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1 総合資源エネルギー調査会 期エネルギー需給 通し 委員会 ( 第 5 回会合 ) 資料 4 原子力発電における論点 資源エネルギー庁平成 27 年 3 月

2 原子力政策の出発点 - 福島第一原発事故の真摯な反省 <エネルギー基本計画 ( 平成 26 年 4 月 )> 1 福島の再生 復興に向けた取組がエネルギー政策の再構築の出発点 2 廃炉 汚染水対策は 世界にも前例のない困難な事業 国が前面に立ち 一つ一つの対策を着実に履行する不退転の決意を持って取組を実施 3 国の取組として 廃炉 汚染水対策に係る司令塔機能を一本化し 体制を強化 予防的 重層的な対策を進めるため 技術的観点から支援を強化 4 現在 約 14 万人もの人々が避難を余儀なくされており 賠償や除染 中間貯蔵施設事業等について国が前面に出る方針を明確化 5 加えて 福島第一原発の周辺地域において 廃炉関連技術の研究開発拠点やメンテナンス 部品製造を中心とした生産拠点の在り方について地元の意見も踏まえつつ 検討 < 原子力小委員会中間整理 ( 平成 26 年 12 月 )> 1 福島第一原発事故の直接的原因や 安全神話 など根源的原因を踏まえ 政府及び事業者等は再発防止のための努力を続けていかなければならない 2 現在どのような安全対策をとっているのか 正確に国内外に発信し 認識を高める必要がある 3 東京電力及び政府は 広く国際社会に開かれた形で廃炉 汚染水対策を進め 戦略的に事故廃炉の技術開発を進める必要がある 4 政府は被災者の方々の心情に寄り添い 避難指示の解除と帰還に向けた取組の拡充 新たな生活の開始に向けた支援等の拡充を進めていくことが望まれる 5 福島イノベーション コースト構想 ( 昨年 6 月取りまとめ ) の具体化などにより 福島の外から企業や研究機関を呼び込む努力を進めていくことが重要 1

3 < 原子力の位置付け > エネルギー基本計画 ( 平成 26 年 4 月 ) における記載 1 燃料投入量に対するエネルギー出力が圧倒的に大きく 数年にわたって国内保有燃料だけで生産が維持できる低炭素の準国産エネルギー源として 優れた安定供給性と効率性を有しており 運転コストが低廉で変動も少なく 運転時には温室効果ガスの排出もないことから 安全性の確保を大前提に エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源である 2 いかなる事情よりも安全性を全てに優先させ 国民の懸念の解消に全力を挙げる前提の下 原子力発電所の安全性については 原子力規制委員会の専門的な判断に委ね 原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合には その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める その際 国も前面に立ち 立地自治体等関係者の理解と協力を得るよう 取り組む 3 原発依存度については 省エネルギー 再生可能エネルギーの導入や火力発電所の効率化などにより 可能な限り低減させる その方針の下で 我が国の今後のエネルギー制約を踏まえ 安定供給 コスト低減 温暖化対策 安全確保のために必要な技術 人材の維持の観点から 確保していく規模を見極める 2

4 日本の原子力発電所 (2015 年 3 月 18 日時点 ) 3 月 17 日 18 日 高経年炉 5 基 : 敦賀 1 美浜 1 2 島根 1 玄海 1 が廃炉される方針となった 一方 高浜 1 2 美浜 3 が新規制基準への適合性確認を申請し 計 15 原発 24 基が申請中 東京電力 柏崎刈羽原子力発電所北海道電力 泊発電所 北陸電力 志賀原子力発電所 ( 平成 25 年 9 月 27 日 ) ( 平成 25 年 7 月 8 日 ) ( 平成 26 年 8 月 12 日 ) 日本原子力発電 敦賀発電所 関西電力 美浜発電所 ( 平成 27 年 3 月 17 日 ) 関西電力 大飯発電所 ( 平成 25 年 7 月 8 日 ) 関西電力 高浜発電所 ( 平成 27 年 3 月 17 日 )( 平成 25 年 7 月 8 日 ) 中国電力 島根原子力発電所 ( 平成 25 年 12 月 25 日 ) 九州電力 玄海原子力発電所 ( 平成 25 年 7 月 12 日 ) 九州電力 川内原子力発電所四国電力 伊方発電所 ( 平成 25 年 7 月 8 日 ) ( 平成 25 年 7 月 8 日 ) 出力規模 電源開発 大間発電所 138 日本原子力発電 東海第一 第二発電所 ( 平成 26 年 5 月 20 日 ) 中部電力 浜岡原子力発電所 ( 平成 26 年 2 月 14 日 ) ( 平成 26 年 12 月 16 日 ) 50 万 kw 未満 100 万 kw 未満 100 万 kw 以上 東北電力 東通原子力発電所 東京電力 東通原子力発電所 139 東北電力 女川原子力発電所 ( 平成 25 年 12 月 27 日 ) 東京電力 福島第一原子力発電所 東京電力 福島第二原子力発電所 : 新規制基準への適合性確認を申請した炉 ( ) 内は申請日 :3 月 17 日 18 日に廃炉表明した炉 号機の上部の数値は電気出力 ( 万 kw) 号機内の数値は運転開始後の経過年数 BWR PWR ( 平成 26 年 6 月 10 日 ) ABWR 3

5 40 年運転制限制 現存する全ての原子炉が 40 年で運転終了するとすれば 2031 年に設備容量が現在の半分 2038 年に現在の 2 割を切り 2064 年にはゼロとなる 設備容量 (kw) 5, 基に加え 既設扱いの炉 3 基 ( 大間 島根 3 東電東通 ) の稼働を想定 4,500 4,000 3, 年で運転終了する場合 3,000 2, % :2010 年の原子力比率 ( 発電電力量ベース ) 2,000 1,500 廃炉決定済みの炉を除く全ての炉 (43 基 ) の稼働を想定 1, 年で運転終了する場合

6 世界の原子力発電の見通し IAEA は 2030 年までに 世界の原子力発電所の設備容量は約 10~90% 増加すると予測 ( 原子力発電所 (100 万 kw 級 ) の基数換算で 30~330 基程度増加 ( 年間 2~19 基建設 )(2014 年 8 月 )) 東アジア 東欧 中東 南アジア等で大きな伸びが予想される 西欧 (1.14 億 kw 0.68 億 kw (0.6 倍 )/1.20 億 kw (1.1 倍 )) 東アジア (0.84 億 kw 1.39 億 kw(1.7 倍 )/ 2.55 億 kw (3.0 倍 )) 北米 (1.13 億 kw 0.92 億 kw (0.8 倍 )/1.39 億 kw (1.2 倍 )) 東欧 (0.49 億 kw 0.64 億 kw (1.3 倍 )/1.03 億 kw (2.1 倍 )) 中東 南アジア (690 万 kw 2820 万 kw (4.1 倍 )/5450 万 kw (7.9 倍 )) 東南アジア 太平洋地域 (0kW 0 kw/400 万 kw) 南米 (410 万 kw 690 万 kw (1.7 倍 )/1450 万 kw (3.5 倍 )) アフリカ (190 万 kw 190 万 kw (1.0 倍 )/990 万 kw (5.2 倍 )) 世界の原子力発電容量 ( 図中 現在 高位予測 / 低位予測 で表記 ) 出典 : 原子力発電容量は IAEA の予測 (2014 年 8 月 ) 2013 年現在 2030 年 ( 高位予測 ) 2030 年 ( 低位予測 ) 5

7 原子力発電の特徴 ( 安全性 が前提 ) 原子力 安定供給 準国産エネルギー IEA は原子力を一次エネルギー自給率に含めている 経済性 運転コストが低廉 発電コスト : 8.9 円 ~/kwh 環境適合 ゼロエミッション電源 運転特性 出力は概ね一定 発電コストはコスト検証 WG で検討中 数字は 2011 年のコスト等検証委員会報告書より 6

8 1 安全性 東電福島第一原発事故を受け 事故の教訓や最新の技術的知見 海外の規制動向等を踏まえ 平成 24 年 9 月 原子炉等設置法の一部を改正 同時に 原子力規制委員会が発足 発電用原子炉の新規制基準は平成 25 年 7 月より施行 ( サイクル施設は同 12 月 ) < 主な規制変更と対応状況 > 1 新規制基準 震災時には 17 原発 54 基が運転中であり 3 原発 3 基 ( 島根 3 大間 東電東通 1) が既に設置許可を得て建設中 平成 27 年 3 月 17 日時点で そのうち15 原発 24 基が新規制基準への適合審査を申請 2 運転延長認可制度 安全規制体系の見直し 原発を運転することができる期間は 運転開始から40 年 その満了に際して 原子力規制委員会の認可を受けた場合には 1 回に限り延長することを認める制度 ( 延長期間の上限は20 年 ) 原子力事業者は 劣化状況の把握など 特別点検 を行い その結果を添えて 原子力規制委員会に40 年運転延長の申請を行うこととなる ( 別途 新規制基準への適合審査への申請が必要 ) 平成 28 年 7 月まで 3 年の猶予期間が置かれており 最も古い炉 7 基が運転延長するためには 本年 4 月 ~ 7 月 ( 満了の 1 年 ~1 年 3 ヶ月前 ) に運転延長の申請を行わなければならない 最も古い炉 7 基のうち 美浜 1 2 島根 1 玄海 1 敦賀 1 の 4 原発 5 基は廃炉決定 他方 高浜 1 2 は特別点検を実施中であり 結果を踏まえ運転延長するか判断 3 バックフィット 平成 30 年 7 月 バックフィット猶予期間が満了 ( 猶予期間 5 年 ) 7

9 1 安全性 < 基本的考え方 > 事業者による自主的かつ継続的な安全性向上の重要性 規制水準を満たすこと自体が安全を保証するものではない これが東電福島原発事故の最も重要な教訓の一つ 一義的に安全に責任を負うのは原子力事業者 原子力事業者が自主的かつ継続的に安全性を向上させていく意思と力を備えることが必要 これを備えた存在として認識されなければ 国民の原子力事業への信頼は回復しない 昨年 5 月 当省の有識者会合において 事業者の自主的安全性向上のために必要とされる取組の在り方を提言 今後 以下の取組を強力に推進 1 網羅的なリスク評価の実施 原子力リスク研究センター (NRRC) 設立 ( 昨年 10/1) センター所長に前米国原子力規制委員会 (NRC) 委員のジョージ アポストラキス氏 センター顧問に元 NRC 委員長のリチャード メザーブ氏を招聘し 電力を主導 2 規制を満たした後の残余のリスクの所在を把握 地元住民や国民等とも分かりやすく共有 3 残余のリスク低減のための自主的安全対策の実施 万が一の事故をマネージできる人材の育成 4 適切なリスク評価で必要とされる ( 規制を満たすためだけのものでない ) 軽水炉安全研究の実施 5 1~4 を踏まえた上で再びリスク評価を実施し 更なる高みを目指す (1~4 の好循環へ ) 8

10 1 安全性 我が国及び米国の原子力発電所の設備利用率 我が国の震災前 30 年間の設備利用率の平均は 約 73% 過去最高は1998 年の84.2% 米国の同期間の設備利用率の平均は 約 75% 過去最高は2007 年の91.8% スリーマイル島事故以降 産業界による自主的な安全性向上の取組等により 設備利用率を向上 (%) スリーマイル島事故東日本大震災 米国 日本 ( 出典 ) 旧独立行政法人原子力安全基盤機構 原子力施設運転管理年報 ( 平成 25 年版 ) 米国原子力エネルギー協会ホームページより資源エネルギー庁作成 9

11 2 安定供給 エネルギー安定供給における原子力の特徴 原子力発電は 石油 天然ガス 石炭に比べ 同じ発電量を得るために必要となる燃料が少なく また 燃料交換後 1 年程度は発電を継続できるなど備蓄効果が高い IEA は原子力を一次エネルギー自給率に含めている 1 原子力発電所 1 基分 (100 万 kw) が 1 年間で発電する電力量を他の発電方式で代替した場合に必要な燃料 2 国内民間在庫日数 ( 洋上在庫含まず 電力会社の発電用在庫 (2012 年度平均在庫日数等 ) で計算 電力調査統計等より作成 ) 原子力 ( 濃縮ウラン ) 10 トントラック 2.1 台濃縮ウラン燃料 21 トン ウラン約 2.7 年程度 天然ガス LNG 専用船 4.75 隻 (20 万トン LNG 船 ) 95 万トン LNG 約 14 日 石油 大型タンカー 7.75 隻 (20 万トン石油タンカー ) 155 万トン 石油 約 170 日 石炭 大型石炭運船 隻 (20 万トン船 ) 235 万トン 石炭 約 30 日 10

12 エネルギー源別一次エネルギー供給の推移 我が国の自給率の推移 我が国はエネルギー自給率が低いために オイルショック ( 供給面 ) やリーマンショック前の燃料高 ( 価格面 ) という危機にさらされてきた 東日本大震災以降は原子力発電の停止に伴い さらに自給率が大きく低下している ( 原油換算百万 kl) % 出典 総合エネルギー統計 ( 自給率は IEA Energy Balances ) 水力 石炭 天然ガス 石油 原子力 再エネ ( 水力除く ) 未活用エネ % % % 20% % 自給率 % 5% % 30% 25% 20% 15% 10% 0% 一次エネルギー供給震災前との比較 エネルギー源 2 安定供給 再エネ ( 水力除く ) 未活用エネ +13% 原子力 97% 石油 +2% 天然ガス +20% 石炭 +5% 水力 5% 11

13 3 経済効率性 電灯 電力平均単価の推移 (2010 年度と 2013 年度の比較 ) 電気料金は 原発の稼働停止に伴う火力発電の焚き増しや 輸入燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加に伴い 震災以降 一般家庭等の料金は約 2 割 工場 オフィス等の産業用の料金は約 3 割上昇している 契約種別 年度 / 増減率 原発比率 (2010 年 ) 電灯料金 ( 主に家庭向け ) 電力料金 ( 主に工場 オフィス向け ) 電灯 電力料金 2010 年度 2013 年度増減率 2010 年度 2013 年度増減率 2010 年度 2013 年度増減率 北海道電力 43.6% % % % 東北電力 22.9% % % % 東京電力 28.2% % % % 中部電力 13.4% % % % 北陸電力 37.8% % % % 関西電力 43.2% % % % 中国電力 3.3% % % % 四国電力 42.3% % % % 九州電力 38.7% % % % 沖縄電力 0% % % % 10 社計 28.6% % % % 平均単価は 各年度ごとの電灯料収入 電力料収入を それぞれ電灯 電力の販売電力量 (kwh) で除して 算出 ( 出典 ) 収入 : 各社資料 ( 毎年 3 月期決算短信 ) 販売電力量 : 電力需要実績確報 ( 電気事業連合会 ) ( 単位 : 円 /kwh) 12

14 北海道 東北 東京 中部 北陸 関西 中国 四国 九州 kg-co2/kwh 北海道 kg-co2/kwh (92% 増加北海道 ) kg-co2/kwh 東北 kg-co2/kwh (38% 増加東北 ) kg-co2/kwh 東京 kg-co2/kwh (41% 増加東京 ) kg-co2/kwh 中部 kg-co2/kwh (8% 増加中 ) 部 kg-co2/kwh 北陸 kg-co2/kwh (49% 増加北陸 ) kg-co2/kwh 関西 kg-co2/kwh (68% 増加関西 ) kg-co2/kwh 中国 kg-co2/kwh (1% 減少中 ) 国 kg-co2/kwh 四国 kg-co2/kwh (114% 四増加国 ) kg-co2/kwh 九州 kg-co2/kwh (59% 増加 ) 電力会社の二酸化炭素等排出係数 震災後 原発が稼働停止したことにより 各電力会社の CO2 排出係数が上昇 九州 実排出係数 京都メカニズムクレジットや国内認証排出削減量等を反映する前の二酸化炭素排出量を基に計算 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 原子力石炭 LNG 石油等水力新エネ等 4 環境適合性 ( 出典 ) 各社ホームページ 13

15 < 原子力小委中間整理における記載 > 安全性の確保に必要な技術 人材の維持 Ⅴ. 原子力の自主的安全性の向上 技術 人材の維持 発展 米国では原子力産業の根幹が失われ 我が国の技術に依存せざるを得なくなったことを教訓に 我が国の中で必要な技術 人材を確保していかなければならない 廃炉や海外のプラント建設 保守だけではカバーできない技術が多く存在する 質の高い技術 ノウハウが次世代に伝承されるよう 一定規模のサプライチェーンを確保しつつ 実プラントを通じた経験が可能となる環境を整備しなければならない エネルギーミックスの検討に当たっては 十分留意すべき 14

16 原子力発電所の設計 建設に必要となる技術 人材 原子力発電の設計 建設については 火力やその他の発電以上の安全性が要求される 物量が膨大で 高い品質が必要な作業となるため 高度なプロジェクトマネジメント エンジニアリング能力が要求される プラント建設や運転 保守における知識 経験を 技術開発にフィードバックし プラントの継続的な安全性向上が図られてきた 建設 運転 保守の知識 経験を蓄積し より高い安全性を実現するためには 原子力発電所の運転が少ない状況が障害となりうる 要となる技術基本設計詳細設計製作建設試運転 炉心 燃料計画 安全設計 安全解析 系統設計 配置設計 材料計画 電気計画 計装計画 遮蔽 被曝評価 炉構造 熱水力設計 制御 保護設計 等 構造設計 耐震設計 工事計画 建設計画 各種技術規格 基準 高精度厚肉設計 等 機器製造 調達 溶接等 成形加工 機械加工 組立 溶接 : 各種配管溶接 清浄 等 工事安全計画 管理 工程管理 人員管理 ヤード計画 クレーン計画 使用前検査対応 高度な重機器据付技術 格納容器据付技術 等 単品機能試験 試験工程 計画 ( 使用前検査含 ) 試運転プラント操作 全系統フラッシング ( 耐圧 機能試験との整合 ) プラント異常診断 不測事態対応 等必原子力固有のもの又は他電源でも共通するが原子力と要求レベルが異なるもの : 赤下線 各工程における経験の蓄積と技術開発とのフィードバック プラント新規建設運転 保守 メンテナンストラブル対応 不具合情報 安全性等の向上 更なる改良に向けた技術開発 第 47 回原子力委員会定例会 (H ) 資料 1-1 を一部修正 15

17 我が国の原子力発電に関わる人材の現状 < 工事会社数 従業員数は原子力発電事業者 11 社への聞き取り結果 ( )> ( 出典 ) 第 4 回原子力小委員会電気事業連合会提出資料 16

18 参考資料

19 廃炉 汚染水対策の概要 廃炉 の主な作業項目と作業ステップ 4号機使用済燃料プールからの燃料取り出しが完了しました 1 3号機の燃料取り出し 燃料デブリ(注1)取り出しの開始に向け順次作業を進めています 1 2号機 使用済燃料プール からの燃料取り出し 3号機 瓦礫撤去 除染 注1 事故により溶け落ちた燃料 4号機 燃料取り出し 設備の設置 燃料取り出し 1号機 燃料取り出し開始 2号機 燃料取り出し開始 3号機 燃料取り出し開始 4号機 燃料取り出し完了 保管 搬出 2017年度 検討中 2017年度以降 検討中 2015年度 予定 2014年 1 3号機 燃料デブリ 溶融燃料 取り出し 除染 漏えい箇所調査 止水 水張り 原子炉施設の解体等 燃料デブリ 取り出し シナリオ 技術の検討 保管 搬出 設備の設計 製作 使用済燃料プールからの燃料取り出し 3号機の使用済燃料プールからの燃料取り出しに向 け プール内の大型ガレキ撤去作業を進めています 3号機使用済燃料プール内の大型ガレキ撤去作業は 平成 26年8月のガレキ落下を受け中断していましたが 追加の 落下対策を実施し 平成26年12月より大型ガレキ撤去作 業を再開しています 2017年度以降 原子炉格納容器下部の 止水工事着手 検討中 解体等 (3/6:燃料交換機西側フレーム撤去作業状況) 汚染水対策 の3つの基本方針と主な作業項目 事故で溶けた燃料を冷やした水と地下水が混ざり 1日約300トンの汚染水が発生しており 下記の3つの基本方針に基づき対策を進めています 多核種除去設備 ALPS 等 方針1 汚染源を取り除く タンク内の汚染水から放射性物質を除去しリスクを低減さ せます 多核種除去設備に加え 東京電力による多核種除去設備の 増設 平成26年9月から処理開始 国の補助事業として の高性能多核種除去設備の設置 平成26年10月から処理 開始 により 汚染水の処理を進めています 汚染水のリスクを低減するため ストロンチウムを除去す る複数の浄化設備での処理を進めています ①多核種除去設備等による汚染水浄化 ②トレンチ(注2)内の汚染水除去 注2 配管などが入った地下トンネル 方針2 汚染源に水を近づけない (高性能多核種除去設備 の設置状況) ③地下水バイパスによる地下水汲み上げ ④建屋近傍の井戸での地下水汲み上げ 凍土方式の陸側遮水壁 ⑤凍土方式の陸側遮水壁の設置 建屋を陸側遮水壁で囲み 建屋への地下水流入を 抑制します 平成25年8月から現場にて試験を実施しており 平成26年6月に着工しました 先行して凍結を開始する山側部分について 凍結 管の設置が約92%完了しています ⑥雨水の土壌浸透を抑える敷地舗装 方針3 汚染水を漏らさない 陸側遮水壁 (陸側遮水壁 凍結プラント設置状況) 海側遮水壁 ⑦水ガラスによる地盤改良 1 4号機海側に遮水壁を設置し 汚染された地下水の海洋 流出を防ぎます 遮水壁を構成する鋼管矢板の打設は一部を除き完了 98 完了 閉合時期については調整中です ⑧海側遮水壁の設置 ⑨タンクの増設 溶接型へのリプレイス等 (設置状況) 1/8 18

20 主な廃炉 汚染水対策の進捗状況 対策 進捗状況及び今後の見通し 取り除く 1 多核種除去設備 ( 汚染水から放射性物質を除去する設備 ) による汚染水浄化 運用中 既にタンク内約 59 万トンのうち 74% 以上の処理が完了 (3 月 19 日 ) ストロンチウム浄化設備も活用し 一部 ( 注 1) を除き 5 月末までに一度は処理を完了 ( 注 1) 海水の影響を受けている事故当初の汚染水 ( 約 2 万トン ) なお タンク内残水 ( 推計 2 万トン ) はタンク解体にあわせて処理 2 建屋の海側にある地中トンネル ( トレンチ ) 内の高濃度汚染水の除去 着手済 トレンチ内の高濃度汚染水 11,200 トンのうち 5,390 トンの除去を完了 (3 月 21 日 ) 6 月に汚染水除去を完了 汚染水対策 3 4 近づけない 5 建屋山側の井戸から海へ排水 ( 地下水バイパス ) 建屋周辺の井戸 ( サブドレン ) から地下水を汲み上げ 浄化した上で 海へ排水 陸側遮水壁の設置 完了 運用中着手済着手済 昨年 5 月下旬より排水を開始汚染水の増加量 : 400m 3 / 日 300m 3 / 日 地下水の浄化試験等の結果を関係者に説明中 4 月に一部 ( 凍結しにくい箇所 ) を先行凍結 5 月に山側全体の凍結をそれぞれ開始可能 ( ただし 規制委の認可が必要 ) 6 地下水流入抑制のための敷地舗装 着手済 線量の高い箇所や工事調整が必要な箇所を除き 今年度中の概成 ( 約 7 割 ) 達成 漏らさない 労働環境改善等 タンク堰のかさ上げ 二重化 完了 運用中 水ガラスによる地盤改良完了 運用中昨年 3 月に完了 昨年 7 月中旬に完了昨年秋の台風時にも効果を発揮 海側遮水壁の設置着手済 9 割以上の工事が進捗 タンクの増設着手済中長期ロードマップより 2 年前倒し 今年度中に 80 万トン達成 全面マスク着用省略可能エリアの拡大 大型休憩所 給食センターの設置 着手済 着手済 現状の 65%( 敷地面積比 ) を 平成 27 年 5 月に 90% へ拡大することを目指している 大型休憩所は 5 月完成給食センターは 3 月完成 4 月より順次給食を提供開始 19

21 原子力災害からの福島復興の加速に向けて の進捗避難指示の解除と帰還に向けた取組 原子力災害からの福島復興の加速に向けて の進捗 ( 福島復興指針 : 平成 25 年 12 月 20 日閣議決定 ) (1) 田村市 : 平成 26 年 4 月 1 日避難指示解除準備区域を解除 人口の 63% 世帯の 75% の方が帰還 <30km 圏内 ( 都路町 )> 人口の 43% 世帯の 51% の方が帰還 <20km 圏内 > ( ともに平成 27 年 2 月末時点 ) (2) 川内村 : 平成 26 年 10 月 1 日避難指示解除準備区域を解除 ( 併せて居住制限区域を避難指示解除準備区域に見直し ) 人口の 58% 世帯の 53% の方が帰還 < 川内村全域 > ( 平成 27 年 2 月 1 日時点 ) 避難指示区域の概念図 (3) 南相馬市 : 平成 26 年 12 月 28 日特定避難勧奨地点を解除 (3) 解除に当たって 放射線不安への相談窓口設置 線量測定 清掃作業 個別世帯訪問 説明等を実施 (4) 楢葉町 その他の市町村の帰還へ向けた取組 楢葉町 町の復興について国 県と住民各層が対話する ならは復興加速円卓会議 を立ち上げ ( 平成 27 年 2 月 ) 復興加速に向けて 次ページのような取組を実施中 < 各市町村共通の課題 > なりわい ( 働く場所 農林水産業の再生等 ) 医療 介護や買物の環境整備 住宅 ( リフォーム 災害公営住宅整備等 ) 放射線不安や飲料水等への不安 仮置場からの除染廃棄物の早期搬出 賠償 ( 他町との格差 同一町内の格差 ) 凡例帰還困難区域居住制限区域 (1) (2) (4) ( 参考 ) 避難指示区域からの避難者数 東日本大震災による福島県全体の避難者数 約 8.2 万人 約 7.9 万人約 16.4 万人 約 11.9 万人 (2013 年 8 月 ) 1 (2014 年 10 月 ) (2012 年 6 月 ) 2 (2015 年 3 月 ) 1: 帰還困難区域 居住制限区域及び避難指示解除準備区域への区域見直し完了時 2: ピーク時 避難指示解除準備区域旧避難指示区域南相馬市の旧特定避難勧奨地点 (142 地点 (152 世帯 )) 20

22 原子力災害からの福島復興の加速に向けて の進捗( 福島復興指針 : 平成 25 年 12 月 20 日閣議決定 ) ( 参考 ) 楢葉町の復興加速 帰還に向けて進めている取組例 平成 26 年 7 月に 飲食 小売業の町内 3 事業者による仮設商業施設 ここなら商店街 が開設 住宅再建に向けた環境づくりとして 平成 26 年 8 月よりネズミ 害虫駆除や家屋内清掃への支援事業 平成 26 年 10 月より半壊以上の家屋解体を開始 さらに 平成 27 年 1 月より町内外の修繕事業者等との連携体制の構築の上 町民からの住宅修繕に関する相談窓口を新設 ( 事務局 :( 一社 ) ならはみらい ) 平成 25 年 7 月より放射性物質モニタリング結果の継続配信 平成 26 年 10 月より木戸ダム湖における放射性物質のモニタリングの強化 (1 地点 16 地点 ) 平成 27 年 4 月より小山浄水場に 24 時間自動放射線モニタリング機器を導入予定 ( 小山浄水場 ) ( ゲルマニウム半導体検出器 ) JR 常磐線 ( 広野 ~ 竜田間 ) が平成 26 年 6 月に運行再開 ならは PA スマート IC の整備 ( 平成 30 年度供用開始予定 ) 町中心部に位置するコンパクトタウン ( 住宅や商業 診療所等の集積 ) 及び企業活動の拠点を目指す竜田駅東側地域の構想具体化へ取組中 平成 26 年 9 月に 楢葉遠隔技術開発センター の建設開始 ( 平成 27 年度中供用開始予定 ) 平成 26 年 11 月に住友金属鉱山が進出を決定 ( 平成 27 年内操業開始予定 ) 平成 26 年 6 月に楢葉町役場において一部業務を再開 ( 現在 35 名の職員が勤務 ) 平成 26 年 12 月から 役場職員が先行的に町内での夜間滞在を開始 楢葉町役場 竜田駅東側開発 コンパクトタウン予定エリア 地図の出典 : 福島県 HP( 広野楢葉都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ) ( 楢葉遠隔技術開発センターの概要 ) 21

23 (1) 自立へ向けた取組 事業の再建 自立につながる支援策 (2) 地域の将来像の具体化 イノベーションコースト構想 の実現 新たな生活の開始に向けた取組等の拡充 これまでも グループ補助金や立地補助金などの様々な支援策を実施 特に 福島県では 事業再建や生活再建をめぐる環境が依然として厳しい地域もあり 地元から以下の取組が求められている 1 事業再建に向けた課題の解決 ( きめ細かな相談 販路開拓 従業員確保 資金繰り支援等 ) なりわい 2 生業確立に向けた課題の解決 ( 雇用の確保 企業誘致等 ) 3 放射線不安による風評被害の払拭等 賠償 中間指針第四次追補 ( 平成 25 年 12 月原子力損害賠償紛争審査会 ) 等に基づき賠償を実施 ( 支払総額約 4 兆 5600 億円平成 26 年 12 月末時点 ) 営業損害賠償が本年 2 月末で一旦区切りを迎えており 今後の取り扱いについて検討中 福島 12 市町村の将来像 の検討開始 原子力災害からの福島復興の加速に向けて の進捗 ( 福島復興指針 : 平成 25 年 12 月 20 日閣議決定 ) 福島 12 市町村の将来像に関する有識者検討会 を立ち上げ ( 第 1 回 : 平成 26 年 12 月 23 日 第 2 回 : 平成 27 年 2 月 1 日 ) 当面 2020 年と今後 30~40 年後の課題を整理し 今夏ごろに 提言 として取りまとめ 国 県 市町村等が構成員の 推進会議 を立ち上げ ( 第 1 回 : 平成 26 年 12 月 18 日 第 2 回 : 平成 27 年 2 月 27 日 ) 今後 推進会議 等の場で主要プロジェクトについて更なる具体化を図り 福島 12 市町村の将来像 に反映する方針 本年 1 月の ロボット新戦略 で決定された 福島浜通りロボット実証区域 の実現に向け 4 月 1 日に公募を開始 22

24 原子力小委員会中間整理 ( 平成 26 年 12 月 26 日 ) 主なポイント (1) 原発依存度低減の達成に向けた課題 - 廃炉時の放射性廃棄物は 事業者の処分地確保の取組 規制基準の早急な策定が必要 - 廃炉の先送りを避け 安全な廃炉が阻害されないよう 費用の計上を平準化する措置が必要 - 限られた国の財源の中で 廃炉に伴う立地市町村の経済 雇用 財政等への対策を検討すべき - 廃炉に見合う供給能力の取扱いを含めた原子力の将来像が明らかにならなければ 立地自治体等が判断をしにくいと意見があった (2) 原子力の自主的安全性の向上 技術 人材の維持 発展 - 我が国の中で必要な技術 人材を確保 一定規模のサプライチェーンを確保し OJT が可能となる環境を整備 -1 継続的な安全性向上を実現する自律的な枠組み 2 安全確保のための質の高い技術や人材 等の基盤を構築しなければならない (3) 競争環境下における原子力事業の在り方 - 電力自由化を行いつつ エネルギーミックスの達成に向けて 各エネルギー源に対して適切な政策的措置を講じていくことが必要 - 具体的には 1 事業者の財務 会計面のリスクを合理的な範囲とする措置を講じるとともに 2 競争環境下における核燃料サイクル事業について 資金拠出の在り方等を検証し 必要な措置を講じていく - 原賠制度の見直し 運転延長の申請時期の見直しなどは 関係機関が相互に連携し 課題の解決に向け取り組むべき (4) 使用済燃料問題の解決に向けた取組と核燃料サイクル政策の推進 - 核燃料サイクル事業を安定的に進めるための体制 官民の役割分担 必要な政策的措置 時間軸等について 現実的な検討が必要 - 最終処分は 1 科学的有望地の選定の要件 基準等 2 地域に対する支援の在り方等の更なる具体化等を議論 23

25 (1) 原発依存度低減の達成に向けた課題 円滑な廃炉に向けた会計措置について ( 平成 27 年 3 月 13 日改正省令を施行 ) 廃炉に関する財務 会計上の課題を解決するため 次のような料金 会計制度上の措置を講じる 1 資産の残存簿価 核燃料の解体費用等 廃炉に伴って一括して発生する費用を 10 年間で分割して償却することを認める会計制度 2 会計制度の実現に必要な料金面での手当て ( 従前の制度下では3 年間で回収する費用を 10 年間に分割して回収できるよう制度を整備し 全体として需要家の負担を平準化 ) < 参考 > 従前の料金 会計制度では 事業者に 廃炉を行わないインセンティブが働く 1 設備の除却費等の廃炉に係る費用を回収するためには料金改定 ( 値上げ ) が必要 仮に料金値上げを行った場合 短期的に需要家の負担が増加 ( 回収する費用の総額は変わらない ) 2 会計上 費用の一括計上によって財務状況が悪化 これらにより 廃炉の着実な遂行や電力の安定供給に支障をきたす可能性 会計面 対応策イメージ 価償却費等の費用 計画外廃炉 財務 会計的な負担を平準化 9 10 料金面減減価償却費等の費用 従前の制度下では 廃炉に伴って一括して発生する費用を料金原価 (3 年 ) に算入し 回収することが可能 新たな制度の導入により 料金水準を平準化 その際 回収する費用の総額は変化しない ( 年数 ) 計画外廃炉 ( 年数 ) 24

26 立地地域への影響 (1) 原発依存度低減の達成に向けた課題 廃炉により原子炉の数が減ると 定期検査等の業務の減少や固定資産税や立地交付金の減少により 立地地域の経済 雇用 財政等に大きな影響を及ぼすことが懸念される < 立地地域に生じるおそれのある影響 > 地域経済 雇用等への影響 原子力発電が基幹産業となっている地域経済 雇用等への影響は不可避 関連企業の経営へのマイナスの影響 雇用状況の悪化による人口流出 自治体財政への影響 電源立地地域対策交付金や固定資産税収等の原子力関連の歳入が一般会計歳入に占める割合が高い自治体にとっては影響大 雇用喪失や地域消費の減少等により 税収減 雇用対策や経済対策に伴う歳出の増加 25

27 放射性廃棄物レベル未策定低放射性廃棄物原子力発電に関係する放射性廃棄物の種類 放射性廃棄物の種類 (1) 原発依存度低減の達成に向けた課題 高レベル0m 原子力発電所 解体コンクリート 金属 放規制基準電浅地中 ( トレンチ ) 処分 発生元 ( 代表例 ) 処分方法 処分主体 低 廃液 フィルター 消耗品 ( 手袋等 ) L2 浅地中 ( ピット ) 処分 炉内構造物等 L1 50m 余裕深度処分 ガラス固化体 地層処分 300m 高 射性廃棄物の放射能レベル気事業者策定済 L3 策定済 策定中 使用済燃料 再処理施設 処分主体 NUMO ( 原子力発電環境整備機構 ) 規制基準 26

28 (2) 原子力の自主的安全性の向上 技術 人材の維持 発展 安全規制組織の見直し 福島原発事故の教訓を踏まえ 平成 24 年 9 月 原子力規制委員会が発足 福島事故以前の原子力規制組織 経済産業省資源エネルギー庁 原子力安全 保安院 新しい原子力規制組織 原子力規制委員会 ( 平成 24 年 9 月 19 日発足 ) 発電用原子炉の安全規制等 委員長及び委員 4 名 審査結果の諮問 ダブルチェック体制 原子力安全委員会 指針の策定 諮問を受けた事項への回答等 答申 原子力規制庁 ( 事務局 ) < 政府事故調による指摘事項 > 原子力安全規制機関は 意思決定を実効的に独立して行うことができ 意思決定に不当な影響を及ぼす可能性のある組織から機能面で分離されていなければならない 新たな規制機関は このような独立性と透明性を確保することが必要である < 特徴 > 高い独立性を持つ3 条委員会 原子力利用を推進する官庁とは 人事交流を制限 ( ノーリターン ルール ) 意思決定のプロセスを含め 規制にかかわる情報の開示を徹底 27

29 (2) 原子力の自主的安全性の向上 技術 人材の維持 発展 新規制基準の全体像 平成 24 年 9 月 原子炉等規制法等が改正され 新規制基準が制定された < 従来の規制基準 > シビアアクシデントを防止するための基準 ( いわゆる設計基準 ) ( 単一の機器の故障を想定しても炉心損傷に至らないことを確認 ) < 新規制基準 > 意図的な航空機衝突への対応 放射性物質の拡散抑制対策 格納容器破損防止対策 炉心損傷防止対策 ( 複数の機器の故障を想定 ) 内部溢水に対する考慮 ( 新設 ) 自然現象に対する考慮 ( 火山 竜巻 森林火災を新設 ) 自然現象に対する考慮 火災に対する考慮電源の信頼性 火災に対する考慮 電源の信頼性 耐震 耐津波性能 耐震 耐津波性能 強化又は新設強化新設その他の設備の性能 (テロ対策)(シビアアクシデント対策)その他の設備の性能 新設28 原子力規制委員会資料より引用

30 新たな安全対策 ( 例 ) 1. 東電事故を踏まえた 事故を防止するための対策の強化 1 大規模な自然災害が発生しても設備の故障を防止 ( 例 ) 最大級の津波にも耐える防潮堤の設置 建物内への浸水を防止する防潮扉の設置 配管のサポート強化等による各設備の耐震性の向上 (2) 原子力の自主的安全性の向上 技術 人材の維持 発展 防潮堤 ( 柏崎刈羽原発 ) 2 火災 停電などへの対策を強化 ( 例 ) 難燃性ケーブル 耐火壁の導入による火災対策の強化 電源車の設置等による停電対策の強化 約 10m ( 海抜約 15m) 2. 万一 シビアアクシデントが発生した際に備える対策の導入 1 原子炉中の燃料の損傷を防止 ( 例 ) ポンプ車等により 非常時に外部から炉心に注水を行う設備を構築 2 格納容器の破損を防止する対策の導入 ( 例 ) 格納容器内の圧力 温度を下げるための設備 ( フィルタ ベント ) を設置 溶けた燃料により格納容器が破損することを防止するため 溶けた燃料を冷却する注水設備 ( ポンプ車 ホースなど ) を導入 屋外放水設備 3 敷地外への放射性物質の拡散抑制対策 ( 例 ) 屋外放水設備 ( 大容量泡放水システム等 ) の設置など 4 非常時における指揮所の確保 ( 例 ) 耐震 放射性物質対策を施した緊急時対策所の整備 29

31 自主的安全性向上 原子力技術 人材に関する基本的考え方 エネルギー基本計画 ( 平成 26 年 4 月 ) 関連部分抜粋 不断の安全性向上 原子力事業者を含む産業界は 自主的に不断に安全性を追求する事業体制を確立し 原子力施設に対する安全性を最優先させるという安全文化の醸成に取り組む必要がある ( 次頁参照 ) 技術 人材の維持 発展 東電福島第一原発の廃炉や 今後増えていく古い原発の廃炉を安全かつ円滑に進めていくためにも 高いレベルの原子力技術 人材を維持 発展することが必要である また 世界の原子力利用が拡大する中 我が国は 事故の経験も含め 安全や核不拡散及び核セキュリティ分野での貢献が期待されており 周辺国の原子力安全を向上すること自体が我が国の安全を確保することとなるため 高いレベルの原子力技術 人材を維持 発展することが必要である 廃炉が円滑かつ安全に行われるよう 廃炉の工程において必要な技術開発や人材の確保などについても 引き続き推進していく 原発依存度の低減 原発依存度については ( 略 ) 可能な限り低減させる その方針の下で 我が国の今後のエネルギー制約を踏まえ ( 略 ) 安全確保のために必要な技術 人材の維持の観点から 確保していく規模を見極める 原子力小委員会中間整理 ( 平成 26 年 12 月 ) 関連部分抜粋 (2) 原子力の自主的安全性の向上 技術 人材の維持 発展 - 我が国の中で必要な技術 人材を確保 一定規模のサプライチェーンを確保し OJT が可能となる環境を整備 -1 継続的な安全性向上を実現する自律的な枠組み 2 安全確保のための質の高い技術や人材 等の基盤を構築しなければならない 30

32 (2) 原子力の自主的安全性の向上 技術 人材の維持 発展 原子力リスク研究センターの設立 電力中央研究所の一機関として 昨年 10 月 1 日に 原子力リスク研究センター (NRRC: Nuclear Risk Research Center) が設立 センター所長に前米国原子力規制委員会 (NRC) 委員のジョージ アポストラキス氏 センター顧問に元 NRC 委員長のリチャード メザーブ氏が就任 〇確率論的リスク評価手法 (PRA: Probabilistic Risk Assessment) を研究 活用し 低頻度ではあるが大きな被害をもたらしうる事象 ( 大地震 津波等 ) の対策立案 リスク低減 電力各社のリスクマネジメント確立を目指し 電力を主導 31

33 < 原子力小委中間整理における記載 > 原子力事業環境整備の考え方 (3) 競争環境下における原子力事業の在り方 国として あるべきエネルギーミックスを達成することが国全体のメリットとなることから それぞれのエネルギー源に対して適切な政策的措置を講じていくことが必要 例えば 最大限導入を進めることとしている再生可能エネルギーにもコストが高いという課題があるため 投資回収に予見可能性を与える固定価格買取制度の適切な運用等により 積極的に導入を進めていくこととしている 原子力事業については 投資額が巨額で廃棄物の処理も含め事業期間が長期であるといった原子力特有の特徴があり また 安全規制ルールの見直し 原発依存度の低減 電力システム改革の進展 ( 小売全面自由化 料金規制撤廃 ) といった直近の状況変化などの課題に直面している このため 原子力発電について 原子力事業の予見性を高め 民間事業者がリスクがある中でも主体的に事業を行っていくことができるよう 必要な政策措置を講ずることが必要である その際には 官民の役割分担の在り方 国としての関与の度合い それに応じた原子力の電気の利用の在り方等も視野に入れて 適切な場において 検討を行っていくべきである 具体的には 以下のとおり 競争が進展した環境下においても 原子力事業者が 民間事業を行う中で 安定供給の確保や 円滑な廃炉 規制強化に対する迅速かつ最善の安全対策 使用済核燃料の処理といった諸課題に対応できるよう 事業者の損益を平準化し 安定的な資金の回収 確保を図るなど財務 会計面のリスクを合理的な範囲とする措置を講じるとともに 共同実施事業について安定的 効率的な事業実施を確保する措置等を講じていくことが必要 32

34 原子力事業環境の整備に関する課題 (3) 競争環境下における原子力事業の在り方 1. 原子力事業の特殊性 投資額が巨額 事業 投資回収期間が長期 万一の事故の際の対応 事業者共同実施の核燃料サイクル事業等 2. 原子力事業を巡る状況変化 原子力事業の特殊性と相まって 事業の予見可能性が低下 規制ルールの見直し 原発依存度の低減 投資回収の予見性を確保していた地域独占 総括原価料金規制が撤廃 電力システム改革の進展 ( 小売全面自由化 料金規制撤廃 ) < 加えて> 震災後の原子力発電の長期停止により 電力会社の財務状況も悪化 原子力事業の予見性を高め 民間事業者がリスクがある中でも主体的に事業を行っていくことができるよう 必要な政策措置を講ずることが必要 33

35 核燃料サイクルの基本的考え方 : エネルギー基本計画における記載 エネルギー基本計画 ( 平成 26 年 4 月 11 日閣議決定 ) 関連部分抜粋 (4) 使用済燃料問題の解決に向けた取組と核燃料サイクル政策の推進 4. 対策を将来へ先送りせず 着実に進める取組 (2) 核燃料サイクル政策の推進 1 再処理やプルサーマル等の推進我が国は 資源の有効利用 高レベル放射性廃棄物の減容化 有害度低減等の観点から 使用済燃料を再処理し 回収されるプルトニウム等を有効利用する核燃料サイクルの推進を基本的方針としている 核燃料サイクルについては 六ヶ所再処理工場の竣工遅延やもんじゅのトラブルなどが続いてきた このような現状を真摯に受け止め これら技術的課題やトラブルの克服など直面する問題を一つ一つ解決することが重要である その上で 使用済燃料の処分に関する課題を解決し 将来世代のリスクや負担を軽減するためにも 高レベル放射性廃棄物の減容化 有害度低減や 資源の有効利用等に資する核燃料サイクルについて これまでの経緯等も十分に考慮し 引き続き関係自治体や国際社会の理解を得つつ取り組むこととし 再処理やプルサーマル等を推進する 具体的には 安全確保を大前提に プルサーマルの推進 六ヶ所再処理工場の竣工 MOX 燃料加工工場の建設 むつ中間貯蔵施設の竣工等を進める また 平和利用を大前提に 核不拡散へ貢献し 国際的な理解を得ながら取組を着実に進めるため 利用目的のないプルトニウムは持たないとの原則を引き続き堅持する これを実効性あるものとするため プルトニウムの回収と利用のバランスを十分に考慮しつつ プルサーマルの推進等によりプルトニウムの適切な管理と利用を行うとともに 米国や仏国等と国際協力を進めつつ 高速炉等の研究開発に取り組む ( 略 ) 2 中長期的な対応の柔軟性核燃料サイクルに関する諸課題は 短期的に解決するものではなく 中長期的な対応を必要とする また 技術の動向 エネルギー需給 国際情勢等の様々な不確実性に対応する必要があることから 対応の柔軟性を持たせることが重要である 特に 今後の原子力発電所の稼働量とその見通し これを踏まえた核燃料の需要量や使用済燃料の発生量等と密接に関係していることから こうした要素を総合的に勘案し 状況の進展に応じて戦略的柔軟性を持たせながら対応を進める 原子力小委員会中間整理 ( 平成 26 年 12 月 ) 関連部分抜粋 (4) 使用済燃料問題の解決に向けた取組と核燃料サイクル政策の推進 - 核燃料サイクル事業を安定的に進めるための体制 官民の役割分担 必要な政策的措置 時間軸等について 現実的な検討が必要 - 最終処分は 1 科学的有望地の選定の要件 基準等 2 地域に対する支援の在り方等の更なる具体化等を議論 34

36 使用済燃料(4) 使用済燃料問題の解決に向けた取組と核燃料サイクル政策の推進核燃料サイクルについて (1) 核燃料サイクル は 原子力発電所の使用済燃料を再処理し 取り出したウランとプルトニウムを再利用するもの 廃棄物は処分 (2) 現在は軽水炉サイクル ( プルサーマル ) であるが 将来は高速増殖炉サイクルを目指してきた 1~2 割の資源節約効果 10 割以上の資源節約効果 ( 増殖 ) プルサーマル MOX 燃料を軽水炉で利用 MOX 燃料工場 ( 青森県六ヶ所村で建設中 ) ウラン プルトニウムを分離 抽出 原子力発電所 ( 軽水炉 ) 全国 48 基 ( 注 ) 使用済燃料を所内で貯蔵 軽水炉サイクル [ 現在 ] 中間貯蔵施設 ( 青森県むつ市で建設中 ) 六ヶ所再処理工場の能力を超える分を当面貯蔵 ウラン プルトニウムを分離 抽出 原子力発電所ウラン プルトニウム ( 高速炉 ) 混合燃料原型炉 もんじゅ ( 福井県敦賀市 ) 高速炉用燃料工場 ウラン プルトニウム 高速炉サイクル [ 将来 ] 高速炉使用済燃料 海外への再処理委託 1969 年 ~2001 年に海外へ搬出 引渡 再処理工場 ( 青森県六ヶ所村で建設中 ) 最終試験段階( 平成 28 年 3 月竣工予定 ) 高レベル廃液をガラス固化する設備を改善 ガラス固化体 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター ( 青森県六ケ所村 ( 操業中 )) 高レベル放射性廃棄物 ( ガラス固化体 ) 再処理工場 高レベル放射性廃棄物処分施設 処分地選定に向け公募中 ( 注 ) 電気事業者は 16~18 基でプルサーマルを実施する計画 35

37 高レベル放射性廃棄物の最終処分に向けた取組 2013 年 12 月から最終処分関係閣僚会議 ( 議長 : 官房長官 ) を開催し 抜本的な見直しに着手 国が科学的により適性が高いと考えられる地域 ( 科学的有望地 ) を提示すること等を決定 その後 総合資源エネルギー調査会においても議論 今般 その議論に目途が立ったことから 最終処分法に基づく基本方針を改定 ( 閣議決定 ) した上で 全国的な理解活動を進める予定 基(2013 年 12 月 2014 年 9 月 ) エネルギー基本計画 (2014 年 4 月 ) 総合資源エネルギー調査会での議論 反映 (4) 使用済燃料問題の解決に向けた取組と核燃料サイクル政策の推進 本方 最終処分関係閣僚会議針の改定(閣議決定)国民の理解醸成 全国の自治体との丁寧な対話 科学的有望地示 原発に伴って発生する高レベル放射性廃棄物の最終処分は エネルギー政策上の重要課題 の提重点的な理解活動 36

38 (4) 使用済燃料問題の解決に向けた取組と核燃料サイクル政策の推進 基本方針の改定案の主なポイント 将来世代に負担を先送りせず 廃棄物を発生させてきた現世代の責任で取り組む 地層処分の技術的信頼性を高めつつ 将来世代が最良の方法を選択することを可能とする このため 可逆性 回収可能性を担保する 最終処分実現に貢献する地域に対する敬意や感謝の念 社会としての利益還元の必要性の国民としての共有が重要 そのための全国的な理解活動を進める 国から地方自治体に対し情報提供を緊密に行い 丁寧な対話を重ねる 国が 科学的により適性が高いと考えられる地域 ( 科学的有望地 ) を提示するとともに 理解活動の状況等を踏まえ 処分地選定調査等への理解と協力について 関係地方自治体に申し入れを行う 地域の持続的発展に資する総合的な支援措置を政府一体で検討する 事業の責任主体である NUMO の組織ガバナンスを改革 体制を強化する 信頼性確保のために 独立性のある評価の仕組みを整備する ( 原子力委員会 原子力規制委員会の関与の明確化 ) 37

39 国内における使用済燃料の貯蔵対策 (1) 使用済燃料の貯蔵能力の拡大を進める 具体的には 発電所の敷地内外を問わず 新たな地点の可能性を幅広く検討しながら 中間貯蔵施設や乾式貯蔵施設等の建設 活用を促進するとともに そのための政府の取組を強化する (2) 今後 使用済燃料の貯蔵施設について 発電所の敷地内外を問わず新たな地点の可能性の幅広い検討を始め 中間貯蔵施設や乾式貯蔵施設等の建設 活用の促進に向け 各電気事業者の積極的な取組や 電気事業者間の共同 連携による事業推進の検討 政府の取組強化についての具体的な検討などを進めるべき 乾式貯蔵施設の例 (4) 使用済燃料問題の解決に向けた取組と核燃料サイクル政策の推進 エネルギー基本計画 ( 平成 26 年 4 月閣議決定 )( 抜粋 ) 原子力小委員会の中間整理 ( 平成 26 年 12 月 )( 抜粋 ) 中間貯蔵施設の例 日本原子力発電 ( 株 ) 東海第二発電所での乾式貯蔵 発電所敷地内に貯蔵施設を新設した例 これまでの取組 : 福島第一原子力発電所 東海第二発電所 今後の取組予定 : 浜岡原子力発電所 東海第二発電所 ( 増強 ) 出典 : 電気事業連合会 (1) 会社名 : リサイクル燃料貯蔵 ( 株 )( 略称 :RFS) (2) 所在地 : 青森県むつ市大字関根字水川目 (3) 設立 :2005 年 11 月 21 日 (4) 資本金 :30 億円 (5) 株主 : 東京電力 (80%) 日本原電(20%) (6) 貯蔵量 :( 最終 )5,000トン( 東電 4,000t 原電 1,000t) *1 棟目 3,000tの貯蔵建屋が完成 (7) 貯蔵期間施設毎に供用開始から50 年 (8) 建設費 1,000 億円程度 (9) 工 程 2010 年 5 月 貯蔵事業許可 2010 年 8 月 着工 2013 年 8 月 貯蔵建屋本体完成 2013 年 11 月 原子力規制委員会に工事計画の変更届を提出 ( 事業開始時 期を 未定 に変更する旨届出 ) 2014 年 1 月 原子力規制委員会に新規制基準への適合性確認のため 事業変更許可を申請 ( 事業開始時期を 2015 年 3 月 に変更 ) 2015 年 1 月 事業開始時期を 2016 年 10 月 にする旨公表 38

40 各原子力発電所 ( 軽水炉 ) の使用済燃料の貯蔵状況 (1) 各原子力発電所では使用済燃料プールや乾式キャスクにより使用済燃料を貯蔵 管理容量が約 21,000 トンであるところ 現在 約 14,000 トンの使用済燃料が貯蔵されている (2) 全体として一定の貯蔵余地が確保されている状況にあるが 貯蔵容量に余裕のないサイトも存在する 使用済燃料貯蔵対策の充実 強化は重要な政策課題の一つである 発電所名 1 炉心 1 取替分 (A) (4) 使用済燃料問題の解決に向けた取組と核燃料サイクル政策の推進 使用済燃料貯蔵量 (B) 管理容量 (C) (2014 年 9 月末時点 ) 単位: トンU 管理容量を超過するまで管理余裕の期間 ( 年 ) (C)-(B) ((C)-(B))/((A)*12/16) 北海道 泊 , 東北 女川 東通 福島第一 - - 2,060 2, 東京 福島第二 ,120 1, 柏崎刈羽 ,370 2, 中部 浜 岡 ,140 1, 北陸 志 賀 美 浜 関西 高 浜 ,160 1, 大 飯 ,420 2, 中国 島 根 四国 伊 方 九州 玄海 , 川内 , 原電 敦賀 東海第二 合計 4,490 1,200 14,430 20,810 5,950 - 注 ) 管理容量は 原則として 貯蔵容量から 1 炉心 +1 取替分を差し引いた容量 なお 中部電力の浜岡 1 2 号機の管理容量は 運転終了により 貯蔵容量と同量 注 ) 四捨五入の関係で 合計値は各項目を加算した数値と一致しない場合がある 注 ) 管理容量を超過するまでの期間は 仮に再処理工場への搬出がなく発電所の全機が一斉稼働し 燃料取替を 16 ヶ月毎に行うと仮定した場合の試算 ( 資源エネルギー庁 ) 参考 : 六ヶ所再処理工場の使用済燃料貯蔵量 : 2,957 トン U( 最大貯蔵能力 :3,000 トン U) むつリサイクル燃料貯蔵センターの使用済燃料貯蔵量 : 0 トン U( 最大貯蔵能力 :3,000 トン U 2015 年 3 月事業開始予定 将来的に 5,000 トン U まで拡張予定 ) 39

第39回原子力委員会 資料第1-1号

第39回原子力委員会 資料第1-1号 使用済燃料対策について 平成 27 年 11 月資源エネルギー庁 エネルギー基本計画 ( 抜粋 ) 3. 原子力利用における不断の安全性向上と安定的な事業環境の確立 原子力の利用においては いかなる事情よりも安全性を最優先することは当然であり 我が国の原子力発電所では深刻な過酷事故は起こり得ないという 安全神話 と決別し 世界最高水準の安全性を不断に追求していくことが重要である いかなる事情よりも安全性を全てに優先させ

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