植物防疫11月号(323号).indd

Size: px
Start display at page:

Download "植物防疫11月号(323号).indd"

Transcription

1 平成 26 年 11 月 5 日発行ながの植物防疫 ( 第 323 号 ) 一般社団法人長野県植物防疫協会 長野市大字南長野字幅下 長野県土木センター内 電話 F A X 新しく普及に移す 見込みの農業技術 農業技術課副主任専門技術員豊嶋悟郎平成 26 年度第 1 回普及技術検討会 (10 月 9 日開催 ) で 25 課題の技術が普及に移される予定となった 本稿では このうちの植物防疫に関する主な技術事項について紹介する なお 詳細は長野県公式ホームページ ( sangyo/nogyo/gijutsu/fukyugijutsutop.html) に掲載されるので確認していただきたい 殺菌剤 リンゴ黒星病 うどんこ病防除にサルバトーレ ME フルーツセイバーが有効であるりんごの春季防除における最重要病害は黒星病である しかし近年本県では うどんこ病の発生が増加傾向にあり 黒星病だけでなくうどんこ病にも卓効を示す薬剤が必要になっている サルバトーレ ME の 3,000 倍液またはフルーツセイバーの 2,000 倍液を散布する 作用機構を示す FRAC コードは サルバトーレが 3 フルーツセイバーが 7 である サルバトーレは EBI 剤であり 薬剤耐性菌の出現リスクが高いため 過度の連用や多数回使用を避ける EBI 剤のりんごでの使用は 原則として開花期および落花期の 2 回に限る ナシ黒星病防除にファンタジスタ顆粒水和剤 フルーツセイバーが有効である近年 ナシ黒星病の多発傾向が続いており 防除対策の強化が求められている ファンタジスタ顆粒水和剤の 3,000 倍液またはフルーツセイバーの 2,000 倍液を散布する 作用機構を示す FRAC コードは ファンタジスタが 11 フルーツセイバーが 7 である ファンタジスタは QoI 剤 フルーツセイバーは SDHI 剤であり いずれも薬剤耐性菌の出現リスクが高い 耐性菌の出現を防ぐために 同一薬剤および同系統薬剤の連用や多数回使用は避け 作用機構の異なる薬剤をローテーションで用いることが重要である QoI 剤の使用は年 2 回以内とする 蚕に対して影響があるため 桑葉にかからないよ 目 新しく普及に移す見込みの農業技術 1 平成 26 年度の災害概況について 4 最近 10 年の病害虫発生を振り返って ( 野菜 花き ) 6 植防短信 8 地域情報 9 協会だより 10 うに注意する 水産動物に影響を及ぼす可能性があるので 河川 湖沼および養魚池に飛散 流入するおそれのある場所では使用しない ブドウべと病防除にザンプロ DM フロアブルが有効であるブドウべと病はぶどうの最重要病害であり 防除期間は生育初期から収穫期まで長期間に及ぶ さらに べと病菌は薬剤耐性菌の出現リスクが極めて高いので 薬剤防除においては作用機構の異なる薬剤をローテーションで用いることが重要である 2,000 倍液を散布する 作用機構を示す FRAC コードは である 本剤はべと病菌に卓効を示す新規有効成分アメトクトラジンとジメトモルフの混合製剤である ももとネクタリンの灰星病防除にファンタジスタ顆粒水和剤が有効である灰星病は果実に甚大な被害を及ぼす恐れがあるため もも ネクタリン栽培では重要な病害である 3,000 倍液を散布する 作用機構を示す FRAC コードは 11 である 本剤は QoI 剤であり 薬剤耐性菌の出現リスクが高い 耐性菌の出現を防ぐために 同一薬剤および同系統薬剤の連用や多数回使用は避け 作用機構の異なる薬剤をローテーションで用いることが重要である 蚕に対して影響があるため 周辺の桑葉にかからないように注意する カキ円星落葉病防除にブローダ水和剤が有効である長野県の特産品である市田柿栽培では 円星落葉病が最重要病害となる 500 倍液を散布する 作用機構を示す FRAC コードは M3+3 である 本剤は EBI 剤とマンゼブの混合剤である EBI 剤は薬剤耐性菌の出現リスクが高いため 連用や多数 次 1

2 ( 第 323 号 ) ながの植物防疫 回使用を避け 作用機構の異なる薬剤をローテーションで用いることが重要である 蚕に対して影響があるため 桑葉にかからないように注意する 水産動物 ( 藻類 ) に影響を及ぼすおそれがあるので 河川 湖沼および養魚池に飛散 流入する恐れのある場所では使用しない ブルーベリー灰色かび病防除にアグロケア水和剤 オーソサイド水和剤が有効であるブルーベリー灰色かび病は開花期から落花期頃の花器や幼果に発生し 果実を腐敗させる重要病害だが登録農薬が少なく 生産現場では防除対策に苦慮している アグロケア水和剤の 2,000 倍液またはオーソサイド水和剤の 500 倍液を散布する 作用機構を示す FRAC コードは アグロケアが - オーソサイドが M4 である アグロケアは微生物農薬であり 低温条件下では効果が得られにくい場合があるので 10 以上の気温が確保される状態で使用する 有機農産物生産に利用可能である オーソサイドは 果粒肥大期以降に使用すると果粒に汚れを生じる場合があるので注意する 水産動物に強い影響を及ぼすので 河川 湖沼および養魚池に飛散 流入する恐れのある場所では使用しない セルリー斑点病防除にスコア顆粒水和剤が有効である斑点病はセルリーを栽培する際にいずれの産地においても常発する重要病害である 2,000 倍液を散布する 作用機構を示す FRAC コードは 3 である 本剤は EBI 剤であり 薬剤耐性菌の出現リスクが高いため 連用や多数回使用を避け 作用機構の異なる薬剤をローテーションで用いることが重要である 蚕に対して影響があるため 桑葉にかからないように注意する 殺虫剤 未成熟とうもろこしのアワノメイガ防除にカスケード乳剤が有効であるスイートコーンの栽培では アワノメイガによる被害はオオタバコガと並んで恒常的に発生し 重要害虫となる 2,000 倍液を散布する 作用機構を示す IRAC コードは 15 である 防除適期は 雄穂出穂始期および絹糸抽出期である 本剤はキチン質合成阻害の IGR 剤であり 蚕に対して長期間毒性があるので 使用地域の指定があり 桑園付近では使用しない 水産動物 ( 甲殻類 ) に影響を及ぼす可能性がある ので 河川 湖沼 養魚池などに飛散 流入するおそれのある場所では使用しない りんごのシンクイムシ類 ハマキムシ類防除にイカズチ WDG が有効である近年 りんごにおいてモモシンクイガの被害が微増傾向にある 1,500 倍液を散布する 作用機構を示す IRAC コードは 3 である 本剤はアグロスリン水和剤と同じシペルメトリンが有効成分の合成ピレスロイド剤である 蚕に対する毒性が極めて強く また魚類および甲殻類に対する毒性も極めて強いため 使用地域の指定があり これ以外では使用しない マメコバチ ミツバチに対して影響があるので 訪花活動期間中は使用しない りんごのハマキムシ類防除にディアナ WDG が有効である県内では主に 5 種類のハマキムシが発生する 発芽期から落花後は全種類の幼虫が花芽や幼果を食害し 6~7 月には新梢先端で葉や芽を食害する 8 月以降になると果実と葉の隙間に生息して果皮を浅く食害する 花芽と果実への加害が実害となる 10,000 倍液を散布する 作用機構を示す IRAC コードは 5 である 本剤は 土壌放線菌が産生する活性物質に由来した化合物である 蚕に対して長期間毒性があるので 桑園付近では使用しない マメコバチ ミツバチに対して影響があるので 訪花活動期間中は使用しない ぶどうのチャノキイロアザミウマ防除にディアナ WDG が有効であるぶどうだけでなく なし かきなど多くの植物に発生するアザミウマで 加害後すぐには被害が確認できず 植物体の生長にともない視認できるようになるので 防除が手遅れになりやすい 10,000 倍液を散布する 作用機構を示す IRAC コードは 5 である 本剤は 土壌放線菌が産生する活性物質に由来した化合物である 蚕に対して長期間毒性があるので 桑園付近では使用しない マメコバチ ミツバチに対して影響があるので 訪花活動期間中は使用しない かきのフジコナカイガラムシ防除にスプラサイド水和剤 モスピラン顆粒水溶剤が有効であるスプラサイド水和剤の 1,500 倍液またはモスピラン顆粒水溶剤の 2,000 倍液を散布する 作用機構を示す IRAC コードは スプラサイドが 2

3 平成 26 年 11 月 5 日発行ながの植物防疫 ( 第 323 号 ) 1 モスピランが 4 である スプラサイドは蚕に対して影響があるので 桑葉にかからないように注意する また ミツバチに対して影響があるので 直接虫体や巣箱にかからないように注意する 水産動植物に影響を及ぼすおそれがあるので 河川 湖沼 養魚池などに飛散 流入しないように注意する モスピランは蚕に対して長期間毒性があるので 桑園付近では使用しない また マメコバチに対して影響があるので 訪花活動期間中は使用しない かきのケムシ類防除にオリオン水和剤 40 バイオマックス DF が有効であるオリオン水和剤 40 の 1,000 倍液またはバイオマックス DF の 2,000 倍液を散布する 作用機構を示す IRAC コードは オリオンが 1 バイオマックスが 11 である オリオンは蚕に対して影響があるので 桑葉にかからないように注意する また ミツバチに対して影響があるので 直接虫体や巣箱にかからないように注意する 水産動植物に影響を及ぼすおそれがあるので 河川 湖沼 養魚池などに飛散 流入しないように注意する バイオマックスは BT 生菌製剤で蚕毒が極めて強く 使用地域の指定があるのでこれ以外では使用しない ズッキーニのアブラムシ類防除にアドマイヤーフロアブルが有効であるズッキーニ栽培では ワタアブラムシなどの発生が問題となるが アブラムシ類が媒介するウイルス病の発生もあり アブラムシ類の防除は重要である 4,000 倍液を散布する 作用機構を示す IRAC コードは 4 である 本剤はネオニコチノイド剤であり 浸透移行性に優れる 蚕に対して長期間毒性があるので 桑園付近では使用しない ミツバチに対して影響があるので 直接虫体や巣箱にかからないように注意する 発生予察 コンフューザー MM 設置もも園でのモモハモグリガの発生予察調査法性フェロモン剤による交信攪乱を行っている圃場では 合成性フェロモンを利用したフェロモントラップによる発生予察が困難である しかし モモハモグリガ防除には発生消長調査が不可欠である コンフューザー MM( 以下コン MM と称す ) 設置もも園では コン MM5 本を誘引源としたフェロモントラップを用いることで モモハモグリガの発生消長を把握することができる 交信攪乱剤として使用するコン MM5 本を誘引源 として発生予察用粘着トラップ (SE トラップなど ) の屋根部の内側に取り付けて発生消長調査を行う 誘引源のコン MM は フェロモン成分を適正に放出させるため 束ねないで間隔をあけて取り付ける 誘引源としてのコン MM は 約 4 か月継続して使用できる 除草剤 移植水稲用初中期除草剤ウィナー L フロアブル ウィナー L ジャンボ ゴエモン 1 キロ粒剤 月光ジャンボ ナギナタ豆つぶ 250 ゼータワン 1 キロ粒剤 クサトリー BSX フロアブル L ホットコンビフロアブルは水田雑草防除に有効であるウィナー L フロアブルを移植直後からノビエ 2.5 葉期までに 10a あたり 500ml ウィナー L ジャンボを移植直後からノビエ 2.5 葉期までに 10a あたり 500 g(50g 10 パック ) ゴエモン 1 キロ粒剤を移植直後からノビエ 2.5 葉期までに 10a あたり 1kg 月光ジャンボを移植後 3 日からノビエ 3 葉期までに 10a あたり 400g(40g 10 パック ) ナギナタ豆つぶ 250 を移植後 3 日からノビエ 2.5 葉期までに 10a あたり 0.25g ゼータワン 1 キロ粒剤を移植直後からノビエ 3 葉期までに 10a あたり 1kg クサトリー BSX フロアブル L を移植直後からノビエ 2.5 葉期までに 10a あたり 500ml ホットコンビフロアブルを移植直後からノビエ 2 葉期までに 10a あたり 500ml のいずれかを湛水散布する 移植水稲用中期除草剤ツインスター 1 キロ粒剤は水田雑草防除に有効である移植水稲の初期剤との体系で 移植後 6 日からノビエ 3 葉期までに 10a あたり 1kg を湛水散布する 移植水稲用中後期除草剤テッケン 1 キロ粒剤は水田雑草防除に有効である移植水稲の初期剤との体系で 移植後 15 日からノビエ 4 葉期までに 10a あたり 1kg を湛水散布する キャベツ畑の一年生雑草防除にフィールドスター P 乳剤が有効であるキャベツ定植後 ~ 定植後 10 日までに 10a あたり 50 ~75ml を水 100L に希釈して 全面土壌散布する 発芽後の雑草に対しては効果が劣る FRACコード IRACコードとは FRAC( 殺菌剤耐性菌対策委員会 ) またはIRAC( 殺虫剤抵抗性対策委員会 ) が定める殺菌剤または殺虫剤の作用機構による分類である 殺菌剤 殺虫剤それぞれの中での同じコードは 同じ作用機構を示す 詳しくは長野県病害虫 雑草防除基準または農薬工業会のウェブサイト ( を参照する 3

4 ( 第 323 号 ) 平成 26 年度の災害概況 について 水稲 平成 26 年産水稲の引受は 面積が 30,319ha で前年 度に比べ 394ha 減少し 戸数では 2,081 戸が減少して いる 戸数の減少は 大規模農家への貸付の増加や 経営者所得安定対策への対応として集落営農組織の 組織化が進んだことによる減少となっている 加入 方式は 一筆方式が全体の 99% を占め 一部地域で は全相殺方式への加入がある 地域別の面積割合で は 東信が 22% 南信 28% 中信 34% 北信 16% と なっている 被害は 出穂 開花以降の 8 月が曇雨天候続きで 日照不足となり登熟が悪く減収となった 一部の地域では 8 月の台風により 土砂の流入 冠水 倒伏の他 白穂や褐変籾が発生した また 山間地では 6 月中旬からイノシシ シカによる被 害が発生した 麦 平成 26 年産麦の引受は 面積が 2,412ha( 統計作 付面積対 94.2%) で前年対 48ha の増加となり 戸数 も 22 戸が増加した NOSAI 長野事業第一課堀込政樹 加入方式は 一筆方式が 40% 全相殺方式 19% 災害収入共済方式 41% 種類別では小麦 82% 大麦 18% また 地域別では 東信が 14% 南信 19% 中信 62% 北信 5% となった 26 年産麦の播種は 10 月中旬から下旬に始まった 10 月中旬及び下旬の降雨により この直前に播種し たほ場を中心に土壌湿潤害による出芽不良や生育不 良が発生した 12 月以降 1 月までは低温傾向となり 凍みあがりを受けた圃場や 2 月の大雪により標高の 高い圃場では 残雪の影響で生育不良となった 又 地域によっては獣害 ( シカ サル イノシシ ) によ る被害や 5 月以降高温傾向であったため干ばつに ながの植物防疫 より登熟不良となる圃場がみられた 共済金の支払は 一筆方式 全相殺方式を合わ せた共済金 異常災害となった前年の 29.4% となる 1,031 万円が 9 月に支払われた なお 災害収入 方式については 品質が加味された生産金額が確定 後 共済金の支払をすることになっている 大豆 平成 26 年産の大豆の引受面積は 1,233ha 前年対 55ha の増加となり 加入率は 59.0%( 作付計画対比 ) となっている 加入方式の割合は ほ場ごとに減収 が 3 割被害から共済対象となる一筆方式が 34.2% 農家ごとに減収が 2 割被害から対象になる半相殺方 式が 0.1% 農家ごとに減収が 1 割被害から対象と なる全相殺方式が 65.7% となっている 被害は 播種時期及び開花期初期の 6 月上旬から 8 月中旬の降雨による土壌湿潤害 地域によっては 中山間部で 6 月中旬から 7 月下旬のシカの食害によ り 減収が見込まれている そば 平成 26 年産のそばの引受面積は 512ha 前年対比 77ha の増加となっている 加入方式は 農家ごとに 減収が 2 割被害から対象になる全相殺方式となって いる 被害は発芽期の降雨による生育不良 サル シカ イノシシによる被害が発生している そば 大町市獣害 ( サル ) 撮影

5 平成 26 年 11 月 5 日発行ながの植物防疫 ( 第 323 号 ) 果樹 平成 26 年産の果樹の引受については りんご 2,129ha ぶどう271ha なし246ha もも104ha すももで25ha 5 樹種合わせて前年産より97ha 増加し 2,775haとなっている 被害は 5 月下旬以降天候が不安定となり 中東信を中心に県下各地で13 回の降雹があり りんご ぶどう なし ももで被害が発生した また ぶどうは6 月の開花期の降雨で単為結果 8 月 10 日に台風 11 号の接近で多雨もあり大粒種で裂果が発生し被害となった なお 台風 11 号の強風により北信 南信を中心にりんご なし すももで落果が発生 10 月 6 日には台風 18 号の強風により南信でりんごの落果が発生した その他 一部の地域で凍霜害 もものせん孔細菌病等の病害 りんご ぶどう なしでシカ サル クマ ハクビシンによる獣害 全樹種でカラスによる食害 虫害等が発生している シナノゴールド 松本市雹害撮影 ナガノパープル 千曲市雨害湿潤害 ( 裂果 ) 撮影 ( 平成 26 年 9 月末現在 ) 平成 27 年版 長野県農作物病害虫 雑草防除基準 発行のご案内 病害虫 雑草防除の基本事項が集約されています 殺菌剤 殺虫剤 除草剤 植物成長調節剤の効果的な使い方 安全を確保する正しい使い方 総合的病害虫 雑草管理 (IPM) など環境にやさしい農業活動の実践のため 病害虫 雑草防除基準を活用しましょう 発行予定 : 平成 26 年 12 月下旬価格 :700 円 ( 消費税込み 送料別途 ) 果樹版 野菜花き版 の発行は中止いたしました 総合版のみとなります お問い合わせ ご注文は ( 一社 ) 長野県植物防疫協会 または最寄りの農業改良普及センターまでお願いします 5

6 ( 第 323 号 ) 最近 10 年の病害虫発生を 振り返って野菜 花き 野菜花き試験場吉沢栄治 過去 10 年間の野菜 花きの新規発生病害虫と試験 研究の経緯について概説する 新規発生病害虫 平成 15~25 年度の 11 年間に病害虫防除所から発表 された発生予察特殊報のうち 野菜 花きが対象作物になっている病害虫を表 1に示した これらのうち 特に重要な病害虫については県単プロジェクトなどの開発的研究課題として取り組み 発生生態の解明 診断 防除技術の開発を行った 野菜 花きで発表された発生予察特殊報年度病害虫名トマト黄化葉巻病平成 25 年度タバココナジラミバイオタイプQ( トマト ) ナスコナカイガラムシスイカ果実軟腐病平成 24 年度トマトすすかび病平成 23 年度キク茎えそ病ニセタマナヤガ ( 葉洋菜類 ) セルリー萎縮炭疽病レタス根腐病レース3 平成 22 年度レタスヒゲナガアブラムシリンドウ炭疽病ジャガイモクロバネキノコバエ ( ヒメユリ ) ホウレンソウモザイク病平成 21 年度キュウリホモプシス根腐病スターチスのGALVによる病害平成 20 年度アワダチソウグンバイ ( 宿根アスター他 ) アルストロメリア黒斑病リンドウ黒斑病平成 19 年度トルコギキョウえそ萎縮病スイカ果実汚斑細菌病平成 17 年度イチゴピシウム根腐病イチゴコナジラミ平成 16 年度チビクロバネキノコバエ ( いちご ) ホウレンソウべと病レース5 平成 15 年度イチゴ角斑細菌病 ( ) 内は対象作物 ながの植物防疫 平成 17 年に発生が確認されたスイカ果実汚斑細菌 病に対しては 翌年から実用化技術開発事業で ウリ科野菜果実汚斑細菌病の日本への侵入 蔓延防止技術の開発 が実施された 育苗期の薬剤防除技術及び接木用ナイフの殺菌方法を普及に移した また 病原菌の動態を調査し 発生ほ場では罹病残渣を土中深く ( 地表下 30cm 以上 ) 埋却することにより残渣中の病原細菌は死滅することを明らかにした 中信地区のセルリーで問題となっていた芯葉部位の激しいえそ斑症状を 新病害セルリー萎縮炭疽病と報告し 平成 23 度から県単プロジェクト研究を実施した 種子伝染することを明らかにし 分の温湯種子消毒法を確立 普及した さらに 温湯種子消毒が斑点病防除にも有効であると確認された 平成 22 年に発生が確認されたレタス根腐病レース 3に対しては 抵抗性品種の育成を核とした県単プロジェクト研究を立ち上げ 感受性検定や品種選抜を実施している なお レタス根腐病菌における特定遺伝子領域の塩基配列を解読し 各レースの DNA 断片を特異的に複製できる試薬 ( プライマー ) を開発し レース1~3の識別が可能になった 平成 23 年には 県内のアブラナ科野菜で多発している黒斑細菌病の病原型が 平成 14 年にアメリカで確認された新型のPseudomonas syringae pv. alisalensis であると確認した 本病原型は 日本国内で既報のP.syringae pv.maculicola よりも宿主範囲がやや広く 特にエンバクに対して強い病原性を示すため 輪作作物の選定には注意が必要であることを情報提供した 平成 25 年度から県単プロジェクト研究を開始し 抗血清を用いた簡易診断法を開発し 降雨に着目した予察技術や防除技術などの開発に取り組んでいる 環境に優しい農業技術 環境保全型農業やGAPの実践が一層推進され 試験研究の開発的研究課題にもこれらが反映された 一方 アイテムとしては微生物農薬や天敵生物の実用化が進み IPMで使用可能な資材が揃ってきた 平成 16~18 年度に減農薬減化学肥料を目的に 特別県単プロジェクト研究が組まれ 野菜花き関係では 化学合成剤を使用しないセルリー畑の土壌消毒 6

7 平成 26 年 11 月 5 日発行ながの植物防疫 ( 第 323 号 ) 法の確立 及び 施設イチゴ栽培における減農薬防除体系の確立 が実施された セルリーでは 家庭用小型ボイラーを利用した簡易熱水処理装置による施設内土壌消毒法を開発した 施設イチゴ栽培では 苗の摘葉によりうどんこ病の発生を軽減できることを明らかにした また ハダニ類防除用のミヤコカブリダニ製剤を基幹として天敵に影響のない薬剤を組み込んだ 害虫防除 ( 減化学農薬 ) マニュアル を構築し 普及に移した 平成 17 年度には レタス腐敗病防除にベジキーパー水和剤を普及に移した 本剤は野菜花き試験場が レタス葉から分離した細菌 Pseudomonas fluorescens G7090 株を製剤化した生物農薬で 有機栽培の農薬の使用回数にカウントされず 薬害を生じない 18 年度にはキャベツ黒腐病防除にも普及に移した 敵の種構成などを明らかにした 2 期では 定植時のジュリボフロアブル灌注処理と天敵に影響の少ない薬剤の組み合わせにより ナモグリバエの土着天敵寄生蜂を温存したレタス害虫の体系防除法を開発した 環境に優しい害虫防除技術として オオタバコガ及びアザアミウマ類に対して防虫ネット (16 年度 ) を レタス育苗期におけるナモグリバエ被害軽減技術として黄色粘着テープ (17 年度 ) 及び紫外線除去フィルム (18 年度 ) を カーネーションのオオタバコガ防除にLED 防除器 ( レピガード 20 年度 ) を普及に移した LED 防除器 レピガード 微生物殺菌剤 ベジキーパー 平成 18 年度には 家庭用小型ボイラーを利用した施設内の熱水土壌消毒処理法を開発し アスター萎凋病 トルコギキョウえそ萎縮病 Fusarium oxysporum 菌による土壌病害などに対して普及に移した また その施工 配置および現地実証試験の結果と注意点等を取りまとめマニュアルを作成した アスパラガス茎枯病は薬剤防除のみでは十分な防除効果が得られず 平成 22 年度から 耕種的防除法として簡易雨よけ 大型バーナーによる畦面焼却 立茎開始直前の盛り土処理などを普及に移した レタスやセルリーのナモグリバエに関しては土着天敵の働きが着目され 平成 19~21 年度及び22~24 年度の2 期に渡って県単プロジェクト研究が実施された 第 1 期ではナモグリバエの発生生態や土着天 また 平成 16 年度には葉菜類のコナガ オオタバコガ タマナギンウワバ防除にコンフューザー Vを 平成 18 年度には葉菜類のコナガ オオタバコガ防除にコナガコン プラスを普及に移した ウイルス病害の防除技術 野菜 花きのウイルス病害では トルコギキョウのえそ症状 スイカの果面障害 ( 凹凸を呈する ) などが ウイルス感染が原因であると突き止めた また アルストロメリア りんどう ズッキーニ カラーピーマンなどから検出される主要ウイルス種を明らかにした 防除技術としては 感染源や伝染源となる雑草や媒介虫対策のほか 平成 21 年度から高度化事業 農作物のエマージングウイルス病被害を防ぐワクチンの迅速開発 を実施し キュウリモザイク病に関与するウイルス種とワクチンを利用した防除法を普及に移した 7

8 ( 第 323 号 ) ながの植物防疫 植防短信 恒例の マレットゴルフ大会 を開催 10 月 8 日 前々日の台風が去り 秋晴れの天気のもと安曇野市権現宮マレットゴルフ場で組合員及び賛助会員 74 名が参加し 第 43 回を迎えた球技大会 ( マレットゴルフ ) が開催されました 途中に木が生えていたり カーブが続くコース ホールが山型状になっていて行ったり来たりするコース等難コースが多く 参加者はてこずりながらホールインワンをだしたり ギブアップしたりのプレーを楽しみました 1,622m パー 108の 27ホールで スコア 115の記録を出した参加者が2 名いました ちなみに最下位のスコアは182 参加者全員の平均値は138でした ( 長野県農薬卸商業協同組合浜田俊郎 ) 農薬検定用施設で防除効果試験を開始しました昨年度末 夢に挑戦する農業を支える技術開発促進事業 ( 国庫補助 ) により果樹試験場内に農薬検定用施設が出来ました 本施設は人工降雨装置 接種槽及び植物の栽培室を備えており 降水 ( 降水量と雨粒の大きさ ) が薬剤の防除効果に及ぼす影響の検討ができます 温暖化にともなう気象変動により ゲリラ豪雨と呼ばれるような強雨の多発が予想されますが これによる農薬流亡の増加が考えられ 防除効果が不安定になることが危惧されています 本年から果樹試験場で開始した 長野県における2040 年代の気候温暖化を想定したリンゴ生産の実態解明 というプロジェクト研究で 降水量 降雨強度と殺菌剤防除効果の関係解明に向け 農薬検定用施設を利用して試験を始めています ( 果樹試験場加藤秀一 ) 施設内の接種槽 ( 左 ) と人工降雨装置 長野県主要農作物難防除雑草対策プロジェクトチーム第 2 回研究会 を開催県下各地において問題を抱えている難防除雑草への対策に取り組むため 本年 5 月に立ち上げた 長野県主要農作物難防除雑草対策プロジェクトチーム は 大豆圃場におけるアサガオ類 アレチウリなどの外来雑草の発生実態の情報 認識を共有し 防除方法の検討を行うため 9 月に佐久市で第 2 回研究会を開催しました 研究会では試験研究機関 JA 農業改良普及センター 農薬メーカーなどから約 40 名が参加し 強害雑草防除対策試験が実施された大豆圃場での現地検討を行いました 試験圃では 除草剤の茎葉散布 畝間散布や畝間カルチなど組み合わせた体系防除が検討されましたが マルバルコウなどアサガオ類 5 種 アレチウリなどが発生しており 一度多発させると防除に苦慮する状況が察せられました 現地検討の後 場所を室内に移し 帰化アサガオ類 アレチウリの防除対策試験経過や県内各地域における発生状況および対策の現状について確認しました また 長野県主要農作物難防除雑草対策プロジェクトチームの今後の方向性について 強害雑草の発生状況も各地域で異なることから 地域ごとプロジェクトを作り 実証試験を通して対策を行い プロジェクトチーム本体がこれをフォローすることなど 活発な討論がなされました 総合討論ではプロジェクトチームへの要望もあがり 各現地での帰化アサガオ類 アレチウリへの防除対策が大豆栽培の存亡にも関わる重要な課題であることを改めて確認した研究会となりました (JA 全農長野生産資材課橋爪真一 ) 農薬検定用施設全景 8

9 平成 26 年 11 月 5 日発行ながの植物防疫 ( 第 323 号 ) 地域情報 新規就農者向けの農業セミナーを開催 ここ数年 北安曇農業改良普及センター管内では U ターン就農する後継者 県内外からの I ターン就農者 法人就農者が少しずつ増加しています 就農後 日々の農作業を行う中で 栽培品目の管理技術等については親世代などから学ぶ機会が多いものの 病害虫や農薬 土壌肥料等の基本的知識や 新しい技術情報を得る機会は少ないのが現状です そこで 当普及センターでは 新規就農者等を対象に 農業の基本的知識を身に着けること また地域における新技術の取組等を理解し 自らの経営に役立ててもらうことを目的として 農業セミナー ( 農業全般コース : 年 10 回 ) を開催しています 10 月 10 日 ( 金 ) には 第 6 回農業セミナーを開催し りんごとワイン用ぶどうの栽培について 管内のほ場視察を行いました りんごでは 県内でもモデルとなる高密植わい化 ( 新わい化 ) 栽培のほ場にて 基本的な栽培管理から新わい化栽培を取り入れる際の費用などについて学び またワイン用ぶどうのほ場では すでに収穫は終了していたものの 今後建設されるワイナリーの経営方針 栽培の基本 現在のワイン市場の動向等について学びました 受講生からは 改植の時期や冬場の管理などについての質問が出され 活発な質疑応答が行われました 次回は 11 月上旬に第 7 回農業セミナー 土壌 肥料概論 を予定しています ( 北安曇農業改良普及センター山岸希 ) 整然とした新わい化栽培園で研修 により イノシシの穴あけによる侵入を防止しようとするものです 波板は 35cm と 60cm のものを使用し 現在のところ 35cm 区では何回か穴を開けられましたが 60cm 区では再侵入はありませんでした 3 つめは飯綱町でニホンジカによる積雪期の果樹の剥皮被害を防止することを目的に物理柵の耐雪性試験を行うことになっており これから柵を設置する予定になっています ( 長野農業改良普及センター華野智子 ) 坂城町の簡易電気柵 イノシシ対策の波板設置 農業の基礎を学ぶ 北信州農業道場入門科 開講 北信農業改良普及センターでは おおむね就農 3 年以内の青年農業者を対象に 北信州農業道場入門科を開講しています 入門科は 農業の基礎知識 技術の習得や受講生同士の交流を図ることを目的に開催しています 本年度は アスパラコース と りんごコース を開講しています 10 月 3 日に開催した りんごコース 第 4 回講座は 病害虫防除 と 土壌肥料 がテーマでした 病害虫防除 については 農薬の種類や 適切な使用方法といった基本的な事柄や りんご栽培上問題となる主な病気や虫の特徴 防除方法について学びました 受講生からは 腐らん病や果実に生じるさび症状 今年多発したマイマイガ また 降雨時期の防除のタイミングなどについて質問が出され 熱心に受講いただきました 今後のりんご栽培に生かしていただくことが期待されます ( 北信農業改良普及センター西澤一恵 ) 野生鳥獣害対策の防護柵の設置について長野地区では農業試験場 長野地域野生鳥獣被害対策チームが連携して 野生鳥獣害対策の防護柵の試験設置を3カ所で行っています 1つはハクビシン対策で 坂城町のぶどう園に簡易電気柵を設置しました 電気柵は2m 間隔でグラスファイバーポールを配置し そこに高さ 35cmのサプリガードネットを巻き付け 電気柵はその上部に可視性の高いリボンワイヤーを一段張りとします この方法で今年はぶどうの被害はありませんでした 2つめは千曲市でイノシシ侵入防止柵の補強をしました 物理柵下部を畦畔波板等で目隠しすること 9

10 ( 第 323 号 ) ながの植物防疫 協会だより 第 18 回長野県産業用無人ヘリコプター飛行技術競技会 を開催今年の夏は 例年にない悪天候が続き 関係者は無人ヘリの運行調整に苦労が多い年でした 航空防除の重要性は 担い手の高齢化や営農規模拡大の中で ますます重要になっていますが 一方で安全な運行も一層求められているところです このような要請に応えるべく県と当協会はオペレーターの技術向上と関係者相互の技術交流を目指し 飛行技術競技会を開催しています 本年は 9 月 4 日に小諸市の県農業大学校研修部の草地ほ場において 関係団体および関係会社の協力を得て 9 チームの参加のもと飛行技術が競われました すでに本誌面で紹介のとおり 昨年の茨城県で開催されました 第 22 回全国大会 で 県代表の鈴木剛 佐藤好恭チームが最高位の農林水産大臣賞に 新井信博 今井徹チームが農林水産航空協会長賞に見事輝きました 昨年に続けとの意気込みで 参加選手は日ごろの技術を遺憾なく発揮し 安定した飛行を披露しました 審査は工藤浩平審査委員長のもと 5 名の審査員で厳正に行われ 次の皆様が表彰されました 賞オペレーター合図マン 最優秀賞高橋敦紀今清水達洋 優秀賞 荒井信博 宮島友和 今井徹 柿嶌洋一 審査員特別賞丸山祐介佐藤好恭 農薬登録に係る短期暴露評価導入に関する説明会が開催されました 10 月 28 日に塩尻市において標記説明会が開催され 県から次のような説明がありました 農産物に残留した農薬を摂取することによる人への影響は これまでは一生涯にわたって様々な食品を介して農薬を摂取しても悪影響が生じないかどうかの観点 ( 長期暴露評価 ) から評価されてきましたが 今般これに加え 特定の農作物を一度に大量に食べたときの健康への急性影響の観点 ( 短期暴露評価 ) による評価も考慮し 残留基準値や使用基準を設定する制度が導入されました 既登録農薬も今後 短期暴露評価を実施した結果 登録を受けた使用方法では短期の推定摂取量が基準を超過する可能性がある場合には 残留濃度が低くなるように適用作物の削除 使用回数の削減 収穫前使用日数の拡大などの変更がなされることになります 変更内容を知らずにすでに買い置きの農薬をラベル表示に従って使うと 農薬取締法上は違法でないが 食品衛生法では残留農薬基準超過違反が生じるおそれがあり 使用者の責任を問われることも起こりえます 今後 使用方法の変更がなされる農薬の情報については 県 JA 業界各社などをとおして発信されますので 使用者は常に最新情報を得るように努めることがますます必要になります 行事 9 月 4 日県無人ヘリ飛行技術競技大会 ( 小諸市 ) 9 月 29 日県難防除雑草対策プロジェクトチーム研究会 ( 佐久市 ) 10 月 7 日 27 年版防除基準第 1 回編成会議 ( 須坂市 ) 10 月 9 日普及技術検討会 ( 須坂市 ) 10 月 23 日畜産試験場 50 周年記念式典 ( 塩尻市 ) 10 月 28 日農薬登録に係る短期暴露評価導入に関する説明会 ( 塩尻市 ) 10 月 30 日全国産業用無人ヘリ技術研修会 ( 水戸市 ) 10 月 31 日全国産業用無人ヘリ飛行技術競技会 ( 水戸市 ) 県大会の競技風景県大会上位 3 組の選手は 10 月 31 日に水戸市で行われる ( 一社 ) 農林水産航空協会ならびに全国農林航空事業推進協議会主催の全国大会に県代表として出場します 11 月 16 日 ~30 日は毒物劇物及び農薬危害防止運動実施期間です 適正な保管管理 取扱い 廃棄処分等の徹底を図り 事故防止に努めましょう ながの植物防疫はホームページでもご覧になれます ~ nppa ( 注 :~ はチルダー ) 10

リンゴ黒星病、うどんこ病防除にサルバトーレME、フルーツセイバーが有効である

リンゴ黒星病、うどんこ病防除にサルバトーレME、フルーツセイバーが有効である 平成 26 年度普及に移す農業技術 ( 第 1 回 ) [ 分類 ] 普及技術 [ 成果名 ] リンゴ黒星病 うどんこ病防除にサルバトーレ ME フルーツセイバーが有効である [ 要約 ] リンゴ黒星病 うどんこ病防除にサルバトーレ ME の 3,000 倍液またはフルーツセイバーの 2,000 倍液を散布する サルバトーレ ME は EBI 剤 フルーツセイバーは SDHI 剤である 両剤ともに薬剤耐性菌が出現しやすいため

More information

予報 岡病防第16号

予報 岡病防第16号 各関係機関長殿 岡病防第 1 6 号平成 28 年 9 月 1 日 岡山県病害虫防除所長 ( 公印省略 ) 病害虫発生予察情報について 病害虫発生予報第 6 号を下記のとおり発表したので送付します 平成 28 年度病害虫発生予報第 6 号 予報概評 平成 28 年 9 月 1 日岡山県 作物名病害虫名発生時期発生量 水稲穂いもちやや早並紋枯病 - やや多白葉枯病 - 並穂枯れ - やや多もみ枯細菌病

More information

**************************************** 2017 年 4 月 29 日 日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会 耐性菌対策のための DMI 剤使用ガイドライン 一般的な耐性菌対策 1. 薬剤防除だけに頼るのではなく 圃場や施設内を発病しにくい環境条件にする 1)

**************************************** 2017 年 4 月 29 日 日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会 耐性菌対策のための DMI 剤使用ガイドライン 一般的な耐性菌対策 1. 薬剤防除だけに頼るのではなく 圃場や施設内を発病しにくい環境条件にする 1) **************************************** 2017 年 4 月 29 日 日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会 耐性菌対策のための DMI 剤使用ガイドライン 一般的な耐性菌対策 1. 薬剤防除だけに頼るのではなく 圃場や施設内を発病しにくい環境条件にする 1) 可能ならば病害抵抗性品種や耐病性品種を栽培する 2) 病原菌の伝染源となる作物残渣や落葉 剪定枝あるいは周辺の雑草などは速やかに処分する

More information

Microsoft Word 予報第9号

Microsoft Word 予報第9号 平成 27 年度病害虫発生予報第 9 号 平成 27 年 10 月 7 日鳥取県病害虫防除所 予報の概要 区分 農作物名 病害虫名 発生時期 予想発生量 果樹ナシ 黒星病 - やや多い 軟腐病 - 平年並 野菜 キャベツ ブロッコリー ネギ 黒腐病 - やや多い べと病 - やや多い コナガ 平年並 平年並 ハスモンヨトウ 平年並 平年並 黒斑病 - 平年並 さび病 平年並 平年並 ネギアザミウマ

More information

Ⅰ 収穫量及び作柄概況 - 7 -

Ⅰ 収穫量及び作柄概況 - 7 - Ⅰ 収穫量及び作柄概況 - 7 - 参考)((600 収穫量収穫量)1 水稲 ( 子実用 ) 平成 24 水稲の収穫量 ( 子実用 ) は36 万 8,700t で 前に比べ1 万 5,100t(4%) 増加した これは パイプラインの復旧等により作付面積が前に比べ1,800ha(3%) 増加したことに加え 10a 当たり収量が前を8kg(1%) 上回ったためである 作柄は 作況指数が 104で 10a

More information

5月の病害虫発生予想と防除のポイント

5月の病害虫発生予想と防除のポイント 1 月の病害虫発生予想と防除のポイント 鹿児島県経済連 肥料農薬課鹿児島県病害虫防除所から発表された病害虫発生予報第 10 号 (1 月 ) を基に, 防除のポイントを下記に取りまとめましたので, 防除指導の参考にしてください Ⅰ. 野菜 発生量は平年比較, 発生予想の下段 ( 根拠 ) の (+) は多発要因,(-) は少発要因を示す キュウリべと病褐斑病うどんこ病 やや少 12 月の発生 : 少

More information

Microsoft PowerPoint - チャトゲシンポ

Microsoft PowerPoint - チャトゲシンポ 平成 23 年度農研機構シンポジウムチャの侵入新害虫チャトゲコナジラミの戦略的防除技術体系の確立を目指して [ 講演資料 ] 兼新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 チャの新害虫ミカントゲコナジラミの発生密度に対応した戦略的防除技術体系の確立 成果発表会[ 講演資料 ] 平成 23 年 11 月 16 日キャンパスプラザ京都 我が国における IPM の推進と国際的な動きについて 消費 安全局植物防疫課

More information

ネギ 防除法

ネギ  防除法 主要病害虫発生消長 1 月 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 病春まきさび病 害 黒斑病 秋まき さび病 黒斑病 虫アブラムシ類ネギハモグリバエ 害 ネギアザミウマ 作型 ; 栽培期 ; 収穫期 病害虫発生消長 ; 発生期 ; 発生盛期 べと病 1. 雨よけ栽培を行う 2. 発生初期から次の薬剤のいずれ 秋及び春の2 回発生するが 特に 4~5 月に かを散布する 降雨日が多いと発生しアミスター

More information

圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ

圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC0123 3. 試験作物名オクラ品種名アーリーファイブ 4. 圃場試験場所 試験圃場名 試験圃場所在地 県農業研究センター 番圃場 号ハウス 県 市 町 - 5. 試験担当者氏名 6. 土性埴壌土

More information

「公印省略」

「公印省略」 公印省略 3 農林試第 566 号の 8 平成 3 年 11 月 3 日各関係機関団体の長各病害虫防除員殿 平成 3 年度病害虫発生予報第 9 号 (1 月 について 福岡県農林業総合試験場長 ( 福岡県病害虫防除所 このことについて 病害虫発生予報第 9 号を発表したので送付します 予報第 9 号 病害虫防除所の業務紹介 ~ 重要病害虫侵入の早期発見のために ~ 病害虫防除所では 国内未発生または国内でも限られた場所で発生している重要病害虫が県内に侵入した際に

More information

平成19年度事業計画書

平成19年度事業計画書 2 難防除病害虫特別対策事業 (1) アスパラガス病害虫総合防除対策の実証 ア背景および目的本県におけるアスパラガスの栽培面積は 県内全域でここ数年急速に延び 重要品目となっている 近年の主流である雨よけハウスによる半促成長期どり栽培では 収穫量は以前の栽培方法に比べ増加している その反面 斑点病や褐斑病などの斑点性病害 アザミウマ類 ハスモンヨトウなどの重要害虫の発生に加え コナジラミ類の発生が増加している

More information

バンカーシート 利用マニュアル 2017年版(第一版)

バンカーシート 利用マニュアル 2017年版(第一版) 施設野菜の微小害虫と天敵カブリダニ 施設野菜での微小害虫問題 中央農業研究センター 石原産業 ( 株 ) 施設のイチゴではハダニ類が多発し 問題となる 施設のキュウリ ナス サヤインゲンでも アザミウマ類やコナジラミ類などの被害や媒介ウイルス病が問題となる これらの害虫は薬剤抵抗性が発達しやすく 農薬での防除は難しい カブリダニ類は有力な天敵であるが 放飼時期の見極めや農薬との併用などが難しく これらの施設作物では利用が進んでいない

More information

平成 29 年度全国特殊報一覧 2018/03/30 特殊報イチジクラシオディプロディア落葉病 ( 仮称 ) 平成 29 年度第 4 号 福岡県 2018/03/29 特殊報ヤマノイモジャガイモクロバネキノコバエ平成 29 年度第 3 号 神奈川県 2018/03/29 特殊報ガーベラ茎えそ病 (

平成 29 年度全国特殊報一覧 2018/03/30 特殊報イチジクラシオディプロディア落葉病 ( 仮称 ) 平成 29 年度第 4 号 福岡県 2018/03/29 特殊報ヤマノイモジャガイモクロバネキノコバエ平成 29 年度第 3 号 神奈川県 2018/03/29 特殊報ガーベラ茎えそ病 ( 2. 特殊報平成 30 年度全国特殊報一覧 2018/04/11 特殊報トマト黄化病平成 30 年度第 1 号 徳島県 2018/04/10 特殊報ビワビワキジラミ平成 30 年度第 2 号 和歌山県 2018/04/10 特殊報トルコギキョウ斑点病平成 30 年度第 1 号 和歌山県 平成 29 年度全国特殊報一覧 2018/03/30 特殊報イチジクラシオディプロディア落葉病 ( 仮称 ) 平成

More information

茨城県 消費者ニーズに応えるイチゴ産地の育成 活動期間 : 平成 22 年度 ~ 継続中 1. 取組の背景鉾田地域は, メロン, ピーマン, イチゴ, トマト, 葉菜類などの野菜類の生産が盛んな, 県内有数の野菜園芸産地である 経営体の多くが複数の園芸品目を組み合わせ, 大規模な複合経営を行っている

茨城県 消費者ニーズに応えるイチゴ産地の育成 活動期間 : 平成 22 年度 ~ 継続中 1. 取組の背景鉾田地域は, メロン, ピーマン, イチゴ, トマト, 葉菜類などの野菜類の生産が盛んな, 県内有数の野菜園芸産地である 経営体の多くが複数の園芸品目を組み合わせ, 大規模な複合経営を行っている 茨城県 消費者ニーズに応えるイチゴ産地の育成活動期間 : 平成 22 年度 ~( 継続中 ) 鉾田地域では, 複数の園芸品目を組み合わせた大規模複合経営体が多いなか, イチゴでは専作の経営体が増加している イチゴ専作経営においては,1 需要期の出荷,2 病害虫防除回数の削減が課題である このため,1 需要期出荷のための育苗期夜冷処理の推進,2IPM 技術の推進の 2 課題に取り組んだ 取り組みの結果,

More information

2018/08/06 注意報サツマイモシロイチモジヨトウ平成 30 年度第 3 号 徳島県 2018/08/03 注意報水稲斑点米カメムシ類平成 30 年度第 1 号 宮城県 2018/08/03 注意報りんご なしナミハダニ平成 30 年度第 2 号 宮城県 2018/08/01 注意報ネギシロイ

2018/08/06 注意報サツマイモシロイチモジヨトウ平成 30 年度第 3 号 徳島県 2018/08/03 注意報水稲斑点米カメムシ類平成 30 年度第 1 号 宮城県 2018/08/03 注意報りんご なしナミハダニ平成 30 年度第 2 号 宮城県 2018/08/01 注意報ネギシロイ 1. 注意報 警報平成 30 年度全国注意報 警報一覧 都道府県 2018/10/30 注意報パパイヤ グアバパパイヤコナカイガラムシ ( 仮称 ) 第 4 号 沖縄県 2018/10/16 注意報野菜類ヨトウムシ類 タバコガ類平成 30 年度第 4 号 長崎県 2018/10/12 注意報野菜 花き類シロイチモジヨトウ平成 30 年度第 3 号 愛媛県 2018/10/12 注意報カンキツ カキ

More information

病害虫発生予察情報(11月予報)

病害虫発生予察情報(11月予報) 1 予報概況 作物名 イチゴ 病害虫発生予察情報 (2 月予報 ) 病害虫名 うどんこ病 灰色かび病 アブラムシ類 予報 ( 県平均平年値 ) 発生量 : やや少 ( 発病株率 0.9%) 発生量 : やや多 ( 発病株率 0.9%) 発生量 : やや多 ( 寄生株率 1.2%) 平成 29 年 1 月 25 日 静岡県病害虫防除所長 予報の根拠 1 月中旬発生量 : やや多 (+) 1 月中旬発生量

More information

140221_葉ネギマニュアル案.pptx

140221_葉ネギマニュアル案.pptx 養液栽培における 高温性水媒伝染病害の 安全性診断マニュアル ネギ編 ネギ養液栽培における病害 管理のポイント ネギに病原性のある高温性ピシウム菌の種類 1Pythium aphanidermatum ( 根腐病 ) 2Pythium myriotylum ( 未報告 ) 高温性ピシウム菌による被害 根が暗褐色水浸状に腐敗 重要ポイント 設内に病原菌を ま い うにしましょう 苗および栽培初期の感染は被害が大きくなります

More information

表紙

表紙 アスパラガス IPM 実践マニュアル 平成 3(209) 年 月栃木県農政部 IPM( 総合的病害虫 雑草管理 ) について () 環境にやさしい病害虫 雑草防除の基本的な考え方現在 病害虫 雑草防除は化学農薬による防除が主流です 化学農薬は最も容易で有効な防除手段のつであり 使用基準に定められた使用方法を遵守して使用する上では人や環境への悪影響はありません しかし 化学農薬が繰り返し使用されることで

More information

140221_ミツバマニュアル案.pptx

140221_ミツバマニュアル案.pptx 養液栽培における 高温性水媒伝染病害の 安全性診断マニュアル ミツバ編 1 ミツバ養液栽培における 病害管理のポイント ミツバに病原性のある高温性ピシウム菌の種類 1Pythium aphanidermatum( 根腐病 ) 2Pythium myriotylum ( 未報告 ) 高温性ピシウム菌による被害 根が暗褐色水浸状に腐敗 重要ポイント 設内に病原菌を まないようにしましょう 苗および栽培初期の感染は被害が大きくなります

More information

元高虫防第 139 号令和元年 7 月 4 日 各関係機関長様 高知県病害虫防除所長 病害虫発生予察情報について 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報及び令和元年度予報 4 号 (7 月 ) を送付します 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報 Ⅰ. 気象概況半旬 (6 月 ) 平均気温最高気温最低気

元高虫防第 139 号令和元年 7 月 4 日 各関係機関長様 高知県病害虫防除所長 病害虫発生予察情報について 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報及び令和元年度予報 4 号 (7 月 ) を送付します 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報 Ⅰ. 気象概況半旬 (6 月 ) 平均気温最高気温最低気 元高虫防第 139 号令和元年 7 月 4 日 各関係機関長様 高知県病害虫防除所長 病害虫発生予察情報について 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報及び令和元年度予報 4 号 (7 月 ) を送付します 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報 Ⅰ. 気象概況半旬 (6 月 ) 平均気温最高気温最低気温降水量日照時間本年平年本年平年本年平年本年平年本年平年 1 22.1 21.5 26. 26.1 18.9

More information

半損特例の有無 麦 9 類 全相殺方式 1 割 有 国庫 農家 * <

半損特例の有無 麦 9 類 全相殺方式 1 割 有 国庫 農家 * < 半損特例の有無 麦 9 類 全相殺方式 1 割 無 7.506 53.0 3.01249 11.306 11.306 国庫 農家 5.992180 5.313820 11.116 11.116 18 187.5 * < 192.5 2.91123 10.926 10.926 17 182.5 * < 187.5 2.86060 10.736 10.736 2.80998 10.546 10.546

More information

平成16年度農作物有害動植物発生予察情報

平成16年度農作物有害動植物発生予察情報 平成 30 年度農作物有害動植物発生予察情報 発生予報第 1 号 (4 月 ) 平成 30 年 4 月 10 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 普通作物 :4 月の気象は高温で推移することが見込まれています いねの育苗期間中の病害発生を防止するため 適正な温度管理 水管理に努めてください また 生籾殻 稲わら等は 葉いもちの伝染源になるので 絶対に置床や育苗資材に使用しないとともに 育苗施設周辺に放置しないようにしましょう

More information

農業指導情報 第 1 号能代市農業総合指導センター環境産業部農業振興課 発行平成 26 年 4 月 25 日二ツ井地域局環境産業課 確かな農産物で もうかる 農業!! 農家の皆さんを支援します!! 農家支援チームにご相談ください! 今年度 農業技術センター内に農家支援

農業指導情報 第 1 号能代市農業総合指導センター環境産業部農業振興課 発行平成 26 年 4 月 25 日二ツ井地域局環境産業課 確かな農産物で もうかる 農業!! 農家の皆さんを支援します!! 農家支援チームにご相談ください! 今年度 農業技術センター内に農家支援 農業指導情報 第 1 号能代市農業総合指導センター環境産業部農業振興課 89-2183 発行平成 26 年 4 月 25 日二ツ井地域局環境産業課 73-4500 確かな農産物で もうかる 農業!! 農家の皆さんを支援します!! 農家支援チームにご相談ください! 今年度 農業技術センター内に農家支援チームを設置しました 農家支援チームは 農家 農業法人などを個別訪問 巡回しながら市や国 県の補助事業の普及や活用を図るほか

More information

(2) 新系統の発生状況平成 28 年 4~10 月にかけて府内 19 地点のネギ キャベツ及びタマネギほ場から採集したネギアザミウマの次世代を一頭飼育法 ( 十川ら, 2013) により調べた結果 南丹市以南の16 地点で新系統 ( 産雄性生殖系統 ) を確認した 山城地域では 産雄性生殖系統が優

(2) 新系統の発生状況平成 28 年 4~10 月にかけて府内 19 地点のネギ キャベツ及びタマネギほ場から採集したネギアザミウマの次世代を一頭飼育法 ( 十川ら, 2013) により調べた結果 南丹市以南の16 地点で新系統 ( 産雄性生殖系統 ) を確認した 山城地域では 産雄性生殖系統が優 (従来の系統(新系統防除所ニュース発行平成 29 年 3 月 27 日 平成 29 年第 4 号京都府病害虫防除所 ネギアザミウマ系統調査及び殺虫剤感受性検定の結果について 京都府内のネギ栽培地域では ネギアザミウマの多発生が続いています 本種はネギの葉を直接加害するだけでなく ネギえそ条斑病を媒介することによりネギの商品価値を低下させます 一方 本種には従来とは異なる新しい系統が存在し 殺虫剤の殺虫効果が異なると言われています

More information

ダイコン 防除法

ダイコン  防除法 主要病害虫発生消長 1 月 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 病春まきモザイク病 害 苗立枯病 虫 害 秋まきモザイク病苗立枯病アブラムシ類キスジノミハムシコナガアオムシ ( モンシロチョウ ) 作型 ; 栽培期 ; 収穫期 病害虫発生消長 ; 発生期 ; 発生盛期 べと病 次の薬剤のいずれかを予防的に散布する サンボルドー ( 水 ) 300~600 倍 Zボルドー ( 水 )*

More information

収入保険制度と既存の類似制度と の比較のポイント 平成 30 年 6 月

収入保険制度と既存の類似制度と の比較のポイント 平成 30 年 6 月 収入保険制度と既存の類似制度と の比較のポイント 平成 30 年 6 月 1. 比較のポイント 収入保険制度と既存の類似制度を比較する際には 1 栽培作目は どの既存制度の 対象品目 か 2 補塡の対象 となる収入減少の要因は何か 3 補塡の計算方法 は個人単位か地域単位か 4 補塡の範囲 はどこまでか 5 補塡の時期 はいつ頃か 6 掛金 はどの程度かなどの特徴をよく見て 自らの経営内容に最適なセーフティネットを自ら判断し

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 豊かな稔りに 日本の農業を応援します 平成 29 年 4 月 14 日発行 IBJ* 防除情報 第 70 号 (*IshiharaBioscienceJapan= 石原バイオサイエンスの略 ) 向こう 1 ヶ月の主要病害虫発生予報の発表はありませんでした ご説明します 今回の特集では 4 月 11 日付で適用拡大になりましたプロパティフロアブルの適用作物である ピーマン うどんこ病菌 うり科 うどんこ病菌の違いや生活環

More information

<4D F736F F D D836789A989BB97748AAA956182CC8CBB8FF382C691CE8DF42E646F63>

<4D F736F F D D836789A989BB97748AAA956182CC8CBB8FF382C691CE8DF42E646F63> トマト黄化葉巻病の現状と対策 野菜茶業研究所果菜研究部虫害研究室本多健一郎 1. トマト黄化葉巻病コナジラミ類によって媒介されるウイルス病で 発病初期は新葉が葉縁から退緑しながら葉巻症状となり 後に葉脈間が黄化し縮葉となる 病勢が進行すると 頂部が叢生し株全体が萎縮する なお 発病前に着果した果実は正常に発育するが 発病後は開花しても結実しないことが多い トマト黄化葉巻の病原ウイルス (TYLCV)

More information

本剤の使用に当たっては 使用量 使用時期 使用方法を誤らないように注意し 特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをおすすめします 安全使用上の注意事項 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください 眼に入った場合には直ちに水洗し 眼科医の手当を受けてく

本剤の使用に当たっては 使用量 使用時期 使用方法を誤らないように注意し 特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをおすすめします 安全使用上の注意事項 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください 眼に入った場合には直ちに水洗し 眼科医の手当を受けてく 殺菌剤脂肪酸グリセリド 有機銅水和剤 ( フロアブル ) ビオネクト 有効成分 : 脂肪酸グリセリド 55.0% 8- ヒドロキシキノリン銅 (PRTR 1 種 ) 30% その他成分 : 界面活性剤 15.0% 農林水産省登録第 21020 号性状 : 暗黄緑色水和性粘粘稠懸濁液体毒性 : 普通物 ( 毒劇物に該当しないものを指していう通称 ) 消防法 : 第 4 類第 4 石油類有効年限 :3

More information

Ⅲ 麦 1 赤 かび 病 (1) 予 報 の 内 容 発 生 量 :やや 多 発 生 時 期 ( 感 染 時 期 ): 早 1 大 麦 小 麦 の 生 育 は 平 年 より 10 日 程 度 進 んでいる 2 5 月 10~11 日 に 降 雨 があり 気 温 も 高 めで 開 花 期 に 遭 遇

Ⅲ 麦 1 赤 かび 病 (1) 予 報 の 内 容 発 生 量 :やや 多 発 生 時 期 ( 感 染 時 期 ): 早 1 大 麦 小 麦 の 生 育 は 平 年 より 10 日 程 度 進 んでいる 2 5 月 10~11 日 に 降 雨 があり 気 温 も 高 めで 開 花 期 に 遭 遇 Ⅰ 総 括 表 病 害 虫 発 生 予 報 第 2 号 ( 向 こう1ヶ 月 間 の 発 生 予 報 ) 平 成 28 年 (2016 年 )5 月 16 日 長 野 県 病 害 虫 防 除 所 作 物 名 病 害 虫 名 地 域 発 生 量 発 生 時 期 摘 要 赤 かび 病 全 域 やや 多 早 麦 さび 病 全 域 やや 多 早 うどんこ 病 全 域 やや 多 やや 早 ニカメイチュウ 全

More information

大分県農業共済組合 大分県農業共済組合作成 収入保険と既存制度の掛金及び補てん金の比較 ( 大分県 ) 品目 : 米 平均収入 100 万円作付面積 83a 単収 504kg/10a シナリオ 1 販売価格が 地域平均で シナリオ 2 販売価格が 個人のみで シナリオ 3 自然災害により 地域全体が

大分県農業共済組合 大分県農業共済組合作成 収入保険と既存制度の掛金及び補てん金の比較 ( 大分県 ) 品目 : 米 平均収入 100 万円作付面積 83a 単収 504kg/10a シナリオ 1 販売価格が 地域平均で シナリオ 2 販売価格が 個人のみで シナリオ 3 自然災害により 地域全体が 大分県農業共済組合作成 収入保険と既存制度の掛金及び補てん金の比較 ( 大分県の主な農産物等の試算 ) 米 ( 収入保険 と 農作物共済 及び ナラシ対策 ) 大豆 ( 収入保険 と 農作物共済 及び ナラシ対策 ) 秋冬ねぎ ( 収入保険 と 野菜価格安定制度 ) 秋冬だいこん ( 収入保険 と 野菜価格安定制度 ) 夏秋ピーマン ( 収入保険 と 野菜価格安定制度 ) 夏秋トマト ( 夏秋ミニトマト

More information

平成16年度農作物有害動植物発生予察情報

平成16年度農作物有害動植物発生予察情報 平成 29 年度農作物有害動植物発生予察情報 発生予報第 1 号 (4 月 ) 平成 29 年 4 月 12 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 普通作物 : いねの育苗期間中の病害発生を防止するため 適正な温度管理 水管理に努めてください また 生籾殻 稲わら等は 葉いもちの伝染源になるので 絶対に置床や育苗資材に使用しないとともに 育苗施設周辺に放置しないようにしましょう 園芸作物 : 園内をよく観察し

More information

画面遷移

画面遷移 生産者向け操作マニュアル 2018/02/02 1 目次 1. ログイン... 5 1.1. URL... 5 1.2. ログイン画面... 5 2. 生産履歴管理 編集機能... 5 2.1. メニュー画面... 5 2.2. 履歴情報を表示する... 7 2.3. 履歴の表示方法を変更する... 8 2.4. 履歴情報... 9 2.5. 耕種概要... 10 2.5.1 耕種概要を編集する...

More information

冷蔵貯蔵中のぶどう「シャインマスカット」に発生する灰色かび病防除に、オンリーワンフロアブルの7月中~下旬散布が有効である

冷蔵貯蔵中のぶどう「シャインマスカット」に発生する灰色かび病防除に、オンリーワンフロアブルの7月中~下旬散布が有効である 平成 27 年度普及に移す農業技術 ( 第 2 回 ) [ 分類 ] 普及技術 [ 成果名 ] 冷蔵貯蔵中のぶどう シャインマスカット に発生する灰色かび病防除に オンリーワンフロアブルの 7 月中 ~ 下旬散布が有効である [ 要約 ] 冷蔵貯蔵中のぶどう シャインマスカット に発生する果粒腐敗の原因は 主に灰色かび病菌によるものである 生育期間中の 7 月中 ~ 下旬にオンリーワンフロアブル 2,000

More information

2 ブドウの病害虫

2 ブドウの病害虫 1 黒とう病 ( ブドウ ) 1 病原菌は巻きづるやり病枝で越冬し 展葉初期から感染を始める 2 伝染源の除去と初期防除に重点をおく 1 巻きづる及びり病枝を除去する ( 休眠期ならびに 5 から 6 月 ) 2 新梢がおそ伸びしないよう施肥 せん定に考慮する 4 月 有機硫黄剤 M3 ( 開花前 ) ジチアノン剤 M9 5 月中旬 ~ 下旬 ( 開花期 ~ 落花期 ) ベンゾイミダゾール系チオファネート系

More information

現行見直し案見直し理由等 カラス 被害時期 : 通年 ニホンザル 被害対象 : 農作物全般への食害 農業施設へ被害 生活環境被害 ヒヨドリ 被害時期 : 通年 アナグマ 被害対象 : 果樹への食害 被害対象 : 農作物全般への食害 ハクビシン 被害対象 : 農作物全般への食害 住居侵入による生活環境

現行見直し案見直し理由等 カラス 被害時期 : 通年 ニホンザル 被害対象 : 農作物全般への食害 農業施設へ被害 生活環境被害 ヒヨドリ 被害時期 : 通年 アナグマ 被害対象 : 果樹への食害 被害対象 : 農作物全般への食害 ハクビシン 被害対象 : 農作物全般への食害 住居侵入による生活環境 別 紙 現行見直し案見直し理由等 1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣: イノシシ ニホンザル ニホンジカ カラス ヒヨドリ 対象鳥獣: イノシシ ニホンカモシカ ニホンジカ ニホンザル アナグマ ハ クビシン タヌキ ツキノワグマ カラス ヒヨドリ 農作物被害及び生活環境被害の増加による対象鳥 獣の追加 計画期間 :

More information

1 課題 目標 山陽小野田市のうち 山陽地区においては 5 つの集落営農法人が設立されている 小麦については新たに栽培開始する法人と作付面積を拡大させる法人があり これらの経営体質強化や収量向上等のため 既存資源の活用のシステム化を図る 山陽地区 水稲 大豆 小麦 野菜 農業生産法人 A 新規 農業

1 課題 目標 山陽小野田市のうち 山陽地区においては 5 つの集落営農法人が設立されている 小麦については新たに栽培開始する法人と作付面積を拡大させる法人があり これらの経営体質強化や収量向上等のため 既存資源の活用のシステム化を図る 山陽地区 水稲 大豆 小麦 野菜 農業生産法人 A 新規 農業 法人間連携 YUI システムの確立 波及 美祢農林事務所農業部河村剛英 1 課題 目標 宇部市及び山陽小野田市のほとんどの集落営農法人は 設立時から新たな土地利用型作物 ( 小麦 大豆 ) の導入を行っている しかしながら 経営初期の大型機械の装備等には経営上のリスクや課題がある 宇部市 山陽小野田市の法人組織 山陽地区 課題 1 新たに土地利用型作物を導入 土地利用型作物の面積拡大 機械装備のための投資が大

More information

< F2D315F F95815F82E882F182B28D9590AF F9C2E6A746463>

< F2D315F F95815F82E882F182B28D9590AF F9C2E6A746463> [ 果樹部門平成 29 年度普及する技術 ] 事項名リンゴ黒星病菌の EBI 剤に対する薬剤感受性低下に対応したりんご病害の防除体系 平成 28 年に黒星病が津軽地域で多発して大きな問題となり その主要因が黒星病菌のE BI 剤に対する薬剤感受性低下であることが明らかになったので 本剤を防除体系から削 ね ら い除する また 落花 15 日後頃 を廃止し 落花 10 日後頃 及び 落花 20 日後頃

More information

スライド 1

スライド 1 豊かな稔りに 日本の農業を応援します 平成 29 年 7 月 14 日発行 IBJ* 防除情報 第 73 号 (*IshiharaBioscienceJapan= 石原バイオサイエンスの略 ) 農水省は 7 月 12 日に向こう 1 ヶ月の主要病害虫発生予報を発表しました その中から主な作物を対象に 発生が 多い と発表された病害虫とその地域及び防除農薬 ( 弊社の推奨農薬 ) を一表にまとめましたので

More information

参考 < これまでの合同会合における検討経緯 > 1 第 1 回合同会合 ( 平成 15 年 1 月 21 日 ) 了承事項 1 平成 14 年末に都道府県及びインターネットを通じて行った調査で情報提供のあった資材のうち 食酢 重曹 及び 天敵 ( 使用される場所の周辺で採取されたもの ) の 3

参考 < これまでの合同会合における検討経緯 > 1 第 1 回合同会合 ( 平成 15 年 1 月 21 日 ) 了承事項 1 平成 14 年末に都道府県及びインターネットを通じて行った調査で情報提供のあった資材のうち 食酢 重曹 及び 天敵 ( 使用される場所の周辺で採取されたもの ) の 3 資料 3 特定防除資材 ( 特定農薬 ) 指定に係る今後の進め方について ( 案 ) < 特定農薬制度の趣旨 > 無登録農薬の販売 使用が問題を契機として 平成 14 年の臨時国会で農薬取締法が大幅に改正 農薬の製造 使用等の規制を強化 農家が自家製造して使用している防除資材等で 明らかに安全上問題のないものにまで登録の義務を課すことは過剰規制となるおそれ 原材料に照らし農作物等 人畜及び水産動植物に害を及ぼすおそれがないことが明らかなものとして農林水産大臣及び環境大臣が指定する農薬

More information

04_P36_67殺菌剤_cs6.indd

04_P36_67殺菌剤_cs6.indd 殺菌剤 (Zimandithane WP) 種類名 / マンゼブ水和剤 有効成分の種類及び含有量 / マンゼブ PRTR1 種 80.0% その他の成分の種類及び含有量 / 界面活性剤等 20.0% ( 内ヘキサメチレンテトラミン PRTR1 種 3%) 物理的化学的性状 / 淡黄色水和性粉末 45μm 以下 毒劇法 / 該当なし消防法 / 該当なし有効年限 /5 年 農林水産省登録第 22345

More information

情報01-1.xlsx

情報01-1.xlsx 農薬を使用する際は 使用基準を遵守するとともに飛散防止に努めましょう 掲載農薬は一般的な場合を想定し 防除効果を優先して選定しています 収穫期の作物が近接している場合など 個別に残留基準値の設定状況を考慮する必要がある場合は関係機関にご相談ください * 農薬に関する情報は 平成農薬に関する情報 25 年 12 月 18 日までの農 Ⅰ 1 2 月の主な病害虫の防除要否 発生 防除時期 防除の要点薬登録情報に基づいて記載しています

More information

エチレンを特定農薬に指定することについてのこれまでの検討状況 1 エチレンについて (1) 検討対象の情報 エチレン濃度 98.0% 以上の液化ガスをボンベに充填した製品 (2) 用途ばれいしょの萌芽抑制のほか バナナやキウイフルーツ等の果実の追熟促進を目的とする 2 検討状況 (1) 農林水産省及

エチレンを特定農薬に指定することについてのこれまでの検討状況 1 エチレンについて (1) 検討対象の情報 エチレン濃度 98.0% 以上の液化ガスをボンベに充填した製品 (2) 用途ばれいしょの萌芽抑制のほか バナナやキウイフルーツ等の果実の追熟促進を目的とする 2 検討状況 (1) 農林水産省及 平成 25 年 11 月 1 日農業資材審議会農薬分科会特定農薬小委員会及び中央環境審議会土壌農薬部会農薬小委員会特定農薬分科会合同会合 ( 第 15 回 ) 資料 参考資料 5 エチレンについての情報提供 告示中の名称 : エチレン 指定対象の範囲 : 工業用に供されているもので 労働安全衛生法 ( 昭和 47 年 6 月 8 日法律第 57 号 ) に基づく化学物質等安全データシート ((M)SDS)

More information

< F2D817982E882F182B2817A82CC8EC091488E E6A7464>

< F2D817982E882F182B2817A82CC8EC091488E E6A7464> IPM 実践指標モデル ( りんご ) について IPM 実践指標モデルは 各都道府県においてIPM 実践指標を策定する際の参考となるように IPMを実践する上で標準的と考えられる必要な農作業の工程 ( 以下 管理項目 という ) と各工程における具体的な取組内容 ( 以下 管理ポイント という ) を指針として取りまとめたものです 管理項目は 実践指標で標準的と考えられるものを取りまとめたものであり

More information

長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) 骨子 ( 案 ) に関する参考資料 1 骨子 ( 案 ) の項目と種子の生産供給の仕組み 主要農作物種子法 ( 以下 種子法 という ) で規定されていた項目については 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) の骨子 ( 案 ) において すべて盛り込むこ

長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) 骨子 ( 案 ) に関する参考資料 1 骨子 ( 案 ) の項目と種子の生産供給の仕組み 主要農作物種子法 ( 以下 種子法 という ) で規定されていた項目については 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) の骨子 ( 案 ) において すべて盛り込むこ 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) 骨子 ( 案 ) に関する参考資料 1 骨子 ( 案 ) の項目と種子の生産供給の仕組み 主要農作物種子法 ( 以下 種子法 という ) で規定されていた項目については 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) の骨子 ( 案 ) において すべて盛り込むことと しています また 種子法 では規定されていなかった 6 つの項目 ( 下表の網掛け部分 ) について

More information

どうして GAP を導入するの? 産地や農家が安定した経営を続けるためには 次のような取組が必要です 産地の信頼を守るための体制を作りましょう 安全な農産物の生産は農家の責務です また 産地の農家のうち 1 人でも問題を起こせば 産地全体で出荷停止や商品回収を行わなければならず その後の取引にも影響

どうして GAP を導入するの? 産地や農家が安定した経営を続けるためには 次のような取組が必要です 産地の信頼を守るための体制を作りましょう 安全な農産物の生産は農家の責務です また 産地の農家のうち 1 人でも問題を起こせば 産地全体で出荷停止や商品回収を行わなければならず その後の取引にも影響 農業生産工程管理 (GAP) をやってみよう ギャップ 近年注目されている農業生産工程管理 (GAP: ギャップ ) について紹介します 最初に 以下の質問に答えてみて下さい 食品安全についてあなたが出荷した農作物が残留農薬の基準違反となったら あなたの農業経営はどうなりますか? 農作業安全についてあなたが農作業中に事故を起こして働けなくなると 家族や田畑はどうなりますか? 環境保全について あなたが使った農薬や肥料で河川や地下水が汚染されたとしたら

More information

Microsoft Word - ⑦内容C【完成版】生物育成に関する技術.doc

Microsoft Word - ⑦内容C【完成版】生物育成に関する技術.doc 内容 C 生物育成に関する技術 (1) 生物の生育環境と育成技術について, 次の事項を指導する 項目 ここでは, 生物を取り巻く生育環境が生物に及ぼす影響や, 生物の育成に適する条件及び育成環境を管理する方法を知ることができるようにするとともに, 社会や環境とのかかわりから, 生物育成に関する技術を適切に評価し活用する能力と態度を育成することをとしている ア生物の育成に適する条件と生物の育成環境を管理する方法を知ること

More information

<82BD82A294EC82C697CE94EC82CC B835796DA>

<82BD82A294EC82C697CE94EC82CC B835796DA> 窒素による環境負荷 窒素は肥料やたい肥などに含まれており 作物を育てる重要な養分ですが 環境負荷物質の一つでもあります 窒素は土壌中で微生物の働きによって硝酸態窒素の形に変わり 雨などで地下に浸透して井戸水や河川に流入します 地下水における硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の環境基準は 10 mg/l 以下と定められています 自然環境における窒素の動き 硝酸態窒素による環境負荷を減らすためには 土づくりのためにたい肥を施用し

More information

北病防第 平成 23 年 142 号 2 月 18 日 関係総合振興局産業振興部長 関係振興局産業振興部長 様 様 技術普及課長 病害虫防除所長 水稲いもち病防除の徹底について 水稲の重要病害であるいもち病は 平成 20 年以降 3 年連続して多発生し 平成 22 年の 葉いもち と 穂いもち の発

北病防第 平成 23 年 142 号 2 月 18 日 関係総合振興局産業振興部長 関係振興局産業振興部長 様 様 技術普及課長 病害虫防除所長 水稲いもち病防除の徹底について 水稲の重要病害であるいもち病は 平成 20 年以降 3 年連続して多発生し 平成 22 年の 葉いもち と 穂いもち の発 北病防第 平成 23 年 142 号 2 月 18 日 関係総合振興局産業振興部長 関係振興局産業振興部長 様 様 技術普及課長 病害虫防除所長 水稲いもち病防除の徹底について 水稲の重要病害であるいもち病は 平成 2 年以降 3 年連続して多発生し 平成 22 年の 葉いもち と 穂いもち の発生面積率は過去 3 年で最も高 くなるなど 被害が拡大しており 道産米の安定的な生産はもとより流通への

More information

CONTENTS Q1. の特長を教えてください... 2 Q2. の有効成分について教えてください... 2 Q3. 登録内容を教えてください... 3 Q4. 対象病害虫について教えてください... 3 Q5. 効果試験などあれば教えてください... 4 Q6. 使い方を教えてください... 6

CONTENTS Q1. の特長を教えてください... 2 Q2. の有効成分について教えてください... 2 Q3. 登録内容を教えてください... 3 Q4. 対象病害虫について教えてください... 3 Q5. 効果試験などあれば教えてください... 4 Q6. 使い方を教えてください... 6 CONTENTS Q1. の特長を教えてください... 2 Q2. の有効成分について教えてください... 2 Q3. 登録内容を教えてください... 3 Q4. 対象病害虫について教えてください... 3 Q5. 効果試験などあれば教えてください... 4 Q6. 使い方を教えてください... 6 Q7. 人畜や環境に対する安全性情報を教えてください... 6 Q8. 使用上の注意点があれば教えてください...

More information

1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手

1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手 大区画圃場整備を契機とした力強い担い手育成への挑戦 活動期間 : 平成 16 年 ~ 継続中 射水市大門地域は10a 区画の未整備な湿田が多かったため 順次大区画圃場整備事業に取り組まれてきた 農林振興センターでは 圃場整備後の栽培管理 大区画ほ場のメリットを生かすため 組織化の合意形成及び法人設立を支援するとともに 低コスト生産や複合化を指導してきた その結果 法人は9 組織 1 経営体当たりの面積は56haと担い手育成が図られるとともに

More information

190号.indb

190号.indb 水稲におけるいもち剤の現状とトップジン M の位置付けについて 武田敏幸 Toshiyuki Takeda はじめに いもち病は我が国の稲作において最も重要な病害である 苗いもち 葉いもち ( 写真 1) 穂いもち( 写真 2) と稲作の全ての段階で被害が発生する 一般に冷害年に大発生し 稲作に大きな被害を与えてきた その防除には 戦後直ぐには有機水銀剤が使用されたが 米への残留が問題となり 非水銀系殺菌剤の開発が行われた

More information

p1_10月月報用グラフ

p1_10月月報用グラフ 札幌市場情報 1 月号 1 品目別入荷量と価格 (8 月下旬 ~9 月中旬札幌市中央卸売市場 ) 茨城県北海道事務所 単位 ( 数量 : トン価格円 /kg) 8 月下旬 8 月合計 9 月上旬 9 月中旬 品目 数量 価格 数量 価格 数量 価格 数量 価格 だいこん 871 69 2,16 68 828 69 845 83 にんじん 766 63 1,577 6 577 68 77 7 れんこん

More information

イチゴの殺虫剤 ( 福岡県 ) 使用香港と同等台湾と同等共通 6 月アーデント WP (2,-ND,ND) ランネート 45DF (1,ND,2) 7 月ロディー EC (5,5,1) アタブロン EC (2,ND,0.5) マトリック FL (0.5,ND,ND) ランネート 45DF (1,ND

イチゴの殺虫剤 ( 福岡県 ) 使用香港と同等台湾と同等共通 6 月アーデント WP (2,-ND,ND) ランネート 45DF (1,ND,2) 7 月ロディー EC (5,5,1) アタブロン EC (2,ND,0.5) マトリック FL (0.5,ND,ND) ランネート 45DF (1,ND イチゴの栽培と病害虫 Ⅰ 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 寒冷地促成 収穫仮植定植保温加温 収穫 温暖地ポット育苗仮植親株定植収穫 定植保温 収穫 暖地普通作型 収穫仮植定植保温電照 収穫 電照終了 加温終了 加温 イチゴの栽培ステージごとに病害虫防除に使用する農薬を検討する必要性親株育成 仮植 ~ 定植までの育苗期 本ぽ定植 ~

More information

本年 10 月 11 日 ~11 月 10 日の間に登録登録されたされた新農薬 ( 適用拡大を含む は 次の通りですりです 下線部が適用拡大適用拡大になりましたになりました 登録日 薬剤名 10/24 テルスタ - フロアブル 登録内容 ( 適用拡大を含む のあらまし 対象作物内容 もも 対象害虫の

本年 10 月 11 日 ~11 月 10 日の間に登録登録されたされた新農薬 ( 適用拡大を含む は 次の通りですりです 下線部が適用拡大適用拡大になりましたになりました 登録日 薬剤名 10/24 テルスタ - フロアブル 登録内容 ( 適用拡大を含む のあらまし 対象作物内容 もも 対象害虫の 平成 24 年 11 月 12 日発行 第 21 号 農水省は 11 月 8 日 向こう 1か月の主要病害虫発生予報主要病害虫発生予報を発表発表しましたしました そのその中からから主な作物作物を対象対象に, 発生が 多い と発表発表されたされた病害虫病害虫とそのとその地域及地域及び防除農薬 ( 当社の推奨農薬 を一表一表に纏めましたのでめましたので推進推進のごのご参考参考にしてにして下さいさい 作物別

More information

Microsoft Word - 01 変更計画書

Microsoft Word - 01 変更計画書 計画作成年度 平成 23 年度 計画主体 恵那市 恵那市鳥獣被害防止計画 < 連絡先 > 担当部署名 恵那市経済部農業振興課 林業振興課 所 在 地 恵那市長島町正家 1-1-1 電 話 番 号 0573-26-2111 内線 (543) FAX 番号 0573-25-8933 メールアドレス nougyoushinkou@city.ena.lg.jp 1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域

More information

みどりノートユーザマニュアル(Web版)

みどりノートユーザマニュアル(Web版) JGAP対応ガイド Ver. 1.00 2018年3月27日発行 お問い合わせ先 みどりノートに関するお問い合わせは下記までお気軽にご連絡ください 株式会社セラク みどりノート担当 電子メール support@midori-cloud.net 電話 03-6851-4831 1 本ガイドでできること みどりノート を使ってGAP認証に対応した生産管理を行います GAP管理 でできること GAP認証で必要とされる管理項目を確認

More information

水稲いもち病当面の対策                   

水稲いもち病当面の対策                    水稲いもち病当面の対策 平成 22 年 9 月 8 日北海道病害虫防除所 1 はじめに水稲の重要病害であるいもち病は 道内においては 平成 12 年と 13 年に多発生して以降 ほぼ少発生で推移してきました しかし平成 2 年にふたたび多発生し 平成 21 年も葉いもちおよび穂いもちとも 被害が拡大したところです 平成 22 年においても いもち病の感染源となる保菌した稲わらやもみ殻が 育苗ハウスおよび水田周辺に多く残っていたこと

More information

< F2D C18EEA95F182518D C834D E838D836F836C834C836D F E6A7464>

< F2D C18EEA95F182518D C834D E838D836F836C834C836D F E6A7464> 特殊報 9 病第 1 5 号 関係各位 平成 29 年 8 月 4 日 京都府病害虫防除所長 ( 公印省略 ) 病害虫発生予察情報について 下記のとおり発表しましたので 送付します 病害虫発生予察特殊報第 2 号 病害虫名チビクロバネキノコバエ Bradysia agrestis Sasakawa (Synonym: Bradysia difformis Frey 5の項参照 ) 作物名ネギ発生地域山城地域の一部

More information

平成 30 年 7 月 27 日 ( 表題 ) 台風第 12 号の接近に伴う農作物被害技術対策情報について ( 担当 ) 佐賀北部農業技術者連絡協議会事務局 気象庁によると台風第 12 号は 現在 ( 平成 30 年 7 月 27 日 6 時 45 分 ) 硫黄島の南 東約 80km を北東に向かっ

平成 30 年 7 月 27 日 ( 表題 ) 台風第 12 号の接近に伴う農作物被害技術対策情報について ( 担当 ) 佐賀北部農業技術者連絡協議会事務局 気象庁によると台風第 12 号は 現在 ( 平成 30 年 7 月 27 日 6 時 45 分 ) 硫黄島の南 東約 80km を北東に向かっ 普及指導情報 台風第 12 号の接近に伴う農作物被害対策情報について ( 第 5 号 ) 平成 30 年 7 月 27 日 佐城農業改良普及センター佐賀北部振興担当 平成 30 年 7 月 27 日 ( 表題 ) 台風第 12 号の接近に伴う農作物被害技術対策情報について ( 担当 ) 佐賀北部農業技術者連絡協議会事務局 気象庁によると台風第 12 号は 現在 ( 平成 30 年 7 月 27 日

More information

Japan Diamide WG

Japan Diamide WG コピー, 再配布不可 チョウ目用殺虫剤の抵抗性管理に関するお願い ~ ジアミド剤を例として ~ チョウ目部会 IRAC: Insecticide resistance action committee ( 農薬メーカー団体の Crop Life International( 世界農薬工業連盟 ) の内部組織で, 殺虫剤抵抗性発達の回避 遅延策を推進する専門技術委員会 ) Version:1802 今後の薬剤抵抗性管理への期待

More information

月中旬以降の天候によって塊茎腐敗による被害が増加する事例も多い 平成 28 年度は疫病の発生面積率は19.9% と例年に比べてやや少なかったものの 塊茎腐敗の発生面積率は 14.8% と例年に比べてやや多かったとされる ( 平成 現在 北海道病害虫防除所調べ ) かつては 疫病には

月中旬以降の天候によって塊茎腐敗による被害が増加する事例も多い 平成 28 年度は疫病の発生面積率は19.9% と例年に比べてやや少なかったものの 塊茎腐敗の発生面積率は 14.8% と例年に比べてやや多かったとされる ( 平成 現在 北海道病害虫防除所調べ ) かつては 疫病には ばれいしょの疫病による塊茎腐敗の発生生態と防除について 北海道立総合研究機構 農業研究本部中央農業試験場病虫部クリーン病害虫グループ 西脇 由恵 Yoshie Nishiwaki 1. はじめに北海道のばれいしょ栽培は作付面積 51,000ha 収穫量 1,897,000tで国内全収穫量のおよそ80% を占め ( 平成 28 年農林水産統計 ) 用途も生食用はもちろんのこと 加工用 澱粉原料用 種子用など多岐にわたり

More information

等 ) ジカルボキシイミド ( イプロジオン プロシミドン ) 等 上市後数年間で耐性菌が発生 防除効果が大幅に低下した事例のある殺菌剤を高リスクとしている DMI( トリアゾール等 ) アニリノピリミジン ( シプロジニル メパニピリム ) のように 一部の条件で防除効果が低下 または限定的に防除

等 ) ジカルボキシイミド ( イプロジオン プロシミドン ) 等 上市後数年間で耐性菌が発生 防除効果が大幅に低下した事例のある殺菌剤を高リスクとしている DMI( トリアゾール等 ) アニリノピリミジン ( シプロジニル メパニピリム ) のように 一部の条件で防除効果が低下 または限定的に防除 殺菌剤の耐性菌発生リスク評価 Japan FRAC 代表田辺憲太郎 Kentaro Tanabe 1. はじめに近年開発 上市の農業用殺菌剤は 耐性菌発生リスク ( 以下 耐性リスクと略 ) が中 高の特異的作用機構剤が多く 今後もこの傾向は継続する 耐性菌対策のためにはなるべく多くの系統が併存することが望ましいが 新規作用機構剤の開発は容易でないため 既存剤の実用的な防除効果の維持が必要であり リーズナブルな耐性管理は重要性を増してくる

More information

KASEAA 51(10)

KASEAA 51(10) 解説 昆虫ウイルスを利用した 害虫防除資材の現状と展望 1 693 1 * ** * ** 694 1 2 695 1 2 2 3 696 2 * ** * ** 697 し AgMNPV を使った技術が受け入れやすかった 2 公的普及事業が積極的に行われた 3 AgMNPV の病 原性が高く宿主間の水平伝播率が高いため少ない散布回 数で十分な効果を上げられた 4 ダイズの経済的被害 許容水準が高く

More information

平成 26 年度補正予算 :200 億円 1

平成 26 年度補正予算 :200 億円 1 地方局等担当説明用 稲作農業の体質強化緊急対策事業の概要平成 26 年度補正事業 平成 27 年 1 月農林水産省生産局 平成 26 年度補正予算 :200 億円 1 1. 内容及び助成対象者 平成 27 年産の主食用米の生産を行う農業者が 生産コスト低減計画を策定し それに基づいた肥料 農薬代などの資材費の低減や労働時間を短縮する取組 直播栽培 農業機械の共同利用など生産コスト低減の取組の実施を約束する場合

More information

H30年産そば方針

H30年産そば方針 平成 30 年産そば生産振興方針 1 そばをめぐる事情 (1) そばをとりまく情勢国内の需給動向をみると, 平成 18 年度に消費量のピークを迎え, 以降は減少している 平成 28 年度の国内消費仕向量は約 133,000トンで, 平成 18 年度に比べ18,000トン減少した 平成 29 年度については, 国内生産量が34,400トンであるのに対し, 輸入量が52,100トンで, 自給率は40%

More information

附則この要領は 平成 4 年 1 月 16 日より施行する この要領は 平成 12 年 4 月 3 日より施行する この要領は 平成 30 年 4 月 1 日より施行する 2

附則この要領は 平成 4 年 1 月 16 日より施行する この要領は 平成 12 年 4 月 3 日より施行する この要領は 平成 30 年 4 月 1 日より施行する 2 岐阜県主要農作物奨励品種決定要領 平成 4 年 1 月 16 日付け農技第 1193 号農政部長通知一部改正平成 12 年 4 月 3 日け農指第 3 号農林水産局長通知一部改正平成 30 年 4 月 1 日付け農園第 1582 号農政部長通知第 1 趣旨岐阜県主要農作物種子生産対策実施要綱 ( 平成 30 年 4 月 1 日付け農園第 1574 号農政部長通知 ) 第 2に規定する主要農作物 (

More information

園芸殺菌剤 Z ボルドー [ 銅 和剤 ] 農林 産省登録有効成分 性状 第 号塩基性硫酸銅 58.0%( 銅として 32.0%) 淡 緑 和性粉末 45μm 以下 毒性 : 普通物 ( 毒劇物に該当しないものを指していう通称 ) 危険物 :- 有効年限 :5 年 包装 :500g 20

園芸殺菌剤 Z ボルドー [ 銅 和剤 ] 農林 産省登録有効成分 性状 第 号塩基性硫酸銅 58.0%( 銅として 32.0%) 淡 緑 和性粉末 45μm 以下 毒性 : 普通物 ( 毒劇物に該当しないものを指していう通称 ) 危険物 :- 有効年限 :5 年 包装 :500g 20 園芸殺菌剤 [ 銅 和剤 ] 農林 産省登録有効成分 性状 第 24041 号塩基性硫酸銅 58.0%( 銅として 32.0%) 淡 緑 和性粉末 45μm 以下 毒性 : 普通物 ( 毒劇物に該当しないものを指していう通称 ) 危険物 :- 有効年限 :5 年 包装 :500g 20 1kg 20 特 無機銅剤 ( 塩基性硫酸銅 ) であり 状菌病害から細菌性病害まで幅広い病害に有効である また

More information

<4D F736F F F696E74202D D E836F C8816A5F955C8E86205B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D D E836F C8816A5F955C8E86205B8CDD8AB B83685D> 平成3年度病害虫発生予報第1号 1月予報 お知らせ 平成3年3月末をもって 北部駐在は閉所となりました 平成3年度病害虫発生予察注意報第2号 イネヨトウ を発表しました 成 年度病害虫発生 察技術情報第 号を発表 ま た 平成3年度病害虫発生予察技術情報第8号を発表しました 今月のトピックス ナスミバエ ナス科 学 名 Bactrocera latifrons 成虫 産卵 mm 果実の被害 蛹 幼虫

More information

03_P11_35殺虫剤_cs6.indd

03_P11_35殺虫剤_cs6.indd 2016 年 11 月現在 (Spinoace WG) 農林水産省登録第 20178 号 種類名 / スピノサド水和剤有効成分の種類及び含有量 / スピノサド 25.0% その他の成分の種類及び含有量 / 鉱物質微粉 界面活性剤等 75.0% 物理的化学的性状 / 淡褐色水和性細粒毒劇法 / 該当なし消防法 / 該当なし有効年限 /5 年 包装 /100g 20 本ダンボール箱 TM: ザ ダウ ケミカル

More information

<4D F736F F D EED8E F590AB95618A5182C682BB82CC91CE8DF482C982C282A282C42E646F63>

<4D F736F F D EED8E F590AB95618A5182C682BB82CC91CE8DF482C982C282A282C42E646F63> 種子伝染性病害とその対策について 葉根菜研究部病害研究室白川隆 野菜などに発生する病害が種子伝染する場合 汚染種子はこれまでは発生が無かった地域に新たな病害の発生をもたらす また 従来から発生していた病害であってもレースなどの新たな病原性分化型が種子を介して侵入し 作付けされていた抵抗性品種が罹病化することも考えられる 一方 近年 国際的な種子流通量が増加しており 国内生産向けの野菜種子の多くが海外で生産されて輸入されている

More information

26愛媛の普及原稿 軽 Ⅱ

26愛媛の普及原稿 軽 Ⅱ Ⅳ 生産 流通 販売の一体的推進 20 花き産地の維持及び農家所得向上 東予地方局産業振興課産地育成室 管内のデルフィニウムは現在 生産者 7 戸 栽培面積約 50a と県内では最大の産地ですが 近年 市場価格の低迷や生産コストの上昇により生産者 栽培面積とも ピーク時から大幅に減少しており 産地の維持が課題となっています そこで 産地育成室では 産地活性化のため 国補事業である地域コンソーシアム支援事業を活用し

More information

殺虫剤 協友ダントツ 粒剤クロチアニジン 0.50% 種類名 / クロチアニジン粒剤登録番号 / 第 号 * 毒性 / 普通物有効年限 / 4 年包装 / 1kg 12 3kg 6 10kg 特 長 浸透移行性に優れ カメムシ目 ハエ目 コウチュウ目 チョウ目 バッタ目 アザミウマ目の各

殺虫剤 協友ダントツ 粒剤クロチアニジン 0.50% 種類名 / クロチアニジン粒剤登録番号 / 第 号 * 毒性 / 普通物有効年限 / 4 年包装 / 1kg 12 3kg 6 10kg 特 長 浸透移行性に優れ カメムシ目 ハエ目 コウチュウ目 チョウ目 バッタ目 アザミウマ目の各 殺虫剤 協友ダントツ 粒剤クロチアニジン 0.50% 種類名 / クロチアニジン粒剤登録番号 / 第 21645 号 毒性 / 普通物有効年限 / 4 年包装 / 1kg 12 3kg 6 10kg 特 長 浸透移行性に優れ カメムシ目 ハエ目 コウチュウ目 チョウ目 バッタ目 アザミウマ目の各種害虫に高い防除効果を発揮します 野菜 花き類の コナジラミ類 アザミウマ類等の吸汁性害虫に加えて難防除害虫であるマメハモグリバエ等のハモグリバエ類に対して高い防除効果を示します

More information

キノンドー顆粒水和剤 2 年目 継続 1. 目的製剤変更による効果確認 樹齢 20 年生栽植密度 m 20 本 /10a (6) 試験内容試験面積 40 a 試験区 20 a 対照区 20 a 7/2 キノンドー顆粒水和剤 1,000 倍 500 リットル 7/2 キノンドーフロアブ

キノンドー顆粒水和剤 2 年目 継続 1. 目的製剤変更による効果確認 樹齢 20 年生栽植密度 m 20 本 /10a (6) 試験内容試験面積 40 a 試験区 20 a 対照区 20 a 7/2 キノンドー顆粒水和剤 1,000 倍 500 リットル 7/2 キノンドーフロアブ キノンドー顆粒水和剤 2 年目 継続 1. 目的製剤変更による効果確認 樹齢 11 年生栽植密度 5.0 3.0 m 65 本 /10a (6) 試験内容試験面積 60 a 試験区 30 a 対照区 30 a 6/30 キノンドー顆粒水和剤 1,000 倍 450 リットル 6/30 オキシンドー水和剤 1,200 倍 450 リットル 斑点落葉病 炭そ病 輪紋病 (1) 実施場所藤崎町向根子橋 (2)

More information

Microsoft Word - H30予報06号.docx

Microsoft Word - H30予報06号.docx 平成 30 年度農作物有害動植物発生予察情報発生予報第 6 号 (9 月 ) 平成 30 年 8 月 29 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 園芸作物 : りんご黒星病の発生量はやや多い予想です 発生の見られる園では散布間隔があかないよう防除を徹底してください 果樹共通害虫の果樹カメムシ類の発生はやや多い予想です 園内をよく見回り 成幼虫を確認した場合 直ちに防除してください ねぎのネギアザミウマ

More information

殺虫数(頭(2) 京田辺市におけるフェロモントラップへの誘殺虫数 (7 月第 6 半旬 ~8 月第 5 半旬の合計値 ) は81.0 頭で 平年の22.4 頭を上回っている (+)( 図 1) また 本年度からフェロモントラップを設置した亀岡市および京丹後市でも 8 月第 4 半旬から誘殺数が急増し

殺虫数(頭(2) 京田辺市におけるフェロモントラップへの誘殺虫数 (7 月第 6 半旬 ~8 月第 5 半旬の合計値 ) は81.0 頭で 平年の22.4 頭を上回っている (+)( 図 1) また 本年度からフェロモントラップを設置した亀岡市および京丹後市でも 8 月第 4 半旬から誘殺数が急増し 注意報 3 0 病第 1 7 号平成 30 年 8 月 30 日 関係各位 京都府病害虫防除所長 ( 公印省略 ) 病害虫発生予察情報について 下記のとおり発表しましたので送付します 病害虫発生予察注意報第 4 号 ネギにシロイチモジヨトウが多発していますネギのほか 豆類および野菜類でも発生に注意してください 1 作物名ネギ 豆類 ( 黒大豆 エダマメ アズキ ) 野菜類 2 病害虫名シロイチモジヨトウ

More information

毒 2 全面土壌散布 ( 注 : 対象雑草のはシバムギ レッドトップを示す ) 8 カイタック乳剤 [PL-10] -H7 9 カイタック細粒剤 F [PL-10] -H8 ヘ ンテ ィメタリン 15% リニュロン 10% ヘ ンテ ィメタリン 1.5% リニュロン 1.0% は種直後 ~ は種後

毒 2 全面土壌散布 ( 注 : 対象雑草のはシバムギ レッドトップを示す ) 8 カイタック乳剤 [PL-10] -H7 9 カイタック細粒剤 F [PL-10] -H8 ヘ ンテ ィメタリン 15% リニュロン 10% ヘ ンテ ィメタリン 1.5% リニュロン 1.0% は種直後 ~ は種後 雑草防除ガイド掲載農薬一覧 ( 除草剤 ) 3-2 畑作物 掲載農薬一覧の見方は p4~6 を参照すること 毒 -307-1 耕起前雑草茎葉散布 ( 注 : 対象雑草のはシバムギ レッドトップを示す ) 多年生雑草 1 クサトリキンク [WOC-01] -H10,H18,H20 2 サンフーロン液剤 [AK-01] -H17 3 サンタ ーホ ルト 007 [NH-007 フロアフ ル ] -H18

More information

Microsoft Word - ビワ、~1

Microsoft Word - ビワ、~1 農林水産技術会議 技術指導資料 平成 24 年 3 月 ビワを加害するカメムシ類の 生態と防除対策 千葉県 千葉県農林水産技術会議 ビワを加害するカメムシ類の生活環 ビワを加害するカメムシ類はチャバネアオカメムシ ツヤアオカメムシ クサギカメム シの3種類です 最近までの研究により カメムシ類の1年を通じた生活環が明らかになってきました 図1に最も数の多いチャバネアオカメムシの生活環を示しました チャバネアオカメムシはビワの収穫が終わる6月下旬頃からスギやヒノキに移動して産

More information

( 一財 ) 沖縄美ら島財団調査研究 技術開発助成事業 実施内容及び成果に関する報告書 助成事業名 : 土着微生物を活用した沖縄産農作物の病害防除技術の開発 島根大学生物資源科学部 農林生産学科上野誠 実施内容及び成果沖縄県のマンゴー栽培では, マンゴー炭疽病の被害が大きく, 防除も困難となっている

( 一財 ) 沖縄美ら島財団調査研究 技術開発助成事業 実施内容及び成果に関する報告書 助成事業名 : 土着微生物を活用した沖縄産農作物の病害防除技術の開発 島根大学生物資源科学部 農林生産学科上野誠 実施内容及び成果沖縄県のマンゴー栽培では, マンゴー炭疽病の被害が大きく, 防除も困難となっている ( 一財 ) 沖縄美ら島財団調査研究 技術開発助成事業 実施内容及び成果に関する報告書 助成事業名 : 土着微生物を活用した沖縄産農作物の病害防除技術の開発 島根大学生物資源科学部 農林生産学科上野誠 実施内容及び成果沖縄県のマンゴー栽培では, マンゴー炭疽病の被害が大きく, 防除も困難となっている. マンゴー炭疽病の防除には, 農薬が使用されているが, 耐性菌の出現が危ぶまれている 本研究では,

More information

アザミウマ類の薬剤検定1

アザミウマ類の薬剤検定1 園芸作物と花きに発生したアザミウマ類の薬剤感受性検定結果 ( 続報 ) 栃木県農業環境指導センター (1) 目的いちごを中心に トマト なす きゅうり にら キャベツ きくなど複数の園芸作物と花きで発生する数種のアザミウマ類を用いて薬剤感受性検定を行い 今後の防除の資とする (2) 材料および方法 1 供試虫採集地と採集時期は表 1に示す 採集した各種アザミウマはソラマメの催芽種子を餌として 25

More information

仙台稲作情報令和元年 7 月 22 日 管内でいもち病の発生が確認されています低温 日照不足によりいもち病の発生が懸念されます 水面施用剤による予防と病斑発見時の茎葉散布による防除を行いましょう 1. 気象概況 仙台稲作情報 2019( 第 5 号 ) 宮城県仙台農業改良普及センター TEL:022

仙台稲作情報令和元年 7 月 22 日 管内でいもち病の発生が確認されています低温 日照不足によりいもち病の発生が懸念されます 水面施用剤による予防と病斑発見時の茎葉散布による防除を行いましょう 1. 気象概況 仙台稲作情報 2019( 第 5 号 ) 宮城県仙台農業改良普及センター TEL:022 管内でいもち病の発生が確認されています低温 日照不足によりいもち病の発生が懸念されます 水面施用剤による予防と病斑発見時の茎葉散布による防除を行いましょう 1. 気象概況 仙台稲作情報 2019( 第 5 号 ) 宮城県仙台農業改良普及センター TEL:022-275-8410 FAX:022-275-0296 http://www.pref.miyagi.jp/sd-nokai E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

More information

ウ WCS 用稲本市は県内最大の酪農地帯であるため 需要に応じた生産確保に努め 多収品種の推進 病害虫防除や雑草管理など適切な圃場管理を行う また についても実施する エ加工用米実需者の要望に対応できるよう 産地交付金を活用して複数年契約を進めることにより安 定的な供給を目指し 担い手の作付維持 (

ウ WCS 用稲本市は県内最大の酪農地帯であるため 需要に応じた生産確保に努め 多収品種の推進 病害虫防除や雑草管理など適切な圃場管理を行う また についても実施する エ加工用米実需者の要望に対応できるよう 産地交付金を活用して複数年契約を進めることにより安 定的な供給を目指し 担い手の作付維持 ( ( 別紙 ) 久留米市水田農業推進協議会水田フル活用ビジョン 地域の作物作付の現状 地域が抱える課題 本市は 筑後川の豊かな水と筑後平野の肥沃な大地 温暖な気候に恵まれ 米 麦 大豆をはじめ 野菜 果物 花 牛乳など質 量ともに豊かな農産物を生み出す県内最大の農業生産都市である 農業生産を地域別にみると 旧久留米市地域では 平野部を中心に米 麦 大豆 野菜 花など 旧久留米市東部地域及び田主丸地域を中心とした耳納山麓では

More information

平成22年度農作物有害動植物発生予察情報

平成22年度農作物有害動植物発生予察情報 平成 29 年度農作物有害動植物発生予察情報発生予報第 2 号 (5 月 ) 平成 29 年 4 月 25 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 普通作物 : 今年の水稲の育苗期間は 気温が平年並か低く 日照時間は平年並か少ないと予報されています 適正な温度管理 水管理に努めてください だいずのネキリムシ類の発生量はやや多い予想です 播種前から圃場周辺の除草を徹底してください 園芸作物 : 園内をよく観察し

More information

Taro-sokuzitaiou_14nennousi.jtd

Taro-sokuzitaiou_14nennousi.jtd キュウリホモプシス根腐病対策試験 試験成績書 ( 平成 14 年度即時対応試験成績書 ) 平成 15 年 3 月 福島県農林水産技術会議 福島県農業試験場 目次 Ⅰ はじめに Ⅱ 試験成績 1 露地夏秋キュウリにおけるホモプシス根腐病の発生状況 2 キュウリホモプシス根腐病防除対策試験 (1) カボチャ台木による防除 (2) 薬剤 資材等による防除 Ⅲ 摘要 試験担当者 病理昆虫部主専研 ( 兼 )

More information

輸出先国の残留農薬基準値の調査方法 と結果及び今後の留意点 独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所金谷茶業研究拠点 石川浩一 1

輸出先国の残留農薬基準値の調査方法 と結果及び今後の留意点 独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所金谷茶業研究拠点 石川浩一 1 輸出先国の残留農薬基準値の調査方法 と結果及び今後の留意点 独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所金谷茶業研究拠点 石川浩一 1 農林水産物 食品の品目別輸出戦略 品目 2012 年 2020 年まで 水産物 1,700 億円 3,500 億円 加工食品 1,300 億円 5,000 億円 コメ コメ加工品 130 億円 600 億円 林産物 120 億円 250 億円 花き 80

More information

3. 生物的方法 ある種の微生物や 病原力を脱落させた病原菌に 植物の防御能力を高める作用があり ます また 病原力を弱めたウイルス ( 弱毒ウイルス ) を前もって接種しておくと その 後の同一あるいは近縁ウイルスの感染率を低下させることが可能です それらのうち 農 薬登録されているものを表 2-

3. 生物的方法 ある種の微生物や 病原力を脱落させた病原菌に 植物の防御能力を高める作用があり ます また 病原力を弱めたウイルス ( 弱毒ウイルス ) を前もって接種しておくと その 後の同一あるいは近縁ウイルスの感染率を低下させることが可能です それらのうち 農 薬登録されているものを表 2- 第二章病気を防ぐには (3) 素因 ( 作物 宿主 ) を制御する方法 植物の抵抗力 自然免疫力を高めると 素因 ( 病気にかかりやすい性質 ) が小さくなり感染 発病を抑制することができます 植物自身の力を利用して病害を防除する方法は 殺菌剤で病原菌を撲滅する方法に比べ有用生物や環境に対する負の影響が少ないと考えられ 今後 活用していくことが望まれる技術です 植物の抵抗力を高める方法には 化学的方法

More information

わかっていること トマトすすかび病について

わかっていること トマトすすかび病について 小型顕微鏡を用いた トマトすすかび病の ほ場での病害診断 2013 年 7 月 1 日農林水産省講堂 第 19 回農作物病害虫防除フォーラム 三重県農業研究所鈴木啓史 わかっていること トマトすすかび病について トマトすすかび病の初報告 1948 年岐阜県において初確認され 同じ頃 愛知県 静岡県 福岡県ても確認 この時点で全国的に広まっていたものと考えられている ( 山田,1951) 1996 年に宮崎県で再確認

More information

めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく

めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく ( 別記 ) 兵庫県水田フル活用ビジョン 1 地域の作物作付の現状 地域が抱える課題 < 現状 (H29)> 本県は 摂津 播磨 但馬 丹波 淡路の五国からなる多様な気候風土を有する県であり 耕地面積の 90% 以上を水田が占めている また 水田の 6 割には主食用米と酒造好適米が作付けされており 主食用米では基幹奨励品種であるコシヒカリ キヌヒカリ ヒノヒカリ及びきぬむすめが多く作付されているほか

More information

資料 2 農業データ連携基盤の構築について 農業データ連携基盤 (WAGRI) WAGRI とは 農業データプラットフォームが 様々なデータやサービスを連環させる 輪 となり 様々なコミュニティのさらなる調和を促す 和 となることで 農業分野にイノベーションを引き起こすことへの期待から生まれた造語

資料 2 農業データ連携基盤の構築について 農業データ連携基盤 (WAGRI) WAGRI とは 農業データプラットフォームが 様々なデータやサービスを連環させる 輪 となり 様々なコミュニティのさらなる調和を促す 和 となることで 農業分野にイノベーションを引き起こすことへの期待から生まれた造語 資料 2 農業データ連携基盤の構築について 農業データ連携基盤 (WAGRI) WAGRI とは 農業データプラットフォームが 様々なデータやサービスを連環させる 輪 となり 様々なコミュニティのさらなる調和を促す 和 となることで 農業分野にイノベーションを引き起こすことへの期待から生まれた造語 (WA + AGRI) 平成 30 年 9 月 農林水産省技術政策室 データを活用した農業の将来像 農業現場における生産性を飛躍的に高めるためには

More information

計画作成年度

計画作成年度 計画作成年度 計画主体 平成 30 年度 山形県村山市 村山市鳥獣被害防止計画 < 連絡先 > 担当部署名村山市農林課所在地山形県村山市中央一丁目 3 番 6 号電話番号 0237-55- 2 1 1 1 FAX 番号 0237-55- 3 7 2 8 メールアドレス nourin@city.murayama.lg.jp 1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 ニホンザル ツキノワグマ

More information

Microsoft Word - 結果概要.doc

Microsoft Word - 結果概要.doc 平成 18 年度 食の安全 安心セミナー ~ 農薬に関する安全と消費者の信頼確保に向けた新たな取組 ~ の概要 岡山出張所長古澤康紀 当機構と中国四国農政局は 平成 18 年 10 月 27 日 ( 金 ) 広島 YMCAホール国際文化ホール ( 広島市中区 ) において 食の安全 安心セミナー を実施しましたので その概要をご紹介します 1 趣旨消費者の食の安全 安心への関心が高まる中 農産物やその製造段階における生産履歴に関する情報提供について消費者団体や流通産業関係者からの要望は高く

More information

3 園芸作物 < 果菜類 > 1-1 トマト [ ハウス ] ア導入すべき持続性の高い農業生産方式の内容 トマトは主に道央 道南および道北の施設で栽培され 作型は促成 ( ハウス加温 マルチ ) 半促成 ( ハウス マルチ ) 抑制 ( ハウス ) などである 品種は 桃太郎 ハウス桃太郎 桃太郎

3 園芸作物 < 果菜類 > 1-1 トマト [ ハウス ] ア導入すべき持続性の高い農業生産方式の内容 トマトは主に道央 道南および道北の施設で栽培され 作型は促成 ( ハウス加温 マルチ ) 半促成 ( ハウス マルチ ) 抑制 ( ハウス ) などである 品種は 桃太郎 ハウス桃太郎 桃太郎 3 園芸作物 < 果菜類 > 1-1 トマト [ ハウス ] トマトは主に道央 道南および道北の施設で栽培され 作型は促成 ( ハウス加温 マルチ ) 半促成 ( ハウス マルチ ) 抑制 ( ハウス ) などである 品種は 桃太郎 ハウス桃太郎 桃太郎 8 桃太郎ファイト などである 施肥標準の基肥窒素施肥量は 10kgN/10a 追肥は各花段ごとの 2 ~ 3 番果がピンポン玉大になった時点で

More information

(Taro12-\216w\220j0503.jtdc)

(Taro12-\216w\220j0503.jtdc) 施設野菜 1 メロン類 施設野菜 1 メロン 慣行基準半促成栽培 ( 春作 ) 総窒素施肥量 14kg/10a 農薬使用回教 ( 成分回数 ) 22 回 抑制栽培 ( 秋作 ) 総窒素施肥量 10kg/10a 農薬使用回教 ( 成分回数 ) 14 回 半促成 ( 春作 ) メロン アムスメロン 1 基本作型 1 月中下旬播種 2 月下旬 ~3 月上旬定植 6 月上旬 ~ 収穫 2 減化学肥料対策技術

More information

大型の捕虫網 ( 径 42cm) を使用し 1 地区 5 地点の払い落し法により調査する 越冬後の5~6 月の指標植物としては結実しているクワ サクラ ヒイラギ及び開花中のミカン 新梢伸長中のキリが適しており また 新成虫が出現する7 月以降の好適な指標植物として結実したスギ ヒノキ サワラ ヒイラ

大型の捕虫網 ( 径 42cm) を使用し 1 地区 5 地点の払い落し法により調査する 越冬後の5~6 月の指標植物としては結実しているクワ サクラ ヒイラギ及び開花中のミカン 新梢伸長中のキリが適しており また 新成虫が出現する7 月以降の好適な指標植物として結実したスギ ヒノキ サワラ ヒイラ ⅩⅩⅩⅩⅡ キウイフルーツの病害虫 A カメムシ類果樹を加害するカメムシ類としてはチャバネアオカメムシ ツヤアオカメムシ クサギカメムシが主要種であるが 地域により また 果樹の種類により優占種が異なるので注意する いずれも加害期間が長く しかも発生変動が大きいので発生予察は難かしいが 越冬密度及び成幼虫の発生飛来消長の把握に重点をおく 1 調査ア越冬密度調査越冬成虫の密度を調査し 発生量の予察に利用する

More information

Microsoft PowerPoint ₀H30眄挽�榇覆.pptx

Microsoft PowerPoint â‚€H30眄挽ç�Œæ¦‡è¦†.pptx 資料 1 山梨県における環境保全型 農業の推進状況について 平成 31 年 2 月 1 山梨県の農業の概要耕地面積 農家数 本県の耕地面積は約 24 千 ha で 全国シェア 0.5% 本県の耕地面積の内訳では 樹園地が最も多く約 10 千 ha 本県の総農家数は 33 千戸で 全国シェア 1.5% 農業就業人口は 28 千人で 全国シェア 1.3% 年次 単位 全国 山梨 全国シェア 総土地面積

More information

(2018 年 10 月 31 日現在の内容 ) 住友化学の農業支援サイト :i- 農力 クロチアニジン粒剤 農林水産省登録第 号性状 : 類白色細粒毒性 : 普通物危険物 : ダントツ 粒剤有効年限 :5 年包装 :1kg 12 3kg 6 12 kg 1 有効成分

(2018 年 10 月 31 日現在の内容 ) 住友化学の農業支援サイト :i- 農力   クロチアニジン粒剤 農林水産省登録第 号性状 : 類白色細粒毒性 : 普通物危険物 : ダントツ 粒剤有効年限 :5 年包装 :1kg 12 3kg 6 12 kg 1 有効成分 (2018 年 10 月 31 日現在の内容 ) 住友化学の農業支援サイト https:// クロチアニジン粒剤 農林水産省登録第 20800 号性状 : 類白色細粒毒性 : 普通物危険物 : ダントツ 粒剤有効年限 :5 年包装 :1kg 12 3kg 6 12 kg 1 有効成分 : クロチアニジン 0.50% 適用と使用法 作物名適用害虫名使用量使用時期 * 総使用回数 * 使用方法 稲 カメムシ類

More information

取組の詳細 作期の異なる品種導入による作期分散 記載例 品種名や収穫時期等について 26 年度に比べ作期が分散することが確認できるよう記載 主食用米について 新たに導入する品種 継続使用する品種全てを記載 26 年度と 27 年度の品種ごとの作付面積を記載し 下に合計作付面積を記載 ( 行が足りない

取組の詳細 作期の異なる品種導入による作期分散 記載例 品種名や収穫時期等について 26 年度に比べ作期が分散することが確認できるよう記載 主食用米について 新たに導入する品種 継続使用する品種全てを記載 26 年度と 27 年度の品種ごとの作付面積を記載し 下に合計作付面積を記載 ( 行が足りない 記載例 ( 取組の詳細 ) 取組の詳細 作期の異なる品種導入による作期分散 記載例 品種名や収穫時期等について 26 年度に比べ作期が分散することが確認できるよう記載 主食用米について 新たに導入する品種 継続使用する品種全てを記載 26 年度と 27 年度の品種ごとの作付面積を記載し 下に合計作付面積を記載 ( 行が足りない場合は適宜追加 ) 必須項目のため 様式に 記載済 ( 実績報告時には 申請者自身がこの内容について評価を実施

More information

DNA 抽出条件かき取った花粉 1~3 粒程度を 3 μl の抽出液 (10 mm Tris/HCl [ph8.0] 10 mm EDTA 0.01% SDS 0.2 mg/ml Proteinase K) に懸濁し 37 C 60 min そして 95 C 10 min の処理を行うことで DNA

DNA 抽出条件かき取った花粉 1~3 粒程度を 3 μl の抽出液 (10 mm Tris/HCl [ph8.0] 10 mm EDTA 0.01% SDS 0.2 mg/ml Proteinase K) に懸濁し 37 C 60 min そして 95 C 10 min の処理を行うことで DNA 組換えイネ花粉の飛散試験 交雑試験 1. 飛散試験 目的 隔離圃場内の試験区で栽培している組換えイネ S-C 系統 及び AS-D 系統の開花時における花粉の飛散状況を確認するため 方法 (1) H23 年度は 7 月末からの低温の影響を受け例年の開花時期よりも遅れ 試験に用いた組換えイネの開花が最初に確認されたのは S-C 系統 及び AS-D 系統ともに 8 月 13 日であった そこで予め準備しておいた花粉トラップ

More information

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF C F926E93798FEB8B7A8EFB8CB9>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF C F926E93798FEB8B7A8EFB8CB9> 資料 3-3 農林水産分野における温暖化対策 農地による炭素貯留について 農地管理による炭素貯留について 土壌有機物は 土壌の物理的 化学的 生物的な性質を良好に保ち また 養分を作物に持続的に供給するために極めて重要な役割を果たしており 農業生産性の向上 安定化に不可欠 農地に施用された堆肥や緑肥等の有機物は 多くが微生物により分解され大気中に放出されるものの 一部が分解されにくい土壌有機炭素となり長期間土壌中に貯留される

More information

植物防疫03月号(343号).indd

植物防疫03月号(343号).indd 平成 30 年 3 月 5 日発行 第 343 号 一般社団法人 長野県植物防疫協会 380-0837 長 野 市 大 字 南 長 野 字 幅 下 667-6 長野県土木センター内 電 話 026-235-3510 F A X 026-235-3583 新しく普及に移す 見込みの農業技術 農業技術課 副主任専門技術員 目 次 新しく普及に移す見込みの農業技術 1 話題の病害虫 ブドウ黒とう病 4 話題の病害虫

More information