第63回税理士試験 相続税法 解説
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- ときな おいもり
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1 解 説 第一問 問 1 暦年課税の贈与税と相続税の関係を問う応用理論である 過去の本試験で出題されたことのあるテーマであるが 解答する規定は挙げにくいものもあるかと思われる 基本的なものを一通り説明できた上で 補足的なものが1~2 個程説明できれば合格点としては充分と思われる なお 農地等及び非上場株式等の納税猶予制度に関する事項は 問題の条件にある 相続税法上の規定を~ から解答範囲から除外されているものと判断している ⑴ 基本的なもの 法 191 法 21の24 法 21の31 法 21の5 法 21の7 生前贈与加算及び贈与税額控除相続開始年分の生前贈与加算適用財産の贈与税の非課税法人からの贈与により取得した財産の贈与税の非課税贈与税の基礎控除贈与税の税率 ⑵ 補足的なもの 法 192 措令 40の4の27 法 21の2 法 301 法 312 法 321 九 生前贈与加算の対象外となる特定贈与財産の意義生前贈与加算の対象外となる住宅取得等資金の意義相続開始年分の生前贈与加算適用財産に対する外国税額控除贈与税の期限後申告の特則贈与税の修正申告の特則贈与税の更正の請求の特則 問 2 措置法 70 条の非課税に関する事例問題である ⑴ 概要と要件について~ という問い方であるため 規定をそのまま書くよりは 模範解答のように要件として箇条書きの解答した方が良いかと思われる ( 内容をそのまま書いても説明していることが間違いという訳ではないため それ程気にしないで良い ) なお 申告手続は要件の中に含まれるか微妙なところではあるが 解答量などから解答しておいた方が無難である また 解答としては 施行令 施行規則において 補足できる点 ( 税負担の不当減少の判断 添付書類の記載事項 ) があるが 解答用紙が2 枚であることから積極的に解答する必要はないものと判断している ⑵ 適用除外とそれに伴う申告手続きについて解答する 問題では 相続人乙が の説明があるため 乙以外の相続人 2 名の申告手続は問われていない点に気づいて欲しい 解答としては適用除外と義務的修正申告をしっかり解答できていれば合格答案としては充分だと思われる -12-
2 第二問 Ⅰ. 総括昨年の試験もそうでしたが 問題にかなりボリュームがある問題といえます また 問題の資料がいろいろな箇所に散らばっており かつ 解答に当たっての条件が詳細に示されているため 難しい問題ではないが ケアレスミスが生じやすい問題だと思います 理論との時間配分を適切に行えれば計算スピードのある一部受験生は納付税額までたどり着くとは思いますが そのレベルの受験生は全体としては少数であるため 納付税額まで解答できたかどうかは重要視されないと思います できなければいけない箇所による合否の判断ではなく 個々の事項を多く正解できているかで合否が決まるのではないでしょうか Ⅱ. 各論点の解説 1. 相続人 相続分の判定資料の与え方から先妻乙を内縁の妻と 先妻との子 Iを非嫡出子と勘違いしないようにして欲しい 相続人 相続分 法定相続人 ( の数 ) と これに応じた相続分 丙 1/2 丙 1/2 A 1/10 A 1/12 C 1/10 C 1/12 D 1/10 D 1/12 E 1/10 E 1/12 G 1/20 G 1/24 H 1/20 H 1/24 I 1/ 人 1 2. 課税価格の計算 ⑴ 保証債務 ( 債務控除 ) 保証債務は原則として債務控除の対象とならないが, 次の条件を満たしている場合には, 連帯保証人の債務として債務控除を適用する本問では, 主たる債務者である取引先が相続開始前に自己破産していることから, 条件を満たしていると考え債務控除を適用する 1 主たる債務者が弁済不能の状態にあるため 保証債務者がその債務を履行しなければならないこと 2 主たる債務者に求償して返還を受ける見込みがないこと ⑵ 所得税の還付金 ( その他の財産 ) 申告に伴う所得税の還付金を受ける権利 ( 還付請求権 ) は, 被相続人の死亡後に発生するとしても, その還付金は, 被相続人が過去に納付した予定納税額等に原因があることから, 被相続人の生存中に潜在的な請求権が被相続人に帰属していると考えられる このため, 本来の財産として相続税の課税対象となる ⑶ 子 Aに対する低額譲渡 ( 生前贈与加算 ) 法 7の規定によるみなす贈与財産 ( 低額譲受益 ) があるため 生前贈与加算の対象財産に含める必要がある なお 贈与税の課税価格算入額は, 譲渡時の時価 10,000,000 円と譲渡対価 5,000,000 円の差額 5,000,000 円となる また 贈与税額控除は課さられた贈与税額を計算の基とするため, 更正処分に係る贈与税額 ( 附帯税を除く ) により控除額を計算する ( 注 ) 問題では, ~これらのうち相続可能なものはすべて子 Aが相続した とあるため甲が受領した又は受領すべき売却代金 5,000,000 円が相続財産になるということまで問いたいのかも知れないが 条件が曖昧すぎるため解答には反映させていない ⑷ 宅地 J 1 高圧線下の部分が区分地上権に準ずる地役権の設定されている土地であり, がけ地部分があることにつきがけ地補正が適用される イ自用地としての価額までの計算 正面路線価 奥行価格補正率 がけ地補正率 ( 注 ) 地積 ( 注 ) がけ地補正率に定められた方位の中間を向いているがけ地は, それぞれの方位のがけ地補正率を平均しても求める ロ区分地上権に準ずる地役権の目的となっている貸宅地の評価 ( 評通 25-3⑶ 27-6⑵) 区分地上権に準ずる 相続税評価額 自用地としての価額 - 地役権の価額 + 借地権の価額 区分地上権に準ずる区分地上権に準ずる自用地としての価額 地役権の価額地役権の割合 (30%) 区分地上権に準ずる 借地権の価額 自用地としての価額 借地権割合 1- 地役権の割合 (30%) -13-
3 ( 注 ) 区分地上権が設定されているのが, 土地の一部であるため, 区分地上権に準ずる地役権の価額は, 地積比により計算する 2 被相続人の貸付事業の用に供されている宅地であり, 取得親族である子 Aが貸付けを継続していることから貸付事業用宅地等に分類される ⑸ 宅地 K~ 居宅権貸家 M 1 土地の評価単位は, 原則としてその地目の異なるごとによるため, 宅地 Kと農地 Lは別々の評価単位として評価を行う 2 農地 Lの評価は, 市街地農地であるが,1 不整形地の評価方法 2 造成費用の計算について注意すべき事項がある 市街地農地の評価方法 ( 評通 40) その農地が宅地であるものとその農地を宅地に転用する場合 - 地積した場合の1m2当たりの価額の1m2当たりの造成費相当額 イ不整形地としての評価計算上の奥行距離による奥行価格補正の他, 正面路線について差引計算による奥行価格補正が, 側方路線について区分計算による奥行価格補正がそれぞれ考えられる このため, 各路線ごとに2つある計算方法による計算結果を示して有利判定をしている必要がある なお, 奥行価格補正の関係上,1m2当たりの価額に頻繁に端数処理が生じる 土地の評価明細書に従えば各計算結果ごとに端数処理が必要となる点にも注意して欲しい ( 通達で明示されていることではないため, 許容範囲となっても良い気もしますが ) ( イ ) 計算上の奥行距離を算定する方法次の算式により奥行距離を計算し 奥行価格補正率を決定する 1 奥行距離の計算 不整形地の地積 間口距離いずれか短い距離 想定整形地の奥行距離 2 不整形地の評価額正面路線価 1の奥行距離 による奥行価格補正率 不整形地補正率 地積 ( ロ ) 不整形地を区分して求めた整形地を基として計算する方法 整形地 a 整形地 b 区分した整形地の価額正面路線価 各整形地の奥行距離 による奥行価格補正率 地積不整形地補正前の1m2当たりの価額 1の合計額 地積 ( 円未満切捨 ) 不整形地の評価額 2の1m2当たりの価額 不整形地補正率 地積 ( ハ ) 隣接地を含む整形地から隣接地の価額を差し引いて計算する方法 隣接地 1 隣接地を含む整形地の価額の計算正面路線価 隣接地を含む整形地の奥行距離 による奥行価格補正率 地積 2 隣接地の価額の計算正面路線価 隣接地の奥行距離 による奥行価格補正率 地積 3 不整形地補正前の1m2当たりの価額 (1-2) 地積 ( 円未満切捨 ) 4 不整形地の価額 3の1m2当たりの価額 不整形地補正率 ロ造成費の計算問題で資料は与えられているため, 解説することはない 必要な費用の合計額を求め 1m2当たりの金額に換算するため すべての辺に必要なわけではない土止費に注意して欲しい ( イ )1m2当たりの造成費の計算の計算造成費総額 評価対象地の地積 ( 円未満切捨て ) -14-
4 ( ロ ) 造成費総額の計算 工事費目内容計算式 整地 1 平方メートル整地費整地を必要とする面積 1m2当たり を要する面積当たりの費用 地盤改良 1 平方メートル地盤改良費地盤改良を必要とする面積 1m2当たり を要する面積当たりの費用 ( 無断複写 転載を禁ず ) 他から土砂を搬入して土盛りを必要とする土盛 1 立法メートル土盛費 平均の高さ 場合の土盛り体積 1 m3当たりを要する面積当たりの費用 土止めを必要とする場合の 1 平方メートル土止費擁壁面の長さ 平均の高さ 擁壁の面積 1m2当たり当たりの費用 造成費総額 イ ~ ホの計 ハ高速道路沿いの土地であることについて宅地 ( 宅地比準方式により評価する農地等を含む ) の評価では, 次のようにその利用価値が付近にある他の宅地の利用状況からみて, 著しく低下していると認められるものの価額は, 次の算式により評価することを認めている しかし, 本問では, 適用要件や減額を行う部分などの判断に関する条件が明らかに不足していることから, この規定を考慮しないところで解答を作成している ( イ ) 著しく低下している理由 ⅰ 道路より高い位置にある宅地又は低い位置にある宅地で その付近にある宅地に比べて著しく高低差のあるもの ⅱ 地盤に甚だしい凹凸のある宅地 ⅲ 震動の甚だしい宅地 ⅳ ⅰからⅲまでの宅地以外の宅地で 騒音 日照阻害 ( 建築基準法第 56 条の2に定める日影時間を超える時間の日照阻害のあるものとします ) 臭気 忌み等により その取引金額に影響を受けると認められるもの ( ロ ) 評価方法利用価値が低下していないもの利用価値が低下していると認められる部分の面積 - (A) 10% として評価した場合の価額 (A) 全体の地積 ( ハ ) 評価上の斟酌を行わない場合路線価又は倍率が 利用価値の著しく低下している状況を考慮して付されている場合には減額は行わない 3 宅地 K イ正面路線に面する一般的な宅地であるが, 利用態様に関して次の取扱いがある ( イ )1 階 5 階は使用貸借であり 6 階が自用のものであることから自用地として評価する ( ロ )2 階から4 階までは 家屋を賃貸借契約により貸付けていることから貸家建付地として評価する ロ家賃の未収金は本来の財産として丙の相続財産に計上し 返還義務のある保証金は丙の負担した債務として債務控除に計上する ハ小規模宅地等の適用関係については次による ( イ ) 子 Aが事業の用に供している1 階部分 子 Bの家族が居住する5 階部分は別生計親族の利用に係るものであるため 特例対象宅地等には該当しない ( ロ )2 階から4 階までは 被相続人の貸付事業用として貸付事業用宅地等に該当する ( ハ )6 階については 被相続人の居住用であり 配偶者が取得していることから特定居住用宅地等に該当する ⑹ N 社の株式取引相場の株式であり 評価上の注意点は次のとおりである 1 株主の判定は次による イ同族株主の判定については 丙を基準とした場合に75% であり 50% 超同族株主のいる会社に該当する ロ同族株主内の株主の判定については 個人としての議決権割合が5% 未満である孫 E 及び孫 Fの評価方法が問題となる ( イ ) 孫 Eを基準とする中心的な同族株主の範囲は 直系血族である丙 A 兄弟姉妹であるC D Fとなりその議決権割合は55% となる ( ロ ) 孫 Fを基準とする中心的な同族株主の範囲は 直系血族である丙 A 兄弟姉妹であるEとなりその議決権割合は40% となる -15-
5 相続開始直後の株主の状況 ( 無断複写 転載を禁ず ) 甲の兄 (8%) 甲の姉 (6%) 被相続人甲 子 A(20%) 子 C(5%) 孫 E(2%) 孫 F(2%) 配偶者丙 (16%) 甲の弟 (6%) 子 D(10%) 養子 E 2 類似業種比準価額の計算は次による < 基本算式 > イ 1 株 (50 円 ) 当たりの株価 (E) (X.xx)+ (X.xx) 3+ (X.xx) A B C D 斟酌率 =E(10 銭未満切捨て ) (X.xx) 5 ロ 1 株あたりの類似業種比準価額の計算 1 株当たりの資本金等の額 E 50 円 = 評価額 ( 円未満切捨 ) < 各記号の意義及び計算方法 > イ類似業種の金額各金額は次のとおりであるが, 業種目の判定については, 問題において 中分類として計算するものとする の指示があることからそれに従うこと 記号内容 A 類似業種の株価 課税時期の 1 属する月,2 前月,3 前々月,4 前年平均の最も低い株価 B C 課税時期の属する年の類似業種の 1 株当たりの配当金額 課税時期の属する年の類似業種の 1 株当たりの年利益金額 D 課税時期の属する年の類似業種の 1 株当たりの純資産価額 ( 帳簿価額 ) ロ評価会社の金額計算方法は次のとおりであるが,1 株当たりの純資産価額 ( ) については 利益積立金額はないものとする の指示から直前期末の資本金等の額 20,000,000 円を基に計算する 記号内容基本算式端数処理 評価会社の 1 株当たりの直前期末以前 2 年間における配当金額 2 配当金額 資本金等の額を 50 円とした場合の発行済株式数 次のいずれか少ない金額 10 銭未満切捨て 直前期末以前 1 年間における利益金額評価会社の1 株当たりのイ 資本金等の額を50 円とした場合の発行済株式数円未満切捨て利益金額直前期末以前 2 年間における利益金額 2 ロ資本金等の額を50 円とした場合の発行済株式数 評価会社の 1 株当たりの直前期末における純資産価額 ( 帳簿価額 ) 純資産価額 ( 帳簿価額 ) 資本金等の額を 50 円とした場合の発行済株式数 円未満切捨て 50 円当たりの発行済株式数直前期末の資本金等の額 50 円 1 株未満切捨て 1 株当たりの資本金等の額直前期末の資本金等の額 直前期末の発行済株式数円未満切捨て -16-
6 3 純資産価額の計算は次による イ被相続人の死亡により, 評価会社が生命保険金等を取得する場合には その未収保険金の金額を資産の金額として帳簿価額及び相続税評価額に加算する ( 注 ) 個人が取得した生命保険金がみなし財産となることとの整合性から設けられたものである ロ被相続人等の死亡により, 相続人その他の者に支給することが確定した退職手当金等の給与の金額 ( 相続人等における相続税の課税において, 相続又は遺贈により取得したものとみなされるものに限る ) は 帳簿価額にその金額の記載がない場合においても負債の金額として帳簿価額及び相続税評価額に加算する なお カッコ書きの条件から弔慰金相当額は除外されるが 相続人が取得した退職手当金等に対する非課税の適用がある場合でも非課税適用前の金額により計算する ( 注 ) 個人が取得した退職手当金等がみなし財産となり その原資となる金銭が取引相場のない株式を通じて課税されることにより二重課税が生じることを防ぐ目的で設けられたものである ハイの保険差益に対する法人税額を負債の金額として帳簿価額及び相続税評価額に加算する なお, 保険金を原始として退職手当金等を支払っている場合は, 以下の算式となる 本問では保険金の取得による所得金額がマイナスとなるため, 負債金額に計上する法人税等の額はないこととなる ( イ ) 保険金の取得による所得金額保険金額 - 損金の額に算入される保険料の額 ( 本問では0 円 ) - みなし財産となる退職手当金等の額 ( ロ ) 保険差益に対する法人税額 保険金の取得による所得金額 42%( 評価差額に対する法人税額を計算する場合の率 ) 4 課税時期後の配当支払決議について基準日は問題上明確ではないが 課税時期後の株主総会において1 株当たり4 円の配当を決議している 問題の条件不足は否めないが 直前期末 (4 月 30 日 ) を基準日として 6 月末に配当の支払いをしていると考えるのが一般的な配当の支払方法であるため 原則的評価額の修正と配当期待権の評価を行う 原則的評価額 1 株当たりの 1 株当たりの ( 修正後 ) 原則的評価額 - 配当金額 配当期待権 1 株当たりの配当金額に係る銭未満 - 予想配当金額源泉徴収税額 切捨て ( 無断複写 転載を禁ず ) ⑺ 各種預金の評価各財産の評価方法は次のとおり 評価方法 O 銀行普通預金 預入高 O 銀行定期預金預入高 + 既経過利息 ( 注 1) - 源泉徴収税額 ( 注 2) 既経過日数 ( 注 )1 預入高 中途解約利率 365 ( 円未満切捨 ) 2 既経過利息 源泉徴収税率 (20.315%)( 円未満切捨 ) U 銀行普通預金 預入高 ( ドル ) 課税時期の対顧客直物電信買相場 ⑻ その他の財産 仏壇 刀剣類 評価方法 相法 121 二に規定する墓所 令霊びょう祭具並びにこれらに準ずるものとして 相続税の非課税財産 いわゆる骨董品であり 売買実例価額等による評価となり 問題上の資料がこれに当たるものと判断した V 抵当証券元本の額 +( 既経過利息の額 ( 注 1) - 源泉徴収所得税等 ( 注 2))- 解約手数料 ( 注 3) W 不動産投資 収益計算日数 ( 注 )1 元本の額 利率 365 ( 円未満切捨 ) 2 既経過利息 源泉徴収税率 (20.315%)( 円未満切捨 ) 3 本問での解約補償料がこれに当たる 上場株式に準じて評価するため, 次のうち最も低い金額により評価する 信託受益証券 1 課税時期の最終価格,2 当月の月平均額,3 前月の月平均額,4 前々月の月平均額 -17-
7 ⑼ 生命保険契約関係被保険者及び保険料負担者により 生命保険金等 及び 生命保険契約に関する権利 の判断を正しくできれば難しくはない ⑽ 退職手当金等弔慰金の判定を行うこと 業務上の死亡でないため, 報酬月額の6 月分相当額が弔慰金と認められる金額となる ⑾ 葬式費用 1 支出内容の判断は難しいものはないため正解できるようにすること 2 互助会に対する掛金は 一般的に解約により支払者に返還されるものであること 子 Aがこの積立金を引き継ぎとなるため 相続が可能な財産であると判断される よって 子 Aの相続財産に計上して 充当前の金額により債務控除の計算を行う ⑿ 生前贈与関係 1 信託受益権特別障害者扶養信託契約に基づくものであるため 相法 21の4の規定により 6,000 万円までが贈与税の非課税財産となる 2 ゴルフ会員権贈与時の時価が通常の取引価額とあるが, ゴルフ会員権の相続税評価額は 通常の取引価額 70/100 である 3 上場株式イ課税時期 ( 贈与日 ) である平成 24 年 2 月 24 日が増資基準日となる平成 24 年 2 月 16 日の翌日以後であるため 権利落ちにより評価を行う 具体的な金額は次のとおりである なお 2 月の月平均額は1 日 ~15 日までの金額と16 日 ~28 日の平均より金額が小さくなっているが 作問者のミスだと思われる 1 課税時期の最終価格 権利落ち日以降で課税時期に最も近い日の最終価格 (23 日 ) 2 当月の月平均額 権利落ち日から当月末日までの平均額 (16 日 ~28 日 ) 3 前月の月平均額 月平均額を権利落ちの金額に修正する 4 前々月の月平均額 月平均額を権利落ちの金額に修正する ロ 問題に条件不足があるが 贈与した株式が株式に関する権利を含むものと考え 株式の割当を受ける権利の評価を併せて行う (1 株当たりの評価額 - 1 株当たりの払込金額 ) 取得株式数 割当数 なお この箇所については 上記の通り条件不足のため 解答していなくても特に問題はないと思われる 4 社債孫 Hは相続又は遺贈により財産の取得がない者であるため, 生前贈与加算の適用はない 3. 税額計算関係 ⑴ 子 Iは国外に住所を有しているが 日本国籍者であるため相続開始前 5 年以内の被相続人及び相続人等の住所状況により納税義務者の判定を行う ⑵ 孫 Eと孫 Fはともに未成年者であるが 孫 Fは法定相続人に該当しないため未成年者控除の適用はない 孫 Eは適用要件を満たす者であるため 60,000 円 (20 歳に達するまでの年数 ) の未成年者控除がある ⑶ 子 Dについては 特別障害者であるため 120,000 円 (85 歳に達するまでの年数 ) の障害者控除がある -18-
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第 64 回税理士試験相続税法解説 第一問 50 点問 1 相続税の納税義務者に関して 納税義務者の区分 納税義務者に応じた課税財産の範囲及び課税価格を解答する問題である 相続税の納税義務者については 被相続人又は相続人 受遺者の住所及び国籍により 区分が異なる点を理解している必要がある また その納税義務者の区分に従い 課税財産の範囲及び課税価格の計算が異なることから しっかりと解答できるかどうかである
More information(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る
資産課税個人事業者の事業用資産に係る納税猶予制度の創設 個人事業者の事業承継税制が 10 年間の時限措置として新たに創設される 認定相続人 受贈者が 青色申告の承認を受けていた個人事業者から 相続等又は贈与によりその個人事業者の事業の用に供されていた 特定事業用資産 を取得し 事業を継続していく場合には その取得した特定事業用資産の課税価格に対応する相続税又は贈与税の全額について その納税を猶予する
More information問 1(5 点 ) 1 人格のない社団等及び持分の定めのない法人に対する課税 ⑴ 人格のない社団等に対する課税 ( 法 661)3 人格のない社団等に対し財産の贈与又は遺贈があった場合においては その社団等を個人とみなして これに贈与税又は相続税を課する ⑵ 持分の定めのない法人に対する課税 ( 法
038-8900-1995-13 税 18 第 68 回税理士試験相続税法 はじめに第一問 ( 理論 ) 本年の理論は 昨年度の問題同様 解答項目のわかり易い問題であった 問 1は 個人とみなされる者全般について問う問題であった 人格のない社団等及び持分の定めのない法人に対する課税 及び 受益者等が存しない信託等の特例 については 今年の予想 B ランク理論であり 基本的には理論ドクターに掲載しているとおりに記述すればよかったため
More information土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30
農地等に対する課税制度について 参考資料 3 土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30% となる 注 1) 土地等の譲渡所得は 他の所得と分離して課税される
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4 目次 ₃₀1₀ 実務家のための相続税ハンドブック 1 ₂ ₃ 平成 30 年度の主な改正事項と適用時期 ₈ 15 民法の基礎知識 1₆ 1₆ 1₆ 1₆ 1₇ 1₇ 1₈ 1₈ 1₉ ₂₀ ₂1 ₂₂ 準確定申告等 ₂₇ 相続税 ₂₉ ₃₀ 1 ₃₀ ₂ ₃1 ₃ ₃₂ 4 ₃₂ 54₀₇₀ ₃₃ ₃4 ₃₆ ₃₇ 4₀ 5 財産評価 ( 課税価格 ) 41 1 41 ₂ 4₂ ₃ 5₂ 4 54
More information例題 B さんは 被相続人 A から H22 年 7 月 7 日に C 社上場株式 50,000 株を相続した この年の C 社株式の株価推移は以下の通りである このとき C 社株式の相続税評価額は? ( 終値月平均値 ) 4 月平均 5 月平均 6 月平均 7 月平均 7/7 終値 500 円 5
10 財産評価 財産評価の原則 : 取得時における時価によって評価 But 実際には 相続税法や財産評価基本通達に従って計算 評価時点 : 相続 遺贈 被相続人の死亡の日贈与 財産権の取得日 金融資産等の評価 ( P230~231 の表 ) 上場株式の評価 課税時期 ( 相続開始日 ) の終値課税時期の月の毎日の終値の月平均課税時期の月の前月の終値の月平均課税時期の月の前々月の終値の月平均 最も低い価格
More information目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組
平成 21 年 11 月 5 日 資料 ( 資産税 ) 目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組み 7 相続税が課税される財産等 8 我が国の相続税の計算方法のイメージ
More information[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分
相続した財産を譲渡した場合の税務 坂本和則相談部東京相談室花野稔相談部大阪相談室 相続した財産 ( 不動産や株式など ) を譲渡し 相続税の納税資金を捻出する場合があります 特に譲渡する株式が非上場株式である場合は 譲渡しようとしても流通性が乏しく また買取資金を用意する関係などからも その株式を発行会社に買取ってもらうケースが多いと思われます そうしたケースをはじめ 財産の譲渡による所得には 原則として所得税と住民税が課税されますが
More information税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 4 回 第 1 章 第 2 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 4 章 第 5 章 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テ
税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 1 回 2 回 3 回 4 回 4 回 1 2 2 3 4 4 5 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テーマ 2 相続人となれない人は? テーマ 3 どれだけ財産をもらえるの? テーマ 4 どんな財産に課税されるの? テーマ 5 みなし相続 遺贈財産とは? テーマ 6 課税されない財産とは?
More information2 制限納税義務者及び相続開始の時において相続税法の施行地に住所を有しない特定納税義務者 ( 法 32 2の52 令 5の4)7 相続又は遺贈により財産を取得した者が制限納税義務者又は特定納税義務者 ( 相続開始の時において法施行地に住所を有しない者に限る ) である場合においては その相続又は遺贈
036-8900-09-8 税 6 第 6 6 回税理士試験相続税法 はじめに第一問 ( 理論 ) 今回の本試験は 解答量は少なめであった 問 は債務控除の個別問題で 解答範囲に迷うことはなかったため 債務の範囲について正確に記述できたかどうかがポイントとなるであろう 問 2は 事例問題で相続税の期限内申告及び納税地が問われていたため 相続税の期限内申告を正確に記述できたかどうかがポイントとなるであろう
More information問 1 ( 続き ) ⑵ 債務の意義 1 控除すべき債務 (➋ 点 ) ⑴ により控除すべき債務は 確実と認められるものに限る 2 公租公課の金額 (➍ 点 ) ⑴ により控除すべき公租公課の額は 被相続人の死亡の際納税義務が確定しているもののほか 被相続人の死亡後 相続税の納税義務者が納付し 又は
Z 66 E 第一問 相続税法解答速報 問 1 の解答は 1 枚目から 3 枚目に 問 2 の解答は 4 枚目及び 6 枚目の所定の箇所に記入しなさい 問 1 ⑴ 債務控除の範囲 1 無制限納税義務者及び法施行地に住所を有する特定納税義務者の債務控除の範囲 (➐ 点 ) 相続又は遺贈 ( 包括遺贈及び被相続人からの相続人に対する遺贈に限る 以下 ⑴ において同じ ) により財産を取得 した者が居住無制限納税義務者
More information3.相続時精算課税の適用を受ける場合編
相続時精算課税の適用を受ける財産がある場合の申告 書作成の操作手順を説明します 1 贈与税の申告書の作成を開始する前に 01 2 作成開始 02 3 提出方法の選択等 03 4 取得財産の入力 04 5 特定贈与者 ( 財産をあげた方 ) 等の入力 5 6 入力中の特定贈与者からの贈与について過去に相続時精算課税を適用している場合 7 7 過去の申告状況の入力 ( 申告書第二表 ) 0 8 8 相続時精算課税適用財産の入力
More information所令要綱
租税特別措置法施行令の一部を改正する政令要綱 一個人所得課税 1 利子所得の分離課税等の適用対象から除かれる同族会社が発行した社債の利子でその同族会社の判定の基礎となった株主その他一定の者が支払を受けるものにつき 当該一定の者の範囲等を定めることとする ( 第 1 条の4 関係 ) 2 金融機関等の受ける利子所得等に対する源泉徴収の不適用の特例について 適用対象となる資本金等 1 億円以上の内国法人が支払を受ける公社債の利子等の範囲を見直すこととする
More information( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者
二十三相続財産に係る譲渡所得の課税の特例 第五章第二節二十三 相続財産に係る譲渡所得の課税の特例 1 相続財産に係る取得費への相続税額の加算相続又は遺贈 ( 贈与者の死亡により効力を生ずる贈与を含む 以下同じ ) による財産の取得 ( 相続税法又は租税特別措置法第 70 条の5 農地等の贈与者が死亡した場合の相続税の課税の特例 若しくは第 70 条の7の3 非上場株式等の贈与者が死亡した場合の相続税の課税の特例
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More information平成16年版 真島のわかる社労士
平成 22 年版宅地建物取引の知識 法改正による修正 訂正箇所のお知らせ (3149) 平成 22 年 7 月 12 日 住宅新報社実務図書編集部 TEL03-3504-0361 法改正による修正 上記書籍に, 以下のような法改正による修正が生じましたので, お知らせいたします なお, 今年度の本試験は, 平成 22 年 4 月 1 日 ( 木 ) 現在施行の法令等に基づいて出題され, 平成 22
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一般の贈与 ( 暦年課税 ) がある場合の申告書作成の操作手順を説明します 1 贈与税の申告書の作成を開始する前に 01 2 作成開始 02 3 提出方法の選択等 03 4 取得財産の入力 04 5 一般の贈与がある方の入力 ( 贈与者情報の入力 ) 05 6 一般の贈与がある方の入力 ( 取得財産の入力 ) 06 ⑴ 財産を取得した日 種類等の入力 06 ⑵ 贈与により取得した財産が不動産 株式等の場合の入力
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Z-69-C 所得税法 第一問 - 解答 - 所得税法問 1 概要法人からの債務免除益は金銭以外の経済的利益による収入として その性質に応じた所得区分により課税されるが 一定の要件を満たす場合は別段の定めによる取扱いも考えられる Ⅰ 所得区分及び課税方法 (1) 債務免除益が旅館業に係るものと認められる場合は事業所得の総収入金額となる 事業所得の金額は その年中の事業所得に係る総収入金額から必要経費を控除した金額となる
More information路線価図
財産評価基本通達による不動産の評価について 1. はじめに平成 27 年 1 月 1 日以降の相続等から適用される相続税法の改正により 相続税を支払う人の数が増加し 今まで相続税を考えなくてよかった方も対象になると言われています 相続にあたっては通常被相続人 ( 亡くなられた方 ) のすべての資産及び負債の額を確定し それに応じて相続税額が決定されます そこで 今回の豆知識では 相続における資産のうち不動産についてどのような評価により資産額が決定されるかについての基本的な内容をまとめます
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おき 太郎様 相続診断書 税理士法人おき会計 平成 28 年 7 月 2 日作成 家族構成 続柄 氏名 法定相続分 2 割加算特例贈与制度 配偶者の有無配偶者以外の相続人の数法定相続人以外の数 法定相続人の数 あり 3 人 人 4 人 4 人 妻長男長女二男 おきおきおきおき 花子新太郎良子幸太郎 1/2 1/6 1/6 1/6 資産情報 現金 預貯金 1 億 5,2 万円 土 地 1 億 1,36
More information給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万
ViewPoint 営 平成 30 年度税制改正 個人編 坂本和則部東京室木本泉部大阪室 平成 30 年度税制改正では 個人に関係する改正として 働き方改革 を後押したり 世代内 世代間の公平性を確保したりする観点から 給与所得控除や公的年金控除など所得の種類に応じた控除額の見直しが行われました また これらの一部をどのような所得にも適用される基礎控除に振り替えることや 高額所得者に適用されるべき控除額の見直しなども行われました
More information投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額
(5) 課税上の取扱い 投資主及び投資法人に関する一般的な課税上の取扱いは以下のとおりです なお 税制等が改正された場合には 以下の内容が変更になることがあります 1 個人投資主の税務ア. 利益の分配に係る税務個人投資主が投資法人から受け取る利益の分配 ( 利益を超える金銭の分配のうち一時差異等調整引当額の増加額に相当する金額を含みます ) は 株式の配当と同様に配当所得として取り扱われます したがって
More informationN 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲
譲渡所得税 N 譲渡所得とは簡単にいえば資産の譲渡による所得のことですが この譲渡とは 通常の売買のほか 交換 収用 競売 現物出資 代物弁済などの有償譲渡 法人に対する贈与などの無償譲渡も含まれます なお 譲渡所得は 毎年必ず発生する所得ではなく臨時的に発生する所得であるため その人の他の所得と切り離して課税される申告分離課税という特別な課税の方式がとられています ( たな卸資産 山林を譲渡した場合を除きます
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第 66 回税理士試験相続税法 解 説 第一問 50 点問 1 債務控除に関する事項をほぼ個別理論として解答していく理論問題での出題である 内容自体はいわゆるべた書きするものであり そこまで難易度自体は高くない 正確に解答できているかが重要である ただし 解答量が多くなりがちであるため 重要性が低い部分については簡潔に解答していくことが必要である ⑴ 債務控除をすることができる範囲について債務控除をすることができる範囲については
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一発合格!FP 技能士 3 級完全攻略実戦問題集 18-19 年版 別冊 FP 技能士 3 級 2018 年 9 月実施試験 解答 & 解説 実技試験個人資産相談業務 ( 金融財政事情研究会 ) 問題 解答 解説 第 1 問問 1 1 1) 適切 医療費の一部負担金等の額が自己負担限度額を超える場合は 所定の手続により 自己負担限度額を超えた額が高額療養費として支給される 自己負担限度額は 所得区分に応じて
More information1 口当たりの基準価額 口数 + 再投資されていない未収分配金 - 再投資されていない未収分配金に係る源泉所得税相当額 ( 注 ) - 信託財産留保額および解約手数料 ( 消費税相当額を含む ) 注 : 特別徴収されるべき都道府県民税の額に相当する金額 および復興特別所得税を含みます ( 以下同 )
ViewPoint 営 金融機関で取り扱う主な商品の相続税の財産評価 坂本和則部東京室花野稔部大阪室 貯蓄から投資への流れの中で さまざまな投資運用商品を購入する高齢者の方も増えているのではないでしょうか 実際に 相続が発生したときに所有していた金融資産が 相続税の計算上どのように評価されるのかを事前に知っておくことは大切です 今回は 金融機関が取り扱う主な商品について その相続税の財産評価の方法や留意点を解説します
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東京太郎様 相続診断書 弁護士法人 税理士法人リーガル東京 平成 3 年 8 月 2 日作成 平成 25 年度税制改正 1. 基礎控除額の引き下げ 改正前 5, 万円 + 1, 万円 3 人 5, 万円 + 1, 万円 法定相続人の数 = 8, 万円 改正後 3, 万円 + 6 万円 法定相続人の数 = 3, 万円 + 6 万円 3 人 4,8 万円 基礎控除額が 3,2 万円 減少 2. 最高税率の引き上げ
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相続税法オリエンテーションレジュメ 講義を受講するに当たって用意するもの 1. 講義で使用する教材 ⑴ テキスト (+Try it) ⑵ 理論ナビ 2. 購入参考図書相続税法法規通達集 強制ではありません 自宅で復習する際使用すれば理解が深まります 年間予定 9 月 8 日 ~12 月 15 日 1 月 8 日 ~4 月 22 日 5 月 10 日 ~7 月 15 日 8 月 ( 入門編 基礎編 )
More informationラリーマン 相続税の申告は? 45 相続税の申告はどのようにすればよいのでしょうか 相続が開始したことを知った日 ( 通常は被相続人が死亡した日 ) の翌日から 10 か月以内に 被相続人の住所 地の所轄税務署に申告し 相続税を納付する必要があります 申告書を提出する人が 2 名以上いる場合は 共同
税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン28 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金 相続があったら? 43 相続の税金 相続税はどのような税金ですか また 遺産がいくらあったら申告が必要ですか 相続税は 死亡した人の財産を相続したときや 遺言によって財産を取得したときに 取得した人が納める 税金です 下の図の正味の遺産額が基礎控除額を超えない場合 相続税はかかりませんが
More informationき一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付
二期限後申告及び修正申告等の特例 第十章第七節 修正申告 1 国外転出をした者が帰国をした場合等の修正申告の特例 1 国外転出をした者が帰国をした場合等の修正申告の特例第六章第四節一 11 国外転出をする場合の譲渡所得等の特例 に規定する国外転出の日の属する年分の所得税につき確定申告書を提出し 又は決定を受けた者 ( その相続人を含む ) は 当該確定申告書又は決定に係る年分の総所得金額のうちに同
More information5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない
第 5 章相続時精算課税制度 第 1 節相続時精算課税制度のあらまし 学習のポイント 相続時精算課税制度とは どのようなものか 1 相続時精算課税制度の目的高齢化の進展に伴い 相続による次世代への資産移転の時期が従来よりも大幅に遅れてきていること 高齢者の保有する資産の有効活用を通じて経済社会の活性化にも資するといった社会的要請を踏まえ 生前における贈与による資産移転の円滑化に資することを目的として
More information科目等 No. 主な項目チェック摘要 H27 在外財産に対する相続税額の控除を確認した 011 か H27 日本国籍を有しない相続人等の取得した国外 012 財産について確認したか H27 相続時精算課税選択届出書の有無を確認した 013 か H27 財産を取得した者のうち2 割加算の対象とな 01
業務チェックリスト 相続税用 被相続人相続開始申告期限平成年月日平成年月日 年月日 相続人等 ( 続柄 ) 法 33 条の 2 有 無 税理士 申告準備に関する事項科目等 No. 主な項目チェック摘要 H27 戸籍謄本で相続人を確認したか 001 また 国外等に居住する相続人等の有無を確 認したか H27 遺言書の有無を確認したか 002 H27 相続放棄 限定承認 遺贈等を確認したか 003 H27
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居住用財産を譲渡した場合の課税の特例 3 000 N 個人が自分の住んでいる家屋や敷地を譲渡した場合には その譲渡による所得税 住民税を軽減する特例がいろいろと設けられています これらの特例は 売却した住宅の譲渡益に税金を課税することにより新しい住宅の購入資金から その税金分が目減りすることを防止するために設けられました 特例の適用が受けられる居住用財産の譲渡とは 次の譲渡をさします 1 個人が 現にその居住の用に供している家屋を譲渡した場合
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復興特別所得税 ( 源泉徴収関係 )Q&A 平成 24 年 4 月国税庁 東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法 ( 平成 23 年法律第 117 号 )( 以下 復興財源確保法 といいます ) が公布され 平成 25 年 1 月 1 日から施行されることに伴い 復興特別所得税の源泉徴収に係る質疑応答事例を取りまとめましたので 参考としてください ( 注
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名前 第 1 日目 税 不動産取得税 1. 不動産取得税は 不動産の取得に対して課される税であるので 法人の合併により不動産を取得した場 合にも 不動産取得税は課される 2. 不動産取得税は 不動産の取得に対して 当該不動産の所在する市町村において課する税であり その 徴収は普通徴収の方法によらなければならない 3. 相続による不動産の取得については 不動産取得税が課される 4. 不動産取得税の課税標準となるべき額が
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平成 22 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 UP!Consulting Up Newsletter 金庫株を活用した事業承継対策 金庫株と物納 http://www.up-firm.com 1 金庫株を活用した事業承継対策 1. 概要 非上場株式を相続して相続税が発生する場合は 相続で取得した自社株を相続税の申告期限後 3 年以内に金 庫株すればみなし配当課税しない (= 譲渡所得とする )
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宅造成費の金額表 1 市街農等の評価に係る宅造成費 市街農 市街周辺農 市街山林 ( 注 ) 及び 市街原野 を評価する場合における宅造成費の金額は 平坦と傾斜の区分によりそれぞれ次表に掲げる金額のとおりです ( 注 ) ゴルフ場用と同様に評価することが相当と認められる遊園等用 ( 市街化区域及びそれに近接する域にある遊園等に限ります ) を含みます 表 1 平坦の宅造成費 工事費目造成区分金額 整
More information自宅の他に賃貸マンションと駐車場を所有している人のデータ 自宅の他に賃貸マンションと駐車場を所有している人の 法定相続人の数と相続財産および債務のデータから相続税を試算します 賃貸マンションについては全室が賃貸用かどうか 駐車場については舗装がしてあるかどうかで評価額が違ってくることがあります また
自宅の他に賃貸マンションと駐車場を所有している人の相続税シミュレーション 使用していない土地に賃貸マンションや貸家を借入金で新築することで土地の評価額を減らす方法は 昔からある相続税の節税対策です 賃貸マンションや貸家の建築によりその土地の敷地は 貸家建付地として路線価方式または倍率方式の土地の評価額から減額することができます 賃貸マンションの建物は 実際の建築価額より低い固定資産税評価額で評価した上で借家権割合の
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四十六申告及び納付 ( 申告書の提出期限の延長の特例の適用がある法人 ) 17-1-4 ⑴ ⑵ 保険業法第 11 条 基準日 ⑶ ⑷ ⑸ ( 申告書の提出期限の延長の特例の適用がある法人 ) 17-1-4 ⑴ ⑵ 保険業法第 11 条 株主名簿の閉鎖の期間等 ⑶ ⑷ ⑸ ( 組織再編成に係る確定申告書の添付書類 ) ( 組織再編成に係る確定申告書の添付書類 ) -107-17-1-5 規則第 35
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CFP 受験対策講座 相続 事業承継設計 平成 21 年版日本 FP 協会基本テキスト改正 補足資料 下表の 該当ページ は日本 FP 協会平成 21 年度版テキストの該当ページを指します 該当ページ 改定内容等 106 小規模宅地等における相続税の特例の改正 ( 平成 22 年度税制改正 ) 改正事項 3. 図表 2-1 表内 一部改正により廃止 訂正 宅地の利用状況被相続相続人適用対象宅地減額割合減額とな人要件要件る地積
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利用価値が著しく低下している宅地の評価 ~10% 減できるか否かの実務的判断基準 ~ 税理士法人チェスター名古屋事務所代表 税理士不動産鑑定士 山岡通長 目次 1 利用価値が著しく低下している宅地の評価 2 高低差のある土地 3 騒音のある土地 4 所要の補正 5 その他 1 利用価値が著しく低下している宅地の評価 相続税法 22 条 相続 遺贈又は贈与により取得した財産の価額は 当該財産の取得の時における時価により
More information特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて
障害者と税金 P125~P143 国は 全ての国民が健康で豊かな生活ができるように様々な仕事を行っています なかでも 社会福祉の仕事が近年急激に増えており 児童 障害者 高齢者などに対する福祉施策が幅広く行われるようになってきました この社会福祉を含めて社会保障関係に使われる国の予算も年々増えており 平成 30 年度における一般会計歳出に占める社会保障関係費の割合は 33.7% となっています このように
More information相続財産の評価P64~75
18 相続財産の評価 1 相続財産の評価額は国税庁が決めた評価の仕方 財産 評価基本通達 で行う 1 路線価方式とは 路線価とは国税庁が道路に設定する 1 当たりの土地の 相続財産の金銭価値を見積もる方法には いろいろなや 金額のことです 毎年 1 月 1 日時点で評価されている公 に公平さが保てません そこで 国税庁は相続財産の評価 線価をもとにその形状 接道状況によって決められている り方があります
More information暦年課税の贈与を毎年する人のデータ 暦年課税の贈与は 現金を贈与するのか不動産を贈与するのかで違ってきます 土地は路線価方式または倍率方式で評価し建物は固定資産税評価額で評価しますので 現金での贈与の場合よりも税率は低くなります ただし不動産の贈与では 土地や建物の贈与または共有持分の贈与になります
暦年課税の贈与を毎年する人の相続税シミュレーション 資産家が子供や孫に現金や不動産を贈与することは 相続財産を減らすために昔から有効な相続税対策です 贈与には暦年課税と相続時精算課税がありますが このうち 2,500 万円まで贈与税が課税されない相続続時精算課税の贈与を選択すると 相続財産を減らすことはできません さらに相続時精算課税を選択した贈与者の死亡まで その人からの暦年課税の贈与は利用できなくなります
More information[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺
営 ViewPoint 相続税 贈与税の改正 坂本和則部東京室花野稔部大阪室 平成 25 年度税制改正では 相続税では基礎控除の引下げや税率構造の見直しが行われる一方で 贈与税では税率構造の見直しや 教育資金の一括贈与の非課税措置の創設などの改正が行われました 今回の改正により これまでは相続税の負担が生じなかったケースであっても 今後は負担の発生が予想され これまで以上に事前対策などが重要になると考えられます
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(5) 課税上の取扱い 日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります 1 投資主の税務 ( イ ) 個人投資主の税務 a. 利益の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受け取る利益の分配は
More information経 ViewPoint 営相談 相続時における小規模宅地等の特例の改正 谷口敬三相談部東京相談室 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 ( 以下 小規模宅地等の特例 ) は 一定の要件を満たす宅地等 ( 特定事業用等宅地等 特定居住用宅地等 貸付事業用宅地等 ) につ
ViewPoint 営 相続時における小規模宅地等の特例の改正 谷口敬三部東京室 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 ( 以下 小規模宅地等の特例 ) は 一定の要件を満たす宅地等 ( 特定事業用等宅地等 特定居住用宅地等 貸付事業用宅地等 ) について 相続税の課税価格を減額する制度で 相続にあたり 居住や事の継続への配慮といった政策目的に沿うものです しかし この政策目的に沿わないにも関わらず
More information配偶者がいる人の一次相続と二次相続のデータ 被相続人に配偶者がいる一次相続と 配偶者がいない二次相続の相続税シミュレーションを行います 配偶者の税額軽減は その節税効果が大きいために一次相続で相続税を大幅に減額することができますが 次の二次相続では想定外の相続税が発生することがあります 配偶者がいる
配偶者がいる人の一次相続と二次相続の相続税シミュレーション 相続税は 遺言または遺産分割協議による相続人への相続財産の分割により税額が大きく変動する税金です これは 節税効果の大きい小規模宅地等の特例と配偶者の税額軽減の適用により 相続税が 0 円から数百万円まで大きく増減するからです このうち配偶者の税額軽減は 配偶者が取得する相続財産が 1 億 6 千万円まで 1 億 6 千万円を超えると配偶者の法定相続分まで相続税が課税されません
More information平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000
平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 相続税の基礎控除が引き下げられます 相続税の税率構造が見直されます 未成年者控除 障害者控除の控除額が引き上げられます 内容 基礎控除 ( ) 50,000 千円 +10,000 千円 法定相続人の数 30,000 千円 +6,000 千円 法定相続人の数 税率構造 ( ) 10% 15% 20% 30% 40% 50%
More information(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります
経営情報あれこれ 平成 28 年 11 月号 年末と改正税法 今年も残すところ 1ヶ月余りとなりました この1 年間 会社や個人にとって 様々な取引が発生し その結果として利益又は損失が生じていると思います この利益や損失に対し 税法上 合理的な租税負担となるためには 各税法の規定を確認していただき 所得税 法人税 相続税及び贈与税の確定申告等において 適切に申告することが望まれます 特に 税制改正等がなされた場合
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第 6 回令和元年度固定資産評価実務者勉強会 第 3 部 税理士による最近の各種課税評価に関するお話 講師 : 税理士 不動産鑑定士 赤川明彦 ( 株式会社土地評価センター取締役 ) 1 内容 (1) 地積規模の大きな宅地の評価 (2) 複数人所有による画地の評価 (3) 市街化調整区域の雑種地評価 (4) 小規模宅地の評価減 2. 税理士と固定資産税 (1) 減税コンサルの実態 (2) 税理士業界は固定資産税をどのように位置付けているか?
More informationテキスト編 第 1 章相続税 贈与税とはなにか 目次 1 相続税が課税される理由 1 2 どれくらいの遺産がある場合 相続税は課税されるか 2 3 贈与税が課税される理由 3 4 相続税と贈与税の関係 4 第 2 章相続人と相続分 1 相続人と相続順位 5 2 相続の承認と放棄 14 3 相続人の相
はじめに 相続税も贈与税も従来は一握りの資産家だけの税金と考えられてきましたが 今日では 一般の人にとっても無関心ではいられない税金になってきました そこで本書は 相続税 贈与税の計算の基本を学んでいただくことを目的に作成しました 本書は 申告実務 財産評価実務の 2 冊で構成されていますが 申告実務では 相続税 贈与税の税額計算の基本を一通り学習することを狙いとしました また 財産評価実務では 相続税
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相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算計算である旨を伝えてください ) Menu No.(21~29)? 21 eentere メニュー選択
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平成 29 年度税制改正解説資産課税 非上場株式等の納税猶予制度の見直し 相続時精算課税制度に係る贈与が贈与税の納税猶予制度の適用対象に加えられます 納税猶予の取り消し事由となる雇用確保要件が緩和されます 贈与者が死亡した場合の相続税の納税猶予制度における認定相続承継会社の要件が緩和されます 内容改正前改正案 贈与税納税猶予の取扱い 相続時精算課税は適用不可 ( 暦年課税の贈与税計算により猶予税額を算定
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納税者名 ( 受贈者 ) 平成 贈与者 ( 続柄 ) 平成 贈与者 ( 続柄 ) 法 33 条の 2 年分 年分 業務チェックリスト 贈与税用 ( 贈与日 ) 平成 年 月 日 ( 贈与日 ) 平成 年 月 日 有 無 税理士 年月日 申告準備に関する事項科目等 No. 主な項目チェック摘要 複数の者から贈与を受けていないか確認した 001 か 002 003 004 005 贈与者と受贈者との関係をもとに適用法令を確認したか
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被相続人 業務チェックリスト 相続税用 相続開始申告期限平成年月日平成年月日 年月日 相続人等 ( 続柄 ) 法 33 条の 2 有 無 税理士 申告準備に関する事項科目等 No. 主な項目チェック摘要 H25戸籍謄本で相続人を確認した 001また 国外等に居住する相続人等の 有無を確認した H25遺言書の有無を確認した 002 H25相続放棄 限定承認 遺贈等を確認 003した H25遺産分割協議書を確認した
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租税特別措置法施行令 40 条の 2 ( 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 ) 第四十条の二法第六十九条の四第一項に規定する事業に準ずるものとして政令で定めるものは 事業と称するに至らない不動産の貸付けその他これに類する行為で相当の対価を得て継続的に行うもの ( 第六項において 準事業 という ) とする 2 法第六十九条の四第一項に規定する居住の用に供することができない事由として政令で定める事由は
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13. (1) 特定の一般社団法人等に対する相続税の課税 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景一般社団法人及び一般財団法人に関する法律が施行された平成 20 年 12 月以降 一般社団法人等は 事業の公益性の有無や種類に制限がなく 登記のみで設立できるようになった 一般社団法人等は 持分の定めのない法人 であり 一般社団法人等が保有する資産は相続税の課税対象とならないことから 個人の財産を一般社団法人等に贈与等し
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日司連常発第 41 号 平成 27 年 (2015 年 )7 月 10 日 司法書士会会長 殿 日本司法書士会連合会 常務理事蒔山明宏 改正相続税法等に関する周知について ( お知らせ ) 時下ますますご清祥のこととお慶び申しあげます 今般 国税庁資産課税課長から連合会に対し 改正相続税法等に関し別紙のとおり司法書士会会員への周知依頼がありましたので お知らせいたします つきましては 貴会会員にご周知くださるようお願いいたします
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Z-68-F 第一問 解答 問 1 計 30 点 (1) について (20 点 ) 1 概要消費税法第 9 条第 1 項の規定が適用されずに 課税資産の譲渡等及び特定課税仕入れについて納税義務が課されるのは 以下の特例が適用される場合におけるそれぞれに定める課税期間である 1 課税事業者の選択 2 前年又は前事業年度等における課税売上高による納税義務の免除の特例 3 新設法人の納税義務の免除の特例
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営 V iewpoint 個人が土地建物等を譲渡したときの税金 久住透部東京室 個人が土地建物等を譲渡 ( 売却 ) したことにより生じる所得は 譲渡所得 とされ 所得税と住民税が課税されます そこで 土地建物等の譲渡代金の使途を検討する場合は あらかじめ税負担がどの程度生じるかを考えておく必要があります 今回は 個人が土地建物等を譲渡したときの所得税および住民税の算出方法を解説するとともに 居住用財産を譲渡した場合の主な特例について
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所得税ゼミナール NO.2 ( 株式の譲渡 ) 税理士法人いさやま会計 税理士菊島義昭 0 株式等に係る譲渡所得等 ( 分離課税 ) の概要株式等に係る譲渡所得等とは 株式 出資金等の有価証券の譲渡により生じる所得をいい 他の所得と区分して税金を計算する 申告分離課税 となっている また 株式等に係る譲渡所得等は 上場株式等 と 一般株式等 に課税の取扱上区分する 上場株式等の売買については 特定口座制度があり
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12. 小規模宅地等の特例の見直し 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景小規模宅地等の特例は 事業用又は居住用の宅地等の相続税の課税価格を軽減することで 相続人の事業又は居住の継続等に配慮することを目的として創設された制度である しかしながら 事業又は居住の継続への配慮という制度目的に沿っていない特例の利用が行われている現状を踏まえ 見直しが行われる (2) 内容 1 特定居住用宅地等について
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(2) 土地 ア 評価のしくみ 固定資産評価基準によって 売買実例価額をもとに算定した正常売買価格を基礎とし て 地目別に定められた評価方法により評価します 売買実例価額及び正常売買価格については 不動産鑑定士が評定した価格を用います 地目地目は 宅地 田及び畑 ( 併せて農地といいます ) 鉱泉地 池沼 山林 牧場 原野並びに雑種地をいいます 固定資産税の評価上の地目は 登記簿上の地目にかかわりなく
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