黒部市民病院増改築事業基本設計 平成 23 年 3 月 黒部市民病院
地域のランドマークとなる明るくシンプルな南側外観イメージ ( 新外来診療棟 )
既存病棟と調和し地域に開かれた病院を体現する北側外観イメージ ( 東西病棟 高度医療棟 )
利用者や職員が行き交うホスピタルストリートに面した分かりやすい中央待合イメージ ( 西病棟 )
待合の中央に位置する分かりやすい受付 外の景色が見える外来待合イメージ ( 新外来診療棟 1 階外来 )
黒部市民病院増改築事業基本設計図書目次 第 1 章設計方針 1 基本理念 2 基本方針 3 施設整備方針 1-01 1-01,02 1-03 第 2 章建築計画 1 建築概要 2-01,02 2 配置計画 2-03 3 平面計画 2-04~08 第 3 章配置比較 ( 現況 計画 ) 黒部市民病院増改築事業基本設計 目次
第 1 章設計方針 1 基本理念 2 基本方針 3 施設整備方針
第 1 章 設計方針 2 基本方針 救急関連部門の集約配置 救急 放射線診断 手術 ICUなどの部門を新外来診療棟に集約配置し 急性期病院としての機能向上に配慮します 災害時を想定した構造 設備計画 敷地内増改築型の病院建築で最も一般的で安全な耐震構造を採用します 災害時の建物内の安全を考え 耐震構造の重要度係数を1.5( 新外来診療棟 ) とします 災害時においても電気と水を供給し 医療活動を提供できるようにします 高度医療機器の充実 質の高い医療を提供するため 必要な医療機器を整備します 都市計画視点での設計 敷地北側 県道六天天神新線の役割を重要視した計画とします 電車やバスなどの公共交通機関利用に配慮して 配置計画や動線計画を行ない 利便性の向上に努めます まちに開かれたわかりやすい病院 正面入口に 現在の3 倍近い駐車場を整備し わかりやすく 利用しやすい病院とします 敷地内に通路 散策路などを整備し 市民が利用しやすい外構計画とします 高度医療棟 1 階は まちづくりに寄与する施設 ( カフェ 売店など ) として整備し 院内食堂と併せ市民に開かれた病院を演出します 利用者視点での施設計画 トイレ 待合のいす等を始め 利用者にとって心のこもった設備とし 建物のバリアフリー化に努めます 工夫を凝らした案内表示や 短い受診動線とし 利用者にとってわかりやすい施設とします 自然環境を考慮した設備計画 院内から周辺の自然景観を望むことが出来る外来部門計画とします 環境保全のため省エネルギー化を進めた施設とします 増改築を考慮した構造計画 鉄骨造により大スパン構造を実現し 発展的な将来改修に対応できる構造とします 中長期を見据えた配置計画 新外来診療棟の外来部門は将来の部門拡大を考慮し 東側駐車場への増築に対応できる計画とします 将来の全面建替の可能性も考慮し 敷地北側にまとまった空地を確保します 関連部門の集約配置による診療動線の効率化 関連部門の集約配置により 動線の効率化を進めた機能的な部門配置とします 空気清浄度エリアの適正なゾーニング 抗菌性材料の採用 手洗い設置などにより 院内感染防止機能の向上に努めます セキュリティの向上 病棟や管理部門などブロック毎にカードキーの整備を行ない セキュリティの向上により 市民が安心して受診できる施設とします 職員の研修環境の充実 研修室を整備 充実させることで 職員が積極的にスキルアップできる環境の整備を行ない 資質の向上に努めます 黒部市民病院増改築事業基本設計 1-2
第 2 章建築計画 1 建築概要 2 配置計画 3 平面計画
第2章 2 2-1 配置計画 職員用駐車場 205台 敷地利用計画 2 4 現状敷地内に 大きな面積を確保するには 現在のリハ 建築計画 緑化計画 アメニティ計画 既存の植込みや樹木は極力撤去を行わず 現在のまま ビリ棟 カリエール やわらぎ 保健センター一帯の解 利用する計画とする 体を行う必要がある 解体前にそれら機能を南側駐車場 近隣住宅への影響を考え緩衝緑地を設ける に建設し 解体という手順で建替えを行う よって 南 病院玄関前の歩道は幅を大きく確保し 敷地内を生活 側に新外来診療棟や介護老人保健施設などの新築建物が 動線として活用出来るよう配慮 集中する 南側の墓地への視線を遮るため また 敷地内の生活 北側は既存の外来棟 管理棟を解体し 駐車場として整 動線確保のため 敷地南側には緩衝緑地を設ける 備 県道に面する北側に駐車場を設けることで 病院利 北側県道沿いは 病院のシンボルツリーを活かした並 用者の利便性が向上 木空間を計画 噴水の利用については今後協議 患者用駐車場 225台 敷地北側 南側駐車場は将来想定される建替えや増築を 考慮し 空地を設ける 2 2 敷地内動線計画 将来空地 一般患者は 北側 南側の駐車場を利用するため 北側 新設植栽 県道側からのアクセス 及び 東側からのアクセス 既設植栽 休日の見舞客は北側正面入口から入ることを想定してい るため 北側駐車場を利用 時間外窓口 及び救急外来患者は 西側市道からのアク セス 時間外利用者は西側の駐車場を利用 バスの乗入れは検討中だが 敷地東側からの進入 北側 へ抜けるルートを想定 また タクシーの乗入れも同様 職員用 駐車場 70台 患者用駐車場 38台 とする バス停留所については今後協議 車寄せ付近には バス停 タクシープールを設け 大型 将来空地 のキャノピーと風除けを設置し 利用者に優しいエント ランス廻りとする 患者用駐車場 71台 救急車専用の車廻しを設け 救急車両と一般車両が交錯 しない動線を確保する 高度医療棟(厚生棟)の北側に職員出入口を計画し 患 者の動線と交錯しないわかりやすい動線計画とする 2 3 2 5 患者用駐車場 30台 降雨時の対策 原則患者用の駐車場は敷地内 職員用の駐車場は敷 敷地内北側は道路面よりも低い位置にあり 大雨やゲ 地外で整備し 利用者視点の駐車場計画とする 尚 リラ豪雨等で道路側から院内への水の浸入が想定され 職員用 駐車場 165台 るため 各出入口には防潮板の設置等 雨水浸入対策 を検討する また その際に病院敷地内に降った雨水 が近隣水路への大量の流れ込みが懸念されるため 敷 駐車場計画 一般 地内での雨水貯留の方法など 病院敷地内での対策を 救急 時間外 検討する 業務 患者用 駐車場 80台 職員用 駐車場 25台 敷地内に患者用335台整備する 駐輪場 バイク置場を合わせて北側に 40 台 南側 に 10 台設置する 車椅子用の駐車場を北側入口周辺に10台 南側に 職員用 駐車場 20台 6台整備する 黒部市民病院増改築事業 基本設計 2 3
第 3 章配置比較 ( 現況 計画 )