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1 東日本大震災の漁業への影響と今後の調査研究 東北沖合域 仙台湾における漁場環境及び漁業資源への影響 東北区水産研究所 資源海洋部 山田陽巳 水産総合研究センター東北区水産研究所

2 科学的目的 東北沖大震災の海洋環境 漁業資源への影響 ( プロセス ) の解明 福島第一原発事故の海洋環境 漁業資源への影響 ( プロセス ) の解明 研究成果 実態の把握 ( 記録 ) 予測モデルの開発 被災地復興支援 ( 社会不安の払しょく 政策への貢献 ) 海外発信社会貢献 対災マニュアル ( 東海 南海 東南海大地震等への備え東南海大地震等 ) 水産総合研究センター東北区水産研究所 1 /21

3 震災対応復興プロジェクト研究 水産庁補正予算による対応調査 地方公設試験場への支援 水産庁からの要請 漁場環境への影響解明 漁業資源への影響解明 沿岸漁場 養殖場環境回復状況調査 種苗発生状況予測調査 海洋生態系の放射性物質挙動調査 宮城県 福島県等調査船被災に対する海洋観測等支援 研究機器の貸与 実験施設の開放 放射能検査のための魚介類採取 水産総合研究センター東北区水産研究所 2 /21

4 調査船の運航 漁場環境 資源調査 北光丸 4 月 若鷹丸 6~3 月 第七開洋丸 ( 用船 ) 1~3 月 海洋観測支援 4 月北光丸 5 月北鳳丸 ( 用船 ) 6 月蒼鷹丸 7~9 月 3 月若鷹丸 10~3 月こたか丸 1~2 月第七開洋丸 ( 用船 ) そのほか 水産庁調査船 大学練習船 水産総合研究センター東北区水産研究所 3 /21

5 4/14 4/26 東北沖資源 環境緊急調査 漁業調査船 : 北光丸 ( 北水研 ) 調査期間 : 2011 年 4 月 14~26 日目的 : 沖合資源や漁場環境の震災後の状態把握 漁業者への情報提供用基礎資料収集 津波で流出した物質の分布 拡散把握 4/24 4/15 C D A B 4/16 4/17 4/18 4/19 4/20( 荒天待機 ) E F 4/21 H 4/22 4/23 調査実施点および航跡 : トロール調査 : 海洋観測 水産総合研究センター東北区水産研究所 4 /21

6 漂流物 ガレキの分布状況 沈降物 沖合域には 網を大破させる大型瓦礫は無かった 細い瓦礫 ( 木片など ) 日用品 陸生植 物などが 多量に入網 柱 流木なども入網取り出すためには網目を切る必要 小型瓦礫は 魚探では発見できない 水産総合研究センター東北区水産研究所 5 /21

7 震災後の沖合域における資源状況 2011 年 4 月 2006~2010 年 4 月 ( 平均 ) A B C A B C D E F H スケトウダラ H E A C D E 400 A キチジ 500 A 200 C C E E 0 0 H H H F A B C マダラ 500 A B D C E D 0 F E 0 H H F 1000 沿岸域の産卵場 生育場への影響は? 水産総合研究センター東北区水産研究所 6 /21

8 仙台湾の漁場環境 漁業生産への影響 開放的な海岸が続く仙台湾では小型船舶を用いた多様な漁業 カレイ ヒラメ類が生息するほか マダラ等沖合資源の産卵 生育場 北部海域ではノリやカキの養殖 南部海域 : 小底 刺し網 津波によって陸域から流入した栄養塩 化学物質の動態把握放射性物質の蓄積 排出過程の把握操業に対する有用な情報の提供適切な漁場 養殖場選択への貢献食の安全 風評被害の防止 大量の栄養塩化学物質放射性物質 沈降 赤潮 沈降 貧酸素水塊 貝毒プランクトン 鉛直移動 海洋循環 水産総合研究センター東北区水産研究所 7 /21

9 詳細な海洋構造 海洋環境の把握海洋環境の把握 若鷹丸 係留系 GPS ブイ 表層 塩分水温計 底層 溶存酸素計水深 15m 中層 蛍光濁度計潮流計 水深 32m 水産総合研究センター東北区水産研究所 8 /21

10 仙台湾調査の実施状況 北光丸 04/14-26 漁獲調査 若鷹丸 06/18-29 海洋環境調査 若鷹丸 07/06-11 海洋環境調査 若鷹丸 07/15-29 海洋環境調査 若鷹丸 08/02-07 海洋環境調査 若鷹丸 08/23-9/11 海洋環境調査 若鷹丸 09/24-30 海洋環境調査 ( 漁船用船漁獲調査 ) 若鷹丸 10/06-11/28 漁獲調査 若鷹丸 12/01-12/05 / 海洋環境調査 ( 漁船用船船漁獲調査 ) 調査船用船 01/04-31 海洋環境調査 ( 漁船用船漁獲調査 ) 調査船用船 02/01-12 海洋環境調査 ( 漁船用船漁獲調査 ) 若鷹丸 03/01-15 海洋環境調査 水産総合研究センター東北区水産研究所 9 /21

11 仙台湾の海洋環境 (6 月の東西断面 ) 水温 塩分 7~10m に躍層. 顕著な躍層はC10より浅海域. 7~10m に躍層. 顕著な躍層はC10より浅海域. 溶存酸素 (ml L 1 ) クロロフィル a(μgl 1 ) 沖側には SCM 岸近くの中層で極大 底層で高濃度 水産総合研究センター東北区水産研究所 10 /21

12 仙台湾の栄養塩 (6 月 表層 ) 硝酸塩 アンモニア リン酸塩 硝酸塩はかなり減少 アンモニアも uM 全体的に栄養塩欠乏傾向 ただしリン酸塩 ケイ酸は残存 ケイ酸 表層では ほぼ全域で窒素栄養塩が植物プランクトンの成長を制限 水産総合研究センター東北区水産研究所 11 /21

13 6~8 月のクロロフィル濃度の変化 WK1106 WK1107H WK1107A WK1108A WK1108J 松島湾沖沿岸および阿武隈川河口域で高い E 以東では低い傾向 8 月には特に沿岸域でクロロフィルは増加した 水産総合研究センター東北区水産研究所 12 /21

14 マダラ カレイ類 0 歳魚の加入状況 2008~2010 年 6 月 2011 年 6 月 重量密度 (kg/km 2 ) 300 マダラ 0 歳 2008~2010 年 6 月 重量密度 (kg/km 2 ) 300 マダラ 0 歳 2011 年 6 月 マダラ 率 (%) 分布の中心は沖合に 体長は小さく 年 2008~2010 年 20m 40m 60m 80m 100m 120m 140m 体 体長 (cm) (mm) 重量密度 (kg/km 2 ) 600 カレイ類 2008~2010 年 6 月 重量密度 (kg/km 2 ) 600 カレイ類 2011 年 6 月 カレイ類 分布密度が高い 20m 40m 20m 40m 60m 80m 60m 80m 100m 120m 100m 120m 140m 140m 水産総合研究センター東北区水産研究所 13 /21

15 仙台湾浅海域のヒラメ成育場への影響 水深 10m は砂 ヒラメ稚魚多い餌であるアミエビも豊富 泥場 アカシタビラメの成育場 サルエビ イシガニ等 底質は, 以前の状態と大きく変わっていないと思われる ヒラメ成育場は維持されている模様 水産総合研究センター東北区水産研究所 14 /21

16 赤潮 貧酸素水塊の発生状況 大規模赤潮や貧酸素水塊等大きな問題は確認されず 6 月に阿武隈河口沖で見られた赤潮 DO(%) 中層 酸素飽和度 底層 40 6/18 7/8 7/28 8/17 9/6 9/26 水産総合研究センター東北区水産研究所 15 /21

17 仙台湾の漁場環境に関する情報提供 貝毒プランクトン シストに関する情報提供 Alexandrium cyst の密度は 2005 年調査結果の 2~10 倍 仙台湾中央部にあった高密度域が西にシフト 海底環境に関する情報提供 岸側と沖側の泥分率の高いところで有機物が多い 有機物の多いところで細菌数が多い関係が崩れていた cysts/cm3 水産総合研究センター東北区水産研究所 16 /21

18 被災調査船支援による 海洋モニタリング体制の維持 転覆した宮城県漁業指導船 新宮城丸 沈没した福島県漁業調査船 いわき丸 海洋水産システム協会報告書 アクアマリン福島 HP 東北区水産研究所 若鷹丸 水産庁 照洋丸 中央水産研究所 こたか丸 水産総合研究センター東北区水産研究所 17 /21

19 定線調査の実施と今後 (2012/1/30 現在 ) 月青森県岩手県宮城県福島県茨城県 4 一部北光丸一部北光丸一部北光丸一部千葉丸 5 岩手丸一部北鳳丸一部北鳳丸いばらき丸 6 開運丸岩手丸一部蒼鷹丸一部蒼鷹丸いばらき丸 7 岩手丸一部若鷹丸一部海鷹丸いばらき丸 8 岩手丸一部若鷹丸拓水いばらき丸 9 開運丸岩手丸一部若鷹丸拓水ときわ 10 岩手丸おしょろ丸 照洋丸 こたか照洋丸 11 岩手丸 照洋丸 こたか 照洋丸 ときわ ときわ 12 開運丸 岩手丸 照洋丸 こたか いばらき丸 照洋丸 1 岩手丸 拓洋丸 第七開洋丸 2 岩手丸 拓洋丸 第七開洋丸 こたか第七開洋丸 こたか第七開洋丸 ときわ ときわ 3 開運丸 岩手丸 拓洋丸 こたか ときわ 若鷹丸 水産総合研究センター東北区水産研究所 18 /21

20 東北太平洋沖の水深 100m 水温分布 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 水産総合研究センター東北区水産研究所 19 /21

21 漁海況予報の発表 水産総合研究センター東北区水産研究所 20 /21

22 今後の取り組み 社会貢献 風評被害軽減 世界発信予測モデルの開発 対災マニュアル 津波が生態系へ与える影響と回復過程 生態系における放射性物質の挙動 海洋環境 資源状況のモニタリング継続 定線観測 定点観測の重要性 水産総合研究センター東北区水産研究所 21 /21

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