後代検定による選抜の例ハロセン感受性ブタの性質当該オスを何頭かのメスに交配させできた子孫後代の能力に基づいて当該オスの能力を予測する方法 Hl とHl の肉質屠殺時間後質的形質の選抜の際には致死や奇形等を支配する劣性の不良遺伝子を除去する場合に利用淘汰肉の黄色度肉の保水力

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たみえすみい
5 years ago
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1 質的形質の選抜について表現型による選抜の例望ましい対立遺伝子の遺伝子頻度を高め望ましくないものの遺伝子頻度を下げるヘレフォード突然変異で無角のオスが生まれた表現型による選抜後代検定による選抜メスと交配 DN診断による選抜遺伝子頻度ある対立遺伝子がその遺伝子の中で占める割合遺伝子の遺伝子頻度 BB O OO B 表現型による選抜の例無角のオスとメスを交配 PP 遺伝子頻度が2 になる遺伝子頻度が0 になる選抜と遺伝子頻度 p + = だから p 2 ( ) ( )( ) ちなみに 2世代後の遺伝子頻度 2 は以下のようになる 2 /( ) /( ) したがって t 世代後の t は以下の式で求められる t t 白毛 20頭 Nn n遺伝子の頻度 p N遺伝子の頻度 NN 白毛を s の率で集団から除いて交配する遺伝子型遺伝子型頻度選抜選抜後の遺伝子型頻度赤毛 nn p2 p2 粕毛 Nn 2p 2p 白毛 NN 2 s ( s)2 s2 p ( s)2 s2 選抜と遺伝子頻度 sとすれば s2 一世代後の N の遺伝子頻度は以下のようになる 2 p ( s)2 粕毛 0頭合計赤毛 0頭 nn 選抜と遺伝子頻度突然変異でできた無角のオスと正常なメスを交配無角の遺伝子Pは優性 Pの遺伝子頻度は2 また t t 赤毛 0頭 nn 粕毛 0頭 Nn 白毛 20頭 NN n遺伝子の頻度 p 0. N遺伝子の頻度 0. 世代後のN遺伝子の遺伝子頻度 t. 2世代後のN遺伝子の遺伝子頻度 t.90 遺伝子頻度を0.09に下げるのに必要な世代 t.9 t p0.9 p20. 約9世代

後代検定による選抜の例ハロセン感受性ブタの性質当該オスを何頭かのメスに交配させできた子孫後代の能力に基づいて当該オスの能力を予測する方法 Hl とHl の肉質屠殺時間後質的形質の選抜の際には致死や奇形等を支配する劣性の不良遺伝子を除去する場合に利用淘汰肉の黄色度肉の保水力肉からの遊離水 Hl+ 9.2..9%*.* Hl.. 9.%. Hl と比べて有意差あり P<0.

2 後代検定による選抜の例ハロセン感受性ブタの性質当該オスを何頭かのメスに交配させできた子孫後代の能力に基づいて当該オスの能力を予測する方法 Hl とHl の肉質屠殺時間後質的形質の選抜の際には致死や奇形等を支配する劣性の不良遺伝子を除去する場合に利用淘汰肉の黄色度肉の保水力肉からの遊離水 Hl %*.* Hl.. 9.%. Hl と比べて有意差あり P<0.0 岩手県畜産試験場中小家畜部 9 淘汰検定を終了させるまで時間がかかる正常 DN診断による選抜正常致死 RFLP: Restriction Frgent Length Polyorphis 制限酵素断片長多型 RFLP 制限酵素によって切断されたDN断片の長さが同一種内の個体間で異なること多型およびその検出法 PCRを組み合わせたPCR-RFLPもあるブタのストレス症候群の原因のハロセン感受性遺伝子 Hl 9 bp bp 2 bp Hl N 肥育中と輸送中の死亡率ハロセンテストとPSE肉の関係肥育中輸送中 Hl+.2%.% Hl+ Hl 0.22% 0.% Hl オランダランドレース Eikelenboo 9 発生頭数割合 22頭中頭.% 2頭中頭.% ランドレース渡辺 90 制限酵素断片長多型の電気泳動図制限酵素正常ホモ N N なしあり正常ヘテロ N n なしあり劣性ホモ n n なしあり 9 2 bp bp bp Hl n HgiⅠ 家畜の遺伝性疾患の例種類肉の赤色度遺伝性疾患や変異 HgiⅠ 一般社団法人家畜改良事業団家畜改良技術研究所の検査項目の一部選抜後の遺伝子型頻度ブタリアノジン受容体の変異 PSE肉になりやすいウシ牛複合脊椎形成不全症流死産や奇形牛白血球粘着性欠如症細菌への抵抗性欠如牛短脊椎症流死産単蹄蹄の奇形歩行困難ウシバンド欠損症溶血性貧血など死亡ウシ第因子欠損症血液凝固不全死亡ウシクローディン欠損症腎機能不全ウシモリブデン補酵素欠損症尿路結石による腎障害眼球形成異常症小眼球症盲目 bp 遺伝病の原因遺伝子のキャリア動物を特定できる DN診断による選抜 PCR: Polyerse Chin Rection ポリメラーゼ連鎖反応 PCR プライマーの塩基配列や位置を工夫することで異常を判定プライマーの末端に変異が来るように設計変異末端が一致しないので増幅しない変異欠損を挟むように設計欠損増幅産物が小さくなるそれぞれ電気泳動などにより増副産物を確認する 2

量的形質の選抜選抜の方法個体選抜家系選抜家系選抜集団から上位の一定割合の個体を選抜する家系 B 直接検定 C ある家系が優れた素質をもつとしてその家系の個体を全て選抜する B 産肉能力直接検定では種雄牛の候補牛を離乳後週間飼育する検定される家畜種畜を同一条件で一定期間飼育して目的とする能力がどれくらいになるかを検定する方法おもに発育能力の判定を行う C 増体量体型

3 量的形質の選抜選抜の方法個体選抜家系選抜家系選抜集団から上位の一定割合の個体を選抜する家系 B 直接検定 C ある家系が優れた素質をもつとしてその家系の個体を全て選抜する B 産肉能力直接検定では種雄牛の候補牛を離乳後週間飼育する検定される家畜種畜を同一条件で一定期間飼育して目的とする能力がどれくらいになるかを検定する方法おもに発育能力の判定を行う C 増体量体型成長肉牛では種雄牛のみを対象としている家系に関係なく選ぶ量的形質の選抜の場合家畜の能力検定が必須となる外貌審査ウィキペディアホルスタインはホルスタインフリーシアンの略称優良な家畜を選抜する場合に行われる体型審査家畜は外貌とその能力の間に相関関係がある場合が多い日本では以下の団体等が審査基準を設けている日本ホルスタイン登録協会ホルスタインジャージーブラウンスイス全国和牛登録協会黒毛和種日本あか牛登録協会褐毛和種日本短角種登録協会日本短角種日本種豚登録協会中ヨーク大ヨークランドレースバークシャー等ホルスタインの場合右図の項目について体貌と骨格評価する乳用強健性乳器肢蹄家畜の審査基準の例乳用強健性点体全体に活力があり乳用牛としての強さを示し泌乳の時期に応じて適度の肉付きと飼料の高い利用性を現すもの頸き甲肋膁腿 2点頸長く薄めで肩と胸へなめらかに移行し咽喉胸垂の輪郭鮮明なものき甲鮮明で肩甲骨の上縁とそれよりやや高めの棘突起がほどよいくさび形となるもの肋肋骨間が広く肋骨は幅広く平たく長いもの前肋はよく張り後肋は斜め後方によく開張したもの膁深く鮮明なもの腿外側は平たく適度に充実し後望して股間が広く内側に軽く湾曲しよく切れ上がっているもの皮膚被毛点皮膚ゆとりと弾力があり薄めなもの被毛細密で光沢のあるもの肉の性質肉の色脂肪交雑などなど屠殺しなければ分からない形質を調べることはできない家畜の審査基準の例日本ホルスタイン登録協会のホルスタイン種雌牛審査標準平成9改正体貌と骨格 2点品種としての適度な大きさと強さをもち雌牛らしく姿勢は優美で各部のつりあいがよく生き生きとして品位に富み性質が温順なもの頭 2点長さは中等で輪郭の鮮明なもの額は広く適度にくぼみ鼻梁はまっすぐで眼は生き生きとして大きくまぶたは薄く温和で耳は中等の大きさで形と質がよく機敏に動き鼻鏡は広く鼻孔は大きく下顎は強く鮮明なもの肩背腰 (点) 肩長さは中等で付着がよく胸及びき甲への移行がなめらかで肩後はよく充実し中躯との結合のよいもの背強くまっすぐで長く棘突起がよく現れるもの腰横突起はよく発達し広く長くほとんど平らで強いもの胸肋腹点胸深く胸底は広く腋の充実しているもの肋腹深く強く支えられ腹は後方へ深く広くなっているもの尻 0点腰角から坐骨にかけて適度に傾斜し長く広く充実したもの腰角広く背腰とほとんど水平で粗大でなく適度に現れるもの寛幅広く腰角と坐骨端からほぼ等距離で適度の高さに位置するもの坐骨坐骨間が広く腰角よりやや低く輪郭鮮明で臀は平らで広いもの尾根坐骨間のやや上部に形よく位置し上縁はほとんど水平なもの尾長く次第に細く尾房はつりあいがよく豊かなもの陰門ほぼ垂直に位置するもの肢蹄 20点肢の長さは体の深さとつりあい肢勢は正しく広く立ち輪郭鮮明で強く歩様は確実なもの肢 0点前肢まっすぐなもの後肢の踏み寛から下ろした垂線が蹄の中間にあり後望して肢間が広くほぼまっすぐなもの飛節管飛節は鮮明で適度な角度と幅があり管は平たくよくしまり腱は明らかに現れるもの繋中等の長さで強く弾力があるもの蹄 0点角度適度の角度を持ち蹄底が平らなもの大きさ形よく幅があり蹄踵はほどよい厚さで趾間のしまりのよいもの質光沢があり緻密なもの蹄冠部よくしまり鮮明なもの後代検定当該オスを何頭かのメスに交配させできた子孫後代の能力に基づいて当該オスの能力を予測する方法乳牛の場合オス頭を00頭のメスに交配させその娘0頭の泌乳能力などを調べる乳器 0点乳房の付着が強くよく発達し四乳区がつりあい質がよく長にわたり高い生産能力を現すもの前乳房点腹壁に強く付着し長さは中等で適度の容積があるもの後乳房点高く広く強く付着し上方から下方にかけて一定の幅をもちわずかに丸みを帯びているもの乳房の懸垂点乳房を左右に二等分する間溝が明瞭に現れ靱帯の強いもの乳房の深さ 9点底面が水平で飛節端よりやや高いもの乳房の質点柔軟で弾力に富み搾乳直後はよく収縮するもの乳頭点太さと長さが適度でよく揃い円筒形で各乳区の中央に配列し垂下しているもの各団体の審査基準に対しウシは合計00点ブタは各項目 00点で評価している産肉能力間接検定では去勢牛を2週間飼育する肉牛の場合 0 20頭の息子をヶ所に集めて肥育し能力を調べる屠殺もするオス親の能力を予想する検定を終了させるまで時間がかかる

4 きょうだい検定産肉能力間接検定では去勢牛を 2 週間飼育するその他の方法ブタやニワトリのように産子数が多い時に有用な間接検定兄弟 ( 姉妹 ) の能力を調べることで当該個体を検定する種畜の産肉能力や種雄の産卵能力泌乳能力を検定できる検定場検定 ( ステーション検定 ) 検定場で検定する方式飼料などの飼養管理法などを統一できる利点があるが公的機関が予算を出して検定場を維持する必要があるの能力を予想する現場検定 ( フィールド検定 ) 農家や枝肉市場から収集したデータを用いて検定する方式農家の実際の飼養管理に即した評価が行える利点があるがある程度の頭数を確保しないと正確な評価は困難である後代検定よりも時間がかからないウシにはあまり使われてこなかったが受精卵移植の技術が発達するとともにウシでも使われるようになった切断型選抜 : つの形質についての選抜表現型がある値以上の個体を選抜し交配して次代を得る方法親の分布ここだけ選抜するこの部分の平均値複数の形質についての選抜ブタ番号日増体量背皮下脂肪厚その子供の分布選抜差遺伝率で遺伝的改良量が予測できる選抜差選抜反応複数の形質についての選抜の方法選抜指数法総得点法それぞれの形質の表現型値に係数を掛け合わせて総合的な選抜基準を作りその基準に合致したものを選抜する ( 例 ) ブタの選抜指数式 =20+G-F-0E 独立基準法それぞれの形質について選抜基準を設けその基準に合致したものだけ選抜する ( それぞれの基準は独立している ) 順繰り選抜法つの形質について選抜してから次の選抜を始める方法選抜指数法の場合ブタ番号日増体量背皮下脂肪厚選抜指数

独立基準法の場合ブタ番号日増体量 2.0以上背皮下脂肪厚.以下.0以下日増体量背皮下脂肪厚順繰り選抜法の場合値が最も悪い匹を除く選抜指数ブタ番号選抜指数 2.0..2 90 2.

検出しやすく多型的なもの日増体量背皮下脂肪厚交配について家畜の育種は親を選んで交配することが基本選抜された親を交配することで有用な品種を作出する

5 独立基準法の場合ブタ番号日増体量 2.0以上背皮下脂肪厚.以下.0以下日増体量背皮下脂肪厚順繰り選抜法の場合値が最も悪い匹を除く選抜指数ブタ番号選抜指数遺伝子マーカーによる選抜 QTL解析 QTL 量的形質遺伝子座と連鎖している遺伝子マーカーを特定すること遺伝子マーカー遺伝的形質や系統の目印になるDN配列検出しやすく多型的なもの日増体量背皮下脂肪厚交配について家畜の育種は親を選んで交配することが基本選抜された親を交配することで有用な品種を作出する特定遺伝子導入のための交配累進交配戻し交雑トップクロストップインクロス遺伝子の固定と維持のための交配近親交配系統交配品種内交配相似交配雑種利用のための交配一代雑種三元交雑四元交雑戻し交雑循環交配種間交配マーカーアシスト選抜遺伝子マーカーを利用した選抜累進交配熊本県未改良品種やあまり能力が優れていない品種に望ましい品種や系統を数代重ねて交配すること戻し交雑ウィキペディア雑種第一代(F)とその交雑に用いられたどちらか一方の親との交雑親未改良品種 F 代目 B 2代目優良品種 B 戻し交雑第代 B2 戻し交雑第2代 B2 代目優良品種改良品種優良品種優良品種遺伝子を与えたい親特定の遺伝子の割合を高める時や品種を復元するときに用いる実質的には近親交配

近親交配と近交係数乳牛では近交係数.2 以上の交配を避ける共通祖先に由来する遺伝子が子供でホモになる確率近親交配では劣性ホモ形質の顕在化により形質が劣る傾向にある近交退化世代近交係数世代近交係数世代近交係数 0 0.0. 9. 2.0 2. 9. 2. 9.9 9. 0.0 0. 9. 9. 90. 9.9.2 2 92. 9 9..2 9.0 20 9.

6 近親交配と近交係数乳牛では近交係数.2 以上の交配を避ける共通祖先に由来する遺伝子が子供でホモになる確率近親交配では劣性ホモ形質の顕在化により形質が劣る傾向にある近交退化世代近交係数世代近交係数世代近交係数近交係数親子 2 兄妹 2 一腹子数組み合わせ叔父姪 2. ブタの系統造成の例叔母甥 2. 同一品種のオス0頭メス0 00頭を集めて閉鎖集団に近親交配して不良なものを淘汰し優良なもののみ交配いとこ. 近交係数約代経過すると共通した能力をもつようになるはとこ. マウスの一腹子数に見られる近交退化実験動物近交系兄妹交配を続けた場合の近交係数ヘテローシスを利用した交配雑種強勢雑種弱勢Ａ品種ＡＢＢ品種Ａ品種ＡＢＢ品種マウス BLB/c CBL等ラット BN F等遺伝的類似性が高いので実験処理に対して均一な反応が期待できるクローズドコロニーマウス ddy ICR等ラット Wistr SD等一定の集団のみで繁殖を行っているので遺伝的類似性が近交系よりも低いが近交退化が発現しづらい交雑群近交間系代雑種 F がほとんど近交間系代雑種なら全ての遺伝子型がヘテロであるので遺伝的類似性が高いうえに近交退化が発現しづらく両親の優性形質が利用できあるミュータント系遺伝子記号をもって示される特定の突然変異形質を持つ系統で特性のある実験動物ヒト疾患モデルなどとしての利用価値が高いヘテローシスは総当たり交配で見つける強いヘテローシス弱いヘテローシス強健性産子数なし体長子ブタの初期発育肥育ブタの飼料効率背脂肪の厚さ子ブタの育成率肥育ブタの後期発育ロースの大きさ遺伝子工学による育種遺伝子導入技術によるトランスジェニック動物の作製などＡＡ品種Ａ2品種Ａ品種Ａ品種平均ＡＡＡＡＡ2 ＡＡＡＡＡ2 Ａ2ＡＡ2Ａ2 Ａ2ＡＡ2ＡＡ2 ＡＡＡＡＡ2 ＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡ2 ＡＡＡＡＡ平均ＡＡ2 ＡＡトランスジェニックマウスの作り方の例ターゲッティングベクター ES細胞胚盤胞標的遺伝子相同組換え平均が良くなる一般組合せ能力が高い相加的遺伝子効果特定の組み合わせのみ良くなるヘテローシスなど特殊組合せ能力が高い非相加的遺伝子効果 ES細胞を別の胚盤胞に注入偽妊娠マウスの子宮に移植する

遺伝子工学による育種キメラマウス誕生このうち注入した ES 細胞が生殖細胞に分化した個体を使うヘテロ接合体ヘテロ接合体ホモ接合体交配正常マウス不活性化遺伝子を導入 : ノックアウト本来存在しない遺伝子を導入 : ノックイン遺伝子改変動物の利用成長ホルモン遺伝子の導入肝臓特異的に発現している遺伝子のプロモーターと融合させ肝臓で発現させるブタやヒツジでは成長が促進されず

7 遺伝子工学による育種キメラマウス誕生このうち注入した ES 細胞が生殖細胞に分化した個体を使うヘテロ接合体ヘテロ接合体ホモ接合体交配正常マウス不活性化遺伝子を導入 : ノックアウト本来存在しない遺伝子を導入 : ノックイン遺伝子改変動物の利用成長ホルモン遺伝子の導入肝臓特異的に発現している遺伝子のプロモーターと融合させ肝臓で発現させるブタやヒツジでは成長が促進されず生理的異常が確認抗病性遺伝子の導入家畜で成功例がない ( 少なくとも実用化されていない ) 家畜を利用した有用物質の生産 ( 動物工場 ) 乳腺特異的に発現している遺伝子のプロモーターと融合させ乳腺で発現させるとともに乳汁中に分泌させるヒトの遺伝子を導入することでそのタンパク質を大量生産血液凝固因子等の生産が実用化している臓器移植用家畜の作出ヒトの遺伝子を導入し移植可能な臓器を生産 ( 研究中 ) 日本の家畜改良農林水産省生産局畜産部畜産企画課 : 畜産政策企画立案畜産方式の改善環境保全経営管理の合理化牛乳乳製品課 : 牛乳乳製品の生産流通および消費対策食肉鶏卵課 : 食肉等の生産流通および消費対策家畜の取引競馬監督課 : 競馬の監督および助成 ( 日本中央競馬会地方競馬全国協会 ) 畜産振興課 : 畜産技術の改良家畜の改良増殖飼料の安定供給装置の整備 ( 独 ) 家畜改良センター家畜の改良増殖系統造成能力検定種畜供給等飼料作物の種子配布等 ( 社 ) 家畜改良事業団 ( 社 ) 日本ホルスタイン登録協会 ( 社 ) 全国和牛登録協会 ( 社 ) 全国あか牛登録協会 ( 社 ) 全国肉用牛振興基金協会 ( 社 ) 畜産技術協会家畜改良増殖法家畜の改良増殖の促進等について定めた法律 (90 公布 ) 第章総則第章の 2 家畜の改良増殖に関する目標等農林水産大臣は家畜の種類毎にその改良増殖目標を定める各都道府県はその目標に基づき改良増殖計画を立てる第 2 章種畜等種畜証明書の交付を受けていないウシや病畜の種付け人工授精体外受精の禁止獣医師による診断書がないウシからの受精卵採取を禁止第章家畜人工授精及び家畜受精卵移植第章の 2 家畜登録事業第章雑則第章罰則肉牛の改良増殖目標 ( 一部 ) 目標は平成 2 度 (2020 ) 乳牛の改良増殖目標目標は平成 2 度 (2020 ) 種オスの育種価目標数値繁殖能力の目標数値乳用メスの能力に関する育種価目標数値 ( ホルスタイン ) 品種脂肪交雑初産月齢分娩間隔乳量乳脂肪無脂乳固形分乳タンパク質現在黒毛 0(.) 褐毛 0(.2) 短角 0(2.) 目標黒毛 ±0 褐毛 +0. 短角 ±0 単位は全て kg/ 現在日目標日これらの目標では 0 先の目標を立てるがで見直しできる現在目標現在の改良量を引き続き維持単位は全てkg/ 乳用種オスの能力に関する育種価目標数値 ( ホルスタイン ) 乳量乳脂肪無脂乳固形分乳タンパク質現在目標現在の改良量を引き続き維持単位は全て kg/

ブタの改良増殖目標 ( 一部 ) 目標は平成 2 度 (2020 ) 品種育成頭数増体重ロース芯太さ現在 B. 頭 / 腹. 0g/ 日 2c 2 L 9.9 頭 / 腹.0 00g/ 日 c 2 W 0.0 頭 / 腹.0 00g/ 日 c 2 D.9 頭 / 腹. 0g/ 日 c 2 目標 B 9.2 頭 / 腹.2 0g/ 日 2c 2 L 0. 頭 / 腹 2.

0 g/ 個 % ~g 2~g 日産卵率卵重量および日産卵量は0% 産卵日齢に達した日から間における数値肉用鶏体重育成率出荷日齢現在 2.0 200 9% 0 日目標.

8 ブタの改良増殖目標 ( 一部 ) 目標は平成 2 度 (2020 ) 品種育成頭数増体重ロース芯太さ現在 B. 頭 / 腹. 0g/ 日 2c 2 L 9.9 頭 / 腹.0 00g/ 日 c 2 W 0.0 頭 / 腹.0 00g/ 日 c 2 D.9 頭 / 腹. 0g/ 日 c 2 目標 B 9.2 頭 / 腹.2 0g/ 日 2c 2 L 0. 頭 / 腹 g/ 日 c 2 W 0.9 頭 / 腹 g/ 日 c 2 D 9. 頭 / 腹 g/ 日 c 2 と増体重は体重 0kgから0kgまでロース芯太さは体重 0kg 時で体長 2 分の部位のものニワトリの改良増殖目標目標は平成 2 度 (2020 ) 卵用鶏産卵率卵重量日産卵量 0% 産卵日齢現在 2. g/ 個 % 2g 2g 日目標 2.0 g/ 個 % ~g 2~g 日産卵率卵重量および日産卵量は0% 産卵日齢に達した日から間における数値肉用鶏体重育成率出荷日齢現在 % 0 日目標 % 9 日体重育成率は9 日齢のもの和牛の種牛の登録のしくみ ( 日本 ) 生後ヶ月以内外見の欠陥などを調べる子牛検査子ウシ登記基本登録繁殖用として必要な資格条件を満たしたウシ肥育素牛生産用としての意味合いが強い能力が高いものは高等登録へ本原登録 2~0 ヶ月所定の審査と資格条件を満たしたもの父母祖父母も登録牛である必要がある和牛改良組合で飼育されているウシ改良用の種牛生産用としての意味合いが強い能力が高いものは高等登録へ高等登録種豚登録のしくみ ( 日本 ) 子豚の系統を確認品種の特徴を評価乳頭の数など子豚登記種豚登記生後ヶ月以上各品種の審査基準に基づいて体型や資質を審査産肉検定直接検定後代検定産子検定産肉検定直接検定後代検定増体量ロースの太さ脂肪の厚さなどを調べて判定産肉登録繁殖登録産子検定産子数哺育能力連産性などにより判定産肉登録繁殖登録名誉種豚名誉種豚日本の肉牛の改良日本の乳牛の改良日増体重 (kg) ( 去勢乳牛 ) 乳量 (kg) 乳脂率 (%) 無脂乳固形分率 (%)

9 日本の豚の改良日本の卵用鶏の改良日増体重 (g) 産卵率 (%) 初産日齢日本の肉用鶏の改良出荷体重 (kg) 育成率 ( 生存率 %)

メスの配偶子ヒトの優性優性劣性目の色黒色青色髪の色黒色金色耳垢濡れている乾いている瞼二重一重舌巻ける巻けないつむじ右巻き左巻き額富士額富士額ではないこの中で一つの遺伝子で説明できるのは耳垢だけらしい家畜の優性形質優性劣性ウシの角有角ヤギ

メスの配偶子ヒトの優性優性劣性目の色黒色青色髪の色黒色金色耳垢濡れている乾いている瞼二重一重舌巻ける巻けないつむじ右巻き左巻き額富士額富士額ではないこの中で一つの遺伝子で説明できるのは耳垢だけらしい家畜の優性形質優性劣性ウシの角有角ヤギ育種 reeding 家畜を望ましい性質を目標に改良すること家畜の性質 = 遺伝的要因 + 環境要因育種では遺伝的要因を下のように改良する特定形質の付与その家畜が持っていない特定形質を次代に与える特定形質の除去その家畜が持っている形質を次代において除く特定形質の遺伝的固定 ( ホモ化 ) 特定形質を確実に子孫に保持させたい場合性能の向上生産能力を一定の基準にまで高めようとする場合性能の向上の例