第 3 章で設定した 6 本の基本目標 質の高い住まいづくり 安全 安心な居住環境づくり 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくり 沖縄の特性を活かした住まいづくり まちづくり 多様な居住ニーズが実現される環境づくり 全ての県民の居住の安定の確保 を受けて 県民が理解しやすい施策の方向を示し そ

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1 沖縄県の特殊事情を踏まえた住宅施策の具体的展開 4-1 質の高い住まいづくり 4-2 安全 安心な居住環境づくり 4-3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくり 4-4 沖縄の特性を活かした住まいづくり まちづくり 4-5 多様な居住ニーズが実現される環境づくり 4-6 全ての県民の居住の安定の確保

2 第 3 章で設定した 6 本の基本目標 質の高い住まいづくり 安全 安心な居住環境づくり 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくり 沖縄の特性を活かした住まいづくり まちづくり 多様な居住ニーズが実現される環境づくり 全ての県民の居住の安定の確保 を受けて 県民が理解しやすい施策の方向を示し それぞれの現状 課題を整理して基本的な施策の方針を掲げ その方針のもとに具体的な施策を展開する 4-1 質の高い住まいづくり 1. 良質な居住性能を有した新規住宅ストックの形成 (1) 現状 課題 1 新規住宅ストック全国では 人口は平成 22 年 世帯数は平成 27 年をピークに減少に転じると推計されているが 本県の人口は 平成 37 年まで増加し 世帯数はその後も増加傾向が続くと推計されており 今後も相当数の新規住宅ストックが形成されることが予想される 将来 良質な住宅ストックを形成するため 新規住宅ストックにおいては 住宅の品質又は性能に関して別紙 1 に示す住宅性能水準を満たすなど 一定の質を確保することが重要である 人口 一般世帯の推移及び将来推計 人 1,600, ,400, ,200, ,000, , , , , S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 H42 人口 世帯数 世帯人員 資料 : 国勢調査 (S45~H22) 人口問題研究所資料 (H27~42) 2 住宅着工戸数からみる傾向 本県の新設住宅着工戸数の推移をみると 平成 11 年度を境に持ち家と貸家の着工戸数の差が急激に増加し 借家の着工戸数が持ち家の着工戸数を大きく上回っている 本県における今後の新規住宅は 貸家を中心にストック形成がなされるものと予想される 各計戸 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 新設住宅着工戸数の推移 合計戸 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 0 合計分譲住宅持家貸家 資料 : 住宅着工統計調査 26 沖縄県住生活基本計画

3 第4-1 質の高い住まいづくりむけて3 沖縄県の住宅性能表示制度の実施状況 良好な住宅のストックの形成を図るためには 新たに建設される住宅ストックについて 住宅としての質を 高めていくことが重要である 住宅の質や性能を確保するため また 消費者が安心して質の高い安全な住 まいを取得できるために 住宅の質や性能を客観的に評価し表示することで 消費者が容易に個々の住宅 の質や性能について認識できる環境を整え 安心して取得できる仕組みや体制を整備することが重要であ る 住宅性能表示制度は 安心して良質な住宅を取得できる市場の条件を整備するためにつくられた 住宅 の品質確保の促進等に関する法律 ( 平成 12 年 4 月 1 日施行 )( 以下 住宅品確法 ) に基づく制度で 様々 な住宅の性能をわかりやすく表示するものである 住宅品確法は 住宅性能表示制度 及び 新築住宅の基本構造部分の瑕疵担保責任期間を 10 年間 義務化 すること 住宅に関わるトラブルを円滑かつ迅速に解決するための 紛争処理体制 を整備するこ と の 3 本柱で構成される法律である こうした状況の中 本県の住宅性能表示の 戸 1,400 住宅性能表示の実施状況の推移 25% 実施率については 平成 22 年度の着工戸数全体の 4.7% と非常に低く 全国平均 23.6% 1,200 1, % 15% を下回り 全国で最も低い 住宅性能表示制度は 当初新築住宅のみを対象としていたが 平成 14 年 8 月から新築住宅 既存住宅を問わず 全ての住宅を対象 % 5% 0% H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 設計性能評価書交付戸数実施率 ( 沖縄県 ) 実施率 ( 全国 ) とした制度となった 資料 : 住宅性能評価 表示協会 住宅着工統計 平成 7 年に起こった阪神 淡路大震災では 人々に住宅の耐震性を 平成 23 年に起こった東日本大震 災では 津波の脅威を改めて考えさせた また 平成 17 年に明らかになった構造計算書偽装問題は 建築 並びに構造技術が飛躍的に向上した現在において 住宅 建築物の構造安全性という確立された信頼を大 きく揺るがす問題であり 平成 19 年に住宅購入者等の利益の保護を図る 特定住宅瑕疵担保責任の履行 の確保等に関する法律 ( 住宅瑕疵担保履行法 ) が制定されるきっかけにもなった このように住宅の安全性 が求められる中で 住宅性能の理解及び把握は住宅売買における様々なトラブル防止においても重要な事 項であり 早急な普及及び実施を促すことが課題となる (2) 基本的な施策の方針 消費者が安心して質の高い安全な住まいが取得できるよう 新たに形成される住宅ストックの安全性 耐 久性 快適性 エネルギー使用効率等の住宅の品質 性能の向上を図り 良質な住宅ストックの形成を促 進する 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 27 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

4 (3) 施策 1 住宅性能表示制度の普及 一定の性能が確保された住宅市場の形成による安心して住宅が取得できる環境づくり 住宅の品質や性能 資産価値の向上に対する県民の意識の向上のため 住宅の安全性 耐久性 快適性等の住宅の品質や性能を客観的に評価できる住宅性能表示制度の周知及び普及を図る 住宅性能表示の交付を受けた住宅のローンを優遇する制度を紹介するなど 資金計画の情報源としても定着化を図る 2 住宅の質と安全性の確保 住宅の質と安全性の確保を図るため 建築基準法に基づく中間検査 完了検査等を徹底して行う 住宅瑕疵担保責任保険や住宅リフォーム瑕疵担保責任保険の普及啓発を行い 検査と保証により住宅購入者やリフォーム実施者の利益を保護する 3 金融機関による良質な住宅取得への支援の活用 沖縄振興開発金融公庫の直接融資や住宅金融支援機構におけるフラット 35( 民間金融機関と住宅金融支援機構が連携した長期固定金利の住宅ローン ) 等の住宅金融機関等による 一定の性能が確保された良質な住宅建設 取得を支援する融資制度の情報提供を行う 民間金融機関との提携により 金利優遇等の魅力的な住宅ローン商品について検討する 4 健康で快適な住まい 住環境の整備促進 建築資材等から発生する化学物質が人体へ影響を及ぼすと指摘され 重要な問題となっているシックハウス問題やアスベストの問題等に取り組むなど 健康で快適な住まいの整備促進を図る 騒音 大気汚染等による住環境の阻害を防止する 5 良質な賃貸住宅ストックの形成 民間賃貸住宅の質の向上と市場における円滑な流通 公的賃貸住宅のセーフティネットの補完のため 適正な管理を促進する (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 新築住宅における 4.7% 50% 設計住宅性能評価書 住宅性能表示の実施率 (H22) (H32) 住宅着工統計 28 沖縄県住生活基本計画

5 第4-1 質の高い住まいづくりむけて2. 既存ストックのリフォームによる居住水準 住宅性能の向上 (1) 現状 課題 1 本県のリフォーム状況 本県の持ち家のリフォーム状況をみると 平成 16 年以降において 持ち家総数に対する増改築 改修工 事をした持ち家の割合は 19.3%( 全国 :26.3%) 高齢者対応のリフォームの割合は 7.2%( 全国 :10.0%) 耐震リフォームの割合は 1.3%( 全国 :3.9%) となり 全国と比較して低いことが分かる 住宅総数に対するリフォーム実施率 ( 持ち家 借家 ) は 2.1% となり 全国の 3.5% と比べて約 1 ポイント低い 平成 16 年以降の持ち家の工事の実施状況 持ち家 借家のリフォーム実施率 増改築 改修工事高齢対応工事 7.2% 10.0% 19.3% 26.3% 沖縄県全国 2.1% H20 3.5% 1.4% H15 2.4% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 沖縄県全国 耐震改修工事 1.3% 3.5% 資料 : 住宅 土地統計調査特別集計 (H20) 0% 10% 20% 30% 資料 : 住宅 土地統計調査 (H20) 本県の既存住宅ストックは 居住面積が狭いものや 高齢者のための設備を有していないものが多く これ らの住宅を長期にわたって利用していくためには 適正な管理 修繕とともに 居住世帯のライフステージに 対応した増改築工事 高齢者対応工事 旧耐震基準の住宅における耐震改修工事 さらには省エネルギ ー対策のための工事等 安全 快適な住生活のために住宅性能を向上させる必要がある しかしながら 本 県は全国と比較してリフォーム実施率が低い状況であり 今後は適正なリフォームの実施の促進が課題とな る また 昨今 悪質リフォーム業者が社会問題となっていることから 今後 消費者行政部局や福祉部局等 の関係団体と連携を図りながら 県民が安心して利用できるリフォーム環境の形成を促進する必要がある (2) 基本的な施策の方針 既存住宅ストックの質の向上により 長期にわたり住宅を利用できるように リフォームによる改善や改修を 推進する そのためにリフォームに関する情報提供等 県民が安心して利用できるリフォーム環境の形成を 図る 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 29 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

6 (3) 施策 1 県民に対するリフォームの普及 耐震改修や高齢者に対応した設備工事等の既存住宅の質の向上に資する民間住宅ストックの適正な形成を図るため 安心 満足リフォームガイド 等を活用してリフォームに関する情報提供を行い 県民のリフォームに関する知識の向上を図る 市町村が行うリフォーム助成等の取り組みの支援を行う 2 安心してリフォームできる環境づくり 県民が安心してリフォームを行える環境形成のため 消費者行政部局等の関連機関との連携を図り リフォームに関する相談窓口の設置等を促進する 住宅リフォーム瑕疵担保責任保険登録事業者の利用及び 住宅リフォーム瑕疵担保責任保険の加入を促進する 3 金融機関によるリフォーム支援の活用 安心 満足リフォームガイド (( 財 ) 住宅リフォーム 紛争処理支援センター ) 沖縄振興開発金融公庫における政策誘導型リフォーム ( 長期耐用改修工事 長寿社会対応住宅工事 環境共生住宅工事 ) 等の金融機関によるリフォーム支援の情報提供を行い それらの活用を促進する 民間金融機関との提携により 金利優遇等の新たなリフォームローン商品について検討する (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 住宅ストックに対する リフォーム実施戸数の割合 2.1% (H20) 6% (H32) 住宅 土地統計調査特別集計 30 沖縄県住生活基本計画

7 第4-1 質の高い住まいづくりむけて3. 長期利用可能な住宅の普及 (1) 現状 課題 1 住宅の耐用年数 住宅の耐用年数をみると 平成 20 年における滅失住宅の平均築後年数は 本県は 22.6 年で全国の 27 年と比較するとかなり短い また 本県の住宅の構造のほとんどが鉄筋コンクリート造であることからも この耐用年数は短いと言え H15 H20 滅失住宅の平均築後年数 沖縄県全国年 る さらに 住宅の滅失率 (5 年間に滅失した住宅戸数の住宅ストック戸数に対する割合 ) では 本県は 6.8% で全国の 7% とほぼ同一であることから 本県は全国と比較し 建替えのサイクルが短いと言える そのため 今後は耐久性の高い家づくりが課題となる H10~15 H15~20 資料 : 住宅 土地統計調査特別集計 (H20) 住宅の滅失率 沖縄県 6.8 全国 7 年 良質な住宅を形成するとともに 適切な維持管理を行い 住宅の品質を長期にわたり保つことにより 鉄筋コンクリート造住宅に相応しい耐用年数への長寿命化を図る必要がある 資料 : 住宅 土地統計調査特別集計 (H20) 構造別住宅の建て方 ( 沖縄県 ) 1.2% 総数 3.7% 92.5% 1.7% 0.9% 2.0% 一戸建て長屋建て共同住宅その他 7.8% 2.5% 11.3% 5.6% 0.1% 0.1% 85.9% 78.9% 98.3% 93.2% 1.7% 1.4% 2.8% 1.4% 0.1% 2.3% 2.3% 2.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 木造防火木造鉄筋 鉄骨コンクリート造鉄骨造その他 2 多様な住まい方へのニーズの拡大 資料 : 住宅 土地統計調査 (H20) 世帯タイプが核家族世帯 三世代同居世帯 高齢者のみ世帯 DINKS( 子供を持たない夫婦世帯 ) 等と多 様化し 住まいのニーズも幅広くなっている これらのニーズにそれぞれ対応した多様な住宅の普及 また 世帯のその時々のライフステージや生活スタイルの変化に柔軟に対応可能な持続性の高い住宅の普及が 求められる 3 沖縄の気候風土 本県は亜熱帯性気候に属し 夏場は強い日差しが照りつけ 高温多湿な状態が続く また 地理的に四 面を海に囲まれているため 塩害による鉄筋コンクリート劣化や金属部分の錆びつき等が起こりやすく さらに 白アリによる住宅の腐朽被害も生じている このような沖縄の気候風土に強く 長持ちする住宅を形成することが課題である 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 31 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

8 4 マンション本県のマンションの建築戸数は 昭和 25 年から平成 12 年まで増加傾向であり 既存のマンションを建築時期別にみると 建築時期が新しいほど戸数の割合が高い状況である 建築時期別階数をみると 2 階建て及び 3~5 階建ては昭和 25 年から平成 2 年まで増加傾向にあるが 平成 3 年から 12 年までは減少しており 6 階建て以上は一貫して増加傾向である マンションは 建築時期が新しいほど戸数が多く 高層階になる傾向にある 既存のマンションは建築時期が新しいマンションが多いが 古い建物も残存している 今後はこれらのマンションの老朽化が進むため 円滑な修繕及び建替え等の対策が必要となる マンションは 複数の区分所有者による管理という性質を持ち 適正な管理がなされていない場合がある マンションの住宅性能を適正に保ち 資産価値として保持していくためには適切な維持管理が必要となる 適正なマンション管理が行える管理体制の構築が課題である 既存のマンションはもとより 新しいマンションにおいても 積立金額の設定を含めた長期の建替え修繕計画等の取り組みを図ることが重要である 2.0% 建築時期別共同住宅 ( 持ち家 非木造 ) 沖縄県 4.5% 16.3% 20.7% 14.5% 14.3% 14.5% 13.4% 0.2% 全国 2.6% 16.3% 21.3% 12.9% 19.8% 18.9% 8.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 昭和 35 年以前 昭和 36 年 ~45 年 昭和 46 年 ~55 年 昭和 56 年 ~ 平成 2 年 平成 3 年 ~7 年 平成 8 年 ~12 年 平成 13 年 ~17 年 平成 18 年 ~20 年 9 月 階数別共同住宅 ( 持ち家 非木造 沖縄県 ) 共同住宅総数 32.0% 27.6% 40.4% 昭和 35 年以前 55.6% 44.4% 昭和 36 年 ~45 年 65.0% 35.0% 昭和 46 年 ~55 年 45.2% 27.4% 27.4% 2 階建以下 昭和 56 年 ~ 平成 2 年 33.3% 37.6% 29.0% 3~5 階建 平成 3 年 ~7 年 25.8% 25.8% 48.5% 6 階建以上 平成 8 年 ~12 年 28.1% 28.1% 43.8% 平成 13 年 ~17 年 27.7% 23.1% 49.2% 平成 18 年 ~20 年 9 月 13.3% 13.3% 73.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 階数別共同住宅 ( 持ち家 非木造 沖縄県 ) 共同住宅総数 1.5% 23.7% 74.8% 昭和 35 年以前 14.3% 67.6% 18.1% 昭和 36 年 ~45 年 3.3% 60.2% 36.6% 昭和 46 年 ~55 年 1.5% 38.0% 60.5% 2 階建以下 昭和 56 年 ~ 平成 2 年 1.6% 31.2% 67.2% 3~5 階建 平成 3 年 ~7 年 1.6% 22.9% 75.6% 6 階建以上 平成 8 年 ~12 年 1.1% 15.7% 83.2% 平成 13 年 ~17 年 0.9% 11.6% 平成 18 年 ~20 年 9 月 1.1% 9.2% 87.4% 89.7% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 資料 : 住宅 土地統計調査 (H20) 32 沖縄県住生活基本計画

9 第4-1 質の高い住まいづくりむけて(2) 基本的な施策の方針 ライフステージや住み手によって変化する世帯ニーズに柔軟に対応できる長く使える住まいづくりを促進す るとともに 気候風土への耐久性を向上させた 長持ちする住宅の普及を図る また 適正な維持管理により 住宅の品質保持を促進する マンションにおいて 長期修繕計画の策定を促進し スムーズな修繕及び建替え等 管理組合におけるマ ンション維持管理の適正化を図る (3) 施策 1 長期優良住宅等の普及 住宅の長期的な使用による環境負荷の軽減と資産価値の向上のため 税制の特例措置等のある 長期 優良住宅制度 の普及を進める スケルトン インフィルの理念の浸透を推進し スケルトン住宅 (SI 住宅 ) の普及を図る 2 住宅の維持管理に関する意識啓発 県民に対し 住宅の長寿命化を図るための維持管理について意識啓発を図る 住宅をつくる際には メンテナンスやリフォームがしやすい構造を採用し 維持管理のしやすい低コストの建 材を用いた 長寿命な住宅の普及を促進する 3 マンションの適正管理の促進 マンション管理組合や住宅供給事業者 住民等に対して マンション管理標準指針の周知や長期修繕計 画の作成をはじめとした適正な管理に関する情報提供を行う マンション管理士との連携による管理体制の再構築を促進する ( 財 ) マンション管理センターが行っている電子化 保管サービス マンションみらいネット のマンション履歴 システムの利用を促進することで 管理組合の適切な維持管理を図るとともに 入居者はもとより マンシ ョンの購入希望者への適正な情報の提供を図る 修繕積立金の計画的な積立て 適切な管理を支援する沖縄振興開発金融公庫の 住宅宅地債券 ( マン ション修繕コース ) の普及を促進する (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 住宅の滅失率 6.8% (H15~20) 6% (H27~32) 住宅 土地統計調査特別集計 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 33 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

10 4. 耐震性の向上 (1) 現状 課題 1 新 旧耐震法別住宅建築状況 新 旧耐震基準別の建築状況をみると 本 新 旧耐震法別住宅建築状況新 旧耐震基準別住宅建築状況 県の住宅は 31.7% が旧耐震基準時期 ( 昭和 総数沖縄 31.7% 64.0% 4.3% 55 年以前 ) の建築物となっている その中でも持ち家は 40.9% が旧耐震基準時期の建築物となっている 総数全国持家沖縄持家全国 32.0% 40.9% 37.2% 60.8% 57.9% 61.0% 7.2% 1.1% 1.8% 借家沖縄 23.0% 71.7% 5.3% 借家全国 25.9% 65.7% 8.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 旧耐震法新耐震法不詳 2 住宅の耐震工事状況本県の持ち家全体の耐震工事状況をみると 耐震工事を実施した住宅の割合は 1.4% であり 全体的に実施率が低いことから 早急な耐震対策が求められる 近年 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 ) や東日本大震災 ( 平成 23 年 ) 等の大きな被害を生む地震を経験し 地震に対する危機感が強まっている また 最近ではマンション等の構造計算書偽装問題が表面化し 建築基準法の新耐震基準適用以降に建築された住宅でも耐震性の不安が生じているとともに 建築確認審査体制に対する不安が高まっている状況である 本県は 島嶼地域のため陸から離れた沖合で地震が発生し 陸での揺れが小さく記録に残りにくいことと併せて 低調な地震活動が続いているため 地震がないと思われがちである また 本県は地震地域係数が全国で唯一 0.7 と最も低い値であり 地震に弱いと言われる鉄筋コンクリート造ピロティ住宅が多い状況である 地震の際は 建物崩壊やガス流出による爆発及び火災等が発生する 住宅の耐震性は 住民の生命と財産の安全につながる重要な性能である 地震による人的被害及び経済的被害の軽減を図るため 住宅の耐震診断や耐震改修を促進し 屋内外の落下物の防止やブロック塀倒壊防止等と併せて 耐震性の高い安全な住空間となるよう防災対策を講じることが重要である 資料 : 住宅 土地統計調査 (H20) 建築時期別住宅の耐震工事状況 ( 持家 ) S35 以前 1.4% S36~45 1.9% S46~55 0.9% S56~H2 0.8% H3~7 0.7% H8~H12 1.0% H13~H17 2.4% H18~H % 98.6% 98.1% 99.1% 99.2% 99.3% 99.0% 97.6% 96.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100 耐震工事をした 耐震工事をしていない 資料 : 住宅 土地統計調査 (H20) 建て方別住宅の耐震工事状況 ( 持家 ) 持家総数 1.3% 一戸建て 1.3% 長屋建て共同住宅 0.9% 98.7% 98.7% 100.0% 99.1% その他 5.7% 94.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 耐震工事をした 耐震工事をしていない 資料 : 住宅 土地統計調査 (H20) 34 沖縄県住生活基本計画

11 第4-1 質の高い住まいづくりむけて(2) 基本的な施策の方針 地震に強い住まいづくりを目指し 既存住宅における耐震性の向上と新規住宅における耐震性の確保を 図るとともに 公共空間や屋外空間も含めて住宅地としての耐震性の強化を図る (3) 施策 1 耐震診断 耐震改修に関する相談体制の確立 市町村や関係団体と連携して耐震に関する相談窓口を設置する 専門知識を持つアドバイザーの派遣等 相談体制の構築を図る 耐震診断 耐震改修を実施できる人材の育成を行う 2 既存住宅の耐震診断 耐震改修の促進 既存民間住宅の耐震診断 改修に関する普及啓発を行う 市町村による耐震診断 改修への助成制度の実施を支援する 県営住宅の耐震化に向けた取り組みを進めるとともに 市町村営住宅の耐震化を支援する 3 公共空間や屋外空間の安全性確保の支援 石垣やコンクリートブロック塀の倒壊防止や落下物等に関わる改善指導を行う 公共空間や屋外空間の安全性の確保に取り組む市町村の取り組みを支援する 4 耐震に関する情報提供と意識啓発 パンフレットやホームページ等の様々な媒体を活用し 耐震に関する諸制度や耐震性能の高い住 宅の建設 取得等に関する情報提供を行う 県民が安心して耐震診断 改修を実施する事業者を選択できるように 耐震技術者名簿の公開に 取り組む 住宅耐震化について 県民や住宅に関わる建設業者等の意識向上を図るため 各地で相談会や説 明会を開催し 意識啓発を行う 5 耐震改修促進計画の策定 建築物の耐震改修の促進に関する法律 に基づき 市町村の耐震改修促進計画の策定を支援す る (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 新耐震基準が求める耐震性を有する住宅ストックの比率 81.9% (H20) 95% (H32) 住宅 土地統計調査 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 35 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

12 5. 住まいのユニバーサルデザイン化 (1) 現状 課題 1 共同住宅共同部分のバリアフリー化の状況平成 20 年における本県の共同住宅総数に対する 道路から玄関まで車椅子で通行可能 な共同住宅の割合は 9.6% と 全国の 15.7% と比較してかなり低い状況である 共同住宅のうち 道路から玄関まで車いすで通行可能な住宅の比率 総数沖縄県総数全国共同住宅沖縄県 5.9% 5.4% 8.5% 9.3% 12.4% 9.6% H15 H20 共同住宅全国 10.4% 15.7% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 資料 : 住宅 土地統計調査 (H20) 2 身体障害者の住まいの状況 身体障害者が居住している住宅をみると民間賃貸住 宅は 6.4% と低い状況である 身体障害者が施設や親元を離れて自立生活を望ん でも 住宅の設備が不十分なため民間賃貸住宅への入 居を断られるケースが多く 身体障害者の自立生活の ためにも 持ち家だけでなく賃貸住宅に対するバリアフリ ー整備の拡充が求められる 子供や妊婦 高齢者や障害者まで全ての人が安全に 安心して暮らせるよう できるだけ多くの人が利用可能 であるようなデザイン と定義されるユニバーサルデザイ ンを住宅 居住環境づくりに取り入れることが必要であ る ユニバーサルデザインの理念のもと 新規住宅にあたってはあらかじめのバリアフリー設計と 住民の将来 のバリアフリーニーズ ( 身体的衰えによって手すりが必要になった時 必要な箇所に取り付けられる等 ) を見越 した上で 将来の選択の余地を残しておくことが必要である 特に賃貸住宅は どのような身体条件の方の入 居も受け入れが可能なよう あらかじめのバリアフリー設計と 入居者個人のニーズに応じられるゆとりがある ことが重要となる そして何より 家主側の理解と柔軟な対応が求められる 既存住宅においては バリアフリー整備への早急な対応が望まれており バリアフリーリフォーム等の住宅 施策を図る必要がある 社宅等 0.4% 民間賃貸 6.4% 公社 公団等 7.6% 身体障害者の住宅の状況 家族の持ち家 30.6% その他 1.8% 無回答 1.5% 自身の持ち家 51.7% 資料 : 平成 18 年身体障害児 者実態調査 (2) 基本的な施策の方針ユニバーサルデザインに基づいた新規住宅の普及と既存住宅のバリアフリー化を進め あらゆる人が安全で快適に暮らせる住宅ストックの形成を図る また 誰しもが地域の主体として安全で快適に生活できるよう 道路等の公的空間のユニバーサルデザイン化を促進する 36 沖縄県住生活基本計画

13 第4-1 質の高い住まいづくりむけて(3) 施策 1 新築住宅におけるユニバーサルデザイン化の促進 民間金融機関 住宅金融支援機構 沖縄振興開発金融公庫等と連携し フラット 35 をはじめとした金利 低減等の優遇措置の仕組みづくりに取り組み 民間住宅のユニバーサルデザイン化を促進する 沖縄県福祉のまちづくり条例の周知により共同住宅の共用部分のユニバーサルデザイン化を促進する 2 バリアフリー住宅改良の促進 市町村が行う介護保険制度等を活用した住宅改修や介護保険制度対象外の住宅改修の支援について 検討するなど 民間住宅のバリアフリー化を促進する 玄関 : 踏み台と手すりを取り付け 浴室 : 浴槽取り替え 腰かけスペース作成 洗い場床かさ上げ 手すり取り付け等 3 バリアフリー ユニバーサルデザインに対する意識啓発 県民や 民間賃貸住宅を扱う不動産業者や貸し手である大家に加え 民生委員 自治会 地域包括支 援センター等の高齢者と接する機会の多い地域の主体に対し 住宅のバリアフリー化 ユニバーサルデザ イン化の重要性を啓発し 意識向上を図る トイレ : 和式便器を洋式に変更 廊下との段差を解消 バリアフリー住宅改修の事例 (( 財 ) テクノエイド協会 HP) 廊下 : 手すり取り付け 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 37 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

14 4 公的空間のユニバーサルデザイン化の促進 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 ( バリアフリー新法 ) の審査や沖縄県福祉のまちづくり条例の届出により ユニバーサルデザイン化された建築物の整備を促進する 市町村による道路や公園等の公共空間のユニバーサルデザイン整備を支援する 沖縄県福祉のまちづくり条例適合証 (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 ユニバーサルデザイン化率 9.6% (H20) 28% (H32) 住宅 土地統計調査 38 沖縄県住生活基本計画

15 第4-2 安全 安心な居住環境づくりむけて4-2 安全 安心な居住環境づくり 1. 災害に強い居住環境づくり (1) 現状 課題 1 自然災害に強い居住環境づくり自然災害には 地震 津波 風水害 ( 台風 竜巻 高潮 河川氾濫等 ) や土砂災害 ( 地滑り がけ崩れ 土石流等 ) 等がある 特に 本県は台風銀座と呼ばれるほど台風の通過 接近が多く 沖縄気象台によると 昭和 26 年 ~ 平成 23 年の台風の年間発生数は平均 25.6 個で そのうち平均 7.4 個が沖縄地方に接近している 自然災害は時として住宅地を襲い 住民の生命や財産に関して多大な被害を生む恐れがあることから 住宅及び居住環境の防災強化が課題となる 災害は発生場所 時間 規模を正確に予測することが困難で 災害対策は常に万全を講じることが必要である 住まいづくりにおいても 災害予防 災害応急対策 災害復旧 復興が十分に図られる環境整備が必要である 土砂災害の様子 ( 沖縄県ホームページ ) 2 火災に強い居住環境づくり火災は 自然発生的な場合もあるが 多くが人工物の不具合 ( 電気コードのショート等 ) や人為的な原因で発生する また 地震の二次災害としても発生する 火災は自然災害と同様 住民の生命の危険や財産の喪失の恐れが高く 住宅の防火対策及び住宅地の耐火性能の向上が課題となる (2) 基本的な施策の方針災害に強い住まいづくりを目指し 住宅における防災対策の取り組みの強化を図るとともに 住宅地としての防災性の強化と災害発生時に避難や救出活動等が行いやすい居住環境の整備を図る 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 39 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

16 (3) 施策 1 自然災害に備えた整備 対策 台風や集中豪雨 地震等の自然災害に備え 住宅の安全性の確保を促進する 住宅地における防災性向上のための施設や体制の整備を行う 市町村による津波避難ビルの指定を支援する 県民に対して 災害時における住宅の家財等に関する安全性の確保や避難といった 災害対策について 市町村によるパンフレット作成などの意識啓発を支援する 2 住宅市街地の防災性を高める基盤整備 住宅市街地の安全性を高めるため 防災に配慮した都市基盤整備を図る 密集市街地においては 整備の緊急性が高い箇所から改善を図り 倒壊の危険性のある老朽住宅の除 却を行う 緑地等のオープンスペース 緊急車両の通行可能な道路を整備する等 避難路 避難場所を確保す る 地域における防災力の向上を図り 自主防災組織の活動を支援するとともに 災害時要援護者の避難支 援体制づくりを行う 津波避難場所及び津波避難ビルの統一表示 ( 海抜表示等に係るガイドライン ) 3 迅速に被災者住宅を確保する支援体制の充実 災害発生時や復興時における被災者の生活再建や県外の被災者の受け入れに資するため マニュアル整備や不動産 建設事業者団体との協定を締結するなど 公営住宅に加えて応急仮設住宅や民間賃貸住宅の活用による被災者住宅供給等を確保する支援体制の充実を図る 市町村における応急仮設住宅建設候補地台帳の整備を促進する 4 地域防災計画と住宅施策の連携 災害対策基本法に基づく法定計画である地域防災計画の策定や見直しにあたっては 住宅施策との連 携を図る (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 地震 台風時の住宅の 安全性に対する不満率 40.6% (H20) 30% (H32) 住生活総合調査 40 沖縄県住生活基本計画

17 第4-2 安全 安心な居住環境づくりむけて2. 密集市街地の改善 (1) 現状 課題 1 密集市街地の状況 米軍の土地接収等による集落移転等により形成された密集市街地は中南部都市圏に数多く存在してい る 密集市街地は 基盤未整備であり狭隘道路が多く 緊急車両の進入が不可能な区域や 建物の建て詰 まりのため防災上危険で居住環境上も好ましくない区域も多く 密集市街地の改善が急務である 道路 公 園等の基盤の整備 改善や 老朽化した住宅の建替え 住宅の共同化 建物の耐火 防火性能の向上等に より 防災上 居住環境上及び景観上良好な住宅地としての再生が必要である 特に 割当地 制度により形成された密集市街地においては 現在でも土地の所有者と借地権者が錯綜 し建替えが行えない等 市街地の再整備は容易ではない状況である (2) 基本的な施策の方針 密集市街地の整備 改善を促進し 安全で快適な住宅地を確保する (3) 施策 1 各種事業の導入の検討 防災上危険な密集市街地の改善を図るため 社会資本整備総合交付金 ( 住宅市街地総合整備事業 街並み環境整備事業 住宅地区改良事業 ) 等の各種事業の導入を検討する 事業の導入にあたっては 住民の合意形成のため 地区の問題点や改善策等のまちづくりの観点からの 情報提供を行うなど 意識啓発を図る (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 火災 地震 水害などに対する住環境の安全性の不満率 35.9% (H20) 30% (H32) 住生活総合調査 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 41 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

18 3. 防犯性の向上 (1) 現状 課題 1 住宅を対象とした侵入犯罪の推移近年 侵入窃盗等の住宅を狙った犯罪件数が増加している 平成 13 年からの推移をみると 住宅を対象とした主な侵入犯罪の認知件数は近年では減少傾向を示している しかしながら 平成 22 年中 全国で1 日当たり約 200 件もの住宅に対する侵入窃盗が発生しており 未だ多くの住宅が被害にあっている 住宅を対象とした侵入犯罪の認知件数の推移 ( 全国 ) 指数 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 侵入強盗侵入窃盗住居侵入 資料 : 警視庁 2 侵入犯罪の手口住宅を対象とした侵入犯罪の手口は日々巧妙化 悪質化しており 社会的に深刻な問題である また 昨今は凶悪犯罪が身近な生活環境の中で発生することが多く 住宅や住宅地の安全性に対する不安も高まっている状況である こうした中 防犯性を住宅に求められる基本的な性能と捉え 住宅性能表示制度の評価項目に防犯への配慮が平成 18 年 4 月 1 日より追加されている 住宅の防犯には 補助錠や防犯フィルム 強化ガラスを設置する等 個々の住宅のセキュリティの強化が重要であり どんなに強固なセキュリティであっても 常に住民が防犯意識を持つことが大切である また 住宅を対象とした犯罪のほかに 道路や公園等の地域で発生する犯罪がある これらの犯罪は ひったくり 誘拐 強制わいせつ等の人に危害を与えるものや 自転車 オートバイ盗 車上ねらい 放火等のモノに向けられるものまで様々である 犯罪が巧妙になり いつ どこで発生するのか予測が難しい状況だが 地域全体として多種多様な犯罪に強い居住環境づくりが重要となる (2) 基本的な施策の方針住宅における防犯性の向上を促進するとともに 必要に応じて防犯カメラを設置する等による死角の解消や身近な声かけ等 ハード ソフト両面から地域ぐるみで防犯性の高い居住環境づくりへの取り組みを促進する 42 沖縄県住生活基本計画

19 第4-2 安全 安心な居住環境づくりむけて(3) 施策 1 防犯に関する指針 条例等の普及 防犯に配慮した住宅づくりを促進するため 国が策定した 防犯に配慮した共 同住宅に係る設計指針 や 共同住宅に係る防犯上の留意事項 防犯性 能の高い建物部品目録 住宅性能表示制度の 防犯に関する分野 におけ る 開口部の侵入防止対策 の普及を図る 沖縄県が策定した ちゅらうちなー安全なまちづくり条例 に基づく 共同住宅 に関する防犯上の指針 及び 道路 公園 駐車場等の公共空間における防 犯上の指針 について県民へ普及を図る 沖縄県防犯モデル共同住宅登録制度及び防犯モデル駐車場登録制度の活用を促進し 居住環境における防犯性の向上を図る 防犯性の高い建物部品 の共通標章 貼付 刻印その他の方法により製品に直接表示する場合に限り 2004 の文字を表示しないものを用いることができる 2 防犯性に配慮した公営住宅整備 公営住宅の防犯性の向上を図るため 動線計画や機能配置計画等に防犯の視点を取り入れ パブリック 空間の領域性を確保した整備を推進する 3 防犯性の高い住宅地づくり 犯罪の未然防止に効果が高いとされている防犯カメラの設置や公共空間における見通しの確保等による 死角の解消 密集市街地の改善といった基盤整備と併せて ハード ソフト両面から犯罪のおきにくい住宅 地づくりを促進する 地域住民が主体的となって行う防犯まちづくりや自主防犯組織の活動と 基盤整備や住宅施策との連携 により 防犯に対する一体的な取り組みを図る (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 沖縄県防犯モデル共同住宅登録棟数 戸数 ( 累計 ) 16 棟 521 戸 (H23) 増加 (H32) ( 財 ) 沖縄県防犯協会連合会 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 43 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

20 4-3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくり 1. 高齢者世帯に対応した多様な住まいの確保 (1) 現状 課題 1 高齢者世帯の推計 推計によると 本県の高齢者世帯数 ( 世帯主年齢が 65 歳以上の世帯 ) は 平成 22 年の 135,866 世帯から平成 42 年には 208,898 世帯になると見込まれる ( 増加率 53.8%) また 高齢者世帯の一般世帯に占める割合 ( 高齢者世帯率 ) は 平成 22 年の 26.1% から平成 42 年は 35.5% になると見込まれる 高齢者世帯の推計世帯 250, , , , , , , , ,392 97, ,000 50,000 0 H12 H17 H22 H27 H32 H37 H42 資料 : 国勢調査 (~H22) 人口問題研究所資料 (H27~) 2 高齢者の住まいの傾向本県における高齢単身世帯の住まいの所有関係をみると 平成 22 年で 29.3% が民営借家に居住しており 全国と比較しても高い状況である さらに 全国はほぼ横ばいで推移しているのに対し 本県は年々増加している 沖縄県 H2 H7 H12 H17 H22 H2 高齢単身世帯の住宅の所有関係 75.0% 70.3% 2.6% 3.6% 20.5% 23.9% 65.2% 64.2% 61.5% 62.8% 4.7% 5.5% 6.0% 9.0% 26.4% 28.3% 29.3% 25.2% H7 63.3% 10.5% 23.4% 全国 H % 11.3% 22.4% H % 12.1% 21.1% H % 11.7% 22.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 持ち家公的借家民営借家給与住宅間借り住宅以外 資料 : 国勢調査 3 高齢者対応設備の詳細状況 高齢者世帯数は平成 22 年から平成 42 年までに約 1.5 倍に膨れあがると推計され さらに本県における民間賃貸住宅に居住する高齢単身世帯の割合は増加していることから 高齢者の民間賃貸住宅に対する需要が高まっている 高齢者が介護を要する状態になった場合でも 可能な限り在宅での生活が続けられることが重要となるが 高齢者対応設備の詳細状況をみると 本県は一定のバリアフリー化をした住宅が 20.4% と全国の 30.0% を大きく下回り このままでは 今 全国 沖縄県 3.8% 5.4% 7.8% 9.5% 高齢者対応設備状況 20.4% 26.5% 30.0% 36.9% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 一定のバリアフリー化 ( 全住宅 ) 高度のバリアフリー化 ( 全住宅 ) 一定のバリアフリー化 ( 高齢者のいる世帯 ) 高度のバリアフリー化 ( 高齢者のいる世帯 ) 資料 : 住宅 土地統計調査特別集計 (H22) 44 沖縄県住生活基本計画

21 第4-3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくりむけて後増加する高齢者のニーズに対応できない状況である また 民間賃貸住宅においては賃貸人が高齢者を 受け入れるには 家賃支払いや心身の状況等の面から様々な不安を感じ 入居を拒むケースも少なくない 今後は 民間賃貸住宅において高齢者世帯のニーズに対応した新規ストックの形成及び既存ストックのリフ ォームによる対応 さらには高齢者が円滑に入居できるような支援等が重要となる 4 高齢期に備えた住まいの意向 高齢期に備えた住み替えの意向は 72.3% が 特に考えていない と最も多く 次いで 住宅の建替えやリ フォーム等をして住み続ける の 16.7% 住宅を購入する 借りる 施設に入る等して住み替える は 6.2% となる 高齢期の住まい方に関しては 高齢者の経済状況や心身の状況 また ライフスタイル等により多種多様 である しかしながら 県民の高齢期における住まい方に対する意識は低く 今後 住宅部局のみならず福 祉部局等との連携により 高齢期における住まい方やその支援等についての情報を提供し 県民意識の啓 発を図る必要がある (2) 基本的な施策の方針 資料 : 沖縄県の住宅需要 (H17.3) 様々な高齢者世帯のライフスタイルに対応できる多様な住まいづくりを促進するとともに 市町村や福祉 部局等との連携により 高齢期の住まいの質の向上を図る 総計 家族型別高齢期に備えた住み替え 改善の意向 6.2 単身 (35 歳未満 ) 単身 (35 歳 ~64 歳 ) 単身 (65 歳 ~74 歳 ) 単身 (75 歳以上 ) 夫婦のみ ( 家計を支えるものが 65 歳未満 ) 夫婦のみ ( 家計を支えるものが 65 歳以上 ) 親と子 ( 長子 5 歳以下 ) 親と子 ( 長子 6 歳 ~11 歳 ) 親と子 ( 長子 12 歳 ~17 歳 ) 親と子 ( 長子 18 歳 ~24 歳 ) 親と子 ( 長子 25 歳以上 ) 三世代世帯 複合世帯 その他 不明 % 20% 40% 60% 80% 100% 住宅を購入する 借りる 施設に入る等して住み替える住宅の建替えやリフォーム等して住み続ける特に考えていない不明資料 : 沖縄県の住宅需要 (H17.3) 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

22 (3) 施策 1 高齢者に対応した住宅の整備促進 民間活力を活用した高齢者対応の良質な住宅ストック形成と生活支援サービスの充実を図るため 安否確認と生活相談サービスのあるサービス付き高齢者向け住宅の供給を促進する 高齢期の住まい方の選択肢の充実を図り 市町村や民間事業者によるケアハウスやグループホーム 老人ホーム等高齢者福祉施設の適切な整備や介護サービスの提供を誘導する 公営住宅においては 整備時における高齢者福祉施設の併設 施設の一部開放 福祉部局と連携した住宅の供給など 高齢者がより安心して生活できるような環境整備を図る 高齢者のライフステージに応じた既存住宅のバリアフリー化を促進する サービス付き高齢者向け住宅登録制度の概要 ( サービス付き高齢者向け住宅協会 HP) 2 高齢者の入居を拒否しない賃貸住宅の普及 賃貸人の高齢者入居に対する不安を解消するため 沖縄県居住支援協議会 ( 平成 24 年度設立予定 以下同じ ) と連携し ( 財 ) 高齢者住宅財団の高齢者家賃債務保証制度の活用を促進する 良質な賃貸住宅の供給を確保するため 沖縄県居住支援協議会 と連携し 情報提供や相談対応を行うなど 高齢者が円滑に入居可能な民間賃貸住宅のストック数の増加を図る 3 高齢期に適した住まい方に関する意識啓発 自治会や民生委員 地域包括支援センター等の地域活動と連携し 高齢期の住まい方に関する様々な情報提供を行い 意識啓発を図る 三世代同居や近居を促進する 中長期滞在 半住 定住を希望する高齢者を対象とした長寿 健康生活モデルを提唱するとともに 健康 長寿おきなわのシンボルとなるような 沖縄アクティブ シニアタウン の形成を図る 46 沖縄県住生活基本計画

23 第4-3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくりむけて4 住宅施策と福祉施策の連携による高齢者支援体制の確立 介護サービス等の福祉施策と連携した住宅施策を推進する 関係機関と福祉 建築等の各専門家がネットワークを構築し 県民への住宅改修等に関する相談体制の 確立を図る 住宅部局 福祉部局 不動産関係団体 居住支援団体などが連携し 高齢者等の民間賃貸住宅への 入居を支援することを目的とした 沖縄県居住支援協議会 の設立に向けて取り組む 沖縄県居住支援協議会 では住宅情報をはじめ 家賃債務保証や高齢者の居住に関する相談窓口の 情報提供等を行うことを検討する 5 高齢者の持ち家資産の活用 住み替えニーズのある高齢者の持ち家について リバースモーゲージや子育て世帯への賃貸住宅化によ り 住み替えや生活にかかる費用の負担軽減を図るなど 高齢者の持ち家資産の活用に関する情報提 供を行う (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 高齢者人口に対する高齢者向け住宅の割合 2.2% (H23) 3% (H32) 沖縄県調べ 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 47 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

24 2. ファミリー世帯 子育て世帯に適した住まいづくり (1) 現状 課題 1 世帯人員別世帯数の延べ面積本県も全国と同様に世帯分離が進み 世帯人員数 3 人以下の割合が増加している 一方で 本県の 3 人以上世帯の割合は平成 22 年現在 72.4% と全国の 77.8% よりやや低い状況である 全国では 2 人以上世帯は述べ面積 100~149 m2の住宅が最多であるのに対し 本県は 3~4 人世帯でも 40~49 m2が最多となっている H2 19.3% H7 21.9% H % H % H % 全国 H % 世帯人員別世帯数 18.6% 17.6% 19.8% 14.2% 6.4% 4.1% 3.0% 20.1% 18.2% 19.0% 12.7% 5.1% 21.6% 22.9% 24.3% 27.2% 2.0% 19.1% 18.2% 10.7% 4.1% 1.6% 19.1% 16.9% 18.8% 15.6% 18.2% 14.4% 8.8% 3.2% 2.7% 7.8% 1.4% 1.9% 5.0% 1.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 6 人 7 人以上 資料 : 国勢調査 (H22) 世帯人員別延べ面積別世帯割合 ( 沖縄県 ) 世帯人員別世帯数 世帯人員別延べ面積別世帯割合 ( 全国 ) 世帯人員別世帯数 0.8% 5 人以上 2.8% 7.0% 1.0% 4 3.5% 8.3% 1.3% 3 4.0% 8.8% 1.8% 2 4.6% 11.8% 20.5% 23.1% 26.0% 25.3% 16.8% 17.1% 16.3% 18.7% 20.8% 20.9% 15.5% 23.1% 20.5% 16.6% 15.1% 14.7% 11.8% 8.5% 6.9% 5.9% 0.6% 5 人以上 6.4% 10.4% 11.7% 0.2% 1.3% 1.0% % 18.5% 0.3% 2.1% 0.5% 3 3.7% 14.3% 19.7% 1.5% 2 0.9% 5.5% 18.3% 2.6% 19.6% 29.7% 17.7% 16.7% 15.7% 39.6% 32.3% 28.1% 24.8% 17.4% 15.4% 12.7% 1 8.5% 17.0% 18.2% 26.7% 14.7% 7.7% 5.3% 1.9% 1 9.9% 20.3% 14.5% 20.6% 14.2% 7.8% 8.6% 4.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0~19 20~29 30~39 40~59 60~79 80~99 100~ m2以上 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0~19 20~29 30~39 40~59 60~79 80~99 100~ m2以上 資料 : 国勢調査 (H22) 2 世帯人員別世帯数と延べ面積別住宅ストックの関係 民営借家の面積別戸数と民営借家へ居 住する世帯人員別世帯数を比較し 誘導 居住面積水準を満たす住居に住むために 必要なストック数をみると 3 人以上世帯の 住宅ストックが不足していることが分かる 住宅のニーズは その世帯のライフステ ージに応じて変化していくものであり 家族 の形態や世帯人員数に応じた ゆとりある 住まい方ができる住宅が必要である しかし ながら本県は 全国と比較して 3 人以上世 帯の割合が高いにも関わらず 3 人以上世 帯の居住面積 ( 延べ面積 ) は狭く 3 人以上 世帯に対応した住宅ストックが量的に不足 しており 今後 3 人以上世帯に対応した新 規住宅ストックの形成や リフォームによる 居住面積の拡大等が必要となる 4 人以上世帯 45,955 3 人世帯 33,023 2 人世帯 40,762 1 人世帯 87,189 世帯人員別民営借家世帯数 世帯人員別世帯数と延べ面積別世帯数の比較 住生活基本計画における都市型誘導居住面積水準 80 m2以上 11,370 50~79 m2 55,228 40~49 m2 46,393 30~39 m2以下 46, m2以下 47,144 延べ面積別民営借家世帯数 資料 : 国勢調査 (H22) 世帯人員 1 人世帯 2 人世帯 3 人世帯 4 人世帯 面積 40 m2 55 m2 75 m2 95 m2 48 沖縄県住生活基本計画

25 第4-3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくりむけてまた 本県は 全国一位の合計特殊出生率だが 年々減少しており 少子化対策が必要である 晩婚 化 未婚化や女性の社会進出等様々な要因が考えられるが 住宅環境もひとつの要因であると考えられ 住宅施策において子育て世帯を支援する方策が必要である 子育てに適した住まいづくりはもとより 子供を 安心して育てられるまちづくりや公営住宅による子育て世帯の優先入居等の子育て支援も必要である 中古住宅市場拡大による住宅ストックの流通を促進し それぞれの世帯のライフステージに適した住居を 選択できる環境づくりが課題となる 3 子供のいる世帯の推移 本県の子供のいる世帯の収入をみると 約半 子供のいる世帯の収入 (H20) 数の 49.7% の世帯が 300 万円未満 となってお 35% り その中でも 29.3% の世帯が 200 万円未満 30% 29.3% となっている 本県の子育て世帯は 全国と比較しても経済 的に厳しい世帯の割合が非常に高い状況であり 公営住宅の優先入居や子育て世帯向け公営住 宅の整備といった対応が必要である 25% 20% 15% 10% 5% 0% 8.1% 200 万円未満 20.4% 10.3% 200~ % 13.1% 13.2% 12.6% 10.5% 300~ ~ % 500~ % 20.6% 700~ 1000 沖縄県全国 2.1% 8.7% 1000~ % 0.3% 1.0% 0.2% 0.6% 1.0% 1500~ 万円以上 不詳 資料 : 住宅 土地統計調査 (H20) 4 母子 父子世帯の状況 一般世帯数における母子 父子世帯数の割合を みると 本県は全国を大きく上回っている 特に母子世帯数の割合が 2.7% と高く 全国の 2 倍近い値となっている 沖縄県 全国 1.5% 母子 父子世帯数の割合 2.7% 0.2% 0.3% 母子世帯 父子世帯 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 資料 : 国勢調査 (H22) (2) 基本的な施策の方針 ファミリー世帯に対応した住宅ストックの形成 子供を安全 安心に育てられる住まいづくり まちづくり及び それぞれの世帯のライフステージに適合した住宅を選択できる環境づくりの実現化を図る 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 49 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

26 (3) 施策 1 公営住宅への子育て世帯 ( 多子世帯 ) の優先入居 公営住宅の入居に関して 期限付き入居制度を活用するなど 子育て世帯 特に母子 父子世帯や多子世帯の優先的な入居を可能とする仕組みづくりを検討する 2 公営住宅建替えに伴う子育て支援施設の一体的整備 子育て世帯のニーズに対応するため 既存公営住宅の建替えの際は 用地の確保等により 保育所等子育て支援施設の一体的整備の誘導を図るとともに 高齢者施設等との連携により 良好なコミュニティ形成を図る 既存の公営住宅についても集会所や空き住戸等の既存施設を活用した子育て支援を行う地域活動を支援する 3 子育て世帯向けの住宅市場の活性化 子育て世帯のライフステージに対応した住宅ストックを形成するため 良質な住宅取得の支援や中古住宅市場の活性化を促進する 高齢者の持ち家ストックを活用した住み替えの仕組みづくりについて検討する 4 安心して子育てができるまちづくり 安心して子供を育てられる環境を整備するため 安全な道路環境や公園 広場等遊び場の整備や 子育て支援施設の整備等を促進する 地域で行われているサークルや NPO 自治会等の子育て支援活動を支援する (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 子育て世帯の 誘導居住面積水準達成率 19.4% (H20) 50% (H32) 住宅 土地統計調査特別集計 50 沖縄県住生活基本計画

27 第4-3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくりむけて3. 離島 過疎地域の定住促進 (1) 現状 課題 1 過疎化の現状 離島部 ( 宮古郡 八重山郡 島尻郡離島部 ) や本島 転入転出の推移 ( 北部圏 ) 北部 ( 国頭郡 ) の農村地域では 人口流出により過疎化が進行している 特に若年層の人口流出が多く この地域では人口減少と高齢化が深刻な状況となっている 離島部や本島北部では 過疎化に歯止めをかけるために若年層の定住促進が重要であり 定住化促進施策と併せた住宅整備が求められる 若者向けの住宅 宅地開発 賃貸住宅の整備等を図り 若者にとって魅力 3,700 3,600 3,500 3,400 3,300 3,200 3,100 3,000 2,900 3,518 3,443 H18 転入 3,580 3,354 H19 転出 3,326 3,150 H20 3,330 3,181 H21 3,227 3,179 H22 のある住まいづくりを進めるとともに 保育サービスや地 転入転出の推移 ( その他の離島 ) 域 学校教育の充実等 子育て環境が整ったまちづくりを進めることが必要である また 住む人がいなくなった家屋では 管理がなされず廃屋と化すことも多く 屋敷林等の伝統的集落形態を継承していくために空き家の利活用が課題となる 2,400 2,200 2,000 1,800 1,600 1,400 2,207 1,872 転入 2,180 1,702 転出 2,204 1,686 2,035 1,643 1,807 1,556 1,200 1,000 H18 H19 H20 H21 H22 資料 : 国勢調査 (H22) 2 高齢者の生活環境の状況 離島地域 過疎地域では都市部と比較すると 身近に子供等の介護者となり得る親族が住んでおらず介護 年齢別人口の推移 ( 北部圏 ) 0~14 歳 15~64 歳 65 歳以上 者がいない場合や あるいは介護者が高齢である場合が多く 利用可能な介護保険サービスの種類が限定される状況である そのため 介助や介護が必要になった時に在宅介護が難しい状況となることが多く 子供世帯 H7 25.4% 60.9% 13.8% H % 59.8% 22.3% H % 60.6% 23.7% H % 60.7% 24.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% の暮らす都市部へ引越したり 設備が整っている町村外部の施設へ移り住む等 長年暮らしてきた土地を離れてしまうこととなる このような状況から 本県の高齢化率が 17.4% に対し 北部圏は 24.3% 離島町村平均は 24.0% と高く さらに高齢者世帯率も増加してきている状況である 長年暮らしてきた高齢者が居住の維持管理が困難な状況になってきていることから 今後も安心して住み続けられるよう ハード ソフト両面の環境整備が必要であ 年齢別人口の推移 ( その他の離島 ) 0~14 歳 15~64 歳 65 歳以上 H7 25.3% 59.8% 14.9% H % 57.5% 23.3% H % 58.7% 23.5% H % 59.5% 24.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 資料 : 国勢調査 (H22) る 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 51 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

28 3 移住者等の増加過疎化が進む一方で 自然豊かな南国の地である本県は 今後 団塊の世代等退職者といった移住 ロングスティ等の増加が考えられる これらの人々が 安住の場として生活できるような良好な居住環境整備のほか 廃屋化防止と併せて既存の空き家を利活用した住宅ストックの形成が求められる (2) 基本的な施策の方針離島部における高齢者の地域生活を支えるため 各町村の地域課題や事情に配慮しながら 住宅改修やバリアフリー住宅整備等の住宅施策と併せて介護サービス等の福祉施策との連携を図る さらに UJIターンによる若者定住化や退職移住者の受け入れ等に対する住宅の安定供給については 地域特性に応じ 適切な住宅が確保できるよう公的賃貸住宅の供給を支援する 特に 民間による住宅供給が困難な地域については 公営住宅の整備等を促進する (3) 施策 1 離島部における高齢者等の快適な生活を支援する体制づくり 民間住宅のバリアフリー化改修に対する支援策を検討する 介護サービス等の福祉施策と住宅施策の連携や地域活動との連携を図り 高齢単身世帯等が快適に暮らし続けられる支援体制づくりを促進する 2 住宅施策における定住促進 過疎地域支援につながる住宅施策として 市町村による定住促進住宅の供給を支援する 3 地域振興と住宅施策の連携 観光や産業振興等による就業機会の創出に伴う住宅確保等 地域振興と連携した住宅施策への取り組みを図る 地域振興と住宅施策を結びつけるコーディネーターとして地域づくりの専門家の育成や派遣について検討する 農村地域においては 既存集落機能 コミュニティの維持 向上を図るため 農住環境整備を検討する 52 沖縄県住生活基本計画

29 第4-3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくりむけて4 移住者や長期滞在者を受け入れるための環境整備の構築 都心部からの多様な住まいニーズ ( マルチハビテーション セカンド ハウス等 ) に応じた住宅提供を図れるよう 空き家等の既存ストッ クの利活用を検討する 保養 静養目的や体験 滞在型観光 ( グリーンツーリズム ブルー ツーリズム等 ) といった観光産業と連携し 観光客等の滞在者へ 一時的な住まいを提供できるネットワークシステムを検討する等 移住者や長期滞在者を受け入れるための環境整備の構築を図 る 地域での受け入れ体制構築のための支援を行う UJI ターン ( 移住 ) ガイドブック (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 離島 過疎地における転出数 8,925 人 (H22) 7,100 人 (H32) 国勢調査 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 53 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

30 4. まちなか居住の促進 (1) 現状 課題 1 中心市街地の空洞化中心市街地は 様々な都市機能が集積する重要な地域だが 近年 モータリゼーションの進展に伴う市街地の拡大や郊外への大型店進出等により 人口の空洞化や商業機能の低下が進行している 住宅に関する意向をみると まちなか居住が良いと考える世帯は 1 割強である 中心市街地では人口減少と住民の高齢化が進行し 子供のいる世帯が減少傾向にあり 活性化と併せて大きな課題である 総計 12.8 単身 (35 歳未満 ) 11.3 単身 (35 歳 ~64 歳 ) 13.8 単身 (65 歳 ~74 歳 ) 14.8 単身 (75 歳以上 ) 11.2 夫婦のみ ( 家計を支えるものが65 歳未満 ) 13.2 夫婦のみ ( 家計を支えるものが65 歳以上 ) 13.5 親と子 ( 長子 5 歳以下 ) 14.8 親と子 ( 長子 6 歳 ~11 歳 ) 14.4 親と子 ( 長子 12 歳 ~17 歳 ) 13.6 親と子 ( 長子 18 歳 ~24 歳 ) 14.0 親と子 ( 長子 25 歳以上 ) 13.3 三世代世帯 10.9 複合世帯 13.4 その他 17.6 不明 8.2 家族型別住まいに関する意向 ( 立地条件 ) 中心市街地の人口回復と 商業活性化や基盤強化といった都市政策は相互に関係しており まちなか居住は 多様な事業との連携を図りながら 中心市街地の豊かで快適な空間づくりと一体的に住宅供給を進めることが必要である 住宅施策においては 世代間バランスが取れるよう 高齢者向け住宅や子育て世帯向け住宅 さらには複合機能施設の導入等 地域の特性に応じた住宅の供給を誘導 支援する必要がある また 在日米軍再編協議の合意によって 今後大規模な基地の返還が予定されており 中心市街地の課題への対応にあたっては 基地返還跡地の活用も重要である % 20% 40% 60% 80% 100% 街なかや都市の中心部郊外田園リゾート地その他特にこだわらない不明 資料 : 沖縄県の住宅需要 (H17.3) 2 都市基盤の状況中心市街地では 市街化の急速な進行のために都市基盤整備が遅れ 防災上の課題を抱えた老朽住宅が多く建ち並ぶ密集住宅地が存在しており その改善が課題である 中心市街地には高齢単身世帯も多いことから 高齢者が安心して暮らせる居住環境整備や また 子育てに適した環境づくり等 様々な世代を受け入れる居住環境整備が課題となる 地域においては 住民が豊かで快適な生活が営めるよう ゆとりある居住環境の形成に資する基盤整備を図るとともに 利便性の高い多機能でコンパクトな都市構造への転換 構築を図る必要がある また 都市部の郊外に位置するニュータウンにおいても 将来 住宅の老朽化や空き家率の上昇 住民世帯の高齢化等の問題が危惧されており 10 年後 20 年後を見通した対策が重要である (2) 基本的な施策の方針 豊かな県民生活の実現 活力ある市街地づくりを図るため 様々なライフスタイルにより多様化する県民 ニーズに対応した まちなか居住を促進する 54 沖縄県住生活基本計画

31 第4-3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくりむけて(3) 施策 1 市街地活性化と連携したまちなか居住 市町村による市街地活性化に関する事業を支援し 既存商店街の活性化と併せて まちなかの賑わい 創出に資する店舗併用共同住宅 ( 低層階店舗 上階住宅 ) 等の形成を図り まちなか居住を促進する 2 計画的な住宅地の形成 都市計画と連携し 用途地域 地区計画等による規制 誘導や 土地区画整理事業等の手法を用いるこ とにより 計画的な住宅地の形成を図る 3 地域特性を活かしたまちなか居住支援事業 高齢者や子育て世帯等が暮らしやすい市街地形成を図るため 福祉や商業振興施策等と連携したまち なか居住の支援事業の展開を促進する 民間賃貸住宅の空き家改修による高齢者や子育て世帯向けの住宅供給を支援する 4 民間事業者の中心市街地への住宅供給 土地所有者等に対して 賃貸住宅供給に関する補助制度や融資制度等の情報提供を行い 民間賃貸 住宅供給を促進する 5 既存施設のコンバージョンへの展開 オフィスビルや倉庫等の既存ストックを活用したコンバージョンの展開により 新たな機能を創出し まちな か居住を促進する 6 まちなか居住に資する NPO 法人等の活動支援 まちなか居住や市街地活性化の活動に積極的に取り組むまちづくり NPO 法人や住民団体等の活動を市 町村の関連部局と連携して支援する 行政側が行うまちなか居住に係わる計画 調査 事業等について NPO 法人等が協働で実施できるような 協働体制づくりを検討する (4) 指標の設定 成果指標現状目標値数値の根拠 居住状況が変化 ( 引越し ) した ことで 日常生活の買い物 医療 福祉施設 文化施設などの利便性が向上したと感じてい 13.6% (H20) 増加 (H32) 住生活総合調査 る世帯の割合 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄 55 1章計画策定の目的等第2章住宅事情と課題第3章基本的な方針第4章施策の具体的展開第5章地域別施策の展開第6章公的賃貸住宅の供給第7章施策の実現に

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