HPE 3PAR VMware ESX/ESXi 実装ガイド

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1 HPE 3PAR VMware ESX/ESXi 実装ガイド 摘要 Hewlett Packard Enterprise(HPE) の本実装ガイドでは HPE 3PAR StoreServ ストレージと VMware ESX/ESXi ホストの通信を確立する方法について説明します また HPE 3PAR StoreServ ストレージ上にストレージを割り当て ホストからアクセス可能にするための基本的な手順についても説明します 部品番号 : QL 発行 : 2017 年 3 月

2 Copyright 2012, 2017 Hewlett Packard Enterprise Development LP ご注意 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります Hewlett Packard Enterprise 製品およびサービスに対する保証については 当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています 本書のいかなる内容も 新たな保証を追加するものではありません 本書の内容につきましては万全を期しておりますが 本書中の技術的あるいは校正上の誤り 脱落に対して 責任を負いかねますのでご了承ください 本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり その保有 使用 または複製には Hewlett Packard Enterprise から使用許諾を得る必要があります FAR および に従って 商業用コンピューター ソフトウェア コンピューター ソフトウェア資料 および商業用製品の技術情報は ベンダー標準の商業用ライセンスのもとで米国政府に使用許諾が付与されます 他社の Web サイトへのリンクは Hewlett Packard Enterprise の Web サイトの外に移動します Hewlett Packard Enterprise は Hewlett Packard Enterprise の Web サイト以外にある情報を管理する権限を持たず また責任を負いません 商標 Google は Google Inc. の商標です Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です Microsoft Windows および Hyper-V は 米国および / またはその他の国における Microsoft Corporation の登録商標または商標です Mozilla および Firefox は Mozilla Incorporated の商標です Red Hat は 米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の商標です UNIX は The Open Group の登録商標です VMware VMware ESX VMware ESXi VMware vcenter および VMware vsphere は 米国における VMware, Inc. の登録商標です

3 目次 はじめに...7 HPE 3PAR OS バージョン... 7 対象読者...7 サポートされている構成...7 HPE 3PAR OS のアップグレードに関する考慮事項...8 HPE 3PAR ドキュメント... 8 HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC... 9 HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートの構成 HPE 3PAR OS x または 3.1.x FC...9 FC 接続でのポートのセットアップ... 9 ホスト定義の作成 FC ファブリックのセットアップとゾーニング FC スイッチおよびゾーンの構成の確認 HPE 3PAR CLI HPE Smart SAN for 3PAR FC HPE 3PAR の共存 スイッチベンダーの構成ガイドライン FC...17 ターゲットポートの制限と仕様 FC...18 HPE 3PAR Priority Optimization FC HPE 3PAR Persistent Ports FC...20 HPE 3PAR Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン FC...20 HPE 3PAR Persistent Checksum FC HPE 3PAR Express Writes FC iscsi 向けの HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成...23 iscsi 接続でのポートのセットアップ...23 HPE 3PAR iscsi の IPv6 アドレス指定および VLAN タギング iscsi ホスト定義の作成 iscsi...27 ホスト定義の作成 iscsi...27 ターゲットポートの制限と仕様 iscsi...28 HPE 3PAR Priority Optimization iscsi...29 HPE 3PAR Persistent Ports iscsi HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FCoE...31 FCoE スイッチ FCoE イニシエーター および FCoE ターゲットポートのセットアップ iscsi から FCoE への構成の変更...32 ホスト定義の作成 FCoE...33 ホスト定義の作成 FCoE...34 ターゲットポートの制限と仕様 FCoE...35 FCoE での HPE 3PAR Priority Optimization HPE 3PAR Persistent Ports FCoE HPE 3PAR Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン FCoE...37 FC 接続でのホストの構成...38 目次 3

4 HBA およびドライバーのインストール...38 仮想マシンゲスト OS のインストール マルチパスフェイルオーバーの考慮事項および I/O 負荷分散...41 ESX 4.x 以降でのラウンドロビンマルチパス機構の構成 FC SATP PSP による ESX/ESXi マルチパスのラウンドロビン用構成 SATP info コマンド デフォルト SATP ルールと現在のデフォルト PSP のリスト SATP カスタムルールと対応する定義済みパラメーターのリスト...49 デバイス情報の表示 ホストの再起動なしでストレージデバイス上のパスポリシーを変更するための スクリプトによる代替策...51 LUN のバッチのパスポリシーの変更 HPE 3PAR CLI 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項...52 HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 VMware ESX リリース ESX 4.x ESXi 5.0 および 5.0 update ESXi 5.5 および 5.5 update ESXi 6.0 および 6.0 update および ESXi ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.x の機能に関する追加の考慮事項 ストレージ I/O 制御...54 vstorage APIs for Array Integration ESX/ESXi 4.1 の HPE 3PAR VAAI プラグイン ESXi 5.x および ESXi 6.x の HPE 3PAR VAAI プラグイン ESXi 5.x または ESXi 6.x での UNMAP( スペース再利用 ) ストレージハードウェアのサポート ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.x での領域不足状態...56 ESXi 5.x から追加された新しいプリミティブサポート...58 VAAI および新機能サポートの一覧...58 VAAI プラグインの検証...59 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成...61 FCoE スイッチの構成...61 システム BIOS を使用した FCoE の構成...61 FCoE ホスト接続での HPE 3PAR StoreServ ストレージポートの構成...66 FCoE イニシエーターと FC ターゲットの構成...66 FCoE イニシエーターと FCoE ターゲットの構成 iscsi 接続でのホストの構成...70 Enterprise iscsi...70 スイッチおよびイニシエーターのセットアップ iscsi...70 VMware ESX へのソフトウェア iscsi のインストール...71 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 (ESX 4.0 の例 ) ESX 4.x の iscsi ストレージでのサービスコンソール接続の構成 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成...79 vsphere Client 用の VMkernel ポートの作成 (ESXi 5.1 の例 )...79 VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成 VMware ソフトウェア iscsi アダプターの追加 (ESXi 5.1 の例 )...80 チャレンジハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) のセットアップと構成...85 ESX/ESXi ホストの CHAP の構成 ハードウェア iscsi のサポート...88 独立型ハードウェア iscsi...88 iscsi ターゲットの追加...89 仮想マシンゲスト OS のインストール iscsi フェイルオーバーの考慮事項およびマルチパス負荷分散 目次

5 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項...93 ESX/ESXi の機能に関する追加の考慮事項...94 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て HPE 3PAR StoreServ ストレージ上のストレージの作成...95 仮想ボリュームの作成 シンプロビジョニングされた仮想ボリュームの作成...96 シン重複排除された仮想ボリュームの作成...97 シン圧縮された仮想ボリュームの作成 LUN のホストへのエクスポート...97 エクスポートのための VLUN の作成 LUN のエクスポート HPE 3PAR MC LUN のエクスポート HPE 3PAR CLI VMware ESX ホストでの LUN の検出 ボリュームの削除 ホストおよびストレージの使用 イベントログおよびホストログのメッセージ HPE 3PAR StoreServ ストレージからの VMware ESX ホストの起動 SAN ブート展開のためのホスト HBA の準備 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol VMware VVol サポート用のライセンスの確認 HPE 3PAR VASA Provider システムクロックの同期の確認 HPE 3PAR StoreServ ストレージの日付および時刻の調整 HPE 3PAR VASA Provider プロトコルエンドポイントの確立および検証 HPE 3PAR OS での VVol の追加機能 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VVol のセットアップ HPE 3PAR VASA Provider の証明書の管理 証明書管理モードの選択 現在の SSL 証明書管理モードの判定 サーバー管理の証明書管理モード クライアント管理の証明書管理モード VMCA での HPE 3PAR VASA Provider の使用 HPE 3PAR VASA Provider の有効化 VMware VVol の HPE 3PAR 管理ユーザーの割り当て HPE 3PAR OS HPE 3PAR 管理ユーザーの割り当ておよびストレージコンテナーのセットアップ HPE 3PAR OS 以降 HPE 3PAR 管理者ユーザーの割り当て vcenter への VASA Provider(HPE 3PAR VASA Provider) の登録 VMware VVol で使用するための HPE 3PAR Adaptive Flash Cache の有効化 ( オプション ) VVol のストレージコンテナー ストレージコンテナーの作成と表示 ストレージコンテナーの表示 指定されているストレージコンテナーの情報の表示 vsphere 環境でのストレージコンテナーのマウント VVol ストレージコンテナーの削除 アレイ上の VVol の CPG 割り当て VVol 機能プロファイルの指定 共通プロビジョニンググループのセットアップ VVol が利用可能なスペースの CPG による制限 目次 5

6 特殊な vvol_ CPG VVol 用のデフォルトの HPE 3PAR OS CPG VMware VVol の複製 HPE 3PAR Peer Persistence の構成 HPE 3PAR Peer Persistence HPE 3PAR オールフラッシュアレイ Host Persona の移行 Host Persona の概要 Host Persona の変更方法 Host Persona の移行の準備 Host Persona の移行前 HPE 3PAR カスタム SATP ルールの検索 HPE 3PAR カスタム SATP ルールの削除 オンライン方式による移行 オフライン方式による移行 Web サイト サポートと他のリソース Hewlett Packard Enterprise サポートへのアクセス アップデートへのアクセス カスタマーセルフリペア (CSR) リモートサポート (HPE 通報サービス ) 保証情報 規定に関する情報 ドキュメントに関するご意見 ご指摘 目次

7 はじめに Hewlett Packard Enterprise(HPE) の本実装ガイドでは HPE 3PAR StoreServ ストレージと VMware ESX/ESXi ホストの通信を確立する方法について説明します また HPE 3PAR StoreServ ストレージ上にストレージを割り当て ホストからアクセス可能にするための基本的な手順についても説明します HPE 3PAR StoreServ ストレージから期待どおりのパフォーマンスおよび成果を得るには HPE 3PAR StoreServ ストレージ用に Hewlett Packard Enterprise が提供するドキュメントや ベンダーが各製品について提供するドキュメントとともに 本書の情報を使用する必要があります 本書で説明する OS パッチの他に 追加のパッチがストレージの Single Point of Connectivity Knowledge(SPOCK) の Web サイトに記載されていることがあります サポートされているハードウェアプラットフォームおよびソフトウェアプラットフォームについては SPOCK の Web サイトを参照してください (SPOCK Home > Explore Storage Interoperability With SPOCK > Explore HPE 3PAR StoreServ Storage interoperability) 詳しくは HPE 3PAR OS バージョン 次のバージョンの HPE 3PAR OS がサポートされています ( 古いものから順にリストしています ) HPE 3PAR OS バージョン : および たとえば 本書で HPE 3PAR OS 3.1.x 以降と示した場合 HPE 3PAR OS および関連する MU 版に適用されます 対象読者 この実装ガイドは HPE 3PAR StoreServ ストレージのシステム構成やリソース割り当てを監視および管理している管理者を対象にしています 本書は HPE 3PAR StoreServ ストレージとホストとの間の通信を確立するため および指定された構成で必要なストレージを割り当てるための基本的な条件について説明します 特定の詳細情報と手順については ホストおよび HBA( ホストバスアダプター ) のドキュメントと併せて 適切な Hewlett Packard Enterprise ドキュメントを参照する必要があります サポートされている構成 以下のタイプのホスト接続が HPE 3PAR StoreServ ストレージと ESX OS のホストの間でサポートされています FC( ファイバーチャネル ) iscsi ソフトウェア iscsi イニシエーター ハードウェア iscsi イニシエーター FCoE(Fibre Channel over Ethernet) FC ターゲットまたは FCoE ターゲットへ接続する FCoE イニシエーター FC 接続は ファブリック接続と直接接続のトポロジの双方が HPE 3PAR OS とホストの間でサポートされています はじめに 7

8 HPE 3PAR OS のアップグレードに関する考慮事項 この実装ガイドは 新規インストールについて説明します HPE 3PAR OS のオンラインアップグレードの計画については Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトで入手できる HPE 3PAR オペレーティングシステムアップグレード事前計画ガイドを参照してください サポートされているホスト構成および相互運用性についての詳細は SPOCK の Web サイトを参照してください (SPOCK Home > Explore Storage Interoperability With SPOCK > Explore 3PAR StoreServ Storage interoperability) 詳しくは HPE 3PAR ドキュメント ドキュメントの種類 この実装ガイドの最新バージョンと その他の HPE 3PAR StoreServ ストレージのドキュメント : サポートされているハードウェアとソフトウェアのプラットフォーム : カスタマーセルフリペア手順 ( メディア ): 参照先 Hewlett Packard Enterprise Information Library: Hewlett Packard Enterprise ストレージ製品の Single Point of Connectivity Knowledge(SPOCK) の Web サイト : Hewlett Packard Enterprise Customer Self Repair Services Media Library: Product category の下の Storage を選択します HPE 3PAR StoreServ および ストレージシステムを指定するには Product family の下で 3PAR StoreServ Storage を選択してください すべての Hewlett Packard Enterprise 製品 : Hewlett Packard Enterprise サポートセンター : 8 HPE 3PAR OS のアップグレードに関する考慮事項

9 HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC このトピックでは HPE 3PAR StoreServ ストレージとホスト間で FC 接続を確立する方法を説明します この内容は HPE 3PAR OS バージョン x および 3.1.x に適用されます 個別の HPE 3PAR StoreServ ストレージの物理的な接続方法については 該当するインストールマニュアルを参照してください HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートの構成 HPE 3PAR OS x または 3.1.x FC HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートをホストへ接続する前に 以降のトピックの手順を使用してポートを構成してください Virtual Connect 直接接続ファイバーチャネルを HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム用に展開するとき つまり HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートが BladeSystem c-class 10Gb 24 ポートバーチャルコネクト FlexFabric モジュールまたは BladeSystem c-class バーチャルコネクト FlexFabric 20/40 F8 モジュールのアップリンクポートにケーブルで直接接続される場合は ファブリック接続用の HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートの構成手順に従ってください Virtual Connect Virtual Connect インターコネクトモジュール および Virtual Connect 直接接続ファイバーチャネル機能の詳細については Virtual Connect のドキュメントを参照してください このドキュメントを入手するには Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトで検索してください Brocade FC HBA を使用している場合は QLogic の Web サイトから Brocade HBA ドライバー ファームウェア および BCU ユーティリティをダウンロードします Brocade 固有のドライバーには BR というプレフィックス (BR-xxx HBA モデルなど ) のある名前が付けられています デフォルトでは ESX サーバー用の QLogic Emulex および Brocade のドライバーはフェイルオーバーをサポートします QLogic Emulex または Brocade のドライバーを使用してフェイルオーバーをサポートする場合 VV は ホストに対して複数のパスに同時にエクスポートされる必要があります この処理を行うには ホスト上に複数 HBA ポートの WWN がある 3PAR StoreServ ストレージにホスト定義を作成し VLUN をそのホスト定義にエクスポートします クラスター内の各サーバーが専用のホスト定義を持っている場合は VLUN は複数のホスト定義にエクスポートする必要があります SPOCK の Web サイトにある HPE SAN Design Reference Guide を参照してください (SPOCK Home > Design Guides > SAN Design Guide) 詳しくは FC 接続でのポートのセットアップ HPE 3PAR StoreServ ストレージをホストに接続する前に 各ポートに対して FC 直接接続または FC ファブリック接続 およびモードを指定してください 手順 1. ポートがホストモードで構成されていることを確認します HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC 9

10 cli % showport -par N:S:P Connmode ConnType CfgRate MaxRate Class2 UniqNodeWwn VCN IntCoal TMWO Smart_SAN 2:1:1 disk loop auto 16Gbps disabled disabled disabled enabled disabled unsupported ホストポートは本来はターゲットモードポートであり イニシエーターまたはホストは HPE 3PAR StoreServ ストレージにログインできます 2. ポートが未構成の場合 ホスト用に構成する前に ポートをオフラインにします # controlport offline <node:slot:port> 注意 : 既存のホスト接続を中断することがあるため 直接接続またはファブリック接続の準備としてポートをオフラインにする前に それ以前にそのポートが定義されておらず ホストにも接続されていないことを確認してください HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートが直接接続またはファブリック接続に構成済みである場合は ポートをオフラインにする必要はないため この手順は無視してください 3. -ct パラメーターを使用して ホスト用にポートを構成します -ct point パラメーターを使用してすべての FC ファブリック接続を指定します # controlport config host -ct [loop point] <node:slot:port> 3PAR StoreServ ストレージの FC ポートの直接接続用の構成 FC アレイの HPE 3PAR OS バージョン アレイのターゲットポートタイプ およびアレイに直接接続されているホスト FC アダプターの速度によっては 別の FC アレイターゲットポート接続タイプが必要です 16Gbps FC の 3PAR StoreServ ストレージターゲットを使用するホストへの直接接続は HPE 3PAR OS バージョン GA からサポートされました アレイターゲットポートのアダプターのタイプを識別するには showport -par コマンドを使用して 直接接続を予定しているポートに対してリストされた MaxRate を参照してください たとえば アレイターゲットポート 0:1:1 は 8Gbps と識別され 2:1:1 は 16Gbps とリストされます 10 HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC

11 cli % showport -par N:S:P Connmode ConnType CfgRate MaxRate Class2 UniqNodeWwn VCN IntCoal TMWO Smart_SAN 0:1:1 host loop auto 8Gbps disabled disabled disabled disabled enabled n/a 1:1:1 host loop auto 8Gbps disabled disabled disabled disabled enabled n/a 2:1:1 host point auto 16Gbps disabled disabled disabled disabled disabled unsupported 3:1:1 host point auto 16Gbps disabled disabled disabled disabled disabled unsupported FC の 3PAR StoreServ ストレージのターゲットインターフェイスへの直接接続のサポートは 特定のホストアダプターに限定されています 詳細は SPOCK の Web サイトを参照してください (SPOCK Home Explore Storage interoperability With SPOCK Explore 3PAR StoreServ Storage interoperability) サポートされているアダプターがご使用中のホストに存在している場合 直接接続のサポートの表を使用して HPE 3PAR アレイ上に設定する必要がある接続タイプを調べてください 表 1: 直接接続のサポート HPE 3PAR OS バージョン 3PAR アレイ FC ターゲットポート サポートされているホストアダプターポート 接続タイプ リンク速度 MU1 以前 8Gbps 4Gbps ループ 4Gbps 8Gbps ループ 8Gbps 16Gbps ループ 8Gbps 16Gbps 未サポート 未サポート 未サポート MU2 以降のバージョン Gbps 4Gbps ループ 4Gbps 8Gbps ループ 8Gbps 16Gbps ループ 8Gbps 16Gbps 8Gbps ポイント 8Gbps 16Gbps ポイント 16Gbps 32Gbps ポイント 16Gbps GA 以降 8Gbps 4Gbps ループ 4Gbps 8Gbps ループ 8Gbps 16Gbps ループ 8Gbps 表は続く HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC 11

12 HPE 3PAR OS バージョン 3PAR アレイ FC ターゲットポート サポートされているホストアダプターポート 接続タイプ リンク速度 16Gbps 4Gbps ループ 4Gbps 8Gbps ループ 8Gbps 16Gbps ポイント 16Gbps 32Gbps ポイント 16Gbps FC の 3PAR StoreServ ストレージのターゲットインターフェイスを直接接続用に構成する手順 各直接接続ポートに対し 適切なパラメーターを使用して 以下の HPE 3PAR CLI コマンドを実行してください controlport offline <node:slot:port> コマンドを使用して ポートをオフラインにします cli % controlport offline 0:1:1 controlport config host -ct <connection type> <node:slot:port> コマンドを実行します <connection type> には 接続が loop または point であることを示す必須の値を指定します cli % controlport config host -ct loop 0:1:1 controlport rst <node:slot:port> コマンドを 3PAR StoreServ ストレージで使用して ポートをリセットします cli % controlport rst 0:1:1 すべてのポートを構成したら 3PAR StoreServ ストレージで showport -par コマンドを使用して ポートが直接接続のホスト用に構成されていることを確認します 4. controlport rst <node:slot:port> コマンドを使用して 新しいポート定義をリセットおよび登録します 次の例は ファブリック接続の場合のポートのセットアップ方法を示します cli % controlport offline 2:1:1 cli % controlport config host -ct point 2:1:1 cli % controlport rst 2:1:1 すべてのポートを構成したら HPE 3PAR StoreServ ストレージで showport -par コマンドを使用して ポートが直接接続のホスト用に構成されていることを確認します 12 HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC

13 cli % showport -par N:S:P Connmode ConnType CfgRate MaxRate Class2 UniqNodeWwn VCN IntCoal TMWO Smart_SAN 2:1:1 host point auto 16Gbps disabled disabled disabled disabled disabled unsupported 詳しくは ホスト定義の作成 FC FC 用のホスト定義の作成の概要 ホストを HPE 3PAR StoreServ ストレージに接続する前に ファブリックまたは直接接続経由でホストの HBA ポートに接続する HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートごとに 有効な Host Persona を指定するホスト定義を作成する必要があります HPE 3PAR OS 以前の場合 ESX/ESXi は host Generic-Legacy Persona 6 を使用します host Generic-Legacy Persona 6 は HPE 3PAR OS 以降のバージョンの HPE 3PAR OS で展開された どのバージョンの VMware ESX に対してもサポートされません HPE 3PAR OS 以降では Hewlett Packard Enterprise では ESX の構成を host VMware Persona 11 に移行することをお勧めします host Generic-Legacy Persona 6 から host VMware Persona 11 へのホストの移行についての詳細は Host Persona の移行 (157 ページ ) を参照してください 既存の Host Persona を host Generic-Legacy Persona 6 から host VMware Persona 11 に変更する場合 変更を有効にするにはホストの再起動が必要です これはオフラインプロセスです Host Persona の変更は ホスト上の SATP ルールの変更と同時に行う必要があります HPE 3PAR OS から ALUA(asymmetric logical unit access) が有効な 2 番目の host VMware Persona 11 を使用できます 新しくインストールした ESX/ESXi には host VMware Persona 11 をお勧めします また この Host Persona は HPE 3PAR Peer Persistence 構成および VMware vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) 構成の一部として構成された ESX/ESXi ホストでは必須です HPE 3PAR Peer Persistence を Automatic Transparent Failover および Manual Transparent Switchover と構成するには Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください HPE 3PAR Peer Persistence を使用して vsphere Metro Storage Cluster(vMSC) を実装するには VMware Knowledge Base Web サイトにある KB を参照してください HPE 3PAR のシングルボリュームの Peer Motion を実行する ESX/ESXi ホストでは HPE 3PAR OS 以降と host VMware Persona 11 を使用する必要があります HPE 3PAR Remote Copy が構成された ESX/ESXi ホストで 特定の Remote Copy 構成で使用する適切な Host Persona については Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください host Generic-Legacy Persona 6 および host VMware Persona 11 のどちらの場合も FC のセットアップの注意事項について 本書内の適切なトピックを参照してください ホスト定義の作成 FC 13

14 HPE 3PAR OS から プロトコルエンドポイント LUN(PE LUN) というインバンドデバイスが host VMware Persona 11 を使用して接続されているすべてのホストから見えるようになりました PE LUN は VMware vsphere 6.0 VVol のサポートの一部として提供されます ご使用中のホスト HBA/CNA ドライバーによっては PE LUN はホストデバイスリスト中の LUN 番号 256 として現れることもあります さらに VVol をサポートしていないドライバーを使用している場合は PE LUN に関する警告メッセージが ESXi 6.x vmkernel ログに記録されることがあります ただし このエラーは VVol 以外の通常の操作には影響しません controlport コマンド createhost コマンド および showhost コマンドの使用方法についての詳細は Hewlett Packard Enterprise Information Library にある HPE 3PAR Command Line Interface Reference または HPE 3PAR StoreServ Management Console ユーザーガイドを参照してください 手順 1. 使用可能な Host Persona を表示します cli % showhost -listpersona 2. -persona オプションを指定した createhost コマンドを使用して Host Persona とホスト名を指定し ホスト定義を作成します HPE 3PAR OS から createhost コマンドの -port オプションが拡張されました このオプションは ターゲットポートが 16Gb FC ターゲットであり スイッチが拡張ゾーニングをサポートしている場合に スイッチまたはファブリック上にゾーンを自動的に作成します HPE Smart SAN for 3PAR FC(16 ページ ) を参照してください HPE 3PAR OS 以前の場合 : cli % createhost -persona 6 ESXserver C9724AB C97244FE HPE 3PAR OS 以降の場合 : cli % createhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver1 Generic-legacy C9724AB C97244FE showhost コマンドを使用して ホストが作成されたことを確認します host Generic-Legacy Persona 6 を使用している HPE 3PAR OS 以前の場合 : cli % showhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver1 Generic-legacy C9724AB C97244FE --- host VMware Persona 11 を使用している HPE 3PAR OS 以降の場合 : 14 HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC

15 cli % showhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver2 VMware EC33E EC33E showhost -persona を使用して Persona 名と ID の対応を表示します cli % showhost -persona Id Name Persona_Id Persona_Name Persona_Caps 0 ESXserver1 6 Generic-legacy -- 1 Esxserver2 11 VMware SubLun, ALUA 詳しくは ファブリックのセットアップとゾーニング FC このトピックの内容は HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム用の Virtual Connect 直接接続ファイバーチャネルを展開するとき つまり HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートが BladeSystem c-class 用 Virtual Connect FLexFabric 10Gb/24 ポートモジュールまたは BladeSystem c-class 用 Virtual Connect FLexFabric 20/40 F8 モジュールのアップリンクポートにケーブルで直接接続される場合には適用されません ゾーニングは Virtual Connect SAN ファブリックとサーバープロファイルの定義に基づいて 自動的に構成されます Virtual Connect Virtual Connect インターコネクトモジュール および Virtual Connect 直接接続ファイバーチャネル機能の詳細については Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトを参照してください SPOCK の Web サイトにある HPE SAN Design Reference Guide も参照してください (SPOCK Home > Design Guides > SAN Design Guide) ファブリックゾーニングは FC エンドデバイスのうちどのデバイスをファブリック上で相互にアクセスできるようにするかを制御します また ゾーニングはホストと HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートを それらのポートと無関係な登録状態変更通知 (Registered State Change Notifications RSCN) から隔離します デバイスの World Wide Name(WWN) またはスイッチポートを ファブリック内の指定したゾーンに関連付けることで ファブリックゾーニングをセットアップします HPE 3PAR StoreServ ストレージでは WWN ゾーニング方式または HPE Smart SAN ゾーニングの使用を推奨します これらのゾーニング方式ではファブリック上でケーブルを移動した場合に起きるスイッチポートの変更による影響を受けません またこれらのゾーニング方式は Persistent Port 機能と互換性があります ポートゾーニングまたはハードゾーニングは Persistent Port 機能と互換性がないため推奨されません 必須 : ファブリックゾーニングを行うには ホストの HBA/CNA ポートまたは HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートをファブリックに接続する前に スイッチのベンダーが提供する方法を使用して ホストの HBA/ CNA ポートと HPE 3PAR StoreServ ストレージのポート間の関係を作成します ファブリックのセットアップとゾーニング FC 15

16 ファイバーチャネルスイッチのベンダーは さまざまなゾーニング構成でのファブリックエンドデバイスのゾーニングをサポートしています 各ゾーニング構成にはそれぞれ長所と短所があるため ゾーニング構成を選択する前に 必要である事項を決定してください HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイは 次のゾーニング構成をサポートしています 1 ゾーンあたり 1 イニシエーター 1 ターゲット 1 ゾーンあたり 1 イニシエーター 複数のターゲット (HBA によるゾーニング ) HPE 3PAR StoreServ ストレージには このゾーニング構成をお勧めします HBA によるゾーニングは 他の Hewlett Packard Enterprise ストレージシステムと共存するために必要です 同じセットのターゲットポートにアクセスする複数のイニシエーターが必要なハイアベイラビリティおよびクラスター環境では Hewlett Packard Enterprise は 同じセットのターゲットポートを持つ各々のイニシエーターに対して 個別のゾーンを作成することをお勧めします ゾーン内のストレージターゲットは 同じ HPE 3PAR StoreServ ストレージ 複数の HPE 3PAR StoreServ ストレージ または HPE 3PAR と他の Hewlett Packard Enterprise のストレージシステムの混在とすることができます 1 ゾーンあたり複数ターゲットに対して 1 イニシエーターを使用する方法についての詳細は SPOCK の Web サイトにある HPE SAN Design Reference Guide を参照してください (SPOCK Home > Design Guides > SAN Design Guide) サポートされていないゾーニング構成を使用して問題が発生した場合 Hewlett Packard Enterprise は是正措置の一環として サポートされているゾーニング構成のいずれかの実装を求める場合があります 詳しくは スイッチおよびゾーンの構成の確認 HPE 3PAR CLI 始める前に ホストへのストレージポートの構成を完了し スイッチへ接続します HPE SAN Design Reference Guide に従ってスイッチのゾーン構成を作成し ゾーンセット構成を有効にします showhost コマンドを使用して ストレージノード上でホストが参照できることを確認します 手順 1. showhost コマンドを使用して 各イニシエーターが正しいターゲットにゾーニングされていることを確認します HPE Smart SAN for 3PAR FC HPE 3PAR OS から 以下の HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムは 16 Gb FC ターゲット上の HPE Smart SAN for 3PAR をサポートしています HPE 3PAR StoreServ ストレージ HPE 3PAR StoreServ ストレージ HPE 3PAR StoreServ 8000 ストレージ HPE 3PAR StoreServ 7000 ストレージ HPE Smart SAN for 3PAR の TDPZ(Target Driven Peer Zoning) 機能を使用すると Peer ゾーニングを自動化することができます その結果 作成されるゾーンが少なくなり ゾーンの構成を数分で行うことが可能になります 自動化により エラーが発生する可能性およびダウンタイムの可能性が低くなりま 16 スイッチおよびゾーンの構成の確認 HPE 3PAR CLI

17 す HPE Smart SAN for 3PAR を使用しない場合 管理者は HPE 3PAR StoreServ ストレージでホストおよび VLUN を構成する前に FC スイッチでゾーンを事前に構成しておく必要があります HPE Smart SAN for 3PAR を使用すると 管理者は HPE 3PAR CLI から直接ゾーニングを構成および制御できます HPE 3PAR OS から HPE Smart SAN for 3PAR 2.0 がサポートされています HPE Smart SAN for 3PAR 2.0 を使用すると ターゲットポートは FDMI(Fabric Device Management Interface) プロトコルを使用して ファブリック上のデバイス登録をサポートします CLI コマンド switch を使用して ターゲットポート管理情報を含む FDMI データを表示することができます 追加の Smart SAN HBA 属性を登録できるのは Smart SAN 対応のスイッチだけです HPE Smart SAN for 3PAR でサポートされている FC スイッチおよびそのファームウェアのリビジョンについては SPOCK の Web サイトを参照してください 構成の情報などの HPE Smart SAN for 3PAR についての詳細は Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE Smart SAN for 3PAR 2.0 User Guide を参照してください 詳しくは HPE 3PAR の共存 HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムは 他の Hewlett Packard Enterprise ストレージアレイファミリと共存できます サポートされている Hewlett Packard Enterprise ストレージシステムの組み合わせと規則については SPOCK の Web サイトにある HPE SAN Design Reference Guide を参照してください (SPOCK Home > Design Guides > SAN Design Guide) 詳しくは スイッチベンダーの構成ガイドライン FC HPE 3PAR StoreServ ストレージを接続するファブリックのポートを構成する前に 以下の各 FC スイッチベンダーのガイドラインを参照してください Brocade スイッチでは ホストの HBA ポートまたは HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートに接続するスイッチのポートは デフォルトモードに設定する必要があります Brocade ファームウェア 以降を実行している Brocade 3xxx スイッチでは Brocade の telnet インターフェイスおよび portcfgshow コマンドを次のように使用して スイッチの各ポートが正しいモードになっていることを確認します brocade2_1:admin> portcfgshow Ports Speed AN AN AN AN AN AN AN AN Trunk Port ON ON ON ON ON ON ON ON Locked L_Port Locked G_Port Disabled E_Port where AN:AutoNegotiate,..:OFF,??:INVALID. FOS ファームウェア 6.3.1a 以降を実行している Brocade 8Gb スイッチでは 以下のフィルワードモードがサポートされています HPE 3PAR の共存 17

18 admin>portcfgfillword Usage: portcfgfillword PortNumber Mode [Passive] Mode: 0/-idle-idle - IDLE in Link Init, IDLE as fill word (default) 1/-arbff-arbff - ARBFF in Link Init, ARBFF as fill word 2/-idle-arbff - IDLE in Link Init, ARBFF as fill word (SW) 3/-aa-then-ia - If ARBFF/ARBFF failed, then do IDLE/ARBFF Hewlett Packard Enterprise では portcfgfillword コマンドを使用して フィルワードを優先モードであるモード 3(aa-then-ia) に設定することをお勧めします フィルワードが正しく設定されていない場合 8Gb HBA ポートへの接続時に portstatsshow コマンドを使用すると er_bad_os カウンター (invalid ordered set) が増加します これは 8Gb HBA ポートでは ARBFF-ARBFF フィルワードが必要なためです モード 3 は 4Gb/2Gb HBA のような低速 HBA に対しても正しく動作します 詳細については Brocade の Web サイトにある Fabric OS Command Reference Manual および FOS のリリースノートを参照してください 一部の Hewlett Packard Enterprise スイッチ (HPE SN8000B 8-slot SAN バックボーンダイレクタースイッチ HPE StoreFabric SN8000B 4 スロット SAN ディレクタースイッチ HPE SN6000B 16Gb FC スイッチ または HPE SN3000B 16Gb FC スイッチなど ) は 適切なフィルワードモード 3 をデフォルト設定として自動的に選択します McDATA スイッチまたはディレクターのポートは デフォルトのモード ( スイッチのモデルによって G または GX-port) にして 自動ネゴシエーション可能な速度に設定する必要があります Cisco スイッチでは HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートまたはホストサーバーの HBA ポートに接続されるポートは AdminMode = FX AdminSpeed = auto port および速度が auto negotiate に設定されている必要があります QLogic スイッチでは ポートのポートタイプが GL-port ポートの速度が auto-detect に設定されている必要があります HPE 3PAR StoreServ ストレージに接続する QLogic スイッチのポートは I/O Stream Guard を disable または auto に設定する必要があります enable には設定しないでください 詳しくは ターゲットポートの制限と仕様 FC ターゲットポートが過負荷にならず連続的な I/O 処理を行えるように 以下のターゲットポートに対する制限に従ってください アレイポート アレイノードペア およびアレイごとにサポートされているイニシエーター接続の最大数を設定するには SPOCK の Web サイトにある HPE 3PAR Support Matrix に示されている手順に従ってください (SPOCK Home > Other Hardware > 3PAR) HPE 3PAR StoreServ ストレージの各 HBA モデルのポートあたりの I/O キューの最大長は次のとおりです 18 ターゲットポートの制限と仕様 FC

19 HBA プロトコル アレイ バス 速度 ポート キューの最 大長 Emulex LP11002 HPE 3PAR FC044X FC HPE F200 PCI-X 4Gbps F400 T400 T800 FC HPE F200 PCI-X 4Gbps F400 T400 T800 Emulex LPe12002 FC HPE 7000 PCIe 8Gbps Emulex LPe12004 FC HPE PCIe 8Gbps Emulex LPe16002 FC HPE PCIe 16Gbps Emulex LPe16004 FC HPE PCIe 16Gbps I/O キューは接続されているホストの HBA ポート間で共有され 先着順で処理されます すべてのキューが使用中で ホストの HBA ポートが I/O を開始しようとすると そのポートは HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートから target queue full 応答を受け取ります この状態は 各ホストの I/O パフォーマンスを不安定にさせる可能性があります その状況が発生した場合には すべてのホストが最大数の I/O 要求を出したときに HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートのキューがあふれないように 各ホストに対してスロットリングを行う必要があります ホストのポートがファブリックゾーン上の複数のターゲットにアクセスできる場合 検出されたターゲットごとにホストドライバーによって割り当てられたターゲット番号は ホストの起動時に一部のターゲットがゾーン内に存在しないと変更されることがあります この状況によって ホストの再起動中に デバイスに対するデバイスノードのアクセスポイントが変わることがあります この問題は ファブリック接続のすべてのストレージで発生することがあり HPE 3PAR StoreServ ストレージに特有の問題ではありません サポートされている I/O パスの最大数は 16 です 詳しくは HPE 3PAR Priority Optimization FC HPE 3PAR OS MU2 から HPE 3PAR Priority Optimization 機能が導入されました この機能は サーバーのワークロードを管理するためのより効率的で動的なソリューションであり ホスト I/O スロットルを設定する代わりに使用できます HPE 3PAR Priority Optimization ソフトウェアを使用すると ストレージ管理者は アレイに関するサービス品質の制限を強制して これまで以上に効率的にストレージリソースを共有できます HPE 3PAR Priority Optimization FC 19

20 デバイス /LUN が属する VVset の帯域幅 QoS ルールが過大な場合 Windows VM は そのデバイス / LUN をオフラインにすることがあります この場合は 帯域幅 QoS ルールを低減させる必要があります アレイ上で HPE 3PAR Priority Optimization を有効にする前に VMware ホスト上で SCSI queue full 処理を有効にする必要があります 詳細は HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 (52 ページ ) を参照してください まれに 他のターゲットごとまたはアダプターごとのスロットル設定を調整しなければならない場合があります HPE 3PAR Priority Optimization( サービス品質 ) を HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムで使用する方法の詳細については テクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR Priority Optimization を参照してください 詳しくは HPE 3PAR Persistent Ports FC HPE 3PAR Persistent Ports( 仮想ポート ) 機能を使用すると HPE 3PAR StoreServ ストレージのオンラインアップグレードやノードダウン中の I/O の中断が最小限になります ポートのシャットダウンまたはリセットでは この機能は実行されません 各 FC ターゲットストレージアレイのポートには パートナーアレイポートがシステムによって自動的に割り当てられます パートナーポートは アレイノードのペア間で割り当てられます HPE 3PAR Persistent Ports を使用すると HPE 3PAR StoreServ ストレージの FC ポートが 自身の ID を保持しながら 障害が発生したポートの ID(WWN ポート ) を引き継ぐことができます 指定された物理ポートがパートナーポートの ID を引き継ぐ場合 引き継がれたポートは Persistent Ports として指定されます アレイポートの HPE 3PAR Persistent Ports とのフェイルオーバーおよびフェイルバックは ホストベースの大半のマルチパスソフトウェアから意識されることなく そのすべての I/O パスをアクティブに保ち続けることができます HPE 3PAR Persistent Ports テクノロジーを使用する場合でも ホストマルチパスソフトウェアが正しくインストールされ 構成され 維持されている必要があります HPE 3PAR Persistent Ports の機能 動作 および必要なセットアップおよび接続性のガイドラインの完全なリストについての詳細は 次のドキュメントを参照してください Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトにあるテクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR StoreServ Persistent Ports(Hewlett Packard Enterprise ドキュメント番号 F4AA4-4545ENW) Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドの 無停止のオンラインソフトウェアのアップグレード用に Persistent Ports を使用 詳しくは HPE 3PAR Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン FC HPE 3PAR OS から HPE 3PAR Persistent Ports 機能が FC ターゲットポートでサポートされています HPE 3PAR OS から HPE 3PAR Persistent Ports 機能には ファブリックへのアレイポートの接続が失われたことによって起動されるアレイポート loss_sync イベント中に I/O の中断を最小限に抑える 追加の機能があります 20 HPE 3PAR Persistent Ports FC

21 HPE 3PAR Persistent Ports 機能が正常に機能するように 特定のケーブル接続のセットアップと接続のガイドラインに従ってください HPE 3PAR StoreServ ストレージの FC パートナーポートは同じ FC ファブリックに接続する必要があり できるだけファブリック上の異なる FC スイッチに接続することをお勧めします FC ファブリックは NPIV をサポートしている必要があり NPIV は有効になっている必要があります ホスト側 HBA を ポイントツーポイントファブリック接続用に構成します ( 直接接続 ループ はサポートされていません ) Hewlett Packard Enterprise では HPE 3PAR ターゲットポートが接続されているファブリックまたはスイッチ上の動的 FCID 割り当ては オフ / 無効にすることをお勧めします これにより Persistent Ports のフェイルオーバー / フェイルバックが発生した場合に ホストが I/O をより早く再開することができます 動的 FCID 割り当て をオフ / 無効にする方法については スイッチの製造者のドキュメントを参照してください Persistent Ports が動作するには WWN のゾーニングが必要です FCoE イニシエーターから FC ターゲットへの構成 (FCoE から FC へのスイッチ ) 用の HPE 3PAR Persistent Ports 機能についての情報は HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC(9 ページ ) を参照してください HPE 3PAR Persistent Checksum FC HPE StoreServ ストレージおよび HPE StoreServ 8000 ストレージシステム ( アレイ ) で利用可能な HPE 3PAR Persistent Checksum 機能は StoreServ ストレージシステムのバックエンドドライブへのデータネットワークを介して ホストイニシエーター HBA からの エンドツーエンドのデータ整合性の保護を提供します この機能は SCSI T10 committee で定義された DIF 保護モデルに基づいています この機能は 任意のメディアのサイレントデータ破壊 およびデータネットワーク内の I/O スタックにあるコンポーネントにより発生した転送エラーからデータを保護します この機能によって検出された問題を解決するために HPE 3PAR OS に検出およびリカバリ機能が組み込まれています FC での HPE 3PAR Persistent Checksum をサポートしている最低限のバージョンのホスト HBA ドライバーが必要です ESXi 5.5 以降ではサポートしているドライバーを利用できます これらのドライバーを使用すると HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上で HPE 3PAR Persistent Checksum がデフォルトで有効になり アレイまたはホスト HBA ドライバー上で構成作業を行う必要はありません HPE 3PAR Persistent Checksum(DIF 対応 ) をサポートしている サポート対象の HBA ドライバーのバージョン およびサポート対象のホスト OS は SPOCK の Web サイトを参照してください ホスト上で 3PAR Persistent Checksum を無効にするには 使用中の HBA タイプに応じて 以下のいずれかのコマンドを使用してください QLogic ベースの HBA: ホストのコマンドラインで esxcfg-module -s 'ql2xt10difvendor=0' qlnativefc を実行し ホストを再起動します Emulex ベースの HBA: ホストのコマンドラインで esxcfg-module -s 'lpfc_external_dif=0' lpfc を実行し ホストを再起動します HPE 3PAR Persistent Checksum についての詳細は Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにあるテクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR StoreServ Architecture を参照してください 詳しくは HPE 3PAR Express Writes FC HPE 3PAR OS 3.2.x 以降では HPE 3PAR Express Writes 機能は ホスト HBA モードの 8Gb FC ターゲットポートで bit Express Write としてデフォルトで有効になっています HPE 3PAR Persistent Checksum FC 21

22 HPE 3PAR Express Writes 機能は 小さなブロックのランダム書き込みのパフォーマンスを最適化します HPE 3PAR StoreServ ストレージは I/O サイズをベースに Express Write を取り扱い ホストドライバーまたはカーネルのパラメーターを変更する必要はありません 16Gb FC ターゲットポートの HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムでは HPE 3PAR Express Writes 機能はサポートされていません 22 HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC

23 iscsi 向けの HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 このトピックでは HPE 3PAR StoreServ ストレージと VMware ESX ホスト間の iscsi 接続の確立方法について説明します 特定の CNA カードがある場合は ソフトウェアまたはハードウェア iscsi イニシエーターを使用することができます Hewlett Packard Enterprise では 以下の手順で指定がない限り HPE 3PAR StoreServ ストレージホストの構成にデフォルト値を使用することをお勧めします iscsi 接続でのポートのセットアップ HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム ( アレイ ) と ESX ホスト間で iscsi 接続を確立するには iscsi イニシエーターに接続される各 HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ターゲットポートを 以下に説明する手順に従ってセットアップします 手順 1. HPE 3PAR CLI の controlport config iscsi <n:s:p> コマンドを使用して HPE 3PAR StoreServ ストレージ上の iscsi ポートに対して 1 回限りの構成をセットアップします 最初に showport および showport -i コマンドを使用して 現在の CNA 構成を確認します 以下に例を示します # showport N:S:P Mode State -Node_WWN-- -Port_WWN/HW_Addr- Type Protocol Label Partner FailoverState 0:1:1 target offline - 2C27D754521E iscsi iscsi :1:1 target offline - 2C27D754521A iscsi iscsi # showport -i N:S:P Brand Model Rev Firmware Serial HWType 0:1:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3SK CNA 1:1:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3SK CNA State=config_wait または Firmware= の場合は HPE 3PAR CLI の controlport config iscsi <n:s:p> コマンドを使用して構成を行ってから showport コマンドと showport -i コマンドを使用して構成の設定を確認します 以下に例を示します iscsi 向けの HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 23

24 # controlport config iscsi 0:1:1 # controlport config iscsi 1:1:1 # showport N:S:P Mode State -Node_WWN-- -Port_WWN/HW_Addr- Type Protocol Label Partner FailoverState 0:1:1 target ready - 2C27D754521E iscsi iscsi :1:1 target ready - 2C27D754521A iscsi iscsi # showport -i... N:S:P Brand Model Rev Firmware Serial HWType... 0:1:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3SK CNA 1:1:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3SK CNA 2. showport -iscsi コマンドを使用して iscsi ターゲットポートの構成の必要性をチェックします # showport -iscsi N:S:P State IPAddr Netmask Gateway TPGT MTU Rate DHCP isns_prim isns_sec isns_port 0:1:1 offline n/a :1:1 offline n/a 構成が必要な場合 HPE 3PAR CLI の controliscsiport addr <ipaddr> <netmask> [-f] <node:slot:port> コマンドを使用します # controliscsiport addr f 0:1:1 # controliscsiport addr f 1:1:1 ターゲットポートあたりのホストポート数およびアレイあたりの最大の合計ホストポート数については SPOCK の Web サイトにある HPE 3PAR Support Matrix を参照してください ホストのイニシエーターポートと HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ターゲットポートが別々の IP サブネットにある場合 予期しない動作を防止するために HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ポートのゲートウェイアドレスを次のように構成します controliscsiport gw <gw_address> [-f] <node:slot:port> 4. HPE 3PAR CLI の showport -iscsi コマンドを使用して 設定を確認します 以前に完了していない場合は iscsi 接続でのホストの構成 (70 ページ ) に従って ESX ホスト iscsi イニシエーターを構成します 5. 次の例に示すように ESX ホストから vmkping コマンドを使用して HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ターゲットポートとの通信を確認します 24 iscsi 向けの HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成

25 # vmkping 次の例に示すように HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイから controliscsiport ping <ipadd> <node:slot:port> コマンドを使用して ESX ホストイニシエーターポートとの通信を確認します # controliscsiport ping :1:1 詳しくは HPE 3PAR iscsi の IPv6 アドレス指定および VLAN タギング iscsi iscsi パーソナリティの HPE 3PAR StoreServ ストレージポートを構成するには 以下の手順に従います HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムで IPv4 アドレス指定および VLAN タギングを構成するには HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムでの IPv4 の構成方法について説明した iscsi 接続でのポートのセットアップ (23 ページ ) を参照してください ただし IPv4 アドレスに割り当てる VLAN 番号を IPv4 アドレスに構成する場合は -vlan オプションを使用する必要があります 手順 1. 次のコマンドを実行します cli % controlport config iscsi -f N:S:P 2. showport -iscsi コマンドを実行して iscsi ポートの現在の設定を確認します 以下の例は 直前の手順でポートを iscsi パーソナリティでセットアップした後の オフラインで未構成のポート (IP アドレスまたは VLAN タグなし ) を示しています cli % showport -iscsi N:S:P State IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway TPGT MTU Rate isns_addr isns_port STGT VLAN 0:6:1 offline :: 0 :: Gbps :: :6:2 offline :: 0 :: Gbps :: :6:1 offline :: 0 :: Gbps :: :6:2 offline :: 0 :: Gbps :: HPE 3PAR iscsi の IPv6 アドレス指定および VLAN タギング iscsi 25

26 3. controliscsiport addr <netmask prefix_len> [-f] <node:slot:port> コマンドを実行して iscsi ターゲットポートの IP アドレス プレフィックス長 および VLAN タグを設定します 以下に例を示します cli % controliscsiport addr fd15:0816:c0:: vlan 816 -f 0:6:1 4. ポート 0:6:1 の IPv6 アドレスおよび VLAN タグを表示するには iscsivlan オプションを指定して showport コマンドを使用します 以下に例を示します cli % showport -iscsivlans 0:6:1 N:S:P VLAN IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway MTU TPGT STGT isns_addr isns_port 0:6:1 816 fd15:816:c0::21 64 :: :: 3205 ポート 0:6:1 の準備ができたことを確認するには showport -iscsi コマンドを実行します cli % showport -iscsi 0:6:1 N:S:P State IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway TPGT MTU Rate isns_addr isns_port STGT VLAN 0:6:1 ready :: 0 :: Gbps :: Y VLAN で構成している場合は showport -iscsi ではなく showport -iscsivlans を使用して IP アドレスを表示します cli % showport -iscsivlans N:S:P VLAN IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway MTU TPGT STGT isns_addr isns_port 0:6: :6:2 - :: 0 :: :: :6:2 62 fd15:816:c0:21 64 :: :: :6: :6:2 - :: 0 :: :: :6:2 162 fd15:1816:c0:21 64 :: :: iscsi 向けの HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成

27 ホスト定義の作成 iscsi iscsi 用のホスト定義の作成の概要 単一ホストからのすべての接続とホスト名を関連付けるホスト定義を作成します ホスト定義を作成する前に HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ターゲットポートを設定して iscsi 接続を確立します iscsi 接続は iscsi 接続でのポートのセットアップ (23 ページ ) の手順 および iscsi 接続でのホストの構成 (70 ページ ) から VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成 (80 ページ )(ESX ホストのセットアップ ) の手順を実行することで確立されます HPE 3PAR OS 以前の場合 ESX/ESXi は host Generic-Legacy Persona 6 を使用します host Generic-Legacy Persona 6 は HPE 3PAR OS 以降のバージョンの HPE 3PAR OS で展開された どのバージョンの VMware ESX に対してもサポートされません HPE 3PAR OS 以降では Hewlett Packard Enterprise では ESX の構成を host VMware Persona 11 に移行することをお勧めします host Generic-Legacy Persona 6 から host VMware Persona 11 への ESX ホストの移行についての詳細は Host Persona の移行 (157 ページ ) を参照してください 既存の Host Persona を 6 から 11 に変更する場合 変更を有効にするにはホストの再起動が必要です これはオフラインプロセスです Host Persona の変更は ホスト上の SATP ルールの変更と同時に行う必要があります HPE 3PAR OS から 2 番目の host VMware Persona 11 で ALUA(asymmetric logical unit access) が有効になります 新しくインストールした ESX/ESXi には host VMware Persona 11 をお勧めします また この Host Persona は HPE 3PAR Peer Persistence 構成および VMware vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) 構成の一部として構成された ESX/ESXi ホストでは必須です HPE 3PAR Peer Persistence を Automatic Transparent Failover および Manual Transparent Switchover と構成するには Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください HPE 3PAR Peer Persistence を使用して vsphere Metro Storage Cluster(vMSC) を実装するには VMware Knowledge Base Web サイトにある KB を参照してください HPE 3PAR のシングルボリュームの Peer Motion を実行する ESX/ESXi ホストでは HPE 3PAR OS 以降と host VMware Persona 11 を使用する必要があります HPE 3PAR Remote Copy が構成された ESX/ESXi ホストで 特定の Remote Copy 構成で使用する適切な Host Persona については Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください HPE 3PAR OS から PE LUN が host VMware Persona 11 を使用して接続されているすべてのホストから見えるようになりました PE LUN は VMware vsphere 6.0 VVol のサポートの一部として提供されます ご使用中のホスト HBA/CNA ドライバーによっては PE LUN はホストデバイスリスト中の LUN 番号 256 として現れることもあります さらに VVol をサポートしていないドライバーを使用している場合は PE LUN に関する警告メッセージが ESXi 6.x vmkernel ログに記録されることがあります ただし このエラーは VVol 以外の通常の操作には影響しません 詳しくは ホスト定義の作成 iscsi 以下のホスト定義の作成例では VLAN 経由で HPE 3PAR StoreServ ストレージの一対の iscsi ポートに接続する ESX ホスト上の VMware iscsi イニシエーター (iqn com.vmware:dl360g b20fff) を使用します ホスト定義の作成 iscsi 27

28 手順 1. HPE 3PAR CLI の showhost コマンドを使用して ホストの iscsi イニシエーターが HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ターゲットポートに接続されていることを確認します # showhost Id Name Persona WWN/iSCSI_Name Port iqn com.vmware:dl360g b20fff 0:1: iqn com.vmware:dl360g b20fff 1:1:2 2. HPE 3PAR CLI の createhost -iscsi -persona <hostpersona> <hostname> <iscsi_initiator_name> コマンドを使用して 適切なホスト定義エントリーを作成します # createhost -iscsi -persona 11 ESX2 iqn com.vmware:dl360g b20fff 3. HPE 3PAR CLI の showhost コマンドを使用して ホストが作成されたことを確認します # showhost Id Name Persona WWN/iSCSI_Name Port 1 ESX2 VMware iqn com.vmware:dl360g b20fff 0:1:2 iqn com.vmware:dl360g b20fff 1:1:2 4. 接続をテストするには 仮の VV をいくつか作成して VLUN をホストにエクスポートします ストレージの作成 エクスポート および検出の詳細については ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て (95 ページ ) を参照してください 5. ESX iscsi イニシエーターのホストで再スキャンを実行し その後 VLUN が検出されていることを確認します ターゲットポートの制限と仕様 iscsi ターゲットポートが過負荷にならず連続的な I/O 処理を行えるように 以下のターゲットポートに対する制限に従ってください アレイポート アレイノードペア およびアレイごとにサポートされているイニシエーター接続の最大数を設定するには SPOCK の Web サイトにある HPE 3PAR Support Matrix に示されている手順に従ってください (SPOCK Home > Other Hardware > 3PAR) HPE 3PAR StoreServ ストレージの各 HBA モデルのポートあたりの I/O キューの最大長は次のとおりです 28 ターゲットポートの制限と仕様 iscsi

29 HBA プロトコル アレイ バス 速度 ポート キューの最 大長 QLogic QLA4052C iscsi F200 F400 PCI-X 1Gbps T400 T800 QLogic QLE8242 iscsi HPE PCIe 10Gbps QLogic EP8324 iscsi HPE PCIe 10Gbps I/O キューは接続されているホストサーバーの HBA ポート間で共有され 先着順で処理されます すべてのキューが使用中で ホストの HBA ポートが I/O を開始しようとすると そのポートは HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートから target queue full 応答を受け取ります この状態は 各ホストサーバーの I/O パフォーマンスを不安定にさせる可能性があります その状況が発生した場合には すべてのホストサーバーが最大数の I/O 要求を出したときに HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートのキューがあふれないように 各ホストサーバーに対してスロットリングを行う必要があります 詳しくは HPE 3PAR Priority Optimization iscsi HPE 3PAR OS MU2 から HPE 3PAR Priority Optimization 機能が導入されました この機能は サーバーのワークロードを管理するための効率的で動的なソリューションであり ホスト I/O スロットルを設定する代わりに使用できます この機能を使用する場合 ストレージ管理者は アレイに関するサービス品質の制限を強制することで 効率的にストレージリソースを共有できます アレイ上で HPE 3PAR Priority Optimization を有効にする前に VMware ホスト上で SCSI queue full 処理を有効にする必要があります 詳細は HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 (52 ページ ) を参照してください まれに 他のターゲットごとまたはアダプターごとのスロットル設定を調整しなければならない場合があります HPE 3PAR Priority Optimization( サービス品質 ) を HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムで使用する方法の詳細については テクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR Priority Optimization を参照してください 詳しくは HPE 3PAR Persistent Ports iscsi HPE 3PAR OS から HPE 3PAR Persistent Ports 機能では iscsi がサポートされています HPE 3PAR Persistent Ports( 仮想ポート ) 機能を使用すると 以下のイベントに対する応答での HPE 3PAR StoreServ ストレージの I/O の中断が最小限になります HPE 3PAR OS ファームウェアのアップグレード ノードをオフラインにする必要があるノードメンテナンス ( 例 : 新規 HBA の追加 ) HPE 3PAR ノードの障害 管理者による アレイターゲットポートのオフライン化 各 iscsi ターゲットストレージアレイのポートには パートナーアレイポートがシステムによって自動的に割り当てられます パートナーポートは アレイノードのペア間で割り当てられます 3PAR Persistent Ports を使用すると HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ポートが 自身の ID を保持しながら 障害が発生したポートの ID を引き継ぐことができます 指定された物理ポートがパート HPE 3PAR Priority Optimization iscsi 29

30 ナーポートの ID を引き継ぐ場合 引き継がれたポートは Persistent Ports として指定されます アレイポートの HPE 3PAR Persistent Ports とのフェイルオーバーおよびフェイルバックは ホストベースの大半のマルチパスソフトウェアから意識されることなく そのすべての I/O パスをアクティブに保ち続けることができます HPE 3PAR OS から iscsi での HPE 3PAR Persistent Ports には アレイとスイッチ間のシグナルの喪失またはリンクダウンによる障害の場合に自動フェイルオーバーを行う loss_sync リカバリをサポートすることで アレイポートの loss_sync イベント中の I/O 中断を最小化する追加機能があります HPE 3PAR Persistent Ports テクノロジーを使用する場合でも ホストマルチパスソフトウェアが正しくインストールされ 構成され 維持されている必要があります iscsi 接続のための重要な要素は パートナーポートが IP ネットワークを共有している必要があるという点です HPE 3PAR Persistent Ports の機能 動作 および必要なセットアップおよび接続性のガイドラインの完全なリストについての詳細は 次のドキュメントを参照してください Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトにあるテクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR StoreServ Persistent Ports(Hewlett Packard Enterprise ドキュメント番号 F4AA4-4545ENW) Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドの 無停止のオンラインソフトウェアのアップグレード用に Persistent Ports を使用 詳しくは iscsi 向けの HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成

31 HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FCoE FCoE スイッチ FCoE イニシエーター および FCoE ターゲットポートのセットアップ ESX ホストの FCoE イニシエーターポートと HPE 3PAR StoreServ ストレージの FCoE ターゲットポートを FCoE スイッチに接続します FCoE スイッチの VLAN ルーティングのセットアップ および構成は このトピックの範囲外です VLAN およびルーティングのセットアップの手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください 手順 1. HPE 3PAR StoreServ および 7000 ストレージシステム ( アレイ ) 上の CNA ポートは controlport コマンドを使用して 一度だけ構成する必要があります (HPE 3PAR T クラスおよび F クラスアレイでは この設定は必要ありません ) 新しい FCoE 構成の例 : # showport N:S:P Mode State ----Node_WWN---- -Port_WWN/HW_Addr- Type Protocol 0:3:1 suspended config_wait - - cna - 0:3:2 suspended config_wait - - cna - # showport -i N:S:P Brand Model Rev Firmware Serial HWType 0:3:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3U4 CNA 0:3:2 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3U4 CNA 2. State=config_wait または Firmware= である場合 controlport config fcoe <n:s:p> コマンドを使用して構成します showport および showport -i コマンドを使用して 構成の設定を確認します 以下に例を示します HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FCoE 31

32 # controlport config fcoe 0:3:1 # controlport config fcoe 0:3:2 # showport 0:3:1 0:3:2 N:S:P Mode State ----Node_WWN---- -Port_WWN/HW_Addr- Type Protocol Label Partner FailoverState 0:3:1 target ready 2FF70002AC AC host FCoE :3:2 target ready 2FF70002AC AC free FCoE # showport -i 0:3:1 0:3:2 N:S:P Brand Model Rev Firmware Serial HWType 0:3:1 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3U4 CNA 0:3:2 QLOGIC QLE PCGLT0ARC1K3U4 CNA 3. showport -fcoe コマンドを使用して FCoE ポートの現在の設定を確認します 以下に例を示します # showport -fcoe N:S:P ENode_MAC_Address PFC_Mask 0:3: AC x08 0:3: AC x00 iscsi から FCoE への構成の変更 手順 1. showport コマンドを使用します # showport 0:3:1 target ready - 000E1E05BEE6 iscsi iscsi :3:2 target ready - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi controlport offline <node:slot:port> コマンドを使用して iscsi ポートをオフラインにします # controlport offline 0:3:1 # controlport offline 0:3:2 # showport 0:3:1 target offline - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi0:3:2 target offline - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi 3. controlport config fcoe <node:slot:port> コマンドおよび controlport rst <node:slot:port> コマンドを使用して トポロジを FCoE に変更します 32 iscsi から FCoE への構成の変更

33 # controlport config fcoe 0:3:1 # controlport config fcoe 0:3:2 # controlport rst 0:3:1 # controlport rst 0:3:2 0:3:1 target offline - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi 0:3:2 target offline - 000E1E05BEE2 iscsi iscsi # showport 0:3:1 target ready 2FF70002AC AC host FCoE :3:2 target ready 2FF70002AC AC free FCoE showport -fcoe コマンドを使用して FCoE ポートの現在の設定を確認します 以下に例を示します # showport -fcoe N:S:P ENode_MAC_Address PFC_Mask 0:3: AC x08 0:3: AC x00 ホスト定義の作成 FCoE FCoE 用のホスト定義の作成の概要 ESX ホストを HPE 3PAR StoreServ ストレージに接続する前に ホストの定義を作成する必要があります ホスト定義では ファブリックまたは直接接続でホストの HBA ポートに接続されている HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートごとに 有効な Host Persona( ホストモード ) を指定する必要があります HPE 3PAR OS 以前の場合 ESX/ESXi は host Generic-Legacy Persona 6 を使用します HPE 3PAR OS 以降では 展開されたどのバージョンの VMware ESX でも host Generic- Legacy Persona 6 はサポートされません HPE 3PAR OS 以降では Hewlett Packard Enterprise では ESX の構成を host VMware Persona 11 に移行することをお勧めします host Generic-Legacy Persona 6 から host VMware Persona 11 への ESX ホストの移行についての詳細は Host Persona の移行 (157 ページ ) を参照してください 既存の Host Persona を 6 から 11 に変更する場合 変更を有効にするにはホストの再起動が必要です これはオフラインプロセスです Host Persona の変更は ホスト上の SATP ルールの変更と同時に行う必要があります HPE 3PAR OS から 2 番目の host VMware Persona 11 で ALUA(asymmetric logical unit access) が有効になります エンドツーエンド FCoE(FCoE ターゲット ) 構成では host VMware Persona 11 が必要です 新しくインストールした ESX/ESXi には host VMware Persona 11 をお勧めします また この Host Persona は HPE 3PAR Peer Persistence 構成および VMware vsphere Metro Storage Cluster (vmsc) 構成の一部として構成された ESX/ESXi ホストでは必須です ホスト定義の作成 FCoE 33

34 HPE 3PAR Peer Persistence を Automatic Transparent Failover および Manual Transparent Switchover と構成するには Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください HPE 3PAR Peer Persistence を使用して vsphere Metro Storage Cluster(vMSC) を実装するには VMware Knowledge Base Web サイトにある KB を参照してください HPE 3PAR のシングルボリュームの Peer Motion を実行する ESX/ESXi ホストでは HPE 3PAR OS 以降と host VMware Persona 11 を使用する必要があります HPE 3PAR Remote Copy が構成された ESX/ESXi ホストで使用するために適切な Host Persona については Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Remote Copy ソフトウェアユーザーガイドを参照してください host Generic-Legacy Persona 6 および host VMware Persona 11 のどちらの場合も ホストの FCoE のセットアップの注意事項について 本書内の適切なトピックを参照してください HPE 3PAR OS から プロトコルエンドポイント LUN(PE LUN) というインバンドデバイスが host VMware Persona 11 を使用して接続されているすべてのホストから見えるようになりました PE LUN は VMware vsphere 6.0 VVol のサポートの一部として提供されます ご使用中のホスト HBA/CNA ドライバーによっては PE LUN はホストデバイスリスト中の LUN 番号 256 として現れることもあります さらに VVol をサポートしていないドライバーを使用している場合は PE LUN に関する警告メッセージが ESXi 6.x vmkernel ログに記録されることがあります ただし このエラーは VVol 以外の通常の操作には影響しません controlport createhost および showhost コマンドの使用方法の詳細については Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR OS Command Line Interface Reference または HPE 3PAR Management Console ユーザーガイドを参照してください 詳しくは ホスト定義の作成 FCoE 手順 1. 使用可能なすべての Host Persona を表示します # showhost -listpersona 2. -persona オプションで Host Persona とホスト名を指定して createhost コマンドを使用し ホスト定義を作成します HPE 3PAR OS 以前の場合 : # createhost -persona 6 ESXserver C9724AB C97244FE HPE 3PAR OS 以降の場合 : # createhost -persona 11 ESXserver C9724AB C97244FE 3. showhost コマンドを使用して ホストが作成されたことを確認します 34 ホスト定義の作成 FCoE

35 host Generic-Legacy Persona 6 を使用している HPE 3PAR OS 以前の場合 : # showhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver1 Generic-legacy C9724AB C97244FE --- host VMware Persona 11 を使用している HPE 3PAR OS 以降の場合 : # showhost Id Name Persona -WWN/iSCSI_Name- Port 0 ESXserver2 VMware EC33E EC33E showhost -persona コマンドを使用して Persona_Name と Persona_Id の対応を表示します # showhost -persona Id Name Persona_Id Persona_Name Persona_Caps 0 ESXserver1 6 Generic-legacy -- 1 Esxserver2 11 VMware SubLun, ALUA Host Persona が正しく設定されていない場合は sethost -persona <host number> <hostname> コマンドを使用して問題を解決してください ここで host number は 6(HPE 3PAR OS 以前の場合 ) または 11(HPE 3PAR OS 以降の場合に推奨 ) です Host Persona を 11 に変更した場合 ESX ホストを再起動してください Host Persona を 6 から 11 へ または 11 から 6 へ変更するには ホストをオフラインにするか またはホストが接続されていない必要があります ターゲットポートの制限と仕様 FCoE ターゲットポートが過負荷にならず連続的な I/O 処理を行えるように 以下のターゲットポートに対する制限に従ってください アレイポート アレイノードペア およびアレイごとにサポートされているイニシエーター接続の最大数を設定するには SPOCK の Web サイトにある HPE 3PAR Support Matrix に示されている手順に従ってください (SPOCK Home > Other Hardware > 3PAR) HPE 3PAR StoreServ ストレージの各 HBA モデルのポートあたりの I/O キューの最大長は次のとおりです ターゲットポートの制限と仕様 FCoE 35

36 HBA プロトコル アレイ バス 速度 ポート キューの最 大長 QLogic QLE8242 FCoE HPE PCIe 10Gbps QLogic EP8324 FCoE HPE PCIe 10Gbps I/O キューは接続されているホストの HBA ポート間で共有され 先着順で処理されます すべての I/O バッファーキューが消費され ホストの HBA ポートが I/O を開始しようとすると そのポートは HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートから target queue full 応答を受け取ります この状態は 各ホストの I/O パフォーマンスを不安定にさせる可能性があります その状況が発生した場合には すべてのホストが最大数の I/O 要求を出したときに HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートのキューがあふれないように 各ホストに対してスロットリングを行う必要があります ホストのポートがファブリックゾーン上の複数のターゲットにアクセスできる場合 ホストドライバーによって検出されたターゲットごとに割り当てられたターゲット番号は ホストの起動時に一部のターゲットがゾーン内に存在しないと変更されることがあります この状況によって ホストの再起動中に デバイスに対するデバイスノードのアクセスポイントが変わることがあります この問題は ファブリック接続のすべてのストレージで発生することがあり HPE 3PAR StoreServ ストレージに特有の問題ではありません 詳しくは FCoE での HPE 3PAR Priority Optimization HPE 3PAR OS MU2 から HPE 3PAR Priority Optimization 機能が導入されました この機能は サーバーのワークロードを管理するための効率的で動的なソリューションであり ホスト I/O スロットルを設定する代わりに使用できます この機能を使用する場合 ストレージ管理者は アレイに関するサービス品質の制限を強制することで 効率的にストレージリソースを共有できます アレイ上で HPE 3PAR Priority Optimization を有効にする前に VMware ホスト上で SCSI queue full 処理を有効にする必要があります 詳細は HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 (52 ページ ) を参照してください まれに 他のターゲットごとまたはアダプターごとのスロットル設定を調整しなければならない場合があります HPE 3PAR Priority Optimization( サービス品質 ) を HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムで使用する方法の詳細については テクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR Priority Optimization を参照してください 詳しくは HPE 3PAR Persistent Ports FCoE HPE 3PAR Persistent Ports( 仮想ポート ) 機能を使用すると HPE 3PAR StoreServ ストレージのオンラインアップグレード ノードダウン またはケーブル抜け中の I/O の中断が最小限になります ポートのシャットダウンまたはリセットでは この機能は実行されません 各 FCoE ターゲットストレージアレイのポートには パートナーアレイポートがシステムによって自動的に割り当てられます パートナーポートは アレイノードのペア間で割り当てられます 36 FCoE での HPE 3PAR Priority Optimization

37 HPE 3PAR Persistent Ports を使用すると HPE 3PAR StoreServ ストレージの FCoE ポートが 自身の ID を保持しながら 障害が発生したポートの ID を引き継ぐことができます 指定された物理ポートがパートナーポートの ID を引き継ぐ場合 引き継がれたポートは Persistent Ports として指定されます アレイポートの HPE 3PAR Persistent Ports とのフェイルオーバーおよびフェイルバックは ホストベースの大半のマルチパスソフトウェアから意識されることなく そのすべての I/O パスをアクティブに保ち続けることができます HPE 3PAR Persistent Ports テクノロジーを使用する場合でも ホストマルチパスソフトウェアが正しくインストールされ 構成され 維持されている必要があります HPE 3PAR Persistent Ports の機能 動作 および必要なセットアップおよび接続性のガイドラインの完全なリストについての詳細は 次のドキュメントを参照してください Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトにあるテクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR StoreServ Persistent Ports(Hewlett Packard Enterprise ドキュメント番号 F4AA4-4545ENW) Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドの 無停止のオンラインソフトウェアのアップグレード用に Persistent Ports を使用 詳しくは HPE 3PAR Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン FCoE HPE 3PAR OS 以降の場合 : HPE 3PAR Persistent Ports 機能では FCoE ターゲットポート (FCoE エンドツーエンド構成 ) がサポートされています ノードダウンイベント中に HPE 3PAR Persistent Ports 機能が HPE 3PAR StoreServ ストレージの FCoE ポートでデフォルトで有効になります HPE 3PAR Persistent Ports 機能が正常に機能するように 特定のケーブル接続のセットアップと接続のガイドラインに従ってください HPE 3PAR Persistent Ports 機能のセットアップおよび接続性のキーとなる要素は 以下のとおりです HPE 3PAR StoreServ ストレージの FCoE パートナーポートは 同じ FCoE ネットワークに接続されている必要があります ノードペアの各ノードで ホストに面する HBA 上の同じ CNA ポートが同じ FCoE ネットワークに接続されている必要があります できるだけネットワーク上の異なる FCoE スイッチに接続することをお勧めします FCoE ネットワークは NPIV をサポートしており NPIV が有効になっている必要があります HPE 3PAR Persistent Ports のセットアップおよび接続性のガイドライン FCoE 37

38 FC 接続でのホストの構成 このトピックでは ESX ホストをセットアップして FC 接続経由で HPE 3PAR StoreServ ストレージと通信させるために必要な手順および考慮事項について説明します HBA およびドライバーのインストール ESX ホストをセットアップする前に ホストアダプターがインストール済みであり 正常に動作していることを確認してください 必要に応じて HBA ベンダーが提供するドキュメントの指示を参照してください VMware がサポートする HBA 向けのドライバーは VMware が供給する ESX OS インストールパッケージに含まれています HBA ドライバー用のアップデートおよびパッチは VMware のサポート経由で入手可能です Brocade FC HBA では デフォルトの Path TOV( タイムアウト値 ) パラメーターは 30 秒に設定されています Hewlett Packard Enterprise では VMware Native Multipathing Plug-in(NMP) について この値に 14 秒を設定することをお勧めします このパラメーターの値を変更するには Brocade BCU コマンドラインユーティリティを使用する必要があります 詳細については 次に示す VMware の Web サイトを参照してください Brocade HBA ドライバー ファームウェア および BCU ユーティリティをダウンロードするには QLogic の Web サイトを参照してください Brocade 固有のドライバーには BR というプレフィックス (BR-xxx HBA モデルなど ) のある名前が付けられています アダプターポートのリストを表示するには 次のコマンドを使用します # esxcli brocade bcu --command="port --list" Port# FN Type PWWN/MAC FC Addr/ Media State Spd Eth dev /0 - fc 10:00:00:05:1e:dc:f3:2f 091e00 sw Linkup 8G 0 fc 10:00:00:05:1e:dc:f3:2f 091e00 sw Linkup 8G 1/1 - fc 10:00:00:05:1e:dc:f3: sw Linkup 8G 1 fc 10:00:00:05:1e:dc:f3: sw Linkup 8G 以前の出力からポート番号を照会するには 次のコマンドを使用します 38 FC 接続でのホストの構成

39 # esxcli brocade bcu --command="vhba --query 1/0" PCI Function Index : 1/0/0 Firmware Ver : Port type : FC Bandwidth : 8 Gbps IOC state : operational PWWN : 10:00:00:05:1e:dc:f3:2f NWWN : 20:00:00:05:1e:dc:f3:2f Path TOV : 30 seconds Portlog : Enabled IO Profile : Off Interrupt coalescing : on Interrupt delay : 0 us Interrupt latency : 0 us パス TOV 値を変更する ( すべてのポートで繰り返す ) には 以下の例に従います このコマンドは 自動的に実行できるように ESX ホストのスタートアップに追加することもできます # esxcli brocade bcu --command="fcpim --pathtov 1/0 14" path timeout is set to 14 変更が完了してから ポート番号をクエリするには 次の例に従って操作します # esxcli brocade bcu --command="vhba --query 1/0" PCI Function Index : 1/0/0 Firmware Ver : Port type : FC Bandwidth : 8 Gbps IOC state : operational PWWN : 10:00:00:05:1e:dc:f3:2f NWWN : 20:00:00:05:1e:dc:f3:2f Path TOV : 14 seconds Portlog : Enabled IO Profile : Off Interrupt coalescing : on Interrupt delay : 0 us Interrupt latency : 0 us 詳しくは 仮想マシンゲスト OS のインストール VMware ESX ホストのドキュメントには 推奨する VM( 仮想マシン ) ゲスト OS の一覧と それらを VM としてインストールおよびセットアップする方法が記載されています VM 構成のセットアップ方法については VMware ESX ホストのドキュメントを参照してください 仮想マシンゲスト OS のインストール 39

40 注意 : VMware では VMware KB として RHEL 5(GA) RHEL 4 U4 RHEL 4 U3 SLES 10 (GA) および SLES 9 SP3 ゲスト OS において問題があることを認識しています これらのゲスト OS では I/O リトライのビジー状態 または ESX ホストの SAN または iscsi ストレージでパスフェイルオーバーが発生した場合に ファイルシステムが読み取り専用になる可能性があります 詳細は VMware Knowledge Base の Web サイトにある KB を参照してください Hewlett Packard Enterprise では 3PAR StoreServ ストレージシステムに接続された VMware ESX ホストの VM のゲスト OS として RHEL 5(GA) RHEL 4 U4 RHEL 4 U3 SLES 10 (GA) および SLES 9 SP3 はお勧めしません また サポートもしていません NPIV(N-Port ID の仮想化 ) 機能はお勧めしません NPIV 機能の制限事項については VMware Knowledge Base の Web サイトにある KB を参照してください VMware および Hewlett Packard Enterprise では Windows 2003 サーバーには LSI logic のアダプターエミュレーションをお勧めします LSI Logic のアダプターは 新規の VM を作成する際の Windows 2003 のデフォルトオプションでもあります Hewlett Packard Enterprise でのテストでは BUS Logic のアダプターを Windows 2003 VM で使用する場合 ESX マルチパスでのフェイルオーバー / フェイルバック中に Windows 2003 VM に高い確率で障害が発生することを確認しています Hewlett Packard Enterprise でのテストの結果から ESX レイヤーでのパスフェイルオーバーを正常に完了させるためには VM ゲスト OS の SCSI タイムアウト値を 60 秒にする必要があります VMware でサポートされるほとんどのゲスト OS では SCSI タイムアウトのデフォルト値は 60 秒ですが 各ゲスト OS のインストールごとにチェックして確認する必要があります 特に Red Hat 4.x ゲスト OS では SCSI タイムアウト値をデフォルト値の 30 秒から 60 秒に変更する必要があります コマンドラインを使用して Red Hat 4.x VM に割り当てられたすべての SCSI デバイスの SCSI タイムアウトを 60 秒に設定します find /sys -name timeout grep "host.*target.*timeout" xargs -n 1 echo "echo 60 >" sh VM の再起動時にタイムアウトの変更を維持するために Red Hat 4.x ゲスト OS の /etc/rc.local に この行を追加する必要があります /etc/rc.local ファイルの変更例を以下に示します # cat /etc/rc.local #!/bin/sh # # This script will be executed *after* all the other init scripts. # You can put your own initialization stuff in here if you don't # want to do the full Sys V style init stuff. find /sys -name timeout grep "host.*target.*timeout" xargs -n 1 echo "echo 60 >" sh touch /var/lock/subsys/local Windows Server では 次のコマンドを使用して TimeOutValue を確認します C:\ reg query HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services \disk /v TimeOutValue HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\disk TimeOutValue REG_DWORD 0x3c 40 FC 接続でのホストの構成

41 詳しくは マルチパスフェイルオーバーの考慮事項および I/O 負荷分散 このトピックでは マルチパス機構およびラウンドロビンポリシーの構成について説明しますが これらは FC FCoE および iscsi のすべての接続タイプに適用されます VMware ESX Server 3.0~3.5 では マルチパスをサポートするフェイルオーバーが含まれており ESX ホストと HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイ間の持続的な接続を維持します VMware ではこのマルチパスサポートに 固定または最近の使用と呼ばれる 2 つのパスポリシーの選択肢があります ESX 4.0 から パスポリシーの第 3 の選択肢としてラウンドロビンを使用できます パスポリシーは HPE 3PAR StoreServ ストレージのボリューム (LUN) 単位で変更可能です これは デバイスリストを右クリックして vsphere Client のメニューからプロパティ機能を選択することにより行います ポップアップウィンドウにより パスの管理 が可能であり これにより選択したボリュームへのパスのプロパティが変更できます この方法を使用して パスポリシーの選択 ストレージアレイ上のボリュームへのアクティブな優先パスの指定 および固定パスポリシースキーム内でのスタンバイパスの指定が可能です さらに パスを無効化して ストレージアレイ上のボリュームへの特定パス経由の通信を禁止することができます vsphere Client GUI により 設定の変更がボリューム上でのみ (LUN ごとに ) ボリューム単位で可能です GUI は 固定パスポリシースキーム内の I/O パスを管理する場合に適切であり よく使用されます HPE 3PAR StoreServ ストレージとともに ESX/ESXi 4.0 を使用する場合のラウンドロビンパスポリシーの実装および構成手順については ESX 4.x 以降でのラウンドロビンマルチパス機構の構成 FC(42 ページ ) を参照してください ラウンドロビンパスポリシーは ESX/ESXi 4.0 以降の場合によく使用されるマルチパス実装です HPE 3PAR StoreServ ストレージとともに ESX/ESXi 4.0 を使用する場合のラウンドロビンパスポリシーの実装および構成手順については ESX 4.x 以降でのラウンドロビンマルチパス機構の構成 FC(42 ページ ) を参照してください. 固定パスポリシー およびすべてのパスに均等に I/O 負荷を手動で割り当てる優先 / アクティブパスは ESX 3.0~3.5 の場合によく使用されるマルチパス実装です ファブリックスイッチまたはストレージアレイのいずれかで アクティブパスに障害が検出される またはアクティブパスが無効化される場合 ストレージアレイへのすべての ESX ホスト I/O は スタンバイパスへのフェイルオーバーにより動作が継続されます 優先パスが復旧または有効化されたことを ESX ホストが検出した場合 ESX ホストからの I/O は優先パスで再開されます ( あらかじめそのパスに優先パスポリシーが設定されている場合 ) ストレージアレイ上の 2 つ以上の HPE 3PAR StoreServ ストレージボリュームに対して複数のパスが存在する場合には ESX ホストからの I/O を手動で配置または分散化する必要があります 使用可能なパスに手動で負荷を分散することにより I/O パフォーマンスが改善することがあります ストレージアレイへのこのパス負荷分散は ストレージアレイ上の特定のボリュームを対象とする I/O の数に依存します ストレージアレイへの特定パス上の特定ボリュームへの I/O の切り替えは構成によりさまざまであり ESX ホストおよび VM とストレージアレイ上のデバイス間のワークロードにより異なります 以下の図に 固定 I/O ポリシー方式で 5 つの I/O パスを持つ LUN を示します 有効 (I/O)* とマークされたパスは 優先パスであり 所定の LUN に対するすべての I/O が割り当てられているパスです 他のパスは 有効 としてリストされていますが スタンバイ モードです 有効な スタンバイ モードのパスは 優先パスに障害が発生しない限り この LUN への I/O 通信には使用されません マルチパスフェイルオーバーの考慮事項および I/O 負荷分散 41

42 図 1: vsphere client 最近の使用 (Most Recently Used) パスポリシーでは マルチパスのフェイルオーバー / フェイルバックが発生した後には I/O 負荷分散の維持または再設定は行われません このため I/O が負荷分散されていない未設定の状態に放置され 重大な I/O パフォーマンスの問題が発生する可能性があります Hewlett Packard Enterprise では 最近の使用パスポリシーの実装をお勧めしません ある LUN に対して I/O がアクティブな場合にパスポリシーを変更しようとすると 以下が表示されて失敗することがあります "error during the configuration of the host: sysinfoexception; Status=Busy: Message=Unable to Set" パスポリシーの変更中にこの問題が発生した場合は その LUN への I/O を削減し その後再度変更を行ってください このトピックに関する追加情報については VMware の Web サイトにある SAN 構成ガイド内のマルチパスに関するトピックを参照してください 詳しくは ESX 4.x 以降でのラウンドロビンマルチパス機構の構成 FC ESX 4.0 以降では HPE 3PAR StoreServ ストレージなどのアクティブ / アクティブなストレージアレイに対して VMware はラウンドロビン I/O パスポリシーをサポートしています ラウンドロビン I/O パスポリシーは ESX 4.0 以降ではよく使用される構成ですが HPE 3PAR デバイスでは デフォルトでは有効になっていません 42 ESX 4.x 以降でのラウンドロビンマルチパス機構の構成 FC

43 注意 : ESXi 5.5 以前のホストで RDM 共有 LUN を使用して Windows Server 2012 または Windows Server 2008 VM Cluster を実行している場合は これらの特定 RDM LUN をラウンドロビンポリシーから固定または最近の使用パスポリシーに個別に変更してください 図 2: ラウンドロビンに設定された LUN(43 ページ ) は FC 構成からの出力であり ラウンドロビン (VMware) が設定されているパスを持つ LUN を示しています 各パスのステータスが有効 (I/O) と表示されていることに注意してください iscsi 構成でのパスのステータスも同様になります 図 2: ラウンドロビンに設定された LUN ポリシーは各 LUN ごとに指定する必要があり 新しいデバイスが追加されるたびに更新する必要があるため 大きなネットワークでは vsphere Client GUI を介してラウンドロビン I/O パスポリシースキームを管理するのは面倒であり 維持は困難です 代わりに VMware は サーバー管理者が ESX CLI vcli または vsphere Management Assistant(vMA) コマンドを使用して ネイティブの ESX/ESXi ストレージプラグインのセット内に定義されたパラメーターにより ストレージデバイスの I/O パスポリシーをホストごとのベースで管理できる方法を提供しています VMware のネイティブマルチパス機構には次の 2 つの重要なプラグインがあります Storage Array Type Plug-in(SATP) - パスのフェイルオーバーを処理し パスの状態を監視します Path-selection Plug-in(PSP) - 特定の論理デバイス用の I/O 要求の最良のパスと経路を選択します つまりパスのポリシーを定義します ESX/ESXi ホストで使用されるべき Storage Array Type Plug-in(SATP) は HPE 3PAR アレイの Host Persona に関連しています FC 接続でのホストの構成 43

44 HPE 3PAR host Generic-Legacy Persona 6 が ESX/ESXi ホストで使用されている Host Persona である場合 SATP VMW_SATP_DEFAULT_AA を使用します HPE 3PAR host VMware Persona 11 が ESX/ESXi ホストで使用されている Host Persona である場合 SATP VMW_SATP_ALUA を使用します ESX/ESXi 4.0 のバージョン (4.0 GA から すべての 4.0 Update) の場合 ストレージデバイスに対してラウンドロビン I/O パスポリシーが自動的に適用されるようにするには デフォルトの SATP ルールを編集する必要があります ESX/ESXi 4.1 から デフォルトの SATP ルールを変更せずに SATP/PSP を特定のベンダーの対象とするカスタムの SATP ルールを追加で作成できるようになりました カスタムの SATP を使用して ストレージデバイスに対してラウンドロビン I/O パスポリシーが自動的に適用されるようにできます SATP PSP による ESX/ESXi マルチパスのラウンドロビン用構成 PSP ラウンドロビン構成の一部として IOPS 値を指定することができます IOPS は ラウンドロビンパス選択方式でのパスの変更時に 各パスに対してスケジュールされている IO 操作の数です デフォルトの IOPS 値は 1000 です Hewlett Packard Enterprise では 初期値 および PSP ラウンドロビンで IO スループットの最適化をさらに行う場合の開始点としては IOPS=1 をお勧めします ESX/ESXi 4.0 バージョンを除き SATP カスタムルール内で IOPS 値を設定することをお勧めします 注意 : VMware は esx.conf ファイルを編集しないよう 特に警告しています 44 SATP PSP による ESX/ESXi マルチパスのラウンドロビン用構成

45 IOPs = 1 の設定は 新しい推奨初期値として テクニカルホワイトペーパー HPE 3PAR StoreServ Storage and VMware vsphere 6 Best Practice(Hewlett Packard Enterprise ドキュメント番号 4AA4-3286ENW) に記載されています さまざまなワークロードの需要に応じて この値を変更してください SATP ルールの変更は vsphere GUI で行うことはできません ESX CLI コマンドで SATP ルールを変更すると esx.conf ファイルに設定されます カスタム SATP ルールは 既存の SATP デフォルトルールのパラメーターを変更または再定義する追加の SATP ルールであり 影響を受けるターゲットデバイスを定義し 一意のカスタムルール名が付けられます カスタム SATP ルールを変更または編集することはできません カスタム SATP ルールを削除してから カスタムルールのパラメーターに変更を追加した新しいものを作成しなければなりません SATP および PSP の作成 変更 追加 または削除は それ以後に提示された新しいデバイスすべてで サーバーを再起動することなく 有効となります 既存のデバイスまたは以前に提示されたデバイスで SATP ルールの作成 変更 追加 または削除を有効にするには ホストを再起動する必要があります vcenter Server または ESX CLI コマンドから行った個々のデバイスベースでのパスポリシー変更は SATP ルールで定義されている PSP パスポリシーよりも優先します このため 個々のデバイスへのパスポリシー変更は ホストを再起動しても維持されます SATP の VMW_SATP_DEFAULT_AA ルールに対して有効な PSP は次のとおりです VMW_PSP_RR VMW_PSP_FIXED VMW_PSP_MRU VMW_PSP_RR をお勧めします SATP の VMW_SATP_ALUA ルールに対して有効な PSP は次のとおりです VMW_PSP_RR VMW_PSP_MRU VMW_PSP_FIXED は ALUA SATP ルール内で定義する正しい PSP ではありません VMW_PSP_RR をお勧めします HPE 3PAR host Generic-Legacy Persona 6 から host VMware Persona 11 またはその逆への変更を行うには 以下の事項に注意してください host Generic-Legacy Persona 6 から host VMware Persona 11 へ または host VMware Persona 11 から host Generic-Legacy Persona 6 へ変更する場合 HPE 3PAR OS では 影響を受けるアレイポートがオフラインであるか または Host Persona が変更されるホストが接続解除されている必要があります カスタム SATP 内で対象とされ そのルールによって要求される既存のデバイスの場合 ESX/ESXi OS ではホストの再起動が必要です Hewlett Packard Enterprise では host Generic-Legacy Persona 6 から host VMware Persona 11 へ または host persona VMware Persona 11 から host Generic-Legacy Persona 6 へ変更するには 以下の手順を使用することをお勧めします 1. すべてのホスト I/O を停止し 必要な SATP 変更 ( カスタム SATP ルールの作成や デフォルトの SATP ルールの PSP デフォルトの変更 ) を ESX/ESXi ホストに適用します 2. ホストをシャットダウンします 3. アレイ上の Host Persona を変更します 4. ホストを起動します 5. ターゲットデバイスが SATP ルールから要求されていることを確認します ESX/ESXi 4.0 GA~4.0 MUx の場合 : FC 接続でのホストの構成 45

46 ESX 4.0 GA~4.0 MUx はカスタム SATP ルールをサポートしていますが カスタムルール内に PSP( パスポリシー ) を設定する -P オプションはサポートされていません PSP は デフォルト SATP ルール内で定義しなければなりません ESX 4.0 GA~4.0 MUx には iops をデフォルトの 1000(iops = 1000) から変更してはならないという 既知の問題があります iops 値を変更すると ホストの次回の再起動時に iops に対して不正な値が取り込まれ iops は予期しない値となります ALUA に対してカスタムルールが作成されていない場合 アレイ Host Persona が 11/VMware (ALUA 準拠アレイポートプレゼンテーション ) であっても VMW_SATP_DEFAULT_AA SATP ルールは HPE 3PAR data VV を要求します host Generic-Legacy Persona 6( アクティブ - アクティブアレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する HPE 3PAR SATP ルール : カスタム SATP ルールは使用されません PSP( パスポリシー ) は デフォルトのアクティブ - アクティブ SATP ルール上で変更されます VMW_SATP_DEFAULT_AA のデフォルトのマルチパスポリシーは VMW_PSP_FIXED( 固定パス ) です デフォルトは ラウンドロビンの優先 PSP( パスポリシー ) に変更されます # esxcli nmp satp setdefaultpsp -s VMW_SATP_DEFAULT_AA -P VMW_PSP_RR host VMware Persona 11(ALUA 準拠アレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する HPE 3PAR SATP ルール : # esxcli nmp satp setdefaultpsp -s VMW_SATP_ALUA -P VMW_PSP_RR # esxcli nmp satp addrule -s "VMW_SATP_ALUA" -c "tpgs_on" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" 上記の ALUA カスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli nmp satp deleterule -s "VMW_SATP_ALUA" -c "tpgs_on" -V "3pardata" - M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" 46 FC 接続でのホストの構成

47 注意 : デフォルトの SATP ルールを変更して ラウンドロビン I/O マルチパス機構ポリシーを使用するための手順は HPE 3PAR StoreServ ストレージ LUN を使用する VMware ホストに対してのみ適用可能です ホストが他のベンダーからのストレージを共有している場合は I/O ポリシーを変更する前に デフォルトのルールの変更がストレージ環境全体に及ぼす影響を考慮してください ある SATP のデフォルト PSP を変更すると 同じデフォルト SATP ルールを使用するすべてのストレージデバイス (FC FCoE iscsi) に影響があります ホストが複数のストレージベンダーおよび HPE 3PAR StoreServ ストレージを共有していて 接続されている他のストレージが VMW_SATP_DEFAULT_AA または VMW_DEFAULT_ALUA などの同じ SATP ルールを使用するアクティブ / アクティブラウンドロビンマルチパス機構をサポートしていない場合 そのマルチパス機構にも影響があります 他のストレージが自身の SATP とは異なる SATP を使用する場合 SATP VMW_SATP_DEFAULT_AA のマッピングを VMW_PSP_RR に変更し ラウンドロビンマルチパス機構を利用できるようにする必要があります esxcli nmp device list コマンドまたは esxcli nmp device list -d <device id> コマンドを使用して ESX 4.0 で特定のデバイスの SATP-PSP の対応を確認してください たとえば HPE 3PAR StoreServ ストレージとストレージ X が VMW_SATP_DEFAULT_AA を使用する同じホストに接続されている場合に ストレージ X が自身用の SATP を持っていないときは ストレージ X がラウンドロビンマルチパス機構をサポートしていないと問題が発生することがあります HPE 3PAR StoreServ ストレージとストレージ Y が同じホストを共有している場合に ストレージ Y が自身用の SATP VMW_SATP_Y を持っており Hewlett Packard Enterprise は VMW_SATP_DEFAULT_AA を使用するときは 競合は発生せず 変更は可能です ESX/ESXi 4.1 GA~4.1 MUx の場合 : host Generic-Legacy Persona 6( アクティブ - アクティブアレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する HPE 3PAR カスタム SATP ルール : # esxcli nmp satp addrule -s "VMW_SATP_DEFAULT_AA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_off" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule" アクティブ - アクティブカスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli nmp satp deleterule -s "VMW_SATP_DEFAULT_AA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_off" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule" host VMware Persona 11(ALUA 準拠アレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する HPE 3PAR カスタム SATP ルール : # esxcli nmp satp addrule -s "VMW_SATP_ALUA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_on" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" 上記の ALUA カスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します FC 接続でのホストの構成 47

48 # esxcli nmp satp deleterule -s "VMW_SATP_ALUA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 - c "tpgs_on" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" ESXi 5.x および ESXi 6.x の場合 : host Generic-Legacy Persona 6( アクティブ - アクティブアレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する HPE 3PAR カスタム SATP ルール : # esxcli storage nmp satp rule add -s "VMW_SATP_DEFAULT_AA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 c "tpgs_off" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/ FCoE Rule" アクティブ - アクティブカスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli storage nmp satp rule remove -s "VMW_SATP_DEFAULT_AA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 c "tpgs_off" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule" host VMware Persona 11(ALUA 準拠アレイポートプレゼンテーション ) とともに使用する HPE 3PAR カスタム SATP ルール : # esxcli storage nmp satp rule add -s "VMW_SATP_ALUA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_on" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" 上記の ALUA カスタム SATP ルールを削除するには 次のコマンドを実行します # esxcli storage nmp satp rule remove -s "VMW_SATP_ALUA" -P "VMW_PSP_RR" -O iops=1 -c "tpgs_on" -V "3pardata" -M "VV" -e "HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule" SATP info コマンド デフォルト SATP ルールと現在のデフォルト PSP のリスト 次の例にあるコマンドを使用して デフォルト SATP ルールとその現在のデフォルト PSP( パスポリシー ) をリストしてください ESXi 5.x および ESXi 6.x の例 : 48 SATP info コマンド

49 #esxcli storage nmp satp list Name Default PSP Description VMW_SATP_ALUA VMW_PSP_MRU Supports non-specific arrays that use the ALUA protocol VMW_SATP_MSA VMW_PSP_MRU Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_Default_AP VMW_PSP_MRU Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_SVC VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_BQL VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_INV VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_EVA VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_ALUA_CX VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_SYMM VMW_PSP_FIXED Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_CX VMW_PSP_MRU Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_LSI VMW_PSP_MRU Placeholder (plugin not loaded) VMW_SATP_Default_AA VMW_PSP_FIXED Supports non-specific active/active arrays VMW_SATP_LOCAL VMW_PSP_FIXED Supports direct attached devices ESX/ESXi 4.x の例 : #esxcli storage nmp satp list Name Default PSP Description VMW_SATP_ALUA_CX VMW_PSP_FIXED Supports EMC CX that use the ALUA protocol VMW_SATP_SVC VMW_PSP_FIXED Supports IBM SVC VMW_SATP_MSA VMW_PSP_MRU Supports HP MSA VMW_SATP_EQL VMW_PSP_FIXED Supports EqualLogic arrays VMW_SATP_INV VMW_PSP_FIXED Supports EMC Invista VMW_SATP_SYMM VMW_PSP_FIXED Supports EMC Symmetrix VMW_SATP_LSI VMW_PSP_MRU Supports LSI and other arrays compatible with the SIS 6.10 in non-avt mode VMW_SATP_EVA VMW_PSP_FIXED Supports HP EVA VMW_SATP_DEFAULT_AP VMW_PSP_FIXED Supports non-specific active/passive arrays VMW_SATP_CX VMW_PSP_MRU Supports EMC CX that do not use the ALUA protocol VMW_SATP_ALUA VMW_PSP_RR Supports non-specific arrays that use the ALUA protocol VMW_SATP_Default_AA VMW_PSP_RR Supports non-specific active/active arrays VMW_SATP_LOCAL VMW_PSP_FIXED Supports direct attached devices SATP カスタムルールと対応する定義済みパラメーターのリスト SATP カスタムルールと 対応する定義済みパラメーターをリストするには 次の例にあるコマンドを使用します ESXi 5.x および ESXi 6.x の例 : host VMware Persona 11 の場合 : SATP カスタムルールと対応する定義済みパラメーターのリスト 49

50 # esxcli storage nmp satp rule list grep -i 3par VMW_SATP_ALUA 3pardata VV user tpgs_on VMW_PSP_RR iops=1 HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule host Generic-Legacy Persona 6 の場合 : # esxcli storage nmp satp rule list grep -i 3par VMW_SATP_DEFAULT_AA 3pardata VV user tpgs_off VMW_PSP_RR iops=1 HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe Rule ESX/ESXi 4.x の例 : # esxcli nmp satp listrules grep -i 3par VMW_SATP_ALUA tpgs_on 3pardata VV HP 3PAR Custom iscsi/fc/fcoe ALUA Rule デバイス情報の表示 デバイス情報を表示するには 次の例にあるコマンドを使用します ESXi 5.x および ESXi 6.x の例 : # esxcli storage nmp device list naa.50002ac0000a0124 Device Display Name: 3pardata iscsi Disk (naa.50002ac0000a0124) Storage Array Type: VMW_SATP_ALUA Storage Array Type Device Config: {implicit_support=on;explicit_support=on; explicit_allow=on;alua_followover=on;{tpg_id=256,tpg_state=ao}} Path Selection Policy: VMW_PSP_RR Path Selection Policy Device Config: {policy=rr,iops=1,bytes= ,useano=0;lastpathindex=1: NumIOsPending=0,numBytesPending=0} Path Selection Policy Device Custom Config: Working Paths: vmhba3:c0:t1:l73, vmhba2:c0:t0:l73, vmhba2:c0:t1:l73, vmhba3:c0:t0:l73 ESX/ESXi 4.x の例 : このコマンドは ESX/ESXi 4.x で共通です 次の出力は ESX 4.0 の場合です 50 デバイス情報の表示

51 # esxcli nmp device list naa.50002ac000b40125 Device Display Name: 3pardata Fibre Channel Disk (naa.50002ac000b40125) Storage Array Type: VMW_SATP_DEFAULT_AA Storage Array Type Device Config: Path Selection Policy: VMW_PSP_RR Path Selection Policy Device Config: {policy=rr,iops=1000,bytes= ,useano=0;lastpathindex=3: NumIOsPending=0,numBytesPending=0} Working Paths: vmhba5:c0:t0:l25, vmhba5:c0:t1:l25, vmhba4:c0:t0:l25, vmhba4:c0:t1:l25 ESX 4.1 の場合 前述のデバイスリストの出力で iops が 1 になります ホストの再起動なしでストレージデバイス上のパスポリシーを変更するための スクリプトによる代替策 以前に提示された多数の既存のストレージデバイスについて SATP を介して行うパスポリシー変更を有効にするための ESX/ESXi ホストの再起動が望ましくない場合は ESX CLI コマンドをスクリプト化することで LUN 群のパスポリシーを変更できます LUN のバッチのパスポリシーの変更 HPE 3PAR CLI ある LUN に対して I/O がアクティブな場合にパスポリシーを変更しようとすると 以下のように失敗することがあります パスポリシーの変更中にこの問題が発生した場合は その LUN への I/O を削減し その後に必要な変更を行ってください error during the configuration of the host: sysinfoexception; Status=Busy: Message=Unable to Set 次のコマンドを使用するスクリプトを作成します 手順 1. ホスト上に存在するすべての HPE 3PAR デバイスをリスト表示します ESXi 5.x および ESXi 6.x の場合 : # esxcli storage nmp device list grep -i naa.[56]0002ac grep -v Device naa.[56]0002ac ac naa.[56]0002ac003b800ac naa.[56]0002ac ac ESX/ESXi 4.x の場合 : ホストの再起動なしでストレージデバイス上のパスポリシーを変更するための スクリプトによる代替策 51

52 # esxcli nmp device list grep -i naa.[56]0002ac grep -v Device naa.[56]0002ac ac naa.[56]0002ac003b800ac naa.[56]0002ac ac 2. 前記の出力で識別された各デバイスに対して I/O パスポリシーをラウンドロビンに変更します ESXi 5.x および ESXi 6.x の場合 : # esxcli storage nmp device set -d naa.50002ac ac -P VMW_PSP_RR ESX/ESXi 4.x の場合 : # esxcli nmp device setpolicy -d naa.50002ac ac -P VMW_PSP_RR 3. 変更されていることを確認します ESXi 5.x および ESXi 6.x の場合 : # esxcli storage nmp device list -d naa.50002ac ac ESX/ESXi 4.x の場合 : # esxcli nmp device list -d naa.50002ac ac 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項 このトピックの情報は 複数の ESX ホストを使用 ( または ESX ホストとともに他のホストを使用 ) し これらがファンイン構成で HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートに接続されている場合に 考慮する必要があります HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイからの Queue Full および Busy SCSI メッセージに対する ESX/ESXi の処理 VMware ESX リリース ESX 4.x ESXi 5.0 および 5.0 update ESXi 5.5 および 5.5 update ESXi 6.0 および 6.0 update および ESXi 6.5 ESX および ESXi : ESX 4.0 GA ESX 4.1( すべての ESX 4.x Update) ESXi 5.0( すべての Update) ESXi 5.5( すべての Update) ESXi 6.0( すべての Update) および ESXi 6.5 では ESX がストレージアレイからの Queue Full および BusySCSI メッセージに業界標準に従って応答できるようにアルゴリズムが追加されました ESX による Queue Full または Busy 応答によって一時的に I/O が調整 ( スロットリング ) されるため HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートの過負荷を防止できます 52 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項

53 この機能は マルチホスト環境内の ESX/ESXi - HPE 3PAR StoreServ ストレージの展開の一部として有効にする必要があります Queue Full および Busy LUN-throttling アルゴリズムはデフォルトでは無効です このアルゴリズムが有効になっていれば 追加の I/O スロットリングスキームは必要ありません ESX の Queue Full/Busy 応答アルゴリズムについての詳細は VMware Knowledge Base の Web サイトにある KB を参照してください QFullSampleSize = 0 と設定すると スロットリングアルゴリズムがオフになり ホストはアレイからの Queue Full または Busy 応答に対する I/O 負荷の調整を行いません Queue Full および Busy LUN スロットリングアルゴリズムの有効化 1. vsphere Client から ESX ホストを選択します 構成タブで ソフトウェアの詳細設定 Disk の順に選択します 2. スクロールして次の変数を見つけ HPE 3PAR 推奨値を設定します QFullSampleSize = 32 QFullThreshold = 4 VMware ESXi リリース 5.1 の場合 : adaptive queue depth algorithm( アダプティブキュー深さアルゴリズム ) を有効にするには 詳細設定のパラメーター QFullSampleSize および QFullThreshold が必要です ESXi 5.1 より前の ESXi では これらのパラメーターはグローバルに設定されます つまり これらのパラメーターは ESXi ホストから見えるすべてのデバイスに設定されます しかし ESXi 5.1 では これらのパラメーターはデバイスごとに より細かい方法で設定されます 2012/12/20 付けの VMware パッチ ESXi (KB ) は これらのパラメーターの値をグローバルに設定する機能を復活させます VMware Knowledge Base の Web サイトを参照してください これらのパラメーターをグローバルに設定するには このパッチをインストールし VMware ESX リリース ESX 4.x ESXi 5.0 および 5.0 update ESXi 5.5 および 5.5 update ESXi 6.0 および 6.0 update および ESXi 6.5(52 ページ ) の手順に従います esxcli コマンドを使用して これらの値をデバイスごとのベースで設定することもできます 両方のオプション (esxcli と詳細設定のパラメーター ) が使用された場合は デバイスごとの値が優先されます esxcli コマンドを使用して デバイスごとのレベルで QFullSampleSize および QFullThreshold を設定します # esxcli storage core device set --device device_name -q Q -s S この設定は再起動なしで有効になり 再起動を行っても保持されます 対応する list コマンドを使用して デバイスに対する値を取得します # esxcli storage core device list FC 接続でのホストの構成 53

54 このコマンドは オプションの --device パラメーターをサポートしています # esxcli storage core device list --device device_name 詳しくは ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.x の機能に関する追加の考慮事項 ESX/ESXi 4.1 から ストレージ I/O 制御 (SIOC) およびストレージアレイとの統合に関する新しい機能が導入されました Hewlett Packard Enterprise では ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.x の 3PAR StoreServ ストレージ構成について SIOC および vstorage APIs for Array Integration(VAAI) を使用することをお勧めします VAAI および新しい機能に関するこのトピックは FC FCoE および iscsi のすべての接続タイプに適用されます ストレージ I/O 制御 SIOC 機能により データストアレベルおよび VMware クラスター内の ESX/ESXi ホスト全体に対して 個々の VM から HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイに送信される I/O の監視および制御が 新しいレベルで可能になります SIOC 機能およびその展開についての考慮事項の詳細は ストレージ I/O 制御機能および vsphere リソース管理に関する VMware ドキュメントを参照してください vstorage APIs for Array Integration VMware とのパートナーシップにより Hewlett Packard Enterprise は ESX/ESXi 4.1 を HPE 3PAR StoreServ ストレージとともに使用する場合に新しい SCSI コマンドセットを使用可能とする ESX/ESXi 4.1 プラグインを開発しました VMware では 新しく組み込まれた SCSI コマンドのセットを プリミティブ と呼んでいます これらのプリミティブを使用する ESX 拡張は 一括して vstorage APIs for Array Integration(VAAI) と呼ばれます VMware プリミティブにより ESX/ESXi ホストは VM の操作を従来のデータレベルではなくメタレベルでストレージハードウェアに転送することが可能になります この動作により 操作の遅延時間と FC ファブリック /iscsi ネットワークのデータ通信量が削減されます これらのプリミティブの一部を使用すると ストレージハードウェアは VM へのブロック割り当て機能および割り当て解除機能に関与できるようになります これらのプリミティブは ハードウェア オフロード とも呼ばれます プリミティブ の概要 フルコピー (XCOPY) により ストレージアレイは ESX ホストによるデータの読み書きを必要とせずに アレイ内のデータの完全コピーが作成できます これにより データコピープロセスの一部がストレージアレイにオフロードされます ブロックゼロ初期化 (WRITE-SAME) により ストレージアレイは ESX ホストによるゼロデータの書き込みを必要とせずに アレイ内の多数のブロックをゼロクリアすることが可能になります これ 54 ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.x の機能に関する追加の考慮事項

55 は VM のプロビジョニングの迅速化に有効です この動作により ファイルスペースのゼロ化機能の一部がストレージアレイにオフロードされます Hardware Assisted Locking(ATS) は VMFS クラスターファイルシステムのメタデータを保護する手段として SCSI 予約の代替手段を提供します これは データストアを共有する大規模な ESX ホストファームのスケーラビリティの改善に有効です ESX/ESXi 4.1 の HPE 3PAR VAAI プラグイン HPE 3PAR OS バージョン 以降および ESX/ESXi 4.1 では VMware VAAI 機能のサポートは HPE 3PAR VAAI Plug-in をインストールすることで利用できます 16 バイトのボリューム WWN を使用する HPE 3PAR OS から VAAI Full Copy(XCOPY) が機能せず データコピー処理がアレイにオフロードされないという HPE 3PAR VAAI プラグイン v1.1.1 の制限事項があります VMware VAAI ESX/ESXi 4.1 インストールパッケージ用 HPE 3PAR VAAI プラグイン および HPE 3PAR VAAI Plug-in for VMware vsphere 4.1 User's Guide についての情報は Hewlett Packard Enterprise Software Depot の Web サイトを参照してください 詳しくは ESXi 5.x および ESXi 6.x の HPE 3PAR VAAI プラグイン HPE 3PAR OS 以降では ESXi 5.x に HPE 3PAR VAAI プラグイン をインストールしないでください デフォルトの T10 VMware プラグインが VAAI プリミティブを処理するため HPE 3PAR VAAI プラグインは必要ありません 次の表に HPE 3PAR VAAI プラグインのインストール要件の概要を示します 表 2: HPE 3PAR VAAI プラグインのインストール要件 VMware ESX 機能 / プリミティブ ESX 4.1 ESXi 5.x ESXi 6.x ATS XCOPY WRITE_SAME HPE 3PAR VAAI プラグインが必要 サポートあり HPE 3PAR VAAI プラグインは不要 ( 標準 T10 ESX プラグインでサポート ) ESXi 5.x または ESXi 6.x での UNMAP( スペース再利用 ) ストレージハードウェアのサポート HPE 3PAR OS 以降 およびデフォルトの VMware T10 VAAI プラグインを使用している ESXi 5.0 Update 1 および ESXi 6.x から スペース再利用の UNMAP ストレージプリミティブがサポートされました HPE 3PAR VAAI プラグインをインストールする必要はありません VMware KB および で説明されている発生の可能性がある問題を回避するために ESXi 5.0 GA では自動 VAAI Thin Provisioning Block Space Reclamation(UNMAP) を無効にする必要があります VMware Knowledge Base の Web サイトで上記の KB 記事を参照してください ESXi 5.0 Update 1 以降では vmkfstools のアップデートバージョンが提供されており オプション [- y] を使用して ESXi ホストのグローバル設定にかかわらず UNMAP コマンドを送信することができます ESX/ESXi 4.1 の HPE 3PAR VAAI プラグイン

56 [-y] オプションは 次のように使用します # cd /vmfs/volumes/<volune-name> vmkfstools -y <percentage of deleted block to reclaim> ESXi 5.0 GA では vmkfstools -y オプションは機能しません ESXi 5.5 では VAAI の UNMAP プリミティブをサポートしている シンプロビジョニングされた LUN 上で 削除されたブロックを再利用できる新しいコマンドが esxcli namespace に導入されました # esxcli storage vmfs unmap -l <datastore name> vmkfstools -y コマンドは ESXi 5.5 で廃止されました 詳細は VMware KB を参照してください UNMAP はまた LUN が TPVV ストレージボリューム上の RDM LUN であれば RedHat Enterprise 6 などの UNMAP をサポートする VM 上でファイルが削除された場合に 領域を解放します (RedHat VM 上の RDM ボリュームで ext4 ファイルシステムが使用され discard オプションを指定してマウントされている場合 ) # mount t ext4 o discard /dev/sda2 /mnt この動作より Red Hat 6 の VM は UNMAP コマンドを実行し その ext4 ファイルシステム内のすべての削除に対して アレイ上の領域の解放が行われます 詳しくは ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.x での領域不足状態 ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.0 ESXi 6.5 および HPE 3PAR OS 以降では VM STUN という領域不足状態が実装されました この OS 機能は VAAI プラグインとは無関係であり TPVV ボリュームタイプに適用されます TPVV が追加のストレージ領域を割り当てられない場合 またはストレージシステムのディスク領域が不足しているために TPVV ボリュームを増やせない場合 TPVV ボリュームは DATA PROTECT センスキーエラーおよび追加センス SPACE ALLOCATION FAILED WRITE PROTECT の付いたチェックコンディションを送信します 結果として ESX は VM を一時停止し vsphere の VM の Summary タブに Out of Space メッセージを表示します この際 Retry または Cancel オプションも表示されます VM の一時停止状態では 読み取り要求および割り当てられた LUN ブロックへの再書き込みは可能ですが 新しい領域への書き込みはできません VM への Ping telnet および ssh 要求は受け付けられません ストレージ管理者は ディスク領域を追加する またはストレージ vmotion を使用して その LUN からの影響がない他の VM に移行する必要があります ディスク領域を追加した後 警告メッセージの再試行オプションを使用して VM を読み書き状態に戻します キャンセルオプションを選択すると VM が再起動します 次の例では HPE 3PAR StoreServ ストレージの 1 つの TPVV が showvv -alert コマンド内に示されているように 60% の割り当て警告で作成されています 56 ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.x での領域不足状態

57 # showvv alert Alerts (MB)-- -Snp(%VSize)- -Usr(%VSize)- Adm ---- Snp Usr----- Id Name Prov Type VSize Used Wrn Lim Used Wrn Lim Fail Fail Wrn Lim Fail Wrn Lim 612 nospace1 tyvv base y 警告限界に到達した場合 HPE 3PAR StoreServ ストレージは ソフトしきい値エラー asc/q: 0x38/0x7 を送信し ESX は書き込みを続けます InServ debug log: 1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN B32A4BA98) LUN:22 LUN WWN:50002ac c VV:0 CDB:280000AB (Read10) Skey:0x06 (Unit attention) asc/q:0x38/07 (Thin provisioning soft threshold reached) VVstat:0x00 (TE_PASS -- Success) after 0.000s (Abort source unknown) toterr:74882, lunerr:2 # showalert Id: 193 State: New Message Code: 0x Time: :12:15 PDT Severity: Informational Type: TP VV allocation size warning Message: Thin provisioned VV nospace1 has reached allocation warning of 60G (60% of 100G) HPE 3PAR StoreServ ストレージでディスク領域不足が発生すると ハードパーマネントエラー asc/q: 0x27/0x7 が送信されます showspace showvv -r および showalert を使用して 警告および使用領域を表示します ESX は VM を一時停止することによって応答します InServ debug log: 1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN B32A4BA98) LUN:22 LUN WWN:50002ac c VV:612 CDB:2A00005D6CC (Write10) Skey:0x07 (Data protect) asc/q:0x27/07 (Space allocation failed write protect) VVstat:0x41 (VV_ADM_NO_R5 -- No space left on snap data volume) after 0.302s (Abort source unknown) toterr:74886, lunerr:3 次の図は vsphere 上に表示される 再試行およびキャンセルオプション付きの VM 警告を示しています FC 接続でのホストの構成 57

58 図 3: VM メッセージ - 再試行およびキャンセルオプション ESXi 5.x から追加された新しいプリミティブサポート HPE 3PAR OS 以降では TP LUN Reporting と呼ばれる新しい追加プリミティブをサポートしています このプリミティブでは READ Capacity(16) の TPE ビットを有効にすることで 所定の LUN がシンプロビジョニング LUN であることが ESXi 5.x に通知され ホストがこれらの LUN に UNMAP コマンドを送信するなどの機能が使用可能になります TPE ビットは TPVV および TPVV ベースの R/W スナップショットに対して有効です ESXi 5.x に存在する Quota Exceeded Behavior は Thin Provisioning Soft Threshold Reached チェックコンディションで完了し アラートまたは警告を伴います VAAI および新機能サポートの一覧 次の表に VAAI プラグインの要件 および新しいプリミティブのサポートの概略を示します 表 3: HPE 3PAR VAAI プラグインのインストール要件 VMware ESX 機能 / プリミティブ ESX 4.1 ESXi 5.x ESXi 6.x ATS XCOPY WRITE_SAME UNMAP HPE 3PAR VAAI プラグインが必要 ESX 4.1 以降で未サポート サポートあり HPE 3PAR VAAI プラグインは不要 ( 標準 T10 ESX プラグインでサポート ) 表は続く 58 ESXi 5.x から追加された新しいプリミティブサポート

59 VMware ESX 機能 / プリミティブ ESX 4.1 ESXi 5.x ESXi 6.x 領域不足状態 ( VM STUN とも呼ばれる ) サポートあり HPE 3PAR VAAI プラグインを推奨 ただしこの機能に必須ではない Quota Exceeded Behavior ESX 4.1 以降で未サポート TP LUN Reporting VAAI プラグインの検証 ESXi 5.x または ESXi 6.x の場合 : ESXi 5.x または ESXi 6.x では HPE 3PAR OS は ネイティブ T10 プラグインを使用します どの HPE 3PAR プラグインも表示されません # esxcli storage core plugin list Plugin name Plugin class NMP MP ESX 4.1 の場合 : VAAI プラグインがデバイスにインストールされ有効になっていることを確認してください インストールされている VAAI プラグインのバージョンを表示します # esxupdate --vib-view query grep 3par cross_3par-vaaipinserv_ installed 検出された HPE 3PAR デバイスに対してクレームルールが有効になっていることを表示します # esxcli corestorage claimrule list -c VAAI Rule Class Rule Class Type Plugin Matches VAAI 5001 runtime vendor 3PAR_vaaip_InServ vendor=3pardata model=* VAAI 5001 file vendor 3PAR_vaaip_InServ vendor=3pardata model=* VAAI がそのデバイスでサポートされていることを表示します VAAI プラグインの検証 59

60 # esxcfg-scsidevs -l naa.50002ac003da00eb Device Type: Direct-Access Size: MB Display Name: 3pardata iscsi Disk (naa.50002ac003da00eb) Multipath Plugin: NMP Console Device: /dev/sdx Devfs Path: /vmfs/devices/disks/naa.50002ac003da00eb Vendor: 3pardata Model: VV Revis: 3110 SCSI Level: 5 Is Pseudo: false Status: on Is RDM Capable: true Is Removable: false Is Local: false Other Names: vml ac003da00eb VAAI Status: supported ESX 4.1 ESXi 5.x または ESXi 6.x でストレージプリミティブを利用するには ハードウェアアクセラレーションが HPE 3PAR LUN で有効であることが次の出力で表示される必要があります esxcfg-advcfg コマンドを使用して オプションが 1( 有効 ) に設定されていることをチェックします # esxcfg-advcfg -g /DataMover/HardwareAcceleratedMove # esxcfg-advcfg -g /DataMover/HardwareAcceleratedInit # esxcfg-advcfg -g /VMFS3/HardwareAcceleratedLocking 60 FC 接続でのホストの構成

61 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成 以降のトピックでは HPE 3PAR StoreServ ストレージで ESX ソフトウェア FCoE 構成をセットアップする手順について説明します ここでの説明は エンドツーエンド FCoE および FCoE イニシエーターから FC ターゲット接続の両方をカバーしています この情報は VMware の Web サイトから入手可能な VMware の vsphere ストレージガイドと併せて使用してください このガイドの FC トピックの内容はすべて FCoE 接続にも適用されます 以下のトピックを参照してください 仮想マシンゲスト OS のインストール (39 ページ ) マルチパスフェイルオーバーの考慮事項および I/O 負荷分散 (41 ページ ) 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項 (52 ページ ) ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.x の機能に関する追加の考慮事項 (54 ページ ) 詳しくは FCoE スイッチの構成 ESX(FCoE イニシエーター ) ホストポートと HPE 3PAR StoreServ ストレージ (FCoE ターゲット ) ポートを FCoE 対応スイッチに接続します FCoE スイッチの VLAN およびルーティングのセットアップと構成は このドキュメントの範囲外です VLAN およびルーティングのセットアップの手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください システム BIOS を使用した FCoE の構成 手順 1. セットアップメニューに移動します セットアップメニューに移動するためのキーの組み合わせは構成対象のホストにより異なります 以下に HPE ProLiant の例を示します FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成 61

62 2. System Options ペインで NIC Personality Options を選択します 62 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成

63 3. PCI Slot 2 ペインで Port 1 および Port 2 の両方について FCoE を選択します FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成 63

64 4. PCI Slot 2 Port 1 と Port 2 に FCoE と表示されます 64 FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成

65 5. 変更を保存して BIOS を終了します FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成 65

66 FCoE ホスト接続での HPE 3PAR StoreServ ストレージポートの構成 FCoE イニシエーターを FC ターゲットに接続するセットアップでは HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に特別な構成は必要ありません FCoE フォワーダースイッチ経由のホストアダプターからのイニシエーターは HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートに接続する 1 つの FC デバイスとして扱われます FCoE に構成されているホスト CNA カードを搭載するサーバーが HPE 3PAR StoreServ ストレージポートに接続されている場合は HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FC(9 ページ ) および FC 接続でのホストの構成 (38 ページ ) に記載されているのと同じガイドラインに従う必要があります FCoE イニシエーターから FCoE ターゲットへの接続の設定をする場合 StoreServ ポートが FCoE に構成されている必要があります StoreServ で FCoE ポートを構成する方法についての注意事項は HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FCoE(31 ページ ) を参照してください FCoE CNA およびフォワーダースイッチをサポートする特定の構成については SPOCK の Web サイトで 該当する HPE 3PAR OS リリースバージョンを参照してください 詳しくは FCoE イニシエーターと FC ターゲットの構成 次の図に FCoE から FC への構成を設定している場合の CNA と FCoE フォワーダースイッチの構成の一般的な手順を簡単に示します 66 FCoE ホスト接続での HPE 3PAR StoreServ ストレージポートの構成

67 図 4: FCoE イニシエーターと FC ターゲット 所定のコンバージドネットワークアダプターを搭載するサーバーの構成手順の詳細については CNA 製造元のドキュメントを参照してください FCoE スイッチまたは FCoE フォワーダーは FCoE の通信を FC に変換し これを HPE 3PAR StoreServ ストレージのターゲットポートが接続されているファブリックに中継できるようにする必要があります 手順 1. 他の PCIe カードと同様に CNA カードをサーバーにインストールします 固有の説明については サーバーベンダーのドキュメントを参照してください 2. CNA カードのインストール手順に従い CNA カードドライバーをインストールします ( サーバーにはサポートされた OS がすでに稼働しているとします ) 3. サーバーの CNA カードポートを FCoE フォワーダースイッチにケーブル接続し FCoE フォワーダースイッチポートを構成します 固有の説明については スイッチベンダーのドキュメントを参照してください 4. HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートをトピック HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートの構成 HPE 3PAR OS x または 3.1.x FC(9 ページ ) のガイドラインに従って構成し HPE FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成 67

68 3PAR StoreServ ストレージのポートを FCoE フォワーダーの FC スイッチポートまたは FCoE フォワーダーに接続されている FC ファブリックのいずれかに接続します 5. ホストイニシエーターポートおよび HPE 3PAR StoreServ ストレージターゲットポートに対して FC ゾーンを作成します イニシエーターが HPE 3PAR StoreServ ストレージのターゲットポートにログインしたら ホスト定義およびプロビジョンストレージをホストに作成します CNA を搭載するサーバーを HPE 3PAR StoreServ ストレージに直接接続することはできません FCoE フォワーダースイッチを使用する必要があります FCoE イニシエーターと FCoE ターゲットの構成 次の図は FCoE から FCoE への構成についての一般的な手順をまとめたものです FCoE イニシエーターから FCoE ターゲットへの接続の設定をする場合 HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートが FCoE 用に構成されている必要があります HPE 3PAR StoreServ ストレージで FCoE ポートを構成する方法についての注意事項は HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FCoE(31 ページ ) を参照してください 図 5: FCoE イニシエーターから FCoE ターゲットへ 68 FCoE イニシエーターと FCoE ターゲットの構成

69 FCoE スイッチの VLAN およびルーティングのセットアップと構成は このドキュメントの範囲外です VLAN およびルーティングのセットアップの手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください 手順 1. 他の PCIe カードと同様に CNA カードをサーバーにインストールします 固有の説明については サーバーベンダーのドキュメントを参照してください 2. CNA カードのインストール手順に従い CNA カードドライバーをインストールします ( サーバーにはサポートされた OS がすでに稼働しているとします ) 3. サーバー CNA カードポートを FCoE ファブリックに物理的に接続します 4. HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートを HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成 FCoE(31 ページ ) のガイドラインに従って構成し HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートを FCoE ファブリックに接続します 5. ホストイニシエーターポートおよび HPE 3PAR StoreServ ストレージのターゲットポートに対して VLAN を作成します イニシエーターが HPE 3PAR StoreServ ストレージのターゲットポートにログインしたら ホスト定義およびプロビジョンストレージをホストに作成します FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続している FCoE イニシエーターとしてのホストの構成 69

70 iscsi 接続でのホストの構成 このトピックでは HPE 3PAR StoreServ ストレージでの ESX iscsi 構成をセットアップする手順について説明します このトピックでの手順説明は VMware の Web サイトから入手可能な VMware の vsphere ストレージガイドと併せて使用してください 以下の FC トピックの内容は iscsi 接続にも適用されます 手順 1. 仮想マシンゲスト OS のインストール (39 ページ ) 2. マルチパスフェイルオーバーの考慮事項および I/O 負荷分散 (41 ページ ) 3. 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項 (52 ページ ) 4. ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.x の機能に関する追加の考慮事項 (54 ページ ) 詳しくは Enterprise iscsi HPE 3PAR OS から HPE 3PAR StoreServ および 8000 ストレージシステムは Enterprise iscsi つまりデータセンターブリッジング (DCB) の iscsi( ロスレスイーサネット ) をサポートしています DCB は イーサネット LAN を クラスター化およびストレージのネットワーク使用のために拡張しています DCB を使用すると 異なるイーサネットトラフィックを 異なる優先度でセットアップおよび構成でき それらが異なるパイプであるかのように取り扱うことができます リンクに対して帯域幅を割り当てることで キューのオーバーフローによるパケットの紛失を防止することができます Enterprise iscsi のサポートには HPE 3PAR の iscsi ターゲットポート上での特別な設定は不要です 各 SAN 環境は異なっており その要件も異なるため 1 つのスイッチネットワーク構成がすべての SAN 環境に適用されることはありません DCB をサポートするイーサネットスイッチ上で iscsi を構成するには スイッチのベンダーの構成ガイドを参照してください HPE 5900 ネットワークスイッチシリーズを構成するには Hewlett Packard Enterprise Information Library にある HPE FlexFabric 59xx/57xx Switch Series を参照してください サポートされている DCB イーサネットスイッチについては SPOCK の Web サイトを参照してください 詳しくは スイッチおよびイニシエーターのセットアップ iscsi イニシエーターポートとして ホストのネットワークインターフェイスカード (NIC) またはコンバージドネットワークアダプター (CNA) をセットアップし構成します iscsi イニシエーターはこのアクションを使用して HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ターゲットポートに接続します 手順 1. ESX ホストの iscsi イニシエーターポートと HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ターゲットポートをスイッチに接続します 2. iscsi イニシエーターポートと HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ターゲットポートを構成します 70 iscsi 接続でのホストの構成

71 3. VLAN を使用する場合は ターゲットポートとイニシエーターポートが同じ VLAN にあることを確認します 4. ESX ホスト上で vmkping コマンドを使用して iscsi イニシエーターと HPE 3PAR StoreServ ストレージ iscsi ターゲットの間の接続性を確認します スイッチのセットアップによる VLAN およびルーティングの構成は このドキュメントの範囲外です VLAN およびルーティングのセットアップ手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください スイッチ上でジャンボフレームを構成するときの手順については スイッチのメーカーのガイドを参照してください VMware ESX へのソフトウェア iscsi のインストール VMware がサポートする NIC 向けのソフトウェア iscsi ドライバーは VMware が供給する ESX OS インストールパッケージに含まれています VMware のサポート窓口から ソフトウェア iscsi ドライバーのアップデートおよびパッチを入手してください VMware のソフトウェア iscsi のインストールには 以下の基本的な手順が必要です 手順 1. ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートを構成します 2. ストレージアダプターとして VMware ソフトウェア iscsi アダプターを追加します 3. ソフトウェア iscsi イニシエーターが使用する VMware ファイアウォールポート (3260) を開きます 4. ソフトウェア iscsi アダプターを有効にします 5. iscsi に使用される VMkernel ポート IP アドレスを追加します 2 台のサーバーがある ESX 4.x ソフトウェア iscsi イニシエーター構成の例を 図 6: ESX 4.x iscsi ソフトウェアイニシエーター構成 (72 ページ ) に示します VMware ESX へのソフトウェア iscsi のインストール 71

72 図 6: ESX 4.x iscsi ソフトウェアイニシエーター構成 72 iscsi 接続でのホストの構成

73 チーミングされた複数の NIC が構成されている場合 HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ポートおよび ESX の iscsi NIC はすべて その IP スイッチの同じ VLAN 内に存在する必要があります Hewlett Packard Enterprise では ESX 4.x のフェイルオーバーで最良のパフォーマンスを得るために アクティブ / アクティブの NIC チーミング構成をお勧めします ESXi 5.x および 6.x では VMware は iscsi ポートの NIC チーミングをサポートしていません ESXi 5.x および 6.x では 各 iscsi ポートを 個別の VMkernel ポートおよび IP アドレスとして構成する必要があります ESXi 5.x/6.0 iscsi ソフトウェアイニシエーター構成の例を 次の図に示します 図 7: ESXi 5.x/6.0 iscsi ソフトウェアイニシエーター構成 iscsi 接続でのホストの構成 73

74 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 (ESX 4.0 の例 ) 手順 1. vsphere Client にログインし インベントリパネルからサーバーを選択します このサーバーのハードウェア構成のページが表示されます 2. 構成タブをクリックし ネットワークをクリックします 3. ネットワークの追加リンクをクリックします 以下のネットワークの追加ウィザードが表示されます 4. VMkernel を選択して 次へをクリックします これにより 物理ネットワークに対して iscsi ストレージ用のサービスを実行する VMkernel への接続が可能となります ネットワークアクセスページが表示されます 5. vsphere 標準スイッチの作成を選択し iscsi で使用する NIC を選択します ( この例では HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイに接続するアクティブ / アクティブにチーミングされた NIC を構成するために 2 つの NIC が選択されています ) 6. 次へをクリックします 7. ESX 4.x では vswitch プロパティで 有効なアダプタとして使用するすべての NIC アダプターを上に移動させ アクティブ / アクティブの NIC チーミングを構成します 各 ESX ホストに対して vsphere Client で 構成タブ > ネットワーク > プロパティの順に選択し その後編集ボタンをクリックして NIC チーミングタブをクリックします NIC アダプターを選択し 上へ移動ボタンを使用して NIC チーミングで使用する各 NIC アダプターをスタンバイアダプタまたは未使用アダプタペインから有効なアダプタペインに移動させます 次のダイアログボックスは NIC アダプター vmnic1 および vmnic2 に対してこの動作が完了したことを示しています 74 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 (ESX 4.0 の例 )

75 8. OK をクリックして完了します VMkernel - ネットワークアクセスペインが表示されます iscsi 接続でのホストの構成 75

76 9. 次へをクリックして ネットワークラベルを入力してから 次へをクリックします 10. iscsi ネットワークの IP 設定を指定し 次へをクリックします 11. 表示されている情報を確認し 完了をクリックします 詳細な手順については VMware の Web サイトにある VMware の vsphere のインストールとセットアップガイドを参照してください 詳しくは ESX 4.x の iscsi ストレージでのサービスコンソール接続の構成 手順 1. 構成タブおよびネットワークタブから 先に iscsi ネットワーク用に作成した VMkernel ポートに関連付けられた vswitch のプロパティをクリックします vswitch1 のプロパティダイアログボックスが次のように表示されます 76 ESX 4.x の iscsi ストレージでのサービスコンソール接続の構成

77 2. 追加をクリックします 3. VMkernel のラジオボタンを選択して ホスト管理通信のサポートを追加します iscsi 接続でのホストの構成 77

78 4. 次へをクリックします 5. iscsi ソフトウェアイニシエーターとの通信に使用するサービスコンソールのネットワークラベルと IP アドレスを入力します この IP アドレスは iscsi と同じサブネット内にある必要があります 6. 次へをクリックします 入力した変更 / 追加内容を示すウィンドウが表示されます 7. 完了をクリックします 8. ネットワークの構成に関連するダイアログボックスをすべて閉じます 9. 構成タブの表示をチェックします iscsi ネットワークが追加された新しいネットワーク構成が表示されます COS で以前に定義した HPE 3PAR StoreServ ストレージのポートに Ping します 78 iscsi 接続でのホストの構成

79 ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 iscsi ネットワークを作成するには まず 1 つ以上の VMware ネットワーキング vswitch / VMkernel ポートインターフェイスと 割り当て済みの物理 NIC ポートの組み合わせを作成してください vsphere Client 用の VMkernel ポートの作成 (ESXi 5.1 の例 ) サービスコンソールポートは ESXi の iscsi の vswitch の一部ではありません 手順 1. 構成タグをクリックし ハードウェアオプションからネットワークを選択します 2. ネットワークの追加... を選択し VMkernel を選択してから 次へをクリックします 3. vsphere 標準スイッチの作成の下で 構成されてストレージアレイに接続される vmnic ポートを選択してから 次へをクリックします 4. ネットワークラベル ( ポートグループの意味または説明を示す名前 ) を割り当て 必要であれば VLAN ID(VLAN タグ ) を割り当ててから 次へをクリックします 5. 次へをクリックして VMkernel(vmk) の IP アドレスおよびサブネットマスクを設定します 6. 次へをクリックしてから 完了をクリックし 構成タブのネットワークへ戻ります ソフトウェア iscsi 用の VMkernel ポートの作成 79

80 7. 手順 1 から手順 6 を繰り返して 2 つ目のポートの vmk を作成します 最終的な構成には 別のサブネット上にある ( 推奨 )2 つの vmk(vmk1 と vmk2) と vswitches があります たとえば iscsi-1 vmk2 = と iscsi-2 vmk3 = です VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成 アダプターに対して複数のポートを構成することができますが 追加および有効化できる VMware ソフトウェア iscsi アダプターは 1 つだけです ソフトウェア iscsi の構成には vcenter を使用してください ( 推奨 ) VMware ソフトウェア iscsi アダプターの追加 (ESXi 5.1 の例 ) 以下に vcenter へのアクセスに vsphere Client を使用する ESXi 5.1 ホスト上へのソフトウェア iscsi アダプターの構成の例を示します 手順 1. vsphere Client にログインし インベントリパネルからホストを選択します 2. 構成タグをクリックし ハードウェアオプションからストレージアダプタをクリックします 3. ストレージアダプタの追加ポップアップメニューからソフトウェア iscsi アダプタの追加を選択し OK をクリックします 80 VMware ソフトウェア iscsi イニシエーターの構成

81 4. 構成 > ハードウェア > ストレージアダプタページ上のアダプターのリストに iscsi ソフトウェアアダプタ という vmhba アダプターが追加されたというメッセージおよび注意で OK をクリックします 5. 構成タブを選択して ソフトウェアオプションからセキュリティプロファイルを選択し ファイアウォールのプロパティを選択します 6. iscsi 接続で使用するファイアウォールポートを開き OK をクリックします 7. iscsi ソフトウェアイニシエーターを ESXi ホストで使用できるようにするには 有効化する必要が あります ハードウェアオプションからストレージアダプタオプションをクリックします iscsi 接続でのホストの構成 81

82 8. ESXi ホストで 構成タブを選択します 次にストレージアダプタの iscsi Software Adapter を選択します 9. プロパティタブをクリックします 10. 全般タブを選択します 11. 構成... をクリックします 12. ステータスの有効チェックボックスを選択します 13. OK をクリックします 14. 動的検出タブをクリックします 動的検出は ターゲットの送信という検出方法を有効にします この方法では イニシエーターはターゲットを検出してログインするために要求を送信します 82 iscsi 接続でのホストの構成

83 15. 追加... をクリックします 16. 以前に定義した HPE 3PAR StoreServ ストレージ iscsi ポートのうちの 1 つの IP アドレスを入力します 17. OK をクリックします 18. HPE 3PAR StoreServ ストレージの iscsi ポートがシステム上に存在し 定義済みの場合は 追加します iscsi 接続でのホストの構成 83

84 19. HPE 3PAR StoreServ ストレージのすべての iscsi ポートが動的検出タブに追加されたら ウィンドウを閉じます 20. 構成を完了するには ホストの再起動が必要です ESX/ESXi ホストと HPE 3PAR StoreServ ストレージは 使用できるように構成されている必要があります HPE 3PAR StoreServ で showhost コマンドを使用すると 新しい iscsi 接続が次のように表示されます # showhost Id Name WWN/iSCSI_Name Port -- iqn com.vmware:hpdl a38a59 0:1:2 iqn com.vmware:hpdl a38a59 1:1:2 新しい LUN が ESX の iscsi ホストにエクスポートされた場合 iscsi ソフトウェアアダプター上で再スキャンを実行する必要があります 84 iscsi 接続でのホストの構成

85 再スキャンをクリックして新規ストレージデバイスのスキャンチェックボックスを選択し OK をクリックして ESX の iscsi ホストにエクスポートされた新しい LUN を再スキャンします チャレンジハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) のセットアップと構成 ホストのチャレンジハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) の有効化は オプションセットであり ESX システム管理者の裁量によります ホスト CHAP( イニシエーター ) と双方向 CHAP( 双方向 イニシエーター - ターゲット ) の両方がサポートされています 次の例は ソフトウェア iscsi で有効にできるホスト ( イニシエーター )CHAP の概略手順を示します 独立したハードウェア iscsi で CHAP を有効化することについては独立型ハードウェア iscsi(88 ページ ) を参照してください 手順 1. HPE 3PAR CLI の showhost コマンドを使用し HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に CHAP を有効化する ESX ホストのホスト定義が作成されていることを確認します # showhost Id Name WWN/iSCSI_Name Port 0 ESX1 iqn com.vmware:hpdl a38a59 0:1:2 iqn com.vmware:hpdl a38a59 1:1:2 2. HPE 3PAR StoreServ ストレージ上で HPE 3PAR CLI の sethost コマンドを initchap パラメーターを指定して実行し ESX ホスト用の CHAP シークレットを設定します 次の例では ESX ホストに対して CHAP シークレット (CHAP パスワード ) として host_secret3 が使用されています CHAP シークレットは最低 12 文字の長さが必要です # sethost initchap -f host_secret3 ESX1 チャレンジハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) のセットアップと構成 85

86 ESX 上で双方向 CHAP が構成されている場合 HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に イニシエーター CHAP だけではなくターゲット CHAP も構成する必要があります HPE 3PAR CLI の sethost コマンドを targetchap パラメーターを指定して実行し ターゲット CHAP シークレットを設定してください # sethost targetchap -f secret3_host ESX1 イニシエーター CHAP シークレットとターゲット CHAP シークレットは 同じであってはなりません 3. HPE 3PAR CLI の showhost -chap コマンドを使用し 指定した CHAP シークレットがホスト定義に設定されていることを確認します イニシエーター CHAP の場合 : # showhost -chap Id Name -Initiator_CHAP_Name- -Target_CHAP_Name- 0 ESX1 ESX1 -- 双方向 CHAP の場合 : # showhost -chap Id Name -Initiator_CHAP_Name- -Target_CHAP_Name- 0 ESX1 ESX1 s331 ESX/ESXi ホストの CHAP の構成 手順 1. ESX/ESXi ホストの vsphere Client で 構成タブを選択し ハードウェアペインの下のストレージアダプタをクリックします iscsi ソフトウェアアダプターを選択し プロパティリンクを選択し CHAP をクリックします イニシエータ名の使用をクリックして選択し CHAP の名前に iscsi アダプター名を設定します 86 ESX/ESXi ホストの CHAP の構成

87 2. 相互 CHAP のシークレットを入力します ESX/ESXi ホストと HPE 3PAR StoreServ ストレージの両方で 同じ CHAP シークレットを使用します 3. ESX/ESXi で双方向 CHAP を構成している場合は 受信用の CHAP 認証情報を指定します 相互 CHAP の名前として HPE 3PAR StoreServ ストレージ名を使用します HPE 3PAR CLI の showsys コマンドを使用して 双方向 CHAP の名前 (HPE 3PAR StoreServ ストレージの名前 ) を取得します # showsys (MB) ID -Name- ---Model---- -Serial- Nodes Master TotalCap AllocCap FreeCap FailedCap s331 HP_3PAR OK をクリックしてプロパティウィンドウを閉じます ESX/ESXi ホストの再起動またはストレージアダプターの再スキャンが必要であることを示す警告が表示されます この手順を手動で実行するには ESX/ESXi のバージョンによって ホストを再起動するか esxcli iscsi session コマンドまたは vicfg-iscsi コマンドを使用して iscsi セッションを削除し再度追加します iscsi 接続でのホストの構成 87

88 ハードウェア iscsi のサポート 手順 以下のモードのいずれかでサポートされている CNA を構成します 依存型 iscsi: ホスト NIC 接続から IP アドレスを取得します 独立型 iscsi: CNA カードの BIOS に IP アドレスを入力します 独立型 iscsi は SAN から起動するように構成できます iscsi ターゲットは CNA の BIOS を介してカードに入力されます 詳しくは 独立型ハードウェア iscsi 以下の例では CN1100E CNA を使用します 手順 1. CN1100E のインストール後 ESX ホストを起動します 起動時に 以下の手順を実行します 必要であれば FCoE から iscsi に CNA personality を変更するために Ctrl+P を使用します 2. 静的 IP アドレスを設定するために Ctrl+S を押して ユーティリティに入ります Emulex 10Gb iscsi Initiator BIOS.. Press <Ctrl> <S> for iscsiselect(tm) Utility 3. コントローラーを選択し Enter を押します 4. Controller Configuration 画面で Network Configuration を選択して Enter を押します 5. Network Configuration 画面で Configure Static IP Address を選択して Enter を押します 静的 IP アドレスの設定画面が表示されます 88 ハードウェア iscsi のサポート

89 6. IP アドレス サブネットマスク デフォルトゲートウェイを入力してから Save をクリックし Controller Configuration メニューに戻ります iscsi ターゲットの追加 手順 1. このアクションが SAN ブート構成の場合は Controller Configuration メニューから Controller Properties を選択します プロパティの画面で 起動サポートが有効になっていることを確認します 有効になっていない場合は Boot Support までスクロールして有効にしてから 保存を行って この画面を終了します 2. Controller Configuration メニューで iscsi Target Configuration を選択します 3. Add New iscsi Target を選択し Enter を押します 4. 1 番目の iscsi ターゲットの情報を入力します Boot Target に Yes が設定されていることを確認します 5. Ping をクリックして接続を確認します 6. Ping が成功したら Save/Login をクリックします iscsi ターゲットの追加 89

90 7. 両方のコントローラーを構成したら showiscsisession コマンドを実行して HPE 3PAR StoreServ ストレージ上の iscsi セッションを表示します すべてのコンポーネントが正しく構成されると 次の例のような出力が得られます showiscsisession 0:2: iqn com.emulex:a0-b3- cc-1c-94-e :57:58 PDT 1:2: iqn com.emulex:a0-b3- cc-1c-94-e :57:58 PDT root@jnodec103140:s99814# showhost -d Esx50Sys1 1 Esx50Sys1 VMware iqn com.emulex:a0-b3-cc-1c-94-e1 0:2: Esx509Sys1 VMware iqn com.emulex:a0-b3-cc-1c-94-e1 1:2: 認証方法として CHAP を構成します 以下の Add/Ping iscsi Target 画面から Authentication Method を選択し リストから One-Way CHAP を選択します 以下の CHAP Configuration 画面が表示されたら ターゲットの CHAP 名 ( イニシエーター IQN 名 ) とターゲットのシークレットを入力します 90 iscsi 接続でのホストの構成

91 Add-Ping iscsi Target 画面の Authentication Method 設定で Mutual CHAP を選択します 次の図のように CHAP Configuration 画面が表示されます Target CHAP Name( イニシエーター IQN 名 ) Target Secret Initiator CHAP Name( ストレージの DNS 名 ) および Initiator Secret を入力してから OK をクリックします 後で CHAP 認証を削除したい場合は Add-Ping iscsi Target 画面の Authentication Method の設定で None を選択します 9. CHAP 認証を設定した場合は ホストシステムを再起動する前に HPE 3PAR StoreServ ストレージのホストの CHAP パラメーターと一致するパラメーターを設定したことを確認してください 単方向 CHAP を選択した場合 適合する CHAP シークレットを次のように入力します root@jnodec103140:s99814# sethost initchap -f aaaaaabbbbbb EsxHost1showhost -chap 双方向 CHAP を選択した場合 双方向 CHAP シークレットを次のように入力します iscsi 接続でのホストの構成 91

92 sethost initchap -f aaaaaabbbbbb EsxHost1 sethost targetchap -f bbbbbbcccccc EsxHost1 showhost -chap Id Name -Initiator_CHAP_Name- -Target_CHAP_Name- 1 EsxHost1 EsxHost1 S814 root@jnodec103140:s99814# 10. CHAP シークレットを入力した後 BIOS を終了し ホストを再起動します 仮想マシンゲスト OS のインストール VMware ESX のドキュメントには 推奨される VM ゲスト OS と VM としてのインストールおよびセットアップについてリストされています VM の構成のセットアップについては VMware の Web サイトにある VMware ESX のドキュメントを参照してください 注意 : VMware では VMware KB として RHEL 5(GA) RHEL 4 U4 RHEL 4 U3 SLES 10 (GA) および SLES 9 SP3 ゲストオペレーティングシステムにおいて問題があることを認識しています これらのゲストオペレーティングシステムでは I/O リトライのビジー状態 または ESX ホストの SAN または iscsi ストレージでパスフェイルオーバーが発生した場合に ファイルシステムが読み取り専用になる可能性があります VMware Knowledge Base の Web サイトで KB を参照してください Hewlett Packard Enterprise では HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムに接続された VMware ESX ホストの VM のゲストオペレーティングシステムとして RHEL 5(GA) RHEL 4 U4 RHEL 4 U3 SLES 10(GA) および SLES 9 SP3 の使用はお勧めしません また サポートもしていません 92 仮想マシンゲスト OS のインストール

93 VMware および Hewlett Packard Enterprise では Windows 2003 サーバーには LSI logic のアダプターエミュレーションをお勧めします LSI Logic のアダプターは VM を作成する際の Windows 2003 のデフォルトオプションでもあります Hewlett Packard Enterprise でのテストでは BUS Logic のアダプターを Windows 2003 VM で使用する場合 ESX マルチパスでのフェイルオーバー / フェイルバック中に Windows 2003 VM に高い確率で障害が発生することを確認しています Hewlett Packard Enterprise でのテストの結果により ESX レイヤーでのパスフェイルオーバーを完了させるためには VM ゲスト OS の SCSI タイムアウト値を 60 秒にする必要があることが示されています VMware でサポートされるほとんどのゲストオペレーティングシステムでは SCSI タイムアウトのデフォルト値は 60 秒ですが 各ゲスト OS のインストールごとにチェックして確認する必要があります Red Hat 4.x ゲストオペレーティングシステムの SCSI タイムアウト値は デフォルト値の 30 秒から 60 秒に変更してください 次のコマンドを使用すると Red Hat 4.x VM に割り当てられたすべての SCSI デバイスの SCSI タイムアウトを 60 秒に設定できます find /sys -name timeout grep "host.*target.*timeout" xargs -n 1 echo "echo 60 >" sh VM の再起動時でもタイムアウトの変更を維持するために Red Hat 4.x ゲスト OS の /etc/ rc.local にこの行を追加します /etc/rc.local ファイルの変更例を以下に示します # cat /etc/rc.local #!/bin/sh # # This script will be executed *after* all the other init scripts. # You can put your own initialization stuff in here if you don't # want to do the full Sys V style init stuff. find /sys -name timeout grep "host.*target.*timeout" xargs -n 1 echo "echo 60 >" sh touch /var/lock/subsys/local iscsi フェイルオーバーの考慮事項およびマルチパス負荷分散 VMware のマルチパスおよび I/O 負荷分散の構成については マルチパスフェイルオーバーの考慮事項および I/O 負荷分散 (41 ページ ) を参照してください 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項 ファンイン構成で HPE 3PAR StoreServ ストレージポートに接続されている複数ホストについては 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項 (52 ページ ) のトピックの情報を参照してください RDM 共有 LUN を使用して Windows Server 2008 VM Cluster を実行している場合は これらの特定 RDM LUN をラウンドロビンポリシーから固定パスポリシーに個別に変更してください iscsi フェイルオーバーの考慮事項およびマルチパス負荷分散 93

94 ESX/ESXi の機能に関する追加の考慮事項 VAAI 機能の有効化を含む その他の VMware 機能についての考慮事項は ESX/ESXi 4.1 ESXi 5.x および ESXi 6.x の機能に関する追加の考慮事項 (54 ページ ) のトピックを参照してください 94 ESX/ESXi の機能に関する追加の考慮事項

95 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て このトピックでは VV を作成およびエクスポートして VMware ESX ホストで使用できるようにするための基本的な手順を説明します HPE 3PAR StoreServ ストレージでのストレージの作成および管理の詳細については 該当する HPE 3PAR のドキュメントを参照してください HPE 3PAR StoreServ ストレージ上のストレージの作成 以降のトピックでは VV を作成するために必要な基本的な手順とコマンドについて説明します 作成した VV は ホストで検出可能になるようにエクスポートできます 詳細は HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドを参照してください 3PAR OS コマンドの詳細については Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Command Line Interface Reference を参照してください さらに TPVV の使用についての詳細および VLUN の作成についての方策は Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトにある HPE 3PAR ユーティリティストレージと VMware vsphere の統合を参照してください 詳しくは 仮想ボリュームの作成 仮想ボリュームは ホストが認識可能な唯一のデータ層です ESX ホストへの領域割り当て計画の作成後 HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に仮想ボリューム (VV) を作成する必要があります 1 つまたは複数の共通プロビジョニンググループ (CPG) からプロビジョニングされるボリュームを作成します ボリュームは フルプロビジョニングボリューム シンプロビジョニングボリューム シン重複排除ボリューム またはシン圧縮ボリュームにできます オプションで プロビジョニングされたボリューム用のスナップショット領域として 1 つの CPG を指定することができます HPE 3PAR StoreServ ストレージで使用されている HPE 3PAR OS バージョンでのボリュームの作成の詳細については 以下のドキュメントを参照してください HPE 3PAR StoreServ Management Console ユーザーガイド HPE 3PAR Management Console ユーザーガイド HPE 3PAR Command Line Interface Reference これらのドキュメントは Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトで入手できます VV の作成に使用できるコマンドおよびオプションは より古いバージョンの HPE 3PAR OS では異なる場合があります HPE 3PAR Management Console(MC) による仮想ボリュームの作成 1. メニューバーから次のように選択します アクション > プロビジョニング > 仮想ボリューム > 仮想ボリュームの作成 2. 仮想ボリュームの作成ウィザードを使用して ベースボリュームを作成します 3. リストから次のいずれかのオプションを選択します ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て 95

96 フルプロビジョニング シンプロビジョニング シン重複排除 (HPE 3PAR OS MU1 以降でサポートされます ) HPE 3PAR StoreServ Management Console(SSMC) による仮想ボリュームの作成 1. メインメニューで以下のように選択します Block Persona > 仮想ボリューム 2. + 仮想ボリュームの作成をクリックするか またはアクションメニューから作成を選択します 3. プロビジョニングを選択します フルプロビジョニング シンプロビジョニング 4. 適用する場合は これらのオプションから選択します 重複排除 (HPE 3PAR OS MU1 以降でサポートされます ) 圧縮 (3PAR OS 以降でサポートされます ) HPE 3PAR CLI による仮想ボリュームの作成 フルプロビジョニングされた VV または TPVV を作成します cli % createvv [options] <usr_cpg> <VV_name> [.<index>] <size>[g G t T] 以下に例を示します cli % createvv -cnt 5 testcpg TESTLUNS 5g 詳しくは シンプロビジョニングされた仮想ボリュームの作成 シンプロビジョニングされた仮想ボリューム (TPVV) を作成するには 次のドキュメントを参照してください HPE 3PAR StoreServ ストレージコンセプトガイド HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド HPE 3PAR Command Line Interface Reference これらのドキュメントは Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトで入手できます TPVV を作成するには HPE 3PAR Thin Provisioning ライセンスが必要です 96 シンプロビジョニングされた仮想ボリュームの作成

97 シン重複排除された仮想ボリュームの作成 HPE 3PAR では HPE 3PAR OS から HPE 3PAR All-Inclusive Software License を導入しました HPE 3PAR StoreServ ストレージコンセプトガイドを参照してください HPE 3PAR OS MU1 以降では HPE 3PAR シン重複排除機能がサポートされています TDVV( シン重複排除された仮想ボリューム ) を作成するには HPE 3PAR Thin Provisioning ライセンスが必要です HPE 3PAR シン重複排除を使用すると ソリッドステートドライブ (SSD) の CPG から TDVV を作成することができます TDVV の特長は TPVV と同じですが ボリュームに書き込まれる前に重複データを削除するという追加機能があります TDVV は 他の TPVV と同じように管理できます TDVV は SSD から作成された CPG と関連付けされる必要があります HPE 3PAR シン重複排除および圧縮の詳細は 以下のドキュメントを参照してください HPE 3PAR StoreServ ストレージコンセプトガイド HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド HPE 3PAR Command Line Interface Reference HPE 3PAR Thin Technologies ベストプラクティスが記載されたテクニカルホワイトペーパー これらのドキュメントは Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトで入手できます 詳しくは シン圧縮された仮想ボリュームの作成 HPE 3PAR OS 以降では HPE 3PAR 圧縮仮想ボリュームがサポートされています 圧縮されたボリュームを作成するには HPE 3PAR All-Inclusive Software License が必要です HPE 3PAR Thin Compression により ソリッドステートドライブ (SSD) の共通プロビジョニンググループ (CPG) から 圧縮された仮想ボリュームを作成することができます 圧縮機能は シンプロビジョニングされた仮想ボリューム (TPVV) およびシン重複排除された仮想ボリューム (TDVV) で利用できます 仮想ボリュームには 作成時に圧縮のマークを付けることができます または 圧縮機能を実行時に指定して 既存の仮想ボリュームをアップデートすることができます LUN のホストへのエクスポート このトピックでは ESX ホスト用の VLUN として HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に作成された VV のエクスポート方法について説明します VLUN を ESX ホストにエクスポートする場合 以下のことに注意してください ホストの稼働中にエクスポートされた新しい VLUN は バスの再スキャンが起動されるまでは登録できないことがあります このアクションは vsphere Client 管理インターフェイスから実行できます 一部のバージョンの ESX では 新たにエクスポートされた LUN が自動的にスキャンされます ディスクは VM の起動により VM に追加できます ディスクを削除するのに VM を終了させる必要はありません サポートされている機能については VMware のドキュメントを参照してください 単一の ESX の HBA ポート上の最大 LUN 数は 256 であり ESX ホスト上の総 LUN 数の最大も 256 です ローカルハードドライブや CD ドライブなどの内部デバイスは ESX ホストの LUN の数としてカウントされます VLUN は 0~255 の範囲の (ESX の制限 ) 任意の LUN 番号で作成できます シン重複排除された仮想ボリュームの作成 97

98 iscsi LUN および FC LUN は ESX ホスト上ではその他の LUN として扱われます iscsi LUN の使用には 特別な要件または手順は必要ありません 同じストレージの LUN を 異なるプロトコルのインターフェイスにエクスポートすること ( たとえば あるホストの FC インターフェイスおよび別のホストの iscsi インターフェイスの両方にエクスポートするなど ) は Hewlett Packard Enterprise では推奨しませんし サポートもしません これは プロトコルごとにタイミングおよびエラー回復手順が異なるためです ESX 4.x の場合 ESX ホストが利用できる最大 LUN サイズの制限は 2047GB です VMware ESX/ ESXi 5.x または VMware ESX/ESXi 6.x の場合 最大 LUN サイズは 16TB または 16384GB です LUN のまばらな番号付け ( つまり LUN 番号はスキップが可能 ) が VMware ESX ホストでサポートされています LUN 0 は必要ありません フェイルオーバーをサポートするには 複数の VV を ホストへの複数のパスへ同時にエクスポートする必要があります このタスクを容易にするには ホスト上に複数の HBA ポート WWN がある HPE 3PAR StoreServ ストレージにホスト定義を作成し VLUN をそのホスト定義にエクスポートします 単一 LUN ごとに単一 VM を作成するよりも 複数仮想マシン (VM) をより少数の大きな LUN へプロビジョニングした方が 全体的により良い結果が得られます この推奨事項についての追加の考察および説明が Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトで入手可能な 3PAR ユーティリティストレージと VMware vsphere の統合に記載されています シンプロビジョニングされた仮想ボリューム (TPVV) の場合 ESX VMFS-3 および ESX VMFS-5 は初期化時にボリューム全体へのデータ書き込みは行わず VMFS への構成変更なしに TPVV によるボリュームの使用が可能です この項目 推奨事項 および制限事項についての追加の考察が 3PAR ユーティリティストレージと VMware vsphere の統合に記載されています 詳しくは エクスポートのための VLUN の作成 VLUN テンプレートを作成すると 仮想ボリュームを VLUN として 1 つ以上の ESX ホストにエクスポートできます 次の 4 つのタイプの VLUN テンプレートがあります ポート指定 ノード : スロット : ポートが指定された場合のみ作成されます VLUN は指定されたポートのすべてのイニシエーターから見えます ホストセット ホストセットが指定された場合に作成されます VLUN は そのセットのメンバーであるすべてのホストのイニシエーターから見えます ホスト指定 ホスト名が指定された場合に作成されます VLUN は そのホストの WWN を持つイニシエーターから見えます マッチセット ホスト名とノード : スロット : ポートの両方が指定された場合に作成されます 指定されたポートでのみ そのホストの WWN を持つイニシエーターから VLUN が見えます HPE 3PAR StoreServ ストレージで使用されている HPE 3PAR OS バージョンでのボリュームのエクスポートおよび利用可能なオプションの詳細については Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR Management Console ユーザーガイドおよび HPE 3PAR Command Line Interface Reference を参照してください 仮想ボリュームの作成に使用できるコマンドおよびオプションは より古いバージョンの HPE 3PAR OS では異なる場合があります 詳しくは LUN のエクスポート HPE 3PAR MC HPE 3PAR Management Console(MC) を使用する場合 : 98 エクスポートのための VLUN の作成

99 手順 1. メニューバーから アクション > プロビジョニング > VLUN > ボリュームのエクスポートの順に選択します 2. 仮想ボリュームのエクスポートダイアログボックスを使用して VLUN テンプレートを作成します LUN のエクスポート HPE 3PAR CLI HPE 3PAR CLI を使用する場合 : 手順 1. ポート指定 VLUN テンプレートを作成します # createvlun [options] <VV_name VV_set> <LUN> <node:slot:port> 2. ホスト指定またはホストセット VLUN テンプレートを作成します # createvlun [options] <VV_name VV_set> <LUN> <host_name/set> 3. マッチセット VLUN テンプレートを作成します # createvlun [options] <VV_name VV_set> <LUN> <node:slot:port>/ <host_name> 4. ホストセット VLUN テンプレートを作成します # createvlun [options] <VV_name VV_set> <LUN> <host_set> 以下に例を示します # createvlun -cnt 5 TESTLUNs.0 0 hostname/hostdefinition または # createvlun -cnt 5 TESTVLUN.0 0 set:hostsetdefinition VMware ESX ホストでの LUN の検出 このトピックでは ESX ホストが利用できる LUN の検出に関するヒントを説明します ホストの構築後に ESX ホスト使用の構成および管理のためによく使用される手段は vsphere Client 管理インターフェイスおよび vcenter Server です ホストの動作中にエクスポートされた新しい VLUN は バスの再スキャンが開始されるまで登録されません このアクションは ESX 4.x ESXi 5.x または ESXi 6.x のホストによって実行されます このアクションは vsphere Client 管理インターフェイスから vsphere Client または vcenter Server が管理します 推奨されたフェイルオーバーサポートが使用される場合 ESX のメニュー ( 構成タブ > ストレージアダプタ ) を使用して すべての LUN および対応するパスを確認してください LUN のエクスポート HPE 3PAR CLI 99

100 ディスクは VM の起動により VM に追加できます ただし ディスクを削除するには VM を終了させる必要があります このアクションは ESX の制限です 単一の ESX の HBA ポート上の最大 LUN 数は 256 であり ESX ホスト上の総 LUN 数の最大も 256 です ローカルハードドライブや CD ドライブなどの内部デバイスは ESX ホストの LUN の数としてカウントされます ボリュームの削除 手順 1. HPE 3PAR StoreServ ストレージからエクスポートした VLUN を削除した後 ESX ホストバスアダプターの再スキャンを実行します ESX は再スキャンでディスクインベントリを更新します このアクションは FC FCoE および iscsi に適用されます 図 8: ESX ホストの再スキャン 2. HPE 3PAR CLI の removevlun および removevv コマンドまたは HPE 3PAR Management Console を使用して VM インベントリからディスク /LUN を削除し ESX ホストから切り離して その後 HPE 3PAR StoreServ ストレージから削除します LUN が切り離されていないにもかかわらず HPE 3PAR StoreServ ストレージから削除された場合 それはエラー状態のデバイスとして表示され ESX ホストの再起動後にクリアされます 100 ボリュームの削除

101 図 9: LUN の切り離し ホストおよびストレージの使用 イベントログおよびホストログのメッセージ HPE 3PAR システムデバッグメッセージをすべて表示するには HPE 3PAR CLI の showeventlog - debug コマンドを使用します ESX ホストの場合 エラーは /var/log/vmkernel ファイル内にレポートされます HPE 3PAR CLI コマンド showalert を使用して HPE 3PAR StoreServ ストレージから報告されたアラートおよび警告を表示します ストレージサーバーが報告するメッセージの例 TPVV ボリュームに対して領域割り当て警告を設定した場合 システムイベントログには 制限に達した場合に Thin provisioning soft threshold reached メッセージが表示されます 以下に例を示します 1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN B32A4BA98) LUN:22 LUN WWN: 50002ac c VV:0 CDB:280000AB (Read10) Skey:0x06 (Unit attention) asc/q:0x38/07 (Thin provisioning soft threshold reached) VVstat:0x00 (TE_PASS -- Success) after 0.000s (Abort source unknown) toterr:74882, lunerr:2 HPE 3PAR OS 以降を使用しているときに HPE 3PAR StoreServ ストレージのボリュームにハード制限を設定した場合 HPE 3PAR StoreServ ストレージは 制限に達すると書き込み保護エラー (ASC/Q: 0x27/0x7) をポストします このエラーはハードエラーとみなされ ESX 4.X および ESXi 5.x では VM が一時停止されます エラー状態をクリアするには ストレージに領域を追加する必要があります PDT 1 Debug Host error undefined Port 1:5:2 -- SCSI status 0x02 (Check condition) Host:sqa-dl380g5-14-esx5 (WWN B32A4BA98) LUN:22 LUN WWN: 50002ac c VV:612 CDB:2A00005D6CC (Write10) Skey:0x07 (Data protect) asc/q:0x27/07 (Space allocation failed write protect) VVstat:0x41 (VV_ADM_NO_R5 -- No space left on snap data volume) after 0.302s (Abort source unknown) toterr:74886, lunerr:3 ホストおよびストレージの使用 イベントログおよびホストログのメッセージ 101

102 ESX 4.x ESXi 5.x または ESXi 6.x の場合 vsphere Client または vcenter Server によって管理されている ESX ホストは REPORT LUN コマンドを発行することで 5 分ごとに LUN をスキャンし 新しい LUN を検出します ESXi 5.x などの ESX ホストは 5 分ごとに REPORT LUN コマンドを送信して新しい LUN を検出します ESXi 5.x では 次の vmkernel ログメッセージは無害であり 無視できます 34:41.371Z cpu0:7701)warning: ScsiDeviceIO: 6227: The device naa.50002ac b does not permit the system to change the sitpua bit to 1. 各 ESX ホストは ボリュームサイズ 仮想ディスクのサイズなど 独自の制限があります ストレージアレイから最大ボリュームサイズ 16TB を使用できるか 常に認知されているとは限りません 102 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て

103 HPE 3PAR StoreServ ストレージからの VMware ESX ホストの起動 このトピックでは SAN から VMware ESX オペレーティングシステムを起動するのに必要な一般的な手順の概略を説明します SAN ブート環境では 各 ESX ホストのオペレーティングシステムは 内部ディスクではなく HPE 3PAR StoreServ ストレージにインストールされます この場合 起動イメージ用に使用するために 各 ESX ホストに対して個別に VV を作成する必要があります このプロセスでの一般的なタスクは以下のとおりです 手順 1. 必要なゾーニングを実行する 2. 仮想ボリュームを作成し そのボリュームを VLUN として ESX ホストにエクスポートする 3. システムを起動し HBA BIOS に移動する 4. HBA ポートの起動を有効化する 5. LUN を検出し これを HBA BIOS 経由で起動可能に指定する 詳細については VMware のファイバチャネル SAN 構成ガイドを参照してください SAN からホストを起動するように CN1100E CNA を設定する方法については ハードウェア iscsi サポートを参照してください VMware ESX ホストには VMware Base OS を SAN または HPE 3PAR StoreServ ストレージの仮想ストレージデバイスにインストールし そこから起動可能とするオプションがあります このオプションは VMware Server のインストールの初期フェーズ中に選択してください SAN ブート に関する追加情報については VMware のドキュメントを参照してください SAN ブート展開のためのホスト HBA の準備 Hewlett Packard Enterprise では SAN ブートを導入するためのホスト HBA の準備に関し 以下の一般的な事項をお勧めします HBA 上の NVRAM 設定は HBA がインストールされたサーバーから変更可能です これらの設定は HBA がサーバーから取り外された後でも HBA 内で維持されます 手順 構成の設定を正しくするための すべての NVRAM 設定のデフォルト値の復元 1. HBA をインストールした後 すべての HBA NVRAM 設定をデフォルト値にリセットします 各ホストアダプターポートはホストバスアダプターとしてレポートされ HBA 設定はデフォルトに設定される必要があります 2. ホストアダプターが示すキーの組み合わせを押して サーバーの起動中にホストアダプターセットアッププログラムに入ります すべての HBA 設定をデフォルト値に変更して保存します HPE 3PAR StoreServ ストレージからの VMware ESX ホストの起動 103

104 McDATA ファブリックを使用している場合は HBA トポロジを ポイントツーポイント に設定します このリストにはない他のベンダーの HBA では セットアップエントリーキーの組み合わせが異なることもあります 3. ホストコンピューターを再起動します 104 HPE 3PAR StoreServ ストレージからの VMware ESX ホストの起動

105 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol VMware vsphere 仮想ボリューム (VVol) は VMware vsphere 6.0 で利用可能な 仮想マシンに関連付けられているオブジェクト用の論理コンテナーです 1 つの VM は いくつかの VVol から構成されている可能性があります VM の各仮想ディスク (VMDK) は HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上の VVol として格納されます VVol は VM の構成情報 スワップディスクスペース および仮想ディスクおよび仮想メモリのスナップショットを格納するためにも使用されます 必要に応じて VM に必要な VVol は HPE 3PAR StoreServ ストレージに作成されます VM が VMware vcenter で起動されたときに たとえばスワップディスク VVol が 自動的にアレイ上に作成されます VVol を導入する以前は VM ストレージの有効な単位は HPE 3PAR StoreServ ストレージ上の 1 つの LUN 全体でした ストレージ管理者は 標準 HPE 3PAR 仮想ボリュームを作成し VLUN としてそのボリュームをエクスポートすることにより vsphere 管理者による vcenter Server の管理インターフェイスでアクセス可能になります vsphere の管理者は 仮想マシンファイルシステム (VMFS) でフォーマットされた VLUN から単一のデータストアを作成します その VMFS データストア上に作成されたすべての VM は HPE 3PAR StoreServ ストレージの同じ LUN 上に保存されます HPE 3PAR LUN 上の従来の VMFS データストアでは アレイ上のストレージ管理者は LUN 全体より小さい単位でのストレージをプロビジョニングしたり LUN に保存されている複数の VM 用のさまざまな個別の要件を満たす (RAID レベル FC NL または SSD などのディスクの種類 ) のストレージの特性を構成することはできませんでした VVol の使用により ストレージ管理者は HPE 3PAR StoreServ ストレージにストレージコンテナーを作成し それらのコンテナーは VMFS でのフォーマットを必要としない VVol データストアとして vsphere 管理者が利用可能です vsphere 管理者は これらのデータストアに VM を作成 ( または削除 ) し 各 VM での必要性に応じてスペースをプロビジョニング ( または再利用 ) することができます 特定の VM に関連付けられたさまざまな VVol は その後アレイ上で認識されるようになり スナップショットまたは統計の使用状況レポートなどの操作に使用できます ストレージ管理者は 特定の VM 用のストレージポリシーベース管理 (SPBM) として vsphere 管理者が検出し使用するストレージ機能プロファイル (CPG として実装されます ) も作成できます HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上のストレージ管理者は LUN の上位レベルの操作が制限されていないだけでなく VM および関連付けられた VVol を個別に管理することもできます VM に必要な以下の VVol が 必要に応じて HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイ上に作成されます 構成 VVol(Config VVol) 仮想ディスク VVol(VMDK VVol Data VVol) スワップ VVol(Swap VVol) ライブメモリスナップショット VVol(Mem VVol)( 必要な場合 ) 以下の用語は 最もよく使用される VMware VV の用語です 仮想ボリューム (VVol) VVol は VM ファイル 仮想ディスク およびその派生ファイルをカプセル化するコンテナーです 1 つの VM は 複数の VVol(1 つが構成データ用 1 つが VM が持つ各仮想ディスク用 1 つが VM のスワップ用 さらに VM スナップショットのメモリおよびデータ用 ) から成っています VVol は VM の動作時 ( 作成 電源オン クローン および VM のスナップショット取得時など ) に 自動的に生成されます HPE 3PAR StoreServ ストレージの LUN も 仮想ボリューム と呼ばれますが VVol とは関係ありません HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 105

106 HPE 3PAR VASA Provider HPE 3PAR VASA Provider は vcenter Server ESXi ホスト および HPE 3PAR StoreServ ストレージ間の VVol トラフィックのアウトオブバンド通信 ( コントロールパス ) の仲立ちを行うソフトウェアコンポーネントです HPE 3PAR VASA Provider は ストレージのトポロジ 機能 およびステータスについての情報を vcenter Server および ESXi ホストに渡します HPE 3PAR VASA Provider は ストレージアレイ内に存在することも 外部の物理サーバーまたは仮想マシン上に存在することもできます プロトコルエンドポイント ESXi ホストは HPE 3PAR StoreServ ストレージ上の VVol に直接アクセスすることはできません VVol に通信するためには プロトコルエンドポイント (PE) という論理 I/O プロキシを使用する必要があります PE は ESXi ホストから VM および対応する VVol 間のデータパスとして機能します HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムは複数のストレージ I/O パスおよびストレージプロトコル (FC iscsi NFS) をサポートし 同じストレージコンテナーを指す PE を複数持つことができます ストレージコンテナー ストレージアレイ上に構成されている LUN を使用する代わりに VVol は VVol の論理グルーピングとなる raw ストレージ容量のプールである ストレージコンテナーを使用します すべての VVol は ストレージコンテナー内に作成されます ストレージコンテナーは インバンドデータパスを介して見ることはできません HPE 3PAR VASA Provider は ストレージコンテナーを管理し その存在をアウトオブバンドコントロールパスを介して vcenter Server および ESXi ホストに報告します ストレージプロファイル ( ポリシー ) ストレージプロファイルは 物理ストレージアレイが提供する異なる機能をベースに VM のサービス品質 (QoS) の要件を定義するルールのセットです これらのルールを使用して ストレージリソースの配置の決定 アドミッションコントロール QoS のコンプライアンスの監視 ストレージリソースの動的割り当て管理を実行できます ストレージ機能 HPE 3PAR VASA Provider は ストレージアレイから vsphere に対して 機能についての情報を物理ストレージリソースの特定の属性の形式として提供します この情報には RAID レベル シンプロビジョニング ドライブのタイプ ゼロ検出 スナップショットなどの HPE 3PAR StoreServ ストレージの機能を含むことができます これらの機能は特定のシステムに固有である可能性があり ストレージポリシーで使用してサービスのレベルを定義することにより VM のパフォーマンス 容量 および可用性の要件を設定することができます VVol の管理 vsphere が放棄した VVol のクリーンアップ 放棄された VM の再登録 および個々の VM に関連する VVol およびサブ LUN の削除についての詳細は Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドを参照してください VMware VVol サポート用のライセンスの確認 始める前に VMware VVol のサポートに必要なライセンス : Virtual Copy license 必須 VVol で推奨されるライセンス : Thin Provisioning license 任意 VMware VVol の複製のサポートに必要なライセンス : Remote Copy VVol のエクスペリエンスを向上するために推奨されるライセンス : 106 VMware VVol サポート用のライセンスの確認

107 Adaptive Flash Cache 任意 Thin Persistence 任意 Thin Deduplication 任意 Virtual Domain 任意 VVol を HPE 3PAR StoreServ ストレージと使用する際の相互運用のサポート情報については SPOCK の Web サイトを参照してください 手順 showlicense コマンドを使用して インストールされているライセンスを確認します cli% showlicense License key was generated on Wed Oct 2 10:56: License features currently enabled: Domains InForm Suite Thin Persistence Thin Provisioning (102400G) Virtual Copy Virtual Copy (102400G) 詳しくは HPE 3PAR OS での VVol の追加機能 (112 ページ ) HPE 3PAR VASA Provider HPE 3PAR VASA Provider は HPE 3PAR OS のコンポーネントとして含まれており そのサービスを HPE 3PAR OS 以降で使用するために追加のソフトウェアをインストールする必要はありません HPE 3PAR VASA Provider 107

108 HPE 3PAR OS のアップグレードなどの アレイのマスターノードの再起動 / リセットを含む HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイ操作は vsphere が起動した VM 操作を中断することがあります このため Hewlett Packard Enterprise では アレイのマスターノードの再起動 / リセット中または HPE 3PAR OS のアップグレード中に VVol を使用する VM 上での VM の操作は 実行しないことをお勧めします アレイのマスターノードの再起動 / リセットまたはアップグレード中に失敗する可能性のある VM 操作を 以下に示します VVol データストア内の VM の作成 VVol データストア内の VM または VVol ディスクを持つ VM の電源投入またはシャットダウン VVol の VM への追加または VM からの削除 VVol ディスクを持つ VM 上での VM のスナップショットの取得または VM のスナップショットのプロモート VVol データストアからのまたは VVol データストアへの VM の移行 VVol データストアへのまたは VVol データストアからの VM のクローン作成 VVol データストアのブラウズ VVol データストアへの VM の登録 アップグレード中は VVol データストア下の VM で 一部の操作が制限されます 具体的には次の操作です VM の作成または削除 ( クローンまたはストレージモーションを含む ) VM スナップショットの作成または削除 VM の電源オンまたはオフ 現在動作中の VVol ベースの VM は 正常に動作し続けます ただしこの間 VM のスナップショット操作は失敗します さらに アレイのアップグレード中 VASA Provider は vsphere Storage Provider のステータス表示内にオフラインと報告されることがあります また VVol データストアは アクセス不可として報告されるか またはストレージコンテナーに割り当てられているスペースがゼロバイトであると報告されることがあります アップグレードの完了後 VASA Provider との接続が復旧し 通常の VM 操作が正常に続行されます システムクロックの同期の確認 始める前に vsphere システムと HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上の HPE 3PAR VASA Provider サービスの間の安全な通信は SSL 証明書に依存します 証明書が vsphere 環境で管理されている場合 HPE 3PAR VASA Provider は 証明書を動的に生成します これらの証明書は 一部は システムクロックから得られるタイムスタンプに基づいて生成されます このため 関連するシステム (ESXi ホスト vcenter Server および HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム ) のシステムクロックはすべて vsphere で HPE 3PAR VASA Provider を登録する前に同期させます vsphere システムではなく HPE 3PAR VASA Provider サービスが SSL 証明書を管理するように構成されている場合 ( この場合 HPE 3PAR VASA Provider は証明書の動的生成は行いません ) でも Hewlett Packard Enterprise では すべてのシステムのクロックを同期することをお勧めします システムクロックが同期されていない場合は データストアとして VVol ストレージコンテナーをマウントする際 または VVol データストア上の仮想マシンを作成する際に vsphere での HPE 3PAR VASA Provider 登録に障害が発生する可能性があります vcenter Server の時間を調整するには vcenter Server をインストールする OS に関連するドキュメントを参照してください vcenter Server をインストールする前に システムの時刻を正確に設定する必要があります 108 システムクロックの同期の確認

109 VMware では vsphere(esxi) ホストの時刻同期を確実にするネットワークタイムプロトコル (NTP) サーバーの使用を推奨しています vsphere ホストでの NTP サーバーの構成については VMware の Knowledge Base の Web サイトにある VMware Knowledge Base の記事 を参照してください HPE 3PAR StoreServ ストレージの日付および時刻の調整 手順 1. setdate コマンドを使用して HPE 3PAR StoreServ ストレージの日付と時間を調整します アレイ上の日時を調整する必要がある場合 HPE 3PAR VASA Provider の新規の SSL 証明書を生成する必要があります HPE 3PAR VASA Provider がクライアント管理の証明書を使用している場合 (showvasa - cert を使用してください ) setvasa -reset コマンドを使用します setvasa -reset コマンドを使用できるのは HPE 3PAR VASA Provider が vsphere 環境に登録されていない場合だけです HPE 3PAR VASA Provider がサーバー管理の証明書を使用している場合 showcert - service vasa -text コマンドを使用して 証明書の有効性を表示します 日付の範囲がすでに有効ではない場合 createcert コマンドを使用して HPE 3PAR VASA Provider 証明書を作成します すでにセットアップされた後に ESXi ホストおよび vcenter Server のクロックを調整する必要がある場合は それらに割り当てられた VMware Certificate Authority(VMCA) 証明書が正しくないことがあります vcenter および ESXi の証明書を再生成しなければならないことがあります 詳しくは HPE 3PAR VASA Provider プロトコルエンドポイントの確立および検証 ESXi は VVol への I/O を実行するときに プロトコルエンドポイント (PE) を使用します HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムでは PE は論理オブジェクトです つまり PE に相当するデバイスは作成されないことを意味します ESXi ホストが I/O を実行する場合 まず VVol をバインドし 各 VVol に対して新しい LUN ができます その結果 各 ESXi には アレイ上の各 VVol への固有の ESXi ホストパスがあります VMware VVol のスキーマでは PE LUN は VVol オブジェクトにアクセスするためのインバンドパスウェイを提供します SCSI プロトコルの実装から見ると PE は従来のボリュームと同じ特徴を持っています ただし PE は ESXi ホストと vcenter の両方にある従来のボリュームとしてではなく プロトコルエンドポイント ( 対応する LUN なし ) として識別されます HPE 3PAR OS では PE LUN を作成するための 独立した管理インターフェイスはありません 代わりに 特定の HPE 3PAR StoreServ ストレージに接続されている既存の vsphere ESXi ホスト LUN が host VMware Persona 11 で構成されたとき または新しいホストが host VMware Persona 11 でアレイ上に作成されたとき そのアレイに対して PE が 1 つ自動的に確立されます ホストの構成については HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドを参照してください 提示されると PE は ESXi ホスト上の LUN 番号 256 および LUN アレイノードの WWN を反映する VMware naa 番号を持つディスクとして見えるようになります ESXi ホストは ホスト起動時の LUN 検出中に PE LUN を取得します HPE 3PAR StoreServ ストレージの日付および時刻の調整 109

110 VMware ホストは HPE 3PAR VASA Provider と同じドメインに存在する必要があります VMware Host Persona が構成されているアレイに接続されているどのホストも アレイの LUN PE にアクセスできます PE LUN などの VMware VVol 機能のサポートには VVol をサポートする ESXi 6.x ホスト HBA/CNA ドライバーが必要です VVol をサポートしていないホスト HBA/CNA ドライバーを使用した場合 PE LUN は適切には取得および識別されず VMware が生成した PE LUN に関する警告メッセージが ESXi 6.x vmkernel のログに出力されることがあります ただし このエラーは無害であり 無視してかまいません サポートされている ESXi 6.x ドライバーのうち VVol をサポートするものについては SPOCK の Web サイトを参照してください vsphere ホストがアレイ上の PE LUN にアクセスできることを検証するには 以下の手順に従います 手順 1. HPE 3PAR CLI の showport コマンドを使用して 特定の vsphere ホストノードの WWN を確認します 2. ESXi ホストで以下のいずれかのコマンドを実行して PE LUN の検出を確認します esxcli storage core device list --pe-only esxcli storage vvol protocolendpoint list 3. 以下の設定を確認します a. コマンドにより表示された PE LUN が HPE 3PAR StoreServ ストレージ上の指定されたホストノード WWN( たとえば 図 10: ホスト上で識別された PE LUN の例 (111 ページ ) の 2ff70002ac01832a) と一致すること b. 表示された結果の Is VVOL PE 値が true であること 110 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

111 図 10: ホスト上で識別された PE LUN の例 また PE LUN(LUN 256) は vcenter のストレージデバイスリストに表示されます マルチパス属性が PE LUN に適用されます (SATP/PSP ルールで設定されるか または手動で適用されます ) その後 VVol が PE LUN のマルチパス属性を持つようになります 以下の手順を実行して パスポリシーを設定します # esxcli storage nmp device set -d <dev id> -P <policy> policy は以下のとおりです VMW_PSP_MRU for Most Recently Used mode VMW_PSP_FIXED for Fixed mode VMW_PSP_RR for Round Robin mode HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 111

112 以下の手順を実行して 検証します # esxcli storage nmp device list 図 11: VMware vcenter のストレージデバイスリスト PE LUN は 標準のストレージデバイスとして vcenter に表示されます 詳しくは HPE 3PAR OS での VVol の追加機能 HPE 3PAR OS から HPE 3PAR VMware VVol サポートが導入されました VVol を HPE 3PAR StoreServ ストレージと使用する際の相互運用のサポート情報については SPOCK の Web サイトを参照してください HPE 3PAR OS からは VMware VVol のサポートに機能が追加され VVol のセットアップが少し異なっています 追加の機能には 以下のものがあります VVol の機能としての アレイレベルの Adaptive Flash Cache のサポート この機能は ストレージ管理者がアレイ全体の Adaptive Flash Cache を構成した場合 vsphere 管理者が選択します 複数のストレージコンテナーのサポート 新しい CLI コマンド : setvvolsc および showvvolsc ストレージコンテナーとしての仮想ボリュームセットの使用 ストレージコンテナーとして定義されている仮想ボリュームセットを調べるための showvvset - summary コマンドの使用 ドメインまたは ルート ドメインからの 同じ名前の仮想ボリュームセットストレージコンテナーへの移行 仮想ボリュームセットストレージコンテナーへ移行した後のダウングレードはサポートされていません 112 HPE 3PAR OS での VVol の追加機能

113 サーバー証明書管理モードによる 同じ HPE 3PAR VASA Provider への複数の vcenter Server の登録のサポート 複数のストレージコンテナーのサポートが追加されたため showvvolvm コマンドには -sc オプションを使用することが必要になりました setvasa コマンドと showvvolvm コマンドのユーザビリティの改善 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VVol のセットアップ HPE 3PAR StoreServ ストレージで VVol をセットアップするには 以下の手順に従います 手順 1. HPE 3PAR VASA Provider の証明書の管理 (113 ページ ) 2. HPE 3PAR VASA Provider の有効化 (119 ページ ) 3. VMware VVol の HPE 3PAR 管理ユーザーの割り当て (120 ページ ) 4. vcenter への VASA Provider(HPE 3PAR VASA Provider) の登録 (122 ページ ) 5. VMware VVol で使用するための HPE 3PAR Adaptive Flash Cache の有効化 ( オプション )(128 ページ ) 6. VVol のストレージコンテナー (129 ページ ) 7. アレイ上の VVol の CPG 割り当て (132 ページ ) HPE 3PAR VASA Provider の証明書の管理 HPE 3PAR StoreServ ストレージ上での VMware VVol の作成および管理は VMware vcenter とアレイ上の HPE 3PAR VASA Provider の間の通信を介して行われます このアクションには VMware vcenter と HPE 3PAR StoreServ ストレージ管理ネットワークの間に IP ネットワーク接続が必要です セキュアな通信を提供するために vsphere コンポーネントは HPE 3PAR StoreServ ストレージ上の HPE 3PAR VASA Provider との通信に SSL を使用します vsphere 環境および HPE 3PAR VASA Provider は SSL 証明書を動的に (vsphere 環境の要求により ) 生成します 注意 : Hewlett Packard Enterprise では すべてのシステムを 日付と時刻を同期させるための共通の NTP サーバーを使用するように構成することをお勧めします このように構成しないと HPE 3PAR VASA Provider を VMware vcenter に登録するとき データストアとして VVol ストレージコンテナーをマウントしようとするとき または VM を作成するときに障害が発生することがあります アレイ上の日付を調整した場合は setvasa -reset コマンドを使用して HPE 3PAR VASA Provider の SSL 証明書も再生成してください 重要 : HPE 3PAR VASA Provider が vsphere 環境に登録されていない場合は setvasa -reset コマンドだけを使用してください HPE 3PAR OS HPE 3PAR OS では vsphere 管理の証明書だけがサポートされています このため ユーザーによる証明書管理は不要です vsphere 管理の証明書を使用する場合 vcenter に関連付けられている認証局 (CA) 証明書は VMCA 証明書と呼ばれ HPE 3PAR VASA Provider 証明書の署名に使用されます VMware vsphere は HPE 3PAR VASA Provider 証明書の所有権を取得し それ以降その証明書を管理します HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VVol のセットアップ 113

114 VVol を展開する前に すべての ESXi ホスト vcenter Server およびストレージアレイが同期していることを確認してください 同期により ESXi ホストと vcenter Server のクロックの調整をセットアップ後に行う必要がある場合は それらのシステムに割り当てられた vsphere 管理の証明書 (VMCA) が不適切なことがあり 再作成を必要とすることがあります VMCA 証明書についての詳細は 以下の個所を参照してください VMCA での HPE 3PAR VASA Provider の使用 (118 ページ ) また Hewlett Packard Enterprise Information Library にある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドの システムクロックの同期の確認 も参照してください HPE 3PAR VASA Provider は CA 証明書を使用して VMware vsphere と HPE 3PAR VASA Provider との間の暗号化接続を提供します VMware VASA プロトコルでは 2 つの異なる証明書管理モードを使用できます VMware vsphere 管理モード ( クライアント管理 モードとも呼ばれます ) HPE 3PAR VASA Provider 管理モード ( サーバー管理 モードとも呼ばれます ) HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上の HPE 3PAR VASA Provider サービスは サーバー とみなされ VMware vsphere 環境 ( 特に vcenter Server) は HPE 3PAR VASA Provider の要求を実行する クライアント とみなされます HPE 3PAR VASA Provider 管理証明書を使用する場合 ストレージ管理者が HPE 3PAR VASA Provider の証明書を管理します HPE 3PAR VASA Provider は 自己署名証明書を使用することも CA で署名された証明書を使用することもできます HPE 3PAR OS HPE 3PAR OS 以前では vsphere は VASA 通信用に ホスト SSL 証明書を管理しています つまり クライアント上で管理されています ( すなわち クライアント管理 ) HPE 3PAR OS 以降 HPE 3PAR OS 以降では 2 つの証明書管理モードがサポートされています HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上の HPE 3PAR VASA Provider サービス ( つまり サーバーでの管理が可能な サーバー管理 ) が SSL 証明書を管理し続けるか またはクライアント管理です HPE 3PAR OS から HPE 3PAR VASA Provider がすでに HPE 3PAR OS の以前のバージョンで有効になっている場合 ( つまりクライアント管理のまま ) 以外は 証明書管理モードのデフォルトが HPE 3PAR VASA Provider 管理 ( サーバー管理 ) モードになりました 証明書管理モードの選択 vsphere 環境および vsphere 管理者は HPE 3PAR VASA Provider 用の SSL 証明書を クライアント管理モードで管理します ストレージ管理者は HPE 3PAR VASA Provider 用の SSL 証明書を サーバー管理モードの場合に管理します 使用すべき HPE 3PAR VASA Provider 証明書管理モードは主に 複数の vcenter 環境を HPE 3PAR StoreServ ストレージ /HPE 3PAR VASA Provider に接続する必要性の有無により異なります Hewlett Packard Enterprise では サーバー管理証明書の使用をお勧めします クライアント管理証明書 証明書がクライアント管理である場合 vcenter Server に関連付けられている CA 証明書は VMCA 証明書と呼ばれ VMware vsphere 環境と HPE 3PAR VASA Provider サービスの間の安全な通信で使用する SSL 証明書の署名に使用されます SSL 証明書がサーバー管理の場合 HPE 3PAR VASA Provider サービスが有効化されている HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上のストレージ管理者は証明書の管理を担当します ( 証明書失効後の更新を含む ) ストレージ管理者は 自己署名証明書または VASA 通信用の CA によって署名された証明書を使用できます 安全な VASA 通信用の SSL 証明書がクライアント管理の場合 HPE 3PAR VASA Provider サービスに関連付けられる SSL 証明書は 1 つだけです これにより 複数の vsphere システムが同じ SSL 証明書を管理することはできないため HPE 3PAR VASA Provider を登録できるのは 一度に 1 つの vsphere 環境だけです クライアント管理証明書の場合 別の vcenter Server に HPE 3PAR VASA Provider を登録する 114 証明書管理モードの選択

115 には HPE 3PAR VASA Provider の登録を現在の vcenter Server から削除し その SSL 証明書をリセット (setvasa -reset コマンドを使用 ) する必要があります クライアント管理証明書モードを使用すると vcenter 環境が HPE 3PAR VASA Provider の証明書の所有権を持つため この証明書の管理が簡単になります 証明書がクライアント管理の場合 HPE 3PAR VASA Provider に接続できる vcenter Server は 1 つだけです 以下のトピックを参照して 証明書の管理モードを変更してください サーバー管理証明書 複数の vcenter Server を HPE 3PAR VASA Provider に接続する場合 両方が同時に証明書を管理することはできません この場合 HPE 3PAR VASA Provider をサーバー管理証明書モードにする必要があります SSL 証明書がサーバー管理である場合 HPE 3PAR StoreServ ストレージのストレージ管理者は 複数の証明書を 異なる vsphere 環境への同時接続に使用される HPE 3PAR VASA Provider サービスに関連付けることができます 警告 : 証明書の管理モードを変更すると アクティブな VASA 接続は中断されます HPE 3PAR VASA Provider は この HPE 3PAR VASA Provider に現在登録されている vcenter に再登録しなければなりません vsphere 管理者に無断で証明書管理モードを変更しないでください HPE 3PAR OS 以降では VASA 通信用の SSL 証明書は デフォルトでサーバー管理です HPE 3PAR の以前のバージョンで HPE 3PAR VASA Provider サービスが有効で その HPE 3PAR OS を HPE 3PAR OS 以降にアップグレードする場合は モードをサーバー管理に変更しない限り SSL 証明書管理モードは クライアント (vsphere ホスト ) 上の証明書管理用に設定されます SSL 証明書の管理モードを変更すると アクティブな VASA 接続は中断されます 証明書の管理モードを変更すると HPE 3PAR VASA Provider を HPE 3PAR VASA Provider が登録されている VMware vsphere 環境に再登録して 接続を復元する必要があります クライアント管理証明書モードを選択する場合 アレイ vcenter および ESXi ホストのクロックは 厳密に同期している必要があります ( 差が 1 分未満 ) 同期していない場合は 生成された証明書が同期せず SSL 通信のサポートが失敗します サーバー管理証明書モードを使用する場合も vcenter ESXi およびアレイのクロックは同期している必要がありますが 動作中に証明書を動的に生成する必要はないため 許容範囲が広くなっています SSL 証明書および自己署名証明書については Hewlett Packard Enterprise Information Library の Web サイトにある HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドを参照してください 現在の SSL 証明書管理モードの判定 HPE 3PAR VASA Provider サービスの現在の SSL 証明書管理モードを調べるには showvasa -cert コマンドを実行します 詳しくはサーバー管理の証明書管理モード (115 ページ ) クライアント管理の証明書管理モード (118 ページ ) サーバー管理の証明書管理モード サーバー管理の証明書管理モードを使用すると 複数の vcenter 環境が HPE 3PAR VASA Provider に接続できるようになります また HPE 3PAR VASA Provider が自己署名証明書 または認証局 (CA) から発行された証明書を使用できるようになります サーバー管理の証明書管理モードを使用する場合 スト 現在の SSL 証明書管理モードの判定 115

116 レージ管理者が 期限切れ後に証明書を更新するなどの HPE 3PAR VASA Provider の証明書の管理の責任を負います 証明書が期限切れになった場合 サーバー管理の証明書管理モードを使用すると 新しい証明書を HPE 3PAR VASA Provider に発行できます 証明書署名要求での HPE 3PAR VASA Provider の使用 HPE 3PAR VASA Provider と CA を統合するには ストレージ管理者が HPE 3PAR VASA Provider の代わりに証明書署名要求 (CSR) を生成する必要があります この CSR は CA に送信する必要があります 秘密鍵で署名することで CA はその CSR の確認および検証を行います その後 このデジタル証明書はアレイにインポートされ HPE 3PAR VASA Provider の証明書管理モードとしてサーバーが設定されます 以下の手順を使用すると CSR を生成し アレイに署名証明書をインポートできます この手順は HPE 3PAR VASA Provider の署名に使用される CA 証明書が 信頼される証明書として vsphere にすでにインポートされていることも 必須ではありませんが前提としています CA ルートおよび中間証明書を vsphere に追加する手順については vsphere のセキュリティガイドを参照してください HPE 3PAR VASA Provider サービスの証明書を作成するには HPE 3PAR CLI の createcert コマンドで -SAN オプションを使用する必要があります -SAN オプションのパラメーターを決定する場合は showvasa コマンドで表示された URL のホスト名部分と ホスト名または IP アドレスが一致する必要があります 手順 1. アレイ名または IP アドレスを検出します 証明書署名要求の作成に使用された情報は HPE 3PAR VASA Provider によって生成された証明書と一致しなければなりません showvasa を使用して HPE 3PAR StoreServ ストレージのホスト名または IP アドレスを検出します cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled CSR を生成します 証明書署名要求は CA 管理者が要求者を識別して適切な検証を行うことができるような 要求についての十分な情報を含むだけではなく アレイ上の HPE 3PAR VASA Provider の識別情報を正確に表している必要があります showvasa から返された <name/ip> が DNS ホスト名の場合 次のコマンドを実行します <keysize> として 1024 または 2048 を使用できます cli% createcert vasa -csr -keysize <keysize> -days <daysvalid> -C <CountryCode> -ST <State/Province> -L <Locality/City> -O <Organization> - OU <OrganizationalUnit> -CN <name> -SAN DNS:<name> showvasa から返された <name/ip> が IP アドレスの場合 次のコマンドを実行します 116 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

117 cli% createcert vasa -csr -keysize <keysize> -days <daysvalid> -C <CountryCode> -ST <State/Province> -L <Locality/City> -O <Organization> - OU <OrganizationalUnit> -CN <name> -SAN IP:<IP> 3. CSR を CA に送信します createcert からの出力を取得し CA に送信する必要があります CA が異なると この処理の手順も異なります この手順を完了するには 各組織の CA 手順を参照してください CA 証明書のコピーと 署名証明書を受け取ったら この手順は完了です 4. 署名済みの証明書をインポートします CA によって署名された証明書と CA 証明書を別のファイルに置きます その後 importcert コマンドを使用して それらの証明書をアレイにインポートします 証明書は PEM 証明書フォーマットでエンコードされている必要があります cli% importcert -service vasa <certififilename><cacertfilename> 5. 必要であれば HPE 3PAR VASA Provider の証明書管理モードを変更します HPE 3PAR VASA Provider の証明書管理モードをサーバーに変更します この手順は HPE 3PAR VASA Provider がすでにサーバーモードである場合は不要です HPE 3PAR CLI の showvasa - cert コマンドを使用して 現在の設定を検出します 次のコマンドを実行して 証明書管理モードをサーバーに変更します cli% setvasa -certmgmt server 自己署名証明書での HPE 3PAR VASA Provider の使用 以下の手順を使用すると ストレージ管理者は サーバー管理証明書モードの HPE 3PAR VASA Provider が使用する自己署名証明書を生成できます このオプションでは 複数の vcenter クライアントから HPE 3PAR VASA Provider へ接続することができます 手順 1. アレイ名または IP アドレスを検出します 証明書署名要求の作成に使用された情報は HPE 3PAR VASA Provider によって生成された証明書と一致しなければなりません showvasa コマンドを使用して アレイのホスト名 /IP アドレスを検出します cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled 自己署名証明書を生成します 証明書署名要求は CA 管理者が要求者を識別して適切な検証を行うことができるような 要求についての十分な情報を含むだけではなく アレイ上の HPE 3PAR VASA Provider の識別情報を正確に表している必要があります showvasa から返された <name/ip> が DNS ホスト名の場合 次のコマンドを実行します HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 117

118 cli% createcert vasa -selfsigned -keysize <keysize> -days <daysvalid> -C <CountryCode> -ST <State/Province> -L <Locality/City> -O <Organization> - OU <OrganizationalUnit> -CN <name> -SAN DNS:<name> showvasa から返された <name/ip> が IP アドレスの場合 次のコマンドを実行します <keysize> として 1024 または 2048 を使用できます cli% createcert vasa -selfsigned -keysize <keysize> -days <daysvalid> -C <CountryCode> -ST <State/Province> -L <Locality/City> -O <Organization> - OU <OrganizationalUnit> -CN <name> -SAN IP:<IP> 3. HPE 3PAR VASA Provider の証明書管理モードをサーバーに変更します この手順は HPE 3PAR VASA Provider がすでにサーバーモードである場合は不要です showvasa -cert を使用して 現在の設定を検出します 次のコマンドを実行して 証明書管理モードをサーバーに変更します cli% setvasa certmgmt server クライアント管理の証明書管理モード クライアント管理の証明書管理モードを使用すると ストレージ管理者が HPE 3PAR VASA Provider の証明書を管理する必要がなくなります VASA 通信用の SSL 証明書がクライアント管理の場合 HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上のストレージ管理者は SSL 証明書の作成または管理をする必要はありません vsphere 環境は 証明書を発行する認証局である VMware Certificate Authority(VMCA) として機能します HPE 3PAR VASA Provider が vsphere 環境で登録されると vsphere システムは HPE 3PAR VASA Provider が証明書署名要求 (CSR) を生成することを要求します vsphere システムは CSR を使用して VMCA の署名付きの SSL 証明書を作成し HPE 3PAR VASA Provider にその証明書を返します HPE 3PAR VASA Provider へのすべての既存の接続はクローズされ この証明書を使用して新しい接続が確立されます クライアント管理モードでは HPE 3PAR VASA Provider に同時に接続できる vcenter 環境は 1 つだけです 2 つ目の vcenter 環境を HPE 3PAR VASA Provider に登録すると 元の vcenter 環境が HPE 3PAR VASA Provider とのすべての通信を喪失するため アレイの情報を検出できなくなり VVol ストレージコンテナー内で以前作成された VM を管理することもできなくなります VMCA での HPE 3PAR VASA Provider の使用 このオプションでは VMware vsphere は CA として動作します HPE 3PAR VASA Provider への登録および初回の接続の際 vsphere は HPE 3PAR VASA Provider に証明書署名要求 (CSR) の生成を要求します VMware vsphere はその後 VMCA 署名付き証明書を HPE 3PAR VASA Provider に返します HPE 3PAR VASA Provider へのすべての既存の接続はクローズされ 新しい証明書を使用して新しい接続が確立されます vsphere 管理証明書で HPE 3PAR VASA Provider を使用するには HPE 3PAR VASA Provider の証明書管理モードに client が設定されていなければなりません サーバー証明書管理のクライアント証明書管理への変更 118 クライアント管理の証明書管理モード

119 手順 1. アレイ ESXi ホスト および vcenter ホストの日付および時刻を調べ クロックが同期していることを確認します アレイ上の現在時刻は showdate を使用して調べます 必要であれば setnet を参照して アレイ上の ntp のセットアップ方法を調べます 2. 次のコマンドを実行して 現在の証明書管理モードを調べます showvasa cert 3. 証明書管理モードに server が設定されていることが HPE 3PAR CLI の showvasa コマンド ( 現在の SSL 証明書管理モードの判定 (115 ページ ) を参照 ) により示された場合 以下の HPE 3PAR CLI コマンドを実行すると vsphere 環境 ( クライアント管理 ) が HPE 3PAR VASA Provider 用の SSL 証明書を管理するように指定できます cli% setvasa certmgmt client 4. setvasa -reset コマンドを実行して 現在の証明書を削除し HPE 3PAR VASA Provider の最新の自己署名 SSL 証明書を作成または再作成します cli% setvasa -reset これで HPE 3PAR VASA Provider を vcenter に登録することができます HPE 3PAR OS の新規のインストールの場合 デフォルトでは 優先される証明書管理モードは サーバー管理 モードです 詳しくは vcenter への VASA Provider(HPE 3PAR VASA Provider) の登録 (122 ページ ) HPE 3PAR VASA Provider の有効化 HPE 3PAR VASA Provider は VMware VASA プロトコルを使用して vcenter と HPE 3PAR StoreServ ストレージアレイ管理インターフェイスの間の通信を有効にします VVol の管理に vsphere 環境を使用するには ストレージアレイ上で VMware VASA プロトコルを有効にしてから VMware vcenter とアレイの間の通信用の IP 接続を確立してください HPE 3PAR VASA Provider の起動 HPE 3PAR CLI の showvasa コマンドを使用すると このサービスの現在の状態を表示できます 例 1 showvasa コマンド HPE 3PAR VASA Provider サービスが有効 cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled 例 2 showvasa コマンド HPE 3PAR VASA Provider サービスが無効 cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Disabled HPE 3PAR VASA Provider の有効化 119

120 VASA プロトコルを有効にするには HPE 3PAR CLI の startvasa コマンドを以下の例のように使用すると ストレージアレイで HPE 3PAR VASA Provider サービスを手動で起動および有効することができます HPE 3PAR VASA Provider サービスがすでに起動されている場合は この手順を省略できます 重要 : HPE 3PAR VASA Provider の起動には super ユーザー権限が必要です 例 3 startvasa コマンドおよび showvasa コマンドによる HPE 3PAR VASA Provider の有効化 cli% startvasa The VASA Provider Server will start shortly. cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled VMware VVol の HPE 3PAR 管理ユーザーの割り当て HPE 3PAR VASA Provider は アレイの認証情報を使用して vcenter 環境に登録する必要があります このユーザー認証情報には アレイまたはアレイ上の 1 つの仮想ドメインをアクセスする権限が付与されている必要があります また VVol を作成するには このユーザーに編集権限が付与されている必要があります HPE 3PAR OS HPE 3PAR VASA Provider が登録されると vsphere からは VVol データストアとして認識される 1 つの VVol ストレージコンテナーが見えるようになります ストレージコンテナーは HPE 3PAR VASA Provider を登録したユーザーと同じ HPE 3PAR 仮想ドメインにあります 参照先 : HPE 3PAR OS HPE 3PAR 管理ユーザーの割り当ておよびストレージコンテナーのセットアップ (120 ページ ) HPE 3PAR OS 以降 HPE 3PAR VASA Provider が 自己署名証明書を使用するか または CA が署名した証明書を使用するように構成されている場合 HPE 3PAR VASA Provider は 複数の vcenter 環境に同時に登録することができます この場合ストレージ管理者は これらの複数の vcenter 環境を 1 つの仮想ドメイン内 ( またはドメインなし ) で機能するように登録するか または複数の仮想ドメインに分割することを選択できます 各仮想ドメインごとに 仮想ドメインに割り当てられる 異なる HPE 3PAR 管理者ユーザーを作成しなければなりません そのユーザーを使用して vcenter 環境が登録された場合 その vcenter 環境で見ることができるすべてのストレージオブジェクトは その仮想ドメイン内のオブジェクトに限定されます HPE 3PAR VASA Provider は登録されると 仮想ドメイン内で作成されたすべての VVol ストレージコンテナーを見えるようにします VVol ストレージコンテナーは vsphere では VVol データストアとして表示されます vsphere から見えるすべてのストレージコンテナーは HPE 3PAR VASA Provider を登録したユーザーと同じ HPE 3PAR 仮想ドメインにあります HPE 3PAR OS HPE 3PAR 管理ユーザーの割り当ておよびストレージコンテナーのセットアップ HPE 3PAR VASA Provider を VMware vcenter に登録する前に 以下の手順を実行してください 120 VMware VVol の HPE 3PAR 管理ユーザーの割り当て

121 手順 1. VVol ストレージコンテナーとその HPE 3PAR 仮想ドメインを分離する必要性の有無を決定します 必要な場合は createdomain <domain> コマンドを使用して HPE 3PAR 仮想ドメインを作成します HPE 3PAR 仮想ドメインについての詳細は HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドを参照してください HPE 3PAR VASA Provider を登録したユーザーが参照できるのは ユーザーと同じ仮想ドメインに関連する CPG にあるオブジェクトだけです HPE 3PAR VASA Provider を登録したユーザーが all ドメインの一部であり 特定の仮想ドメインに結び付けられていない場合 HPE 3PAR VASA Provider が参照できるのは どのドメインにも関連付けられていないオブジェクト ( つまり ドメインフィールドが - のオブジェクト ) だけです このシナリオでは 特定のドメイン内の CPG およびそれらの CPG に関連するストレージ LUN および VVol は この VASA Provider からは見えず そのため HPE 3PAR VASA Provider のこのインスタンスを登録した vcenter または関連する ESXi ホストからも見えません また HPE 3PAR VASA Provider は 1 つの vcenter に登録されると その vcenter の 1 つの仮想ドメインでだけ動作します ただし 異なる仮想ドメインに関連する異なるユーザーを使用して 異なる複数の vcenter がその HPE 3PAR VASA Provider を登録することができます 2. HPE 3PAR VASA Provider を登録する HPE 3PAR 管理者ユーザーを決定します vsphere 環境がアレイ上に VVol を作成できるように このユーザー情報を HPE 3PAR VASA Provider の登録用として VMware 管理者に提供します 仮想ドメインを使用している場合 このユーザーは手順 1 で決定されたドメインと同じドメインに割り当てられている必要があります 3. createuser <user> <domain> edit コマンドを使用して この HPE 3PAR 管理者ユーザーに edit ロールを割り当て ドメインを対応付けます 以下に例を示します cli% createuser vvoluser vvoldomain edit 4. この HPE 3PAR 管理者ユーザーを ストレージコンテナーをホストする HPE 3PAR ドメインに関連付けます 5. 追加の CPG を 仮想ドメイン内の VVol の使用に対して オプションの拡張制限を使用して定義します VVol の拡張は 同じドメイン内のすべての CPG に拡張制限が指定されている場合だけ制限されます 詳細は アレイ上の VVol の CPG 割り当てを参照してください 仮想ドメインまたは ルートドメイン (HPE 3PAR VASA Provider が使用しているドメイン ) には VVol をプロビジョニングすることができる CPG が少なくとも 1 つ必要です HPE 3PAR OS 以降 HPE 3PAR 管理者ユーザーの割り当て HPE 3PAR VASA Provider を VMware vcenter に登録する前に 以下の手順を実行してください 手順 1. アレイに登録する vcenter Server が複数か または複数でないかを調べます 複数の vcenter Server は それぞれの仮想ドメインに分けることも すべて同じドメインを共有することもできます 同じ仮想ドメイン内のすべての vcenter Server からは 同じ VVol ストレージコンテナーが見えます HPE 3PAR CLI の createdomain <domain> コマンドを使用して HPE 3PAR 仮想ドメインを作成することができます HPE 3PAR OS 以降 HPE 3PAR 管理者ユーザーの割り当て 121

122 HPE 3PAR 仮想ドメインについての詳細は HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイドを参照してください HPE 3PAR VASA Provider を登録したユーザーが参照できるのは ユーザーと同じ仮想ドメインに関連する CPG にあるオブジェクトだけです HPE 3PAR VASA Provider を登録したユーザーが all ドメインの一部であり 特定の仮想ドメインに結び付けられていない場合 HPE 3PAR VASA Provider が参照できるのは どのドメインにも関連付けられていないオブジェクト ( つまり ドメインフィールドが - のオブジェクト ) だけです このシナリオでは 特定のドメイン内の CPG およびそれらの CPG に関連するストレージ LUN および VVol は この HPE 3PAR VASA Provider からは見えず そのため HPE 3PAR VASA Provider のこのインスタンスを登録した vcenter または関連する ESXi ホストからも見えません また HPE 3PAR VASA Provider は 1 つの VMware vcenter に登録されると その vcenter の 1 つの仮想ドメインでだけ動作します ただし 異なる仮想ドメインに関連する異なるユーザーを使用して 異なる複数の vcenter がその HPE 3PAR VASA Provider を登録することができます 2. HPE 3PAR VASA Provider を登録する HPE 3PAR 管理者ユーザーを決定します vsphere 環境がアレイ上に VVol を作成できるように このユーザー情報を HPE 3PAR VASA Provider の登録用として VMware 管理者に提供します 仮想ドメインを使用している場合 このユーザーは手順 1 で決定されたドメインと同じドメインに割り当てられている必要があります 3. createuser <user> <domain> edit コマンドを使用して この HPE 3PAR 管理者ユーザーに edit ロールを割り当て ドメインを対応付けます 以下に例を示します cli% createuser vvoluser vvoldomain edit 4. この HPE 3PAR 管理者ユーザーを ストレージコンテナーをホストする HPE 3PAR 仮想ドメインに関連付けます 5. 追加の CPG を 仮想ドメイン内の VVol の使用に対して オプションの拡張制限を使用して定義します 同じドメイン内のすべての VVol ストレージコンテナーは ドメイン内の CPG を共有します VVol の拡張は 同じドメイン内のすべての CPG に拡張制限が指定されている場合だけ制限されます 詳細は アレイ上の VVol の CPG 割り当てを参照してください 仮想ドメインまたは ルートドメイン (HPE 3PAR VASA Provider が使用しているドメイン ) には VVol をプロビジョニングすることができる CPG が少なくとも 1 つ必要です 6. 手順 1 で作成された各仮想ドメインに対して 手順 2~ 手順 4 を繰り返し その後 次のトピックストレージコンテナーの作成と表示 (130 ページ ) に進んで これらのドメインに対して VVol ストレージコンテナーを作成します vcenter への VASA Provider(HPE 3PAR VASA Provider) の登録 HPE 3PAR VASA Provider の登録の前提条件 ストレージ管理者は VMware vcenter 内への登録用に VMware 管理者に対して HPE 3PAR VASA Provider の URL および HPE 3PAR ユーザー / 管理者の証明書を提供する必要があります VMware 管理者に提供する必要がある URL を検出するには HPE 3PAR CLI の showvasa コマンドを使用します vsphere 管理者がアレイ上の HPE 3PAR VASA Provider の身元を確認できるようにする HPE 3PAR VASA Provider の SSL 証明書サムプリントを提供するには HPE 3PAR CLI の showvasa -cert コマンドを使用します showvasa コマンドおよび showvasa -cert コマンドの例を以下に示します 122 vcenter への VASA Provider(HPE 3PAR VASA Provider) の登録

123 cli% showvasa -Service VASA_API2_URL MemUsage(MB)- -Version- Enabled cli% showvasa -cert Mgmt_Mode Subject Fingerprint client C=US/ST=CA/O=HP/OU=3PAR/CN=s293.3pardata.com 9C:FE:E9:BB:A6:B3:C6:76:2F:F1:CD:CB:AF:C3:39:44:BD:D8:1F:4B HTTPS の VASA 通信用として HPE 3PAR StoreServ ストレージのプロトコルエンドポイントに vsphere 環境がアクセスできるようにするには HPE 3PAR VASA Provider を vsphere 環境にストレージプロバイダーとして登録する必要があります VMware vsphere 環境での HPE 3PAR VASA Provider の登録の準備として HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムのストレージ管理者は 特定の設定を確認し vsphere 管理者に提供する情報を収集してください HPE 3PAR VASA Provider を登録するには 十分な管理者認証情報を持ち 適切なドメインに対応付けられている HPE 3PAR StoreServ ストレージのユーザーを vsphere 管理者に提供する必要があります このユーザーには 少なくともドメインでの edit ロールが許可されている必要があります ストレージ管理者は VVol 用ストレージコンテナーが HPE 3PAR StoreServ ストレージ上の既存の仮想ドメイン内に作成されるか または新しいドメイン内に作成されるかを確認する必要があります 必要であれば VVol 用の新しい仮想ドメインを HPE 3PAR CLI の createdomain コマンドを使用して作成できます HPE 3PAR VASA Provider の登録 vsphere Web Client を使用すると HPE 3PAR VASA Provider を vcenter Server に登録できます vsphere 環境でのストレージプロバイダーの管理に関する情報および手順は VMware vsphere 6.0 Documentation Center の Web サイト ( を参照してください 1. 必要であれば HPE 3PAR CLI の createuser コマンドを使用して HPE 3PAR VASA Provider の登録を目的としたユーザーを作成します 以下に例を示します cli% createuser -c vvolpw123 vvoladmin vvoldomain edit User created ユーザー名 ( この例では vvoladmin) とパスワード (vvolpw123) を HPE 3PAR VASA Provider の登録のために vsphere 管理者に提供します 2. HPE 3PAR StoreServ ストレージ上で VASA 通信を受信する HPE 3PAR VASA Provider の URL を特定します showvasa コマンドを使用して この URL を表示します これは IP アドレス ( など ) または DNS 名 ( storeserv.storage.com:9997/vasa など ) です この URL は HPE 3PAR VASA Provider を登録するために vcenter で必要です 3. HPE 3PAR CLI の showvasa -cert コマンドを使用して VASA 通信の SSL 証明書を特定します 4. 登録にサーバー管理証明書が使用される場合は HPE 3PAR CLI の showcert -service vasa - pem コマンドを使用して vsphere 管理者の証明書を取得します 5. vcenter から ホーム > ホストおよびクラスタ > vcenter Server > 管理 > ストレージプロバイダの順に選択します 6. + をクリックして 登録を追加します HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 123

124 注意 : HPE 3PAR VASA Provider を vsphere 環境に登録した後に HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上でユーザー名またはパスワードが変更されると アレイ上の HPE 3PAR VASA Provider サービスは vsphere 環境からアクセスできなくなります HPE 3PAR VASA Provider の登録に使用したユーザー名またはパスワードの変更は HPE 3PAR VASA Provider の登録を担当する vsphere 管理者と調整して行う必要があります ユーザー名またはパスワードがアレイ上で変更された場合 HPE 3PAR VASA Provider を再度 vsphere 環境に登録する必要があります 求められた情報を入力します ユーザー名およびパスワード ( 以前作成したもの ) と HPE 3PAR VASA Provider の URL および SSL 証明書またはサムプリントを vsphere 管理者に提供します 名前 アレイを表すユーザー定義名 URL アレイで実行した showvasa の出力からコピーした URL ユーザー名 アレイへのログイン用のユーザー名 パスワード アレイへのログイン用のユーザーパスワード 7. ストレージプロバイダ証明書を使用するを選択します 証明書の場所に 以下のものを入力します クライアント管理証明書の場合 : 手順 3 の SSL 証明書 サーバー管理証明書の場合 : 手順 4 で特定した証明書 8. ストレージプロバイダーがオンラインであることを確認します 124 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

125 9. 以下の手順を使用して VVol データストア (HPE 3PAR StoreServ ストレージコンテナー ) を追加します a. ホーム > ストレージ > <datacenter> > アクションの順に選択します b. アクションリストからストレージを選択し 次に新しいデータストアを選択します 新しいデータストアウィンドウが表示されます c. 場所ダイアログボックスで 新しい VVol データストアの場所の情報を入力し 次へをクリックします HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 125

126 d. タイプダイアログボックスで タイプとして VVol を選択し 次へをクリックします e. 名前およびコンテナの選択ダイアログボックスで データストア名を入力し ストレージコンテナーを選択してから 次へをクリックします 126 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

127 f. ホストのアクセシビリティの選択ダイアログボックスで VVol ストレージコンテナーにアクセス可能なホストを選択してから 次へをクリックします g. 終了準備の完了ダイアログボックスで 設定を確認してから終了をクリックし 新しい VVol データストアを vcenter から利用できるようにします 重要 : アレイ上の VVol の管理または操作に ストレージ管理コマンドは使用しないでください 10. HPE 3PAR CLI の showvasa コマンドを実行して HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上で HPE 3PAR VASA Provider サービスが有効になっていることを確認します サービスが無効と示される場合は HPE 3PAR CLI の startvasa コマンドを実行して有効にします HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 127

128 VMCA 証明書の登録が完了していないことが示されて登録が失敗した場合 vsphere システム (vcenter Server ESXi ホスト ) および HPE 3PAR StoreServ ストレージシステムのクロックが同期されていることを確認してください その後 setvasa コマンドに -reset を指定して実行し 登録を再度試みてください HPE 3PAR VASA Provider の URL が無効であると表示されて登録に失敗した場合は 登録時に vsphere 環境で指定した HPE 3PAR VASA Provider の URL が showvasa コマンドによって HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に表示される URL と正確に一致していることを確認してください 注意 : HPE 3PAR VASA Provider を vcenter に登録した後は vcenter に登録されている VASA Provider のユーザー名またはパスワードの変更は VMware 管理者と連携して行ってください VMware 管理者は VMware vcenter の HPE 3PAR VASA Provider をすぐに再登録する必要があります 再登録しないと HPE 3PAR VASA Provider が提供するサービスはすぐに停止します VMCA 証明書の登録失敗により登録が失敗した場合 vcenter Server ESXi および HPE 3PAR StoreServ ストレージのクロックが同期していることを確認してください さらに HPE 3PAR CLI の setvasa -reset コマンドを使用して 再度試してください HPE 3PAR VASA Provider の URL が誤っていることにより登録が失敗した場合 登録中に使用した HPE 3PAR VASA Provider が HPE 3PAR CLI の showvasa コマンドを使用して表示された URL と正確に一致することを確認してください DNS 関連の接続の問題のトラブルシューティング アレイのホスト名が DNS 内に複数ある場合 ESXi ホストは VASA Provider を信頼しないことがあり 接続を拒否することがあります または 3PAR ストレージのプロファイル機能が表示を誤る原因となり HPE 3PAR StoreServ ではなく com.hp.3par.spbm のような文字列が報告されることがあります VMware の CLI である esxcli storage vvol vasaprovider list を使用すると 特定の ESXi ホストと VASA Provider との接続の可否を調べることができます showvasa を繰り返し使用すると異なる VASA Provider URL が表示される場合 VASA Provider の登録および VASA Provider の証明書を作成するときに DNS 名ではなく アレイの IP アドレスを指定しなければならない可能性があります 以下のトピックについての詳細は VMware のドキュメントを参照してください VMware 仮想マシンの作成 VVol の管理 VVol データストアのストレージポリシーの作成 showvvolvm showvvolvm -vv showvvolvm -sc または showvvset -summary など HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に存在する VVol の表示についての詳細は HPE 3PAR Command Line Interface Reference を参照してください HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VVol の実装に対するライセンス情報については テクニカルホワイトペーパー Implementing VMware Virtual Volumes on HPE 3PAR StoreServ( 出版物 4AA5-6907ENW) を参照してください VMware VVol で使用するための HPE 3PAR Adaptive Flash Cache の有効化 ( オプション ) Adaptive Flash Cache は HPE 3PAR のファーストインクラスの仮想化テクノロジーを利用することで DRAM キャッシュの拡張機能を提供します この機能を使用すると SSD の容量の一部を HPE 3PAR 128 VMware VVol で使用するための HPE 3PAR Adaptive Flash Cache の有効化 ( オプション )

129 StoreServ ストレージのプライマリキャッシュの拡張として占有することで 読み取り集中型の I/O ワークロードのアプリケーションレスポンスタイムを短縮し 混在するワークロード環境での書き込みのスループットを改善することができます フラッシュキャッシュを VMware vsphere へ機能として見せるには HPE 3PAR VASA Provider 用のシステム全体に対して フラッシュキャッシュを有効または無効にする必要があります 手順 1. HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム内でフラッシュキャッシュを作成します createflashcache <size>g G t T 2. システム内のすべてのボリュームのフラッシュキャッシュを有効にします setflashcache enable sys:all または フラッシュキャッシュを無効にします setflashcache disable sys:all オールフラッシュアレイは Adaptive Flash Cache がセットアップされていることを必要としないため HPE 3PAR VASA Provider は オールフラッシュアレイを Adaptive Flash Cache 機能として提供します オールフラッシュアレイは Adaptive Flash Cache が有効なアレイよりも 機能的に優れています VVol のストレージコンテナー HPE 3PAR OS HPE 3PAR OS より前のバージョンでは HPE 3PAR StoreServ ストレージシステム上の VVol 用ストレージコンテナーは 仮想ドメインとして実装されていました アレイ全体が VVol のストレージコンテナーとして機能するか またはストレージ管理者が VVol 専用の仮想ドメインを作成することができました vsphere 環境では アレイからマウントできる VVol 用データストアは 1 つだけで アレイ自身 ( ルートドメインとして扱われます ) または指定された仮想ドメインからなっていました HPE 3PAR OS 以降 複数のストレージコンテナーを作成できる機能が HPE 3PAR OS 以降で追加され HPE 3PAR StoreServ ストレージのストレージ管理者は vsphere 環境の VVol データストアとしてマウントされ 仮想ボリュームのセットとして表される 複数のストレージコンテナーを作成できます showvvolsc コマンドを使用すると VVol ストレージコンテナーの存在の有無を調べることができます HPE 3PAR OS から VVol を移行した場合 仮想ボリュームセットストレージコンテナーオブジェクトは HPE 3PAR OS 以降への移行時に自動的に作成されます ストレージコンテナーを作成する必要がある場合 まず createvvset を使用して空の仮想ボリュームセットを作成してから setvvolsc -create set:<vvsetname> を使用して 仮想ボリュームセットにストレージコンテナーオプションを割り当ててください これらのコマンドについては HPE 3PAR CLI の構文を参照してください このバージョンでは 複数のストレージコンテナーがサポートされています VVol のストレージコンテナー 129

130 詳しくはストレージコンテナーの作成と表示 (130 ページ ) ストレージコンテナーの表示 (131 ページ ) 指定されているストレージコンテナーの情報の表示 (131 ページ ) VVol ストレージコンテナーの削除 (132 ページ ) vsphere 環境でのストレージコンテナーのマウント (131 ページ ) ストレージコンテナーの作成と表示 ストレージコンテナーがない場合は 以下の手順で作成する必要があります 手順 1. HPE 3PAR CLI の createvvset コマンドを実行します cli% createvvset -domain <domain> <vvset_name> 2. HPE 3PAR CLI の setvvolsc コマンドを実行します cli% setvvolsc -create set:<vvset_name> Setting set:newvvset as a VVol storage container. showvvolsc コマンドには 詳細を表示するその他のオプションもあります showvvolsc コマンドおよび createvvset コマンドの例を以下に示します cli% showvvolsc (MB) Name Num_VMs Num_VVols In_Use Provisioned total cli% createvvset cust1vvol cli% setvvolsc -create set:cust1vvol Setting set:cust1vvol as a VVol storage container cli% createvvset cust2vvol cli% setvvolsc -create set:cust2vvol Setting set:cust2vvol as a VVol storage container cli% showvvolsc (MB) Name Num_VMs Num_VVols In_Use Provisioned cust1vvol cust2vvol total ストレージコンテナーの作成と表示

131 VV セットのストレージコンテナーへ移行すると HPE 3PAR OS から へのダウングレードはサポートされなくなります showvvolsc によって表示される Num_VMs カウントは vsphere 環境から提供された情報に依存しています このため 仮想ディスクの VVol が複数の VM で共有されている場合は特に VM の実際の数を表していないことがあります このため Num_VMs カラムの出力は 単なる情報です HPE 3PAR OS から へアップグレードした場合 HPE 3PAR VASA Provider は vsphere 管理の証明書モード ( クライアント管理 ) のままです HPE 3PAR VASA Provider の証明書管理をサーバーモードへ変更する方法についての詳細は HPE 3PAR VASA Provider の証明書の管理 (113 ページ ) を参照してください ストレージコンテナーの表示 手順 1. 特定の仮想ボリュームセットがストレージコンテナーとして指定されていることを確認するには showvvset -summary コマンドを使用します cli% showvvset -summary Id Name VV_Cnt VVOLSC Flashcache QoS 1 salesvvols 0 YES NO NO 2 standardset 0 NO NO NO total VVol のストレージコンテナーとして指定されている仮想ボリュームセットは このコマンドの結果の VVOLSC カラムに値 YES が表示されます showvvset コマンドおよび showvvolsc コマンドについての詳細は HPE 3PAR Command Line Interface Reference を参照してください 詳しくは 指定されているストレージコンテナーの情報の表示 手順 1. VVol ストレージコンテナーとして指定されている仮想ボリュームセットのみの情報を表示するには 以下の例のように showvvolsc コマンドを実行します cli% showvvolsc (MB) Name Num_VMs Num_VVols In_Use Provisioned salesvvols total vsphere 環境でのストレージコンテナーのマウント vsphere 環境でのストレージコンテナーのセットアップについては HPE 3PAR OS HPE 3PAR 管理ユーザーの割り当ておよびストレージコンテナーのセットアップ (120 ページ ) を参照してください ストレージコンテナーの表示 131

132 詳しくは VVol ストレージコンテナーの削除 手順 VVol ストレージコンテナーをそのすべてのボリュームとともに削除するには setvvolsc [options] set:<vvset> という構文で以下のコマンドを使用します cli% setvvolsc -remove set:<set_name> ストレージコンテナーの削除の確認を求められます アレイ上の VVol の CPG 割り当て CPG は vsphere 環境に対して HPE 3PAR の機能を見えるようにするために使用されます CPG は HPE 3PAR StoreServ ストレージ上で使用され VVol の機能プロファイルを実装します vsphere 環境の VVol データストア上に作成された VM に対してデフォルトの機能プロファイルを使用するため VVol ストレージコンテナーと同じドメイン内の HPE 3PAR StoreServ 上に CPG を少なくとも 1 つ構成する必要があります ( この CPG は vsphere 環境の Datastore Default VM ストレージポリシーに関連付けられます ) ただしストレージ管理者は 特定の機能がそれぞれ定義された追加の CPG を HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に作成することもできます vsphere 管理者はその後 これらの異なる CPG に関連付けられている機能をベースとして VM ストレージポリシーを vsphere に実装することができます たとえば HPE 3PAR StoreServ ストレージのストレージ管理者は ソリッドステートディスクドライブ (SSD) 上に RAID タイプ 5 で CPG を作成し CPGSSD_R5 と名前を付けることができます スナップショット用には ストレージ管理者はニアラインドライブ上に RAID タイプ 6 で CPG を作成し たとえば NL_R6 と名前を付けることができます 管理者は vsphere 環境では vsphere Web Client を使用して たとえば 3PAR Gold Policy という名前の新しい VM ストレージポリシーを作成し そのポリシーがベンダー固有の機能に基づいてルールを使用することを指定できます vsphere の管理者は ベンダー固有の一連のルール ( つまり 機能プロファイル ) の実装として Common Provisioning Group を選択できます HPE 3PAR StoreServ ストレージ上で利用可能な CPG のリストが表示されるため vsphere 管理者は SSD_R5 CPG を選択することで VM のデータストレージに対してその機能を利用できます 管理者は Snapshot Common Provisioning Group をクリックし VM スナップショットストレージの NL_R6 CPG を選択して 追加の機能を指定することができます vsphere で VM を作成する場合 管理者は VM のストレージポリシーとして 3PAR Gold Policy を指定することができます その VM に対して生成された VVol は そのポリシーに関連付けられている CPG ( データ VVol は SSD_R5 CPG スナップショット VVol は NL_R6 CPG) に保存されます VVol データストアとして使用されるには ストレージコンテナーはデフォルトの機能プロファイルに関連付けられている必要があります この結果 vsphere 環境での HPE 3PAR VASA Provider の登録が成功するためには HPE 3PAR StoreServ ストレージ上に CPG が少なくとも 1 つ定義されている必要があります ( インストールに際して HPE 3PAR StoreServ ストレージ上にデフォルト CPG が自動的に作成されます )CPG がアレイ上に構成されていない場合 HPE 3PAR VASA Provider の登録は失敗し vcenter のストレージプロバイダページに 再スキャンエラー が報告されます 132 VVol ストレージコンテナーの削除

133 VVol 機能プロファイルの指定 HPE 3PAR StoreServ ストレージでは VMware 機能プロファイルの実装は HPE 3PAR CPG を使用してサポートされます CPG を使用すると ストレージ管理者は ストレージコンテナーを介して vsphere に見せるストレージ機能を定義および制御できます 共通プロビジョニンググループのセットアップ VMware の VVol データモデルでは ストレージコンテナーは異なる機能プロファイルに対応しています VASA 登録の前に 少なくとも 1 つの機能プロファイルがストレージコンテナー内に作成されている必要があります ( 仮想ボリュームセットストレージコンテナーと同じドメインを使用 ) このため 少なくとも 1 つの CPG が作成されている必要があります 新規インストールでは 少なくとも 1 つの CPG が自動的に作成されます 手順 showcpg を使用して 既存の共通プロビジョニンググループを表示します showcpg コマンドの例を次に示します cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 0 FC_r FC_r FC_r NL_r total createcpg コマンドを使用して HPE 3PAR StoreServ ストレージ内に CPG を作成します このコマンドでは 別のデバイスタイプおよび RAID タイプ設定を指定することもできます createcpg コマンドと showcpg コマンドの例を次に示します VVol 機能プロファイルの指定 133

134 cli% createcpg mycpg cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 5 mycpg VVol が利用可能なスペースの CPG による制限 CPG を使用して VM の機能プロファイルを定義することに加え ストレージ管理者は HPE 3PAR StoreServ ストレージ上で VVol が利用できるスペースも CPG を使用して制限することができます ストレージ管理者は 以下のいずれかの方法でアレイストレージスペースの使用量を制御することができます HPE 3PAR VASA Provider が特定の仮想ドメインに登録されている場合 vsphere 環境は そのドメイン内で CPG に関連付けられている機能およびストレージスペースにだけアクセスが許可されます 同じ仮想ドメイン内のすべての CPG が拡張制限ありで構成されている場合 vsphere 管理者は 仮想ドメイン内のストレージコンテナーに新しい仮想マシンを作成するときに その拡張制限によって制約されます 拡張を確実に制限するには アレイ上の各 CPG( または VVol 専用の仮想ドメイン内の各 CPG) を 全体の拡張制限ありで (setcpg に -sdgl オプションを指定して ) 構成する必要があります 拡張制限が構成されていない CPG が 1 つでもあると その CPG が VVol 用の 特定のストレージドライブデバイスタイプで利用可能なすべてのスペースを消費してしまう可能性があります HPE 3PAR StoreServ ストレージ上のストレージ管理者は 特殊な vvol_ プレフィックスを CPG の名前に付加して これらの CPG がデフォルトの VVol VM によって利用可能であると指定することができます vsphere 環境では デフォルトのストレージポリシー以外の特定のストレージの機能に関連付けられていない VVol データストア上に VM が作成される場合 その VM は 特殊なプレフィックスが付加されている CPG だけを使用します vsphere 管理者は 他の CPG が vvol_ プレフィックスを使用していない場合でも 強制として要求するストレージポリシーを構築することで それらの CPG を使用することができます 特殊な vvol_ CPG VVol が使用する CPG を制約する新しいインターフェイスが提供されました VVol が利用可能な CPG のリストを制約するには 新しい CPG を作成 ( または名前を変更 ) して vvol_ プレフィックスを指定します デフォルトの CPG が選択された場合 ( ストレージプロファイルがプロビジョニンググループを制約していない場合 ) vvol_ プレフィックスを持つ CPG だけが使用されます たとえば ストレージプロファイル ( プロビジョニンググループの制約 ) がない状態で作成された VM は 以下に例に示すように vvol_esx60 CPG にプロビジョニングされます 特殊な vvol_prefix CPG の例を次に示します 134 VVol が利用可能なスペースの CPG による制限

135 cli% showcpg (MB) Volumes---- -Usage Usr Snp Adm --- Id Name Domain Warn% VVs TPVVs TDVVs Usr Snp Total Used Total Used Total Used 5 mycpg FC_r FC_r FC_r NL_r vvol_esx VVol 用のデフォルトの HPE 3PAR OS CPG vsphere 管理者は VVol ストレージコンテナーで VM をプロビジョニングするときに アレイの機能制約を選択することができます これらの機能制約は ストレージプロファイルと呼ばれます HPE 3PAR OS では vsphere 管理者が選択できる制約の 1 つに CPG があります vsphere 管理者がストレージプロファイルの作成を選択しなかった場合 またはストレージプロファイルに CPG に対する制約がなかった場合 HPE 3PAR VASA Provider はその VM の VVol に対してデフォルトの CPG を自動的に選択します HPE 3PAR VASA Provider は以下のアルゴリズムを使用して 新しく作成された VVol に対して CPG を選択します 名前が vvol_ で始まる CPG がある場合 他の CPG はプロビジョニングについての検討から除外されます 利用可能な領域が CPG に最初にプロビジョニングされた総領域の 10% 未満になっている CPG がある場合 これらの CPG は すべての CPG の領域が同様に切迫した状態でない限り プロビジョニングについての検討から除外されます 残っている検討対象の CPG の中で パフォーマンスと可用性のバランスにより VVol をプロビジョニングする CPG が検討されます 選択される CPG の順序は CPG の構成のドライブタイプ (NL FC SSD) および RAID(r0 r1 r5 r6) の設定により異なります HPE 3PAR VASA Provider は 次の優先ドライブ /RAID 順に一致する最初の CPG を選択します 1 FCr5 7 SSDr5 2 FCr6 8 SSDr6 3 FCr1 9 SSDr1 4 NLr6 10 FCr0 5 NLr1 11 NLr0 6 NLr5 12 SSDr0 VM あたりの VVol 数 VVol ベース VM が使用するストレージリソースの量を判断する場合 管理者は VM あたりの VVol 数を算出する必要があります 各 VM は 以下のように複数の ( 少なくとも 2 つの )VVol からなります VVol 用のデフォルトの HPE 3PAR OS CPG 135

136 構成 VVol が 1 つ (VM の構成が格納されます ) 仮想ディスクごとに VVol が 1 つ VM のスナップショットに対し その VM の各仮想ディスクごとに VVol が 1 つ必要 スナップショットに VM メモリが存在する場合 そのスナップショットの VM メモリを格納する追加の VVol が 1 つ VM の電源が入っている場合 VM のスワップを保持する VVol が 1 つ たとえば 電源の入った 1 つの VM に仮想ディスクが 2 つ スナップショットが 2 つある (1 つのスナップショットには VM メモリがあり もう 1 つにはない ) 場合 以下のように 合計で 7 つの VVol を消費します 構成 1 仮想ディスク 2 仮想ディスクのスナップショット 2 メモリスナップショット 1 スワップ 1 複数のデータストアにわたって分離されている仮想ディスクが VM に存在する場合 仮想ディスクが存在する VVol データストアごとに 構成ボリュームが少なくとも 1 つ必要です たとえば VM に仮想ディスクが 2 つあり それぞれが別の VVol データストアに存在する場合 VM には構成 VVol が 2 つ ( 仮想ディスクが存在する各 VVol データストアに 1 つずつ ) 存在することになります 以下の例では VVol の合計数は 8( 追加で必要な構成 VVol を含む ) となります VMware VVol の複製 VMware VVol の複製およびディザスタリカバリは vsphere 6.5 で導入されました これにより VVol データストア内の VVol ベースの個々の仮想マシン (VM) をリカバリサイトに複製することができます HPE 3PAR ソリューションを使用すると ストレージベースの従来の複製とは異なり VVol データストア全体を複製する必要はありません 実際に VVol ベース VM では 2 方向の複製 ( アクティブおよびレプリカ / 回復 VVol の両方が存在できます ) を同じデータストアで同時に行うことができます VMware VVol の複製の動作方法 VMware VVol-VM が複製されるように要求するには vsphere 管理者がストレージポリシー制約 ( シン重複排除または CPG など ) を指定できるように VM のプロビジョニングまたは修正時に複製制約および複製グループを指定することができます ストレージ管理者は VVol の複製を有効にするために 複製グループを事前に作成する必要も またはターゲットアレイ上にリモートボリュームをセットアップする必要もありません VASA Provider は VVol ベース VM の複製を作成する要求を受けたとき または既存の VVol ベース VM を新しい複製要件で修正する要求を受けたときに 複製グループを自動的に作成します 自動的に作成されたグループは そのグループを使用する最後の VM がグループから削除されたときに 自動的に削除されます VVol の複製による Remote Copy への変更 3PAR Remote Copy サブシステムは VVol の複製をサポートするために 以下のように拡張されました プライマリサイトの複製グループで VVol の追加または削除が行われた場合 セカンダリサイトの VVol が自動的に作成および削除されます 物理データだけではなく VVol のスナップショットおよび VVol に関連付けられている VMware メタデータも複製されます フェイルオーバー後 複製された VVol がリカバリサイトで目的のストレージコンテナーを見つけることができるように VVol ストレージコンテナーとの Remote Copy グループの関係を定義する必要があります (HPE 3PAR CLI の setvvolsc コマンドを参照 ) VVol Remote Copy グループが作成されると その Remote Copy グループとストレージコンテナーとの関係を変更することはできません 136 VMware VVol の複製

137 このリリースでは Automatic オプションにより Remote Copy グループが作成されます ストレージ管理者が VVol Remote Copy グループを事前に作成することはできません vsphere 管理者は 新しい Remote Copy グループを作成するか または既存の Remote Copy グループに VM を置くかを指定することができます リモート ( リカバリサイト ) がダウンしているときに VVol の操作ができるよう Remote Copy は リモートサイトがアクセス不可でも VVol Remote Copy グループの変更をサポートしています このため リモートサイトが利用できない場合でも Remote Copy グループでの VM/VVol の追加または削除を行うことができます このコピーには VM のスナップショットを リカバリサイトターゲットがダウンしているときに Remote Copy グループに追加する機能も含まれています これらのグループ操作トランザクションは リモートターゲットへのリンクが再度利用できるようになったときに調整されます VVol の複製に関する固有の要件により VVol が使用できるのは VVol Remote Copy グループ 1 つだけであり 上記の機能は従来の HPE 3PAR 仮想ボリュームでは利用できません VVol ベース VM の複製の要求 VVol ベース VM の複製は vsphere 管理者が実行および制御します ストレージ管理者は 以下の点だけを確認してください Remote Copy リンクおよびターゲットがセットアップされ 準備完了状態である 定期的な複製をサポートするために 少なくとも 1 つの Remote Copy ターゲットが利用可能であること 各 Remote Copy ターゲットのモードは 1 時点で 1 つに制限されています このため すでに同期または非同期 ( 非定期 ) モードで使用されている Remote Copy ターゲット上に VVol Remote Copy グループを作成することはできません 少なくとも 1 つの CPG と 1 つの VVol ストレージコンテナーが ローカル VVol ストレージコンテナーと同じドメイン名で リモートアレイに存在すること vsphere 管理者は 複製ストレージポリシーを定義する必要があります 複製の設定は vsphere ストレージポリシーの Remote Copy 制約を使用して指定されます 複製制約のあるストレージポリシーが VVol ベースの新規または既存の VM に適用された場合 その VM は 新しいまたは既存の Remote Copy グループに置かれます ストレージポリシーに複製制約が必要であると vsphere が認識した場合 VM storage provisioning ダイアログボックスには 追加のドロップダウンフィールドが含まれるようになります これにより vsphere 管理者は 既存の Remote Copy グループを選択するか または新しい Remote Copy グループを作成することができます replication ドロップダウンは ストレージポリシーに Remote Copy 制約 ( ルール ) が含まれている場合だけ表示されます リモートターゲットがアクセス可能 ( 準備完了状態 ) であれば ドロップダウンで Auto-ocreate (automatic) を利用できます 既存の VVol Remote Copy グループは ストレージポリシーで定義されている複製制約と互換性があれば ドロップダウンに表示されます VVol ベース VM を複製する場合は 以下の事項に注意してください VM のすべての仮想ディスクを 同じ複製グループに置く必要があります 置かれていない場合 リカバリサイトで VM を回復できないことがあります すべてのディスクを複製する必要はありません ただし 不足している仮想ディスクを置き換えるかまたは削除するために VM の構成を回復用に修正する必要があります この処理はお勧めしません 自動的に作成された VVol Remote Copy グループは グループから最後の VVol が削除された ( 所有している VM が削除された 別の複製グループに移動された または複製を必要としないポリシーに切り替えられた ) ときに 自動的に削除されます ただし Remote Copy グループの自動作成および自動削除が成功するのは Remote Copy ターゲットが準備完了状態の場合だけです Remote Copy グループの自動削除は グループが開始状態 ( リモートターゲットがダウンしているか またはグループがフェイルオーバーしているとき以外の VVol Remote Copy グループの正常な状態 ) の場合だけ成功します グループ HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 137

138 は フェイルオーバーした場合 回復が完了するまで停止状態になります 回復 ( 元のサイトに戻した VM の再保護 ) を実行するには vsphere 管理者は リバース複製操作を起動する必要があります この操作は グループを開始状態に戻します VVol Remote Copy グループでディザスタリカバリ操作 ( フェイルオーバーおよび反転 ) を開始するのは vsphere 管理者だけです Remote Copy のセットアップ VVol の複製用の Remote Copy のセットアップには 必要となる固有のセットアップ手順はありません ただし VVol Remote Copy グループがサポートするのは 定期モードの複製だけです ストレージ管理者は 定期モードの複製をサポートするために 少なくとも 1 つの Remote Copy ターゲットが利用可能であることを確認する必要があります (Remote Copy ターゲットがサポートする複製モードは 1 時点では 1 つだけです ) VVol Remote Copy グループは 他の Remote Copy グループが定期モードを使用するターゲットを使用していれば そのグループと同じターゲットを共有できます ストレージ管理者は リモートターゲットも VVol 複製をサポートしていること ( つまり HPE 3PAR OS バージョン 以降で 必須の VVol および Remote Copy ライセンスがある ) を確認する必要があります VASA Provider は VVol 複製をサポートするリモートアレイで利用可能なストレージコンテナーおよび CPG を提供します これらのストレージコンテナーおよび CPG は vsphere でのストレージプロファイルの作成の一部として Remote Copy ルールを作成するときに 見えるようになります vsphere 管理者が利用できる Remote Copy 機能のリストのセクションを参照してください VASA Provider が特定のドメインに登録された (vsphere での VASA Provider の登録に使用されたユーザー ID が特定のドメインに割り当てられた ) 場合 複製を実行できるのは リモートターゲットで名前が同じドメイン間だけです リモートターゲットで同じドメインに登録されている VASA Provider がある 同様の vsphere 環境 (vcenter および ESXi ホスト ) をセットアップする必要があります vsphere を使用して利用可能な VVol Remote Copy 機能 Remote Copy ターゲットストレージコンテナー 登録された VASA Provider と同じドメイン内で Remote Copy ターゲットアレイおよび関連する VVol ストレージコンテナーの選択が可能になります この制約が定義された場合 使用できるのは 指定された 138 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

139 ターゲットアレイへ複製を行う Remote Copy グループと VVol ストレージコンテナーだけです 自動オプションを使用して新しい Remote Copy グループが作成された場合 この設定によって VM のターゲットおよびストレージコンテナーが決定され そのストレージコンテナーが永久に Remote Copy グループと関連付けられます Remote Copy ターゲット CPG VVol ベース VM の共通プロビジョニンググループを選択でき リモートターゲットにパフォーマンスおよび可用性の機能を提供します この設定は 要求された CPG が使用するように構成されている Remote Copy グループだけが使用されることを保証します または Remote Copy グループが自動オプションを使用して作成されている場合 このオプションは Remote Copy グループの CPG 設定を定義します Remote Copy ターゲット CPG の制約について 互換性は監視されません Remote Copy ターゲット CPG の設定は VVol ベース VM に対して適切にマッチする Remote Copy グループを検出する場合にだけ使用されます このため VVol の CPG がリモートターゲットで変更された場合 ローカルの vsphere 環境ではコンプライアンス警告は出されません Remote Copy ターゲットスナップショット CPG Remote Copy ターゲット CPG と同様 この機能を使用すると リモートターゲットの スナップショット ( バーチャルコピー )VVol ベース VM の共通プロビジョニンググループを選択できます Remote Copy モード Remote Copy モードを選択できます 3PAR OS リリースでは 非同期定期 ( 定期 ) のみが利用可能です Remote Copy RPO( 分 ) 非同期定期モードとともに使用すると Remote Copy の目標復旧時点を指定できます この制約は 許容されている最小値と最大値の範囲で指定します RPO がその範囲にある Remote Copy グループだけが使用できるようになります または 新しい Remote Copy グループが作成された場合 新しいグループの RPO には 最小値が使用されます 新しい VM を複製グループに追加した場合 またはすでに複製された VM に仮想ディスクを追加した場合 新しく追加された 関連する VVol の初回の同期が完了するまで RPO が満たされないことがあります 複製された VM のスナップショットの作成は グループの RPO に影響します Remote Copy ポリシーの制約についての重要な注意事項 Remote Copy ターゲットストレージコンテナー Remote Copy ターゲット CPG Remote Copy ターゲットスナップショット CPG の許容可能な値は VASA Provider が vcenter に最初に登録されたときに自動的に検出され リモートターゲットで設定が変更されたときに更新されます 言い換えれば リモートターゲットアレイで新しいストレージコンテナーまたは CPG が作成された場合 または既存のストレージコンテナーまたは CPG が削除された場合 その情報が ローカルアレイに接続されている vsphere 管理者から利用できるようになります 最大 900 個の CPG および 900 個のターゲットストレージコンテナーを vsphere ストレージプロファイルビルダー内の Remote Copy ターゲット CPG Remote Copy ターゲットスナップショット CPG および Remote Opy ターゲットストレージコンテナーストレージ機能を介して認識できます CPG および VVol ストレージコンテナーはいつでも追加または削除できます ( 使用されなくなっていれば削除されます ) が 使用中に名前を変更することは避けてください これは 名前の変更により それらを制約として使用している既存のストレージプロファイルに影響を与える可能性があるためです たとえば ある VM が ProductionCPG という名前の CPG を必要とするストレージプロファイルで作成され その後 CPG が OperationsCPG という名前に変更されたとします コンプライアンスを制約していたのは CPG の名前であるため その VM および同じストレージプロファイルでプロビジョニングされた VM は vsphere からはコンプライアンス外として見なされます vsphere 管理者は リモートターゲットでシン重複排除の使用を希望する場合 ローカルアレイでシン重複排除を必要とするポリシーを定義し SSD ドライブをサポートする Remote Copy ターゲット HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 139

140 CPG を必要とする複製ポリシーも含む必要があります ( シン重複排除には SSD ドライブが必要です ) さらに シン重複排除をサポートするには リモートターゲットにライセンスが必要です vcenter のストレージポリシーを変更しても 既存の Remote Copy グループのポリシーは変更されません vsphere ストレージポリシーには許容可能な制約が含まれており 構成の設定は含まれていません VM を新しいターゲットに複製する必要がある場合 または別の Remote Copy ポリシーが必要な場合 まず新しいポリシーをこれらの制約で作成し VM のストレージプロファイルが新しいポリシーを使用するように更新します 以下に HPE 3PAR Remote Copy ポリシーを使用してストレージポリシーを作成する例を示します この例では 説明のため すべての Remote Copy ポリシー制約が定義されています 実際には 制約がコンプライアンス上重要であると考えられる場合だけ ストレージポリシーに追加してください ただし VM が確実に複製されるようにするには 複製制約が少なくとも 1 つ必要です 使用中の複製ポリシーの変更 ストレージポリシーが複製制約とともに定義された場合 そのポリシーが一度使用されたら vsphere 管理者はポリシーの複製制約は変更しないでください ストレージプロファイルの複製ポリシーの変更は そのポリシーで現在使用されている VM の複製ポリシーを自動的に更新するためには使用できません これは 新しいポリシーを満たすように 複製グループの変更が必要となる可能性が高いためです vsphere には 複製ポリシーの変更が行われた場合に 大量の複製グループ変更を実行するインターフェイスはありません 140 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

141 vsphere ストレージプロファイルがある VVol CPG の選択 VVol ベース VM がリモート ( セカンダリ ) サイトに複製された場合 ローカル ( プライマリ ) サイトで VM に割り当てられたストレージポリシーは リモートサイトには意図的に転送されません ポリシーは フェイルオーバーが発生した後にだけ適用されます HPE 3PAR OS 以前では VVol に割り当てられている初期 CPG を動的に変更することはできず フェイルオーバー後に割り当てられたポリシーは 回復された VVol にすでに割り当てられている CPG と互換性がなければなりません つまり リカバリ VM に Gold という CPG がある場合 フェイルオーバー中にその VM に割り当てられたストレージプロファイルには CPG 制約が定義されていないか または同じ Gold という CPG 名が定義されている必要があります 計画的フェイルオーバー中に 回復された VVol と互換性のないストレージポリシーが 回復された VM に割り当てられた場合 その計画的フェイルオーバーは失敗します 強制的フェイルオーバーはそれでも正常に完了しますが VM にはコンプライアンス外というマークが付けられます ストレージプロファイルでの CPG の定義のベストプラクティスは 各展開での優先事項によって異なりますが この状態への対応として考えられる 1 つの方法は プライマリサイトでローカルおよび Remote Copy の CPG の両方を定義し CPG 制約を含まないポリシーをリモートサイトにだけ作成することです ストレージポリシーが計画的フェイルオーバーと互換性があるようにするには ストレージポリシーの作成時に 以下のルールを考慮してください ストレージポリシーがユーザーまたはスナップショット CPG 制約を定義する場合 複製グループ内の関連するすべての VVol と互換性がある必要があります ストレージポリシーがシン重複排除の設定を必要としている場合 複製グループ内の既存の VVol は すでに TDVV タイプでなければなりません ストレージポリシーが Adaptive Flash Cache を必要としている場合 リカバリアレイ ( ターゲットアレイ ) のシステム全体でフラッシュキャッシュが有効でなければなりません ポリシー内に定義されている複製制約は 現在のボリュームと互換性がある必要があります 複製された VVol ベース VM についての情報の表示 HPE 3PAR CLI コマンドは VVol 複製についての情報を提供できるように拡張されました -rcopy を指定して showvvolvm を使用すると 複製グループ名および同期状態などの VM および個々の VVol の複製ステータスを表示することができます フェイルオーバー発生後まで vsphere 環境からはセカンダリサイトの VVol は見えませんが showvvolvm を使用すると フェイルオーバー前でも これらの複製 VM を表示することができます フェイルオーバーしていない複製 VM/VVol は RcopyRole が Secondary と表示されます showvvolvm の出力例を以下に示します HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 141

142 VVol の複製は Remote Copy サブシステムを使用するため HPE 3PAR CLI の既存の showrcopy コマンドを使用して VVol Remote Copy グループの情報を表示することができます ただし これらの VVol はバルクオブジェクトとして見なされており プログラム的には vsphere が管理しているため showrcopy は showvv のように デフォルトでは VVol Remote Copy グループを表示しません showvv と同様に showrcopy を使用する前に matchbulkobj 環境変数を CLI に定義する必要があります VVol でのディザスタリカバリ操作 VMware PowerCLI コマンドレットは vsphere API を使用して ディザスタリカバリ (DR) 計画的フェイルオーバー またはフェイルオーバーのテストを実行します この API は VASA Provider の操作を起動し それによって Remote Copy のフェイルオーバーおよび回復操作が行われます vsphere 6.5 GA では これらの DR 操作には障害によるフェイルオーバーおよび計画的フェイルオーバーの両方が含まれ フェイルオーバー後の回復も含まれます フェイルオーバーのテストは vsphere API の将来のバージョンで計画されています 142 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

143 VMware PowerCLI のコマンドレットのスクリプト作成を含む 説明および使用方法については VMware vsphere 6.5 ドキュメントセンターにある VMware PowerCLI ドキュメントセクション VMware VVol ブログサイト および VMware VVol の複製についての HPE 3PAR ホワイトペーパーを参照してください DR 操作では役割が限られているストレージ管理者 他の VVol 操作と同様 ディザスタリカバリの管理は ストレージ管理者ではなく vsphere 管理者が実行します フェイルオーバープロセスの一部として vsphere は VVol およびその中のデータに対して修正操作を実行し それらの VVol を新しい環境で使用できるようにします これらの操作は フェイルオーバーまたは回復操作を Remote Copy から直接実行すると行われず VVol は管理不可能な状態になります 部分的に複製された VM このセクションでは VM が複製グループに追加されたときに発生することについて説明します また 計画外のフェイルオーバーが起動される直前 フェイルオーバー発生時の新しい VM またはボリュームの同期前に 複製された既存の VM に新しい仮想ディスクが追加されたときに発生することについて説明します VVol ベース VM には 少なくとも構成情報に 1 つ ( 構成 VVol) 各仮想ディスクに対して 1 つ ( データ VVol) の 複数の VVol が関連します これらのボリュームが同時に複製グループに追加された場合 両方がリカバリサイトに複製されるまでにしばらくかかることがあります 一般的に 構成 VVol は 仮想ディスク VVol よりも非常に小さいです このため リカバリサイトへのデータ VVol の複製には 同じ VM の構成 VVol の複製よりも時間がかかります しかし 完全に複製されたデータ VVol のない VM は 完全な意図および目的が分からないため 機能しません VM の整合性を保証するために Remote Copy は VVol が複製グループに追加された場合 構成情報に関連付けられたデータ VVol が完全に複製されてからだけ その VVol に関連する構成情報をリモートサイトで利用できるようにします VVol の複製要件をサポートするために Remote Copy は VVol データと Remote Copy グループメンバーシップが 整合性のある方法で複製されるようにします プライマリサイトでの I/O および Remote Copy グループ管理操作 (Remote Copy グループへの VVol の追加および削除 ) の順序は セカンダリ ( リカバリ ) サイトでも維持されます 以下に 例を 2 つ示します VM が複製グループに追加された場合 VM が複製グループに追加された場合 その構成 (config)vvol および仮想ディスク VVol は ほぼ同時に追加されます この VM の仮想ディスク (data)vvol の複製が完了していないときにフェイルオーバーが発生した場合 リモートサイトに config VVol および data VVol の両方が存在したとしても データ VVol が完全には複製されていないため フェイルオーバーサイトではこの VM に対するリカバリポイントには達していません つまり 部分的にだけ複製された とは VM の整合性がなく 使用できない状態を意味します このため フェイルオーバーでは 不完全に複製された VVol と 同時に追加された VVol があれば 複製グループから自動的に削除されます その VM のすべての VVol が複製されれば フェイルオーバーが発生した場合 VM は全体として表示されます 複製された既存の VM が変更され 新しい仮想ディスクが追加された場合 新しい仮想ディスクを VM に追加するとき 複数の操作が発生します まずデータ VVol が作成され それから VM 構成が 新しい仮想ディスクを指すように変更されます VM が整合性のない状態にならないように 操作のこの順序は ターゲットサイトでも維持されます このため VM の構成内の 新しい仮想ディスクについての情報は 新しく追加されたデータ VVol がリモートサイトに完全に複製されてからだけ 利用可能になります データ VVol が完全に複製される前にフェイルオーバーが発生した場合 VM の状態は 仮想ディスクが追加される前と同じ状態に見えます 同様の整合性が 削除操作でも維持されます ただし 一般的に 削除操作は RPO には影響しません たとえば VM から仮想ディスクを削除した場合 削除操作が発生し VM 構成の更新が行われます 構成のこの更新および削除操作は リモートサイトで発生した順序と同じ順序で現れます 計画外のフェイルオーバー後の 両サイトでの VVol ベース VM の操作 計画的なフェイルオーバー操作中 2 つのサイト間での所有権の移行は 制御されており 明確です 複製グループ内の VM が計画的フェイルオーバーの一部である場合 以下の一連のイベントが発生します HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 143

144 グループ内の VM の電源がオフになります Remote Copy グループ内の VVol が リモートサイトと同期されます フェイルオーバー操作が開始されます VM が ターゲットサイトの vsphere インベントリに登録されます 計画的フェイルオーバーでは 両方の vsphere 環境が フェイルオーバーした VM の管理制御権を同時に持つことはありません プライマリサイトからフェイルオーバーサイトへは 明確な移行があります ただし 計画外のフェイルオーバー中 以前に制御された移行は発生しません 両方のサイトがまだ動作しているときに 計画外のフェイルオーバーが起動されることもあります プライマリサイトへの通信およびネットワークアクセスが失われている可能性がありますが プライマリサイトはそれ以外は正常に動作しています このシナリオでは 複製グループ内の VM についての情報の正式なソースが プライマリサイトとフェイルオーバーサイトの 2 つあるように見えます しかし 複製グループ内の VVol の正しい所有者は この時点ではフェイルオーバーサイトだけです オリジナルのプライマリサイトの vsphere 管理者は 反転複製が発生するまで VM および複製グループに対する権限を失ったことを認識しない可能性があります 操作がオリジナルのプライマリサイトとフェイルオーバーサイトの両方で 複製グループ内の VM に対して実行された場合 これらの操作は 回復中に解決する必要があります ( フェイルオーバー後の反転複製 ) プライマリサイトの VM での操作は 回復後に上書きされます ただし フェイルオーバー複製グループへの既存の VM の追加や または VM への新しいディスクの追加などの一部の操作により 自動解除 ボリュームと呼ばれる結果となります これらの VM およびボリュームは破壊されませんが フェイルオーバーの回復 ( 反転 ) 操作中に Remote Copy グループから削除 / 解除されます 以降のシナリオでは 計画外のフェイルオーバー後の回復中に 複製グループが調整される方法を例示します 表 4: シナリオ 1: オリジナルのプライマリで 複製された VM または仮想ディスクを削除 グループの状態ローカルサイトグループの状態リモートサイト プライマリ初期状態 : 仮想ディスクが 2 つのソース VM セカンダリ初期状態 : 仮想ディスクが 2 つのレプリカ VM プライマリ フェイルオーバー済み セカンダリサイトへの計画外のフェイルオーバー プライマリ VM 修正済み 2 つの仮想ディスクのいずれかを削除 フェイルオーバー済み セカンダリプライマリ回復 / 反転の開始 セカンダリ 両方の仮想ディスクにレプリカという状態で VM を復元済み プライマリ このシナリオでは ストレージ管理者または vsphere 管理者の注意が必要な問題はありません プライマリサイトで VM が削除されても 削除された VVol は グループの反転時に回復されます ローカルサイトの VASA Provider は 反転操作が発生するまで 削除対象のディスク VVol を削除しません VVol は Remote Copy グループ内で 解除保留としてマークされます 144 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

145 表 5: シナリオ 2: 新規または既存の VM を オリジナルのプライマリの複製グループへ追加 グループの状態ローカルサイトグループの状態リモートサイト プライマリ初期状態 : ソース VM が 1 つセカンダリ初期状態 : 複製 VM が 1 つ プライマリ フェイルオーバー済み セカンダリサイトへの計画外のフェイルオーバー プライマリ 2 つ目の VM を Remote Copy グループに追加 フェイルオーバー済み セカンダリプライマリ回復 / 反転の開始 セカンダリ 2 つ目の VM を Remote Copy グループから自動解除 1 つ目の VM は複製になった プライマリ このシナリオでは vsphere 管理者の介入が必要になることがあります 複製グループは両サイトで整合性のあるメンバーシップを維持する必要があり フェイルオーバー操作はそのグループの制御の所有権を移管するため オリジナルのプライマリにあるグループに追加された VM は グループの反転複製が開始されるまでにグループから解除される必要があります このアクションは vsphere 管理者がグループの反転を要求したときに 自動的に行われます ただし このアクションは VM が削除されることは意味していません 代わりに 自動解除 ( 以下の例を参照 ) のマークが付けられます 自動解除対象の VVol は マーク後電源が入ったときに自動解除されるため 後でクリアされます VM は複製されることを意図している ( 現在のストレージポリシーが複製を必要としているため ) が グループから強制的に削除されたため その VM はコンプライアンス外として表示されます この VM は 新しいストレージポリシーを VM に適用することで 別の Remote Copy グループに移動する必要があります VVol 要件なし ポリシーを VM にまず適用し 複製ポリシーを再適用して 新しい複製グループを選択するというプロセスが 1 つ考えられます たとえば VM(VM1) がある複製グループ (VM1grp_1766f64) がセカンダリサイトにフェイルオーバーしたが フェイルオーバー後 グループ VM(VM2) が追加されたとします VM2 は オリジナルのプライマリサイトにあるグループに表示されます ただし このグループはセカンダリサイトにすでにフェイルオーバーしているため 以下の例のように VM2 は同期されません HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 145

146 #cli% setclienv matchbulkobjs 1 #cli% showvvolvm -sc bob_root_s931 -rcopy VM_Name GuestOS VM_State Num_vv Physical Logical RcopyStatus RcopyGroup RcopyRole RcopyLastSyncTime VM2 windows7server64guest Unbound Unknown VM1grp_1766f64 Primary NA VM1 windows7server64guest Unbound Stopped VM1grp_1766f64 Primary :27:54 PST total #cli% showrcopy groups VM1grp_1766f64 Remote Copy System Information Status: Started, Normal Group Information Name Target Status Role Mode Options VM1grp_1766f Stopped Primary Periodic Last-Sync :27:53 PST, Period 5m,auto_recover,over_per_alert LocalVV ID RemoteVV ID SyncStatus LastSyncTime cfg-vm1-fb59cb cfg-vm1-fb59cb91.r 8212 Stopped :27:54 PST cfg-vm2-cf0154d cfg-vm2-cf0154d2.r NA New-Pending NA dat-vm1.vmdk-90a4f dat-vm1.vmdk-90a4f464.r 8213 Stopped :27:54 PST dat-vm2.vmdk-dd550dfd 1875 dat-vm2.vmdk-dd550dfd.r NA New-Pending NA オリジナルのセカンダリサイト ( 現在はプライマリサイト ) からオリジナルのサイトへの回復 ( グループの反転 ) 後 VM2 はグループから自動解除されます HPE 3PAR CLI の showvvolsc に -d オプションを指定して使用すると 自動解除された VVol が検出されます #cli% showvvolsc -d bob_root_s (MB) Name Num_VMs Num_VVols In_Use Provisioned AutoDismissed bob_root_s total HPE 3PAR CLI の showvvolvm に -autodismissed オプションを指定して使用すると 自動解除された VM が表示されます -vv オプションを使用すると 自動解除された VVol を表示することができます #cli% showvvolvm -sc bob_root_s931 -autodismissed (MB) VM_Name GuestOS VM_State Num_vv Physical Logical VM2 windows7server64guest Unbound total VM2 の電源を入れると 自動解除のフラグがクリアされます 必要であれば vsphere 管理者が VM のストレージポリシーを複製から削除するか または別の複製グループに追加することで VM のストレージポリシーを変更します 146 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

147 表 6: シナリオ 3: オリジナルのプライマリにある複製グループから VM を削除 グループの状態ローカルサイトグループの状態リモートサイト プライマリ初期状態 : ソース VM セカンダリ初期状態 : 複製 VM プライマリ フェイルオーバー済み セカンダリサイトへの計画外のフェイルオーバー プライマリ 複製グループから VM を削除 フェイルオーバー 済み セカンダリプライマリ回復 / 反転の開始 セカンダリ 複製として複製グループへ VM を復元 プライマリ このシナリオでは ストレージ管理者または vsphere 管理者の注意が必要な問題はありません シナリオ 1 と同様に 複製グループから削除された VM は グループが同期されるまで 解除保留状態に置かれます 同期が行われる前にフェイルオーバーが発生した場合 回復 / 復元が実行されるまで 関連する VVol が残ります 回復サイトで承認を行うと その VM を使用し続けること または削除することができます 表 7: シナリオ 4: オリジナルのプライマリで複製された VM にスナップショットを追加 グループの状態ローカルサイトグループの状態リモートサイト プライマリ初期状態 : ソース VM セカンダリ初期状態 : 複製 VM プライマリ フェイルオーバー済み セカンダリサイトへの計画外のフェイルオーバー プライマリ VM のスナップショットを作成 フェイルオーバー済み セカンダリプライマリ回復 / 反転の開始 セカンダリ VM スナップショットを Remote Copy グループから自動解除 残りの VM VVol を複製ステータスに切り替え プライマリ このシナリオでは ストレージ管理者の手動介入が必要です このシナリオはシナリオ 2 と似ていますが 複製グループに VM を追加するにではなく VM のスナップショットだけが追加されます 両サイトでの複製グループのメンバーシップの整合性を維持するには フェイルオーバー後にオリジナルのサイトで作成されたスナップショットは 反転複製前に解除する必要があります シナリオ 2 のように VASA Provider はこの操作を自動的に行い スナップショットには自動解除のマークが付けられます 反転複製後 VMware はこのスナップショットに関する知識を持っていないため この VM の削除時の障害を回避するには ストレージ管理者は 自動解除されたスナップショットを手動で削除する必要があります HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 147

148 シナリオ 2 のように HPE 3PAR CLI の showvvolsc および showvvolvm を使用すると ストレージ管理者は自動解除された VVol を検出することができます #cli% showvvolsc -d bob_root_s (MB) Name Num_VMs Num_VVols In_Use Provisioned AutoDismissed bob_root_s total showvvolvm に -autodismissed オプションを指定して使用すると 自動解除された VM が表示されます -vv オプションを使用すると 自動解除された VVol を表示することができます #cli% showvvolvm -sc bob_root_s931 -autodismissed (MB) VM_Name GuestOS VM_State Num_vv Physical Logical VM2 windows7server64guest Unbound total #cli% showvvolvm -sc bob_root_s931 -autodismissed -vv (MB) VM_Name VV_ID VVol_Name VVol_Type Prov Physical Logical VM dat-vm2-5e488d00-snap Data snp total #cli% setclienv matchbulkobjs 1 #cli% removevv -f dat-vm2-5e488d00-snap 表 8: シナリオ 5: オリジナルのプライマリでスナップショットを削除 グループの状態ローカルサイトグループの状態リモートサイト プライマリ 初期状態 : スナップショットが 1 つのソース VM セカンダリ 初期状態 : 複製 VM プライマリ フェイルオーバー済み セカンダリサイトへの計画外のフェイルオーバー プライマリ VM のスナップショットを削除 フェイルオーバー済み セカンダリプライマリ回復 / 反転の開始 セカンダリ VM のスナップショットを復元 すべての VM VVol を複製ステータスに切り替え プライマリ このシナリオでは ストレージ管理者または vsphere 管理者の注意が必要な問題はありません シナリオ 1 のように スナップショットはリカバリサイトに存在し続けます スナップショットは プライマリサイトから完全には削除されません リカバリサイトの VMware 管理者が スナップショットを保持または削除します 148 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

149 表 9: シナリオ 6: オリジナルのプライマリにある新しい複製グループに VM を移動 グループの状態ローカルサイトグループの状態リモートサイト プライマリ 初期状態 : スナップショットが 1 つのソース VM セカンダリ 初期状態 : 複製 VM プライマリ フェイルオーバー済み セカンダリサイトへの計画外のフェイルオーバー プライマリ 新しい複製グループへ VM を移動 フェイルオーバー済み プライマリ フェイルオーバー済み 回復 / 反転の開始 - 失敗 このシナリオでは vsphere 管理者とストレージ管理者のアクションが必要です このシナリオは vsphere 管理者が 2 人 各サイトに 1 人ずつ存在し お互いに通信できない場合だけ発生します このシナリオでは 以下の事項を前提とします 2 サイト間の複製が 2 サイト間の通信障害により停止しました ただし サイト自体は稼働しています プライマリサイトの VMware 管理者が セカンダリサイトで複製が失敗したことを認識し VM が継続的に保護されるには 3 つ目のサイトへの複製を開始することが最善であると決定しました セカンダリサイトのストレージ管理者は セカンダリサイトへの複製が停止したことを認識し セカンダリサイトの VMware 管理者に通知します セカンダリサイトの VMware 管理者は プライマリサイトに連絡できず プライマリサイトの VM を喪失したと推定するため グループのフェイルオーバーを決定します この現象が発生すると オリジナルの VM のコピーが 2 つになります オリジナルのプライマリサイトの vsphere 管理者が VM を新しい複製グループへ移動することを決定した場合 VASA Provider は この複製グループが停止状態であり VMware 管理者が グループに対するクリティカルな障害の発生を判断したと推定します このアクションにより VASA Provider は 複製グループから VVol を強制的に削除します この現象が一度発生すると セカンダリサイトからの反転複製 ( フェイルオーバー ) は不可能です このシナリオから回復するには 通信の復旧後 以下の手順を実行します vsphere 管理者は どちらのサイトが VM の正当なソースであるかを判断する必要があります 判断したら ストレージポリシーを変更し 新しいグループを割り当てることで 正当な VM を新しい複製グループに置きます ( まだ置かれていない場合 ) 他方の VM は 削除する必要があります ストレージ管理者は そのグループを使用する VM のリストを vsphere 管理者に提供します ストレージ管理者は HPE 3PAR CLI の showvvolvm -rcopy を使用して そのグループを使用する VM を表示することができます vsphere 管理者は その複製グループを使用するその他の VM を 新しい複製グループに移動する (VM のストレージポリシーを変更することにより ) 必要があります その複製グループを使用する VM がグループから削除されると その Remote Copy グループは空になります ストレージ管理者は ミラーリングをオフにし HPE 3PAR CLI の removercopygroup を使用することで 複製グループを手動で削除する必要があります 放棄された Remote Copy グループの削除についての詳細は Cleanup of Remote Copy Groups after a True Disaster を参照してください テスト中の Remote Copy グループ vsphere では リカバリサイトでの VM の完全性と妥当性を検証するために vsphere 管理者が複製グループの テスト を実行することができます HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 149

150 現在のバージョンの vsphere API ではフェイルオーバーテストを実行するインターフェイスが提供されていませんが HPE 3PAR VASA Provider は このような API が存在するようになったときのために フェイルオーバーテスト準備完了 となっています フェイルオーバーのテストは 実際のフェイルオーバー操作ではありません プライマリサイトのソース VVols と セカンダリの複製 VVol は 現在の状態のままとなります ( プライマリサイトからセカンダリサイトへの複製が引き続き正常となります ) ただし セカンダリではコピー ( バーチャルコピー ) が VVol Remote Copy グループ内の各複製に対して行われるため テスト目的のこれらのコピーが セカンダリサイトの vsphere 環境から見えるようになる可能性があります フェイルオーバーのテストにより VMware メタデータを含む 複製の一貫性のあるコピーが作成されます つまり フェイルオーバーのテストが起動された時点と一貫性がある その複製グループのポイントインタイムを表す VVol 内のすべてのデータのコピーです フェイルオーバーテストの起動時に VM が動作中であった場合 ポイントインタイムは クラッシュ整合性がある と考えられ 電源障害またはシステムクラッシュが発生したように VM の電源が入ることがあります vsphere はこれらのコピーの 修正 を行い 既存の vcenter および ESXi ホスト ( セカンダリサイト ) から参照できるように ( 登録 ) します 一度登録すると VM はテストのために電源を入れることができるようになります 修正 には 新しい VVol ID および VVol ストレージコンテナー情報を参照するための VM の構成の更新が含まれます さらに VM の複製ポリシーと互換性のあるストレージポリシー (Remote Copy グループと互換性があり 複製 VVol に割り当てられた CPG と互換性がある複製制約を定義する必要があります ) が割り当てられます フェイルオーバーのテストに使用されるストレージプロファイルを作成する場合は VVol ベース VM にすでに割り当てられている CPG と競合しないように CPG 制約を追加しないでください また 複製制約を追加するときに Remote Copy ターゲットストレージコンテナー制約を指定する場合は ソース VVol のストレージコンテナーと同じであることを確認してください テストが完了すると vsphere は VASA Provider にテストを停止するように求めます これにより テスト中に作成された VVol( テストにより VM へ VMDK を追加したなど ) を含め テストにより作成された VVol がクリーンアップされます 以下の図は 複製グループ内に VM が 2 つ (VM1 と VM2) がある例を示しています 各 VM には 構成 (C)VVol が 1 つと データ (D)VVol が 1 つあります 各 VM には vsphere が作成したスナップショット VVol(RO) も 1 つあります セカンダリサイトで利用可能な複製 VM の実現性のテストを vsphere 管理者が希望した場合 vsphere はアレイに対し その VVol 複製グループの テスト コピーを作成するように要求します このテストは 複製グループ内の各 VVol のシャドウコピー ( スペース効率の良いスナップショット / バーチャルコピー ) を作成することにより 作成されます ここでは C' D' および RO' で表されています 150 HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol

151 実際の災害後の Remote Copy グループのクリーンアップ VVol の一般的なモードの操作は vsphere 環境により自動化管理が提供され ストレージ管理者が必要とされる動作は限られています しかし 実際の災害では vsphere 管理者によるフェイルオーバーの起動後 ストレージ管理者はクリーンアップ操作を実行する必要があります このシナリオでは プライマリサイトが物理的に失われたものとします つまり 新しいハードウェアを展開しなければ オリジナルのサイトは回復できないという意味です このセクションでは プライマリサイトでの単純な停電については説明せず アレイハードウェアが物理的に失われた場合の説明をします プライマリサイトでの単純な停電や プライマリサイトとセカンダリサイトとの間の通信障害がフェイルオーバーの原因であるというシナリオの場合 このセクションで説明する手順は適用されません ( そのシナリオの 回復 は オリジナルのプライマリサイトが再度利用可能になったときに vsphere 管理者が反転複製を行わなければならないことだけを意味しています ) 実際の災害シナリオでフェイルオーバーが発生した場合 オリジナルのサイトにある VVol と 関連する Remote Copy グループが失われているため フェイルオーバー後の複製のリハーサルは不可能です フェイルオーバーが発生した場合 vsphere 環境が フェイルオーバーサイトにある Remote Copy グループの削除を要求することはできません vsphere 環境によって起動されたこのシナリオのフェイルオーバー後 ストレージ管理者は 以下の手順を実行する必要があります ストレージ管理者は vsphere 管理者によってフェイルオーバーされた Remote Copy グループを特定する必要があります HPE 3PAR CLI の showvvolvm コマンドと showrcopy コマンドを使用して フェイルオーバー状態にある Remote Copy グループを特定します フェイルオーバーされたグループはすべて Primary-Rev 状態と表示されます VVol Remote Copy グループは matchbulkobjs CLI 環境変数を使用して表示する必要があります Remote Copy グループの特定中に これらのグループに関連するターゲットも特定します ストレージ管理者は 特定されたターゲットのリストと 災害による影響があったことが分かっているターゲットを照合する必要があります HPE 3PAR StoreServ ストレージでの VMware VVol 151

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