太平洋クロマグロの加入量予測に向けた基盤的研究

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1 まぐろ研究所立ち上げ記念シンポジウム 天然資源の持続的利用に向けて - 天然まぐろ資源に関する科学的科学的な基盤構築を進め まぐろ類の国際的資源管理等を通じて 天然資源の持続的な利用の推進に貢献 - 独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所熱帯性まぐろ資源部本多仁 1

2 まぐろ研究所立ち上げ記念シンポジウム 天然資源の持続的利用に向けて 第 1 部 世界のまぐろ類資源をめぐるをめぐる情勢情勢と課題 2

3 世界の主要まぐろ類 ( 含かつお ) の国別漁獲量の推移 1950~2004 年 3

4 2006 年のまぐろ類の資源管理を巡る話題 大西洋クロマグロの漁獲枠削減養殖 ( 蓄養 ) 漁業の管理強化 メバチ キハダの過剰過剰漁獲論議 ミナミマグロの漁獲枠 3,500 トン削減 4

5 まぐろ類の資源管理をめぐる国際情勢 1 漁獲能力の過剰問題 IATTC( 東部太平洋熱帯域 ) 他 2 開発途上国による新規参入の増大 IOTC( インド洋 ) WCPFC( 中西部太平洋 ) 3 混獲問題 4 養殖 ( 畜養 ) 漁業の規制強化 ICCAT( 大西洋 ) CCSBT( ミナミマグロ ) 5 はえ縄漁業のモニタリング強化 VMS 転載オブザーバー オブザーバー 積荷検査 5

6 各資源の状況 魚種 / 大洋 大西洋 太平洋 インド洋 クロマグロ 東 西?( 調査中 ) ミナミマグロ メバチ キハダ 東 東 中西部 中西部 ビンナガ北南北南 カツオ東? 西 量力な規制で資源回復を 放置すると危険 / 要規制 適正 漁獲増加可能 6

7 天然資源の持続的利用に向けての課題の課題 まぐろ類の資源研究の推進まぐろ類は日本において重要な魚種 特に 太平洋クロマグロは 再生産場 生育場 主要漁場の多くが日本の経済水域 我が国率先して資源研究推進する必要あり 国際的な資源の持続的利用のために海域ごとに設置されている地域漁業管理委員会 (RFMO) における資源管理の検討において 我が国が主導的立場に立ち これら資源の適切で持続的な利用 管理の推進に寄与すべき 7

8 天然資源の持続的利用に向けての 水産総合研究センターの役割 1 太平洋クロマグロを中心にまぐろ類の基礎的な生物 生態学的知見の充実 2 資源管理方策決定の基礎となる資源動態モデルを開発 改良し 持続的漁獲を実現する種々の管理方策を比較検討できる技術を確立 3 科学的成果を踏まえて 太平洋クロマグロを含むまぐろ類の国際的資源管理において 有効かつ公正な資源管理を推進するための科学的論議を行う そこで まぐろ研究所では 平成 19 年度から天然まぐろ資源の持続的利用に向けて 取り組みを開始 8

9 その 1 天然資源の持続的利用に向けた水産総合研究センターまぐろ研究所の取り組みの柱 太平洋クロマグロの加入量予測に向けた基盤的研究 資源 ( 漁場 ) に加入する魚群量を予測するための技術基盤を構築 その 2 太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動の解明に向けた解析的研究歴史的資料の解析により 100 年規模の長期変動の実態を把握し 資源評価の精度向上に貢献 9

10 天然資源の持続的利用に向けて 第 2 部 ( その 1) 太平洋クロマグロの加入量予測に 向けた基盤的研究 水産総合研究センター交付金プロジェクト研究 参画機関遠洋水産研究所中央水産研究所西海区水産研究所奄美栽培漁業センター 10

11 背景 1 加入量 親魚資源量の関係は明瞭 資源量(千ト ン) 加入量(百万尾)親魚資源量加入量 (0 歳魚 ) (2006 年の資源評価 (VPA( VPA) ) による推定結果 ) 11

12 背景 2 現行の加入量把握の問題点 Kuroshio 曳き縄漁場 曳き縄漁業データからの CPUE 0 才魚の漁業管理への適用には課題あり 稚魚の採集例が少ない 稚魚の分布 仔魚から稚魚の減耗過程に関する知見がない 産卵場 広大な産卵場 & 仔魚のパッチ分布 仔魚の定量的測定が困難 12

13 研究の位置づけと出口 クロマグロ加入量の的確かつ早期に把握する技術の開発に向け 孵化から加入までの仔稚魚期について 1. 野外採集方法が比較的確立されており 飼育技術もあるクロマグロ仔魚を対象に 野外調査等により減耗過程を定量的に把握する 2. 知見の少ない稚魚の分布様式の解明に向けた採集方法の開発に取り組む 3. 減耗過程解明に向けた遺伝的解析手法の利用を検討する 4. 既存の粒子モデルに仔魚期の減耗に係わるパラメータを取り込むとともに 稚魚期の行動に係わるパラメータの取り込み方についても検討する 13

14 太平洋クロマグロの加入量予測に 向けた基盤的研究 中課題 1 ( フィールド系 : 天然海域での調査 ) 太平洋クロマグロの仔稚魚期における分布様式と減耗要因の解明 - 仔稚魚期における分布様式と減耗要因の解明 中課題 2 ( モデル系 : モデル実験 解析 ) 太平洋クロマグロの加入過程に関する基本モデルの開発 - 加入過程に関する基本モデルの開発 14

15 クロマグロ加入量予測モデルの開発モデルへの貢献 太平洋クロマグロの仔稚魚期における分布様式と減耗要因の解明 減耗が大きな仔魚期 実施課題 1: 天然海域における減耗率と環境要因の推定 フィールド系 モデル系 実施課題 3: 減耗過程推定のための分子生物学的手法の開発 仔魚から加入まで 実施課題 2: 天然海域における分布様式の把握 実施課題 4: 海況予測モデルと先導的モニタリング技術を用いた分布回遊状況把握実験 実施課題 5: 環境条件の指標化と分布可能域の経年変動の把握 太平洋クロマグロの加入過程に関する基本モデルの開発 15

16 中課題 1. 太平洋クロマグロの仔稚魚期における分布様式と減耗要因の解明 38 N 132 E 天然海域における仔魚期の減耗率推定と環境要因の把握 減耗率の推定 環境要因の把握 No./30 min. tow km Density (D, larva/1000m3) B D = 1.046*107exp(-0.987A) N=10 r2=0.978 天然海域における仔稚魚期の分布様式の把握 仔魚の分布密度と海洋環境要因との定量的関係把握 稚魚の分布環境の把握 Age (A, days) 減耗過程推定のための分子生物学的手法の開発 仔稚魚減耗過程把握のための分子生物学的手法 (mtdna 等 ) 開発 16

17 中課題 2. 太平洋クロマグロの加入過程に関する基本モデルの開発 海況予測モデルと先導的モニタリング技術を用いた太平洋クロマグロの分布回遊状況把握実験 海況予測モデル ( FRA-JCOPE) を利用した粒子追跡実験に仔稚魚期の水温等による生残率の変化や仔稚魚期の移動を取り込んだモデルを検討 海況情報ネットワーク ( ブリ ネットワーク等 ) を用い クロマグロの加入状況の把握 加入と海況との関係の把握 モデルの検証 鴨川 川奈 大島 南郷 蒲江 延岡 深浦 以布利沖の島 串間 室戸 串本 片田 新島 種子島 17 ホームページ公開 ( 水温モニタリングのトップページ )

18 中課題 2. 太平洋クロマグロの加入過程に関する基本モデルの開発 太平洋クロマグロが分布する環境条件の指標化と分布可能域の経年変動の把握 仔稚魚の分布水域 ( 中課題 1 より ) の水温 & クロロフィル条件の抽出 衛星画像から抽出された分布可能域の経年変動と加入量との関係 仔稚魚が分布可能な条件の海域上 : 表面水温条件中 : 表面クロロフィル条件下 : 水温条件 + クロロフィル条件 18

19 クロマグロ加入量予測モデルの開発モデルへの貢献 太平洋クロマグロの仔稚魚期における分布様式と減耗要因の解明 減耗が大きな仔魚期 実施課題 1: 天然海域における減耗率と環境要因の推定 フィールド系 モデル系 実施課題 3: 減耗過程推定のための分子生物学的手法の開発 仔魚から加入まで 実施課題 2: 天然海域における分布様式の把握 実施課題 4: 海況予測モデルと先導的モニタリング技術を用いた分布回遊状況把握実験 実施課題 5: 環境条件の指標化と分布可能域の経年変動の把握 太平洋クロマグロの加入過程に関する基本モデルの開発 19

20 太平洋クロマグロの加入量予測に 向けた基盤的研究 期待される成果 仔稚魚期の分布様式の解明 仔魚期の減耗率の推定 仔魚期の減耗率の変動要因の把握 仔稚魚輸送モデル開発への基礎固め 波及効果 ; 加入量予測モデルの開発 20

21 天然資源の持続的利用に向けて第 2 部 ( その 2) 太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動の解明に向けた解析的研究 - 交付金プロジェクト研究 - 1. 背景 最近約 50 年間の太平洋クロマグロの漁獲量 年間数千トンから数万トンの間を大きく変動 長期的資源変動に基づく安定的かつ効果的な資源管理に必要な科学的情報の整備及びこれに基づく資源評価の精度向上が求められている 21

22 太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動の解明に向けた解析的研究 2. 目的と課題 持続的な漁業を維持するために必要なこと 長期的な資源の変動状況の把握 適切な漁獲量 漁獲努力量の規模 資源水準 将来的な資源変動の見通しを知る 太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動予測に向けた基礎的技術の確立を図ることが課題 22

23 太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動の解明に向けた解析的研究 3. 課題構成 課題 1. 歴史的漁業データの収集 解析太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動の解明に向けたまぐろ類漁獲量等の歴史的情報の発掘 保存及び解析に関する研究の展開 課題 2. 海洋環境 餌生物生産に関する長期変動解析太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動解明に向けたまぐろ類の主分布域及び産卵場における海洋環境及びまぐろ類の餌生物生産に関する長期変動解析の展開 課題 3. モデリング研究 太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動予測に向けたモデリング研究の展開 23

24 課題 1. 歴史的漁業データの収集 解析 ( データ レスキュー ) - 日本漁業によるまぐろ類漁獲量等の歴史的情報の発掘 保存及び解析 - 日本周辺の太平洋クロマグロを中心としたまぐろ類の漁業に関する歴史的資料の発掘と保存を行うとともに それらを解析に供し 長期的資源動向の把握に基づく資源解析手法の基盤整備と高度化を行う これにより効果的な資源管理に必要な資源評価の精度向上 ( 長期的資源動向の把握による基本的資源量の推定精度向上 ) に大きく貢献 24

25 課題 1. 歴史的漁業データの収集 解析 ( データ レスキュー ) 日本漁業によるまぐろ類漁獲量等の歴史的情報の発掘 保存及び解析 背景 (1) 東部太平洋 ( 北米沿岸 ) 約 100 年前から太平洋クロマグロを対象にした大規模な漁業があり 年間数千トンから最盛期で約 2 万トンの漁獲を戦前に記録 しかし 漁業に関する歴史的資料が非常に少なく 大きな障害 ( 将来的な要検討課題 ) (2) 西部太平洋 ( 我が国周辺 ) 有史以前からまぐろ類を漁獲 長期にわたるまぐろ類漁業に関する歴史的記録資料が存在 しかし 有効かつ貴重な財産である歴史的資料は経年劣化や散逸の危機にあり 早急なデータ レスキューが必要 ( 緊急課題 ) 25

26 まぐろ類の漁獲量漁獲量データ レスキュー ( 我が国資料の予備調査 ) 図. 予備調査の文献に現れた漁獲地域の範囲 A~E G は定置網 F は流し網 定置網 はえ縄 ( 一部曳き縄もある ) A: 岩手県内の資料 (1630~1917 年 ) 宮城県内の資料 1(1932~1946 年 ) 宮城県内の資料 2(1710 ~1914 年 ) 宮城県内の資料 3(1770~1940 年 ) B: 富山県内の資料 (1861~1906 年 ) C: 静岡県内の資料 (1785~1945 年 ) D: 山口県内の資料 (1911~1940 年 ) E: 鹿児島県内の資料 (1823~1935 年 ) F: 北海道水産試験場の水産調査報告 ( ) 北海道の有力まぐろ漁業者の自費出版資料等 G: 石川県内の資料 26

27 まぐろ類の漁獲量漁獲量データ レスキュー ( 我が国資料の予備調査 : 定置網資料の例 ) 囲みの記述 一四つ志ひ三本 ( いちよつしびさんぼん ) よつしび : 約 30 kgのサイズのクロマグロと推定 中央水産研究所書庫の文書より 1806 年の宮城県の気仙沼近郊の定置網の漁獲と売り上げの記録 27

28 課題 2. 海洋データ 海洋生物データの 収集 解析まぐろ類の主分布域及び産卵場における海洋環境及び生物生産の長期変動解析 日本周辺の太平洋クロマグロを中心としたまぐろ類の長期的資源動向に関係すると考えられるまぐろ類の主分布域及び産卵場における海洋環境の長期変動解析の展開 まぐろ類の餌生物生産に関する長期変動解析の展開 資源変動予測モデルに必要なパラメータの収集と精度向上に大きく貢献 28

29 解析の例 加入量と海面水温の相関係数マップ 29 稲掛 (2003) より

30 課題 3. モデリング長期資源変動予測に向けたモデリング技術の検討 開発 収集した情報の解析に基づく まぐろ類の長期資源変動予測モデル構築に向けたモデリング技術の検討及び開発 モデリングの例モデルによるシミュレーション結果 JM. Fromentin(2003) より 期待される成果 : 太平洋クロマグロを始めとするまぐろ類資源の長期変動予測に向けた基礎的技術の確立 30

31 天然資源の持続的利用に向けて -まぐろ研究所の取り組みの方向性- まぐろ研究所では これらの取り組みを第一歩として 資源の持続的利用のための科学的基盤の構築を進め まぐろ類の国際的資源管理を推進し 天然資源の持続的な利用推進に貢献して参ります 乞うご期待!! 31

32 まぐろ研究所 日本漁船が漁獲した安全 安心な天然まぐろをこれからも食べ続けられるよう 科学的知見の収集 解析 展開 応用に向けて努力を続けて参ります ご支援の程をよろしくお願い致します ご静聴ありがとうございました 32

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