料の受入, 前処理, 糖化, 発酵, 蒸留の工程からなる. 原 の場合はヘミセルラーゼを使用しないものとした. 糖化温 料は, 稲わらを束状で購入し,2 mm 以下に切断して用いる 度, 糖化時間は, それぞれ 45 C,24 h とした. 各処理技術 こととした. 前処理工程は, リン酸水熱処理,

Size: px
Start display at page:

Download "料の受入, 前処理, 糖化, 発酵, 蒸留の工程からなる. 原 の場合はヘミセルラーゼを使用しないものとした. 糖化温 料は, 稲わらを束状で購入し,2 mm 以下に切断して用いる 度, 糖化時間は, それぞれ 45 C,24 h とした. 各処理技術 こととした. 前処理工程は, リン酸水熱処理,"

Transcription

1 稲わらからのエタノール生産におけるリン酸水熱前処理酵素糖化法のコスト分析 Cost analysis of ethanol production from rice straw by phosphoric acid-hydrothermal pretreatment and enzymatic hydrolysis method 井上誠一 柳田高志 * 藤本真司 * ヘ スヒ ャトコリュト ミラ * Takashi Yanagida Shinji Fujimoto Lyudmyla Yuriyivna Bespyatko * 塚原建一郎 * 澤山茂樹 *,** 美濃輪智朗 Seiichi Inoue Kenichiro Tsukahara Shigeki Sawayama Tomoaki Minowa * ( 原稿受付日 2009 年 12 月 10 日, 受理日 2010 年 4 月 9 日 ) This paper focuses on the cost analysis of ethanol production from rice straw by hydrothermal pretreatment with phosphoric acid. In this case, there are economical trade-off relations such as the costs of phosphoric acid and enzyme. The purpose of this study is to clarify the economical trade-off relations and to find more economically advantageous conditions over hydrothermal pretreatment method. Under the conditions assumed here, recovery and reuse of phosphoric acid is important for the cost reduction. An increase in amount of sugar yield of 3% or more is required to obtain an advantage to use phosphoric acid during hydrothermal process. 1. はじめに 近年, バイオエタノールは, 石油に代わる輸送用燃料と して注目されつつある. 日本では, バイオエタノールの原料として, 食糧と競合しないリグノセルロース系バイオマスの利用が検討されている 1). リグノセルロース系バイオマスからのエタノール生産は, デンプン 糖質系バイオマスを原料とする場合と比較して, そのプロセスは複雑になり技術的 経済的な難易度が高い. これまでに硫酸法によるプロセスが報告されているが, 筆者らは, 稲わらからのエタノール生産としてメカノケミカル前処理 / 水熱前処理 酵素糖化法の開発 2-5) およびシステム評価 6,7) を行ってきた. 稲わらの糖化前処理としての水熱処理時に添加剤としてリン酸を用いること ( 以下, リン酸水熱 ) で, 糖化率が向上すること, および, 後段の酵素糖化におけるヘミセルラーゼが不要になることが報告されている 8). エタノール生産プロセスにおけるリン酸の使用は, 糖化液を中和することなく酵素のオンサイト生産等の基質として利用できることや, プロセス外に排出される副産物がリン用途の大部分を占める肥料代替となるため稲わらを持ち出した農地へ還元することにより持続可能な土地利用の一助となるなどの利点がある. このプロセスのコスト要因の特徴としては, リ * ( 独 ) 産業技術総合研究所バイオマス研究センター 広島県東広島市鏡山 minowa.tom@aist.go.jp ** 京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻 京都府京都市左京区北白川追分町 ン酸使用による追加経費とヘミセルラーゼの不要による経費削減, あるいは, 糖化率の向上による原料およびセルラーゼの使用量削減, それに伴う装置のサイズダウンによる固定費削減の経済的トレードオフの関係が成り立つことにある. しかしながら, これらの要素は複雑に相互作用しているため不明な点が多く, プロセス全体のエタノール製造コストへの影響は明らかにされていない. そこで, 本研究では, 水熱前処理, 酵素糖化, 発酵, 蒸留の 4 つの工程からなるエタノール生産プロセスにおいて, 水熱前処理工程でリン酸を使用した場合のコスト分析をおこない, トレードオフ関係にある要因を定量的に確認すること, および, リン酸を使用する経済的優位性が出る条件を検討することを研究の目的とした. 前処理技術の比較シナリオとして, リン酸水熱前処理, 水熱前処理のみ, 前処理無の 3 つを比較した. さらに, リン酸水熱前処理に関して, リン酸を回収しない場合とイオン交換膜電気透析装置を用いて回収 再利用する場合の比較検討を行った. 2. プロセスの概要と設定条件 2.1 プロセスの概要と評価範囲本研究におけるエタノール製造プロセスの概要を図 1 に示す. プロセスシミュレーションは市販の Microsoft Excel ( マイクロソフト社 ),Pro/II( インベンシス社 ) を用いて行った. 本研究で対象としたエタノール製造の評価範囲は, 稲わらの購入からエタノール生産までとした. プロセスは, 原 15

2 料の受入, 前処理, 糖化, 発酵, 蒸留の工程からなる. 原 の場合はヘミセルラーゼを使用しないものとした. 糖化温 料は, 稲わらを束状で購入し,2 mm 以下に切断して用いる 度, 糖化時間は, それぞれ 45 C,24 h とした. 各処理技術 こととした. 前処理工程は, リン酸水熱処理, および, 比 における糖化率は実験データ 5,8) に基づき図 2 に示す値に 較技術としての水熱のみの処理 ( リン酸添加なし ) と無処 設定した. 理 ( 粗粉砕のみ ) を選択した. 糖化は酵素糖化を, 発酵は (7) 発酵 酵母によるエタノール発酵を想定した. 蒸留はエタノール エタノール発酵は,Glu Xyl のエタノール変換可能な酵 濃度を共沸組成近傍の 92.5wt%(83mol%) まで濃縮するこ母を使用すると仮定して, 糖化液中の Glu および Xyl ととした. 粗粉砕の 90% がエタノールに変換されるものとした. 発酵温度, 稲わら ( 束状 ) ( シュレッダー ; 2mm) 発酵時間は, それぞれ 30,24 h とした. 酵母の生産は, 貯蔵 ( リン酸 ) 栄養素と廃酵母を培地として生産することとした. このと リン酸回収 水熱処理 (140 C, 160 C, 180 C, 200 C) 水熱処理 (160 C, 180 C) きの培地組成は, KH 2 PO 4,(NH 4 ) 2 SO 4,MgSO 4 7H 2 O, 廃酵 前処理無 ( 粗粉砕のみ ) 母を, それぞれ,0.10 wt%,0.10 wt%,0.05 wt%,4.00 wt% とした. 糖化 発酵 蒸留 粗エタノール ( 濃度 92.5wt%) (8) 蒸留 貯蔵 ( 酵素 ) 酵母生産 蒸留残渣 蒸留は, 蒸留塔段数 30 段, エタノール回収率 99%, 製 品濃度 92.5 wt%(83 mol%) と条件設定した. 蒸留塔リボイラ 栄養素 廃酵母 ー側出口流れとフィード入口流れでの熱回収を想定した. 図 1 エタノール製造プロセスの概要 2.2 原料と各技術の仕様設定 (1) 原料原料の稲わらは含水率 15% とした. 稲わら中の糖の組成は実験値 8) を参考に, グルコース (Glu) 含有量 360 mg/g- 稲わら ( 乾燥 ), キシロース (Xyl) 含有量 142 mg/g- 稲わら ( 乾燥 ) と設定した. (2) 粗粉砕束状稲わらをシュレッダーで 2 mm 以下まで切断し, これを粗粉砕物とした. (3) リン酸添加リン酸水溶液の濃度は実験値 8) に基づき 0.7%(w/w) とした. (4) 水熱処理水熱反応器は, スクリューフィーダータイプの連続式水熱反応器を想定し, それぞれ反応温度 140, 160, 180, 200 C で処理することとした. このときの固形分濃度は 10 wt% とした. 熱交換器を設置し, 熱回収 ( 廃熱温度 50 C) を想定した. (5) リン酸回収リン酸の回収は, メーカーヒアリングを参考にイオン交換膜電気透析法とした. リン酸の 85.7% を回収できるものとし, 回収液濃度は 10% と設定した. (6) 酵素糖化糖化では, 酵素の添加量は実験データを参考にセルラーゼ mg/g- 稲わら ( 酵素活性 10 FPU/g- 稲わら相当 ), ヘミセルラーゼ 3.8 mg/g- 稲わらと設定した. リン酸水熱処理 糖化率 [-] 前処理無 リン酸水熱 140 C グルコース リン酸水熱 160 C キシロース 5,8) 図 2 各処理技術における糖化率 2.3 プラント規模と各装置の仕様設定プラント規模は, バイオ燃料技術革新協議会 11) の計画しているバイオマス ニッポンケースの拠点単位を参考に 1.5 万 kl/y と設定した. 運転時間は 24 h/d, 稼働日数は 300 d/y とした. 上記の各工程に必要な主要機器は, シュレッダー, 水熱反応器, 各種タンク, ポンプ, 蒸留塔, 熱交換器である. これらの主要機器の能力およびサイズは, 各種設定条件から導出した年産 1.5 万 kl のエタノール製造に必要な物質フローをベースに算出し, 余裕率係数 1.3 を乗じて決定した. ただし, 各装置の最大容量あるいは最大能力を超える場合は, 平均能力の装置を複数台設置することとした. 2.4 エタノール製造コストおよびプロセスエネルギーの試算方法エタノールの製造コストは, 固定費, 修繕費, 材料費, リン酸水熱 180 C リン酸水熱 200 C 水熱 160 C 水熱 180 C 16

3 光熱費, 人件費を一年間あたりの費用に割り戻して算出し, その合計を年間エタノール生産量で除して, エタノール一単位あたりの製造コストとして表した. プロセスエネルギーは, プロセス中で必要な電力量と熱量を合計して算出した. ここで, 電力量は単位のみを kwh から GJ へ変換し, 一次 前処理に投入するエネルギーが少ないこと ( 水熱処理を行う場合の1/6 以下 ) に由来している. また, リン酸を回収 利用する場合のプロセスエネルギーは反応温度 140, 160, 180, 200 C で, それぞれ,21.2,19.4,22.8,31.5 MJ/L であり, 回収しない場合と比較して約 2% 程度の増加となった. エネルギーへは変換していない. 稲わら購入価格 15 /kg-dry, 酵素調達費用はオンサイト生産 12) を想定し 300 /kg と設定した. 固定費, 修繕費, 材料費, 光熱費, 人件費の算出方法については, 既報 6) に従った. 3. 結果と考察 3.1 エタノール製造コストとプロセスエネルギーの試算結果 リン酸水熱 140 ( リン酸回収無 ) リン酸水熱 160 ( リン酸回収無 ) リン酸水熱 180 ( リン酸回収無 ) リン酸水熱 200 ( リン酸回収無 ) リン酸水熱 140 ( リン酸回収有 ) リン酸水熱 160 ( リン酸回収有 ) リン酸水熱 180 ( リン酸回収有 ) リン酸水熱 200 ( リン酸回収有 ) 水熱 160 水熱 180 前処理無 酵素リン酸リン酸回収原料 ( 稲わら ) その他 エタノール製造コスト [ /L] 稲わらからのエタノール生産におけるリン酸水熱前処理法の製造コストおよびプロセスエネルギーの試算を行った. 各処理における全体のエタノール製造コストおよびプロセスエネルギーの試算結果をそれぞれ図 3,4 に示す. 図 3 では, 製造コストの内訳として酵素, リン酸, リン酸回収 ( リン酸回収有の場合のみ ), 原料およびその他の項目に分類した. その他には, 固定費 ( リン酸回収以外 ), 修繕費 ( リン酸回収以外 ), 材料費 ( 酵素, リン酸, 原料以外 ), 電気費 ( リン酸回収以外 ), 熱費および人件費を含む. 図 4 はプロセスエネルギーの試算結果を示しており, その内訳 図 3 リン酸水熱前処理法による稲わらバイオエタノール製造コスト 前処理糖化発酵蒸留リン酸水熱 140 ( リン酸回収無 ) リン酸水熱 160 ( リン酸回収無 ) リン酸水熱 180 ( リン酸回収無 ) リン酸水熱 200 ( リン酸回収無 ) リン酸水熱 140 ( リン酸回収有 ) リン酸水熱 160 ( リン酸回収有 ) リン酸水熱 180 ( リン酸回収有 ) リン酸水熱 200 ( リン酸回収有 ) 水熱 160 水熱 180 前処理無 プロセスエネルギー [MJ/L] を各工程で分類した. リン酸水熱前処理によるエタノール製造コストは, 反応温度 140, 160, 180, 200 C で, それぞれ,221,204,237,323 /L であった. 前処理しない場合 ( 前処理無 ) の製造コストは 417 /L で, 前処理としてのリン酸水熱処理工程の導入は 22~51% のコスト削減効果があることが明らかとなった. しかしながら, 水熱のみの場合の製造コストは 185~ 216 /L で, リン酸を添加する経済的な優位性は得られなかった. また, リン酸を回収 利用する場合では反応温度 140, 160, 180, 200 C で, それぞれ,192,177,205,279 /L であり, 回収しない場合と比較して約 13% のコストダウンとなった. リン酸水熱のリン酸回収 利用の反応温度 160 C の条件が最も製造コストが低く, 水熱のみの場合よりも優位となった. リン酸水熱前処理によるプロセスエネルギーは, 反応温度 140, 160, 180, 200 C で, それぞれ,20.8,19.0,22.4,30.8 MJ/L であった. 水熱のみの場合のプロセスエネルギーは, 20.5~24.1 MJ/L で, 反応条件によってはリン酸水熱が優位となる場合があった. 前処理しない場合 ( 前処理無 ) のプロセスエネルギーは 10.4 MJ/L で, 水熱処理を施す方法と比較して, 半分以下であった. これは, 当然のことながら, 図 4 リン酸水熱前処理法による稲わらバイオエタノールプロセスエネルギー 3.2 リン酸水熱処理におけるエタノール製造コストへの影響要因ここで, リン酸水熱の経済的トレードオフ関係を定量的に確認するため, 最も製造コストの低かった水熱のみ (180 C) を基準として, リン酸水熱処理法の各項目のコスト増減を試算した. 結果を図 5 に示す. 図 5 の縦軸の正の値は水熱のみ (180 C) に対して費用の追加を, 負の値は削減を表している. リン酸の購入費用は, リン酸水熱の反応温度 140, 160, 180, 200 C において, それぞれ,46.1,42.2,49.6,68.5 /L であり, コスト全体の約 21% を占める影響が大きい要因であった. これに対し, リン酸水熱の利点の一つであるヘミセルラーゼ費用の削減は 5.0 /L であり, その効果は相対的に小さかった. これは本研究で設定した条件において, 酵素中のヘミセルラーゼの割合が少なく, リン酸水熱のヘミセルラーゼ不要という効果が小さかったためである. リン酸費用とヘミセルラーゼ費用以外の項目は, コストの増加と削減が混在していた. 17

4 これらの項目に共通した変動因子は糖化率である. 糖化率 ~14% の削減効果がみられた. 製造コストの最も低かった を糖の生成量として整理し, 各項目のコスト増減と糖生成 水熱反応温度 160 C の内訳を比較すると, リン酸を回収す 量の関係を図 6 に示した. ここでの糖生成量は, 前処理 ることにより, リン酸費用が 36.2 /L 減少, リン酸回収費 酵素糖化後の糖の生成量とし, 式 (1) で定義した. 用が 8.0 /L 増加した. ここでのリン酸回収費用は, イオン 交換膜電気透析装置とポンプの固定費, 修繕費, 消費動力 糖生成量 [mg/g- 稲わら ] を含む. リン酸回収費用の増加分は, リン酸水熱の酵素費 = Glu 含有量 [mg/g- 稲わら ] Glu 糖化率 [-] 用削減分と同程度であった. 以上のことから, リン酸購入 + Xyl 含有量 [mg/g- 稲わら ] Xyl 糖化率 [-] (1) 費用削減とリン酸回収費用の間の経済的トレードオフの関 係はリン酸購入費用削減の要因が強くなり, 導入による経 コストの増減 ( リン酸水熱 - 水熱 180 ) [ /L] 熱電力 60 修繕費固定費 40 材料費原料費 20 セルラーゼリン酸ヘミセルラーゼ 0 済効果があることが明らかとなった. 水熱のみの製造コストは反応温度 180 C の場合に 185 /L であったので, それと比較するとリン酸水熱の反応温度 160 C のリン酸回収 再利用した場合は 177 /L であり, 経済的に優位であった. しかしながら, この優位性も不確実性を考慮すると大差がなく, 更なる製造コストの低減が望まれる. また, リン酸回収工程導入後のプロセスエネルギーは前処理工程として約 9% の増加であったが, 全体としては約 2% 程度の増加でありほとんど影響はなかった リン酸水熱 140 リン酸水熱 160 リン酸水熱 180 リン酸水熱 200 図 5 水熱のみ (180 C) の前処理と比較したリン酸水熱法のコストの増減各項目は糖生成量が増加すると減少する負の相関関係にあり ( 図 6), 糖生成量が最大であったリン酸水熱 160 C では各項目のコストは最小値を示した. このリン酸水熱 160 C は, 水熱のみ 180 C と比較しても, リン酸以外のすべての項目がコスト削減 ( 図 5) となっているにも拘らず, リン酸購入費以上の効果がなかった. 以上のことから, リン酸の使用とヘミセルラーゼの削減の間の経済的トレードオフの関係はリン酸購入費用の負の要因が強くなり, 糖化率 ( 糖生成量 ) 向上による削減はリン酸費用を上回る効果がないことが明らかとなった. したがって, リン酸水熱が水熱のみの前処理法よりも経済的に優位になるためには, リン酸費用の削減が重要な課題となる. 3.3 リン酸回収工程導入の効果リン酸水熱におけるリン酸購入費用の削減方法として, リン酸を回収し再利用することが想定される. そこで, リン酸を回収 再利用した場合のエタノール製造コストを試算した ( 図 3). 水熱の反応温度 140, 160, 180, 200 C で, それぞれ,192,177,205,279 /L であった. リン酸水熱ではリン酸回収工程をシステムに導入することにより約 13 コスト [ /L] 120 リン酸水熱 リン酸水熱 180 リン酸水熱 140 リン酸水熱 原料費セルラーゼ 60 熱固定費修繕費 40 電力材料費 糖生成量 [mg/g- 稲わら ] 図 6 水熱のみ (180 C) の前処理と比較したリン酸水熱法のコストの増減と糖生成量の関係 3.4 リン酸水熱前処法の導入条件水熱処理にリン酸を添加する経済的優位性を満たす条件を検討するために, 製造コストへの影響が大きい要因として糖生成量を取り上げ, それらの関係性を調べた. 図 7 に, リン酸水熱法 ( リン酸回収有 ) と水熱のみの前処理法による糖の生成量と製造コストの関係を示す. 図 7 は, 横軸に糖生成量を縦軸にエタノール製造コストを示しており, リン酸水熱法 ( リン酸回収有 ) を実線で, 水熱法を破線で示している. この 2 つの線の横軸方向の差 ( 図中 a) は, あるエタノール製造コストにおいて, 水熱処理にリン酸を添加した場合に製造コストを等しく保つた 18

5 めの糖生成量の追加必要分を表している. つまり, 水熱の 本研究では, 稲わらからのエタノール生産プロセスにお みの場合と比較してリン酸水熱の経済的優位性を担保する いて, リン酸水熱前処理酵素糖化法の製造コストの分析を ための条件は,a の値以上の糖生成量の増加 ( 図中 a ) が 行った. 見込まれる場合となる.a の値は, エタノール製造コスト リン酸水熱のエタノール製造コストは, 前処理を行わな ともに変化するが, 水熱のみの場合の糖生成量の約 2~3% い場合の約半分であったが, 水熱のみの方法と比較すると である. 一方,2 つの線の縦軸方向の差 ( 図中 b) は同じ糖 リン酸を添加する経済的な優位性は得られなかった. リン 生成量の場合のリン酸水熱のコスト増加分を示している. 酸の使用と酵素削減 ( ヘミセルラーゼ不要 ) の間の経済的 a が見込まれる条件において,b が製造コストの削減分と トレードオフの関係において, リン酸購入費用の負の要因 なる. たとえば, 水熱のみ (180 C) とリン酸水熱 (160 C, が強くなったためである. しかしながら, リン酸を回収 リン酸回収有 ) の場合における a,a,b,b の値は, それ 再利用することで経済的優位性が担保された. リン酸購入 ぞれ,10.3 mg/g- 稲わら,18.2 mg/g- 稲わら,4.1 /L,7.9 /L 費用削減とリン酸回収費用の間の経済的トレードオフの関 であった. このときの a の値は, 水熱のみの糖生成量 係はリン酸購入費用削減の要因が強くなり, リン酸回収工 mg/g- 稲わらの 2.6% であった. この条件では, リン酸水熱 程導入によりリン酸水熱前処理のコスト削減効果がみられ が水熱のみよりも経済性優位となる糖生成量の増加分 た. 水熱のみの前処理法よりも経済的に優位となる条件は, (a :18.2 mg/g- 稲わら ) があったためエタノール生産コス リン酸を添加した場合の糖生成量が水熱のみの糖生成量の トが 7.9 /L 削減された. さらに, リンの価格が高騰した場 約 3% 以上の増加が見込まれる場合である. 合の試算を行った. リン酸価格が現状の 2 倍に高騰した場 合として, 図 7 に点線で示した. 当然のことながら, 経済 謝辞 性は悪化し, リン酸を添加しない水熱法に対し, リン酸添 本研究は, 農林水産省委託研究 地域活性化のためのバ 加による糖収量が水熱のみの処理時の 6.5% 以上の増加が イオマス利用技術の開発 の一環として行われた. 見込まれない場合は経済的にリン酸を添加する利点はない ことが明らかとなった. 引用文献 1) 農林水産省 バイオマス ニッポン ; エタノール製造コスト [ /L] a a b b リン酸水熱 ( 回収有り ) リン酸水熱 160 ( 回収有り リン酸価格が現状の2 倍 ) 水熱実験値 糖生成量 [mg/g- 稲わら ] 図 7 リン酸水熱法 ( リン酸回収有 ) と水熱のみの前処理法の糖生成量とエタノール製造コストの関係以上のことから, 水熱のみの前処理と比較してリン酸を添加する経済的優位性を満たす条件は, リン酸を添加した場合の糖生成量が水熱のみの糖生成量の約 3% 以上の増加が見込まれる場合である. 4. 結論 2) H. Inoue, S. Yano, T. Endo, T. Sakaki and S. Sawayama; Combining hot-compressed water and ball milling pretreatments to improve the efficiency of the enzymatic hydrolysis of eucalyptus, Biotechnol. Biofuels, 1:2 (2008), ) 藤本真司, 井上宏之, 矢野伸一, 坂木剛, 美濃輪智朗, 遠藤貴士, 澤山茂樹, 坂西欣也 ; リグノセルロース系バイオマスからの非硫酸バイオエタノール製造法の開発 メカノケミカル前処理 酵素糖化法,J. Jpn. Peterol. Inst., 51-5 (2008), ) 遠藤貴士 ; バイオ燃料を木材からナノテクで生産する -セルロースの構造特性を利用した酵素糖化前処理技術 -,Synthesiology, 2-4 (2009), ) A. Hideno, H. Inoue, K. Tsukahara, S. Fujimoto, T. Minowa, S. Inoue, T. Endo and S. Sawayama; Wet disk milling pretreatment without sulfuric acid for enzymatic hydrolysis of rice straw, Bioresour. Technol., (2009), ) 柳田高志, 藤本真司, 秀野晃大, 井上宏之, 塚原建一郎, 澤山茂樹, 美濃輪智朗 ; 稲わらからのエタノール生産における非硫酸前処理法のプロセスエネルギー 19

6 および経済性評価, エネルギー 資源,30-5 (2009), xylulokinase, J. Biosci. Bioeng., (2008), ) 佐賀清崇, 藤本真司, 柳田高志, 多田千佳, ヘ スヒ ャトコリュト ミラユリイフ ナ, ハ ティスタエルマー, 美濃輪智朗 ; 前処理 10) A. Matsushika, H. Inoue, K. Murakami, O. Takimura and S. Sawayama; Bioethanol production performance of five 糖化法の違いを考慮したセルロース系バイオエタノ recombinant strains of laboratory and industrial ール製造プロセスの比較評価, エネルギー 資源,30-2 (2009), xylose-fermenting Saccharomyces cerevisiae, Bioresour. Technol., (2009), ) 吉村忠久, 井上誠一 ; イナワラの酵素糖化に対するリ 11) バ イ オ 燃 料 技 術 革 新 協 議 会 ; ン酸水熱処理の効果, 第 4 回バイオマス科学会議発表論文集,(2009), (2009/11/16) 9) A. Matsushika, S. Watanabe, T. Kodaki, K. Makino and S. 12) 藤本真司, 美濃輪智朗, 井上宏之, 澤山茂樹, 遠藤貴 Sawayama; Bioethanol production from xylose by 士 ; バイオエタノール生産の非硫酸前処理のシステム recombinant Saccharomyces cerevisiae expressing xylose reductase, NADP + -dependent xylitol dehydrogenase, and 検討, 第 16 回日本エネルギー学会大会講演要旨集, (2007),

研究論文用

研究論文用 バイオエタノール生産における酵母の培養およびエタノール発酵のプロセスシミュレーションの検討 Process simulation of yeast cultivation and ethanol fermentation in bio-ethanol production 柳田高志 * 藤本真司 * 佐賀清崇 * 美濃輪智朗 Takashi Yanagida Shinji Fujimoto Kiyotaka

More information

A B 前処理糖化発酵同時糖化発酵アルカリ処理 ( 酵素糖化 6 単糖発酵 ) 5 単糖糖化 5 単糖発酵水熱分解 6 単糖糖化 6 単糖発酵 をエタノール存在下で加温, 加圧し, 一段階目でヘミセルロースを糖化して 5 単糖を得, 二段階目でセルロースを糖化して 6 単糖を得る 5 単糖と 6 単

A B 前処理糖化発酵同時糖化発酵アルカリ処理 ( 酵素糖化 6 単糖発酵 ) 5 単糖糖化 5 単糖発酵水熱分解 6 単糖糖化 6 単糖発酵 をエタノール存在下で加温, 加圧し, 一段階目でヘミセルロースを糖化して 5 単糖を得, 二段階目でセルロースを糖化して 6 単糖を得る 5 単糖と 6 単 稲わらからのバイオエタノール製造技術開発 農林水産省 ソフトセルロース利活用技術確立事業 について 副島敬道 *1 山本哲史 *1 斎藤祐二 *1 屋祢下亮 *1 *2 五十嵐正 Keywords : bioethanol, soft cellulosic resources, saccharification, rice straw バイオエタノール, ソフトセルロース, 糖化, 稲わら 1. はじめに化石資源由来の

More information

B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使

B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使 B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使用量 m3 / 年 A 木質チップ供給会社からの請求書等より把握する 対象期間で累計 1,26. PV

More information

EC No. 解糖系 エタノール発酵系酵素 基質 反応様式 反応 ph 生成物 反応温度 温度安定性 Alcohol dehydrogenase YK エナントアルデヒド ( アルデヒド ) 酸化還元反応 (NADPH) 1ヘプタノール ( アルコール ) ~85 85 で 1 時

EC No. 解糖系 エタノール発酵系酵素 基質 反応様式 反応 ph 生成物 反応温度 温度安定性 Alcohol dehydrogenase YK エナントアルデヒド ( アルデヒド ) 酸化還元反応 (NADPH) 1ヘプタノール ( アルコール ) ~85 85 で 1 時 解糖系 エタノール発酵系酵素 EC No. 基質 反応様式 反応 ph 温度安定性 生成物 反応温度 Glucokinase YK1 グルコース 7.5~11.0 2.7.1.2 リン酸転移反応 80 で1 時間保温しても活性低下は認められない * エタノールキット使用酵素 グルコース6リン酸 ~80 Glucose phosphate isomerase YK1 グルコース6リン酸 6.0~9.0

More information

Microsoft PowerPoint - 第12回PCB講演会 ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 第12回PCB講演会 ppt [互換モード] 第 12 回 PCB 講演会 蒸留の基礎と溶剤回収 平成 28 年 8 月 8 日 名古屋工業大学大学院工学研究科ながれ領域生命 応用化学専攻森秀樹 No.1 らんびき (Alambique) 消毒用蒸留酒の製造 (16 世紀後半 ) No.2 蒸留の原理 成分の沸点の差を利用する エタノール 78.2 水 100 < 蒸気 > エタノール :100 % 水 :0 % < 液 > エタノール :10

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 水素製造システム ( 第 7 回 ) 熱化学水素製造 松本 第 3 回 2 本日の講義の目的 水の熱分解 熱化学水素製造の考え方 エネルギー効率 実際の熱化学水素製造プロセス UT-3 IS 本スライドには以下の資料を参考にした : 吉田 エクセルギー工学 - 理論と実際 原子力辞典 ATOMICA http://www.rist.or.jp/atomica/index.html 再生可能エネルギーを利用した水素製造

More information

スライド 1

スライド 1 微生物の力だけ : 担子菌を用いた木質資源からのエタノール生成 宮崎大学農学部森林緑地環境科学科准教授亀井一郎 従来技術とその問題点 前処理 ( 脱リグニン ) 糖化 発酵 アルカリ処理 酸触媒, 高温, 高圧 酵素処理 発酵 ( 酵母 ) 課題 前処理への投入エネルギー 薬品の環境負荷糖化用酵素のコスト発酵効率 ( おもにヘキソースの発酵性 ) 新技術の特徴 従来技術との比較 バイオエタノール生産既存技術

More information

循環型社会形成推進科学研究費補助金総合研究報告書概要版 研究課題名 : 木質系バイオエタノールのための環境低負荷型生産技術の開発 研究番号 :(K2024,)K2146,K22043 国庫補助金精算書要額 ( 円 ):73,356,000 円也 研究期間 2008~2010 代表研究者名森田昌敏 (

循環型社会形成推進科学研究費補助金総合研究報告書概要版 研究課題名 : 木質系バイオエタノールのための環境低負荷型生産技術の開発 研究番号 :(K2024,)K2146,K22043 国庫補助金精算書要額 ( 円 ):73,356,000 円也 研究期間 2008~2010 代表研究者名森田昌敏 ( 循環型社会形成推進科学研究費補助金総合研究報告書概要版 研究課題名 : 木質系バイオエタノールのための環境低負荷型生産技術の開発 研究番号 :(K24,)K2146,K243 国庫補助金精算書要額 ( 円 ):73,356, 円也 研究期間 8~1 代表研究者名森田昌敏 ( 愛媛大学 ) 共同研究者名本田克久 ( 愛媛大学 ) 川嶋文人 ( 愛媛大学 ) 河野公栄 ( 愛媛 大学 ) 秀野晃大 (

More information

目次 本紙 Ⅰ-3 用語集 Ⅰ-6 1-2

目次 本紙 Ⅰ-3 用語集 Ⅰ-6 1-2 資料 7 国際エネルギー消費効率化等技術 システム実証事業 / 酵素法によるバガスからのバイオエタノール製造技術実証事業 ( タイ ) 事業原簿 担当部 国立研究開発法人新エネルギー 産業技術総合開発機構新エネルギー部 1-1 目次 本紙 Ⅰ-3 用語集 Ⅰ-6 1-2 本紙 最終更新日 平成 29 年 7 月 24 日 事業名 国際エネルギー消費効率化等技術 システム実証事業 実証テーマ名 酵素法によるバガスからのバイオエタノール製造技術実証事業

More information

事例2_自動車用材料

事例2_自動車用材料 省エネルギーその 1- 自動車用材料 ( 炭素繊維複合材料 ) 1. 調査の目的自動車用材料としての炭素繊維複合材料 (CFRP) は 様々な箇所に使用されている 炭素繊維複合材料を用いることにより 従来と同じ強度 安全性を保ちつつ自動車の軽量化が可能となる CFRP 自動車は 車体の 17% に炭素繊維複合材料を使用しても 従来自動車以上の強度を発揮することができる さらに炭素繊維複合材料を使用することによって機体の重量を低減することができ

More information

Microsoft Word 後藤佑介.doc

Microsoft Word 後藤佑介.doc 課題アプローチ技法 Ⅲ 73070310 後藤佑介テーマ 住宅用太陽光発電システムの利用効果 1. はじめに近年 地球温暖化問題に関心が集まっている その要因である二酸化炭素は私たちの生活を支える電力利用から排出される 二酸化炭素の排出を削減するためには再生可能エネルギー利用の技術が必要である その技術の一つである太陽光発電システム (PV システム ) はクリーンで無公害なエネルギーとして大きな期待が寄せられている

More information

を増加させる際 当該グループ会社の中の他の一の特定石油精製業者は その増加させた数量に相当する数量を自らの利用の目標量から減少させることができる 2 特定石油精製業者が他の一の特定石油精製業者 ( 当年度におけるバイオエタノールの利用の目標量を達成できない正当な理由がある者に限る ) との契約に基づ

を増加させる際 当該グループ会社の中の他の一の特定石油精製業者は その増加させた数量に相当する数量を自らの利用の目標量から減少させることができる 2 特定石油精製業者が他の一の特定石油精製業者 ( 当年度におけるバイオエタノールの利用の目標量を達成できない正当な理由がある者に限る ) との契約に基づ 平成 30 年度以降の 5 年間についての非化石エネルギー源の利用に 関する石油精製業者の判断の基準 エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律 ( 平成 21 年法律第 72 号 以下 法 という ) 第 2 条第 7 項に規定する特定エネルギー供給事業者のうち エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律施行令

More information

< F31332D8E9197BF816991E F1816A2E6A7464>

< F31332D8E9197BF816991E F1816A2E6A7464> バイオエタノール実用化のための取組 ( 秋田県 ) 1 秋田県バイオエタノール推進会議の開催 平成 21 年 11 月に秋田県バイオエタノール推進会議を設置し バイオエタノールの流通 利用に関する具体的な検討を開始した 第 1 回 H21.11. 9 ( 社 ) 秋田県農業公社 カワサキプラントシステムズ ( 株 ) 第 2 回 H22. 1.25 ( 独 ) 森林総合研究所 ものつくり大学 秋田県立大学

More information

電解水素製造の経済性 再エネからの水素製造 - 余剰電力の特定 - 再エネの水素製造への利用方法 エネルギー貯蔵としての再エネ水素 まとめ Copyright 215, IEEJ, All rights reserved 2

電解水素製造の経済性 再エネからの水素製造 - 余剰電力の特定 - 再エネの水素製造への利用方法 エネルギー貯蔵としての再エネ水素 まとめ Copyright 215, IEEJ, All rights reserved 2 国内再生可能エネルギーからの水素製造の展望と課題 第 2 回 CO2フリー水素ワーキンググループ水素 燃料電池戦略協議会 216 年 6 月 22 日 日本エネルギー経済研究所 柴田善朗 Copyright 215, IEEJ, All rights reserved 1 電解水素製造の経済性 再エネからの水素製造 - 余剰電力の特定 - 再エネの水素製造への利用方法 エネルギー貯蔵としての再エネ水素

More information

FC741E2_091201

FC741E2_091201 T101-1587-04 1 2 2 0 0 9 2 0 0 8 0 9 0 1 0 5 0 9 1 4 0 5 1 0 5 5 1 2 3 4 4 5 6 7 8 9 1 2 3 0 3 3 0 2 1 1 5 0 1 3 3 3 0 2 0 3 0 3 4 0 9 1 1 0 9 0 9 1 1 5

More information

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因 HbA1c 測定系について ~ 原理と特徴 ~ 一般社団法人日本臨床検査薬協会 技術運営委員会副委員長 安部正義 本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因 HPLC 法 HPLC 法原理 高速液体クロマトグラフィー 混合物の分析法の一つ 固体または液体の固定相 ( 吸着剤 ) 中で 液体または気体の移動相 ( 展開剤 ) に試料を加えて移動させ

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 酵素 : タンパク質の触媒 タンパク質 Protein 酵素 Enzyme 触媒 Catalyst 触媒 Cataylst: 特定の化学反応の反応速度を速める物質 自身は反応の前後で変化しない 酵素 Enzyme: タンパク質の触媒 触媒作用を持つタンパク質 第 3 回 : タンパク質はアミノ酸からなるポリペプチドである 第 4 回 : タンパク質は様々な立体構造を持つ 第 5 回 : タンパク質の立体構造と酵素活性の関係

More information

加西市で栽培された良食味コメ品種であるコシヒカリ 20 個体の稲わらの乾燥重と稲穂の乾燥重をプロットしたものである ( 筆者作成 ) 稲穂重と稲わら重が等量であることを示す赤い直線にプロットが近いことが分かる これは 食料である コメ に対して ほぼ同量の 稲わら が収穫されていることを示す また

加西市で栽培された良食味コメ品種であるコシヒカリ 20 個体の稲わらの乾燥重と稲穂の乾燥重をプロットしたものである ( 筆者作成 ) 稲穂重と稲わら重が等量であることを示す赤い直線にプロットが近いことが分かる これは 食料である コメ に対して ほぼ同量の 稲わら が収穫されていることを示す また 科学技術と日本の将来 燃料と食料の架け橋 - 稲わらのバイオエタノール - 神戸大学 農学部 資源生命科学科 4 年 藤田 このむ はじめに国連が 持続可能な開発目標 (SDGs=Sustainable Development Goals) を提起した [1] 持続可能な社会とはなんだろう 筆者は自身の研究分野の立場から いつまでも農業を続けられる社会 だと考える 農業を続けるためには 燃料という側面からのアプローチが必要である

More information

資料2 再生利用対象製品の追加について

資料2 再生利用対象製品の追加について 資料 2 再生利用対象製品の追加について 1. 食品リサイクル法において 食品循環資源の再生利用手法は4 手法 ( 肥料 飼料 油脂及び油脂製品 メタン ) が指定されているが 食品循環資源の再生利用を促進するためには 幅広い製品が指定され 食品関連事業者が食品循環資源の再生利用に積極的に取り組むことのできる環境を整備していく必要がある 2. このため 本合同審議会において昨年 12 月に取りまとめられた

More information

業務用空調から産業用まで 圧倒的な効率で省エネやCO2排出量削減に 貢献するKOBELCOのヒートポンプ ラインナップ一覧 業界最高効率の高い省エネ性 シリーズ 全機種インバータを搭載し 全負荷から部分 機 種 総合COP 冷房 供給温度 暖房 熱回収 冷温同時 製氷 冷媒 ページ HEMⅡ -10

業務用空調から産業用まで 圧倒的な効率で省エネやCO2排出量削減に 貢献するKOBELCOのヒートポンプ ラインナップ一覧 業界最高効率の高い省エネ性 シリーズ 全機種インバータを搭載し 全負荷から部分 機 種 総合COP 冷房 供給温度 暖房 熱回収 冷温同時 製氷 冷媒 ページ HEMⅡ -10 Heat Pump General Catalog http://www.kobelco.co.jp/products/standard_compressors/heatpump/ RSEDgeneral1802-20 technotree 業務用空調から産業用まで 圧倒的な効率で省エネやCO2排出量削減に 貢献するKOBELCOのヒートポンプ ラインナップ一覧 業界最高効率の高い省エネ性 シリーズ

More information

資料4-3 木酢液の検討状況について

資料4-3 木酢液の検討状況について 資料 -3 木酢液の論点整理 < これまでの合同会合の審議における論点 > 木酢液には 高濃度のホルムアルデヒドが含まれる可能性がある ( 実際に 3,ppm のホルムアルデヒドが検出されたサンプルがあった ) ホルムアルデヒドを含む物質の安全性については慎重に審議するべきであり ホルムアルデヒド低減化のための木酢液の製造方法等を検討する必要がある 今回関係団体からホルムアルデヒドを低減化するための木酢液の製造方法が提案されているが

More information

木村の理論化学小ネタ 緩衝液 緩衝液とは, 酸や塩基を加えても,pH が変化しにくい性質をもつ溶液のことである A. 共役酸と共役塩基 弱酸 HA の水溶液中での電離平衡と共役酸 共役塩基 弱酸 HA の電離平衡 HA + H 3 A にお

木村の理論化学小ネタ   緩衝液 緩衝液とは, 酸や塩基を加えても,pH が変化しにくい性質をもつ溶液のことである A. 共役酸と共役塩基 弱酸 HA の水溶液中での電離平衡と共役酸 共役塩基 弱酸 HA の電離平衡 HA + H 3 A にお 緩衝液 緩衝液とは, 酸や塩基を加えても,pH が変化しにくい性質をもつ溶液のことである A. 酸と塩基 弱酸 HA の水溶液中での電離平衡と酸 塩基 弱酸 HA の電離平衡 HA H 3 A において, O H O ( HA H A ) HA H O H 3O A の反応に注目すれば, HA が放出した H を H O が受け取るから,HA は酸,H O は塩基である HA H O H 3O A

More information

B. モル濃度 速度定数と化学反応の速さ 1.1 段階反応 ( 単純反応 ): + I HI を例に H ヨウ化水素 HI が生成する速さ は,H と I のモル濃度をそれぞれ [ ], [ I ] [ H ] [ I ] に比例することが, 実験により, わかっている したがって, 比例定数を k

B. モル濃度 速度定数と化学反応の速さ 1.1 段階反応 ( 単純反応 ): + I HI を例に H ヨウ化水素 HI が生成する速さ は,H と I のモル濃度をそれぞれ [ ], [ I ] [ H ] [ I ] に比例することが, 実験により, わかっている したがって, 比例定数を k 反応速度 触媒 速度定数 反応次数について. 化学反応の速さの表し方 速さとは単位時間あたりの変化の大きさである 大きさの値は 0 以上ですから, 速さは 0 以上の値をとる 化学反応の速さは単位時間あたりの物質のモル濃度変化の大きさで表すのが一般的 たとえば, a + bb c (, B, は物質, a, b, c は係数 ) という反応において,, B, それぞれの反応の速さを, B, とし,

More information

日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料

日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料 ( 社 ) 日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2015 製造オペレーションマネジメント入門 ~ISA-95 が製造業を変える ~ 事例による説明 2015-3-16 Ver.1 IEC/SC65E/JWG5 国内委員アズビル株式会社村手恒夫 目次 事例によるケーススタディの目的 事例 : 果汁入り飲料水製造工場 情報システム構築の流れ 1. 対象問題のドメインと階層の確認 2. 生産現場での課題の調査と整理

More information

JSME-JT

JSME-JT 405 日 本 機 械 学 会 論 文 集 (B 編 ) 78 巻 787 号 (2012-3) ノート No.2011-JBN-0728 乾 式 微 粉 砕 した 杉 材 の 酵 素 糖 変 換 エタノール 変 換 の 研 究 * 梅 澤 俊 策 *1, 高 橋 武 彦 *2 *2, 伊 藤 一 志 小 林 淳 一 *3 *4 *5, 伊 藤 新, 進 藤 昌 A Study on Saccharification

More information

バイオ燃料

バイオ燃料 別添 1 熱利用エコ燃料の導入量の目安の考え方 (1) 短期的な導入量 2010 年度の導入量目標は 京都議定書目標達成計画により定められているので ここでは 各バイオマスのエコ燃料への変換可能量を試算した これらのエコ燃料変換可能量の数字から 目標達成に必要となる熱利用比率を算定した なお エコ燃料変換可能量は 各バイオマスを既存の技術を用いてすべて熱利用した場合を仮定した数字であり 実際にはバイオマスの性状に応じて熱利用以外のマテリアル利用も行われていることから

More information

untitled

untitled インクジェットを利用した微小液滴形成における粘度及び表面張力が与える影響 色染化学チーム 向井俊博 要旨インクジェットとは微小な液滴を吐出し, メディアに対して着滴させる印刷方式の総称である 現在では, 家庭用のプリンターをはじめとした印刷分野以外にも, 多岐にわたる産業分野において使用されている技術である 本報では, 多価アルコールや界面活性剤から成る様々な物性値のインクを吐出し, マイクロ秒オーダーにおける液滴形成を観察することで,

More information

3. 技術内容 (1) 亜臨界水とは水は 温度 圧力を MPaまであげると 液体 ( 水 ) でも気体 ( 水蒸気 ) でもない超臨界状態になります この Mpaの点を臨界点と呼び これより温度 圧力がやや低い熱水を亜臨界水と呼びます ( 図 2) 亜臨界水は高温 高圧で

3. 技術内容 (1) 亜臨界水とは水は 温度 圧力を MPaまであげると 液体 ( 水 ) でも気体 ( 水蒸気 ) でもない超臨界状態になります この Mpaの点を臨界点と呼び これより温度 圧力がやや低い熱水を亜臨界水と呼びます ( 図 2) 亜臨界水は高温 高圧で 参考資料 ありんかいすい亜臨界水処理による木質バイオマス連続分解システムの確立 ( 車載型 ) ( 委託先 : 山陽空調工業株式会社 ) 平成 20 年度森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業 ( 小規模分散型製造システム : 亜臨界水処理タイプ ) 小規模分散型製造システムは 原料調達先に近い山間部や地域で活用できる機動性や操作性に優れた効率の良い製造システムの構築を目的としています 1. 事業内容林地残材等の木質バイオマスは

More information

Microsoft PowerPoint 説明資料(きのこを活用してGABA富化素材を作る)林産試験場

Microsoft PowerPoint 説明資料(きのこを活用してGABA富化素材を作る)林産試験場 きのこを活用して GABA 富化素材を作る 説明内容 はじめに きのこと GABA のこと 本技術の開発と技術内容 GABA に着目した理由 きのこのGABA 生産能素材の機能性評価素材生産プロセスの効率化 本技術の活用 素材の多様化 用途企業等への期待 課題 展開 施設栽培により生産されているきのこ GABA( ギャバ ) の機能性 血圧上昇抑制精神安定成長ホルモン分泌促進その他記憶学習促進体重低減血中の中性脂肪低減

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション T13K707D 蜂谷亮祐 指導教員 赤林伸一教授 研究目的 住宅における冷暖房のエネルギー消費量は 住宅全体のエネルギー消費の約 1/ 4 を占め 冷暖房機器の運転効率の向上は省エネルギーの観点から極めて重要である 動力 照明他 38.1% 厨房 9.1% 冷房 % 2014 年度 34,330 MJ/ 世帯 暖房 22.9% 給湯 27.8% 24.9% 図世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移

More information

47 Ⅲ バイオエタノール生産用ストレス耐性酵母の開発と特性評価 1. はじめに近年, 石油の枯渇や環境問題を解決するための代替エネルギーが注目されている その中でガソリンの代替燃料として期待されているのがバイオエタノールである バイオエタノールはバイオマス ( 植物由来原料 ) から作られるエタノ

47 Ⅲ バイオエタノール生産用ストレス耐性酵母の開発と特性評価 1. はじめに近年, 石油の枯渇や環境問題を解決するための代替エネルギーが注目されている その中でガソリンの代替燃料として期待されているのがバイオエタノールである バイオエタノールはバイオマス ( 植物由来原料 ) から作られるエタノ 47 Ⅲ バイオエタノール生産用ストレス耐性酵母の開発と特性評価 1. はじめに近年, 石油の枯渇や環境問題を解決するための代替エネルギーが注目されている その中でガソリンの代替燃料として期待されているのがバイオエタノールである バイオエタノールはバイオマス ( 植物由来原料 ) から作られるエタノールであり, 燃焼しても植物が取り込んだ二酸化炭素を放出するだけで大気中の二酸化炭素を増やさないクリーンなエネルギーであると考えられている

More information

Microsoft Word - ⑥ pp61-81 タクマ様 原稿.doc

Microsoft Word - ⑥ pp61-81 タクマ様 原稿.doc 第 35 回 優秀環境装置 日本産業機械工業会会長賞 株式会社タクマ 1. 開発経過 1.1. 開発の趣旨乙類焼酎 ( いわゆる本格焼酎 ) の生産において 蒸留過程で有機物を含む余剰廃液である焼酎粕が発生する 焼酎粕の利用としては飼料化 肥料化があるが エネルギーを加えて製造したにもかかわらず飼料 肥料は供給過剰になり 現状は未利用のまま廃棄されているものが多い 一方 焼酎製造には蒸留工程等で熱エネルギーを必要とする

More information

第 3 章隠岐の島町のエネルギー需要構造 1 エネルギーの消費量の状況 ここでは 隠岐の島町におけるエネルギー消費量を調査します なお 算出方法は資料編第 5 章に詳しく述べます (1) 調査対象 町内のエネルギー消費量は 電気 ガス 燃料油 ( ガソリン 軽油 灯油 重油 ) 新エ ネルギー (

第 3 章隠岐の島町のエネルギー需要構造 1 エネルギーの消費量の状況 ここでは 隠岐の島町におけるエネルギー消費量を調査します なお 算出方法は資料編第 5 章に詳しく述べます (1) 調査対象 町内のエネルギー消費量は 電気 ガス 燃料油 ( ガソリン 軽油 灯油 重油 ) 新エ ネルギー ( 第 3 章のエネルギー需要構造 1 エネルギーの消費量の状況 ここでは におけるエネルギー消費量を調査します なお 算出方法は資料編第 5 章に詳しく述べます (1) 調査対象 町内のエネルギー消費量は 電気 ガス 燃料油 ( ガソリン 軽油 灯油 重油 ) 新エ ネルギー ( 太陽光 太陽熱 ) について 資源エネルギー庁から出される公式統計 総合 エネルギー統計 での最終エネルギー消費量 28

More information

表紙_責了.indd

表紙_責了.indd 2012 Vol. 36 環 境 都 市 宣 言 シンボルマーク 稚 内 市 では 生 ごみや 下 水 汚 泥 を 微 生 物 の 発 酵 により 減 容 すると 共 に 発 生 するバイオガスを 回 収 してエネルギーとして 活 用 するため 稚 内 市 バイオエネルギーセンターを 整 備 しました この 施 設 では 生 ごみ(4,200トン/ 年 ) 下 水 汚 泥 (2,100トン/ 年 )を

More information

CERT化学2013前期_問題

CERT化学2013前期_問題 [1] から [6] のうち 5 問を選んで解答用紙に解答せよ. いずれも 20 点の配点である.5 問を超えて解答した場合, 正答していれば成績評価に加算する. 有効数字を適切に処理せよ. 断りのない限り大気圧は 1013 hpa とする. 0 C = 273 K,1 cal = 4.184 J,1 atm = 1013 hpa = 760 mmhg, 重力加速度は 9.806 m s 2, 気体

More information

木村の理論化学小ネタ 熱化学方程式と反応熱の分類発熱反応と吸熱反応化学反応は, 反応の前後の物質のエネルギーが異なるため, エネルギーの出入りを伴い, それが, 熱 光 電気などのエネルギーの形で現れる とくに, 化学変化と熱エネルギーの関

木村の理論化学小ネタ   熱化学方程式と反応熱の分類発熱反応と吸熱反応化学反応は, 反応の前後の物質のエネルギーが異なるため, エネルギーの出入りを伴い, それが, 熱 光 電気などのエネルギーの形で現れる とくに, 化学変化と熱エネルギーの関 熱化学方程式と反応熱の分類発熱反応と吸熱反応化学反応は, 反応の前後の物質のエネルギーが異なるため, エネルギーの出入りを伴い, それが, 熱 光 電気などのエネルギーの形で現れる とくに, 化学変化と熱エネルギーの関係を扱う化学の一部門を熱化学という 発熱反応反応前の物質のエネルギー 大ネルギ熱エネルギーー小エ反応後の物質のエネルギー 吸熱反応 反応後の物質のエネルギー 大ネルギー熱エネルギー小エ反応前の物質のエネルギー

More information

東洋インキグループの環境データ(2011〜2017年)

東洋インキグループの環境データ(2011〜2017年) No. 1 環境データ 2011 2020 年 環境負荷のマスバランス 1 INPUT 原料 副資材 エネルギー 用水 溶剤 t 46,920 46,863 47,418 47,628 38,715 40,305 42,404 樹脂 t 57,205 53,136 50,518 47,177 45,859 43,231 41,217 顔料 t 25,841 31,645 30,036 29,560

More information

RIETI Highlight Vol.66

RIETI Highlight Vol.66 2 0 1 7 F A L L 66 1 RIETI HIGHLIGHT 2017 FALL RIETI HIGHLIGHT 2017 FALL 3 Interviewer 4 RIETI HIGHLIGHT 2017 FALL DPNo No. 17-E-082-0 http://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/17e082.pdf RIETI HIGHLIGHT

More information

A.3 排出削減量の算定方法 A.3.1 排出削減量 ER EM BL EM PJ ( 式 1) 定義単位 数値 4 ER 排出削減量 1 kgco2/ 年 0 t<1 年 年 t<2.5 年 年 <t EM BL ベースライン排出量 2 kgco2/

A.3 排出削減量の算定方法 A.3.1 排出削減量 ER EM BL EM PJ ( 式 1) 定義単位 数値 4 ER 排出削減量 1 kgco2/ 年 0 t<1 年 年 t<2.5 年 年 <t EM BL ベースライン排出量 2 kgco2/ A.2 追加性の評価 本プロジェクトについては家庭部門を対象としており 経済的障壁を有する蓋然性が高いため 追加性の評価は不要とする 注 ) 投資回収年数の算定式などを記載すること 本プロジェクトについては家庭部門を対象としており 経済的障壁を有する蓋然性が高いため 追加性の評価は不要とする (2) 追加性評価に必要な情報の入手方法 注 )(1) の評価に必要な情報の入手方法について記載すること全削減活動について同一の想定値などを用いる場合は

More information

1 木質バイオマスの前処理及び糖化手法に関する研究 1-1 はじめに地球温暖化防止に向けた二酸化炭素削減や循環型社会構築 環境産業の主導権確保という観点から石油代替となるバイオエタノールの生産が活発になっている バイオエタノールは 燃焼時に発生する二酸化炭素を原料となるバイオマスが吸収するため 理論

1 木質バイオマスの前処理及び糖化手法に関する研究 1-1 はじめに地球温暖化防止に向けた二酸化炭素削減や循環型社会構築 環境産業の主導権確保という観点から石油代替となるバイオエタノールの生産が活発になっている バイオエタノールは 燃焼時に発生する二酸化炭素を原料となるバイオマスが吸収するため 理論 1 木質バイオマスの前処理及び糖化手法に関する研究 1-1 はじめに地球温暖化防止に向けた二酸化炭素削減や循環型社会構築 環境産業の主導権確保という観点から石油代替となるバイオエタノールの生産が活発になっている バイオエタノールは 燃焼時に発生する二酸化炭素を原料となるバイオマスが吸収するため 理論上二酸化炭素を発生させないカーボンニュートラルという特性を有する 現在 バイオエタノールは アメリカやブラジルを中心として

More information

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要) 地球温暖化対策基本法案 ( 環境大臣案の概要 ) 平成 22 年 2 月 環境省において検討途上の案の概要であり 各方面の意見を受け 今後 変更があり得る 1 目的この法律は 気候系に対して危険な人為的干渉を及ぼすこととならない水準において大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ地球温暖化を防止すること及び地球温暖化に適応することが人類共通の課題であり すべての主要国が参加する公平なかつ実効性が確保された地球温暖化の防止のための国際的な枠組みの下に地球温暖化の防止に取り組むことが重要であることにかんがみ

More information

FA

FA 29 28 15 1985 1993 The process of the labor negotiations of the Japan Professional Baseball Players Association, 1985 1993 ABE Takeru Graduate School of Social Science, Hitotsubashi University Abstract

More information

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) PLC PLC LAN MASTER PLC LAN MASTER PLC LAN MASTER PLC LAN MASTER PLC LAN MASTER MASTER MASTER PLC LAN PLC LAN PLC LAN MASTER PLC LAN MASTER MASTER TERMINAL MASTER TERMINAL

More information

バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案

バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案 既認定案件による国民負担 の抑制に向けた対応 ( バイオマス比率の変更への対応 ) 2018 12 21 日資源エネルギー庁 バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については

More information

student chemistry (2019), 1, 多価酸 1 価塩基滴定曲線と酸塩基滴定における学術用語についての考察 西野光太郎, 山口悟 * 茨城県立水戸第一高等学校化学部 茨城県水戸市三の丸 (2019 年 3 月 1 日受付 ;2019 年

student chemistry (2019), 1, 多価酸 1 価塩基滴定曲線と酸塩基滴定における学術用語についての考察 西野光太郎, 山口悟 * 茨城県立水戸第一高等学校化学部 茨城県水戸市三の丸 (2019 年 3 月 1 日受付 ;2019 年 student chemistry () - 多価酸 価塩基滴定曲線と酸塩基滴定における学術用語についての考察 西野光太郎 山口悟 * 茨城県立水戸第一高等学校化学部 - 茨城県水戸市三の丸 -- ( 年 月 日受付 ; 年 月 日受理 ) Abstract 高校の化学基礎の教科書 資料において 多価酸 価塩基滴定曲線 は一部の資料に掲載されている しかしながら 多価酸 価塩基滴定曲線 はどの教科書

More information

! " # $ % & ' ( ) +, -. / 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; < = >? @ A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z [ ] ^ _ ` a b c d e f h i j k l m n o p q r s t u v w x y z { } ~ This product is

More information

FA FA FA FA FA 5 FA FA 9

FA FA FA FA FA 5 FA FA 9 30 29 31 1993 2004 The process of the labor negotiations of Japan Professional Baseball Players Association, 1993 2004 ABE Takeru Graduate School of Social Science, Hitotsubashi University Abstract The

More information

プロジェクト概要 ホーチミン市の卸売市場で発生する有機廃棄物を分別回収し 市場内に設置するメタン発酵システムで嫌気処理を行なう また 回収したバイオガスを利用してコジェネレーション設備で発電および熱回収を行ない市場内に供給する さらに メタン発酵後の残さから堆肥メタン発酵後の残さから堆肥 液肥を生産

プロジェクト概要 ホーチミン市の卸売市場で発生する有機廃棄物を分別回収し 市場内に設置するメタン発酵システムで嫌気処理を行なう また 回収したバイオガスを利用してコジェネレーション設備で発電および熱回収を行ない市場内に供給する さらに メタン発酵後の残さから堆肥メタン発酵後の残さから堆肥 液肥を生産 JCM 実証案件組成調査 卸売市場における有機廃棄物メタン発酵及びコジェネレーション 2014 年 3 月 4 日 日立造船株式会社株式会社サティスファクトリーインターナショナル 1 プロジェクト概要 ホーチミン市の卸売市場で発生する有機廃棄物を分別回収し 市場内に設置するメタン発酵システムで嫌気処理を行なう また 回収したバイオガスを利用してコジェネレーション設備で発電および熱回収を行ない市場内に供給する

More information

北杜市新エネルギービジョン

北杜市新エネルギービジョン 概 要 版 平 成 18 年 3 月 山 梨 県 北 杜 市 1 新エネルギーとは 深刻化する地球温暖化 心配される化石燃料の枯渇といった課題への対策として注目されているのが 新エネル ギー です 新エネルギー とは 太陽や風 森林などの自然のエネルギーなどを活用するもので 石油代替エネ ルギーとして導入が期待されているものの コストなどの制約から普及が十分でないため 積極的に促進を図る必 要があるもの

More information

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2) 1. 方法論番号 007-A 2. 方法論名称 コージェネレーションの新設 3. 適用条件本方法論は 次の条件の全てを満たす場合に適用することができる 条件 1: コージェネレーションを新設すること 1 条件 2: 新設したコージェネレーションでは複数の種類の燃料を使用しないこと 条件 3: コージェネレーションを新設した事業者が コージェネレーションで生産した蒸気又は温水 及び電力を自家消費すること

More information

66 ロースからは専らグルコースが得られるが, ヘミセルロースには多様な糖類が含まれており, 六炭糖であるグルコース, マンノース, ガラクトースに加え, 五炭糖であるキシロースや L- アラビノースも得られる Thalagala らは, 濃硫酸抽出により, 種々の植物のセルロースおよびヘミセルロー

66 ロースからは専らグルコースが得られるが, ヘミセルロースには多様な糖類が含まれており, 六炭糖であるグルコース, マンノース, ガラクトースに加え, 五炭糖であるキシロースや L- アラビノースも得られる Thalagala らは, 濃硫酸抽出により, 種々の植物のセルロースおよびヘミセルロー 65 Ⅳ バイオエタノール生産に適した五炭糖発酵性酵母の開発 1. はじめに 世界におけるバイオエタノールの生産量は年間 8,000 ~ 9,000 万 kl で, そのう 1) ちの約 9 割はアメリカとブラジルで生産されている JETRO の報告書による と, 世界最大のバイオエタノール生産国であるアメリカの年間生産量 (2011 年 ) は約 5,300 万 kl であり, 日本の年間ガソリン消費量

More information

表紙01

表紙01 CONTENTS 1 バイオマスエネルギー地域システム化実験事業 2 3 バイオマスエネルギー地域システム化実験事業 山口県全域を対象とした 総合的複合型森林バイオマス エネルギー地産地消社会システムの構築 実証 実験事業 事業者 山口県 木材 (林地残材等) 1 研究開発の概要 山口県では平成13年度に やまぐち森林バイオマスエネルギープラン を策定し 森林バイオマスの利活用システ ムを地域全体で構築するための技術開発

More information

Decomposition and Separation Characteristics of Organic Mud in Kaita Bay by Alkaline and Acid Water TOUCH NARONG Katsuaki KOMAI, Masataka IMAGAWA, Nar

Decomposition and Separation Characteristics of Organic Mud in Kaita Bay by Alkaline and Acid Water TOUCH NARONG Katsuaki KOMAI, Masataka IMAGAWA, Nar Decomposition and Separation Characteristics of Organic Mud in Kaita Bay by Alkaline and Acid Water TOUCH NARONG Katsuaki KOMAI, Masataka IMAGAWA, Narong TOUCH and Tadashi HIBINO Aggravation of water qualities

More information

Gruener_Jd_ qxd

Gruener_Jd_ qxd T H E September 2003 by Jamie Gruener Y ANKEE G R O U P T H E Y A N K E E G R O U P R E P O R T Copyright 2003, the Yankee Group The Yankee Group Report is published for the sole use of Yankee Group Advisory

More information

研究報告58巻通し.indd

研究報告58巻通し.indd 25 高性能陰イオン分析カラム TSKgel SuperIC-Anion HR の特性とその応用 バイオサイエンス事業部開発部セパレーショングループ 佐藤真治多田芳光酒匂幸中谷茂 1. はじめにイオンクロマトグラフィー (IC) は 環境分析等の各種公定法に採用されている溶液試料中のイオン成分分析法であり 当社においてもハイスループット分析を特長とする高速イオンクロマトグラフィーシステム IC 2010

More information

はじめに 液体クロマトグラフィーには 表面多孔質粒子の LC カラムが広く使用されています これらのカラムは全多孔質粒子カラムの同等製品と比べて 低圧で高効率です これは主に 物質移動距離がより短く カラムに充填されている粒子のサイズ分布がきわめて狭いためです カラムの効率が高いほど 分析を高速化で

はじめに 液体クロマトグラフィーには 表面多孔質粒子の LC カラムが広く使用されています これらのカラムは全多孔質粒子カラムの同等製品と比べて 低圧で高効率です これは主に 物質移動距離がより短く カラムに充填されている粒子のサイズ分布がきわめて狭いためです カラムの効率が高いほど 分析を高速化で アプリケーションノート食品 / 飲料品検査 発酵モニタリング 農薬 バイオ燃料 代替エネルギー Agilent InfinityLab Poroshell 120 HILIC-Z カラムによる糖の分析 著者 Anne Mack and Ta-Chen Wei Agilent Technologies, Inc. 概要 Agilent InfinityLab Poroshell 120 HILIC-Z

More information

10生活環境研究報告.indd

10生活環境研究報告.indd It is well known that there are great differences among the flow characteristics of a non- Newtonian fluid such as gelatinized starch dispersions, depending on the analytical devices used and measurement

More information

報道関係者各位 平成 24 年 4 月 13 日 筑波大学 ナノ材料で Cs( セシウム ) イオンを結晶中に捕獲 研究成果のポイント : 放射性セシウム除染の切り札になりうる成果セシウムイオンを効率的にナノ空間 ナノの檻にぴったり収容して捕獲 除去 国立大学法人筑波大学 学長山田信博 ( 以下 筑

報道関係者各位 平成 24 年 4 月 13 日 筑波大学 ナノ材料で Cs( セシウム ) イオンを結晶中に捕獲 研究成果のポイント : 放射性セシウム除染の切り札になりうる成果セシウムイオンを効率的にナノ空間 ナノの檻にぴったり収容して捕獲 除去 国立大学法人筑波大学 学長山田信博 ( 以下 筑 報道関係者各位 平成 24 年 4 月 13 日 筑波大学 ナノ材料で Cs( セシウム ) イオンを結晶中に捕獲 研究成果のポイント : 放射性セシウム除染の切り札になりうる成果セシウムイオンを効率的にナノ空間 ナノの檻にぴったり収容して捕獲 除去 国立大学法人筑波大学 学長山田信博 ( 以下 筑波大学 という ) 数理物質系 系長三明康郎 守友浩教授は プルシャンブルー類似体を用いて 水溶液中に溶けている

More information

1 プロジェクト実施者の情報 1.1 プロジェクト実施者 ( 複数のプロジェクト実施者がいる場合は代表実施者 ) ( フリガナ ) エンジニアウッドミヤザキジギョウ実施者名キョウドウクミアイエンジニアウッド宮崎事業協同組合住所 宮崎県都城市吉尾町 プロジェクト代

1 プロジェクト実施者の情報 1.1 プロジェクト実施者 ( 複数のプロジェクト実施者がいる場合は代表実施者 ) ( フリガナ ) エンジニアウッドミヤザキジギョウ実施者名キョウドウクミアイエンジニアウッド宮崎事業協同組合住所 宮崎県都城市吉尾町 プロジェクト代 プロジェクト計画書 ( 排出削減プロジェクト用 ) Ver.3.2 J-クレジット制度プロジェクト計画書 ( 排出削減プロジェクト用 ) プロジェクトの名称 : A 重油ボイラから木質バイオマスボイラへの更新プロジェクト プロジェクト 実施者名 エンジニアウッド宮崎事業協同組合 妥当性確認申請日 2018 年 10 月 10 日 プロジェクト登録申請日 2018 年 11 月 21 日 1 プロジェクト実施者の情報

More information

Microsoft PowerPoint - 1.プロセス制御の概要.pptx

Microsoft PowerPoint - 1.プロセス制御の概要.pptx プロセス制御工学 1. プロセス制御の概要 京都大学 加納学 Division of Process Control & Process Systems Engineering Department of Chemical Engineering, Kyoto University manabu@cheme.kyoto-u.ac.jp http://www-pse.cheme.kyoto-u.ac.jp/~kano/

More information

事例8_ホール素子

事例8_ホール素子 省エネルギーその 7- ホール素子 ホール IC 1. 調査の目的エアコンの室内機と室外機には空調を行うための FAN 用のモータが搭載されている モータには DC ブラシレスモータと AC モータ ( 誘導モータ ) とがある DC ブラシレスモータを搭載したエアコンはインバータエアコンと呼ばれ 電力の周波数を変えてモータの回転数を制御できることから 非インバータエアコン (AC モータを搭載 )

More information

研究の背景 目的 背景 二酸化炭素など温室効果ガスの排出量抑制による地球温暖化防止対策が望まれている 化石燃料の枯渇 インド 中国などの発展によるエネルギー需要の増大などから石油価格が上昇しており エネルギー源の多様化が望まれている ビートトップなど畑作残渣は緑肥として鋤込まれているため 地中での分

研究の背景 目的 背景 二酸化炭素など温室効果ガスの排出量抑制による地球温暖化防止対策が望まれている 化石燃料の枯渇 インド 中国などの発展によるエネルギー需要の増大などから石油価格が上昇しており エネルギー源の多様化が望まれている ビートトップなど畑作残渣は緑肥として鋤込まれているため 地中での分 畑作残渣からバイオエタノールを作る - 有用物質の共生産によるコスト削減 - 北口敏弘地方独立行政法人北海道立総合研究機構産業技術研究本部ものづくり支援センター工業技術支援グループ主査 共同研究機関 : 神戸大学 北海道大学 研究の背景 目的 背景 二酸化炭素など温室効果ガスの排出量抑制による地球温暖化防止対策が望まれている 化石燃料の枯渇 インド 中国などの発展によるエネルギー需要の増大などから石油価格が上昇しており

More information

Ⅱ 方法と対象 1. 所得段階別保険料に関する情報の収集 ~3 1, 分析手法

Ⅱ 方法と対象 1. 所得段階別保険料に関する情報の収集 ~3 1, 分析手法 67 論文 要旨 : 1507 キーワード : Ⅰ 緒言 65 2014 89 5 2 3 5 6 2 5 6 3 4 3 4 2006 2015 9 9 68 2018. 3 2015 Ⅱ 方法と対象 1. 所得段階別保険料に関する情報の収集 6 2015 7 2016 2 ~3 1,507 2. 分析手法 69 3 3 3 A B C 3 A 4 1 1 2 2 2014 2014 2014 5

More information

橡最終原稿.PDF

橡最終原稿.PDF GIS Simulation analysis of disseminate of disaster information using GIS * ** *** Toshitaka KATADAJunsaku ASADA and Noriyuki KUWASAWA GIS GIS AbstractWe have developed the simulation model expressing the

More information

三建設備工業つくばみらい技術センター汎用機器を用いた潜熱処理システムの運転実績

三建設備工業つくばみらい技術センター汎用機器を用いた潜熱処理システムの運転実績 三建設備工業つくばみらい技術センター汎用機器を用いた潜熱処理システムの運転実績 三建設備工業 技術本部技術研究所佐藤英樹 キーワード / ZEB 潜熱処理システム 汎用機器 1. はじめに 三建設備工業つくばみらい技術センターでは, ゼロエネルギービル (ZEB) をめざして, 地中熱利用の天井放射空調システムを中心とした改修工事を行い 1),2010 年 1 月より運用を開始した 2011 年度は,

More information

注 ) 材料の種類 名称及び使用量 については 硝酸化成抑制材 効果発現促進材 摂取防止材 組成均一化促進材又は着色材を使用した場合のみ記載が必要になり 他の材料については記載する必要はありません また 配合に当たって原料として使用した肥料に使用された組成均一化促進材又は着色材についても記載を省略す

注 ) 材料の種類 名称及び使用量 については 硝酸化成抑制材 効果発現促進材 摂取防止材 組成均一化促進材又は着色材を使用した場合のみ記載が必要になり 他の材料については記載する必要はありません また 配合に当たって原料として使用した肥料に使用された組成均一化促進材又は着色材についても記載を省略す 保証票記載例 1 生産業者保証票 ( 汚泥肥料等以外の登録肥料の場合 ) 生産業者保証票 登録番号 生第 12345 号 肥料の種類 化成肥料 肥料の名称 有機入り化成肥料 1 号 保証成分量 (%) 窒素全量 10.0 内アンモニア性窒素 8.0 りん酸全量 10.0 内可溶性りん酸 9.6 内水溶性りん酸 5.0 水溶性加里 5.0 原料の種類 ( 窒素全量を保証又は含有する原料 ) 尿素 動物かす粉末類

More information

Microsoft Word - 本論文の代替用要旨(2_19_馬場保徳).doc

Microsoft Word - 本論文の代替用要旨(2_19_馬場保徳).doc 1 1 5% [1]2011 [2] [3][4] [5] [6] [7-8] 2 3 4 2 5 BDF 9000 kl [9] [7-8, 10-11] 50 m 3 30 m 3 -working vol. 3.5 m 3 -week 5 75L glycerol/plant-day 30 L glycerol/plant-day (1 ml/l-day)fig. 1 106% 70 85%

More information

1. 太陽光発電のコストパフォーマンス 奈良林氏 太陽光について, 実は実力的には原発の 1/10 しか電気が出ていない. しかも, コストは 10 倍高い. ですから,100 倍コストパフォーマンスが悪いです 原発の 1/10 しか電気が出ていない 意味不明? コストパフォーマンスは,1kWh あ

1. 太陽光発電のコストパフォーマンス 奈良林氏 太陽光について, 実は実力的には原発の 1/10 しか電気が出ていない. しかも, コストは 10 倍高い. ですから,100 倍コストパフォーマンスが悪いです 原発の 1/10 しか電気が出ていない 意味不明? コストパフォーマンスは,1kWh あ 1. 太陽光発電のコストパフォーマンス 奈良林氏 太陽光について, 実は実力的には原発の 1/10 しか電気が出ていない. しかも, コストは 10 倍高い. ですから,100 倍コストパフォーマンスが悪いです 原発の 1/10 しか電気が出ていない 意味不明? コストパフォーマンスは,1kWh あたりの発電コストで比較すべき 原発の発電コスト ( 政府試算 ):5.3 円 /kwh 太陽光発電の買取価格

More information

31608 要旨 ルミノール発光 3513 後藤唯花 3612 熊﨑なつみ 3617 新野彩乃 3619 鈴木梨那 私たちは ルミノール反応で起こる化学発光が強い光で長時間続く条件について興味をもち 研究を行った まず触媒の濃度に着目し 1~9% の値で実験を行ったところ触媒濃度が低いほど強い光で長

31608 要旨 ルミノール発光 3513 後藤唯花 3612 熊﨑なつみ 3617 新野彩乃 3619 鈴木梨那 私たちは ルミノール反応で起こる化学発光が強い光で長時間続く条件について興味をもち 研究を行った まず触媒の濃度に着目し 1~9% の値で実験を行ったところ触媒濃度が低いほど強い光で長 31608 要旨 ルミノール発光 3513 後藤唯花 3612 熊﨑なつみ 3617 新野彩乃 3619 鈴木梨那 私たちは ルミノール反応で起こる化学発光が強い光で長時間続く条件について興味をもち 研究を行った まず触媒の濃度に着目し 1~9% の値で実験を行ったところ触媒濃度が低いほど強い光で長時間発光した 次にルミノール溶液の液温に着目し 0 ~60 にて実験を行ったところ 温度が低いほど強く発光した

More information

Microsoft PowerPoint - (配布版)160204_JSTLCS&NEDOTSC共催ワークショップ(矢部彰)2

Microsoft PowerPoint - (配布版)160204_JSTLCS&NEDOTSC共催ワークショップ(矢部彰)2 JST LCS NEDO TSC 共催ワークショップ 再生可能エネルギーのコスト構造と低減に向けた方策 液体バイオ燃料製造の現状と課題 ー液体バイオ燃料の経済性分析ー 平成 28 年 2 月 4 日 国立研究開発法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 技術戦略研究センターエネルギーシステム 水素ユニット再生可能エネルギーユニット ユニット長矢部彰 エネルギー基本計画と第 5 期科学技術基本計画 エネルギー基本計画

More information

別添 4 レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較とエネルギー収支 A4.2. CO 2 排出量の差異について 1990~2012 年度における CO 2 排出量の差異の変動幅は -1.92%(2002 年度 )~1.96%(2008 年度 ) となっている なお エネルギーとして利用された廃

別添 4 レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較とエネルギー収支 A4.2. CO 2 排出量の差異について 1990~2012 年度における CO 2 排出量の差異の変動幅は -1.92%(2002 年度 )~1.96%(2008 年度 ) となっている なお エネルギーとして利用された廃 CGER-I111-2013, CGER/NIES 別添 4 レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較とエネルギー収支 別添 (Annex)4. レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較と エネルギー収支 ここでは UNFCCC インベントリ報告ガイドライン (FCCC/SBSTA/2006/9) のパラグラフ 31 に則り レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較を行う A4.1.

More information

43 + +* / +3+0,, 22*,, ++..0/ / 1/. / / + /* *,* +* *.* /* 0 +0 2*,/./ +3+,. + : / 3 / +** +**, // /. /+ /+ + * * + +2 +2 +3,* 3 3 ++ +, 0.. /3 : +/,.

43 + +* / +3+0,, 22*,, ++..0/ / 1/. / / + /* *,* +* *.* /* 0 +0 2*,/./ +3+,. + : / 3 / +** +**, // /. /+ /+ + * * + +2 +2 +3,* 3 3 ++ +, 0.. /3 : +/,. 42 * :. +, / /0/ ha, +. 2, 2ha. + : :, / /0/ +3,2. 2 / * 43 + +* / +3+0,, 22*,, ++..0/ / 1/. / / + /* *,* +* *.* /* 0 +0 2*,/./ +3+,. + : / 3 / +** +**, // /. /+ /+ + * * + +2 +2 +3,* 3 3 ++ +, 0.. /3

More information

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2) 1. 方法論番号 007 2. 方法論名称 コージェネレーションの導入 3. 適用条件本方法論は 次の条件の全てを満たす場合に適用することができる 条件 1: コージェネレーションを導入すること 条件 2: コージェネレーションの導入を行わなかった場合 事業実施前のボイラー設備を継続して利用できること 1 条件 3: 燃料転換を伴う場合 燃料転換後に複数の種類の燃料を使用しないこと 事業実施前後において単一の燃料を用いること

More information

Microsoft Word - 木材の塩素濃度報告110510_2.docx

Microsoft Word - 木材の塩素濃度報告110510_2.docx 木材の塩素濃度に関する報告 (2011 年 5 月 10 日 ) 北海道大学 ( 松藤, 東條, 黄, 松尾 ) 1. 木材の採取表 1に採取木材の概要を, 以下に採取場所等の写真を示す 表 1 採取木材の概要 ID 種類 種別 長さ 断面 採取場所 浸水状況 試料採取 (cm) (cm cm) 1 建材 大 225 15 11 久慈市集積場 集積場であるため不明, 被災域は長 端部 10cm, 中央

More information

ポイント 藻類由来のバイオマス燃料による化石燃料の代替を目標として設立 機能性食品等の高付加価値製品の製造販売により事業基盤を確立 藻類由来のバイオマス燃料のコスト競争力強化に向けて 国内の藻類産業の規模拡大と技術開発に取り組む 藻バイオテクノロジーズ株式会社 所在地 茨城県つくば市千現 2-1-6

ポイント 藻類由来のバイオマス燃料による化石燃料の代替を目標として設立 機能性食品等の高付加価値製品の製造販売により事業基盤を確立 藻類由来のバイオマス燃料のコスト競争力強化に向けて 国内の藻類産業の規模拡大と技術開発に取り組む 藻バイオテクノロジーズ株式会社 所在地 茨城県つくば市千現 2-1-6 藻バイオテクノロジーズ株式会社 ( 茨城県 ) File 15 バイオ樹脂 燃料 藻類の活 により 油依存からの脱却を 指す 藻バイオテクノロジーズ株式会社 ( 以下 同社 ) は 筑波大学藻類バイオマス エネルギーシステム開発研究センターの渡邉教授が代表取締役会長を務めており 藻類の生産及び加工並びに培養方法及び加工方法の研究開発を行う企業である 同社は 燃料 化学製品 化粧品などの原料である石油を藻から抽出した油に代替することで

More information

Yasokarva, D. (Murata, S.) Mechanisms of Copper Toxicity in Saccharomyces cerevisiae Determined by Microarray Analysis (Kitagawa, E.) (Iwahashi, Y) Nakagawa, R. Hashido, T. (Iwahashi. H.) Environ. Toxicol.,

More information

<4D F736F F F696E74202D E815B839395F18D908F912082C882D782DC82AB205B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D E815B839395F18D908F912082C882D782DC82AB205B8CDD8AB B83685D> 水素バスと燃料電池のコスト比較 環境情報学部環境情報学科伊坪研究室 3 年渡辺麻貴 1 目次 スケジュール 目的 シャシーダイナモ見学 エコカー試乗 Well to Wheelとは 水素バスと燃料電池バスのコスト比較 感想 謝辞 2 研修先及び期間 研修先 財団法人日本自動車研究所 研修期間 8 月 17 日 ~8 月 28 日 3 スケジュール 1 週目 実施項目 1 自動車 LCA の基礎の習得

More information

<4D F736F F D C8ADC974C95A882A982E78CF897A682E682AD939C82F08EE682E88F6F82B795FB964082F E9>

<4D F736F F D C8ADC974C95A882A982E78CF897A682E682AD939C82F08EE682E88F6F82B795FB964082F E9> 31132 糖含有物から効率よく糖を取り出す方法を探る 要旨近年問題となっているエネルギー問題においてバイオエタノールは新エネルギーの 1つとして注目されている しかし原料はトウモロコシやサトウキビといった穀物が中心であり 世界的に食料として食べられているものを使うため 食料不足につながりかねない そこでここでは木材を使ったバイオエタノールの生成について考える バイオエタノールの生成には単糖類のグルコースやそれによる多糖類を取り出すことが必要となる

More information

Microsoft Word - basic_15.doc

Microsoft Word - basic_15.doc 分析の原理 15 電位差測定装置の原理と応用 概要 電位差測定法は 溶液内の目的成分の濃度 ( 活量 ) を作用電極と参照電極の起電力差から測定し 溶液中のイオン濃度や酸化還元電位の測定に利用されています また 滴定と組み合わせて当量点の決定を電極電位変化より行う電位差滴定法もあり 電気化学測定法の一つとして古くから研究 応用されています 本編では 電位差測定装置の原理を解説し その応用装置である

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 反応工学 Raction Enginring 講義時間 ( 場所 : 火曜 限 (8-A 木曜 限 (S-A 担当 : 山村 火 限 8-A 期末試験中間試験以降 /7( 木 まで持ち込みなし要電卓 /4( 木 質問受付日講義なし 授業アンケート (li campus の入力をお願いします 晶析 (crystallization ( 教科書 p. 濃度 溶解度曲線 C C s A 安定 液 ( 気

More information

NEWS RELEASE 東京都港区芝 年 3 月 24 日 ハイカカオチョコレート共存下におけるビフィズス菌 BB536 の増殖促進作用が示されました ~ 日本農芸化学会 2017 年度大会 (3/17~

NEWS RELEASE 東京都港区芝 年 3 月 24 日 ハイカカオチョコレート共存下におけるビフィズス菌 BB536 の増殖促進作用が示されました ~ 日本農芸化学会 2017 年度大会 (3/17~ NEWS RELEASE 東京都港区芝 5-33- 8-8403 http://www.morinaga.co.jp 207 年 3 月 24 日 ハイカカオチョコレート共存下におけるビフィズス菌 BB536 の増殖促進作用が示されました ~ 日本農芸化学会 207 年度大会 (3/7~20) にて発表 ~ 森永製菓株式会社 ( 東京都港区芝 代表取締役社長 新井徹 ) では 近年高まる健康需要を受けて

More information

<4D F736F F F696E74202D FED979D D817A F836F BF82D682CC8EE DD82C689DB91E82E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D FED979D D817A F836F BF82D682CC8EE DD82C689DB91E82E B8CDD8AB B83685D> 石油業界のバイオ燃料への取組み と持続可能性等の課題について 2012 年 7 月石油連盟 1. これまでのバイオマス燃料への取り組み 2007 年 4 月より バイオガソリン ( バイオETBE 配合 ) の試験販売を開始し 2010 2011 年度の原油換算 21 万 KL( バイオETBE84 万 KL) のバイオ燃料の導入目標は完全達成しました この間 バイオ燃料の共同調達組織 (JBSL)

More information

2014 年電子情報通信学会総合大会ネットワークシステム B DNS ラウンドロビンと OpenFlow スイッチを用いた省電力法 Electric Power Reduc8on by DNS round- robin with OpenFlow switches 池田賢斗, 後藤滋樹

2014 年電子情報通信学会総合大会ネットワークシステム B DNS ラウンドロビンと OpenFlow スイッチを用いた省電力法 Electric Power Reduc8on by DNS round- robin with OpenFlow switches 池田賢斗, 後藤滋樹 ネットワークシステム B- 6-164 DNS ラウンドロビンと OpenFlow スイッチを用いた省電力法 Electric Power Reduc8on by DNS round- robin with OpenFlow switches 池田賢斗, 後藤滋樹 早稲田大学基幹理工学研究科情報理工学専攻 1 研究の背景 n インターネットトラフィックが増大 世界の IP トラフィックは 2012

More information

() 実験 Ⅱ. 太陽の寿命を計算する 秒あたりに太陽が放出している全エネルギー量を計測データをもとに求める 太陽の放出エネルギーの起源は, 水素の原子核 4 個が核融合しヘリウムになるときのエネルギーと仮定し, 質量とエネルギーの等価性から 回の核融合で放出される全放射エネルギーを求める 3.から

() 実験 Ⅱ. 太陽の寿命を計算する 秒あたりに太陽が放出している全エネルギー量を計測データをもとに求める 太陽の放出エネルギーの起源は, 水素の原子核 4 個が核融合しヘリウムになるときのエネルギーと仮定し, 質量とエネルギーの等価性から 回の核融合で放出される全放射エネルギーを求める 3.から 55 要旨 水温上昇から太陽の寿命を算出する 53 町野友哉 636 山口裕也 私たちは, 地球環境に大きな影響を与えている太陽がいつまで今のままであり続けるのかと疑問をもちました そこで私たちは太陽の寿命を求めました 太陽がどのように燃えているのかを調べたら水素原子がヘリウム原子に変化する核融合反応によってエネルギーが発生していることが分かった そこで, この反応が終わるのを寿命と考えて算出した

More information

バイオ燃料政策の現状認識と課題 安定供給 バイオ燃料政策は 世界的に 地産池消 が原則である一方 従来の国産バイオ燃料事業 ( 第一世代 ) の大半は事業化に結びつかず 現在は全量をブラジル一国からの輸入に依存 供給安定性の観点からのリスクを最小限にするためには 調達先を多角化しつつ 我が国における

バイオ燃料政策の現状認識と課題 安定供給 バイオ燃料政策は 世界的に 地産池消 が原則である一方 従来の国産バイオ燃料事業 ( 第一世代 ) の大半は事業化に結びつかず 現在は全量をブラジル一国からの輸入に依存 供給安定性の観点からのリスクを最小限にするためには 調達先を多角化しつつ 我が国における 資料 4 次期判断基準のあり方に関する考え方 ( 案 ) 平成 29 年 12 月 27 日資源エネルギー庁資源 燃料部政策課 バイオ燃料政策の現状認識と課題 安定供給 バイオ燃料政策は 世界的に 地産池消 が原則である一方 従来の国産バイオ燃料事業 ( 第一世代 ) の大半は事業化に結びつかず 現在は全量をブラジル一国からの輸入に依存 供給安定性の観点からのリスクを最小限にするためには 調達先を多角化しつつ

More information

スライド 1

スライド 1 次世代火力発電協議会 ( 第 2 回会合 ) 資料 1 CO 2 回収 利用に関する今後の技術開発の課題と方向性 資源エネルギー庁 平成 27 年 6 月 目次 1. 次世代火力発電による更なるCO 2 削減の可能性 2. CO 2 の回収 貯留 利用に向けた取組 3. 次世代技術によるCO 2 回収コスト低減の見通し 4. CCUに関する技術的課題 5. 今後の技術的課題とロードマップの策定に当たり検討すべき論点

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 反応工学 Reactio Egieeig 講義時間 ( 場所 : 火曜 2 限 (8- 木曜 2 限 (S-2 担当 : 山村 高さ m Quiz: 反応器単価 Q. 炭素鋼で作られた左図のような反応器を発注する atm で運転するとして 製造コストはいくらか 反応器体積 7.9 m 3 直径 m a. $ 9,8 b. $ 98, c. $98, 8 円 /$, 29// ( 千 6 万円 出典

More information

Title < 論文 > 公立学校における在日韓国 朝鮮人教育の位置に関する社会学的考察 : 大阪と京都における 民族学級 の事例から Author(s) 金, 兌恩 Citation 京都社会学年報 : KJS = Kyoto journal of so 14: 21-41 Issue Date 2006-12-25 URL http://hdl.handle.net/2433/192679 Right

More information

労働市場分析レポート第 43 号平成 26 年 10 月 31 日 マッチング指標を用いたマッチング状況の分析 労働市場における労働力需給調整を評価するための指標として 就職率や充足率があるが 求人倍率が上昇する時には 就職率が上昇し充足率が低下するなどの動きがみられ それぞれ単独の利用には注意が必

労働市場分析レポート第 43 号平成 26 年 10 月 31 日 マッチング指標を用いたマッチング状況の分析 労働市場における労働力需給調整を評価するための指標として 就職率や充足率があるが 求人倍率が上昇する時には 就職率が上昇し充足率が低下するなどの動きがみられ それぞれ単独の利用には注意が必 労働市場分析レポート第 43 号平成 26 年 1 月 31 日 マッチング指標を用いたマッチング状況の分析 労働市場における労働力需給調整を評価するための指標として 就職率や充足率があるが 求人倍率が上昇する時には 就職率が上昇し充足率が低下するなどの動きがみられ それぞれ単独の利用には注意が必要である このレポートでは 就職率と充足率の双方を加味して 労働市場の機能を評価する指標を計測し マッチング状況の分析を行う

More information

untitled

untitled 生物工学会誌第 87 巻第 5 号 216 223.2009 酵素糖化と発酵を併用した小麦フスマからの効率的エタノール生産 是石真友子 1 今中洋行 2 今村維克 2 狩山昌弘 1 中西一弘 2 * (2009 年 1 月 28 日受付 2009 年 3 月 13 日受理 ) Efficient Ethanol Production from Wheat Bran by Enzymatic Saccharification

More information

(Shigen to Sozai) Vol.116 p (2000) 石炭灰フライアッシュからのゼオライトのアルカリ水熱合成と生成物の陽イオン交換特性 * 1 1 村山憲弘山川洋亮 2 3 小川和男芝田隼次 Alkali Hydrothermal Synthesis of Zeol

(Shigen to Sozai) Vol.116 p (2000) 石炭灰フライアッシュからのゼオライトのアルカリ水熱合成と生成物の陽イオン交換特性 * 1 1 村山憲弘山川洋亮 2 3 小川和男芝田隼次 Alkali Hydrothermal Synthesis of Zeol 石炭灰フライアッシュからのゼオライトのアルカリ水 Title 熱合成と生成物の陽イオン交換特性 Author(s) 村山, 憲弘, 山川, 洋亮, 小川, 和男, 芝田, 隼次 Citation 資源と素材 : 資源 素材学会誌, 116(4): 279-284 Issue Date 2000 URL http://hdl.handle.net/10112/5454 資源 素材学会 (http://www.jstage.jst.go.

More information

資料 8 暫定値申請資料 1 小麦 玄米ジスチラーズグレイン 1 2 精白米 小麦ジスチラーズグレイン 10 3 えんどうたん白 ( ピープロテイン ) 19 4 植物油ケン化物 28 5 中鎖脂肪酸カルシウム 36 6 パルプ 44 ア. 小麦 玄米ジスチラーズグレインの暫定値申請資料 1 暫定申請値 申請飼料名 水分 粗たん白質 組成 ( 原物中 ) 消化率及び栄養価鶏豚牛 粗脂肪 粗灰分 代謝率

More information

平成 29 年 7 月 地域別木質チップ市場価格 ( 平成 29 年 4 月時点 ) 北東北 -2.7~ ~1.7 南東北 -0.8~ ~ ~1.0 変動なし 北関東 1.0~ ~ ~1.8 変化なし 中関東 6.5~ ~2.8

平成 29 年 7 月 地域別木質チップ市場価格 ( 平成 29 年 4 月時点 ) 北東北 -2.7~ ~1.7 南東北 -0.8~ ~ ~1.0 変動なし 北関東 1.0~ ~ ~1.8 変化なし 中関東 6.5~ ~2.8 平成 30 年 2 月 地域別木質チップ市場価格 ( 平成 29 年 10 月時点 ) 北東北 南東北 0.5~4.5 1.0~4.5-1.5~1.0 変動なし 北関東 0.5~4.0 2.3~5.0-0.6~2.0 変動なし 南関東 6.5~8.0-0.5~4.0-0.8~1.8 チップの余剰感が強く 値下げの動きもあり 燃料チップの飽和状態が続いている為 価格の低下を懸念している 生木チップの燃料が減ってきた

More information

090108

090108 地球温暖化と食糧問題食糧問題からから見るバイオバイオ燃料 R105027 岩田瞬 1. 問題の背景 P.2 2. 報告の目的 P.2 3. バイオ燃料燃料とはとは何か P.2 4. バイオ燃料燃料に期待期待されているされている点 P.3 5. バイオ燃料燃料が引き起こすこす問題点 P.3-P.6 6. 考察 P.6 7. 結論 P.6 8. 参考文献 P.7 1/7 1. 問題の背景化石燃料が枯渇の危機に直面し

More information

エグゼクティブサマリー 微 生 物 及 びその 遺 伝 子 等 からなる 微 生 物 遺 伝 資 源 は 医 薬 化 学 農 業 食 品 環 境 等 様 々な 産 業 に 利 用 されている NITE バイオテクノロジーセンター( 以 下 バイ オセンター という )は 平 成 14 年 から 基

エグゼクティブサマリー 微 生 物 及 びその 遺 伝 子 等 からなる 微 生 物 遺 伝 資 源 は 医 薬 化 学 農 業 食 品 環 境 等 様 々な 産 業 に 利 用 されている NITE バイオテクノロジーセンター( 以 下 バイ オセンター という )は 平 成 14 年 から 基 バイオテクノロジーセンター 生 物 遺 伝 資 源 収 集 戦 略 平 成 27 年 6 月 独 立 行 政 法 人 製 品 評 価 技 術 基 盤 機 構 バイオテクノロジーセンター エグゼクティブサマリー 微 生 物 及 びその 遺 伝 子 等 からなる 微 生 物 遺 伝 資 源 は 医 薬 化 学 農 業 食 品 環 境 等 様 々な 産 業 に 利 用 されている NITE バイオテクノロジーセンター(

More information

ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t <A 破砕施設 : 直営 > <D 最終処分場 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん

ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t <A 破砕施設 : 直営 > <D 最終処分場 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん 一般廃棄物会計基準 財務書類作成支援ツール ~ 入力のポイント ~ 46 ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん **t ペットボトル **t

More information

(2) 太陽熱 太陽光発電同様に 設置効果について検討を行いました 太陽熱集熱器設備規模 120m 2 50m 2 3m 2 *1 設備 工事費 2,870 万円 1,196 万円 30 万円 補助率 1/2(NEDO) *2 3 1/2(NEDO) - *1: 新エネルギーガイドブック及び市資料よ

(2) 太陽熱 太陽光発電同様に 設置効果について検討を行いました 太陽熱集熱器設備規模 120m 2 50m 2 3m 2 *1 設備 工事費 2,870 万円 1,196 万円 30 万円 補助率 1/2(NEDO) *2 3 1/2(NEDO) - *1: 新エネルギーガイドブック及び市資料よ Ⅷ. 中津市における新エネルギー導入プロジェクト検討案 1. 太陽エネルギー利用検討プロジェクト (1) 太陽光発電本市においては 既にいくつかの施設に太陽光発電が導入されており 今後建設される施設への導入も検討されており 今後も本市の新エネルギーの中心となると考えられます そこで 規模の異なる太陽光発電設備を導入した場合の効果について検討しました 太陽光発電設備 設備規模 50kW 30kW 3kW

More information

第6章 主要設備方式 廃熱利用事例 トランスヒートコンテナ トランスヒートコンテナは工場などから出る低温 200 以下 の廃熱を潜熱蓄熱材 英: Phase Change Material に回収して蓄熱し 遠く離れた場所に搬送して熱エネルギーを利用 する技術である 廃熱を利用することにより二酸化炭素 CO2 の削減や省エネルギーが図れ パイプライン などのインフラを整備する必要がないため導入コストも低くできるメリットがある

More information

New Color Chemosensors for Monosaccharides Based on Azo Dyes

New Color Chemosensors for Monosaccharides Based on Azo Dyes New olor hemoenor for Monocchride ed on zo Dye 著者 : Nicol Diere nd Joeph R. Lkowicz 雑誌 : rg.lett. 1, 3 (4), 3891-3893 紹介者 : 堀田隼 1 年 1 月 7 日 ボロン酸の性質 1 ci-ジオールと環状エステルを形成する 環状エステルを形成すると ボロン酸の酸性度が高まる btrct

More information