<4D F736F F D20362E B194AD96BE91698FD782C982A882AF82E993968E968ED282CC8EE592A382CC90AE979D DB8DE22E646F63>

Similar documents
<4D F736F F D208BCE96B18B4B91A CC92E882DF82C6918A939682CC91CE89BF2D A E968C8F322E646F63>

事実 ) ⑴ 当事者原告は, 昭和 9 年 4 月から昭和 63 年 6 月までの間, 被告に雇用されていた ⑵ 本件特許 被告は, 次の内容により特定される本件特許の出願人であり, 特許権者であった ( 甲 1ないし4, 弁論の全趣旨 ) 特許番号特許第 号登録日平成 11 年 1

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

法第 20 条は, 有期契約労働者の労働条件が期間の定めがあることにより無期契約労働者の労働条件と相違する場合, その相違は, 職務の内容 ( 労働者の業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度をいう 以下同じ ), 当該職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して, 有期契約労働者にとって不合

Microsoft PowerPoint - 01_職務発明制度に関する基礎的考察(飯田先生).pptx

<4D F736F F D208FA495578CA0904E8A FD782C982A882AF82E991B98A F9E8A7A82CC8E5A92E82096F6E05694FC89C02E646F63>

民法 ( 債権関係 ) の改正における経過措置に関して 現段階で検討中の基本的な方針 及び経過措置案の骨子は 概ね以下のとおりである ( 定型約款に関するものを除く ) 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置 民法総則 ( 時効を除く ) における改正後の規定 ( 部会資

達したときに消滅する旨を定めている ( 附則 10 条 ) (3) ア法 43 条 1 項は, 老齢厚生年金の額は, 被保険者であった全期間の平均標準報酬額の所定の割合に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて算出された額とする旨を定めているところ, 男子であって昭和 16 年 4 月 2 日から同

きる ( 改正前民法 436 条 ) 1 改正法と同じ 2 前項の債権を有する連帯債務者が相殺を援用しない間は その連帯債務者の負担部分についてのみ他の連帯債務者が相殺を援用することができる 本条は 負担部分の限度で 他の連帯債務者が債権者に対して債務の履行を拒むことができると規定したものであり 判

Microsoft Word - 一弁知的所有権研究部会2017年7月13日「商標登録無効の抗弁」(三村)

控訴人は, 控訴人にも上記の退職改定をした上で平成 22 年 3 月分の特別老齢厚生年金を支給すべきであったと主張したが, 被控訴人は, 退職改定の要件として, 被保険者資格を喪失した日から起算して1か月を経過した時点で受給権者であることが必要であるところ, 控訴人は, 同年 月 日に65 歳に達し

Ⅰ. 規程の例 ここでは 職務発明に係る権利の承継等及びその対価について定める 規程 ( 一般的には 職務発明取扱規程 職務発明報償規程 等と呼ばれています ) において規定されていることが多い事項や規定されることが想定される事項について 参考としていただけるよう必要最小限の範囲で具体的な条項を例示

〔問 1〕 抵当権に関する次の記述のうち,民法の規定によれば,誤っているものはどれか

<4D F736F F D2094DB944690BF8B818C8892E BC96BC8F88979D8DCF82DD816A2E646F63>

I 事案の概要 本件は 東証一部上場企業の物流大手である株式会社ハマキョウレックス ( 以下 被告 被控訴人 又は 上告人 といいます ) との間で有期雇用契約 1 を締結している契約社員 ( 以下 原告 控訴人 又は 被上告人 といいます ) が 以下に掲げる正社員と契約社員との間の労働条件 (

Microsoft Word 資料1 プロダクト・バイ・プロセスクレームに関する審査基準の改訂についてv16

2006 年度 民事執行 保全法講義 第 4 回 関西大学法学部教授栗田隆

eam0473_補遺.indd

訂正情報書籍 170 頁 173 頁中の 特許電子図書館 が, 刊行後の 2015 年 3 月 20 日にサービスを終了し, 特許情報プラットフォーム ( BTmTopPage) へと模様替えされた よって,

PowerPoint プレゼンテーション

PPTVIEW

平成18年1月13日 最高裁判所は,貸金業者の過払い金の受領は違法と知りつつなされたことを推定するとした判例です

〔問 1〕 A所有の土地が,AからB,BからCへと売り渡され,移転登記も完了している

平成  年(オ)第  号

目次 1. 訂正発明 ( クレーム 13) と控訴人製法 ( スライド 3) 2. ボールスプライン最高裁判決 (1998 年 スライド 4) 3. 大合議判決の三つの争点 ( スライド 5) 4. 均等の 5 要件の立証責任 ( スライド 6) 5. 特許発明の本質的部分 ( 第 1 要件 )(

事実及び理由 第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 被控訴人は, 原判決別紙被告方法目録記載のサービスを実施してはならない 3 被控訴人は, 前項のサービスのために用いる電話番号使用状況調査用コンピュータ及び電話番号使用状況履歴データが記録された記録媒体 ( マスター記録媒体及びマスター記録

ものであった また, 本件規則には, 貸付けの要件として, 当該資金の借入れにつき漁業協同組合の理事会において議決されていることが定められていた (3) 東洋町公告式条例 ( 昭和 34 年東洋町条例第 1 号 )3 条,2 条 2 項には, 規則の公布は, 同条例の定める7か所の掲示場に掲示して行

SEIWA IP NEWS

併等の前後を通じて 上告人ら という 同様に, 上告人 X1 銀行についても, 合併等の前後を通じて 上告人 X1 銀行 という ) との間で, 上告人らを債券の管理会社として, また, 本件第 5 回債券から本件第 7 回債券までにつき上告人 X1 銀行との間で, 同上告人を債券の管理会社として,

五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

<4D F736F F D204E45444F D E836782C982A882AF82E9926D8DE0837D836C AEE967B95FB906A91E63494C BD90AC E398C8E323593FA89FC92F9816A>

7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4

とを条件とし かつ本事業譲渡の対価全額の支払と引き換えに 譲渡人の費用負担の下に 譲渡資産を譲受人に引き渡すものとする 2. 前項に基づく譲渡資産の引渡により 当該引渡の時点で 譲渡資産に係る譲渡人の全ての権利 権限 及び地位が譲受人に譲渡され 移転するものとする 第 5 条 ( 譲渡人の善管注意義

政令で定める障害の程度に該当するものであるときは, その者の請求に基づき, 公害健康被害認定審査会の意見を聴いて, その障害の程度に応じた支給をする旨を定めている (2) 公健法 13 条 1 項は, 補償給付を受けることができる者に対し, 同一の事由について, 損害の塡補がされた場合 ( 同法 1

民事訴訟法

定していました 平成 25 年 4 月 1 日施行の 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律 では, 継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止について規定されていますが, 平成 25 年 4 月 1 日の改正法施行の際, 既にこの基準に基づく制度を設けている会社の選定基準につい

に表現したものということはできない イ原告キャッチフレーズ1は, 音楽を聞くように英語を聞き流すだけ/ 英語がどんどん好きになる というものであり,17 文字の第 1 文と12 文字の第 2 文からなるものであるが, いずれもありふれた言葉の組合せであり, それぞれの文章を単独で見ても,2 文の組合

2 譲渡禁止特約の効力改正前は 譲渡禁止特約を付した場合は債権の譲渡はできない ( ただし 特約の存在を知らない第三者等には対抗できない ) とされていましたが 改正法では このような特約があっても債権の譲渡は効力を妨げられないことを明記しました ( 466Ⅱ 1) ただし 3に記載するとおり 債務

平成  年 月 日判決言渡し 同日判決原本領収 裁判所書記官

求めるなどしている事案である 2 原審の確定した事実関係の概要等は, 次のとおりである (1) 上告人は, 不動産賃貸業等を目的とする株式会社であり, 被上告会社は, 総合コンサルティング業等を目的とする会社である 被上告人 Y 3 は, 平成 19 年当時, パソコンの解体業務の受託等を目的とする

た損害賠償金 2 0 万円及びこれに対する遅延損害金 6 3 万 9 円の合計 3 3 万 9 6 円 ( 以下 本件損害賠償金 J という ) を支払 った エなお, 明和地所は, 平成 2 0 年 5 月 1 6 日, 国立市に対し, 本件損害賠償 金と同額の 3 3 万 9 6 円の寄附 (

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

1 A 所有の土地について A が B に B が C に売り渡し A から B へ B から C へそれぞれ所有権移転登記がなされた C が移転登記を受ける際に AB 間の売買契約が B の詐欺に基づくものであることを知らなかった場合で 当該登記の後に A により AB 間の売買契約が取り消された

☆ソフトウェア特許判例紹介☆ -第31号-

03-08_会計監査(収益認識に関するインダストリー別③)小売業-ポイント制度、商品券

法学研究 88 巻 4 号 (2015:4) 職務発明における特許法 35 条による 相当の対価 について 法と経済 からの接近 * 西 川 理 恵 子 六 車 明 牧 厚 志 1 はじめに 2 職務発明と特許権 ⑴ 職務発明とは 職務発明の特徴 ⑵ 発明者と特許権者 ( 会社 ) の関係 ⑶ 特許

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

平成  年(行ツ)第  号

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

20 第 2 章 遺留分減殺請求権の行使 遺留分侵害行為の特定 () 遺言遺言のうち 相続分の指定 相続させる遺言 包括遺贈 特定遺贈 が遺留分を侵害する行為です (2) 生前贈与生前贈与のうち 相続開始前 年間になされた贈与 遺留分権利者に損害を与えることを知ってなされた贈与 特別受益 不相当な対

第 5 無効及び取消し 1 法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果について 次のような規律を設けるものとする (1) 無効な行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は 相手方を原状に復させる義務を負う (2) (1) の規定にかかわらず

業務委託基本契約書

平成 27 年 2 月までに, 第 1 審原告に対し, 労働者災害補償保険法 ( 以下 労災保険法 という ) に基づく給付 ( 以下 労災保険給付 という ) として, 療養補償給付, 休業補償給付及び障害補償給付を行った このことから, 本件事故に係る第 1 審原告の第 1 審被告に対する自賠法

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

日税研メールマガジン vol.111 ( 平成 28 年 6 月 15 日発行 ) 公益財団法人日本税務研究センター Article 取締役に対する報酬の追認株主総会決議の効力日本大学法学部教授大久保拓也 一中小会社における取締役の報酬規制の不遵守とその対策取締役の報酬は ( 指名委員会等設置会社以

長澤運輸事件(東京地判平成28年11月2日)について

<4D F736F F D C5F96F182AA C5979A8D C82C682C882C182BD8FEA8D8782CC95F18F5690BF8B818CA082CC8B4182B782A45F8DC48F4390B3816A834E838A815B83932E646F6378>

Microsoft Word - denkijyukyuu doc

( 事案の全体像は複数当事者による複数事件で ついての慰謝料 30 万円 あり非常に複雑であるため 仮差押えに関する部 3 本件損害賠償請求訴訟の弁護士報酬 分を抜粋した なお 仮差押えの被保全債権の額 70 万円 は 1 億円程度と思われるが 担保の額は不明であ を認容した る ) なお 仮差押え

第 1 民法第 536 条第 1 項の削除の是非民法第 536 条第 1 項については 同項を削除するという案が示されているが ( 中間試案第 12 1) 同項を維持すべきであるという考え方もある ( 中間試案第 12 1 の ( 注 ) 参照 ) 同項の削除の是非について どのように考えるか 中間

指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 - ベトナム国家知的所有権庁 (NOIP) 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (3) に基づく期間 : 優先日から 31 箇月 PCT 第 39 条 (1)(b)

年 10 月 18 日から支払済みまで年 5 分の割合による金員を支払え 3 被控訴人 Y1 は, 控訴人に対し,100 万円及びこれに対する平成 24 年 1 0 月 18 日から支払済みまで年 5 分の割合による金員を支払え 4 被控訴人有限会社シーエムシー リサーチ ( 以下 被控訴人リサーチ

平成 23 年 10 月 20 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 23 年 ( 行ケ ) 第 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 23 年 9 月 29 日 判 決 原 告 X 同訴訟代理人弁護士 佐 藤 興 治 郎 金 成 有 祐 被 告 Y 同訴訟代理人弁理士 須 田 篤

ストックオプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ

Microsoft Word - 最新版租特法.docx

情報の開示を求める事案である 1 前提となる事実 ( 当事者間に争いのない事実並びに後掲の証拠及び弁論の全趣旨により容易に認められる事実 ) 当事者 ア原告は, 国内及び海外向けのモバイルゲームサービスの提供等を業とす る株式会社である ( 甲 1の2) イ被告は, 電気通信事業を営む株式会社である

* 1.請求の要旨

日本基準基礎講座 収益

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

平成 27 年度 特定行政書士法定研修 考査問題 解答と解説 本解答と解説は 正式に公表されたものではなく 作成者が独自に作成したものであり 内容の信頼性については保証しない 以下の事項に全て該当 遵守する場合にのみ 利用を許可する 東京都行政書士会葛飾支部会員であること 営利目的でないこと 内容を

第 6 講更正の請求 Q1 更正の請求と修正申告は どのような点で違いがあるか? Q2 通常の更正の請求 ( 通則法 23 条 1 項 ) はどのような場合に認められるか? Q3 特別の更正の請求 ( 通則法 23 条 2 項 ) はどのような場合に認められるか? Q4 通常の更正の請求と特別の更正

マイナス金利の導入に伴って生ずる契約解釈上の問題に対する考え方の整理

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

〔問 1〕 Aは自己所有の建物をBに賃貸した

MJS/ 第 79 回租税判例研究会 ( ) MJS 判例研究会 平成 30 年 8 月 9 日 報告者西野道之助 更正の請求/ 雇用者給与等支給額が増加した場合の法人税額の特別控除 平成 28 年 7 月 8 日 東京地裁 ( 棄却 )( 控訴 ) 平成 29 年 1 月 26 日

なお, 基本事件被告に対し, 訴状や上記移送決定の送達はされていない 2 関係法令の定め (1) 道路法ア道路管理者は, 他の工事又は他の行為により必要を生じた道路に関する工事又は道路の維持の費用については, その必要を生じた限度において, 他の工事又は他の行為につき費用を負担する者にその全部又は一

(イ係)

Ⅱ. 法第 3 条の 2 等の適用についての考え方 1. 法第 3 条の2 第 1 項の考え方について本条は 購入者等が訪問販売に係る売買契約等についての勧誘を受けるか否かという意思の自由を担保することを目的とするものであり まず法第 3 条の 2 第 1 項においては 訪問販売における事業者の強引

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

審決取消判決の拘束力

 

sannomaruriyou

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

被告は 高年法 9 条 2 項に規定する協定をするため努力したにもかかわらず協議が調わ なかったものと認めることはできず 本件就業規則 29 条が高年法附則 5 条 1 項の要件を具 備していないというべきである 本件継続雇用制度の導入を定める本件就業規則 29 条は 手続要件を欠き無効であり 原

実務家の条文の読み方=六法の使い方の基礎

おいて 適当と認められないものとします なお 審査の結果 契約を締結できない場合の理由は開示しないものとし お客様は 日証金の審査の結果および理由の不開示につき異議を述べないものとします (1) 申込時においてお客様が満 20 歳以上 70 歳未満であること (2) ( 略 ) (3) お客様が提携

法人税法132条の2(組織再編成に係る行為計算否認規定)の「不当に」の解釈を示した最高裁判決の検討

<4D F736F F F696E74202D20984A93AD8C5F96F CC837C A815B C F38DFC8BC68ED28D5A90B38CE3816A2E707074>

ご契約のしおり・約款 指定代理請求特約

ジュリスト No 頁 ) しかし 民事執行法の中に 上記の思想を盛り込まないままで それは 153 条でまかなっていただこう というのは 無理がある 例えば10 万円の給与のうち2 万 5000 円を差し押さえられた債務者が153 条の申立をし 他に収入はないこと ( 複数給与の不存在

REPORT あいぎ特許事務所 名古屋市中村区名駅 第一はせ川ビル 6 階 TEL(052) FAX(052) 作成 : 平成 27 年 4 月 10 日作成者 : 弁理士北裕介弁理士松嶋俊紀 事件名 入金端末事件 事件種別 審決取消

平成16年6月6日 AがXに対して、全財産を包括的に遺贈した

改正労働基準法

No. コメントの概要 金融庁 警察庁の考え方 本人確認方法 ( 規則第 3 条第 1 項第 1 号及び第 3 号 ) 1 規則第 3 条第 1 項第 1 号チでは 特定の預金又は貯金口座における口座振替の方法により決済されるもの という項目を追加しているが 口座振替の方法によって決済されるもの と

消費税法における個別対応方式と一括比例配分方式 河野惟隆 1 はじめに本稿の課題は 個別対応方式と一括比例配分方式とで 課税仕入れ等の税額の合計額が如何よう になるか つまり その大小関係は如何ようになるか ということを 明らかにすることである これを 次のように 条件を追加しながら 次のような順序

(2) B 社に係る破産事件等東京地方裁判所は, 平成 21 年 2 月 24 日,B 社を再生債務者として, 再生手続開始の決定をした しかし, 東京地方裁判所は, 同年 3 月 24 日,B 社の事業継続を不可能とする事実が明らかになったとして, 再生手続廃止の決定をするとともに, 再生手続廃止

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

害者等のために情報を提供する事業を行う者 ( 非営利目的の法人に限る ) を一般的に定める 上記のほか 聴覚障害者等のために情報を提供する事業を行う法人 ( 法人格を有しない社団又は財団で代表者又は管理人の定めがあるものを含む ) のうち 聴覚障害者等のための複製又は自動公衆送信を的確かつ円滑に行う

10企業組織法-1

Transcription:

職務発明訴訟における当事者の主張の整理 弁護士 保坂理枝 1 職務発明に関する特許法の規定 (1) 旧法における規定 特許法 35 条 使用者 法人 国又は地方公共団体 ( 以下 使用者等 という ) は 従業者 法人の役員 国家公務 員又は地方公務員 ( 以下 従業者等 という ) がその性質上当該使用者等の業務範囲に属し かつ その発明をするに至つた行為がその使用者等における従業者等の現在又は過去の職務に属する発明 ( 以 下 職務発明 という ) について特許を受けたとき 又は職務発明について特許を受ける権利を承継 した者がその発明について特許を受けたときは その特許権について通常実施権を有する 2 従業者等がした発明については その発明が職務発明である場合を除き あらかじめ使用者等に特許を 受ける権利若しくは特許権を承継させ又は使用者等のため専用実施権を設定することを定めた契約 勤 務規則その他の定の条項は 無効とする 3 従業者等は 契約 勤務規則その他の定により 職務発明について使用者等に特許を受ける権利若しく は特許権を承継させ 又は使用者等のため専用実施権を設定したときは 相当の対価の支払を受ける権 利を有する 4 前項の対価の額は その発明により使用者等が受けるべき利益の額及びその発明がされるについて使用 者等が貢献した程度を考慮して定めなければならない (2) 平成 16 年改正後の規定 特許法 35 条 使用者 法人 国又は地方公共団体 ( 以下 使用者等 という ) は 従業者 法人の役員 国家公務 員又は地方公務員 ( 以下 従業者等 という ) がその性質上当該使用者等の業務範囲に属し かつ その発明をするに至つた行為がその使用者等における従業者等の現在又は過去の職務に属する発明 ( 以 下 職務発明 という ) について特許を受けたとき 又は職務発明について特許を受ける権利を承継 した者がその発明について特許を受けたときは その特許権について通常実施権を有する 2 従業者等がした発明については その発明が職務発明である場合を除き あらかじめ使用者等に特許を 受ける権利若しくは特許権を承継させ又は使用者等のため専用実施権を設定することを定めた契約 勤 務規則その他の定めの条項は 無効とする 3 従業者等は 契約 勤務規則その他の定めにより 職務発明について使用者等に特許を受ける権利若し くは特許権を承継させ 又は使用者等のため専用実施権を設定したときは 相当の対価の支払を受ける 権利を有する 4 契約 勤務規則その他の定めにおいて前項の対価について定める場合には 対価を決定するための基準 の策定に際して使用者等と従業者等との間で行われる協議の状況 策定された当該基準の開示の状況 対価の額の算定について行われる従業者等からの意見の聴取の状況等を考慮して その定めたところに 1

より対価を支払うことが不合理と認められるものであつてはならない 5 前項の対価についての定めがない場合又はその定めたところにより対価を支払うことが同項の規定によ り不合理と認められる場合には 第三項の対価の額は その発明により使用者等が受けるべき利益の額 その発明に関連して使用者等が行う負担 貢献及び従業者等の処遇その他の事情を考慮して定めなけれ ばならない 2 職務発明対価請求事件における請求原因事実ア請求原因事実 ( 旧法 改正法共通 ) 1 原告が職務発明をしたこと (35 条 1 項の要件を満たすこと ) 2 被告が原告から職務発明を承継し 又は専用実施権の設定を受けたこと 3 相当の対価の額なお 原告のした職務発明が特許要件を満たしていることは要件事実ではないと解されている ( 承継を受けた会社がその発明につき必ず特許を受けなければならないというわけではないことから ) そのため 原告は特許要件を満たすことを積極的に主張立証する必要はない ただし およそ進歩性や新規性を欠くという場合には 原告が主張立証責任を負う相当の対価の額の算定において大きな影響力を有するといえる ( 資料 2 89 頁参照 ) イ相当の対価の算定方法 ( ア ) 基準時 旧法 35 条 4 項は 使用者等が受けるべき利益の額 と規定 ( 改正後の 35 条 5 項においても 使用者等が受けるべき利益 との文言が踏襲されている ) ( 特許法 35 条における ) 利益とは 受けるべき利益 とされていることからも明らかなように その発明により現実に受けた利益を指すのではなく 受けることになると見込まれる利益 すなわち 使用者等が権利承継により取得し得るものの承継時における客観的な価値を指すものである ( 最高裁平成 7 年 1 月 20 日判決中空糸巻付きガット事件 ) すなわち 算定基準時は承継時となる しかし 実際の判断においては 口頭弁論終結時までのあらゆる事情を考慮して算定されているのが実際である 1 ( イ ) 相当の対価の算定方法 特許法の規定 : 使用者等が受けるべき利益の額 その発明に関連して使用者等が行う負担 貢献及び従業者等の処遇その他の事情を考慮 ( 特許法 35 条 5 項 / 旧法 35 条 4 項においても前二者を考慮すべき旨規定 ) 使用者が受けるべき利益の額 (1- 使用者の貢献度 ) 2 1 知財高裁平成 19 年 3 月 29 日判決は 相当の対価の算定基準時を承継時であることを前提としつつ 特許法旧 3 5 条 4 項の その発明により使用者等が受けるべき利益の額 については, 特許を受ける権利が 将来特許を受けることができるか否かも不確実な権利であり その発明により使用者等が将来得ることができる利益をその承継時に算定することも極めて困難であることからすると その発明により実際に使用者が受けた利益の実績をみた上で その発明又は特許発明により使用者等が実際に受けた利益 から同条項にいう その発明により使用者等が受けるべき利益の額 を事後的に算定することは 同条項の解釈として許容し得る解釈であり 同条項の 利益の額 の合理的な算定方法の一つである としている 2 東京地裁平成 16 年 2 月 24 日判決においても 本件各発明に対する 相当の対価 の額は 被告が受けるべき利益の額 79 億 7400 万円から被告が貢献した程度 95% を控除し 共同発明者間における原告の寄与度 50% を乗じた 1 億 9935 万円となる 79 億 7400 万円 (1-0.95) 0.5=1 億 9935 万円 と判示されている 2

使用者等が受けるべき利益の額 特許権の取得により当該発明を実施する利益を独占することによって得られる利益 ( 東京地裁平成 16 年 1 月 30 日判決ほか ) 職務発明の承継なくとも通常実施権は発生する ( 特許法 35 条 1 項 / 新法旧法共通 ) (ⅰ) 全くの無実施の場合自己実施を一切せず かつライセンスの許与も行っていない場合には受けるべき利益はない 但し 被告において無実施であることを主張する場合には 事実上積極的にこれを立証する必要があるものと考えられる (ⅱ) 他社にライセンスを許与している場合ライセンスのみを行い 自社実施がない場合には原則として当該ライセンスに係る実施料が 受けるべき利益 とされる ( 東京地裁昭和 58 年 9 月 28 日判決 ) 但し 包括ライセンスの場合には当該発明が実施料収入に与えた寄与度を考慮して算定される (ⅲ) クロスライセンスの場合 相手方が支払うべきだった実施料とする考え方 実施料を支払うことなく他社の発明を実施することができることとなった利益とする考え方 ( 東京高裁平成 16 年 1 月 29 日判決日立製作所事件 ) ただし 上記判例は結局相手方が支払うべきだった実施料を参考として判断 事実上両者の算定方法は収斂 (ⅳ) 自社実施のみの場合 仮定実施料収入を基準とする方法 他社に実施許諾した場合に得られるであろう利益第三者が実施した場合に得られる売上高 3 実施料率 ( 大阪地裁平成 6 年 4 月 28 日マホービン事件 )( なお 実施料率は資料 4 参照 ) 超過売上高を基準とする方法 他社に対して当該発明の実施を禁止できることにより市場において優位性をもって売り上げた利益のうちの当該効果にかかる部分 東京地裁平成 16 年 1 月 30 日判決 ( 日亜化学工業事件 ) では 超過利益部分を被告の売上高の 2 分の 1 と認定 (ⅴ) 自社実施及び他社へのライセンス許与のある場合ライセンス料を使用者等が受けるべき利益と見る ( 東京地裁昭和 58 年 9 月 28 日判決東扇コンクリート工業事件 ) すなわち 自社実施をしている部分については考慮する必要はない ライセンスと重ねて自社実施している部分は通常実施権の効果と同一視できる 3 被告における当該発明の実施製品の売上高を基礎として算定する 上記マホービン事件においては 被告の当該業界における競争力の高さから 競業他社が被告と同等の売上高を計上することは困難であることを理由として 第三者が実施した場合に得られる売上高 を被告の売上高の 3 分の 1 と認定した 3

使用者の貢献度 ( 資料 4) 発明に至るまでの使用者の設備 費用等の負担等のほか 発明後の貢献度 ( 出願の処置 事業化に至る諸費用 ライセンス費用 営業努力など ) を総合考慮 3 職務発明対価請求事件における被告会社の対抗主張 (1) 相当の対価に関する主張 ( 弁済の抗弁等 ) ア意義被告が 相当の対価 を原告に対し既に支払っていることを主張する場合には 弁済の抗弁として機能する なお 原告の主張する対価の額が高額に過ぎることを主張する場合には 一部否認 ( 場合によっては全部否認 ) として機能する イ主張立証すべき事実 1 被告が原告に対し一定の金員を給付したこと 2 1 が職務発明の特許を受ける権利の相当の対価としてなされたことウ法改正の影響勤務規則等に基づき支払が行われた事案において 当該規則等の定めが不合理でないことまで抗弁事実として主張しなければならないかという点については明らかではない ( 資料 3 137 頁参照 ) ただし 不合理と認められるものであってはならない との条文の文言からすると 不合理であることを原告が立証する必要? (2) 消滅時効の主張 ( 時効消滅の抗弁 ) ア主張立証すべき事実 1 特許を受ける権利の承継後の一時点 2 1 以降 10 年の経過 ( 法定の権利 ) 3 援用イ時効の起算点 ( 再抗弁事実 ) ( ア ) 承継時を起算点とする判例 ( 最高裁平成 7 年 1 月 20 日中空糸巻付きガット事件 ) 消滅時効は 特段の事情のない限り その承継のときから進行する とした控訴審の判断を維持 ( イ ) 勤務規則等の支払時期を起算点とする判例 ( 最高裁平成 15 年 4 月 22 日オリンパス事件 ) 勤務規則等に対価の支払時期が定められているときは 勤務規則等の定めによる支払時期が到来するまでの間は 相当の対価の支払を受ける権利の行使に法律上の障害があるものとして その支払を求めることができない ( ウ ) 上記の二つの判断は 勤務規則等に支払時期の定めのない場合は ( ア ) 定めのある場合は ( イ ) が適用されると一般に解されている ウ消滅時効完成後の対価の一部支払と時効の主張 ( 時効援用権の放棄 / 再抗弁事実 ) 消滅時効が完成した後に使用者が対価の一部を支払った場合には 債務の承認があったとして消滅時効を援用することは信義則上許されないとする裁判例がある ( 東京地判平成 16 年 2 月 24 日味の素アスパルテーム事件 ) エ既払額が相当の対価に足りない場合の時効の主張 ( 私見 )( 時効中断 / 再抗弁事実 ) 4

勤務規則上 実施報奨の支払時期が一度と定められている場合 当該支払により時効は一旦中断し その時点から再度起算する? 1 年ごとに実施報奨を支払う旨の勤務規則の定めがある場合 支払時期が到来するまでは法律上の障害がある ( 上記 ( イ ) の判例 ) ことを前提とすると 支払時期ごとに個別に時効が進行する? 対価の一部の支払は全体の時効を中断するか? 時効の起算点が複数にわたるのは 期限 の定めがあるためであって支払時期ごとに個別の債権が成立すると見ているわけではないことからすれば 全体の時効中断事由となると解すべきものと思われる (3) 職務発明対価請求原告が発明者ではない旨の主張ア意義特許出願の願書記載の従業員が原告となる職務発明の対価請求に対し 特許出願の願書記載の従業員が発明者ではないとする 原告の請求原因 1 と相対する否認の主張イ反証のために主張すべき事実 ( 間接事実 ) (ⅰ) 発明者ではない原告を発明者として記載した特別の事情 (ⅱ) 真実の発明者上記 (ⅰ)(ⅱ) のいずれも積極的に立証 ( 反証 ) しなければならない 1 原告が願書に発明者として記載されている場合には 原告が当該職務発明の発明者と推定され また 2 禁反言の原則が働くことから 被告会社は当該主張をするためにはかかる推定を覆す必要がある ( 資料 1 124 頁参照 ) (4) 特許無効の主張ア意義当該職務発明が特許無効であることから 原告は相当の対価を受ける権利を有しないとする主張イ効果特許要件具備は対価請求に必要な事実ではない また 特許が無効であるからといって 当該特許を既に実施して売り上げを計上している限り 当該部分についての相当の対価請求は可能であり 抗弁として機能しない 新規性や進歩性の欠如が明らかであって市場において独占的利益を得ているとはいえないような場合に 相当の対価の算定において斟酌される可能性があるに過ぎない オリンパス事件においても 相当の対価の算定の基礎となる一事情として考慮している ( 東京地裁平成 11 年 4 月 16 日判決 ( 第一審 上訴審においても維持されている )) (5) 外国特許であることの主張ア意義特許を受ける権利は各国の法律によって付与されることが前提 外国特許にかかる請求については日本法の適用がないことから 特許法 35 条による主張は理由がない旨の法律上の主張 5

イ効果 ( 職務発明にかかる ) 本件譲渡契約は 日本法人である上告人 ( 一審被告 ) とわが国に在住して上告人の従業員として勤務していた日本人である被上告人 ( 一審原告 ) とが 被上告人がした職務発明についてわが国で締結したものである として その承継にかかる法律関係については 日本法が準拠法となることを判示し さらに 外国の特許を受ける権利について特許法 35 条 3 項及び 4 項が直接適用することはできないことを述べたうえ 外国の特許を受ける権利には 我が国の特許を受ける権利と必ずしも同一の概念とはいえないものもあり得るが, このようなものも含めて, 当該発明については, 使用者等にその権利があることを認めることによって当該発明をした従業者等と使用者等との間の当該発明に関する法律関係を一元的に処理しようというのが, 当事者の通常の意思であると解される そうすると, 同条 3 項及び 4 項の規定については, その趣旨を外国の特許を受ける権利にも及ぼすべき状況が存在するというべきである と判示している ( 最高裁平成 18 年 10 月 17 日判決 ) 原告の主張を排斥する機能を有しない 6

添付資料リスト 資料 1 三村量一 発明者の意義 金融商事判例 1236 号資料 2 田村善之 山本敬三編 職務発明 有斐閣資料 3 三山峻司 対価算定の考慮要素と算出 金融商事判例 1236 号資料 4 実施料率 貢献度率 ( 参考 ) 資料 5 最高裁平成 7 年 1 月 20 日判決 ( 中空糸巻付きガット事件 ) 資料 6 大阪地裁平成 6 年 4 月 28 日判決 ( マホービン事件 ) 資料 7 最高裁平成 15 年 4 月 22 日判決 ( オリンパス事件 ) 資料 8 知財高裁平成 19 年 3 月 29 日判決資料 9 東京地裁平成 11 年 4 月 16 日判決 ( オリンパス事件第 1 審 ) 資料 10 最高裁平成 18 年 10 月 17 日判決 7

資料 4 実施料率 貢献度率 ( 参考 ) 裁判日付発明の対象実施形態貢献度実施料率超過利益率率大阪地裁平成 19 年 10 月 30 日コンクリート杭の撤去装置自己実施 90% 2% 20% 知財高裁平成 19 年 3 月 29 日ライセンス 90% 東京地裁平成 19 年 1 月 30 日キヤノン職務発明事件 東京地裁平成 18 年 9 月 12 日 東京地裁平成 16 年 2 月 24 日味の素アスパルテーム職務発明事件 燃料噴射弁 ( 自動車用 ) ゴースト像を除去する走査光学系 樹脂製ないしゴム製の保護膜等 ( 液晶ディスプレイ用 ) アスパルテーム 包括クロスライセンス及び自己実施 97% 自己実施 90% 3% 40% ライセンス及び自己実施 95% 8