目次 1. 連結決算概要 連結売上高推移 連結売上高と営業利益の推移 連結損益計算書 2. セグメント別の業績 広告制作事業 売上高 経常利益 受注高と受注残高の推移 四半期売上高推移 顧客別連結売上高推移 広告主の業種別売上高 ( 単体 ) 写真スタジオ事業 売上高 経常利益 3. 連結業績予想

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2011年3月期決算説明会

決算概況

当期実績前期実績 ( 平成 ~ 平成 ) ( 平成 ~ 平成 ) 業績予想前期比業績予想比 売 上 高 186, , ,400 +7,438 3,331 営 業 利 益 10,971 12,750 11,410 1,779

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

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目次 全社業績の概要 年度の計画と実績 年度業績の概況 3. 売上高 経常利益の推移 4. 事業部門別売上高の推移 5. 費用構成の推移 6. キャッシュ フロー計算書 事業部門別業績の概要 7. サービスラインアップ 8~10. 投資情報事業 11~12.IR 事業

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目次 2018 年 9 月期決算概要 1 決算ハイライト 2 連結 PL 3 連結販管費内訳 4 通期予想に対する達成率 5 事業の概況 年 9 月期の取り組み 年 9 月期基本方針 9 顧客単価 (ARPU) の向上 10 ヘルスケアサービス事業 12 トピックス 19

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

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目次 平成 25 年 3 月期決算概要 1 業績概要 4 2 平成 25 年 3 月期の課題と取組み 5 3 経営成績 6 4 業績推移 7 5 売上高四半期推移 8 6 事業別業績推移 ( ソフトウェア開発事業 ) 9 7 事業別業績推移 ( 入力データ作成事業 ) 10 8 業種別売上比率 (

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Research Report by Shared Research Inc. 四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897

2018 Brother Industries, Ltd. All Rights Reserved 年度第 3 四半期連結業績概要 16Q3 増減 増減率 () は為替影響 除く増減率 売上収益 1,878 1, % (+6.4%) 事業セグメント利益 224

四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897 8,705 11,352 3,019 6,323 9,245 12,311 前期比 -72.9% 6.8% 8.0% 7.

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決算サマリー 2019 年 3 月期第 1 四半期業績概要 売上高 596 億円 ( 前四半期比横ばい ) 営業利益 60 億円 ( 同 34% 増 ) 自動車向けの需要が コンデンサ中心に堅調 2019 年 3 月期業績予想 上期の業績予想を上方修正 自動車 産業機器の電子化やスマートフォンの高機

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2019 年 3 月期第 3 四半期決算説明動画説明概要 皆様こんにちは 代表取締役の中山でございます 2019 年 3 月期第 3 四半期の決算につきまして WEB 配信によりご説明させていただきます 所要時間は 15 分程度でございますので 最後までよろしくお願い申し上げます 資料 _P.2_

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注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

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ご挨拶 連結財務ハイライト 未曾有の経済危機の中 19期連続 で増収 営業増益を達成 個別ベース 連結ベースでは 連結決算開始以来13期連続 売 上 高 D O N 株主 投資家の皆さまへ 4,89億円 前期比18.8 増 億円 営業利益/経常利益 172億円 前期比7.5 増 /16億円 前期比7

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目次 1/37 ページ 年 12 月期連結業績 2018 年 12 月期業績見通し 株主還元 中期経営計画進捗状況 新たな成長投資について ESGの取り組み

2016 年 12 月期第 1 四半期 決算説明資料 2016 年 5 月 16 日 Copyright AppBank Inc. All Rights Reserved. 東証マザーズ 6177

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

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預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

2018(平成30)年11月7日開催 決算説明会概要

第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

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2016年12月期第3四半期連結累計期間の業績(IFRS)のお知らせ

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2017 年 第 2 四半期決算概要 1

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2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

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2018年度(2019年3月期)第3四半期決算説明資料

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2016 年 3 月期決算説明資料 2016 年 6 月

目次 1. 連結決算概要 連結売上高推移 連結売上高と営業利益の推移 連結損益計算書 2. セグメント別の業績 広告制作事業 売上高 経常利益 受注高と受注残高の推移 四半期売上高推移 顧客別連結売上高推移 広告主の業種別売上高 ( 単体 ) 写真スタジオ事業 売上高 経常利益 3. 連結業績予想 ( 通期 ) 2017/3 月期連結業績予想 ( 通期 ) 4. 株主還元 配当政策の方針 株主優待制度 5. 中期経営計画への取組み状況 外部環境の変化と当社の課題 経営体制の強化 国内 TVCM 制作事業 国内 TVCM 制作事業の強化 新システム導入への取組み 海外事業 <AOI ASIA> <AOI ASIA> の連結売上高 営業利益の推移 <AOI ASIA> のネットワーク拡充 海外事業の推進 管理機能の強化 海外拠点の事業拡大に向けた展望 デジタル関連事業 デジタルコンテンツ制作 の連結売上高推移 デジタル関連事業への取組み 1 2 3 その他トピックス 映画ビジネスへの取組み 1

1. 連結決算概要 2. セグメント別の業績 3. 連結業績予想 ( 通期 ) 4. 株主還元 5. 中期経営計画への取組み状況 2

連結売上高推移 設立以来 基本的には右肩上がりの成長を維持 直近ではリーマンショック後 V 字回復し 5 期連続で過去最高を更新 ( 単位 : 百万円 ) 35,000 30,000 単体決算 連結決算 25,000 リーマンショック 20,000 15,000 金融不安 IT バブル崩壊 売上高 ( 連結 ) 売上高 ( うち単体 ) 売上高 ( 単体 ) 10,000 5,000 0 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 ( 年度 ) 東証二部上場 東証一部上場 3

連結売上高と営業利益の推移 リーマンショック後の 6 年間で 売上高 営業利益ともに 2 倍を大きく上回る水準に拡大 ( 単位 : 百万円 ) 2,491 35,000 2,500 30,000 1,783 1,952 2,000 25,000 20,000 1,479 1,499 1,381 1,500 15,000 10,000 5,000 883 14,171 15,989 21,671 25,568 27,976 28,817 32,060 1,000 500 0 2010/3 月期 2011/3 月期 2012/3 月期 2013/3 月期 2014/3 月期 2015/3 月期 2016/3 月期 売上高 ( 左軸 ) 営業利益 ( 右軸 ) 0 4

連結損益計算書 売上高 利益ともに期初の業績予想を上回って着地 売上高 営業利益 経常利益は過去最高を更新 当期純利益が減益となった要因は 前期 メディア関連事業会社清算に伴い税金負担が一時的に減少したため ( 単位 : 百万円 %) 2015/3 月期 2016/3 月期前期比期初業績予想比 売上高比売上高比増減額 (%) 増減額 (%) 売上高 28,817 100.0% 32,060 100.0% 3,243 111.3% 2,060 106.9% 売上原価 23,204 80.5% 25,653 80.0% 2,449 110.6% 売上総利益 5,613 19.5% 6,406 20.0% 793 114.1% 販管費 3,660 12.7% 3,914 12.2% 254 106.9% 営業利益 1,952 6.8% 2,491 7.8% 539 127.6% 291 113.3% 経常利益 1,939 6.7% 2,302 7.2% 363 118.7% 152 107.1% 税引前利益 1,792 6.2% 2,193 6.8% 401 122.4% 親会社株主に帰属する当期純利益 1,238 4.3% 1,098 3.4% -140 88.6% 98 109.8% 返品調整引当金考慮後 5

1. 連結決算概要 2. セグメント別の業績 3. 連結業績予想 ( 通期 ) 4. 株主還元 5. 中期経営計画への取組み状況 6

セグメント別 : 広告制作事業売上高 経常利益 主力の TVCM 制作事業は マーケット以上の伸び 成長領域と位置付けるデジタル関連 海外拠点の売上高も順調に増加 新規事業推進や人材育成 業務効率化 (IT 化 ) 等の戦略的投資や 撮影スタジオの底地のリースバックによるコスト増をカバーし 前年比増収増益に セグメント別 : 広告制作事業売上高 セグメント別 : 広告制作事業経常利益 ( 単位 : 百万円 ) ( 単位 : 百万円 ) 30,000 28,238 31,922 3,000 2,114 2,436 20,000 113.0% +3,684 百万円 2,000 115.2% 10,000 1,000 +322 百万円 0 2015/3 月期 2016/3 月期 0 2015/3 月期 2016/3 月期 7

受注高と受注残高の推移 広告制作事業 受注高は前期比10.5 増加 期末受注残高は16百万円増加 単位 百万円 3,308 30,000 +16百万円 2,651 3,324 3,000 110.5% 20,000 10,000 2,000 26,064 31,938 28,896 1,000 0 0 2014/3月期 2015/3月期 受注高(左軸) 2016/3月期 受注残高(右軸) 8

[ 広告制作事業 ] 四半期売上高推移 10,000 ( 単位 : 百万円 ) 8,000 6,000 4,000 2,000 0 第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期 2014/3 月期実績 2015/3 月期実績 2016/3 月期実績 9

[ 広告制作事業 ] 顧客別連結売上高推移 博報堂グループ 電通グループともに売上高が増加 ( 単位 : 百万円 ) 2016/3 月期 10,674 9,319 21.7% 12,068 博報堂グループ 2015/3 月期 9,097 7,965 11,756 電通グループ その他 2014/3 月期 8,905 7,829 11,243 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 10

[ 広告制作事業 ] 広告主の業種別売上高 ( 単体 ) ( 単位 : 百万円 ) 食品 2016/3 月期 4,293 4,227 2,620 21.7% 輸送 精密化学運輸 倉庫 通信 電気機器 2015/3 月期 4,174 3,693 2,591 商業 金融 保険 不動産 繊維 パルプ 紙 石油 鉄鋼 機械 2014/3 月期 3,803 3,864 2,010 水産 鉱業 建設 サービス 電力 他 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 11

セグメント別 : 写真スタジオ事業 東京ミッドタウン店 当社グループの映像制作ノウハウを活かしたハイクオリティーサービスの提供をコンセプトとする初の B to C 事業 コンシューマ向け写真スタジオ運営事業 2010 年 9 月 : 六本木東京ミッドタウン店オープン 2014 年 4 月 : 横浜ベイクォーター店オープン 2015 年 3 月 : 港北みなも店オープン 2015 年 10 月 : ららぽーと海老名店オープン 2015 年 12 月 : ららぽーと立川立飛店オープン 横浜ベイクォーター店 ららぽーと海老名店 ららぽーと立川立飛店 AOI Pro. ブランドの認知度向上に貢献 12

セグメント別 : 写真スタジオ事業売上高 経常利益 2015 年 3 月の港北みなも店 10 月のららぽーと海老名店 12 月のららぽーと立川立飛店の新規出店効果もあり 売上高は前年同期比増加 ららぽーと海老名 立川立飛 2 ケ店のオープンに向けた先行的費用負担により セグメント損失は増加 これらの大型商業施設への出店による増収効果で 今期は収支トントンとなる計画 セグメント別 : 写真スタジオ事業売上高 セグメント別 : 写真スタジオ事業経常利益 ( 単位 : 百万円 ) ( 単位 : 百万円 ) 150 137 0 2015/3 月期 2016/3 月期 120 90 60 30 105 130.2% +32 百万円 -30-60 -90 55 74 百万円 0 2015/3 月期 2016/3 月期 -120-150 129 13

1. 連結決算概要 2. セグメント別の業績 3. 連結業績予想 ( 通期 ) 4. 株主還元 5. 中期経営計画への取組み状況 14

連結業績予想 ( 通期 ) 広告需要が堅調に推移する中 CM を中心とする広告映像制作の売上高も引き続き堅調に推移 注力するデジタル関連や海外拠点の売上高も増加 増収効果により 戦略的投資等によるコスト増をカバーし 増益基調を維持 ( 単位 : 百万円 %) 2016/3 月期 2017/3 月期前期比実績予想増減額 (%) 売上高 32,060 33,800 1,740 105.4% 営業利益 2,491 2,630 139 105.5% ( 営業利益率 ) 7.8% 7.8% 経常利益 2,302 2,630 328 114.2% 親会社株主に帰属する当期純利益 1,098 1,300 202 118.4% 15

1. 連結決算概要 2. セグメント別の業績 3. 連結業績予想 ( 通期 ) 4. 株主還元 5. 中期経営計画への取組み状況 16

配当政策の方針 利益配分の基本方針 経営基盤と財務体質の強化を図るとともに 株主の皆様に積極的 かつ継続的に 利益還元を行う方針 配当に関しては今後の収益予想を踏まえ 当面以下のとおり実施 ① 配当性向 30 以上 ② 1株当たり 年10円以上 配当予定 2016/3月期 (予定) 年間27円(3円増配) 2017/3月期 (予想) 年間31円を予定(4円増配) 2013/3月期 2014/3月期 2015/3月期 2016/3月期 2017/3月期 配当の状況 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額 配当性向 連結ベース 実績 実績 実績 予定 予想 26.15円 53.90円 101.38円 88.09円 101.62円 23円 23円 24円 27円 31円 88.0% 42.7% 23.7% 30.7% 30.5% 17

株主優待制度 内容 1 QUO カード贈呈当社株式保有株数に応じて オリジナル QUO カードを贈呈いたします 保有株数 QUOカード 500 株以上 2,000 円分 2,000 株以上 5,000 円分 5,000 株以上 10,000 円分 2 撮影付オリジナル写真集の作成ご応募いただいた優待対象の株主様の中から抽選で 20 名の株主様に AOI Pro. グループの ( 株 ) ホリーホックが 株主様ご本人とご家族またはご友人と一緒の写真撮影を行い オリジナル写真集にしてお渡しいたします オリジナル写真集 株主優待対象者 毎年 9 月 30 日現在の当社株主名簿に記載または記録された 5 単元 (500 株 ) 以上保有されている株主様を対象といたします (1 は優待対象の方全員 2 はご応募された方の中から抽選で 20 名様 ) 18

1. 連結決算概要 2. セグメント別の業績 3. 連結業績予想 ( 通期 ) 4. 株主還元 5. 中期経営計画への取組み状況 19

外部環境の変化と当社の課題 メディアやデバイスの多様化 テクノロジーの進化により 広告主の広告費の掛け方やコミュニケーション手法が変化 2017 年度から数年間で放送局へ対する TVCM 素材の提供方法が オンラインでのデータ送稿へ移行し プリント売上の減少が見込まれる 環境の変化により迅速に対応できる経営体制の強化と 中長期的に十分な売上と利益を確保できる事業ポートフォリオの構築が必要 海外事業 <AOI ASIA> 国内 CM 制作事業 デジタル関連事業 20

経営体制の強化 監査等委員会設置会社への移行 (6 月 28 日開催予定の株主総会へ付議 ) 取締役会のモニタリング機能とコーポレート ガバナンスを一層強化 独立社外取締役を 3 分の 1 以上とし 指名 報酬委員会を設置 ( 自主的な取組み ) より透明性の高い経営の実現と機動性の向上により 中期経営計画の達成を目指す 執行役員制度の導入 (4 月 1 日 ~) 取締役会のモニタリング機能と業務執行機能を分離することにより 業務執行責任を一層明確化 経営環境の変化へのより迅速な対応が可能な体制に 選任 解任監査等委員会 株主総会 意見陳述選任 解任監査 監督 取締役会 答申諮問指名 報酬委員会選定 解職指揮 命令代表取締役社長執行役員指揮 命令内部監査室経営会議内部監査執行役員各業務執行部門 グループ会社 選任 解任会計監連携査人会計監査 21

国内 TVCM 制作事業 22

国内 TVCM 制作事業の強化 1 よりクオリティの高い TVCM の需要の増加やコンプライアンス 情報管理強化に対する要請の高まり 業界最大手の一社として 引き続きシェアアップを図る 2 定型業務のアウトソーシングや IT 化 ( 新システム導入 ) により 業務効率の向上や社内稼動も含めたリアルタイムでの採算管理 利益率の向上を図るとともに比較的単価の低い WEB 動画への対応も可能に 2016 年 2020 年国内で圧倒的 No.1 ASIA No.1 23

新システム導入への取組み あるべき業務のデザイン 実現 経営戦略を実現するために 業務のあるべき姿をデザインし その実現手段として IT を活用する 2017 年度中の稼動を目指し 今期より新システムへの開発に本格的に着手 IT を活用した業務サポート 業務を効率的に実施できる環境を構築するため システムの機能強化のみならず PC 等も見直す 足元の強化 システムの構築に際しては コンプライアンス対応や将来の柔軟性 拡張性も強化する 業務 基幹システムの明確化 業務サポート機能の拡充 データ出力機能の強化 セキュリティの強化 ペーパーレス PC の最適化 Cloud と BPO 24

海外事業 <AOI ASIA> 25

<AOI ASIA> の連結売上高 営業利益の推移 ローカルのプロダクションを子会社化した北京を中心に売上高が急激に拡大 一方で 将来に向けた人員増や一部不採算案件があったこと等により営業利益は減少 1,500 127 ( 単位 : 百万円 ) 150 1,000 68 100 500 32 954 1,275 50 0 24 367 2013/3 月期実績 2014/3 月期実績 2015/3 月期実績 2016/3 月期実績 0 500 24 売上高 ( 左軸 ) 営業利益 ( 右軸 ) 50 26

<AOI ASIA> のネットワーク拡充 2011 年 9 月ジャカルタへの現地法人設立をスタートとして 海外の各拠点を線として結ぶ体制を構築 東南アジアを中心とする海外戦略を加速化 2013 年 4 月に 北京葵友広告有限公司 を子会社化 2016 年 3 月に 上海葵友広告有限公司 を関連会社化 2013 年 2 月バンコク 東南アジア諸国の案件をカバーするハブプロダクション 2016 年 3 月上海 TVCM 制作プロダクション ( 海外協力会社を関連会社化 ) 2013 年 4 月北京 TVCM 制作プロダクション ( 海外協力会社を子会社化 ) 2012 年 11 月シンガポール アジアの地域統括会社 2011 年 9 月ジャカルタ TVCM 制作プロダクション 27

海外事業の推進 管理機能の強化 AOI Pro. の各ディビジョン 本部に分散していた海外関連セクションを集約し 海外事業の推進 管理を強化 クリエイティブディビジョン 国際クリエイティブユニット 海外事業に関する新組織 グローバルプロダクションチーム グループ営業推進本部 グローバル営業推進部 グローバルビジネス部 グローバル推進チーム 財務企画本部 グローバル管理部 グローバル管理チーム グローバルプロダクションチーム 海外広告会社やプロダクション 国内の外資広告会社からの国内 CM 制作業務を受注 28

海外拠点の事業拡大に向けた展望 中国の広告市場は急成長中であり 新体制をより拡充していくとともに 映像編集などの事業領域拡大を検討中 ジャカルタ バンコクもローカルプロダクションとのリレーションができつつあり 現地制作体制の強化のため ローカルプロダクションとの M&A や 合弁会社の設立を検討中 バンコクについては 今後マーケットの成長が見込めるマレーシアやベトナム カンボジア等も事業拡大のターゲットに Cambodia Malaysia BEIJING BANGKOK SHANGHAI <AOI ASIA> Vietnam JAKARTA SINGAPORE 29

デジタル関連事業 30

デジタルコンテンツ制作 の連結売上高推移 AOI Pro. において ブランデッドコンテンツやバズムービー等の WEB 動画の制作を中心に売上が増加 5,000 400 417 464 495 ( 単位 : 百万円 ) 500 4,000 400 3,000 300 2,000 1,000 2,951 3,712 4,011 4,719 200 100 0 2013/3 月期実績 2014/3 月期実績 2015/3 月期実績 2016/3 月期実績 売上高 ( 左軸 ) 受注残高 ( 右軸 ) 0 31

デジタル関連事業への取組み 1 Quark tokyo の始動 クォークトーキョー 2015 年 12 月に子会社化したナカミノ の社名を Quark tokyo とし 新たにスタート AOI Pro. グループにおける各領域のスペシャリストを集結し 動画を中心としたオンラインコンテンツの戦略立案 企画 制作 データ解析 メディア配信までの PDCA ソリューションをワンストップで提供する体制を構築 サービスの例 最適なターゲットの選定からコンテンツ制作 広告配信までをワンストップで提供する動画マーケティングサービス ターゲット リーチセット をリリース 約 4 億件のオーディエンスデータ 及び Quark tokyo が独自に実施した TV 視聴や WEB 動画に関するアンケート調査の結果データを掛け合わせて 広告主にとって最適なターゲットを選定することが可能に 選定したターゲットに合わせて 動画コンテンツの制作 から 動画広告の配信 までをワンストップで実施することを実現 オーディエンスデータとは Cookie のデータを元に個人を特定しないかたちで収集した ユーザーの WEB 行動履歴や属性データのこと ターゲットの選定 オーディエンスデータ アンケートデータ 大学生 ~20 代 女性 流行敏感層 TV 非接触 ターゲット リーチセット 動画コンテンツ制作 選定したターゲットに合わせて最適な動画を制作 動画広告の配信 選定したターゲットのみに表示させるターゲティング広告 すべての過程において 同一データを使用データ分断なく 制作と配信の両軸での施策を最適化 32

デジタル関連事業への取組み 2 IP オンラインメディアサービス開発 にグループ内外アライアンスで着手 IP( 知財 ) & アニメ制作会社 /& IP 原作管理会社 企業 IP とメディアのマッチングで集客するビジネス Intellectual Property 特許権 実用新案権 商標権 著作権などを総評する知的財産権 メディア 映像制作以外のクリエイティブブランドとアライアンスを促進 特に IP 開発 活用を通じてストック型ビジネスに着手 話題になるメディア出稿によって IP の露出も拡大 リリース例 お金がテーマの わんわんわんコイン 第一弾コンテンツとして キャラクター育成の実績とノウハウを兼ね備える DLE と お金 をテーマにしたオリジナルアニメ わんわんわんコイン を共同開発 AOI Pro. グループのビジネス アーキテクツが運営するマネー系メディア マネーゴーランド で 2015 年 12 月 1 日より隔週にて配信中 リリース例 独自の視点で悩みに答える オネェコ 第二弾コンテンツとして キャラクター オネェコ を AOI Pro. グループの コンペイトウと DLE で共同開発 LINE LIVE にて タレントとの掛け合いをリアルタイムで生成するコンテンツを運営中 (LINE スタンプも発売 ) この オネェコ は テレビ地上波キー局の深夜枠でショートアニメコンテンツとしての放映が決定 オンラインコンテンツが地上波で放映されるという 逆流展開を実現 33

デジタル関連事業への取組み 3 今後の展望 Quark tokyo を中心に順次デジタルを活用したサービス領域を拡大し アクセスデータの分析だけでなく 感情解析や AI( ディープラーニング ) を活用したサービスについても可能性を探っていく 平面ディスプレイ (PC スマートフォン スマートテレビ ) での表示だけでなく ヴァーチャルリアリティとも言われる 3D 表示映像の扱いも視野に入れ 映像と最新デジタルの融合を図る サービスの例 AI クリエイティブディレクター サービスの例 3DCG 制作への拡大 マッキャンエリクソンとの共同開発で テレビ CM 受賞作品の過去データにタグ付けを実施して分析 クリエイティブ企画に活用する AI クリエイティブディレクター プロジェクトを推進 AI をマーケティング支援に活かすしくみを研究 開発している AOI Pro. グループでは デジタルガーデン VCD 部での 3DCG 制作 をはじめ 3D 表示ノウハウを蓄積 国立科学博物館 / 朝日新聞 / テレビ朝日が主催する 恐竜博 2016 の CG 制作や NHK の 8K 高画質フル CG の制作などを実施 VR AR を含む新しい 3D 表現への対応を推進していく 34

その他トピックス 35

映画ビジネスへの取組み ここ数年の取組みにより 映画業界における存在感は着実に増大 コンテンツ制作能力と AOI Pro. のブランド価値は確実に向上 映画 黒崎くんの言いなりになんてならない が興行収入 12 億円 観客動員 100 万人を突破! 是枝裕和監督の最新作 海よりもまだ 深く カンヌ国際映画祭 ある視点 部門に出品! 黒崎くんの言いなりになんてならない 製作委員会 マキノ / 講談社 2016 年 2 月 27 日より全国 160 館で公開された本作は 公開初週の 全国週末興行ランキング ( 興行通信社提供 ) で 観客動員数初登場第 1 位を獲得 同規模の邦画実写作品では異例の大ヒットとなりました 日本での大ヒットを受け 台湾での公開が決定し フィリピン 香港 韓国など アジア各国からも注目を集めています AOI Pro. 出資 制作協力作品 2016フジテレビジョンバンダイビジュアル AOI Pro. ギャガこれえだひろかず 2016 年 5 月 21 日に日本公開された是枝裕和監督の最新映画 海よりもまだ 深く が 5 月に開催された第 69 回カンヌ国際映画祭の ある視点 部門に出品されました 当社出資 制作作品としては 初のカンヌ国際映画祭出品作品となりました AOI Pro. 出資 制作作品 36

当資料には 当社の計画と見通しを反映した将来予想に関する記述を含んでおります かかる将来予想に関する記述は 当社が現時点で入手可能な情報を基にした予想値であり これらは経済環境 競争状況 新サービスの成否等 不確実な要因の影響を受けます 従いまして 実際の業績はこの資料に記載されている将来予想に関する記述とは大きく異なる場合があることをご承知おきください また当社は この資料の開示後において かかる将来予想に関する記述を更新して義務を負うものではありません 37