していくなかで 労働時間短縮 余暇活動 生活の質の向上に向けた福利厚生のあり方に眼が向けられていること 6 個人の欲求やライフスタイルの多様化したため 平均的ライフサイクルや福利厚生プランが描けず 従業員のニーズとミスマッチが起こっていること 7 転職者 退職者の増加に伴い労働力が流動化するなか 企

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1 福利厚生はどう評価されているか - 従業員の視点と企業の視点の比較一一 高橋潔 ( 南山大学 ) 福利厚生とは 従業員およびその家族を対象に 企業が自発的もしくは労働協約や法的制約に基づいて提供する金銭手当や現物給付 サービス給付を指している この給付は法定福利と法定外福利とに大別されるが 具体的には 前者の法定福利には健康保険 厚生年金 雇用保険 労災保険 介護保険などが含まれる 他方 後者の法定外福利には 住宅関連 保健 医療関連 慶弔 共済 保険関連 給食 通勤 家族援護関連 文化 体育 レクリエーション関連のさまざまな付加給付が含まれている ( 白木,1986) わが国において これら制度が広く普及してきた背景にはいくつかの理由がある たとえば 1 労働力確保のため 住宅 寄宿舎等の施設を企業自らが提供する必要があったこと 2 生活絵思想が強く 生活関連の諸手当や現物支給が労働者の間に当然視されたこと 3 基本給を抑制する労務費節約効果があったこと 4 年功的色彩を役職手当や精皆勤等の諸手当や賞与に反映できたこと 5 企業側の恩恵的給与として与え 労働力の長期定着化と帰属意識を強化できたこと 6 社会保障や公共政策の不備を企業が肩代わりできたことなどが指摘されている ( 白井,1982) その結果 わが国独自の従業員福利のあり方が 大企業を中心に広く普及していった 戦後の復興期には 農村から多くの労働者を確保するために 寮や社宅を提供し 食事の援助を行なうなどという労働者の生活援助的な色彩の濃かった福利厚生施策は その後 日本的雇用慣行の伸展に伴なってさまざまな利益を企業の従業員に提供し さらに 社会保障の肩代わりや労務対策といったさまざまな役割を担うようになるまでに拡大して 今日の総花的な給付に至ったのである 福利厚生の役割について論じるとすれば わが国における福利厚生制度は少なくとも以下の 5 つの機能を担ってきた ( 日経連福利厚生研究会,1999) 第 1 は 労働力の維持 確保の機能である 社宅 独身寮の確保 ユニフォームの貸与 通勤手段の確保などによって 全国から優秀な人材を確保するとともに 健康診断の充実 健康増進対策 持ち家支援策などによって 従業員の生活基盤の安定をはかり 間接的に労働生産性を向上させていくことができる 第 2 に 一体感の醸成の機能である 自前の保養施設や家族参加による運動会などによって 家族主義的な一体感の醸成 企業に対する帰属意識や信頼感の高揚 企業文化の形成などができる 第 3 は 公的福祉 社会保障制度の補完の機能である 生活物資の現物支給など 本来国が行なうべき福祉施策を 企業を通じて代替実施することを指す 第 4 は 日本的雇用慣行の強化 補完の機能である 福利厚生関連のサービス産業が未整備であったため 自社の従業員のみを対象として 企業あるいは企業内労使が自前で従業員の福利に関するサービスを行なう必要があり そのような企業内福祉施策が 終身雇用 年功賃金 企業内労働組合の定着に寄与した 最後は賃金補完機能である 各種の付加給付によって賃金を補完し 生活支援 援護を行なうことができる このように わが国において福利厚生の充実は 企業における人事 労務管理の方途として重要な役割を果たしてきたわけだが 現代では福利厚生の逆機能も顕著であり いくつかの問題点が浮彫りになってきている ( 清水,1991; 日経連福利厚生研究会,1999) たとえば 1 高齢化が急速に進行し 公的年金や企業年金の財源を確保することが困難になっていることに加え 年金支給に関する世代間の不公平が認識されてきたこと 2 介護保険を含む社会保険料が増加する傾向にあって 総額人件費を縮小するために 法定福利費を除く他の福利厚生の縮小が必要であること 3 福利厚生施設や費用構造が 企業規模 収益変動に対応できるよう福利厚生施策の効率化が図られなければならないこと 4 一度実施された施策は従業員から当然の権利や既得権益として受けとめられがちであり 制度の更改に対する抵抗が強いこと 5 人々の生活が豊かになり 物質的欲求から精神的欲求へと関心が移行 -90-

2 していくなかで 労働時間短縮 余暇活動 生活の質の向上に向けた福利厚生のあり方に眼が向けられていること 6 個人の欲求やライフスタイルの多様化したため 平均的ライフサイクルや福利厚生プランが描けず 従業員のニーズとミスマッチが起こっていること 7 転職者 退職者の増加に伴い労働力が流動化するなか 企業の福利厚生が雇用の流動化に対応できないでいること 8 人事異動がグループ内や海外へと拡大してきたため 福利厚生に関してグループ内企業間格差 海外赴任者との格差が生じていること 9 派遣社員 契約社員 パート アルバイトなど雇用形態が多様化していくなか 正社員と非正社員との間で従業員福利に大きな格差があることなど 非常に多くの問題が指摘されている これらの問題に直面し 現在の企業や従業員にとって望ましい施策を実施していくためには 過去の福利厚生のあり方を問い直し 給付の範囲や内容を修正していくことが必要である そのためには 企業と従業員の双方から 福利厚生に関する考え方を調査する必要があることはいうま でもないだろう 本研究の目的は 3 つある 第 1 に 現在実施されている福利厚生施策に関して 企業の立場から出された評価結果と 従業員による評価とを比較する 評価結果を比較することによって 福利厚生制度に対する企業と従業員の現状認識の相違が明確化される 第 2 に 福利厚生に関するそれぞれの評価を左右する規定要因を特定する 従業員にとってどの福利厚生費目が制度全体の高い評価につながっているのかということと 企業の立場からしてどの費目を充実させると制度全体の評価に自信がもてるのかという 福利厚生費目と評価との間の関連性を 企業調査の結果と従業員調査の結果とで比較することによって 福利厚生の評価に影響を及ぼす重要な特定費目が 企業と従業員とでどれほど相違しているのかが明らかにされることになるだろう 最後に 本研究の結果から 将来の福利厚生施策のあり方に関し 何らかの示唆を与えることができれば 本研究の目的を達成できたことになる 方法 本研究は 企業調査と従業員調査の 2 つの調査からなっている 企業調査では 東海地域にある経営者団体に所属する 1,070 社を対象に 企業における福利厚生施策に関して 質問紙による調査が実施された 最終的に 253 社から回答が得られた ( 回答率 23.6%) 回答企業の規模をみると 従業員 1,000 人以上の大企業が 51 社 (20.2%) 従業員 300 人以上 1,000 人未満の中堅企業が 80 社 (316%) 従業員 300 人未満の中小企業が 122 社 (48.2%) であった また 産業特性をみれば 162 社 (64.0%) が製造業であり 91 社 (360%) が非製造業であった 従業員調査にあたっては 上述の経営者団体に所属する企業のなかから 11 社が対象企業として選定された それぞれの対象企業から 100 名の従業員が任意に抽出され 合計で 1,100 名の対象者に対して 質問紙による調査が実施された 709 名から回答を得 回答率は 64.5 パーセントであった 調査対象者の内訳をみると 男性が 536 名 (75.6%) 女性が 170 名 (24.0%) で 性別無回答が 3 名 (0.4%) であった 対象者の平均年齢は 367 歳であり 20 歳代が 197 名 (27.8%) 30 歳代 227 名 (32.0%) 40 歳代 158 名 (22.3%) 50 歳代 118 名 (16.6%) であった 企業調査 従業員調査とも幅広い内容を網羅する包括的調査であったが 一部に同一の調査項目を含んでいる 本研究では 企業と従業員にまったく同一の質問を行なった 2 項目に関して分析を行なった 第 1 の項目は自社で実施されている福利厚生施策である 調査対象者 ( 企業調査では経営者もしくは人事担当者 従業員調査では対象となった従業員 ) に対し 以下に挙げる 35 の施策が勤め先の企業で実施されているかどうかを質問した すなわち (1) 世帯用社宅 ( 自社保有 ) (2) 世帯用社宅 ( 借上げ ) (3) 独身寮 (4) 家賃の補助 住宅手当 (5) 持ち家取得の際の融資や利子補給 (6) 社員食堂 (7) 食事手当 (8) 提携している外部機関の食券等食事補助券 (9) 社会の保養所および運動施設 (10) 社外の各施設の利用補助 ( 提携 利用券など ) (11) 社員旅行 (12) 運動会などのリクリエーション活動 (13) 教育や結婚など住宅以外の臨時支出に対する貸し付け (14) 財形貯蓄制度 (15) 社内預金制度 ( 外部機関との -91-

3 提携を含む ) (16) 従業員持ち株制度 (17) 人間ドック受診の補助 (18) 診療所 健康管理センター (19) メンタルヘルス関連の制度 ( カウンセリングなど ) (20) ホームヘルプ制度 ( ホームヘルパー利用に対する補助など ) (21) 法定を上回る育児休業制度や育児短時間勤務制度 ( 子が 1 歳以上になるまでの休業制度など ) (22) 法定を上回る介護休業制度や介護短時間勤務制度 (23) 企業内保育所 (24) 退職前準備教育 ( ライフプラン研修 ) (25) 定年退職後の社宅への継続入居 (26) 定年退職後の医療保障 ( 退職後も健康保険組合に加入できる制度など ) (27) 定年退職後も保養所やレクリエーション施設を利用できる制度 (28)OB 会などの定年退職後の親睦活動 定年退職後の諸制度 (29) 事務服 作業服の貸与 (30) 慶弔見舞金 (31) 労災補償の付加給付 (32) 永年勤続表彰 (33) 遺族 遺児年金 (34) 有給休暇以外の休暇制度 ( リフレッシュ休暇 ボランティア休暇制度など ) (35) 自己啓発のプログラムおよび休暇制度の 35 種目である 第 2 は自社で実施されている福利厚生施策に対する主観的評価である 企業調査では 貴社で実施されている福利厚生施策を 100 点満点で評価するとすれば何点ですか という質問に対して 点数を記入して回答してもらった 従業員調査でも同様に あなたの会社で現在実施されている福利厚生施策を 100 点満点で評価するとすれば何点ですか という質問に対し釦点数を記入して回答してもらった 分析方法として 福利厚生施策全般に対する主観的評価に対し いずれの費目が影響を及ぼしているかを 重回帰分析を用いて分析する 同一の回帰分析が企業調査と従業員調査の実施された 結果 本研究では 福利厚生施策の主観的評価を 企業と従業員とで比較することを第 1 の目的とする まず企業調査においては 福利厚生施策に関する自己評価の結果は中程度に高く 100 点満点でみて平均値は 63.0 点 (s =18.82, =253) であった 企業による福利厚生施策の自己評価は企業規模が大きくなるにつれて上昇する 従業員数が 299 人までの中小企業では平均が 59.0 点 仏 =19.90, =122) であるが 従業員数が 300 人から 999 人までの中堅企業では 64.3 点 (3. 仏 =16.99, =80) に向上し 1,000 人以上の大企業では 70.6 点 (3..L=16.42,'z=51) まで上昇する 大企業ほど福利厚生施策が充実するのは明らかである 企業規模が大きいほど 福利厚生に充当する費用も大きくなるし 従業員の必要の程度も高まるため 福利厚生施策が充実するだろう 本研究の結果をみても 大企業で平均 22.7 種目 GdL=3.96) 中堅企業で 16.8 種目 (s dl=412) 中小企業で 12.9 種目 (s L=4.29) の福利厚生施策が導入されている したがって 施策の充実度がそのまま自己評価の結果にも表れているといえるだろう 製造業と非製造業との間には 評価に大きな違いはみられない 製造業においては福利厚生施策の主観的評価の平均が 62.3 点 (s.=19.12, =162) であり 非製造業では平均が 64.2 点 (5..=18.30, =91) であった 統計的にみても 福利厚生施策の評価に製造業と非製造業との間で有意な差は表れなかった (F= 62, =1;251,.s ) 福利厚生施策の充実度に関しては 導入されている施策の数でみるかぎりにおいては 製造業伽 =16.3,s. =5.75) と非製造業 ( =15.7,3..L=5.31) に大きな差が現れていない この傾向は そのまま評価結果にも反映されている 次に 従業員調査の結果をみる 各調査対象者に 自分が所属している企業の福利厚生施策を 100 点満点で評価してもらった結果は 平均が 73.6 点 cdb=15.32, =691) であった この評価結果を解釈すれば 現状の福利厚生施策に 従業員からかなり高い評価が与えられているといってよい 福利厚生 施策のあり方は 企業規模や企業特性の違いによって大きく異なっているであろうが 少なくとも従 業員による評価から判断すれば わが国の企業には 従業員が満足できる福利厚生施策が広く普及し ているといえるだろう 従業員評価の結果は男女で大きな開きはみられない 福利厚生施策に対する男性の評価は平均で 73.7 点 (s L=1538, =528) であり 女性の評価は平均で 73.0 点 (s.=1521, =160) であった この差は統計的に有意ではなかった (F 達.27, =1;686, 3.). 性別によって必要とされる施策や頻繁に利用される施策が -92-

4 相違することが予想されるが 評価結果には大きな違いが表れていない したがって 企業側が積極的に提供している現状の福利厚生サービスに対して 男女ともに十分その価値を認識しており 肯定的な評価を行なっているといえるだろう 福利厚生施策に対する従業員の評価は年齢とともに上昇する 20 歳代では平均が 71.3 点 CdL=16.99, "=188) であるが 30 歳代で 72.2 点 cdu=14.61,"=225) 40 歳代で 74.2 点 6.b=15.03,"=154) 50 歳代で 78.4 点 (s 仏 =13.25, =116) と上昇していく また 年齢が福利厚生の評価に及ぼす主効果を検討する分散分析の結果 年齢の上昇に伴なって評価が上昇する傾向が見られた (F=6.04, 坪 =3;679,p< OO1L 年齢が高くなるにともなって 自分の勤めている企業の福利厚生の事情をよく知ることができるようになると その分現状の制度に不満を感じることも予想される しかし 評価結果でみる限りでは 年齢にともなって活用する福利厚生施策の数が増え 施策のありがたみを実感し その結果評価が高くな っている. ようである 重回帰分析の結果は表 1 に示したとおりである 表中の右欄には企業調査の結果が示されている 35 の福利厚生費目を福利厚生の全般的評価に回帰させた結果は 統計的に有意であった (F=2.90, =35;217, p<001) 企業調査における回帰式の決定係数 (R2) は.32 であり 全分散の 32 パーセントがこのモデルによって説明される 企業自身の自己評価からすれば 福利厚生の評価に対しては 以下の 4 種目が実施されることによって有意な正の影響が表れる すなわち (4) 家賃の補助 住宅手当 (b=8.60,f=3.54, p<001) (13) 教育や結婚など住宅以外の臨時支出に対する貸し付け (b=7.21,[=2.91,p<01) (19) メンタルヘルス関連制度 (b=6.70,t=2.24,p< 05) (33) 遺族 遺児年金 (b=6.90,t=2.25,p< 05) である メンタルヘルス関連のサービスを除けば 住居 結婚 教育 不慮の死などの出費がかさむ場面で経済的に支援をすることが 非常に重要な福利厚生施策であると企業側はとらえているようである 反対に (20) ホームヘルプ制度 (b=-10.72,j=2.47,p<05) にかかわる給付を行なうことは 福利厚生の評価を約 10 点引き下げてしまう 現時点では ホームヘルパーなどの介護にかかわるサービスを 福利厚生の一環として提供することは過剰であるととらえられているかもしれない このサービスの恩恵を享受できる従業員の数はきわめて限られているため 企業の観点からすれば 不公平な行き過ぎた施策であると判断されたのであろう 従業員調査に関しても 企業調査と同一のモデルを用いた重回帰分析が実施された その結果は表 l の左欄に示されている 35 の費目を福利厚生の全般的評価に回帰させた結果は統計的に有意であった (F=4.72,"=35;655,p<oo1) この回帰式によって 従業員が示した主観的評価の分散の 20 パーセントが説明される (R2=20) 従業員の観点からすれば 以下の 4 種目が導入されている場合に 福利厚生の評価は有意に向上する すなわち (5) 持ち家取得の際の融資や利子補給 (b=3.65,r=2.09,p< OS) (9) 社内の保養所および運動施設 (b=6.12,[=3.35,p< 001) (17) 人間ドック受診の補助 (b=3.20,t=2.14,p< 05) (19) メンタルヘルス関連制度 (b=3.28,r=2.39,p<05) である 反対に (6) 社員食堂 (b=-7.34, =2.70,p< 01) と (7) 食事手当 (b=-3.38,f=2.76,p<01) がある場合には 福利厚生全体の評価が悪くなる メンタルヘルスを除いて 住宅ローン 保養所 人間ドックなどの有意な効果をもつ費目は 従業員にとっての認知度が高いものばかりである 必要の度合がそれほど高くなくても 内容的にわかりやすいサービスや給付が提供されることが 従業員が行なう福利厚生の評価につながっているのかもしれない ただし 社員食堂と食事手当の給付が 福利厚生の評価を押し下げてしまうことには注意すべきである 会社内に社員食堂があり低料金で昼食がとれることや 昼食の手当がつくことは 従業員にとって確かにありがたいことだろうが 出される食事の質が悪かったり メニューの品揃えが不十分であったり 手当の額が低かったり 利用者の範囲が不平等に制限されていたりした場合には 食事にかかわるサービスを提供すること自体が 福利厚生全体にとってマイナスの効果を及ぼしてしまうことも正しく理 解すべきであろう 表 1 における 2 つの回帰式を比較すれば 企業と従業員とでまったく違った費目が重視されていることがわかる 両方の回帰式で有意な効果を示したのはメンタルヘルス関連制度だけであった この項目は伝統的な給付費目ではないが 従業員の精神衛生を維持するために企業が積極的に働きかけて -93-

5 いくことが必要であることを 企業と従業員のいずれもが感じているのである しかし 有意な効果を示したそれ以外の費目は 企業調査と従業員調査とでまったく一致することがなかった 企業側が考える有効な福利厚生施策と 従業員が考えるあるべき福利厚生施策とでは内容が明らかに異なっており 企業が従業員のためを思って一方的に考える施策のあり方や 組合との交渉を通じて提供する福利厚生パッケージ自体が 従業員の求めるものとか従業員側がありがたいと感じるものとは解離してしまっている可能性がある 企業の思惑と従業員のニーズが合致していない状況が この結果から 明らかにされたようである 考察 本研究では 福利厚生に関する主観的評価を規定する要因を検討した まず初めに 福利厚生施策全般について 100 点満点で主観的に評価した結果を 企業と従業員の立場の違いにそって比較した その結果 企業側と比べて 従業員はより肯定的な評価を下していることがわかる 福利厚生施策に対する企業側の自己評価が平均で 63.0 点であったのに対し 従業員側は平均で 73.7 点をつけている 一般に 100 点満点の評価を考えた場合 従業員が示した約 74 点という点数は適度に高い値であり 従業員側は現状の福利厚生施策に十分満足していることが示唆される 他方 企業側からすれば 現状の施策はまだまだ問題点や不満の多いものであり 落第点をつけるまでには至らないが その効果性に疑問がもたれている 平均で 10 点の差というのは大きいものであり 福利厚生の現状について 企業と従業員の差をはっきり示しているといえよう 加えて 福利厚生の評価に影響を及ぼす費目を特定するために 企業調査と従業員調査に関し 同一の重回帰分析が実施された 2 つの回帰式の結果を比較すれば 企業側と従業員側とでは あるべき福利厚生費目について異なった考え方をもっていることがわかった 企業の観点と従業員の観点との間にみられるギャップは顕著であり メンタルヘルス関連施策を除いて 企業と従業員の両者に共通して高い評価につながる福利厚生費目は存在しなかった この企業と従業員との間にみられる観点の相違は重要である 将来に向けて有効な福利厚生施策を計画 実施しく際に 何が求めるべき方向か まただれにとって有効な施策なのかを考えていこうとすれば この相違が潜在的問題となるからであ る 従来 企業の福利厚生は科学的検討の対象とはなりにくかった これらの施策の実施は多分に制度的 実務的であって 科学的アプローチを適用する余地のないものとして考えられてきたからである しかし 本研究では 科学的検討を通じて 福利厚生に対するとらえ方が企業と従業員とで食い違っていることを明確に示すことができた このことからすれば 今後 効果的な福利厚生施策を実施していこうと思えば 調査活動を行なって従業員のニーズや企業の意見を聴取し その結果を科学的に分析することによって 福利厚生施策を効果的に導入 実施 更改することが可能であることが示唆 される 引用文献 日経連福利厚生研究会 (1999). 変革期の企業福利厚生 :21 世紀に向けての福利厚生指針と具体的展開. 東京 : 日本経営者団体連盟. 清水勤 (1991). ビジネス ゼミナール会社人事入門. 東京 : 日本経済新聞社白井泰四郎 (1982). 現代日本の労務管理. 東京 : 東洋経済新報社. 白木他石 (1986). 現代人事労務管理論. 東京 : 八千代出版. -94-

6 表!: 福利厚生の評価に関する重回帰分析結果 従業員回答 企業回答 項目 傭回帰係数 (6)t 値 偏回帰係数 (6)t 値 世帯用住宅 ( 自社保有 ) 世帯用住宅 ( 借上げ ) ガ虫身寮 住宅手当住宅資金融資 社員食堂 食事手当 食券 保穫所社外施設利用補助 社員旅行 運動会 臨時支出金貸付 財形貯蓄社内預金従業員持ち株制度人間ドック補助診療所 健康管理センターメンタルヘルスホームヘルプ育児休暇 ( 法定外 ) 介護休暇 ( 法定外 ) 企業内保育所退職前準備教育 ( ライフプラン ) 定年後の社宅継続入居 定年後の医療保障定年後の保養所利用 OB 会事務服 作業服貸与慶弔兄舞金労災補微付加給付永年勤続表彰遺族 遺児年金リフレッシュ休暇自己啓発プログラム切片 決定係数 自由度 F 値 危険率平均 /100 点満点 標準偏差サンプル数 ***p< 001;**pく.01;*p< a , , ; , * ** ** *** * * *** ; *** ** 34, * 2.47* , * *** -95-

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