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やすもりすすむ
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1 日本の医療を救え ~ 看護職の健康と安全を守ることが患者の健康と安全を守る ~ 20 年 6 月 3 日公益社団法人日本看護協会 Japanese Nursing Association

日本看護協会の取り組み ~ いま新たな課題に立ち向かう危機的状況にある日本の医療を救い国民に安全安心の医療看護を提供するためには看護職の労働条件労働環境の改善が急務である日本看護協会は専門職として働きがいのある労働条件の整備と生活者としての適切なワークライフバランスの実現をビジョンに掲げ 2007~9 年の 3 カ年にわたり働き続けられる職場づくり (

2 日本看護協会の取り組み ~ いま新たな課題に立ち向かう危機的状況にある日本の医療を救い国民に安全安心の医療看護を提供するためには看護職の労働条件労働環境の改善が急務である日本看護協会は専門職として働きがいのある労働条件の整備と生活者としての適切なワークライフバランスの実現をビジョンに掲げ 2007~9 年の 3 カ年にわたり働き続けられる職場づくり ( 看護職確保定着推進事業 ) を展開. 新卒看護職の定着促進 2. 労働条件労働環境の改善 3. キャリアの継続に取り組んだ 200 年新卒看護職の定着促進に向けては基礎教育の充実を図るため保助看法等の改正により看護基礎教育に大学教育を明記あわせて新卒者の卒後臨床研修が制度化されたキャリアの継続に向けては改正育児介護休業法の施行により育児のための短時間勤務の義務化が実現したしかしながら看護職の労働条件労働環境は依然厳しく大量離職が看護現場を脅かしている日本看護協会は新公益社団法人移行にあたり基本理念に看護職が生涯を通じて安心して働き続けられる環境づくりを推進するを新定款では主たる事業として看護職の労働環境の改善及び福祉の向上による国民の健康及び福祉の増進に関する事業を位置づけ 200 年度に続き 20 年度も重点政策重点事業として労働条件労働環境の改善に取り組む 2

3 目次. 日本の医療が危ない - 急性期医療の危機 P4-2 慢性期医療の危機 P5-3 病院看護職年間 0 万人離職の悪循環 P6 2. 看護職確保難の原因は過重労働 2- 看護師過労死の衝撃 P7 2-2 超過勤務で23 人にひとりが過労死危険レベル P8 2-3 昼夜連続勤務? 過酷な交代制勤務の実態 P9 2-4 月の半分は夜勤 2-8( ニッパチ ) 判定に遠い実態 P0 2-5 有給休暇が取れない復しない疲労 P 2-6 離職の真の原因は長時間労働と夜勤 P2 2-7 慢性疲労が医療事故の不安を増幅している P3 3. 労働科学の最新知見が危険を警告 3- 夜勤は酒気帯び運転以上に危険 P4 3-2 長時間労働夜勤でリスク増 P5 4. 給与水準は専門性と責任の重さに見合っているか P6 5. いまこそ労働条件の改善を P7 3

4 急性期医療の危機医療の高度化患者入退院の高速化患者の重症化高齢化病態の複雑化辞めないと朝緊事の急故手入を術院起準にこ備重す前症ラに患ウ者ンドの管理結局私一人で 4 人を夜日勤勤突で入残業さしらにその急ま変ま患者の在院日数が短縮 22.2 日 (2002 年 ) 8.8 日 (2008 年 ) 厚生労働省平成 20 年病院報告看護師人が看る患者数昼間は3.5 人夜間は4.0 人看護職員数 :30 人入院基本料 :7 対看護師 3 人のはずが急性期医療は今医療の高度化患者の重症化と高齢化病態の複雑化さらに患者の入退院の高速化とが相まって危機的な状況にある最も手厚い看護配置基準である 7 対でも夜間は一人の看護師が 4~5 人の患者を担当しており看護師の業務負担は重く患者の安全確保も危うい 4

5 2 慢性期医療の危機一人が看取りのため結局私人で 54 人仮眠も取れず 6 時間夜勤認知症に点滴や呼吸器管理も増えて身体が 2 つないと十分なケアも医療安全もムリ! このところ重症患者さんばっかり徘徊中急性期から医療依存度の高い患者の受け入れ看護師人が看る患者数昼間は 7.0 人夜間は 27.5 人入職は主に転職再就業妊娠出産子育て等で離職 30~40 代の割合が高い確保困難新卒看護師の多くは急性期医療を希望看護職員数 :26 人入院基本料 :5 対看護師 2 人でもこの状況慢性期医療は急性期医療と比べて看護体制が手薄であるにもかかわらず急性期医療から医療依存度の高い高齢患者が押し寄せ危機的状況にある 5

2009 年 3 月卒業病院に就業した保健師助産師看護師准看護師数 ( 平成 2 年版看護関係統計資料集

6 3 病院看護職年間 0 万人離職の悪循環就業者数 2008 年末 ( 離職率.9%) 就業者数 2009 年末 2.2 万人増 87.0 万人新卒就業 4.7 万人 2 離職 0.5 万人 4 3 再就業 8.0 万人万人病院外就業定年退職潜在看護職 55 万人 ~ 65 万人厚生労働省医政局看護課公表資料年 3 月卒業病院に就業した保健師助産師看護師准看護師数 ( 平成 2 年版看護関係統計資料集 ) 3 日本看護協会 2009 年病院における看護職員需給状況調査による2008 年度常勤看護職員離職率 4 3による推計 5 就業者増新卒就業者数離職者数による推計 6 厚生労働省医療安全の確保に向けた保健師助産師看護師法等のあり方に関する検討会第資料 7 宮﨑悟中田喜文 : 看護職員の潜在化動向とその要因.ITEC Working Paper Series September 病院勤務の看護職員は2009 年に89 万人年間 4.7 万人の新卒者が就職しながら総数が 2.2 万人しか増えていないのは年間 0 万人以上が離職しているため大量採用大量退職の悪循環を断ち切るために職場定着対策に取り組む必要がある 6

7 過労死に至った労働条件労働環境 2 看護師過労死の衝撃 200 年 3 月くも膜下出血により25 歳の看護師が死亡 ( 国立循環器病センター勤務 ) 2008 年 0 月大阪高裁で公務災害認定労働条件超過勤務時間発症前 6か月 : 平均約 52 時間 / 月発症前 3か月 : 平均約 56 時間 / 月労働環境重症瀕死高齢の患者の多い脳神経外科病棟 ( 入院患者 39 名 ) での看護業務看護職員 2 名配置準夜勤 2 名深夜勤 2 名 ( 手術日準夜勤 3 名 ) 病棟の平均年齢は師長を含めても26 歳 2 人中 5 名が新人過労死看護師は勤務経験 3 年か月で教育担当者日勤から深夜勤へのシフトの場合勤務終了から勤務開始までの間隔が5 時間丌規則な夜間交代勤務によって身体的精神的に高い負荷を不えていたものと認められると公務災害を認定 ( 大阪高裁判決文より ) 2008 年 0 月大阪高裁が判決で 25 歳でくも膜下出血を発症した看護師の死亡を過労死と認定し大きな衝撃が広がった夜勤交代制勤務の過重性を認め一般労働者の認定基準 ( ヶ月 00 時間以上または発症前 2 か月以上にわたり 80 時間以上 ) よりも短い残業時間でも過労死認定した画期的な判決 7

8 2 2 超過勤務で 23 人にひとりが過労死危険レベル 30~40 時間 9.% 交代制勤務者の超過勤務時間 40~50 時間 6.4% 50~60 時間 3.4% 60 時間超 4.3% 平均超勤時間 23.4 時間交代制夜勤者 22.8 時間 0 時間以下 34.% 交代制勤務者の過労死の公務災害認定超過勤務時間 50~60 時間 / 月交代制勤務者の 4.3% ( 約 23 人にひとり ) が月 60 時間を超える超過勤務すなわち過労死危険レベルにある超過勤務時間 20~30 時間 7.6% 0~20 時間 25.0% 出典 : 日本看護協会 2008 年時間外勤務夜勤交代制勤務等緊急実態調査過労死が続出する危険大交代制勤務かつ月 60 時間超の超過勤務者の答者全体に占める割合を病院勤務の看護職 ( 正規職員 ) 数にかけて全国で約 2 万人 ( 推計 ) 2008 年看護師過労死認定を受けて本会が実施した緊急実態調査では交代制勤務につく看護職の 23 人にひとりが月 60 時間を超える超過勤務の実態大阪高裁判決に照らせば少なくとも病院看護職 2 万人以上が過労死危険レベルにあると推計される 8

9 2 3 昼夜連続勤務? 過酷な交代制勤務の実態病院勤務看護師の三交代勤務の事例三交代勤務者の 57.9% が調査前ヶ月の間に日勤後に深夜勤のシフトで出勤間隔 6 時間以下となる勤務を経験している ( 実質的に一昼夜以上にわたって十分な休息なく活動 ) 0:00 6:00 2:00 8:00 24:00 6:00 2:00 日勤 8.5 時間シフト間隔約 7.5 時間深夜勤 8.5 時間睡眠通勤時間外勤務勤務仮眠休憩実際は約 4 時間日勤終了後に時間外勤務 (2 時間 ) があったので次の深夜勤入りまで約 4 時間急ぎ帰宅して家族の面倒をみて食事ほとんど仮眠を取れないまま再度出勤勤務帯設定の例 ( 各 8.5 時間 ) 日勤 8:30~7:00 準夜勤 6:30~ :00 深夜勤 0:30~ 9:00 緊急実態調査では日勤終了後短時間で深夜勤にはいるシフトを 3 交代勤務者の 6 割が経験していたことが判明同時に実施した勤務と休息睡眠の実態のタイムスタディで詳しく見ると日勤開始から翌朝の深夜勤終了まで実質的に昼夜以上ほとんど休息なく働くという過酷な勤務実態 9

10 2 4 月の半分は夜勤 2-8( ニッパチ ) 判定に遠い実態 35% 30% 三交代変則三交代制三交代変則三交代制の平均夜勤数は人に人 (50.5%) が 9 以上 / 月 4 人に人 (26.%) が 0 以上 / 月 72 時間超の過酷な夜勤を行っている者が存在出典 : 日本看護協会 2008 年時間外勤務夜勤交代制勤務等緊急実態調査 28.5% 平均は % 20% 参考二交代変則二交代制 5 以上 / 月の夜勤が 55.4% 24.4% 9 以上 / 月 50.5% 5% 0% 5% 0% % 3.2%.6% 2.4% % % 0 5.0% 4.0% 2 0 以上 / 月 26.%.2%.2% 緊急実態調査では 3 交代勤務者の半数以上が月 9 以上の夜勤をしており月 0 日以上の夜勤をしている者も 4 分のいると判明昭和 40 年代のいわゆる 2-8 判定が示す 3 交代で月 8 以内には程遠いのが現実

2 5 有給休暇が取れない復しない疲労年次有給休暇の取得日数年次有給休暇の取得率 ) 0 日 0 日 ( 取得なし ) ~5 日 ~5

% 6.7% 24.3% 6~0 日 3.4% 30.0~39.9% 40.0~49.9% 7.4%.8% ~5 日 3.9% 50.

7% ) 取得率 =2008 年度の取得日数 /2008 年度の付不日数 00 年次有給休暇の取得率年次有給休暇の取得率 20% 未満

11 2 5 有給休暇が取れない復しない疲労年次有給休暇の取得日数年次有給休暇の取得率 ) 0 日 0 日 ( 取得なし ) ~5 日 ~5 日 7.4% 33.3% 0% 0%( 取得なし ) 0.~9.9% 0.~9.9% 0.0~9.9% 20.0~29.9% 7.4% 4.% 6.7% 24.3% 6~0 日 3.4% 30.0~39.9% 40.0~49.9% 7.4%.8% ~5 日 3.9% 50.0~59.9% 60.0~69.9% 2.8% 6.9% 6~20 日 0.7% 70.0~79.9% 80.0~89.9% 2.%.6% 2 日以上 3.3% 90.0~99.9% 00.0%.2% 3.7% 出典 : 日本看護協会 2009 年看護職員実態調査年次有給休暇の取得日数年次有給休暇の取得日数 5 日以下 40.7% ) 取得率 =2008 年度の取得日数 /2008 年度の付不日数 00 年次有給休暇の取得率年次有給休暇の取得率 20% 未満 45.8% 50% 以上 8.4% 年間の有給休暇は 0 日が 7.4% 取れていても 5 日以下という答が 33.3% 不規則な交代制勤務に加えて有給休暇がとれておらず疲労の復が困難で慢性疲労につながりやすい実態が読み取れる

2 6 長時間労働と夜勤の負担が離職の原因潜在看護職の離職理由 / 離職 ( 潜在化 ) の理由は 2 種類個人の状況に関する理由妊娠出産結婚子育て 2 職場環境に関する理由勤務時間が長い超過勤務が多い夜勤の負担が大きい休暇がとれないなど妊娠出産結婚子育て自分の健康ここを改善しない限り転居配偶者の転勤離職防止につながらない家事と両立しないリフレッシュ自分の適性

12 2 6 長時間労働と夜勤の負担が離職の原因潜在看護職の離職理由 / 離職 ( 潜在化 ) の理由は 2 種類個人の状況に関する理由妊娠出産結婚子育て 2 職場環境に関する理由勤務時間が長い超過勤務が多い夜勤の負担が大きい休暇がとれないなど妊娠出産結婚子育て自分の健康ここを改善しない限り転居配偶者の転勤離職防止につながらない家事と両立しないリフレッシュ自分の適性能力への不安通勤困難親族の健康介護興味が持てないやりがいがない進学研修留学看護職の他の職場への興味定年看護職以外の他の職場への興味勤務時間が長い超過勤務が多い夜勤の負担が大きい責任の重さ医療事故への不安休暇がとれない上司との関係雇用形態に不満同僚との関係昇進昇給給与に不満看護の自律性専門性が認められない教育研修体制に不満医師との関係看護の理念方針に不満福利厚生に不満雇用者側の都合医療のIT 化に適応できない患者ケア対象者との関係 6.9'% 6.8'% 5.7'% 5.4'% 5.4'% 3.'% 6.4'% 5.8'% 3.5'% 2.5'%.4'% 0.8'% 7.8'% 4.9'% 4.4'%.3'% 8.6'% 7.'% 6.0'% 5.9'% 5.7'% 5.7'% 5.4'% 3.5'% 3.3'% 2.7'% 2.9'% 30.0'% 28.4'% 個人の状況に関する理由職場環境に関する理由出典 : 日本看護協会平成 9 年潜在ならびに定年退職看護職員の就業に関する意向調査報告書潜在看護師があげる離職の理由は結婚出産育児と長時間勤務夜勤結婚出産育児を理由とする離職の背景に職場の労働条件の厳しさがあるこれを改善しない限り離職防止はできない 2

13 2 7 慢性疲労が医療事故の不安を増幅している業務中に事故を起こすのではないかと丌安になることがありますか? 慢性疲労 0% 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 00% 自覚症状 0 項目項目 0.2% 3.6% 3.6% 9.8% 慢性疲労の自覚症状. 朝起きたときぐったりした疲れを感じる 2. 以前と比べて疲れやすい 3. へとへとだ 4. やる気がでない 5. ゆううつだ 6. いらいらする 7. 物事に集中できない厚生労働省労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト 3 項目中の 7 項目 2 項目 5.6% 29.9% いつもしばしば 3 項目 8.3% 35.3% 53.6% 4 項目 27.5% 34.5% 62.0% 5 項目 34.0% 36.7% 70.7% 6 項目 47.0% 26.9% 73.9% 7 項目 53.% 33.3% 86.4% 出典 : 日本看護協会 2008 年時間外勤務夜勤交代制勤務等緊急実態調査慢性疲労の自覚症状が増えるにつれ業務中に事故を起こすのではないかと不安になることがいつもあるまたはしばしばあると答する者の比率が高くなる慢性疲労の自覚症状が 3 項目以上ある者では 53.6% を超える患者の安全を脅かす危険な状況が日常的にあるだけでなくこのことが看護職の離職の原因の一つになっている 3

03% ( 日本の酒気帯び運転基準 ) 血中アルコール濃度 ( % ) 労働科学の最新の知見では真夜中から明け方にかけての時間帯には人間の作業能力が極端に落ち

14 3 夜勤は酒気帯び運転以上に危険トラッキング作業と血中アルコール濃度 04 (Dawson ら,997 を佐々木司改編 ) トラッキング作業の成績 ( % ) はっきり眠いトラッキング作業追従作業とも呼ばれ軌道上でゆっくりと動く赤い点を軌道から外れないよう追っていく単調な作業 0.03% ( 日本の酒気帯び運転基準 ) 血中アルコール濃度 ( % ) 労働科学の最新の知見では真夜中から明け方にかけての時間帯には人間の作業能力が極端に落ち酒気帯び状態で同じ作業をさせた場合よりも劣る危険な状態になることが実証されている図では作業成績が時刻とともに低下し赤い点線で示した酒気帯び状態での作業成績を下る様子が示されている 4

3 2 長時間労働夜勤で事故のリスクが増す週 48 時間モデル (EU 労働時間指令の上限 ) 相対リスク.6.5.4.3.2. 週 40 時間労働と比較して 3% リスク増.

9 週 40 時間労働 8 時間労働 6 8 時間労働 6 2 時間 4 2 時間 4 日勤夜勤日勤夜勤長時間日勤と夜勤の事故リスク (Folkard ら,2006)

15 3 2 長時間労働夜勤で事故のリスクが増す週 48 時間モデル (EU 労働時間指令の上限 ) 相対リスク週 40 時間労働と比較して 3% リスク増.03 4% 増.4 25% 増 55% 増わが国の 2 交代制では 6 時間勤務が大多数 0.9 週 40 時間労働 8 時間労働 6 8 時間労働 6 2 時間 4 2 時間 4 日勤夜勤日勤夜勤長時間日勤と夜勤の事故リスク (Folkard ら,2006) 労働科学の最新の知見では昼間の 8 時間勤務より夜間の 8 時間勤務でリスクが高まるとされる勤務時間が 8 時間から 2 時間に延びさらに夜勤となるとリスクが一層高まるこの研究では 2 時間を超える夜勤のリスクについては検討されていないが日本の 2 交代制では 6 時間夜勤が主流 5

ん 4 給与水準は専門性と責任の重さに見合っているか 600,000 円 550,000 円総看護師長 ( 平均年齢 :55.2 歳 ) ( 部下に看護師長 5 人以上 ) 500,000 円 450,000 円 400,000 円 350,000 円 300,000 円 250,000 円 200,000 円 50,000 円看護師長 (46.

9 歳 ) 夜勤手当のため 20 代では高いが 30 代以降は逆転される 20-23 24-27 28-3 32-35 36-39 40-43 44-47 47-5 52-55 歳 56 歳以上薬局長薬剤師診療放射線技師臨床検査技師栄養士理学療法士作業療法士総看護師長看護師長看護師准看護師看護職の給与は専門性と責任の重さに見合っていない 20 代半ばまでは高いが

16 ん 4 給与水準は専門性と責任の重さに見合っているか 600,000 円 550,000 円総看護師長 ( 平均年齢 :55.2 歳 ) ( 部下に看護師長 5 人以上 ) 500,000 円 450,000 円 400,000 円 350,000 円 300,000 円 250,000 円 200,000 円 50,000 円看護師長 (46.6 歳 ) ( 部下に看護師または准看護師 5 人以上 ) 薬局長 (49.4 歳 ) ( 部下に薬剤師 2 人以上 ) 看護師 (35.5 歳 ) 薬剤師 (34.5 歳 ) 看護師の給不水準准看護師 (43.9 歳 ) 夜勤手当のため 20 代では高いが 30 代以降は逆転される歳 56 歳以上薬局長薬剤師診療放射線技師臨床検査技師栄養士理学療法士作業療法士総看護師長看護師長看護師准看護師看護職の給与は専門性と責任の重さに見合っていない 20 代半ばまでは高いがこれは夜勤手当でかさ上げされたものでその後は経験を積んでも給与水準が上がらない看護部長は院内で職員数最大の看護部門を統括するが給与水準は少人数の部門長と同等で職責に見合った水準となっていないきまって支給する給不基本給年齢給勤続給能率給地域給超過勤務手当夜勤手当休日手当職務手当役付手当通勤手当精勤手当家族手当住宅手当寒冷地手当等月ごとに支給されるすべての給不を含めたもの人事院平成 2 年職種別民間給不実態調査民間に勤務する労働者看護職と薬剤師の職位別人数の比較例 ( 一般病院 ) 看護部長看護師長看護師例えば 200~299 床規模の病院では看護部長 : 24.2 人の看護職 ( 部署ごとの看護師長含む ) 薬剤部長 : 6.2 人の薬剤師厚生労働省平成 20 年病院報告薬剤部長薬剤師 6

17 5 今こそ看護職の労働条件労働環境の改善を危機的状況にある日本の医療を救い国民に安全安心の医療看護を提供するためには看護職の労働条件労働環境の改善が急務です問題状況を共有し改善に向けて立ち上がりましょう 7

看護職員の年齢階層別就業率 00% 90% 8.9% 80% 0%.%.8%.%.% 9.9% 0.9% 9.% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 看護職員の離職の特徴 0 代後半から 0 代にかけて急激な就業率の低下かつ一度辞めてしまうと復職する看護職が少ない 0 歳を過ぎると就業率が一

看護職員の年齢階層別就業率 00% 90% 8.9% 80% 0%.%.8%.%.% 9.9% 0.9% 9.% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 看護職員の離職の特徴 0 代後半から 0 代にかけて急激な就業率の低下かつ一度辞めてしまうと復職する看護職が少ない 0 歳を過ぎると就業率が一資料 0 年月 9 日男女共同参画推進連携会議ワークライフバランスの取組推進チーム第会合医療施設等における看護職のワークライフバランスへの取組公益社団法人日本看護協会副会長大久保清子日本看護協会とは日本看護協会は看護職 ( 保健師助産師看護師准看護師 ) の資格を持つ個人が自主的に加入し運営する日本最大の看護職能団体です都道府県看護協会 ( 法人会員 ) と連携して活動する全国組織で