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1 VitaFast ビオチン ( ビタミン B7) キット取扱説明書 メーカーコード P1003 アヅマックスコード 1273P ( ) ( 抄訳版 : 必ず原文をご確認ください 万一 本書が原文と異なる場合 原文を正とします なお 仕様 価格は予告なく変更される場合があります ) 概要本品は 食物 飼料 医薬品中のビオチン総量 ( 強化および天然のビオチン ) を微生物学的に定量するマイクロプレートタイプのキットです キット内には 検査に必要な試薬と標準がすべて同梱されており 96 検体 ( 参照標準を含む ) を 3 回に分けて試験できます 結果判定には ELISA 用のマイクロプレートリーダー (610~630nm あるいは 540~550nm) が必要です 本品は 乳幼児用ベビーフード シリアル ビタミン錠剤 ビタミン粉末 果汁および乳の分析用として AOAC RI で PTM( 性能検証済み試験法 ) の認証を受けました 試料の調製 液体試料希釈 滅菌ろ過 固体試料ホモジナイズ 抽出 ( 遠心操作 ) 希釈 天然ビオチンを含む試料の調製 固体試料ホモジナイズ 酵素処理 抽出 ( 遠心操作 ) 希釈 所要時間操作 ( 前処理 ) 結果判定 インキュベート時間 標準液の範囲 定量限界 検出限界 約 1 時間 2 分間暗所 37 で44~48 時間 0.08~0.72μg/100g(mL) 0.08μg/100g(mL) 0.013μg/100g(mL) 回収率 90~105% 変動係数試験室内 10% 未満 ( 標準液において ) 試験室間 10% 未満 1. 目的 VitaFast ビオチン ( ビタミン B7) マイクロプレートテストは食物 動物飼料 医薬品中のビオチン総量 ( 添加および天然のビオチン ) を微生物学的方法で定量するものです この微生物学的試験システムは国際規準と調和しています 試験法の原理ビオチンを試料から抽出 希釈します あらかじめ試験菌として Lactobacillus. plantarum を固相化したマイクロプレートのウェルに 希釈済み試料液とビオチン検査用培地を滴下します 試験菌の増殖は ビオチンの供給量に依存します 標準液または試料としてビオチンが添加され 培養がはじまると 試験菌がビタミンを消費して増殖します 培養は暗所で 37 44~48 時間行います 抽出されたビオチンによる代謝あるいは増殖の強度を 濁度によって測定し これを標準検量線と比較して定量します 測定は ELISA 用マイクロプレートリーダー 610~630nm( あるいは 540~550nm) により行います 2. キット内試薬このキットで 96 検体 ( 参照標準含む ) の試験が可能です 96 穴マイクロプレート L. plantarum が固相にコーティングされています 1 枚 蒸留 滅菌水(30mL) 3 本検査用培地 参照標準の調製と抽出試料の希釈に用います ビオチン検査用培地( 固体 ) 3 本 ビオチン( ビタミン B7) 標準試料 ( 固体 ) 3 本 粘着シート 3 枚 マイクロプレート用ホルダー 1 個 注意 : 有効期限を過ぎたキットの品質は保証できません 3. お客様にご準備いただくもの クリーンベンチ ( 無菌操作をお勧めします ) ELISA 用マイクロプレートリーダー 610~630nm 波長 ( または 540~550nm) 1

2 インキュベーター ( 内部 = 暗所 設定 =37 ) ウォーターバス (95 に加温可能なもの ) ph メーター 遠心機 ( 約 8,000 g 以上 )( 試料抽出液が濾過できない時に必要 ) マイクロピペット (20~200μL 用および 100~1000μL 用 ) と滅菌済みチップ スクリューキャップ付き遠心管 ( 滅菌済み目盛付き )(15mL および 50mL 容量 ) とスクリューバイアル ( mL) 500mL 容ねじぶた付きガラス容器 と 1L 容メスフラスコ 滅菌フィルター ( ポリエーテルスルホン孔径 :0.2μm) と滅菌済みシリンジ 蒸留水または脱イオン水 ( 試料抽出用 ) 水酸化ナトリウム溶液 1M および 0.1M 天然由来ビオチン試験用試薬 タカジアスターゼ ( コウジカビ Aspergillus oryzae 由来 ) 希硫酸 2 規定 水酸化ナトリウム液 (100mL の純水に 40g を溶かしたもの および 100mL の純水に 8g を溶かしたもの ) 希塩酸 1.0mol/L および 0.1mol/L クエン酸緩衝液 ph4.5( 調製法 : クエン酸一水塩 1.5g をはかり取り 100mL 容のビーカーに入れ 50mL の蒸留水または脱イオン水にマグネチックスターラーで撹拌しながら溶解します それに 1M 水酸化ナトリウム溶液を 12mL( または固体の水酸化ナトリウム 0.48g) 入れ ph4.5 に調整します (0.1M 塩酸で修正する ) それを 100mL 容メスフラスコに入れ 蒸留水または脱イオン水を加えて 100mL に調整します ) これは 2-8 で 3 日間 保存が可能です 4. 使用上の注意 分析用培地には 粘膜 眼 皮膚への刺激作用の可能性があります 試験終了後 使用済みストリップは規則を遵守して廃棄してください ( オートクレーブ処理等 ) 5. 保存方法キット及び試薬は 2~8 で保存してください 調製した試薬類 ( 参照標準 培地等も含む ) は ただちに使用し 使用後は廃棄して下さい 6. 試料の調製栄養強化製品など試料中に存在する遊離型ビオチンの検出には 多くの場合 熱水抽出で十分です 栄養強化飲料の場合は希釈したものを直接試験に供することが可能です しかしながら熱水抽出では 天然ビオチンの一部のみしか測定されません トータル ビオチン ( 天然型および遊離型 ) を定量するためには 試料を酵素で加水分解処理する必要があります 試料は遮光して 4 で保管してください 参照標準と試料は各 3 点で試験を実施してください 未知のマトリクス試料の場合は 抽出試料をさらに希釈した 2 段階の試料とともに試験を実施してください 試料抽出は ホモジナイズした試料 1g または 1mL について蒸留水あるいは抽出溶液 40mL を用いて行うので希釈ファクターは 40 となります この希釈ファクター 40 は すでに標準検量線の濃度に勘案されています ( 同封の Quality Assurance Certificate: 品質保証書を参照のこと ) ビオチン濃度が低い場合は 最大 5g または 5mL の試料を用いて試験して下さい ( この場合希釈ファクターが変わります ) 試験を妨害する物質が試料中にあるか否かを確かめるために 添加回収試験を実施することもあります 抽出前の試料に既知量のビオチンを添加します 正しい結果を得るためには 添加量は一般的に予想されるビオチン量と等量のビオチンを加えます 低い回収率が得られた場合 阻害物質の存在が示唆されます その場合 阻害の影響を除くために 試料をもっと希釈して下さい 無菌の試料抽出液またはその希釈液でなければマイクロプレートに入れてはなりません 希釈はキットにある滅菌水で希釈して下さい それゆえ 試料を抽出した後は 無菌の環境の下で 滅菌した器具で以後の操作をして下さい 以下の試料には 試料や試料の抽出液の無菌濾過が常に必要になります 抽出工程で加熱しない果汁や健康飲料のような試料 ただし ウォーターバスで 分間加熱するものを除く - ハーブやスパイスを含んだ試料 蜂蜜や茶 - ビタミンミックス ビタミンプレミックス 錠剤 ( ビタミン強化剤 6.3 を参照のこと ) ただし ウォーターバスで 分間加熱するものを除く - 高度に着色された低いビタミン含量の試料 ( 濾過で色が薄くなるので ) 2

3 - 粒子や濁りがあるために濾過出来ないときは 無菌濾過の前に 8000xg 以上で 5 分間遠心分離してください 試料が 95 で 30 分間加熱されていれば 無菌濾過は不要です それでも 抽出された試料はキットにある滅菌水で希釈しなければなりません ( アッセイ培地は常に濾過されなければなりません ) 抽出試料の希釈倍率の計算例たとえば ビオチン 80μg/100g と濃度が記載された固体試料の場合抽出液の希釈は 値が標準曲線の中間になるようにしなければなりません そこで 濃度期待値を参照標準液 2 の濃度値で割ることで得ることができます 計算 80μg 0.24μg = 333 よって 300 倍希釈 300 倍希釈の方法 : a) 10 倍希釈 ( 抽出液 0.1mL+ キット中の滅菌水 0.9mL) して さらに b) 10 倍希釈 ( a) から 0.1mL+ キット中の滅菌水 0.9mL) c) 3 倍希釈 ( b) から 0.2mL+ キット中の滅菌水 0.4mL) 6-1. 液体試料 ( ビタミン強化ジュース スポーツドリンクなど ) 50mL 容量の滅菌済み遠心管に 試料 1mL を入れ 水を 40mL まで正確にメスアップして加え よく混和します 抽出液 1.0~1.5mL を滅菌フィルター ( 孔径 :0.2μm) でろ過します ( または試料を 95 のウォーターバスで 30 分間加熱し 急速に 30 に冷却します ) 必要に応じ 滅菌した試薬バイアル (1.5mL または 2.0mL 容 ) の中でキット付属の滅菌水を用いて希釈します 6-2. ビオチンを添加したフルーツガムおよびキャンディー 15-20g のフルーツガムまたはキャンディーを量り取り 50mL 容の滅菌済み遠心管に入れ 約 40mL の蒸留水または脱イオン水を加え ウォーターバスで 95 に加熱し溶かします 30 に急速に冷却し 100mL 容のメスフラスコに入れ蒸留水または脱イオン水をさらに加えて 100mL に調整します それから 1g に相当する容量 ( 注 ) を 50mL 容の遠心管に入れ蒸留水または脱イオン水で 40mL にし 振とうし 無菌濾過をします ( または 95 で 30 分間加熱して急速に 30 に冷まします ) 試料の濃度によってはキットの 1,5mL( または 2.0mL) バイアルでさらに希釈します ( 注 ): 例 : フルーツガム 17g をとって 100mL の抽出液を調整したら 100mL/17g = 5.88mL/g 1g の試料は 5.88mL の抽出液に相当するので それを 50mL 容遠心管に入れる 6-3. カプセルまたは錠剤型のビタミン剤 またはビタミンミックスまずカプセルまたは錠剤を秤量します ( 平均 5~10 錠のカプセルまたは錠剤 ) 錠剤は乳鉢またはミキサーでホモジナイズします カプセルは その中の顆粒を抽出に用います 試料サイズが 1g で前抽出が必要な場合ホモジナイズした試料 ( 錠剤 ビタミン ミックス プレミックス カプセル内容物 )1 g を 500mL 容のねじぶた付きガラス容器に入れ さらに 400mL の蒸留水または脱イオン水を入れ よく振とうします 希塩酸と水酸化ナトリウム溶液で ph を 8.0+/-0.2 に調整します それを 95 のウォーターバスに 30 分間漬けておきます この間 そのガラス容器を少なくとも 5 回よく振とうして下さい 急速にそれを 30 以下に冷却し 1000mL のメスフラスコに移し蒸留水または脱イオン水で 1000mL に合わせます この抽出液 1mL をとって 50mL 容の滅菌遠心管に入れ蒸留水または脱イオン水で正確に 40mL に合わせます その後振とうし滅菌フィルターで濾過します ( または試料を 95 のウォーターバスで 30 分間加熱し 急速に 30 に冷却します ) 濃度が濃い場合は 得られた液をキット中の滅菌バイアルに入れて キット中の滅菌水でさらに希釈します 注意 : 結果を換算するときには 試料 1g を 1000mL に希釈したので 希釈ファクター 1,000 をかけなければなりません 抽出液.1mL を 40mL に希釈した操作は標準曲線の作成時に計算されていますので あらためて希釈ファクターを考慮する必要はありません 試料サイズが 0.2g の場合ホモジナイズした試料 ( 錠剤 ビタミン ミックス プレミックス カプセル内容物 ) 0.2g を 50mL 容の遠心管に入れ それに 30mL の蒸留水または脱イオン水を入れ良く振とうし 希塩酸と水酸化ナトリウム溶液で ph を 8.0+/-0.2 に調整し さらに蒸留水または脱イオン水を入れて正確に 40mL にします それを 95 のウォ 3

4 ーターバスに 30 分間漬けておきます この間 そのガラス容器を少なくとも 5 回よく振とうして下さい 振とうする際は遠心管のフタが確実に閉まっているか確かめて下さい 急速にそれを 30 以下に冷却し それをキットの分析に使用します 濃度が濃い場合は 得られた液をキット中の滅菌バイアルに入れて キット中の滅菌水でさらに希釈します 注意 : 計算するときは 試料の重さを考慮して下さい 6-4. ビタミン強化シリアル / ベビーフード / 小麦粉の粉末 50mL 容の遠心管に 破砕 ホモジナイズした試料 1g を入れ 蒸留水または脱イオン水約 30mL を入れ 希塩酸と水酸化ナトリウムで ph8.0+/-0.2 に調製し よく振とうした後 蒸留水または脱イオン水で正確に 40mL に合わせます それを 95 のウォーターバスに 30 分間漬けておきます この間 そのガラス容器を少なくとも 5 回よく振とうして下さい 急速にそれを 30 以下に冷却し滅菌フィルターで濾過し 濾液をキットの分析に使用します 濃度によってはさらにキット中の滅菌水で希釈します 6-5. 乳製品 ベビ - フード中のトータルビオチン含量 ( 天然および強化ビオチン ) 非遊離型 天然ビオチンの抽出 および非強化試料中における定量に際しては 酵素処理を伴う抽出が必要です 50mL 容の滅菌済み遠心管に 破砕 ホモジナイズした試料 1g を入れ 蒸留水または脱イオン水 20mL を入れ よく振とうし希塩酸を加え ph を 4.5 に調整します または 蒸留水の替わりにクエン酸緩衝液 20mL を使用されても構いません その場合 ph 調整は不要です 次に 300mg のタカジアスターゼを加えよく混和し 37 で 1 時間 適宜振とうしながらインキュベートし 蒸留水または脱イオン水で正確に 40mL に合わせます それを 95 のウォーターバスに 30 分間漬けておきます この間 そのガラス容器を少なくとも 5 回よく振とうして下さい この時 遠心管の栓が堅く閉じられていなければなりません 急速にそれを 30 以下に冷却し キットの分析に使用します 濃度によってはさらにキット中の滅菌水で希釈します 6-6. シリアル中のトータルビオチン含量 ( 天然および強化ビオチン ) 非遊離型 天然ビオチンの抽出 および非強化試料中における定量に際しては オートクレーブ中で酸処理をする必要があります 50mL 容の滅菌した遠心管に 破砕 ホモジナイズした試料 1g を入れ 0.5M の希硫酸をさらに加えて 30mL にし よく振とうします それを で 30 分間オートクレーブで加熱した後 30 以下に急冷します 水酸化ナトリウム水溶液を加えて ph を 4.5 にします 蒸留水または脱イオン水を加えて 40mL にします それを遠心分離し 上清液をキットの分析に使用します 濃度によってはさらにキット中の滅菌水で希釈します 6-7. 酵母および酵母製品のトータル ビオチン含量 ( 天然および強化ビオチン ) 50mL 容の遠心管に 破砕 ホモジナイズした試料 1g を入れ 2 規定硫酸を 30mL 入れ 良く振とうします それを 95 のウォーターバスに 120 分間漬けておきます この間 そのガラス容器を少なくとも 5 回よく振とうして下さい この時 遠心管の栓が堅く閉じられていなければなりません 急速にそれを 30 以下に冷却し ph を 2M の水酸化ナトリウム溶液で 6.0~7.0 に調整します さらに蒸留水または脱イオン水を加えて 40mL にします これを無菌濾過するか あるいは 95 のウォーターバスに 30 分間漬けた後に急速に 30 以下に冷却し遠心分離します 得られた液をキットの分析に使用します 濃度によってはさらにキット中の滅菌水で希釈します 7. 検査の実施 7-1. 検査の準備 滅菌水ボトル : 色つきのフタを押し上げ ボトルの縁のほうに引っ張り フタ全体を回して取りはずします 参照標準 : ビオチン参照標準はそれぞれ 3 ウェルに滴下するのに十分な量が入っています 試験の都度 新しく調製したものを使用してください ビオチン参照標準のボトルを開封し フタは開口部を上にして置く 4

5 Quality Assurance Certificate: 品質保証書と標準液のラベルを参照して キット付属の滅菌水を所定量 参照標準のボトルに加えピペットで数回混和して溶解し参照標準濃縮液とします 6 本の滅菌済みバイアル (1.5~2mL 容量 ) を用意し 溶解させた参照標準濃縮液から 下表の要領で各濃度の参照標準液を調製します 検量線濃度 μg/100g(ml) 滅菌水 μl 参照標準濃縮液 μl 総量 μl ブランク : = 900 参照標準 1: = 1000 参照標準 2: = 500 参照標準 3: = 500 参照標準 4: = 500 参照標準 5: = 500 検量線濃度において 試料の抽出時における希釈係数の 40 は勘案済みです 検査用培地 : ビオチン検査用培地 1 個は ストリップ 6 本分に十分な量です 試験の都度 新しく調製したものを使用してください 検査用培地のビンを開封し ピンセットを用いて乾燥剤を取り除きます ( 乾燥剤は廃棄 ) キット付属の滅菌水 10mL をビオチン検査用培地のビンに加えてください 検査用培地のボトルを慎重に閉め 十分に振とう混和してください 検査用培地のボトルを 95 のウォーターバスで 5 分間加温してください この間 最低 2 回は内容を混和し 常にボトルのフタがしっかり閉まっていることを確認してください その後 直ちに 30 以下の室温まで冷却して下さい 培地を孔径 0.2μm のフィルターでろ過し 15mL の滅菌済み遠心管にとってください 7-2. 検査手順キット付属の滅菌水で希釈した滅菌試料のみをマイクロタイタープレートに入れ て下さい 必要本数のマイクロストリップを取り出し 付属のホルダーにセットします 使用しないストリップは乾燥剤とともにホイルバッグに戻し 確実に密封し 2-8 で保管します ビオチン検査用培地 150μL を全ウェルに滴下します 各標準液あるいは希釈した試料各 150μL を所定のウェルに滴下します ( 滴下後は ピペッティングにより 十分に混釈します ) 検査用培地を入れた後で 標準液または試料液を入れて下さい 順番が重要です ストリップ / ホルダーを粘着シートで覆います ( 粘着シートを保護シートからはがし ストリップ上に水平に置き 手でしっかりのばし しっかりと密着させます 重要 シートがウェルにしっかりと密着しているかどうかを確認してください 特にホルダー付近のウェルには注意してください 暗所 ( インキュベーター内 ) にて 37 で 44~48 時間培養して下さい 7-3. 吸光度値測定 粘着シートを一度強く押し付けてから プレートを逆さまにします テーブル上でプレートをよく振とうし 菌を完全に懸濁させます プレートを元に戻し シートを右上のほうから斜め方向にはがします シートは粘着力が強いので はがすときは注意深くして下さい 片手でシートを右上のほうから斜め方向にはがすとき もう一方の手で必ずしっかりとフレームを押さえて下さい ウェル内容液の表面の泡を チップか針などで つぶしてください ELISA 用マイクロプレートリーダーを用いて 610~630( あるいは 540~550)nm の波長で濁度を測定します 注意 44~48 時間のインキュベート後 冷蔵では最大 48 時間まで保管でき その後に測定します 休祭日の出勤を避けるために 時間後にインキュベーターをタイマーオフにセットして 60 時間後に測定することも可能です 8. 解析データ解析には 4 パラメータ回帰式による解析をお勧めします R-Biopharm 社製品共通の解析ソフト RIDA SOFT Win がございます お問合せ下さい 5

6 この試験では 以下の条件を満たす必要があります ブランクの吸光度値が 参照標準液 1 の吸光度値よりも小さいこと 参照標準液 5 の吸光度値が 超であること 試料抽出時の希釈係数 40 は検量線濃度において勘案済みです 抽出液の追加希釈や試料重量のみが考慮される必要があり 下記の式となります R-Biopharm は代替品を提供いたします この製品の商品性およびいずれの目的に対する適合性を保証するものではありません R-Biopharm は この製品の使用により生じる直接あるいは間接の費用や 特別あるいは甚大な損害を含むあらゆる損害に対して その責任を負うものではありません 以上は その輸入販売を行う場合も同様です ビオチン (μg/100g 中 ) (μg/100ml 中 ) = 検量線から得られた濃度 希釈ファクター試料重量 g(ml) 製造元 :Ifp Institut für Produktqualität GmbH( ドイツ ) 発売元 :R-Biopharm AG( ドイツ ) 輸入 国内販売元 : アヅマックス株式会社 例 ) 試料重量 :1g 試料抽出時の希釈ファクター :40( ここでは計算に入れる必要なし ) 抽出後の希釈ファクター :300( 計算に入れる必要あり ) 検量線から測定された濃度 :0.24μg/100g = 72μg 1 試料 100g 中のビオチン量 カプセル剤 錠剤 ビタミン ミックスの計算法 ビオチン量 (μg)/ 錠剤またはカプセル 1 個 = 検量線から得られた濃度 希釈ファクター x 錠剤またはカプセルの重量 (g) 試料重量 g x 100 R-Biopharm はその製品が標準の品質であること以外には何ら明示的にも示唆的にも保証するものではありません 製品に不具合があれば なおご不明な点 ご注文などがございましたら 下記にご連絡ください アヅマックス株式会社東京営業所 東京都中央区日本橋茅場町 鉄鋼会館 5F TEL FAX sales@azmax.co.jp 本社 千葉県市原市玉前西 ご注意 吸飲したり 皮膚と接触したりすると有害である試薬類が含まれています 使用前に 取扱説明書等をよくお読みいただき 注意事項をお守りください 責任ある管理者の指導のもとに 保護手袋 保護メガネ等を着用して取り扱ってください 開封後は 各容器を密閉して 取扱説明書とともに保管してください 廃棄する場合には 衛生面 環境面に十分配慮し 法規を遵守してください 身体に異常を感じた場合は ただちに医師の手当てを受けてください テスト結果の判断と運用は すべてお客様自身の責任で行ってください 6

7 保証についてアヅマックス は 販売製造後 1 年以内あるいは記載有効期限のいずれか短い時間内に キット添付の取扱説明書に基づき使用された場合において 製造物流保管等作業の不具合等による部材等の瑕疵に対してのみ補償いたします 取扱説明書 ユーザーガイド 検査手順 およびアプリケーションは 購入者のためのガイドラインとしてのみを目的として作成されておりますので 購入者の皆様には 各検査手順やそれぞれのアプリケーションにおいての妥当性を 自ら検証していただくようお願いいたします テスト結果の判断と運用は すべて お客様自身の責任によるもので この商品の使用によるすべての直接的および間接的な結果としての経済的損失や財産の損害などあらゆる損害に対し 明示的にも 暗示的にも一切補償するものではありません また 何ら特定目的への適合性や商品性の保証も致しておりません 補償に関する唯一の義務は 有効期限内において作業の不具合等による部材等の瑕疵が証明され弊社にすみやかに告知された場合のみであり 購入品あるいはその一部に対し 交換か返金がなされます 7

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