TCW TCW Transfer-Centrum GmbH & Co. KG for Production-Logistics and Technology-Management ラベリング制度とエコタイヤ 日本 韓国 中国における国内法規制 道路基盤と市場環境 ホルスト ヴィルデマン 1
1 ラベリング制度とエコタイヤ : 市場での普及拡大のための主要指標 2 日本 : 2010 年から業界自主基準として低燃費タイヤのラベリング制度を導入 3 韓国 : 低燃費化技術の普及に高い可能性 4 中国 : 数年後のラベリング制度導入に向け検討を開始 5 結論 : エコタイヤ普及拡大に向け最高の前提条件が揃ったアジア市場 2
タイヤ性能の マジックトライアングル... 安全性 ハンドリング 乗り心地 騒音 セルフテスト 制動距離 車のコンセプトとの適合 耐久性と耐用年数 ハイドロプレーニング現象 冬季性能... タイヤ性能は安全性 耐久性 転がり抵抗によって決定 転がり抵抗 3
EU 地域における法規制 ) によるタイヤのラベリング制度ドイツにおけるタイヤ性能の透明化による効果 EU 規則 (1222/2009) によるタイヤのラベリング制度 転がり抵抗 ウェットグリップ性能 騒音... タイヤ性能の明確な表示による 消費者に対する情報の透明化 エコロジー 経済効果 粒子状物質 タイヤ騒音 安全性 1 2011 年 11 月 14 日現在のレート (1 ( ユーロ : 約 105 円 ) CO2 排出量 3.6 mt 削減 22 億ユーロ (2310 億円 1) 30 % 削減 20 % 低減 4
大型トレーラーにエコタイヤを使用した場合 エコタイヤ 経済効果とエコロジー効果 削減量 [l, kg] 22,000 ユーロ ユーロ (231 万円 万円 1) のコスト削減 CO2 及び燃料消費量 9% 44 t のCO2 排出量削減粒子状物質排出量を 30% 削減タイヤ騒音を 20% 低減 0 100 000 200 000 走行距離 [km]... 燃料消費量に加え CO2 排出量 粒子状物質 タイヤ騒音量を低減 40t の大型トレーラーで年間走行距離 20 万kmに対する効果 1 2011 年 11 月 14 日現在のレート (1 ( ユーロ : 約 105 円 ) 5
1 ラベリング制度とエコタイヤ : 市場での普及拡大のための主要指標 2 日本 : 2010 年から業界自主基準として低燃費タイヤのラベリング制度を導入 3 韓国 : 低燃費化技術の普及に高い可能性 4 中国 : 数年後のラベリング制度導入に向け検討を開始 5 結論 : エコタイヤ普及拡大に向け最適な前提条件が揃ったアジア市場 6
国内道路基盤の普及促進要因 道路基盤 普及促進要因 Sapporo 都市人口の比率が高い Sendai 自動車保有率が高い ( 565 台 /1 千人 ) Fukuoka Kyoto Tokio 輸送量増加の一方で CO2 排出量は減少 Osaka 環境に対する高い意識... 日本の道路輸送部門では 低燃費化技術が普及拡大する可能性が極めて高い 7
日本政府の取り組み 政府方針と国内法規制 グリーン購入法乗用車 大型貨物車の排出ガス規制 自動車 NOx PM( ( 粒子状物質 ) 法高速道路の民営化新税制... 日本国内では運輸部門の燃費向上のために数々の措置が講じられている タイヤ基準 8
日本のタイヤラベル表示 低燃費タイヤの場合 低燃費タイヤでない場合 転がり抵抗性能 低燃費タイヤの統一マーク... 低燃費タイヤには統一マークを表記 ウェットグリップ性能 9
ラベリング制度の効果 エコタイヤの市場シェア予測 経済効果とエコロジー効果 市場シェア [%] 100 80 60 40 28 億ユーロ 億ユーロ (2940 億円 億円 1) の燃料費削減 5.9 mt の CO2 排出量削減粒子状物質排出量を 30% 削減 20 0 ラベリング制度導入年数 0 エコタイヤ +2 +4 +6 平均的な燃費のタイヤ +8 +10 燃費効率の低いタイヤ... 今後 10 年間でエコタイヤの市場シェアは 80% % 拡大 タイヤ騒音を 20% 低減 1 2011 年 11 月 14 日現在のレート (1 ( ユーロ : 約 105 円 ) 10
1 ラベリング制度とエコタイヤ : 市場での普及拡大のための主要指標 2 日本 : 2010 年から業界自主基準として低燃費タイヤのラベリング制度を導入 3 韓国 : 低燃費化技術の普及に高い可能性 4 中国 : 数年後のラベリング制度導入に向け検討を開始 5 結論 : エコタイヤ普及拡大に向け最適な前提条件が揃ったアジア市場 11
道路基盤整備の優先事項 道路基盤 普及推進要因 ラベリング制度 ソウル 国内輸送部門のエネルギー消費の 95% を自動車輸送が消費 m1 スウォン テグ 経済復興計画の 80% % 以上が気候関連のプロジェクト 転がり抵抗 クァンジュプサン ラベリング制度導入政策... 韓国内で低燃費化技術および低公害車 ( 環境に優しい車 ) が普及する可能性は極めて高い ウェットグリップ性能 12
Slide 12 m1 原文の英語が間違っている可能性があります ご確認ください 元の調査レポート ( 英文 ) の p.36-37 を参照すると Road sector accounts 95% of energy consumption ではなく Within transport sector, road sector accounts for 95% of energy consumption が適切かと思います mari.ito, 14/11/2011
韓国のラベリング制度 市場シェア [%] 100 80 60 40 エコタイヤの市場シェア予測 経済効果とエコロジー効果 8 億 4,000 万ユーロ 万ユーロ (882 億円 1.6 mtのco2 排出量削減粒子状物質排出量を 30% 削減 億円 1) の燃料費削減 20 0 ラベリング制度 0 +2 +8 導入年数 エコタイヤ +4 +6 平均的な燃費のタイヤ +10 燃費効率の低いタイヤ タイヤ騒音を 20% 低減... 燃費効率の高い製品への国民の理解が急速に高まることによって 低燃費タイヤのラベリング制度の普及拡大の可能性 13 1 2011 年 11 月 14 日現在のレート (1 ( ユーロ : 約 105 円 )
1 ラベリング制度とエコタイヤ : 市場での普及拡大のための主要指標 2 日本 : 2010 年から業界自主基準として低燃費タイヤのラベリング制度を導入 3 韓国 : 低燃費化技術の普及に高い可能性 4 中国 : 数年後のラベリング制度導入に向け検討を開始 5 結論 : エコタイヤ普及拡大に向け最適な前提条件が揃ったアジア市場 14
中国政府の目標と取り組み 道路基盤 普及推進要因 国内法規制 2020 年までに炭素強度を 40~45% 削減 新規低燃費化技術に 4,300 億ユーロ (45 兆 1500 億円 1) の投資 グリーン戦略 全国レベルの自動車排ガス基準 高速自動車道建設予定 / 建設中の高速自動車道... 2~3 年後のラベリング制度導入に向けた検討を支援 1 2011 年 11 月 14 日現在のレート (1 ( ユーロ : 約 105 円 ) 15
国内物流コストの高さ 物流コスト GDP 比 中国 18,1% 日本 11,0% USA 9,4% 100 80 60 40 エコタイヤの市場シェア予測 市場シェア [%] 17 億ユーロ (1785 億円 1) の燃料費削減 9 mtのco2 排出量削減粒子状物質排出量を 30% 削減 EU 8,2% 0% 5% 10% 15% 20 20 0 0 エコタイヤ +2 +4 +6 +8 平均的な燃費のタイヤ 燃費効率の低いタイヤ... 政府の掲げた意欲的な炭素強度の削減目標が 国内運輸業界におけるエコタイヤの普及拡大を後押し 16 +10 ラベリング制度導入年数 タイヤ騒音を 20% 低減 1 2011 年 11 月 14 日現在のレート (1 ( ユーロ : 約 105 円 )
1 ラベリング制度とエコタイヤ : 市場での普及拡大のための主要指標 2 日本 : 2010 年から業界自主基準として低燃費タイヤのラベリング制度を導入 3 韓国 : 低燃費化技術の普及に高い可能性 4 中国 : 数年後のラベリング制度導入に向け検討を開始 5 結論 : エコタイヤ普及拡大に向け最適な前提条件が揃ったアジア市場 17
日本の市場環境 道路基盤 普及推進要因 国内政策と法整備 ラベリング制度 2020 年の市場シェア予測 日本 70% - 80% 韓国 中国 見通し : 非常に良い 平均的 悪い... エコタイヤ普及拡大のためのあらゆる条件が揃っている x 75% - 90% 50% 18
世界の低燃費タイヤのラベリング制度) 世界の低燃費タイヤのラベリング制度 Univ.-Prof. Dr. Dr. h. c. mult. ラベリング制度 の実施状況 EU 世界のタイヤ市場におけるラベリング制度の効果 中国 USA 製品の燃費効率向上 日本? 競争圧力の拡大 市場参入障壁の強化 インド?? 韓国 消費者への情報の透明性 エコタイヤの市場シェア拡大 ブラジル... 世界のタイヤ市場で低燃費化を推進 19
Studies Univ.-Prof. Dr. Dr. h. c. mult. München 2011 ISBN 978-3-941967-26-7 EUR 98,- Automobilreifen Sicherheit rollwiderstandsarmer Reifen München 2011 ISBN 978-3-941967-31-1 EUR 98,- Automobilreifen Eine Diffusionsstudie zum Tire Labelling und Grünen Reifen München 2011 ISBN 978-3-941967-33-5 EUR 98,- Tire Labeling and Green Tires: National law, Infrastructure and Market in Japan, South Korea and China München 2011 ISBN 978-3-941967-32-8 EUR 98,- Nutzfahrzeugreifen Ökologische und ökonomische Wirkungen von Reifenverordnungen in der EU und Südamerika ISBN 978-3-941967-34-2 München 2011 EUR 98,- Road Safety in India Studie zur Verkehrssicherheit in Indien München 2011 ISBN 978-941967-23-6 EUR 98,- 詳しくは.をご覧ください をご覧ください 20 Automobilreifen Ökologische und ökonomische Wirkungen von EUVerordnungen
( 予備スライド ) 21
エコタイヤによって期待される効果 燃料費 [ ユーロ ] ( 円 1) 自動車保有台数 [100 万 ] 平均燃費 [l/100km] 1 台あたりの平均年間走行距離 [km/ 年 ] 燃料費削減量 [10 億ユーロ ] ( 円 1) 燃焼値 [kg CO2/l] CO2 削減量 [m t] 中国 0.45 ( 約 47) 日本 1.12 ( 約 118) 78 7.63 13,000 1.74 2.33 9.01 (1827 億円 ) 67.26 5.81 13,000 2.84 2.33 5.92 (2982 億円 ) 韓国 1.21 ( 約 127) ドイツ 1.41 ( 約 148) 13.9 7.75 13,000 0.85 2.33 1.63 (892.5 億円 ) 47.23 5.08 13,000 2.2 2.33 3.63 (2310 億円 ) 1 2011 年 11 月 14 日現在のレート (1 ( ユーロ : 約 105 円 ) 22