個人町県民税は次の方に課税されます 個人町県民税が課税されない人 町県民税の税率 均等割 均等割のかからない人前年の合計所得金額が28 万円に本人 控除対象配偶者及び扶養親族 (16 歳未満の者を含む ) の合計数をかけて得た金額 ( 控除対象配偶者又は扶養親族がいる場合には 当該金額に168,000 円を加算した金額 ) 以下である人 税率 住民票がその年の 1 月 1 日現在で登録されている方です ア生活保護法によって生活扶助を受けている人 所得割 所得割のかからない人前年の合計所得金額等が 35 万円に本人 控除対象配偶者及び扶養親族の合計数をかけて得た金額 ( 控除対象配偶者又は扶養親族がいる場合には その金額にさらに32 万円を加算した金額 ) 以下である人 税率 県民税 ( 総合課税 ) ( 分離課税 ) 分離課税の税率については 役場税務課 各支所住民班へ問い合わせてください 所得金額 1,500 円 課税標準額全体町民税県民税 1 総合課税の所得と所得金額の計算方法 2 分離課税の所得と所得金額の計算方法 個人町県民税について イ障害者 未成年 寡婦又は寡夫で前年の所得が 125 万円以下 ( 給与所得者の年収に直すと 2,044 千円未満 ) であった人 区分現行 ( 平成 25 年度まで ) 町民税 3,000 円 特例期間 ( 平成 26 年度から平成 35 年度まで ) 3,500 円 2,000 円 東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律 に基づき 臨時の措置として特例期間の 10 年間 町民税と県民税の均等割額をそれぞれ年額 500 円加算します また 県民税均等割額については森林環境税 500 円を含みます ( 所得金額 - 所得控除額 ) 10% 6% 4% 所得割の税額計算の基礎は所得金額です この場合の所得の種類は 所得税と同様でその金額は 一般に収入金額から必要経費を差し引くことによって算定されます なお 町県民税は前年中の所得を基準として計算されます 所得の種類 利子所得公債 社債 預貯金等の利子収入金額 所得金額の計算方法 配当所得株式や出資の配当等収入金額 - 株式等の元本所得のために要した負債の利子 不動産所得地代 家賃 権利金等 給与所得サラリーマンの給与等収入金額 - 給与所得控除額又は特定支出控除額 雑所得 公的年金等 原稿料等上記の所得にあてはまらない所得 収入金額 - 必要経費 事業所得事業をしている場合に生じる所得収入金額 - 必要経費 次の 1 と 2 の合計額 1 公的年金等の収入金額 - 公的年金等控除額 21 を除く雑所得の収入金額 - 必要経費 一時所得クイズに当たった場合などに生じる所得収入金額 - 必要経費 - 特別控額 (50 万円 ) 所得の種類 所得金額の計算方法 退職所得退職金 一時恩給等 ( 収入金額 - 退職所得控除額 ) 1/2 譲渡所得土地などの財産を売った場合に生じる所得収入金額 - 資産の取得金額などの経費 - 特別控除額
所得控除 所得控除は 納税者に配偶者や扶養親族があるかどうか 病気や災害などによる出資があるかどうかなどの個人的な事情を考慮して その納税者の実情に応じた税負担を求めるために所得金額から差し引くことになっているものです 種類 雑損控除 医療費控除 控除額次のいずれか多い金額 1( 損失の金額 - 保険等により補てんされた額 )-( 総所得金額等 1/10) 2( 災害関連支出の金額 - 保険等により補てんされた額 )-5 万円 ( 支払った医療費 - 保険等により補てんされた額 )-{( 総所得金額等 5/100) 又は10 万円のいずれか低い金額 )} ( 限度額 200 万円 ) 社会保険料控除支払った額小規模企業共済等支払った額掛金控除平成 24 年 1 月 1 日以後 生命保険会社又は損害保険会社と締結した生命保険契約等 ( 以下 新契約 という ) に係る保険料については これまでの一般生命保険料控除と個人年金保険料控除の他に 介護医療保険料控除が創設されました 平成 23 年 12 月 31 日以前に締結した生命保険契約等 ( 以下 旧契約 という ) に係る保険料については 従前の生命保険料控除が適用になります 生命保険料控除 地震保険料控除 新契約の場合は下記の表に基づき計算します 年間の支払保険料等控除額 12,000 円以下支払保険料の金額 12,000 円超 32,000 円以下 32,000 円超 56,000 円以下 支払保険料等 1/2+6,000 円 56,000 円超一律 28,000 円 支払保険料等 1/4+14,000 円 一般生命保険料控除 個人年金保険料控除 介護医療保険料控除の合計限度額は 70,000 円です 旧契約の場合は下記の表に基づき計算します 支払った保険料控除額 15,000 円以下支払保険料等の金額 15,000 円超 40,000 円以下 40,000 円超 70,000 円以下 支払保険料等 1/2+7,500 円 70,000 円超一律 35,000 円 支払保険料等 1/4+17,500 円 一般生命保険料控除 個人年金保険料控除の合計限度額は 70,000 円です 新契約と旧契約がある場合は 下記のとおり計算します ( ア ) 新契約と旧契約それぞれで計算した金額の合計額 ( 限度額 28,000 円 ) ( イ ) 新契約のみで計算した金額 ( 限度額 28,000 円 ) ( ウ ) 旧契約のみで計算した金額 ( 限度額 35,000 円 ) 合計限度額は 70,000 円です 1 支払地震保険料のすべてが地震損害保険契約等に係るものである場合 ア 50,000 円以下の場合 支払った保険料の 1/2 の金額 イ 50,000 円を超えた場合 25,000 円 2 支払損害保険料のすべてが旧長期損害保険契約等に係るものである場合 ア 5,000 円以下の場合 支払った保険料の金額 イ 5,000 円を超え15,000 円以下の場合 支払った保険料の金額 1/2+2,500 円 ウ 15,000 円を超える場合 10,000 円 3 支払損害保険料のうちに 地震損害保険契約等に係るものと旧長期損害保険契約等に係るものとがある場 合 アイ 1 及び2に準じて計算した金額の合計額が25,000 円以下の場合 1 及び2に準じて計算した金額の合計額が25,000 円を超える場合 当該合計額 25,000 円 障害者である納税義務者 控除対象配偶者及び扶養親族 (16 歳未満の者を含む )1 人につき 障 害 者 控 除 普通障害者 26 万円 控除対象配偶者又は扶養親族が同居特別障害者の場合 特別障害者 30 万円 は 23 万円を加算 (53 万円 ) 寡婦控除 寡夫控除勤労学生控除 配偶者控除 納税義務者が寡婦である場合には 26 万円 ただし 合計所得金額が500 万円以下で かつ 扶養親族である子を有する場合には 30 万円 納税義務者が寡夫である場合には 26 万円 納税義務者が勤労学生である場合には 26 万円 控除対象配偶者 33 万円 ただし 控除対象配偶者が70 歳以上の場合 38 万円
配偶者特別控除 生計を一にする配偶者 ( 他の納税義務者の扶養親族又は事業専従者を除く ) を有する納税義務者で 前年の合計所得金額が 1,000 万円以下の者である場合には その者の総所得金額から次の区分に応じた金額を控除します 控除対象配偶者以外の配偶者 450,000 円未満 330,000 円所 700,000 円未満 110,000 円所 500,000 円未満 310,000 円得 750,000 円未満 60,000 円得 550,000 円未満 260,000 円金 760,000 円未満 30,000 円金額 600,000 円未満 210,000 円額 760,000 円以上 0 円 650,000 円未満 160,000 円 扶 養 控 除 年齢 16 歳以上 19 歳未満 年齢 23 歳以上 70 歳未満の扶養親族の場合 33 万円 ( 一般扶養控除 ) 年齢 19 歳以上 23 歳未満の扶養親族の場合 45 万円 ( 特定扶養控除 ) 年齢 70 歳以上の扶養親族の場合 38 万円 ( 老人扶養控除 ) 年齢 70 歳以上の扶養親族で 本人又は配偶者の直系尊属であり 同居している場合 45 万円 ( 同居老親等扶養控除 ) 基 礎 控 除 平成 24 年度から16 歳未満の扶養親族にかかる扶養控除 (33 万円 ) は廃止されました 33 万円 税額控除 調整控除 税源移譲に伴い生じる所得税と町県民税の人的控除額 ( 基礎控除 扶養控除など ) の差に基づく負担増を調整するため 次 の算式により求めた金額を所得割額から控除します 合計課税所得金額が200 万円以下 合計課税所得金額が200 万円を超える場合 所得税との人的控除額の差額の合計額と合計所得額の 所得税との人的控除額の差額の合計から 合計課税所 いずれか尐ない金額につき 下記に相当する金額を所得 得金額から200 万円を控除した金額 (5 万円を下回る場 割の額から控除します 合は 5 万円 ) につき下記に相当する金額を所得割の額 から控除します 町民税 3% 町民税 3% 県民税 2% 県民税 2% ( 参考 ) 人的控除額の差額 ( 単位 : 万円 ) 所得税 町県民税 差額 特別障害 40 30 10 障害者控除額同居特別障害 ( 本人は除く ) 75 53 22 (1 人につき ) 普通障害 27 26 1 寡婦 寡夫控除 特別寡婦 35 30 5 一般寡婦 寡夫 27 26 1 勤労学生控除額 27 26 1 配偶者控除 一般 38 33 5 老人 48 38 10 配偶者特別控除 配偶者の所得 (38~40 万円 ) 38 33 5 配偶者の所得 (40~45 万円 ) 36 33 3 一般扶養 (16 歳以上 ) 38 33 5 扶養控除額 特定扶養 (19 以上 23 歳未満 ) 63 45 18 (1 人につき ) 老人扶養 (70 歳以上 ) 48 38 10 同居老親 58 45 13 基礎控除 38 33 5 寄附金税額控除所得税で対象となる寄附金のうち 次のものが対象となります 1 本町をはじめ 都道府県 市区町村に寄附したもの( ふるさと納税 ) また 東日本大震災関係の災害義援金として寄附したもの 2 共同募金会 日本赤十字社に寄附したもの( 東日本大震災の寄附でないもの ) 3 ア長崎県内に主たる事業所等を有する独立行政法人 公益社団法人 公益財団法人 国税庁長官の認定を受けた特定非営利活動法人など イ県内に学校を設置する国立大学法人 学校法人 ウ県内で社会福祉事業を実施する社会福祉法人基本控除控除方式 寄附金-2 千円 10% を所得割額から税額控除控除対象限度額総所得金額等の合計額の30% 適用下限額 2 千円を超える金額都道府県 市町村に対する寄附金 ( ふるさと納税 ) 1. 基本控除 寄附金-2 千円 10%( 町民税 6% 県民税 4%) を所得割額から税額控除控除方式 2. 特例控除額 ( 地方公共団体に寄附した場合の上乗せ分 ) 寄附金-2 千円 90%- 寄附者の所得税の税率 総所得金額等の合計額の30% 上限は基本控除のみに 控除対象限度額所得割の20% 上限は特例控除のみに適用適用下限額 2 千円を超える金額 確定申告をする必要がない給与所得者等が ふるさと納税 を行う場合に ふるさと納税先団体が 5 団体以内の場合であって 確定申告を行わない場合に限り ふるさと納税を行う際に 各ふるさと納税先団体に 特例の適用に関する申請書 を提出することで 確定申告を行わなくても ふるさと納税についての寄附金控除を受けられことになりました この場合は 個人住民税からの控除で税の軽減が行われます
外国税額控除 外国で得た所得について その国の所得税などを納めているときは 一定の方法により その外国税額が税額から差し引か れます 配当控除又は株式等譲渡控除 株式の配当などの配当所得があるときは その金額に下記の率を乗じた金額が税額から差し引かれます 課税総所得金額 土地等に係る課税事業所得等の 1,000 万円を超える場合金額 課税長期 ( 短期 ) 譲渡所得金額 株式等に係 1,000 万円以下の場合 1,000 万円以下の部分 1,000 万円超の部分る課税譲渡所得等の金額又は先物取引に係る課 税雑所得等の金額の合計額 町民税 県民税 町民税 県民税 町民税 県民税 利益の配当 剰余金の分配 特定株式投資信託又 は特定投資信託の収益の分配 ( 敵格機関投資家私 1.60% 1.20% 1.60% 1.20% 0.80% 0.60% 募によるものを除く ) 証券投資信託の収益の分配 ( 一般外貨建等証券投資信託の収益の分配を除く ) 住宅借入金等特別控除 町県民税の納税の方法 普通徴収自営業者などの場合は 年 4 回 (6 月 8 月 10 月 翌年 1 月 ) に分けて各人が町役場から送付された納税通知書 ( 納付書 ) により町県民税を納めていただくことになっています また 希望される場合は口座振替にて納めていただくこともできます 特別徴収 0.80% 0.60% 0.80% 0.60% 0.40% 0.30% 一般外貨建等証券投資信託の収益の分配 0.40% 0.30% 0.40% 0.30% 0.20% 1. 住宅借入金等特別控除の適用がある人 ( 平成 11 年から平成 18 年までの間に入居した人に限ります ) の平成 19 年分以降の各年分において 住宅借入金等特別控除額と平成 18 年分の税率を適用して算定した所得税額 ( 住宅借入金等特別控除額の適用がないものとした場合の所得税額とします ) のいずれか尐ない金額からその年分の所得税額 ( 住宅借入金等特別控除額の適用がないものとした場合の所得税額とします ) を控除した残額 (0 を下回る場合を除きます ) については 翌年度分の個人住民税から その残額に相当する金額を減額できる措置が講じられています 2. 平成 21 年から平成 31 年まで入居し 所得税の住宅借入金等特別控除の適用をした人でその年分の所得税の額から控除しきれなかった金額があるときは その控除しきれなかった金額を翌年度分の個人住民税の額から控除することが出来ます この場合 個人住民税額からの控除額は その年分の所得税の課税総所得金額等の 5%( 最高 9 万 7,500 円 ) が限度となります 1 給与所得者会社などの給与の支払者 ( 特別徴収義務者 ) が 6 月から翌年 5 月までの各月の給与から町県民税を差し引き これを翌月の 10 日までに納めていただくことになっています ( 年の途中で退職した場合の徴収 ) すべての年税額を納め終える前に 退職 休職 その他の理由により 給与から差し引けなくなった場合 下記の一括徴収を除いて 残りの税額は納税通知書 ( 納付書 ) により ご本人に直接納めていただくことになります 0.15% 一括徴収 6 月 1 日から12 月 31 日までの間に退職した人などで 残りの税額を給与又は退職金からまとめて差し引くことを申し出た場合 翌年 1 月 1 日から4 月 30 日までの間に退職した人などで 残りの税額を超える給与又は退職金がある場合 ( この場合 本人の申し出がなくても残りの税額は給与又は退職金から一括徴収されます ) 2 年金等受給者 ( 平成 21 年 10 月受給分から ) 平成 21 年 10 月以降に支払われる老齢等年金給付について特別徴収制度が導入されました 現在納付書でお支払いいただいている町県民税が 公的年金から差し引かれます 対象者は65 歳以上の公的年金等の受給者 ( 当該年度の初日に老齢基礎年金等をうけている方 ) 以下の受給者は 特別徴収の対象から除きます 当該年度の基礎年金額が 18 万円未満である人 ( 介護保険料の特別徴収と同じ ) 当該年度の特別徴収額が老齢基礎年額を超える人特別徴収の対象税額と徴収する方法は 上半期の年金支給月 (4 月 6 月 8 月 ) ごとに 前年度の下半期の特別徴収額の3 分の1を仮徴収します 下半期の年金支給月 (10 月 12 月 2 月 ) ごとに 年税額から当該年度の上半期の特別徴収額を控除した額の3 分の1を本徴収します なお 特別徴収を開始する年度又は 新たに対象者となった年度は 上半期に普通徴収 下半期に特別徴収を実施します
町県民税 ( 普通徴収 ) の納期 第 1 期 6 月 15 日から 6 月 30 日まで 第 2 期 8 月 1 日から 8 月 31 日まで 第 3 期 10 月 1 日から 10 月 31 日まで 第 4 期 1 月 1 日から 1 月 31 日まで 町県民税が算出されるまでの具体例 家族構成 夫婦子供 2 人 ( 妻子は所得なし 子は20 歳と17 歳 ) 住所 新上五島町 設 収入 5,670,000 円 例 平成 年中の収支 必要経費 2,175,000 円 社会保険料 420,000 円 生命保険の支払額 100,000 円 個人年金の支払額 0 円 所得の計算 ( 収入 - 必要経費 ) 5,670,000 円 -2,175,000 円 =3,495,000 円 A 所得の計算 社会保険料控除 420,000 円 生命保険料控除 35,000 円 配偶者控除 330,000 円 所得控除額 扶養控除 330,000 円特定扶養控除 450,000 円 基礎控除 330,000 円 計 1,895,000 円 B 課税所得金額 (A-B) 3,495,000 円 -1,895,000 円 =1,600,000 円 C 所得割額 (C 税率 ) 県民税 1,600,000 4%=64,000 円 D 町民税 1,600,000 6%=96,000 円 E 調整控除 県民税 330,000 2%=6,600 円 F 町民税 330,000 3%=9,900 円 G 330,000 円は所得税と町県民税の人的控除の差 ( 配偶者控除 50,000 円 扶養控除 50,000 円 特定扶養控除 180,000 円 基礎控除 50,000 円 ) の合計額になります 調整控除後の所得割額 県民税 (D-F) 57,400 円 H 町民税 (E-G) 86,100 円 I 均等割 町県民税額 県民税 2,000 円 J 町民税 3,500 円 K 県民税 (H+J) 59,400 円 町民税 (I+K) 89,600 円 今年度町県民税額 149,000 円