今帰仁村情報セキュリティ強化対策委託業務仕様書 1 概要 (1) 調達件名今帰仁村情報セキュリティ強化対策委託業務 (2) 目的本村で運用している情報系システムにおいて 住民の個人情報等さまざまな情報を取り扱う端末は 情報漏洩防止のさらなるセキュリティ対策の強化だけでなく 現行端末の利便性向上による

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1 今帰仁村情報セキュリティ強化対策委託業務仕様書 1 概要 (1) 調達件名今帰仁村情報セキュリティ強化対策委託業務 (2) 目的本村で運用している情報系システムにおいて 住民の個人情報等さまざまな情報を取り扱う端末は 情報漏洩防止のさらなるセキュリティ対策の強化だけでなく 現行端末の利便性向上による業務効率化が求められている 上記を踏まえ 自治体情報セキュリティ強化対策事業 ( 自治体情報システムの強靭性の向上 ) で提示されている内容に従い本事業を実施する (3) 業務概要本調達で実施する業務概要を下記に示す 1 各構成要素の整備 ( ア ) LGWAN 接続系ネットワーク ( 利用端末数 :141 台 ) a WSUS サービス b ウィルス対策 c ファイル無害化 d メール無害化 e 現行グループウェアサーバの移動 f 現行インターネット接続系端末からの移動 (141 台 ) g GIS サーバ環境構築 ( イ ) インターネット接続系ネットワーク ( 利用端末数 :15 台 ) a ファイル無害化 b メール無害化 c WEB メール d LAN 配線 ( 端末 15 台 ) ( ウ ) 共通事項監視サーバ (LGWAN 接続系 インターネット接続系 ) (4) 業務概要 1 仕様書別紙 ( 構成 ) を参照し 指定のもの又は同等品を提案すること 2 本システムの目的を理解し 指定のハードウェア構成 ( 機器 スペック 台数 ) 及びソフトウェア構成を提案すること その購入等の費用を本調達に含めるものとする 3 機器の仕様は必要最低限を示している 4 導入後迅速な保守のため 現地での訪間修理が可能であり 最低でも導入後 5 年間は修理に必要な部品を提供できるパーツ保証を行える機器を選定すること 2 構成要素詳細要件本調達における個々の詳細要件は以下のとおりとする (1) WSUS(Windows Server Update Services) サーバ 1

2 LGWAN 接続系の仮想基盤上に設置し サーバおよび利用端末に対するセキュリティパッチ対策を実施する LGWAN-ASP の契約は別途契約となるが 選定について 本村担当者と協力し円滑に作業をすすめること (2) ウィルス対策管理サーバ LGWAN 接続系の仮想基盤上に設置し サーバおよび利用端末に対するセキュリティパッチ対策を実施する LGWAN-ASP の契約は別途契約となるが 選定について 本村担当者と協力し円滑に作業をすすめること (3) ファイル無害化インターネット接続系ネットワークと LGWAN 接続系の分離にあたり 外部から送信され自治体職員が受信するファイルを無害化する事で LGWAN 接続系に安全に取込む事を可能とすること 無害化のエンジンは VOTIRO 社製品とし LGWAN-ASP を利用する ( ア ) 利用期間は 5 年を前提とする ( イ ) 以下のサービスを LGWAN-ASP 及びインターネット ASP としてサービス提供すること a 職員がインターネット系の端末からファイルを送信し 無害化処理されたファイルを LGWAN 系の端末で受信すること b 無害化できないファイルが送信された場合は 画面にメッセージを表示すること c パスワード付き ZIP ファイルは パスワード解凍と同時に無害化処理ができること d パスワード付き ZIP ファイルを送信するときに 異なるパスワードを入力した場合は エラーメッセージを表示し送信を受け付けないこと e インターネット上の送受信は暗号化通信とすること f 送信したファイルは 7 日間 (168 時間 ) 受信可能とすること 受信可能期間を過ぎたファイルは順次削除処理を行うこと g 管理者は全職員の送受信ログのデータがダウンロードできることとする 送受信ログの保存期間は 1 年間とすること h 受信する際にダウンロード用パスワードの設定ができること i 1ユーザーあたり同時送信ファイル数 10 個 (1 ファイル 100MB まで ) 同時送信可能容量 500MB を上限とすること j 利用自治体の管理者が CSV ファイルを投入することでユーザー登録ができる仕組みを用意すること また 異動や退職の処理ができること k 自治体ユーザー ( 利用自治体の職員 ) と一般ユーザー ( 自治体と取引のある企業の社員など ) の 2 種類のユーザー登録ができること l 自治体ユーザーが一般ユーザーを登録することにより 一般ユーザー 2

3 はインターネットから自治体職員にファイル送信ができること m サービスの提供時間は 原則 24 時間 365 日とし 保守については 平日の 9 時から 17 時までとする { 年末年始 (12/29~1/3) 及び土日祝日 保守 メンテナンス時間を除く } n サービスの問合せ対応業務 ( ヘルプデスク ) を行うこと ( 平日の 9 時から 17 時までとする ){ 年末年始 (12/29~1/3) 及び土日祝日を除く } o VPN 回線を引かずに利用できること p 対象ファイル OFFICE 系 i Microsoft Office : Excel (XLS) / PowerPoint (PPT) / Word (DOC) ii Microsoft Office : Excel (XLSX, XLSM) / PowerPoint (PPTX, PPTM) / Word (DOCX, DOCM) / EML iii Microsoft Word Viewer : RTF PDF 系 PDF 画像系 i BMP / GIF / WMF / EMF / PNG / JPG, JPEG / TIF, TIFF 圧縮系 i ZIP / Windows CAB / TAR / GZIP / RAR / 7Z / GZ CAD 系 i / def. (4) メール無害化インターネットから自治体向けに送信されたメールを メール無害化 -ASP に転送し メール本文及び添付ファイルを無害化して LGWAN 内のメールサーバに転送可能であること 無害化のエンジンは VOTIRO 社製品とし LGWAN-ASP を利用する ( ア ) 利用期間は 5 年を前提とする ( イ ) メール本文のテキスト化と URL リンクの無効化すること ( ウ ) 添付ファイル無害化すること ( エ ) 添付ファイルの無害化処理については VOTIRO 社製品を採用して行うこと ( オ ) メールの添付ファイル数は最大 10 個 (1 回のメールで合計最大 20MB) とすること ( カ ) 利用可能なアカウント数については 100 アカウントとすること ( キ ) 無害化処理されたメールは 1 通のメールで受信者に配送されること ( ク ) パスワード付き ZIP ファイルの添付ファイルであっても 無害化処理して受け取れること ( ケ ) 無害化処理されたファイルは 元のファイル形式で利用できること 3

4 ( コ ) 無害化対象外ファイルはその内容を受信者がメールで受け取れること ( サ ) 無害化されない原本のメールをアーカイブする仕組みを本庁舎内に構築すること ( シ ) 管理者は全職員の送受信ログのデータがダウンロードできることとする 送受信ログの保存期間は 1 年間とすること ( ス ) サービスの提供時間は 原則 24 時間 365 日とし 保守については 平日の 9 時から 17 時までとする { 年末年始 (12/29~1/3) 及び土日祝日 保守 メンテナンス時間を除く } ( セ ) サービスの問合せ対応業務 ( ヘルプデスク ) を行うこと ( 平日の 9 時から 17 時までとする ){ 年末年始 (12/29~1/3) 及び土日祝日を除く } ( ソ ) 対象ファイル OFFICE 系 a Microsoft Office : Excel (XLS) / PowerPoint (PPT) / Word (DOC) b Microsoft Office : Excel (XLSX, XLSM) / PowerPoint (PPTX, PPTM) / Word (DOCX, DOCM) / EML c Microsoft Word Viewer : RTF PDF 系 a PDF 画像系 a BMP / GIF / WMF / EMF / PNG / JPG, JPEG / TIF, TIFF 圧縮系 a ZIP / Windows CAB / TAR / GZIP / RAR / 7Z / GZ CAD 系 b dwg / dxf c (5) WEBメール ( ア ) 仮想基盤上に構築すること ( イ ) インターネット接続系でのメール操作用 ( 閲覧 作成 送受信用 ) として WEBメールを構築すること ( ウ ) メール無害化前の原本をアーカイブすること ( エ ) 1 人あたり 2GB の容量を確保すること (6) 監視サーバ ( ア ) 仮想基盤上に構築すること ( イ ) 以下の監視機能を有すること 4

5 a トラフィック監視 b リソース監視 c サービス監視 d ログ監視 ( ウ ) 異常検知時にメールで通知ができること ( エ ) 管理者機能として マップ レポート グラフ機能を有し 管理者が障害箇所を視覚的に確認が行なえること ( オ ) 監視対象は本調達にて導入する機器および仮想サーバ群とする また その他の機器については 協議の上決定し設定を行なうこと (7) その他 1 IP アドレス 181 台変更既存 NAS プリンター サーバ 端末のIPアドレスの変更をおこなうこと 2 端末において設定されているプリンター等の IP アドレスの変更 3 インターネット接続系の新規端末用の 15 台についてのLAN 配線を行なうこと 4 LGWAN 用メールアカウントの追加設定の支援をおこなうこと 5 GIS サーバの環境を仮想基盤上に構築し OS インストールまで行なうこと 6 割当てるコア数 メモリ数 HDD 容量は発注者と協議の上決定する 3 調達対象の設置 設定共通事項 1 調達機器に関しては 発注者指定の場所に搬入し 各機器の設置及び試験等を実施すること なお 機器の搬入に際して 梱包材の類は回収すること 2 既存環境に影響の生じる可能性のある作業については 必ず作業実施前に発注者と協議の上承認を得ること 3 各機器 システムの設定内容については システム設計書としてドキュメント化すること その内容について発注者と協議し承認を得ること 4 システム設定完了後 システム運用に必要な運用マニュアルを作成し 提示すること 5 OS 及び設定ファイルの初回バックアップをとること また 運用時の設定変更や追加の際 発注側で手動バックアップとれるよう手順書を整備すること 6 初回バックアップ先は発注者と協議の上確定させる ( 既存ストレージ DVD 等 ) 7 電源シャットダウンについては 先に仮想サーバをシャットダウンさせ その後に物理サーバのシャットダウンを行うこと ( 停電時に自動的に作動すること ) 8 接続する UPS は発注者の指示を受けること 4 事業に関する作業内容 (1) プロジェクト管理 1 提案者は 同基盤完成まで本村の当該プロジェクトに係る作業の進捗管理を実 5

6 施し 課題解決を推進すること 2 当該プロジェクトの開始にあたり スケジュール 体制 役割 納入成果物 品質管理方法 進捗管理方法 各種会議体 意思決定手順 エスカレーションルート等を定めたプロジェクト実施計画書を策定し 本村の承認を得ること なお 本仕様書に明記されていない事項で 提案者が当該プロジェクトに必要と考えられる作業については 本村と調整した上で プロジェクト実施計画書に反映すること 3 提案者は プロジェクト実施計画書に基づき作業管理業務を行う 作業管理に必要な進捗報告等は 定期的に本村へ提出すること 4 提案者は各工程の開始時に 同工程の作業計画を詳細化し プロジェクト実施計画書を作成し 本村の承認を得ること 5 同工程の納入成果物の品質検査結果を本村に報告し 承認を得ること 6 本村との間で 各工程における詳細な打ち合わせの他 随時 進捗報告会議を開催すること また 本村の求めがある場合はこれに応じ 必要な打ち合わせに出席すること 7 打合せ及び進捗会議等の議事録を提案者が速やかに作成し 本村の承認を得た上で 本村と提案者の双方で保管すること 8 運用手順書を作成し 本村の承認を得ること なお 運用作業については 作業記録の検証ができるよう配慮し 障害検知後対応には 障害時の切り分け 緊急時の連絡手順 暫定措置 復旧手順 原因調査方法等 障害発生時を想定し運用手順を示すこと (2) 総合運転試験対応導入した機器が 機能 性能 運用 セキュリティ等のシステムの動作検証を行うこと また 各種テストで使用するテストデータは 本村との調整に基づき 提案者が作成すること 1 リリース判定基準の作成 ( ア ) 本番稼動日までに検証が必要な項目をリリース判定基準として作成し 本村の承認を得ること 2 総合運転試験本村が必要と判断した場合において 検証を実施するためのテストシナリオ作成 テスト環境準備及びテストの実施をおこなうこと ( ア ) さらに 必要な業務運用手順及びシステム運用手順を本村が直接確認できるようにテスト準備を行い 提案者が作成した運用手順書に基づく作業が実施できるよう示すこと (3) 研修対応 1 研修計画書の作成研修準備及び研修方法について記載した研修計画書を作成し 承認を得ること 6

7 2 研修用資料作成 提案者は 研修に利用する環境の準備及び管理者向け操作マニュアル 研修テ キストのほか必要な各種資料を作成し 印刷 製本等の準備を行うこと 納入成果物一覧 項目 納入成果物 概要 PJ 管理関連 プロジェクト実施計画書 本件業務全体のプロジェクト実施計画 を取りまとめた文書 進捗報告会議報告資料 進捗管理表 議事録 受託者が情報課と実施する進捗報告会議での報告に用いる資料 受託者が本件業務の推進にあたり進捗の管理及び報告に用いた資料 受託者が出席した会議の議事録 SI 関連 システム要件定義書 サーバの実装方式 既存とのインターフェースを明確化し 取りまとめた文書 ネットワーク構成図システム構成図ストレージ構成図ラック構成図サーバ一覧詳細設計書 システムの実現方法を検討し 取りまとめた文書 試験関連 単体試験報告書 サーバ単体での試験結果をとりまとめた文書 総合運転試験実施計画書 総合運転試験の実施手順及び試験項目についてまとめた文書 総合運転試験結果報告書 総合運転試験の検証結果について まとめた文章 ( 本資料の提示をもって稼働判定とする ) 利用者マニュアル関連 システム研修計画書 システム研修に伴う実施計画をまとめた文書 システム管理者向け運用マニュアル 管理者向けに操作説明会を実施する際に利用する文書 システム利用者 ( 一般職員 ) 向け操作マニュアル 一般職員向けに操作説明会を実施する際に利用する文書 7