(1) 主催者は 会場等の安全許容人数を把握の上 う回路 避難場所及び立入り 停滞等の禁止区域の設定 警備員の配置 広報手段等について 雑踏事故を防止し得る警備計画を作成すること (2) 主催者は 十分な警備員を配置して動線の安全を確立すること 特に 参集者が過密となった場合に う回路の誘導体制及び

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Taro-例規(雑踏警備実施要領につ

Taro 北海道警察雑踏警備

負傷等の事故の発生を警戒し 防止する業務 ( 雑踏の整理に係るものに限る ) と規定されており 個々の警備業務が雑踏警備業務に該当するか否かは 個々の警備業務ごとに 当該業務の委託契約書等の内容 業務の実態等から雑踏警備業務の定義に該当するか否かをみて判断されるものです (2) 1 号業務との関係

警察署長又は本部捜査担当課長は 犯罪の検挙状況 被害者等からの相談 関係機関からの通報等により再被害防止対象者に指定する必要がある被害者等を認めるときは 再被害防止対象者指定等上申書 ( 様式第 1 号 ) により警察本部長に再被害防止対象者の指定を上申するものとする この場合において 警察署長は

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ウ身辺警戒員に病気その他の理由により指定を解除すべき事由が生じたときは 身辺警戒員解除上申書により指定の解除を上申するとともに これに代わる適任者を身辺警戒員指定上申書により上申する (3) 指定期間 ( 第 4 関係 ) 身辺警戒員の指定期間は 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までとする

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(1) 生活安全部地域室通信指令課長 ( 以下 通信指令課長 という ) は 突発重大事案の発生を認知したときは 報告 連絡系統表 ( 別表第 2) により 迅速に関係所属長 ( 警備部警備課長 ( 以下 警備課長 という ) 事案主管課長 現地警察署の警察署長 ( 以下 署長 という ) 等 )

( 活動基地及び活動区域 ) 第 5 条 航空隊の活動基地は 西八代郡市川三郷町黒沢 5375 番地に設置する山梨県警察航空基地 ( 以下 航空基地 という ) とする 2 航空隊の活動区域は 県内全域とする ( 編成 ) 第 6 条 航空隊の編成は 別表第 1 のとおりとする ( 業務 ) 第 7

新旧対照表

原議保存期間 5 年 ( 平成 27 年 12 月 31 日まで ) 各都道府県警察の長 殿 警察庁丙刑企発第 43 号 ( 参考送付先 ) 平成 22 年 2 月 25 日 各附属機関の長 警察庁刑事局長 各地方機関の長庁内各局部課長 美容外科手術を行っている医師の団体に属する会員等からの指名手配

別添山梨県警察官の支給品及び貸与品保管管理要領第 1 目的この要領は 警察官に対する支給品及び貸与品 ( 手袋 靴及び靴下を除く 以下 支給品等 という ) の管理体制等の確立を図るとともに 保管 管理 返納 廃棄等の要領を定めることを目的とする 第 2 支給品等の管理体制等 1 警務部長は 支給品

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

安全管理規程

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青警本務第 号 青警本総推第 号 青警本生企第 号 青警本刑企第 号 青警本交企第 号 青警本備一第 号 平成 2 8 年 3 月 1 8 日 各所属長殿 青森県警察本部長 レピーサポート 職場復帰サポート実施要綱の制定について

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

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1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

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2 術科教師は 術科に関する専門的知識及び技能を有する原則として警部補以上の階級 にある警察官をもって充て 警察本部長 ( 以下 本部長 という ) が指名するものと する 3 警務部教養課長 ( 以下 教養課長 という ) は 必要の都度 術科教師を警察署等 に派遺して指導に当たらせるものとする

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

( 管理責任者 ) 第 6 条航空隊に管理責任者を置き 地域部地域運用課長をもって充てる 2 管理責任者は 航空隊の効率的な管理 運営並びに航空機の効果的な運用を図るものとする ( 航空隊長 ) 第 7 条地域部地域運用課航空隊長 ( 以下 航空隊長 という ) は 規則第 4 条第 3 項に規定す

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5 改正条文の書式

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (

上記の要件をすべて満たさないカメラ ( 例えば 録画装置を備えていないカメラ ) であっても 不特定多数の人を撮影している場合は プライバシーを侵害するおそれがあります このガイドラインの趣旨を踏まえ プライバシーの保護に配慮するとともに設置目的に沿った適切な運用を行うことが必要です 第 2 防犯カ

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ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

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第 1 ガイドライン策定の目的及び対象 1 ガイドライン策定の目的美濃加茂市では犯罪のない安全で安心できる住みよい地域社会を実現するため 平成 21 年 10 月に 美濃加茂市防犯活動推進条例 を施行するとともに 同条例に基づく防犯計画を策定し 市民 事業者及び市が一体となって 犯罪のないまちづくり

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( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

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かかり木の処理の作業における労働災害防止のためのガイドライン 第 1 目的等 1 目的 本ガイドラインは 近年の人工林における間伐作業の増加等を背景に かかり木の処理の作業における死亡災害が増加する傾向にあること等を踏まえ 労働安全衛生関係法令と相まって かかり木の処理に係る事前の実地調査の実施 新

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1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

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総額表示義務に関する消費税法の特例に係る不当景品類及び不当表示防止法の 適用除外についての考え方 平成 25 年 9 月 10 日一部改定平成 27 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 11 月 28 日消費者庁 第 1 はじめに 1 法律の概要等消費税の

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Ⅱ. 防犯カメラの設置及び運用に当たっての留意事項 1 設置の目的防犯カメラの設置者は 犯罪 又は事故を防止するなどの目的を明確にし その目的を逸脱した運用を行わないようにしてください 2 撮影の範囲と設置場所防犯カメラで撮影された映像は その取扱いによっては 撮影された個人のプライバシーを侵害する

(7) 鉄道事故における人命の救助及び鉄道事故の防止に関すること (8) 鉄道事業者その他の関係機関 団体 ( 以下 鉄道事業者等 という ) との連絡に関すること (9) 鉄道に関する統計に関すること ( 活動拠点 ) 第 4 条鉄道警察隊の活動拠点は 西日本旅客鉄道株式会社金沢支社の富山駅及び高

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的に推進すべき事項を定めること (2) 本部本部関係課は 全国的な犯罪情勢を勘案し 本部が主導して抑止を行う種類の犯罪 ( 以下 本部重点犯罪 という ) を定め その犯罪抑止計画 ( 以下 本部犯罪抑止計画 という ) を策定すること 本部重点犯罪は 県境において続発している犯罪その他関係する本部

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514010 雑踏事故防止対策要綱の制定について ( 例規通達 ) 地域課平成 14 年 10 月 29 日本部 ( 地 ) 第 70 号 沿革 平成 15 年 3 月本部 ( 機改 ) 第 9 号 20 年 3 月本部 ( 企 ) 第 16 号 23 年 7 月本部 ( 地 ) 第 35 号改正 雑踏事故防止対策要綱を別添のとおり制定し 平成 14 年 11 月 1 日から実施することとしたので 誤りのないようにされたい なお 雑踏警備計画策定報告要領の制定について ( 平成 11 年 12 月 24 日付け本部 ( 地 ) 第 55 号 ) は 廃止する 別添雑踏事故防止対策要綱第 1 章総則第 1 趣旨この要綱は 雑踏事故防止に係る行事等の主催者 ( 以下 主催者 という ) に対する指導 警察の措置 事故防止体制の確立その他雑踏事故防止に必要な事項を定めるものとする 第 2 雑踏事故防止の基本的考え方一般的に 主催者及び警察の責務についての基本的な考え方は それぞれ次のとおり 1 主催者は 行事等の開催により雑踏を生じさせる原因者として 自主警備を実施すべきであり 雑踏の影響が及ぶと認められる範囲については 会場内だけでなく会場外においても また そこが公道であるか否かを問わず 必要な事故防止対策を講ずることにより 雑踏事故の未然防止を図る 2 警察は 警察法第 2 条に定められた責務を果たすため 主催者に対して必要な指導を行うとともに 警察部隊の投入が必要と判断される場合には 事前には実査等必要な準備の上 雑踏警備計画 ( 以下 警備計画 という ) を作成し 当日には主催者等と連携して必要な事故防止対策を講ずることにより 雑踏事故の未然防止を図る 第 2 章事前措置第 3 主催者に対する事前指導 1 主催者に対しては 次の事項について その理解が得られるよう必要な指導に努めるものとする

(1) 主催者は 会場等の安全許容人数を把握の上 う回路 避難場所及び立入り 停滞等の禁止区域の設定 警備員の配置 広報手段等について 雑踏事故を防止し得る警備計画を作成すること (2) 主催者は 十分な警備員を配置して動線の安全を確立すること 特に 参集者が過密となった場合に う回路の誘導体制及び分断規制による警備体制を確立できるよう十分な警備員を配置すること (3) 主催者は 当日の警備員の配置状況並びに誘導及び規制に必要な資機材の活用状況について 計画どおり実施されているかを確認すること また 当日 天候の変化等の事情により計画を変更する場合には 雑踏事故を防止し得るものとし その変更どおり実施されているかを確認すること (4) 主催者は 当日 警備員を運用して 参集者の動向及び群集密度を的確に把握した上 拡声器 案内看板 ロープ等の資機材を活用して 無秩序な人の往来や滞留を防止すること また 参集者が過密となった場合は 警備員をして 参集者の分断 進入規制 う回等適切な措置を講じ 参集者の圧力を緩和させて雑踏事故の発生を未然に防止すること 2 行事等の開催計画自体の早期把握に努め 主催者が適正な警備計画を作成するよう指導を行うものとする 3 主催者が作成した警備計画については 事故防止の見地から十分な検討を加え その計画に不備な点がある場合は 是正を指導し 警察の指導事項を確実に遵守させるように努めるものとする 第 4 実地踏査の実施 1 雑踏警備は 年ごとに条件や事情に変化が生じていることを前提として その都度実地踏査を行うものとする 2 実地踏査に当たっては 次の事項を中心に綿密に調査を行い 事件 事故等の原因となる事象の発見及び危険の除去に努めるものとする (1) 現場及び付近の地形 地物 現場周辺の交通機関 交通量 道路の幅員及び照明度並びに気象の状況 (2) 建物又は施設の構造及び周辺の状況 特に収容能力 非常口 退避路及び退避場所 (3) 警備本部の設置及び部隊の配置に適切な地点 3 実地踏査は 主催者と合同で行うように努め 主催者の安全措置及び警備措置を点検し 主催者に対して不備な点を是正するよう指導するものとする 第 5 関係機関 団体等との連携

雑踏事故防止対策は 主催者と警察のみでは万全を期すことが困難な場合もあることから 交通機関 医療 救護機関 自治体 消防本部 ( 署 ) 消防団 警備業者等の関係機関 団体等とも事前に十分な打ち合わせを行って連絡体制を確立し 安全の確保に努めるものとする 第 6 幹部による検討署長は 雑踏警備対策の万全を期すため 地域 交通 刑事等関係部門の幹部による会議を開催するなどして 対象行事に関する問題点等を抽出するとともに その解消策等について検討するものとする 第 3 章警備体制第 7 指揮体制の確立 ( 警備本部の設置等 ) 1 警備本部等の設置署長は 署に警備本部を 現地に現地警備本部をそれぞれ設置し 警備本部については署長自らが 現地警備本部については次長又は課長以上の幹部がそれぞれ現地警備本部長又は現地指揮官として指揮に当たるほか 所要の人員を配置するものとする 2 臨時交番の開設警備区域が広く 現地警備本部の体制では区域内の警戒警備に支障を来たすおそれがある場合は 補助的な活動拠点として 臨時交番の開設についても配慮するものとする 3 現地指揮官の配置雑踏警備の指揮は 署長自ら当たることを基本とするが 実施対象行事の規模が小さく全署員体制で対処する必要がないと認められる場合は 警備本部及び現地警備本部を設置せず 現地指揮官を配置して指揮に当たらせることができる この場合において 現地指揮官には必ず警部補以上の幹部を指定し 警備実施の万全を期さなければならない 第 8 幹部の心構え等 1 署長等の幹部は 主催者に対する指導内容及び実地踏査の結果を把握の上 警備要点を見極め 警備計画に反映させるとともに 当日は 警備本部において 組織的に情報を集約し 一元的な指揮を執り 部隊を的確に運用することにより 雑踏事故の未然防止に当たるものとする 2 署長等の幹部は 部隊員に対して 個々の任務を具体的に指示するとともに 群衆心理の特性 受傷事故の防止等に関する教養を行い 活動要領及び関係法令の周知を図るものとする 第 4 章警備計画の策定第 9 警備計画策定上の基本

1 行事等の内容 性格 規模等を勘案して 警察部隊の投入が必要と判断される場合には あらかじめ警備計画を策定するものとする 2 警備計画は 実地踏査の結果を踏まえ 部隊の配置 指揮命令系統 主催者等との連絡体制 装備資機材の配備 突発事案発生時の措置要領等について 周到かつ適切なものでなければならない 3 警備計画の策定に当たっては 行事の内容 人出予想 地形 地物 交通の状況 主催者の警備体制 予想突発事案等を総合的に判断し かつ 過去の教訓等を十分活用するものとする 第 10 警備計画策定上の配意事項警備計画の策定に当たっては おおむね次の事項に配意するものとする 1 危険予防措置 (1) 部隊の配置に当たっては 著しい雑踏が予想される場所又は人の転倒しやすい場所等雑踏による事故の発生の危険性の高い場所を重点とすること また 突発事案に対処するため 必要により署の警備本部 現地警備本部又は臨時交番に予備部隊を配置しておくこと (2) 部隊員個々に具体的な任務を付与し 現場の状況に応じて弾力的に配備を強化すること (3) 多数の観衆が入場口にい集し 入場開始と同時に殺到するおそれのある場合は ただ漫然と入口扉を開けることなく 主催者側の整理員と協力して入場者を誘導整理するなどの措置を講ずること (4) 棚 ロープ等を効果的に活用するなど現地の実情に即した危険防止措置を講ずること 2 群衆整理の措置 (1) 雑踏事故の発生が予想されるときは 予想される人出に応じて 合理的な整理対策を立て 必要な範囲にわたる人又は車両の制限 通行禁止その他の交通規制を行い これを事前に広報して一般に徹底すること (2) 群衆に対して 警察の整理方法 事故防止上の諸注意等についての広報活動を活発に行い その徹底を期すること (3) 道路上を移動する群衆が路面の収容限界を超えて混雑するときは う回させるなどの方法により歩行距離を延長し 収容能力の増大を図ること (4) その他群衆整理に必要な措置を講ずること 3 一般犯罪の予防検挙 (1) 雑踏の整理と並行して 必要に応じて私服の警戒員を配置し すり ひったくり たかり 痴漢等雑踏中において発生しやすい犯罪の予防検挙に努めること

(2) 広報活動を活発に行い 被害予防上の注意 被害を受けた場合の早期届出等についての周知徹底を図ること (3) 犯罪発生のおそれのある場所については 主催者に連絡し あらかじめ照明設備を設置するなど未然防止対策を講ずること (4) その他犯罪予防上必要な措置を講ずること 第 5 章広報第 11 広報活動の実施会場及びその周辺における広報活動の実施に当たっては 特に 危険な事態が発生し 又は発生のおそれがある場合において 主催者と協力して実施し 不穏な群衆心理の発現を未然に防止し 併せて事故防止の注意を促すものとする 第 6 章雑踏事故発生時の措置第 12 事故発生時の措置 1 雑踏警備に際しては 主催者と連携して常時かつ組織的に参集者の動向及び雑踏密度を把握し 危険な事態が発生した場合に直ちに必要な措置を講ずることができるようにしておくものとする 2 参集者が過密となるなど雑踏に伴う危険が具体的に予想される状態になった場合においては 部隊を指揮して 参集者の分断 誘導 進入禁止等の措置により 参集者の圧力を緩和させて 雑踏事故の発生を防止するものとする また 秩序を乱す者については 主催者に必要な措置を採らせるほか 事態に応じ 指導 警告 制止等を行うなど 事故防止の措置を講ずるものとする 3 具体的に危険な事態が発生した場合は 的確な部隊運用 広報 交通規制等の措置により その拡大防止を図るとともに 負傷者を救護し 事態の早期収拾に当たるものとする (1) 部隊運用に際しては 直ちに警察力を集中させ 迅速かつ適切な現場措置を講ずるものとする (2) 広報に際しては 混乱の制止と人心の安全を図るため 主催者と連携して 速やかに状況を周知し 事故の拡大防止に対する協力を得るよう努めるものとする 第 7 章雑踏事故防止体制第 13 雑踏事故防止に関する体制の確立 1 県本部に雑踏警備実施指導官を置き 地域部地域課の警部以上の階級にある警察官のうちから地域部地域課長が指定する者をもって充てる 2 雑踏警備実施指導官の任務は 次のとおりとする (1) 雑踏事故防止に関する平素の措置ア過去の雑踏警備実施における問題点等の分析

イアの分析結果を踏まえた 署に対する指導ウ関係機関 団体等との連携 ( アの分析結果の提供 指導等 ) エ警備業主管課との連携 (2) 雑踏警備実施に関する署への指導 ( 警備計画の策定 部隊員の配置運用 主催者への事前指導等に関する指導 ) (3) 雑踏警備実施主任者及び雑踏警備に従事する警察官に対する指導 教養 3 署に雑踏警備実施主任者を置き 地域課長 ( 地域第一課長 地域第二課長及び地域第三課長が配置されている署にあっては署長が指定するいずれかの課長 ) をもって充てる 4 雑踏警備実施主任者の任務は 次のとおりとする (1) 雑踏事故防止に関する平素の措置ア過去の雑踏警備実施における問題点等の分析イ行事等が行われることが予想される施設の管理者等との連携 ( 平素の指導 開催予定の行事等に関する指導等 ) (2) 実施計画の企画 立案 (3) 実地踏査の実施 (4) 主催者への事前指導に関する窓口的業務 (5) 雑踏警備に従事する警察官に対する指導 教養第 8 章報告第 14 雑踏警備の事前報告 1 警備計画案による事前報告 (1) 報告の対象行事署長は 雑踏警備を予定している行事が次に該当する場合は 警備計画案を策定の上 事前に本部長に報告 ( 地域部地域課長経由 以下同じ ) しなければならない ア祭礼 花火大会 興行 博覧会 見本市その他の行事で 参集人員 群衆の質 地形又は建造物の状況 行事の内容 特質等から総合的に判断して 警備本部を設置して警備を要するものイプロ野球 サッカー (Jリーグ及び国際的な大会) 競馬 競輪その他別に指示するもの (2) 報告の項目警備計画案の報告項目は 次のとおりとする ア行事に関する事項 ( ア ) 行事の名称

( イ ) 行事の概要 ( ウ ) 人出の日時及び予想参集人員 ( 最も人出の多い時間帯及び人員を併記する ) 並びに群衆の質 ( エ ) 参集場所の面積 最高参集人員と収容能力の関係 ( オ ) 雑踏警備上特に注意を要する事項 ( カ ) 主催者及び関係機関との連絡協議状況 ( キ ) 交通機関利用状況 ( ク ) これまでの事故の有無 あればその概要イ警備計画に関する事項 ( ア ) 警備方針及び目的 ( イ ) 警備本部及び部隊編成の状況 ( ウ ) 部隊の任務及び配置並びに勤務要領 ( エ ) 広報活動及び通信連絡の状況 ( オ ) 事故発生の際の対策 ( カ ) 群衆整理の方法 ( キ ) 消防団 警備員 ( 警備業者が雇用している警備員のほか 主催者側の自主警備員を含む ) ( ク ) 警備本部等との連絡方法 ( ケ ) 警察官の配置状況その他必要事項を記載した見取図 ( 必要により現場の写真を添付 ) ( コ ) その他参考事項ウ主催者に対する事前指導事項 ( ア ) 警備計画に関する事項 ( イ ) その他指導した事項 2 雑踏警備事前調査報告書による事前報告署長は 1の警備計画案による事前報告を要する行事には該当しないが 警備要員を配置して雑踏警備を予定している行事については 雑踏警備事前調査報告書 ( 別記様式第 1 号 ) に必要事項を記載して報告しなければならない 3 報告期限警備計画案及び雑踏警備事前調査報告書の報告期限は 次表のとおりとする

報告期限備考 恒例的行事開催の 10 日前まで その他の行事可能な限り早く 競輪 競馬等同一行事が反復継続される場合で 警備計画に変更がないときは 最初に行われる行事についてのみ報告すること 4 報告内容の変更 署長は 行事内容の変更等により 事前報告した警備計画の内容を大幅に変更した ときは 警備計画案又は雑踏警備事前調査報告書の内容を修正して 報告しなければ ならない 第 15 警備実施結果の報告 1 結果報告 署長は 第 14 の規定により事前報告した雑踏警備の実施結果を雑踏警備実施結果報 告書 ( 別記様式第 2 号 ) により 雑踏警備終了後 5 日以内に報告しなければならない 2 報告書作成上の留意事項 雑踏警備実施結果報告書の作成に当たっては 形式に流されることなく 次の点に 留意して具体的に記載すること 報告項目留意すべき点等 人出延べ人員行事の始めから終了するまでの延べ人員を記載すること 最高時の人出 群衆の質 警備上特に注意を要した事項及び措置 行事開催地に最も多くの人が参集する時間帯及び参集人員を記載すること 群衆の年齢層 男女の別 職業別 飲酒者の有無等を記載すること 参集人員 群衆の質 行事の内容 特質 地形 建造物の状況等からして警備上特に注意を要した事項とその措置について簡記すること 延べ警備警察官数 警察官以外の警備員数 主催者に対する指導事項実施結果 行事の全期間を通じての出動警察官の総延べ人員を記載すること 主催者警備員数は 現に任務を付与され 実際に配置された数を記載すること 事前指導で主催者に要請し 主催者が実施した事項を記載すること