資料目次根拠法令と目的 1 これまでのおもな法改正 2 国の住宅施策 3 札幌市の住宅施策 6 家賃のしくみ 8 札幌市の減免制度 14 市営住宅管理の現状 17 引用参考文献 25

Size: px

Start display at page:

Download "資料目次根拠法令と目的 1 これまでのおもな法改正 2 国の住宅施策 3 札幌市の住宅施策 6 家賃のしくみ 8 札幌市の減免制度 14 市営住宅管理の現状 17 引用参考文献 25"

なおちかさかど
5 years ago
Views:

1 資料 8 第 1 回住まいの協議会平成 23 年 12 月 26 日第 1 常任委員会会議室公営住宅管理の概要札幌市都市局市街地整備部住宅課 ( 住宅管理担当 )

2 資料目次根拠法令と目的 1 これまでのおもな法改正 2 国の住宅施策 3 札幌市の住宅施策 6 家賃のしくみ 8 札幌市の減免制度 14 市営住宅管理の現状 17 引用参考文献 25

3 根拠法令と目的根拠法令公営住宅法公営住宅法施行令 ( 政令 ) 公営住宅法施行規則 ( 省令 ) ( 戦後の住宅難を背景に ) 昭和 26 年に制定目的公営住宅法第 1 条 ( この法律の目的 ) この法律は国及び地方公共団体が協力して健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備しこれを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し又は転貸することにより国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする日本国憲法第 25 条すべて国民は健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する 2 国はすべての生活部面について社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない他の住宅施策の目的との比較住宅金融公庫法( 昭和 25 年 ) 日本住宅公団法( 昭和 30 年 )( 昭和 56 年廃止 ) 特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律( 平成 5 年 ) 国民が住宅建設購入に必要な資金を融通すること住宅に困窮する勤労者のために集団住宅及び宅地の大規模な供給中堅所得者層等に対する良好な賃貸住宅の供給 * 札幌市営住宅条例及び施行規則昭和 35 年条例制定平成 9 年に全部改正 - 1 -

4 これまでのおもな法改正昭和 34 年収入超過者制度の導入割増賃料及び明渡努力義務の規定入居者への譲渡処分の制限強化家賃を減免することができる者として収入が著しく低額である者が例示された昭和 44 年高額所得者制度の導入明渡請求の規定用地費補助の廃止家賃収入補助制度の規定昭和 55 年高齢者障がい者等の単身入居制度の導入法改正の背景平成 8 年法制定以来の抜本改正改正内容 1 所得水準や民間賃貸住宅市場の変化などにより入居者間非入居者との間の家賃負担に不均衡が生じていた 2 高齢者や障がい者などの住宅需要に対して十分に対応できていない ( 民間賃貸住宅市場での入居が困難 ) 1 入居対象階層の引き下げ ( 収入分位 33% 以下 25% 以下へ ) 2 入居者の収入や住宅の便益に応じた応能応益家賃制度の導入 3 高齢者障がい者等に対する入居収入基準の緩和 ( 裁量階層の導入 ) 3 地価の高騰により用地の取得が困難となり直接建設方式のみでは的確な供給が難しくなった 4 民間住宅の借上げ買取方式の導入など - 2 -

5 公営住宅を取り巻く国の住宅政策の変遷大量供給期戦後復興期昭和 25 年住宅金融公庫設立昭和 26 年公営住宅法制定昭和 30 年日本住宅公団設立公的資金による住宅政策の三本柱の確立高度成長期昭和 41 年住宅建設計画法制定第 1 期 (S41~45) 一世帯一住宅第 2 期 (S46~50) 一人一室 (S48 にすべての都道府県で住宅数が世帯数を上回った ) 第 1 次オイルショック (S48~49) 公営住宅の建設は法に規定する都道府県住宅建設 5 箇年計画に基づいて行わなければならない ( 旧 ) 公営住宅法第 6 条量から質への転換期第 3 期 (S51~55) 最低居住水準平均居住水準の設定 S60 を目処にすべての世帯で最低居住水準を半数の世帯で平均居住水準を確保第 4 期 (S56~60) 住環境水準 ( 安全性日照通風等 ) の設定半数の世帯で平均居住水準を確保地価の高騰 (S61~) 第 5 期 (S61~H2) 誘導居住水準の設定 H12 までに半数の世帯で誘導居住水準を確保阪神淡路大震災 (H7) 第 6 期 (H3~7) 高齢化社会への対応 H7 に平均床面積を 95 m2に第 2 次オイルショック (S54) さらなる質の向上へ日本住宅公団住宅都市整備公団 (S56) 第 7 期 (H8~12) 第 8 期 (H13~17) 住宅性能水準の設定 ( 耐震性省エネルギー性バリアフリー化 ) 少子高齢社会への対応平成 18 年住生活基本法制定 ( 住宅建設計画法は廃止 ) 安全安心で良質なストック居住環境の形成住宅取引の適正化住宅市場の環境整備住宅セーフティーネットの構築住宅金融公庫独立行政法人住宅金融支援機構 (H19) 平成 19 年住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律 ( 住宅セーフティーネット法 ) 制定住宅都市整備公団都市基盤整備公団 (H11) 独立行政法人都市再生機構 (H16) 住宅政策と福祉政策の連携 - 3 -

6 平成 19 年度の政令改正平成 19 年 ( 平成 21 年 4 月施行 ) 改正の背景公営住宅の入居収入基準は平成 8 年に収入分位 25% に相当する政令月収 20 万円に設定されて以降 10 年以上見直されていなかったその間の世帯所得の変化や高齢者世帯の増加に伴いこの金額は収入分位 36% に相当することとなったこの結果応募倍率が上昇し住宅に困窮する多数の入居希望者が入居できない状況となった改正の概要 (1) 入居収入基準の見直し政令月収を現在の収入分位 25% に相当する額である 15 万 8 千円に改定 (2) 家賃制度の見直し家賃算定基礎額収入区分の見直しを踏まえた見直しを行った収入分位 ~10% : 現行 37,100 円改正後 34,400 円規模係数最近の公営住宅の床面積の変化を踏まえた見直しを行った現行 : 床面積の合計 70 m2 改正後 : 床面積の合計 65 m2 利便性係数地方公共団体の裁量を拡大した - 4 -

7 平成 23 年度の政令改正地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律 ( 平成 23 年 5 月 2 日公布施行 ) 改正の概要 1 同居親族要件の廃止いわゆる地域自主性 1 次一括法公営住宅法の一部改正 ( 平成 24 年 4 月 1 日施行 ) 同施行令 ( 政令 ) 及び同施行規則 ( 省令 ) の一部改正 ( 今後公布予定 ) 2 入居収入基準を条例委任同居親族要件とは公営住宅法の入居者資格現に同居し又は同居しようとする親族があることただし政令で定める以下の者は単身での入居が可能 60 歳以上の者身体障害者手帳(1~4 級 ) の交付を受けている者戦傷病者原子爆弾による被爆者など8 項目の該当者施行日をもって廃止されるため引き続き単身入居について一定の制限が必要である場合には事業主体が条例で規定しなければならないこととなる法令で上限上限を設定現行改正後 ( 例 ) 50% ( 政令月収 25.9 万円 ) 入居基準を条例条例で設定 ( 裁量階層 ) 40% ( 政令月収 21.4 万円 ) 法令で参酌基準参酌基準を設定裁裁裁裁量量量量階階階階層層層層25% ( 政令月収 15.8 万円 ) 本来階層入居基準を条例条例で設定 ( 本来階層 ) 0% 全国一律 A 市 B 市 C 市 - 5 -

8 札幌市の住宅施策 (1) 札幌市住宅マスタープランは本市の総合的な住宅施策を展開するために平成 23 年 7 月に策定されましたこのプランは札幌市基本構想と第 4 次札幌市長期総合計画を上位計画として定めた住宅施策に関する部門別計画ですまた国や北海道の住宅施策の方向性を示す住生活基本計画や北海道住生活基本計画とも整合を取りながら策定しています国住生活基本計画北海道北海道住生活基本計画札幌市基本構想平成 10 年 2 月改定第 4 次札幌市長期総合計画平成 12 年 ~31 年札幌市住宅マスタープラン平成 23 年 ~32 年札幌市の都市像まちづくりの方向と基本目標まちづくりの施策体系と展開方針札幌市のその他の部門別計画さっぽろこども未来プラン札幌市都市計画マスタープラン札幌市温暖化対策推進ビジョンなど第 3 次札幌新まちづくり計画 ( 中期実施計画 ) 平成 23 年 ~26 年平成 23 年 6 月に公表した施政方針さっぽろ元気ビジョン第 3 ステージに掲げるまちづくりの基本的な方向を実行に移すためのまちづくりのプラン長期総合計画の基本的方向性を踏まえながら施政方針を実現するために計画期間内に特に重点的優先的に推進するべき施策事業を定めた計画 - 6 -

9 札幌市の住宅施策 (2) 住宅マスタープランの概要第 3 次新まちづくり計画における実施事業下段は達成目標市営住宅の適切な建替え改修と既存民間賃貸住宅の有効活用市営住宅の入居管理の適正化高齢者に優しい住環境の形成子育て世帯や障がい者世帯への居住支援民間賃貸住宅への入居支援適切な住み替えの仕組みづくり災害時の居住の安定確保環境に配慮した良質な住宅の普及安全安心な住まいの確保良質なストック形成に向けた制度の普及分譲マンションの維持管理支援子育て支援住宅の建設市営住宅東雁来団地の新設平成 26 年度 : 40 戸札幌版次世代住宅基準に適合した住宅の普及促進適合する補助件数 ( 累計 ) 平成 26 年度 : 279 戸適合するモデル住宅建設戸数 ( 累計 ) 平成 26 年度 : 16 戸エコリフォーム促進事業地域コミュニティの維持活性化福祉まちづくり施策と連携した市営住宅の建替え魅力的な街並みづくり一般住宅の補助利用件数 ( 累計 ) 平成 26 年度 : 150 戸賃貸住宅の補助利用件数 ( 累計 ) 平成 26 年度 : 30 戸 - 7 -

10 家賃のしくみ (1) 家賃制度改正の経緯家賃制度法定限度額方式工事費から国庫補助金を控除した額を原価としその原価を上限として住戸ごとに家賃を定める方式家賃補助家賃収入補助金地代相当額の一定額を毎年度補助 ( 第 1 種は用地費の 1/2 第 2 種は 2/3 のそれぞれ 6%) 応能応益方式応能 ~ 入居者の収入応益 ~ 住宅から受ける便益家賃を決定平成 8 年改正家賃対策補助金 {( 近傍同種家賃 )-( 入居者負担基準額 )} の1/2 助成期間 ( 新設 )20 年 ( 建替 )10 年平成 19 年改正入居収入基準の見直し家賃算定基礎額規模係数利便性係数の見直し平成 18 年改正社会資本整備総合交付金 ( 公的賃貸住宅家賃低廉化事業 ) 旧地域住宅交付金 (H18~20) 平成 18 年度以降に管理開始されたものが対象 {( 近傍同種家賃 )-( 入居者負担基準額 )} の概ね45% 残りは交付税措置されている助成期間 ( 新設 )20 年 ( 建替 )10 年 ( 平成 17 年以前に管理開始されたものは税源移譲の対象 ) - 8 -

11 家賃のしくみ (2) 公営住宅の家賃 1 応能応益制度によること応能性入居者の収入 ( 負担能力 ) に応じた金額応益性住宅の便益 ( 立地規模築年数利便性 ) を係数で補正家賃を決定 2 近傍同種の住宅の家賃以下であること公営住宅は民間市場で住宅を確保できない低所得者に供給することを目的としている民間賃貸住宅の家賃を上回る家賃の設定は適当ではない近傍同種家賃以下近傍同種家賃とは近隣地域の同程度同程度の民間賃貸住宅民間賃貸住宅の家賃家賃に相当相当するする額 * 政令に算出方法が規定されている - 9 -

12 家賃のしくみ (3) 政令月収政令の定めに基づき算出した月額所得収入分位家賃算定基礎額の決定に必要となるもので公営住宅法施行令 ( 政令 ) 第 1 条第 3 号に算出方法が規定されている収入の把握は毎年度入居者から前年の収入を申告してもらいそれを元に政令月収を算出し翌年度の家賃を決定している政令月収の算出所得収入ー所得控除額収入には非課税収入 ( 障がい年金遺族年金等 ) は含まない所得税法に準じ給与年金等それぞれの種別に応じた所得控除額を算出人的控除額政令で定める控除親族控除老人扶養控除特定扶養控除障害者控除特別障害者控除寡婦 ( 夫 ) 控除 - 12 月

13 家賃のしくみ (4) 収入分位家賃算定基礎額収入分位政令月収年収 ( ) 家賃算定基礎額 (%) ( 円 ) ( 万円 ) ( 円 ) 1 分位 0 ~ 10 0 ~ 104,000 ~ ,400 本来階層入居基準裁量階層 2 分位 10 ~ ,001 ~ 123,000 ~ ,700 3 分位 15 ~ ,001 ~ 139,000 ~ ,400 4 分位 20 ~ ,001 ~ 158,000 ~ ,200 5 分位 25 ~ ,001 ~ 186,000 ~ ,500 6 分位 32.5 ~ ,001 ~ 214,000 ~ ,500 7 分位 40 ~ ,001 ~ 259,000 ~ ,000 8 分位 50 ~ 259,001 ~ 599 ~ 高額 60 ~ 313,000 ~ 678 ~ 91,100 収入超過 4 人世帯において給与所得者が 1 人で親族控除のみ適用となる場合のおよその目安収入分位 ~ 全国の全ての 2 人以上世帯を収入の低い順に並べたもの裁量階層 ~ 特に居住の安定を図る必要があるものとして政令で定めている世帯 ( 高齢者世帯障がい者世帯等 ) 収入超過者 ~ 入居後 3 年以上で 5 分位以上 ( 裁量階層は 7 分位以上 ) の入居者高額所得者 ~ 入居後 5 年以上で直近 2 年連続収入分位 60% 以上の入居者

14 家賃のしくみ (5) 家賃の決定家賃 = ( 家賃算定基礎額 ) ( 市町村立地係数 ) ( 規模係数 ) ( 経過年数係数 ) ( 利便性係数 ) 応能部分応益部分家賃算定基礎額市町村立地係数規模係数経過年数係数利便性係数毎年度入居者からの収入の申告に基づき政令月収を算出しその収入分位に応じて決められる国が各市町村の地価の状況を勘案して 0.7~1.6 までの範囲内で市町村ごとに定める数値 ( 札幌市は 1.0) 住宅の規模を表す係数住戸専用面積を 65 m2で除した数値住宅の老朽化を表す係数木造以外経過年数木造経過年数の式で算出した数値住宅の存する区域及びその周辺の状況住宅の設備等を勘案し 0.5~1.3 の範囲内で設定する数値事業主体の裁量で設定できる入居者入居者の負担能力負担能力住宅住宅の便益便益に見合見合ったった適正適正な家賃家賃が設定設定されるされる

15 家賃のしくみ (6) 分位ごとの本来家賃の例参考本市の近傍同種家賃の平均額 49,545 円住戸面積 71.50m2住戸タイプ 3LDK 竣工平成 20 年経過年数 3 年 5 階 EV 有近傍同種家賃 123,400 円団地名収入分位家賃算定基礎額市町村立地係数規模係数経過年数係数利便性係数本来家賃 1 34,400 39, ,700 45, ,400 51,800 幌北 ,200 58, ,500 66, ,500 77,000 住戸面積 70.20m2住戸タイプ 3DK 竣工平成 2 年経過年数 21 年 3 階 EV 無近傍同種家賃 47,300 円団地名収入分位家賃算定基礎額市町村立地係数規模係数経過年数係数利便性係数本来家賃 1 34,400 24, ,700 27, ,400 32,000 藤野 ,200 36, ,500 41, ,500 47,600 住戸面積 48.90m2住戸タイプ 3DK 竣工昭和 48 年経過年数 38 年 1 階 EV 無近傍同種家賃 27,100 円団地名収入分位家賃算定基礎額市町村立地係数規模係数経過年数係数利便性係数本来家賃 1 34,400 14, ,700 16, ,400 19,200 もみじ台 ,200 21, ,500 24, ,500 28,

16 家賃の減免制度について (1) 減免制度の根拠公営住宅法第 16 条第 4 項事業主体は病気にかかっていることその他特別の事情がある場合において必要があると認めるときは家賃を減免することができる札幌市の減免制度の改正の概要昭和 35 年の条例及び規則制定時に減免基準を定めた昭和年に改正を行いその後しばらく見直しがなされず平成 14 年に減免制度の抜本的見直しを行った平成 18 年の見直しで最低負担額 (3,500 円 ) を設定した平成 13 年度以前 1 年金給与等給与等それぞれのそれぞれの所得計算 238,000 円以下 3 月収額 % の3 段階 425,000 円以下平成 14 年度改正 1 給与年金等の全てのての収入収入を給与収入とみなしとみなし所得計算 272,000 円以下 3 家賃額に対し 20~90% の6 段階 4 無収入平成 18 年度改正最低負担額を 3,500 円に設定 1 月収の計算方法 2 減免対象基準 3 負担額 4 全額免除基準 -14 -

17 家賃の減免制度について (2) 現行の減免制度 (1) < 減免認定におけるにおける月収 > 所得 - 人的控除額 - 医療費控除額収入ー所得控除額収入には非課税収入 ( 障がいがい年金年金遺族年金等 ) を含む給与年金等の全ての収入を給与給与とみなして所得控除額を算出親族控除老人扶養控除特定扶養控除障害者控除特別障害者控除老年者控除寡婦 ( 夫 ) 控除領収書その他医療費を確認できる書類の自己負担分 12 月上記で算出した月収 72,000 円減免対象者

18 家賃の減免制度について (3) 現行の減免制度 (2) < 月収別の家賃負担額 > 減免認定における家賃 ( 減額率 ) 月収額負担率 ( 円 ) (%) (%) 0 ( ) 0( 免除 ) (100) 0 18,001 27,001 36,001 45,001 54,001 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 18,000 27,000 36,000 45,000 54,000 72, (80) (70) (60) (40) (20) (10) ( ) 免除は収入が全くない場合に該当全額免除の基準 ( 減免後家賃の算定方法 ) 減免後家賃 = 本来家賃家賃負担率減免後の家賃が 3,500 円を下回る場合は 3,500 円となる 1 失職病気その他の特別な事情により世帯が無収入であると認められる場合 2 病気災害その他特別な事情により支出した費用がある場合で当該費用が世帯の収入と同程度以上であるとき 3 生活保護世帯で長期入院等の理由により住宅扶助が停止されたとき -16 -

19 市営住宅管理の現状 (1) 管理棟数管理戸数入居世帯数 ( 平成 22 年度末 ) 団地数種別公営改良更新コミュニティーリロケーション計棟数戸数 26, ,518 管理形態入居世帯数 25, ,823 委託業務財 ) 札幌市住宅管理公社に業務委託公営住宅公営住宅法に基づいて建設借上げを行った住宅改良住宅住宅地区改良法に基づく住宅地区改良事業により住居を失った者のために建設した住宅更新住宅改良住宅を建替えた住宅コミュニティー住宅密集住宅市街地整備促進事業により住居を失った者のために建設した住宅リロケーション住宅建替え大規模修繕等に係る事業の際の仮住居として建設した住宅大規模な修繕入居者募集管理人業務家賃管理等の業務指定管理業務北区手稲区東区白石区上記以外の区エムエムエスマンションマネージメントサービス日興美装工業財 ) 札幌市住宅管理公社建物敷地に関する維持修繕を行う業務 ( 日常の修繕に関する申し込み相談の受付 )

20 市営住宅管理の現状 (2) 竣工年度別戸数戸 1,400 管理戸数 27,518 戸 1,200 建築から 30 年以上経過した建物が 40.2%(11,074 戸 ) 1, S H

21 市営住宅管理の現状 (3) 入居の決定入居の機会の公平を図るため募集方法は公募を原則としている公営住宅法公営住宅法 ( 入居者の募集方法 ) 第 22 条事業主体は災害不良住宅の撤去公営住宅の借上げに係る契約の終了公営住宅建替え事業による公営住宅の除却その他政令で定める特別の事由がある場合において特定の者を公営住宅に入居させる場合を除くほか公営住宅の入居者を公募しなければならない公募の周知方法募集案内書の配布広報さっぽろ新聞ホームページ等により幅広く周知公募期間定期募集新設住宅 ~ 年 1 回 (4 月 ) 空家住宅 ~ 年 3 回 ( 前期 6 月中期 9 月後期 12 月 ) 短期募集もみじ台団地 ( 定期空家の再募集事故空家 ) ~ 3 月を除く毎月応募資格 1 現に住宅に困窮していること ( 札幌市内に持ち家を所有していないこと ) 2 申込者が札幌市に住民登録をしているか勤務先が札幌市内にあること 3 月収が入居収入基準 ( 政令月収 15 万 8 千円 ) 以下であること 4 申込者が市町村民税を滞納していないこと 5 暴力団員でないこと

22 市営住宅管理の現状 (4) 応募状況団地数単位 : 戸, 世帯 16 年度 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度募集戸数新設応募者数 6,495 5,856 4,824 3,783 3,946 2,990 3,636 倍率募集戸数空家応募者数 28,585 28,860 27,608 25,395 22,759 20,760 19,124 倍率募集戸数 1,031 1, 合計応募者数 35,080 34,716 32,432 29,178 26,705 23,750 22,760 倍率世帯数入居者数入居世帯の構成 ( イメージ ) 市営住宅の全入居世帯 25,823 世帯 H23.3 末現在全体名義人が 65 歳以上 65 歳以上の単身者世帯世帯数 25,823 11,888 5,769 割合 (%) 入居者数 54,376 16,490 5,769 割合 (%) 生活保護減免世帯減免非該当世帯 2~8 分位受給世帯の世帯 ( 減免対象外 ) 4,459 世帯 17.3% 8,685 世帯 7,916 世帯 4,763 世帯 18.4% 33.6% 30.7% 1 分位の世帯 21,060 世帯 81.6%

23 市営住宅管理の現状 (5) 入居者の収入分位の分布状況公営住宅リロケーション住宅 H23.3 末改良住宅更新住宅コミュニティ住宅 H23.3 末収入分位収入区分 ( 円 ) 世帯数比率 (%) 収入分位収入区分 ( 円 ) 世帯数比率 (%) 1 0 ~ 104,000 20, ,001 ~ 123,000 1, ,001 ~ 139, ,001 ~ 158, ,001 ~ 186, ,001 ~ 214, ,001 ~ 259, ,001 ~ 合計 25, 最も低い 1 分位に約 8 割が集中している 1 0 ~ 114, ,001 ~ 123, ,001 ~ 139, ,001 ~ 158, ,001 ~ 186, ,001 ~ 191, ,001 ~ 214, ,001 ~ 259, ,001 ~ 合計合計世帯数 : 25,823 世帯

24 市営住宅管理の現状 (6) 家賃減免の推移年度全世帯減免世帯数世帯数割合 (%) 減免前調定額 ( 円 ) 減免額 ( 円 ) 減免額割合 (%) 17 25,640 6, ,137,839,690 1,004,941, ,872 7, ,300,894,690 1,111,031, ,730 7, ,430,236,510 1,203,195, ,786 8, ,522,712,840 1,267,423, ,732 8, ,522,102,800 1,346,179, ,823 8, ,495,156,335 1,401,621, 年度比減免対象世帯の状況家賃負担率区分 % % % % 183 世帯増 1,843 世帯増 6.9 P 増 357,316,645 円増 396,679,890 円増 4.6 P 増減免認定における月収額 ( 円 ) 家賃負担率 (%) 世帯数割合 (%) 0( ) 0( 免除 ) ~ 18, , ,001 ~ 27, ,001 ~ 36, ,001 ~ 45, ,001 ~ 54, ,001 ~ 72, 合計 H23.4 現在 7, 割を超えている 2 0 % 以下の負担世帯が免除の欄の月収額 0 円は減免計算後の月収ではなく無収入であることを表す世帯数について上表は各年度の間に一度でも減免が適用された世帯の数の合計であるが下表は 23 年 4 月時点での適用世帯数であるため合計世帯数は一致しない

25 市営住宅管理の現状 (7) 家賃負担の状況区分減免なし平成 23 年 4 月現在該当世帯数割合 (%) 平均調定額 ( 円 ) 17, ,180 減免あり減免月収額 ( 円 ) 家賃負担率 (%) 7, ,450 0( ) 0( 免除 ) ~ 18, , ,580 18,001 ~ 27, ,810 27,001 ~ 36, ,840 36,001 ~ 45, ,550 45,001 ~ 54, ,200 54,001 ~ 72, ,850 合計平均減免後家賃の状況調定額 ( 減免後の家賃 )( 円 ) 0( 免除 ) 3,500 平成 23 年 4 月現在世帯数割合 (%) , ,501 ~ 5,000 2, ,001 ~ 10,000 2, ,001 ~ 15, ,001 ~ 20, ,001 ~ 25, ,001 ~ 3, ,001 ~ 35, ,001 以上合計 7, , , % 免除は収入が全く無い場合に該当近傍同種家賃の平均額 49,545 円

26 市営住宅管理の現状 (8) 家賃収入及び収納率の推移単位 : 円区分 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 現年度分過年度分合計調定額 6,154,685,690 6,132,898,260 6,189,863,610 6,227,040,680 6,255,289,310 6,175,923,790 6,093,535,015 収入済額 6,085,896,230 6,072,912,200 6,138,104,610 6,164,873,310 6,185,114,450 6,113,662,270 6,041,300,366 収納率 (%) 調定額 303,196, ,825, ,060, ,745, ,649, ,490, ,324,965 収入済額 91,735,530 72,100,880 56,916,050 50,231,950 56,284,685 54,758,620 52,725,206 収納率 (%) 調定額 6,457,882,455 6,377,723,975 6,380,923,670 6,419,785,730 6,459,938,340 6,394,414,495 6,316,859,980 収入済額 6,177,631,760 6,145,013,080 6,195,020,660 6,215,105,260 6,241,399,135 6,168,420,890 6,094,025,572 収納率 (%) 政令市における札幌市の収納率順位現年度分過年度分合計平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度第 2 位第 3 位第 4 位第 4 位平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度第 4 位第 2 位第 6 位第 4 位平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度第 1 位第 1 位第 1 位第 3 位

27 引用参考文献住本靖. ( 平成 9 年 ). 新公営住宅法逐条解説. 商事法務研究会. 住本靖井浦義典喜多功彦松平健輔. ( 平成 20 年 ). 逐条解説公営住宅法. ぎょうせい. 公営住宅管理研究会. ( 平成 2 年 ). 改訂公営住宅管理の手引き. ぎょうせい. 公営住宅制度研究会. ( 平成 18 年 ). 地域住宅特別措置法改正公営住宅法等の解説. ぎょうせい. 住宅法令研究会. ( 平成 18 年 ). 逐条解説住生活基本法. ぎょうせい. 公営住宅管理研究会. ( 平成 23 年 ). 公営住宅の管理( 平成 23 年度版 ). 日本住宅協会. 住宅建設研究会. ( 平成 23 年 ). 公営住宅の整備( 平成 23 年度版 ). 日本住宅協会

< F2D81798E518D6C817A8CF A793788A E6A7464>

< F2D81798E518D6C817A8CF A793788A E6A7464> 参考公営住宅制度の概要について国土交通省住宅局公営住宅制度の概要 1 制度趣旨公営住宅制度は国及び地方公共団体が協力して健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備しこれを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し又は転貸することにより国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするもの ( 法 1 条 ) 2 公営住宅等の意義 (1) 公営住宅 ( 法 2 条 2

資料目次 根拠法令と目的 1 これまでのおもな法改正 2 国の住宅施策 3 札幌市の住宅施策 6 家賃のしくみ 8 札幌市の減免制度 14 市営住宅管理の現状 17 引用 参考文献 25

資料目次根拠法令と目的 1 これまでのおもな法改正 2 国の住宅施策 3 札幌市の住宅施策 6 家賃のしくみ 8 札幌市の減免制度 14 市営住宅管理の現状 17 引用参考文献 25