2. 改訂内容 ( ) 自主改訂 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 改訂後改訂前 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 リチウム製剤炭酸リチウム -2- 臨床症状 措置方法 血清カリウム値が上昇することがある 血中リチウム濃度が上昇し リチウム

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

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改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

3. 改訂理由 厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知( 薬食安通知 ) による改訂 主に米国において オルメサルタン含有製剤との因果関係が否定できない重度の下痢を症状とするスプルー様腸疾患が報告されたため 米国添付文書が改訂されました 国内においても 同様の報告があったことから 重大な副作用 の項に

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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減量・コース投与期間短縮の基準

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糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

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(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

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カンデサルタン錠2mg「日医工」/カンデサルタン錠4mg「日医工」/カンデサルタン錠8mg「日医工」/カンデサルタン錠12mg「日医工」

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

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ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

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目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

表イ 同種同効品一覧表

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

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改訂後 ( 下線部 : 追記又は変更 ) ( 重大な副作用 失神 意識喪失 (0.1% 未満注 ) ): 血圧低下に伴う一過性の意識喪失等があらわれることがあるので, 観察を十分に行い, 異常が認められた場合には, 投与を中止し適切な処置を行うこと 肝機能障害, 黄疸 ( いずれも 0.1% 未満注

2017 年 9 月改訂 ( 第 3 版 ) 2016 年 1 月改訂 日本標準商品分類番号 選択的 AT1 受容体ブロッカー / 持続性 Ca 拮抗薬合剤 注 1) 劇薬 処方箋医薬品 アムバロ R 配合錠 ニプロ AMVALO R COMBINATION TABLETS

改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

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効能 効果 用法 用量 の一部変更承認に基づく改訂 改訂後 ( 下線部 : 追記改訂箇所 ) 改訂前 効能 効果 効能 効果 本態性高血圧症 ( 軽症 ~ 中等症 ) 本態性高血圧症 ( 軽症 ~ 中等症 ) 腎実質性高血圧症 腎実質性高血圧症狭心症 狭心症次の状態で, アンジオテンシン変換酵素阻害

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プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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p 13

本書の読み方 使い方 ~ 各項目の基本構成 ~ * 本書は主に外来の日常診療で頻用される治療薬を取り上げています ❶ 特徴 01 HMG-CoA 代表的薬剤ピタバスタチン同種同効薬アトルバスタチン, ロスバスタチン HMG-CoA 還元酵素阻害薬は主に高 LDL コレステロール血症の治療目的で使 用

第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)

まれに過度の血圧低下を起こし ショック症状や一過性の意識障害 脳梗塞があらわれることがあるので そのような場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので 高所作業 自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること 3. 相互作用本剤は主

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タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

20(1) 重篤な肝障害の報告症例数の推移 2000 年 2 月に緊急安全性情報を発出した以後も重篤な肝障害が毎年 20 例前後報告されております ( 図 1 参照 ) また ユリノーム R 3) 錠服用患者様における肝機能検査の実施状況について調査した結果 投与開始後に一度も肝機能検査が実施されな

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はじめに 本剤は レニン アンジオテンシン系阻害薬 ( 以下 RA 系阻害薬 ) であるアンジオテンシン Ⅱ 受容体拮抗 薬 ( 以下 ARB) に分類されるバルサルタンとジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬に分類されるシルニジピ ンの 2 つの成分からなる配合剤です バルサルタンは 血管内皮細胞 血

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別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200

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日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

改訂後 改訂前 使用上の注意 3. 副作用 (1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 下記の重大な副作用があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと ₁) 現行通り ₂) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necroly

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パリエット錠5mg、パリエット錠10mg、パリエット錠20mg

**2017 年 11 月改訂 ( 第 4 版一部包装規格の販売中止に基づく改訂 ) *2016 年 7 月改訂 貯法 : 室温保存 気密容器使用期限 : 外箱等に表示 規制区分 : 処方箋医薬品 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 選択的 AT1 受容体ブロッカー日本薬局方バルサルタン錠

160223メトトレキサート1_4.indd


ビソノテープお知らせ文書

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用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

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1. 重篤な不正出血の発現状況 ( 患者背景 ) (1) 患者背景 ( 子宮腺筋症 子宮筋腫合併例の割合 ) 重篤な不正出血発現例の多くは子宮腺筋症を合併する症例でした 重篤な不正出血を発現した 54 例中 48 例 (88.9%) は 子宮腺筋症を合併する症例でした また 子宮腺筋症 子宮筋腫のい

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

STEP 1 検査値を使いこなすために 臨床検査の基礎知識 検査の目的は大きく 2 つ 基準範囲とは 95% ( 図 1) 図 1 基準範囲の考え方 2

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 用法 用量 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群 Ellison 症候群現行のとおり略 逆流性食道炎 逆流性食道炎現行のとおり略 非びらん性胃食道逆流

調剤ミス防止対策における調剤室環境整備とヒューマンエラーの関連性の分析

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 使用上の注意改訂のお知らせ 高親和性 AT1 レセプターブロッカー オルメサルタンメドキソミル錠 処方せん医薬品 : 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること 高親和性 ARB/ 持続性 Ca 拮抗薬配合剤 オルメサルタンメドキソミル / アゼルニジピン配合錠 処方せん医薬品 : 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること 製造販売元 2012 年 10 月 このたび 標記製品の 使用上の注意 の一部を改訂いたしましたので ご連絡申し上げます つきましては 今後のご使用に際しご参照いただくとともに 副作用等の治療上好ましくない有害事象をご経験の際には 弊社 MR に速やかにご連絡くださいますようお願い申し上げます 1. 改訂の概要 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg (1) 相互作用 ( 併用注意 ) の項に リチウム製剤 を追記しました 自主改訂 (2) その他の副作用 の項に 口内炎 胃部不快感 便秘 胸痛 頻尿 異常感 ( 浮遊感 気分不良等 ) 胸部不快感 味覚異常 脱毛 を追記しました 自主改訂 レザルタス配合錠 LD 配合錠 HD (1) 相互作用 ( 併用注意 ) の項に リチウム製剤 を追記しました 自主改訂 (2) その他の副作用 の項に 胸痛 胸部不快感 味覚異常 脱毛 を追記しました 自主改訂 流通在庫の関係から 改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでに若干の日数が必要ですので ご使用に際しましては ここにご案内申し上げました改訂内容をご参照いただきますようお願い申し上げます -1-

2. 改訂内容 ( ) 自主改訂 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 改訂後改訂前 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 リチウム製剤炭酸リチウム -2- 臨床症状 措置方法 血清カリウム値が上昇することがある 血中リチウム濃度が上昇し リチウム中毒を起こすお それがあるので 血中リチウム濃度に注意すること 機序 危険因子 併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある 危険因子 : 腎機能障害のある患者 明確な機序は不明であるが ナトリウムイオン不足は リチウムイオンの貯留を促進するといわれているため 本剤がナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 臨床症状 措置方法 血清カリウム値が上昇することがある 機序 危険因子 併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある 危険因子 : 腎機能障害のある患者 4. 副作用 (2) その他の副作用 0.1~0.5% 未満 0.1% 未満頻度不明 消化器下痢 嘔気 嘔吐 腹痛 口渇 口内炎 胃部不快感 便秘 循環器 心房細動 動悸 ほてり 胸痛 泌尿器 BUN 上昇 血清クレアチニン上昇 尿蛋白陽性 尿沈渣陽性 頻尿 その他 CK(CPK) 上昇 浮腫 血清カリウム上昇 尿酸上昇 全身倦怠感 咳嗽 CRP 上昇 トリグリセリド上昇 異常感 ( 浮遊感 気分不良等 ) 胸部不快感 筋肉痛 脱力感 疲労 しびれ 味覚異常 脱毛 ( 他の項 : 現行通り ) 自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした 4. 副作用 (2) その他の副作用 0.1~0.5% 未満 0.1% 未満頻度不明 消化器下痢嘔気 嘔吐 腹痛口渇 循環器 泌尿器 BUN 上昇 血清クレアチニン上昇 その他 CK(CPK) 上昇 血清カリウム上昇 尿酸上昇 全身倦怠感 咳嗽 心房細動 動悸 ほてり 尿蛋白陽性 尿沈渣陽性 浮腫 CRP 上昇 トリグリセリド上昇 筋肉痛 脱力感 疲労 しびれ ( 他の項 : 省略 ) 自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした

レザルタス配合錠 LD 配合錠 HD 改訂後改訂前 3. 相互作用 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 リチウム製剤炭酸リチウム -3- 臨床症状 措置方法 オルメサルタンメドキソミルとの併用により 血清カリウム値が上昇することがある オルメサルタンメドキソミルとの併用により 血中リチウム濃度が上昇し リチウム中毒を起こすおそれがあるので 血中リチウム濃度に注意すること ( 以下 : 現行通り ) 機序 危険因子 併用によりオルメサルタンメドキソミルのカリウム貯留作用が増強するおそれがある 危険因子 : 腎機能障害のある患者 明確な機序は不明であるが ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため オルメサルタンメドキソミルがナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる 3. 相互作用 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 臨床症状 措置方法 オルメサルタンメドキソミルとの併用により 血清カリウム値が上昇することがある ( 以下 : 省略 ) 機序 危険因子 併用によりオルメサルタンメドキソミルのカリウム貯留作用が増強するおそれがある 危険因子 : 腎機能障害のある患者 4. 副作用 (2) その他の副作用 循環器 0.5~5% 未満 0.5% 未満頻度不明 ほてり 動悸 心房細動顔面潮紅 胸痛 その他 CK(CPK) 上昇 全身倦怠感 尿酸上昇浮腫 総コレステロール上昇 カリウム上昇 CRP 上昇 しびれ カリウム低下 咳嗽 トリグリセリド上昇 筋肉痛 脱力感 疲労 異常感 ( 浮遊感 気分不良等 ) 3) 乳び腹水注 胸部不快感 味覚異常 脱毛 ( 他の項 : 現行通り ) オルメサルタンメドキソミル又はアゼルニジピンの自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした 注 2, 3)( 現行通り ) 4. 副作用 (2) その他の副作用 循環器 0.5~5% 未満 0.5% 未満頻度不明 ほてり 動悸 心房細動顔面潮紅 その他 CK(CPK) 上昇 全身倦怠感 尿酸上昇浮腫 総コレステロール上昇 カリウム上昇 CRP 上昇 しびれ カリウム低下 咳嗽 トリグリセリド上昇 筋肉痛 脱力感 疲労 異常感 ( 浮遊感 気分不良等 ) 3) 乳び腹水注 ( 他の項 : 省略 ) オルメサルタンメドキソミル又はアゼルニジピンの自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした 注 2, 3)( 省略 )

3. 改訂理由 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 自主改訂 (1) 相互作用 ( 併用注意 ) オルメテック錠とリチウム製剤との併用により 血中リチウム濃度が増加したとの報告があり リチウム中毒を起こすおそれがあるため リチウム製剤 を 相互作用 ( 併用注意 ) の項に追記しました 以下に症例の概要を掲載しておりますので ご参照ください 症例の概要 性 年齢 患者 使用理由 ( 合併症 ) 女高血圧 60 代 ( 躁うつ病 ) ( 認知症 ) 1 日投与量投与期間 20mg 28 日間 高リチウム血症 投与開始日投与 28 日目 ( 投与中止日 ) 中止 3 日後 不明日 副作用 経過及び処置 躁うつ病のため 炭酸リチウムを継続的に投与中 高血圧のため オルメテック錠 20mg 投与開始 血圧が十分に低下したため オルメテック錠投与中止 認知症も確認できたため 同日ドネペジル塩酸塩開始 高リチウム血症 ( 血中リチウム濃度 2.59 meq/l) が判明したため 補液を実施 血中リチウム濃度正常値 回復 併用薬 : 炭酸リチウム ドネペジル塩酸塩 投与 2 ヵ月前中止 3 日後中止 5 日後 血中リチウム濃度 (meq/l) 0.98 2.59 1.96 (2) その他の副作用 オルメテック錠との関連性が否定できない 口内炎 胃部不快感 便秘 胸痛 頻尿 異常感 ( 浮遊感 気分不良等 ) 胸部不快感 味覚異常 脱毛 の報告が集積されたため その他の副作用 の項に追記しました レザルタス配合錠 LD 配合錠 HD 自主改訂 オルメテック錠の 使用上の注意 の改訂に伴い オルメテック錠と同一成分 ( オルメサルタンメドキソミル ) を含有しているレザルタス配合錠においても リチウム製剤 を 相互作用 ( 併用注意 ) の項に追記し また レザルタス配合錠の その他の副作用 の項に未記載であった 胸痛 胸部不快感 味覚異常 脱毛 を その他の副作用 の項に追記しました 添付文書全文については弊社ホームページに掲載しておりますので 併せてご参照いただきますようお願い申し上げます (https://www.daiichisankyo.co.jp/med) -4-

使用上の注意 2012 年 10 月改訂 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 ( 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1) 両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者 ( 重要な基本的注意 の項参照 ) (2) 高カリウム血症の患者 ( 重要な基本的注意 の項参照 ) (3) 重篤な腎機能障害のある患者 [ 腎機能を悪化させるおそれがある 血清クレアチニン値が 3.0mg/dL 以上の患者での十分な使用経験はないので このような患者に対しては状態を観察しながら慎重に投与すること ] (4) 肝機能障害のある患者 [ 外国において 軽度又は中等度の肝機能障害患者でオルメサルタンの血漿中濃度 (AUC) が 健康な成人と比較してそれぞれ 1.1 倍と 1.7 倍に上昇することが報告されている ] (5) 脳血管障害のある患者 [ 過度の降圧が脳血流不全を惹起し 病態を悪化させるおそれがある ] (6) 高齢者 ( 高齢者への投与 の項参照 ) 2. 重要な基本的注意 (1) 両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては 腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので 治療上やむを得ないと判断される場合を除き 使用は避けること (2) 高カリウム血症の患者においては 高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので 治療上やむを得ないと判断される場合を除き 使用は避けること また 腎機能障害 コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では 高カリウム血症が発現するおそれがあるので 血清カリウム値に注意すること (3) 本剤の投与によって 一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので そのような場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと また 特に次の患者では低用量から投与を開始し 増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと 1) 血液透析中の患者 2) 利尿降圧剤投与中の患者 3) 厳重な減塩療法中の患者 (4) 本剤を含むアンジオテンシン Ⅱ 受容体拮抗剤投与中に重篤な肝機能障害があらわれたとの報告がある 肝機能検査を実施するなど観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと (5) 手術前 24 時間は投与しないことが望ましい (6) 降圧作用に基づくめまい ふらつきがあらわれることがあるので 高所作業 自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 臨床症状 措置方法 機序 危険因子 血清カリウム値が上昇することがある 併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある 危険因子 : 腎機能障害のある患者 リチウム製剤炭酸リチウム 血中リチウム濃度が上昇し リチウム中毒を起こすおそれがあるので 血中リチウム濃度に注意すること 明確な機序は不明であるが ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため 本剤がナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる 4. 副作用総症例 569 例中 65 例 (11.4%) に自他覚症状の副作用が認められた 臨床検査値異常変動の副作用は 15.5%(87/563 例 ) に認められた 承認時 使用成績調査 6,327 例中 244 例 (3.9%) に副作用 ( 臨床検査値異常を含む ) が認められた 再審査申請時 (1) 重大な副作用 1) 血管浮腫 ( 頻度不明 ): 顔面 口唇 咽頭 舌の腫脹等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと 2) 腎不全 (0.1% 未満 ): 腎不全があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 高カリウム血症 ( 頻度不明 ): 重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 直ちに適切な処置を行うこと 4) ショック ( 頻度不明 ) 失神 ( 頻度不明 ) 意識消失 ( 頻度不明 ): ショック 血圧低下に伴う失神 意識消失があらわれることがあるので 観察を十分に行い 冷感 嘔吐 意識消失等があらわれ た場合には 直ちに適切な処置を行うこと 特に血液透析中 厳重な減塩療法中 利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し 増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと 5) 肝機能障害 (0.1% 未満 ) 黄疸 ( 頻度不明 ):AST(GOT) ALT (GPT) γ-gtp の上昇等の肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 6) 血小板減少 ( 頻度不明 ): 血小板減少があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 7) 低血糖 ( 頻度不明 ): 低血糖があらわれることがある ( 糖尿病治療中の患者であらわれやすい ) ので 観察を十分に行い 脱力感 空腹感 冷汗 手の震え 集中力低下 痙攣 意識障害等があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 8) 横紋筋融解症 ( 頻度不明 ): 筋肉痛 脱力感 CK(CPK) 上昇 血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので 観察を十分に行い このような場合には直ちに投与を中止し 適切な処置を行うこと 9) アナフィラキシー様症状 ( 頻度不明 ): そう痒感 全身発赤 血圧低下 呼吸困難等が症状としてあらわれることがあり またアナフィラキシーショックを起こしたとの報告もあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (2) その他の副作用下記の副作用があらわれることがあるので 異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行うこと 過敏症注 2) そう痒 発疹 0.1 ~ 0.5% 未満 0.1% 未満頻度不明 血 液 貧血 血小板数減少 白血球数増加 精神神経系 めまい 立ちくらみ ふらつき感 頭痛 頭重感 眠気 消 化 器 下痢 嘔気 嘔吐 口渇 口内炎 胃部不快感 便秘 循 環 器 心房細動 動悸 ほてり 肝 臓 ALT(GPT) 上昇 ALP 上昇 AST(GOT) 上昇 γ-gtp 上昇 LDH 上昇 泌 尿 器 BUN 上昇 血清クレアチニン上昇 そ の 他 CK(CPK) 上昇 血清カリウム上昇 尿酸上昇 全身倦怠感 咳嗽 尿蛋白陽性 尿沈渣陽性 頻尿 浮腫 CRP 上昇 トリグリセリド上昇 異常感 ( 浮遊感 気分不良等 ) 胸部不快感 腹痛 胸痛 筋肉痛 脱力感 疲労 しびれ 味覚異常 脱毛 自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした 注 2) 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 5. 高齢者への投与 (1) 高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされているので 開始用量を遵守し 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること [ 脳梗塞等が起こるおそれがある ] (2)65 歳未満の非高齢者と65 歳以上の高齢者において本剤の降圧効果及び副作用に差はみられなかった 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと また 投与中に妊娠が判明した場合には 直ちに投与を中止すること [ 妊娠中期及び末期にアンジオテンシンⅡ 受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症 胎児 新生児の死亡 新生児の低血圧 腎不全 高カリウム血症 頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮 頭蓋顔面の変形 肺の形成不全等があらわれたとの報告がある ] (2) 授乳中の婦人への投与を避け やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること [ 動物実験 ( ラット ) の5mg/kg/ 日で乳汁中への移行が認められている また 動物実験 ( ラット周産期及び授乳期経口投与 ) の200mg/kg/ 日で出生児に腎孟拡張を伴う死亡及び体重減少が 8mg/kg/ 日で出生児に体重増加抑制及び生後分化の遅延が認められている ] 7. 小児等への投与低出生体重児 新生児 乳児 幼児又は小児に対する安全性は確立していない ( 使用経験がない ) 8. 適用上の注意薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること (PTPシートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ) -5- 注 )( ) 自主改訂

使用上の注意 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 ( 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 3. アゾール系抗真菌剤 ( イトラコナゾール ミコナゾール等 ) HIV プロテアーゼ阻害剤 ( リトナビル サキナビル インジナビル等 ) を投与中の患者 ( 相互作用 の項参照 ) 効能 効果に関連する使用上の注意 過度の血圧低下のおそれ等があり 本剤を高血圧治療の第一選択薬としないこと 用法 用量に関連する使用上の注意 1. 以下のオルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピンの用法 用量を踏まえ 患者毎に用量を決めること オルメサルタンメドキソミル通常 成人にはオルメサルタンメドキソミルとして 10 ~ 20mg を 1 日 1 回経口投与する なお 1 日 5 ~ 10mg から投与を開始し 年齢 症状により適宜増減するが 1 日最大投与量は 40mg までとする アゼルニジピン通常 成人にはアゼルニジピンとして 8 ~ 16mg を 1 日 1 回朝食後経口投与する なお 1 回 8mg あるいは更に低用量から投与を開始し 症状により適宜増減するが 1 日最大 16mg までとする 2. 原則として オルメサルタンメドキソミル及びアゼルニジピンを併用している場合 あるいはいずれか一方を使用し血圧コントロールが不十分な場合に 本剤への切り替えを検討すること 3. 原則として 増量は 1 つの有効成分ずつ行うこと 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1) 両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者 ( 重要な基本的注意 の項参照 ) (2) 高カリウム血症の患者 ( 重要な基本的注意 の項参照 ) (3) 重篤な腎機能障害のある患者 [ 腎機能を悪化させるおそれがあるので 血清クレアチニン値が 3.0mg/dL 以上の患者に対しては状態を観察しながら慎重に投与すること ( 薬物動態 の項参照 ) ] (4) 肝機能障害のある患者 [ 外国において 軽度又は中等度の肝機能障害患者でオルメサルタンメドキソミル単独投与時のオルメサルタンの血漿中濃度 (AUC) が 健康な成人と比較してそれぞれ 1.1 倍と 1.7 倍に上昇することが報告されている また アゼルニジピンは肝臓で代謝される ( 薬物動態 の項参照 ) ] (5) 脳血管障害のある患者 [ 過度の降圧が脳血流不全を惹起し 病態を悪化させるおそれがある ] (6) 高齢者 ( 高齢者への投与 の項参照 ) 2. 重要な基本的注意 (1) 本剤はオルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピンの配合剤であり オルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピン双方の副作用が発現するおそれがあるため 本剤の適切な使用を検討すること ( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) (2) オルメサルタンメドキソミルで両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては 腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので 治療上やむを得ないと判断される場合を除き 使用は避けること (3) 高カリウム血症の患者においては オルメサルタンメドキソミル投与により高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので 治療上やむを得ないと判断される場合を除き 使用は避けること また 腎機能障害 コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では 高カリウム血症が発現するおそれがあるので 血清カリウム値に注意すること (4) 本剤の投与によって 一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので そのような場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと また 特に次の患者では低用量から投与を開始し 増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと 1) 血液透析中の患者 2) 利尿降圧剤投与中の患者 3) 厳重な減塩療法中の患者 (5) アンジオテンシン Ⅱ 受容体拮抗剤投与中に重篤な肝機能障害があらわれたとの報告がある 肝機能検査を実施するなど観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと (6) 手術前 24 時間は投与しないことが望ましい (7) 降圧作用に基づくめまい ふらつきがあらわれることがあるので 高所作業 自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること (8) カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき 症状が悪化した症例が報告されているので 本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し 観察を十分に行うこと また 患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意すること 3. 相互作用アゼルニジピンは 主としてチトクローム P450 3A4(CYP3A4) で代謝される ( 薬物動態 の項参照 ) (1) 併用禁忌 ( 併用しないこと ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 アゾール系抗真菌剤イトラコナゾール ( イトリゾール ) ミコナゾール ( フロリード ) 等 イトラコナゾールとの併用によりアゼルニジピンの AUC が 2.8 倍に上昇することが報告されている HIV プロテアーゼ阻害剤併用によりアゼルニジピリトナビル ( ノービア ) ンの作用が増強されるおサキナビル ( インビラーそれがある ゼ ) インジナビル( クリキシバン ) 等 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) これらの薬剤が CYP3A4 を阻害し アゼルニジピンのクリアランスが低下すると考えられる 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 リチウム製剤炭酸リチウム 他の降圧剤 ジゴキシン シメチジンイマチニブメシル酸塩デラビルジンメシル酸塩マクロライド系抗生物質エリスロマイシン クラリスロマイシン等 シンバスタチン シクロスポリンベンゾジアゼピン系薬剤ジアゼパム ミダゾラム トリアゾラム等経口黄体 卵胞ホルモン経口避妊薬等 オルメサルタンメドキソミルとの併用により 血清カリウム値が上昇することがある 併用によりオルメサルタンメドキソミルのカリウム貯留作用が増強するおそれがある 危険因子 : 腎機能障害のある患者 オルメサルタンメドキ明確な機序は不明であソミルとの併用により るが ナトリウムイオ血中リチウム濃度が上ン不足はリチウムイオ昇し リチウム中毒をンの貯留を促進すると起こすおそれがあるのいわれているため オで 血中リチウム濃度ルメサルタンメドキソに注意すること ミルがナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる 過度の降圧が起こるおそ作用メカニズムの異なるれがある 降圧剤の用量降圧剤の併用により薬理調節等に注意すること 作用が増強される アゼルニジピンとの併用ジゴキシンの腎排泄 ( 尿によりジゴキシンの細管分泌 ) 及び腎外から Cmax が 1.5 倍 AUC がの排泄を阻害するためと 1.3 倍に上昇することが考えられる 報告されている 必要があればジゴキシンを減量すること 併用によりアゼルニジピンの作用が増強されるおそれがある 必要があれば本剤の成分であるアゼルニジピンを減量した処方に切り替えること あるいはこれらの薬剤の投与を中止すること アゼルニジピンとの併用によりシンバスタチンの AUC が 2.0 倍に上昇する ことが報告されている 必要があれば本剤又はシンバスタチンの投与を中止すること 併用によりアゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強されるおそれがある 必要があれば本剤の成分であるアゼルニジピンを減量した処方に切り替えること 又はこれらの薬剤を減量すること これらの薬剤が CYP3A4 を阻害し アゼルニジピンのクリアランスが低下すると考えられる アゼルニジピンとこれらの薬剤が CYP3A4 を競合的に阻害することによ り 相互のクリアランスが低下すると考えられる 腎機能障害のある患者は特に注意すること アゼルニジピンとこれらの薬剤が CYP3A4 を競合的に阻害することにより 相互のクリアランスが低下すると考えられる -6-

2012 年 10 月改訂 薬剤名等 臨床症状 措置方法 機序 危険因子 タンドスピロンクエン酸塩 併用によりアゼルニジピンの作用が増強されるおそれがある 必要があれば本剤の成分であるアゼルニジピンを減量した処方に切り替えること あるいはタンドスピロンクエン酸塩の投与を中止すること セロトニン受容体を介した中枢性の血圧降下作用が降圧作用を増強する リファンピシンフェニトインフェノバルビタール グレープフルーツジュース 併用によりアゼルニジピンの作用が減弱されるおそれがある アゼルニジピンの血中濃度が上昇することが報告されている 降圧作用が増強されるおそれがあることから 本剤の服用中はグレープフルーツジュースを飲用しないよう注意すること これらの薬剤の代謝酵素誘導作用により アゼルニジピンのクリアランスが上昇すると考えられる グレープフルーツジュースに含まれる成分が CYP3A4 によるアゼルニジピンの代謝を阻害し クリアランスを低下させるためと考えられる 4. 副作用総症例 998 例中 54 例 (5.4%) に自他覚症状の副作用が認められた その主なものは めまい (1.1%) 頭痛 (0.6%) であった 臨床検査値異常変動の副作用は 4.6%(46/994 例 ) に認められ その主なものは ALT(GPT) 上昇 (1.3%) γ-gtp 上昇 (0.9%) CK(CPK) 上昇 (0.6%) 尿酸上昇 (0.6%) であった 承認時 (1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 1) 血管浮腫 : 顔面 口唇 咽頭 舌の腫脹等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと 2) 腎不全 : 腎不全があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 高カリウム血症 : 重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 直ちに適切な処置を行うこと 4) ショック 失神 意識消失 : ショック 血圧低下に伴う失神 意識消失があらわれることがあるので 観察を十分に行い 冷感 嘔吐 意識消失等があらわれた場合には 直ちに適切な処置を行うこと 特に血液透析中 厳重な減塩療法中 利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し 増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと 5) 肝機能障害 黄疸 :AST(GOT) ALT(GPT) γ -GTP の上昇等の肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 6) 血小板減少 : 血小板減少があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 7) 低血糖 : 低血糖があらわれることがある ( 糖尿病治療中の患者であらわれやすい ) ので 観察を十分に行い 脱力感 空腹感 冷汗 手の震え 集中力低下 痙攣 意識障害等があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 8) 房室ブロック 洞停止 徐脈 : 房室ブロック 洞停止 徐脈があらわれることがあるので めまい ふらつき等の異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 9) 横紋筋融解症 : 筋肉痛 脱力感 CK(CPK) 上昇 血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので 観察を十分に行い このような場合には直ちに投与を中止し 適切な処置を行うこと 10) アナフィラキシー様症状 : そう痒感 全身発赤 血圧低下 呼吸困難等が症状としてあらわれることがあり またアナフィラキシーショックを起こしたとの報告もあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (2) その他の副作用下記の副作用があらわれることがあるので 異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行うこと 注 2) 過敏症 血 液 0.5 ~ 5% 未満 0.5% 未満 頻度不明 蕁麻疹 発疹 そう痒 好酸球増多 白血球数増加 貧血 血小板数減少 0.5 ~ 5% 未満 0.5% 未満 頻度不明 精神神経系めまい ふらつき感 立ちくらみ 頭痛 頭重感 眠気 消 化 器 下痢 便秘 嘔気 嘔吐 胃部不快感 腹痛 循 環 器 ほてり 動悸 顔面潮紅 胸痛 肝 口渇 歯肉肥厚 口内炎 心房細動 臓 ALT(GPT) 上昇 肝機能異常 LDH 上昇 γ -GTP 上昇 AST(GOT) 上昇 ALP 上昇総ビリルビン上昇 泌 尿 器 BUN 上昇 尿蛋白陽性 そ の 他 CK(CPK) 上昇 尿酸上昇 クレアチニン上昇 尿沈渣陽性 尿硝子円柱増加 頻尿 全身倦怠感 カリウム低下 浮腫 咳嗽 総コレステロール上昇 カリウム上昇 CRP 上昇 しびれ トリグリセリド上昇 筋肉痛 脱力感 疲労 異常感 ( 浮遊感 気分不良等 ) 乳び腹水注 3) 胸部不快感 味覚異常 脱毛 オルメサルタンメドキソミル又はアゼルニジピンの自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした 注 2) 投与を中止するなど適切な処置を行うこと また アゼルニジピンの類薬では光線過敏症が報告されている 注 3) 低アルブミン血症の患者で起こりやすい 5. 高齢者への投与 (1) 高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされているので 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること [ 脳梗塞等が起こるおそれがある ] (2)65 歳未満の非高齢者と 65 歳以上の高齢者において本剤の降圧効果及び副作用に差はみられなかった 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと また 投与中に妊娠が判明した場合には 直ちに投与を中止すること [ 妊娠中期及び末期にアンジオテンシンⅡ 受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症 胎児 新生児の死亡 新生児の低血圧 腎不全 高カリウム血症 頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮 頭蓋顔面の変形 肺の形成不全等があらわれたとの報告がある アゼルニジピンでは動物実験 ( ラット ) で妊娠前 ~ 初期の投与において着床前及び着床後胚死亡率の増加 出生児の体重低下 妊娠期間及び分娩時間の延長が認められている また 妊娠末期の投与において妊娠期間及び分娩時間の延長が認められている ] (2) 授乳中の婦人への投与を避け やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること [ オルメサルタンメドキソミルでは動物実験 ( ラット ) の 5mg/kg/ 日で乳汁中への移行が認められている また 動物実験 ( ラット周産期及び授乳期経口投与 ) の 200mg/kg/ 日で出生児に腎盂拡張を伴う死亡及び体重減少が 8mg/kg/ 日で出生児に体重増加抑制及び生後分化の遅延が認められている アゼルニジピンでは動物実験 ( ラット ) で乳汁中へ移行することが報告されている ] 7. 小児等への投与低出生体重児 新生児 乳児 幼児又は小児に対する安全性は確立していない ( 使用経験がない ) 8. 適用上の注意薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること (PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ) 9. その他の注意 (1) 因果関係は明らかではないが アゼルニジピンによる治療中に心筋梗塞 心不全や不整脈 ( 心房細動等 ) がみられたとの報告がある (2) アゼルニジピンにより CAPD( 持続的外来腹膜透析 ) 施行中の患者の透析排液が白濁することが報告されているので 腹膜炎等との鑑別に留意すること 注 )( ) 自主改訂 -7-

-8- OLM7OS0401 2012 年 10 月作成