第14回税制調査会　総14-2

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かずただかいじ
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1 平総説明資料経済社会の構造変化 ~ 人口構造家族の変化 ~ 平成 27 年 7 月 17 日 ( 金 ) 財務省

2 人口構造の変化 1

3 ,372 12,557 12,66.8 8, ,157 8,717 7, , , 9, 8, 7, 6, 14, 12, 1, 8, 5, 4, 3, 2, 6, 4, 1, 2, 195 (S25) 196 (S35) 197 (S45) 198 (S55) 199 (H2) 2 (H12) (H22) (H27) (H32) 23 (H42) 24 (H52) 25 (H62) 26 (H72)

4 % % % 69.5% 6.7% 8.8% 5.6% 18.9% % 12.% 26.8% 14.8% 4.4% 28.4% 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 195 (S25) 196 (S35) 197 (S45) 198 (S55) 199 (H2) 2 (H12) 21 (H22) 215 (H27) 22 (H32) 23 (H42) 24 (H52) 25 (H62) 26 (H72)

5 出生数及び合計特殊出生率の推移合計特殊出生率は 25 年に底を打ち近年は上昇傾向にあるものの 1974 年以降人口置換水準を下回る水準が続いている ( 万人 ) ( 合計特殊出生率 ) (1947 年 ) 第 1 次ベビーブーム 1947~49 年万人 (1949 年の出生数 ) 合計特殊出生率出生数第 2 次ベビーブーム 1971~74 年 29.2 万人 (1973 年の出生数 ) 人口置換水準 (2.7) 1.4 万人 (214 年の出生数 ) (1957 年 ) 1.58 (1966 年 ) ひのえうま 1.91 (1975 年 ) 1.54 (199 年 ) 1.26 (25 年 ) 1.42 (214 年 ) ( 年 ) 急激な少子化合計特殊出生率 2. をほぼ維持合計特殊出生率は低下傾向近年は上昇傾向 ( 備考 ) 合計特殊出生率とは 15~49 歳までの女子の年齢別出生率を合計したもので一人の女子が仮にその年次の年齢別出生率のパターンで一生の間に産むとした時の子供数に相当する人口置換水準とは母親世代の女性が等しい数の娘世代の女性を産み残す水準であり人口規模を維持するのに必要な水準 (2.7 程度 ) ( 出所 ) 国立社会保障人口問題研究所人口統計資料集 (215 年版 ) 及び厚生労働省大臣官房統計情報部人口動態統計 4

出生数減少の構造分析 (1975-213 年 ) 197 年代以降出生数の減少が続いているがその要因は親となる年齢層の減少 ( 図 1: 青 ) のほか結婚した者の割合の縮小 ( 図 2: 赤 ) や結婚した者の持つ子ども数の減少 ( 図 3: 黄 ) が影響 199 年代半ば以降は結婚した者の割合の縮小 (2) や結婚した者の持つ子ども数の減少 (3) による影響が増大している (

6 出生数減少の構造分析 ( 年 ) 197 年代以降出生数の減少が続いているがその要因は親となる年齢層の減少 ( 図 1: 青 ) のほか結婚した者の割合の縮小 ( 図 2: 赤 ) や結婚した者の持つ子ども数の減少 ( 図 3: 黄 ) が影響 199 年代半ば以降は結婚した者の割合の縮小 (2) や結婚した者の持つ子ども数の減少 (3) による影響が増大している ( 注 ) 図中の数値 (% ) は 1975 年の出生数と比較した各年次の出生数の減少に対する各要因 (1~3) の寄与率を表すたとえば 2 年の出生数は 1975 年より 71,893 人減少したがその 37 5% は 1 人口規模年齢構造変化 39 1% は 2 結婚行動変化 23 4% は 3 夫婦出生行動変化による ( 計 1%) ただし 2 1~13 年は 23 については 29 年の構成比を用いている ( 資料 ) 厚生労働省人口動態統計出生数年次推移総務省統計局国勢調査人口推計年次別性年齢別人口国立社会保障人口問題研究所第 14 回出生動向基本調査結婚合計出生率年次推移を用いて算出 ( 出所 ) 金子隆一少子化の構造と動向 -4 年の過程が問うもの ( 横浜市調査季報 vol175 平成 26 年 12 月 ) 5

7 年齢階級別未婚率の推移日本の未婚率は上昇傾向にあり男性は 198 年代以降女性は 199 年代以降未婚率が大きく上昇男性女性 ( 未婚率 :%) 8 ( 未婚率 :%) ~29 歳 5 4 4~44 歳 ~39 歳 3 25~29 歳 4~44 歳 2 1 3~34 歳 45~49 歳 ( 年 ) ( 出所 ) 国立社会保障人口問題研究所人口統計資料集 (215 年版 ) 2 1 3~34 歳 35~39 歳 45~49 歳 ( 年 ) 6

8 平均初婚年齢平均出会い年齢及び交際期間の推移平均初婚年齢は 197 年代以降夫妻ともに上昇傾向にあるが特に男性の場合 199 年代半ば以降速いペースで上昇している男女の平均出会い年齢は主に女性で上昇しており平均交際期間も伸びている ( 歳 ) 夫平均初婚年齢の推移 (214 年 ) 29.4 (214 年 ) 平均出会い年齢と交際期間 ( 歳 ) ( 年 ) 27 1 夫の平均出会い年齢妻の平均出会い年齢平均交際期間 ( 右軸 ) 妻年 1992 年 1997 年 22 年 25 年 21 年 ( 出所 ) 厚生労働省人口動態調査国立社会保障人口問題研究所出生動向基本調査 ( 年 ) 7

9 ( 出所 ) 国立社会保障人口問題研究所出生動向基本調査 ( 結婚と出産に関する全国調査 ) 結独身でいる理由別未婚者の割合独身でいる理由のうち結婚できない理由については適当な相手にまだめぐり会えない結婚資金が足りないが多い男性女性 % 1% 2% 3% 4% 5% % 1% 2% 3% 4% 5% 結婚するにはまだ若過ぎる婚しない理由結婚できない理結婚する必要性をまだ感じない今は仕事 ( または学業 ) にうちこみたい今は趣味や娯楽を楽しみたい独身の自由さや気楽さを失いたくない適当な相手にまだめぐり会わない異性とうまくつき合えない結婚資金が足りない由結婚生活のための住居のめどがたたない親や周囲が結婚に同意しない ( だろう ) 1992 年 1997 年 22 年 25 年 21 年 8 ( 注 ) 対象は 18~49 歳の未婚者各項目を独身にとどまっている理由として選択 ( 最大三つまで ) した未婚者数の割合を示す

10 平均出産年齢の推移と出産に対する意識の変化平均出産年齢は 197 年代以降上昇傾向にあり特に第 1 子の平均出産年齢は近年晩産化のペースが高まっている平均出産年齢の推移 ( 参考 ) 出産に対する意識の変化 ( 歳 ) ( 質問 ) 結婚したら子どもは持つべきだ 34 第 3 子 33.4 % 2% 4% 6% 8% 1% 年 87.8% 2.7% 9.6% 年 77.9% 4.1% 18.% 年 22 年 73.6% 4.% 22.4% 26 第 2 子年 71.2% 7.9% 2.9% 第 1 子 21 年 71.2% 4.5% 24.3% ( 年 ) ( 出所 ) 厚生労働省人口動態調査賛成不詳反対 ( 注 ) 賛成はまったく賛成どちらかといえば賛成を合計した回答割合反対はまったく反対どちらかといえば反対を合計した割合夫婦調査については初婚同士の夫婦であり妻の意識である ( 出所 ) 国立社会保障人口問題研究所出生動向基本調査 ( 結婚と出産に関する全国調査 ) 9

11 平均理想子ども数の推移と出産の障害 197 年代から現在に至るまで夫婦の理想とする子ども数予定する子どもの数は 2 人以上で推移一方実際の子ども数は 2 人未満で推移しており希望と現実に乖離が見られるなお 199 年代以降は理想子ども数予定子ども数現存子ども数いずれも低下傾向理想の子ども数を持たない理由として子育てや教育にかかる費用を挙げる者の割合が多い ( 人 ) 第 7 回 (1977 年 ) 第 8 回 (1982 年 ) 平均理想子ども数と平均予定子ども数現存子ども数第 9 回 (1987 年 ) 第 1 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 2.56 予定子ども数第 12 回 (22 年 ) 理想子ども数第 13 回 (25 年 ) 第 14 回 (21 年 ) 7% 6.4% 6% 5% 4% 35.1% 3% 2% 1% % お金子高年齢で生むのはいやだからがかかりすぎるから育てや教育に19.3% 18.6% 17.4% 16.8% 13.2% 1.9% 8.3% 7.4% 7.2% 子どもがのびのび育つ環境ほしいけれどできないから理想の子ども数を持たない理由健康上の理由から家が狭いから末子が夫の定年退職までに自分の仕事に差し支えるから肉体的負担に耐えられないから夫の家事育児への協力が夫が望まないからこれ以上育児の心理的成人してほしいから得られないからではないから他( 注 1) 対象は左グラフについては妻の年齢 5 歳未満の初婚同士の夫婦右グラフについては予定子ども数が理想子ども数を下回る初婚同士の夫婦 5.6% 6.1% 自分や夫そのしたいから婦の生活を大切に( 注 2) 予定子ども数は現存子ども数と追加予定子ども数の和として算出総数には結婚持続期間不詳含む各調査の年は調査を実施した年である ( 出所 ) 国立社会保障人口問題研究所出生動向基本調査 ( 夫婦調査 ) 1

12 雇用形態別結婚出産の状況非正社員は正社員と比較して結婚している割合は低い希望する子どもの数実際の子どもの数ともに男女双方が正社員の場合に最も多いまた希望する子どもの数と実際の子どもの数の差は特に男性非正社員で大きくなっている雇用形態別結婚状況希望する子ども数実際の平均子ども数 (%) 1 3. < 希望する子ども数 > ( 人 ) 男性正社員男性正社員男性非正社員男性非正社員女性正社員女性非正社員女性正社員女性非正社員 < 実際の平均子ども数 > 正社員非正社員正社員非正社員男性女性 1. ( 人 ) 男性正社員男性正社員男性非正社員男性非正社員女性正社員女性非正社員女性正社員女性非正社員 ( 出所 ) 厚生労働省平成 24 年版労働経済の分析 ( 元データ ) 厚生労働省 21 世紀成年者縦断調査 ( 調査対象期間は左図は平成 14 年 11 月 ~ 平成 22 年 11 月右図は平成 22 年 11 月時点 ) ( 注 1) 本特別集計において調査客体数確保の観点から正社員とは第 1 回調査から第 9 回調査まで全調査で継続して正社員であるコーホートを非正社員とは男性は第 9 回調査において非正社員であるコーホート女性は第 1 回調査及び第 9 回調査において非正社員であるコーホート ( ただし第 2 回調査において主に通学している者を除く ) としており男女間で定義が異なっていることに留意が必要 ( 注 2) 同一コーホート内の過去 8 年以内の結婚割合 ( 左図 ) ( 注 3) 男性非正社員女性正社員と男性非正社員女性非正社員はそれぞれ客体数がと少数であることにも注意が必要である ( 右図 ) ( 注 4) 希望する子どもの数については男性と女性の平均値をとっている ( 右図 ) 11

13 ( 参考 ) まちひとしごと創生長期ビジョン ( 平成 26 年 12 月 27 日閣議決定 )( 抄 ) Ⅱ. 今後の基本的視点 1. 人口減少問題に取り組む意義 (3) 人口減少への対応は待ったなしの課題である人口減少に歯止めをかけるには長い期間を要する各種の対策が出生率向上に結びつき成果が挙がるまでに一定の時間がかかるし仮に出生率が向上しても人口が定常状態 11 になるまでには更に時間を要する今後出生率が向上するとしても数十年間の出生数を決める親世代の人口は既に決まっているため定常人口に達するには数十年を要することとなるそれでも対策が早く講じられ出生率が早く向上すればするほど将来人口に与える効果は大きい出生を担う世代の人口が減少し続ける状況下では出生率がいつの時点で向上するかが出生数すなわち将来の人口規模を決定していくこととなるからである一定の仮定を置いた試算を行うと出生率の向上が 5 年遅れるごとに将来の定常人口はおおむね 3 万人ずつ減少することとなる人口減少への対応は正に待ったなしの課題である Ⅲ. 目指すべき将来の方向 1. 活力ある日本社会の維持のために今後目指すべき将来の方向は将来にわたって活力ある日本社会を維持することである (1) 人口減少に歯止めをかける将来にわたって活力ある日本社会を維持するためには人口減少に歯止めをかけなければならない出生率が向上し将来のどこかの時点で出生率が人口置換水準に回復することが人口の規模及び構造が安定する上で必須の条件である出生率を向上させる方策にはこれさえすればというような決定打もなければこれまで誰も気付かなかったような奇策もない 25 年に公表された OECD レポート 14 では日本は育児費用の直接的軽減や育児休業の取得促進保育サービスの拡充などの各種の対策が適切に講じられれば出生率が 2. まで回復する可能性があると推計されているこの報告においても OECD 諸国の政策を分析した結果として出生率向上には様々な分野にわたる総合的な取組を長期的継続的に実施していくことが重要であると指摘されている 12

14 家族の変化 13

15 2,5 2, 1,5 1, 5 平均世帯人員 697 (23.%) 174 (5.8%) 1,247 (41.2%) 297 (9.8%) 614 (2.3%) 昭 45 (197) 3.41 人 75 (21.%) 181 (5.4%) 1,429 (42.5%) 388 (11.6%) 656 (19.5%) 5 (1975) 3.28 人 25 (5.7%) 1,58 (42.1%) 446 (12.5%) 711 (19.8%) 55 (198) 3.22 人 24 (6.3%) 1,519 (4.%) 521 (13.7%) 671 (17.7%) 6 (1985) 3.14 人家族類型別世帯数の推移 1985 年までは夫婦と子供のみ世帯が4 割を超えていたがその後減少し単独世帯夫婦のみの世帯の割合が増加している夫婦と子供のみ世帯 197 年 21 年 :41.2% 27.9%( 13.3% ポイント ) 単独世帯 197 年 21 年 : 2.3% 32.3%(+12.% ポイント ) 夫婦のみの世帯 197 年 21 年 : 9.8% 19.8%(+1.% ポイント ) ( 万世帯 ) 見通しそ5,5 5,35 5,184 4, , 585 4,678 (11.3%) 628 4, ,5 66 (12.8%) 452 4,67 (14.1%) (8.7%) , 3,798 (15.8%) 355 (8.3%) 3, (7.6%) (17.4%) 38 3,36 1,381 3, ,444 (7.%) 712 (19.2%) 275 (27.9%) 3,3 1,463 (19.9%) (6.8%) 3, (29.8%) 118 (3.1%) 1,517 (37.3%) 629 (15.5%) 162 (4.%) 777 (19.1%) 平 2 (199) 2.99 人 1,51 (34.2%) 761 (17.3%) 22 (5.%) 94 (2.6%) 7 (1995) 2.82 人 1,49 (31..9%) 882 (18.9%) 33 (6.5%) 988 (21.1%) 12 (2) 2.67 人 963 (19.6%) 386 (7.9%) 1,59 (21.6%) 17 (25) 2.55 人単独世帯 (65 歳除く ) 65 歳以上単独世帯夫婦のみ夫婦と子供ひとり親と子供その他の世帯 1,24 (19.8%) 479 (9.2%) 1,199 (23.1%) 22 (21) 2.42 人 1,14 1, (22) 2.29 人 ( 年 ) の他の世帯核家族世帯単独世帯(32.3%) ( 備考 ) 世帯数は一般世帯の数値数値は四捨五入しているため合計が一致しない場合がある昭和 45 年 ~ 昭和 55 年平成 32 年の単独世帯は 65 歳以上単独世帯も含む ( 出所 ) 平成 22 年 (21) 以前 : 総務省国勢調査報告平成 32 年 (22) : 国立社会保障人口問題研究所日本の世帯数の将来集計 ( 平成 25 年 1 月推計 ) 中位推計 14

16 高齢者がいる世帯構成の推移高齢者がいる世帯構成は 197 年代に 5 割を超えていた三世代世帯が 1 割まで大幅に減少単独世帯夫婦のみの世帯がそれぞれ 3 割前後まで増加また未婚の子との世帯も増加三世代世帯 1975 年 213 年 :54.4% 13.2%( 41.2% ポイント ) 単独世帯 1975 年 213 年 :8.6% 25.6%(+17.% ポイント ) 夫婦のみの世帯 1975 年 213 年 :13.1% 31.1%(+18.% ポイント ) 単独世帯夫婦のみの世帯夫婦と未婚の子のみの世帯ひとり親と未婚の子のみの世帯 ( 構成比 %) 三世代世帯その他の世帯総世帯数 ( 百万世帯 ) ( 百万世帯 ) ( 出所 ) 厚生労働省国民生活基礎調査 ( 注 ) 平成 7 年の数値は兵庫県平成 23 年の数値は岩手県宮城県及び福島県平成 24 年の数値は福島県を除いたものである ( 年 ) 15

17 ( 万世帯 ) 12 共働き等世帯数の推移共働き世帯は年々増加男性雇用者がいる世帯に占める共働き世帯の割合は 198 年には 36% であったが 199 年代に入ると専業主婦世帯数と共働き世帯数が拮抗し 1997 年以降は専業主婦世帯数を逆転した 2 年代に入るとこの傾向は更に鮮明となり 214 年には 6% にまで上昇男性雇用者と無職の妻からなる世帯 ( 同 6%) 雇用者の共働き世帯 614 ( 男性雇用者がいる世帯に占める割合 :36%) ( 昭和 55 年 ) ( 昭和 6 年 ) ( 平成 2 年 ) ( 平成 7 年 ) ( 平成 12 年 ) ( 平成 17 年 ) ( 平成 22 年 ) ( 平成 26 年 ) ( 備考 ) 1. 雇用者の共働き世帯とは夫婦ともに雇用者の世帯 2. 男性雇用者と無職の妻からなる世帯とは夫が雇用者で妻が非就業者 ( 非労働力人口及び完全失業者 ) の世帯 3. 就業者から農林業及び自営業者家族従業者は除いた 4. 平成 23 年は東日本大震災の影響により集計していない期間があり年次結果は公表されていない ( 出所 ) 労働力調査特別調査労働力調査 ( 総務省 ) より作成 16

18 若年層の共働き夫婦の就業形態若者の共働き夫婦の就業状況について夫がフルタイム ( 週 35 時間以上 ) で働く世帯のうち妻もフルタイムで働く世帯の割合は 199 年代にかけて 5 割まで減少した後緩やかに減少他方パートタイムで働く世帯の割合は増加夫婦フルタイムの割合 1985 年 1995 年 214 年 :68.4% 52.9%( 15.5% ポイント ) 39.7%( 28.7% ポイント ) 夫フルタイム妻パートタイムの割合 1985 年 1995 年 214 年 :29.% 42.7%(+13.7% ポイント ) 53.2%(+24.2% ポイント ) 括弧書きは対 1985 年比 1% 9% 8% 7% 6% 夫フルタイム妻パートタイム夫パートタイム妻パートタイム % 4% 3% 2% 夫パートタイム妻フルタイム % 夫フルタイム妻フルタイム % ( 年 ) ( 出所 ) 総務省労働力調査特別調査 (199~21 年 ) 労働力調査 ( 詳細結果 ) (22~214 年 ) ( 注 1) 労働力調査特別調査は各年 2 月の調査結果による ( 注 2) 労働力調査 ( 詳細結果 ) は年平均値である ( 注 3) データは基本的に全都道府県の数値を用いているが 211 年の数値のみは全国 ( 岩手県, 宮城県及び福島県を除く ) の数値を用いている ( 注 4) 妻の年齢が 25~34 歳の非農林業雇用者共働き世帯における夫婦の就業形態の割合を示したものである ( 注 5) フルタイムとは週間労働時間が 35 時間以上の非農林業雇用者であるまたパートタイムとは週間労働時間が 34 時間以下の非農林業雇用者である 17

19 共働き世帯の分布と収入構成 ( 平成 24 年 )( 全世代 ) 夫の所得の多寡に係わらず総じて妻の所得は 15 万円未満に半分以上が分布 ( 世帯分布 ) 35% 夫の所得 3 万円未満夫の所得 3 万円以上 3% 29.3% 29.% 夫の所得 5 万円以上夫の所得 1, 万円以上 26.9% 26.1% 25% 23.6% 2% 19.9% 16.9% 15% 13.8% 1% 11.% 11.1% 9.2% 7.8% 5% % ~5 万円 5~ 1~ 15~ 2~ 25~ 3~ 4~ 5~ 6~ 7~ 8~ 9~ 1~ 125~ 15~ ( 出所 ) 総務省就業構造基本調査 ( 妻の所得階級 ( 万円未満 - 万円以上 )) 18

20 理想の家庭に関する意識の推移 1998 年にかけて夫唱婦随性役割分担よりも夫婦自立家庭内協力を志向する者の割合が増加しその後ほぼ横ばいで推移夫唱婦随性役割分担夫婦自立家庭内協力その他わからない無回答 (%) 1973 年年年年年年年年年 ( 出所 )NHK 放送文化研究所現代日本人の意識構造 % 1% 2% ( 第八版 ) 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% ( 注 ) 上記の結果は複数の選択肢の中から理想とする家庭像を選択するアンケートの結果なお夫唱婦随とは父親は一家の主人としての威厳をもち母親は父親をもりたてて心から尽くしている状態夫婦自立とは父親も母親も自分の仕事や趣味を持っていてそれぞれ熱心に打ち込んでいる状態性役割分担とは父親は仕事に力を注ぎ母親は任された家庭をしっかりと守っている状態家庭内協力とは父親はなにかと家庭のことにも気をつかい母親も温かい家庭づくりに専念している状態 19

21 子育て期における生活時間夫の生活時間は子どもの年齢や保育の有無によって大きな変化はない一方共働きの妻の生活時間は家事育児等により仕事の時間が減少している ( 時間 ) 24 第 1 次活動仕事家事育児介護等その他第 2 次活動第 3 次活動幼児なし保育等なし保育等あり幼児なし保育等なし保育等あり幼児なし保育等なし保育等あり幼児なし保育等なし保育等あり夫 ( 共働き ) 夫 ( 片働き ) 妻 ( 共働き ) 妻 ( 片働き ) 男 (3 代未婚 ) 女 (3 代未婚 ) ( 注 ) 第 1 次活動とは睡眠食事など生理的に必要な活動第 2 次活動とは仕事家事など社会生活を営む上で義務的な性格の強い活動第 3 次活動とはこれら以外の各人が自由に使える時間における活動である ( 出所 ) 総務省統計局平成 23 年社会生活基本調査 2

22 結婚出産前後の妻の就業変化結婚前に就業していた妻のうち結婚後も就業を継続する者の割合は増加傾向にある出産前に就業していた妻のうち出産後も就業を継続する者の割合はほぼ横ばい結婚前に就業していた妻の結婚前後の就業変化出産前に就業していた妻の出産前後の就業変化 1% 1% 9% 8% % 8% 7% 6% 5% 7% 6% 5% % 3% % 3% 2% 2% % 1% % 1985~89 199~ ~99 2~4 25~9 % 1985~89 199~ ~99 2~4 25~9 就業継続結婚退職就業継続出産退職 ( 注 ) 対象は初婚どうしの夫婦 ( 出所 ) 国立社会保障人口問題研究所出生動向基本調査から作成 21

23 年齢階級別介護者の割合及び介護時間 1996 年 211 年ともに介護者の割合介護時間は女性が男性を上回っており介護時間は年齢を重ねるごとに増加している 1996 年と比べて 1 日当たりの介護時間は減少している男性女性 (%) (%) 3 介護者数の構成比 1996 年 3 25 ( 対男女全年齢 ) 211 年歳未満 3~39 歳 4~49 歳 5~59 歳 6 歳以上 ( 分 ) ( 分 ) 12 介護時間 1996 年年歳未満 3~39 歳 4~49 歳 5~59 歳 6 歳以上歳未満 3~39 歳 4~49 歳 5~59 歳 6 歳以上 ( 注 ) 介護者とは 15 歳以上でふだん家族を介護している人介護時間とは介護者全体の 1 日当たりの平均時間 211 年調査の年齢階層分類は 7 歳以上があるが 1996 年調査との比較のため 6 歳以上に含めている ( 介護者数の構成比は 6~69 歳との合計介護時間は介護者数の構成比に基づき加重平均 ) ( 出所 ) 総務省統計局社会生活基本調査歳未満 3~39 歳 4~49 歳 5~59 歳 6 歳以上

24 親と同居の未婚者の推移親と同居の未婚者の割合は壮年層も含め上昇傾向にある親と同居の未婚者の失業率は全体平均と比較して特に壮年層では著しく高い親と同居の未婚者割合の推移 ( 万人 ) (%) (%) 12 1 親と同居の未婚者の失業率の推移 (2~34 歳 ) , 親と同居の未婚者数 (2~34 歳 )( 左軸 ) 1,21 1,17 親と同居の未婚者数 (35~44 歳 )( 左軸 ) 親と同居の未婚者の割合 (2~34 歳 ) 1,64 1,35 親と同居の未婚者の割合 (35~44 歳 ) 全体平均 2.5 (35~44 歳 ) 親と同居の未婚者 ( 注 ) 各年とも 9 月の数値 ( 出所 ) 西文彦親と同居の未婚者の最近の状況その 1 ( 総務省統計研修所 ) 23

　第１節　国における子育て環境の現状と今後の課題　　　　　　　　　

　第１節　国における子育て環境の現状と今後の課題　　　　　　　　　第 2 章子育て環境の現状と今後の課題 7 第 1 節国における子育て環境の現状と今後の課題国における出生数は第 1 次ベビーブーム ( 昭和 22~24 年 ) で約 270 万人第 2 次ベビーブーム ( 昭和 46~49 年 ) で約 200 万人と高い時代もありましたがその後出生数は減少し続け昭和 59 年には 150 万人を割り込み平成 3 年以降は増減を繰り返しながら

第14回税制調査会 総14-2

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