【資料】食品表示基準におけるアレルゲンを含む食品の表示について

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【資料5-2】御参考資料(20~30ページ)

【資料2】食品表示基準におけるアレルゲンを含む食品の表示について

アレルギー物質を含む食品の表示について②

食品表示に関係する現行の主な法律 実際の食品表示 ( 例 ) < 品質情報 > JAS 法 原材料原産地内容量等 < 栄養表示 > 健康増進法 名称期限表示保存方法遺伝子組換え製造業者等 食品衛生法 アレルキ ー添加物等 栄養成分表示 特別用途表示 < 食品安全の確保 > 7 名称スナック菓子 じゃ

基本的な表示事項

定食 1,100 円 875kcal アレルゲン ( えび 小麦 大豆 卵 ) 海老 ( 食塩 PH 調整剤 ) イカ 竹輪 ( 魚肉 植物たん白 でん粉 食塩 ぶどう糖 砂糖 食用油 豚脂 発酵調味液 醸造酢 加工でん粉 調味料 ( アミノ酸等 ) ソルビトール ph 調整剤 V.C 増粘多糖類

平成 28 年 11 月 29 日 ( 火 ) 食の安全 安心シンポジウム 新しい食品表示基準について 消費者庁食品表示企画課

定食 1,100 円 875kcal アレルゲン ( えび 小麦 大豆 卵 ) 海老 ( 食塩 PH 調整剤 ) イカ 竹輪 ( 魚肉 植物たん白 でん粉 食塩 ぶどう糖 砂糖 食用油 豚脂 発酵調味液 醸造酢 加工でん粉 調味料 ( アミノ酸等 ) ソルビトール ph 調整剤 V.C 増粘多糖類

国立信州高遠青少年自然の家お弁当一覧 1 活動弁当 A( おにぎり 2 個 ) 2 活動弁当 B( おにぎり 3 個 ) 3 特定原材料 7 品目不使用活動弁当 4 幕の内弁当

( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

唐揚げ弁当 鶏竜田揚げ 鶏肉 でん粉 水 大豆油 しょう油 小麦粉 砂糖 食塩 米粉 生姜汁 みりん ニンニクペースト 醸造酢 かつおエキス 香辛料 にんにく末 調味料 ( アミノ酸 ) 加工デンプン ポリリン酸 Na 増粘剤 ( キサンタン ) 乳化剤 ( 強力小麦粉 デュラム小麦のセモリナ )

_第45回食品表示部会_資料4-3

番号 11 番号 12 番号 13 番号 14 番号 15 番号 16 番号 17 番号 18 番号 19 番号 20 こいくちしょうゆうすくちしょうゆ米酢酒ワイン ( 白 ) ワイン ( 赤 ) 本みりん白みそ赤みそ八丁みそ エネルキ ー 79 エネルキ ー 55 エネルキ ー 48 エネルキ ー

(A-2) アレルゲンを含む食品にはどのようなものがありますか アレルゲンを含む食品に関する表示 ( 以下 アレルギー表示 という ) については これまで 食物アレルギーの実態調査及び誘発物質の解明に関する研究を厚生労働省所管時から進めています これまでの実態調査等を基に 過去に一定の頻度で血圧低

かこうしょくひn

目次 表示の基本 1 表示方法 12 表示禁止事項 13 食品表示 Q&A 14 名称 16 と添加物 16 原料原産地名 ( 原産国名 ) 26 内容量 31 消費期限又は賞味期限 34 保存方法 35 製造者等 ( 表示責任者 ) 36 栄養成分の量及び熱量 38 その他 39 新しい食品表示基

( 第 3 条第 1 項 消費期限又は賞味期限 関係 ) ( 弁当 -2) 弁当及びそうざいの衛生規範 ( 昭和 54 年 6 月 29 日環食第 161 号厚生労働省食品衛生課長通知 ) に 弁当にあっては 調理時間まで記載すること との記載があるが これらの食品に消費期限を表示する場合 消費期限

冷凍食品表示 Q&A (2015 年度版 ) 〇について 問 1 答 1 原産国名 販売者 株式会社東京都 輸入元 株式会社神奈川県 原産国名 販売者 株式会社東京都 輸入者 株式会社神奈川県 一括表示枠内の輸入者と販売者の表示順輸入品を仕入れて販売する場合 一括表示の輸入者 販売者の表示方法はどう

目 次 Ⅰ 今回の一部改正の背景と改正前の原料原産地表示制度 1 1 改正の背景 1 2 改正前の原料原産地表示制度 1 Ⅱ 新たな原料原産地表示制度 1 1 食品表示基準別表第 15 追加品目と変更点 1 2 表示の対象と表示方法 2 3 新たな表示方法 3 (1) 又は表示 (2) 大括り表示

Microsoft PowerPoint - ③(資料2)食品表示について(衛生事項)

阿賀野川 SA 栄養成分 アレルゲン一覧表 (2016 年 1 月 18 日現在 ) お客様各位 ~ 一覧をご覧になる際は 下記注意事項を必ずご覧下さいませ ~ 一覧表記載の栄養成分の数値は 検査機関での分析値を基本とし 一部食材に関しては 五訂増補日本食品標準成分表 による計算値のいずれか または

旧制度からの主な変更点 1 加工食品と生鮮食品の区分の統一 JAS 法と食品衛生法において異なる食品の区分について JAS 法の考え方に基 づく区分に統一 整理 新たに加工食品に区分されるもの さん現行の食品衛生法では表示対象とはされていない 軽度の撒塩 生干し 湯通し 調味料等により 簡単な加工等

野外炊飯 メニュー

食品成分表 (2 日目白身魚フライ ) 菜飯 ご飯 混ぜ込み若菜 [ 大根若菜 わかめ ミニトマト 食塩 ごま 砂糖 還元水飴 酵母エキス パーム油 調味料 ( アミノ酸等 )] ひじき煮 ひじき 鶏肉 ごぼう 人参 油揚げ ( 一部にごまを含む ) 砂糖 異性化液糖 醤油 異性化液糖 枝豆 みりん

食品表示について 旧表示例 名称原材料名内容量賞味期限保存方法販売者 スナック菓子 じゃがいも ( 遺伝子組換えでない ) 植物油脂 食塩 粉末しょうゆ 肉エキスパウダー 調味料 ( アミノ酸等 ) 香料 ( 原材料の一部に小麦 豚肉を含む ) 50g 枠外下部に記載 直射日光 高温多湿の場所を避け

【掲載用】Health21-No.30 原稿

1 月 月 NO.1 3 月 朝食 卵 乳 小麦 ピーナッツ そば かに えび 汁物 味噌汁 ( 白菜 わかめ ) ミートボール和風煮込み 鶏肉 豚肉 焼き魚 ( ししゃも ) キャベツとウインナーのケ

幕の内弁当 肉生姜焼き 鶏唐揚げ イカフライ スパゲティ ロール玉子 ブロッコリー 房州産ひじき煮 香の物 約 750 カロリー 肉生姜焼き 豚肉 [ たれ ] 醤油 ( 大豆 小麦 ) 砂糖 生姜 発酵調味料 異性化液糖 りんご水あめ 香味油 酵母エキス こしょう アミノ酸 加工でん粉 キサンタン

食品群別栄養素等摂取量 - 食品群 栄養素別 摂取量 - 総数 歳 E B 1 B 2 C 飽和一価不飽和 n-6 系 n-3 系脂肪酸脂肪酸脂肪酸脂肪酸 mg g 総量 水溶性 不溶性 μgre 1 μg mg 2 μg mg mg mgne 3 mg μg μg mg mg mg g

2015 1,200 A B J 一般社団法人 J ミルク牛乳乳製品の知識改訂版 001

業務用食品への表示について

類業組合等に関する法律 ( 昭和 28 年法律第 7 号 ) 第 86 条の6 第 1 項の規定に基づく酒類の表示の基準において原産地を表示することとされている原材料及び米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 平成 21 年法律第 26 号 ) 第 2 条第 3 項に規定す

オランダ坂コース 2 泊目 クリームコーンスープ マーガリン 砂糖 コーンパウダー 水あめ 食塩 小麦粉 脱脂粉乳 玉ネギ 牛乳 増粘剤 調味料 乳化剤 大豆由来を含む 白身魚のピカタマヨネーズ添え 白身魚 食塩 胡椒 小麦粉 鶏卵 粉チーズ パセリ 植物油 マヨネーズ ( 調味料成分表に記載 )

社団法人日本果汁協会 認定業務規程

チキンのチーズ焼トマトソース 1,000 円 ( 税込 ) チキンのチーズ焼ポテトライスサラダウーロン茶 チキン鶏肉 卵白粉 植物油脂 粉末状大豆たん白 食塩 でん粉 糖類 香辛料 しょうゆ チキン風味調味料 加工でん粉 調味料 ( アミノ酸等 ) その他 小麦由来原材料を含む チーズナチュラルチー

Contents はじめに 1 1 食物アレルギーに関する知識 2 2 アレルギー表示のために必要な知識 (1) 表示の範囲 5 (2) 対象品目 6 (3) 原材料の表示順位 7 (4) アレルギー表示方法の原則 7 (5) 複合原材料について 8 (6) 代替表記 特定加工食品について 10 (

資料2発酵乳

イ果実果実 ( 濃縮果汁を除く 以下この項において同じ ) の名称を表示する なお 三種類以上の果実を使用した場合は 使用量が上位三位以下の果実の名称を その他果実 と表示することができる ロ濃縮果汁濃縮果汁を希釈したものは 濃縮還元 果汁 と 濃縮果汁を希釈していないものは 濃縮 果汁 と表示する

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2012年○月○日(第1版)

食品表示基準における販売形態ごとの適用範囲について

啓明学園初等学校 2 11 月 12 日ごはん 和風ハンバーグ ブロッコリー きんぴらごぼう ミックスベジタブル ハンバーグ ( 鶏肉 玉葱 豚脂 粒状植物性たん白 豚肉 水溶性食物繊維 食塩 砂糖 粉末状植物性たん白 生姜ペースト 香辛料 酵母エキス にんにくペースト 加工でんぷん セルロース 貝

食名 一覧表 小学校 1 パン 年間 No. 黒豆パン 紫芋パン クロワッサン オリーブパン チーズパン 香味胚芽パーカーパン 牛乳 小麦粉 100 小麦粉 100 小麦粉 100 小麦粉 100 小麦粉 100 小麦粉 100 生乳 100 砂糖 6 砂糖 6 折込マーガリン 45 砂糖 3 砂糖

農林水産品の合意の概要 品目 合意の概要 米 除外 ( 米国枠は設けない )( 注 1) 小麦 TPP と同内容でマークアップ ( 政府が輸入する際に徴収している差益 ) を 45% 削減 ( 現行の国家貿易制度 枠外税率 (55 円 /kg) を維持 ) TPP と同内容の米国枠 (2019 年度

ハンバーグ 野菜 ( ミックスベジタブル ) 御夕食 豚肉 鶏肉 化学調味料 ( 味の素 ) 卵乳小麦ソバ落花生えびかに塩 牛肉 玉葱 バター ガーリックパウダー アワビイカイクラオレンジキウイ牛肉クルミ白黒ペッパー 卵 トマトケチャップ サケサバ大豆鶏肉バナナ豚肉マツタケ パン粉モモヤマイモリンゴ

PowerPoint プレゼンテーション

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2 複 合 原 材 料 の 名 称 からその 原 材 料 が 明 らかなとき ア. 複 合 原 材 料 の 名 称 に 主 要 原 材 料 が 明 記 されている 場 合 さば 味 噌 煮 とり 唐 揚 げ 等 複 合 原 材 料 の 名 称 からは 副 原 材 料 に 特 定 原 材 料 等 が

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食パン 粉 糖類 マーガリン パン酵母 食塩 脱脂粉乳 発酵主 乳化剤 酢酸 Na イーストフード V.C( 原材料乳 大豆を含む ) 本品産工場及ラインでは卵を含む製品を産しています バターロール 粉 糖類 バター 卵 脱脂粉乳 パン酵母 植物油脂 食塩 発酵風味料 植物性たん白 乳化剤 加工デン

10 月 月 NO.1 12 月 朝食 卵 乳 小麦 ピーナッツ そば かに えび 汁物 味噌汁 ( キャベツ 油揚げ ) ミートボール和風煮込み 鶏肉 豚肉 焼き魚 ( ししゃも ) キ

ポテトもち 平成 25 年 6 月 ~ サンマルコ食品 ( エバラ食品工業 ) 乾燥マッシュポテト 還元水あめ 植物油脂 乳等を主要原料と する食品 加工でん粉

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食物アレルギーの基礎知識 麺類飲食業者のためにー の刊行にあたって 本冊子は 平成 25 年度厚生労働省生活衛生営業対策事業費補助金を活用した事業 食物アレルギーについての知識の啓発 普及に関する事業 の一環として刊行するものです 半世紀前には日本では アレルギー はほとんどありませんでした しかし

表示関係食品表示法の概要 これまで食品表示は 複数の 食品衛生法 JAS 法 健康増進法 法律に基づき必要な基準がそれぞれ定められていたため 複雑なものになっていました そのため 食品衛生法 JAS 法及び健康増進法の食品の表示に関する規定を統合し 事業者にも消費者にもわかり易い制度を目指した 食品

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平成 0 年 月 4 日 ( 火 ) 4B < 主食 > 五目うどんうどん牛肉牛肉味付け揚げ白菜人参青葱水だし 昆布つゆ 塩 < 副菜 > 小松菜とちくわの和え物 ちくわ小松菜 0 魚肉すり身 馬鈴薯でん粉 でん粉 大豆たん白 植物 砂糖 食塩 ぶどう糖 寒天 粉あ

食名 一覧表 中学校 1 パン 年間 No. 黒豆パン 紫芋パン クロワッサン オリーブパン チーズパン 香味胚芽パーカーパン 牛乳 小麦粉 100 小麦粉 100 小麦粉 100 小麦粉 100 小麦粉 100 小麦粉 100 生乳 100 砂糖 6 砂糖 6 折込マーガリン 45 砂糖 3 砂糖

食パン 粉 糖類 マーガリン パン酵母 食塩 脱脂粉乳 発酵主 乳化剤 酢酸 Na イーストフード V.C( 原材料乳 大豆を含む ) 本品産工場及ラインでは卵を含む製品を産しています バターロール 粉 糖類 バター 卵 脱脂粉乳 パン酵母 植物油脂 食塩 発酵風味料 植物性たん白 乳化剤 加工デン

平成 23 年 2 月分岐阜市学校給食献立配合詳細記載 - 月別配合表 - 年間使用物資配合表 - 豚由来物資 岐阜市立 p.1 小学校 北地区 1 日 ( 火 ) 2 日 ( 水 ) 3 日 ( 木 ) 4 日 ( 金 ) No.15 小学校 No.16 小学校 No.1 小学校 No.5 小学校

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

朝食 オムレツ & ウインナー 信太山青少年野外活動センター 2017 年秋冬メニュー ( 火 土曜日 821kcal 21.2g 20.6g 6.3g オムレツミートオムレツ 鶏肉 ゼラチン ボイルウインナー赤ウインナー 鶏肉 牛肉 ゼラチン コロッケミニコロッケ 添え ソテー スパソテー ご飯

( コーンクリーミー ) パウダー スイートコーン んじんエキス プルーン レモン果汁 粉 糖類 マーガリン パン酵母 食塩 脱脂粉乳 発酵主 乳化剤 酢酸 Na イーストフード 食パン V.C( 原材料乳 大豆を含む ) 本品産工場及ラインでは卵を含む製品を産しています バターロール 粉 糖類 バ

新基準 ( 旧基準から網掛け部分が変わりました ) どんな原材料が使われているかが記載されます 食品に使用されているアレルギー物質が記載されます 保存方法が記載されます 詳しくは Step4 へ 名称ポテトチップス原材料名じゃがいも ( 遺伝子組換えでない ) 植物油 食塩 デキストリン たんぱく加

08-03月くらし-3.3

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(2) 食物アレルギーの症状とアナフィラキシー食物アレルギーの症状として 皮膚のかゆみ じんましん 発赤などがよくみられる その他にも腹痛 呼吸困難など全身に症状が起こりうる これらの症状は日常生活の中で 繰り返し起こるため 食物アレルギーであると気づかないこともある また アレルギーにより血圧低下

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3 表示の適正化等に向けた重点的な取組について国及び都道府県等においては 食品表示の適正化を図るため 従来から食品表示法や景品表示法等に基づく各種通知やガイドライン等により 監視指導を実施してきたところです 今般 近年のいわゆる健康食品や業務用加工食品の不適正表示の実態等を踏まえ 夏期一斉取締りに当

改 正 平成 17 年 10 月 27 日農林水産省告示第 1616 号 改 正 平成 17 年 12 月 27 日農林水産省告示第 1999 号 改 正 平成 18 年 1 月 11 日農林水産省告示第 26 号 改 正 平成 18 年 2 月 17 日農林水産省告示第 169 号 改 正 平成

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 厚生労働省 ) 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 米トレーサビリティ法 )( 農林水産省 ) 健康保持増進効果等について虚偽誇大広告等の禁止食品に対する医薬品的な効能効果の表示を禁止 食品としての安全

表示手引き(弁当・そうざい)

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C_31年1月

2 1食物アレルギーの基礎知識(12月6日)

アレルギー表紙

食品衛生の窓

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

商品カタログ

予定献立表 テーマバランスよく食べて 夏が旬の食材を探してみよう! 2013 年 7 8 月阿蘇店 朝 食 献立 1 献立 2 献立 3 献立 4 献立 5 主 食 1 ご飯 ご飯 ご飯 ご飯 ご飯 2 おかゆ おかゆ おかゆ おかゆ おかゆ 3 ロールパン ロールパン ロールパン ロールパン ロー

A 朝食メニューご飯さばの塩焼き れんこんの酢っきり和え 白和え 鶏つみれ煮 野菜サラダ ねじりこんにゃく しば漬 食材 白米さばの塩焼きれんこん酢っきり和え 白和え 鶏つみれ きぬさや人参鶏ガラスープの素 一般メニュー A,B,C 原材料表 サバ 食塩れんこん こぼう なめこ こんにゃく 白醤油

3 障害者社会参加(障害者スポーツ)

豆乳等によるアレルギーについて-花粉症(カバノキ科花粉症)の方はご注意を-

Emergency Food UR-506 安心米おこげ ぜんざい Pos.No UR-507 安心米おこげ コンソメ Pos.No UR-508 安心米おこげ カレー Pos.No 原材料名 / ぜんざ

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平成 31 年 2 月 4 日 平成 31 年 2 月 5 日 平成 31 年 2 月 6 日 平成 31 年 2 月 7 日 平成 31 年 2 月 8 日 平成 31 年 2 月 9 日 平成 31 年 2 月 10 日 麻婆豆腐 さわらの照り焼き クリームシチュー すき焼き風煮 チリコンカンラ

成分表 ( 朝食既製品 ) セイボリーオムレツ 鶏卵 植物油脂 砂糖 食塩 加工デンプン 甘味料 ( ソルビトール ) PH 調整剤 カロチノイド色素 水 玉子 ミートオムレツ 鶏卵 玉葱 しょうが 粒状植物性たん白 ソテーオニオンペースト 醤油 砂糖 動物油脂 トマトピューレ 食塩 香辛料 加工で

表示の手引き(弁当・そうざい編)

目 次

夕食 煮込みハンバーグ & から揚げ 信太山青少年野外活動センター 2018 年秋冬メニュー ( 火 土曜日 煮込み 焼ハンバーグ 豚肉 ハンバーグ ビーフシチューの素 豚肉 ケチャップ ブイヨン 添え鶏の唐揚げ きゃべつとりにく しょうが にんにく かたくり粉 ツナピーマン ピーマン ツナ缶 とり

加工食品生鮮食品補足説明第3章具体例 合挽肉 複数の種類の家畜 家きん等の食肉を混ぜ合わせたものは それ自体が一つの調理された食品となりますので 加工食品となります 複数の部位の食肉を切断した上で調味せずに一つのパックに包装したもの 食品表示基準別表第 2( 生鮮食品一覧 ) の 2(1) において

( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

食品表示法における酒類の表示の Q&A 目次 総則 ( 問 1) ( 問 2) ( 問 3) ( 問 4) ( 問 5) ( 問 6) ( 問 7) どのような食品が食品表示基準の適用を受けますか 食品表示基準では 加工食品は一般用加工食品と業務用加工食品に区分されますが それぞれどのような酒類が該

平成 年 月 日 ( 金 ) 9 料理 / 食品 規格 使用量 アレルギー 原材料 / 添加物 < 主食 >スパゲティナポリタン スパゲティ ハム 玉ねぎピーマン人参油塩ケチャップトマトピューレ チキンコンソメ < 副菜 >ポテトサラダじゃが芋塩胡瓜赤ピーマンマヨネーズ < 主食 > オニオンリング

9 月 3 日 ( 月 ) 9 月 4 日 ( 火 ) 9 月 5 日 9 月 6 日 ( 木 ) 16 米飯 1 パン 13 米飯 4 パン さごしの焼き 焼きそば の甘辛焼き のからあげ じゃがいもと きゅうりの みそ汁 とうがんの 一口がんもの煮もの 甘づけ オクラの 中華スープ の なし (

プレート焼ご飯 野菜 牛肉 豚肉 ソーセージ 鶏ちゃん みかんゼリー 米 キャベツ もやし かぼちゃ にんじん 牛肉 ( アメリカ産 ) 豚肉 ソーセージ 豚肉 豚脂肪 小麦 食塩 砂糖 調味料 ( アミノ酸等 ) 焼肉のタレ ( たまりしょうゆ 砂糖 果糖ぶどう糖液糖 醸造酢 みそ ポークエキス

五目ごはん彩の国キャロットピラフさきたま豆乳セサミバーンズさきたまボールさきたまライストリオ たけのこにんじん鶏肉こんにゃくしょうゆごぼう油揚げでん粉昆布風味調味料植物油脂乾燥椎茸たんぱく加水分解物水にんじんカットにんじんペーストコーン食用植物油脂鶏肉赤ピーマンチキンエキス酵母エキス白身魚エキス白こ

Transcription:

食品表示部会第 5 回加工食品の表示に関する調査会資料 食品表示基準におけるアレルゲンを含む食品の表示について 平成 26 年 4 月 17 日 消費者庁食品表示企画課 1

2 目 次 食品表示基準骨格イメージにおける位置づけ 3 アレルゲンを含む食品の表示に関する現行の制度概要について 4 食品表示基準におけるアレルゲンを含む食品の表示について ( 案 ) 9

3 食品表示基準骨格イメージ ( ) における位置づけ 第 26 回食品表示部会資料 10 頁における骨格イメージ 食品関連事業者等 食品 一般消費者に販売される形態の食品を扱う事業者 業務用食品を扱う事業者 食品関連事業者以外の販売者 基準に定める内容 Ⅰ 加工 食品 本日の資料は赤枠内 の部分について説明 Ⅱ 生鮮 4 5 6 食品 Ⅲ 添加物 ( 販売の用に供される場合 ) 1 2 3 左の9つの区分について以 下の内容を定める 7 8 9 1. 表示事項 (1) 横断的事項 (2) 個別的事項 2. 表示方法 (1) 横断的事項の表示方法 (2) 個別的事項の表示方法 3. 表示レイアウト 文字の大きさ 表示禁止事項 表示責任者の努力義務等

アレルゲンを含む食品の表示に関する現行の制度概要について 4

5 アレルゲンを含む食品の表示の概要 1 食物の摂取による アレルギー とは 食物を摂取した際 身体が食物 ( に含まれるタンパク質 ) を異物として認識し 自分の身体を防御するために過敏な反応を起こすことがある これを食す物アレルギーと呼んでいる アレルギー物質を含む食品の表示の経緯 平成 11 年 3 月 平成 12 年 7 月 厚生労働省食品衛生調査会表示特別部会において 食品の表示のあり方に関する検討報告書 の取りまとめ 同部会において 遺伝子組換え食品及びアレルギー物質を含む食品に関する表示について の報告書の取りまとめ 厚生労働省令を改正 ( 平成 13 年 3 月 15 日公布同年 4 月 1 日施行 (14 年 3 月 31 日まで経過措置 )) 平成 13 年 3 月厚生労働省令を改正 ( 平成 13 年 3 月 15 日公布 同年 4 月 1 日施行 (14 年 3 月 31 日まで経過措置 )) 特定原材料( 義務 ) 5 品目 ( 乳 卵 小麦 そば 落花生 ) 特定原材料に準ずるもの( 推奨 ) 19 品目 施行通知 平成 16 年 12 月特定原材料に準ずるものに バナナ を追加 義務 5 品目 推奨 20 品目 平成 20 年 6 月 平成 25 年 9 月 特定原材料に準ずるものであった えび かに を表示義務の対象である特定原材料に移行 義務 7 品目 推奨 18 品目 特定原材料に準ずるものに ごま カシューナッツ を追加 義務 7 品目 推奨 20 品目

6 アレルゲンを含む食品の表示の概要 2 表示の義務付け 特定のアレルギー体質をもつ方の健康危害の発生を防止する観点から 過去の健康危害等の程度 頻度を考慮し 容器包装された加工食品等に特定の原材料を使用した旨の表示を 義務付けている [ 平成 13 年 4 月 1 日施行 (14 年 3 月 31 日まで経過措置 )] 根拠法令 関係通知 法令 1 食品衛生法第 19 条第 1 項の規定に基づく表示の基準に関する内閣府令 ( 平成 23 年内閣府令第 45 号 ) 2 食品衛生法第 19 条第 1 項の規定に基づく乳及び乳製品並びにこれらを主要原料とする食品の表示の基準に関する内閣府令 ( 平成 23 年内閣府令第 46 号 ) 3 乳を原材料とする加工食品に係る表示の基準 ( 平成 13 年厚生労働省告示第 71 号 ) 通知 アレルギー物質を含む食品に関する表示について ( 平成 25 年 9 月 20 日消食表第 257 号 ) 表示を義務化する特定原材料と 通知で表示を奨励する特定原材料に準ずるものの 2つに分類している 規定特定原材料等の名称理由表示の義務 府令 卵 乳 小麦 落花生 えび そば 特に発症数 重篤度から勘案して表示す (7 品目 ) かに る必要性が高い 通知 (20 品目 ) いくら キウイフルーツ くるみ 大豆 バナナ やまいも カシューナッツ もも ごま さば さけ いか 鶏肉 りんご まつたけ あわび オレンジ 牛肉 ゼラチン 豚肉 症例数や重篤な症状を呈する者の数が継続して相当数みられるが 特定原材料に比べると少ない特定原材料とするかどうかについて 今後 引き続き調査が必要 特定原材料等の名称は 平成 23-24 年全国実態調査における発症数の多い順に記載 表示義務 表示を奨励 ( 任意表示 )

7 アレルゲンを含む食品の表示の概要 3 表示方法 (1) 添加物以外の原材料の場合は 原則 原材料名 ( を含む) と記載 (2) 添加物の場合は 原則 物質名 ( 由来 ) と記載 個別表示 個々の原材料の直後に ( ) 書きする方法 * 食物アレルギー患者にとって 詳細な情報が得られる 表示例 1 表示例 2 名称 ポテトサラダ 一括表示 まとめて ( ) 書きで書く方法 * 原材料に含まれるアレルゲンを原材料の直後に一括して記載添加物に含まれるアレルゲンも含めて一番最後に記載することも可 名称 幕の内弁当 原材料名 じゃがいも にんじん ハム ( 卵 豚肉を含む ) マヨネーズ ( 大豆を含む ) たんぱく加水分解物( 牛肉 さけ さば ゼラチンを含む ) 調味料 ( アミノ酸等 ) 消費期限 25.5.31 午前 10 時 保存方法要冷蔵 (10 以下で保存 ) 製造者 ( 株 ) 食品 千葉市 区 町 - 実際の表示は 赤字ではなく 下線も引いていません 原材料名 消費期限 ご飯 野菜かき揚げ 焼き鳥 焼鯖 スパゲッティ エビフライ 煮物 ( 里芋 人参 ごぼう その他 ) ポテトサラダ メンチカツ 付合せ ( 原材料の一部に小麦 卵 大豆 牛肉を含む ) 調味料( アミノ酸等 ) ph 調整剤 着色料 ( カラメル カロテン 赤 102 赤 106 紅花黄 ) 香料 膨張剤 甘味料 ( 甘草 ) 保存料 ( ソルビン酸 (K)) 25.5.31 午前 10 時 保存方法要冷蔵 (10 以下で保存 ) 製造者 ( 株 ) 食品千葉市 区 町 -

8 アレルゲンを含む食品の表示の概要 4 特定原材料等の記載に代えることができるもの ( 含む旨や由来する旨を省略できるもの ) 代替表記 表記方法や言葉が違うが 特定原材料等と同一であるということが理解できる表記 例 卵 の場合 玉子 たまご タマゴ エッグ 鶏卵 あひる卵 うずら卵 小麦 の場合 こむぎ コムギ 特定加工食品 1 特定原材料名又は代替表記を含んでいるため これらを用いた食品であると理解できる表記 2 特定原材料名又は代替表記を含まないが 一般的に特定原材料を使った食品であることが予測できる表記 32に掲げる表記を含むことにより 特定原材料を使った食品であることが予測できる表記例 例 卵 の場合 1 厚焼玉子 ハムエッグ 卵黄 卵白等 2マヨネーズ オムレツ 目玉焼 かに玉 オムライス 親子丼 3チーズオムレツ からしマヨネーズ等 小麦 の場合 1 小麦粉 こむぎ胚芽等 2パン うどん 3ロールパン 焼きうどん 等

食品表示基準におけるアレルゲンを含む食品の表示について ( 案 ) 9

10 食品表示基準におけるアレルゲンの表示義務 ( 見直し案 )1 1 代替表記等 (1) 代替表記は 引き続き 存続 特定加工食品のうち アレルゲン又はその代替表記を含まないもの ( 例 : マヨネーズ ) は 廃止 特定加工食品であって アレルゲン又はその代替表記を含むもののうち 卵の 卵白 卵黄 は 廃止 ( 代替表記 ) アレルゲンを単に平仮名 片仮名 漢字等に変えたものについて あらためて ( を含む) と表示する必要性は低いことから これらについては 引き続き 代替表記として存続させる は 引き続き 代替表記 ( 特定加工食品 ) 次の理由により 特定加工食品のうち アレルゲン又はその代替表記を含まないもの ( 例 : マヨネーズ ) は 廃止する ただし 特定加工食品のうち アレルゲン又はその代替表記を含むもの ( 例 : 小麦粉 ) については あらためて ( を含む ) と表示する必要性は低いことから 引き続き 存続させる マヨネーズに卵が入っていることを知らない例がある 卵アレルギー患者には大豆マヨネーズがポピュラーになっており マヨネーズ = 卵との認識がなく 特に子どもが通常のマヨネーズと誤認する例がある など 卵の特定加工食品のうち 卵白 卵黄 については アレルゲンである 卵 の文字が含まれているものの それぞれ産業的完全分離は困難なこと ( 割卵機で分割した卵黄には必ず卵白が混入する また 卵黄の場合の卵白ほどではないが 卵白にも割れてしまった卵黄の混入が避けられない ) 正しい知識を持たないアレルギー患者が 卵黄だったら食べられると判断し 卵黄表示しかないものを選択したたら食べられると判断し卵黄表示しかないものを選択した場合 前述のとおり 必ず卵白が混入するため事故の可能性が否定できないことから 対象から除外し 原材料に 卵白 又は 卵黄 のみの表示をする場合でも アレルギー表示としては 卵 であることを認識してもらう

11 食品表示基準におけるアレルゲンの表示義務 ( 見直し案 )1 2 代替表記等 (2) 乳については 他のアレルゲンと代替表記等方法リストの区分が一部異なっているが 今回 乳以外のアレルゲンに準じた見直しを行う 1 種類別 欄を廃止する 2 代替表記 ( 表記方法や言葉が違うが 特定原材料と同一であるということが理解できる表記 ) 欄を追加する 3 特定加工食品 ( 種類別表記を含んでいるため これらを用いた食品であると理解できる表記例 ) 欄を 特定加工食品 ( 特定原材料又は代替表記を含んでいるため これらを用いた食品であると理解できる表記例 ) 欄に改める 4 特定加工食品 ( 一般的に乳又は乳製品を使った食品であることが予測できる表記 ) に整理されていた ミルク を 代替表記 とする 種類別 欄を廃止することに伴い 種類別 の表記により 含む旨 や 由来する旨 を省略できる バター バターオイル オイル チーズ 及び アイスクリーム についてはム については 乳以外から製造されることがないため 代替表記とする 乳及び乳製品並びにこれらを主要原料とする食品 ( 以下 乳等 という ) については 乳等の表示基準が別途設けられるなど 他の食品と異なる取扱いをしており 乳のアレルゲンの表示についても 乳等以外のアレルゲンの表示と異なる基準 ( 乳を原材料とする加工食品に係る表示の基準 ( 平成 13 年厚生労働省告示第 71 号 )) が設けられているが 食品表示基準においてはこれら複数に分れていた基準を統合するため 乳についても 乳以外の食品と同様の整理をする 乳以外の食品と同様の整理をする 乳については 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 ( 昭和 26 年厚生省令第 52 号 ) により 定義が明確に示されている

12 参考 1 廃止する特定加工食品 廃止する特定加工食品 1 特定原材料名又は代替表記を含んでいるため これらを用いた食品であると理解できる表記のうち 卵の 卵白 卵黄 2 特定原材料名又は代替表記を含まないが 一般的に特定原材料を使った食品であることが予測できる表記 32 に掲げる表記を含むことにより 特定原材料を使った食品であることが予測できる表記例 特定原材料 特定原材料に準ずるもの 卵 小麦 乳 いか 大豆 豚肉 やまいも 1 卵黄 卵白 2 マヨネーズ オムレツ 目玉焼 かに玉 オムライス 親子丼 3( 表記例 ) チーズオムレツ からしマヨネーズ 2パン うどん 3( 表記例 ) ロールパン 焼きうどん 2 生クリーム ヨーグルト アイスミルク ラクトアイス ミルク 1 乳糖 2 3( 表記例 ) フルーツヨーグルトグルト ミルクパン 2 するめ スルメ 3( 表記例 ) 焼きスルメ 2 醤油 味噌 豆腐 油揚げ 厚揚げ 豆乳 納豆油揚げ豆乳 3( 表記例 ) 麻婆豆腐 納豆巻き 豆乳ケーキ 豆腐ハンバーグ 凍豆腐 いりどうふ 2 とんかつ トンカツ 2 とろろ ながいも 3( 表記例 ) とろろ汁 1 ミルクは特定加工食品から代替表記 2 乳糖は 乳 を含んでいるため これを用いた食品であると理解できる表記となる

13 参考 2 変更イメージ 1 アレルギー物質を含む食品に関する表示について ( 平成 25 年 9 月 20 日消食表第 257 号 ) 別添 1 アレルギー物質を含む食品に関する表示指導要領別表 3 特定原材料等の代替表記等方法リスト 特定加工食 別表 3 特定原材料等の代替表記等方法リスト 1 特定原材料 特定原材料 ( 表示 認められる代替表記表記方法や言葉が違う 特定原材料名又は代替 特定加工食品等特定原材料名又は代替 左に掲げる表記を含むこ 物質を含む食品 基準府令が 特定原材料と同一で表記を含んでいるため こ表記を含まないが 一般とにより 特定原材料をで定めらあるということが理解できれらを用いた食品であると的に特定原材料を使った使った食品であることが予 れた品 る表記 理解できる表記例 食品であることが予測でき測できる表記例 目 ) る表記 えび 海老 ( 表記例 ) なし なし エビ えび天ぷら サクラエビ かに 蟹 ( 表記例 ) なし なし カニ 上海がに マツバガニ カニシューマイ完全分離が卵玉子 ( 表記例 ) マヨネーズ ( 表記例 ) 困難である等 たまご 厚焼玉子 オムレツ チーズオムレツ タマゴハムエッグ目玉焼からしマヨネーズの理由により 1 エッグ卵黄かに玉 2 削除鶏卵卵白オムライス あひる卵 親子丼 うずら卵 小麦 こむぎ ( 表記例 ) パン ( 表記例 ) コムギ 小麦粉 うどん ロールパン こむぎ胚芽焼きうどん品から 卵そばソバ ( 表記例 ) なしなし そばがき 落花生ピーナッツ ( 表記例 ) なし なし ピーナッツバター ピーナッツクリーム 白 卵黄 を削除することから削除 特定原材料に準ずるもの も同様 1 卵黄 と表示することで 卵を含む 旨の表示を省略する場合であっても 他の原材料に 卵白 や 卵 を使用しているが複合原材料であるために 卵白 や 卵 の表示が省略されている場合は 消費者に誤認を生じさせないよう 当該複合原材料又は一括表示に 卵を含む 旨の記載をすることが適切である 2 卵白 についても同様である 全て廃止

14 参考 3 変更イメージ 2 表示基準府令で定められた品目 種類別 認められる代替表記 特定加工食品等 表記方法や言葉 特定原材料又は代替 一般的に乳又は乳製 左に掲げる表記を含む が違うが 特定原 表記種類別表記を含 品を使った食品である ことにより 特定原材料 材料と同一である んでいるため これらをことが予測できる表記 を使った食品であること ということが理解 用いた食品であると理 が予測できる表記例 できる表記 解できる表記例 乳生乳ミルク ( 表記例 ) 生クリーム ( 表記例 ) 牛乳バターアイスクリームヨーグルトフルーツヨーグルト 特別牛乳バターオイルガーリックバターアイスミルクミルクパン 種類別 成分調整牛乳チーズレーズンバターラクトアイス 欄は削除し 乳 や ミルク を 含むものは特定加工食品に整理する 低脂肪牛乳アイスクリームバターソースミルク 無脂肪牛乳カマンベールチーズ乳糖 加工乳 クリーム ( 乳製品 ) バター バターオイル チーズ 濃縮ホエイ ( 乳製品 ) アイスクリーム類 他の特定原材料等と区分を合わせる パルメザンチーズ プロセスチーズ ブルーチーズ 牛乳がゆ アイスミルク 乳糖 乳たんぱく 全て廃止 脱脂粉乳クリームパウダー ( 乳製品 ) ホエイパウダー ( 乳製品 ) たんぱく質濃縮ホエイパウダー ( 乳製品 ) バターミルクパウダー乳飲料 生乳牛乳特別牛乳成分調整牛乳低脂肪牛乳乳飲料

15 食品表示基準におけるアレルゲンの表示義務 ( 見直し案 )2 表示方法 ( 個別 一括 ) 個別表示を原則とするが 使用している原材料が多く 表示可能面積の制約がある場合や 表示量が多いために かえって消費者に分かりにくい表示となる場合は 例外的に一括表示を可能とした上で 次のとおり見直しを行う 個別表示個別表示は 使用される各原材料との関係で詳細な情報が得られる 繰り返しになるアレルゲンは 省略可能となっている な 一括表示一括表示は 一覧性があり 素早く情報を把握できる アレルゲンそのものが原材料に使用されている場合や 代替表記等で表示されていれば 一括表示欄への表示は省略可能となっている 個別表示については 繰り返しになるアレルゲンの省略を不可とする 一括表示については アレルゲンそのものが原材料に使用されている場合や 代替表記等で表示されているものも含め 一括表示欄に全て表示することとする 個別表示使われている原材料によって 摂取が可能なものが分かる 例 : 醤油に使われている小麦は摂取可能な場合が多いが 現行の制度では 一つの食品に対して複数の小麦を 含む原材料が使用されている場合であって そのうち 醤油 ( 小麦を含む ) と表示する場合 その他の原材料の 小麦を含む が繰り返しになるため省略することが可能であり 当該食品が摂取可能か判断できない場合が ある 一括表示一括表示を見ることで その食品に含まれる全てのアレルゲンを把握でき 見落としを防止できる

16 参考 4 個別表示の例 現行制度の例 1 代替表記適用 表示はあくまで例示であり 実際の表示とは異なります 赤字 : アレルギー表示青字 : 代替表記 食用植物油脂 ( なたね油 ごま油 ( ごまを含む )) ゴマ 砂糖 醸造酢 醤油( 大豆 小麦を含む ) マヨネーズ( 大豆 卵 小麦を含む ) 調味料( アミノ酸等 ) たん白加水分解物( 大豆を含む ) 卵黄( 卵を含む ) 食塩 発酵調味料( 大豆を含む ) 酵母エキス( 小麦を含む ) 増粘剤( キサンタンガム ) 甘味料( ステビア ) 香辛料抽出物( 大豆を含む ) ゴマ ごま の代替表記 2 代替表記 特定加工食品適用 赤字 : アレルギー表示青字 : 代替表記緑字 : 特定加工食品 食用植物油脂 ( なたね油 ごま油 ) ゴマ 砂糖 醸造酢 醤油 ( 小麦を含む ) マヨネーズ ( 大豆 小麦を含む ) 調味料 ( アミノ酸等 ) たん白加水分解物( 大豆を含む ) 卵黄 食塩 発酵調味料( 大豆を含む ) 酵母エキス( 小麦を含む ) 増粘剤 ( キサンタンガム ) 甘味料( ステビア ) 香辛料抽出物( 大豆を含む ) ごま油 ごま 醤油 大豆 マヨネーズ 卵 卵黄 卵 の特定加工食品 3 代替表記 特定加工食品 繰り返しになる表示の省略適用 赤字 : アレルギー表示青字 : 代替表記緑字 : 特定加工食品 食用植物油脂 ( なたね油 ごま油 ) ゴマ 砂糖 醸造酢 醤油 ( 小麦を含む ) マヨネーズ 調味料 ( アミノ酸等 ) たん白加水分解物 卵黄 食塩 発酵調味料 酵母エキス 増粘剤 ( キサンタンガム ) 甘味料 ( ステビア ) 香辛料抽出物 大豆の特定加工食品である 醤油 マヨネーズ たん白加水分解物 発酵調味料 香辛料抽出物の 大豆を含む を省略醤油の 小麦を含む マヨネーズ 酵母エキスの 小麦を含む を省略 見直し案の例 見直し案の例 赤字 : アレルギー表示青字 : 代替表記緑字 : 特定加工食品 食用植物油脂 ( なたね油 ごま油 ) ゴマ 砂糖 醸造酢 醤油( 大豆 小麦を含む ) マヨネーズ( 大豆 卵 小麦を含む ) 調味料 ( アミノ酸等 ) たん白加水分解物 ( 大豆を含む ) 卵黄 ( 卵を含む ) 食塩 発酵調味料 ( 大豆を含む ) 酵母エキス ( 小麦を含む ) 増粘剤( キサンタンガム ) 甘味料( ステビア ) 香辛料抽出物( 大豆由来 ) ごま油 ごま を含んでいるため含む旨を省略可 ( 特定加工食品であって アレルゲン又はその代替表記を含むもの )

17 参考 5 一括表示の例 現行制度の例 表示はあくまで例示であり 実際の表示とは異なります 一般的な一括表示 赤字 : アレルギー表示緑字 : 特定加工食品 食用植物油脂 ( なたね油 ごま油 ) 砂糖 醸造酢 醤油 マヨネーズ 調味料 ( アミノ酸等 ) たん白加水分解物 卵黄 食塩 発酵調味料 酵母エキス 増粘剤 ( キサンタンガム ) 甘味料( ステビア ) 香辛料抽出物 ( 原材料の一部に小麦を含む ) 見直し案の例 見直し案の例 青字 : アレルゲンを含む食品赤字 : アレルギー表示緑字 : 特定加工食品 食用植物油脂 ( なたね油 ごま油 ) 砂糖 醸造酢 醤油 マヨネーズ 調味料( アミノ酸等 ) たん白加水分解物 卵黄 食塩 発酵調味料 酵母エキス 増粘剤酵母エキス ( キサンタンガム ) 甘味料 ( ステビア ) 香辛料抽出物 ( 原材料の一部に小麦部に小麦 卵 ごま 大豆を含む ) 個別表示の場合 ごま油 ごま を含んでいるため含む旨を省略可( 特定加工食品であって アレルゲン又はその代替表記を含むもの ) であるが 一括表示の場合は 一括表示としてあらためて ごま を表示する ( なお 醤油 マヨネーズ 卵黄 は 見直し案では特定加工食品から除外 マヨネ 卵黄 は )

18 食品表示法における アレルギー表示 について 3 乳 の表示 アレルゲンの 乳 について 乳を含む や 乳製品を含む 乳成分を含む の表示があるが これを 乳成分を含む のみとする アレルゲンの 乳 の表示方法において 乳製品に 乳を含む 乳等を主要原料とする食品に 乳を含む や 乳製品を含む と表示することは 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 ( 昭和 26 年厚生省令第 52 号 ) で定義する 乳 や 乳製品 そのものを用いて製造しているかのように示すものであり これは認められていない なお 乳を原材料とする加工食品に係る表示の基準 ( 平成 13 年厚生労働省告示第 71 号 ) により 乳や乳製品 乳等を主要原料とする食品の表示基準が定められている しかし 当該基準が事業者にとっても 分かりづらく 遵守コストがかかることや アレルギー患者にとっては 乳成分 が含まれていることが分かればよく 乳化剤 等の紛らわしい言葉と区別させるためにも 複数の表示方法ではなく 乳 のアレルギー表示は 乳成分 のみとする 乳製品や乳等を主要原料とする食品に 乳成分を含む と表示することは現状でも認められているため 特段の問題は生じない 乳 乳製品 の定義 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 ( 昭和 26 年厚生省令第 52 号 ) - 抜粋 - 定義 第 2 条この省令において 乳 とは 生乳 牛乳 特別牛乳 生山羊乳 殺菌山羊乳 生めん羊乳 成分調整牛乳 低脂肪牛乳 無脂肪牛乳及び加工乳をいう 12 この省令において 乳製品 とは クリーム バター バターオイル チーズ 濃縮ホエイ アイスクリーム類 濃縮乳 脱脂濃縮乳 無糖練乳 無糖脱脂練乳 加糖練乳 加糖脱脂練乳 全粉乳 脱脂粉乳 クリームパウダー ホエイパウダー たんぱく質濃縮ホエイパウダー バターミルクパウダー 加糖粉乳 調製粉乳 発酵乳 乳酸菌飲料 ( 無脂乳固形分 3.0% 以上を含むものに限る ) 及び乳飲料をいう

19 参考 6 参照条文 食品衛生法第 19 条第 1 項の規定に基づく表示の基準に関する内閣府令 ( 平成 23 年内閣府令第 45 号 ) - 抜粋 - 第 1 条 ( 略 ) 2 ( 略 ) 六別表第 4に掲げる食品 ( 乳を除く ) を原材料とする加工食品 ( 当該加工食品を原材料とするものを含み 抗原性が認められないもの及び前項第 2 号に掲げるものを除く ) にあっては当該食品を原材料として含む旨 乳を原材料とする加工食品 ( 当該加工食品を原材料とするものを含み 抗原性が認められないもの及び前項第 2 号に掲げるものを除く ) にあっては内閣総理大臣が定めるところにより乳を原材料として含む旨 乳を原材料とする加工食品に係る表示の基準 ( 平成 13 年厚生労働省告示第 71 号 ) 食品衛生法施行規則 ( 昭和 23 年厚生省令第 23 号 ) 第 5 条第 1 項第 1 号への規定に基づき 乳を原材料とする加工食品に係る表示の基準を次のように定め 平成 13 年 4 月 1 日から適用する 1 乳を原材料とする加工食品 ( 乳 乳製品乳製品 ( 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 ( 昭和 26 年厚生省令第 52 号 ) 第 2 条第 12 項に規定する乳製品をいう 以下同じ ) 及び乳又は乳製品を主要原料とする食品を除く 以下同じ ) について 乳を原材料として含む旨の表示をするときは 乳を原材料として含む旨 乳成分を原材料として含む旨又は当該乳の種類別を記載することによりこれを行わなければならない 2 前項の規定にかかわらず 乳を原材料とする加工食品のうち 次の表の上欄に掲げる食品を原材料とするものに係る乳を原材料として含む旨の表示は それぞれ同表の下欄に掲げる事項を記載することにより行わなければならない 乳製品 乳又は乳製品を原料とする食品 ( 乳製品を除く 以下同じ ) 乳製品を原材料として含む旨 乳成分を原材料として含む旨又は当該乳製品の種類別 乳若しくは乳製品を原料とする食品を原材料として含む旨又は乳成分を原材料として含む旨 3 前項の規定に基づき クリーム 濃縮ホエイ クリームパウダー ホエイパウダー及びたんぱく質濃縮ホエイパウダーの記載を行う場合にあっては 当該原材料名の後に括弧を付して乳製品である旨を記載しなければならない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 乳を原材料とする加工食品であって 2 種類以上の乳又は乳製品を原材料とするものに係る乳又は乳製品の種類別の記載は そのいずれかの乳又は乳製品の種類別の記載をもって これに代えることができる 5 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 乳を原材料とする加工食品であって 乳 乳製品又は乳若しくは乳製品を原材料とする食品のうち二以上のものを原材料とするものに係る乳を原材料として含む旨の表示は そのいずれかを原材料として含む旨の記載をもって これに代えることができる