原子力発電導入国の増加 原子力と核不拡散の国際情勢 中東産油国 東南アジア等で経済発展 将来的エネルギー安全保障から積極導入 先進国でも環境問題 原油価格の高騰 エネルギー安全保障などから 原子力を見直す動き 中国 インドなど電力需要増加に伴う原子力利用大幅拡大の動き 大きな二つの潮流 福島第一原子

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1 原子力発電導入国の増加と 核拡散の深刻化 日本原子力研究開発機構核不拡散 核セキュリティ総合支援センター政策調査室

2 原子力発電導入国の増加 原子力と核不拡散の国際情勢 中東産油国 東南アジア等で経済発展 将来的エネルギー安全保障から積極導入 先進国でも環境問題 原油価格の高騰 エネルギー安全保障などから 原子力を見直す動き 中国 インドなど電力需要増加に伴う原子力利用大幅拡大の動き 大きな二つの潮流 福島第一原子力発電所事故の影響 核拡散 核テロの懸念の増大 イランの核開発を巡る緊張の高まり 北朝鮮による核 ミサイル活動への懸念の高まり 原子力発電導入国の増加に伴う機微技術の拡散への懸念の高まり 核テロへの懸念の高まり 欧州では 一部の国で原子力から撤退を表明 一方 多くの国では 原子力安全強化を謳いつつ 原子力発電拡大計画を維持 原子力安全と核セキュリティの統合的推進の重要性に対する認識の高まり 4

3 世界的な原子力発電導入計画と核拡散の深刻化 (福島事故以前) イラン ウラン濃縮技術の開発 等で核開発疑惑の懸 念 2002年以降活 動無し ロシア 25年間で42-68 基の新規原子炉 を建設 中国 7GW(2006) 60-70GW (2020) シリア イスラエルに空爆された 施設は核開発用の原 子炉だったのではないか との疑惑 北朝鮮 核兵器保有を宣言 (2005.2) 地下核実験を強行 ( ) 検証手続きに合意できず六者会合停滞 再度 地下核実験を実施(2009.5) ウラン濃縮施設が発覚( ) 中東諸国 エジプト トルコ サウジアラビア 等 多くの中東諸国が原子力 発電への関心を表明 UAEが濃縮 再処理の 放棄を含む原子力協定 を米国と締結(2009.5) パキスタン 欧州 ドイツ ベルギー イタリア スウェーデン等で脱原発 見直しの動き フランス&フィンランド EPRを建設中 カーン博士 核の闇市場 を通じて技術が流出 インド 4GW(2007) 63GW (2032) 米印原子力協定発効( ) 仏 露もインドとの原子力協定に署名 米国 104 基が運転中 28基*の新規原子炉の建設 運転許認可 申請が受理(2011年3月10日時点) Vogtle原子力発電所3 4号機の建設運 転一括許可申請が承認(2012年2月10 日) * 1件(2基)申請取下げ 4件(4基)審 査中断 東南アジア諸国 インドネシア: 4GW (2025) ベトナム: 2GW(2020), 2GW (2021), タイ フィリピン等 5

4 世界的な原子力発電導入計画と核拡散の深刻化 (福島事故以後) 中東諸国 エジプト トルコ サウジアラビア等 多くの中東諸国 が原子力発電への関心を表明 UAE 2017年7月時点での建設進捗率は1 号機が96 2号機が86 3号機が76 4号機が54 に到達 トルコ 第一原子力発電所 アックユ 計画は ロシアとの和解で工事計画再開 イラン 包括的共同作業計画(JCPOA) に合意 安保理決議2231号を 採択( ) 米国がJCPOAからの離脱を発表 ( ) ロシア 引き続き推進 2030 年までに21基の新規 建設計画承認 高速炉BN-800初 送電 中国 高速実証炉(CFR600)の着 工 2017年12月29日 2023年の完成を目指す 北朝鮮 核実験(6回目 ) 米朝合意 シリア ベラルーシ 同国初の原発 2基を2020 年に運転開始 予定 イスラエルに空爆さ れた施設は核開 発用の原子炉だっ たのではないかとの 疑惑 パキスタン カーン博士 核の 闇市場 を通じて 技術が流出 フランス エネルギー移行法を承認 2025年までに発電全体に占める原 子力発電の比率を50 に減少させ ることが決定(2015.8) 決定撤 回 2017年11月 英国 世界で原子力分野で主導 的な立場となることを目標とする戦略 報告書を発表(2013.3) ドイツ 高レベル放射性廃棄物最終 処分場サイト選定法の施行 2017年5月16日 スイス ミューレベルク発電所を 2019年12月以後 永久閉鎖へ イタリア 国民投票により新規原子 力発電導入計画は否認(2011.6) 新興国の原 子力発電導 入継続 インド 原子力発電の大幅な拡大方針に変更なし 仏 米 露から軽水炉導入予定 原子力損害の補 完的補償に関する条約(CSC)に批准 ( ) インド保険会社から成るインド政府出資の原 子力プールを設立する事等を発表(2015.1) 日印原子力協力協定に調印( ) 日印原子力協力協定発効 米国 原子力を活力ある産業とし続けるための 政府アクション発表( ) Pu処分に関しMFFFを終了 希釈処分 方法を評価中 フィッツパトリック原発を2017年運転停 止予定 R.ペリー(DOE)長官は 原子力抜きでは クリーン エネルギー社会への移行目標を 達成しえないと表明 2017年6月 東南アジア諸国 ベトナム 日露からの原子力発電導入計画を白紙撤回 ( ) バングラデシュ 原子力規制庁(BAERA)はルプール原子力発電所の設計 承認 建設許可を発給 2017年11月4日 インドネシア 原子力発電導入を積極的に推進する新たな国家エネルギー政策 を承認(2014.1)ジャワ島 マドゥラ島 バリ島には2GW規模の 6 原子力発電所を計画(BATAN)

5 世界の原子力発電開発の動向 運転中 :443 基 2017 年に送電開始した原子力発電所 ( 計 :7 基 579 万 1,000kW) アルゼンチン : アトーチャ2 号機 (PHWR 74 万 5,000kW) 中国 : 陽江 4 号機 (PWR 108 万 kw) 福清 4 号機 (PWR 108 万 7,000kW) インド : クダンクラム2 号機 (PWR 100 万 kw) パキスタン : チャシュマ3 号機 (PWR 34 万 kw) チャシュマ4 号機 (PWR 34 万 kw) ロシア : ノボボロネジⅡ-1 号機 (PWR 119 万 9,000kW) 建設中 :2017 年に新規着工した原子力発電所 ( 計 :5 基 520 万 kw) バングラデシュ : ルプール1 号機 (PWR 120 万 kw) 中国 : 高速実証炉 CFR600 (FBR 60 万 kw) インド : クダンクラム3 号機 (PWR 100 万 kw) クダンクラム4 号機 (PWR 100 万 kw) 韓国 : 新古里 5 号機 (PWR 140 万 kw) 閉鎖 :( 計 :4 基 288 万 4,000kW) ドイツ : グンドレミンゲンB 号機 (BWR 134 万 4,000kW) 韓国 : 古里 1 号機 (PWR 58 万 7,000kW) スペイン : サンタ マリアデガローニャ (BWR 46 万 6,000kW) スウェーデン : オスカーシャム1 号機 (BWR 48 万 7,000kW) 出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向 (2018 年度版 ) 7

6 福島事故以後の各国の主な動向 (1) 原子力を維持または拡大する国々 -1 中国 2016 年 1 月までに8 基が新たに運転を開始し 原子力発電容量ランキングで韓国とロシアを抜き世界 4 位 インドネシアと中国製 HTR 実験炉を開発する協力協定締結 (2016 年 8 月 ) 新 5か年計画において2020 年までに5,800 万 kwを目標 (2016 年 11 月 ) 中国広核集団有限公司 (CGN) と中国核工業集団公司 (CNNC) は 華龍一号 設計を輸出促進のための合弁事業体 華龍国際核電技術有限公司 を発足 ウェスチング社 (WE) 社製 AP1000 を採用した三門原子力発電所の包括的安全審査完了(2017 年 9 月 ) 高速実証炉 (CFR600:60 万 kw) の着工 (2017 年 12 月 29 日 ) CNNCは再処理工場建設プロジェクトの年内開始を目指し 商業契約の覚書をオラノ社と交わす (2018 年 1 月 ) 韓国 第 2 次国家エネルギー基本計画を閣議決定 2035 年の原子力発電設備シェア 29% (2014 年 1 月 ) 第 7 次電力需給基本計画を確定 (2015 年 7 月 ) 韓米原子力協定が改定 :20 年間有効 両国の合意を基に米国産ウランの20% 未満の低濃縮や使用済燃料の管理に必要な試験や研究を事前同意なしで実施できるようになった (2015 年 11 月 ) APR1400(140 万 kw) となる新古里 3 号機の営業運転を開始 (2016 年 12 月 20 日 ) 文在寅大統領が脱原発を宣言 (2017 年 6 月 19 日 ) 地球温暖化等に係る 27 名の科学者が文大統領に脱原発再考を促す書簡を公開 (2017 年 7 月 ) インド 2032 年迄に発電規模 6300 万 kwの計画維持 仏 米 露から軽水炉導入予定 英国と二国間原子力協力協定と覚書調印に向けた交渉が完了 (2015 年 11 月 ) 米国製の原子力発電所建設のために 原子力損害賠償の補完的補償に関する条約 (CSC) を批准 (2016 年 2 月 ) 日印原子力協力協定発効 (2017 年 7 月 20 日 ) 日印首脳会談(2017 年 9 月 ) の共同声明にて二国間協力を強化するための作業部会への期待表明 出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向

7 福島事故以後の各国の主な動向 (2) 原子力を維持または拡大する国々 -2 米国 電力卸売価格の低迷やシェールガス田による収益悪化を懸念し エンタジー社はインディアンポイント 2 号機 3 号機を 2020 年 4 月及び 2021 年 4 月に閉鎖する計画を公表 (2017 年 1 月 ) ニュースケール社は小型モジュール炉 (SMR) を米国で初めて設計認証審査を申請 (2017 年 1 月 ) 東芝傘下のウェスチングハウス社 (WE 社 ) は連邦倒産法の再建型処理手続を申請 (2017 年 3 月 ) トランプ政権は予算教書の中でヤッカマウンテンでの使用済燃料最終処分建設計画に対し 1 億 2000 万ドルの予算を計上 (2017 年 3 月 ) R. ペリー (DOE) 長官は 原子力抜きではクリーン エネルギー社会への移行目標を達成しえないと表明 (2017 年 6 月 ) 英国 フランス電力 (EDF) 取締役会はヒンクリーポイント C プロジェクト (HPC) について 最終投資決定を賛成 10 反対 7 で票決 (2016 年 7 月 28 日 ) メイ政権が条件付きで進めることで承認 ( 同年 9 月 15 日 ) EDF は HPC のプロジェクト コストが 196 億ポンド ( 当初予算より 15 億ポンド増 ) に達することが明らかになった (2017 年 7 月 3 日 ) HPC 初号機運転開始について 15 か月 2 号機は 9 か月の遅延が発生 規制当局は日立 GE 社 UK-ABWR(135 万 kw 級 ) の設計を承認 (2017 年 12 月 14 日 ) フィンランド 建設中のオルキルオト 3 号機 (EPR) は 2016 年 4 月 14 日に運転認可を申請し 2019 年 5 月の運転開始を見込む 運転中のオルキルオト 1 2 号機は 2038 年までの運転期間延長の申請を提出 (2017 年 1 月 ) ハンヒキビ 1 号機 (120 万 kw 2024 年運転開始予定 ) の事業者であるフェンノボイマ社は 設計計画最終文書を 2018 年春に提出し 年 末に発給許可を得ることを目指す (2017 年 2 月 ) フランス フランス電力 (EDF) は フェッセンハイム原子力発電所を除く 90 万 kw 級の原子炉 32 基の運転期間を 40 年から 50 年に延長すると決定 (2016 年 7 月 28 日 ) EDF は 同国初の第 3 世代設計 欧州加圧水型炉 (EPR) であるフラマンビル原子力発電所 3 号機 (160 万 kw 級 PWR) を 2018 年第 4 半 期末に起動すると発表 (2017 年 10 月 ) 環境連帯移行省の N. ユロ大臣は 原子力発電が電源ミックスに占める割合を 50% に引き下げる という目標を 2025 年以降に先送りすると 発表 (2017 年 11 月 ) 加えて CO2 の増加を懸念し 原子力発電の割合を引き下げることが現実的でないとした出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向

8 福島事故以後の各国の主な動向 (3) 原子力を維持または拡大する国々 -3 パキスタン 運開 : チャシュマ 2 号機 (PWR( 中国核工業集団公司が全面協力した CP300 炉 )32.5 万 kw) チャシュマ 3 号機 : 34 万 kw(2011 年 5 月 ) 同 4 号機着工 ( 中国製 PWR, 34 万 kw)(2011 年 12 月 ) カラチ原子力発電所建設契約 (ACP 基 ) を中国 CNNC と締結 (2013 年 9 月 ) ブラジル アングラ3 号機 ブラジルで3 基目 建設中 国家エネルギー計画 2030で現在約 200 万 kwの原子力発電設備容量を2030 年までに1,130 万 kwに増強し 100 万 kwの原子力発電所を4-8 基新設を計画 (2007 年 ) ウェスティングハウス社はAP1000 原子炉機器製造の協力実施のため ブラジル原子力委員会傘下のNUCLEP 者と覚書を締結 (2015 年 6 月 ) アルゼンチン 運開 : アトーチャ2 号機 アルゼンチンで3 基目 (2014 年 6 月 ) 同 3 号機は中国が受注 4 基目と5 基目の建設計画で中国との協力を確認する覚書に調印 (2016 年 7 月 ) 6 基目の原子力発電所を建設する協力枠組みでロシア政府と了解覚書を締結 (2015 年 4 月 ) 既存の濃縮施設を更新し ガス拡散法によるウラン濃縮工場の開所式を開催した (2015 年 11 月 ) 3,000tSWUの生産能力を最終目標 アルゼンチン原子力規制庁 (ARN) はアトーチャ2 号機 (PHWR 74.5 万 kw) の全面運転許可を発給 (2016 年 5 月 27 日 ) 小型炉着工 (Carem-25 PWR 2.5 万 kw)(2014 年 2 月 ) 2017 年に燃料装荷予定 出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向

9 福島事故以後の各国の主な動向 (4) 原子力を維持または拡大する国々 -4 チェコ テメリン原子力発電所 3,4 号機増設で国際入札 (2009 年 ) 仏 露 米が応札 (2012 年 ) 入札取り止め (2014 年 4 月 ) 長期エネルギー政策発表 2040 年頃迄に原子力発電所シェアを 50% 以上に高める (2012 年 11 月 ) 環境省 放射性廃棄物地層処分場の 7 候補サイトを承認 (2014 年 10 月 ) 2025 年までにサイト選定 2050 年着工 2065 年操業開始目標 スロバキア 政府 ボフニチェ 5 号機建設計画について露ロスアトムとの交渉開始に合意 (2013 年 4 月 ) ハンガリー パクシュ 5,6 号機増設計画 (2014 年 1 月 ) ロスアトムと建設契約締結 ( ロシアが 80% 融資 ) 上記に関し 欧州委員会 (EC) はハンガリー政府が競争入札をせずロシアに直接契約したため 公的調達に関する EU 指令への準拠及び EU 領域の競争法である EU 機能条約の適合性を審査 (2015 年 11 月 ) その結果 EC は違反行為が無かったとした (2016 年 11 月 ) ハンガリー国家原子力庁 (HAEA) はパクシュ 5,6 号機計画へのサイト発給を許可 (2017 年 3 月 31 日 ) ブルガリア 政府 ベレネ原子力発電所計画 (2 基 ) を断念し コズロドイに 1 基増設する案を決定 (2012 年 3 月 ) 政府 コズロドイ 7 計画について国営電力 BEL に東芝との協議開始を承認 (2013 年 12 月 ) 国営電力 コズロドイ 7 号機建設 (AP1000) で WH/ 東芝と基本合意 (2014 年 8 月 ) ロシア 国営原子力企業ロスアトムを中心に 国内外で原子力発電所開発 原子力発電輸出を積極的に推進 米国との解体核プルトニウム処分協力の一時停止を決定 (2016 年 10 月 3 日 ) 2013 年締結の米国との原子力研究開発協定の一時停止 2010 年締結のロシア研究炉の低濃縮ウランへの転換協定解除を発表 (2016 年 10 月 5 日 ) ロシア製原子炉を建設中あるいは導入検討中の国々を対象に人材育成支援を目的とした IAEA のプロジェクトに対し資金拠出 (186 万ドル ) を実施 (2017 年 2 月 ) ウクライナ 乾式集中中間貯蔵施設計画について規制当局より建設 運転許可が発給され 2019 年に使用済燃料を受け入れる (2017 年 7 月 ) エネルギー部門の脱炭素化 ( 原子力発電量シェア 50%) を目的に 2035 年までの新たな エネルギー戦略 を閣議決定 (2017 年 8 月 18 日 ) イラン 運開 : 同国初のブシェール原子力発電所 ( ロシアが建設 )(2011 年 9 月 ) ブシェール 2 3 号機の設計検討開始 (2016 年 3 月 ) 出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向

10 福島事故以後の各国の主な動向 (5) 原子力を新規導入する国々 -1 ベトナム ニントゥアン第 1 第 2 原子力発電所計画が進捗 野田首相とズン首相 原子力発電所建設協力などを確認する共同声明発表 2 基建設 (2011 年 10 月 ) 韓国との間で原子力協力覚書締結 韓国 越原子力発電所 5,6 号機の優先交渉権を獲得 (2012 年 3 月 ) ベトナムの国会は 日露が受注したニントゥアン原子力発電所建設計画を白紙撤回する政府案を 賛成多数で承認 (2016 年 11 月 ) タイ 国家エネルギー委員会 2020 年以降の原子力発電所 5 基建設計画の堅持を表明 (2011 年 4 月 ) エネルギー省 電力開発計画発表 ( 原子力発電導入時期を 3 年延長 4 基を 2 基に縮小 )(2012 年 6 月 ) マレーシア 同国初の原子炉の 2021 年運転開始計画の堅持を表明 (2011 年 9 月 ) エネルギー相 2021 年運転開始目標の原子力発電所建設計画の遅れが出る可能性を表明 (2012 年 10 月 ) バングラディッシュ バングラディシュ原子力規制庁 (BAERA) はルプール発電所計画への立地許可をバングラディシュ原子力委員会 (BAEC) に対し 発給 (2016 年 6 月 21 日 ) バングラディシュ内閣はロシアからの資金援助 (113 億 8,000 万ドル ) を受けるための両政府間協定案を承認 (2016 年 6 月 27 日 ) BAERA はルプール原子力発電所の設計承認 建設許可を発給 (2017 年 11 月 4 日 ) ハシナ首相の訪印に合わせ BAERA と印原子力規制委員会は原子力安全と放射線防護での協力合意に係る文書を交わす (2017 年 4 月 8 日 ) アラブ首長国連邦 (UAE) UAE 原子力公社 (ENEC) は韓国水力 原子力 (KHNP) と運転支援サービス契約を締結 (2016 年 7 月 24 日 ) 2017 年 7 月時点での建設進捗率は 1 号機が 96% 2 号機が 86% 3 号機が 76% 4 号機が 54% に到達 UAE 原子力規制庁 (FANR) は ENEC にバラカ 1 号機の原子燃料を発電所までの輸送を許可 (2017 年 1 月 ) UAE 国家緊急危機 災害管理庁 (KCEMA) は原子力緊急時対応システム強化のため 日本視察団を派遣 (2017 年 9 月 ) IAEA は運転前の安全評価レビューの完了の発表 (2017 年 10 月 5 日 ) 出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向

11 福島事故以後の各国の主な動向 (6) 原子力を新規導入する国々 -2 ヨルダン 政府 初の原子力発電所 2 基の発注先として露ロスアトムを選定 2023 年運転目標 (2013 年 10 月 ) 研究 教育用原子炉 (JRTR) をヨルダン科学技術大学に建設中 KAERI と大宇建設コンソーシアムが最終落札 2016 年 12 月 7 日に運転開始が宣言 小型炉について 地勢的特徴及び海水淡水化の必要性からロスアトムオーバーシーズ社 ロールス ロイス社 X エナジー社等との協力開始 (2017 年 ) IAEA との 2018 年から 2022 年の協力を定めた第 2 次 (CPF: Country Program Framework) を締結 (2017 年 6 月 ) サウジアラビア KA-CARE( アブドラ国王原子力 再生可能エネルギー都市公団 ) は 2030 年までに原子力発電所 16 基を建設する計画を発表 (2011 年 6 月 ) アルゼンチン フランス 中国 韓国と二国間協定を結んでおり ロシア (2015 年 6 月 ) ハンガリー ( 同年 10 月 ) との二国間原子力協力協定の仮調印と調印 2 基の EPR を建設するための合意書に調印 (2015 年 6 月 ) KAERI と小型モジュール炉 (SMART) に関する覚書を締結 (2015 年 9 月 ) 中国核工業集団公司と高温ガス炉 (HTR) 建設に関する協力覚書締結 (2016 年 1 月 ) 原子炉メーカー 5 社 ( ロスアトム 韓国電力公社 CNNC WE 社 EDF) と技術情報会議を開催 (2017 年 11 月 ) その後 入札を行い 1 若しくは 2 社と契約交渉を行う KA-CARE 内部に規制担当部署が設置されているが 2018 年には分離 独立した規制当局が設置 トルコ シノップ原子力発電所計画に関し 日仏企業連合と合意 アトメア 4 基建設 (2013 年 5 月 ) 日本とトルコの施設国政府契約 (HGA) が締結 (2015 年 3 月 ) 初号機は 2017 年着工 2023 年運転開始予定 第三サイト 4 基の原子力発電所計画 中国 SNPTC( 国家核電技術公司 ) が米 WH と連合を組み トルコ国営電力会社 (EUAS) の建設プロジェクトの協力覚書締結 (2014 年 11 月 ) 第一原子力発電所 ( アックユ ) 計画は ロシアとの関係悪化 ( トルコによるロシア軍機撃墜 (2015 年 11 月 )) により遅延していたが 2016 年 8 月のエルドアン大統領の訪露による和解にて 工事計画を再開 第二原子力発電所 ( シノップ ) 計画は 2016 年 11 月 IAEA は耐震安全基準の適合性を評価 出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向

12 福島事故以後の各国の主な動向 (7) 原子力を新規導入する国々 -3 リトアニア ビサギナス建設計画での戦略的投資家として日立 リトアニアのプロジェクト会社及び政府の三者間取り決め等を定めた事業権付与契約案を内閣が承認 (2012 年 5 月 ) 原子力発電所建設の是非を問う国民投票が行われ63% が反対意見 (2012 年 10 月 ) 議会選挙で原子力発電所建設に慎重な野党が過半数を獲得 (2012 年 10 月 ) リトアニア政府と日立 ビサギナス原子力発電事業会社設立協議開始で合意 (2014 年 7 月 ) 新国家エネルギー戦略ガイドライン において上記計画の凍結が記載(2016 年 11 月 ) ポーランド 国営電力 PGE 原子力発電所建設候補 3 地点選定 2030 年までに600 万 kw 計画 (2011 年 11 月 ) 政府高官 原発推進によりロシアから脱却 温暖化ガス削減目標を達成 (2012 年 3 月 ) ポーランド原子力発電計画 (PPEJ) の最新骨子が閣僚理事会にて採択 (2016 年 10 月 ) 日本と 戦略的パートナーシップに関する行動計画 ( ) を外相合意(2017 年 5 月 ) ルーマニア チェルナボーダ3,4 号機計画 (CANDU) 中国も投資者として参加 ベラルーシ 同国初のオストロベツ原子力発電所 2 基建設の一括請負契約をロシアと調印 (2012 年 7 月 ) オストロベツ1 号機着工 (2013 年 11 月 ) 同 2 号機着工 (2014 年 4 月 ) 1,2 号機 2020 年運転開始予定 カザフスタン 世界第一位のウラン生産国 (2010 年より ) 資源量は世界第二位 ナザルバエフ大統領 プーチン露大統領との会談で原子力発電所共同建設の可能性表明 (2012 年 6 月 ) チリ 鉱業エネルギー相 電力需要拡大からみて原子力発電所オプション廃棄は不可能 (2011 年 4 月 ) 出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向

13 福島事故以後の各国の主な動向 (8) 原子力後退 撤退国 ドイツ 第 3 次メルケル大連立政権発足 脱原子力発電所政策は維持 (2013 年 12 月 ) 再生可能エネルギー電力固定価格買い取り制度による電気料金の引き上げに歯止めがかからず 同エネルギーの推進政策を段階的に廃止する法律を施行 (2014 年 8 月 ) グラーフェンラインフェルト原子力発電所を停止 (2015 年 6 月 ) ドイツの核燃料税はEU 法に合致しているとの欧州司法裁判所が判断 (2015 年 6 月 ) 原子力発電所の解体撤去と廃棄物処理処分に係る費用に関する原子力責任法の審議中 (2015 年 11 月 ) 運転中の原子炉を段階的に閉鎖し 最後の原子炉を2022 年に廃止 高レベル放射性廃棄物最終処分場サイト選定法の施行 (2017 年 5 月 16 日 ) スイス エネルギー戦略 2050 発表 原子力発電所の段階的廃止は実現可能との見解表明 (2012 年 4 月 ) 放射性廃棄物最終処分場のサイト選定に関し 処分設計第 2 段階 (2011 年 ~2018 年 ) の成果報告書を意見聴衆手続に付し 3か所の候補地が提案され 第 3 段階で検討することが提案された (2017 年 11 月 22 日 ) 改正エネルギー法の施行 (2018 年 1 月 1 日 ) により安全である限り既存の原子力発電所の運転継続が許可された 一方で 新規建設及び使用済み燃料の再処理は禁止 ベルギー 国内原子力発電所 7 基の運転期間を40 年として段階的廃止で合意 (2011 年 10 月 ) 冬季の電力需給対応で ドール1,2 号機の10 年運転延長決定 (2015 年 12 月 ) 台湾 建設中の第 4 原子力発電所 ( 龍門 ) の建設 運転中止に関する国民投票実施の見込 台湾の原子力発電所利用率は2007 年以後 継続して90% 前後の水準を維持 脱原子力の民進党が総統選挙で勝利し 脱原子力を鮮明に打ち出し 2025 年までに原子力発電をなくす目標を表明し勝利 (2016 年 1 月 ) 2017 年 1 月 11 日に 立法院にて2025 年までの 非核家園 ( 原子力発電所がない郷土 の実現を求めた電気事業法改正案を可決 脱原子力に向け 再エネ20% 天然ガス50% 石炭 30% の目標を掲げた (2017 年 5 月 16 日 ) イタリア 将来の原子力利用の是非を問う国民投票 原子力発電凍結賛成票が94.5%(2011 年 6 月 ) 出典 : 日本原子力産業協会世界の原子力発電開発の動向

14 北朝鮮核問題 (1) 北朝鮮の核開発の経緯 核開発の開始 ( ) 1974 年 IAEA 加盟 1985 年 NPT 加盟 1986 年 ~ 黒鉛炉 再処理施設等を建設するなどの核開発を開始 1992 年 IAEA と包括的保障措置協定締結 第一次核危機 ( ) 北朝鮮が提供した情報と IAEA の査察結果との間に重大な不一致があることが発覚し 原因究明のための IAEA 特別査察を北朝鮮が拒否したことで 核開発疑惑が高まった 米朝間の合意された枠組み (1994/10~2003/1) 1994 年 10 月に北朝鮮の黒鉛炉開発を凍結 その代替としての軽水炉の供給等を内容とする 合意された枠組み に米朝が合意 枠組み合意を受けて 1995 年 3 月朝鮮半島エネルギー開発機構 (KEDO:The Korean Peninsula Energy Development Organization) を設立 ( 核開発疑惑の深刻化に伴い 2003 年 12 月に中断 2006 年 5 月に終了した ) 2002 年 10 月 北朝鮮の濃縮疑惑が持ち上がると 北朝鮮は 2002 年 12 月 核凍結解除を発表し 核施設を稼働 建設を即時再開し IAEA の査察官を追放した 2003 年 1 月 10 日には NPT 脱退を表明した 六者会合による非核化 ( ) 2003 年 六者会合の枠組み設置 第 1 回会合開催 2005 年 9 月 第 4 回六者会合の第 2 セッションで朝鮮半島の非核化を目標の一つとする 共同声明 を採択 約束対約束 行動対行動 の原則 2005 年 9 月 米財務省がマカオのバンコ デルタ アジア (BDA) を マネーロンダリングの主要懸念先 金融機関に指定 マカオ政府が BDA を管理下に置き 結果として 北朝鮮関連の口座が凍結された これに反発した北朝鮮は 2006 年 7 月ミサイル発射実験を行い 2006 年 10 月には第 1 回核実験を実施した 国連安保理は 北朝鮮のミサイル発射に対しては非難決議 (7 月 15 日 ) を また 核実験に対しては制裁決議 1718 号 (10 月 14 日 ) を それぞれ中国 ロシアを含む全会一致で採択した 2007 年 2 月 第 5 回六者会合第 3 セッションで 重油供給などを見返りとして 寧辺核施設の稼働停止 封印などの 初期段階措置 を始めとする核放棄プロセスを進めることに合意 しかし 北朝鮮は凍結された BDA 資金の返還を求め事態は停滞したが 6 月に送金が完了すると 初期段階措置 は履行された 16

15 北朝鮮核問題 (2) 2007 年 9 月第 6 回六者会合第 2 セッションで 北朝鮮に対するエネルギー支援 米国がテロ支援国家リストから北朝鮮を除外する作業を開始することなどを 並行的に実施 するとの条件の下 寧辺の 5 メガワット原子炉, 使用済み核燃料再処理施設 核燃料棒製造施設の 無能力化 と すべての核計画の完全かつ正確な申告 を 12 月 31 日までに実施することに応じる成果文書 共同声明の実施のための第二段階の措置 の採択に合意した 同合意に基づき 北朝鮮は 11 月 米国の専門家グループを受け入れ 無能力化に向けた作業が開始された 2008 年 8 月北朝鮮は核計画の申告書を提出 米国はテロ支援国家指定の解除の手続きを開始した しかし 検証メカニズムについての交渉は難航した 北朝鮮は無能力化の中断する一方で検証について米国と協議を行い 合意を得たことから 米国は 2008 年 10 月北朝鮮のテロ支援国家指定の解除を実施した 2009 年 4 月北朝鮮はミサイル発射実験を実施 北朝鮮を非難する国連安保理議長声明が出されると 北朝鮮は IAEA 査察官を追放し 2009 年 5 月には第 2 回核実験を実施した これに対し国連安保理は 北朝鮮への追加的制裁を盛り込んだ国連安保理決議 1874 号 (10 月 14 日 ) を全会一致で採択 六社会合の停滞と北朝鮮の挑発行為 ( ) 国連安保理決議 1874 号以降 北朝鮮はウラン濃縮活動に着手することを宣言していたものの その真偽は明らかではなかったが 2011 年 10 月北朝鮮は 訪朝したヘッカー氏らにウラン濃縮施設を公開 北朝鮮の軽水炉計画とウラン濃縮施設の存在を明らかにした 2009 年以降 大青海戦 (2009 年 10 月 11 日 ) 天安沈没事件 (2010 年 3 月 26 日 ) 延坪島砲撃事件 (2010 年 11 月 23 日 ) と 北方限界線近傍で軍事的な衝突が発生した このため 六者会合の開催は困難な状況となった 2011 年末 金正日が死去すると 三男の金正恩が後継となった 金正恩体制 (2012-) 米国と北朝鮮は 北京で 2012 年 2 月 23,24 日に両国が行った北朝鮮の核開発に関する協議の結果 北朝鮮が寧辺のウラン濃縮活動の停止や 国際原子力機関 (IAEA) の要員復帰の受け入れ 長距離弾道ミサイル発射 核実験の一時停止などで合意したと発表した ( 米朝合意 ) 北朝鮮は 2012 年 4 月 13 日 失敗に終わったがロケット ( 事実上の長距離弾道ミサイル ) 発射を強行した これに対し国連安全保障理事会はロケット発射を強く非難し 制裁を強化する方針を示した また北朝鮮が新たな核実験を実施すれば追加的な制裁措置を講じると警告した 17

16 北朝鮮核問題 (3) 2012 年 4 月 17 日 北朝鮮は米朝合意の破棄を表明 北朝鮮は 4 月 13 日に改定された北朝鮮の憲法で核保有国と明示したことを明らかにした 11 月 15~16 日に日朝政府間協議が開催され 今後も協議を継続していくことで一致した 12 月 12 日 北朝鮮は北朝鮮が事実上の長距離ミサイル 銀河 3 号 で人工衛星 光明星 3 号 を打ち上げた 2013 年 1 月 22 日 国連安保理は 北朝鮮による昨年 12 月の長距離弾道ミサイル発射を非難し 発射に関与した北朝鮮の宇宙開発部局や担当責任者ら 6 団体と 4 個人に資産凍結などの制裁を科す決議第 2087 号を 全会一致で採択した 2 月 12 日 北朝鮮は 3 回目の地下核実験実施を発表 3 月 5 日 北朝鮮は朝鮮戦争休戦協定の白紙化するとの声明を発出 3 月 7 日 安保理公式会合が開催され 北朝鮮による核実験を安保理決議違反と認定し非難するとともに 制裁の追加 強化を含む強い内容が含まれる決議第 2094 号を全会一致で採択 3 月 8 日 北朝鮮の祖国平和統一委員会は 南北不可侵に関する過去の合意の全面破棄を宣言 3 月 30 日 北朝鮮は韓国と 戦争状態 に突入するとの特別声明を発表 4 月 23 日 包括的核実験禁止条約機関 (CTBTO 本部ウィーン ) は 23 日 北朝鮮による 3 回目の核実験で発生した可能性の高い放射性ガスを 4 月 8,9 日に日本の高崎観測所 ( 群馬県 ) で検出したと発表 5 月 3 日 開城工業団地から韓国関係者が完全撤収 5 月 8 日 米国は 5 月 7 日の中国の国有大手 中国銀行による北朝鮮の朝鮮貿易銀行の口座閉鎖の発表を受け 歓迎の意向を示した 7 月 15 日 パナマが北朝鮮籍の船舶を臨検してミサイル部品とみられる積み荷を発見したことから 国連制裁決議違反に該当するか 今後調査が実施される予定 9 月 16 日 開城工業団地の運転再開 9 月 衛星画像により 停止中だった 5MWe 黒鉛炉で 蒸気や冷却水の放出が確認され 再稼働に向けた動きが観察された 12 月 12 日 金正恩 ( キム ジョンウン ) 第 1 書記の叔父で 失脚した張成沢 ( チャン ソンテク ) 氏が 国家転覆の陰謀行為 を働いたとして 特別軍事裁判で張氏に死刑判決が下され即日執行された 2014 年 2014 年 3 月 26 日 北朝鮮は中距離弾道ミサイル ノドン の発射実験を行った さらに 北朝鮮外務省は 30 日に 核抑止力を強化するため新しい形態の核実験も排除しない とする声明を発表した 5 月 26 日から 29 日にかけ ストックホルムで行われた日朝外務省局長級協議では 北朝鮮が日本人拉致被害者の 包括的かつ全面的 な再調査の実施を約束し 調査開始時点で日本が独自に行っている制裁の一部を解除することで合意したと発表された ただし 協議では 北朝鮮は 核兵器開発については放棄しないと表明したとされる 18

17 北朝鮮核問題 (4) 国連総会第 3 委員会 ( 人権 ) は 11 月 18 日 日本や欧州連合 (EU) が提出した北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を賛成多数で採択した 今回は安全保障理事会に対し 人権侵害の国際刑事裁判所 (ICC) への付託を検討するよう初めて促し これまでで最も厳しい内容となった これに対し北朝鮮は 超強硬対応戦に突入する との声明を発するなど強い不満を示した また 同決議は 12 月 18 日の国連総会でも採択された 2015 年 8 月 4 日 非武装地帯 (DMZ) の韓国側で地雷が爆発し 韓国軍の下士官 2 人が負傷したことに端を発し 北朝鮮が 準戦時状態 を宣言する等緊張が高まったが 8 月 22 日から開催された南北高位級会談で合意に達し 緊張状態は緩和された 2016 年 1 月 6 日 北朝鮮は事前通告なしに 4 度目となる核実験を実施 初めての水爆実験が成功裏に実施された との政府声明を発表した しかし 核爆発の規模は過去の核実験と大差なく 水爆として成功であったかについては懐疑的な見方が多い 2 月 7 日には 事実上の長距離弾道ミサイルである地球観測衛星 光明星 4 号 を 北朝鮮北西部 東倉里 ( トンチャンリ ) から打ち上げた 北朝鮮の核実験と長距離弾頭ミサイル発射実験の実施に対し 2 月 10 日 韓国政府は 開城工団の稼働を全面中断し 韓国政府が独自に対北制裁を実施することを決定した 3 月 2 日に 国連安全保障理事会は 北朝鮮の核実験と長距離弾頭ミサイル発射実験に対する制裁決議 2270 号を採択した 同決議は 北朝鮮の核兵器やミサイル開発に必要な物資 資源を遮断するため 国連加盟国に対し 北朝鮮への航空機 ロケット燃料の輸出や石炭 鉄鉱石など北朝鮮産鉱物資源の輸入を禁止しするとともに 北朝鮮を出入りする船舶の貨物の検査を強化するもの 制裁決議にも拘わらず 北朝鮮は潜水艦発射ミサイル 中距離弾道ミサイル ムスダン の発射実験を繰り返した これに対し 7 月 6 日米国は 北朝鮮での人権侵害に責任があるとして 金正恩 ( キム ジョンウン ) 委員長を制裁対象に加えた さらに 7 月 8 日 韓国政府は米国の最新の迎撃ミサイルシステム THAAD を韓国国内に配備することを決定するなど 圧力を強化している それにも拘らず 8 月 24 日 北朝鮮は潜水艦発射ミサイル実験を実施 成功させた 9 月 5 日にも移動式発射台から中距離弾道ミサイル ノドン 3 発の発射実験を実施 成功させた 9 月 9 日 北朝鮮は 5 度目となる核実験を実施 標準化 規格化された核弾頭の構造と動作特性 性能と威力を最終的に検討 確認した との声明を発表した 11 月 30 日 北朝鮮に対する制裁措置を格段に強化する国連安保理決議第 2321 号が 全会一致で採択された 19

18 北朝鮮核問題 (5) 2017 年 2 月 12 日 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は 新型の中長距離弾道ミサイル 北極星 2 型 の試験発射が行われ 成功したと報じた 翌 2 月 13 日国連安保理は 緊急会合を開き 発射を 強く非難する とする報道声明を全会一致で採択した 2 月 15 日 北朝鮮の故金正日総書記の長男 金正男氏がマレーシアで殺害された 5 月には 14 日に 火星 12 型 21 日には 北極星 2 型 の中長距離弾道ミサイル発射実験を実施した 度重なる決議違反に対し 国連安保理は 6 月 3 日に 北朝鮮による累次の弾道ミサイル発射等に関する決議第 2356 号を全会一致で採択した 7 月 4 日 北朝鮮の朝鮮中央テレビは 4 日 特別重大報道で 大陸間弾道ミサイル (ICBM) 火星 14 型 の発射に 成功した と報じた さらに 7 月 28 日に 火星 14 型 の 2 回目の発射実験を実施し 米国本土に到達する性能を示した 8 月 5 日 国連安保理は ミサイル発射に対する新たな制裁決議 2371 号を全会一致で可決した 本決議は 北朝鮮の石炭や鉄鉱石 海産物などの輸出を禁止するもので 北朝鮮の輸出総額の 1/3 を削減するもの 8 月 29 日 北朝鮮は日本本土を超え太平洋上に達した弾道ミサイル 火星 12 型 の発射実験を実施した 9 月 3 日 北朝鮮は 6 度目となる核実験を実施 ICBM 用水爆の実験が成功裏に実施された と発表した 観測された地震波から 過去に測定された実験に比較し今回は 10 倍程度の威力があったと推定される 9 月 11 日 国連安保理は 北朝鮮の 6 回目の核実験を受け 北朝鮮への石油輸出に上限を設けるなどした制裁決議第 2375 号を全会一致で採択した 9 月 15 日 北朝鮮は日本本土を超え太平洋上に達する弾道ミサイル 火星 12 型 の発射実験を 再度実施した 今回の実験では 飛行距離は 3700km に達し 8 月 29 日の実験より 1000km 伸びた 11 月 20 日 米国は北朝鮮を 9 年ぶりにテロ支援国家に再指定した 11 月 29 日 北朝鮮は弾道ミサイル 火星 15 型 の発射実験を実施した 今回の実験では アメリカ本土を射程に収めると推定された 12 月 23 日 国連安保理は 北朝鮮への石油精製品のする国連決議 2397 号を全会一致で採択した 供給を大幅に制限 2018 年 1 月 9 日 韓国と北朝鮮の閣僚級会談が開催され ピョンチャンオリンピックへの北朝鮮の参加や 朝鮮半島の緊張を緩和するために軍の当局者会談を開くことなどで合意した 3 月 6 日 韓国は特使団を平壌に送り 韓国と北朝鮮は 4 月末に板門店で 3 回目の首脳会談を開催することで合意した 同特使団は 金委員長からトランプ大統領への会談の申し入れを米政府に伝達し 8 日 米国政府は トランプ大統領が金委員長と会談することで合意したと発表 20

19 北朝鮮核問題 (6) 更新 2018 年 4 月 27 日 韓国の文大統領と北朝鮮の金委員長が板門店で会談し 朝鮮半島の平和と繁栄 統一のための板門店宣言 に署名した 2018 年 5 月 24 日 北朝鮮が豊渓里 ( プンゲリ ) の核実験施設の廃棄を実行した 同日 トランプ大統領は北朝鮮の誠意を欠く対応を理由に 米朝首脳会談の中止を発表 2018 年 5 月 26 日 韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩党委員長は 板門店で首脳会談を実施 会談で金委員長は 米朝首脳会談の成功を通して戦争と対立の歴史を清算し 平和と繁栄のため協力する とし 朝鮮半島の完全な非核化 の意思を示した 2018 年 6 月 12 日 シンガポールにおいて トランプ大統領と金正恩委員長による首脳会談が行われ 共同声明に署名した 共同声明では 相互に 緊張 敵対関係を乗り越えた新しい米朝関係の樹立 北朝鮮の体制保証 朝鮮半島における恒久的で強固な平和の体制の構築及び朝鮮半島の完全な非核化という共通目標の実現に向けて取り組む意思を確認した 2018 年 9 月 19 日 文大統領と北朝鮮の金委員長は 18 日と 19 日平壌で会談し 核兵器と核脅威の無い朝鮮半島を目指すとした 平壌共同宣言 に署名 2018 年 10 月 7 日 ポンペオ米国務長官は 7 日 平壌を訪問し 金委員長と会談 トランプ米大統領と金氏による 2 度目の首脳会談を早期に開催することを確認 首脳会談以降も 北朝鮮の非核化は進んでいない 事態が硬直している状況下で 北朝鮮の核能力の拡大が進んでいることは懸念材料 21

20 北朝鮮核問題 (7) 北朝鮮の濃縮ウラン計画の現状 ウラン濃縮 寧辺の核燃料棒製造工場内に新たに建設された遠心分離法によるウラン濃縮プラントの仕様は 2011 年 10 月に訪問したヘッカー氏らに対し 北朝鮮の行った説明では以下の通り 遠心分離機 :2000 機 (6 カスケード ) 遠心分離能力 :8000kgSWU/y ( 遠心分離機 1 機当たり 4kgSWU/y) 平均濃縮度 :3.4% テイル濃縮度 0.27% 外形 ( 概算 ): 直径 20 cm 高さ 1.82 m ウラン濃縮計画の存在は北朝鮮自身が公表しているが 濃縮ウランの存在は IAEA を始め誰にも検証されていない 2013 年 8 月 民間の衛星画像により濃縮プラントの屋根が拡張されていることが確認された 2018 年 7 月 平壌近郊に別のウラン濃縮施設が存在していることを米国の専門誌 ディプロマット が公表 軽水炉 寧辺の黒鉛炉の南側の空地に建設中 発電用とされ 完成時の熱出力は 100MW 電気出力は 25~30MW とされる 2012 年 8 月 民間の衛星画像では原子炉の建屋はほぼ完成したとみられるが 2016 年 9 月時点でも原子炉本体は まだ未完成であると考えられる 5Mwe 黒鉛炉 ( プルトニウム生産 ) 2013 年中旬から衛星画像により タービン建屋からの蒸気放出 冷却水と思われる排水の放出が確認され 再稼働の動きがあると見られたが 2014 年の夏以降は目立った動きは報告されていなかった 2015 年 9 月 15 日には 北朝鮮の原子力研究院の院長が 寧辺の全ての核施設が 正常に稼働を始めた と明らかにした 2016 年 8 月 19 日に発出された IAEA 事務局長報告 ( GOV/2016/45) では 2015 年末に黒鉛炉の燃料棒を取り出し 2016 年 7 月までに再処理を行った可能性があると報告された 共同通信社は 2016 年 8 月 17 日 北朝鮮の原子力研究院から 黒鉛減速炉 ( 原子炉 ) から取り出した使用済核燃料を再処理した と書面で回答があったと報じた 以上のことから 再処理を行いプルトニウムの生産を行ったことは確実だと推定される ただし 黒鉛炉の稼働は 衛星画像等では不明な期間が多く プルトニウム生産量の推定は困難 2018 年に入り 原子炉の停止 (4 月 ) と 再処理施設稼働の兆候 (5 月 ) が観察されており 北朝鮮は核活動を継続しているとみられる 22

21 北朝鮮核問題 : 北朝鮮に対する国連安保理決議の推移 北朝鮮に対し 核開発及び弾道ミサイル関連の活動の停止を求めるもの 決議 1695(2006 年 7 月 ): 非難決議 決議 1718(2006 年 10 月 ): 制裁決議 ( 最初の核実験 ) 核 ミサイル関連物品の供給及び調達の禁止 決議 1874(2009 年 6 月 ): 制裁決議 (2 回目の核実験 ) あらゆる武器の移転を禁止 決議 2087(2013 年 1 月 ): 制裁決議 資産凍結対象個人 団体の関与が疑われるすべての取引を禁止 決議 2094(2013 年 3 月 ): 制裁決議 (3 回目の核実験 ) 船舶検査の義務付け 金融サービスの停止 決議 2270(2016 年 3 月 ): 制裁決議 (4 回目の核実験 ) 航空機 ロケット燃料の禁輸 北朝鮮に出入りする船舶の入港 航空機の離着陸の禁止 北朝鮮との金融取引の禁止 北朝鮮の核開発関連企業 個人等の資産凍結 決議 2321(2016 年 11 月 ): 制裁決議 (5 回目の核実験 ) 石炭輸出に上限を設定 7 億ドル (750 万トン ) 決議 2371(2017 年 8 月 ): 制裁決議 石炭と鉄 鉄鉱石 鉛 方鉛鉱 海産物の禁輸 決議 2375(2017 年 9 月 ): 制裁決議 (6 回目の核実験 ) ガソリンや軽油など石油精製品の供給を 200 万バレルに制限 繊維製品の禁輸 決議 2397(2017 年 12 月 ): 制裁決議 ( 弾道ミサイル発射実験 ) ガソリンや軽油など石油精製品の供給を 9 割近く削減 23

22 北朝鮮核問題 :2016 年 1 月の北朝鮮の 核実験 概要 核実験 実施 北朝鮮政府は 2016 年 1 月 6 日 新たに開発した実用型水素爆弾の技術的諸言が正確であることを完全に立証し 小型化された水素爆弾の威力を科学的に解明した として 同日に地下核実験を実施した旨を発表 核実験 の場所と評価 日時 :2016 年 1 月 6 日 午前 10 時 30 分頃 各国の観測所において 人工的な地震波を検知 場所 : 過去 3 回の核実験と同じく 咸鏡北道吉州郡 ( ハムギョンプクドキルジュグン ) の豊渓里 ( プンゲリ ) 付近 地震波の分析から核実験であると思われる根拠 震動波形は北朝鮮による過去 3 回の核実験時と同様 初期微動 (P 波 ) は大きく 主要動 (S 波 ) が不明瞭で 気象庁は 自然地震ではない可能性がある ことを発表 検知した地震波からの地震の規模 :M4.82(CTBTO) M5.1( 米地質調査所 ) M5.0( 気象庁 ) 放射性核種の検出 :2 月末現在 核実験に由来すると考えられる希ガスは検出されていない 評価 : 観測された地震の規模は前回より小さく 水爆実験としては失敗だったとの見方が多い 核実験 への対応 安保理 :3 月 2 日に 国連安全保障理事会は 北朝鮮の核実験と長距離弾頭ミサイル発射実験に対する制裁決議 2270 号を採択した 同決議は 北朝鮮の核兵器やミサイル開発に必要な物資 資源を遮断するため 国連加盟国に対し 北朝鮮への航空機 ロケット燃料の輸出や石炭 鉄鉱石など北朝鮮産鉱物資源の輸入を禁止しするとともに 北朝鮮を出入りする船舶の貨物の検査を強化するもの 米国 :1 月 18 日 オバマ米大統領は 北朝鮮に対する制裁強化法案に署名し成立させた 同法案は 北朝鮮の核または兵器開発計画や人権侵害に関与する者の資産を一方的に凍結するもの 日本 : 北朝鮮への送金の禁止 北朝鮮との人の往来の制限 北朝鮮船舶の入港禁止等 制裁強化を行うことを決定 1 月 19 日の臨時閣議で閣議決定した 韓国 : 開城工業団地の稼働を全面中断した 2016 年 2 月 7 日午前 9 時 30 分 ( 日本時間 ) 北朝鮮は事実上の弾道ミサイルである地球観測衛星 光明星 4 号 を打ち上げた 24

23 北朝鮮核問題 :2016 年 9 月の北朝鮮の 核実験 概要 核実験 実施 北朝鮮の核兵器研究所は 2016 年 9 月 9 日 戦略弾道ロケットに装着できるように標準化 規格化された核弾頭の構造と動作特性 性能と威力を最終的に検討 確認した と 同日に地下核実験を実施した旨を発表 核実験 の場所と評価 日時 :2016 年 9 月 9 日 午前 9 時 30 分頃 各国の観測所において 人工的な地震波を検知 場所 : 過去 4 回の核実験と同じく 咸鏡北道吉州郡 ( ハムギョンプクドキルジュグン ) の豊渓里 ( プンゲリ ) 付近 地震波の分析から核実験であると思われる根拠 1 震動波形は北朝鮮による過去 4 回の核実験時と同様 初期微動 (P 波 ) は大きく 主要動 (S 波 ) が不明瞭で 気象庁は 自然地震ではない可能性がある ことを発表 検知した地震波からの地震の規模 : M5.1(CTBTO) M5.3( 米地質調査所 ) M5.3( 気象庁 ) 放射性核種の検出 :11 月末現在 核実験に由来すると考えられる希ガスは検出されていない 評価 : 核実験の規模はこれまでと大差ないが 北朝鮮は 今回の核実験の目的の一つを 標準化 規格化された核弾頭の性能と威力の確認 としており 核実験を繰り返すことにより 核兵器の実用化を北朝鮮が着実に進め 自信を深めていることが伺われる 核実験 への対応 安保理 :2016 年 11 月 30 日 国連安全保障理事会は 北朝鮮への制裁を強化する国連安保理決議第 2321 号を全会一致で採択した 同国の重要な外貨収入源である石炭輸出に上限を設け 年間約 4 億ドル ( もしくは750 万トン ) に制限する 米国 : 第三国の金融機関を経由した送金などを禁止する新たな規制を盛り込んだ追加制裁を実施 日本 :2016 年 12 月 2 日 安倍首相は 拉致 核 ミサイル問題を包括的に解決するため 米韓両国と協調の上 さらなる独自措置を行う と表明 中国 :2016 年 12 月 北朝鮮からの石炭の輸入を停止したが 2017 年 1 月には輸入を再開した 2017 年 2 月に再び輸入を停止 25

24 北朝鮮核問題 :2017 年 9 月の北朝鮮の 核実験 概要 核実験 実施 北朝鮮は 2017 年 9 月 3 日 大陸間弾道ミサイル (ICBM) 搭載用の水素爆弾の実験を成功裏に断行した と発表 核実験 の場所と評価 日時 :2017 年 9 月 3 日 午後 0 時 29 分頃 各国の観測所において 人工的な地震波を検知 場所 : 過去 5 回の核実験と同じく 咸鏡北道吉州郡 ( ハムギョンプクドキルジュグン ) の豊渓里 ( プンゲリ ) 付近 地震波の分析から核実験であると思われる根拠 : 震動波形は北朝鮮による過去 5 回の核実験時と同様 初期微動 (P 波 ) は大きく 主要動 (S 波 ) が不明瞭で 気象庁は 自然地震ではない可能性がある ことを発表 検知した地震波からの地震の規模 : M6.07(CTBTO) M6.3( 米地質調査所 ) M6.1( 気象庁 ) 放射性核種の検出 :10 月末現在 核実験に由来すると考えられる希ガスは検出されていない 評価 : 北朝鮮は 大陸間弾道ミサイル (ICBM) 用水爆の実験を行ったと発表した 今回の核実験の規模は 前回の 10 倍以上と推定され 核融合反応を利用した威力の増加に成功したと考えられ 北朝鮮の技術が着実に進歩していることが現れた実験であった 核実験 への対応 安保理 :2017 年 9 月 12 日 国連安全保障理事会は 北朝鮮への制裁を強化する国連安保理決議第 2375 号を全会一致で採択した 同制裁では 北朝鮮の主要な輸入品である石油の輸入に上限を設けるとともに 主要な輸出品である繊維製品の輸出を禁止する 米国 : 北朝鮮の核 ミサイル開発に絡み 北朝鮮の 8 銀行と中国 ロシア リビア アラブ首長国連邦 (UAE) で活動する北朝鮮人ら銀行関係者 26 人を制裁対象に指定 米国内の資産が凍結され 米国人との取引が禁止される 日本 :2017 年 9 月 20 日 安倍首相は国連総会の一般討論演説で 安保理決議の完全な履行の重要性を訴えるなど 北朝鮮への制裁の完全な履行を加盟国への呼びかけを行った 中国 : 中国の王毅外相は 国連総会の一般討論演説で北朝鮮の核 ミサイル開発を非難すると同時に対話の必要性を訴えた 26

25 イラン核問題 : 経緯 (1) イランの核開発の経緯 核開発の開始 ( ) イランは 1958 年 IAEA に加盟 NPT には発足当時の 1968 年から加盟し 1974 年 IAEA と包括的保障措置協定を締結 1970 年代には 米国 西独 仏国と原子力協力協定を締結したが 1979 年のイラン革命により原子力活動は一時中断された イラン イラク戦争 ( ) の最中の 1985 年から原子力活動を再開し パキスタン アルゼンチン 中国 ロシアと原子力協力協定を結ぶが 米国等の圧力により原子力技術の移転は進まず 結果として自主開発に進むことになった IAEA 及び EU3 との核問題に関する交渉 ( ) 2002 年 反体制派により イランがナタンズとアラクに核施設を建設していたことが暴露され また IAEA によりイランの秘密裏の核活動の存在が明らかとなり 核の闇市場 とのつながりが明らかとなったことから イランの核開発疑惑が持ち上がった 2003 年 9 月 IAEA 理事会は イランに対し追加議定書の署名 濃縮 再処理活動の停止を求める理事会決議を採択 英国 仏国 独国 (EU3) は外交的な解決を目指しイランと交渉し 2004 年 11 月には濃縮活動の停止を含むパリ合意が成立した イランの濃縮再開と国連安保理による制裁 ( ) 2005 年 6 月 イランで強行保守派のアフマディネジャドが大統領に就任すると イランはウラン濃縮活動を再開した 英国 仏国 独国 (EU3) に米 中 露 3 カ国を加えた EU3+3 は 軽水炉提供を含む包括的見返り案を示したが イランからの反応は無く 2006 年 7 月 国連安保理はイランへウラン濃縮 再処理活動停止を求める決議 1696 号を採択した しかし イランはウラン濃縮を停止せず 2007 年 3 月 国連安保理は制裁を含む決議 1747 号を採択した イランが相変わらず安保理決議及び IAEA 理事会決議を遵守していないことから 2008 年 3 月 国連安保理は制裁追加を含む決議 1803 号を採択 さらに 2008 年 9 月には 決議遵守を要請する決議 1835 号を採択した イランのウラン濃縮の拡大と経済制裁の強化 ( ) 2009 年 9 月 イランがコム郊外のフォルドに新たなウラン濃縮施設を建設中であることが明らかとなった さらに 2010 年 2 月には テヘラン研究用原子炉 (TRR) 用の燃料のためとして 20% 濃縮ウランの濃縮に着手した 27

26 イラン核問題 : 経緯 (2) 一方 脅威削減のため TRR 燃料と引き換えに これまで生産した低濃縮ウランを国外へ搬出する交渉が進められ 2009 年 10 月にはロシアに搬出後 TRR 燃料に加工返却することで暫定合意したものの 実施方法で合意に至らなかった また 2010 年 5 月 17 日発表のトルコ ブラジルとのテヘラン合意では 低濃縮ウランをトルコが預かり TRR 燃料との交換を保障する方法で合意に至った しかし 2010 年 6 月に 制裁を強化する安保理決議 1929 号が採択されると これに反発するイランは 合意を履行せず IAEA は 2011 年 11 月の事務局長報告の添付書でイランの核兵器開発疑惑について初めて具体的な根拠を示し イランが原子爆弾の開発に欠かせない特殊な技術を外国の専門家などから取得し 2003 年に起爆装置の実験を行った情報など疑惑の根拠を列挙 こうした機密情報には 信頼性がある として 深刻な懸念 を表明した これを受けて IAEA 理事会は イランが核を軍事利用する疑いが強まったとして 具体的な回答を強く迫る決議を採択した これを受けて 米国 EU は 石油禁輸 イランとの取引のある金融機関への金融制裁等の制裁を強化 一方 イランは 2012 年 1 月フォルド濃縮施設の運転を開始するなど 濃縮ウラン量及びその生産規模の拡大を継続 イランの核開発を警戒するイスラエルによる空爆とそれに伴う石油流通への混乱の発生が懸念された 2012 年 4 月に入ると EU3+3 とイランの協議がトルコ イスタンブールで開催され 対話が再開された 2013 年 2013 年に入ると イランはナタンズの濃縮施設に新型遠心分離機の設置を開始する等 濃縮能力の強化を継続 2013 年 6 月の大統領選挙では 保守穏健派のロウハニ氏が当選 8 月 4 日新大統領に就任し 国際社会との対話路線を進める決意を表明した 2013 年 10 月に実施された EU3+3 及び IAEA との協議では イラン側のこれまでとは異なる前向きな態度が評価された 11 月 11 日には イランと IAEA は核開発問題の解決に向けた今後の協力に関する共同声明に署名 11 月 20 日から 24 日まで ジュネーブでの開催された EU3+3 及び IAEA との協議では 包括的解決に向けた 共同作業計画 (Joint Plan of Action) を発表した 2014 年 イランは 第一段階の 2014 年 1 月 20 日から ウラン濃縮活動の制限など核開発問題の解決に向けた第 1 段階の措置の履行を開始することで合意し 翌 21 日からは 5% 以上の濃縮活動を停止し これまでに生産した 20% までの濃縮ウラン (UF6) の希釈及び転換作業を進めている さらに 2 月 9 日に IAEA と核心の一つである特殊な起爆装置の開発に関する情報提供など 7 項目についてイランと合意したと発表した しかし 最終合意文書の草案作成に向けた交渉は 期限の 7 月 20 日までには合意に至らず 11 月 24 日まで延長することになった 28

27 イラン核問題 : 経緯 (3) イランと EU3+3 の 6 カ国による核協議は 11 月 24 日 交渉期限を再び延長し 4 カ月以内に解決の大枠を定める 枠組み合意 を結ぶとする共同声明を発表した 共同作業計画 (JPOA) を 2015 年 6 月 30 日まで延長するとともに 今後 7 ヶ月の交渉期間内にすべての合意文書に合意することを目指した 2015 年 4 月 2 日 遅れたもののスイスのローザンヌで開催された外相級会議で 枠組み合意 に達し 包括的共同作業計画 (Joint Comprehensive Plan of Action : JCPOA) についての主要な事項が作成され イランの核開発能力の制限と検証及び制裁解除の方法について細部を詰める作業が続けられてきたが 2015 年 7 月 14 ウィーンでの外相級の全体会合で最終合意に至った 本合意を受け 7 月 20 日 国連の安全保障理事会は JCPOA を承認する決議第 2231 号を全会一致で採択した JCPOA の履行 2015 年 10 月 18 日 JCPOA は発効日を迎えた 同日 イランは IAEA に対し 追加議定書の暫定適用と 包括的保障措置協定補助取極修正規則 3.1 の受け入れを通知した IAEA とイランの PMD 問題解決のロードマップは予定通り進行し 12 月 2 日 最終報告書を発出した 同報告書では イランの核爆発装置開発関連の組織的な活動は 2003 年末以前に実施され 2009 年以降の活動の根拠は見いだせなかったと結論付けた 同報告を受け 12 月 15 日に開催された IAEA 特別理事会では 疑惑解明作業を終了することを盛り込んだ決議案が全会一致で採択された 2016 年 1 月 16 日 IAEA がイランの核合意の履行を確認し JCPOA は 合意履行の日 に至った 欧米諸国はイランに対する制裁の解除を発表した これまでのところ イランが JCPOA を順守していることが IAEA により確認されている 2017 年 1 月 19 日 イランはミサイル発射実験を実施した これに対し トランプ政権は 実験を非難し ミサイル開発に関係する個人 団体に対する追加制裁を実施したものの JCPOA の破棄ではなく抑制された対応となっている イランで 5 月 19 日に実施された大統領選挙では 保守穏健派のロウハニ師が再選された 米国トランプ大統領は 10 月 イラン核合意について イランが合意を順守しているとは認めない と表明 これを受けて 米国議会は 60 日間の間に 対イラン制裁の再発動の是非を決定することになっていたが 期限である 12 月 13 日までに対応はとらなかった 判断は トランプ大統領にゆだねられたが 2018 年 1 月 12 日 制裁の解除は当面継続されることとなった 29

28 イラン核問題 : 経緯 (4) 米国のJCPOAからの離脱イラン核合意審査法の期限 ( 遵守の判断の期限 ) のせまる2018 年 5 月 8 日 トランプ大統領はホワイトハウスで演説し 2015 年にEU3+3とイランが結んだ核合意 (JCPOA: 包括的共同作業計画 ) から離脱することを発表し 核合意に基づく対イラン経済制裁再開の大統領令にも署名した 一方 米国を除く他のJCPOAの参加国とイランは JCPOAに残留することを発表した しかし 米国のイラン制裁に対する十分な対抗手段はなく イランの不満を イラン国内の反発も含め いつまで抑えておけるか 予断を許さない状況にある トランプ大統領は8 月 6 日 イラン核合意からの離脱を受け 対イラン制裁の一部を再開する大統領令に署名した まず各国企業に自動車や貴金属などの取引停止を求め 11 月上旬 イラン産原油の取引も制裁対象に加える 30

29 イラン核問題 : イランに対する国連安保理決議の推移 イランに対し ウラン濃縮関連 再処理関連 重水関連の活動の停止を求めるもの 決議 1696(2006 年 7 月 ): 警告決議 決議 1737(2006 年 12 月 ): 制裁決議 技術 物質の移転禁止 金融資産の凍結 入国 通過を 警戒 決議 1747(2007 年 3 月 ): 制裁決議 制裁対象拡大 入国 通過を 警戒し制限 イランへの新規資金援助 融資の中止を要請 決議 1803(2008 年 3 月 ): 制裁決議 特定人物に対する渡航禁止措置 ; イラン金融機関との取引を 警戒 イランへの武器 ( 国連軍備登録制度リスト ) の移転を 警戒し制限 ; 領土内 におけるイラン関連積荷の検査を 要請 決議 1835(2008 年 9 月 ): 確認決議 決議 1929(2010 年 6 月 ): 制裁決議 弾道ミサイル技術関連活動の停止を求める ; イランへの武器 ( 国連軍備登録制度リスト ) の移転を 禁止 ; 公海上 でのイラン関連積荷の検査を 要請 ; 禁輸品の押収権限の 付与 決議 2231(2015 年 7 月 ): 決議 イランの核開発の監視に関する包括的共同作業計画 (JCPOA) の承認 同国に対する過去の全ての核関連制裁の解除 通常兵器取引及び弾道ミサイル開発に対する新たな制限 イランに対する独自制裁 国防授権法 (2011 年 ): 米国 イランの金融機関と取引を行った外国金融機関の対する米国金融機関との取引禁止 ( 石油代金の支払いを困難にし 実質 石油の輸入が困難になる ) ただし イランからの原油輸入量を相当量削減した国 ( 日本含む ) の金融機関は対象外 イラン産原油の輸入禁止 (2012 年 ):EU 31

30 イラン核問題 : 包括的共同作業計画 包括的共同作業計画 JOINT COMPREHENSIVE PLAN OF ACTION (JCPOA) 2015 年 7 月 14 日 EU3+3( 英仏独米中露 ) とイランが イランの核問題に関する最終合意文書 包括的共同作業計画 (JCPOA) に合意 JCPOA は イランの核関連活動に制限を課し IAEA による監視により それが平和目的であることを確保し また これまでに課された制裁を解除していく手順を詳細に明記したもの 国際的核不拡散体制の強化 中東地域の安定に寄与するもの 着実な履行が重要 イスラエル及びサウジアラビアなど一部はこの合意に対して批判的 慎重な態度 また共和党主導の米議会も批判的 イラン側の措置原子力活動への制約の受入 濃縮ウランの濃縮度 貯蔵量 遠心分離機の数の削減 アラク重水炉の設計変更 兵器級プルトニウム製造の禁止 研究開発への制約 査察の受け入れ 透明性強化 約 10 年間, 核兵器 1 つを作るのに必要な核物質を獲得するのに要する時間を 1 年以上に保つ EU3+3 側の措置制裁解除 安保理決議に基づく制裁解除 米 EU 等による核関連の独自制裁の適用停止 解除 イランが合意を履行しない場合 制裁を元に戻すスナップバック条項有り 32

31 イラン核問題 JCPOAによるイランの核開発の主な制約 履行の日 ウ ラ ン 濃 縮 関 連 5年 10年 ウラン濃縮用の遠心分離機を ウラン濃縮用の遠心分離機を 5,060機に限定 5,060機に限定 15年 20年 25年 (イランのブレイクアウトタイムを1年以上確保) ウラン濃縮の上限は3.67% ウラン濃縮の上限は3.67% 貯蔵濃縮ウランは300kg 以下に限定 貯蔵濃縮ウランは300kg 以下に限定 ウラン濃縮関連研究 開発活動はナタンズにおいてのみ ウラン濃縮関連研究 開発活動はナタンズにおいてのみ実施( 実施(濃縮ウランを蓄積せず 遠心分離機の種類/態様/ 濃縮ウランを蓄積せず 遠心分離機の種類/態様/総数に制 総数に制限) 限) フォルド(地下施設)ではR/Dを含めウラン濃縮を行わず 核 フォルド(地下施設)ではR/Dを含めウラン濃縮を行わず 物理等用研究施設に転換 核物理等用研究施設に転換 ア アラク重水炉は 兵器級プルトニウムを製造しないよう再設計 改修し 使用済核燃料は国外へ搬出 ラ 再 ク 新たな重水炉は建設しない 処 重 理 水 R&Dを含め再処理は行わず 再処理施設も建設しない 炉 査 察 透 明 性 IAEAはウラン鉱山へのアクセスやウラン精鉱への監視 監視活動の効率性向上のため イランはIAEAが先進技 術を用いることを許可する(15年以上) 遠心分離機ロータ ベローズの監視 追加議定書の承認(8年以内) IAEAによる査察 検認 (IAEAは 未申告の物質 活動等を検証するため イランにアクセスを要求可 アクセスが実現しない場合 合同委員 会(JCPOA)により紛争解決メカニズムとして設立が決定)が多数決で勧告を決定) 33

32 イラン核問題 : イランの核合意の順守状況 2017 年 8 月 31 日付 IAEA 事務局長報告 (GOV/2017/35) の概要 ウラン濃縮活動 イランは包括的共同作業計画 (JCPOA) に従い ナタンズのウラン濃縮施設 (FEP) で 30 カスケード 5060 機の IR-1 型遠心分離機で 3.67% を超えない濃縮度でウラン濃縮運転を継続している 2017/8/21 日現在 イランの濃縮ウランの在庫量は 88.4kg で 合意で定められた上限の 300kgUF 6 (202.8kgU) を超えていない フォルド ウラン濃縮施設 (FFEP) には核物質はなく ウラン濃縮及び関連する研究開発は行われていない 設置された 1044 機の遠心分離機の内 2 機を用い 同位体分離に係る初期段階の研究に着手 遠心分離機の研究開発 遠心分離機の R&D は JCPOA の制限内で行われ 遠心分離機とその部品は IAEA の封じ込め 監視下にある 重水関連活動 イランは IAEAに重水製造プラント (HWPP) のモニタを認めている イランは 2017/6/6 IAEAに重水 19トンを国外に搬出することを通知 IAEAは 2017/7/11~20に 19.1トンの原子力級の重水の搬出を確認した 2017/8/7 現在 イラン国内の重水保有量は110.0トン なお メンテナンスのため停止していた施設は2017/6/12に運転を再開した 透明性 イランはIAEAに オンラインの濃縮度モニタや電子封印のような最新の機材の利用を許可 イランは査察官へ 長期ビザと宿舎の提供を行った イランは イランで生産したウラン精鉱 (UOC) 及びその他の供給元から入手したUOCをイスファハンのウラン転換施設 (UCF) に移送し IAEAの監視下に置くことを認めている 結論 IAEAは 合意履行の日以降 イランがJCPOAを遵守していることを確認している 34

33 シリア核問題 2007 年 9 月イスラエルが Dair Alzour 施設を空爆により破壊 2008 年 4 月米国が IAEA に 同施設の構築物は北朝鮮製の原子炉施設に極めて類似している旨を通報 2008 年 6 月 IAEA の現地調査で 未申告の自然状態でない天然ウラン粒子を検出 シリアは 当該天然ウラン核種は建屋を破壊したミサイルに内包されたものである旨主張 IAEA が評価を行った結果 この核種がミサイルに含まれている可能性はほとんど無いことが判明 IAEA は 施設に関する情報提供と現地調査を要求するが シリアは施設が非原子力施設としてこれを拒否 2009 年 6 月 IAEA 理事会においてダマスカス近傍の MNSR( 小型研究炉 ) においても 申告されていない自然状態にない天然ウラン粒子の検出が報告 同調査では シリアが保有する標準試料や輸送資材には含まれていない数多くの粒子の存在を示唆 2009 年 10 月 IAEA はシリアに対して施設関連情報及び民生活動関連情報の提供を求めるとともに 破壊された建屋の残骸等へのアクセスを改めて求める書簡を発出 2009 年 11 月 IAEA 理事会において IAEA とシリアの協議状況が報告されたが そこには大きな進展は無く 事務局からはシリア又は他国からの情報提供が無ければ検証作業が進展しない見込みである旨が述べられている 2011 年 5 月 IAEA は 当該施設は原子炉だった可能性が高いとの報告書を提出 2011 年 6 月 IAEA 理事会で シリアが保障措置協定の下での義務を遵守していないとして不遵守を国連安全保障理事会に付託する決議を採択 2011 年 7 月国連安全保障理事会で初協議を開催 露 中の反対で協議は物別れ 2013 年 9 月シリアにおける化学兵器使用問題について ケリー米国務長官とラブロフ露外相が シリアにおける化学兵器の完全な廃棄に向け シリア政府に対し 1 週間以内に保有する化学兵器を申告すること 国際的な査察を受け入れること等を求めるとした枠組みの合意に達したことを発表 これを受け 国連安全保障理事会は シリアの化学兵器廃棄に関する決議第 2118 号を全会一致で採択した 2015 年 9 月ロシアの軍事介入開始 2016 年 1 月シリアの化学兵器の廃棄作業が完了 2017 年 4 月米国は アサド政権の化学兵器使用を理由に 巡航ミサイルによるシリア軍基地への攻撃を実施 2018 年 3 月イスラエルは 2007 年のシリアの Dair Alzour 施設への空爆を認め 同施設が完成間近の原子炉であったと説明 シリアの核問題に関する安保理協議の見通し : 国連安全保障理事会の常任理事国であるロシア 中国は安保理での協議に反対していた また シリアのアサド政権の存続を巡り 米国 ロシアが対立している状況下では 進展の見通しを立てることは困難な状況 イスラム国は敗退したが シリアの将来については見通しは立っていない 35

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北朝鮮核問題 (2/5) 2007 年 9 月第 6 回六者会合第 2 セッションで 北朝鮮に対するエネルギー支援 米国がテロ支援国家リストから北朝鮮を除外する作業を開始することなどを 並行的に実施 するとの条件の下 寧辺の 5 メガワット原子炉, 使用済み核燃料再処理施設 核燃料棒製造施設の 無能 北朝鮮核問題 (1/5) 北朝鮮の核開発の経緯 核開発の開始 (1950-1992) 1974 年 IAEA 加盟 1985 年 NPT 加盟 1986 年 ~ 黒鉛炉 再処理施設等を建設するなどの核開発を開始 1992 年 IAEA と包括的保障措置協定締結 第一次核危機 (1993-1994) 北朝鮮が提供した情報と IAEA の査察結果との間に重大な不一致があることが発覚し 原因究明のための

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