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1 年金積立金はだれのもの? の取り組み ~ 公的年金制度と年金積立金の運用見直しについて ~ 2015 年 月 日 連合 学習会 作成 : 連合総合政策局生活福祉局 1

2 年改正による年金財政フレーム 資料出所 : 厚生労働省 年金部会 2

3 2. 公的年金の規模と役割 公務員の共済年金を含む公的年金制度全体の財政状況については 2014 年度の予算ベースで保険料 34.3 兆円に対して給付は 53.9 兆円 国庫負担は 11.8 兆円となっており 足りない分を 年金積立金 (154.5 兆円 ) を運用して賄っている そのうち 厚生年金 国民年金の年金積立金約 130 兆円を管理 運用しているのが年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) である 資料出所 : 厚生労働省 3

4 3. 公的年金制度の課題 ( 未納者 ) 国民年金第 1 号被保険者の保険料納付率が極めて低い水準にある 未納者は 将来 無年金 低年金となり生活困窮に陥る可能性が高い 公的年金加入対象者全体では約 96% が保険料を納付 ( 免除 学特 猶予を含む ) ただし 国民年金第 1 号被保険者の保険料納付率は極めて低く 2013 年度は60.9%( 現年度 ) 未納者の中には厚生年金が適用されていない雇用労働者が多数存在 未納者は 将来 生活困窮に陥る可能性が高い 資料出所 : 厚生労働省年金局 日本年金機構 平成 25 年度の国民年金保険料の納付状況と今後の取組等について 4

5 3. 公的年金制度の課題 ( 厚生年金未適用の雇用労働者 ) 雇用労働者が厚生年金に加入できていない 低賃金 不安定雇用の労働者が国民年金に加入して保険料全額を自己負担し かつ厚生年金より低い保障となっている 資料出所 : 厚生労働省年金局 平成 23 年国民年金被保険者実態調査結果の概要 5

6 3. 公的年金制度の課題 ( マクロ経済スライド ) 資料出所 : 厚生労働省 年金部会 6

7 3. 公的年金制度の課題 ( 所得代替率 ) 所得代替率が低下していく 報酬比例部分より基礎年金部分の調整期間が長期間にわたり 2014 年財政 検証では 前回 2009 年財政検証と比べて水準の調整度合いも大きくなっている 資料出所 : 厚生労働省 年金部会 7

8 4. 適用拡大 ( 法律の成立経過と結果 ) < 政府の審議会 > 連合が審議会委員で参画し 将来的にすべての雇用労働者に被用者保険を適用すること 特に適用要件に従業員規模を盛り込まないこと等を主張 < 政府法案 > 政府提出法案は 被用者保険の適用拡大の適用対象を 1 週労働時間 20 時間以上 2 月額賃金 7.8 万円以上 3 勤務期間 1 年以上 4 学生は除外 5 従業員 501 人以上の企業 の 5 条件を満たした労働者に拡大する内容 (45 万人追加 ) < 三党合意により修正され成立した法律 > 月額賃金基準が 8.8 万円に改定され 対象者は 25 万人程度に 当初 2016 年 4 月とされていた施行時期も半年遅れの 2016 年 10 月に 8

9 4. 適用拡大 ( 今回の適用拡大と 130 万円の壁との関係 ) これまでは年収を 130 万円未満に抑えたいパート労働者と社会保険料を負担したくない ( 適用基準未満で働かせたい ) 事業主の思惑が結果的に重なり合っていた面も 今回の適用拡大により 年収が 月額賃金 8.8 万円 12 ヵ月の 106 万円の場合でも他の 4 条件も含めて満たせば被用者保険の被保険者となる 106 万円 ( 月額 8.8 万円 ) 以上 適用拡大対象 130 万円の壁に部分的に穴が空くことになる 週労働時間 20 時間以上 9

10 5. 社会保障審議会年金部会 議論の整理 ( ) 議論の整理 は 社会保障 税一体改革 国民会議報告書およびプログラム法で掲げられた検討課題について 2014 年財政検証におけるオプション試算結果も踏まえて議論してきた内容をとりまとめたもの 法改正事項としては 適用拡大や マクロ経済スライドの見直し 基礎年金の保険料拠出期間の 45 年への延長や国民年金第 1 号被保険者の産前産後期間の保険料免除等を想定 連合の談話のポイント 2016 年 10 月の短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大をさらに進めていく必要があるとの大きな方向性を示したことは評価 また 連合が主張した法施行日の前倒しは困難とされたものの 501 人以上の規模要件に関して任意適用の可能性を示したことは評価 過去の物価下落時に年金額を据え置いた特例水準の 2015 年 4 月解消と同時に 初めてマクロ経済スライドが発動される見込み 連合は 年金受給者や地域経済への影響を考慮し 調整は賃金 物価の伸びの範囲内にとどめること また 基礎年金は対象から外すことなどを主張してきたが 将来世代の給付水準の確保のためにフル発動が選択肢から排除されなかったことは遺憾 昨今 公的年金制度をめぐっては 年金積立金の運用に過度に依存する傾向が強くなっているが 収入の柱は保険料であり 信頼を高めつつ 負担と給付のあり方も含めて着実に制 10 度改正を実施していくことが重要

11 6.GPIF( 年金積立金管理運用独立行政法人 ) とは GPIF は 厚生労働大臣から寄託を受け 年金積立金の管理 運用を行っている そして その収益を国庫に納付することにより 厚生年金保険事業および国民年金事業の運営の安定に資することを目的としている また GPIF は 長期的に維持すべき資産構成割合 ( ポートフォリオ ) を定め これを適切に管理するなど 安全かつ効率的な運用に努めることとしている 基本的に 5 年に一度行われる財政検証結果を踏まえて厚生労働大臣が 中期目標 ( リスクとリターン等 ) を示す 資料出所 :GPIF 11

12 7. 運用実績 実質的な運用利回りは 自主運用を開始した 2001 年度以降の 13 年間の平均で 2.52% GPIF となった 2006 年度以降の 8 年間の平均で 2.78% となり 財政計算上の前提である実質的な運用利回りをいずれも上回っている なお 2001 年度から 2013 年度までの累積収益額は 35 兆 4,415 億円となっている 安全かつ確実な運用により リーマン ショック時でもマイナス 9.3 兆円の損失で済んだ 資料出所 :GPIF 12

13 8. 厚生年金保険法 国民年金法 厚生年金保険法 第一章総則 ( この法律の目的 ) 第一条この法律は 労働者の老齢 障害又は死亡について保険給付を行い 労働者及びその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とする 第四章の二積立金の運用 ( 運用の目的 ) 第七十九条の二年金特別会計の厚生年金勘定の積立金 ( 以下この章において 積立金 という ) の運用は 積立金が厚生年金保険の被保険者から徴収された保険料の一部であり かつ 将来の保険給付の貴重な財源となるものであることに特に留意し 専ら厚生年金保険の被保険者の利益のために 長期的な観点から 安全かつ効率的に行うことにより 将来にわたつて 厚生年金保険事業の運営の安定に資することを目的として行うものとする 国民年金法 第五章積立金の運用 ( 運用の目的 ) 第七十五条積立金の運用は 積立金が国民年金の被保険者から徴収された保険料の一部であり かつ 将来の給付の貴重な財源となるものであることに特に留意し 専ら国民年金の被保険者の利益のために 長期的な観点から 安全かつ効率的に行うことにより 将来にわたつて 国民年金事業の運営の安定に資することを目的として行うものとする 13

14 9.GPIF 法 第四章業務等 ( 中期計画の記載事項 ) 第二十条管理運用法人は 中期計画に 次に掲げる事項を定めるものとする 一年金積立金の管理及び運用の基本的な方針二年金積立金の管理及び運用における長期的な観点からの資産の構成に関する事項三年金積立金の管理及び運用に関し遵守すべき事項 2 前項各号に掲げる事項は 資産の管理及び運用に関し一般に認められている専門的な知見並びに内外の経済動向を考慮するとともに 年金積立金の運用が市場その他の民間活動に与える影響に留意しつつ 安全かつ確実を基本とし 年金積立金の運用が特定の方法に集中せず かつ 厚生年金保険法第七十九条の二及び国民年金法第七十五条の目的に適合するものでなければならない 基本ポートフォリオ ( 資産構成割合 ) 14

15 10. 基本ポートフォリオ GPIF は 長期的な観点から安全かつ効率的な運用 を行うため 各資産を組み合わせた資産構成割合を 基本ポートフォリオ として定めている 具体的には 安全かつ効率的な運用 を行う観点から 左図のとおり 複数の資産を組み合わせて運用を行うこととしている 基本ポートフォリオは長期的に維持すべき資産構成割合だが 時価の変動等により乖離が生じる度に資産の入替え等 ( リバランス ) を行うことは 売買コストの面等から非効率であるため 基本ポートフォリオからの乖離を許容する範囲を定めており これを乖離許容幅と言う 資料出所 :GPIF 15

16 11. 基本ポートフォリオの変遷 ~ ~ 資料出所 :GPIF 16

17 12. 運用委員会 第三章運用委員会 ( 運用委員会の設置及び権限 ) 第十五条管理運用法人に 運用委員会を置く 2 次に掲げる事項は 運用委員会の議を経なければならない 一業務方法書の作成又は変更二通則法第三十条第一項に規定する中期計画 ( 第二十条において 中期計画 という ) の作成又は変更 3 運用委員会は 年金積立金の運用状況その他の管理運用業務の実施状況を監視する 4 運用委員会は 前二項に規定するもののほか 管理運用業務に関し 理事長の諮問に応じて重要事項について意見を述べ 又は必要と認める事項について理事長に建議することができる ( 運用委員会の組織 ) ( 委員 ) 第十七条委員は 経済又は金融に関して高い識見を有する者その他の学識経験を有する者のうちから 厚生労働大臣が任命する 17

18 13. 財政検証 公的年金制度については 2004 年改正で 保険料収入 積立金 国庫負担 から成る収入 ( 負担 ) が固定された その上で 100 年安心の年金 を謳い文句に 所得代替率 50% をメルクマールとし 負担と給付がおおむね 100 年にわたってバランスしていけるか 5 年おきに点検するのが財政検証である 2014 年に 2009 年に続いて 2 回目が行われた 資料出所 : 厚生労働省 社会保障審議会年金部会 18

19 14. 経済前提 財政検証にあたっては 物価上昇率 賃金上昇率 長期金利 運用利回り という経済前提が 労働投入量 資本投入量 等をもとに複数設定される 今回 足下 10 年の経済前提 については 内閣府が 2014 年 1 月に公表した 中長期の経済財政に関する試算 の 経済再生ケース と 参考ケース に準拠した 2 ケース また それ以降の 長期の経済前提 については 前者に接続する A~E と後者に接続する F~H の合計 8 ケースが設定された 資料出所 : 厚生労働省 社会保障審議会年金部会 19

20 15. 中期目標 と 中期計画 基本的に 5 年に一度行われる財政検証結果を踏まえて厚生労働大臣が 中期目標 ( リスクとリターン等 ) を示す GPIF が運用委員会での審議を経て 基本ポートフォリオ を含む 中期計画 案を策定する 独立行政法人評価委員会での審議等を経て 厚生労働大臣が 中期計画 の認可を行う 資料出所 : 厚生労働省 社会保障審議会年金部会 年金積立金の管理運用に係る法人のガバナンスの在り方検討作業班 20

21 16. 日本再興戦略 (2013 年 6 月 14 日閣議決定 ) 等 公的 準公的資金の運用等の在り方 公的 準公的資金について 各資金の規模や性格を踏まえ 運用 ( 分散投資の促進等 ) リスク管理体制等のガバナンス 株式への長期投資におけるリターン向上のための方策等に係る横断的な課題について 有識者会議において検討を進め 本年 秋までに提言を得る 2013 年 21

22 16. 日本再興戦略 (2013 年 6 月 14 日閣議決定 ) 等 有識者会議 報告書 ( ) で示されている 目指すべきガバナンスの仕組み 22

23 17. 日本再興戦略 改訂 2014(2014 年 6 月 24 日閣議決定 ) 公的 準公的資金の運用等の見直し GPIF をはじめとする公的 準公的資金の運用等の在り方については 引き続き 有識者会議の提言を踏まえ 各資金の規模 性格に応じ 長期的な健全性の確保に留意しつつ 必要な施策を迅速かつ着実に実施すべく所要の対応を行う GPIF の基本ポートフォリオについては 本年 6 月に公表された 国民年金及び厚生年金に係る財政の現況及び見通し - 平成 26 年財政検証結果 - を踏まえ デフレからの脱却 適度なインフレ環境への移行など長期的な経済 運用環境の変化に即し 年金財政の長期的な健全性を確保するために 適切な見直しをできるだけ速やかに実施するとともに GPIF は 受入れを表明した日本版スチュワードシップ コードを踏まえた対応を速やかに実施する ( ) また 基本ポートフォリオ見直しとあわせ ガバナンス体制の強化を図る必要があり まずはフォーワードルッキングな観点からリスク管理体制の再構築等を行うことで より機動的な運用を目指す さらに 独立行政法人改革等に関する基本的な方針 ( 平成 25 年 12 月 24 日閣議決定 ) に基づき 運用委員会について 複数の常勤委員を配置し 資金運用の重要な方針等について実質的に決定できる体制の整備や 報酬の見直し等による高度で専門的な人材の確保等の取組を速やかに進めるとともに 資金運用の観点から行われた有識者会議の提言を踏まえ 厚生労働省において 当該資金の規模 性格に即して 長期的な健全性の確保に留意しつつ 主たる事務所の所在に関することに加え 年金制度 法人の組織論等の観点から今後の法改正の必要性も含めた検討を行うなど必要な施策の取組を加速すべく所要の対応を行う 運用の改革は 専ら被保険者の利益のために行うものである こうした運用が結果的に成長への投資 ひいては日本経済に貢献し 経済の好循環実現にもつながる 23

24 18. 財政検証の問題 向こう 100 年を見通すことなど不可能 ( 人口推計は 50 年先まで ) 財政検証は時の政権の政策による影響を排除できず 中立性の確保という点で非常に問題のある仕組み 事実 今回の経済前提はアベノミクスを意識した内閣府試算が大もと 長期の経済前提 のうち 特にケース A ではバブル期のような成長が延々と続くシナリオが描かれ あり得ないような 賃金上昇率 や 長期金利 の設定 ケース A を含めてすべてのケースに対応するのが今回の運用目標 名目賃金上昇率 +1.7% 資料出所 : 厚生労働省 社会保障審議会年金部会 24

25 19. 基本ポートフォリオの問題 私たちの年金給付の貴重な財源である年金積立金の運用を経済成長のために見直し < 目的が問題 > 政府が 日本再興戦略 などで厚生年金保険法等の趣旨を逸脱し 専ら被保険者の利益のためではなく 経済成長のために運用の見直しを掲げていることが背景にある中での変更 < 内容が問題 > これまで安全資産とされてきた国内債券の比率を大幅に引き下げる一方 国内外の株式の比率を大幅に引き上げ プライベートエクイティや不動産等による分散投資をより進めることとするなど リスク性資産割合を高めた変更 < 進め方が問題 > 何より保険料の拠出者である労使や国民に対する十分な説明を欠いたままでの変更 リーマン ショック時の損失実績をはるかに上回る損失発生可能性のあるポートフォリオであることは明らか 国民は受給額削減という大きなリスクを抱えたことに 25

26 19. 基本ポートフォリオの問題 GPIF 運用委員 8 名のうち ただ一人 連合推薦の菅家功委員 ( 連合総研専務理事 ) は 昨年 6 月に見直した基本ポートフォリオと比べ 資産の割合が急激に変わったことは国民の理解が得られない こうしたリスクを取ることを 国民は納得しないだろう と反対票を投じた 出所 : ロイター配信記事 当初より 複数の専門家が 1 年間の保険料水準に匹敵する 30 兆円規模の損失が生じる可能性があると指摘 しかし 政府は明言せず 2014 年 12 月 22 日 GPIF 第 85 回運用委員会の議事要旨の公開によってようやく数字が明らかに 資料出所 :GPIF 26

27 20. ガバナンス ( 組織運営 ) の問題 公的年金制度と年金積立金の運用の見直しに対する連合の考え方と対応 ( 第 13 回中央執行委員会確認 / ) から一部抜粋 独立行政法人であるため 業務に関する権限 責任が理事長一人に集中している独任制となっている 運用委員会 の委員は法的にはあくまでも 経済又は金融に関して高い識見を有する者その他の学識経験を有する者 であり ステークホルダーとして参画できる形態とはなっていない 内部規程により 労使等が参画する 年金積立金管理運用会議 が設置されているが 委員は同様に 学識経験のある者 であり かつ会議自体も完全非公開とされている 現在の GPIF には保険料拠出者である被保険者の意思を反映できるガバナンス体制がない 連合の考え方 保険料拠出者である労使代表が参画し 確実に意見反映できるガバナンス体制 ( 労使をはじめとするステークホルダーの参画の下 合議制により意思決定する仕組み ) を構築する 27

28 21. ガバナンス検討作業班 ( 開催状況等 ) 社会保障審議会年金部会 年金積立金の管理運用に係る法人のガバナンスの在り方検討作業班 < 開催経過 > 第 1 回 (2014 年 11 月 4 日 ) 有識者会議 報告書 について 第 2 回 (2014 年 11 月 10 日 ) 現行の GPIF の体制と諸外国の年金基金 ( 運用組織 ) のガバナンス 第 3 回 (2014 年 11 月 14 日 ) 論点整理 ( 案 ) 第 4 回 (2014 年 11 月 25 日 ) 第 3 回会合での議論を踏まえた 論点整理 ( 案 ) 第 5 回 (2014 年 12 月 1 日 ) 第 4 回会合における議論のまとめ 第 6 回 (2014 年 12 月 17 日 ) 議論取りまとめに向けて ( 座長 座長代理提出資料にもとづく ) 28

29 21. ガバナンス検討作業班 ( 主な論点 ( 争点 )) 有識者会議 メンバーだった専門委員の狙いは パターン 2? 公的年金制度の一部である運用であるため 厚生労働大臣であるべきではないのか? 運用計画等を 認可 ではなく 報告 で済ませようとしているのか? 投資委員会のような各種委員会をつくって権限を委譲させ 理事会を形骸化させようとしているのか? 意思決定と執行を完全に分離させて自由に運用しようとしているのか?CEO 等執行部の責任は? 29

30 21. ガバナンス検討作業班 ( 連合委員の主な主張 ) 公的年金制度は皆保険 賦課方式 強制加入 GPIFはその公的年金制度の一部 運用だけ離れて独立することなどあり得ない 厚生年金 国民年金の積立金は被保険者が拠出した保険料の一部 保険者である厚生労働大臣がGPIFのガバナンス体制に関与していくのは当然 基本ポートフォリオや予算等基本的な事項は厚生労働大臣の 認可 とすべき 運用の目的は厚生年金保険法第 79 条等で規定されているとおり 専ら被保険者の利益のため にほかならない 複数メンバーが相互に牽制しながら意思決定する あるいは業務執行を行う仕組みが民主的な統制という観点から必要 政治的介入をできるだけ回避する観点からも合議制がベター 積立金のほとんどが厚生年金分 また 社会保険は雇用や賃金と表裏一体 その一つである年金制度の運用に係る組織運営であるため 意思決定機関に労使代表が入るのは当然 かつ過半数を占めるべき GPIF 自体が大きな意味で執行機関 意思決定機関には執行機関のCEO 等も入るべき CEOが意思決定機関の長を務めることはあり得る 意思決定機関の権限を委譲した形で外枠に投資委員会等の各種委員会を設けることは不要 ( 反対 ) 指名委員会については 有無を含めて年金部会での検討が必要 年金財政上必要な運用利回りを厚生労働大臣が示すリスク許容度を上回らないリスクで実現することが重要 アクティブや自家運用の拡大には反対 専門家が執行機関等に入るとすれば 企業 団体籍を外す あるいは一定期間務めあげたら同じ業界に何年間か戻らないようにするなどの措置が必要 また 在任中は出身元企業 団体との取引は禁止すべき 守秘義務や利益相反の問題を明確にし 罰則も強化すべき 30

31 22. 現在の状況と今後の対応 ガバナンス検討作業班 では 労使 有識者の反対によって 報告書 のとりまとめは行われず 2015 年 1 月 23 日の年金部会に 議論の要約 として提出 連合委員 ( 花井総合政策局長 ) と経団連委員 ( 柿木年金改革部会長 ) が 運用執行を監督 監視する局面で 被保険者の代表の意思が確実に反映されるガバナンス構造を構築すべき といった内容を柱とする共同の意見書を提出 他の委員から支持する意見が数多く出され 再びとりまとめには至らず しかし 政府 業界関係者は 今通常国会に関連法案を提出する姿勢を崩していない 年金積立金はだれのもの? STOP THE 格差社会! 暮らしの底上げ実現 キャンペーンの柱の一つとして 年金積立金はだれのもの? の取り組みを追加することを確認 ( 第 16 回中央執行委員会 / ) 連合本部段階では シンポジウムの開催 マスコミ等を活用した世論喚起 DVD パワーポイントの作成 ホームページの活用等 地方連合会段階では 地方議会における意見書採択の取り組み継続等 31

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