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Transcription:

設備健全性 耐震安全性に関する小委員会 ( 第 3 回 ) 議事要旨 1 日時 : 平成 20 年 5 月 12 日 ( 月 ) 13 時 30 分 ~16 時 10 分 2 場所 : 新潟自治労会館 6 階 601,602 会議室 3 出席委員 : 岡崎委員 北村委員 黒田委員 小岩委員 鈴木委員 橋爪委員 4 議題 1) 原子力発電所の耐震設計について 小山田修氏 ( 日本原子力研究開発機構東海研究開発センター原子力科学研究所長 ) 落合兼寛氏 ( 日本原子力技術協会テクニカルアドバイザー ) 松下昭武氏 (IHI 原子力事業部技師長 ) 2) 第 1 回, 第 2 回の質疑への回答について 5 議事概要 委員の原子力発電所及びその設備の耐震設計について設計者の話を聞きたいとの要望を受け 耐震設計に関する専門家 3 人を招聘した 専門家は それぞれの実務経験を基に 耐震設計方法 裕度等の考え方について説明するとともに 今回の地震動を受けた設備の健全性評価に関する私見を述べた 小山田氏は耐震設計の方法を含め全般的な話を 落合氏が具体的な設計方法 ( どの様な方針で設計しているのか等 ) 及び実際の観測波形を示しながら今回の地震動の特徴を 松下氏が製造段階における裕度等について説明した 3 人に共通する主な説明は以下のとおり 1 裕度は材料が破壊に至る前の応力 ( 余裕を見込み破壊時の強度を小さく見積もった値 : 許容応力 ) を基準に それとの差として論じられるものであり 許容応力を算定するための安全率とは異なると説明 2 設計裕度は基準地震動を基に計算した応力との差であり 耐震裕度は実際の地震動に基づく破壊応力との差である 3 設計裕度は 設計者の経験によるところが大きく 今回はかなり大きな余裕が見込まれていたと説明 委員は 点検困難箇所の評価方法 重要度が低い機器が故障した場合の上位機器への波及的事故を考慮しているのかといった耐震指針の考え方 今回の地震動がS1,S2を超えたこと及び3,4 号機で揺れが大きかったこと等について 専門家へ質問し 意見を求めた 議事の後半は 前回 東京電力が 地震動による塑性ひずみが発生していないことを確認する方法として有効であるとした硬さ測定について説明を行った 委員からは 硬さ測定値と塑性歪みの相関性 硬さ測定の有効性に関する質問等が出された 議事終了後 委員から会の運営方法及び会委員からの情報発信も必要ではないかといった意見が出され 検討することとなった 6 主な質疑 1) 原子力発電所の耐震設計について議事は 専門家の方の説明が終わる度に 質疑といった形で進められた ア小山田氏への質疑 ( 落合氏質疑と重複する部分も含む ) - 1 -

小岩委員 明らかに壊れた所は交換 小山田氏 点検できない箇所もあるか 補修を行えばよいと思うが と思うが 様々な評価を行う 外観上は健全に見える所 点 ことで十分ではないかと考え 検困難箇所に対し 次に大き る な地震が来た時には大丈夫か 例えば 中性子照射脆化 の 心配であるが 設計者の考え 進展は データが蓄積されて はどうか いるので そのまま使えるかどうかの判断はできると考え 中性子照射脆化の進展は十 る 分予測できるとの考えは分か ったが それを以て点検でき 中性子照射脆化 ない箇所の健全性を評価でき 圧力容器に用いる低合金鋼 るという点には疑問が残る などの粘りのある材料が 中 性子を浴びることにより硬化 北村委員長 これで議事は終わりという し 脆くなること ことはないので 気になる点があれば 質問して欲しい 鈴木委員 き裂が入っている場合でも小山田氏 維持基準に基づき評価でき 使用可能か否かの判断は可能 ると考える と考えるのか 重要度が低い機器の故障が上位の機器に波及することから 地震の場合 時間的なものを考慮に入れて分類すべきではないか 今回の地震から 機器の重落合氏要度分類の設計思想に不足していた点 もしくは盲点はなかったか 重要度の低いB,Cクラスの機器は 時系列的に発生する波及事故の防止を考慮し 上位と同等の設計を行うとされている 重要度分類は 原子力災害時の設備の損傷が周囲に与える影響の大きさ 優先順位を考慮し 分類している 耐震設計は静的震度が基本となっているが 近年は 静的震度の欠点を補うために 動的地震動も評価し あらゆる破壊モードに対応できるようにしている 黒田委員 資料 5の許容値と発生応力小山田氏 私もこの図を見たことはあ 値 ( 解析値 ) の間にある 発 るが この様な図を作るとき 生応力値が許容値に対して持 人それぞれの考え方で組み立 つ余裕 この余裕が p.5 てるので 班目先生が書かれ で説明された余裕と受け取っ たこの図に関して 私にはよ たが それ以外 (2つ) の余 く分かっていないところがあ 裕も設計に含まれていると り うまく説明できない た 設計の立場からはお考えか だし ここにある色々な余裕について話したつもり 原子力学会の去年の報告会において 班目先生が資料 5 の図を用い 設計余裕は30 倍 材料の強度は設計引張強さ ( 破損点 ) よりももっと大きい値になっている等の要因が - 2 -

位あるという発言もされている その点に関して いかがお考えか あり 班目先生が ものによっては 30 倍の余裕と言われたことはその通りだと思う イ 落合氏への質疑 小岩委員 使用済燃料プールの水が漏落合氏 溢水しても使用済燃料が露 れたが 深さ等の寸法は 設 出しないよう プールの深さ 計時に考慮されていなかった は考慮してある のか それとも 想定を超え しかしながら 長周期で揺 る地震動を受けたからか すられた場合 水が溢れるのを抑える手立てはなかった そのため 溢水時を想定し 床に勾配をつけ側溝を設け プールに水が戻ってくる構造としている 結果的に系外に漏れたが ケーブルが溝に入っており 壁貫通部のシールが劣化していた そのため ケーブルを伝って系外に漏れ出た 鈴木委員 今回はM6.8であったから 落合氏 パルス波 が発生したため 弾性域に収まったが 将来 に 加速度が大きくなってい M6.8 以上の地震が発生する可 るが 1 号機が最大で 他の 能性もあることから 設計時 号機では小さくなっているこ の静的震度を現在よりも厳し とから 特異なものだと考え くするべきではないか る パルス波 現在の静的震度の3 倍 1.2 ある間隔をおいて繰り返す という基準は 諸外国と比べ 波 ( 連続しない波 ) てもかなり厳しいので 変更 には賛同しかねる 岡崎委員 今回加わった歪みが 今後落合氏 今回の地震動で ( 低サイク どの様な影響を与えるかを考 ル疲労が問題となる ) 塑性歪 える時に 疲労は考慮する必 みは発生していない可能性が 要がないのか 高いと考える 疲れ累積係数 仮に 許容応力を超えてい 設備などに繰り返しかかる た場合は 疲れ累積係数 で評 力の回数と破壊に至る繰り返 価することとなる し回数との比 黒田委員 S1,S2を超えたことについて落合氏 基準地震動を超えたことは どの様に考えるか 意外であったが スペクトル を見て 構造的には大丈夫と スペクトル 確信した ここでは 地震動を振動数 今回の地震は 想定してい によって分解して表示した加速度のこと - 3 - た震源距離よりも遠いことから 地震エネルギーだけ考えると想定の中に入っている

小岩委員 1 号機は点検中であったが 落合氏 加速度は1 号機が最も大き 運転中の3,4 号機は揺れが いことから 1 号機の地震動 他より大きかった 今の説明 評価ができれば おしなべて は 全号機に当てはまると考 他の号機も評価できるものと えているか 考える 北村委員長 今の説明は どの様な考えで設計していたか 実際に想定を超える大きな地震動を受けたが現在のところ健全性が保たれているように思えるということを説明したものであり 最終的に安全かどうかとは別なものである ウ 松下氏への質疑 小岩委員 点検困難箇所は 類似の応松下氏 構造強度的には問題ないも 力の大きい箇所を点検すると のと考えるが 経年劣化等は いう考え方は分かった しか 専門的に評価すべきものと考 し 劣化等による材料の不均 える 一性 微小欠陥の影響は そ それに対する点検方法は れでは把握できないのではな 材料の特性等も踏まえ 専門 いか 家の知見を基に決定するべきと考える 北村委員長 小岩委員の言われるミクロ松下氏 そのとおり なものは 別の筋道で考える ものとの理解でよいか 2) 第 1 回, 第 2 回の質疑への回答について ( 硬さ測定による塑性ひずみ検出について ) 橋爪委員塑性歪みと認識できる歪み東京電力今回は発生していない思う は どの様な部位に発生する高木 GM 塑性歪みが生じていないことと考えるか の確認が目的である 鈴木委員二軸応力が生じた部分の硬東京電力検出しにくくなるかもしれさ測定をどう考えるか 高木 GM ないので検討を続ける 基本的に一次応力の強いところ 単軸応力の箇所で主に評価する 小岩委員 硬さ測定では 測定対象物東京電力 実配管と同じ曲率での測定 の形状によっては 測定値に高木 GM 測定方向についての検証を行 大きなバラツキが生じるので っている はないか 測定困難箇所は 治具を作 - 4 -

実際の配管等を測定する場合に適用可能との検証を行っているのか 成して対応する 製造時の加工硬化部分は除くことも考えている 岡崎委員 測定値は残留応力の影響を東京電力 検討する 受けるので その場合のバラ高木 GM ツキを検討すること 黒田委員測定対象の表面状態を揃え東京電力研磨し 表面状態を整えてる必要があるのではないか 高木 GM から測定する 3) 議事終了後 ( 委員からの要望について ) 小岩委員 議題の予告 資料の配布 ( 松岡課長 ご指摘の点は できる限り A4 用紙 1 枚程度に 議論のポ 努力させていただきたい イントを示したもの ) を出来るだけ早く送っていただきたい 黒田委員 県民の皆さんに小委員会の 現在 小委員会の議論を何 議論がうまく伝わっていない らかの形で 県民の皆さまに のではと懸念しているので 伝えたいと考えている 1ヶ 委員の考えを 簡潔な文書等 月分の議論をまとめ 翌月の で発信しても良いのではない 初め頃にお知らせする等の対 か それについては 事務局 応を検討しているが もう少 だけでなく 委員長その他委 しお待ちいただきたい 員全員で検討すべきではないか 北村委員長 ご要望に 100% 沿えるか分からないが その方向で当然努力していただく 委員も要望したからには 予習しなければ駄目 7 事務局より 次回は 6 月 19 日 ( 木 ) に開催する予定 - 5 -