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< 図形と方程式 > 点間の距離 A x, y, B x, y のとき x y x y : に分ける点 æ ç è A x, y, B x, y のとき 線分 AB を : に分ける点は x x y y, ö ø 注 < のとき外分点 三角形の重心 点 A x, y, B x, y, C x, を頂

学習指導要領 ( イ ) 集合集合と命題に関する基本的な概念を理解し それを事象の考察に活用すること 向丘高校学力スタンダード 三つの集合について 共通部分 和集合を求めることができる また 二つの集合について ド モルガンの法則 を理解する ( 例 ) U ={ n n は 1 桁の自然数 } を

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. 角の二等分線と調和平均 平面上に点 を端点とする線分 と を重ならないようにとる, とし とする の二等分線が線分 と交わる点を とし 点 から に垂直に引いた直線が線分 と交わる点 とする 線分 の長さを求めてみよう 点 から に垂直な直線と および との交点をそれぞれ, Dとする つの直角三

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1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

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中学 1 年生 e ライブラリ数学教材一覧 学校図書 ( 株 ) 中学 1 年 数学 文字式式の計算 項と係数 中学 1 年 数学 次式 中学 1 年 数学 項のまとめ方 中学 1 年 数学 次式の加法 中学 1 年 数学 77

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Math-quarium 練習問題 + 図形の性質 線分 は の二等分線であるから :=:=:=: よって = = = 線分 は の外角の二等分線であるから :=:=:=: よって :=: したがって == 以上から =+=+= 右の図において, 点 は の外心である α,βを求めよ α β 70

p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

教育課程 ( 数学 Ⅲ 数学 C) < ベクトル >( 数 B 数 C) 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, )

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平成 0 年度高校 1 年 ( 中入 ) シラバス予定 授業計画月単元 項目内容時数 10 節三角形への応用数学 Ⅱ 1 章方程式 式と証明 1 節整式 分数式の計算 1 正弦定理 2 余弦定理 三角形の面積 4 空間図形の計量 参 内接円の半径と三角形の面積 発展 ヘロンの公式 1 整式の乗法と因

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05 年度センター試験数学 ⅡB () において,cos q 0 であるから,P ( cos q, sin q) より, 直線 OP を表す方程式は y sin q sin q x cos q cos q x すなわち, (sin q) x - (cos q) y 0 ( ) ク 点 O,P,Q が

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数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期

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頻出問題の解法 4. 絶対値を含む関数 4.1 絶対値を含む関数 絶対値を含む関数の扱い方関数 X = { X ( X 0 のとき ) X ( X <0 のとき ) であるから, 絶対値の 中身 の符号の変わり目で変数の範囲を場合分けし, 絶対値記号をはずす 例 y= x 2 2 x = x ( x

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平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と

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Chap2

相加平均 相乗平均 調和平均が表す比 台形 の上底 下底 の長さをそれぞれ, とするとき 各平均により 台形の高さ はどのように比に分けられるだろうか 相乗平均は 相似な つの台形になるから台形の高さ を : の 比に分ける また 相加平均は は : の比に分けます 調和平均は 対角線 と の交点を

小笠原高校平成 0 年度年間授業計画教科 : 数学科目 : 数学 A 対象 : 第一学年標準 発単位数 : 教科担当者 : 小池和樹印関圭太印 使用教科書 : 新数学 A( 実教出版 ) 使用教材 : エクセルライト数学 Ⅰ+A( 実教出版 ) ステージノート数学 A( 実教出版 ) 月 集合と要素

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平成 30 年度入学試験問題 数学 注意事項試験開始後, 問題冊子及び解答用紙のページを確かめ, 落丁, 乱丁あるいは印刷が不鮮明なものがあれば新しいものと交換するので挙手すること 1. 試験開始の合図があるまで問題冊子を聞かないこと 試験開始後は, すべての解答用紙に受験番号 氏名を記入すること

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【】 1次関数の意味

6 発展 3 次式の展開と因数分解補充問題, コラム (0.5) 技 整式を適切な形に整理することによって因数分解や計算ができる 見 レポート 式の展開と因数分解の違い 展開と因数分解の関係に関心をもち考察しようとする 関 第 2 節実数 (5) 4 実数 (1) 有理数と無理数の違い, および実数

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STEP 数学 Ⅰ を解いてみた から直線 に下ろした垂線の足を H とすると, H in( 80 ) in より, S H in H 同様にして, S in, S in も成り立つ よって, S in 三角形の面積 ヘロンの公式 in in 辺の長

" 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な

座標軸以外の直線のまわりの回転体の体積 ( バウムクーヘン分割公式 ) の問題の解答 立体の体積の求め方 図 1 の立体の体積 V を求める方法を考えてみる 図 1 図 1 のように 軸の から までの長さを 等分する そして とおく とすると となる 図 1 のように のときの 軸に垂直な平面 に

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線形代数とは

5 分で解くシリーズ 0 確率 1(+ 英文法 ) 大学受験を終えた仲良し 5 人組の白石君 黒本君 赤木君 青田君 緑川君が卒業旅行で岡山の旅館に泊まりました (1) 旅館では 5 人のために雪と月の 部屋を用意してくれていました しかし 5 人は 全員が 1 つの部屋になってもいいので くじ引き

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04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 数学 Ⅱ 第 章式の計算と方程式 0 商と余り についての整式 A をについての整式 B で割ったときの商を Q, 余りを R とすると, ABQ+R (R の次数 )<(B の次数 ) 0 恒等式 () + + c + + c が についての恒等式,, c c () + + c 0 が についての恒等式 0, 0, c 0 0 大小の判定 > > 0 04 実数の性質 () すべての実数 について, 0 ( 等号成立は, 0 のとき ) () 実数, について, + 0 ( 等号成立は, 0 かつ 0 のとき ) 05 平方の大小 > 0, > 0 のとき, > > 06 相加平均と相乗平均 () > 0, > 0 のとき, + ( 等号成立は, のとき ) 07 相加平均と相乗平均 () > 0, > 0, c> 0 のとき, + + c ) c ( 等号成立は, cのとき ) > 0, > 0, c> 0, d > 0 のとき, + + c+ d ) 4 cd ( 等号成立は, c d のとき ) 4 一般的には, > 0( i,,, ) のとき, i + + + ) --

08 絶対値を含む不等式 () ( 0 のとき) ( 0 のとき) () () (4) (5) + + htt://www.geocities.j/ikemth 09 虚数単位 i 平方して- になるような数を i と表し, 虚数単位という. i > 0 のとき, i とくに, i 0 複素数相等の定義,,c,d が実数のとき, + i c+ di c, d とくに, + i 0 0, 0 共役な複素数, が実数のとき, 複素数 α + i に対して, 虚部の符号を変えた数 α i を α と共役な複素数という. () 互いに共役な複素数の和 α + α と積 αα はともに実数である. () α が実数 α α 複素数の四則,,c,d が実数のとき, () 加法 ( + i) + ( c+ di) ( + c) + ( + d) i () 減法 ( + i) ( c+ di) ( c) + ( d) i () 乗法 ( + i)( c + di) ( c d) + ( d + c) i + i ( i)( c di) ( c d) ( c d) i (4) 除法 + + + c + di ( c + di)( c di) c + d ( c+ di' 0) --

04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 次方程式の解の公式 () 次方程式 + + c 0 の解は, ± 4c () 次方程式 + + c 0 の解は ± c 4 次方程式の判別式 次方程式 + + c 0 の判別式を D 4c とおくと, () D 4c> 0 異なる つの実数解をもつ () D 4c 0 ただ つの実数解 ( 重解 ) をもつ () D 4c> 0 異なる つの虚数解をもつ 次方程式の実数解条件は, D 4c) 0 5 次方程式の解と係数の関係 次方程式 + + c 0 の つの解を, c α + β, αβ α β とすると, 6 次方程式の解と係数の関係 次方程式 + + c + d 0 の つの解を,, α + β + γ c αβ + βγ + γα d αβγ 7 基本的な対称式の変形 () () α + β ( α + β) αβ () α + β ( α + β) αβ( α + β) α + β () + α β αβ α β γ とすると, --

8 基本的な対称式の変形 () () α + β + γ ( α + β + γ) ( αβ + βγ + γα) () () htt://www.geocities.j/ikemth α + β + γ ( α + β + γ )( α + β + γ αβ βγ γα ) + αβγ αβ + βγ + γα + + α β γ αβγ 9 つの実数 α, β の符号 α > 0かつ β > 0 α + β > 0かつαβ > 0 α < 0かつ β < 0 α + β < 0かつαβ > 0 αとβ が異符号 αβ < 0 0 解と因数分解 次方程式 + + c 0 の つの解を, + + ( α)( β ) c α β とすると, 数を解とする 次方程式 つの数 α, β を解とする 次方程式の つは, ( α + β) + αβ 0 剰余定理 () 整式 P ( ) を 次式 で割ったときの余りは, P ( ) に等しい. () 整式 P ( ) を 次式 + で割ったときの余りは, P に等しい. 因数定理 が整式 P ( ) の因数 P ( ) 0 4 の解 次方程式 の虚数解の つを ω とすると, () の解は,, ω, ω である. () ω () + ω+ ω 0 5 ド モアブルの定理任意の整数 に対して が成り立つ ( ) cos + isi cos + isi -4-

04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 第 章図形と方程式 0 数直線上の 点間の距離数直線上の 点 A( ), B( ) 間の距離 AB は, AB 0 数直線上の内分点 外分点 中点の座標数直線上の 点 A( ), B( ) に対して, 線分 AB を + m () m: に内分する点の 座標は, m+ + m () m: に外分する点の 座標は, m + () 中点の 座標は, 0 平面上の 点間の距離 点 A(, ), B(, ) 間の距離は, AB ( ) + ( ) とくに, 原点 O と点 A(, ) の距離は, OA + 04 中線定理 ABC の辺 BC の中点を M とすると, AB + AC ( AM + BM ) 05 平面上の内分点 外分点 中点の座標平面上の 点 A(, ), B(, ) に対して, 線分 AB を + m + m () m: に内分する点の座標は,, m+ m+ + m + m () m: に外分する点の座標は,, m m () 中点の座標は, +, + 06 三角形の重心 点 A(, ), B(, ), C(, ) を頂点とする ABC の重心の座標は, + +, + + -5-

htt://www.geocities.j/ikemth 07 直線の方程式 () 点 (, ) を通り, 傾き m の直線の方程式は, m( ) () 異なる 点 (, ),(, ) を通る直線の方程式は, ' のとき, ( ) のとき, () ' 0, ' 0 のとき, 切片が, 切片が の直線の方程式は, + 08 直線の平行 垂直条件 直線 m+, m + について, () 平行である m m, ' () 一致する m m, () 垂直である mm 09 点と直線の距離公式点 (, ) と直線 + + c 0 の距離 d は, + + c d + 0 直線の交点を通る直線 直線 + + c 0, + + c 0の交点を通る直線は, + + c + k( + + c ) 0(k は任意の実数 ) と表される. 円の方程式中心 (, ), 半径 r の円の方程式は, ( ) + ( ) r 原点を中心とする半径 r の円の方程式は, + r 円と直線の位置関係 () 円 ( ) + ( ) r と, 直線 m + + l 0 の位置関係は, 式から つの文字を消去して得られる 次方程式の判別式を D とすると, D > 0 共有点は 個 ( 異なる 点で交わる ) D 0 共有点は 個 ( 接する ) D < 0 共有点はない -6-

04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 円と直線の位置関係 () 円 ( ) + ( ) r と, 直線 m + + l 0 の位置関係は, 円の中心 と直線の距離を d とすると, d < r 共有点は 個 ( 異なる 点で交わる ) d r 共有点は 個 ( 接する ) d > r 共有点はない 4 円の接線の方程式 () 円 + r 上の点 (, ) における接線の方程式は, + r 5 円の接線の方程式 () () 円 ( ) + ( ) r 上の点 (, ) における接線の方程式は, ( )( ) + ( )( ) r () 円 + r の傾き m の接線の方程式は, ± + m r m 6 アポロニウスの円 定点 A,B からの距離の比が m: である点の軌跡は, () m' のとき, 線分 AB を m: に内分する点と外分する点を直径の両端とする円である.( アポロニウスの円 ) () m のとき, 定点 A,B を結ぶ線分 AB の垂直二等分線である. 7 不等式の表す領域 () 不等式 > m+ の表す領域は, 直線 m+ の上側不等式 < m+ の表す領域は, 直線 m+ の下側 () 不等式 + < r の表す領域は, 円 + < r の内部 不等式 + > r の表す領域は, 円 + < r の外側 第 章三角関数 0 一般角の三角関数右図のように角 をとるとき, si ( 正弦 ) r cos ( 余弦 ) r t ( 正接 ) P(,) -r r O -r r -7-

0 単位円原点 O を中心とする半径 の円 ( 単位円 ) 上の点 P (, ) をとると, cos, si と表せる. すなわち, 点 P の座標は P (cos, si ) になる. htt://www.geocities.j/ikemth P(cos,si) - O - 0 三角関数の値の範囲 si, cos t はすべての実数値をとる 04 三角比の符号 si cos t + + - + - + - - - + + - 05 三角関数の間の関係 si () t cos () si + cos () + t cos 06 弧度法 80 π ( ラジアン ) ( ラジアン ) 80 757. π 07 扇形の弧の長さと面積半径 r, 中心角 ラジアンの扇形の弧の長さ l と面積 S は, l r, S r rl -8-

04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 08 還元公式 負角余角補角 π π + π π + π + ( は整数 ) si si cos cos si si si cos cos si si cos cos cos t t t t t t t si cos si cos t cos si si t si cos cos t t t si cos si cos cos si si cos t t t t 09 周期関数関数 f ( ) が 0 でない定数 c に対して, つねに, f ( + c) f( ) となるとき, このような関数を周期関数といい,c を周期という. 正の周期のうちで最小のものを基本周期という. 0 si のグラフ O - 値域 : 原点について対称 ( 奇関数 ) 周期 : π 5-9-

cos のグラフ htt://www.geocities.j/ikemth O - 値域 : 軸について対称 ( 偶関数 ) 周期 : π 5 t のグラフ 4 - O 5-4 値域 : 実数全体原点について対称 ( 奇関数 ) 周期 :π, + π ( は整数 ) が漸近線 加法定理 () si( + ) si cos + cos si si( ) si cos cos si () cos( + ) cos cos si si cos( ) cos cos + si si tα + t β () t( α + β) tα tβ tα t β t( α β) + tα tβ α β α β α β α β α β α β α β α β α β α β α β α β -0-

04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 4 倍角の公式 () si sicos () cos cos si cos si t () t t 5 倍角の公式 () si si 4si () cos 4 cos cos t t () t t 6 半角の公式 cos () si () () + cos cos cos t + cos 7 三角関数の合成 si + cos + si( + α) ただし, cos α, siα + + 8 直線のなす角 直線 m +, m + のなす角をα とすると, m m mm ' のとき, tα + mm mm のとき, 直線は垂直 第 4 章指数関数と対数関数 40 指数の定義 > 0 で,m が整数, が整数のとき, ( ) m 0 m m,,, とくに, --

40 累乗根 > 0, > 0 で,m,, が正の整数のとき, () ( ) () () (4) ( ) m m htt://www.geocities.j/ikemth (5) m m (6) m m 40 指数法則 > 0, > 0 で,,q が実数のとき, q q () + q () ( ) q q (4) (5) () ( ) q 404 指数関数 のグラフ () > のとき () 0< < のとき O O --

04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 405 指数関数の性質 () 定義域は実数全体, 値域は正の実数全体であり, q q () グラフは定点 (0,) を通り, 軸が漸近線である. () > のとき増加関数で, 0< < のときは減少関数である. q > のとき, < q < q 0< < のとき, < q > 406 対数と指数の関係 > 0, ' のとき, log M 407 対数の性質 M > 0, N > 0 のとき, () log 0, log () log MN log M + log N M () log log M log N N r (4) log M rlog M 408 底の変換公式,,c が正の数で, ', c' のとき, logc log log c 409 対数関数 log のグラフ () > のとき () 0< < のとき log O O log --

htt://www.geocities.j/ikemth 40 対数関数の性質 () 定義域は正の実数全体, 値域は実数全体であり, log log q q () グラフは定点 (,0) を通り, 軸が漸近線である. () > のとき増加関数で, 0< < のときは減少関数である. > のとき, < q log < log q 0< < のとき, < q log > log q 4 桁数 を正の整数とするとき, () log0 < + の整数部分は + 桁 () log0 < + の小数第 位に初めて 0 でない数が現れる 第 5 章微分と積分 50 平均変化率関数 f( ) において, の値が から まで変わるときの f ( ) の平均変化率は, f ( ) f( ) 50 微分係数の定義式 f ( + h) f( ) f( ) f( ) f ( ) lim lim h 0 h 50 導関数の定義式 f ( ) lim f + h f h 0 ( ) ( ) h 504 導関数の公式 のとき,( ) (),, () k が定数のとき,( k ) 0 () k が定数で, kf( ) のとき, kf ( ) (4) f( ) + g( ) のとき, f ( ) + g ( ) f( ) g( ) のとき, f ( ) g ( ) -4-

04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 505 接線 法線の方程式曲線 f( ) 上の点 (, ( )) f( ) f ( )( ) f ( ) ' 0 のとき法線の方程式は, f( ) ( ) f ( ) f における接線の方程式は, 506 f ( ) の符号と関数の値の増減関数 f( ) の値の増減は, f ( ) > 0 となる の値の範囲で の値は増加する. f ( ) < 0 となる の値の範囲で の値は減少する. 507 f ( ) の極大 極小関数 f( ) について, f ( ) 0となる の値の前後で f ( ) の符号が, 正から負に変わるとき, f ( ) は極大になり, 負から正に変わるとき, f ( ) は極小になる. 508 不定積分 F ( ) f( ) のとき, f( ) d F( ) + C ( Cは積分定数 ) 509 の不定積分 + + d + C C ( は積分定数 ) 50 不定積分の性質 () kf( d ) k f( d ) ( kは定数 ) f ( ) + g ( ) d f( d ) + gd ( ) () { } { } f ( ) g ( ) d f( d ) gd ( ) 5 定積分の定義 f ( ) の原始関数のつを F( ) とすると, [ ] f ( d ) F( ) F ( ) F ( ) -5-

5 定積分の性質 () f ( ) d 0 () f ( d ) f( d ) c () f ( d ) f( d ) + f( d ) c は定数 (4) kf( d ) k f( d ) ( k ) (5) { + } + { } f ( ) g ( ) d f( d ) gd ( ) f ( ) g( ) d f( ) d g( ) d htt://www.geocities.j/ikemth 5 次方程式と定積分 次方程式 + + c 0 の つの実数解が α, β であるとき, β β ( + + c) d ( )( ) d α α β α ( β α) 6 54 微分と積分の関係 d が定数のとき, f () tdt f( ) d 55 面積と定積分曲線 f( ) と 軸および 直線, とで囲まれた部分の面積 S は, の範囲で f( ) 0のとき, S f( ) d f( ) 0のとき, S f( ) d 56 曲線間の面積 つの曲線 f( ) と g( ) が, の範囲で f ( ) g( ) のとき, この つの曲線と 直線, とで囲まれた部分の面積 S は, { ( ) ( )} S f g d -6-