(2) 横浜市地震被害想定専門委員会本市防災計画の基礎となる横浜市地震被害想定の調査に関し専門的検証を行うため 横浜市防災会議条例第 4 条に基づき設置しました 委員構成は 委員長の東京工業大学の翠川教授を筆頭に学識者 14 名 事業者 9 名 本市職員 20 名で構成しています 平成 23 年 1

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1 横浜市記者発表資料 平成 24 年 10 月 17 日消防局情報技術課 横浜市地震被害想定を見直しました!! 国の防災基本計画において あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震 津波を想定し 対策を推進する ことが規定されたことから 本市の地震被害想定についても 学識経験者やライフライン事業者などの専門家を交えた横浜市地震被害想定専門委員会を設置し 抜本的な見直しを進めてきました このたび その結果がまとまりましたのでお知らせします 1 今回の被害想定の特徴 ( ) 内は前回想定での値 (1) 横浜市に最大の被害を及ぼす地震は 元禄型関東地震 沿岸部で揺れが大きく最大震度は 7( 震度 7) (2) 火災による焼失棟数 死者はこれまでの想定に比べ激増 全焼 :77,700 棟 (6,903 棟 ) 死者 :1,548 人 (88 人 ) (3) 一方 耐震化の進展で死者総数は微減 建物倒壊による死者数は激減 死者総数 3,260 人 (3,653 人 ) 揺れによる建物倒壊の死者数 :1,695 人 (3,440 人 ) (4) 液状化による建物被害全壊 204 棟 半壊 7,670 棟 ( 前回は液状化単独での被害は想定せず ) (5) 避難者 帰宅困難者は微増避難者 :577,000 人 (508,294 人 ) 帰宅困難者 :455,000 人 (439,372 人 ) (6) 津波による死者は 595 人 ( 想定せず )< 慶長型地震 > 2 被害想定の検討経過 (1) 概要 横浜市地震被害想定 は平成 17 年 3 月に策定し 7 年が経過しています この間の 東日本大震災 などの経験 新しい科学的知見 あらゆる可能性の考慮を踏まえ 専門家の意見などを参考にしながら 抜本的な見直しを行いました 横浜市にとって最大の被害をもたらす 揺れを起こす地震で想定 東日本大震災で得た新たな知見を踏まえた各種想定を実施 被害の想定にあたっては 震度分布 液状化判定 物的被害 人的被害及び経済被害など すべての項目について見直しを実施 津波からの避難に関するガイドライン の避難対象区域図などをもとに 津波に関する被害を想定

2 (2) 横浜市地震被害想定専門委員会本市防災計画の基礎となる横浜市地震被害想定の調査に関し専門的検証を行うため 横浜市防災会議条例第 4 条に基づき設置しました 委員構成は 委員長の東京工業大学の翠川教授を筆頭に学識者 14 名 事業者 9 名 本市職員 20 名で構成しています 平成 23 年 12 月から平成 24 年 9 月まで 全 8 回の委員会を開催して参りました (3) 想定における条件や手法被害想定にあたっては 最新の情報 条件 手法を取り入れました 本市高密度強震計ネットワークに蓄積された地震記録の活用 本市で蓄積した約 2 万点のボーリングデータを活用 津波は 東日本大震災の被害分析により見直された条件や手法を使用 液状化の危険度判定は内陸部にも拡げ ボーリングデータや旧地形データを活用 火災被害は 最新のクラスタ法を活用 3 今後の取組等今回まとまった結果は 横浜市防災計画 ( 震災対策編 ) の改定及び減災の取組などに反映させていきます お問い合わせ先 消防局危機管理室情報技術課長 大木将彰 Tel

3 横浜市地震被害想定の概要について 1 想定地震 元禄型関東地震 東京湾北部地震 および 南海トラフの大連動地震 の 3 地震について 被害想定を行いました 慶長型地震 に関しては 津波に関する被害想定を行いました 各地震を選んだ理由は 次の通りです 元禄型関東地震 相模トラフ沿いを震源とする関東地震は これまで 1923 年に横浜市で甚大な被害をもたらした大正型関東地震の再来が懸念されていました しかし 東日本大震災を経て 想定外の事態をなくそうという考えから 発生確率は低いものの 大正型関東地震 ( 南関東地震 ) よりも市内の震度が大きく 津波の影響も考えられる元禄型関東地震を対象としました 東京湾北部地震 首都直下地震は首都圏のどこで発生してもおかしくないと言われています 東京湾北部地震は 本市に大きな影響を与える首都直下地震の一つであり 中央防災会議でもこの地震を首都直下地震大綱 ( 平成 17 年 9 月 ) の基軸としています この地震は 横浜市のみならず 首都圏での影響が極めて大きいと考えられていることから 今後 広域で連携した対策を検討していく際に重要である東京湾北部地震を対象としました 南海トラフ巨大地震 これまで横浜市に大きな影響を与える地震として 切迫性の高い東海地震が被害想定の対象地震として検討されていました 一方で 内閣府 南海トラフの巨大地震モデル検討会 ( 平成 23 年 8 月 ~) においては 東日本大震災を踏まえ 想定外をなくす考えから 津波を伴い最大限の被害を及ぼす想定地震として 東海地震を包括した南海トラフ巨大地震が検討されています そのため 横浜市においても揺れは大きくないものの 長周期地震動 液状化 津波などの被害が考えられ 従来想定していた東海地震を包括した最大級の地震である南海トラフ巨大地震を対象としました 慶長型地震 揺れの影響は大きくないものの 東京湾内への大きな津波の影響をもたらす想定地震です 発生確率はきわめて低いですが 横浜市として最大クラスの津波被害を引き起こす想定地震であることから 津波被害の検討対象としました なお この想定地震は 神奈川県の 平成 23 年度津波浸水想定検討部会 ( 平成 23 年 5 月 ~) で設定したものです 1

4 想定地震候補の抽出 下記の想定で検討された地震から 18 地震を候補として抽出 1) 前回想定 2) 内閣府中央防災会議 首都直下地震対策専門調査会 (2005) 3) 神奈川県地震被害想定 (2009) 4) 神奈川県津波浸水想定 (2012) 想定地震候補の絞込み 震源域 種類 ( タイプ ) により 4 つにグループ化し 同一震源域の中で最大クラスのものを選定して 8 地震に絞り込み 経験式から簡易に震度分布を予測し影響度を比較 想定地震の決定 下記 8 候補から 赤字の 3 地震を被害想定全般の対象 青字の1 地震を津波被害の対象とした 相模トラフ : 大正型関東地震 元禄型関東地震 南海トラフ等の遠方 : 南海トラフ巨大地震 慶長型地震 首都直下のプレート境界型 : 東京湾北部地震 横浜市直下地震 活断層型 : 三浦半島断層群 鴨川低地断層帯地震 東京湾内地震 図 1.1 想定地震想定の流れ 想定地震の位置づけ : 被害想定全般の対象 : 津波被害の対象 : その他 横浜市直下の地震 (M7 クラス ) 首都圏のどこで起こるか予測できない M7 級の直下地震が 横浜市直下で起こった場合を想定 平成 16 年度横浜市地震被害想定での条件よりも 地震規模が大きいケースで検討 南海トラフ巨大地震 (M9 クラス ) 内閣府 南海トラフの巨大地震モデル検討会 (H23.8~) による想定で 想定震源域 波減域を中央防災会議 (2003) のものから広げ M9.0( 地震動 ) M9.1( 津波 ) と想定している 横浜市でも津波 長周期地震動 液状化は大きなものとなる可能性がある 東京湾北部地震 (M7.3) 中央防災会議が 首都直下での地震が切迫し 被害及びその影響が大きいことから 首都直下地震対策大綱 (H17.9) の対象地震として防災対策の中心に位置づけている地震 最新の知見に基づき 平成 17 年度の中央防災会議の想定より 震源を約 10km 浅く見直す 東京湾内地震 (M7 クラス ) 神奈川県 平成 23 年度津波浸水想定検討部会 (H23.5~) で検討している 最近発見された断層であるが 活断層か否かは不明で 発生の可能性は低い 横浜港に近く臨海部に大きな影響をもたらす可能性がある 慶長型地震 (M8.5) 神奈川県 平成 23 年度津波浸水想定検討部会 (H23.5~) で 遠州灘から相模トラフにまで及ぶ断層を設定 東京湾内に津波が侵入しやすい位置での巨大地震を想定したモデルである 発生する可能性は低いが 高い津波が到達する 大正型関東地震 (M8.0) 相模トラフで発生する M8 級のプレート境界型地震である 1923 年に横浜市に大きな被害をもたらした 元禄型関東地震 (M8.1) 相模トラフで発生する M8 級のプレート境界型地震であり 房総半島沖まで連動した 1703 年元禄型関東地震のタイプが最大クラスと考えられる 元禄型は 1923 年の大正型よりも発生確率は低いが 津波 強震動が大正型よりも大きくなることから 元禄型を想定対象とする 図 1.2 想定地震の位置 三浦半島断層群 鴨川低地断層帯地震 (M7クラス) 神奈川県 平成 23 年度津波浸水想定検討部会 (H23.5~) で 鴨川低地断層帯にまで延びる可能性もあるとして 考慮された 三浦半島断層群の内 衣笠 北武断層帯は 神奈川県地震防災戦略の対象となっている 横浜市南部への影響は大きいが 連動する可能性はかなり低いと考えられる 2

5 2 被害の総括 (1) 元禄型関東地震 横浜市内では 震度 5 強 ~7 の揺れになり 広い範囲で震度 6 強以上の強い揺れになります 特に西区 中区 磯子区の沿岸部の一部では震度 7となります 一方で青葉区や都筑区の一部では震度 5 強にとどまることから 市内での被害分布は各区で大きく異なっています また 沿岸部の埋立地で液状化の可能性がかなり高く 内陸側でも 鶴見川流域の他 柏尾川 境川の流域などでも液状化の可能性が高くなります 強い揺れにより34,300 棟が倒壊し 火災でも77,700 棟が全焼するという大きな被害となり その結果 3,260 人の死者が予測されます 沿岸部では津波浸水による被害も発生し 建物は半壊 2,760 棟となります ライフラインはいずれも広域で機能支障が生じ 緊急輸送路 鉄道も 地盤変状等により大きな支障が生じます 現時点では被害を数値化することは困難ですが 長周期地震動による被害や津波火災の発生も懸念されることから さらに被害が拡大することが懸念されます 本市に最大の被害をもたらす地震でありますが 神奈川県全域でも大きな被害になると予想され また 東京都でも約 18 万棟の建物被害 約 5,900 人の死者が予測されていることから 救助 復旧活動等は困難を極めることが想定されます (2) 東京湾北部地震横浜市内では 震度 4~6 強の揺れになり 特に市内東部では震度 6 弱以上の強い揺れになります 沿岸部の埋立地で液状化の可能性がかなり高くなります 元禄型関東地震に比べると 被害は小さくなるものの 本市中心部から東京側では揺れ 火災により相当な被害が見込まれます 揺れによる被害で全壊が4,170 棟 火災による被害で全焼が 13,000 棟と想定されます 死者は460 人となります ライフラインはいずれも広域で機能支障が生じ 緊急輸送路 鉄道も 地盤変状等により大きな支障が生じます (3) 南海トラフ巨大地震横浜市内では広い範囲で震度 5 弱 ~5 強の揺れになり 一部で震度 6 弱の揺れになる 沿岸部の埋立地で液状化の可能性がかなり高くなります 液状化による建物被害が 揺れによる建物被害を上回ります 長周期地震動による高層建物や石油タンク等への影響も懸念されます 津波による建物被害も 半壊が15,500 棟に及びます 交通施設の浸水区間も 慶長型地震ほどではありませんが多数発生します 静岡県から九州に至る広域での被害が予測されるため 応急対応等に必要な人材 物資等の不足が懸念されます (4) 慶長型地震津波による全壊建物が412 棟 半壊建物が26,600 棟と想定されます 道路や鉄道も浸水の影響を何らかの形で受ける区間が多数発生します 南関東から東海地区以西の広い範囲で津波被害が懸念されます 3

6 想定地震における震度分布予測図 震度 7 震度 6 強震度 6 弱震度 5 強震度 5 弱震度 4 震度 7 震度 6 強震度 6 弱震度 5 強震度 5 弱震度 4 (a) 元禄型関東地震 (b) 東京湾北部地震 震度 7 震度 6 強震度 6 弱震度 5 強震度 5 弱震度 4 (c) 南海トラフ巨大地震 (d) 平成 16 年度南関東地震 4

7 液状化危険度分布の予測結果 (a) 元禄型関東地震 (b) 東京湾北部地震 液状化危険度が高い液状化する可能性がある液状化危険度は低い液状化危険度はかなり低い (c) 南海トラフ巨大地震 5

8 津波浸水深の分布 (50m メッシュ ) 4.0<H 3.0<H <H <H <H <H <H 3.0<H <H <H <H <H 0.3 (a) 元禄型関東地震 (b) 東京湾北部地震 4.0<H 3.0<H <H <H <H <H <H 3.0<H <H <H <H <H 0.3 (c) 南海トラフ巨大地震 (d) 慶長型地震 6

9 3 想定結果想定結果の概要は以下の通りとなります 想定シナリオは 平日冬の 18 時北風 風速 6m/s ( 慶長型地震と帰宅困難者の想定は 12 時 ) 表 3.1 横浜市地震被害想定調査結果一覧 種別 被害項目 被害単位 元禄型 東京湾北部南海トラフ 慶長型 関東地震 地震 巨大地震 地震 地盤 急傾斜地崩壊危険性が高い急傾斜地 ( 箇所 ) 揺れ 全壊数 ( 棟 ) 34,300 4, 半壊数 ( 棟 ) 103,000 24,300 2,360 - 液状化 全壊数 ( 棟 ) 建物 半壊数 ( 棟 ) 7,670 4,940 3,770 - 急傾斜地崩壊全壊数 ( 棟 ) 半壊数 ( 棟 ) 津波 全壊数 ( 棟 ) 半壊数 ( 棟 ) 2, ,500 26,600 地震火災出火 炎上出火件数 ( 件 ) ( 冬 18 時 ) 延焼 焼失棟数 ( 棟 ) 77,700 13, 死者 ( 人 ) 3, 人 負傷者 ( 人 ) 21,700 4, 重傷者 ( 人 ) 2, 上水道 断水世帯数 (1 日後 ) 399, ,000 92,900 - 下水道 機能支障世帯数 72,900 34,300 19,900 - ライフライン 電力 (1 日後 ) 停電世帯数 (1 日後 ) 266,000 62, 電話 不通世帯数 (1 日後 ) 54,100 13, 都市ガス 供給停止件数 ( 直後 ) 1,160, , 橋梁 橋脚被害箇所 道路 緊急輸送路交通支障区間数 交通 緊急輸送路浸水区間数 鉄道 被害箇所 浸水区間数 港湾 被害延長 (km) 避難者 :1 日後 ( 人 ) 577, , ,000 - 避難者 避難者 :28 日後 ( 人 ) 下段は避難所生活者 335,000 (218,000) 79,900 (51,900) 34,100 (22,100) - 帰宅困難者人 ( 平日正午 ) 455,000 - その他エレベータ閉発生可能性台数 ( 台 ) 2,740 1, の被害 - じ込め 災害廃棄物 発生量 ( 万 m 3 ) 1, 経済被害 直接経済被害額 ( 兆円 ) ( 被害数は有効数字 3 桁として 四捨五入している ) ( 慶長型地震の死者は津波によるもの ) 7

10 4 前回想定結果との比較今回の元禄型関東地震の想定結果と平成 17 年 3 月に発表した南関東地震の想定結果を比較すると下表の通りとなります 表 4.1 元禄型関東地震と南関東地震の被害想定結果 種別 被害項目 被害単位 元禄型関東地震 平成 16 南関東地震 ( 大正型関東地震 ) 全壊数計 ( 棟 ) 34,669 71,814 建物 損壊 半壊数計 ( 棟 ) 113,719 47,761 合計 ( 棟 ) 1 148, ,575 地震火災出火 炎上出火件数 ( 件 ) ( 冬 18 時 ) 延焼 焼失棟数 ( 棟 ) 77,700 6,903 死者 ( 人 ) 1,695 3,440 人 揺れ 急傾斜崩壊 火災延焼 負傷者 ( 人 ) 19,913 24,626 重傷者 ( 人 ) 2,438 1,766 死者 ( 人 ) 負傷者 ( 人 ) 9 62 重傷者 ( 人 ) 5 62 死者 ( 人 ) 1, 負傷者 ( 人 ) 1, 重傷者 ( 人 ) 津波浸水死者 ( 人 ) 13 0 死者 ( 人 ) 3,260 3,653 合計 2 負傷者 ( 人 ) 21,700 24,720 重傷者 ( 人 ) 2,940 1,837 避難者 (1 日後 人 ) 577, ,294 避難者避難者 (28 日後 人 ) 335,000 下段は避難所生活者 (218,000) 321,394 帰宅困難者 人 ( 平日正午 ) 455, ,372 8

11 別紙 被害の詳細について (1) 建物被害揺れが大きく 古い木造建物が多いところで被害が多くなっています 鶴見区 神奈川区 中区 南区 港北区 戸塚区に被害が多くなっています 前回想定の南関東地震と比較して 元禄型関東地震での全壊棟数は大きく減少しています これは 建物の耐震化率が高まってい る影響や 震度分布が変わったことが影響しています 全市的には震度 6 強の範囲が広がった ことにより 半壊の棟数は大幅に増えています 揺れによる建物被害元禄型関東地震 区名 全壊半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 2,926 2, ,421 8, ,347 11, 神奈川区 3,220 3, ,242 7, ,462 10, 西区 2,394 2, ,043 3, ,437 5, 中区 4,713 4, ,606 5,596 1,010 11,319 9,744 1,575 南区 4,036 3, ,631 8, ,667 11, 港南区 1,453 1, ,250 5, ,703 7, 保土ケ谷区 2,071 1, ,987 6, ,058 8, 旭区 ,439 5, ,241 5, 磯子区 2,273 2, ,902 5, ,175 7, 金沢区 2,427 2, ,364 5, ,791 8, 港北区 2,532 2, ,698 8, ,230 10, 緑区 ,263 2, ,611 2, 青葉区 , ,129 1, 都筑区 ,886 1, ,389 2, 戸塚区 2,159 2, ,288 8, ,447 10, 栄区 ,797 2, ,462 3, 泉区 1, ,206 5, ,239 5, 瀬谷区 ,762 3, ,393 4, 合計 34,262 31,864 2, ,838 96,139 6, , ,003 9,097 揺れによる建物被害棟数東京湾北部地震 区名 全壊半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 1,695 1, ,160 6, ,855 8, 神奈川区 ,470 2, ,781 2, 西区 ,341 1, ,529 1, 中区 ,191 1, ,612 2, 南区 ,798 1, ,090 1, 港南区 保土ケ谷区 ,057 1, 旭区 磯子区 金沢区 港北区 1, ,372 5, ,411 6, 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 4,174 3, ,303 22,715 1,588 28,477 26,512 1,965 1

12 揺れによる建物被害棟数南海トラフ巨大地震 区名 全壊半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 ,364 2, ,407 2, (2) 液状化による建物被害元禄型関東地震においては 液状化危険度が高いところで被害が大きくなっています その中 でも やや内陸側に寄った辺りで被害が大きくなるのは 木造建物が多くなるところで被害件数が多くなるためです 南海トラフ巨大地震においても 広い範囲で液状化危険度が高いため 多くの被害が発生する可能性があります 液状化による建物被害棟数元禄型関東地震 区名 全壊大規模半壊半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 ,532 1, ,443 1, 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 , ,693 1, 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 ,731 2, ,941 3,647 1,294 7,876 5,816 2,060 2

13 液状化による建物被害棟数東京湾北部地震 区名 全壊大規模半壊半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 ,552 1, ,474 1, 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 ,757 1, ,179 2, ,065 3,585 1,480 液状化による建物被害棟数南海トラフ巨大地震 区名 全壊大規模半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 , 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 , 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 , ,431 1, ,864 2,704 1,160 3

14 (3) 急傾斜地による建物被害元禄型関東地震では 急傾斜地崩壊危険度の高い箇所が多い金沢区 港北区 戸塚区 保土ケ谷区で被害が多くなっています 一方で東京湾北部地震では震源地に比較的近く 震度の大きい港北区に被害が集中し 南部方面の区では震度が小さくなることから被害が少なくなっています 急傾斜地による建物被害棟数元禄型関東地震 区名 全壊半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 急傾斜地による建物被害棟数東京湾北部地震 区名 全壊半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計

15 急傾斜地による建物被害棟数南海トラフ巨大地震 区名 全壊半壊全半壊計木造非木造計木造非木造計木造非木造 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計

16 (4) 火災延焼による建物被害 焼失棟数は 元禄型関東地震では 冬 18 時 風速 6m/sの条件で 焼失棟数は約 8 万棟となりま した 5 時の場合 出火件数が大幅に少なくなるので 焼失棟数も少なくなり 約 2 万棟となりま した 焼失棟数は神奈川区 中区 南区で特に大きくなると予測され 鶴見区 西区 港北区も 大きな被害が想定されます 前回調査に比べ 全体として被害が大きくなった要因としては 出 火件数が増えたことが考えられます なお 南海トラフ巨大地震では 建物倒壊による道路閉塞 の可能性が小さいので 大きな被害は想定されませんでした 火災延焼による建物被害 ( 冬 5 時 風速 6m/s) 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 区名 炎上出火件数 焼失棟数 炎上出火件数 焼失棟数 炎上出火件数 焼失棟数 鶴見区 12 2, , 神奈川区 7 2, 西区 9 1, 中区 16 3, , 南区 5 2, 港南区 保土ケ谷区 5 1, 旭区 磯子区 5 2, 金沢区 9 1, 港北区 6 1, 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 90 20, , 火災延焼による建物被害 ( 冬 18 時 風速 6m/s) 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 区名 炎上出火件数 焼失棟数 炎上出火件数 焼失棟数 炎上出火件数 焼失棟数 鶴見区 32 7, , 神奈川区 32 11, , 西区 44 8, 中区 72 11, , 南区 23 11, 港南区 保土ケ谷区 19 3, 旭区 磯子区 19 4, 金沢区 22 2, 港北区 34 6, , 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 22 2, 栄区 泉区 6 3, 瀬谷区 合計 , ,

17 (5) 津波浸水による建物被害慶長型地震と南海トラフ巨大地震で大きな被害が発生しています 2 つの地震の比較では 浸 水深が慶長型地震の方が大きいことから 全壊被害は慶長型地震の方が大きなものとなっています 東日本大震災において1m 未満の浸水においても建物被害が発生した事例があったことから 50cm 以上の浸水についても建物被害が発生する判定基準に見直しました 津波浸水による建物被害 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 慶長型地震 全壊 半壊 全壊 半壊 全壊 半壊 全壊 半壊 鶴見区 , ,838 神奈川区 , ,946 西区 , ,644 中区 , ,725 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 ,662 金沢区 , ,932 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 11 2, , ,635 浸水深と建物被害の関係 被害区分 浸水深 (H) 木造非木造 全壊 2.0m H - 半壊 0.5m H<2.0m 0.5m H 7

18 (6) ライフライン施設被害ア上水道 上水道配水管の総延長は約 6,550km あります 配水管の被害は中区で高い被害率となり 金 沢区の沿岸部でも高くなっています これらの地域で断水率も高くなりますが 水道管はネットワークをなしていることから 実際の断水率はこれより高くなる可能性があります イ下水道前回想定に比べ 液状化域が広くなったことなどにより 被害延長が長くなっています 被害率は中区 西区で大きいものの 流下機能支障世帯数では 鶴見区 中区 港北区で大きくなっています 上水道と同様に 下水管路もネットワークを構成しており 実際の流下機能支障は 予測より大きくなる可能性があります また 処理センターの機能が失われれば機能支障は広域化 長期化することが想定されます ウ電力中区 西区で停電率が高く 次いで隣接する南区 神奈川区で高くなっています ここでの停電は電柱被害に起因するものを想定していますが 東日本大震災では 本市においても地震発生当日には広範囲で停電が発生しました (564,700 戸 (3 月 11 日 16 時 ) で停電し当日中にはすべて復旧 ) 地震発生直後は 安全確保のため発電所が一時停止する等により 実際には広域で一時的に停電が発生する可能性が高いことが想定されます その後 系統切り替え等により 電力供給が再開されていくため 表の1 日後の停電世帯数は そのような対処を行った後に 電柱等の復旧作業によって回復していくべき世帯数となっています エ電話ここでの被害は物的被害による不通率を算定しています 固定電話被害では 西区 中区での不通率が高くなっています なお 地震発生当日は 停電の影響を受けることから電気が必要な機器の使用ができなくなること また 通話集中による輻輳をさけるために一般の回線は発信規制を受けることなどの理由から 物理的な被害状況にかかわらず 多くの電話はつながりにくくなります 被災状況によっては 翌日以降も使用できない可能性があります また 携帯電話についても 輻輳や停電によって利用に大きな制約を受ける可能性があります オ都市ガス元禄型関東地震では 多くの区で停止率は100% となります 実際には 停止後の被害情報などの収集の結果 被害が甚大であればさらに停止件数を増やし 一方で被害が少なければ安全を確認できたところから供給を再開していくことになります 8

19 上水道の被害 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 全世帯数 断水率 (%) 断水世帯数 断水率 (%) 断水世帯数 断水率 (%) 断水世帯数 鶴見区 125, , , ,089 神奈川区 113, , , ,568 西区 49, , , ,908 中区 76, , , ,718 南区 92, , , ,459 港南区 90, , , ,028 保土ケ谷区 90, , , ,929 旭区 101, , , ,596 磯子区 71, , , ,924 金沢区 86, , , ,020 港北区 156, , , ,590 緑区 71, , , ,979 青葉区 121, , , ,128 都筑区 76, , , ,089 戸塚区 110, , , ,513 栄区 50, , , ,498 泉区 59, , , ,488 瀬谷区 49, , , ,406 合計 1,594, , , ,930 下水道の被害 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 全世帯数 被害率 (%) 流下機能支障世帯数 被害率 (%) 流下機能支障世帯数 被害率 (%) 流下機能支障世帯数 鶴見区 125, , , ,557 神奈川区 113, , , ,527 西区 49, , , 中区 76, , , ,014 南区 92, , , ,220 港南区 90, , , ,116 保土ケ谷区 90, , , ,174 旭区 101, , , ,377 磯子区 71, , 金沢区 86, , 港北区 156, , , ,063 緑区 71, , 青葉区 121, , , ,080 都筑区 76, , , 戸塚区 110, , , ,601 栄区 50, , 泉区 59, , 瀬谷区 49, , 合計 1,594, , , ,856 9

20 電力の被害 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 全世帯数 停電率 (%) 停電世帯数 停電率 (%) 停電世帯数 停電率 (%) 停電世帯数 鶴見区 125, , , 神奈川区 113, , , 西区 49, , , 中区 76, , , 南区 92, , , 港南区 90, , 保土ケ谷区 90, , , 旭区 101, , 磯子区 71, , , 金沢区 86, , 港北区 156, , , 緑区 71, , 青葉区 121, , , 都筑区 76, , , 戸塚区 110, , 栄区 50, , 泉区 59, , 瀬谷区 49, , 合計 1,594, , , 固定電話の被害 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 全世帯数 不通率 (%) 不通世帯数 不通率 (%) 不通世帯数 不通率 (%) 不通世帯数 鶴見区 125, , , 神奈川区 113, , , 西区 49, , 中区 76, , , 南区 92, , 港南区 90, , 保土ケ谷区 90, , 旭区 101, , 磯子区 71, , 金沢区 86, , 港北区 156, , , 緑区 71, 青葉区 121, 都筑区 76, 戸塚区 110, , 栄区 50, 泉区 59, , 瀬谷区 49, 合計 1,594, , ,

21 都市ガスの被害 ( ブロック内 1/3 で SI 値 60kine 以上の条件 ) 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 需要家件数 供給支障率 (%) 供給停止件数 供給支障率 (%) 供給停止件数 供給支障率 (%) 供給停止件数 鶴見区 120, , , 神奈川区 109, , , 西区 51, , , 中区 85, , , 南区 92, , , 港南区 83, , , 保土ケ谷区 76, , , 旭区 68, , 磯子区 70, , , 金沢区 84, , 港北区 132, , 緑区 55, , 青葉区 116, 都筑区 66, 戸塚区 79, , , 栄区 42, , 泉区 36, , 瀬谷区 32, , 合計 1,404, ,157, ,

22 (7) 交通施設被害ア道路 元禄型関東地震では 路肩が崩れる ( 地盤変状による被害 ) 建物倒壊等により道路が塞が れる ( 沿道建物等の倒壊による被害 ) 等による被害です ほとんどは 早期の応急復旧によって 機能回復可能なものと考えられます 津波による浸水被害の影響を受ける緊急輸送路区間は 浸水域にある区間は津波の影響を受けるものとして抽出しました 緊急輸送路の支障影響度ランク別施設数 項目 単位総数 緊急輸送路区間 509 支障影響度ランク 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 A B C 各交通施設 要因の支障影響度ランク別施設数 項目 単位総数 橋梁 橋脚の被害箇所 192 トンネルの被害箇所 12 地盤変状による被害区間 509 急傾斜地崩壊による被害 沿道建物 電柱の倒壊による被害 区間 85 区間 509 支障影響度ランク 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 A B C B A B C A B C A B 緊急輸送路の浸水区間数 元禄型関東地震東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 慶長型地震 浸水区間数

23 イ鉄道 想定 3 地震では いずれも地震後には路線などの施設の点検が必要となります また 元禄 型関東地震 東京湾北部地震では 被害箇所数が多くなるため 応急復旧のための時間を要す ると考えられます 浸水区間は 緊急輸送路と同様に 浸水域に路線があれば その区間は津波の影響を受ける と想定しました 被害箇所数 路線 元禄型関東地震東京湾北部地震南海トラフ巨大地震箇所箇所 /km 箇所箇所 /km 箇所箇所 /km JR 市営地下鉄 私鉄 全路線 * 箇所数は 小数第一位で四捨五入しているため合計値は必ずしも一致しない 浸水区間数 路線 全区間数 元禄型関東京湾北部南海トラフ東地震地震巨大地震 慶長型地震 JR 市営地下鉄 私鉄 全路線 ウ港湾 対象とした岸壁の総延長は24.3km( 耐震強化岸壁の延長は1.3km) です 元禄型関東地震で は 耐震強化岸壁のみが使用可能と想定されます 東京湾北部地震でも ほぼ同様の結果とな ります 岸壁の被害ランク別延長集計結果 ( 単位 :km) 被害ランク地震種別 大 中 小 なし 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震

24 6 人的被害人的被害として 死者数 負傷者数 重傷者数を予測しました 負傷者 重傷者については 国の災害被害認定統一基準に基づき 医師の治療を受ける必要がある者を負傷者 その内 1か月以上の治療を要する見込みの者を重傷者として扱っています ア揺れによる人的被害 急傾斜地崩壊による人的被害元禄型関東地震が発生した際の揺れによる建物倒壊による人的被害は 多くの人が自宅で就寝中である深夜 ~ 早朝の時間帯で多くなり 地域としては 建物被害が多い鶴見区 神奈川区 中区 南区 港北区での被害が多くなっています 前回調査に比べ 全壊する建物の数が半減しているため 死者数は大幅に減っていますが 半壊被害は依然として多いため 負傷者数については大きな変動はありませんでした 急傾斜地については揺れによる建物倒壊と同様に 時間帯としては多くの人が自宅で就寝中である深夜 ~ 早朝で多くなっています 揺れによる人的被害 (5 時発生 ) 元禄関東型地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 死者 負傷者重傷者 死者 負傷者 重傷者 死者 負傷者重傷者 鶴見区 185 2, , 神奈川区 213 2, 西区 中区 286 2, 南区 271 2, 港南区 103 1, 保土ケ谷区 135 1, 旭区 58 1, 磯子区 136 1, 金沢区 166 1, 港北区 180 2, , 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 137 2, 栄区 泉区 73 1, 瀬谷区 合計 2,235 24,524 2, ,

25 揺れによる人的被害 (12 時発生 ) 元禄関東型地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 死者 負傷者重傷者 死者 負傷者 重傷者 死者 負傷者重傷者 鶴見区 112 1, , 神奈川区 146 1, 西区 161 1, 中区 362 4, , 南区 175 1, 港南区 保土ケ谷区 79 1, 旭区 磯子区 金沢区 106 1, 港北区 116 1, 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 79 1, 栄区 泉区 瀬谷区 合計 1,618 19,760 2, , 揺れによる人的被害 (18 時発生 ) 元禄関東型地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 死者 負傷者重傷者 死者 負傷者 重傷者 死者 負傷者重傷者 鶴見区 125 1, , 神奈川区 154 1, 西区 154 1, 中区 309 3, 南区 182 1, 港南区 72 1, 保土ケ谷区 91 1, 旭区 磯子区 91 1, 金沢区 117 1, 港北区 128 1, 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 93 1, 栄区 泉区 瀬谷区 合計 1,695 19,913 2, ,

26 急傾斜地崩壊による人的被害 (5 時発生 ) 元禄関東型地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 死者 負傷者重傷者 死者 負傷者 重傷者 死者 負傷者重傷者 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 急傾斜地崩壊による人的被害 (12 時発生 ) 元禄関東型地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 死者 負傷者重傷者 死者 負傷者 重傷者 死者 負傷者重傷者 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計

27 急傾斜地崩壊による人的被害 (18 時発生 ) 元禄関東型地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 死者 負傷者重傷者 死者 負傷者 重傷者 死者 負傷者重傷者 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計

28 イ火災延焼による人的被害元禄型関東地震が発生した際の火災による死者数は 延焼棟数が多い鶴見区から磯子区にかけて多くの死者が発生すると予測されます これらの地域は北部方面の区に比べ 明らかに被害が大きくなっています 時間帯としては18 時に発生した際の被害が大きく 朝の5 時に比べ約 3 倍の死者数となっています 火災延焼による人的被害 (5 時発生 ) 元禄関東型地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 死者 負傷者重傷者 死者 負傷者 重傷者 死者 負傷者重傷者 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 火災延焼による人的被害 (18 時発生 ) 元禄関東型地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 死者 負傷者重傷者 死者 負傷者 重傷者 死者 負傷者重傷者 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 1,548 1,

29 ウ津波浸水による人的被害慶長型地震は 浸水面積 浸水深が他の地震より大きいことから 死者数が最大になっています 地区としては 津波の影響人口が多い神奈川区 中区で多く発生しています 津波による死者数は 防災意識が高まれば死者数は減少することが想定されますが 逆に津波に対する市民の意識が低下してしまうと 慶長型地震での津波影響人口は12 時 18 時の場合 10 万人を越えているので 予測値より大幅に多くなる可能性があります 津波浸水による人的被害 (5 時発生 ) 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 慶長型地震 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 人口 る死者数人口 る死者数 人口 る死者数人口 る死者数 鶴見区 , 神奈川区 1, , , 西区 1, , , 中区 , , 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 , 金沢区 , , 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 3, , ,

30 津波浸水による人的被害 (12 時発生 ) 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 慶長型地震 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 人口 る死者数人口 る死者数 人口 る死者数人口 る死者数 鶴見区 ,746 8 神奈川区 1, , , 西区 4, , , 中区 , , 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 , , 金沢区 , , 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 7, , , 津波浸水による人的被害 (18 時発生 ) 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 慶長型地震 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 津波影響 津波によ 人口 る死者数人口 る死者数 人口 る死者数人口 る死者数 鶴見区 ,483 7 神奈川区 1, , , 西区 3, , , 中区 , , 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 , 金沢区 , , 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 6, , ,

31 エ避難者数 元禄型関東地震で最大の避難者数となります 特に建物被害 ライフライン被害が大きい鶴 見区 神奈川区 中区 南区 金沢区 港北区 戸塚区で 避難所生活者が多くなります 区 ごとの地域差が大きくなっていますが 最小の青葉区でも地震発生翌日には多くの避難者が発 生します 避難者数 (5 時 ) ( 上段 : 避難者数下段 : 避難者生活者数 ) 区名 元禄型関東地震東京湾北部地震南海トラフ巨大地震 1 日後 4 日後 1 ヶ月後 1 日後 4 日後 1 ヶ月後 1 日後 4 日後 1 ヶ月後 鶴見区 49,863 42,318 23,032 50,431 41,684 19,325 8,762 7,032 2,609-27,507 14,971-27,095 12,561-4,571 1,696 神奈川区 44,140 37,968 22,189 18,581 15,112 6,243 9,847 8,702 5,772-24,679 14,423-9,823 4,058-5,656 3,752 西区 21,919 19,295 12,588 8,245 6,790 3,072 5,557 5,099 3,928-12,542 8,182-4,414 1,997-3,314 2,554 中区 47,116 41,221 26,150 26,184 21,393 9,146 9,188 8,117 5,378-26,793 16,998-13,905 5,945-5,276 3,496 南区 36,772 32,502 21,587 12,086 9,743 3,753 4,053 3,219 1,088-21,126 14,032-6,333 2,439-2, 港南区 23,798 20,241 11,151 5,278 4, ,685 2, ,157 7,248-2, , 保土ケ谷 25,532 22,222 13,763 7,547 5,998 2,039 3,359 2, 区 - 14,445 8,946-3,899 1,325-1, 旭区 17,983 15,324 8,530 5,021 3, ,158 3, ,961 5,545-2, , 磯子区 26,514 23,055 14,212 4,706 3,946 2,003 2,996 2, ,986 9,238-2,565 1,302-1, 金沢区 42,978 35,934 17,930 3,812 3, ,837 10,420 6,799-23,357 11,655-1, ,773 4,419 港北区 45,136 37,883 19,344 47,075 37,571 13,276 8,457 6,474 1,403-24,624 12,574-24,421 8,629-4, 緑区 9,432 7,846 3,791 3,300 2, ,720 2, ,100 2,464-1, , 青葉区 7,774 6,155 2,014 9,939 7,648 1,790 3,766 2, ,001 1,309-4,971 1,163-1, 都筑区 8,644 7,013 2,845 6,596 5,126 1,370 2,025 1, ,559 1,849-3, 戸塚区 38,524 32,178 15,958 7,607 5,835 1,306 8,913 6,817 1,458-20,916 10,372-3, , 栄区 12,196 10,085 4,689 1, ,329 1, ,555 3, , 泉区 18,475 15,942 9,465 3,372 2, ,453 3, ,362 6,152-1, , 瀬谷区 11,816 10,246 6,233 2,347 1, ,295 2, ,660 4,052-1, , 合計 488, , , , ,540 68, ,400 81,744 34, , , ,703 44,259-53,135 22,133 21

32 区名 鶴見区 神奈川区 西区 中区 南区 港南区 保土ケ谷区 旭区 磯子区 金沢区 港北区 緑区 青葉区 都筑区 戸塚区 栄区 泉区 瀬谷区 合計 避難者数 (18 時 ) ( 上段 : 避難者数下段 : 避難者生活者数 ) 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 1 日後 4 日後 1 ヶ月後 1 日後 4 日後 1 ヶ月後 1 日後 4 日後 1 ヶ月後 58,283 51,036 32,512 52,228 43,554 21,382 8,763 7,033 2,610-33,174 21,133-28,310 13,898-4,571 1,697 58,870 53,202 38,713 20,439 17,000 8,209 9,848 8,702 5,773-34,581 25,163-11,050 5,336-5,656 3,752 31,905 29,668 23,951 8,585 7,137 3,434 5,558 5,100 3,929-19,284 15,568-4,639 2,232-3,315 2,554 58,370 53,205 40,002 26,998 22,240 10,078 9,190 8,118 5,379-34,583 26,001-14,456 6,551-5,277 3,497 51,926 48,084 38,262 12,994 10,662 4,702 4,053 3,220 1,088-31,255 24,870-6,930 3,056-2, ,061 21,528 12,497 5,432 4,193 1,026 3,685 2, ,993 8,123-2, , ,066 26,842 18,601 7,958 6,412 2,462 3,360 2, ,447 12,091-4,168 1,600-1, ,064 16,419 9,657 5,245 4,111 1,214 5,158 3, ,672 6,277-2, , ,664 27,314 18,751 5,063 4,305 2,366 2,997 2, ,754 12,188-2,798 1,538-1, ,565 37,592 19,768 3,878 3, ,837 10,421 6,799-24,435 12,849-1, ,773 4,419 53,404 46,368 28,384 50,052 40,650 16,615 8,458 6,475 1,404-30,139 18,450-26,422 10,800-4, ,591 8,006 3,955 3,366 2, ,720 2, ,204 2,571-1, , ,834 6,215 2,075 9,963 7,671 1,814 3,766 2, ,040 1,349-4,986 1,179-1, ,735 7,105 2,939 6,627 5,158 1,403 2,026 1, ,619 1,911-3, ,112 34,838 18,801 7,799 6,028 1,502 8,914 6,817 1,458-22,645 12,221-3, , ,454 10,347 4,963 1, ,329 1, ,726 3, , ,455 19,997 13,716 3,687 2, ,454 3, ,998 8,915-1, , ,948 11,394 7,423 2,628 2, ,295 2, ,406 4,825-1, , , , , , ,634 79, ,411 81,753 34, , , ,912 51,917-53,141 22,139 22

33 オ帰宅困難者対象時刻を平日 12 時として帰宅困難者を予測しています 横浜市内で発生する帰宅困難者数は約 45 万人と前回想定の予測にほぼ等しくなっています 中区 西区の中心部で多いのみならず 港北区 金沢区 神奈川区など分散して発生しています 推定滞在者数 ( 平日 12 時 ) 帰宅困難者数 (12 時 ) 帰宅困難者数 通勤 通学 私用 ( 買い物他 ) 合計 鶴見区 182,317 24,918 1,985 3,572 30,475 神奈川区 175,071 24,847 10,072 2,712 37,631 西区 170,292 40,613 2,599 14,715 57,927 中区 207,023 47,840 4,934 7,592 60,366 南区 108,543 4,673 1,298 2,172 8,143 港南区 127,398 5, ,405 8,433 保土ケ谷区 129,974 10,885 2, ,426 旭区 142,388 6,515 1,689 2,877 11,081 磯子区 102,246 11, ,039 14,075 金沢区 155,391 18,991 5,978 12,109 37,078 港北区 238,590 31,548 9,507 6,330 47,385 緑区 105,604 7,846 3,995 3,335 15,176 青葉区 176,246 10,836 5,172 11,429 27,437 都筑区 152,880 21,314 2,793 9,607 33,714 戸塚区 179,461 16,912 3,709 4,580 25,201 栄区 74,251 6,279 2,090 3,508 11,877 泉区 84,004 2, ,576 6,380 瀬谷区 74,130 4,640 1,042 2,032 7,714 合計 2,585, ,407 61,594 94, ,519 7 その他の被害 (1) 災害廃棄物元禄型関東地震での廃棄物発生量は 東日本大震災での宮城県での発生量約 1,570 万トン ( 環境省 2012 年 5 月現在 ) に匹敵するような多さとなることが予測されます 東京湾北部地震の場合は火災 南海トラフ巨大地震の場合は津波による被害が主となります 災害廃棄物発生量の予測結果 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 廃棄物発生量 ( 万トン ) 1, 廃棄物発生量 ( 万 m 3 ) 1,

34 (2) 直接経済被害算出した建物 ライフライン等の被害想定結果を基に 平均的な復旧 ( 新設 ) 費用から被害量に応じた直接経済被害額を算出しました 元禄型関東地震では 本市のみで阪神 淡路大震災での全体の直接被害に相当するものとなっています あくまでも代表的な項目の被害数量から直接的な被害額を算出したものであり 定性的に表現している被害や間接的な経済被害については 考慮しておりませんので 実際にはこれを大きく上回る被害となる可能性があります 直接経済被害額の予測結果 元禄型関東地震 東京湾北部地震 南海トラフ巨大地震 11.7( 兆円 ) 2.8( 兆円 ) 1.6( 兆円 ) 5 横浜市地震被害想定専門委員会横浜市地震被害想定専門委員会は 本市防災計画の基礎となる横浜市地震被害想定の調査に関し専門的検証を行うため 横浜市防災会議条例第 4 条に基づき設置しました 委員構成は 学識者 14 名 事業者 9 名 本市職員 20 名で 委員長は東京工業大学の翠川教授です 委員会は企画調整部会 地震動 地盤部会 物的 人的被害部会の 3 つの部会で構成しています 企画調整部会 地震動 地盤部会は翠川教授が 物的 人的被害部会は東京工業大学の梶特任教授が部会長です 平成 23 年 12 月に第 1 回の会合を行い 平成 24 年 9 月まで 全 8 回の会議を行いました 横浜市地震被害想定専門委員会 企画調整部会 地震動 地盤部会 物的 人的被害部会 24

35 横浜市地震被害想定専門委員会委員名簿 企画調整部会 12 名 ( 学識者 :6 名 市職員 :6 名 ) 氏名 所属 役職 翠川三郎 東京工業大学大学院 教授 梶秀樹 東京工業大学大学院 特任教授 時松孝次 東京工業大学大学院 教授 菅原進一 東京理科大学総合研究機構 教授 山崎文雄 千葉大学大学院 教授 柴山知也 早稲田大学理工学術院 教授 國本直哉 財政局 公共施設 事業調整課長 榊原純 政策局 政策課担当課長 菅澤重之 消防局 危機管理課長 小野寺勝 消防局 危機対処計画課長 伊藤賢司 消防局 緊急対策課長 大木将彰 消防局 情報技術課長 地震動 地盤部会 13 名 ( 学識者 :7 名 市職員 :6 名 ) 氏名 所属 役職 翠川三郎 東京工業大学大学院 教授 纐纈一起 東京大学地震研究所 教授 吉本和生 横浜市立大学国際総合科学部 教授 時松孝次 東京工業大学大学院 教授 安田進 東京電機大学理工学部 教授 柴山知也 早稲田大学理工学術院 教授 藤間功司 防衛大学校システム工学群 教授 國本直哉 財政局 公共施設 事業調整課長 星野雅明 消防局 計画課長 菅澤重之 消防局 危機管理課長 小野寺勝 消防局 危機対処計画課長 伊藤賢司 消防局 緊急対策課長 大木将彰 消防局 情報技術課長 25

36 物的 人的被害部会 35 名 ( 学識者 :7 名 事業者 :9 名 市職員 :19 名 ) 氏名所属役職 梶秀樹東京工業大学大学院特任教授 藤田香織東京大学大学院准教授 菅原進一東京理科大学総合研究機構教授 加藤孝明東京大学生産技術研究所准教授 山崎文雄千葉大学大学院教授 山本吉道東海大学大学院教授 原田賢治静岡大学防災総合センター准教授 鈴木正美東日本旅客鉄道株式会社横浜支社安全企画室長 小椋武東海旅客鉄道株式会社新横浜駅総務科長 内田典之東日本電信電話株式会社神奈川支店災害対策室担当課長 山元毅株式会社エヌ ティ ティ ドコモ神奈川支店ネットワーク管理担当課長 関本茂東京電力株式会社神奈川支店総務部総務グループマネージャー 宮澤健一 東京ガス株式会社神奈川導管事業部計画推進部技術課 課長 石井孝昌 相模鉄道株式会社 安全対策部課長 山崎利通 社団法人神奈川県バス協会 常務理事 山下悟 JX 日鉱日石エネルギー株式会社横浜製造所 環境安全グループマネージャー 池田宗照 総務局 IT 活用推進課長 榊原純 政策局 政策課担当課長 鈴木健一 都市整備局 企画課長 永瀬一典 道路局 維持課長 仲澤克彦 道路局 河川計画課長 竹内徹也 環境創造局 管路保全課長 久松義明 建築局 宅地企画課長 厨川研二 港湾局 企画調整課長 近藤博幸 水道局 計画課長 小林弘敏 交通局 総務課長 重内博美 教育委員会事務局 総務課長 津久井栄之西区 総務課長 魚屋義信 金沢区 総務課長 下澤明久 港北区 総務課長 星野雅明 消防局 計画課長 菅澤重之 消防局 危機管理課長 小野寺勝 消防局 危機対処計画課長 伊藤賢司 消防局 緊急対策課長 大木将彰 消防局 情報技術課長 ( 順不同 敬称略 ) 平成 24 年 10 月 17 日現在 26

37 6 公表方法 横浜市地震被害想定調査報告書 は 消防局危機管理室のホームページに掲載するほか 市民情報センターなどに掲示する予定です また 震度分布予測図 ( 地震マップ ) 及び液状化マップも 消防局危機管理室のホームページなどに掲載します 27

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者 1 概要 この被害想定は 南海トラフで発生する地震として 平成 26 年 2 月 3 日に本市が公表した2つの地震に係る人的被害や建物被害などの推計を取りまとめたものです 市民が防災対策の効果を実感し より一層の防災対策に取り組んでいただくため 防災対策を講じた場合の被害軽減効果の推計もあわせて行っています 過去の地震を考慮した最大クラス については 今後の防災対策の基礎資料とするため 人的被害や建物被害のほか

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<4D F736F F D2091E682528CB48D6581A A1917A92E882B782E9926E906B814592C A E646F63> 2 想定する地震 津波と被害の想定 2.1 想定する地震 ( 元禄型関東地震 ) 下水道 BCP で想定する地震被害想定は 防災計画 やその関連計画である 市 BCP の地震被害想定と整合している 地震被害想定に関しては 国の防災計画の見直しに伴い あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震 津波を想定し対策を推進する ことが規定されたことを踏まえ 消防局が 横浜市地震被害想定専門委員会 を設置して検討を進めた

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