Taro-15-21松くい虫030809
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- あやか みょうだに
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1 15 松くい虫被害の効率的な防除方法実証試験 宮嶋大介 布川耕市 要旨 : 現行の松くい虫被害対策の防除システムを改良するために試験を行った 最も駆除の優先度が高い被害木は,7 月 ~ 10 月に枯死する夏枯れであり,10 月下旬の時点で針葉が黄色 ~ 褐色に変色していた それ以降に枯れる秋枯れ 年越し枯れは, 比較的寄生率 寄生量とも低かった このため, 夏枯れを優先的に駆除できるように防除システムを改良することが必要である Ⅰ はじめに 新潟県では昭和 52 年に松くい虫の被害が発見され ( 山崎 佐藤 1978) て以来, 被害量 被害地域とも年々 増加 拡大し続け, ピーク時の昭和 63 年には被害材積 4 万 m 3 に達した ( 新潟県 2011) その後, 被害拡大防止の 各種施策の効果もあり, 被害は減少傾向にあるが, 平成 3 21 年度の被害材積は約 7 千 m であり ( 新潟県 2011) 被 害の終息化には至っていない 本県では, 現在, 市町村を中心に被害対策を進めている が, 被害の終息化が見られない地域がある また, 防除予 算が削減される中, 現行防除システムを検証しより効率 的な防除システムを構築することが求められている 本県などの寒冷地における松くい虫被害は, 翌年に枯 れる 年越し枯れ が多いことが特徴とされている ( 在 原 齊藤 1984a, 陳野 1988) 年越し枯れ木は, 産卵期 を過ぎてからの発病となるため, マツノマダラカミキリ ( 以下, カミキリ ) の寄生率や寄生量が少なく ( 滝沢ら 1983, 在原 1988), 寄生しているカミキリも, 遅い時期に 産卵されたものである 産卵時期が遅くなると,2 年 1 化になる割合が多くなるため ( 滝沢ら 1979, 岸 1980), 羽化 脱出するカミキリのマツノザイセンチュウ ( 以 下, センチュウ ) 保持数も 1 年 1 化より少ない ( 在原 1985, 布川 山崎 1988, 小林 2004) このため, カミキリの寄生量が多く, 翌年度以降の感染 源となりやすい 年内枯れ を優先的に駆除していくこ とが, より効率的な防除方法となる 本県においても効 率的な被害木駆除のための選木の優先順位は示されてい るが ( 新潟県 1992), 広く普及はしていないため, 現場 においてより簡便に駆除すべき木 ( 以下, 要駆除木 ) を見分ける基準を示す必要がある そこで本試験では, 県内の森林病害虫防除事業の実施箇所を中心に巡回し, 被害が終息化しない原因を調査した また, 現行防除システムを, カミキリの寄生量が多い要駆除木を優先的に駆除する防除システムに改良するための基礎的なデータを集めることを目的に調査を行った Ⅱ 調査方法 1 現行防除システムにおける問題点の把握新潟県で行われている松くい虫被害対策は, 大きく分けて薬剤散布を中心とした 予防 及び被害木の伐倒くん蒸を中心とした 駆除 に分けられる 予防は, 松くい虫被害の恐れがあるマツ林に対して, あらかじめ地上もしくは空中から薬剤散布し, カミキリの後食を防ぐ方法である 駆除は, 松くい虫被害木を伐倒し, 薬剤処理等でカミキリを殺虫し, 被害の拡散を防ぐ方法である それぞれ効果的な対策であるため, 標準仕様書に基づき実施されている そこで, 県内の事業実施地を中心に巡回し, 期待される効果が上がっていない原因を調査した 2 効果的な防除方法の調査 (1) 調査地調査は, 新発田市のアカマツ林, 新潟市のクロマツ林及び長岡市のクロマツ林で行った 調査期間は 2009 年 6 月 ~ 2011 年 12 月である なお, 本試験では便宜上, 針葉の変色等外観に異常が確認できた ( 以下, 外観的枯死 ) 時期別に 夏枯れ, 秋
2 16 新潟県森林研究所研究報告 No.53 (2012) 評価寄生なし寄生少寄生中寄生多 表 1 カミキリ寄生の評価基準寄生状況樹皮を数ヵ所剥がして 全く被害の痕跡が無いもの樹皮を数ヵ所剥がして 被害の痕跡が1~3 箇所程度見つかる樹皮を剥がすと比較的簡単に被害の痕跡が見つかるもの外見からでも寄生が確認できるほど大量に寄生している 枯れ, 年越し枯れ の 3 つに区分した 夏枯れ は, 年内枯れのうち 7 月 ~ 10 月に枯れたものを, 秋枯れ は,11 月 12 月に枯れたものとした また, 年越し枯れ は 1 月 ~ 翌年度の 6 月までに枯れたものとした (2) 外観的枯死時期別のカミキリ寄生調査要駆除木の判断基準を示すため, 月別に外観的枯死木 カミキリは, まず樹冠部を後食する このため, 地上散布に限らず薬剤散布のポイントとしては, 十分な量の薬剤を梢端にしっかり散布することである スパウター散布の場合, 地上から薬剤を巻き上げて樹冠部に散布する必要があるため, 図 1 のような点に注意し散布をする必要がある へのカミキリの寄生の有無を調査した 調査は, カミキ リの寄生が多い幹の細い部分を中心に数ヵ所樹皮を剥が し穿入孔や木屑等から寄生の有無を調査した また, カ 散布が必要な所 ミキリの寄生量が多い順に 4 段階で評価した 評価の基 準は表 1 に示す なお, 補足データとして, 過去に調査したデータも使用した (3) 被害木の本数及び外観変化の追跡調査それぞれの調査地を, 月に 1 度巡回し, 松くい虫被害木 梢端に届かない 広葉樹などに よる跳ね返り の本数調査を行った また, 巡回時に発見した被害木を ランダムに抽出し, 外観的枯死月別に, 針葉の色と状態を 図 1 スパウター散布の注意点 基準に 4 区分に分けて追跡調査をおこなった 外観の区 分は, 表 2 に示す (2) 地上散布 ( スパウター ) の失敗事例 2 手前の若いマツの散布忘れの事例 表 2 針葉の判別区分 下越地方の海岸クロマツ林の例であるが, 図 2 のよう に奥にある比較的樹高の高いマツをねらって散布してし 区分黄色赤褐色落葉 変色状況針葉が薄緑 ~ 黄色のもの針葉が鮮やかな赤色のもの針葉がくすんだ赤 ~ 茶色のもの 大部分の針葉が落ちたもの まったため, 手前の比較的樹高の低いマツに十分に薬剤がかからなかった このため, 松くい虫被害木の被害程度に手前と奥で差が生じてしまった事例である このような場合は, 通常通り上向きに散布するだけでなく, 下向きや水平方向などにも散布することにより, 手前の樹高の低いマツにも薬剤が十分かかるように配慮する必要が Ⅲ 結果と考察 1 現行防除システムにおける問題点の事例 (1) 地上散布 ( スパウター ) の失敗事例 1 マツの手前に障害物があり薬剤がマツにかからなかった事例 下越地域のアカマツ林で, スパウターによる地上散布実施地においてマツ樹冠部とスパウターの間に広葉樹の枝葉が生い茂り, 薬剤の散布を妨げている事例がみられ ある スパウター散布は, 運転手と散布者が 2 人 1 組で行う 運転手は, 一定速度で車を動かし, 散布者は荷台から薬剤を散布する ほぼ一様のマツ林が続く場合は, この流れで問題ないが, 今回の事例のような場合は, あらかじめ下見や打合せをしておき, 運転者と散布者は運転速度と散布スピードを調節する必要があるだろう 失敗事例 1 についても言えることであるが, 薬剤散布は運転手と散布者の密接な連携が必要である た
3 松くい虫被害の効率的な防除方法実証試験 ( 宮嶋 布川 ) 17 よって, 駆除作業をする際は, 幹の太い部分の駆除より 通常通り上向きに散布すると手前のマツに薬剤がかからない もむしろ幹の先端や枝の部分の駆除が重要なことに注意して作業を行う必要がある 特に, 被害木の枯れ枝は伐倒時に折れて飛び散りやすいことから, 見落としに注意する必要がある 下向きもしくは水平方向に散布し手前のマツにも薬剤がかかるように配慮 図 2 スパウター散布の注意点 2 (3) 伐倒駆除 ( くん蒸処理 ) の失敗事例 1 下越地区の伐倒駆除の現場で, 枝により被覆シートが 破れているものが多数見られ ( 写真 1), くん蒸剤 (NCS) の臭いが周辺に充満する事例が見られた シートが破けた場合, くん蒸剤が漏れて効果が弱まり, カミキリを完全に駆除できず, 破れた穴からカミキリが脱出する恐れがある また, 材とシートが密着していると, シートを食い破り脱出することも報告されている ( 在原 1981) ことから, 駆除漏れになる可能性がある シートが破けた原因としては, 集積した丸太の上に枝をのせていたことが考えられる 新潟県松くい虫防除事業 ( 伐倒駆除 ) 標準仕様書 には, 枝条を集積した上に玉切りした材を集積すること 及び シートに穴が空いた場合は, 粘着テープ等で穴をふさぎ, ガス漏れのないように注意すること と作業方法が定められており, これを遵守すべきである (4) 伐倒駆除 ( くん蒸処理 ) の失敗事例 2 5 月中旬に海岸クロマツ林の伐倒駆除の現場を巡回した際, 穿入孔のある枝や幹の細い部分が集積及びくん蒸されずに散乱していた そのうち, 直径 5cm, 長さ 70cm 程度の幹の先端を森林研究所に持ち帰り, 構内の網室に放置したところ,7 月中旬までに 6 匹のカミキリの脱出 ( 写真 2) が確認された 駆除の際, 材積の多い樹幹下部の処理を意識しがちであるが, カミキリは, 樹幹下部の厚い樹皮の部分には, 産卵しにくい傾向が見られ ( 家入 1973, 在原 1984b), 星崎ら (2005) の調査では, 樹幹下部より樹幹上部の幹の細 い部分や枝の方が,m 3 あたりの寄生数は,60 ~ 150 倍多 いとしている また, カミキリの幼虫は, 周囲長 7cm 以上であれば生息する可能性もあり ( 家入 1973), 直径約 2cm 以上の枝や幹の先端などの細い部分の駆除も重要であると言われている ( 小林 2004) 写真 1 被覆シートに穴が空いた例写真 2 林内に残された幹の先端部からのカミキリの脱出 ( 丸が脱出孔 ) 2 効果的な防除方法の調査 (1) 外観的枯死時期別のカミキリ寄生調査各月別の枯死木におけるカミキリの寄生状況を表 3 に, 各時期別の寄生状況を図 3 に示す 寄生率で比較すると, 夏枯れが 79.1%, 秋枯れが 28.1%, 年越し枯れが 13.6% と外観的枯死時期が遅くなるにつれ, 寄生率が低くなり, 全体の寄生割合は 51.2% であった これは, 全量駆除した場合, 夏枯れの場合でも約 2 割, 秋枯れの場合では約 7 割, 年越し枯れにいたっては, 約 9 割がカミキリの寄生していない駆除不要木であり, 全体の約 5 割は必要の無い作業であることを示している 寄生量に関しても図 3 が示すとおり, 外観的枯死時期が遅くなるにつれ, 寄生
4 18 新潟県森林研究所研究報告 No.53 (2012) 量が少なくなる傾向が見られた 年越し枯れの寄生率が低いことは, 以前から示されており ( 滝沢ら 1983), 今回の調査も同様の傾向が見られた 月毎の寄生率及び寄生量を比較すると,8 月及び 9 月の寄生率及び寄生量が著しく高い傾向が見られた 一方, 4 月 ~ 6 月の春先に枯れるマツに関しては, 寄生率が著しく低い傾向が見られた このことから, 最優先に駆除すべき木は,7 月 ~ 10 月に枯れる夏枯れであり, 優先順位は夏枯れ> 秋枯れ> 年越し枯れという順である事が示 100% なし 80% 寄生少 寄生中 60% 寄生多 40% 20% 0% 夏枯れ (7 月 ~10 月 ) 秋枯れ (11 月 12 月 ) 年越し枯れ (1 月 ~6 月 ) 外観的枯死時期 された 図 3 外観的枯死時期別のカミキリ寄生状況 割合 表 3 外観的枯死月別のカミキリの寄生状況 時期区分 外観的区分 ( 本 ) 枯死月なし寄生少寄生中寄生多 月別寄生率 (%) 時期別寄生率 (%) 7 月 夏枯れ 8 月 月 月 秋枯れ 11 月 月 月 月 年越し枯れ 3 月 月 月 月 計 (2) 被害木の本数及び外観変化の追跡調査 2009 年及び 2010 年の各時期別の枯死木本数を表 4 に示す なお,2009 年,2010 年という区分はそれぞれの年にセンチュウに感染したものを指している このため,2009 年に区分されたものは,2009 年 7 月 ~ 2010 年 6 月までに枯死したものを,2010 年に区分されたものは,2010 年 7 月 ~ 2011 年 6 月までに枯死したものを指している 新潟県下越地方では, 気象条件などにより年度による差はあるが, 平均すると夏枯れの割合が 50% 程度, 秋枯れが 15% 程度, 年越し枯れが 35% 程度であった 新潟県における年内枯れと年越し枯れの割合は 6:4 といわれており ( 山崎 布川 1984), 過去の結果と概ね一致した 被害木の外観的枯死月別の 10 月下旬時点での外観を, 表 5 及び図 4 に示す 寄生率及び寄生量が最も高い夏枯れの場合,10 月下旬の時点で大部分の被害木の針葉が黄色 ~ 褐色に変化し外観的に異常が発見しやすい状況であった 落葉の段階に進んだ夏枯れのマツも調査木 104 本中 5 本だけみられた しかし, これらは 7 月に外観的枯死となったマツであり, 夏枯れの中では比較的危険性が低いものであった 一方, 前年の秋枯れや年越し枯れは,10 月下旬でほぼす べてが落葉状態となっていた よって最も危険な夏枯れ を 1 回で選木するには,10 月下旬 ~ 11 月にかけて調査 するのがもっとも効率が良いことが示された 図 4 表 4 外観的枯死時期別のマツの枯死本数 時期 2009 年 2010 年平均枯死本数比率 (%) 枯死本数比率 (%) 枯死本数比率 (%) 夏枯れ (7 月 ~10 月 ) 秋枯れ (11 月 12 月 ) 年越し枯れ (1 月 ~ 計 本数 前年秋枯れ (11 月 12 月 ) 年越し枯れ (1 月 ~6 月 ) 夏枯れ (7 月 ~10 月 ) 外観的枯死時期 黄色赤褐色落葉 外観的枯死時期別の 10 月下旬時点での針葉の外観
5 松くい虫被害の効率的な防除方法実証試験 ( 宮嶋 布川 ) 19 表 5 時期区分前年秋枯れ前年年越し枯れ当年夏枯れ計 外観的枯死月別の 10 月下旬時点での針葉の外観 外観的区分 ( 本 ) 枯死月黄色赤褐色落葉 計 11 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 (3) 防除方法の効率的実施への提案 (1), (2) の結果から, 効率的に防除するためには, 一 番の感染源である夏枯れを徹底的に駆除することが最重 要である そのうえで, 秋枯れ及び年越し枯れを駆除す るという流れがよいだろう 枯死木全体の 50% 程度を占める夏枯れはもっとも危険 である 約 8 割の枯死木でカミキリが寄生していること から, 夏枯れは, 寄生 未寄生の判断をせずに駆除してし まう方が効率が良い またこれらは,10 月下旬の時点で, 黄色 ~ 褐色の状態で発見しやすいため, 適切な時期 (10 月下旬 ~ 11 月 ) に選木をすれば特別な知識がなくとも 危険な木を選ぶことが可能である よって 11 月中に駆 除事業の対象地を巡回し, 選木を行い判別できるように テープ等で印をつけたのち駆除する 予算等の関係です べて駆除できない場合は, 春に駆除する ( 図 5) 夏枯れの駆除が終了後は, 予算の余裕がある限り秋枯 れや年越し枯れの被害木を駆除していくという流れが良 いだろう この流れであれば, 被害木をすべて駆除仕切 れない場合でも, 比較的カミキリの寄生量が少ない秋枯 れや年越し枯れが残ることになり, 被害の拡大を抑制す ることができる 作業内容 月 選木伐倒駆除 ( 秋 ) 伐倒駆除 ( 春 ) 図 5 夏枯れ被害木の駆除作業時期と内容 夏枯れを 10 月下旬 ~ 11 月中に選木し テープ等で印を付け 判別可能な状態にする その後 秋にできる限り駆除する も し 駆除しきれなかった場合は春に駆除する 夏枯れを重点的に処理する事例としては, 秋田県で行 なわれている駆除方法が挙げられる 新潟県より更に寒 冷地である秋田県では, 要駆除木は,7 月 ~ 10 月に変色 が見られ始めた被害木のみとされており ( 中村ら 2009), 夏枯れ被害木を優先的に駆除する秋田方式 ( 秋田の森林づくり検討委員会 2007) という駆除方法をとっている 次に秋枯れと年越し枯れの扱いである これらは, 寄生率および寄生量は夏枯れに比べ著しく低いが, 寄生の可能性はゼロではない また, 夏枯れのように針葉の色だけで寄生状況を判断することは難しい よって要駆除木と駆除不要木との判断は, カミキリの食痕等から行う必要がある カミキリの寄生を確認する方法としては, 樹皮下の幼虫食痕, 排出された木屑, 穿入孔, 産卵痕, アカゲラの突つき痕などがある ( 写真 3) これらの痕跡がありかつ脱出孔が無いものが要駆除木となる この判断は, 多少専門的な知識が必要であるが, それほど難しいものではない 春駆除を行う現場作業者に, 講習会等を通じて判断基準を周知させる事により, 寄生のないものは伐倒 玉切り 集積まで行い, くん蒸処理は行わないといった方法により駆除費を押さえることは可能である しかし, くん蒸や破砕等の駆除をしない場合, 現在の補助制度では, 補助対象にならない 事業費の総体は低く抑えられたとしても, 補助対象外となるため, 結果的に市町村の負担は大きくなってしまう このため, 従来どおり, 寄生のない被害木も含め駆除した方が市町村の財政負担は少なくなってしまう したがって, 寄生が無いことを判断し, 駆除しなかった場合も, 伐倒 玉切り 集積の分の経費を病害虫防除事業や衛生伐で駆除したときと同程度に助成される工夫が必要と考えられる また, 県内では下越地方で海岸クロマツ林が壊滅状態になるほど被害が拡大した地域もある こうした地域では, 被害木全量の伐倒駆除は, 予算的にも労力的にも難しい この場合, 薬剤散布 + 夏枯れ木のみの駆除 とい
6 20 新潟県森林研究所研究報告 No.53 (2012) 写真 3 カミキリ寄生木に見られる痕跡 1, 樹皮下の食痕 木屑とカミキリの幼虫 2, 産卵痕 3, 穿入孔 4, 脱出孔 ( 矢印 ) と穿入孔 ( 脱出孔は穿入孔の少し上部に見られる ) 5, アカゲラの突つき痕 った全量駆除にこだわらない柔軟な対策も必要であろう 現在, 森林保護分野に限られたことではないが, 予算規模が縮小されている その限られた少ない予算で, どのような対策をとるのが最も有効なのかを考え, 個々の箇所の被害状況に応じて, 戦略的に松くい虫対策を進めていく必要がある Ⅳ おわりに本調査では, 被害が終息しない原因のいくつかの事例を紹介した 特に伐倒駆除においては, 作業が標準仕様書通りにおこなわれていない事例が散見された また, カミキリの寄生している割合 寄生量がもっとも多い木は, 夏枯れでありそれらは,10 月下旬の時点で針葉が変色しているものということが示された このため, 今後は伐倒駆除において夏枯れと秋枯れ 年越し枯れを分けて, 効率の良い防除を行うための優先度をつけて対応していく必要があるだろう 引用文献秋田の森林づくり検討委員会 (2007) 秋田の森林づくり検討委員会報告書 ~ 次世代に引き継ごう秋田の森林豊かな自然と共に生きていくために~. 在原登志男 (1985) 福島県におけるマツの枯損動態に関する研究 (Ⅷ) マツ枯損木内におけるマツノザイセンチュウの消長およびマツノマダラカミキリ 2 年 1 世代成虫の線虫保持数. 日林東北支誌 37: 在原登志男 (1988) 寒冷地におけるマツ材線虫病の特徴.Ⅱ 林分調査による年越し枯れの実態. 森林防疫 37 (5) : 在原登志男 三瓶俊明 佐藤栄二郎 永山肇一 遠藤恒久 (1981) 被覆法によるマツノマダラカミキリの駆除. 森林防疫 30 (8) : 在原登志男 齊藤勝男 (1984a) 福島県におけるマツの枯損動態に関する研究 (Ⅰ) マツの枯損時期とマツノザイセンチュウ検出. 日林論 95: 在原登志男 齊藤勝男 (1984b) 福島県におけるマツの枯損動態に関する研究 (Ⅱ) マツの枯損時期とマツノザイセンチュウ検出. 日林論 95: 星崎和彦 佐野さやか 桜庭秀喜 吉田麻美 及川夕
7 松くい虫被害の効率的な防除方法実証試験 ( 宮嶋 布川 ) 21 子 蒔田明史 小林一三 (2005) 被害木の炭化によるマツ材線虫病の防除 : 媒介昆虫抑制のための戦略と秋田の海岸マツ林における取組. 東北森林科学会誌 10 (2) : 家入忠 (1973) マツノマダラカミキリの産卵部位. 日林九支研論 26: 岸洋一 (1980) 茨城県におけるマツノザイセンチュウによるマツ枯損と防除に関する研究. 茨城県林試研報 11: 1-83 小林一三 (2004) 松くい虫被害の研究および対策の今昔物語 (1) 我が国の森林防疫研究の近代史をつらぬく特異な流れ. 林業と薬剤 170: 小林一三 (2004) 東北地方寒冷地におけるマツ材線虫病対策. グリーンエイジ 364: 中村克典 太田和誠 星崎和彦 蒔田明史 長岐昭彦 小澤洋一 (2009) マツ材線虫病被害木へのマツノマダラカミキリの寄生実態 変色開始時期の異なる被産卵木からの成虫脱出数および線虫保持状況. 日林学術講 120: 272 新潟県 (2011) 平成 22 年度新潟県の森林 林業 ( 資料編 ). 26 新潟県農林水産部 (1992) 普及に移す技術 布川耕市 山崎秀一 (1988) 新潟県におけるマツノマダ ラカミキリの生態. 新潟県林試研報 30: 滝沢幸雄 五十嵐正俊 山家敏雄 庄司次男 佐保春芳 (1979) 東北地方におけるマツノマダラカミキリの 生態 盛岡における飼育結果を中心にして. 森林 防疫 28 (5) : 滝沢幸雄 山家敏雄 早坂義雄 尾花健喜智 (1983) ク ロマツに対するマツノザイセンチュウの時期別接種 試験 枯損木内の穿孔虫相. 日林論 94: 山崎秀一 布川耕市 (1984) 新潟県におけるマツの枯損 動態調査. 新潟県林試研報 26: 山崎秀一 布川耕市 (1986) 新潟県の松くい虫被害 針 葉の変色とマツノマダラカミキリ幼虫寄生数. 日 林関東支論 37: 山崎秀一 佐藤和彦 (1978) 新潟県に発生したマツノザ イセンチュウ被害実態調査. 森林防疫 27 (5) : 陳野好之 (1988) 寒冷地におけるマツ材線虫病の特徴 年越し枯れを中心として. 林業と薬剤 106: 13-20
森林科学59号表紙
ISSN 0917-1908 特 集 広葉樹林への誘導の可能性 シリーズ 森めぐり 新連載 マレーシアサラワク州ニア森林保護区 高知大学演習林 嶺北フィールド うごく森 北上するマツ材線虫病 現場の要請を受けての研究 サンブスギ間伐手遅れ林分管理指針の作成 June 59 2010 et al bemban 7 図 _2 東北地方における市町村別マツ材線虫病被害分布の変遷
かかり木の処理の作業における労働災害防止のためのガイドライン 第 1 目的等 1 目的 本ガイドラインは 近年の人工林における間伐作業の増加等を背景に かかり木の処理の作業における死亡災害が増加する傾向にあること等を踏まえ 労働安全衛生関係法令と相まって かかり木の処理に係る事前の実地調査の実施 新
かかり木の処理の作業における労働災害防止のためのガイドライン 第 1 目的等 1 目的 本ガイドラインは 近年の人工林における間伐作業の増加等を背景に かかり木の処理の作業における死亡災害が増加する傾向にあること等を踏まえ 労働安全衛生関係法令と相まって かかり木の処理に係る事前の実地調査の実施 新たに開発された機械器具等の使用等安全な作業方法の徹底 かかり木を一時的に放置する場合の措置の徹底等安全対策として必要な措置を講ずることにより
平成 30 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課
平成 30 年度 森林整事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課 人工造林等 (1ha 当り ) 区分標準単価前生樹等植栽樹種植栽本数 拡大造林 再造林 ( 地拵えのみ ) 刈り払い機 全ての樹種 281,039 拡大造林 再造林 ( 地拵えのみ ) 機械地拵え : グラップル 全ての樹種 79,087 拡大造林 再造林 スギ ヒノキ 2,000~ 418,304 ( 植栽のみ ) (
平成 28 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課
平成 28 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課 人工造林等 (1ha 当り ) 拡大造林 再造林 ( 地拵えのみ ) 刈り払い機全ての樹種 272,335 拡大造林 再造林 ( 地拵えのみ ) 機械地拵え : グラップル全ての樹種 76,751 拡大造林 再造林スギ ヒノキ 2,000~ 394,804 ( 植栽のみ ) 2,500~ 493,505 3,000~ 592,206
平成19年度事業計画書
2 難防除病害虫特別対策事業 (1) アスパラガス病害虫総合防除対策の実証 ア背景および目的本県におけるアスパラガスの栽培面積は 県内全域でここ数年急速に延び 重要品目となっている 近年の主流である雨よけハウスによる半促成長期どり栽培では 収穫量は以前の栽培方法に比べ増加している その反面 斑点病や褐斑病などの斑点性病害 アザミウマ類 ハスモンヨトウなどの重要害虫の発生に加え コナジラミ類の発生が増加している
樹木生態研究会論文
ナラ枯れ対策の最前線 むねざね樹木医 環境カウンセラー事務所 1 1. はじめに ナラ枯れ対策の最前線 宗實久義 ( 樹木医 ) 全国で蔓延しつつある ナラ枯れ はカシノナガキクイムシ (platypus quercivorus 以下カシナガと略記 ) が 病原菌 (raffaelea quercivora 以下ナラ菌と略記) を伝播することによって起こる樹木の伝染病 ( 萎凋病 以下ナラ枯れと略記
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廃校施設の実態及び有効活用状況等調査研究報告書 1. 本調査の目的 2. 廃校施設の実態とその活用状況の把握 3. 特色ある廃校活用事例調査 4. まとめ 5. 廃校活用コラム 6. 廃校活用アイデア シート 50 50 50 50 50 10 10 2,000 2-1 13 2,125 2-2 150 220 12 250 10 2-3 100 248 165 143 110 10 1 8
新間伐システム作業マニュアル(徳島県)/表紙
2 伐倒作業 作業全体を安全で効率的に行うためには 最初の伐倒作業が重要です 作業に先立って まず全班員で下見をし 互いに相談しながら作業方法を決めましょう 1 選木方法 列状間伐の選木は木の形質の良否に関係なく 伐採列の幅と間隔 残存列の幅 で決め ます 間伐率は3分の1が基本です 水源涵養保安林では 間伐率の上限が材積で3 5 に 定められていますが 2残1伐なら合致します 例えば立木密度が1
うどんこ病 被害樹種サルスベリ, マサキ, カエデ, カシ, ナラ類など 病気の生態と被害の発症 若い葉や茎の表面をうどん粉を振りかけたように, 白いカビが一面を覆う 菌の種類により, 褐色や紫褐色に出るものもある 若い枝は萎縮して縮れ, 生育が阻害されることがある 通風や日当たりの悪い場所に多く発
赤星病 ( あかほしびょう ) さび病 被害樹種 宿主 : カイヅカイブキ, ビャクシン類, ネズミサシなど 中間寄主 : ナシ, ボケ, カイドウ, リンゴなどバラ科樹木 病気の生態と被害の発症 病原菌は宿主に さび病 として発症し, 中間寄主に 赤星病 として行き来しながら樹木間を伝播する さび病 宿主 ( 針葉樹 ) の葉や枝の分岐部に,4~5 月の雨など湿った時, 黄橙色のゼリー状又は寒天状にふくらむ塊をつくる
県樹クスノキの生理生態学的研究 神戸大学農学研究科 野口結子 1. はじめにクスノキ (Cinnamomum camphora) は,1966 年より兵庫県の県樹に指定されている樹木である 季節を問わず葉をつける常緑樹であり, 雄大で美しい樹形に成長して景観を保てることから 神戸市内では街路樹や公園
県樹クスノキの生理生態学的研究 神戸大学農学研究科 野口結子 1. はじめにクスノキ (Cinnamomum camphora) は,1966 年より兵庫県の県樹に指定されている樹木である 季節を問わず葉をつける常緑樹であり, 雄大で美しい樹形に成長して景観を保てることから 神戸市内では街路樹や公園樹 社寺の植栽木として多く選ばれている 一方暖温帯に多く自生するクスノキは比較的乾燥条件に強く 樹齢が高くなっても枯れずに老大木に成長する特性がある
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第 2 章災害の発生 拡大シナリオの想定 本章では 災害の様相が施設種類ごとに共通と考えられる 単独災害 について 対象施設において考えられる災害の発生 拡大シナリオをイベントツリー (ET) として表し 起こり得る災害事象を抽出する なお 確率的評価によらない長周期地震動による被害や津波による被害 施設の立地環境に依存する大規模災害については 別途評価を行う 災害事象 (Disaster Event:DE)
バンカーシート 利用マニュアル 2017年版(第一版)
施設野菜の微小害虫と天敵カブリダニ 施設野菜での微小害虫問題 中央農業研究センター 石原産業 ( 株 ) 施設のイチゴではハダニ類が多発し 問題となる 施設のキュウリ ナス サヤインゲンでも アザミウマ類やコナジラミ類などの被害や媒介ウイルス病が問題となる これらの害虫は薬剤抵抗性が発達しやすく 農薬での防除は難しい カブリダニ類は有力な天敵であるが 放飼時期の見極めや農薬との併用などが難しく これらの施設作物では利用が進んでいない
(3) 幼虫 形態 体長は最大約 18mm きょうきゃく 頭部と胸脚は黒色 胸部と腹部は淡い黄緑色しゅうれいから淡い灰色で 成長して終齢になると背面が 暗くなります ( 写真 4 5) 齢について : 卵から孵った幼虫を 1 齢とし 脱皮するごとに 2 齢 3 齢 と数えます カラマツハラアカハバチ
カラマツハラアカハバチの特徴 生態 被害について 和名学名英名分類 カラマツハラアカハバチ Pristiphora erichsoni Larch sawfly ハチ目 ( 膜翅目 ) ハバチ科 1. 特徴 生態 (1) 成虫 形態 体長約 9mm 体は黒色 腹部の中央がオレンジ色 ( 写真 1) 発生時期 7 月下旬 ~8 月中旬 ( まれに6 月 ) 産卵習性 雌成虫はカラマツの枝の緑色の部分に産卵します
内部統制ガイドラインについて 資料
内部統制ガイドラインについて 資料 内部統制ガイドライン ( 案 ) のフレーム (Ⅲ)( 再掲 ) Ⅲ 内部統制体制の整備 1 全庁的な体制の整備 2 内部統制の PDCA サイクル 内部統制推進部局 各部局 方針の策定 公表 主要リスクを基に団体における取組の方針を設定 全庁的な体制や作業のよりどころとなる決まりを決定し 文書化 議会や住民等に対する説明責任として公表 統制環境 全庁的な体制の整備
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NEWS RELEASE ウェザーニューズ 2~3 月の花粉飛散傾向のまとめ発表 2012 年 4 月 12 日 花粉飛散量 例年の 9 割の飛散を確認 シーズン終了までこれまでと同程度の飛散に ~ 4 月中旬現在 近畿 関東はヒノキ花粉 北陸 東北はスギ花粉のピークに北海道のシラカバ花粉は 4 月下旬から飛散開始 ~ 株式会社ウェザーニューズ ( 本社 : 東京都港区 代表取締役社長 : 草開千仁
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管内酪農場における牛白血病対策の取り組み 県央家畜保健衛生所 大屋祥子 浅川祐二 荒木尚登 石原凡子 亀井勝浩 和泉屋公一 はじめに 牛白血病は 地方病性牛白血病 (EBL) と散発性牛白血病に分類される牛の届出伝染病である 散発性牛白血病の発生原因は未だに不明であるが EBLは牛白血病ウイルス (BLV) 感染により引き起こされる 1) BLVは牛のリンパ球に感染し 抗体が産生された後も排除されず
Microsoft Word - レイアウト見本1-30.doc
最新の航空写真技術を活かした 松くい虫被害ピンポイント防除マニュアル ~ 高精度な被害木発見から完全駆除まで ~ 平成 22 年 3 月 この冊子は 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 航空写真と GIS を活用した松くい虫ピンポイント防除法の開発 ( 平成 18~21 年度 ) の成果に基づいて制作されました 目次 最新の航空写真技術を活かした松くい虫被害ピンポイント防除マニュアル ~
高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に
高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に関節疾患 5 位が骨折 転倒であり 4,5 位はいずれも運動器が関係している 骨粗しょう症のメカニズムの解明
目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民
ケーブルテレビ事業の現状 (2015 年度決算版 ) 2016 年 11 月 株式会社日本政策投資銀行 企業金融第 2 部 産業調査部 目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向
目次 病気 カナメモチごま色斑点病 カラマツ根株心腐病 ケンポナシてんぐ巣病 サクラてんぐ巣病 スギ褐色葉枯病 スギこぶ病 スギ非赤枯性溝腐病 ナラ枯れ ( ブナ科樹木萎凋病 ) ヒノキ漏脂病 ホルトノキ萎黄病 マツ材線虫病 マンサク葉枯病 害虫 カツラマルカイガラムシ カラマツマダラメイガ クワカ
病気 害虫 鳥獣による森林被害ーと (Web 版 ) ー この冊子について本 web 版は 関東中部林業試験研究機関連絡協議会 生物による森林被害リスク評価研究会 で作成した森林に多く発生する28の病気 害虫 鳥獣による被害について とを紹介した冊子をweb 用に再構成したものです 被害のリスクについて 下記の基準でA B Cの3 段階に区分し 記載しています 被害を見分け リスクを検討し を講じることへの一助となれば幸いです
九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository カラマツ林における風倒木放置が残存立木のカラマツヤツパキクイムシ被害に与える影響 長, 慶一郎九州大学農学部附属演習林 原, 秀穂北海道立総合研究機構林業試験場道東支場 菱, 拓雄九州大
九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository カラマツ林における風倒木放置が残存立木のカラマツヤツパキクイムシ被害に与える影響 長, 慶一郎九州大学農学部附属演習林 原, 秀穂北海道立総合研究機構林業試験場道東支場 菱, 拓雄九州大学農学部附属演習林 田代, 直明九州大学農学部附属演習林 他 https://doi.org/.5/
23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2
2013 年度雇用均等分科会における年度目標の評価について ( 案 ) 2013 年度の目標として設定した年度目標について 雇用均等分科会が実施し た評価の結果は 概ね以下のとおりである 1ポジティブ アクション取組企業割合について平成 24 年度より 11.7 ポイント低下して 20.8% となっている 前年度調査と比較すると 企業規模にかかわらず 今のところ取り組む予定はない とする企業の割合が
2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4
平成 29 年度埼玉県学力 学習状況調査の結果の概要 狭山市立小学校 中学校 埼玉県学力 学習状況調査は 埼玉県内の小中学校を対象とした学力調査です 平成 27 年度からは 調査対象を小学校 4 年生以上の児童生徒に広げ 毎年実施することにより 児童生徒一人一人の学習内容の定着状況や学力の伸びの様子が把握できるものとなっています このような 一人一人の学力の伸び に注目した調査は 全国でも初めての取組となります
統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る
平成 28 年 3 月 3 日 統計トピックス No.92 急増するネットショッピングの実態を探る - 家計消費状況調査 平成 26 年全国消費実態調査 の結果から - 世帯におけるインターネットを通じた財 ( 商品 ) やサービスの購入 ( 以下 ネットショッピング という ) が急速に増えてきています このような状況を踏まえ ネットショッピングの実態を正確かつ詳細に把握するため 総務省統計局では家計調査を補完する
子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱
第一総則 子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 一目的 けいりこの法律は 子宮頸がんの罹患が女性の生活の質に多大な影響を与えるものであり 近年の子宮頸が んの罹患の若年化の進行が当該影響を一層深刻なものとしている状況及びその罹患による死亡率が高い 状況にあること並びに大部分の子宮頸がんにヒトパピローマウイルスが関与しており 予防ワクチンの 接種及び子宮頸部の前がん病変 ( 子宮頸がんに係る子宮頸部の異形成その他の子宮頸がんの発症前にお
10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ
(ICD10: C91 C95 ICD O M: 9740 9749, 9800 9999) 全体のデータにおける 治癒モデルの結果が不安定であるため 治癒モデルの結果を示していない 219 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 52 52 53 31 29 31 26 23 25 1993 1997 1998 01 02 06 02 06 (Period 法 ) 21 17 55 54
xii 1 2 3 4 5 6 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 資料Ⅰ 17 路網整備の推進について 専ら森林施業の用に供し 木材輸送機能を強化する林道 主として森林施業を行うために利用さ れる恒久的公共施設 10トン積トラックや林業用車両 大型 ホイールフォワーダ等 の走行を想定 必要最小限の規格 構造を有する丈夫 で簡易な道 導入する作業システムに対応し
(資料3) 奄美大島・徳之島におけるスギ人工林の広葉樹林復元の検討
資料 3 奄美大島 徳之島におけるスギ人工林の広葉樹林復元の検討 目次 1. 調査の目的... 2 2. 調査の内容... 2 (1) スギ人工林箇所の概況把握調査... 2 1 森林調査簿によるスギ人工林の把握... 2 2 航空写真を活用したスギ人工林の把握... 4 3 現地調査によるスギ人工林の概況把握... 7 (2) スギ人工林の各種ポテンシャルの把握... 10 1 生物多様性に係るポテンシャル...
α α α α α α α α αα α 滴同士が融合し 大きな脂肪滴を形成していた HFC16w では HFC12w と同程度の脂肪が沈着した 細胞だけでなく 線維に置換されていて脂肪沈着の みられない部位が出現していた 図 2H 3 肝臓のアミノ酸分析 1g あたりの肝臓中の総アミノ酸量は いずれの 飼育期間においても HFC 群が有意に低い結果と なった 表
健康保険・船員保険 被保険者実態調査報告
健康保険 船員保険被保険者実態調査報告 平成 28 年 10 月 厚生労働省保険局 5. 標準報酬月額別扶養率 標準報酬月額別にみた扶養率を示したものが表 7 及び図 3 である 男性についてみると 協会 ( 一般 ) は概ね標準報酬月額 19 万円から 53 万円の間で 組合健保は概ね標準報酬月額 22 万円から 79 万円の間で 標準報酬月額の上昇に伴い扶養率も増加する傾向にある また 男性は標準報酬月額
報告事項 平成14年度市町村の決算概要について
Ⅰ 平成 25 年度市町村決算の概要 ( 確報値 ) について 1. 普通会計決算の概要 ( 注 1) 本資料は 県内市町村 (14 市 23 町 8 村 政令指定都市である熊本市を含む ) の普通会計の決算額をまとめたもの ( 注 2) 本資料の図表中の数値については 表示単位未満四捨五入の関係で 合計が一致しない場合がある ( 注 3)( ) については 資料の末尾に用語の説明あり (1) 決算規模及び決算収支
個人住民税の特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)の記載内容に係る秘匿措置の促進(概要)
平成 28 年 10 月 14 日 個人住民税の特別徴収税額決定通知書 ( 納税義務者用 ) の記載内容に係る秘匿措置の促進 ( 概要 )- 行政苦情救済推進会議の意見を踏まえたあっせん - 総務省行政評価局は 次の行政相談を受け 行政苦情救済推進会議 ( 座長 : 秋山收元内閣法制局長官 ) に諮り 同会議からの プライバシーの保護を図る観点から 納税義務者用の特別徴収税額決定通知書の記載内容に係る秘匿措置の実施方法や費用等について実態把握し
兵庫のカブトクワガタ配布資料.indd
Trypoxylus dichotoma septentrionalis Kono Eophileurus chinensis chinensis (Faldermann) Aesalus asiaticus asiaticus Lewis 2 Nicagus japonicus Nagel Figulus binodulus Waterhouse Figulus punctatus Waterhouse
厚生労働科学研究費補助金 (地域健康危機管理研究事業)
平成 23 年度厚生労働科学研究費補助金循環器疾患 糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業循環器疾患等の救命率向上に資する効果的な救急蘇生法の普及啓発に関する研究 (H21- 心筋 - 一般 -001) ( 研究代表者丸川征四郎 ) 平成 23 年度研究報告 研究課題 A AED の普及状況に係わる研究 研究分担者近藤久禎国立病院機構災害医療センター臨床研究部政策医療企画研究室長 平成 24(2012)
( ウ ) 薬剤散布後の状況 マシン油乳剤 3 通りの倍率でマシン油乳剤を散布し 定期的に状況を観察した 本種はチョコレート色の蝋物質 ( 殻 ) に覆われており 外観は月日の経過とともに少しずつ黒ずんできたように思われたが 内部の成虫の生死や産卵の有無などの判断は難しく 防除効果の確認は幼虫発生期
4 農薬の防除効果の検証農薬散布による防除効果を検証するため 次の害虫 ( 樹種 ) を対象に農薬を散布し 効果の有無等を調査した ルビーロウムシ ( ゲッケイジュ ) ツノロウムシ ( クチナシ ) ヘリグロテントウノミハムシ ( ヒイラギモクセイ ) ツゲノメイガ ( セイヨウツゲ ) (1) ルビーロウムシア調査の概要カイガラムシ類の冬季の防除法として マシン油乳剤の散布が有効とされるが ツノロウムシやカメノコロウムシ
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特殊報 9 病第 1 5 号 関係各位 平成 29 年 8 月 4 日 京都府病害虫防除所長 ( 公印省略 ) 病害虫発生予察情報について 下記のとおり発表しましたので 送付します 病害虫発生予察特殊報第 2 号 病害虫名チビクロバネキノコバエ Bradysia agrestis Sasakawa (Synonym: Bradysia difformis Frey 5の項参照 ) 作物名ネギ発生地域山城地域の一部
様式 2 作成年度 平成 28 年度 森林整備加速化 林業再生基金変更事業計画書 区分 : 強い林業 木材産業構築緊急対策 区分 : 林業成長産業化総合対策 福井県
様式 2 作成年度 森林整備加速化 林業再生基金変更事業計画書 区分 : 強い林業 木材産業構築緊急対策 区分 : 林業成長産業化総合対策 福井県 第 1. 基本的事項 1. 都道府県の森林整備及び林業 木材産業の現状と課題 12 万 ha に及ぶ人工林が 順次 利用可能な段階を迎えてきているが 十分に利用されている状況にはない このような中 木質バイオマス発電の導入により A 材から C 材余すことなく利用できる環境が整ったことから
妊娠 出産 不妊に関する知識の普及啓発について 埼玉県参考資料 現状と課題 初婚の年齢は男女とも年々上昇している 第一子の出生時年齢も同時に上昇している 理想の子ども数を持たない理由として 欲しいけれどもできないから と回答する夫婦は年々上昇している 不妊を心配している夫婦の半数は病院へ行っていない
平成 28 年 10 月 26 日 妊娠 出産 不妊に関する知識の普及啓発について 埼玉県知事上田清司 人口動態統計によると 初婚の年齢は男性 女性とも年々上昇し 晩婚化が進んでいる 女性においては 平成 7 年の 26.3 歳が 20 年で約 3 歳上昇し 29.4 歳となっている 第一子の平均出生時年齢も上昇し 平成 27 年で 30.7 歳となっている また 第 15 回出生動向基本調査によると
表1-表4
オオバギの苗木生産技術 宮城健 喜友名朝次 酒井康子 伊藤俊輔 平田 功 1. はじめにトウダイグサ科のオオバギ (Macaranga tanarius(l.)muell.-arg.) は 日本では奄美大島以南しか分布していない常緑小高木である 1) 雌雄異株で 葉は大型 枝頭に叢生し 楯型 心臓形で長さ 10 ~ 30cm 掌上脈 葉柄は円筒状で長さ 12 ~ 25cmである 2) ( 写真 -1)
Microsoft PowerPoint - 奈良井国有林での収穫調査へのICTドローン活用Ver1
奈良井国有林での収穫調査の ICT ドローン活用 林野庁中部森林管理局中信森林管理署 岩塚伸人 中部森林管理局の概要 中部森林管理局は 富山県 長野県 岐阜県 愛知県の 4 県にまたがる国有林を管理しています 国有林の管轄面積は 65 万 6 千 ha におよび 太平洋側の海岸縁から 日本の屋根 と言われる日本アルプスの山岳地帯まで分布し その多くは地形が急峻な脊梁山脈や河川の源流域に分布しています
