員数 57 名 児童 生徒数 1,074 名 1 学校における食育の現状 ( 昨年度からの課題等 ) 平成 25 年度より栄養教諭が配置され, 年間計画に基づいて, 栄

(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

食育に関するアンケート

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

資料2 これまでの学校における食育の取組について

別紙 1 全体年少年中年長ねらい 食生活に必要な基本的な習慣や態度を身につける 食べることを楽しみ 健康的な体作りへのつながりを知る の喜び 調理の経験を通して 食べ物への興味 関心を持つ 食べ物 食材を大切にしようとする 食事に必要な習慣や態度を知る いろいろな種類の食べ物や料理を楽しむ 自分たち

様式 Ⅰ 平成 28 年度オリンピック パラリンピック教育推進校 事業実施報告書 学校名 井手町立井手小学校 多賀小学校 泉ヶ丘中学校 全校児童 生徒数 井手小 ;222 名多賀小 ; 99 名泉ヶ丘中 ;154 名 Ⅰ スポーツへの誘い自己肯定感の醸成 Ⅱ 障害者や高齢者への理解共生社会の形成 Ⅲ

Microsoft Word - 小1年学級活動(小日向)

Microsoft Word - ☆5章1栄養.doc

6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

コラム授業力の向上について食育では 生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性を育んでいきます そのためには 教師の授業力が一つの鍵になることはいうまでもありません そこで どのような授業を行えば 子どもたちに望ましい生活習慣等が定着するのか 小学校 中学校授業評価システムガイドライン ( 平成

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

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自己紹介をしよう

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

( 書式 ) 平成 0 年度東京都立練馬特別支援学校年間指導計画 4 ねらい () 作品製作を通して 裁縫道具を安全に使えるようになる () 作る喜びを体験する () 手元を見て活動に取り組める時間を増やす (4) 調理道具を教員と共に正しく使用することができる 時間 使用教科書ら くっく (S プ

有り ) については, おもに食べる主食 は, パンが5 人, ごはんが3 人, コーンフレークが1 人, おもに食べる主菜 は, 肉, ハム, などが4 人, 豆腐, 納豆などが1 人, 食べないが3 人, おもに食べる副菜 は, みそ汁が4 人, 炒め物が2 人, サラダが1 人, 食べないが2


上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

いて考え, 判断し, 実践している 解している 6 食育の視点 自の食生活を見つめ直し, よりよい食習慣を形成しようと努力すること ( 心身の健康 ) 食品の品質の良否を見け, 食品に含まれる栄養素やその働きを考え, 適切な選択をすること ( 食品を選択する能力 ) 7 学習計画 時 おやつの取り方

いろいろな衣装を知ろう

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

教科等の関連 小学校 特別活動 教科等との関連 給食時間 給食指導 食に関する指導一 二 三 四 五 六 学校給食の内容 献立との関連 学級活動 学校行事 児童活動 クラブ 社会 学期 学期 学期 給食当番の仕事内容を知る 給食を準備するときには きちんとした服装で手洗いをすることが大切であることが

食育を重視した調理実習

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

司会者田中さん鈴木さん山田さん田中さん鈴木さん司会者川村さん佐藤さん司会者佐藤さん川村さん中村さん グループの提案と話し合いの様子 それでは 次のグループのみなさん よろしくお願いします わたしたちは 食べ残しゼロ!大すきハッピーメニュー を提案します このテーマにした理由の一つ目は 給食の食べ残し

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

5 本時の計画 (1) 本時のねらい 五大栄養素の分類表と例示した食事を比較することで 不足する栄養素を含むを追加し バランスの良い食事にすることができる ( 知識 理解 ) (2) 食育の視点 に含まれる栄養素やその働きを知り 栄養素のバランスの良い食事を考えることができる ( 心身の健康 )(

02-01 ビジョンの基本的考え方

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H30全国HP

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食育に関するアンケート

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平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

(3) 西予市 西予市産が最高! えひめの食育応援団 in 愛媛県歴史文化博物館 ( 食育講習会 ) 開催日時 平成 26 年 8 月 31 日 11 時 ~14 時 開催場所 愛媛県歴史文化博物館 入場者数 約 280 名 出演者 司会小林真三 ( 南海放送パーソナリティー愛媛の食育応援団メンバー

(第1案)

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

Taro-H29 教育課程編成届3

各推進主体の具体的な取り組み 家庭 幼稚園 保育所 関係団体 家族で一緒に朝 早寝 早起き 朝 朝食の大切さを 食を食べる日を ごはんを推進し 伝えていきまし 増やしま ま ょう 朝食の大切さ 早寝 早起き 朝 園便りや給食便 簡単に作れる朝 の推進 ごはんを心がけ りで食育推進を 食のメニューを

第2次帯広市食育推進計画(名古屋市パクリ)

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

つくば市地域福祉計画 骨子案

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

食育って, ご存知ですか? 食育とは 生きる上での基本であって, 知育, 徳育及び体育の基礎となるべきもの 様々な経験を通じて 食 に関する知識と 食 を選択する力を習得し, 食育の推進に取り組んでいます! 28 年 ( 平成 2 年 )3 月に 福山市食育推進計画,213 年 ( 平成 25 年

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

名称未設定-1

枝豆の販売 収穫した枝豆は JA の方に洗浄してもらい その後自分たちで 250 グラムずつ量り 販売のための袋詰め作業をした また 販売に向けて ポスターを描いたり 商品に付けるリーフレットを作ったりした 全校へちらしを配ったり各教室で宣伝したりと PR 活動を行った 当日たくさんの人が買いに来て

きたがわ8月号_588.ec9

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

PowerPoint プレゼンテーション


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講演内容 とてもよかった よかった ふつう そうでもなかった 合計 人数 未記入 2 名 割合 57.6% 41.2% 1.2% 0.0% 講演内容について < 食品ロスの現状 > 食品ロスの多さにおどろいた ロスをなくしていくためにはどうしたらよいか 考えるきっかけとなっ

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問 2 あなたの年齢は 20 代 と回答した人は 0 人でした 問 3 朝 何時頃に起床しますか

かたがみ79PDF用

コラム 野菜ってどのくらい食べるの 野菜にはビタミンやミネラルや食物繊維などいろいろな栄養素が含まれています ビタ ミン類は体の調子を整え カリウムは血圧を低下させ 食物繊維は便秘の予防や血糖値の 上昇を緩やかにしたり 腸管でのコレステロールの吸収を抑えます しかも低カロリーなので多く食べても安心で

Transcription:

栄養教諭を中核とした食育推進事業 事業結果報告書 都道府県名 推進地域名 広島県 福山市 1. 事業推進の体制 福山市行政関係部局 広島県教育委員会 学識経験者 福山市教育委員会 食育推進検討委員会 JA 関係機関, 地域生産者等 PTA( 家庭 ) 推進地域 新涯小学校 ( 拠点校 ) 誠之中学校 箕島小学校 曙小学校 新涯幼稚園 箕島幼稚園 あけぼの幼稚園 2. 具体的取組等について テーマ 1 各教科における食に関する系統的な指導の在り方 ( 小学校 中学校 ) (1) 食に関する授業実践 1 給食室探検 特別活動 1 年生 教室がミニ給食室に変身 実際に給食室で使う同じサイズのアルミの釜や道具 ( スパテラ ) 材料を準備して, 児童がスパテラを使って混ぜたりザルで運んだりする体験をした 2 食事のマナー 特別活動 1 年生 自分たちが食べている様子を振り返り, 食事の姿勢や正しいはしの持ち方について気づくことができた はしで豆運び競争にチャレンジし, 意欲をもたせた 3 食事のあいさつ 道徳 1 年生 食べ物には命がありそれぞれ生きていた その命をいただいているという内容の紙芝居を作成し, いただきます の意味を考えさせた また, 感謝の気持ちを態度で表すとどうすればよいかを給食を通して考えさせた

4 元気のひみつ 特別活動 1 年生 元気にすごすためにはどうしたらよいかを, ブー フー ウー という好き嫌いの多い動物の紙芝居から考えさせた 食べものには 3つの仲間があること や 好き嫌いしないでなんでも食べることが健康な体を作るうえで大切であること を理解させ, 残さず食べようとする意欲をもたせた 5 食べものだいすき 特別活動 2 年生 人間のからだを列車に置き換えて, 列車が元気よく動くためにはどうしたらよいか考えさせた 食べものが3 つのグループに分かれることを知り, 働きや 3つのグループがそろうと元気が出ることを理解させた 6 できるようになったよ 特別活動 2 年生 サンドイッチの中身を考えさせることで, 赤 黄 緑のバランスを考えて選ぶことが大切であることを理解させた 班でお互いの考えを交流し, どんなサンドイッチを作れば元気がでるのかを考えさせた (2) 体験的活動 1 じゃがいもの栽培活動 生活科 2 年生 ゲストティーチャーによる指導のもと, じゃがいもの植え付けを行い観察や肥料やりを体験した 観察する中で子どもたちは, じゃがいもが水や肥料や太陽のエネルギーをもらって生長している 命があるということに気づいた 収穫したじゃがいもは給食で使い, 学校全体にも呼びかけを行い, 自分たちが作ったじゃがいもを感謝して食べた 2 くわいの栽培活動 総合的な学習 5 年生 ゲストティーチャーによる指導のもと, 地域のくわい田や学校園に植え付け, 観察を行った 12 月の収穫では, 冷たい泥の中で作業の苦労を知るとともに, たくさん収穫できた喜びを味わった 収穫したくわいは, 家庭科の調理実習で くわいごはん と くわいの味噌汁 にして食べた 3 推進地域の小学校 幼稚園での栽培活動地域の方の協力により, 夏野菜, さつまいも, 米, 冬野菜等の栽培活動を行った

4 料理教室 ( 小学校 中学校 ) の実施 地場産物を使用した朝食づくり( 新涯小 ) 献立おにぎりみそ汁卵焼き野菜サラダぶどう 簡単クッキング( 曙小 ) 献立ピザもんじゃ冷たいかぼちゃスープフルーツパンチ 献立夏野菜どんぶりレタスとトマトの冷たいスープチョイピリ ゴーヤチャンプル季節のフルーツヨーグルトかけ 朝食の献立を考えよう( 箕島小 ) 献立ビビンバみそ汁デザート お弁当づくり( 誠之中 ) 市食生活改善推進員の指導により 野菜たっぷり と 誠之っ子一番人気のおかず 卵焼きを自分で を目標に行った 献立すりおろしたにんじんやしらすの入った卵焼きおにぎりじゃがいもの甘煮やチンゲン菜とたけのこの野菜炒め テーマ 2 家庭や地域との効果的な連携の在り方 (1) 公民館行事 1 くわいっ子教室 (4 年生 ~6 年生クッキング教室 ) レンジやオーブンでできる簡単料理 2 民生委員の会講話 学校における児童の食の様子や家庭の食の在り方について (2) 推進地域の小学校での給食試食会 幼稚園食育講演会 給食について, 朝食をきちんと食べること 家族の団らん 食事のマナー バランスのとれた食事の大切さ等, 家庭での食の在り方について, 地産地消について話した (3) 推進地域の小 中学校での食育授業 1 幼稚園でのすくすくデー 2 担当校との連携 毎月 1 回 すくすくデー を設け, テーマを決め給食と関連付けた食べものの話や栄養 食事のマナーなどについて, 子どもたちが楽しく学べ, 残さず食べるように教材を工夫して指導した

2 担当校との連携 何のためにごはんを食べるのだろう? の問いかけから, 給食の食べ残しの実態をふまえて, どうしたら食べられるようになるのだろうと自ら考えさせる内容で実施した (4) 生産者との連携 JA 福山市との連携により, 地元である新涯町や曙町で野菜 ( さつまいも 大根 ) を栽培されている方々から納入できた 掲示資料や放送資料を作成し, 全校へ知らせ, 地域や食材に興味 関心をもたせることができた (5) 食育通信 アンケート調査 1 食育通信の発行月 1 回発行し, 食についての保護者への啓発活動に取り組んだ 2 アンケート調査の実施地場産物, 郷土料理の認識や家庭への普及度を調査した (6) 食育ファイル くわい料理集 1 食育ファイル 社会科 家庭科 総合的な学習の時間などでの活用や, 地場産物がわかり, 地場産物を使った料理づくりや料理を味わう子どもを増やすことをねらいとし 県地図上に県内各地の特産物や福山市の特産物 子どもが考えた食育標語を載せた 推進地域の5 6 年児童と中学 1 年の生徒に配付した 2 くわい料理集 地域の特産物である くわい を使った料理が, 定着していない実態がある 郷土料理として家庭で伝承することをねらいとして, くわいを利用した料理を保護者から募集し, 作成した この料理集は, 推進地域内の全家庭へ配布した また, この中の献立を学校給食へ取り入れた テーマ1~2に共通する具体的計画第 1 回 食に関する実態調査 により, 推進地域の小学校 3 年生 6 年生, 中学校 2 年生及びその保護者を対象に地場産物や郷土料理に関する理解や経験の実態を把握した その結果, 約 33% の児童が郷土料理を知らず, 家庭でも食べた経験がないことが分かった また, 約 45% の保護者が郷土料理を作ることができないことが分かった 推進地域は郷土料理の食材にも使用されている くわい の産地であり, 郷土の食材や料理への関心を高めるため, 栽培活動や地域との交流を行う また, 保護者へは, 食育通信を通して郷土料理への理解を促す そして くわいを使った料理の募集 を行い, 地域の食育推進委員や農協と連携して郷土料理レシピ集を作成し, 推進地域の家庭や公民館等に配布することで郷土の食材や料理への関心を高める取組を行う

数字で変化のあった事項について 給食の残食量の変化第 Ⅰ 回目 : 平成 22 年 4 月 ~5 月第 2 回目 : 平成 22 年 1新涯小学校 5.3% 3.8% 箕島小学校 1.6% 1.5% 曙小学校 3.2% 1.6% 地場産物や郷土料理に関する理解や関心の変化第 1 回目 : 平成 22 年 第 2 回目 : 平成 23 年 ( いずれも推進地域の小学校 3 年生 6 年生, 中学校 2 年生及びその保護者を対象 ) 地場産物を1 種類も知らない 郷土料理を1 種類も知らない児童 生徒 11.6% 10.1% 児童 生徒 33.7% 28.8% 地場産物を知っていますか? 郷土料理を知っていますか? 8 種類くらい知っている 5 種類くらい知っている 3 種類くらい知っている 全く知らない 8 種類くらい知っている 5 種類くらい知っている 3 種類くらい知っている 全く知らない 家庭で郷土料理を1 種類も食べたことがない児童 生徒 33.2% 26.0% 家庭で郷土料理を食べたことがありますか? 郷土料理を 1 品も作れない 保護者 45.1% 47.1% 自分の住んでいる地域や広島県の郷土料理をつくることができますか? 8 種類くらい食べたことがある 5 種類くらい食べたことがある 3 種類くらい食べたことがある 食べたことがない 8 品以上作れる 5 品以上作れる 3 品以上作れる作れない 事業全体を通じて 特に効果のあった方策等について 新涯小学校では毎日の給食指導や食に関する授業, 推進地域の小中学校 幼稚園では食育指導や保護者を対象にした取組み ( 給食試食会, 食育講演会 ) を実施し, 食に対する興味, 関心が高まった 学校給食の残食量が減少した また推進地域の小学校 幼稚園では, じゃがいもやくわい栽培等の体験的活動を実施した この活動の中で地域との連携を深め, 栽培をすることの苦労を知り, 収穫したものを学校給食や調理実習で使用することで食べ物に対する感謝の気持ちをもつことができるようになった 継続的に食に関する授業を実施することにより, 教職員の意識が高まった 今後の課題 ( 今回の事業により新たに見えた課題など ) 新涯小学校では, 現在 1 2 年生を中心に食に関する授業を実践しているが, 今後は全学年発達段階に応じた系統的 計画的な食育を推進するための体制を整える 児童 生徒だけでなく, 保護者に対しても, 地場産物 や 郷土料理 という言葉やその意味について, もっと関心が高まる指導法の工夫改善が必要である 本年度作成したレシピ集の普及や, 公民館行事を利用しての啓発活動, 保護者を巻き込んだ親子料理教室を実施する等, 家庭 地域への食の関心を高める取組を繰り返し行う