HPE 3PAR VMware ESX/ESXi Implementation Guide

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1 HPE 3PAR VMware ESX/ESXi 実装ガイド 摘要 この実装ガイドでは HPE 3PAR StoreServ Storage と VMware ESX/ESXi ホスト間の通信を確立する方法について説明します また 3PAR StoreServ Storage 上にストレージを割り当て ホストからアクセス可能にするための基本的な手順についても説明します 部品番号 : QL 年 4 月

2 Copyright 2012, 2016 Hewlett Packard Enterprise Development LP 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります Hewlett Packard Enterprise 製品およびサービスに対する保証については 当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています ここでの記載で追加保証を意図するものは一切ありません 本書の内容につきましては万全を期しておりますが 本書中の技術的あるいは校正上の誤り 欠落に対して 責任を負いかねますのでご了承ください 本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり その保有 使用 または複製には Hewlett Packard Enterprise から許諾を得る必要があります 米国政府の連邦調達規則である FAR および の規定に従って コマーシャルコンピューターソフトウェア コンピューターソフトウェアドキュメンテーションおよびコマーシャルアイテムのテクニカルデータ (Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items) は ベンダーが提供する標準使用許諾規定に基づいて米国政府に使用許諾が付与されます サードパーティ製品の Web サイトへのリンクは Hewlett Packard Enterprise 以外の Web サイトを紹介するものです Hewlett Packard Enterprise は Hewlett Packard Enterprise 以外の Web サイトの情報については 管理しておらず また責任を負いません 商標について Red Hat は 米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の登録商標です VMware VMware vcenter および VMware vsphere は 米国およびその他の地域における VMware, Inc. の登録商標または商標です Windows および Windows Server は 米国およびその他の国における Microsoft Corporation の登録商標または商標です

3 目次 1 概要...7 3PAR OS のバージョン...7 対象読者...7 サポートされている構成...7 3PAR OS オンラインアップグレードに関する留意事項...8 3PAR ドキュメント FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成...9 3PAR OS 3.2.x または 3.1.x を実行している 3PAR StoreServ Storage ポートの構成...9 FC 接続でのポートのセットアップ...10 FC 用のホスト定義の作成...13 ファブリックのセットアップとゾーニング...16 FC Smart SAN PAR の共存...17 FC スイッチベンダーごとの構成ガイドライン...19 FC のターゲットポートの制限と仕様...21 FC での 3PAR Priority Optimization...22 FC での 3PAR Persistent Ports...22 FC での 3PAR OS Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン...24 FC での 3PAR Persistent Checksum PAR Express Writes iscsi 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成...25 iscsi 接続でのポートのセットアップ PAR iscsi の IPv6 アドレス指定および VLAN タギング...26 iscsi 用のホスト定義の作成...28 iscsi 用のホスト定義の作成...30 iscsi のターゲットポートの制限と仕様...31 iscsi での 3PAR Priority Optimization...31 iscsi での 3PAR Persistent Ports FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成...33 FCoE スイッチ FCoE イニシエーター および FCoE ターゲットポートのセットアップ...33 FCoE 用のホスト定義の作成...35 FCoE 用のホスト定義の作成...37 FCoE のターゲットポートの制限と仕様...38 FCoE での 3PAR Priority Optimization...38 FCoE での 3PAR Persistent Ports...40 FCoE での 3PAR OS Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン FC 接続でのホストの構成...41 HBA およびドライバーのインストール...41 仮想マシンゲスト OS のインストール...42 マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散...44 ESX 4.x 以降での FC のラウンドロビンマルチパス機構の構成...46 SATP PSP による ESX/ESXi マルチパスのラウンドロビン用構成...48 SATP Info コマンド...52 デフォルト SATP ルールと現在のデフォルト PSP...52 SATP カスタムルールと対応する定義済みパラメーター...53 デバイス情報の表示...53 ホストの再起動なしでストレージデバイス上のパスポリシーを変更するための スクリプトによる代替策...54 CLI コマンドによる LUN のバッチのパスポリシーの変更...54 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する留意事項...56 目次 3

4 3PAR StoreServ Storage アレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理...56 VMware ESX リリース ESX 4.x ESXi 5.0 および 5.0 Updates ESXi 5.5 および 5.5 Updates および ESXi ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の追加機能に関する考慮事項...58 ストレージ I/O 制御...58 VAAI (vstorage APIs for Array Integration) について...58 ESX/ESXi 4.1 の 3PAR VAAI プラグイン ESXi 5.x および ESXi 6.0 の 3PAR VAAI プラグイン ESXi 5.x または ESXi 6.0 での UNMAP ( スペース再利用 ) ストレージハードウェアのサポート...60 ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.0 での領域不足状態...61 ESXi 5.x から追加された新しいプリミティブサポート...63 VAAI および新機能サポートの一覧...63 VAAI プラグインの検証 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成...65 FCoE スイッチの構成...65 システム BIOS を使用した FCoE の構成...65 FCoE ホスト接続用の 3PAR StoreServ Storage のポートの構成...69 FCoE イニシエーターから FC ターゲットへの接続の構成...69 FCoE イニシエーターから FCoE ターゲットへの接続の構成 iscsi 接続でのホストの構成...72 Enterprise iscsi...72 スイッチ および iscsi イニシエーターの設定...73 VMware ESX へのソフトウェア iscsi のインストール...73 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 (ESX 4.0 の例 )...76 ESX 4.x の iscsi ストレージでのサービスコンソール接続の構成...79 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成...82 vsphere Client 用の VMkernel ポートの作成 (ESXi 5.1 の例 )...82 VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成...84 VMware ソフトウェア iscsi アダプターの追加 (ESXi 5.1 の例 )...84 チャレンジハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) のセットアップと構成...89 ESX/ESXi ホストの CHAP の構成...90 ハードウェア iscsi のサポート...91 独立型ハードウェア iscsi...91 iscsi ターゲットの追加...93 仮想マシンゲストオペレーティングシステムのインストール...96 iscsi フェイルオーバー設定とマルチパス負荷分散...98 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する留意事項...98 ESX/ESXi のその他の機能についての考慮事項 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て PAR StoreServ Storage 上でのストレージの作成...99 シン重複排除された仮想ボリュームの作成...99 仮想ボリュームの作成 LUN のホストへのエクスポート エクスポートのための VLUN の作成 LUN のエクスポート VMware ESX ホストでの LUN の検出 ボリュームの削除 ホストおよびストレージの使用 イベントログおよびホストログのメッセージ PAR StoreServ Storage からの VMware ESX ホストの起動 SAN ブート展開のためのホスト HBA の準備 目次

5 10 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用 VMware VVol サポート用のライセンスの確認 インストールされているライセンスの確認 VASA Provider VASA Provider プロトコルエンドポイント (PE) および 3PAR PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol PAR OS での 3PAR StoreServ Storage 上の VVol のセットアップ 証明書について PAR VASA Provider の有効化 VVol の 3PAR 管理ユーザーの割り当ておよびストレージコンテナーのセットアップ アレイ上の VVol に対する共通プロビジョニンググループ (CPG) の割り当て VVol 機能プロファイルの指定 共通プロビジョニンググループのセットアップ 特殊な vvol_ CPG VVol 用のデフォルトの 3PAR OS CPG VMware vcenter への 3PAR VASA Provider の登録 PAR OS での新機能 PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol PAR OS での 3PAR StoreServ Storage 上の VVol のセットアップ 証明書の管理 VASA Provider の証明書の管理 証明書の管理モードの選択 サーバー管理の証明書管理モード 公開鍵インフラストラクチャ (PKI) での 3PAR VASA Provider の使用 自己署名証明書での 3PAR VASA Provider の使用 クライアント管理の証明書管理モード vsphere 管理証明書 (VMCA) での 3PAR VASA Provider の使用 PAR VASA Provider の有効化 VMware VVol の 3PAR 管理ユーザーの割り当て ストレージコンテナーの作成と表示 アレイ上の VVol に対する共通プロビジョニンググループ (CPG) の割り当て VVol 機能プロファイルの指定 共通プロビジョニンググループのセットアップ 特殊な vvol_ CPG VVol 用のデフォルトの 3PAR OS CPG VVol で使用するための 3PAR Adaptive Flash Cache の有効化 ( オプション ) vcenter への VASA Provider (3PAR VASA Provider) の登録 vcenter への Storage Provider (3PAR VASA Provider) の登録 PAR Peer Persistence の構成 PAR Peer Persistence Host Persona の移行 Host Persona の概要 Host Persona の変更方法 Host Persona の移行の準備 Host Persona の移行前 PAR カスタム SATP ルールの検索 PAR カスタム SATP ルールの削除 オンライン方式による移行 オフライン方式による移行 サポートとその他のリソース Hewlett Packard Enterprise サポートへのアクセス アップデート情報の取得 目次 5

6 Web サイト リモートサポート 索引 目次

7 1 概要 この実装ガイドでは HPE 3PAR StoreServ Storage と VMware ESX/ESXi ホスト間の通信を確立する方法について説明します また 3PAR StoreServ Storage 上にストレージを割り当て ホストからアクセス可能にするための基本的な手順についても説明します 注記 : お使いの 3PAR StoreServ Storage から期待どおりのパフォーマンスや成果を得るためには 3PAR StoreServ Storage 用に Hewlett Packard Enterprise が提供するドキュメントや 各製品のベンダーが提供するドキュメントとともに このガイドの情報を使用する必要があります 本書で説明する OS パッチの他に 追加のパッチがストレージの Single Point of Connectivity Knowledge (SPOCK) の Web サイトに記載されていることがあります サポートされているハードウェアプラットフォームおよびソフトウェアプラットフォームについては SPOCK の Web サイトを参照してください ([SPOCK Home] [Explore Storage Interoperability With SPOCK] [Explore 3PAR StoreServ Storage interoperability]) その他の情報 3PAR OS のバージョン 次のバージョンの 3PAR OS がサポートされています ( 古いものから順にリストしています ) 3PAR OS PAR OS PAR OS PAR OS PAR OS 対象読者 たとえば 本書で 3PAR OS 3.1.x 以降と示した場合 3PAR OS PAR OS PAR OS PAR OS PAR OS および関連する MU 版に適用されます この実装ガイドは 3PAR StoreServ Storage のシステム構成とリソース割り当てを監視および管理するシステム管理者およびストレージ管理者を対象にしています このガイドは 3PAR StoreServ Storage とホストとの間の通信を確立するため および指定された構成で必要なストレージを割り当てるための基本的な条件について説明します 特定の詳細情報と手順については ホストおよび HBA ( ホストバスアダプター ) のドキュメントと併せて 適切な Hewlett Packard Enterprise ドキュメントを参照する必要があります サポートされている構成 以下の種類のホスト接続が 3PAR StoreServ Storage と ESX OS のホストとの間でサポートされています FC ( ファイバーチャネル ) iscsi ソフトウェア iscsi イニシエーター ハードウェア iscsi イニシエーター FCoE (Fibre Channel over Ethernet) FC ターゲットまたは FCoE ターゲットへ接続する FCoE イニシエーター ファイバーチャネル接続は ファブリック接続と直接接続のトポロジの双方が 3PAR OS とホストの間でサポートされています 3PAR OS のバージョン 7

8 3PAR OS オンラインアップグレードに関する留意事項 この実装ガイドは 新規インストールについて説明します 3PAR OS のオンラインアップグレードの計画については 次の Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library で入手できる HPE 3PAR オペレーティングシステムアップグレード事前計画ガイド を参照してください サポートされているホスト構成および相互運用性についての詳細は SPOCK の Web サイトを参照してください ([SPOCK Home] [Explore Storage Interoperability With SPOCK] [Explore 3PAR StoreServ Storage interoperability]) その他の情報 3PAR ドキュメント ドキュメントの種類 この実装ガイドの最新バージョンと その他の 3PAR ストレージのドキュメント : サポートされているハードウェアとソフトウェアのプラットフォーム : Hewlett Packard Enterprise のすべての製品 : 参照先 Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library: Single Point of Connectivity Knowledge (SPOCK) for Hewlett Packard Enterprise Storage Products の Web サイト : Hewlett Packard Enterprise サポートセンター : 8 概要

9 2 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成 この章では 3PAR StoreServ Storage とホスト間で FC 接続を確立する方法を説明します この内容は 3PAR OS 3.2.x および 3.1.x の各バージョンに適用されます 個別の 3PAR StoreServ Storage の物理的な接続方法については 該当するインストールマニュアルを参照してください 3PAR OS 3.2.x または 3.1.x を実行している 3PAR StoreServ Storage ポートの構成 3PAR StoreServ Storage ポートをホストへ接続する前に 以降のトピックの手順を使用してポートを構成してください Virtual Connect 直接接続ファイバーチャネルを 3PAR StoreServ Storage System 用に展開するとき つまり 3PAR StoreServ Storage のポートが BladeSystem c-class 10Gb 24 ポートバーチャルコネクト FlexFabric モジュールまたは BladeSystem c-class バーチャルコネクト FlexFabric 20/40 F8 モジュールのアップリンクポートにケーブルで直接接続される場合は ファブリック接続用の 3PAR StoreServ Storage ポートの構成手順に従ってください Virtual Connect Virtual Connect インターコネクトモジュール および Virtual Connect 直接接続ファイバーチャネル機能の詳細については Virtual Connect のドキュメントを参照してください このドキュメントは Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトで入手できます Brocade FC HBA を使用している場合は QLogic の Web サイトから Brocade HBA ドライバー ファームウェア および BCU ユーティリティをダウンロードします Brocade 固有のドライバーには BR というプレフィックス (BR-xxx HBA モデルなど ) のある名前が付けられています デフォルトでは ESX サーバー向けの QLogic Emulex および Brocade のドライバーはフェイルオーバーをサポートします QLogic Emulex または Brocade のドライバーを使用してフェイルオーバーをサポートする場合 VV は ホストに対して複数のパスに同時にエクスポートされる必要があります これを行うには ホスト上に複数 HBA ポートの WWN がある 3PAR StoreServ Storage にホスト定義を作成し VLUN をそのホスト定義にエクスポートします クラスター内の各サーバーが専用のホスト定義を持っている場合は VLUN は複数のホスト定義にエクスポートする必要があります SPOCK の Web サイトにある HPE SAN Design Reference Guide を参照してください ([SPOCK Home] [Design Guides] [SAN Design Guide]) その他の情報 PAR OS 3.2.x または 3.1.x を実行している 3PAR StoreServ Storage ポートの構成 9

10 FC 接続でのポートのセットアップ 3PAR StoreServ Storage をホストに接続する前に 各ポートに対して FC 直接接続または FC ファブリック接続 およびモードを指定してください 1. ポートがホストモードで構成されていることを確認します cli % showport -par N:S:P Connmode ConnType CfgRate MaxRate Class2 UniqNodeWwn VCN IntCoal TMWO Smart_SAN 2:1:1 disk loop auto 16Gbps disabled disabled disabled enabled disabled unsupported ホストポートは本来はターゲットモードポートであり イニシエーターまたはホストは 3PAR StoreServ Storage にログインできます 2. ポートが未構成の場合 ホスト用に構成する前に ポートをオフラインにします # controlport offline <node:slot:port> 注意 : 既存のホスト接続を遮断する恐れがあるため 直接接続またはファブリック接続に備えてポートをオフラインにする前に それ以前にそのポートが定義されておらず ホストにも接続されていないことを確認してください 3PAR StoreServ Storage のポートが直接接続またはファブリック接続に構成済みである場合は ポートをオフラインにする必要はないため この手順は無視してください 3. -ct パラメーターを使用して ホスト用にポートを構成します # controlport config host -ct [loop point] <node:slot:port> FC 直接接続 : 8Gb の FC アレイターゲットポートタイプへの直接接続と 16Gb のアレイターゲットポートタイプへの直接接続では 異なる接続タイプが使用されます 注記 : 3PAR OS MU2 から 16Gb の FC 3PAR StoreServ Storage ターゲットインターフェイスの直接接続がサポートされました 16Gb の FC 3PAR StoreServ Storage ターゲットインターフェイスへの直接接続のサポートは 特定のホストイニシエーターに限定されています 詳細は SPOCK の Web サイトを参照してください ([SPOCK Home] [Explore Storage Interoperability With SPOCK] [Explore 3PAR StoreServ Storage interoperability]) アレイターゲットポートのアダプターのタイプを識別するには showport -par コマンドを使用して 直接接続を予定しているポートに対してリストされた MaxRate を参照してください たとえば アレイターゲットポート 0:1:1 は 8Gbps と識別され 2:1:1 は 16Gbps と識別されます cli % showport -par N:S:P Connmode ConnType CfgRate MaxRate Class2 UniqNodeWwn VCN IntCoal TMWO Smart_SAN 0:1:1 host loop auto 8Gbps disabled disabled disabled disabled enabled n/a 1:1:1 host loop auto 8Gbps disabled disabled disabled disabled enabled n/a 2:1:1 host point auto 16Gbps disabled disabled disabled disabled disabled unsupported 3:1:1 host point auto 16Gbps disabled disabled disabled disabled disabled unsupported 8Gb の FC 3PAR StoreServ Storage ターゲットインターフェイスへの直接接続の場合 -ct loop パラメーターを使用して 直接接続を指定してください 10 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

11 16Gb の FC 3PAR StoreServ Storage ターゲットインターフェイスへの直接接続の場合 -ct point パラメーターを使用して 直接接続を指定してください 3PAR OS 3.2.x または 3.1.x を実行している 3PAR StoreServ Storage ポートの構成 11

12 FC ファブリック接続 : すべての FC ファブリック接続の場合 -ct point パラメーターを使用してファブリック接続を指定します 4. controlport rst <node:slot:port> コマンドを使用して 新しいポート定義をリセットおよび登録します 次の例は ファブリック接続の場合のポートのセットアップ方法を示します cli % controlport offline 2:1:1 cli % controlport config host -ct point 2:1:1 cli % controlport rst 2:1:1 すべてのポートを構成したら 3PAR StoreServ Storage 上で showport -par コマンドを使用して ホストへの直接接続が構成されていることを確認します cli % showport -par N:S:P Connmode ConnType CfgRate MaxRate Class2 UniqNodeWwn VCN IntCoal TMWO Smart_SAN 2:1:1 host point auto 16Gbps disabled disabled disabled disabled disabled unsupported その他の情報 12 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

13 FC 用のホスト定義の作成 FC 用のホスト定義の作成の概要 ホストを 3PAR StoreServ Storage に接続する前に ホスト定義を作成する必要があります これは ファブリックまたは直接接続経由でホストの HBA ポートに接続する 3PAR StoreServ Storage ポートごとに 有効な Host Persona を指定します 3PAR OS 以前の場合 ESX/ESXi は Host Generic-Legacy Persona 6 を使用します 3PAR OS より後のバージョンの 3PAR OS で展開されたすべてのバージョンの VMware ESX では Host Generic-Legacy Persona 6 はサポートされません Hewlett Packard Enterprise は 3PAR OS 以降では ESX の構成を Host VMware Persona 11 に移行することをお勧めします Host Generic-Legacy Persona 6 から Host VMware Persona 11 へのホストの移行についての詳細は Host Persona の移行 (143 ページ ) を参照してください 注記 : 既存の Host Persona を Generic-Legacy Persona 6 から VMware Persona 11 に変更する場合 変更を有効にするにはホストの再起動が必要です これはオフラインプロセスです Host Persona の変更は ホスト上の SATP ルールの変更と同時に行う必要があります 3PAR OS から ALUA (asymmetric logical unit access) が有効な 2 番目の Host VMware Persona 11 を使用できます 新しくインストールした ESX/ESXi には Host VMware Persona 11 をお勧めします また この Host Persona は 3PAR Peer Persistence 構成および VMware vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) 構成の一部として構成された ESX/ESXi ホストでは必須です 3PAR Peer Persistence を Automatic Transparent Failover および Manual Transparent Switchover と構成するには Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイド を参照してください 3PAR Peer Persistence を使用して vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) を実装するには VMware Knowledge Base Web サイトにある KB を参照してください 3PAR のシングルボリュームの Peer Motion を実行する ESX/ESXi ホストでは 3PAR OS 以降と Host VMware Persona 11 を使用する必要があります 3PAR Remote Copy が構成された ESX/ESXi ホストで 特定の Remote Copy 構成で使用する適切な Host Persona については Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library にある 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイド を参照してください 3PAR OS 3.2.x または 3.1.x を実行している 3PAR StoreServ Storage ポートの構成 13

14 Host Generic-Legacy Persona 6 および VMware Persona 11 のどちらの場合も FC のセットアップの注意事項について 本書内の適切なトピックを参照してください 注記 : 3PAR OS から PE LUN ( プロトコルエンドポイント LUN) というインバンドデバイスが VMware Persona 11 を使用して接続されているすべてのホストから見えるようになりました PE LUN は VMware vsphere 6.0 VVol のサポートの一部として提供されます ご使用中のホスト HBA/CNA ドライバーによっては PE LUN はホストデバイスリスト中の LUN 番号 256 として現れることもあります さらに VVol をサポートしていないドライバーを使用している場合は PE LUN に関する警告メッセージが ESXi 6.0 vmkernel ログに記録されることがあります ただし このエラーは VVol 以外の通常の操作には影響しません controlport コマンド createhost コマンド および showhost コマンドの使用方法についての詳細は Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library にある HPE 3PAR Command Line Interface Reference または HPE 3PAR StoreServ Management Console ユーザーガイド を参照してください その他の情報 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

15 FC 用のホスト定義の作成 1. 使用可能な Host Persona を表示します cli % showhost -listpersona 2. -persona オプションを指定した createhost コマンドを使用して Host Persona とホスト名を指定し ホスト定義を作成します 3PAR OS から createhost コマンドの -port オプションが拡張されました このオプションは ターゲットポートが 16Gb FC ターゲットであり スイッチが拡張ゾーニングをサポートしている場合に スイッチまたはファブリック上にゾーンを自動的に作成します FC Smart SAN (17 ページ ) を参照してください 3PAR OS 以前の場合 : cli % createhost -persona 6 ESXserver C9724AB C97244FE 3PAR OS 以降の場合 : cli % createhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver1 Generic-legacy C9724AB C97244FE showhost コマンドを使用して ホストが作成されたことを確認します Host Generic-Legacy Persona 6 を使用している 3PAR OS 以前の場合 : cli % showhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver1 Generic-legacy C9724AB C97244FE --- Host VMware Persona 11 を使用している 3PAR OS 以降の場合 : cli % showhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver2 VMware EC33E EC33E showhost -persona を使用して Persona 名と ID の対応を表示します cli % showhost -persona Id Name Persona_Id Persona_Name Persona_Caps 0 ESXserver1 6 Generic-legacy -- 1 Esxserver2 11 VMware SubLun, ALUA 3PAR OS 3.2.x または 3.1.x を実行している 3PAR StoreServ Storage ポートの構成 15

16 ファブリックのセットアップとゾーニング 注記 : このトピックの内容は 3PAR StoreServ Storage System 用の Virtual Connect 直接接続ファイバーチャネルを展開するとき つまり 3PAR StoreServ Storage のポートが BladeSystem c-class 用 Virtual Connect FLexFabric 10Gb/24 ポートモジュールまたは BladeSystem c-class 用 Virtual Connect FLexFabric 20/40 F8 モジュールのアップリンクポートにケーブルで直接接続される場合には適用されません ゾーニングは Virtual Connect SAN ファブリックとサーバープロファイルの定義に基づいて 自動的に構成されます Virtual Connect Virtual Connect インターコネクトモジュール および Virtual Connect 直接接続ファイバーチャネル機能の詳細については Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトを参照してください SPOCK の Web サイトにある HPE SAN Design Reference Guide も参照してください ([SPOCK Home] [Design Guides] [SAN Design Guide]) ファブリックゾーニングは ファイバーチャネルエンドデバイスのうちどのデバイスをファブリック上で相互にアクセスできるようにするかを制御します また ゾーニングはホストと 3PAR StoreServ Storage のポートを それらのポートと無関係な登録状態変更通知 (Registered State Change Notifications, RSCN) から隔離します デバイスの World Wide Name (WWN) またはスイッチポートを ファブリック内の指定したゾーンに関連付けることで ファブリックゾーニングをセットアップします 3PAR StoreServ Storage で WWN ゾーニング方式またはポートゾーニング方式のいずれかを使用します ファブリック上でケーブルを移動した場合に起きるスイッチポートの変更が影響しないので WWN ゾーニング方式をお勧めします 要件 : ファブリックゾーニングを行うには ホストの HBA/CNA ポートまたは 3PAR StoreServ Storage のポートをファブリックに接続する前に スイッチのベンダーが提供する方法を使用して ホストの HBA/CNA ポートと 3PAR StoreServ Storage のポート間の関係を作成します ファイバーチャネルスイッチのベンダーは さまざまなゾーニング構成でのファブリックエンドデバイスのゾーニングをサポートしています 各ゾーニング構成にはそれぞれ長所と短所があるため ゾーニング構成を選択する前に 必要である事項を決定してください 3PAR StoreServ Storage アレイは 次のゾーニング構成をサポートしています 1 ゾーンあたり 1 イニシエーター 1 ターゲット 1 ゾーンあたり 1 イニシエーター 複数のターゲット (HBA によるゾーニング ) このゾーニング構成は 3PAR StoreServ Storage で推奨されます HBA によるゾーニングは 他の Hewlett Packard Enterprise ストレージシステムと共存するために必要です 注記 : 同じセットのターゲットポートにアクセスする複数のイニシエーターが必要なハイアベイラビリティおよびクラスター環境では 同じセットのターゲットポートを持つ各々のイニシエーターに対して 個別のゾーンを作成することをお勧めします ゾーン内のストレージターゲットを 同じ 3PAR StoreServ Storage 複数の 3PAR StoreServ Storage または 3PAR とその他の Hewlett Packard Enterprise ストレージシステムの混在から選択できます 16 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

17 1 ゾーンあたり複数ターゲットに対して 1 イニシエーターを使用する方法についての詳細は SPOCK の Web サイトにある HPE SAN Design Reference Guide を参照してください ([SPOCK Home] [Design Guides] [SAN Design Guide]) サポートされていないゾーニング構成を使用して問題が発生した場合 Hewlett Packard Enterprise は是正措置の一環として サポートされているゾーニング構成のいずれかの実装を求める場合があります 以下のタスクを完了した後に 3PAR CLI の showhost コマンドを使用してスイッチおよびゾーンの構成を確認し 各イニシエーターが正しいターゲットとゾーニングされていることを確認します ホストへのストレージポートの構成を完了し スイッチへ接続する HPE SAN Design Reference Guide に従ってスイッチのゾーン構成を作成し ゾーンセット構成を有効にする showhost コマンドを使用して ストレージノード上でホストが参照できることを確認する その他の情報 FC Smart SAN 3PAR OS から 以下の 3PAR StoreServ Storage System は 16 Gb FC ターゲット上で Smart SAN をサポートしています 3PAR StoreServ Storage 3PAR StoreServ Storage 3PAR StoreServ 8000 Storage 3PAR StoreServ 7000 Storage 3PAR の Smart SAN の TDPZ (Target Driven Peer Zoning) 機能を使用すると Peer ゾーニングを自動化することができます その結果 作成されるゾーンが少なくなり ゾーンの構成を数分で行うことが可能になります 自動化により エラーが発生する可能性および起こり得るダウンタイムが低減されます Smart SAN がない場合 管理者は 3PAR StoreServ Storage 上のホストおよび VLUN を構成する前に FC スイッチ上のゾーンを事前構成する必要があります Smart SAN を使用すると 管理者は 3PAR CLI から直接ゾーニングを制御できます Smart SAN でサポートされている FC スイッチおよびそのファームウェアのリビジョンについては SPOCK の Web サイトを参照してください 構成の情報などの 3PAR の Smart SAN についての詳細は Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Smart SAN 1.0 User Guide を参照してください その他の情報 3PAR の共存 3PAR StoreServ Storage アレイは 他の Hewlett Packard Enterprise ストレージアレイファミリと共存できます サポートされている Hewlett Packard Enterprise ストレージアレイの組み合わせと規則については SPOCK の Web サイトにある HPE SAN Design Reference Guide を参照してください ([SPOCK Home] [Design Guides] [SAN Design Guide]) ファブリックのセットアップとゾーニング 17

18 その他の情報 18 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

19 FC スイッチベンダーごとの構成ガイドライン 3PAR StoreServ Storage を接続するファブリックのポートを構成する前に 以下の各 FC スイッチベンダーのガイドラインを参照してください Brocade スイッチでは ホストの HBA ポートまたは 3PAR StoreServ Storage のポートに接続するスイッチのポートは デフォルトモードに設定する必要があります Brocade ファームウェア 以降を実行している Brocade 3xxx スイッチでは Brocade の telnet インターフェイスおよび portcfgshow コマンドを次のように使用して スイッチの各ポートが正しいモードになっていることを確認します brocade2_1:admin> portcfgshow Ports Speed AN AN AN AN AN AN AN AN Trunk Port ON ON ON ON ON ON ON ON Locked L_Port Locked G_Port Disabled E_Port where AN:AutoNegotiate,..:OFF,??:INVALID. FOS ファームウェア 6.3.1a 以降を実行している Brocade 8Gb スイッチでは 以下のフィルワードモードがサポートされています admin>portcfgfillword Usage: portcfgfillword PortNumber Mode [Passive] Mode: 0/-idle-idle - IDLE in Link Init, IDLE as fill word (default) 1/-arbff-arbff - ARBFF in Link Init, ARBFF as fill word 2/-idle-arbff - IDLE in Link Init, ARBFF as fill word (SW) 3/-aa-then-ia - If ARBFF/ARBFF failed, then do IDLE/ARBFF Hewlett Packard Enterprise では フィルワードをモード 3 (aa-then-ia) に設定することをお勧めします モード 3 は portcfgfillword コマンド使用時の優先モードです フィルワードが正しく設定されていない場合 8Gb HBA ポートへの接続時に portstatsshow コマンドを使用すると er_bad_os カウンター (invalid ordered set) が増加します これは 8Gb HBA ポートでは ARBFF-ARBFF フィルワードが必要なためです モード 3 は 4Gb/2Gb HBA のような低速 HBA に対しても正しく動作します 詳細については Brocade の Web サイトにある Fabric OS Command Reference Manual および FOS のリリースノートを参照してください 注記 : 一部の Hewlett Packard Enterprise スイッチ (HPE StoreFabric SN8000B 8 スロット SAN backbone director スイッチ HPE StoreFabric SN8000B 4 スロット SAN director スイッチ HPE StoreFabric SN6000B 16 Gb FC スイッチ HPE StoreFabric SN3000B 16 Gb FC スイッチなど ) は 適切なフィルワードモード 3 をデフォルト設定として自動的に選択します McDATA スイッチまたはディレクターのポートは デフォルトのモード ( スイッチのモデルによって [G] または [GX-port]) にして 自動ネゴシエーション可能な速度に設定する必要があります Cisco スイッチでは 3PAR StoreServ Storage のポートまたはホストサーバーの HBA ポートに接続されるポートは [AdminMode = FX] [AdminSpeed = auto port] および速度が [auto negotiate] に設定されている必要があります QLogic スイッチでは ポートのポートタイプが [GL-port] ポートの速度が [auto-detect] に設定されている必要があります 3PAR StoreServ Storage に接続する QLogic スイッチのポートは I/O Stream Guard を [disable] または [auto] に設定する必要があります 絶対に [enable] には設定しないでください ファブリックのセットアップとゾーニング 19

20 その他の情報 20 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

21 FC のターゲットポートの制限と仕様 ターゲットポートが過負荷にならず連続的な I/O 処理を行えるように 以下のターゲットポートに対する制限に従ってください アレイポート アレイノードペア およびアレイごとにサポートされているイニシエーター接続の最大数を設定するには SPOCK の Web サイトにある HPE 3PAR Support Matrix に示されている手順に従ってください ([SPOCK Home] [Other Hardware] [3PAR]) 3PAR StoreServ Storage の各 HBA モデルのポートあたりの I/O キューの最大長は次のとおりです HBA プロトコル アレイ バス 速度 ポート キューの最大長 Emulex LP11002 FC F200 F400 T400 T800 PCI-X 4Gbps PAR FC044X FC F200 F400 T400 T800 PCI-X 4Gbps Emulex LPe12002 FC 3PAR StoreServ 7000 PCIe 8Gbps Emulex LPe12004 FC 3PAR StoreServ PCIe 8Gbps Emulex LPe16002 FC 3PAR StoreServ PCIe 16Gbps Emulex LPe16004 FC 3PAR StoreServ PCIe 16Gbps I/O キューは接続されているホストの HBA ポート間で共有され 先着順で処理されます すべてのキューが使用中で ホストの HBA ポートが I/O を開始しようとすると そのポートは 3PAR StoreServ Storage のポートから target queue full 応答を受け取ります この状態は 各ホストの I/O パフォーマンスを不安定にさせる可能性があります このような状態になった場合には 各ホストの動作を制限して すべてのホストが最大数の I/O 要求を発信している場合でも 3PAR StoreServ Storage のポートのキューがオーバーランしないようにする必要があります ファブリックのセットアップとゾーニング 21

22 注記 : ホストのポートがファブリックゾーン上の複数のターゲットにアクセスできる場合 検出されたターゲットごとにホストドライバーによって割り当てられたターゲット番号は ホストの起動時に一部のターゲットがゾーン内に存在しないと変更されることがあります この状況によって ホストの再起動中に デバイスに対するデバイスノードのアクセスポイントが変わることがあります この問題は ファブリック接続のすべてのストレージで発生することがあり 3PAR StoreServ Storage に特有の問題ではありません サポートされている I/O パスの最大数は 16 です その他の情報 FC での 3PAR Priority Optimization 3PAR OS MU2 から 3PAR Priority Optimization 機能が導入されました この機能は サーバーのワークロードを管理するためのより効率的で動的なソリューションであり ホスト I/O スロットルを設定する代わりに使用できます 3PAR Priority Optimization ソフトウェアを使用すると ストレージ管理者は アレイに関するサービス品質の制限を強制して これまで以上に効率的にストレージリソースを共有できます アレイ上で 3PAR Priority Optimization を有効にする前に VMware ホスト上で SCSI queue full 処理を有効にする必要があります 詳細は 3PAR StoreServ Storage アレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 (56 ページ ) を参照してください まれに 他のターゲットごとまたはアダプターごとのスロットル設定を調整しなければならない場合があります 3PAR Priority Optimization ( サービス品質 ) を 3PAR StoreServ Storage System で使用する方法の詳細については テクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR Priority Optimization を参照してください FC での 3PAR Persistent Ports 3PAR Persistent Ports ( 仮想ポート ) 機能を使用すると 3PAR StoreServ Storage のオンラインアップグレードやノードダウン中の I/O の中断が最小限になります ポートのシャットダウンまたはリセットでは この機能は実行されません 各 FC ターゲットストレージアレイのポートには パートナーアレイポートがシステムによって自動的に割り当てられます パートナーポートは アレイノードのペア間で割り当てられます 3PAR Persistent Ports を使用すると 3PAR StoreServ Storage の FC ポートが 自身の ID を保持しながら 障害が発生したポートの ID (WWN ポート ) を引き継ぐことができます 指定された物理ポートがパートナーポートの ID を引き継ぐ場合 引き継がれたポートは Persistent Ports として指定されます アレイポートの 3PAR Persistent Ports とのフェイルオーバーおよびフェイルバックは ホストベースの大半のマルチパスソフトウェアから意識されることなく そのすべての I/O パスをアクティブに保ち続けることができます 注記 : 3PAR Persistent Ports テクノロジーを使用する場合でも ホストマルチパスソフトウェアが正しくインストールされ 構成され 維持されている必要があります 22 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

23 3PAR Persistent Ports の機能 動作 および必要なセットアップおよび接続性のガイドラインの完全なリストについての詳細は 次のドキュメントを参照してください Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトにあるテクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR StoreServ Persistent Ports (Hewlett Packard Enterprise ドキュメント番号 F4AA4-4545ENW) Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド の 無停止のオンラインソフトウェアアップグレード用に Persistent Ports を使用 のトピック その他の情報 ファブリックのセットアップとゾーニング 23

24 FC での 3PAR OS Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン 3PAR OS から 3PAR Persistent Ports 機能が FC ターゲットポートでサポートされています 3PAR OS から Persistent Ports 機能には ファブリックへのアレイポートの接続が失われたことによって起動されるアレイポート loss_sync イベント中に I/O の中断を最小限に抑える 追加の機能があります 3PAR Persistent Ports 機能が正常に機能するように 特定のケーブル接続のセットアップと接続のガイドラインに従ってください 3PAR StoreServ Storage の FC パートナーポートは同じ FC ファブリックに接続する必要があり できるだけファブリック上の異なる FC スイッチに接続することをお勧めします FC ファブリックは NPIV をサポートしている必要があり NPIV は有効になっている必要があります ホスト側 HBA を ポイントツーポイントファブリック接続用に構成します ( 直接接続 ループ はサポートされていません ) FCoE イニシエーターから FC ターゲットへの構成用の Persistent Ports 機能についての情報は FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成 (9 ページ ) を参照してください FC での 3PAR Persistent Checksum 3PAR StoreServ および 8000 Storage System ( アレイ ) で利用可能な 3PAR Persistent Checksum 機能は StoreServ Storage System のバックエンドドライブへのデータネットワークを介して ホストイニシエーター HBA からの エンドツーエンドのデータ整合性の保護を提供します この機能は SCSI T10 committee で定義された DIF 保護モデルに基づいています この機能は 任意のメディアのサイレントデータ破壊 およびデータネットワーク内の I/O スタックにあるコンポーネントにより発生した転送エラーからデータを保護します この機能によって検出された問題を解決するために 3PAR OS に検出およびリカバリ機能が組み込まれています FC での 3PAR Persistent Checksum をサポートしている最低限のバージョンのホスト HBA ドライバーが必要です ESXi 5.5 以降では サポートしているドライバーを利用できます これらのドライバーを使用すると 3PAR StoreServ Storage アレイ上の 3PAR Persistent Checksum がデフォルトで有効になり アレイ上またはホスト HBA ドライバー上で何も構成する必要はありません 3PAR Persistent Checksum (DIF 対応 ) をサポートしている サポート対象の HBA ドライバーのバージョン およびサポート対象のホスト OS は SPOCK の Web サイトを参照してください 3PAR Persistent Checksum についての詳細は Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR StoreServ Architecture のテクニカルホワイトペーパーを参照してください その他の情報 3PAR Express Writes 3PAR OS から Express Writes 機能が導入されました 8Gb ターゲットの 3PAR StoreServ 7000 および StorageSystem でだけサポートされ 16Gb ターゲットの 3PAR StoreServ または 7000 Storage System ではサポートされていません この機能は 小さなブロックのランダム書き込みのパフォーマンスを最適化します この機能は ホスト HBA モードの 8Gb ターゲットで ビット Express Writes としてデフォルトで有効になっています 24 FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

25 3 iscsi 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成 この章では 3PAR StoreServ Storage と VMware ESX ホスト間で iscsi 接続を確立する方法を説明します 特定の CNA カードがある場合は ソフトウェアまたはハードウェア iscsi イニシエーターを使用することができます 注記 : 以下の手順で指定がない限り 3PAR StoreServ Storage ホストの構成にデフォルト値を使用することをお勧めします iscsi 接続でのポートのセットアップ 3PAR StoreServ Storage System と ESX ホスト間で iscsi 接続を確立するには iscsi イニシエーターに接続される各 3PAR StoreServ Storage の iscsi ターゲットポートを 以下に説明する手順に従ってセットアップします 1. 3PAR CLI の controlport config iscsi <n:s:p> コマンドを使用して 3PAR StoreServ Storage 上の iscsi ポートに対して 1 回限りの構成を設定します 最初に showport および showport -i コマンドを使用して 現在の CNA 構成を確認します 例 : # showport N:S:P Mode State -Node_WWN-- -Port_WWN/HW_Addr- Type Protocol Label Partner FailoverState 0:1:1 target offline - 2C27D754521E iscsi iscsi :1:1 target offline - 2C27D754521A iscsi iscsi # showport -i N:S:P Brand Model Rev Firmware Serial HWType 0:1:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3SK CNA 1:1:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3SK CNA State=config_wait または Firmware= の場合は 3PAR CLI の controlport config iscsi <n:s:p> コマンドを使用して構成を行ってから showport コマンドと showport -i コマンドを使用して構成の設定を確認します 例 : # controlport config iscsi 0:1:1 # controlport config iscsi 1:1:1 # showport N:S:P Mode State -Node_WWN-- -Port_WWN/HW_Addr- Type Protocol Label Partner FailoverState 0:1:1 target ready - 2C27D754521E iscsi iscsi :1:1 target ready - 2C27D754521A iscsi iscsi # showport -i... N:S:P Brand Model Rev Firmware Serial HWType... 0:1:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3SK CNA 1:1:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3SK CNA 2. showport -iscsi コマンドを使用して iscsi ターゲットポートの構成の必要性をチェックします # showport -iscsi N:S:P State IPAddr Netmask Gateway TPGT MTU Rate DHCP isns_prim isns_sec isns_port 0:1:1 offline n/a :1:1 offline n/a iscsi 接続でのポートのセットアップ 25

26 3. 構成が必要な場合 3PAR CLI の controliscsiport addr <ipaddr> <netmask> [-f] <node:slot:port> コマンドを使用します # controliscsiport addr f 0:1:1 # controliscsiport addr f 1:1:1 注記 : ターゲットポートあたりのホストポート数およびアレイあたりの最大の合計ホストポート数については SPOCK の Web サイトにある HPE 3PAR Support Matrix を参照してください ホストのイニシエーターポートと 3PAR StoreServ Storage の iscsi ターゲットポートが別々の IP サブネットにある場合 予期しない動作を防止するために 3PAR StoreServ Storage の iscsi ポートのゲートウェイアドレスを次のように構成します controliscsiport gw <gw_address> [-f] <node:slot:port> 4. 3PAR CLI の showport -iscsi コマンドを使用して設定を確認します 以前に完了していない場合は iscsi 接続でのホストの構成 (72 ページ ) に従って ESX ホスト iscsi イニシエーターを構成します 5. 次の例に示すように ESX ホストから vmkping コマンドを使用して 3PAR StoreServ Storage の iscsi ターゲットポートとの通信を確認します # vmkping 次の例に示すように 3PAR StoreServ Storage アレイから controliscsiport ping <ipadd> <node:slot:port> コマンドを使用して ESX ホストのイニシエーターポートとの通信を確認します # controliscsiport ping :1:1 その他の情報 3PAR iscsi の IPv6 アドレス指定および VLAN タギング iscsi パーソナリティの 3PAR StoreServ Storage ポートを構成するには 以下の手順に従います 1. 次のコマンドを実行します cli % controlport config iscsi -f N:S:P 2. showport -iscsi コマンドを実行して iscsi ポートの現在の設定を確認します 以下の例は 直前の手順でポートを iscsi パーソナリティでセットアップした後の オフラインで未構成のポート (IP アドレスまたは VLAN タグなし ) を示しています cli % showport -iscsi N:S:P State IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway TPGT MTU Rate isns_addr isns_port STGT VLAN 0:6:1 offline :: 0 :: Gbps :: :6:2 offline :: 0 :: Gbps :: :6:1 offline :: 0 :: Gbps :: :6:2 offline :: 0 :: Gbps :: iscsi 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

27 3. controliscsiport addr <netmask prefix_len> [-f] <node:slot:port> コマンドを実行して iscsi ターゲットポートの IP アドレス プレフィックス長 および VLAN タグを設定します 例を次に示します cli % controliscsiport addr fd15:0816:c0:: vlan 816 -f 0:6:1 4. ポート 0:6:1 の IPv6 アドレスおよび VLAN タグを表示するには iscsivlan オプションを指定して showport コマンドを使用します 例を次に示します cli % showport -iscsivlans 0:6:1 N:S:P VLAN IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway MTU TPGT STGT isns_addr isns_port 0:6:1 816 fd15:816:c0::21 64 :: :: 3205 ポート 0:6:1 の準備ができたことを確認するには showport -iscsi コマンドを実行します cli % showport -iscsi 0:6:1 N:S:P State IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway TPGT MTU Rate isns_addr isns_port STGT VLAN 0:6:1 ready :: 0 :: Gbps :: Y VLAN で構成している場合は showport -iscsi ではなく showport -iscsivlans を使用して IP アドレスを表示します cli % showport -iscsivlans N:S:P VLAN IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway MTU TPGT STGT isns_addr isns_port 0:6: :6:2 - :: 0 :: :: :6:2 62 fd15:816:c0:21 64 :: :: :6: :6:2 - :: 0 :: :: :6:2 162 fd15:1816:c0:21 64 :: :: 注記 : 3PAR StoreServ Storage System で IPv4 アドレス指定および VLAN タギングを構成するには 3PAR StoreServ Storage System での IPv4 の構成方法について説明した iscsi 接続でのポートのセットアップ (25 ページ ) を参照してください ただし IPv4 アドレスに割り当てる VLAN 番号を IPv4 アドレスに構成する場合は -vlan オプションを使用する必要があります 3PAR iscsi の IPv6 アドレス指定および VLAN タギング 27

28 iscsi 用のホスト定義の作成 iscsi 用のホスト定義の作成の概要 すべての単一ホストとホスト名の関連付けを行うホスト定義を作成します ホスト定義を作成する前に 3PAR StoreServ Storage の iscsi ターゲットポートを設定して iscsi 接続を確立します iscsi 接続は iscsi 接続でのポートのセットアップ (25 ページ ) の手順 および iscsi 接続でのホストの構成 (72 ページ ) から VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成 (84 ページ ) (ESX ホストのセットアップ ) の手順を実行することで確立されます 3PAR OS 以前の場合 ESX/ESXi は Host Generic-Legacy Persona 6 を使用します 3PAR OS より後のバージョンの 3PAR OS では 展開されたどのバージョンの VMware ESX でも Host Generic-Legacy Persona 6 はサポートされません 3PAR OS 以降では Hewlett Packard Enterprise は ESX 構成を Host VMware Persona 11 に移行することをお勧めします Host Generic-Legacy Persona 6 から Host VMware Persona 11 への ESX ホストの移行についての詳細は Host Persona の移行 (143 ページ ) を参照してください 注記 : 既存の Host Persona を 6 から 11 に変更する場合 変更を有効にするにはホストの再起動が必要です これはオフラインプロセスです Host Persona の変更は ホスト上の SATP ルールの変更と同時に行う必要があります 3PAR OS から 2 番目の Host VMware Persona 11 で ALUA (asymmetric logical unit access) が有効になります 新しくインストールした ESX/ESXi には Host VMware Persona 11 をお勧めします また この Host Persona は 3PAR Peer Persistence 構成および VMware vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) 構成の一部として構成された ESX/ESXi ホストでは必須です 3PAR Peer Persistence を Automatic Transparent Failover および Manual Transparent Switchover と構成するには Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイド を参照してください 3PAR Peer Persistence を使用して vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) を実装するには VMware Knowledge Base Web サイトにある KB を参照してください 3PAR のシングルボリュームの Peer Motion を実行する ESX/ESXi ホストでは 3PAR OS 以降と Host VMware Persona 11 を使用する必要があります 3PAR Remote Copy が構成された ESX/ESXi ホストで 特定の Remote Copy 構成で使用する適切な Host Persona については Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library にある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイド を参照してください 注記 : 3PAR OS から PE LUN ( プロトコルエンドポイント LUN) というインバンドデバイスが VMware Persona 11 を使用して接続されているすべてのホストから見えるようになりました PE LUN は VMware vsphere 6.0 VVol のサポートの一部として提供されます ご使用中のホスト HBA/CNA ドライバーによっては PE LUN はホストデバイスリスト中の LUN 番号 256 として現れることもあります さらに VVol をサポートしていないドライバーを使用している場合は PE LUN に関する警告メッセージが ESXi 6.0 vmkernel ログに記録されることがあります ただし このエラーは VVol 以外の通常の操作には影響しません 28 iscsi 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

29 その他の情報 iscsi 用のホスト定義の作成 29

30 iscsi 用のホスト定義の作成 以下のホスト定義の作成例では VLAN 経由で一対の 3PAR StoreServ Storage の iscsi ポートに接続する ESX ホスト上の VMware iscsi イニシエーター (iqn com.vmware:dl360g b20fff) を使用します 1. 3PAR CLI の showhost コマンドを使用して ホストの iscsi イニシエーターが 3PAR StoreServ Storage の iscsi ターゲットポートに接続されていることを確認します # showhost Id Name Persona WWN/iSCSI_Name Port iqn com.vmware:dl360g b20fff 0:1: iqn com.vmware:dl360g b20fff 1:1:2 2. 3PAR CLI の createhost -iscsi -persona <hostpersona> <hostname> <iscsi_initiator_name> コマンドを使用して 適切なホスト定義エントリーを作成します # createhost -iscsi -persona 11 ESX2 iqn com.vmware:dl360g b20fff 3. 3PAR CLI の showhost コマンドを使用して ホストが作成されたことを確認します # showhost Id Name Persona WWN/iSCSI_Name Port 1 ESX2 VMware iqn com.vmware:dl360g b20fff 0:1:2 iqn com.vmware:dl360g b20fff 1:1:2 4. 接続をテストするには 仮の VV をいくつか作成して VLUN をホストにエクスポートします 注記 : ストレージの作成 エクスポート および検出の詳細については ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て (99 ページ ) を参照してください 5. ESX ホストの iscsi イニシエーターで再スキャンを実行し その後 VLUN が検出されていることを確認します 30 iscsi 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

31 iscsi のターゲットポートの制限と仕様 ターゲットポートが過負荷にならず連続的な I/O 処理を行えるように 以下のターゲットポートに対する制限に従ってください アレイポート アレイノードペア およびアレイごとにサポートされているイニシエーター接続の最大数を設定するには SPOCK の Web サイトにある HPE 3PAR Support Matrix に示されている手順に従ってください ([SPOCK Home] [Other Hardware] [3PAR]) 3PAR StoreServ Storage の各 HBA モデルのポートあたりの I/O キューの最大長は次のとおりです HBA プロトコル アレイ バス 速度 ポート キューの最大長 QLogic QLA4052C iscsi F200 F400 T400 T800 PCI-X 1Gbps QLogic QLE8242 iscsi 3PAR StoreServ PCIe 10Gbps QLogic EP8324 iscsi 3PAR StoreServ PCIe 10Gbps I/O キューは接続されているホストサーバーの HBA ポート間で共有され 先着順で処理されます すべてのキューが使用中で ホストの HBA ポートが I/O を開始しようとすると そのポートは 3PAR StoreServ Storage のポートから target queue full 応答を受け取ります この状態は 各ホストサーバーの I/O パフォーマンスを不安定にさせる可能性があります この状態が発生した場合には すべてのホストサーバーが最大数の I/O 要求を発信しても 3PAR StoreServ Storage のポートのキューがオーバーランしないように 各ホストサーバーの動作を制限する必要があります その他の情報 iscsi での 3PAR Priority Optimization 3PAR OS MU2 から 3PAR Priority Optimization 機能が導入されました この機能は サーバーのワークロードを管理するための効率的で動的なソリューションであり ホスト I/O スロットルを設定する代わりに使用できます この機能を使用する場合 ストレージ管理者は アレイに関するサービス品質の制限を強制することで 効率的にストレージリソースを共有できます アレイ上で 3PAR Priority Optimization を有効にする前に VMware ホスト上で SCSI queue full 処理を有効にする必要があります 詳細は 3PAR StoreServ Storage アレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 (56 ページ ) を参照してください まれに 他のターゲットごとまたはアダプターごとのスロットル設定を調整しなければならない場合があります 3PAR Priority Optimization ( サービス品質 ) を 3PAR StoreServ Storage System で使用する方法の詳細については テクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR Priority Optimization を参照してください iscsi のターゲットポートの制限と仕様 31

32 iscsi での 3PAR Persistent Ports 3PAR OS から 3PAR Persistent Ports 機能が iscsi でサポートされています 3PAR Persistent Ports ( 仮想ポート ) 機能を使用すると 以下のイベントに対する応答での 3PAR StoreServ Storage の I/O の中断が最小限になります 3PAR OS ファームウェアのアップグレード ノードをオフラインにする必要があるノードメンテナンス ( 例 : 新規 HBA の追加 ) 3PAR ノードの障害 管理者による アレイターゲットポートのオフライン化 各 iscsi ターゲットストレージアレイのポートには パートナーアレイポートがシステムによって自動的に割り当てられます パートナーポートは アレイノードのペア間で割り当てられます 3PAR Persistent Ports を使用すると 3PAR StoreServ Storage の iscsi ポートが 自身の ID を保持しながら 障害が発生したポートの ID を引き継ぐことができます 指定された物理ポートがパートナーポートの ID を引き継ぐ場合 引き継がれたポートは Persistent Ports として指定されます アレイポートの 3PAR Persistent Ports とのフェイルオーバーおよびフェイルバックは ホストベースの大半のマルチパスソフトウェアから意識されることなく そのすべての I/O パスをアクティブに保ち続けることができます 3PAR OS から iscsi での Persistent Ports には アレイとスイッチ間のシグナルの喪失またはリンクダウンによる障害の場合に自動フェイルオーバーを行う loss_sync リカバリをサポートすることで アレイポートの loss_sync イベント中の I/O 中断を最小化する追加機能があります 注記 : 3PAR Persistent Ports テクノロジーを使用する場合でも ホストマルチパスソフトウェアが正しくインストールされ 構成され 維持されている必要があります iscsi 接続のための重要な要素は パートナーポートが同じ IP ネットワークを共有している必要があるという点です 3PAR Persistent Ports の機能 動作 および必要なセットアップおよび接続性のガイドラインの完全なリストについての詳細は 次のドキュメントを参照してください Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトにあるテクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR StoreServ Persistent Ports (Hewlett Packard Enterprise ドキュメント番号 F4AA4-4545ENW) Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド の 無停止のオンラインソフトウェアアップグレード用に Persistent Ports を使用 のトピック その他の情報 iscsi 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

33 4 FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成 FCoE スイッチ FCoE イニシエーター および FCoE ターゲットポートのセットアップ ESX ホストの FCoE イニシエーターポートと 3PAR StoreServ Storage の FCoE ターゲットポートを FCoE スイッチに接続します 注記 : FCoE スイッチの VLAN ルーティングのセットアップ および構成は このトピックの範囲外です VLAN およびルーティングのセットアップの手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください 1. 3PAR StoreServ および 7000 Storage アレイ上の CNA ポートは controlport コマンドを使用して 一度だけ構成する必要があります (3PAR T クラスおよび F クラスアレイでは この設定は必要ありません ) 新しい FCoE 構成の例 : # showport N:S:P Mode State ----Node_WWN---- -Port_WWN/HW_Addr- Type Protocol 0:3:1 suspended config_wait - - cna - 0:3:2 suspended config_wait - - cna - # showport -i N:S:P Brand Model Rev Firmware Serial HWType 0:3:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3U4 CNA 0:3:2 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3U4 CNA 2. State=config_wait または Firmware= である場合 controlport config fcoe <n:s:p> コマンドを使用して構成します showport および showport -i コマンドを使用して 構成の設定を確認します 例 : # controlport config fcoe 0:3:1 # controlport config fcoe 0:3:2 # showport 0:3:1 0:3:2 N:S:P Mode State ----Node_WWN---- -Port_WWN/HW_Addr- Type Protocol Label Partner FailoverState 0:3:1 target ready 2FF70002AC AC host FCoE :3:2 target ready 2FF70002AC AC free FCoE # showport -i 0:3:1 0:3:2 N:S:P Brand Model Rev Firmware Serial HWType 0:3:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3U4 CNA 0:3:2 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3U4 CNA 3. showport -fcoe コマンドを使用して FCoE ポートの現在の設定を確認します 例 : # showport -fcoe N:S:P ENode_MAC_Address PFC_Mask 0:3: AC x08 0:3: AC x00 FCoE スイッチ FCoE イニシエーター および FCoE ターゲットポートのセットアップ 33

34 iscsi から FCoE への構成の変更 1. showport コマンドを使用します # showport 0:3:1 target ready - 000E1E05BEE6 iscsi iscsi :3:2 target ready - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi controlport offline <node:slot:port> コマンドを使用して iscsi ポートをオフラインにします # controlport offline 0:3:1 # controlport offline 0:3:2 # showport 0:3:1 target offline - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi0:3:2 target offline - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi 3. controlport config fcoe <node:slot:port> コマンドおよび controlport rst <node:slot:port> コマンドを使用して トポロジを FCoE に変更します # controlport config fcoe 0:3:1 # controlport config fcoe 0:3:2 # controlport rst 0:3:1 # controlport rst 0:3:2 0:3:1 target offline - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi 0:3:2 target offline - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi # showport 0:3:1 target ready 2FF70002AC AC host FCoE :3:2 target ready 2FF70002AC AC free FCoE showport -fcoe コマンドを使用して FCoE ポートの現在の設定を確認します 例 : # showport -fcoe N:S:P ENode_MAC_Address PFC_Mask 0:3: AC x08 0:3: AC x00 34 FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

35 FCoE 用のホスト定義の作成 FCoE 用のホスト定義の作成の概要 ESX ホストを 3PAR StoreServ Storage に接続する前に ホスト定義を作成する必要があります ホスト定義では ファブリックまたは直接接続でホストの HBA ポートに接続されている 3PAR StoreServ Storage のポートごとに 有効な Host Persona ( ホストモード ) を指定する必要があります 3PAR OS 以前の場合 ESX/ESXi は Host Generic-Legacy Persona 6 を使用します 3PAR OS 以降では 展開されたどのバージョンの VMware ESX でも Host Generic-Legacy Persona 6 はサポートされません 3PAR OS 以降では Hewlett Packard Enterprise は ESX 構成を Host VMware Persona 11 に移行することをお勧めします Host Generic-Legacy Persona 6 から Host VMware Persona 11 への ESX ホストの移行についての詳細は Host Persona の移行 (143 ページ ) を参照してください 注記 : 既存の Host Persona を 6 から 11 に変更する場合 変更を有効にするにはホストの再起動が必要です これはオフラインプロセスです Host Persona の変更は ホスト上の SATP ルールの変更と同時に行う必要があります 3PAR OS から 2 番目の Host VMware Persona 11 で ALUA (asymmetric logical unit access) が有効になります エンドツーエンド FCoE (FCoE ターゲット ) 構成では Host VMware Persona 11 が必要です 新しくインストールした ESX/ESXi には Host VMware Persona 11 をお勧めします また この Host Persona は 3PAR Peer Persistence 構成および VMware vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) 構成の一部として構成された ESX/ESXi ホストでは必須です 3PAR Peer Persistence を Automatic Transparent Failover および Manual Transparent Switchover と構成するには Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイド を参照してください 3PAR Peer Persistence を使用して vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) を実装するには VMware Knowledge Base Web サイトにある KB を参照してください 3PAR のシングルボリュームの Peer Motion を実行する ESX/ESXi ホストでは 3PAR OS 以降と Host VMware Persona 11 を使用する必要があります 3PAR Remote Copy 構成の ESX/ESXi ホストで使用する適切な Host Persona については Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイド を参照してください Host Generic-Legacy Persona 6 および VMware Persona 11 のどちらの場合も ホストの FCoE のセットアップの注意事項について 本書内の適切なトピックを参照してください FCoE 用のホスト定義の作成 35

36 注記 : 3PAR OS から PE LUN ( プロトコルエンドポイント LUN) というインバンドデバイスが Host VMware Persona 11 を使用して接続されているすべてのホストから見えるようになりました PE LUN は VMware vsphere 6.0 VVol のサポートの一部として提供されます ご使用中のホスト HBA/CNA ドライバーによっては PE LUN はホストデバイスリスト中の LUN 番号 256 として現れることもあります さらに VVol をサポートしていないドライバーを使用している場合は PE LUN に関する警告メッセージが ESXi 6.0 vmkernel ログに記録されることがあります ただし このエラーは VVol 以外の通常の操作には影響しません controlport createhost および showhost コマンドの使用方法の詳細については Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Command Line Interface Reference または HPE 3PAR Management Console ユーザーガイド を参照してください その他の情報 FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

37 FCoE 用のホスト定義の作成 1. 使用可能なすべての Host Persona を表示します # showhost -listpersona 2. ホスト定義を作成するには -persona オプション付きの createhost コマンドを発行して Host Persona とホスト名を指定します 3PAR OS 以前の場合 : # createhost -persona 6 ESXserver C9724AB C97244FE 3PAR OS 以降の場合 : # createhost -persona 11 ESXserver C9724AB C97244FE 3. showhost コマンドを使用して ホストが作成されたことを確認します Generic-Legacy Persona 6 を使用している 3PAR OS 以前の場合 : # showhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver1 Generic-legacy C9724AB C97244FE --- VMware Persona 11 を使用している 3PAR OS 以降の場合 : # showhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver2 VMware EC33E EC33E showhost -persona コマンドを使用して Persona_Name と Persona_Id の対応を表示します # showhost -persona Id Name Persona_Id Persona_Name Persona_Caps 0 ESXserver1 6 Generic-legacy -- 1 Esxserver2 11 VMware SubLun, ALUA 注記 : Host Persona が正しく設定されていない場合は sethost -persona <host number> <hostname> コマンドを使用して問題を解決してください ここで host number は 6 (3PAR OS 以前の場合 ) または 11 (3PAR OS 以降の場合に推奨 ) です Host Persona を 11 に変更した場合 ESX ホストを再起動してください Host Persona を 6 から 11 へ または 11 から 6 へ変更するには ホストをオフラインにするか またはホストが接続解除されている必要があります FCoE 用のホスト定義の作成 37

38 FCoE のターゲットポートの制限と仕様 ターゲットポートが過負荷にならず連続的な I/O 処理を行えるように 以下のターゲットポートに対する制限に従ってください アレイポート アレイノードペア およびアレイごとにサポートされているイニシエーター接続の最大数を設定するには SPOCK の Web サイトにある HPE 3PAR Support Matrix に示されている手順に従ってください ([SPOCK Home] [Other Hardware] [3PAR]) 3PAR StoreServ Storage の各 HBA モデルのポートあたりの I/O キューの最大長は次のとおりです HBA プロトコル アレイ バス 速度 ポート キューの最大長 QLogic QLE8242 FCoE 3PAR StoreServ PCIe 10Gbps QLogic EP8324 FCoE 3PAR StoreServ PCIe 10Gbps I/O キューは接続されているホストの HBA ポート間で共有され 先着順で処理されます すべての I/O バッファーキューが使用中で ホストの HBA ポートが I/O を開始しようとすると そのポートは 3PAR StoreServ Storage のポートから target queue full 応答を受け取ります この状態は 各ホストの I/O パフォーマンスを不安定にさせる可能性があります このような状態になった場合には 各ホストの動作を制限して すべてのホストが最大数の I/O 要求を発信している場合でも 3PAR StoreServ Storage のポートのキューがオーバーランしないようにする必要があります 注記 : ホストのポートがファブリックゾーン上の複数のターゲットにアクセスできる場合 ホストドライバーによって検出されたターゲットごとに割り当てられたターゲット番号は ホストの起動時に一部のターゲットがゾーン内に存在しないと変更されることがあります この状況によって ホストの再起動中に デバイスに対するデバイスノードのアクセスポイントが変わることがあります この問題は ファブリック接続のすべてのストレージで発生することがあり 3PAR StoreServ Storage に特有の問題ではありません その他の情報 FCoE での 3PAR Priority Optimization 3PAR OS MU2 から 3PAR Priority Optimization 機能が導入されました この機能は サーバーのワークロードを管理するための効率的で動的なソリューションであり ホスト I/O スロットルを設定する代わりに使用できます この機能を使用する場合 ストレージ管理者は アレイに関するサービス品質の制限を強制することで 効率的にストレージリソースを共有できます アレイ上で 3PAR Priority Optimization を有効にする前に VMware ホスト上で SCSI queue full 処理を有効にする必要があります 詳細は 3PAR StoreServ Storage アレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 (56 ページ ) を参照してください まれに 他のターゲットごとまたはアダプターごとのスロットル設定を調整しなければならない場合があります 38 FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

39 3PAR Priority Optimization ( サービス品質 ) を 3PAR StoreServ Storage System で使用する方法の詳細については テクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR Priority Optimization を参照してください FCoE での 3PAR Priority Optimization 39

40 FCoE での 3PAR Persistent Ports 3PAR Persistent Ports ( 仮想ポート ) 機能を使用すると 3PAR StoreServ Storage のオンラインアップグレード ノードダウン またはケーブル抜け中の I/O の中断が最小限になります ポートのシャットダウンまたはリセットでは この機能は実行されません 各 FCoE ターゲットストレージアレイのポートには パートナーアレイポートがシステムによって自動的に割り当てられます パートナーポートは アレイノードのペア間で割り当てられます 3PAR Persistent Ports を使用すると 3PAR StoreServ Storage の FCoE ポートが 自身の ID を保持しながら 障害が発生したポートの ID を引き継ぐことができます 指定された物理ポートがパートナーポートの ID を引き継ぐ場合 引き継がれたポートは Persistent Ports として指定されます アレイポートの 3PAR Persistent Ports とのフェイルオーバーおよびフェイルバックは ホストベースの大半のマルチパスソフトウェアから意識されることなく そのすべての I/O パスをアクティブに保ち続けることができます 注記 : 3PAR Persistent Ports テクノロジーを使用する場合でも ホストマルチパスソフトウェアが正しくインストールされ 構成され 維持されている必要があります 3PAR Persistent Ports の機能 動作 および必要なセットアップおよび接続性のガイドラインの完全なリストについての詳細は 次のドキュメントを参照してください Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトにあるテクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR StoreServ Persistent Ports (Hewlett Packard Enterprise ドキュメント番号 F4AA4-4545ENW) Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド の 無停止のオンラインソフトウェアアップグレード用に Persistent Ports を使用 のトピック その他の情報 FCoE での 3PAR OS Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン 3PAR OS 以降 : 3PAR Persistent Ports 機能では FCoE ターゲットポート (FCoE エンドツーエンド構成 ) がサポートされています ノードダウンイベント中に 3PAR Persistent Ports 機能が 3PAR StoreServ Storage FCoE ポートでデフォルトで有効になります 3PAR Persistent Ports 機能が正常に機能するように 特定のケーブル接続のセットアップと接続のガイドラインに従ってください 3PAR Persistent Ports 機能のセットアップおよび接続性のキーとなる要素は 以下のとおりです 3PAR StoreServ Storage の FCoE パートナーポートが 同一の FCoE ネットワークに接続されている必要があります ノードペアの各ノードで ホストに面する HBA 上の同じ CNA ポートが同じ FCoE ネットワークに接続されている必要があります できるだけネットワーク上の異なる FCoE スイッチに接続することをお勧めします FCoE ネットワークは NPIV をサポートしており NPIV が有効になっている必要があります 40 FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成

41 5 FC 接続でのホストの構成 この章では ESX ホストをセットアップして FC 接続経由で 3PAR StoreServ Storage と通信させるために必要な手順および留意事項について説明します HBA およびドライバーのインストール ESX ホストをセットアップする前に ホストアダプターがインストール済みであり 正常に動作していることを確認してください 必要に応じて HBA ベンダーが提供するドキュメントの指示を参照してください VMware がサポートする HBA 向けのドライバーは VMware が供給する ESX OS インストールパッケージに含まれています HBA ドライバー用のアップデートおよびパッチは VMware のサポート経由で入手可能です Brocade FC HBA では デフォルトの Path TOV ( タイムアウト値 ) パラメーターは 30 秒に設定されています VMware Native Multipathing Plug-in (NMP) では この値を 14 秒に設定することを推奨します このパラメーターの値を変更するには Brocade BCU コマンドラインユーティリティを使用する必要があります 詳細については 次に示す VMware の Web サイトを参照してください Brocade HBA ドライバー ファームウェア および BCU ユーティリティをダウンロードするには QLogic の Web サイトを参照してください Brocade 固有のドライバーには BR というプレフィックス (BR-xxx HBA モデルなど ) のある名前が付けられています アダプターポートのリストを表示するには 次のコマンドを使用します # esxcli brocade bcu --command="port --list" Port# FN Type PWWN/MAC FC Addr/ Media State Spd Eth dev /0 - fc 10:00:00:05:1e:dc:f3:2f 091e00 sw Linkup 8G 0 fc 10:00:00:05:1e:dc:f3:2f 091e00 sw Linkup 8G 1/1 - fc 10:00:00:05:1e:dc:f3: sw Linkup 8G 1 fc 10:00:00:05:1e:dc:f3: sw Linkup 8G 以前の出力からポート番号を照会するには 次のコマンドを使用します # esxcli brocade bcu --command="vhba --query 1/0" PCI Function Index : 1/0/0 Firmware Ver : Port type : FC Bandwidth : 8 Gbps IOC state : operational PWWN : 10:00:00:05:1e:dc:f3:2f NWWN : 20:00:00:05:1e:dc:f3:2f Path TOV : 30 seconds Portlog : Enabled IO Profile : Off Interrupt coalescing : on Interrupt delay : 0 us Interrupt latency : 0 us HBA およびドライバーのインストール 41

42 Path TOV 値を変更するには ( すべてのポートで繰り返すには ) 次の例に従って操作します このコマンドは 自動的に実行できるように ESX ホストのスタートアップに追加することもできます # esxcli brocade bcu --command="fcpim --pathtov 1/0 14" path timeout is set to 14 変更が完了してから ポート番号をクエリするには 次の例に従って操作します # esxcli brocade bcu --command="vhba --query 1/0" PCI Function Index : 1/0/0 Firmware Ver : Port type : FC Bandwidth : 8 Gbps IOC state : operational PWWN : 10:00:00:05:1e:dc:f3:2f NWWN : 20:00:00:05:1e:dc:f3:2f Path TOV : 14 seconds Portlog : Enabled IO Profile : Off Interrupt coalescing : on Interrupt delay : 0 us Interrupt latency : 0 us その他の情報 仮想マシンゲスト OS のインストール VMware ESX ホストのドキュメントには 推奨する VM ( 仮想マシン ) ゲスト OS の一覧と それらを VM としてインストールおよびセットアップする方法が記載されています VM 構成のセットアップ方法については VMware ESX ホストのドキュメントを参照してください 注意 : VMware では VMware KB として RHEL 5 (GA) RHEL 4 U4 RHEL 4 U3 SLES 10 (GA) および SLES 9 SP3 ゲスト OS において問題があることを認識しています これらのゲストオペレーティングシステムでは I/O リトライのビジー状態 または ESX ホストの SAN または iscsi ストレージでパスフェイルオーバーが発生した場合に ファイルシステムが読み取り専用になる可能性があります 詳細は VMware Knowledge Base の Web サイトにある KB を参照してください Hewlett Packard Enterprise は 3PAR StoreServ Storage System に接続された VMware ESX ホストの VM のゲスト OS として RHEL 5 (GA) RHEL 4 U4 RHEL 4 U3 SLES 10 (GA) および SLES 9 SP3 を使用することを推奨せず またサポートもしません NPIV (N-Port ID の仮想化 ) 機能はお勧めしません NPIV 機能の制限事項については VMware Knowledge Base の Web サイトにある KB を参照してください VMware および Hewlett Packard Enterprise は Windows 2003 サーバーには LSI logic のアダプターエミュレーションの使用を推奨します LSI Logic のアダプターは 新規の VM を作成する際の Windows 2003 のデフォルトオプションでもあります Hewlett Packard Enterprise でのテストでは BUS Logic のアダプターを Windows 2003 VM で使用する場合 ESX マルチパスでのフェイルオーバー / フェイルバック中に Windows 2003 VM に高い確率で障害が発生することを確認しています 42 FC 接続でのホストの構成

43 Hewlett Packard Enterprise でのテストの結果から ESX レイヤーでのパスフェイルオーバーを正常に完了させるためには VM ゲスト OS の SCSI タイムアウト値を 60 秒にする必要があります VMware でサポートされるほとんどのゲスト OS では SCSI タイムアウトのデフォルト値は 60 秒ですが 各ゲスト OS のインストールごとにチェックして確認する必要があります 特に Red Hat 4.x ゲスト OS では SCSI タイムアウト値をデフォルト値の 30 秒から 60 秒に変更する必要があります コマンドラインを使用して Red Hat 4.x VM に割り当てられたすべての SCSI デバイスの SCSI タイムアウトを 60 秒に設定します find /sys -name timeout grep "host.*target.*timeout" xargs -n 1 echo "echo 60 >" sh VM の再起動時にタイムアウトの変更を維持するために Red Hat 4.x ゲスト OS の /etc/ rc.local に この行を追加する必要があります /etc/rc.local ファイルの変更例 : # cat /etc/rc.local #!/bin/sh # # This script will be executed *after* all the other init scripts. # You can put your own initialization stuff in here if you don't # want to do the full Sys V style init stuff. find /sys -name timeout grep "host.*target.*timeout" xargs -n 1 echo "echo 60 >" sh touch /var/lock/subsys/local Windows Server では 次のコマンドを使用して TimeOutValue を確認します C:\ reg query HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\disk /v TimeOutValue HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\disk TimeOutValue REG_DWORD 0x3c その他の情報 仮想マシンゲスト OS のインストール 43

44 マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 注記 : このトピックでは マルチパス機構およびラウンドロビンポリシーの構成について説明しますが これらは FC FCoE および iscsi のすべての接続タイプに適用されます VMware ESX 3.0~3.5 は マルチパスをサポートするフェイルオーバーを含み ESX ホストと 3PAR StoreServ Storage アレイ間の持続的な通信を維持します VMware ではこのマルチパスサポートに [ 固定 ] または [ 最近の使用 ] と呼ばれる 2 つのパスポリシーの選択肢があります ESX 4.0 から パスポリシーの第 3 の選択肢としてラウンドロビンを使用できます パスポリシーは 3PAR StoreServ Storage のボリューム (LUN) 単位で変更可能です これは デバイスリストを右クリックして vsphere Client のメニューから [ プロパティ ] 機能を選択することにより行います ポップアップウィンドウにより パスの管理 が可能であり これにより選択したボリュームへのパスのプロパティが変更できます この方法を使用して パスポリシーの選択 ストレージアレイ上のボリュームへのアクティブな優先パスの指定 および [ 固定 ] パスポリシースキーム内でのスタンバイパスの指定が可能です さらに パスを無効化して ストレージアレイ上のボリュームへの特定パス経由の通信を禁止することができます vsphere Client GUI により 設定の変更がボリューム上でのみ (LUN ごとに ) ボリューム単位で可能です GUI は 固定パスポリシースキーム内の I/O パスを管理する場合に適切であり よく使用されます 3PAR StoreServ Storage とともに ESX/ESXi 4.0 を使用する場合のラウンドロビンパスポリシーの実装および構成手順については ESX 4.x 以降での FC のラウンドロビンマルチパス機構の構成 (46 ページ ) を参照してください [ ラウンドロビン ] パスポリシーは ESX/ESXi 4.0 以降の場合によく使用されるマルチパス実装です 3PAR StoreServ Storage とともに ESX/ESXi 4.0 を使用する場合のラウンドロビンパスポリシーの実装および構成手順については ESX 4.x 以降での FC のラウンドロビンマルチパス機構の構成 (46 ページ ) を参照してください [ 固定 ] パスポリシー およびすべてのパスに均等に I/O 負荷を手動で割り当てる優先 / アクティブパスは ESX 3.0~3.5 の場合によく使用されるマルチパス実装です ファブリックスイッチまたはストレージアレイのいずれかで アクティブパスに障害が検出される またはアクティブパスが無効化される場合 ストレージアレイへのすべての ESX ホスト I/O は スタンバイパスへのフェイルオーバーにより動作が継続されます 優先パスが復旧または有効化されたことを ESX ホストが検出した場合 ESX ホストからの I/O は優先パスで再開されます ( あらかじめそのパスに優先パスポリシーが設定されている場合 ) ストレージアレイ上の 2 つ以上の 3PAR StoreServ Storage のボリュームに対して 2 つまたはそれ以上のパスが存在する場合には ESX ホストからの I/O は 手動で配置または分散化を行う必要があります 使用可能なパスに手動で負荷を分散することにより I/O パフォーマンスが改善することがあります ストレージアレイへのこのパス負荷分散は ストレージアレイ上の特定のボリュームを対象とする I/O の数に依存します ストレージアレイへの特定パス上の特定ボリュームへの I/O の切り替えは構成によりさまざまであり ESX ホストおよび VM とストレージアレイ上のデバイス間のワークロードにより異なります vsphere Client (45 ページ ) に 固定 I/O ポリシー方式で 5 つの I/O パスを持つ LUN を示します [ 有効 (I/O) *] とマークされたパスは 優先パスであり 所定の LUN に対するすべての I/O が現在割り当てられているパスです 他のパスは 有効 としてリストされていますが スタンバイ モードです 有効な スタンバイ モードのパスは 優先パスに障害が発生しない限り この LUN への I/O 通信には使用されません 44 FC 接続でのホストの構成

45 図 1 vsphere Client [ 最近の使用 ] (Most Recently Used) パスポリシーでは マルチパスのフェイルオーバー / フェイルバックが発生した後には I/O 負荷分散の維持または再設定は行われません このため I/O が負荷分散されていない未設定の状態に放置され 重大な I/O パフォーマンスの問題が発生する可能性があります Hewlett Packard Enterprise は [ 最近の使用 ] パスポリシーの実装をお勧めしません 注記 : ある LUN に対して I/O がアクティブな場合にパスポリシーを変更しようとすると 以下が表示されて失敗することがあります "error during the configuration of the host: sysinfoexception; Status=Busy: Message=Unable to Set" パスポリシーの変更中にこの問題が発生した場合は その LUN への I/O を削減し その後に再度変更を行ってください このトピックに関する追加情報については VMware の Web サイトにある SAN 構成ガイド 内のマルチパスに関するトピックを参照してください その他の情報 マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 45

46 ESX 4.x 以降での FC のラウンドロビンマルチパス機構の構成 ESX 4.0 以降では 3PAR StoreServ Storage などのアクティブ / アクティブなストレージアレイに対して VMware はラウンドロビン I/O パスポリシーをサポートしています ラウンドロビン I/O パスポリシーは ESX 4.0 以降ではよく使用される構成ですが 3PAR デバイスでは デフォルトでは有効になっていません 注意 : ESXi 5.5 以前のホストで RDM 共有 LUN を使用して Windows Server 2012 または Windows Server 2008 VM Cluster を実行している場合は これらの特定 RDM LUN を [ ラウンドロビン ] ポリシーから [ 固定 ] または [ 最近の使用 ] パスポリシーに個別に変更してください ラウンドロビンに設定された LUN (46 ページ ) は FC 構成からの出力であり [ ラウンドロビン (VMware)] が設定されているパスを持つ LUN を示しています 注記 : 各パスのステータスが [ 有効 (I/O)] と表示されていることに注意してください iscsi 構成でのパスのステータスも同様になります 図 2 ラウンドロビンに設定された LUN 46 FC 接続でのホストの構成

47 ポリシーは各 LUN ごとに指定する必要があり 新しいデバイスが追加されるたびに更新する必要があるため 大きなネットワークでは vsphere Client GUI を介してラウンドロビン I/O パスポリシースキームを管理するのは面倒であり 維持は困難です 代わりに VMware は サーバー管理者が ESX CLI vcli または vsphere Management Assistant (vma) コマンドを使用して ネイティブの ESX/ESXi ストレージプラグインのセット内に定義されたパラメーターにより ストレージデバイスの I/O パスポリシーをホストごとのベースで管理できる方法を提供しています VMware のネイティブマルチパス機構には次の 2 つの重要なプラグインがあります Storage Array Type Plug-in (SATP) - パスのフェイルオーバーを処理し パスの状態を監視します Path-selection Plug-in (PSP) - 特定の論理デバイス用の I/O 要求の最良のパスと経路を選択します つまりパスのポリシーを定義します ESX/ESXi ホストで使用されるべき Storage Array Type Plug-in (SATP) は 3PAR StoreServ Storage の Host Persona に関連しています 3PAR Host Generic-Legacy Persona 6 が ESX/ESXi ホストで使用されている Host Persona である場合 SATP VMW_SATP_DEFAULT_AA を使用します 3PAR Host VMware Persona 11 が ESX/ESXi ホストで使用されている Host Persona である場合 SATP VMW_SATP_ALUA を使用します ESX/ESXi 4.0 のバージョン (4.0 GA から すべての 4.0 Update) の場合 ストレージデバイスに対してラウンドロビン I/O パスポリシーが自動的に適用されるようにするには デフォルトの SATP ルールを編集する必要があります ESX/ESXi 4.1 から デフォルトの SATP ルールを変更せずに SATP/PSP を特定のベンダーの対象とするカスタムの SATP ルールを追加で作成できるようになりました カスタムの SATP を使用して ストレージデバイスに対してラウンドロビン I/O パスポリシーが自動的に適用されるようにできます マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 47

48 SATP PSP による ESX/ESXi マルチパスのラウンドロビン用構成 PSP ラウンドロビン構成の一部として IOPS 値を指定することができます IOPS は ラウンドロビンパス選択方式でのパスの変更時に 各パスに対してスケジュールされている IO 操作の数です デフォルトの IOPS 値は 1000 です 初期値 および PSP ラウンドロビンで IO スループットの最適化をさらに行う場合の開始点としては IOPS=1 をお勧めします ESX/ESXi 4.0 バージョンを除き SATP カスタムルール内で IOPS 値を設定することをお勧めします 注意 : VMware は esx.conf ファイルを直接編集しないよう 特に警告しています 注記 : IOPs = 1 の設定は 新しい推奨初期値として テクニカルホワイトペーパー HP 3PAR StoreServ Storage and VMware vsphere 6 Best Practice (Hewlett Packard Enterprise ドキュメント番号 4AA4-3286ENW) に記載されています さまざまなワークロードの需要に応じて この値を変更してください SATP ルールの変更は vsphere GUI で行うことはできません ESX CLI コマンドで SATP ルールを変更すると esx.conf ファイルに設定されます カスタム SATP ルールは 既存の SATP デフォルトルールのパラメーターを変更または再定義する追加の SATP ルールであり 影響を受けるターゲットデバイスを定義し 一意のカスタムルール名が付けられます カスタム SATP ルールを変更または編集することはできません カスタム SATP ルールを削除してから カスタムルールのパラメーターに変更を追加した新しいものを作成しなければなりません SATP および PSP の作成 変更 追加 または削除は それ以後に提示された新しいデバイスすべてで サーバーを再起動することなく 有効となります 既存のデバイスまたは以前に提示されたデバイスで SATP ルールの作成 変更 追加 または削除を有効にするには ホストを再起動する必要があります VMware vcenter Server または ESX CLI コマンドから行った個々のデバイスベースでのパスポリシー変更は SATP ルールで定義されている PSP パスポリシーよりも優先します このため 個々のデバイスへのパスポリシー変更は ホストを再起動しても維持されます SATP の VMW_SATP_DEFAULT_AA ルールに対して有効な PSP は次のとおりです VMW_PSP_RR VMW_PSP_FIXED VMW_PSP_MRU VMW_PSP_RR をお勧めします SATP の VMW_SATP_ALUA ルールに対して有効な PSP は次のとおりです VMW_PSP_RR VMW_PSP_MRU VMW_PSP_FIXED は ALUA SATP ルール内で定義する正しい PSP ではありません VMW_PSP_RR をお勧めします 3PAR Host Generic-Legacy Persona 6 から Host VMware Persona 11 またはその逆への変更 : 3PAR OS で Host Generic-Legacy Persona 6 から VMware Persona 11 へ または Host VMware Persona 11 から Generic-Legacy Persona 6 へ変更するには 影響を受けるアレ 48 FC 接続でのホストの構成

49 イポートがオフラインであるか または Host Persona が変更されるホストが接続解除されている必要があります カスタム SATP ルール内で対象とされ そのルールによって要求される既存のデバイスに対して ESX/ESXi OS はホストの再起動を要求します Hewlett Packard Enterprise では Host Generic-Legacy Persona 6 から VMware Persona 11 へ または Host persona VMware Persona 11 から Generic-Legacy Persona 6 へ変更するには 以下の手順を使用することをお勧めします 1. すべてのホスト I/O を停止し 必要な SATP 変更 ( カスタム SATP ルールの作成や デフォ ルトの SATP ルールの PSP デフォルトの変更 ) を ESX/ESXi ホストに適用します 2. ホストをシャットダウンします 3. アレイ上の Host Persona を変更します 4. ホストを起動します 5. ターゲットデバイスが SATP ルールから適切に要求されていることを確認します ESX/ESXi 4.0 GA~4.0 MUx の場合 : 注記 : ESX 4.0 GA~4.0 MUx はカスタム SATP ルールをサポートしていますが カスタムルール内に PSP ( パスポリシー ) を設定する -P オプションはサポートされていません PSP は デフォルト SATP ルール内で定義しなければなりません ESX 4.0 GA~4.0 MUx には iops をデフォルトの 1000 (iops = 1000) から変更してはならないという 既知の問題があります iops 値を変更すると ホストの次回の再起動時に iops に対して不正な値が取り込まれ iops は予期しない値となります ALUA に対してカスタムルールが作成されていない場合 アレイ Host Persona が 11/VMware (ALUA 準拠アレイポートプレゼンテーション ) であっても 3PARdata VV については VMW_SATP_DEFAULT_AA SATP ルールから要求されます Host Generic-Legacy Persona 6 ( アクティブ - アクティブアレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する 3PAR SATP ルール : カスタム SATP ルールは使用されません PSP ( パスポリシー ) は デフォルトのアクティブ - アクティブ SATP ルール上で変更されます VMW_SATP_DEFAULT_AA のデフォルトのマルチパスポリシーは VMW_PSP_FIXED ( 固定パス ) です デフォルトは ラウンドロビンの優先 PSP ( パスポリシー ) に変更されます # esxcli nmp satp setdefaultpsp -s VMW_SATP_DEFAULT_AA -P VMW_PSP_RR Host VMware Persona 11 (ALUA 準拠アレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する 3PAR SATP ルール : # esxcli nmp satp setdefaultpsp -s VMW_SATP_ALUA -P VMW_PSP_RR # esxcli nmp satp addrule -s "VMW_SATP_ALUA" -c "tpgs_on" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" 上記の ALUA カスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli nmp satp deleterule -s "VMW_SATP_ALUA" -c "tpgs_on" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 49

50 注意 : デフォルトの SATP ルールを変更して ラウンドロビン I/O マルチパス機構ポリシーを使用するための手順は 3PAR StoreServ Storage の LUN を使用する VMware ホストに対してのみ適用可能です ホストが他のベンダーからのストレージを共有している場合は I/O ポリシーを変更する前に デフォルトのルールの変更がストレージ環境全体に及ぼす影響を考慮してください ある SATP のデフォルト PSP を変更すると 同じデフォルト SATP ルールを使用するすべてのストレージデバイス (FC FCoE iscsi) に影響があります ホストが 3PAR StoreServ Storage 以外に複数のストレージベンダーを共有していて 接続されている他のストレージが VMW_SATP_DEFAULT_AA または VMW_DEFAULT_ALUA などの同じ SATP ルールを使用するアクティブ / アクティブラウンドロビンマルチパス機構をサポートしていない場合 そのマルチパス機構にも影響があります 他のストレージが自身の SATP とは異なる SATP を使用する場合 SATP VMW_SATP_DEFAULT_AA のマッピングを VMW_PSP_RR に変更し ラウンドロビンマルチパス機構を利用できるようにする必要があります esxcli nmp device list コマンドまたは esxcli nmp device list -d <device id> コマンドを使用して ESX 4.0 で特定のデバイスの SATP-PSP の対応を確認してください たとえば 3PAR StoreServ Storage とストレージ X が VMW_SATP_DEFAULT_AA を使用する同じホストに接続されている場合に ストレージ X が自身用の SATP を持っていない場合は ストレージ X がラウンドロビンマルチパス機構をサポートしていないと問題が発生することがあります 3PAR StoreServ Storage とストレージ Y が同じホストを共有している場合に ストレージ Y が自身用の SATP VMW_SATP_Y を持っており Hewlett Packard Enterprise は VMW_SATP_DEFAULT_AA を使用する場合は 競合は発生せずに変更は可能です ESX/ESXi 4.1 GA~4.1 MUx の場合 : Host Generic-Legacy Persona 6 ( アクティブ - アクティブアレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する 3PAR カスタム SATP ルール : # esxcli nmp satp addrule -s "VMW_SATP_DEFAULT_AA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_off" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule" 上記のアクティブ - アクティブカスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli nmp satp deleterule -s "VMW_SATP_DEFAULT_AA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_off" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule" Host VMware Persona 11 (ALUA 準拠アレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する 3PAR カスタム SATP ルール : # esxcli nmp satp addrule -s "VMW_SATP_ALUA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_on" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" 上記の ALUA カスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli nmp satp deleterule -s "VMW_SATP_ALUA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_on" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" 50 FC 接続でのホストの構成

51 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の場合 : Host Generic-Legacy Persona 6 ( アクティブ - アクティブアレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する 3PAR カスタム SATP ルール : # esxcli storage nmp satp rule add -s "VMW_SATP_DEFAULT_AA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 c "tpgs_off" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule" 上記のアクティブ - アクティブカスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli storage nmp satp rule remove -s "VMW_SATP_DEFAULT_AA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 c "tpgs_off" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule" Host VMware Persona 11 (ALUA 準拠アレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する 3PAR カスタム SATP ルール : # esxcli storage nmp satp rule add -s "VMW_SATP_ALUA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_on" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" 上記の ALUA カスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli storage nmp satp rule remove -s "VMW_SATP_ALUA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_on" -V "3PARdata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 51

52 SATP Info コマンド デフォルト SATP ルールと現在のデフォルト PSP 次の例にあるコマンドを使用して デフォルト SATP ルールとその現在のデフォルト PSP ( パスポリシー ) をリストしてください ESXi 5.x と ESXi 6.0 の例 : #esxcli storage nmp satp list Name Default PSP Description VMW_SATP_ALUA VMW_PSP_MRU Supports non-specific arrays that use the ALUA protocol VMW_SATP_MSA VMW_PSP_MRU Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_Default_AP VMW_PSP_MRU Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_SVC VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_BQL VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_INV VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_EVA VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_ALUA_CX VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_SYMM VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_CX VMW_PSP_MRU Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_LSI VMW_PSP_MRU Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_Default_AA VMW_PSP_FIXED Supports non-specific active/active arrays VMW_SATP_LOCAL VMW_PSP_FIXED Supports direct attached devices ESX/ESXi 4.x の例 : #esxcli storage nmp satp list Name Default PSP Description VMW_SATP_ALUA_CX VMW_PSP_FIXED Supports EMC CX that use the ALUA protocol VMW_SATP_SVC VMW_PSP_FIXED Supports IBM SVC VMW_SATP_MSA VMW_PSP_MRU Supports HP MSA VMW_SATP_EQL VMW_PSP_FIXED Supports EqualLogic arrays VMW_SATP_INV VMW_PSP_FIXED Supports EMC Invista VMW_SATP_SYMM VMW_PSP_FIXED Supports EMC Symmetrix VMW_SATP_LSI VMW_PSP_MRU Supports LSI and other arrays compatible with the SIS 6.10 in non-avt mode VMW_SATP_EVA VMW_PSP_FIXED Supports HP EVA VMW_SATP_DEFAULT_AP VMW_PSP_FIXED Supports non-specific active/passive arrays VMW_SATP_CX VMW_PSP_MRU Supports EMC CX that do not use the ALUA protocol VMW_SATP_ALUA VMW_PSP_RR Supports non-specific arrays that use the ALUA protocol VMW_SATP_Default_AA VMW_PSP_RR Supports non-specific active/active arrays VMW_SATP_LOCAL VMW_PSP_FIXED Supports direct attached devices 52 FC 接続でのホストの構成

53 SATP カスタムルールと対応する定義済みパラメーター SATP カスタムルールと 対応する定義済みパラメーターをリストするには 次の例にあるコマンドを使用します ESXi 5.x と ESXi 6.0 の例 : VMware Persona 11 の場合 : # esxcli storage nmp satp rule list grep -i 3par VMW_SATP_ALUA 3PARdata VV user tpgs_on VMW_PSP_RR iops=1 HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule Generic-Legacy Persona 6 の場合 : # esxcli storage nmp satp rule list grep -i 3par VMW_SATP_DEFAULT_AA 3PARdata VV user tpgs_off VMW_PSP_RR iops=1 HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule ESX/ESXi 4.x の例 : # esxcli nmp satp listrules grep -i 3par VMW_SATP_ALUA 3PARdata VV tpgs_on HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule デバイス情報の表示 デバイス情報を表示するには 次の例にあるコマンドを使用します ESXi 5.x と ESXi 6.0 の例 : # esxcli storage nmp device list naa.50002ac0000a0124 Device Display Name: 3PARdata iscsi Disk (naa.50002ac0000a0124) Storage Array Type: VMW_SATP_ALUA Storage Array Type Device Config: {implicit_support=on;explicit_support=on; explicit_allow=on;alua_followover=on;{tpg_id=256,tpg_state=ao}} Path Selection Policy: VMW_PSP_RR Path Selection Policy Device Config: {policy=rr,iops=1,bytes= ,useano=0;lastpathindex=1: NumIOsPending=0,numBytesPending=0} Path Selection Policy Device Custom Config: Working Paths: vmhba3:c0:t1:l73, vmhba2:c0:t0:l73, vmhba2:c0:t1:l73, vmhba3:c0:t0:l73 ESX/ESXi 4.x の例 : このコマンドは ESX/ESXi 4.x で共通です 次の出力は ESX 4.0 の場合です # esxcli nmp device list naa.50002ac000b40125 Device Display Name: 3PARdata Fibre Channel Disk (naa.50002ac000b40125) Storage Array Type: VMW_SATP_DEFAULT_AA Storage Array Type Device Config: Path Selection Policy: VMW_PSP_RR Path Selection Policy Device Config: {policy=rr,iops=1000,bytes= ,useano=0;lastpathindex=3: NumIOsPending=0,numBytesPending=0} Working Paths: vmhba5:c0:t0:l25, vmhba5:c0:t1:l25, vmhba4:c0:t0:l25, vmhba4:c0:t1:l25 ESX 4.1 の場合 上記のデバイスリストの出力で iops が 1 になります マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 53

54 ホストの再起動なしでストレージデバイス上のパスポリシーを変更するための スクリプトによる代替策 以前に提示された多数の既存のストレージデバイスについて SATP を介して行うパスポリシー変更を有効にするための ESX/ESXi ホストの再起動が望ましくない場合は ESX CLI コマンドをスクリプト化することで LUN 群のパスポリシーを変更できます CLI コマンドによる LUN のバッチのパスポリシーの変更 注記 : ある LUN に対して I/O がアクティブな場合にパスポリシーを変更しようとすると 以下のように失敗することがあります パスポリシーの変更中にこの問題が発生した場合は その LUN への I/O を削減し その後に必要な変更を行ってください error during the configuration of the host: sysinfoexception; Status=Busy: Message=Unable to Set 次のコマンドを使用するスクリプトを作成します 1. ホスト上に存在するすべての 3PAR デバイスをリスト表示します ESXi 5.x と ESXi 6.0 の場合 : # esxcli storage nmp device list grep -i naa.50002ac grep -v Device naa.50002ac ac naa.50002ac003b800ac naa.50002ac ac ESX/ESXi 4.x の場合 : # esxcli nmp device list grep -i naa.50002ac grep -v Device naa.50002ac ac naa.50002ac003b800ac naa.50002ac ac 2. 前記の出力で識別された各デバイスに対して I/O パスポリシーをラウンドロビンに変更します ESXi 5.x と ESXi 6.0 の場合 : # esxcli storage nmp device set -d naa.50002ac ac -P VMW_PSP_RR ESX/ESXi 4.x の場合 : # esxcli nmp device setpolicy -d naa.50002ac ac -P VMW_PSP_RR 3. 変更されていることを確認します ESXi 5.x と ESXi 6.0 の場合 : # esxcli storage nmp device list -d naa.50002ac ac 54 FC 接続でのホストの構成

55 ESX/ESXi 4.x の場合 : # esxcli nmp device list -d naa.50002ac ac マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 55

56 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する留意事項 このトピックの情報は 複数の ESX ホストを使用 ( または ESX ホストとともに他のホストを使用 ) し これらがファンイン構成で 3PAR StoreServ Storage のポートに接続されている場合に 考慮する必要があります 3PAR StoreServ Storage アレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 VMware ESX リリース ESX 4.x ESXi 5.0 および 5.0 Updates ESXi 5.5 および 5.5 Updates および ESXi 6.0 ESX および ESXi の場合 : ESX 4.0 GA ESX 4.1 ( すべての ESX 4.x Update) ESXi 5.0 ( すべての Update) ESXi 5.5 ( すべての Update) および ESXi 6.0 では ESX がストレージアレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに業界標準に従って応答できるようにアルゴリズムが追加されました ESX による Queue Full または Busy 応答によって一時的に I/O が調整 ( スロットリング ) されるため 3PAR StoreServ Storage のポートの過負荷を防止できます 注記 : この機能は マルチホスト環境内の ESX/ESXi - 3PAR StoreServ Storage の展開の一部として有効にする必要があります Queue Full および Busy LUN スロットリングアルゴリズムはデフォルトでは無効です このアルゴリズムが有効になっていれば 追加の I/O スロットリングスキームは必要ありません ESX の Queue Full / Busy 応答アルゴリズムについての詳細は VMware Knowledge Base の Web サイトにある KB を参照してください 注記 : [QFullSampleSize] = [0] と設定すると スロットリングアルゴリズムがオフになり ホストはアレイからの Queue Full または Busy 応答に対する I/O 負荷の調整を行いません Queue Full および Busy LUN スロットリングアルゴリズムの有効化 1. vsphere Client から ESX ホストを選択します [ 構成 ] タブで [ ソフトウェア ] の [ 詳細設定 ] [Disk] の順に選択します 2. スクロールして次の変数を見つけ HPE 3PAR 推奨値を設定します [QFullSampleSize] = [32] [QFullThreshold] = [4] 56 FC 接続でのホストの構成

57 VMware ESXi リリース 5.1 の場合 : adaptive queue depth algorithm ( アダプティブキュー深さアルゴリズム ) を有効にするには [ 詳細設定 ] のパラメーター [QFullSampleSize] および [QFullThreshold] が必要です ESXi 5.1 より前の ESXi では これらのパラメーターはグローバルに設定されます つまり これらのパラメーターは ESXi ホストから見えるすべてのデバイスに設定されます しかし ESXi 5.1 では これらのパラメーターはデバイスごとに より細かい方法で設定されます 2012/12/20 付けの VMware パッチ ESXi (KB ) は これらのパラメーターの値をグローバルに設定する機能を復活させます VMware Knowledge Base の Web サイトを参照してください これらのパラメーターをグローバルに設定するには このパッチをインストールし VMware ESX リリース ESX 4.x ESXi 5.0 および 5.0 Updates ESXi 5.5 および 5.5 Updates および ESXi 6.0 (56 ページ ) の手順に従います esxcli コマンドを使用して これらの値をデバイスごとに設定することもできます 両方のオプション (esxcli と詳細設定のパラメーター ) が使用された場合は デバイスごとの値が優先されます esxcli コマンドを使用して デバイスごとのレベルで QFullSampleSize および QFullThreshold を設定します # esxcli storage core device set --device device_name -q Q -s S この設定は再起動なしで有効になり 再起動を行っても保持されます 対応する list コマンドを使用して デバイスに対する値を取得します # esxcli storage core device list このコマンドは オプションの --device パラメーターをサポートしています # esxcli storage core device list --device device_name その他の情報 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する留意事項 57

58 ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の追加機能に関する考慮事項 ESX/ESXi 4.1 から ストレージ I/O 制御 (SIOC) およびストレージアレイとの統合に関する新しい機能が導入されました ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の 3PAR StoreServ Storage 構成では Hewlett Packard Enterprise は SIOC および vstorage API for Array Integration (VAAI) を使用することをお勧めします 注記 : VAAI および新しい機能に関するこのトピックは FC FCoE および iscsi のすべての接続タイプに適用されます ストレージ I/O 制御 SIOC 機能により データストアレベルおよび VMware クラスター内の ESX/ESXi ホスト全体に対して 個々の VM から 3PAR StoreServ Storage アレイに送信される I/O の監視および制御が 新しいレベルで可能になります SIOC 機能およびその展開についての考慮事項の詳細は ストレージ I/O 制御機能および vsphere リソース管理に関する VMware ドキュメントを参照してください VAAI (vstorage APIs for Array Integration) について VMware とのパートナーシップにより Hewlett Packard Enterprise は ESX/ESXi 4.1 を 3PAR StoreServ Storage とともに使用する場合に新しい SCSI コマンドセットを使用可能とする ESX/ESXi 4.1 プラグインを開発しました VMware では この新しく組み込まれた SCSI コマンドのセットを プリミティブ と呼んでいます これらのプリミティブを使用する ESX 拡張は 一括して vstorage APIs for Array Integration (VAAI) と呼ばれます VMware プリミティブにより ESX/ESXi ホストは VM の操作を従来のデータレベルではなくメタレベルでストレージハードウェアに転送することが可能になります これにより 操作の遅延時間と FC ファブリック /iscsi ネットワークのデータ通信量が削減されます これらのプリミティブの一部を使用すると ストレージハードウェアは VM へのブロック割り当て機能および割り当て解除機能に関与できるようになります これらのプリミティブは ハードウェア オフロード とも呼ばれます プリミティブ の概要 フルコピー (XCOPY) により ストレージアレイは ESX ホストによるデータの読み書きを必要とせずに アレイ内のデータの完全コピーが作成できます これにより データコピープロセスの一部がストレージアレイにオフロードされます ブロックゼロ初期化 (WRITE-SAME) により ストレージアレイは ESX ホストによるゼロデータの書き込みを必要とせずに アレイ内の多数のブロックをゼロクリアすることが可能になります これは VM のプロビジョニングの迅速化に有効です これにより ファイルスペースのゼロ化機能の一部がストレージアレイにオフロードされます Hardware Assisted Locking (ATS) は VMFS クラスターファイルシステムのメタデータを保護する手段として SCSI 予約の代替手段を提供します これは データストアを共有する大規模な ESX ホストファームのスケーラビリティの改善に有効です 58 FC 接続でのホストの構成

59 ESX/ESXi 4.1 の 3PAR VAAI プラグイン PAR OS バージョン 以降および ESX/ESXi 4.1 では VMware VAAI 機能のサポートは 3PAR VAAI Plug-in をインストールすることで利用できます 16 バイトのボリューム WWN を使用する 3PAR OS から VAAI Full Copy (XCOPY) が機能せず データコピー処理がアレイにオフロードされないという 3PAR VAAI プラグイン v1.1.1 の制限事項があります VMware VAAI ESX/ESXi 4.1 インストールパッケージ用 3PAR VAAI プラグイン および HPE 3PAR VAAI Plug-in for VMware vsphere 4.1 User's Guide についての情報は Hewlett Packard Enterprise Software Depot の Web サイトを参照してください その他の情報 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の 3PAR VAAI プラグイン PAR OS 以降では ESXi 5.x に 3PAR VAAI プラグイン をインストールしないでください VAAI プリミティブがデフォルトの T10 VMware プラグインで処理される場合 3PAR VAAI プラグインは必要ありません 次の表に 3PAR VAAI プラグインのインストール要件の概要を示します 表 1 3PAR VAAI プラグインのインストール要件 VMware ESX 機能 / プリミティブ ATS XCOPY WRITE_SAME ESX 4.1 3PAR VAAI プラグインが必要 ESXi 5.x ESXi 6.0 サポート済み 3PAR VAAI プラグインは不要 ( 標準の T10 ESX プラグインでサポート ) ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の追加機能に関する考慮事項 59

60 ESXi 5.x または ESXi 6.0 での UNMAP ( スペース再利用 ) ストレージハードウェアのサポート 3PAR OS 以降 およびデフォルトの VMware T10 VAAI プラグインを使用している ESXi 5.0 Update 1 および ESXi 6.0 から スペース再利用の UNMAP ストレージプリミティブがサポートされました 3PAR VAAI プラグインをインストールする必要はありません 注記 : VMware KB および で説明されている発生の可能性がある問題を回避するために ESXi 5.0 GA では自動 VAAI Thin Provisioning Block Space Reclamation (UNMAP) を無効にする必要があります VMware Knowledge Base の Web サイトで上記の KB 記事を参照してください ESXi 5.0 Update 1 以降では vmkfstools のアップデートバージョンが提供されており オプション [-y] を使用して ESXi ホストのグローバル設定に関わらず UNMAP コマンドを送信することができます [-y] オプションは 次のように使用します # cd /vmfs/volumes/<volune-name> vmkfstools -y <percentage of deleted block to reclaim> 注記 : ESXi 5.0 GA では vmkfstools -y オプションは機能しません ESXi 5.5 では VAAI の UNMAP プリミティブをサポートしている シンプロビジョニングされた LUN 上で 削除されたブロックを再利用できる新しいコマンドが esxcli namespace に導入されました # esxcli storage vmfs unmap -l <datastore name> vmkfstools -y コマンドは ESXi 5.5 で廃止されました 詳細は VMware KB を参照してください UNMAP はまた LUN が TPVV ストレージボリューム上の RDM LUN であれば RedHat Enterprise 6 などの UNMAP をサポートする VM 上でファイルが削除された場合に 領域を解放します ( たとえば RedHat VM 上の RDM ボリュームで ext4 ファイルシステムが使用され discard オプションを指定してマウントされている場合 ) # mount t ext4 o discard /dev/sda2 /mnt これにより Red Hat 6 の VM は UNMAP コマンドを実行し その ext4 ファイルシステム内のすべての削除に対して アレイ上の領域の解放が行われます その他の情報 60 FC 接続でのホストの構成

61 ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.0 での領域不足状態 ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.0 および 3PAR OS 以降では VM STUN という領域不足状態が実装されました この OS 機能は VAAI プラグインとは無関係であり TPVV ボリュームタイプに適用されます TPVV が追加のストレージ領域を割り当てられない場合 またはストレージシステムのディスク領域が不足しているために TPVV ボリュームを増やせない場合 TPVV ボリュームは DATA PROTECT センスキーエラーおよび追加センス SPACE ALLOCATION FAILED WRITE PROTECT の付いたチェックコンディションを送信します 結果として ESX は VM を一時停止し vsphere の VM の [ サマリ ] タブに 空き領域がありません メッセージを表示します この際 [ 再試行 ] または [ キャンセル ] オプションも表示されます VM の一時停止状態では 読み取り要求および割り当てられた LUN ブロックへの再書き込みは可能ですが 新しい領域への書き込みはできません VM への Ping telnet および ssh 要求は受け付けられません ストレージ管理者は ディスク領域を追加する またはストレージ vmotion を使用して その LUN からの影響がない他の VM に移行する必要があります ディスク領域を追加した後 警告メッセージの [ 再試行 ] オプションを使用して VM を読み書き状態に戻します [ キャンセル ] オプションを選択すると VM が再起動します 次の例では 1 つの 3PAR StoreServ Storage の TPVV が showvv -alert コマンド内に示されているように 60% の割り当て警告で作成されています # showvv alert Alerts (MB)-- -Snp(%VSize)- -Usr(%VSize)- Adm ----Snp Usr----- Id Name Prov Type VSize Used Wrn Lim Used Wrn Lim Fail Fail Wrn Lim Fail Wrn Lim 612 nospace1 tyvv base y ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の追加機能に関する考慮事項 61

62 割り当て警告に到達した場合 3PAR StoreServ Storage はソフトしきい値エラー asc/q: 0x38/0x7 を送信し ESX は書き込みを継続します InServ debug log: 1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN B32A4BA98) LUN:22 LUN WWN:50002ac c VV:0 CDB:280000AB (Read10) Skey:0x06 (Unit attention) asc/q:0x38/07 (Thin provisioning soft threshold reached) VVstat:0x00 (TE_PASS -- Success) after 0.000s (Abort source unknown) toterr:74882, lunerr:2 # showalert Id: 193 State: New Message Code: 0x Time: :12:15 PDT Severity: Informational Type: TP VV allocation size warning Message: Thin provisioned VV nospace1 has reached allocation warning of 60G (60% of 100G) 3PAR StoreServ Storage でディスク領域不足が発生すると ハードパーマネントエラー asc/q: 0x27/0x7 が送信されます showspace showvv -r および showalert を使用して 警告および使用領域を表示します ESX は VM を一時停止することによって応答します InServ debug log: 1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN B32A4BA98) LUN:22 LUN WWN:50002ac c VV:612 CDB:2A00005D6CC (Write10) Skey:0x07 (Data protect) asc/q:0x27/07 (Space allocation failed write protect) VVstat:0x41 (VV_ADM_NO_R5 -- No space left on snap data volume) after 0.302s (Abort source unknown) toterr:74886, lunerr:3 次の図は vsphere 上に表示される [ 再試行 ] および [ キャンセル ] オプション付きの VM 警告を示しています 図 3 VM メッセージ - [ 再試行 ] および [ キャンセル ] オプション 62 FC 接続でのホストの構成

63 ESXi 5.x から追加された新しいプリミティブサポート 3PAR OS 以降では TP LUN Reporting と呼ばれる新しい追加プリミティブをサポートしています このプリミティブでは READ Capacity (16) の TPE ビットを有効にすることで 所定の LUN がシンプロビジョニング LUN であることが ESXi 5.x に通知され ホストがこれらの LUN に UNMAP コマンドを送信するなどの機能が使用可能になります TPE ビットは TPVV および TPVV ベースの R/W スナップショットに対して有効です ESXi 5.x に存在する Quota Exceeded Behavior は Thin Provisioning Soft Threshold Reached チェックコンディションで完了し アラートまたは警告を伴います VAAI および新機能サポートの一覧 次の表に VAAI プラグインの要件 および新しいプリミティブのサポートの概略を示します 表 2 3PAR VAAI プラグインのインストール要件 VMware ESX 機能 / プリミティブ ATS XCOPY WRITE_SAME UNMAP 領域不足状態 ( VM STUN とも呼ばれる ) Quota Exceeded Behavior TP LUN Reporting ESX 4.1 3PAR VAAI プラグインが必要 ESX 4.1 以降で未サポート サポート済み 3PAR VAAI プラグインを推奨 ただしこの機能には不要 ESX 4.1 以降で未サポート ESXi 5.x ESXi 6.0 サポート済み 3PAR VAAI プラグインは不要 ( 標準の T10 ESX プラグインでサポート ) VAAI プラグインの検証 ESXi 5.x または ESXi 6.0 の場合 : 注記 : ESXi 5.x または ESXi 6.0 では 3PAR OS は ネイティブ T10 プラグインを使用します どの 3PAR プラグインも表示されません # esxcli storage core plugin list Plugin name Plugin class NMP MP ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の追加機能に関する考慮事項 63

64 ESX 4.1 の場合 : VAAI プラグインがデバイスにインストールされ有効になっていることを確認してください インストールされている VAAI プラグインのバージョンを表示します # esxupdate --vib-view query grep 3par cross_3par-vaaip-inserv_ installed 検出された 3PAR デバイスに対してクレームルールが有効になっていることを表示します # esxcli corestorage claimrule list -c VAAI Rule Class Rule Class Type Plugin Matches VAAI 5001 runtime vendor 3PAR_vaaip_InServ vendor=3pardata model=* VAAI 5001 file vendor 3PAR_vaaip_InServ vendor=3pardata model=* VAAI がそのデバイスでサポートされていることを表示します # esxcfg-scsidevs -l naa.50002ac003da00eb Device Type: Direct-Access Size: MB Display Name: 3PARdata iscsi Disk (naa.50002ac003da00eb) Multipath Plugin: NMP Console Device: /dev/sdx Devfs Path: /vmfs/devices/disks/naa.50002ac003da00eb Vendor: 3PARdata Model: VV Revis: 3110 SCSI Level: 5 Is Pseudo: false Status: on Is RDM Capable: true Is Removable: false Is Local: false Other Names: vml ac003da00eb VAAI Status: supported ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.0 でストレージプリミティブを利用するには ハードウェアアクセラレーションが 3PAR LUN で有効であることが次の出力で表示される必要があります 図 4 3PAR デバイスのハードウェアアクセラレーション esxcfg-advcfg コマンドを使用して オプションが 1 ( 有効 ) に設定されていることをチェックします # esxcfg-advcfg -g /DataMover/HardwareAcceleratedMove # esxcfg-advcfg -g /DataMover/HardwareAcceleratedInit # esxcfg-advcfg -g /VMFS3/HardwareAcceleratedLocking 64 FC 接続でのホストの構成

65 6 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成 このガイドの FC トピックの内容はすべて FCoE 接続にも適用されます 以下のトピックを参照してください 仮想マシンゲスト OS のインストール (42 ページ ) マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 (44 ページ ) 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する留意事項 (56 ページ ) ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の追加機能に関する考慮事項 (58 ページ ) この章では 3PAR StoreServ Storage で ESX ソフトウェア FCoE 構成をセットアップする手順について説明します ここでの説明は エンドツーエンド FCoE および FCoE イニシエーターから FC ターゲット接続の両方をカバーしています このトピックでの手順説明は VMware の Web サイトから入手可能な VMware の vsphere ストレージガイド と併せて使用してください その他の情報 FCoE スイッチの構成 ESX (FCoE イニシエーター ) のホストポートと 3PAR StoreServ Storage (FCoE ターゲット ) のポートを FCoE 対応スイッチに接続します 注記 : FCoE スイッチの VLAN およびルーティングのセットアップと構成は このドキュメントの範囲外です VLAN およびルーティングのセットアップの手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください システム BIOS を使用した FCoE の構成 1. セットアップメニューに移動します セットアップメニューに移動するためのキーの組み合わせは構成対象のホストにより異なります 次に HPE ProLiant を使用している場合の例を示します FCoE スイッチの構成 65

66 図 5 FCoE の構成 66 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成

67 2. [System Options] ペインで [NIC Personality Options] を選択します 図 6 NIC Personality Options 3. [PCI Slot 2] ペインで [Port 1] および [Port 2] の両方について [FCoE] を選択します 図 7 PCI スロットの構成 システム BIOS を使用した FCoE の構成 67

68 4. [PCI Slot 2 Port 1] と [Port 2] に [FCoE] と表示されます 図 8 FCoE が構成された PCI Slot 1 と Slot 2 5. 変更を保存して BIOS を終了します 図 9 BIOS ユーティリティの終了 68 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成

69 FCoE ホスト接続用の 3PAR StoreServ Storage のポートの構成 FCoE イニシエーターを FC ターゲットに接続するセットアップでは 3PAR StoreServ Storage 上に特別な構成は必要ありません FCoE フォワーダースイッチ経由のホストアダプターからのイニシエーターは 3PAR StoreServ Storage のポートに接続する 1 つの FC デバイスとして扱われます FCoE に構成されているホスト CNA カードを搭載するサーバーが 3PAR StoreServ Storage のポートに接続されている場合は FC 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成 (9 ページ ) および FC 接続でのホストの構成 (41 ページ ) に記載されているのと同じガイドラインに従う必要があります FCoE イニシエーターから FCoE ターゲットへの接続の設定をする場合 StoreServ ポートが FCoE に構成されている必要があります StoreServ で FCoE ポートを構成する方法についての注意事項は FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成 (33 ページ ) を参照してください FCoE CNA およびフォワーダースイッチをサポートする特定の構成については SPOCK の Web サイトで 該当する 3PAR OS リリースバージョンを参照してください その他の情報 FCoE イニシエーターから FC ターゲットへの接続の構成 FCoE から FC 構成を設定中の場合 次の図は CNA と FCoE フォワーダースイッチの構成のための一般的な手順を説明します 図 10 FCoE イニシエーターと FC ターゲット 注記 : 所定のコンバージドネットワークアダプターを搭載するサーバーの構成手順の詳細については CNA 製造元のドキュメントを参照してください FCoE スイッチまたは FCoE フォワーダーは FCoE の通信を FC に変換し これを 3PAR StoreServ Storage ターゲットポートが接続されているファブリックにトランクできるようにする必要があります FCoE ホスト接続用の 3PAR StoreServ Storage のポートの構成 69

70 1. 他の PCIe カードと同様に CNA カードをサーバーにインストールします 固有の説明については サーバーベンダーのドキュメントを参照してください 2. CNA カードのインストール手順に従い CNA カードドライバーをインストールします ( サーバーにはサポートされた OS がすでに稼働しているとします ) 3. サーバーの CNA カードポートを FCoE フォワーダースイッチにケーブル接続し FCoE フォワーダースイッチポートを構成します 固有の説明については スイッチベンダーのドキュメントを参照してください 4. 3PAR StoreServ Storage のポートを 3PAR OS 3.2.x または 3.1.x を実行している 3PAR StoreServ Storage ポートの構成 (9 ページ ) のトピックのガイドラインに従って構成し 3PAR StoreServ Storage のポートを FCoE フォワーダーの FC スイッチポートまたは FCoE フォワーダーに接続されている FC ファブリックのいずれかに接続します 5. ホストイニシエーターポートおよび 3PAR StoreServ Storage のターゲットポートに対して FC ゾーンを作成します イニシエーターが 3PAR StoreServ Storage のターゲットポートにログインしたら ホスト定義およびプロビジョンストレージをホストに作成します 注記 : CNA を搭載するサーバーを 3PAR StoreServ Storage に直接接続することはできません FCoE フォワーダースイッチを使用する必要があります 70 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成

71 FCoE イニシエーターから FCoE ターゲットへの接続の構成 次の図は FCoE から FCoE への構成についての一般的な手順をまとめたものです FCoE イニシエーターから FCoE ターゲットへの接続の設定をする場合 3PAR StoreServ Storage ポートが FCoE に構成されている必要があります StoreServ で FCoE ポートを構成する方法についての注意事項は FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成 (33 ページ ) を参照してください 図 11 FCoE イニシエーターと FCoE ターゲット 注記 : FCoE スイッチの VLAN およびルーティングのセットアップと構成は このドキュメントの範囲外です VLAN およびルーティングのセットアップの手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください 1. 他の PCIe カードと同様に CNA カードをサーバーにインストールします 固有の説明については サーバーベンダーのドキュメントを参照してください 2. CNA カードのインストール手順に従い CNA カードドライバーをインストールします ( サーバーにはサポートされた OS がすでに稼働しているとします ) 3. サーバー CNA カードポートを FCoE ファブリックに物理的に接続します 4. 3PAR StoreServ Storage のポートを FCoE 向けの 3PAR StoreServ Storage の構成 (33 ページ ) のガイドラインに従って構成し 3PAR StoreServ Storage のポートを FCoE ファブリックに接続します 5. ホストイニシエーターポートおよび 3PAR StoreServ Storage のターゲットポートに対して VLAN を作成します イニシエーターが 3PAR StoreServ Storage ターゲットポートにログインしたら ホスト定義およびプロビジョンストレージをホストに作成します FCoE イニシエーターから FCoE ターゲットへの接続の構成 71

72 7 iscsi 接続でのホストの構成 この章では 3PAR StoreServ Storage で ESX の iscsi 構成をセットアップする手順について説明します このトピックでの手順説明は VMware の Web サイトから入手可能な VMware の vsphere ストレージ ガイドと併せて使用してください 以下にリストされている FC トピックの内容は iscsi 接続にも適用されます 仮想マシンゲスト OS のインストール (42 ページ ) マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 (44 ページ ) 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する留意事項 (56 ページ ) ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の追加機能に関する考慮事項 (58 ページ ) その他の情報 Enterprise iscsi 3PAR OS から 3PAR StoreServ および 8000 Storage System は Enterprise iscsi つまりデータセンターブリッジング (DCB) の iscsi ( ロスレスイーサネット ) をサポートしています DCB は イーサネット LAN を クラスター化およびストレージのネットワーク使用のために拡張しています DCB を使用すると 異なるイーサネットトラフィックを 異なる優先度でセットアップおよび構成でき それらが異なるパイプであるかのように取り扱うことができます リンクに対して帯域幅を割り当てることで キューのオーバーフローによるパケットの紛失を防止することができます Enterprise iscsi のサポートには 3PAR の iscsi ターゲットポート上での特別な設定は不要です 各 SAN 環境は異なっており その要件も異なるため 1 つのスイッチネットワーク構成がすべての SAN 環境に適用されることはありません DCB をサポートするイーサネットスイッチ上で iscsi を構成するには スイッチのベンダーの構成ガイドを参照してください HPE 5900 ネットワークスイッチシリーズを構成するには Hewlett Packard Enterprise Network Information Library にある HPE FlexFabric 59xx/57xx Switch Series を参照してください サポートされている DCB イーサネットスイッチについては SPOCK の Web サイトを参照してください その他の情報 iscsi 接続でのホストの構成

73 スイッチ および iscsi イニシエーターの設定 3PAR StoreServ Storage の iscsi ターゲットポートに接続するために iscsi イニシエーターによって使用されるイニシエーターポートとして ホストのネットワークインターフェイスカード (NIC) またはコンバージドネットワークアダプター (CNA) をセットアップし構成してください ESX ホストの iscsi イニシエーターポートと 3PAR StoreServ Storage の iscsi ターゲットポートをスイッチに接続します iscsi イニシエーターポートと 3PAR StoreServ Storage の iscsi ターゲットポートを構成します VLAN を使用する場合は ターゲットポートとイニシエーターポートが同じ VLAN にあることを確認します ESX ホスト上で vmkping コマンドを使用して iscsi イニシエーターと 3PAR StoreServ Storage iscsi ターゲットの間の接続性を確認します 注記 : VLAN 向けのスイッチのセットアップとルーティングの構成は このドキュメントの範囲外です VLAN の設定とルーティングについての説明は スイッチのメーカーのガイドを参照してください スイッチ上でジャンボフレームを構成するときの手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください VMware ESX へのソフトウェア iscsi のインストール VMware がサポートする NIC 向けのソフトウェア iscsi ドライバーは VMware が供給する ESX OS インストールパッケージに含まれています VMware のサポート窓口から ソフトウェア iscsi ドライバーのアップデートおよびパッチを入手してください VMware のソフトウェア iscsi のインストールには 以下の基本的な手順が必要です 1. ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートを構成します 2. ストレージアダプターとして VMware ソフトウェア iscsi アダプターを追加します 3. ソフトウェア iscsi イニシエーターが使用する VMware ファイアウォールポート (3260) を開きます 4. ソフトウェア iscsi アダプターを有効にします 5. iscsi に使用される VMkernel ポート IP を追加します 2 台のサーバーがある ESX 4.x ソフトウェア iscsi イニシエーター構成の例を 図 12 (74 ページ ) に示します スイッチ および iscsi イニシエーターの設定 73

74 図 12 ESX 4.x iscsi ソフトウェアイニシエーター構成 注記 : チーミングされた複数の NIC が構成されている場合 すべての 3PAR StoreServ Storage の iscsi ポートおよび ESX の iscsi NIC は その IP スイッチの同じ VLAN 内にある必要があります Hewlett Packard Enterprise では ESX 4.x のフェイルオーバーで最良のパフォーマンスを得るために アクティブ / アクティブの NIC チーミング構成を推奨します ESXi 5.x および 6.0 では VMware は iscsi ポートの NIC チーミングをサポートしていません ESXi 5.x および 6.0 では 各 iscsi ポートを 個別の VMkernel ポートおよび IP アドレスとして構成する必要があります 74 iscsi 接続でのホストの構成

75 ESXi 5.x/6.0 iscsi ソフトウェアイニシエーター構成の例を 図 13 (75 ページ ) に示します 図 13 ESXi 5.x/6.0 iscsi ソフトウェアイニシエーター構成 VMware ESX へのソフトウェア iscsi のインストール 75

76 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 (ESX 4.0 の例 ) 1. vsphere Client にログインし インベントリパネルからサーバーを選択します このサーバーのハードウェア構成のページが表示されます 2. [ 構成 ] タブをクリックし [ ネットワーク ] をクリックします 3. [ ネットワークの追加 ] リンクをクリックします [ ネットワークの追加 ] ウィザードが 以下のように表示されます 図 14 [ ネットワークの追加ウィザード ] 4. [VMkernel] を選択して [ 次へ ] をクリックします これにより 物理ネットワークに対して iscsi ストレージ用のサービスを実行する VMkernel への接続が可能となります [ ネットワークアクセス ] ページが表示されます 5. [vsphere 標準スイッチの作成 ] を選択し iscsi で使用する NIC を選択します ( この例では 3PAR StoreServ Storage アレイに接続するアクティブ / アクティブにチーミングされた NIC を構成するために 2 つの NIC が選択されています ) 76 iscsi 接続でのホストの構成

77 6. [ 次へ ] をクリックします 7. ESX 4.x では [vswitch プロパティ ] で [ 有効なアダプタ ] として使用するすべての NIC アダプターを上に移動させ アクティブ / アクティブの NIC チーミングを構成します 各 ESX ホストに対して vsphere Client で [ 構成 ] タブ [ ネットワーク ] [ プロパティ ] の順に選択し その後 [ 編集 ] ボタンをクリックして [NIC チーミング ] タブをクリックします NIC アダプターを選択し [ 上へ移動 ] ボタンを使用して NIC チーミングで使用する各 NIC アダプターを [ スタンバイアダプタ ] または [ 未使用アダプタ ] ペインから [ 有効なアダプタ ] ペインに移動させます 次のダイアログボックスは NIC アダプター [vmnic1] および [vmnic2] に対してこの操作が実行された結果を示しています 図 15 [vswitch1 のプロパティ ] ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 (ESX 4.0 の例 ) 77

78 8. [OK] をクリックして完了します [VMkernel - ネットワークアクセス ] ペインが表示されます 図 16 [VMkernel ネットワークアクセス ] 9. [ 次へ ] をクリックして ネットワークラベルを入力してから [ 次へ ] をクリックします 10. iscsi ネットワークの IP 設定を指定し [ 次へ ] をクリックします 11. 表示されている情報を確認し [ 完了 ] をクリックします 詳細な手順については VMware の Web サイトにある VMware の vsphere のインストールとセットアップ ガイドを参照してください その他の情報 78 iscsi 接続でのホストの構成

79 ESX 4.x の iscsi ストレージでのサービスコンソール接続の構成 1. [ 構成 ] タブおよび [ ネットワーク ] タブから 先に iscsi ネットワーク用に作成した VMkernel ポートに関連付けられた vswitch の [ プロパティ ] をクリックします [vswitch1 のプロパティ ] ダイアログボックスが次のように表示されます 図 17 iscsi ネットワークの [vswitch1 プロパティ ] 2. [ 追加 ] をクリックします ESX 4.x の iscsi ストレージでのサービスコンソール接続の構成 79

80 3. [VMkernel] のラジオボタンを選択して ホスト管理通信のサポートを追加します 図 18 [ サービスコンソール - ネットワークアクセス ] 4. [ 次へ ] をクリックします 5. iscsi ソフトウェアイニシエーターとの通信に使用するサービスコンソールのネットワークラベルと IP アドレスを入力します この IP アドレスは iscsi と同じサブネット内にある必要があります 80 iscsi 接続でのホストの構成

81 6. [ 次へ ] をクリックします 入力した変更 / 追加内容を示すウィンドウが表示されます 図 19 [ 終了準備の完了 ] 7. [ 完了 ] をクリックします 8. ネットワークの構成に関連するダイアログボックスをすべて閉じます 9. [ 構成 ] タブの表示をチェックします 図 20 VMware ESX Server [ 構成 ] タブ iscsi ネットワークが追加された新しいネットワーク構成が表示されます COS で以前に定義した 3PAR StoreServ Storage のポートに Ping します ESX 4.x の iscsi ストレージでのサービスコンソール接続の構成 81

82 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 iscsi ネットワークを作成するには まず 1 つ以上の VMware ネットワーキング vswitch / VMkernel ポートインターフェイスと 割り当て済みの物理 NIC ポートの組み合わせを作成してください vsphere Client 用の VMkernel ポートの作成 (ESXi 5.1 の例 ) 注記 : サービスコンソールポートは ESXi の iscsi の vswitch の一部ではありません 1. [ 構成 ] タグをクリックし [ ハードウェア ] オプションから [ ネットワーク ] を選択します 2. [ ネットワークの追加...] を選択し [VMkernel] を選択してから [ 次へ ] をクリックします 3. [vsphere 標準スイッチの作成 ] の下で 構成されてストレージアレイに接続される [vmnic] ポートを選択してから [ 次へ ] をクリックします 4. [ ネットワークラベル ] ( ポートグループの意味または説明を示す名前 ) を割り当て 必要であれば [VLAN ID] (VLAN タグ ) を割り当ててから [ 次へ ] をクリックします 5. [ 次へ ] をクリックして VMkernel ([vmk]) の IP アドレスおよびサブネットマスクを設定します 82 iscsi 接続でのホストの構成

83 6. [ 次へ ] をクリックしてから [ 完了 ] をクリックし [ 構成 ] タブの [ ネットワーク ] へ戻ります 7. 手順 1 から手順 6 を繰り返して 2 つ目のポートの vmk を作成します 最終的な構成には 別のサブネット上にある ( 推奨 ) 2 つの vmk ([vmk1] と [vmk2]) と vswitches があります たとえば [iscsi-1] [vmk2] = と [iscsi-2] [vmk3] = です ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 83

84 VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成 アダプターに対して複数のポートを構成することができますが 追加および有効化できる VMware ソフトウェア iscsi アダプターは 1 つだけです ソフトウェア iscsi の構成には vsphere vcenter を使用してください ( 推奨 ) VMware ソフトウェア iscsi アダプターの追加 (ESXi 5.1 の例 ) 以下に vcenter へのアクセスに vsphere Client を使用する ESXi 5.1 ホスト上へのソフトウェア iscsi アダプターの構成の例を示します 1. vsphere Client にログインし インベントリパネルからホストを選択します 2. [ 構成 ] タグをクリックし [ ハードウェア ] オプションから [ ストレージアダプタ ] をクリックします 3. [ ストレージアダプタの追加 ] ポップアップメニューから [ ソフトウェア iscsi アダプタの追加 ] を選択し [OK] をクリックします 4. [ 構成 ] [ ハードウェア ] [ ストレージアダプタ ] ページ上のアダプターのリストに iscsi ソフトウェアアダプタ という vmhba アダプターが追加されたというメッセージおよび注意で [OK] をクリックします 84 iscsi 接続でのホストの構成

85 5. [ 構成 ] タブを選択して [ ソフトウェア ] オプションから [ セキュリティプロファイル ] を選択し [ ファイアウォールのプロパティ ] を選択します 6. iscsi 接続で使用するファイアウォールポートを開き [OK] をクリックします 7. iscsi ソフトウェアイニシエーターを ESXi ホストで使用できるようにするには 有効化する必要があります [ ハードウェア ] オプションから [ ストレージアダプタ ] オプションをクリックします VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成 85

86 8. ESXi ホストで [ 構成 ] タブを選択します 次に [ ストレージアダプタ ] の [iscsi Software Adapter] を選択します 9. [ プロパティ ] タブをクリックします 10. [ 全般 ] タブを選択します 11. [ 構成...] をクリックします 12. ステータスの [ 有効 ] チェックボックスを選択します 13. [OK] をクリックします 14. [ 動的検出 ] タブをクリックします 動的検出は ターゲットの送信 という検出方法を有効にします この方法では イニシエーターはターゲットを検出してログインするために要求を送信します 15. [ 追加 ] をクリックします 16. 以前に定義した 3PAR StoreServ Storage の iscsi ポートのうちの 1 つの IP アドレスを入力します 17. [OK] をクリックします 86 iscsi 接続でのホストの構成

87 18. システム上に定義済みの 3PAR StoreServ Storage の iscsi ポートが他にも存在する場合は 追加します 19. すべての 3PAR StoreServ Storage の iscsi ポートが [ 動的検出 ] タブに追加されたら ウィンドウを閉じます 20. 構成を完了するには ホストの再起動が必要です これで ESXi ホストおよび 3PAR StoreServ Storage が使用できるように構成されました 3PAR StoreServ Storage で showhost コマンドを使用すると 新しい iscsi 接続が次のように表示されます # showhost Id Name WWN/iSCSI_Name Port -- iqn com.vmware:hpdl a38a59 0:1:2 iqn com.vmware:hpdl a38a59 1:1:2 新しい LUN が ESXi の iscsi ホストにエクスポートされた場合 iscsi Software Adapter 上で再スキャンを実行する必要があります VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成 87

88 [ すべてを再スキャン ] をクリックして [ 新規ストレージデバイスのスキャン ] チェックボックスを選択し [OK] をクリックして ESXi の iscsi ホストにエクスポートされた新しい LUN を再スキャンします 88 iscsi 接続でのホストの構成

89 チャレンジハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) のセットアップと構成 ホストのチャレンジハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) の有効化は オプションセットであり ESX システム管理者の裁量によります ホスト CHAP ( イニシエーター ) と双方向 CHAP ( 双方向 イニシエーター - ターゲット ) の両方がサポートされています 次の例は ソフトウェア iscsi で有効にできるホスト ( イニシエーター ) CHAP の概略手順を示します 独立したハードウェア iscsi で CHAP を有効化することについては 独立型ハードウェア iscsi (91 ページ ) を参照してください 1. 3PAR CLI の showhost コマンドを使用し 3PAR StoreServ Storage 上に CHAP を有効化する ESX ホストのホスト定義が作成されていることを確認します # showhost Id Name WWN/iSCSI_Name Port 0 ESX1 iqn com.vmware:hpdl a38a59 0:1:2 iqn com.vmware:hpdl a38a59 1:1:2 2. 3PAR StoreServ Storage 上で 3PAR CLI の sethost コマンドを initchap パラメーターを指定して実行し ESX ホスト用の CHAP シークレットを設定します 次の例では ESX ホストに対して CHAP シークレット (CHAP パスワード ) として host_secret3 が使用されています CHAP シークレットは最低 12 文字の長さが必要です # sethost initchap -f host_secret3 ESX1 注記 : ESX 上で双方向 CHAP が構成されている場合 3PAR StoreServ Storage 上でイニシエーター CHAP と同様にターゲット CHAP を構成する必要があります 3PAR CLI の sethost コマンドを targetchap パラメーターを指定して実行し ターゲット CHAP シークレットを設定します # sethost targetchap -f secret3_host ESX1 注記 : イニシエーター CHAP シークレットとターゲット CHAP シークレットは 同じであってはなりません 3. 3PAR CLI の showhost -chap コマンドを使用し 指定した CHAP シークレットがホスト定義に設定されていることを確認します イニシエーター CHAP の場合 : # showhost -chap Id Name -Initiator_CHAP_Name- -Target_CHAP_Name- 0 ESX1 ESX1 -- 相互 CHAP の場合 : # showhost -chap Id Name -Initiator_CHAP_Name- -Target_CHAP_Name- 0 ESX1 ESX1 s331 チャレンジハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) のセットアップと構成 89

90 ESX/ESXi ホストの CHAP の構成 1. ESX/ESXi ホストの vsphere Client で [ 構成 ] タブを選択し [ ハードウェア ] ペインの下の [ ストレージアダプタ ] をクリックします iscsi ソフトウェアアダプターを選択し [ プロパティ ] リンクを選択し [CHAP] をクリックします クリックして [ イニシエータ名の使用 ] を選択し CHAP 名を iscsi アダプター名に設定します 図 21 CHAP の認証情報 2. [ 相互 CHAP] の [ シークレット ] を入力します ESX/ESXi ホストと 3PAR StoreServ Storage の両方で 同じ CHAP シークレットを使用します 3. ESX/ESXi で双方向 CHAP を構成している場合は 受信用の CHAP 認証情報を指定してください [ 相互 CHAP] の [ 名前 ] として 3PAR StoreServ Storage 名を使用します 3PAR CLI の showsys コマンドを使用して [ 相互 CHAP] の [ 名前 ] (3PAR StoreServ Storage の名前 ) を取得します # showsys (MB) ID -Name- ---Model---- -Serial- Nodes Master TotalCap AllocCap FreeCap FailedCap s331 HP_3PAR iscsi 接続でのホストの構成

91 4. [OK] をクリックして [ プロパティ ] ウィンドウを閉じます ESX/ESXi ホストの再起動またはストレージアダプターの再スキャンが必要であることを示す警告が表示されます この手順を手動で実行するには ESX/ESXi のバージョンによって ホストを再起動するか esxcli iscsi session コマンドまたは vicfg-iscsi コマンドを使用して iscsi セッションを削除し再度追加します ハードウェア iscsi のサポート 以下のモードのいずれかでサポートされている CNA を構成します 依存型 iscsi 独立型 iscsi ホスト NIC 接続から IP アドレスを取得します CNA カードの BIOS に IP アドレスを入力します 独立型 iscsi 構成を SAN から起動するように構成できます iscsi ターゲットは CNA の BIOS を介してカードに入力されます サポートされているモデルおよび構成の詳細については 次の SPOCK の Web サイトを参照してください その他の情報 独立型ハードウェア iscsi 以下の例では CN1100E CNA を使用します 1. CN1100E のインストール後 ESX ホストを起動します 起動時に 以下の手順を実行します Use <Ctrl> <P> to change the CNA personality in the BIOS from FCoE to iscsi if necessary. 2. 静的 IP アドレスを設定するには Ctrl+S を押してユーティリティを起動します Emulex 10Gb iscsi Initiator BIOS.. Press <Ctrl> <S> for iscsiselect(tm) Utility 図 22 iscsi ユーティリティ ハードウェア iscsi のサポート 91

92 3. コントローラーを選択し [Enter] を押します 4. [Controller Configuration] 画面で [Network Configuration] を選択して [Enter] を押し ます 92 iscsi 接続でのホストの構成

93 5. [Network Configuration] 画面で [Configure Static IP Address] を選択して [Enter] を押します 静的 IP アドレスの設定画面が表示されます 図 23 静的 IP アドレスの設定 6. IP アドレス サブネットマスク デフォルトゲートウェイを入力してから [Save] をクリックし [Controller Configuration] メニューに戻ります iscsi ターゲットの追加 1. SAN 構成からの起動の場合は [Controller Configuration] メニューから [Controller Properties] を選択します プロパティの画面で 起動サポートが有効になっていることを確認します 有効になっていない場合は [Boot Support] までスクロールして有効にしてから 保存を行って この画面を終了します 2. [Controller Configuration] メニューで [iscsi Target Configuration] を選択します 3. [Add New iscsi Target] を選択し [Enter] を押します 4. 1 番目の iscsi ターゲットの情報を入力します [Boot Target] に [Yes] が設定されてい ることを確認します 図 24 iscsi ターゲットの追加 5. [Ping] をクリックして接続を確認します 6. Ping が成功したら [Save/Login] をクリックします ハードウェア iscsi のサポート 93

94 7. 両方のコントローラーを構成したら showiscsisession コマンドを実行して 3PAR StoreServ Storage 上の iscsi セッションを表示します すべてのコンポーネントが正し く構成されると 次の例のような出力が得られます showiscsisession 0:2:1 1:2: iqn com.emulex:a0-b3-cc-1c-94-e :57:58 PDT 1 iqn com.emulex:a0-b3-cc-1c-94-e :57:58 PDT root@jnodec103140:s99814# showhost -d Esx50Sys1 1 Esx50Sys1 1 Esx509Sys1 8. VMware VMware iqn com.emulex:a0-b3-cc-1c-94-e1 0:2: iqn com.emulex:a0-b3-cc-1c-94-e1 1:2: 認証方法として CHAP を構成します [Add/Ping iscsi Target] 画面から [Authentication Method] を選択し 以下に示すリストから [One-Way CHAP] を選択します 図 25 単方向 CHAP [CHAP Configuration] 画面が表示されたら ターゲットの CHAP 名 (イニシエーター IQN 名) とターゲットのシークレットを以下に示すように入力します 図 26 単方向 CHAP の CHAP の構成 94 iscsi 接続でのホストの構成

95 [Add-Ping iscsi Target] 画面の [Authentication Method] 設定で [Mutual CHAP] を選択します 次の図のように [CHAP Configuration] 画面が表示されます 図 27 双方向 CHAP の CHAP の構成 [Target CHAP Name] ( イニシエーター IQN 名 ) [Target Secret] [Initiator CHAP Name] ( ストレージの DNS 名 ) および [Initiator Secret] を入力してから [OK] をクリックします 後で CHAP 認証を削除したい場合は [Add-Ping iscsi Target] 画面の [Authentication Method] の設定で [None] を選択します 9. CHAP 認証を設定した場合は ホストシステムを再起動する前に 3PAR StoreServ Storage のホストの CHAP パラメーターと一致するパラメーターを設定したことを確認してください 単方向 CHAP を選択した場合 適合する CHAP シークレットを次のように入力します root@jnodec103140:s99814# sethost initchap -f aaaaaabbbbbb EsxHost1 root@jnodec103140:s99814# showhost -chap 双方向 CHAP を選択した場合 双方向 CHAP シークレットを次のように入力します root@jnodec103140:s99814# sethost initchap -f aaaaaabbbbbb EsxHost1 root@jnodec103140:s99814# sethost targetchap -f bbbbbbcccccc EsxHost1 root@jnodec103140:s99814# root@jnodec103140:s99814# showhost -chap Id Name -Initiator_CHAP_Name- -Target_CHAP_Name- 1 EsxHost1 EsxHost1 S814 root@jnodec103140:s99814# 10. CHAP シークレットを入力した後 BIOS を終了し ホストを再起動します ハードウェア iscsi のサポート 95

96 仮想マシンゲストオペレーティングシステムのインストール VMware ESX のドキュメントには 推奨される VM ゲスト OS と VM としてのインストールおよびセットアップについてリストされています VM の構成のセットアップについては VMware Web サイトにある VMware ESX のドキュメントを参照してください 注意 : VMware では VMware KB として RHEL 5 (GA) RHEL 4 U4 RHEL 4 U3 SLES 10 (GA) および SLES 9 SP3 ゲストオペレーティングシステムにおいて問題があることを認識しています これらのゲストオペレーティングシステムでは I/O リトライのビジー状態 または ESX ホストの SAN または iscsi ストレージでパスフェイルオーバーが発生した場合に ファイルシステムが読み取り専用になる可能性があります VMware Knowledge Base の Web サイトで KB を参照してください Hewlett Packard Enterprise は 3PAR StoreServ Storage System に接続された VMware ESX ホストの VM のゲストオペレーティングシステムとして RHEL 5 (GA) RHEL 4 U4 RHEL 4 U3 SLES 10 (GA) および SLES 9 SP3 を使用することを推奨せず またサポートもしません 注記 : VMware および Hewlett Packard Enterprise は Windows 2003 サーバーには LSI logic のアダプターエミュレーションの使用を推奨します LSI Logic のアダプターは 新規の VM を作成する際の Windows 2003 のデフォルトオプションでもあります Hewlett Packard Enterprise でのテストでは BUS Logic のアダプターを Windows 2003 VM で使用する場合 ESX マルチパスでのフェイルオーバー / フェイルバック中に Windows 2003 VM に高い確率で障害が発生することを確認しています Hewlett Packard Enterprise でのテストの結果から ESX レイヤーでのパスフェイルオーバーを正常に完了させるためには VM ゲスト OS の SCSI タイムアウト値を 60 秒にする必要があります VMware でサポートされるほとんどのゲストオペレーティングシステムでは SCSI タイムアウトのデフォルト値は 60 秒ですが 各ゲスト OS のインストールごとにチェックして確認する必要があります Red Hat 4.x ゲストオペレーティングシステムの SCSI タイムアウト値は デフォルト値の 30 秒から 60 秒に変更してください 次のコマンドを使用すると Red Hat 4.x VM に割り当てられたすべての SCSI デバイスの SCSI タイムアウトを 60 秒に設定できます find /sys -name timeout grep "host.*target.*timeout" xargs -n 1 echo "echo 60 >" sh VM の再起動時でもタイムアウトの変更を維持するために Red Hat 4.x ゲスト OS の /etc/rc.local にこの行を追加します /etc/rc.local ファイルの変更例 : # cat /etc/rc.local #!/bin/sh # # This script will be executed *after* all the other init scripts. # You can put your own initialization stuff in here if you don't # want to do the full Sys V style init stuff. find /sys -name timeout grep "host.*target.*timeout" xargs -n 1 echo "echo 60 >" sh touch /var/lock/subsys/local その他の情報 96 iscsi 接続でのホストの構成

97 仮想マシンゲストオペレーティングシステムのインストール 97

98 iscsi フェイルオーバー設定とマルチパス負荷分散 VMware のマルチパスおよび I/O 負荷分散の構成については マルチパスフェイルオーバー設定と I/O 負荷分散 (44 ページ ) を参照してください 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する留意事項 ファンイン構成で 3PAR StoreServ Storage ポートに接続されている複数ホストについては 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する留意事項 (56 ページ ) のトピックの情報を参照してください 注記 : RDM 共有 LUN を使用して Windows Server 2008 VM Cluster を実行している場合は これらの特定 RDM LUN をラウンドロビンポリシーから固定パスポリシーに個別に変更してください ESX/ESXi のその他の機能についての考慮事項 VAAI 機能の有効化を含む その他の VMware 機能についての考慮事項は ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.0 の追加機能に関する考慮事項 (58 ページ ) のトピックを参照してください 98 iscsi 接続でのホストの構成

99 8 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て この章では VV を作成およびエクスポートして VMware ESX ホストで使用できるようにするための基本的な手順を説明します 3PAR StoreServ Storage でのストレージの作成および管理の詳細については 該当する 3PAR のドキュメントを参照してください 3PAR StoreServ Storage 上でのストレージの作成 このトピックでは VV を作成するために必要な基本的な手順とコマンドについて説明します 作成した VV は ホストで検出可能になるようにエクスポートできます 詳細は HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド を参照してください 3PAR OS のコマンドの詳細な説明については Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Command Line Interface Reference を参照してください さらに TPVV の使用についての詳細および VLUN の作成についての方策は Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトにある 3PAR ユーティリティストレージと VMware vsphere の統合 を参照してください その他の情報 シン重複排除された仮想ボリュームの作成 注記 : 3PAR OS MU1 以降では 3PAR シン重複排除機能がサポートされています TDVV ( シン重複排除された仮想ボリューム ) を作成するには 3PAR Thin Provisioning ライセンスが必要です 3PAR Thin Deduplication により ソリッドステートドライブ (SSD) CPG から TDVV を作成することができます TDVV は TPVV と同じ特徴に加えて データをボリュームに書き込む前に 重複データを削除する機能を持っています TDVV は他の TPVV と同様に管理されます TDVV は SSD から作成された CPG と関連付けされる必要があります 3PAR Thin Deduplication の詳細は 以下のドキュメントを参照してください HPE 3PAR StoreServ Storage コンセプトガイド HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド HPE 3PAR Command Line Interface Reference HPE 3PAR Thin Technologies ベストプラクティスが記載されたテクニカルホワイトペーパー これらのドキュメントは Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトで入手できます その他の情報 3PAR StoreServ Storage 上でのストレージの作成 99

100 仮想ボリュームの作成 VV は ホストが認識可能な唯一のデータ層です ESX ホストへの領域割り当て計画の作成後 3PAR StoreServ Storage 上に VV を作成してください 1 つまたは複数の共通プロビジョニンググループ (CPG) からプロビジョニングされるボリュームを作成します ボリュームは フルプロビジョニングされたボリューム シンプロビジョニングされたボリューム またはシン重複排除されたボリュームにできます オプションで プロビジョニングされたボリューム用のスナップショット領域として 1 つの CPG を指定することができます 3PAR Management Console (MC) による仮想ボリュームの作成 1. メニューバーから次のように選択します [ アクション ] [ プロビジョニング ] [ 仮想ボリューム ] [ 仮想ボリュームの作成 ] 2. 仮想ボリュームの作成ウィザードを使用して基本ボリュームを作成します 3. リストから次のいずれかのオプションを選択します [ フルプロビジョニング ] [ シンプロビジョニング ] [ シン重複排除 ] (3PAR OS MU1 以降でサポートされます ) 3PAR StoreServ Management Console (SSMC) による仮想ボリュームの作成 1. メインメニューで以下のように選択します [Block Persona] [ 仮想ボリューム ] 2. [+ 仮想ボリュームの作成 ] をクリックするか または [ アクション ] メニューから [ 作成 ] を選択します 3. 表示されたダイアログの指示に従い 以下の仮想ボリュームオプションのいずれかを選択します [ フルプロビジョニング ] [ シンプロビジョニング ] [ シン重複排除 ] (3PAR OS MU1 以降でサポートされます ) 100 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て

101 3PAR CLI による仮想ボリュームの作成 フルプロビジョニングされた VV または TPVV を作成します cli % createvv [options] <usr_cpg> <VV_name> [.<index>] <size>[g G t T] 次に例を示します cli % createvv -cnt 5 testcpg TESTLUNS 5g 3PAR StoreServ Storage で使用されている 3PAR OS バージョンでのボリュームの作成の詳細については 以下のドキュメントを参照してください HPE 3PAR StoreServ Management Console ユーザーガイド HPE 3PAR Management Console ユーザーガイド HPE 3PAR Command Line Interface Reference これらのドキュメントは Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトで入手できます 注記 : VV の作成に使用できるコマンドおよびオプションは より古いバージョンの 3PAR OS では異なる場合があります その他の情報 3PAR StoreServ Storage 上でのストレージの作成 101

102 LUN のホストへのエクスポート このトピックでは ESX ホスト用の VLUN として 3PAR StoreServ Storage 上に作成された VV のエクスポート方法について説明します VLUN を ESX ホストにエクスポートする場合 以下のことに注意してください ホストの稼働中にエクスポートされた新しい VLUN は バスの再スキャンが起動されるまでは登録できません これは vsphere Client 管理インターフェイスから実行できます 一部のバージョンの ESX では 新たにエクスポートされた LUN が自動的にスキャンされます ディスクは VM の起動により VM に追加できます ディスクを削除するのに VM を終了させる必要はありません サポートされている機能については VMware のドキュメントを参照してください 単一の ESX の HBA ポート上の最大 LUN 数は 256 であり ESX ホスト上の総 LUN 数の最大も 256 です ローカルハードドライブや CD ドライブなどの内部デバイスは ESX ホストの LUN の数としてカウントされます VLUN は 0~255 の範囲で任意の数だけ作成できます (ESX の制限 ) iscsi LUN および FC LUN は ESX ホスト上ではその他の LUN として扱われます iscsi LUN の使用には 特別な要件または手順は必要ありません 同じストレージの LUN を 異なるプロトコルのインターフェイスにエクスポートすること ( たとえば あるホストの FC インターフェイスおよび別のホストの iscsi インターフェイスの両方にエクスポートするなど ) は Hewlett Packard Enterprise では推奨しませんし サポートもしません これは プロトコルごとにタイミングおよびエラー回復手順が異なるためです ESX 4.x ホストが利用できる最大 LUN サイズの ESX での制限は 2047GB です VMware ESX/ESXi 5.x または VMware ESX/ESXi 6.0 の場合 最大 LUN サイズは 16TB または 16384GB です LUN のまばらな番号付け ( つまり LUN 番号はスキップが可能 ) が VMware ESX ホストでサポートされています LUN 0 は必要ありません フェイルオーバーをサポートするには 複数の VV を ホストへの複数のパスへ同時にエクスポートする必要があります このタスクを容易に行うには ホスト上に複数 HBA ポートの WWN がある 3PAR StoreServ Storage にホスト定義を作成し VLUN をそのホスト定義にエクスポートします 単一 LUN ごとに単一 VM を作成するよりも 複数仮想マシン (VM) をより少数の大きな LUN へプロビジョニングした方が 全体的により良い結果が得られます この推奨事項についての追加の考察および説明が Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトで入手可能な HPE 3PAR ユーティリティストレージと VMware vsphere の統合 に記載されています シンプロビジョニングされた仮想ボリューム (TPVV) の場合 ESX VMFS-3 および ESX VMFS-5 は初期化時にボリューム全体へのデータ書き込みは行わず VMFS への構成変更なしに TPVV によるボリュームの使用が可能です この項目 推奨事項 および制限事項についての追加の考察が HPE 3PAR ユーティリティストレージと VMware vsphere の統合 に記載されています その他の情報 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て

103 エクスポートのための VLUN の作成 VLUN テンプレートを作成すると 仮想ボリュームを VLUN として 1 つ以上の ESX ホストにエクスポートできます 次の 4 つのタイプの VLUN テンプレートがあります ポート指定 ノード : スロット : ポートが指定された場合のみ作成されます VLUN は指定されたポートのすべてのイニシエーターから見えます ホストセット ホストセットが指定された場合に作成されます VLUN は そのセットのメンバーであるすべてのホストのイニシエーターから見えます ホスト指定 ホスト名が指定された場合に作成されます VLUN は そのホストの WWN を持つイニシエーターから見えます マッチセット ホスト名とノード : スロット : ポートの両方が指定された場合に作成されます 指定されたポートでのみ そのホストの WWN を持つイニシエーターから VLUN が見えます 3PAR StoreServ Storage で使用されている 3PAR OS バージョンでのボリュームのエクスポートおよび利用可能なオプションの詳細については Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Management Console ユーザーガイド および HPE 3PAR Command Line Interface Reference を参照してください 注記 : 仮想ボリュームの作成に使用できるコマンドおよびオプションは より古いバージョンの 3PAR OS では異なる場合があります その他の情報 LUN のホストへのエクスポート 103

104 LUN のエクスポート 3PAR Management Console を使用するか または 3PAR CLI を使用して LUN をエクスポートしてください 3PAR Management Console を使用する場合 : 1. メニューバーから [ アクション ] [ プロビジョニング ] [VLUN] [ ボリュームのエクスポート ] の順に選択します 2. [ 仮想ボリュームのエクスポート ] ダイアログボックスを使用して VLUN テンプレートを作成します 3PAR CLI を使用する場合 : ポート指定 VLUN テンプレートを作成します # createvlun [options] <VV_name VV_set> <LUN> <node:slot:port> ホスト指定またはホストセット VLUN テンプレートを作成します # createvlun [options] <VV_name VV_set> <LUN> <host_name/set> マッチセット VLUN テンプレートを作成します # createvlun [options] <VV_name VV_set> <LUN> <node:slot:port>/<host_name> ホストセット VLUN テンプレートを作成します # createvlun [options] <VV_name VV_set> <LUN> <host_set> 次に例を示します # createvlun -cnt 5 TESTLUNs.0 0 hostname/hostdefinition または # createvlun -cnt 5 TESTVLUN.0 0 set:hostsetdefinition 104 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て

105 VMware ESX ホストでの LUN の検出 このトピックでは ESX ホストが利用できる LUN の検出に関するヒントを説明します ホストの構築後に ESX ホスト使用の構成および管理のためによく使用される手段は vsphere Client 管理インターフェイスおよび VMware vcenter Server です ホストの動作中にエクスポートされた新しい VLUN は バスの再スキャンが開始されるまで登録されません この再スキャンは vsphere Client 管理インターフェイスにより vsphere Client または VMWare vcenter Server が管理する ESX 4.x ESXi 5.x または ESXi 6.0 のホストによって自動的に実行される可能性があります 推奨されたフェイルオーバーサポートが使用される場合 ESX のメニュー ([ 構成 ] タブ [ ストレージアダプタ ]) を使用してすべての LUN および対応するパスを確認します ディスクは VM の起動により VM に追加できます ただし ディスクを削除するには VM を終了させる必要があります これは ESX の制限です 単一の ESX の HBA ポート上の最大 LUN 数は 256 であり ESX ホスト上の総 LUN 数の最大も 256 です ローカルハードドライブや CD ドライブなどの内部デバイスは ESX ホストの LUN の数としてカウントされます VMware ESX ホストでの LUN の検出 105

106 ボリュームの削除 3PAR StoreServ Storage からエクスポートした VLUN を削除した後 ESX ホストのバスアダプターの再スキャンを実行します ESX は再スキャンでディスクインベントリを更新します これは FC FCoE および iscsi に適用されます 図 28 ESX ホストの再スキャン VM インベントリからディスク /LUN を削除し ESX ホストから切り離した後 3PAR CLI コマンドの removevlun および removevv コマンドを使用するか または 3PAR Management Console を使用して 3PAR StoreServ Storage から削除してください LUN が切り離されていないにもかかわらず 3PAR StoreServ Storage から削除された場合 それはエラー状態のデバイスとして表示され ESX ホストの再起動後にクリアされます 図 29 LUN の切り離し 106 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て

107 ホストおよびストレージの使用 イベントログおよびホストログのメッセージ 3PAR システムデバッグメッセージをすべて表示するには 3PAR CLI の showeventlog -debug コマンドを使用します ESX ホストの場合 エラーは /var/log/vmkernel ファイル内にレポートされます 3PAR CLI コマンド showalert を使用して 3PAR StoreServ Storage から報告されたアラートおよび警告を表示します ストレージサーバーが報告するメッセージの例 TPVV ボリュームに対して領域割り当て警告を設定した場合 システムイベントログには 制限に達した場合に Thin provisioning soft threshold reached メッセージが表示されます 例 : 1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN B32A4BA98) LUN:22 LUN WWN:50002ac c VV:0 CDB:280000AB (Read10) Skey:0x06 (Unit attention) asc/q:0x38/07 (Thin provisioning soft threshold reached) VVstat:0x00 (TE_PASS -- Success) after 0.000s (Abort source unknown) toterr:74882, lunerr:2 3PAR OS 以降を使用している環境で 3PAR StoreServ Storage ボリュームにハード制限を設定した場合 3PAR StoreServ Storage は 制限に達した時点で書き込み保護エラー (ASC/Q: 0x27/0x7) を報告します これはハードエラーとみなされ ESX 4.x および ESXi 5.x では VM が一時停止されます エラー状態をクリアするには ストレージに領域を追加する必要があります PDT 1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN B32A4BA98) LUN:22 LUN WWN:50002ac c VV:612 CDB:2A00005D6CC (Write10) Skey:0x07 (Data protect) asc/q:0x27/07 (Space allocation failed write protect) VVstat:0x41 (VV_ADM_NO_R5 -- No space left on snap data volume) after 0.302s (Abort source unknown) toterr:74886, lunerr:3 ESX 4.x ESXi 5.x または ESXi 6.0 の場合 vsphere Client または VMware vcenter Server によって管理されている ESX ホストは REPORT LUN コマンドを発行することで 5 分ごとに LUN をスキャンし 新しい LUN を検出します ESXi 5.x などの ESX ホストは 5 分ごとに REPORT LUN コマンドを送信して新しい LUN を検出します ESXi 5.x では 次の vmkernel ログメッセージは無害であり 無視できます 34:41.371Z cpu0:7701)warning: ScsiDeviceIO: 6227: The device naa.50002ac b does not permit the system to change the sitpua bit to 1. 各 ESX ホストは ボリュームサイズ 仮想ディスクのサイズなど 独自の制限があります ストレージアレイから最大ボリュームサイズ 16TB を使用できるか 常に認知されているとは限りません ホストおよびストレージの使用 イベントログおよびホストログのメッセージ 107

108 9 3PAR StoreServ Storage からの VMware ESX ホストの起動 この章では SAN から VMware ESX オペレーティングシステムを起動するのに必要な一般的な手順の概略を説明します SAN ブート環境では 各 ESX ホストのオペレーティングシステムは ホストの内部ディスクではなく 3PAR StoreServ Storage にインストールされます この場合 起動イメージ用に使用するために 各 ESX ホストに対して個別に VV を作成する必要があります このプロセスでの一般的なタスクは以下のとおりです 必要なゾーニングを実行する 仮想ボリュームを作成し そのボリュームを VLUN として ESX ホストにエクスポートする システムを起動し HBA BIOS に移動する HBA ポートの起動を有効化する LUN を検出し これを HBA BIOS 経由で起動可能に指定する 詳細については VMware の ファイバチャネル SAN 構成ガイド を参照してください SAN からホストを起動するように CN1100E CNA を設定する方法については ハードウェア iscsi のサポート (91 ページ ) を参照してください VMware ESX ホストには VMware Base OS を SAN または 3PAR StoreServ Storage の仮想ストレージデバイスにインストールし そこから起動可能とするオプションがあります このオプションは VMware Server のインストールの初期フェーズ中に選択してください SAN ブート に関する追加情報については VMware のドキュメントを参照してください SAN ブート展開のためのホスト HBA の準備 Hewlett Packard Enterprise は SAN ブートを導入するためのホスト HBA の準備に関し 以下の一般的な事項を推奨します 注記 : HBA 上の NVRAM 設定は HBA がインストールされたサーバーから変更可能です これらの設定は HBA がサーバーから取り外された後でも HBA 内で維持されます 構成の設定を正しくするための すべての NVRAM 設定のデフォルト値の復元 1. HBA をインストールした後 すべての HBA NVRAM 設定をデフォルト値にリセットします 注記 : 各ホストアダプターポートはホストバスアダプターとしてレポートされ HBA 設定はデフォルトに設定される必要があります 2. ホストアダプターが示すキーの組み合わせを押して サーバーの起動中にホストアダプターセットアッププログラムに入ります すべての HBA 設定をデフォルト値に変更して保存します 注記 : McDATA ファブリックを使用している場合は HBA トポロジを ポイントツーポイント に設定します このリストにはない他のベンダーの HBA では セットアップエントリーキーの組み合わせが異なることもあります 3. ホストコンピューターを再起動します 108 3PAR StoreServ Storage からの VMware ESX ホストの起動

109 10 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用 VMware は VMware vsphere 6.0 で VVol 機能を導入しました VMware VVol は VMware により実装されたソフトウェア定義ストレージです VMware VVol を使用すると VM が使用するアレイボリュームを vsphere がプロビジョニングすることができます これにより VM のストレージボリュームのプロビジョニングおよび管理のタスクが ストレージアレイ管理者から VMware vsphere 管理者に移ります 従来のストレージボリュームでは VMware 管理者の要件を満たすために必要な機能を持つストレージボリュームを ストレージ管理者が手作業で作成していました VVol を使用すると 個々の VM を作成するときにアレイがその機能を通知するため VMware vsphere vcenter 管理者は 要求された機能を持つ VVol を必要に応じて作成できます VM に必要な以下の VVol が 必要に応じて 3PAR StoreServ Storage アレイ上に作成されます 構成 VVol (Config VVol) 仮想ディスク VVol (VMDK VVol Data VVol) スワップ VVol (Swap VVol) ライブメモリスナップショット VVol (Mem VVol) ( 必要な場合 ) 109

110 以下の用語は 最もよく使用される VMware VV の用語です 仮想ボリューム VVol は VM ファイル 仮想ディスク およびその派生ファイルをカプセル化するコンテナーです 1 つの VM は 複数の VVol (1 つが構成データ用 1 つが VM が持つ各仮想ディスク用 1 つが VM のスワップ用 さらに VM スナップショットのメモリおよびデータ用 ) から成っています VVol は VM の動作時 ( 作成 電源オン クローン および VM のスナップショット取得時など ) に 自動的に生成されます 注記 : 3PAR StoreServ Storage の LUN も 仮想ボリューム と呼ばれますが VVol とは関係ありません VASA Provider プロトコルエンドポイントストレージコンテナーストレージプロファイル ( ポリシー ) ストレージ機能 VASA Provider は vcenter Server ESXi ホスト およびストレージアレイ間の VVol トラフィックのアウトオブバンド通信 ( コントロールパス ) の仲立ちを行うソフトウェアコンポーネントです VASA Provider は ストレージのトポロジ 機能 およびステータスについての情報を vcenter Server および ESXi ホストに渡します VASA Provider は ストレージアレイ内に存在することも 外部の物理サーバーまたは仮想マシン上に存在することもできます ESXi ホストは ストレージアレイ上の VVol に直接アクセスすることはできません VVol に通信するためには PE という論理 I/O プロキシを使用する必要があります PE は ESXi ホストから VM および対応する VVol 間のデータパスとして機能します 複数のストレージ I/O パスおよびストレージプロトコル (FC iscsi NFS) をサポートするストレージアレイは 同じストレージコンテナーを指す PE を複数持つことができます ストレージアレイ上に構成されている LUN を使用する代わりに VVol は VVol の論理グルーピングとなる raw ストレージ容量のプールである ストレージコンテナーを使用します すべての VVol は ストレージコンテナー内に作成されます ストレージコンテナーは インバンドデータパスを介して見ることはできません VASA Provider は ストレージコンテナーを管理し その存在をアウトオブバンドコントロールパスを介して vcenter Server および ESXi ホストに報告します ストレージプロファイルは 物理ストレージアレイが提供する異なる機能をベースに VM のサービス品質 (QoS) の要件を定義するルールのセットです これらを使用して ストレージリソースの配置の決定 アドミッションコントロール QoS のコンプライアンスの監視 ストレージリソースの動的割り当て管理を実行できます VASA Provider は ストレージアレイから vsphere に対して 機能についての情報を物理ストレージリ 110 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

111 VMware VVol サポート用のライセンスの確認 VMware VVol のサポートに必要なライセンス : Virtual Copy license 必須 VVol で推奨されるライセンス : Thin Provisioning license 任意 VVol のエクスペリエンスを向上するために推奨されるライセンス : Adaptive Flash Cache 任意 Thin Persistence 任意 Thin Deduplication 任意 Virtual Domain 任意 ソースの特定の属性の形式として提供します これには RAID レベル シンプロビジョニング ドライブのタイプ ゼロ検出 スナップショットなどの 3PAR StoreServ Storage アレイの機能を含むことができます これらの機能は特定のシステムに固有である可能性があり ストレージポリシーで使用してサービスのレベルを定義することにより VM のパフォーマンス 容量 および可用性の要件を設定することができます 3PAR OS から 3PAR VMware VVol サポートが導入されました 3PAR OS からは 機能が追加され VVol のセットアップが少し異なっています 3PAR StoreServ Storage での VVol の相互運用性のサポート情報については SPOCK の Web サイトを参照してください その他の情報 インストールされているライセンスの確認 showlicense コマンドを使用すると インストールされているライセンスを確認できます cli% showlicense License key was generated on Wed Oct 2 10:56: License features currently enabled: Domains InForm Suite Thin Persistence Thin Provisioning (102400G) Virtual Copy Virtual Copy (102400G) VMware VVol サポート用のライセンスの確認 111

112 VASA Provider VASA 2.x Provider Service は 3PAR OS のコンポーネントとして含まれており そのサービスを 3PAR OS 以降で使用するために追加のソフトウェアをインストールする必要はありません 注記 : アレイのマスターノードの再起動 / リセット および 3PAR OS のアップグレードを含む 3PAR StoreServ Storage のアレイ操作は vsphere が起動した VM 操作を中断することがあります このため アレイのマスターノードの再起動 / リセットまたは 3PAR OS のアップグレード中に VVol を使用する VM 上での VM の操作は 実行しないことをお勧めします アレイのマスターノードの再起動 / リセットまたはアップグレード中に失敗する可能性のある VM 操作を 以下に示します VVol データストア内の VM の作成 VVol データストア内の VM または VVol ディスクを持つ VM の電源投入またはシャットダウン VVol の VM への追加または VM からの削除 VVol ディスクを持つ VM 上での VM のスナップショットの取得または VM のスナップショットのプロモート VVol データストアからのまたは VVol データストアへの VM の移行 VVol データストアへのまたは VVol データストアからの VM のクローン作成 VVol データストアのブラウズ VVol データストアへの VM の登録 現在動作中の VVol ベースの VM は 正常に動作し続けます 112 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

113 VASA Provider プロトコルエンドポイント (PE) および 3PAR VMware VVol のスキーマでは プロトコルエンドポイント (PE) は VVol オブジェクトにアクセスするためのインバンドパスウェイを提供します SCSI プロトコルの実装から見ると PE は従来のボリュームと同じ特徴を持っています ただし PE は ESXi ホストと vcenter の両方にある従来のボリュームとしてではなく プロトコルエンドポイント ( 対応するストレージスペースなし ) として識別されます 3PAR OS では プロトコルエンドポイントを作成するための 独立した管理インターフェイスはありません 代わりに 特定の 3PAR StoreServ Storage に接続されている既存の vsphere (ESXi) ホストが Host VMware Persona 11 で構成されたとき または新しいホストが Host VMware Persona 11 でアレイ上に作成されたとき そのアレイに対して PE が 1 つ自動的に確立されます 提示されると PE は ESXi ホスト上の LUN 番号 256 およびアレイノードの WWN を反映する VMware naa 番号を持つディスクとして見えるようになります ESXi ホストは ホスト起動時の LUN 検出中に PE LUN を取得します esxcli storage core device list --pe-only コマンドまたは esxcli storage vvol protocolendpoint list コマンドを ESXi ホスト上で使用して PE LUN が検出されたことを確認してください 図 30 ホスト上で識別された PE LUN の例 VASA Provider プロトコルエンドポイント (PE) および 3PAR 113

114 また PE LUN (LUN 256) は vcenter の [ ストレージデバイス ] リストに表示されます マルチパス属性が PE LUN に適用されます (SATP/PSP ルールで設定されるか または手動で適用されます ) その後 VVol が PE LUN のマルチパス属性を持つようになります 図 31 VMware vcenter の [ ストレージデバイス ] リスト PE LUN は 標準のストレージデバイスとして vcenter に表示されます 注記 : PE LUN などの VMware VVol 機能のサポートには VVol をサポートする ESXi 6.0 ホスト HBA/CNA ドライバーが必要です VVol をサポートしていないホスト HBA/CNA ドライバーを使用した場合 PE LUN は適切には取得および識別されず VMware が生成した PE LUN に関する警告メッセージが ESXi 6.0 vmkernel のログに出力されることがあります ただし このエラーは VVol 以外の操作には影響しません サポートされている ESXi 6.0 ドライバーのうち VVol をサポートするものについては SPOCK の Web サイトを参照してください その他の情報 PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

115 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 3PAR OS での 3PAR StoreServ Storage 上の VVol のセットアップ 1. 証明書について (115 ページ ) 2. 3PAR VASA Provider の有効化 (116 ページ ) 3. VVol の 3PAR 管理ユーザーの割り当ておよびストレージコンテナーのセットアップ (117 ページ ) 4. アレイ上の VVol に対する共通プロビジョニンググループ (CPG) の割り当て (118 ペー ジ ) 5. VMware vcenter への 3PAR VASA Provider の登録 (121 ページ ) 証明書について 3PAR StoreServ Storage 上での VMware VVol の作成および管理は アレイ上の VMware vcenter と 3PAR VASA Provider の間の通信を介して行われます これには VMware vcenter と 3PAR StoreServ Storage 管理ネットワークの間に IP ネットワーク接続が必要です セキュアな通信を提供するために vsphere コンポーネントは 3PAR StoreServ Storage 上の VASA Provider との通信に SSL を使用します vsphere 環境および VASA Provider は SSL 証明書を動的に (vsphere 環境の要求により ) 生成します 3PAR OS では vsphere 管理の証明書だけがサポートされています このため ユーザーによる証明書管理は不要です VVol を展開する前に すべての ESXi ホスト vcenter Server およびストレージアレイが同期していることを確認してください 同期により ESXi ホストと vcenter Server のクロックの調整をセットアップ後に行う必要がある場合は それらのシステムに割り当てられた vsphere 管理の証明書 (VMCA) が不適切なことがあり 再作成を必要とすることがあります 注意 : すべてのシステムを 日付と時刻を同期させるための共通の NTP サーバーを使用するように構成することをお勧めします このように構成しないと VASA Provider を VMware vcenter に登録するとき データストアとして VVol ストレージコンテナーをマウントしようとするとき または VM を作成するときに障害が発生することがあります アレイ上の日付を調整した場合は setvasa -reset コマンドを使用して VASA Provider の SSL 証明書も再生成してください 重要 : VASA Provider が vsphere 環境に登録されていない場合は setvasa -reset コマンドだけを使用してください 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 115

116 3PAR VASA Provider の有効化 VVol の管理に vsphere 環境を使用するには ストレージアレイ上で VASA 2.0 プロトコルを有効にしてから vcenter とアレイの間の通信用の IP 接続を確立してください 3PAR VASA Provider は VMware VASA 2.0 プロトコルを使用して vcenter と 3PAR StoreServ Storage アレイ管理インターフェイスの間の通信を有効にします VASA 2.0 プロトコルを有効にするには 3PAR CLI の startvasa コマンドを使用して ストレージアレイで VASA Provider サービスを起動および有効にしてください VASA Provider サービスがすでに起動されている場合は この手順を省略できます 重要 : VASA Provider の起動開始には super ユーザー権限が必要です showvasa コマンドと startvasa コマンドを使用して VASA Provider を有効にする例を以下に示します cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Disabled cli% startvasa The VASA Provider Server will start shortly. cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

117 VVol の 3PAR 管理ユーザーの割り当ておよびストレージコンテナーのセットアップ VASA Provider は アレイの認証情報を使用して vcenter 環境に登録する必要があります このユーザー認証情報には アレイまたはアレイ上の 1 つの仮想ドメインをアクセスする権限が付与されている必要があります また VVol を作成するには このユーザーに edit 権限が付与されている必要があります 3PAR VASA Provider が登録されると vsphere からは VVol データストアとして認識される 1 つの VVol ストレージコンテナーが見えるようになります ストレージコンテナーは VASA Provider を登録したユーザーと同じ 3PAR 仮想ドメインにあります VASA Provider を VMware vcenter に登録する前に 以下の手順を実行してください 1. VVol ストレージコンテナーとその 3PAR 仮想ドメインを分離する必要性の有無を決定します 必要な場合は createdomain <domain> コマンドを使用して 3PAR 仮想ドメインを作成します 注記 : 3PAR 仮想ドメインについての詳細は 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド を参照してください VASA Provider を登録したユーザーが参照できるのは ユーザーと同じ仮想ドメインに関連する CPG にあるオブジェクトだけです VASA Provider を登録したユーザーが all ドメインの一部であり 特定の仮想ドメインに結び付けられていない場合 VASA Provider が参照できるのは どのドメインにも関連付けられていないオブジェクト ( つまり ドメインフィールドが - のオブジェクト ) だけです このシナリオでは 特定のドメイン内の CPG およびそれらの CPG に関連するストレージ LUN および VVol は この VASA Provider からは見えず そのため VASA Provider のこのインスタンスを登録した vcenter または関連する ESX クライアントからも見えません また VASA Provider は vcenter に登録されると その vcenter の 1 つの仮想ドメインでだけ動作します ただし 異なる仮想ドメインに関連する異なるユーザーを使用して 異なる複数の vcenter がその VASA Provider を登録することができます 2. VASA Provider を登録する 3PAR 管理者ユーザーを決定します vsphere 環境がアレイ上に VVol を作成できるように このユーザー情報を VASA Provider の登録用として VMware 管理者に提供します 仮想ドメインを使用している場合 このユーザーは手順 1 で決定されたドメインと同じドメインに割り当てられている必要があります 3. createuser <user> <domain> edit コマンドを使用して この 3PAR 管理者ユーザーに edit ロールを割り当て ドメインを対応付けます 例を以下に示します cli% createuser vvoluser vvoldomain edit 4. この 3PAR 管理者ユーザーを ストレージコンテナーをホストする 3PAR ドメインに関連付けます 5. 追加の CPG を 仮想ドメイン内の VVol の使用に対して オプションの拡張制限を使用して定義します 注記 : VVol の拡張は 同じドメイン内のすべての CPG に拡張制限が指定されている場合だけ制限されます 詳細は アレイ上の VVol に対する共通プロビジョニンググループ (CPG) の割り当て (118 ページ ) を参照してください 仮想ドメインまたは ルートドメイン (VASA Provider が使用しているドメイン ) には VVol をプロビジョニングすることができる CPG が少なくとも 1 つ必要です 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 117

118 アレイ上の VVol に対する共通プロビジョニンググループ (CPG) の割り当て VVol 機能プロファイルの指定 共通プロビジョニンググループ (CPG) は vsphere 環境に対して 3PAR の機能を見えるようにするために使用されます 3PAR StoreServ Storage では VMware 機能プロファイルの実装は 3PAR 共通プロビジョニンググループ (CPG) を使用してサポートされます CPG を使用すると ストレージ管理者は ストレージコンテナーを介して vsphere に見せるストレージ機能を定義および制御できます 共通プロビジョニンググループのセットアップ VMware の VVol データモデルでは ストレージコンテナーは異なる機能プロファイルに対応しています VASA 登録の前に 少なくとも 1 つの機能プロファイルがストレージコンテナー内に作成されている必要があります ( 仮想ボリュームセットストレージコンテナーと同じドメイン ) このため 少なくとも 1 つの CPG が作成されている必要があります 新規インストールでは 少なくとも 1 つの CPG が自動的に作成されます showcpg を使用して ルートドメイン内の既存の共通プロビジョニンググループを表示してください showcpg コマンドの例を次に示します cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 0 FC_r FC_r FC_r NL_r total createcpg コマンドを使用して 3PAR StoreServ Storage 内に CPG を作成してください このコマンドでは 別のデバイスタイプおよび RAID タイプ設定を指定することもできます createcpg コマンドと showcpg コマンドの例を次に示します cli% createcpg mycpg cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 5 mycpg FC_r FC_r FC_r NL_r total PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

119 特殊な vvol_ CPG VVol が使用する CPG を制約する新しいインターフェイスが提供されました VVol が利用可能な CPG のリストを制約するには 新しい CPG を作成 ( または名前を変更 ) して vvol_ プレフィックスを指定します デフォルトの CPG が選択された場合 ( ストレージプロファイルがプロビジョニンググループを制約していない場合 ) vvol_ プレフィックスを持つ CPG だけが使用されます たとえば ストレージプロファイル ( プロビジョニンググループの制約 ) がない状態で作成された VM は 以下に示すように vvol_esx60 CPG にプロビジョニングされます 特殊な vvol_prefix CPG の例を次に示します cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 5 mycpg FC_r FC_r FC_r NL_r vvol_esx total PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 119

120 VVol 用のデフォルトの 3PAR OS CPG vsphere 管理者は VVol ストレージコンテナーで VM をプロビジョニングするときに アレイの機能制約を選択することができます これらの機能制約は ストレージプロファイルと呼ばれます 3PAR OS では vsphere 管理者が選択できる制約の 1 つに CPG があります vsphere 管理者がストレージプロファイルの作成を選択しなかった場合 またはストレージプロファイルに CPG に対する制約がなかった場合 VASA Provider はその VM の VVol に対してデフォルトの CPG を自動的に選択します VASA Provider は以下のアルゴリズムを使用して 新しく作成された VVol に対して CPG を選択します 名前が vvol_ で始まる CPG がある場合 他の CPG はプロビジョニングについての検討から除外されます 利用可能な領域が CPG に最初にプロビジョニングされた総領域の 10% 未満になっている CPG がある場合 これらの CPG は すべての CPG の領域が同様に切迫した状態でない限り プロビジョニングについての検討から除外されます 残っている検討対象の CPG の中で パフォーマンスと可用性のバランスにより VVol をプロビジョニングする CPG が検討されます 選択される CPG の順序は CPG の構成のドライブタイプ (NL FC SSD) および RAID (r0 r1 r5 r6) の設定により異なります VASA Provider は 次の優先ドライブ /RAID 順に一致する最初の CPG を選択します FCr5 FCr6 FCr1 NLr6 NLr1 NLr SSDr5 SSDr6 SSDr1 FCr0 NLr0 SSDr0 注記 : アレイ上に少なくとも 1 つ CPG が定義されている必要があり 対応する VVol ドメインで使用されている必要があります CPG が存在しない場合 VASA Provider の登録は失敗し VMware vcenter の [ ストレージプロバイダ ] ページに再スキャンエラーが報告されます VVol の拡張は 同じドメイン内のすべての CPG に拡張制限が指定されている場合だけ制限されます 120 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

121 VMware vcenter への 3PAR VASA Provider の登録 ストレージ管理者は VMware vcenter 内への登録用に VMware 管理者に対して VASA Provider の URL および 3PAR ユーザー / 管理者の証明書を提供する必要があります VMware 管理者に提供する必要がある URL を検出するには 3PAR CLI の showvasa コマンドを使用します vsphere 管理者がアレイ上の VASA Provider の ID を確認できるようにする VASA Provider の SSL 証明書サムプリントを提供するには showvasa -cert コマンドを使用します showvasa コマンドおよび showvasa -cert コマンドの例を以下に示します cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled cli% showvasa -cert VASA_Cert_Subject VASA_Cert_Thumbprint C=US/ST=CA/O=HP/OU=3PAR/CN=s558.3pardata.com 9C:FE:E9:BB:A6:B3:C6:76:2F:F1:CD:CB:AF:C3:39:44:BD:D8:1F:4B 注意 : VASA Provider を VMware vcenter に登録した後は VMware vcenter に登録されている VASA Provider のユーザー名またはパスワードの変更は VMware 管理者と連携して行ってください VMware 管理者は VMware vcenter の VASA Provider をすぐに再登録する必要があります 再登録しないと VASA Provider が提供するサービスはすぐに停止します 注記 : 3PAR VASA Provider は 一度に 1 つの VMware vcenter Server にだけ登録してください VASA Provider を新しい VMware vcenter Server に登録する前に 古い VMware vcenter Server から登録解除し 3PAR CLI の setvasa -reset コマンドを使用して VASA Provider の SSL 証明書をリセットしてください VMCA 証明書の登録失敗により登録が失敗した場合 VMware vcenter Server ESXi および 3PAR StoreServ Storage のクロックが同期していることを確認してください さらに setvasa -reset コマンドを使用して 再度試してください VASA Provider の URL が誤っていることにより登録が失敗した場合 登録中に使用した VASA Provider URL が showvasa コマンドを使用して表示された URL と正確に一致することを確認してください 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 121

122 VMware vcenter への Storage Provider (3PAR VASA Provider) の登録 1. VMware vcenter から [ ホーム ] [ ホストおよびクラスタ ] [vcenter Server] [ 管理 ] [ ス トレージプロバイダ ] の順に選択します 2. [+] をクリックして 登録を追加します 3. 求められた情報を入力します [ 名前 ] アレイを表すユーザー定義名 [URL] アレイで実行した showvasa の出力からコピーした URL [ ユーザー名 ] アレイへのログイン用のユーザー名 [ パスワード ] アレイへのログイン用のユーザーパスワード 図 32 vcenter でのストレージプロバイダーの登録 (vcenter 上の 3PAR VASA Provider) 4. ストレージプロバイダーがオンラインであることを確認します 図 33 vcenter に登録されたストレージプロバイダー 122 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

123 5. 以下の手順を使用して VVol データストア (3PAR StoreServ Storage コンテナー ) を追加します a. [ ホーム ] [ ストレージ ] [<datacenter>] [ アクション ] の順に選択します b. [ アクション ] リストから [ ストレージ ] を選択し 次に [ 新しいデータストア ] を選択します [ 新しいデータストア ] ウィンドウが表示されます 図 34 VVol データストアの追加 c. [ 場所 ] ダイアログボックスで 新しい VVol データストアの場所の情報を入力し [ 次へ ] をクリックします 図 35 新しい VVol データストアの場所 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 123

124 d. [ タイプ ] ダイアログボックスで [ タイプ ] として VVol を選択し [ 次へ ] をクリックします 図 36 データストアのタイプの選択 e. [ 名前およびコンテナの選択 ] ダイアログボックスで [ データストア名 ] を入力し コンテナーを選択してから [ 次へ ] をクリックします 図 37 [ データストア名 ] とコンテナーの選択 f. [ ホストのアクセシビリティの選択 ] ダイアログボックスで VVol ストレージコンテナーにアクセス可能なホストを選択してから [ 次へ ] をクリックします 124 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

125 g. [ 終了準備の完了 ] ダイアログボックスで 設定を確認してから [ 終了 ] をクリックし 新しい VVol データストアを VMware vcenter から利用できるようにします 図 38 確認および終了 重要 : い アレイ上の VVol の管理または操作に ストレージ管理コマンドは使用しないでくださ 以下のトピックについての詳細は VMware のドキュメントを参照してください VMware 仮想マシンの作成 VVol の管理 VVol データストアのストレージポリシーの作成 showvvolvm および showvvolvm -vv など 3PAR StoreServ Storage 上に存在する VVol の表示についての詳細は HPE 3PAR Command Line Interface Reference を参照してください 3PAR StoreServ Storage での VVol 実装のライセンス情報については テクニカルホワイトペーパー Implementing VMware Virtual Volumes on HPE 3PAR StoreServ ( 出版物 4AA5-6907ENW) を参照してください 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 125

126 3PAR OS での新機能 3PAR OS から VMware VVol のサポートに以下の機能が追加されました VVol の機能としての アレイレベルの Adaptive Flash Cache のサポート この機能は ストレージ管理者がホールアレイの Adaptive Flash Cache を構成した場合 vsphere 管理者が選択できます 複数のストレージコンテナーのサポート 新しい CLI コマンド : setvvolsc および showvvolsc ストレージコンテナーとしての仮想ボリュームセットの使用 showvvset -summary コマンドを使用すると ストレージコンテナーとして定義されている仮想ボリュームセットを調べることができます ドメインまたは ルート ドメインからの 同じ名前の仮想ボリュームセットストレージコンテナーへの移行 注記 : 仮想ボリュームセットストレージコンテナーへ移行した後のダウングレードはサポートされていません サーバー証明書管理モードによる 同じ VASA Provider への複数の vcenter Server の登録のサポート 注記 : 複数のストレージコンテナーのサポートが追加されたため showvvolvm コマンドには -sc オプションを使用することが必要になりました setvasa コマンドと showvvolvm コマンドのユーザビリティの改善 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol このトピックでは 3PAR StoreServ Storage で VVol をセットアップするために必要な情報を説明します 3PAR OS での 3PAR StoreServ Storage 上の VVol のセットアップ 証明書の管理 1. 証明書の管理 (126 ページ ) 2. 3PAR VASA Provider の有効化 (130 ページ ) 3. VMware VVol の 3PAR 管理ユーザーの割り当て (131 ページ ) 4. ストレージコンテナーの作成と表示 (133 ページ ) 5. アレイ上の VVol に対する共通プロビジョニンググループ (CPG) の割り当て (135 ペー ジ ) 6. VVol で使用するための 3PAR Adaptive Flash Cache の有効化 ( オプション ) (137 ペー ジ ) 7. vcenter への VASA Provider (3PAR VASA Provider) の登録 (137 ページ ) VASA Provider の証明書の管理 3PAR VASA Provider は 公開鍵証明書を使用して vsphere と VASA Provider との間の暗号化接続を提供します VASA 2.0 プロトコルを使用すると 2 つの異なる証明書管理モードである vsphere 管理 ( クライアント管理 ) および VASA Provider 管理 ( サーバー管理 ) を使用できます 126 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

127 vsphere 管理証明書を使用する場合 vcenter に関連する CA ( 認証局 ) 証明書 (VMCA 証明書 ) は VASA Provider の証明書に署名するために使用されます vsphere は VASA Provider の証明書の所有権を持ち それ以降の管理を行います VASA Provider ( サーバー ) 管理証明書を使用する場合 ストレージ管理者が VASA Provider の証明書を管理します VASA Provider は 自己署名証明書を使用することも PKI ( 公開鍵インフラストラクチャ ) CA で署名された証明書を使用することもできます 以降を参照して いずれかの証明書管理モードを使用するように 証明書管理を適切にセットアップしてください 証明書管理モードの選択機能は 3PAR OS バージョン で導入されました これ以前は vsphere 管理 ( クライアント管理 ) 証明書モードだけがサポートされていました 3PAR OS から VASA Provider がすでに 3PAR OS の以前のバージョンで有効になっている場合 ( モードは変更されずクライアント管理のまま ) 以外は 証明書管理モードのデフォルトが VASA Provider 管理 ( サーバー管理 ) モードになりました 証明書の管理モードの選択 使用すべき VASA Provider 証明書管理モードは主に 複数の vcenter 環境をアレイ /VASA Provider に接続する必要性の有無によって 最終的に判断します クライアント管理証明書モードを使用すると vcenter 環境が VASA Provider の証明書の所有権を持ち この証明書の管理が簡単になります ただし 複数の vcenter Server を VASA Provider に接続する場合 同時に両方が証明書を管理することはできません この場合 VASA Provider をサーバー管理証明書モードにする必要があります 以下のトピックを参照して 証明書の管理モードを変更してください 警告! 証明書の管理モードを変更すると アクティブな VASA 接続は停止します VASA Provider は この VASA Provider に現在登録されている vcenter に再登録しなければなりません vsphere 管理者と連携せずに証明書管理モードを変更しないでください 注記 : クライアント管理証明書モードを選択する場合 アレイ vcenter および ESXi ホストのクロックは 厳密に同期している必要があります ( 差が 1 分未満 ) 同期していない場合は 生成された証明書が同期せず SSL 通信のサポートが失敗します サーバー管理証明書モードを使用する場合も vcenter ESXi およびアレイのクロックは同期している必要がありますが 動作中に証明書を動的に生成する必要はないため 許容範囲が広くなっています サーバー管理の証明書管理モード サーバー管理の証明書管理モードを使用すると 複数の vcenter 環境が VASA Provider に接続できるようになります また VASA Provider が自己署名証明書 または PKI から発行された証明書を使用できるようになります サーバー管理の証明書管理モードを使用する場合 ストレージ管理者が 期限切れ後に証明書を更新するなどの VASA Provider の証明書の管理の責任を負います 注記 : 証明書を交換する必要がある場合 ( 期限切れなど ) は 上記の手順を使用して新しい証明書を VASA Provider に発行することができます 公開鍵インフラストラクチャ (PKI) での 3PAR VASA Provider の使用 VASA Provider と公開鍵インフラストラクチャを統合するには ストレージの管理者が VASA Provider の代わりに CSR ( 証明書署名要求 ) を生成する必要があります この CSR は PKI の認証局 (CA) に送信する必要があります 秘密鍵で署名することで CA はその CSR の確認および検証を行います その後 このデジタル証明書はアレイにインポートされ VASA Provider の証明書管理モードとしてサーバーが設定されます 以下の手順を使用すると CSR を生成し アレイに署名証明書をインポートできます この手順は 必須ではありませんが VASA Provider を署名するのに使用される CA 証明書が 信頼される証明書として vsphere にすでにインポートされていることも前提としています CA ルートおよび中間証明書を vsphere に追加する手順については vsphere のセキュリティガイドを参照してください 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 127

128 1. アレイ名または IP アドレスを検出します 証明書署名要求の作成に使用された情報は VASA Provider によって生成された証明書と一致しなければなりません showvasa コマンドを使用して アレイのホスト名 /IP アドレスを検出します showvasa を使用して アレイのホスト名 /IP アドレスを検出します cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled CSR を生成します 証明書署名要求は CA 管理者が要求者を識別して適切な検証を行うことができるような 要求についての十分な情報を含むだけではなく アレイ上の VASA Provider の識別情報を正確に表している必要があります showvasa から返された <name/ip> が DNS ホスト名の場合 次のコマンドを実行します 注記 : <keysize> として 1024 または 2048 を使用できます cli% createcert vasa -csr -keysize <keysize> -days <daysvalid> -C <CountryCode> ST <State/Province> L <Locality/City> O <OrganizationalUnit> CN <name> SAN DNS:<name> showvasa から返された <name/ip> が IP アドレスの場合 次のコマンドを実行します cli% createcert vasa -csr -keysize <keysize> -days <daysvalid> -C <CountryCode> -ST <State/Province> -L <Locality/City> -O <Organization> -OU <OrganizationalUnit> -CN <name> -SAN IP:<IP> 3. CSR を認証局に送信します createcert からの出力を取得し PKI の認証局に送信する必要があります PKI のインフラストラクチャが異なると この処理の手順も異なります この手順を完了するには 各組織の PKI 手順を参照してください CA 証明書のコピーと 署名証明書を受け取ったら この手順は完了です 4. 署名証明書をインポートします CA によって署名された証明書と CA 証明書を別のファイルに置きます その後 importcert コマンドを使用して それらの証明書をアレイにインポートします 証明書は PEM 証明書フォーマットでエンコードされている必要があります cli% importcert -service vasa <certififilename><cacertfilename> 5. 必要であれば VASA Provider 証明書管理モードを変更します 3PAR VASA Provider の証明書管理をサーバーモードに変更します この手順は VASA Provider がすでにサーバーモードである場合は不要です showvasa -cert を使用して 現在の設定を検出します cli% setvasa -certmgmt server 128 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

129 自己署名証明書での 3PAR VASA Provider の使用 以下の手順を使用すると ストレージ管理者は サーバー管理証明書モードの VASA Provider が使用する自己署名証明書を生成できます このオプションでは 複数の vcenter クライアントから VASA Provider へ接続することができます 1. アレイ名または IP アドレスを検出します 証明書署名要求の作成に使用された情報は VASA Provider によって生成された証明書と一致しなければなりません showvasa コマンドを使用して アレイのホスト名 /IP アドレスを検出します cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled 自己署名証明書を生成します 証明書署名要求は CA 管理者が要求者を識別して適切な検証を行うことができるような 要求についての十分な情報を含むだけではなく アレイ上の VASA Provider の識別情報を正確に表している必要があります showvasa から返された <name/ip> が DNS ホスト名の場合 次のコマンドを実行します cli% createcert vasa -selfsigned -keysize <keysize> -days <daysvalid> -C <CountryCode> -ST <State/Province> -L <Locality/City> -O <Organization> -OU <OrganizationalUnit> -CN <name> -SAN DNS:<name> showvasa から返された <name/ip> が IP アドレスの場合 次のコマンドを実行します 注記 : <keysize> として 1024 または 2048 を使用できます cli% createcert vasa -selfsigned -keysize <keysize> -days <daysvalid> -C <CountryCode> -ST <State/Province> -L <Locality/City> -O <Organization> -OU <OrganizationalUnit> -CN <name> -SAN IP:<IP> 3. 必要であれば VASA Provider 証明書管理モードを変更します 3PAR VASA Provider の証明書管理を サーバー モードに変更します この手順は VASA Provider がすでに サーバー モードである場合は不要です showvasa -cert を使用して 現在の設定を検出します cli% setvasa certmgmt server クライアント管理の証明書管理モード クライアント管理の証明書管理モードを使用すると ストレージ管理者が VASA Provider の証明書を管理する必要がなくなります ただし このモードでは VASA Provider に同時に接続できる vcenter 環境は 1 つだけです 2 つ目の vcenter 環境を VASA Provider に登録すると 元の vcenter 環境が VASA Provider とのすべての通信を喪失するため アレイの情報を検出できなくなり VVol ストレージコンテナー内で以前作成された VM を管理することもできなくなります 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 129

130 vsphere 管理証明書 (VMCA) での 3PAR VASA Provider の使用 このオプションでは vsphere は PKI 認証局として動作します VASA Provider への登録および初回の接続の際 vsphere は VASA Provider に 証明書署名要求 (CSR) の生成を要求します vsphere はその後 VASA Provider に VMCA 署名証明書を返します VASA Provider へのすべての既存の接続はクローズされ 新しい証明書を使用して新しい接続が確立されます vsphere 管理証明書で VASA Provider を使用するには VASA Provider の証明書管理モードが client でなければなりません サーバー証明書管理のクライアント証明書管理への変更 1. アレイ ESXi ホスト および vcenter ホストの日付および時刻を調べ クロックが同期していることを確認します showdate を使用して アレイ上の現在時刻を調べます 必要であれば setnet を参照して アレイ上の ntp のセットアップ方法を調べます 2. 現在の証明書管理モードを調べます showvasa cert 3. VASA Provider がクライアント証明書管理モードでない場合 次のコマンドを実行します setvasa certmgmt client 4. 次のコマンドを実行して VASA Provider に最新の自己署名証明書があることを確認します setvasa -reset 5. これで VASA Provider を vcenter に登録することができます 注記 : 3PAR OS の新規のインストールの場合 デフォルトでは 優先される証明書管理モードは サーバー管理 モードです 3PAR VASA Provider の有効化 3PAR VASA Provider は VMware VASA 2.0 プロトコルを使用して vcenter と 3PAR StoreServ Storage アレイ管理インターフェイスの間の通信を有効にします VASA Provider サービスは 3PAR StoreServ Storage 上で自動的に起動され 有効になります showvasa コマンドを使用すると このサービスの現在の状態を表示できます VASA Provider サービスは 以下の例のように startvasa コマンドを使用して手動で起動し 有効にすることもできます 重要 : VASA Provider の起動開始には super ユーザー権限が必要です showvasa コマンドと startvasa コマンドを使用して VASA Provider を有効にする例を以下に示します cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Disabled cli% startvasa The VASA Provider Server will start shortly. cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

131 VMware VVol の 3PAR 管理ユーザーの割り当て VASA Provider は アレイの認証情報を使用して vcenter 環境に登録する必要があります このユーザー認証情報には アレイまたはアレイ上の 1 つの仮想ドメインをアクセスする権限が付与されている必要があります また VVol を作成するには このユーザーに編集権限が付与されている必要があります VASA Provider が 自己署名証明書を使用するか または PKI が署名した証明書を使用するように構成されている場合 VASA Provider は 複数の vcenter 環境に同時に登録することができます この場合ストレージ管理者は これらの複数の vcenter 環境を 1 つの仮想ドメイン内 ( またはドメインなし ) で機能するように登録するか または複数の仮想ドメインに分割することを選択できます 各仮想ドメインごとに 仮想ドメインに割り当てられる 異なる 3PAR 管理者ユーザーを作成しなければなりません そのユーザーを使用して vcenter 環境が登録された場合 その vcenter 環境で見ることができるすべてのストレージオブジェクトは その仮想ドメイン内のオブジェクトに限定されます 3PAR VASA Provider は登録されると 仮想ドメイン内で作成されたすべての VVol ストレージコンテナーを見えるようにします VVol ストレージコンテナーは vsphere では VVol データストアとして表示されます vsphere から見えるすべてのストレージコンテナーは VASA Provider を登録したユーザーと同じ 3PAR Storage ドメインにあります VASA Provider を VMware vcenter に登録する前に 以下の手順を実行してください 1. アレイに登録する vcenter Server が複数か または複数でないかを調べます 複数の vcenter Server は それぞれの仮想ドメインに分けることも すべて同じドメインを共有することもできます 同じ仮想ドメイン内のすべての vcenter Server からは 同じ VVol ストレージコンテナーが見えます 3PAR OS CLI の createdomain <domain> コマンドを使用して 3PAR 仮想ドメインを作成することができます 注記 : 3PAR 仮想ドメインについての詳細は HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド を参照してください VASA Provider を登録したユーザーが参照できるのは ユーザーと同じ仮想ドメインに関連する CPG にあるオブジェクトだけです VASA Provider を登録したユーザーが all ドメインの一部であり 特定の仮想ドメインに結び付けられていない場合 VASA Provider が参照できるのは どのドメインにも関連付けられていないオブジェクト ( つまり ドメインフィールドが - のオブジェクト ) だけです このシナリオでは 特定のドメイン内の CPG およびそれらの CPG に関連するストレージ LUN および VVol は この VASA Provider からは見えず そのため VASA Provider のこのインスタンスを登録した vcenter または関連する ESX クライアントからも見えません また VASA Provider は 1 つの vcenter に登録されると その vcenter の 1 つの仮想ドメインでだけ動作します ただし 異なる仮想ドメインに関連する異なるユーザーを使用して 異なる複数の vcenter がその VASA Provider を登録することができます 2. VASA Provider を登録する 3PAR 管理者ユーザーを決定します vsphere 環境がアレイ上に VVol を作成できるように このユーザー情報を VASA Provider の登録用として VMware 管理者に提供します 仮想ドメインを使用している場合 このユーザーは手順 1 で決定されたドメインと同じドメインに割り当てられている必要があります 3. createuser <user> <domain> edit コマンドを使用して この 3PAR 管理者ユーザーに edit ロールを割り当て ドメインを対応付けます 例を以下に示します cli% createuser vvoluser vvoldomain edit 4. この 3PAR 管理者ユーザーを ストレージコンテナーをホストする 3PAR 仮想ドメインに関連付けます 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 131

132 5. 追加の CPG を 仮想ドメイン内の VVol の使用に対して オプションの拡張制限を使用して定義します 同じドメイン内のすべての VVol ストレージコンテナーは ドメイン内の CPG を共有します 注記 : VVol の拡張は 同じドメイン内のすべての CPG に拡張制限が指定されている場合だけ制限されます 詳細は アレイ上の VVol に対する共通プロビジョニンググループ (CPG) の割り当て (118 ページ ) を参照してください 仮想ドメインまたは ルートドメイン (VASA Provider が使用しているドメイン ) には VVol をプロビジョニングすることができる CPG が少なくとも 1 つ必要です 6. 手順 1 で作成された各仮想ドメインに対して 手順 2~ 手順 4 を繰り返し その後 次のトピック ストレージコンテナーの作成と表示 (133 ページ ) に進んで これらのドメインに対して VVol ストレージコンテナーを作成します 132 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

133 ストレージコンテナーの作成と表示 3PAR OS では 複数のストレージコンテナーを作成する機能が追加されました ストレージコンテナーは 特別なフラグを持つ仮想ボリュームセットになります showvvolsc コマンドを使用すると VVol ストレージコンテナーの存在の有無を調べることができます から VVol を移行した場合 仮想ボリュームセットストレージコンテナーオブジェクトは 以降への移行時に自動的に作成されます ストレージコンテナーを作成する必要がある場合 まず createvvset を使用して空の仮想ボリュームセットを作成してから setvvolsc -create set:<vvsetname> を使用して 仮想ボリュームセットにストレージコンテナーフラグを割り当ててください これらのコマンドについては CLI の構文を参照してください このバージョンでは 複数のストレージコンテナーがサポートされています ストレージコンテナーがない場合は 以下の手順で作成する必要があります 1. createvvset コマンドを使用します cli% createvvset -domain <domain> <vvset_name> 2. setvvolsc コマンドを使用します cli% setvvolsc -create set:<vvset_name> Setting set:newvvset as a VVol storage container. showvvolsc コマンドには 詳細を表示するその他のオプションもあります showvvolsc コマンドおよび createvvset コマンドの例を以下に示します cli% showvvolsc (MB) Name Num_VMs Num_VVols In_Use Provisioned total cli% createvvset cust1vvol cli% setvvolsc -create set:cust1vvol Setting set:cust1vvol as a VVol storage container cli% createvvset cust2vvol cli% setvvolsc -create set:cust2vvol Setting set:cust2vvol as a VVol storage container cli% showvvolsc (MB) Name Num_VMs Num_VVols In_Use Provisioned cust1vvol cust2vvol total PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 133

134 注記 : VV セットのストレージコンテナーへ移行すると 3PAR OS から 3PAR OS へのダウングレードはサポートされなくなります 3PAR OS から 3PAR OS へアップグレードした場合 VASA Provider は vsphere 管理の証明書モード ( クライアント管理 ) のままです VASA Provider の証明書管理をサーバーモードへ変更する方法についての詳細は 証明書の管理 (126 ページ ) を参照してください 134 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

135 アレイ上の VVol に対する共通プロビジョニンググループ (CPG) の割り当て VVol 機能プロファイルの指定 共通プロビジョニンググループ (CPG) は vsphere 環境に対して 3PAR の機能を見えるようにするために使用されます 3PAR StoreServ Storage では VMware 機能プロファイルの実装は 3PAR 共通プロビジョニンググループ (CPG) を使用してサポートされます CPG を使用すると ストレージ管理者は ストレージコンテナーを介して vsphere に見せるストレージ機能を定義および制御できます 共通プロビジョニンググループのセットアップ VMware の VVol データモデルでは ストレージコンテナーは異なる機能プロファイルに対応しています VASA 登録の前に 少なくとも 1 つの機能プロファイルがストレージコンテナー内に作成されている必要があります ( 仮想ボリュームセットストレージコンテナーと同じドメイン ) このため 少なくとも 1 つの CPG が作成されている必要があります 新規インストールでは 少なくとも 1 つの CPG が自動的に作成されます showcpg を使用して ルートドメイン内の既存の共通プロビジョニンググループを表示してください showcpg コマンドの例を次に示します cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 0 FC_r FC_r FC_r NL_r total createcpg コマンドを使用して 3PAR StoreServ Storage 内に CPG を作成してください このコマンドでは 別のデバイスタイプおよび RAID タイプ設定を指定することもできます createcpg コマンドと showcpg コマンドの例を次に示します cli% createcpg mycpg cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 5 mycpg FC_r FC_r FC_r NL_r total PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 135

136 特殊な vvol_ CPG VVol が使用する CPG を制約する新しいインターフェイスが提供されました VVol が利用可能な CPG のリストを制約するには 新しい CPG を作成 ( または名前を変更 ) して vvol_ プレフィックスを指定します デフォルトの CPG が選択された場合 ( ストレージプロファイルがプロビジョニンググループを制約していない場合 ) vvol_ プレフィックスを持つ CPG だけが使用されます たとえば ストレージプロファイル ( プロビジョニンググループの制約 ) がない状態で作成された VM は 以下に示すように vvol_esx60 CPG にプロビジョニングされます 特殊な vvol_prefix CPG の例を次に示します cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 5 mycpg FC_r FC_r FC_r NL_r vvol_esx total VVol 用のデフォルトの 3PAR OS CPG vsphere 管理者は VVol ストレージコンテナーで VM をプロビジョニングするときに アレイの機能制約を選択することができます これらの機能制約は ストレージプロファイルと呼ばれます 3PAR OS では vsphere 管理者が選択できる制約の 1 つに CPG があります vsphere 管理者がストレージプロファイルの作成を選択しなかった場合 またはストレージプロファイルに CPG に対する制約がなかった場合 VASA Provider はその VM の VVol に対してデフォルトの CPG を自動的に選択します VASA Provider は以下のアルゴリズムを使用して 新しく作成された VVol に対して CPG を選択します 名前が vvol_ で始まる CPG がある場合 他の CPG はプロビジョニングについての検討から除外されます 利用可能な領域が CPG に最初にプロビジョニングされた総領域の 10% 未満になっている CPG がある場合 これらの CPG は すべての CPG の領域が同様に切迫した状態でない限り プロビジョニングについての検討から除外されます 残っている検討対象の CPG の中で パフォーマンスと可用性のバランスにより VVol をプロビジョニングする CPG が検討されます 選択される CPG の順序は CPG の構成のドライブタイプ (NL FC SSD) および RAID (r0 r1 r5 r6) の設定により異なります VASA Provider は 次の優先ドライブ /RAID 順に一致する最初の CPG を選択します FCr5 FCr6 FCr1 NLr6 NLr1 NLr SSDr5 SSDr6 SSDr1 FCr0 NLr0 SSDr PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

137 VVol で使用するための 3PAR Adaptive Flash Cache の有効化 ( オプション ) Adaptive Flash Cache は 3PAR のファーストインクラスの仮想化テクノロジーを利用することで DRAM キャッシュの拡張機能を提供します この機能を使用すると SSD の容量の一部を 3PAR StoreServ Storage のプライマリキャッシュの拡張として占有することで 読み取り集中型の I/O ワークロードのアプリケーションレスポンスタイムを短縮し 混在するワークロード環境での書き込みのスループットを改善することができます VASA Provider がフラッシュキャッシュを vsphere の機能として見せるには フラッシュキャッシュを システム全体に対して有効 / 無効にする必要があります 1. StoreServ Storage System 内でフラッシュキャッシュを作成します createflashcache <size>g G t T 2. システム内のすべてのボリュームのフラッシュキャッシュを有効にします setflashcache enable sys:all または フラッシュキャッシュを無効にします setflashcache disable sys:all vcenter への VASA Provider (3PAR VASA Provider) の登録 ストレージ管理者は VMware vcenter 内への登録用に VMware 管理者に対して VASA Provider の URL および 3PAR ユーザー / 管理者の証明書を提供する必要があります VMware 管理者に提供する必要がある URL を検出するには 3PAR CLI の showvasa コマンドを使用します vsphere 管理者がアレイ上の VASA Provider の ID を確認できるようにする VASA Provider の SSL 証明書サムプリントを提供するには showvasa -cert コマンドを使用します showvasa コマンドおよび showvasa -cert コマンドの例を以下に示します cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled cli% showvasa -cert Mgmt_Mode Subject Fingerprint client C=US/ST=CA/O=HP/OU=3PAR/CN=s293.3pardata.com 9C:FE:E9:BB:A6:B3:C6:76:2F:F1:CD:CB:AF:C3:39:44:BD:D8:1F:4B 注意 : VASA Provider を vcenter に登録した後は vcenter に登録されている VASA Provider のユーザー名またはパスワードの変更は VMware 管理者と連携して行ってください VMware 管理者は VMware vcenter の VASA Provider をすぐに再登録する必要があります 再登録しないと VASA Provider が提供するサービスはすぐに停止します 注記 : VMCA 証明書の登録失敗により登録が失敗した場合 vcenter Server ESXi および 3PAR StoreServ Storage のクロックが同期していることを確認してください さらに setvasa -reset コマンドを使用して 再度試してください VASA Provider の URL が誤っていることにより登録が失敗した場合 登録中に使用した VASA Provider URL が showvasa コマンドを使用して表示された URL と正確に一致することを確認してください 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 137

138 vcenter への Storage Provider (3PAR VASA Provider) の登録 1. vcenter から [ ホーム ] [ ホストおよびクラスタ ] [vcenter Server] [ 管理 ] [ ストレー ジプロバイダ ] の順に選択します 2. [+] をクリックして 登録を追加します 3. 求められた情報を入力します [ 名前 ] アレイを表すユーザー定義名 [URL] アレイで実行した showvasa の出力からコピーした URL [ ユーザー名 ] アレイへのログイン用のユーザー名 [ パスワード ] アレイへのログイン用のユーザーパスワード 図 39 vcenter でのストレージプロバイダーの登録 (vcenter 上の 3PAR VASA Provider) 4. ストレージプロバイダーがオンラインであることを確認します 図 40 vcenter に登録されたストレージプロバイダーの例 5. 以下の手順を使用して VVol データストア (3PAR StoreServ Storage コンテナー ) を追加します a. [ ホーム ] [ ストレージ ] [<datacenter>] [ アクション ] の順に選択します 138 3PAR StoreServ Storage での VMware VVol (VMware 仮想ボリューム ) の使用

139 b. [ アクション ] リストから [ ストレージ ] を選択し 次に [ 新しいデータストア ] を選択します [ 新しいデータストア ] ウィンドウが表示されます 図 41 VVol データストアの追加 c. [ 場所 ] ダイアログボックスで 新しい VVol データストアの場所の情報を入力し [ 次へ ] をクリックします 図 42 新しい VVol データストアの場所 3PAR OS でセットアップされた 3PAR StoreServ Storage 上の VMware VVol 139

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