6 授業改善に向けての取組 管理職研修会 6 月 2 日 ( 校長等 ) 9 日 ( 副校長 教頭 ) 各学校の管理職は, 結果を受け, 学校で組織的な対応が図られるよう指導する 結果概要説明会 6 月 7 日,14 日 調査結果の概要を公表し, 本県児童生徒の学力調査における実施と課題を共有する

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平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

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調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

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H30全国HP

平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

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調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成20年度

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

2 度数分布 ( 正答数分布グラフ ) 3 の概要 学習指導要領の領域別平均正答率 評価の観点の平均正答率では 各領域とも全国平均を上回っている 特に 学習指導要領の領域別平均正答率の 読むこと で2.9ポイント 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 で4.1ポイント全国平均を上回っている 評価

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(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )


Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

指導方法等の改善計画について

平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

スライド 1

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

全国学力・学習状況調査の指導改善策

問 題

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

PowerPoint プレゼンテーション

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 67.0% 考 察 話すこと 聞くこと では 相手や目的に応じて 理由や事例などを挙げなが ら筋道を立てて話すことができています 今後も

(2) 教科の問題結果から見られる特徴 基礎的な内容を問う問題については おおむね成果が見られるが 記述式の問 題や基礎的な内容を問う問題の一部に 依然として課題が見られる 主な成果主な課題 ( は問題形式による課題 ) 国語 学年別漢字配当表に示されている漢字を 指定された箇所の正しい筆順を示すこ

スライド 1

平成 25 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の全体の結果 ( 国語, 算数 数学 ) は, 小学校, 中学校ともに, すべての領域で, 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 小学校は国語 AB, 算数 AB ともに, 数ポイント全国平均正答率を上回っていた 小

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

Ⅱ 平成 28 年度みえスタディ チェックの結果 分析 ( 中学校数学 ) 1 集計結果 (1) 平均正答率及び領域別平均正答率 平均正答率 領域別 数と計算 量と測定 図形 数量関係 第 1 学年第 1 回 61.2% 61.1% 52.7% 46.8% 66.8% 数と式 図形 関数 資料の活用

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

2. 教科に関する調査の結果 ( 概要 ) -7-2.教科に関する調査の結果(概要)

①H28公表資料p.1~2

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H27 国語

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 領域全国平均正答率下回っているやや下回っているほぼ同じやや上回っている上回っている 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特 質に関する事項 67.0% 漢字を正しく読んだり 文の中で正しく使

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

() 調査問題の趣旨 内容, 課題等, 指導改善のポントト 調査問題の趣旨 内容 国語 A 国語 B 課題等 基礎的 基本的な知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 ( 例 ) スピーチをより分かりやすくするためにラストを提示する箇所として適切なものを選択する それまでがんばってきた様子が読み

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

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平成19年度全国学力・学習状況調査_調査結果のポイント

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

Microsoft Word - H27全国調査分析(佐伯市公表用)

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平成27年度全国学力・学習状況調査結果の概要

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

るかどうか, そして, その予想した事柄を ~は, になる という形で表現できるかどうかをみるものである 正答率は, 48.1% であり, 発展的に考え, 予想した事柄を ~は, になる という形で表現することに課題がある (3) 学習指導に当たって 事柄を予想することを大切にする数や図形について成

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

Taro-01 P T.v.jtd

平成18年度「島根県学力調査」の調査結果

依然として課題 問題例 記述式の問題について 依然として課題が見られる が見られる問題 小学 3 年国語平均正答率 46.0% 書くことが苦手 というように 漠然とした課題把 握では 課題改善はなかなか進みませんね 今後の指導 算数 数学科においては 算数 数学的用語を用いて 事実 方法 理由や根拠

国語 求められている学力が見える 主として 知識 に関する問題では ほかの学習や実生活において活用できる知識 技能の習得が求められている 描写 要約 紹介 説明 記録 報告 対話 討論などの言語活動に必要な 基礎的な知識 技能を身につけていること 表現したり理解したりするための言語事項に関する 基礎

1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率 小学校 6 年生 1252 人 ( 小学校第 5 学年内容 ) 8 6 全国 弘前市 コメント 話すこと 聞くこと の中の 意図 立場を明確にし

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

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教科に関する調査の各問題の分析結果と課題 (3) 中学校数学 B

啓林館 / 未来へひろがる数学 1 1 章 正の数 負の数 1 正の数 負の数 1 正負の数 2 正の数 負の数の計算 2 加法と減法 (1) 4 乗法と除法 (1) 2 章 文字の式 1 文字を使った式 8 文字使用のきまり 2 文字式の計算 10 文字式の計算 (1) 3 章 方程式 1 方程式

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

01-1 H29_表紙(目次)解禁なし2 〇

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要)

<算数>   平成16年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」からみた課題及び指導法改善のポイント

平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

第4学年算数科学習指導案

Transcription:

平成 28 年度山梨県学力把握調査結果の概要 山梨県教育庁義務教育課 Ⅰ 全体の概要 1 調査の目的節目の学年における児童生徒の学習の定着状況を把握するため, 調査を実施し, 調査結果の分析をとおして, 早い段階から学習内容の不十分な理解を解消するなど, きめ細かな指導に役立てる また, 授業における指導方法や学校, 家庭, 地域における学習環境の改善に資する 2 調査の対象等 区分 小学校第 3 学年 小学校第 5 学年 中学校第 2 学年 対象教科を実施した児童生徒数 6563 人 6740 人 6962 人 対象教科国語 算数国語 算数国語 数学 英語 調査問題の範囲 小学校第 2 学年までに学習した内容 小学校第 4 学年までに学習した内容 中学校第 1 学年までに学習した内容 3 調査の日時区分 小学校 中学校 実 施 日 4 月 19 日 ( 火 ) から4 月 22 日 ( 金 ) までのうち, いずれか都合のよい 1 日を選んで実施 国語 (40 分 ) 国語 (45 分 ) 調査教科算数 (40 分 ) 数学 (45 分 ) ( 実施時間 ) - 英語 (45 分 ) 4 各教科の主な結果 校種 学年 教科 平均正答数 / 設問数 平均正答率 中央値 標準偏差 小 3 国語 18.5/23 80.5% 20 3.82 小 3 算数 16.1/21 76.6% 17 3.92 小 5 国語 15.6/23 67.9% 16 3.64 小 5 算数 16.9/23 73.6% 18 4.28 中 2 国語 16.6/23 72.0% 17 3.89 中 2 数学 18.2/30 60.8% 19 6.81 中 2 英語 22.2/33 67.2% 23 7.51 5 全体的な傾向の分析 考察今回の調査において, 各教科において課題となる領域や設問形式が明らかになった 国語については, 小中ともに, 読むこと の領域において課題が見られた 算数 数学については, 小中ともに, 数学的な見方や考え方 の領域に課題が見られた 英語については 読むこと 書くこと の領域に課題が見られた 今後, 各学校では, 正答率の低い設問や誤答に特徴が見られる設問について分析を行い, 課題の解消に向けた授業改善プランを作成し, 実践を進めていく必要がある - 1 -

6 授業改善に向けての取組 管理職研修会 6 月 2 日 ( 校長等 ) 9 日 ( 副校長 教頭 ) 各学校の管理職は, 結果を受け, 学校で組織的な対応が図られるよう指導する 結果概要説明会 6 月 7 日,14 日 調査結果の概要を公表し, 本県児童生徒の学力調査における実施と課題を共有する また, 説明会の内容を受けて, 自校の調査結果と比較しながら課題を分析し, 早期の授業改善につなげていく 説明会での内容を校内研究会等で還元し, 結果や課題について全校で共有する 自校の結果の分析 (6 月 ) (1) 集計支援ツールの活用 1 平均正答率, 中央値, 標準偏差等を県データと比較する 2 正答分布グラフで散らばりをみる 3 領域別, 観点別, 問題形式別の傾向をみる 4 設問別の正答率, 無解答率を調べる 5 解答類型の散らばりをみて, 誤答の類型に目を向ける (2) 調査資料の活用 課題のあった設問の 出題のねらい や ワンポイントアドバイス を見て問題の傾向を確認する 授業改善プランの作成授業改善への具体的な取組 (6 月 ) 各学校の課題を明確にし, 課題改善に向けての方策を立てる 授業実践では, 指導と評価を繰り返し, 授業改善や個に応じた指導の充実を図る 授業レベルでの PDC A サイクル を確立する 平成 28 年度山梨県学力把握調査に関わるアンケート (8 月 ) 調査の実施, 調査問題 調査結果の活用状況について, アンケート調査を行う 指導主事による学校訪問 指導主事は, 各学校が学力調査の結果をもとにした PDCA サイクルを確立するなどの 組織的な対応と取組 をしているかどうか把握し, 授業観察や研究会での様子などをふまえ, 適切な指導を行う ピックアップ問題への取組 (11 月 ) ピックアップ問題の結果を分析し, 児童生徒の解答に改善が見られないものがあれば, さらなる改善策を検討し, 実践する 平成 28 年度山梨県学力把握調査ピックアップ問題実施アンケート (3 月 ) ピックアップ問題を実施することによって見えてきた課題や, 来年度に向けての授業改善の方向性等について, アンケート調査を行う 取組を評価する (H29 年 4 月 ) 次年度の全国学力 学習状況調査, 県学力把握調査でチェックする - 2 -

参考 平成 27 年度調査校種 学年 教科 平均正答数 / 設問数 平均正答率 中央値 標準偏差 小 3 国語 18.6/23 80.7% 20 4.19 小 3 算数 17.0/21 80.8% 18 3.31 小 5 国語 16.6/23 72.4% 17 3.73 小 5 算数 18.0/23 78.5% 19 3.92 中 2 国語 15.9/23 69.3% 16.5 3.82 中 2 数学 19.0/30 63.4% 20 6.64 中 2 英語 24.0/33 72.7% 25 6.89 平成 26 年度調査校種 学年 教科 平均正答数 / 設問数 平均正答率 中央値 標準偏差 小 3 国語 18.4/23 80.0% 19 3.64 小 3 算数 16.1/21 76.5% 17 3.53 小 5 国語 16.4/23 71.2% 17 4.11 小 5 算数 16.7/23 72.8% 17 3.99 中 2 国語 15.3/23 66.7% 16 4.18 中 2 数学 17.0/30 56.7% 18 6.49 中 2 英語 21.7/33 65.7% 22 7.36 平成 25 年度調査校種 学年 教科 平均正答数 / 設問数 平均正答率 中央値 標準偏差 小 3 国語 18.4/23 80.0% 19 3.65 小 3 算数 15.5/21 73.8% 16 3.43 小 5 国語 13.2/23 57.3% 14 5.13 小 5 算数 16.8/23 73.0% 17 3.68 中 2 国語 16.3/23 70.9% 17 3.91 中 2 数学 20.4/30 67.9% 21 5.51 中 2 英語 22.4/33 68.0% 24 6.86 平成 24 年度調査校種 学年 教科 平均正答数 / 設問数 平均正答率 中央値 標準偏差 小 3 国語 17.8/23 77.3% 19 3.70 小 3 算数 16.9/21 80.5% 17 2.96 小 5 国語 16.6/23 72.4% 17 3.71 小 5 算数 18.6/23 81.0% 19 3.18 中 2 国語 15.4/23 66.9% 16 4.07 中 2 数学 19.5/30 65.0% 20 7.37 中 2 英語 22.2/33 67.3% 23 7.44 平成 23 年度調査校種 学年 教科 平均正答数 / 設問数 平均正答率 中央値 標準偏差 小 3 国語 17.7/23 76.8% 18 3.73 小 3 算数 17.2/21 81.7% 18 3.20 小 5 国語 16.7/22 75.9% 17 3.21 小 5 算数 17.0/23 74.1% 18 4.02 中 2 国語 17.1/23 74.4% 18 3.31 中 2 数学 18.6/30 62.0% 19 6.74 中 2 英語 22.3/30 74.5% 24 6.35 各設問の解答結果から見られる児童生徒の学習の定着状況の実態を把握することが, 本調査の目的である 実施年度や教科, 学年の平均正答率等を比較することは, 調査の目的や, 各調査問題の難易度等の相異からも適当ではない - 3 -

Ⅱ 各教科の分析 考察 小学校 3 年国語 小学校 3 年算数 小学校 5 年国語 小学校 5 年算数 中学校 2 年国語 中学校 2 年数学 中学校 2 年英語 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 における漢字の構成や, 意味による語句のまとまりに関する設問については, 相当数の児童ができている 一方, 自分の考えをまとめるために文章に書かれている大事な言葉や文を書き抜くこと, 話合いのはじめに, 話し合う内容や話題を確かめること, 文の中における主語と述語との関係を理解することに課題がある 今後, 物語や科学的なことについて書いた文や文章を読んで感想を書く学習や, 流れに沿って話し合いグループで考えを一つにまとめる学習や, 書くことにおける指導の中で主語と述語を意識させる学習を充実させる必要がある 数と計算 の計算に関する設問については, 相当数の児童ができている 一方, 領域では, 量と測定, 評価の観点では, 数学的な考え方 において課題がある 設問ごとに見ると, 算数の教科書の厚さを選ぶ長さの感覚に関する問題, 問題場面を読み取り, 示された式を基にして, 理由を説明する問題の誤答が多く見られる 体験を伴う活動から量の感覚を身に付けたり, 問題場面と式, 言葉を関連付けて, 自分の考えを表現したりする活動等を重視する必要がある 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 における同訓異字や漢字の意味を熟語に合わせて理解することに関する設問については, 相当数の児童ができている また, 指示語が指し示す言葉を捉えることに改善の傾向が見られる 物語を読み目的に応じて引用しその理由をまとめること, メモをもとに質問すること, 修飾と被修飾との関係を正しく捉えることに課題がある 今後, 目的や必要に応じて引用したり要約したりする学習や, メモを活用して話したいことや聞きたいことを明確にする学習や, 書くことにおける推敲の指導の中で文の構成の間違いを正す学習を充実させる必要がある 数量や図形についての技能 については, 相当数の児童ができている 一方, 領域では, 図形, 評価の観点では, 数学的な考え方 において課題がある 設問ごとに見ると, 図形の特徴に基づいた作図に関する問題, 示された条件から必要な事柄を取り出し, 筋道立てて理由を説明する問題の誤答が見られる 作図の技能を身に付けるだけでなく, 図形の特徴に基づいた作図の仕方を理解することが求められる また, 過不足なく筋道立てて理由を説明する活動を取り入れる必要がある なお, 正答率は高い数値を示しているが, 特徴のある誤答がみられる 誤答の類型を見て, 指導の手だてを考えていくことも大切である 話すこと 聞くこと については正答率が高い 記述式の設問では, 設問数が増えたが無解答率が低く, 改善の傾向が見られる 一方, 読むこと や 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 で課題が見られる 読むこと では, 説明的文章において, 内容を正確に読み取り, 構成を捉えることに課題がある 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 では, 修飾語と被修飾語の照応を捉えることに課題がある 文章の構成や展開, 表現の特徴などについて分析的に捉えたり, 各領域を通して, 文の成分の照応について考えたりする学習活動に継続して取り組む必要がある 記述式の問題において, 正答率は58.3% と決して高い数値ではないが改善の傾向が見られ, 無解答率も低く, 自分の考えを記述しようとする様子が見られる 設問ごとでは, 数量を文字を使った式で表すこと, 具体的な事象における 2つの数量の関係が比例であると捉えること, 辺の長さから表面積を求めることや球の体積を求めることに課題がある 今後, 具体的な事象等における数量の関係を捉える活動や, 実験や実測, 観察を通して立体の体積 表面積を求める活動等を取り入れる必要がある 言語材料 において, 小学校外国語活動で慣れ親しんだ表現や基礎的な言語材料についての問題は相当数の生徒ができている また, 書くこと において, 単純に比較はできないが, 身近な事柄について, ある程度の量の英文を書く問題では改善の傾向が見られる 一方, 設問ごとでは, 英文を読んで大切な部分を正確に読み取ること, 会話文の内容を理解した上で, 会話の内容に合った内容を書いて伝えること, 文の構造を正しく理解して書くことに課題がある 今後, 引き続き自分の考えを書いて伝える活動とともに, まとまりのある英文から, 大切な部分を読み取ったり, 概要をまとめたりする様々な読む活動の充実を図る必要がある - 4 -

小学校第 3 学年国語 調査結果概況 対象児童数平均正答数 / 設問数平均正答率中央値標準偏差 6558 人 18.5/23 80.5% 20 3.82 分類区分対象設問数平均正答率 (%) 学習指導要領の領域等 評価の観点 問題形式 話すこと 聞くこと 3 77.3 書くこと 3 77.8 読むこと 3 61.1 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 14 85.9 国語への関心 意欲 態度 2 64.7 話す 聞く能力 3 77.3 書く能力 3 77.8 読む能力 3 61.1 言語についての知識 理解 技能 14 85.9 選択式 8 78.0 短答式 13 84.5 記述式 2 64.7 正答数分布グラフ ( 横軸 : 正答数, 縦軸 : 割合 ) - 5 -

設問別正答率 無解答率グラフ ( 横軸 : 設問番号, 縦軸 : 割合 ) 正答率の低い設問 下位 3 題 設問番号 設問の内容 正答率 (%) 1 9 二クマノミがイソギンチャクの中に逃げ込むことができる理由を書く 48.8 2 4 二 3 9 三 風がふいて コスモスが いっせいにゆれます の ゆれます の主語に線を引く イソギンチャクとクマノミはたすけあって生きている という内容に合うものを選ぶ 58.1 62.3 無解答率の高い設問 上位 3 題 設問番号 設問の内容 無解答率 (%) 1 9 二クマノミがイソギンチャクの中に逃げ込むことができる理由を書く 8.7 2 9 三 イソギンチャクとクマノミはたすけあって生きている という内容に合うものを選ぶ 8.5 3 9 一小さなどくばりをもっている生きものとして適切なものを選ぶ 6.9 解答類型の分析結果で, 誤答に特徴の見られる設問 設問番号誤答の概要割合 (%) 1 4 二 2 9 二 3 7 一 風がふいて コスモスが いっせいにゆれます の ゆれます の主語として 風が を選んでいる ( 類型 3) クマノミがイソギンチャクの中に逃げ込むことができる理由として, クマノミははりにさされない や クマノミはイソギンチャクとたすけあって生きている という内容を書いていない ( 類型 3) 話合いを始めるときに確かめている内容として,3 を選んでいる ( 類型 3) 22.3 17.6 14.5-6 -

各領域の課題 と 授業改善のポイント < 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 > 文の中における主語と述語との関係を理解すること [4 二 ](58.1%) 主語と述語との関係に注目し, 文の構成を理解する学習の充実 文が長くなったり複雑になったりすると, 主語と述語の照応関係が不明確になり, 分からなくなってしまう児童がいる 文の意味を明確に伝えるためには, 主語と述語を照応させることが大切であり, 日記を書くときなどにおいて, 主語と述語を意識して書かせるとよい 誤った例文を挙げて主語と述語が照応していないところを見付けさせる指導も効果的である < 話すこと 聞くこと > 話合いのはじめに, 話し合うことを確かめること [7 一 ](67.2%) 流れに沿って話し合い, グループで考えを一つにまとめる学習の充実 話合いを進めるときに, 前提となる条件等を確認せずに本題に入って話合いを始める児童がいる 話合いでは, 司会は何について話し合うのかを確認してから話し始めるよう指導する また話題からそれたり, 話合いがまとまらなかったりしたときに, 何について話し合っているかを再び確認することで, はじめの確認が大切なことに気付かせることができる また, 特定の児童がいつも司会を務めることがないように, 司会を交代したり, 順番を決めたりすることも必要である < 書くこと > 書こうとする題材に必要な事柄についてメモすること [8 一 ](73.4%) ノートやカードにメモを取り, メモを基に構成を考えて文章を書く学習の充実 取材のためにメモを取るとき, 内容によって書き分けることができない児童がいる まとまった自分の考えを表現するとき, それが書く場合においても話す場合においても, 必要な材料を集めるという取材の段階が大切である その後の構成 記述の段階を考慮すると,1 枚 1 枚に短い言葉で書いたり, 並べ替えたりすることができるメモを活用する指導過程を取り入れるとよい そのメモを取るとき, いろいろな内容を長々と書くのではなく, 箇条書きのように短い言葉でノートやカードに書くことや, 内容ごとに違うカードに書くことを指導する それらを, その後の構成のときに効果的に活用できるようにすることが大切である < 読むこと > 自分の考えをまとめるために, 文章に書かれている大事な言葉や文を書き抜くこと [9 二 ](48.8%) 物語や科学的なことについて書いた文や文章を読んで, 感想を書く学習の充実 感想を書くためには, 本や文章の内容の大体を理解するとともに, 文章の内容と自分の経験や問題意識とを結び付けて読む必要がある 思いや考えを書くために必要な言葉や文などを適切に書き抜き, 自分の考えをまとめることが大切である また, 記述に際しては, 筋道を立てて説明する上で重要な 理由は ~ からです などの表現を身に付けさせることも必要である - 7 -

小学校第 3 学年算数 調査結果概況 対象児童数平均正答数 / 設問数平均正答率中央値標準偏差 6563 人 16.1/21 76.6% 17 3.92 分類区分対象設問数平均正答率 (%) 学習指導要領の領域等 評価の観点 問題形式 数と計算 12 80.1 量と測定 4 54.3 図形 3 78.0 数量関係 6 73.9 数学的な考え方 3 64.6 数量や図形についての技能 12 79.7 数量や図形についての知識 理解 6 76.2 選択式 6 76.0 短答式 14 79.8 記述式 1 34.5 正答数分布グラフ ( 横軸 : 正答数, 縦軸 : 割合 ) - 8 -

設問別正答率 無解答率グラフ ( 横軸 : 設問番号, 縦軸 : 割合 ) 正答率の低い設問 下位 3 題 設問番号 設問の内容 正答率 (%) 1 11(2) 2 11(1) 水を止めて歯みがきをすると 1 日に何 L の水を節約できるか, 示された式を基にして, 説明の続きを書く 水をためて顔を洗うと 1 日に 14L 節約できることを説明した式と説明を読み取り, 説明に当てはまる数を書く 34.5% 56.5% 3 5 示された時計の時刻を読み取り, その時刻から 3 時間後の時刻を求める 61.5% 無解答率の高い設問 上位 3 題 設問番号 設問の内容 無解答率 (%) 1 11(2) 2 11(1) 水を止めて歯みがきをすると 1 日に何 L の水を節約できるか, 示された式を基にして, 説明の続きを書く 水をためて顔を洗うと 1 日に 14L 節約できることを説明した式と説明を読み取り, 説明に当てはまる数を書く 13.2% 4.3% 3 2(2) 680 は, いくつより 20 小さい数かを書く 2.1% 解答類型の分析結果で, 誤答に特徴の見られる設問 設問番号誤答の概要割合 (%) 1 7 算数の教科書 1 冊の厚さについて 2(5cm) を選択している ( 類型 2) 19.5% 2 4 3 10(1) 一辺 2cm の正方形 2 つと, 縦 3cm 横 2cm の長方形 4 つを組み合わせてできる箱の形について,4( 側面が縦 4cm 横 2cm の長方形 4 つ ) を選択している ( 類型 4) 図が表している数量関係に合う問題場面 ( はじめにいた人数を求める ) について,1( みんなで何人になるかを求める問題 ) を選択している ( 類型 1) 17.3% 12.6% - 9 -

各領域の課題 と 授業改善のポイント < 数と計算 > 数直線から, 一番小さい一目盛りの大きさを読み取ること [3(1)]( 76.7%) 一目盛りの大きさに着目して数直線から数を読み取る活動の充実 一目盛りの大きさが様々な数直線から数を読み取ったり, 一目盛りの大きさを自由に決めて数を表したりする活動を取り入れる 数直線上に表された数を基に, 100 より 20 小さい数は 80 である 680 は 700 より 20 小さい数である といった, 数の見方について, 数直線上で確かめる活動を取り入れる < 量と測定 > 長さについての感覚を身に付けていること [7]( 64.6%) 長さ等の量についての感覚を豊かにする算数的活動の充実 長さを定規や巻き尺で調べる技能の定着を図るだけでなく, 長さについての豊かな感覚を身に付けられるように, 長さを予想してから測定する活動を取り入れる はがきの横の長さは 10cm というように, 目安となる長さと身の回りのものを関連付けて測定する活動を取り入れる < 図形 > 箱の形の構成要素について理解していること [4]( 70.2%) 立体を構成したり, 分解したりする活動や日常生活と立体との関連を見いだす活動の充実 箱の形の面を写し取ったり, 切り取った面をテープでつないで箱を組み立てたりする活動を取り入れる 箱から写し取った形と同じ形が身の回りのどこにあるかを見いだす活動を取り入れる 身近な筒や箱を集め, 転がる 積み重ねることができる といった立体の機能面を見いだす活動を取り入れる < 数量関係 > 図から数量の関係を読み取り, 問題場面を判断すること [10(1)]( 79.8%) 加法や減法の相互関係を図や式に表す活動の充実 逆思考の問題場面をテープ図と関連させて数量関係を捉える活動を取り入れる 未知の数量を として表したり, や問題に示されている数量を, テープ図に書き込んだりなど, テープ図の意味を確かめる活動を取り入れる テープ図をノートに書き表す活動を取り入れる - 10 -

小学校第 5 学年国語 調査結果概況 対象児童数平均正答数 / 設問数平均正答率中央値標準偏差 6736 人 15.6/23 67.9% 16 3.64 分類区分対象設問数平均正答率 (%) 学習指導要領の領域等 評価の観点 問題形式 話すこと 聞くこと 3 64.6 書くこと 3 71.2 読むこと 3 40.7 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 14 73.7 国語への関心 意欲 態度 2 35.9 話す 聞く能力 3 64.6 書く能力 3 71.2 読む能力 3 40.7 言語についての知識 理解 技能 14 73.7 選択式 14 66.1 短答式 6 82.0 記述式 3 47.8 正答数分布グラフ ( 横軸 : 正答数, 縦軸 : 割合 ) - 11 -

設問別正答率 無解答率グラフ ( 横軸 : 設問番号, 縦軸 : 割合 ) 正答率の低い設問 下位 3 題 設問番号 設問の内容 正答率 (%) 1 10 三 2 4 一 4 二 印象に残った部分 の イ に書く内容としてふさわしい言葉を 条件 に合わせて書く 一 : わたしは きのう 友達に手紙を書きました の 友達に という言葉が係っている言葉として適切なものを選ぶ二 : 船がゆっくりと大きな港に近づく の ゆっくりと という言葉が係っている言葉として適切なものを選ぶ 22.0 22.4 29.8 3 2 二漢字を書く ( 国がさかえる ) 39.8 無解答率の高い設問 上位 3 題 設問番号 設問の内容 無解答率 (%) 1 2 二漢字を書く ( 国がさかえる ) 23.8 2 10 三 3 8 二 (2) 印象に残った部分 の イ に書く内容としてふさわしい言葉を 条件 に合わせて書く 松田さんの話を聞いてさらに疑問に思ったことについて, 条件 に合わせて書く 17.9 8.5 解答類型の分析結果で, 誤答に特徴の見られる設問 設問番号誤答の概要割合 (%) 1 4 一 4 二 2 10 三 3 10 二 一 : わたしは きのう 友達に手紙を書きました の 友達に という言葉が係っている言葉として 手紙を を選んでいる ( 類型 3) 二 : 船がゆっくりと大きな港に近づく の ゆっくりと という言葉が係っている言葉として 船が を選んでいる ( 類型 1) 印象に残った部分 の イ に書く内容としてふさわしい言葉を 条件 に合わせて書く設問で, 自転車がなくなった ( 戻った ) ぼく と, しっぽがなくなった ( 戻った ) トカゲ という, 両者の共通点を分かるように書いていない ( 類型 4) ここが好きです の ア に書く内容として最もふさわしいものとして4 どろまみれで見つかった自転車だけれど, ぼく と友達をつなぐ大切なものなのです を選んでいる ( 類型 4) 56.3 43.5 39.6 28.1-12 -

各領域の課題 と 授業改善のポイント < 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 > 修飾と被修飾との関係を正しく理解すること [4 一 ](22.4%) [4 二 ](29.8%) 主語と述語との関係, 修飾と被修飾との関係に注意し, 文の構成を理解する学習の充実 読むことや書くことの学習において, 修飾と被修飾の関係を文脈の中で確かめるために, 線や矢印を用いて照応する関係を視覚的に捉えたり, 語順を入れ替えて照応を確かめたりする活動を取り入れる また, 正しい文章を書くための段階的指導を行うなかで, 自分で文章を読み返したり, 友達と交流したりして間違いを正すことにより, 主述の関係や修飾と被修飾の関係も意識させるように指導していくことが大切である < 話すこと 聞くこと > 大事なことを落とさずに聞くため取ったメモをもとに質問すること [8 二 (2)](49.9%) メモを活用して内容を整理し相互関係を考えることで, 話したいことや聞きたいことを明確にする学習の充実 説明や報告を聞くときには, 相手の話を聞き, 話の要点や気付いたことなどをメモすることで自分の意見や考えをまとめたり, 疑問に思ったことやもっと聞きたいことを整理したりする学習が必要である また, 話を聞く目的などに応じて, メモの取り方を工夫することが重要であり, 箇条書き, 記号, キーワードなどを効果的に使うことや, 高学年の書写の 書く速さを意識して書く こととも関連して指導していくことが大切である < 書くこと > 自分の考えや意見の理由となるものや事例など, 必要なことを取材すること [9 二 ](74.2%) 説明する相手や目的に応じて文章や図表などの資料を収集し, それらを効果的に使い説明する文章などを書く学習の充実 自分の考えや意見を書く上で必要な事柄を調べることは, 各教科等の学習の基盤となる重要な力である そのためには, 収集した資料を効果的に使い, 説明する文章などを書く活動を設定することが大切である その際に, 文章と図表などの資料とが相互に密接な関連を持つものであることを意識できるようにすることが大切である < 読むこと > 物語を, 目的に合うように要約して読むこと [10 二 ](48.6%) 目的や必要に応じて, 文章の要点や細かい点に注意しながら読み, 文章などを引用したり要約したりする学習の充実 要約は, 要約するときの目的や必要に応じて元の文章のどの部分を取り上げるかが変わってくる 要約する目的を明確にし, 分量や時間, 元の文章の構成や表現の生かし方などを考え, 要点や細かい点に注意しながら要約する経験を重ねることが重要である 単元や授業を構想するに当たって, 児童自身が目的や必然性を意識して取り組める学習となるよう, 学習課題を工夫することが大切である - 13 -

小学校第 5 学年算数 調査結果概況 対象児童数平均正答数 / 設問数平均正答率中央値標準偏差 6740 人 16.9/23 73.6% 18 4.28 分類区分対象設問数平均正答率 (%) 数と計算 9 73.2 学習指導要領の領域等 量と測定 3 71.8 図形 3 64.5 数量関係 9 78.2 数学的な考え方 2 57.8 評価の観点 数量や図形についての技能 13 80.1 数量や図形についての知識 理解 8 67.0 選択式 9 65.7 問題形式 短答式 12 82.9 記述式 2 53.6 正答数分布グラフ ( 横軸 : 正答数, 縦軸 : 割合 ) - 14 -

設問別正答率 無解答率グラフ ( 横軸 : 設問番号, 縦軸 : 割合 ) 正答率の低い設問 下位 3 題 設問番号 設問の内容 正答率 (%) 1 7 2 10 コンパスを使ったひし形のかき方について, 用いられているひし形の特徴を選ぶ ボールペンを 9 本必要なときは,10 本まとめて買って割引を使った方が安く買える という考え方が正しいかどうかを判断し, そのわけを書く 38.9% 48.1% 3 4 1ha(1 ヘクタール ) と同じ面積になる正方形の 1 辺の長さを選ぶ 53.0% 無解答率の高い設問 上位 3 題 設問番号 設問の内容 無解答率 (%) 1 11(3) 25 28 の計算の工夫について, 示された説明を基に, 計算の過程を示して計算する 7.2% 2 9(2) 直方体の展開図を組み立てたとき, 示された面に垂直な面を選ぶ 2.7% 2 11(2) 式に用いられている計算の決まりを読み取り,,, の記号を用いて計算のきまりを一般化した式から, 乗法の結合法則を表す式を選ぶ 2.7% 解答類型の分析結果で, 誤答に特徴の見られる設問 設問番号誤答の概要割合 (%) 1 4 2 7 1ha(1 ヘクタール ) と同じ面積になる正方形の 1 辺の長さについて, オ (1km) を選択している ( 類型 5) コンパスを使ったひし形のかき方について, 用いられているひし形の特徴について,4( 対角線がそれぞれの真ん中で交わる ) を選択している ( 類型 4) 29.7% 26.4% 3 2(2) 1 3 と大きさの等しい分数について, ウ ( ) を選択している ( 類型 3) 22.6% 3 6-15 -

各領域の課題 と 授業改善のポイント < 数と計算 > 大きさが等しく表し方の異なる分数について理解すること [2(2)](53.5%) 図や数直線を用いて, 数の大きさを判断したり比較したりする活動の充実 数直線上に並べた分数から, 大きさが等しく表し方が異なる分数を見付ける活動を取り入れる わり算のきまりと大きさの等しい分数の関係を確かめる活動を取り入れる 割引を使った方が安く買うことができる理由を説明すること [10]( 48.1%) 示された条件を基に, 判断の根拠となる事柄を過不足なく説明する活動の充実 判断の正しさを説明する場面を設定し, 述べるべき必要な事柄を考えたり, 不十分な説明を改善したりする活動を取り入れる < 量と測定 > 分度器を用いて角の大きさを求めること [3(2)]( 74.2%) 角の大きさの見当をつけ, 測定の結果の妥当性を判断する活動の充実 直角や 2 直角を基にして, それよりも大きいか, 小さいかといった, 角の大きさの見当を付ける活動を取り入れる < 図形 > ひし形の作図に用いられる図形の約束や性質を理解していること [7]( 38.9%) 図形の作図を, 図形の特徴と関連付けて捉える活動の充実 作図をする際に, 図形のどの特徴を用いているかを確かめる活動を取り入れる 構成や観察を通して, 図形の特徴を見付け, 体験的に理解する活動を取り入れる < 数量関係 > 2 つの折れ線グラフから, 気温の変化の様子を読み取ること [5]( 67.5%) 目的をもって資料を収集し, 効果的な表現方法を考えたり, グラフから事柄を適切に読み取ったりする活動の充実 大きく増加したことを示したい 等, 目的を明確にして, グラフを作成する活動を取り入れる グラフから読み取ることができる事柄と, 読み取ることができない事柄を比較検討する活動を取り入れる 示されたグラフを考察し, 新たな課題を考える活動を取り入れる - 16 -

中学校第 2 学年国語 調査結果概況 対象生徒数平均正答数 / 設問数平均正答率中央値標準偏差 6961 人 16.6 /23 72.0% 17 3.89 分類区分対象設問数平均正答率 (%) 学流指導要領の領域等 評価の観点 問題形式 話すこと 聞くこと 3 83.0 書くこと 3 74.2 読むこと 3 46.3 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 14 74.8 国語への関心 意欲 態度 4 67.7 話す 聞く能力 3 83.0 書く能力 3 74.2 読む能力 3 46.3 言語についての知識 理解 技能 14 74.8 選択式 11 71.9 短答式 8 74.4 記述式 4 67.7 正答数分布グラフ ( 横軸 : 正答数, 縦軸 : 割合 ) - 17 -

設問別正答率 無解答率グラフ ( 横軸 : 設問番号, 縦軸 : 割合 ) 正答率の低い設問 下位 3 題 設問番号 設問の内容 正答率 (%) 1 1 二 2 漢字を読む ( 緩急をつけた投球をする ) 30.1 2 1 五オ カップに が修飾する言葉 注ぐ を一文節で選択する 35.4 3 4 二 PFC バランス のグラフを年代順に並び替える 43.7 無解答率の高い設問 上位 3 題 設問番号 設問の内容 無解答率 (%) 1 1 一 3 漢字を書く ( 調理実習でキャベツをきざむ ) 14.2 2 4 三最終段落の役割について書く 9.9 3 1 二 2 漢字を読む ( 緩急をつけた投球をする ) 9.7 解答類型の分析結果で, 誤答に特徴の見られる設問 設問番号誤答の概要割合 (%) 1 1 五オ 白い と解答しているもの ( 類型 1) 40.0 2 4 三 問題点を挙げている ことに触れて書いていないもの ( 類型 3) 38.2 3 1 五イ 口 と解答しているもの ( 類型 4) 24.5-18 -

各領域の課題 と 授業改善のポイント < 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 > 修飾語と被修飾語の照応について理解すること [1 五オ ](35.4%) 各領域を通して, 文の成分の照応について考えることの充実 主語 述語の照応や修飾語 被修飾語の照応などをさまざまな文脈の中で考え, 確かめることが大切である 文法の指導においては, 学習用語として覚えるだけでなく, 実際の言語活動の中で活用し, その意味や働きについて考える 例えば, 文の成分の照応を意識して話したり, 自分の書いた文章を推敲したりする学習を, 意図的, 継続的に行うことが重要である < 話すこと 聞くこと > 話の全体と部分との関係に注意しながら聞くこと [2 三 ](67.7%) 話し手の意図を捉えながら聞くことの重視 話の内容や構成, 話し方など具体的な観点を意識しながら聞くことが大切である また話の全体と部分, 事実と意見との関係などに注意しながら聞くよう指導していくことが, 話すことと聞くこととの一体的な指導の上からも効果的である スピーチ等の学習において, 生徒同士で発表のリハーサルを行い, 助言し合う活動を取り入れる < 書くこと > 伝えたい事柄を明確にして書くこと [3 二 ](68.6%) 文章や資料から必要な情報を取り出し, 根拠を明確にして書くことの充実 自分の考えを伝えるために, 複数の資料等から根拠となる情報を正確に読み取ることが必要である また, 根拠が明確に書かれているか, 書いた文章を常に吟味することが大切である 記述に当たっては, 接続語の用い方や段落構成の工夫などにも注意し, 文章を見直すことが有効である < 読むこと > 文章の構成について捉えること [4 三 ](48.6%) 文章の構成や展開, 表現の特徴について, 自分の考えをもつことの充実 自分の考えをもつ というのは, 文章についての印象をもつことにとどまるものではない 文章の構成や展開, 表現の特徴について分析的に捉えることが大切である 具体的な叙述をもとに, その工夫や効果について考えを交流する場面を設定する - 19 -

中学校第 2 学年数学 調査結果概況 対象児童数平均正答数 / 設問数平均正答率中央値標準偏差 6962 人 18.2/30 60.8% 19 6.81 分類区分対象設問数平均正答率 (%) 学習指導要領の領域等 評価の観点 問題形式 数と式 13 61.6 図形 8 61.4 関数 6 53.7 資料の活用 3 70.1 数学的な見方や考え方 4 52.1 数学的な技能 15 61.2 数量や図形などについての知識 理解 11 63.5 選択式 6 68.4 短答式 21 59.0 記述式 3 58.3 正答数分布グラフ ( 横軸 : 正答数, 縦軸 : 割合 ) - 20 -

設問別正答率 無解答率グラフ ( 横軸 : 設問番号, 縦軸 : 割合 ) 正答率の低い設問 下位 3 題 設問番号 設問の内容 正答率 (%) 1 7 球の体積を求める 23.5 2 5(3) 辺の長さから直方体の表面積を求める 27.1 3 3(3) ある値を基準として表された正負の数と平均の関係を理解して, 必要な値を求める 30.4 無解答率の高い設問 上位 3 題 設問番号 設問の内容 無解答率 (%) 1 10(1) 与えられたグラフから必要な情報を読み取り,y を x の式で表す 15.9 2 2(1) 不等式から数量の関係を読み取る 14.6 3 11(2) 度数分布表から階級値を求める 12.8 解答類型の分析結果で, 誤答に特徴の見られる設問 設問番号誤答の概要割合 (%) 1 2(2) 2 5(3) 3 2(4) 2 つのテープの長さの一方を 4 倍した長さが am のときの他方 ( 基準量 ) の長さを a を用いて表す問題で,4a(m) と解答している ( 類型 3) 辺の長さから直方体の表面積を求める問題で,60cm 2 と解答している ( 類型 3) 指数を含む文字式で文字に数を代入して, 式の値を求める問題で,-9 と解答している ( 類型 2) - 21-41.3 28.4 26.3

各領域の課題 と 授業改善のポイント < 数と式 > 数量を文字を使った式で表すこと [2(2)](41.6%) 事象と式の対応を的確に捉え, 式で表現したり, その式の意味を読み取ったりする活動の重視 事柄や数量の関係を捉え, その関係を文字式に表す事ができるようにするために, 関係を図に表したり, 具体的な数や言葉を使った式を利用したりして関係を捉え, 文字式に表す活動を取り入れる < 図形 > 球の体積を求めること [7](23.5%) 実験や実測, 観察を通して立体の体積 表面積を求める活動や模型づくりなどを通して, 空間図形の位置関係を調べる活動の重視 生徒自ら作った模型を実際に手にとって実測したり, 観察したりして, 空間図形の位置関係を捉える活動を取り入れる 展開図, 見取図, 投影図等から必要な数値を読み取って, 柱体, 錐体, 球等の表面積や体積を求める活動を取り入れる < 関数 > 具体的な事象における 2 つの数量の関係が比例であると捉えること [9](32.8%) 比例, 反比例の特徴を, 表, 式, グラフで表現することによって理解する活動の重視 伴って変わる 2 つの数量の変化や対応を調べることを通して, その関係を式で表し, その式に基づき比例や反比例であるかどうかを判断する活動を取り入れる 図や表で与えられた情報から, 目的に応じて必要な情報を適切に選択し, 事象に即して数学を活用できるようにするために, 実生活の場面での問題を解決する活動を取り入れる < 資料の活用 > 度数分布表から階級値を求めること [11(2)](40.7%) 目的に応じてデータの傾向や特徴を捉えるために, 代表値やヒストグラム等を活用して問題解決を図る活動の充実 問題解決のために, 収集した資料を度数分布表やヒストグラムに表し, その資料の傾向を読み取る過程で, 階級値の意味を理解する活動を取り入れる - 22 -

中学校第 2 学年英語 調査結果概況 対象生徒数平均正答数 / 設問数平均正答率中央値標準偏差 6962 人 22.2/33 67.2% 23 7.51 分類 区分 対象設問数 平均正答率 (%) 読むこと 4 55.4 学習指導要領の書くこと 2 59.0 領域等言語材料 28 68.5 外国語表現の能力 2 59.0 評価の観点 外国語理解の能力 3 60.9 言語や文化への知識 理解 28 68.5 選択式 20 71.1 問題形式 短答式 8 62.8 記述式 5 58.5 正答数分布グラフ ( 横軸 : 正答数, 縦軸 : 割合 ) - 23 -

設問別正答率 無解答率グラフ ( 横軸 : 設問番号, 縦軸 : 割合 ) 正答率の低い設問 下位 3 題 設問番号 設問の内容 正答率 (%) 1 3(2) 文の意味にふさわしい一般動詞を判断し, 正確に書く (works) 11.8% 2 10(3) 文の構造を正しく理解し, 英語を並び替える ( 一般動詞の疑問文 ) 28.3% 3 6 英文を読んで大切な部分を正確に読む 35.5% 無解答率の高い設問 上位 3 題 設問番号 設問の内容 無解答率 (%) 1 9 会話文の内容を理解した上で, 会話の流れに合った内容を伝える 21.5% 2 3(2) 文の意味にふさわしい一般動詞を判断し, 正確に書く (works) 19.9% 3 3(3) 文の意味にふさわしい一般動詞を判断し, 正確に書く (doing) 10.6% 解答類型の分析結果で, 誤答に特徴の見られる設問 設問番号誤答の概要割合 (%) 1 10(3) 2 9 3 10(1) 文の構造を正しく理解し, 英語を並び替える ( 一般動詞の疑問文 ) ( 類型 3) 会話文の内容を理解した上で, 会話の流れに合った内容を伝える ( 類型 9) 文の構造を正しく理解し, 英語を並び替える (Let s~ を用いた英文 ) ( 類型 4) - 24-59.9% 39.6% 29.3%

各領域の課題 と 授業改善のポイント < 言語材料 > 文の意味にふさわしい一般動詞を判断し, 正確に書くことができる [3(2)](11.8%) 文法指導を言語活動と一体的に行う指導の充実 動詞の活用 三人称単数現在形に関しては毎年課題が見られる 言語材料の知識や理解を深める言語活動と実際に自分の気持ちや考えを伝える言語活動とバランスよく配置し, 活動を通して定着を図ることが大切である 特に, 動詞の活用 においては, 様々な動詞を使って口頭練習を行った上で, 書く活動を取り入れ正確に英文を書く場面を設定することが考えられる < 言語材料 > 文の構造を正しく理解することができる [10(3)] (28.3%) 文法指導を言語活動と一体的に行う指導の充実 文の構造を正しく理解すること, 特に What 名詞 do you~? の表現に関しては毎年課題が見られる この表現は小学校外国語活動において, チャンツ等を通して学習をしている 導入時に, 小学校外国語活動で慣れ親しんだ活動を取り入れ, 耳に慣れ, 口に慣れた上で, 名詞や動詞を変えて, 表現の幅を広げていくことが大切である 既習事項を取り入れることによって, 言語活動の量と質を高めることにもつながる < 読むこと > 英文を読んで大切な部分を正確に読み取ることができる [6](35.5%) まとまりのある文から, 大切な部分を読み取ったり, 概要をまとめたりする活動の充実 教科書の本文を読み取らせる際の課題として, 訳読式にとどまらず, 教師が テキストの何をどのように読み取らせたいのか を明確にし, 様々な課題 (T/F,Q&A, 図や表等 ) を用意することが考えられる また, テキストの読み取りの前に, オーラル イントロダクション等で概要を提示し, 無理なく読み取りに入る工夫をすることによって, 読むことへの楽しさを感じさせることも大切である < 読むこと 書くこと > 会話文の流れを理解した上で, 会話の流れにあった内容を伝えることができる [9](38.8%) 読んだことに対して書く, または聞いたことに対して書く等技能を統合した活動の工夫 教科書の内容の扱いを充実させ, 教科書で学習した内容をもとにした言語活動を仕組むことが考えられる ダイアローグの一部分を変えてスキットをつくる, 教科書の内容の続きをつくる 等の活動が考えられる - 25 -