目次 平成 25 年度税制改正の概要... 3 第 1 章個人所得税... 3 (1) 所得税の最高税率引上げ... 3 (2) 金融関係税制 上場株式等の配当 譲渡所得の軽減税率廃止 公社債等に係る利子 譲渡所得の申告分離課税 株式等に係る譲渡所得等の分離

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1 平成 25 年度 税制改正の概要 日時 : 平成 25 年 5 月 14 日 ( 火 ) 13:30~16:00 会場 : ウインクあいち愛知県産業労働センター 13 階 1303 会議室

2 目次 平成 25 年度税制改正の概要... 3 第 1 章個人所得税... 3 (1) 所得税の最高税率引上げ... 3 (2) 金融関係税制 上場株式等の配当 譲渡所得の軽減税率廃止 公社債等に係る利子 譲渡所得の申告分離課税 株式等に係る譲渡所得等の分離課税の変更 少額非課税制度 ( 日本版 ISA) の創設... 6 (3) 住宅関係税制 ( ローンの場合 ) 住宅ローン控除 特定増改築等ローン控除の延長と拡充 住民税からの住宅ローン控除の拡充... 7 (4) 住宅関係税制 ( 自己資金の場合 ) 認定長期優良住宅特別控除の延長と拡充 省エネ バリアフリー 耐震改修をした場合の減税措置の延長と拡充... 8 (5) 合理的な再生計画に基づく経営者の私財提供に係る譲渡所得の非課税措置... 9 (6) 社会保険診療報酬の所得計算特例の適用対象者の範囲縮小... 9 第 2 章資産課税 (1) 相続税 基礎控除の見直し 税率構造の見直し 小規模宅地等における課税価格の計算特例の見直し 未成年者控除 障害者控除の改正 (2) 贈与税 歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた場合の税率の特例 暦年課税贈与税の税率構造の見直し 相続時精算課税制度の適用要件の見直し 教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置 (3) 事業承継税制 (4) 印紙税 金銭等領収証に係る非課税範囲の拡大 不動産譲渡の契約書等に係る印紙税 第 3 章法人税 (1) 民間投資喚起税制 / 30

3 1 生産等設備投資促進税制の創設 グリーン投資減税の拡充等 研究開発税制の拡充 (2) 雇用 所得拡大税制 所得拡大促進税制の創設 雇用促進税制の拡充 (3) 中小企業 農林水産業対策税制 商業 サービス業等を営む中小企業者等の支援措置の創設 交際費課税の特例の拡充 第 4 章消費税 (1) 消費税率の段階的な引上げ (2) 複数税率への対応 第 5 章移転価格税制 (1) 独立企業間価格の算定方法 (2) 棚卸資産以外の取引に係る比較対象取引 / 30

4 平成 25 年度税制改正の概要 平成 25 年度税制改正は 自民党 公明党の新政府による初めての改正となります 現下の経済情勢等を踏まえ 成長と富の創出の好循環 社会保障 税の一体改革 の実現に向け 新たな成長政策を大きく盛り込んだ内容となっています 第 1 章 個人所得税 概 要 課税所得 4,000 万円超について 45% の税率が設けられます 金融所得課税の一体化が図られます 日本版 ISA が創設されます 住宅ローン減税が 4 年間延長され 最大控除額が拡充されます 自己資金で認定住宅を取得した場合や 省エネ等のリフォームをした場合の減税が拡充されます (1) 所得税の最高税率引上げ 現行の所得税の税率構造に加えて 課税所得 4,000 万円超の部分について 45% の税率が 新たに設けられます 現行制度 改正後 適用課税所得 税率 適用課税所得 税率 195 万円以下の金額 5% 195 万円以下の金額 5% 330 万円 10% 330 万円 10% 695 万円 20% 695 万円 20% 900 万円 23% 900 万円 23% 1,800 万円 33% 1,800 万円 33% 1,800 万円超の金額 40% 4,000 万円 40% 4,000 万円超の金額 45% 平成 27 年分以後の所得税について適用されます 3 / 30

5 (2) 金融関係税制 1 上場株式等の配当 譲渡所得の軽減税率廃止 上場株式等の配当 譲渡所得等に係る 10% 軽減税率が 平成 25 年 12 月 31 日をもって 適用期限を迎え 20% 本則税率が適用されることになります 平成 26 年 1 月 1 日より 20% 本則税率が適用されます 2 公社債等に係る利子 譲渡所得の申告分離課税 金融所得課税の一体化を進める観点から 公社債等に係る利子 譲渡所得について 申告分離課税方式が導入されます 1 公社債等は特定公社債等 ( 注 1) と一般公社債等 ( 注 2) に区分され 特定公社債等の利子 譲渡所得については 申告分離課税方式が適用されます 2 一般公社債等については 利子所得は現行通り源泉分離課税 譲渡所得は現行非課税から申告分離課税方式へ変更になります 3 一般公社債等のうち 同族会社が発行した社債の利子 譲渡所得でその同族会社の役員等が支払を受けるものは 総合課税の対象となります ( 注 1) 特定公社債国債 地方債 外国国債 外国地方債 公募公社債 上場公社債等 ( 注 2) 一般公社債等特定公社債以外の公社債 私募公社債投資信託の受益権 証券投資信託以外の私募投資信託の受益権等 現行制度 改正後 利子所得譲渡所得利子所得譲渡所得 公社債等源泉分離非課税 公社債等 特定公社債等申告分離申告分離 一般公社債等源泉分離申告分離 同族会社社債総合課税総合課税 4 / 30

6 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払いを受けるべき公社債等の利子等 平成 28 年 1 月 1 日以後に公社債等の譲渡をした場合の譲渡所得等について 適用されます 3 株式等に係る譲渡所得等の分離課税の変更 1 上場株式等に係る譲渡所得等 と 非上場株式等に係る譲渡所得等 が別々の分離課税制度とされ 両者間の損益通算が不可能になります その上で 特定公社債等及び上場株式等に係る譲渡所得等 の分離課税と 一般公社債等及び非上場株式等に係る譲渡所得等 の分離課税に改組されます 2 特定公社債等の利子 譲渡所得が 上場株式等の譲渡損失及び配当所得の損益通算 繰越控除の特例の対象範囲に追加されます 3 特定公社債等を特定口座へ組み入れることができるようにし 金融機関等における取扱いが整備されます 現行制度所得区分内訳上場株式等の譲渡損益株式等に係る譲渡所得等非上場株式等の譲渡損益 譲渡損失の 3 年間繰越控除可能 損益通算可能 所得区分 特定公社債等及び上場株式等に係る譲渡所得等 改正後 一般公社債等及び非上場株式等に係る譲渡所得等 内訳 上場株式等の譲渡損益 特定公社債等の譲渡損益 非上場株式等の譲渡損益 一般公社債等の譲渡損益 譲渡損失の 3 年間繰越控除可能 損益通算可能 損益通算可能 平成 28 年 1 月 1 日以後に適用されます 5 / 30

7 4 少額非課税制度 ( 日本版 ISA) の創設 上場株式等の配当 譲渡所得等に係る 10% 軽減税率が平成 25 年 12 月末をもって適用期限を迎えるのに伴い 少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置 ( 日本版 ISA) が導入されます ISA:Individual Savings Accounts 金融機関に開設した非課税口座内の上場株式等 ( 投資限度額 100 万円 ) に係る配当所得 譲渡所得等については 5 年間非課税となります 平成 26 年 1 月 1 日より導入されます ( 金融庁資料より ) (3) 住宅関係税制 ( ローンの場合 ) 1 住宅ローン控除 特定増改築等ローン控除の延長と拡充 1 適用期間が平成 29 年 12 月 31 日までとなり 4 年延長されます 2 消費税の増税に合わせて 最大控除額も引き上げられます 6 / 30

8 ローンによる住宅取得 < 一般住宅の場合 > 居住年借入限度額控除率 各年の控除限度額 < 認定住宅 ( 認定長期優良住宅 認定低炭素住宅 ) の場合 > 最大控除額居住年借入限度額控除率 各年の控除限度額 最大控除額 H26.1~3 2,000 万円 1.0% 20 万円 200 万円 H26.1~3 3,000 万円 1.0% 30 万 H26.4~ H ,000 万円 1.0% 40 万円 400 万円 H26.4~ H ,000 万円 1.0% 50 万円 500 万円 ローンによる住宅増改築 居住年 特定増改築等限度額その他の借入限度額 控除率 控除率 各年の控除限度額 200 万円 H26.1~3 2.0% 4 万円 800 万円 1.0% 8 万円 最大控除額 60 万円 H26.4~ 250 万円 2.0% 5 万円 62.5 万円 H 万円 1.0% 7.5 万円 ( 注 ) 特定増改築等 とは 省エネ バリアフリー 耐震改修工事をいう 2 住民税からの住宅ローン控除の拡充 所得税において住宅ローン控除の適用がある者のうち 所得税において控除しきれなかった金額があるものについては 翌年分の個人住民税においてその残額が減額されます ( 控除限度額あり ) 平成 26 年分以後においては 住民税の控除限度額が引き上げられます 居住年 控除限度額 H26.1~3 所得税の課税総所得金額等 5% ( 最高 9.75 万円 ) 所得税の課税総所得金額等 7% H26.4~H29.12 ( 最高 ) 万円 (4) 住宅関係税制 ( 自己資金の場合 ) 1 認定長期優良住宅特別控除の延長と拡充 1 適用期間が平成 29 年 12 月 31 日までとなり 4 年延長されます 2 消費税の増税に合わせて 最大控除額も引き上げられます 3 適用対象となる住宅に認定低炭素住宅が追加されます ( 平成 26 年 4 月 1 日以後 ) 7 / 30

9 現行制度 居住年 対象住宅 控除対象限度額控除率 ( 標準的な掛かり増し費用 ) 最大控除額 H24 25 長期優良住宅 500 万円 10% 50 万円 居住年 対象住宅 H26.4~ 長期優良住宅 H29.12 低炭素住宅 改正後 控除対象限度額控除率 ( 標準的な掛かり増し費用 ) ( 注 )H26.1~3 は H25 の措置を適用 最大控除額 650 万円 10% 65 万円 2 省エネ バリアフリー 耐震改修をした場合の減税措置の延長と拡充 1 適用期間が平成 29 年 12 月 31 日までとなり 4 年延長されます 2 消費税の増税に合わせて 最大控除額も引き上げられます < 省エネ改修工事の場合 > 居住年 改修工事限度額 控除率控除限度額居住年 H25.1~200 万円 H26.3(300 万円 ) 10% 20 万円 (30 万円 ) 改修工事限度額 控除率 控除限度額 H25.1~ H 万円 10% 15 万円 H26.4~250 万円 H29.12 (350 万円 ) 10% 25 万円 H26.4~ (35 万円 ) H 万円 10% 20 万円 ( 注 ) カッコ内の金額は 太陽光発電を設置する場合 < 耐震改修工事の場合 > 工事完了年 改修工事限度額 控除率 控除限度額 H26.1~ H 万円 10% 20 万円 H26.4~ H 万円 10% 25 万円 < バリアフリー改修工事の場合 > 8 / 30

10 (5) 合理的な再生計画に基づく経営者の私財提供に係る譲渡所得の非課税措置 中小企業の取締役等である個人で その法人の保証人であるものが 現にその法人の事業の用に供されている資産 ( 有価証券を除く ) でその個人が所有しているものを 合理的な再生計画に基づきその法人に贈与した場合には 次に掲げる要件を満たしている時に限り その贈与によるみなし譲渡課税を適用しないこととします 1 その個人が 再生計画に基づき その法人の債務の保証に係る保証債務の一部を 2 履行していること ( 金融庁資料より ) その再生計画に基づいて行われたその法人に対する資産の贈与及び保証債務の 一部の履行後においても その個人がその内国法人の債務の保証に係る保証債務を有していることが その再生計画において見込まれていること ( 金融庁資料より ) 国税 地方税ともに平成 25 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間にした贈与について適用されます (6) 社会保険診療報酬の所得計算特例の適用対象者の範囲縮小 社会保険診療報酬の所得計算の特例の適用対象から その年の医業及び歯科医業に係る 収入金額が 7,000 万円を超える者が除外されます 個人については平成 26 年以後の所得税及び平成 27 年以後の個人住民税について適用さ れ 法人については平成 25 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度について適用されます 9 / 30

11 10 / 30 ( 厚生労働省資料より )

12 第 2 章 資産課税 概 要 < 相続 > 基礎控除が引き下げられるとともに税率構造が見直され 多くの人が相続税を納めなければならなくなります また 小規模宅地等の特例が見直されます < 贈与 > 子や孫等が受贈者となる場合の税率構造の見直しが行われるとともに 相続時精算課税の適用要件が緩和されます 子や孫に対する教育資金の一括贈与について一定額を非課税とする措置が創設されます < 事業承継 > 適用要件の緩和等使い勝手を高める抜本的な見直しが行われます < 印紙 > 領収書に係る印紙税の免税点が引き上げられます また 不動産譲渡契約書等に係る印紙税の税率の特例措置が拡充されます (1) 相続税 1 基礎控除の見直し 相続税の課税対象のボーダーラインである基礎控除額が大幅に見直され 次のように減 額されます 現行制度 改正後 課税遺産総額 相続税額の計算の基礎となる金額 定額控除 法定相続人 1 人あたりの控除 5,000 万円 3,000 万円 1,000 万円 600 万円 基礎控除 現行制度 5,000 万円 +1,000 万円 法定相続人数 改正後 3,000 万円 +600 万円 法定相続人数 平成 27 年 1 月 1 日以後に 相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適 用されます 11 / 30

13 2 税率構造の見直し 相続税の税率構造が見直され 課税価格が 2 億円を超える階級の税率が引き上げられま す また 課税価格 6 億円を超える場合の最高税率が 55% まで引き上げられます 改正前の税率 改正後の税率 1,000 万円以下の金額 10% 1,000 万円以下の金額 10% 3,000 万円 15% 3,000 万円 15% 5,000 万円 20% 5,000 万円 20% 1 億円 30% 1 億円 30% 3 億円 40% 2 億円 40% 3 億円 45% 3 億円超の金額 50%6 億円 50% 6 億円超の金額 55% 平成 27 年 1 月 1 日以後に 相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適 用されます 3 小規模宅地等における課税価格の計算特例の見直し 1 特定居住用宅地等に係る特例の適用対象面積が 330 m2 ( 現行 240 m2 ) までの部分 に拡充されます 現行制度 改正後 240 m2 330 m2 2 限定的に併用が認められている居住用宅地と事業用宅地について 完全併用 ( そ れぞれの限度面積 ( 居住用 330 m2 事業用 400 m2 )) へ適用が拡大されます 現行制度 改正後 居住用 : 240m2 居住用 : 330m2 繰入れ 完全併用 事業用 : 400m2 事業用 : 400m2 最大 400 m2最大 730 m2 12 / 30

14 3 居住用宅地の適用要件が緩和 柔軟化されます ア 二世帯住宅については 内部で行き来ができるか否かにかかわらず 同居しているものとして特例の対象となります イ 老人ホームに入所したことにより被相続人が居住しなくなった家屋の敷地については 以下の要件を満たす場合に限り 特例の対象となります ( ア ) 被相続人に介護が必要なため入所したものであること ( イ ) 貸付けなどの用途に供されていないこと 1 2 平成 27 年 1 月 1 日以後に 相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適用されます 3 平成 26 年 1 月 1 日以後に 相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適用されます 4 未成年者控除 障害者控除の改正 未成年者控除及び障害者控除の額が 次のとおり引き上げられます 現行制度 改正後 未成年者控除 6 万円 20 歳に達するまでの年数 10 万円 20 歳に達するまでの年数 障害者控除 6 万円 ( 特別障害者 :12) 万円 85 歳に達するまでの年数 10 万円 ( 特別障害者 :20 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 平成 27 年 1 月 1 日以後に 相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適 用されます (2) 贈与税 1 20 歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた場合の税率の特例 直系尊属から贈与を受けた場合 通常の贈与税の税率と異なる新しい税率が創設されま す 13 / 30

15 適用要件 1 贈与者の要件 受贈者の直系尊属であること 2 受贈者の要件 20 歳以上であること贈与者の直系卑属であること ( 孫 曾孫等を含む ) 3 贈与物件の要件 特になし 改正前の税率 改正後の税率 200 万円以下の金額 10% 200 万円以下の金額 10% 300 万円 15% 400 万円 15% 400 万円 20% 600 万円 20% 600 万円 30% 1,000 万円 30% 1,000 万円 40% 1,500 万円 40% 3,000 万円 45% 1,000 万円超の金額 50% 4,500 万円 50% 4,500 万円超の金額 55% 平成 27 年 1 月 1 日以後の贈与により取得する財産に係る贈与税について適用されます 2 暦年課税贈与税の税率構造の見直し 早期の資産の移転を促す目的から 暦年課税の税率構造の見直しが行われ 課税価額 1,000 万円を超え 1,500 万円以下のものについて 45% に緩和されました ただし 現行の最高税率は課税価額 1,000 万円超について 50% でしたが 改正後は 3,000 万円超について 55% に上昇します 改正前の税率 改正後の税率 200 万円以下の金額 10% 200 万円以下の金額 10% 300 万円 15% 300 万円 15% 400 万円 20% 400 万円 20% 600 万円 30% 600 万円 30% 1,000 万円 40% 1,000 万円 40% 1500 万円 45% 1,000 万円超の金額 50% 3,000 万円 50% 3,000 万円超の金額 55% 14 / 30

16 平成 27 年 1 月 1 日以後の贈与により取得する財産に係る贈与税について適用されます 3 相続時精算課税制度の適用要件の見直し 相続時精算課税制度の対象者が見直され 孫への生前贈与がさらに行いやすくなりま す 現行制度 改正後 受贈者 : 20 歳以上の推定相続人受贈者 : 20 推定相続人及び孫歳以上の 贈与者 : 65 歳以上の者贈与者 60 : 歳以上の者 平成 27 年 1 月 1 日以後の贈与により取得する財産に係る贈与税について適用されます 4 教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置 30 歳未満の者に対して直系尊属が教育資金にあてるために贈与した場合には 1,500 万 円まで非課税となる制度が創設されました 15 / 30 ( 国税庁資料より )

17 ( 国税庁資料より ) 項目 内容 1 受贈者の要件 ア 贈与者の直系卑属であることイ 30 歳未満の者に限ること 2 贈与者の要件 ア 受贈者の直系尊属であることイ 教育資金に充てるために金銭等を拠出したこと 3 資金の目的 ア 教育資金に充てるための資金の贈与であることイ 教育資金とは 文部科学大臣が定める次の金銭のことをいう 学校等に支払われる入学金その他の金銭 ( 授業料 学用品購入費 修学旅行費 給食費等 ) 学校等以外の者に支払われる金銭のうち一定のもの ( 学習塾 スポーツ等の習い事の月謝等 ) 4 非課税限度額 ア 受贈者一人につき 1,500 万円が限度イ 学校等以外の者に支払われる金銭については 500 万円が限度 5 預入先 ア 信託銀行を含む信託会社等金融機関イ 銀行ウ 金融商品取引業者 ( 第一種金融商品取引業を行う者に限る ) 6 申告の方法 受贈者は 特例の適用を受ける旨等を記載した 教育資金非課税申告書 ( 仮称 ) を金融機関を経由して 受贈者の納税地の税務署長に提出する 16 / 30

18 7 教育資金の払い出しの手続き ア 受贈者は 払い出した資金が教育資金の支払いに充当したことを証する書類を金融機関に提出する イ 金融機関は 払い出された金銭が教育資金に充当されたことを提出された書類で確認し その確認した金額を記録する ウ 金融機関は提出された書類および確認した金額を受贈者が 30 歳に達した翌年 3 月 15 日後 6 年を経過する日まで保存しなければならない 8 終了時の手続き ア 受贈者が 30 歳に達した場合金融機関は特例の適用を受けている金銭等の合計金額 ( 以下 非課税拠出額 という ) および契約期間中に教育資金として払い出した金額の合計金額 ( 学校等以外の者に支払われた金銭のうち 500 万円を超える部分を除く 以下 教育資金支出額 という) その他の事項を記載した調書を受贈者の納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額については 受贈者が 30 歳に達した日に贈与があったものとして 贈与税が課税される イ 受贈者が死亡した場合金融機関が 受贈者が死亡したことを把握した場合は その旨を記載した調書を受贈者の納税地の所轄税務署長に提出しなければならない 非課税拠出額から教育資金拠出額を控除した残額については 贈与税は課税されない 平成 25 年 4 月 1 日から平成 27 年 12 月 31 日までの間に 教育資金として拠出されるも のに限り適用されます 17 / 30

19 (3) 事業承継税制 事業承継税制 ( 非上場株式の相続税 贈与税の納税猶予制度 ) が拡充されます 項目 内容 1 事前確認の廃止 経済産業大臣による事前確認制度が廃止されます 2 親族外承継の対象化後継者が現経営者の親族でない場合でも 制度の対象となり ます 3 雇用 8 割維持要件の緩和 相続 贈与時の雇用の 8 割以上を 5 年間毎年維持 する要件が 5 年間平均 で評価できるようになります 4 納税猶予打ち切りリスクの緩和 ア 要件を満たせず納税猶予が打ち切りになった場合必要となる利子税の税率が 2.1% から 0.9% に引き下げられます イ 承継後 5 年間経過した後に猶予が取り消しとなった場合は その 5 年間に係る利子税が免除されます 5 役員退任要件の緩和贈与者の要件のうち 贈与時において当会社の役員でないこ ととする要件について 贈与時において会社の代表権を有し ていないことに改められます ( 有給役員として残留可 ) 6 債務控除方式の変更納税猶予税額の計算において 被相続人の債務および葬式費 用を相続税の課税価格から控除する場合には 非上場株式等 以外の財産の価額から控除することとします 平成 27 年 1 月 1 日以後に 相続または遺贈により取得する財産に係る相続税について適 用されます 18 / 30

20 (4) 印紙税 1 金銭等領収証に係る非課税範囲の拡大 金銭または有価証券の受取書のうち受取金額が 5 万円未満のものについて 非課税とさ れます 現行制度 改正後 非課税枠 : 3 万円未満非課税枠 : 5 万円未満 平成 26 年 4 月 1 日以降作成される領収証について適用されます 1 不動産譲渡契約書 及び 建設工事請負契約書 に係る税率の特例措置の適用期限が 5 年延長されます 2 さらに 消費税率の引上げを踏まえ 平成 26 年 4 月 1 日以後に作成される契約書に係る税率が引き下げられます 2 不動産譲渡の契約書等に係る印紙税 不動産譲渡契約書 10 万円超 50 万円以下 100 万円超 200 万円以下 400 円 円円 50 万円超 100 万円以下 200 万円超 300 万円以下 1 千円 千円円 100 万円超 500 万円以下 300 万円超 500 万円以下 2 千円 1 千円 2 千円 1 千万円超 5 千万円超 1 億円超 5 億円超 50 億円超 契約金額 建設工事請負契約書 500 万円超 1 千万円以下 5 千万円以下 1 億円以下 5 億円以下 10 億円以下 10 億円超 50 億円以下 本則税額 H26.4.1~ ~H H 万円 1 万円 5 千円 2 万円 1 万 5 千円 1 万円 6 万円 4 万 5 千円 3 万円 10 万円 8 万円 6 万円 20 万円 18 万円 16 万円 40 万円 36 万円 32 万円 60 万円 54 万円 48 万円 19 / 30

21 第 3 章 法人税 概 要 民間投資の喚起のため 1 生産等設備投資促進税制の創設 2 環境関連投資促進税制の拡充 3 研究開発税制の拡充が行われます 雇用 所得の拡大のため 所得拡大促進税制が創設されるとともに 雇用促進税制の税額控除額が引き上げられます 中小企業 農林水産業対策として 当該事業者等が設備投資を行う場合の特別償却又は税額控除制度が創設されるとともに 中小法人の交際費課税の特例が拡充されます (1) 民間投資喚起税制 1 生産等設備投資促進税制の創設 青色申告法人の年間生産設備投資額が 前事業年度と比較して 10% 超増加した場合に 機械装置への投資額について 30% の特別償却又は 3% の税額控除が選択適用できます 対象法人 青色申告法人 適用要件 1 国内における生産等設備 ( 注 1) への年間投資額 > その事業年度の 減価償却費 ( 注 2) 2 国内における生産等設備への年間投資額 > 前事業年度の年間投資 額 110% 特別償却 生産等設備のうち機械装置の取得価額 30% 税額控除 生産等設備のうち機械装置の取得価額 3%( 特別償却との選択 ) 控除限度額 法人税額 20% ( 注 1) その法人の製造業その他の事業の用に直接供される減価償却資産 ( 無形固定資産及び生物を除く ) で構成されているもの 本店 寄宿舎等の建物 事務用器具備品 乗用自動車 福利厚生施設等は該当しない ( 注 2) 償却費として損金経理した金額は 前事業年度の償却超過額等を除き 特別償却準備金として積み立てられた金額を含む 20 / 30

22 要件 2 年間投資額が前事業年度より 10% 超増加 生産等設備年間投資額 要件 1 年間投資額が適用事業年度の減価償却費超 生産等設備年間投資額 機械 装置への投資額 減価償却費 前事業年度 適用事業年度 30% の特別償却又は 3% の税額控除 ( 法人税額の 20% を限度 ) 平成 25 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に開始する各事業年度 ( 設立事業 年度等を除く ) において適用されます 2 グリーン投資減税の拡充等 1 太陽光 風力発電設備の即時償却制度が延長されるとともに 即時償却の対象設備にコージェネレーション設備 ( 熱源より電力と熱を生産し供給するシステム ) が追加されます 2 中小水力発電設備 定置用蓄電設備 省エネ設備等が 30% 特別償却 ( 中小企業は税額控除との選択適用 ) の対象設備に追加されます また 対象設備から補助金等の交付を受けて取得等したものが除外されます 3 コージェネレーション設備に係る固定資産税について 課税標準が最初の3 年間 価格の 6 分の 5 に軽減されます 1 平成 27 年 3 月 31 日までに取得等し 1 年以内に事業の用に供した対象資産について適用されます 2 平成 28 年 3 月 31 日までに取得等し 1 年以内に事業の用に供した対象資産について適用されます 3 平成 27 年 3 月 31 日までに取得等し 1 年以内に事業の用に供した対象資産について適用されます 21 / 30

23 現行制度 改正後 7% 税額控除 太陽光発電設備 7% 税額控除 太陽光発電設備 ( 中小企業のみ ) (10kW 以上 ) ( 中小企業のみ ) (10kW 以上 ) 又は 風力発電設備 又は 風力発電設備 即時償却 即時償却 コージェネレーション設備 平成 25 年 3 月末まで 平成 27 年 3 月末まで 7% 税額控除 コージェネレーション設備 ハイブリッド建設機械 ( 中小企業のみ ) ハイブリッド建設機械 電気自動車 又は 電気自動車 7% 税額控除 電気自動車用急速充電 30% 特別償却 電気自動車用急速充電 ( 中小企業のみ ) 設備 平成 26 年 3 月末まで 設備 等 又は 中小水力発電設備 30% 特別償却 下水熱利用設備 平成 28 年 3 月末まで 定置用蓄電設備設備追加 LED 照明 高効率空調 等 3 研究開発税制の拡充 制度の内容青色申告法人が試験研究を行った場合に適用できる制度で 総額型 ( 恒久的措置 ) 試験研究費の増加額に対する税額控除 増加型 平均売上金額の10% を超える試験研究費に係る税額控除 高水準型 ( 両者とも時限的特例措置 ) の3 種類があります 総額型 と 増加型 もしくは 高水準型 の2 種類を併用することができます なお 税額控除限度超過額については 1 年間の繰越控除が可能です 1 総額型 の控除限度額が 法人税額の20% から30% へ引き上げられます 2 特別試験研究費の範囲に 一定の契約に基づき企業間で実施される共同研究に係る試験研究費等が追加されます 法人税額の 40% 法人税額の 30% 法人税額の 20% 現行制度 増加型 又は 高水準型 総額型 試験研究費 8~10% ( 注 ) 中小企業は 12% 特別試験研究費 12% 改正後 増加型 又は 高水準型 総額型の控除上限の引上げ 総額型 試験研究費 8~10% ( 注 ) 中小企業は 12% 特別試験研究費 12% 30% 20% 一定の企業間の共同研究等を追加 22 / 30

24 平成 25 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度について適用 されます (2) 雇用 所得拡大税制 1 所得拡大促進税制の創設 青色申告法人が給与等支給額を増加させた場合 国内雇用者 ( 注 1) に対する支給増加 額について 10% の税額控除が認められるようになります 区分 資本金 1 億円超の法人等 中小企業者等 対象法人 青色申告法人 適用要件 1 給与等支給額 ( 注 2) が 基準事業年度 ( 注 3) の給与等支給額より 5% 以上増加していること 2 給与等支給額が 前事業年度の給与等支給額を下回らないこと 3 平均給与等支給額 ( 注 4) が 前事業年度の平均給与等支給額を下回らないこと 税額控除 国内雇用者給与等支給増加額 10%( 雇用促進税制との選択適用 ) 控除限度額 法人税額 10% 法人税額 20% ( 注 1) 国内雇用者 法人の使用人 ( 法人の役員及びその役員の特殊関係者を除く ) のうち 国内事業所に勤務す る雇用者をいう ( 注 2) 給与等支給額 いう ( 注 3) 基準事業年度 う ( 注 4) 平均給与等支給額 各事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額を 平成 25 年 4 月 1 日以後に開始する各事業年度のうち 最も古い事業年度の直前の事業年度をい 給与等支給額 日雇い労働者の給与等支給額 国内雇用者数 日雇い労働者数 の各月合計数 23 / 30

25 要件 1 給与等支給額が基準年度より 5% 増加 要件 2 給与等支給額が前事業年度を下回らない 給与等支給額 基準年度からの増加額 基準年度からの増加額 10% の税額控除 ( 法人税額の 10% ( 中小企業等 20%) を限度 ) 平均給与等支給額平均給与等支給額平均給与等支給額 基準事業年度 平成 25 年度 平成 26 年度 ( 平成 24 年度 ) 要件 3 平均給与等支給額が前事業年度の平均給与額を下回らない 平成 25 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に開始する各事業年度において適 用されます 2 雇用促進税制の拡充 1 2 控除税額限度額が 増加雇用者あたり 40 万円に引き上げられます 適用要件の判定の基礎となる雇用者の範囲について 年度途中に高年齢継続被保険 者になった者を雇用者として算定する措置が講じられます 24 / 30

26 要件 1 雇用者数が前期末より 10% 以上 かつ 5 人以上 ( 中小企業は 2 人以上 ) 増加 税額控除 < 現行 > 6 人 20 万円 =120 万円 < 改正 > 6 人 40 万円 =240 万円 法人税額の 10%( 中小企業等 20%) を限度 増加 (6 人 ) 要件 2 給与増加額 前事業年度の給与額 雇用者増加率 30% 期末雇用者 40 人 期末雇用者 給与等支給額 給与等支給額 平成 25 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度について適用 されます 前事業年度当事業年度前事業年度当事業年度 (3) 中小企業 農林水産業対策税制 1 商業 サービス業等を営む中小企業者等の支援措置の創設 雇用者の範囲に 年度途中に 65 歳になった者を含める 要件 3 前事業年度及び当事業年度中に事業主都合による離職者がいない 手続方法 1 事業年度開始後 2 ヶ月以内に 雇用促進計画をハローワークに提出 2 雇用促進計画書を法人税の確定申告書に添付 中小企業の活力強化を図るため 商業 サービス業 農林水産業を営む中小企業等が 建物付属設備 (1 台 60 万円以上 ) 又は器具備品 (1 台 30 万円以上 ) を取得した場合に 取得価額の 30% の特別償却又は 7% の税額控除ができる制度が創設されます 対象法人 卸売業 小売業 サービス業及び農林水産業を営む中小企業者等 適用要件 1 認定経営革新等支援機関 ( 商工会議所 商工会 都道府県中小企業団体中央会 商店街振興組合連合会等 ) による経営改善指導及び助言を受けた旨を明らかにする書類の交付を受けていること 2 上記指導及び助言を受けて行う店舗の改修等に伴い 以下の資産を取得していること ア 器具備品 :1 台又は 1 基の取得価額が 30 万円以上のものイ 建物附属設備 : 一の取得価額が60 万円以上のもの 特別償却 上記設備の取得価額 30% 25 / 30

27 税額控除上記設備の取得価額 7%( 特別償却との選択 ) 税額控除制度は 資本金の額等が 3,000 万円以下の中小企業等に限り適用可能 また 税額控除限度超過額は 1 年間の繰越控除が可能 控除限度額法人税額 20% ( 経済産業省資料より ) 平成 25 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に行う設備投資について適用されます 2 交際費課税の特例の拡充 交際費等の損金不算入制度における中小法人 ( 資本金 1 億円以下の法人 ) に係る特例について 損金算入割合が 90% から 100% に 支出限度額が年間 600 万円から 800 万円にそれぞれ引き上げられることにより 年間 800 万円までの交際費の全額が損金に算入されます 26 / 30

28 現行制度 損金不算入 改正後 損金不算入 定額控除限度額の引上げ 800 万円 600 万円 10% 90% 10% 90% 損金不算入損金算入の廃止損金算入不算入 中小法人は 800 万まで全額損金算入可能 平成 25 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度において支出 する交際費等が対象となります 27 / 30

29 第 4 章 消費税 (1) 消費税率の段階的な引上げ 消費税 地方消費税が 平成 26 年 4 月 1 日から 8% 平成 27 年 10 月 1 日から 10% に 引き上げられます 経過措置次に掲げるものには 8% への税率引上げ後においても改正前の税率 (5%) が適用されます 項目概要旅客運賃等施行日 ( 平成 26 年 4 月 1 日 ) 以後の旅客運賃 映画等の入場料金等で 施行日前に領収しているもの電気料金等施行日前から継続して供給し または提供しているもので施行日から 4 月 30 日までに支払金額が確定しているもの請負工事等平成 25 年 9 月 30 日までに締結した工事等の請負に係る契約に基づき 施行日以後に行う資産の譲渡等 指定日 H25 年 9/2010/1 施行日 H26 年 12/254/1 6/15 例 1 契約 引渡 5% 例 2 契約 引渡 8% 資産の貸付け 平成 25 年 9 月 30 日までに締結した資産の貸付契約 ( 次の要件を満たすもの ) で 施行日の前日までに貸付資産の引渡を行うものア 貸付期間及び対価の額が定められていることイ 事情の変更その他の理由により対価の額の変更を求めることができる旨の定めがないこと又は契約期間中に解約できる旨の定めがないことただし 対価の額の変更が行われた場合は新税率を適用 28 / 30

30 指定日 施行日 H25 年 H26 年 9/20 10/1 12/25 5/15 4/1 例 1 契約引渡 5% 例 2 契約引渡 8% 例 3 契約引渡 5% 8% 指定役務の提供 有料老人ホーム 平成 25 年 9 月 30 日までに締結した役務の提供に係る契約で 一定の要件を満たすもの ( 例 : 冠婚葬祭のための施設の提供等 ) ただし 対価の額の変更が行われた場合は新税率を適用平成 25 年 9 月 30 日までに締結した有料老人ホームに係る終身入居契約 ( 次の要件を満たすもの ) で 施行日前から施行日以後引き続き役務の提供が行われているものア 入居期間中の介護料金を入居一時金として受け取っていることイ 一時金の金額につき 事情の変更その他の理由により変更を求めることができる旨の定めがないこと (2) 複数税率への対応 消費税率が 5% 8% 10% へと変化していきます それに伴い 経理処理ソフト 仕訳 処理等への対応が必要となります ソフト関係経理処理ソフトの保守サービスに加入している場合は最新版へのアップデートで対応できますが 加入していない場合は別途最新版を購入する必要があります また 会社独自の会計システムを使用している場合 新税率に対応できるようシステムを改良し 仕訳入力時において 消費税率を 5% 8% 10% から選択できるような設定を組む必要があります 仕訳処理個々の請求書に記載されている税率 (5% 8% 10%) を確認しながら仕訳を入力していく必要があります 29 / 30

31 第 5 章 移転価格税制 (1) 独立企業間価格の算定方法 1 最も適切な方法の選定 ( 従来は 基本 3 方法を優先 ) イ 取引方法の選定を行うために必要な情報ロ 適切な方法を見出すための判断基準 2 比較対象取引イ 算定方法ごとに比較対象取引があるロ 比較対象取引が複数ある場合 ( イ ) 取引価格 利益率が比較対象取引の範囲内にある場合 ( ロ ) 取引価格 利益率が比較対象取引の範囲外にある場合 (2) 棚卸資産以外の取引に係る比較対象取引 有形資産の貸借取引委託製造先への機械設備の貸与金銭の貸借取引役務提供無形固定資産の使用許諾等 平成 23 年 10 月 1 日以後開始事業年度から適用されます (3 月決算の場合 平成 25 年 3 月決算 ) 30 / 30

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする 平成 25 年度税制改正の大綱の概要 Ⅰ 個人所得課税 1. 所得税の最高税率の見直し現行の所得税の税率構造に加えて 課税所得 4,000 万円超について 45% の税率を創設 ( 適用時期 : 平成 27 年分以後の所得税に適用 ) 2. 金融 証券税制 10 年間 500 万円の非課税投資を可能とする日本版 ISA( 非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置 ) の創設

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