Ⅱ 作物別作付 ( 栽培 ) 面積 1 水陸稲 ( 子実用 ) (1) 水稲平成 24 水稲 ( 子実用 ) の作付面積は157 万 9,haで 前に比べて5,ha 増加した ( 表 7) 作付面積の動向をみると 昭和 44 年の317 万 3,haを最高に 45 年以降は生産過剰基調となった米の需給均衡を図るための生産調整が実施されたこと等から 減少傾向で推移している ( 図 4) (2) 陸稲平成 24 陸稲の作付面積は2,11haで 前に比べて26ha(11%) 減少した ( 表 7) 全国農業地域 表 7 平成 24 水陸稲 ( 子実用 ) 作付面積 ( 全国農業地域別 ) 水陸稲計 水稲前との比較 陸稲 作付 前との比較 作付 作付 前との比較 面積 対差 対比 面積 対差 対比 面積 対差 対比 ha ha % ha ha % ha ha % 全 国 1,581, 5, 1 1,579, 5, 1 2,11 26 89 北海道 112, 9 99 112, 9 99 - - nc 都府県 1,469, 6, 1 1,467, 6, 1 2,11 26 89 東 北 396,7 7,7 12 396,7 7,7 12 x x x 北 陸 29,4 6 1 29,4 6 1 3 1 関東 東山 297,6 4 1 295,5 1 1 2,8 25 89 東 海 11,9 5 1 11,9 5 1 x x x 近 畿 19,1 2 1 19,1 2 1 x x x 中 国 114,7 4 1 114,7 4 1 - - nc 四 国 55,8 4 99 55,8 4 99 x x x 九 州 183,3 2 1 183,3 2 1 x x x 沖 縄 919 2 1 919 2 1 - - nc 35 図 4 水稲 ( 子実用 ) 作付面積の推移 3 田本地面積 25 2 15 1 5 水稲作付面積 - 14 -
2 麦類 ( 子実用 ) (1) 4 麦計平成 24 4 麦の作付面積 ( 子実用 ) は26 万 9,5haで 前に比べて2,2ha(1%) 減少した ( 表 8) 麦種別には 二条大麦は前に比べて7ha(2%) 増加したものの 小麦 六条大麦及びはだか麦は前に比べてそれぞれ2,3ha(1%) 3ha(2%) 16ha(3%) 減少した 作付面積の動向をみると 昭和 4 年代は作付農家数の減少や水田裏作の減少等により年々大幅な減少を続け 48 年には15 万 4,8haと過去最低となった その後 麦の生産振興策が講じられたことや米の転作作物として田作小麦が増加したこと等により 平成元年には 39 万 6,7haとなった 2 年以降は作柄が不安定なことや水田裏作の減少等により再び減少し 7 年には21 万 2haとなった 8 年以降は米の需給調整対策の推進等に伴い再び増加傾向で推移したが 14 年以降はほぼ横ばいとなっている ( 図 5) 表 8 平成 24 4 麦 ( 子実用 ) 作付面積 ( 田畑別 ) 区分 4 麦計小麦二条大麦六条大麦はだか麦 計田畑 作付前との比較作付前との比較作付前との比較面積対差対比面積対差対比面積対差対比 ha ha % ha ha % ha ha % 269,5 2,2 99 168,3 2,3 99 11,3 2 1 29,2 2,3 99 113,2 2,6 98 96, 3 1 38,3 7 12 34,8 6 12 3,46 5 11 17,1 3 98 15,4 2 99 1,69 1 94 4,97 16 97 4,84 11 98 13 48 73 図 5 4 麦 ( 子実用 ) 作付面積の推移 9 8 7 はだか麦 6 5 4 3 2 六条大麦 二条大麦 1 小麦 - 15 -
(2) 麦種別作付面積ア小麦小麦の作付面積は2 万 9,2haで 前に比べて2,3ha(1%) 減少した ( 表 9) このうち 北海道は11 万 9,2haで 前並みであった 一方 都府県は9 万 1haで 近年作柄が悪かったこと等から他作物 ( 二条大麦等 ) への転換等により 前に比べて2,2ha(2%) 減少した イ二条大麦二条大麦の作付面積は3 万 8,3haで 前に比べて7ha(2%) 増加した ( 表 9) このうち 北海道は1,99haで 小麦への転換等により前に比べて4ha(2%) 減少した 一方 都府県は3 万 6,3haで 近年作柄の悪かった小麦からの転換等により 前に比べて7ha(2%) 増加した ウ六条大麦六条大麦の作付面積は1 万 7,1haで 前に比べて3ha(2%) 減少した ( 表 9) これは 北陸地域で大豆等からの転換により増加したものの 東北及び関東 東山地域において他作物への転換等があったためである エはだか麦はだか麦の作付面積は4,97haで 前に比べて16ha(3%) 減少した ( 表 9) これは 九州の一部地域において周期的な降雨の影響により は種を断念したためである 表 9 平成 24 4 麦 ( 子実用 ) 作付面積 ( 全国農業地域別 ) 4 麦計小麦二条大麦六条大麦はだか麦全国作付前との比較作付前との比較作付前との比較作付前との比較作付前との比較農業地域面積対差対比面積対差対比面積対差対比面積対差対比面積対差対比 ha ha % ha ha % ha ha % ha ha % ha ha % 全国 269,5 2,2 99 29,2 2,3 99 38,3 7 12 17,1 3 98 4,97 16 97 北海道 121,2 1 119,2 1 1,99 4 98 - - nc - - nc 都府県 148,4 2, 99 9,1 2,2 98 36,3 7 12 17,1 3 98 4,97 16 97 東北 8,49 1,2 89 7,52 59 93 3 5 38 963 437 69 - - nc 北陸 9,94 25 13 163 x x 8 1 89 9,77 24 13 - - nc 関東 東山 39,9 3 99 21,5 2 99 13,4 1 4,89 19 96 8 21 79 東海 15,4 2 99 14,8 2 99 x x x 58 14 12 4 1 近畿 1,2 3 97 9,6 29 97 185 x x 754 x x x x x 中国 4,69 6 11 1,55 8 15 2,64 6 98 x x x 43 42 112 四国 4,39 9 98 1,8 9 95 x x x - - nc 2,57 1 九州 55,4 4 99 33,7 9 97 2, 7 14 3 3 nc 1,71 17 91 沖縄 11 x x 11 3 138 - x x - - nc - - nc - 16 -
3 かんしょ平成 24 かんしょの作付面積は3 万 8,8haで 前並みとなった 作付面積の動向をみると 昭和 4 年代はかんしょでん粉の需要低下や価格の低下等により大幅に減少し その後は漸減傾向で推移している ( 図 6) 図 6 かんしょ作付面積の推移 25 2 15 1 5 4 そば ( 乾燥子実 ) 平成 24 そばの作付面積は6 万 1,haで 前に比べ4,6ha(8%) 増加した これは 他作物からの転換や不作付地への作付けによる増加等があったためである 作付面積の動向をみると 昭和 61 年以降増加傾向で推移した後 米の生産調整目標面積の緩和措置等により平成 4~6 年は減少したものの 7 年以降は米の需給調整対策の推進等により再び増加傾向で推移している ( 図 7) 図 7 そば ( 乾燥子実 ) 作付面積の推移 7 6 5 4 3 2 1 昭和 48 53 58 63 平成 5 1 15 2 24-17 -
5 豆類 ( 乾燥子実 ) (1) 大豆平成 24 大豆の作付面積は13 万 1,1haで 前に比べて5,6ha(4%) 減少した ( 表 1) これは 北海道では作付けが増加したものの 他の農業地域では他作物への転換等により減少したためである 作付面積の動向をみると 昭和 4 年代は外国産大豆の輸入の増加により減少傾向で推移した その後 53 年から米の転作作物として田作大豆を中心に増加したものの 63 年以降は減少傾向で推移し 平成 6 年には過去最低の6 万 9haとなった 7 年から15 年までは米の需給調整対策の推進等から再び増加傾向で推移していたが 16 年以降は上下動のある動きとなっている ( 図 8) (2) 小豆平成 24 小豆の作付面積は3 万 7haで 前並みとなった ( 表 1) このうち 全国の約 8 割を占める北海道の作付面積は2 万 4,4haで 前に比べて 6ha(3%) 増加した (3) いんげん平成 24 いんげんの作付面積は9,65haで 前に比べて55ha(5%) 減少した ( 表 1) このうち 全国の約 9 割を占める北海道の作付面積は8,87haで 前に比べて46ha (5%) 減少した (4) らっかせい平成 24 らっかせいの作付面積は7,18haで 前に比べて 26ha(3%) 減少した ( 表 1) このうち 全国の約 8 割を占める千葉県の作付面積は5,45haで 前に比べて13ha (2%) 減少した 図 8 豆類 ( 乾燥子実 ) 作付面積の推移 18 大豆 15 12 9 小豆 6 3 らっかせい いんげん - 18 -
表 1 平成 24 豆類 ( 乾燥子実 ) 作付面積 計田畑 区分前との比較前との比較前との比較作付面積作付面積作付面積対差対比対差対比対差対比 ha ha % ha ha % ha ha % 大豆 131,1 5,6 96 111,5 5,7 95 19,6 1 11 小豆 3,7 1 1 5,29 47 92 25,5 6 12 いんげん 9,65 55 95 44 19 96 9,25 51 95 らっかせい 7,18 26 97 142 28 84 7,4 23 97 6 果樹平成 24 年果樹の主な品目別の栽培面積は みかんは4 万 7,2ha りんごは3 万 9,7ha かきは2 万 2,6ha くりは2 万 1,7haで 前年に比べてそれぞれ8ha(2%) 4ha(1%) 4ha(2%) 4ha(2%) 減少した ( 表 11) 表 11 平成 24 年果樹栽培面積 区 分 栽培面積 前年との比較前年との比較区分栽培面積対差対比対差対比 ha ha % ha ha % み か ん 47,2 8 98 す も も 3,15 1 1 その他かんきつ類 27,7 3 99 おうとう 4,84 1 1 りんご 39,7 4 99 うめ 17,4 3 98 日本なし 13,8 4 97 ぶどう 18,6 2 99 西洋なし 1,66 2 99 くり 21,7 4 98 かき 22,6 4 98 パインアップル 515 7 99 び わ 1,6 5 97 キウイフルーツ 2,32 5 98 も も 1,7 1 99 18 図 9 主要果樹の栽培面積の推移 15 みかん 12 9 6 3 かき ぶどう りんご 日本なし くり 昭和 42 年 うめもも平成 47 52 57 62 4 年 - 19 -
7 茶平成 24 年茶の栽培面積は4 万 5,9haで 前年に比べて3ha(1%) 減少した 栽培面積の動向をみると 昭和 5 年代半ばまでは増加傾向で推移していたものの それ以降は漸減傾向で推移している なお 主産地である静岡県においても 近年全国と同様に漸減傾向で推移している ( 図 1) 図 1 茶栽培面積の推移 7 6 鹿5 4 3 2 1 昭和 42 年 47 52 57 62 平成 4 年 その 他 岡児島 静8 飼肥料作物 (1) 飼肥料作物の作付 ( 栽培 ) 面積平成 24 飼肥料作物の作付 ( 栽培 ) 面積は12 万 9,haで 前並みとなった ( 表 12) (2) 飼料作物の作付 ( 栽培 ) 面積平成 24 飼料作物の作付 ( 栽培 ) 面積は93 万 1,6haで 前並みとなった ( 表 12) ア牧草牧草の作付 ( 栽培 ) 面積は75 万 8haで 前に比べて4,3ha(1%) 減少した イ青刈りとうもろこし青刈りとうもろこしの作付面積は9 万 2,haで 前並みとなった ウソルゴーソルゴーの作付面積は1 万 7,haで 前に比べて6ha(3%) 減少した これは WCS( ホールクロップサイレージ ) 用稲 ( 稲発酵粗飼料用稲 ) 等への転換があったためである エ青刈り麦類青刈り麦類の作付面積は9,9haで 前に比べて39ha(4%) 増加した - 2 -
オその他青刈り作物その他青刈り作物の作付面積は2 万 7,7haで 前に比べて2,8ha(11%) 増加した これは WCS 用稲の作付けが増加したためである カその他飼肥料作物その他飼肥料作物の作付け ( 栽培 ) 面積は3 万 5,haで 前に比べて6ha(2%) 増加した 表 12 平成 24 飼肥料作物作付 ( 栽培 ) 面積 区 分 飼肥料作物計 計 飼料用 作付 ( 栽培 ) 前との比較 作付 ( 栽培 ) 前との比較 面積 対差 対比 面積 対差 対比 ha ha % ha ha % 1,29, 1, 1 931,6 1,4 1 牧草 76,6 2,3 1 75,8 4,3 99 青刈りとうもろこし 92,6 1 1 92, 2 1 ソルゴー 29,2 1,2 96 17, 6 97 青刈り麦類 57,4 3 11 9,9 39 14 その他青刈り作物 29,3 2,5 19 27,7 2,8 111 れんげ 12,9 6 96 59 18 144 その他飼肥料作物 46,7 6 11 35, 6 12 図 11 飼肥料作物作付 ( 栽培 ) 面積の推移 12 1 8 その他 その他飼肥料作物 ( 飼料用米等 ) その他青刈り作物 (WCS 用稲等 ) 青刈りとうもろこし 6 牧草 4-21 -