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2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

2 居宅サービス事業所の状況

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Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

01 表紙 老人保健課 - コピー

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

計画の今後の方向性

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2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

Microsoft Word - 3

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スライド 1

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改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

緊急連載!! あとわずか! 最終回制度 報酬改定に対する予測と提案 NPO 法人日本介護福祉教育研修機構理事長日本通所ケア研究会会長妹尾弘幸 あくまでも 私見による予測 提案であり 決定事項ではないことにご注意ください 0 総論 項 目 訪問 通所 短期入所 小規模多機能 入所 基本機能 訪問介護

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

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月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

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総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

介護保険事業状況報告 ( 全国計 ) 第 1 表第 1 号被保険者のいる世帯数 ( 単位 : 世帯 ) 前年度末現在当年度中増当年度中減当年度末現在 23,856,459 1,319, ,241 24,261,177 第 2 表第 1 号被保険者数 ( 単位 : 人 ) 年齢区分 前年度

8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

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Microsoft PowerPoint - 05短時間の身体介護 調査結果概要((5)短時間の身体介護)0320

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

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平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

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01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

別紙2

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

正誤表

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都市部の高齢化対策に関する検討会資料

が行う地域支援事業 ( 介護予防 日常生活支援総合事業 ) に移行することとした また 今般の医療 介護の一体的な制度改正に先駆けて行われた平成 26 年度の診療報酬改定において 医療機関の機能分化 強化と連携 在宅医療の充実等にも取組がなされた 一方 2025 年が 10 年後に迫る中で人口構造に

要望 その 1 地域包括ケアを推進するために小規模多機能型居宅介護の位置づけを変える これまで基本的な考え方 : 通い を中心として 要介護者の様態や希望に応じて 随時 訪問 や 泊まり を組み合わせてサービスを提供することで 中重度となっても在宅での生活が継続できるよう支援する これから基本的な考

1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

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小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援変更日 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定有効期間 ) 事業所指定効力停止の

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

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平成20年度春の家居宅介護支援事業所事業計画

従業者の勤務の体制及び一覧表 ( 年月分 ) サービス種類 ( ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 ) 事業所 施設名 ( グループホーム ユニット A ) 管理者は常勤である第 1 週第 2 週第 3 週第 4 週常勤換勤務 4 週の週平均の 形態必要があります 算後の合計勤務時間日月火水

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

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【最終版】医療経営学会議配付資料 pptx

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1. 消費税の仕組みについて 1 1. 消費税とは 消費税は 消費に広く公平に負担を求める間接税 消費税の課税対象は 国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡 貸付け及び役務の提供と外国貨物の輸入 < 導入 引上げの経緯 > 平成元年 4 月 1 日消費税導入 ( 税率 3%) 平成

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特別養護老人ホーム 優雅 社会福祉法人 桜寿会 ( 特別養護老人ホーム優雅 ) 福島県南会津郡南会津町田島字北下原 111 番 TEL: FAX: ( 郡山オフィス ) 福島県郡山市菜根一丁目 22 番 10 号 T

サービス提供体制強化加算に関する届出書 [ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所 ] 1 事業所名 平成年月日 2 異動区分 1 新規 2 変更 3 終了 3 届出項目 1 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ イ ) 2 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ ロ ) 4 研修等に関 1 する状況 3 サービ


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高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

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点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

平成 29 年度 特別養護老人ホームの入所状況に関する調査 平成 30 年 3 月独立行政法人福祉医療機構経営サポートセンターリサーチグループ

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○○○の課題と検討

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サービス付き高齢者向け住宅の登録制度の概要 バリアフリー化や居住者への生活支援の実施等の基準を満たす住宅について都道府県等が登録を実施 サービス付き高齢者向け住宅の登録制度は 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 高齢者住まい法 ) の改正により 平成 23 年 10 月に創設 料金やサービス内容

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類か所数主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス > 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所生活介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸

社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

平成18年4月制度改正にかかる請求明細書・給付管理票の記載例について

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平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

点検項目 605 認知症対応型共同生活介護費 点検事項 点検結果 夜勤減算介護従業者の数が共同生活住居ごとに1 以上 満たさない身体的拘束等を行う場合 態様 時間 心身の状況 緊急や身体拘束廃止未実施減算 未実施むを得ない理由を記録 夜間支援体制加算 (Ⅰ) 夜間支援体制加算 (Ⅱ) 身体的拘束等の

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居宅介護支援事業者向け説明会

負担割合の引き上げ 一定以上所得者の利用者負担の見直し 保険料の上昇を可能な限り抑えつつ 制度の持続可能性を高めるため これまで一律 1 割に据え置いている利用者負担について 相対的に負担能力のある一定以上の所得の方の自己負担割合を 2 割とする ただし 月額上限があるため 見直し対象者の負担が必ず

介護給付費の加算等に係る届出について各種加算について加算を開始 または加算の要件に該当しなくなった場合等 変更がある場合には 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書等の提出が必要となります 具体的には 以下のとおりです 1 届出の期限事業の種類 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護

Taro 社福軽減(新旧)

( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護加算届出書類一覧表 各月の 15 日までに届け出れば その翌月から算定できます 勤務形態一覧表 ( 別紙 B) については 届出月の直近 1 ケ月分を提出してください 加算名必要な提出書類 変更届施設等の区分 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 体制等

Transcription:

小規模多機能型居住介護への期待 2008 年 11 月 29 日 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会全国大会 厚生労働省参事官 ( 社会保障担当 ) 香取照幸

小規模多機能サービスの原点 ( どんな議論をしてきたのか )

小規模多機能サービスの基本コンセプト : 在宅支援 を目指した各種サービスの機能統合 基幹機能 ( 通所 ) を中心とした多様な在宅サービス機能の集積 24 時間 365 日のサービス : 高齢者の時系列的な状態変化に合わせた通所 訪問 宿泊 入所サービスの連続的 一体的提供 可能な限りの在宅生活継続を実現するための 多機能 生活の中の介護 (CARE IN PLACE) 入所 ( 施設 ) 機能は在宅サービスの延長線上に位置けられるもの : 高齢者の生活圏域内でのサービス完結 小規模性 地域密着性の重視 ( いわゆる 総合施設 との違い )

小規模 多機能サービス拠点のイメージ 身近にある生活圏域 ( 小 中学校区 ) で完結 地域に 365 日 24 時間の安心を提供 小規模 なじみの関係 家庭的雰囲気 住み慣れた地域 ( 状態に応じて回数 時間に幅がある ) 小規模 多機能サービス拠点 (365 日 24 時間随時の必要に対応 ) 通い 訪問 通い 訪問 泊まり 入居 のワンストッフ サーヒ ス 泊まり 心身の変化に対応 生活の継続とケアの連続性 発展可能性 ユニットの併設 住居部門 ( 高齢者向けの新しい 住まい ) の併設 入居 時間

制度化に当たっての課題 1 理念の具現化ー地域生活継続の支援 ( 継続的 包括的支援を可能にする基準 報酬 ) 2 ケアの質の確保 利用者の権利擁護 ( 小規模多機能の弱点を直視する ) 3 地域ケアシステムの中での機能 役割 ( 地域全体で高齢者を支える )

1 地域生活支援の具現化 : 定員規模 基本機能の構成 ( 地域密着 個別ケアを可能にする定員規模 ) (24 時間 365 日の支援を可能にする機能 ) ( 入所機能の位置付け ) : 時系列的なサービス利用の流れの担保 ( 通い と 泊まり の関係 ) ( 入所主導の回避 ) : 報酬の基本骨格 ( 基本的には包括 (+ 一部出来高 ))

2 ケアの質の確保 利用者の権利擁護 : 密室化 地域からの孤立 抱え込みなどに関する懸念の回避 情報開示の制度化 事業運営への地域の参加 : 劣悪事業者の排除 指定前研修の導入 : 事業者自身 事業者組織によるケアの質の確保に事業者組織によるケアの質の確保にむけての取り組みの強化

3 地域ケアシステムの中での機能 役割 利用者の立場に立てば 小規模多機能事業所が持たないサービス ( かかりつけ医機能 リハビリ機能など ) の利用は保障されなければならない : 地域の他のケア資源との連携 小規模多機能拠点相互のネットワーク構築の必要性 : 地域における相談 サービス調整機能拠点 ( 地域包括支援センター ケアマネ機関等 ) との連携 地域ケアマネジメント 長期継続マネジメントの視点

小規模多機能型居住介護 ( 制度化された姿はどのようなものか )

小規模多機能型居宅介護の概要 基本的な考え方 : 通い を中心として 要介護者の様態や希望に応じて 随時 訪問 や 泊 まり を組み合わせてサービスを提供することで 中重度となっても在宅での生活が継続できても在宅での生活が継続でき るよう支援する 利用者の自宅 小規模多機能型居宅介護事業所 併設事業所で 居住 人員配置は固定にせず 柔軟な業務遂行を可能に どのサービスを利用しても なじみの職員によるサービスが受けられる 在宅生活の支援 地域に開かれた透明な運営サービス水準 職員の資質の確保 様態や希望により訪問 訪問 通い を中心とした利用 様態や希望により 泊まり 利用者 人員配置 設備 + ( 併設 ) 居住 グループホーム 小規模な介護専用型の特定施設 小規模介護老人福祉施設 ( サテライト特養等 ) 有床診療所による介護療養型医療施設等 運営推進会議 の設置 地域の関係者が運営状況を協議 評価する場を設ける 管理者等の研修外部評価 情報開示 登録定員は25 名以下 通い の利用定員は登録定員の1/2~15 名の範囲内 泊まり の利用定員は通いの利用定員の1/3~9 名の範囲内とし, 通い の利用者に限定 介護 看護職員日中 : 通いの利用者 3 人に1 人 + 訪問対応 1 人夜間 : 泊まりと訪問対応で2 人 (1 人は宿直可 ) 介護支援専門員 1 人 通いの利用者 1 人当たり3m2以上 泊まりは4.5 畳程度でプライバシーが確保できる設え 小規模多機能型居宅介護と連続的 一体的なサービス提供 職員の兼務を可能に 要介護度別の月単位の定額報酬

介護報酬 小規模多機能型居宅介護 ⑴ 小規模多機能型居宅介護費 (1 月につき ) 経過的要介護 4,469 単位 要介護 1 11,430 単位 要介護 2 16,325 単位 要介護 3 23,286 単位 要介護 4 25,597597 単位 要介護 5 28,120 単位 ⑵ 初期加算 30 単位 介護予防小規模多機能型居宅介護 ⑴ 介護予防小規模多機能型居宅介護費 (1 月につき ) 要支援 1 4,469 単位 要支援 2 7,995 単位 ⑵ 初期加算 30 単位

月当たり ( 単位 ) 40000 平成 18 年 4 月改定後の各種サービスの単位数の比較 35000 30000 25000 20000 特養多床室 特養ユニット 特定 15000 GH 小規模多機能 10000 在宅基準限度額 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5

人員基準 ⑴ 介護 看護職員ア日中 通いサービスの利用者 3 人に対し常勤換算方法で 1 以上 訪問サービス提供のため従業者を常勤換算方法で1 以上イ夜間及び深夜宿泊サービスと訪問サービスの提供のため 2 以上 (1 人は宿直でも可 ) 宿泊サービスの利用者がいない場合には 夜勤又は宿直職員を夜間及び深夜の時間帯を通じて1とすることができる アとイの職員のうち 1 以上が常勤 1 以上が看護職員であること ⑵ 介護支援専門員 1 人 ( 必要な研修を終了している者 ) 利用者の処遇に支障がない場合は 他の職務に従事することができる が ⑶ 管理者 1 人 管理者及び法人の代表者は 認知症高齢者の介護に従事した経験を有する者等であって 認知症高齢者の介護に関する研修を修了している者であること

事業者の参入促進のために行った措置 ( 平成 18 年 9 月 ) ⑴ 夜間及び深夜における職員配置の緩和宿泊サービスの利用者のための夜勤職員に加えて配置される宿直職員 ( 主として訪問サービス対応職員 ) は 登録者から連絡を受けた後 事業所から登録者宅へ訪問するのと同程度の対応ができるなど 随時の訪問サービスに支障がない体制が整備されているのであれば 必ずしも事業所内で宿直する必要はないものとする ⑵ 開設当初における人員配置の緩和通いサービス対応の職員数は 通いサービスの利用定員のビスの利用定員の 90% を基に算定すべきところ 開設の時点から6 月未満の間は 通いサービスの利用定員の50% の範囲内で事業者が届け出た利用者見込数を前提に算定可とする 利用定員 15 人の場合で利用者見込数を50% とした場合 見直し前 常勤換算で職員 5 人 (15 人 90% 3( ( 端数切上げ )) 見直し後 常勤換算で職員 3 人 (15 人 50% 3( 端数切上げ ))

設備基準 ⑴ 利用者 登録定員 25 人以下 通いサービスの利用定員 (1 日当たり ) 登録定員の 2 分の 1 から 15 人までの範囲内 宿泊サービスの利用定員 (1 日当たり ) 通いサービスの利用定員の 3 分の 1 から 9 人までの範囲内 ⑵ 居間等 居間及び食堂合計した面積が通いサービスの利用者 1 人当たり3 m2以上 宿泊室 宿泊室 ( 個室 ) の面積 7.43m2以上 個室以外の宿泊室の面積 1 人当たり概ね7.43m2以上で 構造は利用者のプライバシーが確保されていること (3) 立地 利用者の家族との交流の機会を確保し 地域住民との交流を図る観点から 住宅地等に立地すること

運営基準 事業者は 自ら提供するサービスの評価を行うとともに 定期的に外部の者による評価を受け それらの結果を公表し 常にその改善を図ること 登録定員に対し 通いサービスの利用者が著しく少ない状態が続かないようにすること 登録者が通いサービスを利用していない日については 可能な限り 訪問サービスの提供や電話連絡による見守り等を行い 利用者に関わること 介護支援専門員は 利用者の居宅サービス計画 小規模多機能型居宅介護計画の作成を行うこと 事業者は 利用者 利用者の家族 地域住民の代表者 市町村の職員 地域包括支援センターの職員 有識者等により構成される運営推進会議を設置し 概ね2 月に1 回以上 通いサービス及び宿泊サービスの提供回数等の活動状況を運営推進会議に報告し その評価を受け 要望 助言等を聴く機会を設けること

小規模多機能型居宅介護に係る市町村独自の高い報酬の設定 市町村が独自に設定した基準において サービスの質を確保するための特別な要件を課している場合等で 市町村からの申請に基づき厚生労働大臣が個別に認定した際には 当該市町村においては 通常よりも高い報酬を設定することができる 高い報酬の設定は 加算方式とする 市町村が独自に定める要件に柔軟に対応できるよう 高い報酬には段階を設定し 市町村は いずれの段階に該当するかについて具体的な要件を明確にして申請し 厚生労働省が有識者で構成する 市町村独自報酬検討会議 に審査を依頼した上で いずれの段階の報酬に該当するかを決定する

小規模多機能型居宅介護について Ⅰ 小規模多機能型居宅介護の現状 小規模多機能型居宅介護の状況 1 小規模多機能型居宅介護 ( 予防含む ) の利用者数は約 20.1 千人 事業所数は 1,37 3 カ所となっている ( 平成 20 年 4 月審査分 ) 小規模多機能型居宅介護利用者数 ( 予防含む ) 小規模多機能型居宅介護請求事業所数 25 1,600 利用者数(千 20 20.1 18.8 1,200 1181 123712831315 17.8 17 965 892 801 用 16 1,000 1025 10661122 14.9 16 15 800 10 13.6 10.7 11.912.8 600 人 9.2 507 人)7.7 400 406 437507 6.2 5 5.2 4.5 233 290345 200 2.6 3.2 3.8 123152184 56 84 18 0 14161.9 0.1 0.6 0.9 1.4 1.6 事業所数 1,400 0 681 ( 資料出所 ) 厚生労働省 介護給付費実態調査 より作成 1373 2 00 6/ 4 2 00 6/ 5 2 00 6/ 6 2 00 6/ 7 2 00 6/ 8 2 00 6/ 9 2 00 6/ 10 2 00 6/ 11 2 00 6/ 12 2 00 7/ 1 2 00 7/ 2 2 00 7/ 3 2 00 7/ 4 2 00 7/ 5 2 00 7/ 6 2 00 7/ 7 2 00 7/ 8 2 00 7/ 9 2 00 7/ 10 2 00 7/ 11 2 00 7/ 12 2 00 8/ 1 2 00 8/ 2 2 00 8/ 3 2 00 6/ 4 200 6/ 5 2006/6 2 00 6/ 7 200 6/ 8 2006/9 2006/ 10 2006/11 2 006/ 12 2 00 7/ 1 200 7/ 2 2007/3 2 00 7/ 4 200 7/ 5 2007/6 2 00 7/ 7 200 7/ 8 2 00 7/ 9 2007/ 10 200 7/ 11 2 007/ 12 200 8/ 1 200 8/ 2 2 00 8/ 3 1

小規模多機能型居宅介護の状況 2 利用者の平均要介護度は2.57( 予防を除く 平成 20 年 4 月審査分 ) であり 当初想定よりは軽くなっている ( 制度創設時は平均 3.5 程度を想定 ) これについては 事業者からは 中重度の利用者の確保が難しい との声があるとともに 比較的軽度の利用者に対しても 軽度の段階から利用することで自宅に住み続けられる可能性が広がるなど 一定の役割を果たしているとの意見もある が 要介護度別利用者割合 ( 予防を除く ) 通所介護 要介護 1 31.2% 要介護 2 30.1% 要介護 3 21.4% 要介護 4 11.9% 要介護 5 5.4% 要介護 1 要介護 2 小規模多機能型居宅介護 要介護 1 23.2% 要介護 2 26.0% 要介護 3 27.6% 要介護 4 16.6% 要介護 5 6.6% 要介護 3 要介護 4 要介護 5 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 小規模多機能型居宅介護受給者数 ( 千人 ) ( 資料出所 ) 介護給付費実態調査 ( 平成 20 年 4 月審査分 ) より作成 介護予防通所介護 介護予防小規模多機能型居宅介護を除く 要介護度 総数 要支援 1 要支援 2 経過的要介護 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 受給者数 20.1 (100%) 0.8 (3.8%) 1.2 (5.7%) 0.0 (0.0%) 4.2 (20.0%) 4.7 (22.4%) 5.0 (23.8%) 3.0 (14.3%) 1.2 (5.7%) ( 資料出所 ) 介護給付費実態調査 ( 平成 20 年 4 月審査分 ) より作成

小規模多機能型居宅介護の状況 3 平成 20 年介護事業経営実態調査によると 小規模多機能型居宅介護の収支差率は -8.0% となっている また 看護 介護職員の1 人当たり給与は 他のサービスに比べ 低い水準となっている ( 円 / 月 ) 常勤 非常勤 介護福祉士 その他の介護職員 看護師 准看護師 介護福祉士 その他の介護職員 看護師 准看護師 小規模多機能型居宅介護 251,121 202,099 304,986 265,957 202,330 186,508 257,919 220,375 訪問介護 264,107 223,124 - - 230,476 212,046 - - 通所介護 287,805 233,913 321,745 285,565 219,676 199,379 272,269 261,624 短期入所生活介護 328,467 272,407 412,586 341,523 228,189 201,232 322,769 244,744 介護老人福祉施設 340,464 290,289 453,236 362,652 276,598 219,350 344,956 301,046 認知症対応型共同生活介護 280,949 219,970 332,088 264,651 209,330 201,567 267,355 198,866 介護老人福祉施設を除く各サービスについてはビスについては それぞれ予防サービスを含む ( 資料出所 ): 平成 20 年介護事業経営実態調査より作成 看護職員の配置の現状 常勤看護師配置数 常勤准看護師配置数 配置事業所数 (142 事業所中 ) 32(22.5%) 38(26.8%) ( 資料出所 ): 平成 20 年介護事業経営実態調査より作成

小規模多機能型居宅介護の状況 4 利用者数が多いほど 収支差率は良い傾向があり 概ね利用者が 18~19 人以上の事業所では 収支が均衡しているが 平均利用者数は 14.8 名程度に止まっている 利用者数が集まらない理由として 事業者等からは サービスの PR 不足や居宅介護支援事業者との連携不足等が指摘されている 小規模多機能型居宅介護の利用者数別事業所数 収支差率 25 20 事 15 業所数 10 5 0-57.4% -58.1% -41.4% 4% -31.6% -12.4% -12.5% -10.2% -0.1% 8.9% 7.8% 15.4% 20.0% 10.0% 0.0% -10.0% 0% -20.0% -30.0% -40.0% 0% -70.0% 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 利用者数 ( 人 ) 事業所数 収支差率 -50.0% -60.0% 収支差率 ( 資料出所 ): 平成 20 年介護事業経営実態調査より作成

Ⅱ これまでの指摘等の概要 介護給付費分科会介護サービス事業の実態把握のためのワーキングチーム報告 ( 平成 19 年 12 月 10 日 ) 3 今後の検討課題について (1) 各事業に共通する事項について 2 キャリアアップについて 介護労働者のキャリアアップに資する人員配置基準 キャリアアップにつながる取組を行う事業所に対する評価 研修システムの構築又は介護労働者個人に対するキャリアアップのインセンティブの在り方等について検討する必要があるのではないか その際 小規模事業所ではキャリアアップのシステムを自ら構築することが困難であることから 何らかの対策を検討する必要があるのではないか 介護保険法及び老人福祉法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 ( 平成 20 年 5 月 20 日参議院厚生労働委員会 ) 三 次期介護報酬改定に当たっては 介護従事者等の処遇の改善に資するための措置を講ずること なお 地域差の実態を踏まえ 必要な見直しを検討すること また サービス提供責任者等の処遇に配慮するとともに 介護福祉士等の専門性を重視し 有資格者の評価の在り方について検討を行うこと

第 54 回介護給付費分科会 ( 平成 20 年 9 月 25 日 ) ヒアリングにおける 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会 からの意見 小規模多機能型居宅介護の報酬の底上げ ケアマネジメント費用を支給限度額の外に 医療連携体制加算の導入 すでに取り組まれている 運営推進会議 等を生かした公表 評価のあり方 市町村の独自性を生かす仕組みの継続 ( 市町村独自の高い報酬の設定の拡大 継続 )

Ⅲ 小規模多機能型居宅介護の報酬 基準に関する論点 基本的な考え方 小規模多機能型居宅介護については 高齢者の在宅における生活を支える重要な柱となるサービスとして 引き続き普及を図る必要がある 小規模多機能型居宅介護の報酬 基準については 以下の基本的な考え方に沿って見直しを検討してはどうか 1 平成 20 年介護事業経営実態調査の結果を踏まえ 経営の安定化を図るため 利用者数の確保のための方策等を講じた上で 報酬上の対応について検討 2 介護従業者のキャリアアップに資するよう 有資格者や経験年数の評価 3 医療ニーズへの対応 4 市町村独自報酬のあり方の検討 5 適切なサービス提供の確保

具体的な論点 (1) 事業所経営の安定について 利用者数が多い事業所では収支差が良くなっていることから 事業所経営の安定化を図るため 利用者の増加や経営の効率化につき以下のような対応を検討してはどうか このような対応を検討した上で 報酬上の対応を検討してはどうか 居宅介護支援事業者による情報提供や小規模多機能型居宅介護計画の作成に係る協力等 在宅サービスからの円滑な移行が可能となるような方策 人員の効率的配置 既存建物の活用の促進等による経営の効率化を促進するための基準等の見直し サービスの PR 方法や試行的利用等の利用者確保策の周知 促進 介護報酬の見直しを行う場合 事業所の規模に応じた対応を行うことについてどう考えるか また 中重度者を対象とするという当初の位置付けとともに 比較的軽度の者にも利用されている現状もある中で 要介護度毎の報酬設定のバランスを見直すことについてどう考えるか

具体的な論点 (2) 介護従事者のキャリアアップについて 介護従事者のキャリアアップの仕組みについては 他サービスを含めた議論を踏まえつつ 介護報酬の在り方とともに検討することとしてはどうか (3) 利用者の医療ニーズへの対応について 一定の医療ニーズのある利用者についても受け入れることを可能とするため 医療ニーズへの対応体制についての評価を検討することとしてはどうか (4) 市町村独自報酬の在り方 質の高いサービスを市町村が独自に評価できる仕組みとして導入された市町村独自報酬制度については 実施自治体の意見等を踏まえ 平成 21 年 4 月以降のあり方を検討することとしてはどうか (5) 適切なサービスの提供の確保 定額払いというサービスの特性上 必ずしも十分なサービスが提供されない状況が生じやすいと考えられることから 適切なサービスの提供を確保するための仕組みを検討してはどうか 9

小規模多機能型居住介護の発展可能性 ( 私見を交えた課題の整理 )

小規模多機能サービス拠点の意義が 可能な限り在宅での生活能な限り在継続が実現できるよう 高齢者の状態の変化やライフステージに応じて その時々に必要な様々なサービスを一体的 継続的に提供する拠点 であるとするのなら 基幹機能としての通所機能は ( 恐らく ) 必須だが 機能集積の形態には様々な可能性があり得る 例 ) :E 型デイ+グループホーム / 診療所 : 小規模デイケア+ 有床診療所 (+ 往診 ) : サテライトデイ+ 分散型ユニットケア+ 訪問看護 介護 : 小規模通所 + 特定施設 / 高齢者住宅 (+ 訪問看護 介護 )

つまり 小規模多機能型居宅介護は 1 未だ発展途上であり 2 様々な可能性を秘めた新しいサービス形態であるということ と 小規模多機能サービスの本質を見失ってはいけないが 多様な機能集積の形態があるとするのであれば それをあればれを可能にする柔軟な基準 報酬体系のあり方を考えるべき 例 ) サービスを分解しない 包括性の重視 利用形態を選別しない 柔軟性 現場判断の重視 多様な小規模多機能 に対応した多様な基準 多様な報酬体系 多様性の重視 看護機能 ( 訪問看護 看護管理等看護管 ) のあり方との関係での 看護サービス の位置付け

おまけ ケアの理念を考えると 誰でもどこでも同じ結論になります

ハーグ市郊外ナーシングホームを訪問 Verpleeghuis AHS de Strijp Leven in eigen stijl 入居定員 : 150 人従業者数 : 230 人運営 : 民間非営利団体 対応者 : H.Kasius 氏 ( 施設長 ) : M.W.Kappe-van Workum 氏

施設のプレゼンテーション資料

痴呆ケアの方向性 伝統的概念 医療モデル 生活スタイルの尊重 社会 ( 関係 ) 性重視モデル 要約すると 疾病中心の考え方 抑制的処遇 痴呆の程度に応じた処遇 病院的環境 普通の生活 可能性の追求 各自の生活リズムの尊重 家庭的な環境 暮らしとケアの統合 ( 生活単位と介護単位の一致 )

施設 ( 組織 ) 運営の方向性 集中管理型ケアからの脱却 3 つの分野を統合したケアのマネジメント一人ひとりの個性 / 少人数のケア / 日々の生活 各自の生活スタイルに応じた小規模なグループ 生活スタイルを共有するグループの中で各人の家庭内での役割を分担 共通の趣味と余暇活動 心地よい刺激と開放的な環境の下での 心地よい刺激と開放的な環境の下での役割を持った生活

地域医療 介護サービスの充実 現状 在宅サービスメニュー 量の不足 居住系整備不足 < 人口 5 万人の場合 > ク ルーフ ホーム 少ない 50 人 自宅 少ない 在宅サーヒ ス ( 訪問介護 訪問看護 通所介護等 ) 950 人 親が認知症 在宅サービスだけでは不安 地域の姿イメージ 2025 年の姿 できる限り住み慣れた地域で暮らし続ける 自らの希望と選択でよりよいサービスを受けることができる 施設 居住系サービスをスウェーデン並みに拡充 24 時間対応など多様な在宅サービス 施設も地域に密着した小規模化 ユニットケア 在宅サーヒ ス ( 訪問介護 訪問看護 通所介護等 ) 1,800 人 身近な地域に多様なサービス 在宅医療夜間も対応! 何かあっても安心! 在宅療養支援診療所 自宅 看取りケア 個室ケア で重度の方でも安心 施設 ( 特養 老健 ) 自宅が一番! 620 人 ( 倍増 ) 待たなければ入れない 少ない 在宅サーヒ ス 認知症に対応 多様な住まい 施設 施設 ( 特養 老健 ) 施設 :330 人 殆どない有料老人ホームなど 40 人 小規模多機能夜の往診は無理診療所 ク ルーフ ホーム有料老人ホームなど通えて 泊まれて 150 人 (3 倍増 ) 140 人 (3 倍増 ) 来てくれて安心小規模多機能 250 人 施設 在宅サーヒ ス 在宅医療 38 65 歳以上 :11,000 人 ( うち 75 歳以上 :5,000 人 ) 65 歳以上 :15,000 人 ( うち 75 歳以上 :9,000 人 )

認知症高齢者ケアの全体像イメージ ( 認知症自立度 Ⅱ 以上 ) ( 参考 ) うち 小規模多機能 1 単位 : 万人 / 67 117 ~2 日 2007 年施設185 13 GH在宅 104 ( 認知症ではない ) 在宅 138 2025 年施設シナリオ B2 323 居住系 在宅の1 割程度 119 204 35 GH在宅うち小規模多機能 169 60 95 居住系 在宅のほぼ半分 ( 認知症ではない ) 在宅 261 ( 注 ) 増加する認知症に対応するため 中学校区 ( 全国に約 1 万校区 ) に3 箇所程度 ( 定員 20 名 ) の小規模多機能を整備するものと仮定し グループホーム (GH) と小規模多機能サービスにより施設以外にいる認知症 39 高齢者のほぼ半分をカバーできることとなる