豊後大野市処分場適正閉鎖工事

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ゆみかむこやま
5 years ago
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1 バウアー工法研究会 BG 委員会 BG 工法施工事例委員長新町修一

2 目次 1BG 工法とは 2BG 機の用途 3BG 工法の事業展開 4BG 工法の用途例 5 一般工法との比較 6 豊富なツールス 7 国内導入機 8 施工条件 9 新技術 (BG 機による地盤改良 ) 10 まとめ P3 P4 P5 P6 P7 P8 P9 P10~20 P21 P22 2

3 1BG 工法とは BG 工法 ( Bohr Gerate METHOD) ( 孔掘り機械 ) ドイツバウアー社が開発した油圧式多機能大口径削孔機を使用する工法です場所打ち杭山留め杭支障物撤去等さまざまな工種を一台で施工できる機械です専用ベースマシンにマスト ( リーダー ) 高トルク駆動のロータリドライブを装着しケリーバーを用いて削孔します削孔はオールケーシング削孔が主になりケーシング削孔と中堀りを一台の機械で施工が出来ますまた施工スペースは他のオールケーシング工法に比べると機動性が良く非常に狭い場所や空頭制限下でも施工可能です日本では BG 機を導入して 30 年以上数多くの現場を経験しさまざまなニーズに対応できる削孔技術を蓄積しています 3

4 2BG 機の用途 BG 削孔機は万能掘削機としてさまざまな施工が可能です CFA FDP 連続オーガー置換杭エコサイトパイル Kelly 削孔方式 ( オールケーシング ) 場所打ち杭支障物撤去等 SMW 柱列式連続壁 SCM 地盤改良 ( 相対攪拌 ) CSM 等厚式連続壁 4

5 3BG 工法の事業展開土木工事道路鉄道事業計画路線高架工事跨線橋工事地すべり対策工等適用杭基礎橋梁トンネルダム橋脚橋台建設等杭基礎地盤改良発電所構造物建設等杭基礎地中連続壁基礎上下水道交通土木共同溝建設等地中連続壁基礎河川港湾工事護岸改修工事等鋼管矢板基礎杭基礎建築工事一般集合住宅建築工事地盤改良オフィスビル店舗建築工事地下躯体撤去工事地中連続壁基礎杭基礎地中支障物撤去 5

6 4BG 工法の用途例多機能掘削機としてさまざまな分野に対応構造物建物橋脚等場所打ち杭 H 鋼杭 ( 単軸柱列杭親杭等 ) 構造物の基礎杭開削に伴う H 鋼杭等支障物撤去地すべり面地すべり抑止杭地すべり地区での抑止杭 SMW シートパイル等 SMW 施工位置等の支障物撤去 6

5 一般工法との比較一般支障物除去工法比較工法 BG 工法ロックオーガー工法全周回転オールケーシング工法工法概要図ケリーバー発動発電機ケーシング削孔中掘りは別作業オーガースクリュー

ハンマーグラブバケット等によ用いられているケーシングと中掘り用のオーガが互いに反対方掘りを相番クレーンに取り付けたハンマーグラブを用いて行う工法り掘削する向に回転しながら同時に掘削をする

その後ハンマーグラブで掘削を行う行う支障物の長さによりケーシングの継足しが必要となり能率低下機種 BG-7 9 12 14 18 20 22 MBG24 25 28 30 DH608 658 RT-150 200

削孔ツールスの種類が豊富で交換が容易なので想定外の支障施工性は高いが中掘りツールスはオーガだけなので全断面の破ケーシングの回転速度は遅いがビットの突出量が大きくこれを物にも対応できる砕掘削となるこの為振動

の特性地境界への近接などへの対応も可能であるする場合がある全周とクローラークレーンのセット作業となり敷地を広く要するケーシングを残しての埋め戻しが可能なので地盤を痛めにくい

7 5 一般工法との比較一般支障物除去工法比較工法 BG 工法ロックオーガー工法全周回転オールケーシング工法工法概要図ケリーバー発動発電機ケーシング削孔中掘りは別作業オーガースクリューケーシングチューブを掘削孔全長にわたり回転圧入しながらケーシ二軸同軸式アースオーガのうち一般に一体型のダブルオーガが全周回転掘削機を用いてケーシングを高トルクで回転圧入し中ングチューブ内の土砂をオーガーハンマーグラブバケット等によ用いられているケーシングと中掘り用のオーガが互いに反対方掘りを相番クレーンに取り付けたハンマーグラブを用いて行う工法り掘削する向に回転しながら同時に掘削をするハンマーグラブでの支障物の採取が困難な場合はチゼルを用い概要ツールスは土質に応じて容易に交換する事ができるケーシングとオーガを掘削長に合わせて装着した状態で掘削をて支障物の破砕を行いその後ハンマーグラブで掘削を行う行う支障物の長さによりケーシングの継足しが必要となり能率低下機種 BG MBG DH RT 相番クレーン施工仕様によるが基本使用しない施工仕様によるが基本使用しない 80~90t 吊クレーン機械特徴自走式安定度良自走式安定度 7 定置式安定度良削孔ツールスの種類が豊富で交換が容易なので想定外の支障施工性は高いが中掘りツールスはオーガだけなので全断面の破ケーシングの回転速度は遅いがビットの突出量が大きくこれを物にも対応できる砕掘削となるこの為振動騒音は常時発生することとなる特高トルクで回転させるため浅部での支障物切削時振動が大きく工法削孔機の安定性が高く機動性も高いので作業箇所の移動や敷に鉄筋切断時には騒音がケーシング内に共鳴して騒音を増幅伝わるの特性地境界への近接などへの対応も可能であるする場合がある全周とクローラークレーンのセット作業となり敷地を広く要するケーシングを残しての埋め戻しが可能なので地盤を痛めにくいケーシングを残しての埋め戻しが困難な為 CBミルク等の注入がケーシングを残しての埋め戻しが可能なので地盤を痛めにくい ( 完全置換できる ) 必要となる ( 完全置換できる ) 適したツールスを選定することで低騒音低振動で作業できる騒音振動削孔径 φ550~φ2000 φ650~φ1500 総合評価機械移動時は自走式に比べて困難である φ800~φ3000 7

8 6 豊富なツールス BG 削孔機はオーガーからハンマーまでの各種削孔ツールを持ちこれらのアタッチメントツールスを交換するだけで粘性土砂質土はもとより砂礫岩盤までも削孔可能ですまた削孔方式も乾式湿式の両方式を選択可能であるオールケーシング方式が一般的でノーケーシング方式でも削孔可能です主要ツールスと適応土質についてケーシングチューブ削孔長全長の地盤オーガードリル粘性土砂質土礫質土軟岩コアチューブ軟岩中硬岩鉄筋コンクリート岩盤油圧ハンマーグラブ玉石転石支障物コアバケット水中削孔粘性土砂質土礫質土最大礫径 10cm 程度ダウンザホールハンマー転石岩盤 ( 軟岩 ~ 硬岩 ) 8

7 国内導入機 < ニーズに合わせた使用 > BG-7 から BG-30 まで各機種があり工事規模や立地などの諸条件に柔軟に対応できます機種 BG-7 BG-9 BG-12 BG-14 BG-18 BG-20 BG-22 MBG-24 BG-25 BG-28 BG-30 ロータリー最大トルク (t-m) 7 9 12 14 18 20 22 24 25 28 30 パワーヘッド最高回転

9 7 国内導入機 < ニーズに合わせた使用 > BG-7 から BG-30 まで各機種があり工事規模や立地などの諸条件に柔軟に対応できます機種 BG-7 BG-9 BG-12 BG-14 BG-18 BG-20 BG-22 MBG-24 BG-25 BG-28 BG-30 ロータリー最大トルク (t-m) パワーヘッド最高回転 (min -1) 最小径 (mm) 最大掘削径最大径 (mm) 掘削深度ケリー長 (m) フィード主ウインチ補助ウインチ引抜力 (kn) 押込力 (kn) 速度 (m/ 最大引張力 (kn) 最大巻上速度 (m) 最大引張力 (kn) 最大巻上速度 (m) 質量揺動機を除く (t) 寸法 H(m) W(m) R(m) A(m) B(m) 国内の台数 ( 台 ) H A B R R W A B 9

10 8 施工条件 ( 組立解体 ) < 組体解体ヤード > L2 L1 組立解体時の配置および必要ヤード機種 L1 L2 クレーン BG-7 25m 15m 25t BG-14 30m 20m 50t BG-20 30m 20m 50t BG-30 35m 20m 50t 機械配置及び寸法は標準的な寸法です 10

11 施工条件 ( 適応範囲 ) < 軟らかいもの ~ 硬いものまで > 掘削地盤の適応範囲掘削地盤地質目安適否土粘性土砂質土砂礫軟岩 Ⅰ Ⅱ シラスまさ土火山泥流泥岩凝灰岩中硬岩砂岩頁岩凝灰角礫岩 ( 中風化した硬岩 ) 硬岩 Ⅰ 弱風化硬岩または亀裂硬岩 ( 花崗岩石灰岩閃緑岩 ) 岩塊玉石 75mm~300mm 未満転岩 ( 既製杭松杭撤去 ) コンクリート ( 地中支障物 ) 鉄筋コンクリート ( 地中支障物 ) 11

削孔中心からの機種毎の離隔距離単位 :mm BG-7 BG-14 BG-20 BG-28 BG-30 (φ1500) (φ1500)

12 構造物構造物施工条件 ( 近接 ) < 近接施工 > 削孔反力が本体重量となっている為機械前面は定置式ジャッキと比較すると設置スペースが狭く施工ができますよって構造物際や境界際などの施工が可能です削孔中心からの機種毎の離隔距離単位 :mm BG-7 BG-14 BG-20 BG-28 BG-30 (φ1500) (φ1500) (φ1500) 揺動機無し揺動機有詳細については図面等により検討が必要になります 2. 機械の配置現場状況により離隔距離が大きくなる場合もある 12

13 施工条件 ( 狭隘地 ) < 狭隘地施工 > 小型 (BG-7) で自走による機動性の他 360 旋回が可能補助ウィンチの装備により相伴クレーンがなくても施工可能などで狭隘地で威力を発揮できる 13

14 施工条件 ( 空頭制限 ) < 特殊条件下での施工 > 高速道路下それぞれの施工条件に合せた仕様を選択する事が出来る高速道路下 ( 台船上 ) (H=4.5~5.5m) (H=9.6m) 14

15 施工条件 ( 支障物撤去 ) < 支障物撤去工事 > 目的 : 新設 SMW 部支障物撤去仕様 :φ L=5.7m~18.5m 既存躯体 ( 壁柱耐圧 ) 場所打ち杭の撤去特徴 : 境界際や構台上からの施工施工状況 ( 削孔 ) 15

16 施工条件 ( 支障物撤去 ) < 支障物撤去工事 > 支障物撤去状況シートパイル松杭油圧式ハンマーグラブで撤去回収状況 16

17 施工条件 ( 支障物撤去 ) < 支障物撤去工事 > 支障物撤去状況シートパイル梁鋼材撤去後状況 17

18 施工条件 ( 営業線近接施工 ) < 営業線近接施工 > 高架橋下鉄道近接等の高さ制限箇所での施工を可能としている営業線近接 (BG-7) 施工営業線近接 (BG-7 上部ショートマスト ) 施工 18

19 施工条件 ( 斜堀り ) < 斜堀対応 > 最大傾斜 15 での施工が可能 19

20 施工条件 ( 安全装備 ) <BG30 搭載例 > 全ての機械に各種センサー警報装置が取付られ安全に施工できるウインチ外周設備主巻 : 過巻センサー補巻 : 過巻センサーキャビン内昇降ガイド手摺荷重計深度計傾斜計各警報表示管理モニター旋回ランプ周囲カメラ旋回警報 20

21 9 新技術 (BG 機による地盤改良 ) < 地盤改良工 > BG-30 地盤改良仕様の特長 1 台 2 役フロントツールスの交換のみで削孔仕様から地盤改良仕様となります 1 台のベースマシンで地中支障物撤去から地盤改良の施工が可能施工管理システムポンプ無線システムの導入施工管理システムの簡素化により省力化施工が可能機動力油圧ショベルベースのコンパクトな機械で機動力に優れます操作安全性安定性が良く機械の操作安全性に優れます 21

22 < まとめ > BG 工法は 1986 年から導入され数多くの実績を積んでいるこの工法は構造物の近接した場所や狭隘な場所などの状況に対応した機種が揃えられているまた日本の多種多様な地盤に対応できる様に削孔ツールスを揃えている日本で数多くある特殊現場 ( 狭隘地空等制限下 ) や様々な工種 ( 支障物撤去地盤改良連続柱列杭等 ) に対して BG 機の機動力と強力な削孔能力を使用して的確な対応が出来るように今後も技術的な改良安全性の向上を目指していきたいと考えています 22

23 バウアー工法研究会 BG 委員会ご静聴ありがとうございました 23

Microsoft PowerPoint - Kiso_Lec_13

Microsoft PowerPoint - Kiso_Lec_13 建築基礎構造講義 (13) 杭基礎の設計杭の種類と施工法到達目標杭基礎の分類について説明できる打込み杭埋込み杭場所打ち杭の違いとその施行法について説明できる杭基礎建物規模が大きくなると基礎の底部は良好な地盤に達していなければならない地表から軟弱地盤が厚く堆積し, この地盤に構造物を直接支持させることが困難な場合に杭基礎が採用される杭の支持機構による分類支持杭杭先端の地盤支持力によって支持する