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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

スライド 1

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

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110607セチリジン5-1.indd

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にキプレス細粒に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は?

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

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モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 6 歳以上の小児では 1 日 1 回 1 錠を就寝前に飲みます どのように

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にキプレス錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

シングレア細粒 患者向医薬品ガイド

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

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膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカスト錠 AA に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の

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た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加 減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続け ることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカストチュアブル錠 アスペン に含まれる成分で過敏な反

アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

スライド 1

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカスト錠 TCK に含まれる成分で過敏な反応を経験したこと

経皮吸収型鎮痛消炎貼付剤 外皮用インドメタシン貼付剤 1. 改訂内容改訂後 ( 下線部は追加 変更箇所 ) 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への使用妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ使用すること 妊婦に対する安全性は確立していない 厚生労働

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカストチュアブル錠 日医工 に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してくださ

減量・コース投与期間短縮の基準


この薬は 気道 鼻粘膜の炎症をおこしたり気道を収縮させるロイコト リエンという物質の働きを抑えて 気管支喘息やアレルギー性鼻炎の諸 症状を改善します 次の病気の人に処方されます 気管支喘息アレルギー性鼻炎 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加 減したりすると病気が悪化する

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- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

患者向医薬品ガイド

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

モンテルカスト錠「AA」

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アシクリル・アシクリルバッグ(アイロム)使用上の注意改訂のお知らせ_120913

Microsoft Word _ボグリボースお知らせ

修正済_モンテルカスト_ガイド

レクタブル 2 mg 注腸フォーム 14 回に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 レクタブル 2 mg 注腸フ 有効成分 ブデソニド ォーム14 回 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 29 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特

平 成 17 年 3 月

20(1) 重篤な肝障害の報告症例数の推移 2000 年 2 月に緊急安全性情報を発出した以後も重篤な肝障害が毎年 20 例前後報告されております ( 図 1 参照 ) また ユリノーム R 3) 錠服用患者様における肝機能検査の実施状況について調査した結果 投与開始後に一度も肝機能検査が実施されな

2. 改訂内容と改訂理由 (1) 効能 効果 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る ) 既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎性肉 改訂前 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロ

使用上の注意の改訂理由 副作用( その他の副作用 ) 妊婦, 産婦, 授乳婦等への投与 臨床検査結果に及ぼす影響 の項の改訂について ( 薬生安通知によらない改訂 ) 先発医薬品の改訂に伴い 同様の改訂を行い注意をお願いすることとしました ここでお知らせした内容は 田辺製薬販売株式会社ホームページ

添付 書の記載 それってどういう意味? ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構佐藤淳

重篤な副作用は 自然流産の 1 例 1 件であった 本症例は 本剤服用後も性交があり どの時点での妊娠か判断できず 本剤と自然流産との関連は評価できないと考えた 非重篤な副作用のうち 使用上の注意から予測できない副作用は 腹部膨満及び月経困難症各 2 件 腹部不快感 口内炎 ざ瘡 尿臭異常 月経障害

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2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

扶桑薬品工業 再審査結果のお知らせ 無水エタノール注

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

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モンテルカストチュアブル錠5mg「ニプロ」

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

改訂後 ( 下線部 : 追記又は変更 ) ( 重大な副作用 失神 意識喪失 (0.1% 未満注 ) ): 血圧低下に伴う一過性の意識喪失等があらわれることがあるので, 観察を十分に行い, 異常が認められた場合には, 投与を中止し適切な処置を行うこと 肝機能障害, 黄疸 ( いずれも 0.1% 未満注

DRAFT#9 2011

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

< アシクリル点滴静注用 250mg> 改訂後 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] (3 高齢者 [ 用法 用量に関連する

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改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 用法 用量 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群 Ellison 症候群現行のとおり略 逆流性食道炎 逆流性食道炎現行のとおり略 非びらん性胃食道逆流

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

Transcription:

医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 使用上の注意改訂のお知らせ 2014 年 9 月 謹啓平素は格別のご高配を賜わり厚く御礼申し上げます さて この度弊社のキプレス 錠 5mg キプレス 錠 10mg キプレス チュアブル錠 5mg キプレス 細粒 4mg について 使用上の注意 を改訂致しましたので ご案内申し上げます なお 改訂添付文書を封入した製品が お手元に届くまでに若干の日時を要しますので すでにお手元にある製品のご使用に際しましては ここにご案内致します改訂内容をご参照下さいますようお願い申し上げます 敬白 1. 改訂内容 ( 下線部改訂箇所 ) 全製剤共通 : 自主改訂 改訂後 (2) その他の副作用次のような症状又は異常があらわれた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 0.1~1% 未満 0.1% 未満頻度不明 略 その他 口渇 尿潜血 血尿 尿糖 浮腫 う挫傷 脱力 疲怠感 白血球数増加 労 遺尿尿蛋白 トリグリセリド上昇 出血傾向 ( 鼻出血 紫斑等 ) 動悸 頻尿 発熱 脱毛 改訂前 (2) その他の副作用 次のような症状又は異常があらわれた場合には 投与を中止す るなど適切な処置を行うこと 0.1% 以上 ~ 1% 未満 0.1% 未満 頻度不明 略 その他 口渇 尿潜血 血尿 尿糖 浮腫 う挫傷 脱力 疲怠感 白血球数増加 労尿蛋白 トリグリセリド上昇 出血傾向 ( 鼻出血 紫斑等 ) 動悸 頻尿 発熱 脱毛 2. 改訂理由自主改訂 3. 副作用の (2) その他の副作用外国及び国内の副作用報告が集積されたことから 遺尿 を その他の副作用 : その他 の項に追記致しました なお 遺尿 は主に小児において認められました また 発現頻度の 0.1% 以上 ~1% 未満 の記載を 0.1~1% 未満 に記載整備しました -1-

DSU の掲載 使用上の注意の改訂につきましては 日本製薬団体連合会発行の DRUG SAFETY UPDATE 医薬品安全対策情報 No. 233 2014 年 10 月に掲載されます 改訂添付文書等の情報掲載改訂添付文書など最新の情報は以下のホームページに掲載しております 杏林製薬ホームページ (URL: http://www.kyorin-pharm.co.jp/) 医薬品医療機器情報提供ホームページ (URL:http://www.info.pmda.go.jp/) < PMDA メディナビ について > PMDA による医薬品医療機器情報配信サービス PMDA メディナビ にご登録いただきますと 医薬品 医療機器等の重要な安全性情報がタイムリーにメール配信されます (URL: http://www.info.pmda.go.jp/info/idx-push.html) お問い合わせ先杏林製薬株式会社くすり情報センター電話 :0120-409341 受付時間 :9:00-17:00( 土 日 祝日を除く ) 3. 副作用発現症例 [ 遺尿症例 ] 遺尿 副作用名 報告された副作用 : 夜尿 年齢性別 10 歳未満男児 患者背景使用理由 ( 合併症 ) 気管支喘息 ( 水腎症疑い ) 併用薬 : なし出典 : 未公表社内資料 1 日投与量投与期間 4mg 8 日間 再投与 4mg 2 日間 投与開始日 ( 発現日 ) 投与 8 日後 ( 投与中止日 ) 再投与開始日 ( 中止 2 日後 ) 再投与 2 日後 ( 再投与中止日 ) 経過及び処置 転帰 気管支喘息と診断し 本剤の投与開始 投与後から夜尿が持続 本剤投与を中止したところ 夜尿が治まった 本剤を再開 再度夜尿を認めた 本剤を中止したところ 夜尿も治まった 改訂後の使用上の注意は以下の通りです ( 下線部改訂箇所 ) キプレス 錠 5mg 10mg 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 効能 効果 気管支喘息 アレルギー性鼻炎 用法 用量 < 気管支喘息 > 通常 成人にはモンテルカストとして 10 mg を 1 日 1 回就寝前に経口投与する < アレルギー性鼻炎 > 通常 成人にはモンテルカストとして 5~10 mg を 1 日 1 回就寝前に経口投与する < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 1. モンテルカストフィルムコーティング錠はモンテルカストチュアブル錠と生物学的に同等でなく モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と比較してバイオアベイラビリティが高いため モンテルカストフィルムコーティング錠 5 mg とモンテルカストチュアブル錠 5 mg をそれぞれ相互に代用しないこと 2. 気管支喘息及びアレルギー性鼻炎を合併し本剤を気管支喘息の治療のために用いる成人患者には モンテルカストとして 10 mg を 1 日 1 回就寝前に経口投与すること 使用上の注意 1. 重要な基本的注意 (1) 本剤は 喘息の悪化時ばかりでなく 喘息が良好にコントロールされている場合でも継続して服用するよう 喘息患者に十分説明しておくこと -2-

(2) 本剤は気管支拡張剤 ステロイド剤等と異なり すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので このことは患者に十分説明しておく必要がある (3) 気管支喘息患者に本剤を投与中 大発作をみた場合は 気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある (4) 長期ステロイド療法を受けている患者で 本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと (5) 本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で 本剤の投与を中止する場合は 原疾患再発のおそれがあるので注意すること (6) 本剤との因果関係は明らかではないが うつ病 自殺念慮 自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること ( その他の注意 の項参照) (7) 本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時に Churg-Strauss 症候群様の血管炎を生じたとの報告がある これらの症状は おおむね経口ステロイド剤の減量 中止時に生じている 本剤使用時は 特に好酸球数の推移及びしびれ 四肢脱力 発熱 関節痛 肺の浸潤影等の血管炎症状に注意すること (8) 本剤投与により効果が認められない場合には 漫然と長期にわたり投与しないように注意すること 2. 相互作用本剤は 主として薬物代謝酵素チトクローム P450(CYP)2C8/2C9 及び 3A4 で代謝される [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 フェノバルビタール 本剤の作用が減弱するおそれがある フェノバルビタールが CYP3A4 を誘導し 本剤の代謝が促進される 3. 副作用 < 気管支喘息 > 国内で実施された臨床試験において 523 例中 46 例 (8.8%) に 66 件の副作用が認められた 主な副作用は下痢 9 件 (1.7%) 腹痛 7 件 (1.3%) 嘔気 6 件 (1.1%) 胸やけ 5 件 (1.0%) 頭痛 5 件 (1.0%) 等であった 臨床検査値の異常変動は 507 例中 49 例 80 件に認められ 主なものは ALT(GPT) 上昇 (505 例中 14 件 ) γ-gtp 上昇 (463 例中 9 件 ) Al-P 上昇 (476 例中 8 件 ) 等であった ( 承認時 ) 3,891 例中 94 例 (2.4%) に 116 件 ( 臨床検査値異常を含む ) の副作用が認められ 主な副作用は 肝機能異常 LDH 増加 Al-P 上昇 発疹各 8 件 (0.2%) ぅ痒症 6 件 (0.2%) であった ( 再審査終了時 ) < アレルギー性鼻炎 > 国内で実施された臨床試験において 1,678 例中 70 例 (4.2%) に 88 件の副作用が認められた 主な副作用は口渇 14 件 (0.8%) 傾眠 13 件 (0.8%) 胃不快感 9 件 (0.5%) 頭痛 5 件 (0.3%) 下痢 5 件 (0.3%) う怠感 5 件 (0.3%) 等であった 1% 以上の頻度で認められたものはなかった また 臨床検査値の異常変動は 1,672 例中 46 例 51 件に認められ 主なものは ALT(GPT) 上昇 (1,672 例中 9 件 ) 白血球数増加 (1,670 例中 6 件 ) 尿潜血 (1,671 例中 6 件 ) 等で 気管支喘息と同様であった ( 承認時 ) 国内で実施された製造販売後調査 ( 使用成績調査及び特定使用成績調査 ) における安全性評価対象 1,365 例中 9 例 (0.7%) に 9 件 ( 臨床検査値異常を含む ) の副作用が認められ 主な副作用は 傾眠 2 件 (0.1%) 全身性ぅ痒症 2 件 (0.1%) であった ( 再審査申請時 ) (1) 重大な副作用 1) アナフィラキシー ( 頻度不明 ) アナフィラキシーがあらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 2) 血管浮腫 ( 頻度不明 ) 血管浮腫があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 3) 劇症肝炎 ( 頻度不明 ) 肝炎 ( 頻度不明 ) 肝機能障害 (0.01%) 黄疸 ( 頻度不明 ) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 4) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) ( 頻度不明 ) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群 )( 頻 度不明 ) 多形紅斑(0.01%) 中毒性表皮壊死融解症 皮膚粘膜眼症候群 多形紅斑があらわ れることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場 合には投与を中止し適切な処置を行うこと (2) その他の副作用 次のような症状又は異常があらわれた場合には 投与を中止す るなど適切な処置を行うこと 0.1~1% 未満 0.1% 未満 頻度不明 過敏症 皮疹 ぅ痒 蕁麻疹 肝臓の好酸球浸潤 精神神経系 頭痛 傾眠 情緒不安 不眠 異夢 易刺激性 幻覚 めまい 感痙攣 激越 振戦 覚異常 ( しびれ夢遊症 失見当 等 ) 識 集中力低下 記憶障害 せん妄 呼吸器 肺好酸球増多症 消化器系 下痢 腹痛 胃胸やけ 嘔吐 便消化不良 不快感 嘔気 秘 口内炎 肝臓 肝機能異常 AST(GOT) 上 昇 ALT(GPT) 上昇 Al-P 上 昇 γ-gtp 上 昇 総ビリルビ ン上昇 筋痙攣を含む筋 痛 関節痛 その他 口渇 尿潜血 血尿 尿糖 浮腫 挫傷 脱力 疲労 う怠感 白血球数遺尿増加 尿蛋白 トリグリセリド上昇 出血傾向 ( 鼻出血 紫斑等 ) 動悸 頻尿 発熱 脱毛 副作用の頻度は 錠剤 チュアブル錠剤 細粒剤での国内臨床試 験及び製造販売後調査等 ( 使用成績調査 特定使用成績調査 製造 販売後臨床試験 ) の結果を合わせて算出した 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性 が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 海外の市販 後において 妊娠中に本剤を服用した患者から出生した新生児 に先天性四肢奇形がみられたとの報告がある これらの妊婦の ほとんどは妊娠中 他の喘息治療薬も服用していた 本剤とこ れらの事象の因果関係は明らかにされていない ] (2) 授乳中の婦人に投与する場合は慎重に投与すること [ 動物実験 ( ラット ) で乳汁中への移行が報告されている ] 5. 小児等への投与 < 気管支喘息 > 1) 6 歳以上の小児に対しては モンテルカストチュアブル錠 5 mg を 1 日 1 回就寝前に投与すること 2) 1 歳以上 6 歳未満の小児に対しては モンテルカスト細粒 4 mg を 1 日 1 回就寝前に投与すること 3) 1 歳未満の乳児 新生児 低出生体重児に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない < アレルギー性鼻炎 > 小児等に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない 6. 適用上の注意 (1) 薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること [PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] (2) 本剤は 食事の有無にかかわらず投与できる -3-

7. その他の注意プラセボ対照臨床試験 41 試験を対象に統合解析を行った結果 本剤投与群 9,929 例中 1 例において自殺念慮が認められたのに対して プラセボ群 7,780 例において自殺念慮は認められなかった また プラセボ対照臨床試験 46 試験を対象に統合解析を行った結果 行動変化に関連する事象 ( 不眠 易刺激性等 ) が 本 剤投与群 11,673 例中 319 例 (2.73%) プラセボ群 8,827 例中 200 例 (2.27%) において認められたが 統計学的な有意差は認められなかった キプレス チュアブル錠 5mg 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 効能 効果 気管支喘息 用法 用量 通常 6 歳以上の小児にはモンテルカストとして 5 mg を 1 日 1 回就寝前に経口投与する < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 1. 本剤は 口中で溶かすか 噛み砕いて服用すること 2. モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と生物学的に同等でなく モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と比較してバイオアベイラビリティが高いため モンテルカストチュアブル錠 5 mg とモンテルカストフィルムコーティング錠 5 mg をそれぞれ相互に代用しないこと 使用上の注意 1. 重要な基本的注意 (1) 本剤は 喘息の悪化時ばかりでなく 喘息が良好にコントロールされている場合でも継続して服用するよう 患者 保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておくこと (2) 本剤は気管支拡張剤 ステロイド剤等と異なり すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので このことは患者 保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておく必要がある (3) 気管支喘息患者に本剤を投与中 大発作をみた場合は 気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある (4) 長期ステロイド療法を受けている患者で 本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと (5) 本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で 本剤の投与を中止する場合は 原疾患再発のおそれがあるので注意すること (6) 本剤との因果関係は明らかではないが うつ病 自殺念慮 自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること ( その他の注意 の項参照) (7) 本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時に Churg-Strauss 症候群様の血管炎を生じたとの報告がある これらの症状は おおむね経口ステロイド剤の減量 中止時に生じている 本剤使用時は 特に好酸球数の推移及びしびれ 四肢脱力 発熱 関節痛 肺の浸潤影等の血管炎症状に注意すること (8) 本剤投与により効果が認められない場合には 漫然と長期にわたり投与しないように注意すること 2. 相互作用本剤は 主として薬物代謝酵素チトクローム P450(CYP)2C8/2C9 及び 3A4 で代謝される [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 フェノバルビタール 本剤の作用が減弱するおそれがある フェノバルビタールが CYP3A4 を誘導し 本剤の代謝が促進される 3. 副作用 6 歳以上の小児 ( 国内試験成績 ) 国内で実施された臨床試験において 96 例中 2 例 (2.1%) に 2 件の副作用が認められ 副作用は蕁麻疹様皮疹 浮動性めまい各 1 件 (1.0%) であった ( 承認時 ) 1,194 例中 8 例 (0.7%) に 9 件 ( 臨床検査値異常を含む ) の副作用が認められ 副作用は 悪心 2 件 (0.2%) 嘔吐 頭痛 チック 湿疹 多形紅斑 蕁麻疹 潮紅各 1 件 (0.1%) であった 国内で実施された製造販売後臨床試験における安全性評価対象 134 例中 9 例 (6.7%) に 12 件 ( 臨床検査値異常を含む ) の副作用が認められ 副作用は 尿中蛋白陽性 2 件 (1.5%) 悪心 頭痛 月経障害 感情不安定 白血球数増加 総蛋白増加 血中ビリルビン増加 血中クレアチンホスホキナーゼ増加 血中尿素増加 尿中ウロビリン陽性各 1 件 (0.7%) であった ( 再審査終了時 ) ( 外国試験成績参考 ) 外国で実施された小児気管支喘息患者を対象とした長期投与試験において 172 例中 10 例 (5.8%) に 13 件の副作用が認められた 主な副作用は頭痛 3 件 (1.7%) 消化不良 2 件 (1.2%) 鼓腸 2 件 (1.2%) 等であった 臨床検査値の異常変動は総ビリルビン上昇 1 件が認められた 成人( 国内試験成績参考 ) 国内で実施された臨床試験において 523 例中 46 例 (8.8%) に 66 件の副作用が認められた 主な副作用は下痢 9 件 (1.7%) 腹痛 7 件 (1.3%) 嘔気 6 件 (1.1%) 胸やけ 5 件 (1.0%) 頭痛 5 件 (1.0%) 等であった 臨床検査値の異常変動は 507 例中 49 例 80 件に認められ 主なものは ALT(GPT) 上昇 (505 例中 14 件 ) γ-gtp 上昇 (463 例中 9 件 ) Al-P 上昇 (476 例中 8 件 ) 等であった (1) 重大な副作用 1) アナフィラキシー ( 頻度不明 ) アナフィラキシーがあらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 2) 血管浮腫 ( 頻度不明 ) 血管浮腫があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 3) 劇症肝炎 ( 頻度不明 ) 肝炎( 頻度不明 ) 肝機能障害(0.01%) 黄疸 ( 頻度不明 ) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 4) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) ( 頻度不明 ) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群 )( 頻度不明 ) 多形紅斑(0.01%) 中毒性表皮壊死融解症 皮膚粘膜眼症候群 多形紅斑があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (2) その他の副作用次のような症状又は異常があらわれた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 0.1~1% 未満 0.1% 未満頻度不明過敏症皮疹 ぅ痒蕁麻疹肝臓の好酸球浸潤精神神経系頭痛 傾眠情緒不安 不眠 異夢 易刺激性 幻覚 めまい 感痙攣 激越 振戦 覚異常 ( しびれ夢遊症 失見当等 ) 識 集中力低下 記憶障害 せん妄呼吸器肺好酸球増多症 消化器系 下痢 腹痛 胃不快感 嘔気 胸やけ 嘔吐 便秘 口内炎 消化不良 -4-

0.1~1% 未満 0.1% 未満頻度不明 肝臓 肝機能異常 AST(GOT) 上 昇 ALT(GPT) 上昇 Al-P 上昇 γ-gtp 上昇 総ビリルビン上 昇 筋痙攣を含む筋 痛 関節痛 その他 口渇 尿潜血 血尿 尿糖 浮腫 挫傷 脱力 疲労 う怠感 白血球数遺尿増加 尿蛋白 トリグリセリド上昇 出血傾向 ( 鼻出血 紫斑等 ) 動悸 頻尿 発熱 脱毛 副作用の頻度は 錠剤 チュアブル錠剤 細粒剤での国内臨床試 験及び製造販売後調査等 ( 使用成績調査 特定使用成績調査 製造 販売後臨床試験 ) の結果を合わせて算出した 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性 が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 海外の市販 後において 妊娠中に本剤を服用した患者から出生した新生児 に先天性四肢奇形がみられたとの報告がある これらの妊婦の ほとんどは妊娠中 他の喘息治療薬も服用していた 本剤とこ れらの事象の因果関係は明らかにされていない ] (2) 授乳中の婦人に投与する場合は慎重に投与すること [ 動物実験 ( ラット ) で乳汁中への移行が報告されている ] 5. 小児等への投与 (1) 1 歳以上 6 歳未満の小児に対してはモンテルカスト細粒 4 mg を 1 日 1 回就寝前に投与すること (2) 1 歳未満の乳児 新生児 低出生体重児に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない 6. 適用上の注意 (1) 薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること [PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] (2) 本剤は 食事の有無にかかわらず投与できる 7. その他の注意プラセボ対照臨床試験 41 試験を対象に統合解析を行った結果 本剤投与群 9,929 例中 1 例において自殺念慮が認められたのに対して プラセボ群 7,780 例において自殺念慮は認められなかった また プラセボ対照臨床試験 46 試験を対象に統合解析を行った結果 行動変化に関連する事象 ( 不眠 易刺激性等 ) が 本剤投与群 11,673 例中 319 例 (2.73%) プラセボ群 8,827 例中 200 例 (2.27%) において認められたが 統計学的な有意差は認められなかった キプレス 細粒 4mg 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 効能 効果 気管支喘息 用法 用量 通常 1 歳以上 6 歳未満の小児にはモンテルカストとして 4mg( 本剤 1 包 ) を 1 日 1 回就寝前に経口投与する < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 1. 体重 年齢 症状等による用量調節をせず 全量を服用すること 2. 光に不安定であるため 開封後直ちに (15 分以内に ) 服用すること ( 適用上の注意 の項参照) 使用上の注意 1. 重要な基本的注意 (1) 本剤は 喘息の悪化時ばかりでなく 喘息が良好にコントロールされている場合でも継続して服用するよう 患者 保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておくこと (2) 本剤は気管支拡張剤 ステロイド剤等と異なり すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので このことは患者 保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておく必要がある (3) 気管支喘息患者に本剤を投与中 大発作をみた場合は 気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある (4) 長期ステロイド療法を受けている患者で 本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと (5) 本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で 本剤の投与を中止する場合は 原疾患再発のおそれがあるので注意すること (6) 本剤との因果関係は明らかではないが うつ病 自殺念慮 自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること ( その他の注意 の項参照 ) (7) 本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時に Churg-Strauss 症候群様の血管炎を生じたとの報告がある これらの症状は おおむね経口ステロイド剤の減量 中止時に生じている 本剤使用時は 特に好酸球数の推移及びしびれ 四肢脱力 発熱 関節痛 肺の浸潤影等の血管炎症状に注意すること (8) 本剤投与により効果が認められない場合には 漫然と長期にわたり投与しないように注意すること (9) 小児では一般に自覚症状を訴える能力が劣るので 本剤の投与に際しては 保護者等に対し 患者の状態を十分に観察し 異常が認められた場合には速やかに主治医に連絡する等の適切な処置をするように注意を与えること 2. 相互作用本剤は 主として薬物代謝酵素チトクローム P450(CYP)2C8/2C9 及び 3A4 で代謝される [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 フェノバルビタール 本剤の作用が減弱するおそれがある フェノバルビタールが CYP3A4 を誘導し 本剤の代謝が促進される 3. 副作用 1 歳以上 6 歳未満の小児 ( 国内試験成績 ) 国内で実施された臨床試験において 137 例中 3 例 (2.2%) に 4 件の副作用が認められた 副作用は頭痛 1 件 悪心 1 件 皮膚乾燥 1 件 発疹 1 件であった 臨床検査値の異常変動は Al-P 上昇 2 件が認められた ( 承認時 ) 1,406 例中 6 例 (0.4%) に 7 件 ( 臨床検査値異常を含む ) の副作用が認められ 副作用は 動悸 胃腸炎 蛋白尿 咽喉乾燥 口腔咽頭不快感 紫斑 蕁麻疹各 1 件 (0.1%) であった ( 再審査申請時 ) ( 外国試験成績参考 ) 外国で実施された 6 ヵ月以上 32 ヵ月未満小児気管支喘息患者を対象とした長期投与試験において 158 例中 8 例 (5.1%) に 9 件の副作用が認められた 副作用は運動過多 4 件 (2.5%) 成長障害 1 件 (0.6%) 便習慣変化 1 件 (0.6%) 嘔吐 1 件 (0.6%) 異夢 1 件 (0.6%) 睡眠障害 1 件 (0.6%) であった 臨床検査値の異常変動は 認められなかった モンテルカスト群と対照 ( 標準治療 ) 群で 臨床的に意味のある差はなかった 外国で実施された 2 歳以上 6 歳未満小児気管支喘息患者を対 -5-

象とした長期投与試験において 364 例中 12 例 (3.3%) に 19 件の副作用が認められた 主な副作用は 口渇 3 件 (0.8%) 頭痛 3 件 (0.8%) 腹痛 2 件 (0.5%) 蕁麻疹 2 件 (0.5%) 等であった 臨床検査値の異常変動は 7 例 (2.0%) に 11 件認められ 主なものは白血球数減少 3 件 AST(GOT) 上昇 2 件等であった モンテルカスト群と対照 ( 標準治療 ) 群で 臨床的に意味のある差はなかった 6 歳以上の小児 ( 国内試験成績参考 ) 国内で実施された臨床試験において 96 例中 2 例 (2.1%) に 2 件の副作用が認められ 副作用は蕁麻疹様皮疹 浮動性めまい各 1 件 (1.0%) であった ( 承認時 ) 1,194 例中 8 例 (0.7%) に 9 件 ( 臨床検査値異常を含む ) の副作用が認められ 副作用は 悪心 2 件 (0.2%) 嘔吐 頭痛 チック 湿疹 多形紅斑 蕁麻疹 潮紅各 1 件 (0.1%) であった 国内で実施された製造販売後臨床試験における安全性評価対象 134 例中 9 例 (6.7%) に 12 件 ( 臨床検査値異常を含む ) の副作用が認められ 副作用は 尿中蛋白陽性 2 件 (1.5%) 悪心 頭痛 月経障害 感情不安定 白血球数増加 総蛋白増加 血中ビリルビン増加 血中クレアチンホスホキナーゼ増加 血中尿素増加 尿中ウロビリン陽性各 1 件 (0.7%) であった ( 再審査終了時 ) ( 外国試験成績参考 ) 外国で実施された小児気管支喘息患者を対象とした長期投与試験において 172 例中 10 例 (5.8%) に 13 件の副作用が認められた 主な副作用は頭痛 3 件 (1.7%) 消化不良 2 件 (1.2%) 鼓腸 2 件 (1.2%) 等であった 臨床検査値の異常変動は総ビリルビン上昇 1 件が認められた 成人( 国内試験成績参考 ) 国内で実施された臨床試験において 523 例中 46 例 (8.8%) に 66 件の副作用が認められた 主な副作用は下痢 9 件 (1.7%) 腹痛 7 件 (1.3%) 嘔気 6 件 (1.1%) 胸やけ 5 件 (1.0%) 頭痛 5 件 (1.0%) 等であった 臨床検査値の異常変動は 507 例中 49 例 80 件に認められ 主なものは ALT(GPT) 上昇 (505 例中 14 件 ) γ-gtp 上昇 (463 例中 9 件 ) Al-P 上昇 (476 例中 8 件 ) 等であった (1) 重大な副作用 1) アナフィラキシー ( 頻度不明 ) アナフィラキシーがあらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 2) 血管浮腫 ( 頻度不明 ) 血管浮腫があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 3) 劇症肝炎 ( 頻度不明 ) 肝炎( 頻度不明 ) 肝機能障害(0.01%) 黄疸 ( 頻度不明 ) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 4) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) ( 頻度不明 ) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群 )( 頻度不明 ) 多形紅斑(0.01%) 中毒性表皮壊死融解症 皮膚粘膜眼症候群 多形紅斑があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと (2) その他の副作用次のような症状又は異常があらわれた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 0.1~1% 未満 0.1% 未満頻度不明過敏症皮疹 ぅ痒蕁麻疹肝臓の好酸球浸潤精神神経系頭痛 傾眠情緒不安 不眠 異夢 易刺激性 幻覚 めまい 感痙攣 激越 振戦 覚異常 ( しびれ夢遊症 失見当等 ) 識 集中力低下 記憶障害 せん妄 呼吸器 0.1~1% 未満 0.1% 未満頻度不明 肺好酸球増多症 消化器系下痢 腹痛 胃胸やけ 嘔吐 便消化不良不快感 嘔気秘 口内炎肝臓肝機能異常 AST(GOT) 上昇 ALT(GPT) 上昇 Al-P 上昇 γ-gtp 上昇 総ビリルビン上昇筋痙攣を含む筋痛 関節痛その他口渇 尿潜血血尿 尿糖 浮腫 挫傷 脱力 疲労 う怠感 白血球数遺尿増加 尿蛋白 トリグリセリド上昇 出血傾向 ( 鼻出血 紫斑等 ) 動悸 頻尿 発熱 脱毛 副作用の頻度は 錠剤 チュアブル錠剤 細粒剤での国内臨床試験及び製造販売後調査等 ( 使用成績調査 特定使用成績調査 製造販売後臨床試験 ) の結果を合わせて算出した 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 海外の市販後において 妊娠中に本剤を服用した患者から出生した新生児に先天性四肢奇形がみられたとの報告がある これらの妊婦のほとんどは妊娠中 他の喘息治療薬も服用していた 本剤とこれらの事象の因果関係は明らかにされていない ] (2) 授乳中の婦人に投与する場合は慎重に投与すること [ 動物実験 ( ラット ) で乳汁中への移行が報告されている ] 注 ): 本剤の承認用法 用量は 1 歳以上 6 歳未満小児に対してモンテルカストとして 1 日 1 回 4mg である 5. 小児等への投与 (1) 6 歳以上の小児に対しては モンテルカストチュアブル錠 5mg を 1 日 1 回就寝前に投与すること (2) 1 歳未満の乳児 新生児 低出生体重児に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない 6. 適用上の注意 (1) 本剤は 食事の有無にかかわらず投与できる (2) 本剤は口に直接入れるか スプーン 1 杯程度の柔らかい食物 ( 室温以下 ) と混ぜて服用することができる またスプーン 1 杯 ( 約 5mL) の調製ミルク又は母乳 ( 室温以下 ) と混ぜて服用することもできる 本剤服用後は水などの飲み物を摂取してもよい (3) 本剤は光に不安定であるため 服用の準備ができるまで開封しないこと 柔らかい食物 調製ミルク又は母乳と混ぜた場合も 放置せずに直ちに (15 分以内に ) 服用すること (4) 本剤は光に不安定であるため 再分包しないこと 7. その他の注意プラセボ対照臨床試験 41 試験を対象に統合解析を行った結果 本剤投与群 9,929 例中 1 例において自殺念慮が認められたのに対して プラセボ群 7,780 例において自殺念慮は認められなかった また プラセボ対照臨床試験 46 試験を対象に統合解析を行った結果 行動変化に関連する事象 ( 不眠 易刺激性等 ) が 本剤投与群 11,673 例中 319 例 (2.73%) プラセボ群 8,827 例中 200 例 (2.27%) において認められたが 統計学的な有意差は認められなかった -6-