7-2-4 騒音及び超低周波音 騒音施工時 建設機械稼働による騒音 1. 調査 (1) 調査すべき情報 1 騒音の状況 2 土地利用の状況 3 発生源の状況 4 法令による基準等 (2) 調査地域調査地域は 図 に示すとおり 廃棄物処理施設生活環

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1 7-2-4 騒音及び超低周波音 騒音施工時 建設機械稼働による騒音 1. 調査 (1) 調査すべき情報 1 騒音の状況 2 土地利用の状況 3 発生源の状況 4 法令による基準等 (2) 調査地域調査地域は 図 に示すとおり 廃棄物処理施設生活環境影響調査指針 ( 平成 18 年 9 月 環境省 ) を参考に 騒音の距離減衰等を考慮して対象事業実施区域から概ね 100mとした (3) 調査地点 1 騒音の状況騒音の状況は 現地調査により把握した 調査地点は 図 に示すとおり対象事業実施区域内の1 地点とした 測定の高さは地上 1.2mとした (4) 調査手法 1 騒音の状況現地調査は 騒音に係る環境基準の評価マニュアル ( 平成 27 年 10 月 環境省 ) 等に基づき 計量法第 71 条の基準に合格した普通騒音計を用いて 等価騒音レベル (L Aeq ) 時間率騒音レベル (L A5 L A50 L A95 ) の測定を実施した 測定条件は 以下のとおりである マイクロホンの高さ : 地上高 1.2m 周波数補正回路 :A 特性 普通騒音計の動特性 :Fast 7-158

2 2 土地利用の状況土地利用現況図 都市計画図等の資料及び現地踏査により 土地利用の状況を調査した また 保全対象となる住居 学校等の分布状況を把握するとともに 都市計画法による用途地域等の指定状況に基づいて法令の基準をあてはめる地域を把握した 3 発生源の状況発生源の状況は 既存資料及び現地踏査により 騒音に係る主要な発生源 ( 工場 事業場 道路交通等 ) の分布を調査した 4 法令による基準等次の法令による基準等の内容を調査した 騒音規制法に基づく規制基準 銚子市環境保全条例に基づく規制基準 (5) 調査期間現地調査は 調査地域の騒音の季節変動等が小さいと考えられることから 代表的な騒音の状況を把握することができる平日の1 日 (24 時間 ) とし 平成 27 年 11 月 4 日 ( 水 )22 時 ~11 月 5 日 ( 木 )22 時までの24 時間とした 7-159

3 100m 100m 100m 100m 凡例 対象事業実施区域調査地域環境騒音調査地点 N この地図は 銚子市平面図 12 銚子市平面図 13 を使用したものである 1:5, m 100m 200m 図 環境騒音調査地点 7-160

4 (6) 調査結果 1 騒音の状況現地調査結果は 表 (1) (2) に示すとおりである なお 調査結果の詳細は 資料編 ( 資料 3-1) に示す 調査地点の等価騒音レベル (L Aeq ) をみると 昼間で54デシベル 夜間で37デシベルとなっていた 時間率騒音レベル (L A5 ) については 朝で51デシベル 昼間で50デシベル 夕で44デシベル 夜間で42デシベルとなっていた 表 (1) 環境騒音の調査結果 ( 等価騒音レベル (L Aeq )) 調査地点 単位 : デシベル等価騒音レベル (L Aeq ) 昼間夜間 (6~22 時 ) (22~6 時 ) 対象事業実施区域 注 1)L Aeq の時間区分は環境基準の区分とした 注 2) 対象事業実施区域は環境基準の地域類型の指定がされていない 調査地点 対象事業実施区域 表 (2) 環境騒音の調査結果 ( 時間率騒音レベル ) 単位 : デシベル 時間率騒音レベル 項目 朝 昼間 夕 夜間 (6~8 時 ) (8~19 時 ) (19~22 時 ) (22~6 時 ) L A L A L A 注 )L A5 L A50 L A95 の時間区分は騒音規制法の特定工場に係る規制基準の区分とした 2 土地利用の状況対象事業実施区域の土地利用状況は 畑及び山林となっている また 対象事業実施区域周辺の土地利用状況は 農地や山林となっており 一部に住宅もみられる なお 対象事業実施区域近傍には 環境の保全について特に配慮が必要な施設はなく 対象事業実施区域及びその周辺は 用途地域の定めのない地域となっている また 対象事業実施区域周辺には風力発電施設が立地しており 対象事業実施区域最寄の発電機は 南東約 250mの位置にある 3 発生源の状況対象事業実施区域周辺には 風力発電施設 椎柴第二集出荷場 ( 農業協同組合 (JA)) 養牛場等が立地している また 移動発生源としては 対象事業実施区域北西側の銚子海上線等の自動車交通や周辺の畑地の農業用機械等があげられる 7-161

5 4 法令による基準等ア. 騒音規制法及び銚子市環境保全条例に基づく特定建設作業に係る規制基準 環境の保全を目的とする法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に係る規制の内容その他の状況 ( 表 (3-114 頁参照 )) に示したとおりである 対象事業実施区域は 第二号区域の基準が適用される 7-162

6 2. 予測 (1) 予測地域予測地域は 調査地域と同様とした (2) 予測地点予測地点は 図 に示す敷地境界の4 地点とした 予測地域は 敷地境界より概ね100mの範囲とした また 予測高さは 地上 1.2mとした (3) 予測対象時期予測対象時期は 工事期間の中から 工事の種類や使用建設機械の種類 台数等を考慮のうえ 周辺環境への影響が大きくなると想定される時期とし 表 に示すとおりとした 影響が大きくなる時期の考え方は 資料編 ( 資料 1-3) に示す 表 予測対象時期 予測時期工事内容主な建設機械 工事開始後 7 ヵ月目 準備 仮設工事 バックホウ(0.7m 3 ) ブルドーザ(7t) マカダムローラ(10t) 土木工事 コンクリートポンプ車 7-163

7 100m 100m 地点 A 100m 地点 B 地点 D 地点 C 100m 凡例 対象事業実施区域予測地域予測地点 N この地図は 銚子市平面図 12 銚子市平面図 13 を使用したものである 図 騒音予測地点 1:5, m 100m 200m 7-164

8 (4) 予測手法 1 予測項目予測項目は 建設機械稼働による騒音レベル90% レンジ上端値 (L A5 ) とした 2 予測の手順建設機械稼働による騒音の予測手順は 図 に示すとおりとした 事業計画 予測時期の設定 立地特性 建設機械の稼働条件設定 種類 規格 台数 配置 予測地域の設定 建設機械のパワーレベル 点音源の伝搬理論式 各音源別の騒音レベルの合成 建設作業騒音レベル 図 建設機械稼働による騒音レベルの予測手順 3 予測式予測地点における個々の建設機械からの騒音レベルは 次式を用いて算出した 回折減衰量は 前川チャートの近似式を用いた 予測地点における建設作業騒音レベルは 複数音源による騒音レベルの合成式を用いて算出した 7-165

9 L i =L w log 10 r-r ここで L i : 騒音レベル ( デシベル ) L w : 音源の騒音発生量 ( デシベル ) r : 音源から受音点までの距離 (m) R : 回折減衰量 ( デシベル ) 回折減衰 10 log 10 N+13 1 N R= 5±8 N N<1 0 N< N: フレネル数 (=2δ/λ) λ: 波長 (m) δ: 行路差 (m) 複数音源の合成 n L 10 log i l Li 10 ここで L : 受音点の合成騒音レベル ( デシベル ) L i : 個別音源による受音点での騒音レベル ( デシベル ) n : 音源の個数 4 予測条件予測ケースの建設機械の配置は 施工計画等をもとに図 に示すとおりとした また 建設機械のパワーレベルは 既存資料等をもとに表 に示すとおり設定した 回折減衰の効果を見込んだ仮囲いの位置は 図 に示すとおりである なお 対象事業実施区域周辺の建築物等による回折減衰の効果は見込まないものとした 表 建設機械稼働による騒音予測の音源条件 建設機械 規格 稼働台数 パワーレベル ( デシベル ) バックホウ 0.7m ブルドーザ 7t マカダムローラ 10t コンクリートポンプ車 合 計 13 - 出典 : 建設工事に伴う騒音 振動対策ハンドブック 第 3 版 ( 平成 13 年 2 月 ( 社 ) 日本建設機械化協会 ) 7-166

10 100m 100m 調整池 100m 100m 凡例対象事業実施区域仮囲いバックホウブルドーザマカダムローラコンクリートポンプ車この地図は 銚子市平面図 12 銚子市平面図 13 を使用したものである N 1:5, m 100m 200m 図 建設機械の配置図 ( 工事開始後 7 ヵ月目 ) 7-167

11 (5) 予測結果 建設機械稼働による騒音の予測結果は 表 及び図 に示すとおりであ る 敷地境界における騒音レベルの最大値は 69 デシベルであり 規制基準を満足するものと 予測する 表 建設機械稼働による騒音の予測結果 (L A5 ) 単位 : デシベル 予測地点 予測結果 注 ) 規制基準 地点 A 68 予測地点の予測値 地点 B 57 地点 C 以下 地点 D 56 敷地境界における騒音レベルの最大値 注 ) 特定建設作業における騒音の基準

12 地点 A 地点 B 地点 D 地点 C 凡例 対象事業実施区域予測地域等騒音レベル線 ( 単位 : デシベル ) 最大レベル地点 (69 デシベル ) N 予測地点 1:5, m 100m 200m この地図は 銚子市平面図 12 銚子市平面図 13 を使用したものである 図 建設機械稼働による騒音の予測結果 7-169

13 3. 環境保全措置本事業では 建設機械の稼働による騒音の影響を低減するために 次のような措置を講じる計画である 計画段階で配慮し 予測に反映されている環境保全措置 建設機械は 低騒音型の建設機械を使用する 周辺地域への騒音伝搬を防止するために 対象事業実施区域の周辺に仮囲い( 高さ3.0 m) を設置する 予測に反映されていないが環境影響の更なる回避 低減のための環境保全措置 発生騒音が極力小さくなる施工方法や手順を十分に検討する 建設機械の集中稼働を避け 効率的な稼働に努める 建設機械の整備 点検を徹底する 不要なアイドリングや空ぶかしをしないよう徹底する 7-170

14 4. 評価 (1) 評価の手法 1 環境の保全が適切に図られているかどうかを検討する手法環境保全措置の実施方法等について検討した結果 事業者により実行可能な範囲で対象事業に係る環境影響ができる限り回避又は低減されているかについて評価した 2 環境基準等と予測結果とを比較し検討する手法予測地域は特定建設作業における規制基準が適用されることから 敷地境界において 85デシベルを超えないことを整合を図るべき基準に設定し 予測結果と比較した (2) 評価の結果 1 環境の保全が適切に図られているかの評価工事の実施にあたっては 建設機械は 低騒音型の建設機械を使用すること 対象事業実施区域の周辺に仮囲い( 高さ3.0m) を設置することなどの環境保全措置を確実に実施することにより 建設機械稼働による敷地境界における騒音レベルの最大値は 69デシベルと予測され 予測の結果に反映されていないが環境影響の更なる回避 低減のため 発生騒音が極力小さくなる施工方法や手順を十分に検討すること 建設機械の集中稼働を避け 効率的な稼働に努めること 建設機械の整備 点検を徹底すること 不要なアイドリングや空ぶかしをしないよう徹底することなどの措置を講じることから 事業者の実行可能な範囲内で対象事業に係る環境影響ができる限り低減されているものと評価する 2 環境基準等と予測結果との比較による評価建設機械稼働による騒音レベルの予測結果の最大値は 69デシベルと予測され 整合を図るべき基準を満足するものと評価する 7-171

15 工事用車両による道路交通騒音 1. 調査 (1) 調査すべき情報 1 騒音の状況 2 土地利用の状況 3 道路及び交通の状況 4 法令による基準等 (2) 調査地域調査地域は 図 に示すとおり 廃棄物処理施設生活環境影響調査指針 ( 平成 18 年 9 月 環境省 ) を参考に 工事用車両の走行によって交通量が相当程度変化する主要道路沿道の住居等が存在する地域とし 対象事業実施区域から概ね2km の範囲内の主要な工事用車両ルート上とした (3) 調査地点 1 騒音の状況調査地点は 図 に示すとおり 工事用車両の搬入道路である県道及び市道を対象に 沿道の住居等の分布状況を考慮して 代表的な4 地点の道路端とした 測定の高さは地上 1.2mとした 2 道路及び交通の状況道路の状況 自動車交通量及び走行速度の調査地点は 騒音調査地点の交通量が把握できるように 図 に示す2 交差点とした (4) 調査手法 1 騒音の状況 騒音に係る環境基準の評価マニュアル ( 平成 27 年 10 月 環境省 ) 等に基づき 等価騒音レベル (L Aeq ) 及び時間率騒音レベル (L A5 L A50 L A95 ) の測定を実施した 2 土地利用の状況土地利用現況図 都市計画図等の資料及び現地踏査により 土地利用の状況を把握した また 保全対象となる住居 学校等の分布状況を把握するとともに 都市計画法による用途地域等の指定状況に基づいて法令の基準をあてはめる地域を把握した 7-172

16 v 凡 例 対象事業実施区域市境県境主な道路 道路交通騒音調査地点 交通量調査地点 主な工事用車両ルート N この地図は 国土地理院発行の 1:25,000 地形図 小南 鹿島矢田部 旭 銚子 を使用したものである 1:25, m 500m 1km 図 道路交通騒音調査地点及び交通量調査地点 7-173

17 3 道路及び交通の状況 工事用車両による沿道大気質 (7-28 頁参照 ) と同様とした 4 法令による基準等次の法令による基準等の内容を調査した 環境基本法に基づく環境基準( 道路に面する地域 ) 騒音規制法に基づく自動車騒音の要請限度 (5) 調査期間騒音の現地調査は表 に示すとおり 調査地域の代表的な騒音の状況を把握することができる平日の1 日 (16 時間 :6 時 ~22 時 ) とし 平成 27 年 11 月 5 日 ( 木 )6 時 ~ 22 時に調査を行った なお 自動車交通量は24 時間 走行速度は16 時間の調査を 騒音調査と同一日に行った 表 調査日及び調査時間帯 区分 調査日及び調査時間帯 道路交通騒音 走行速度平成 27 年 11 月 5 日 ( 木 )6 時 ~22 時 (16 時間調査 ) 自動車交通量平成 27 年 11 月 4 日 ( 水 )22 時 ~5 日 ( 木 )22 時 (24 時間調査 ) (6) 調査結果 1 騒音の状況 現地調査結果は 表 に示すとおりである なお 時間率騒音レベルなどの 調査結果の詳細は 資料編 ( 資料 3-1) に示す 各調査地点の等価騒音レベル (L Aeq ) をみると 63.4~68.3 デシベルとなっていた 表 道路交通騒音の調査結果 単位 : デシベル 等価騒音レベル (L Aeq ) 調査地点 路線 昼間 (6~22 時 ) 地点 地点 2 銚子海上線 67.3 地点 地点 4 市道 1021 号線

18 2 土地利用の状況 建設機械稼働による騒音 (7-161 頁参照 ) に記載したとおりである また 工事用車両走行ルートの沿道は主に畑となっており 一部に住宅が点在している また 現地調査地点は いずれも用途地域の定めのない地域となっている 3 道路及び交通の状況 工事用車両による沿道大気質 (7-32~36 頁参照 ) に記載したとおりである 4 法令による基準等ア. 環境基本法に基づく環境基準 ( 道路に面する地域 ) 環境の保全を目的とする法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に係る規制の内容その他の状況 ( 表 (2) (3)(3-110 頁参照 )) に示したとおりである 現地調査地点は いずれも環境基準の類型が指定されていない イ. 騒音規制法に基づく自動車騒音の要請限度 環境の保全を目的とする法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に係る規制の内容その他の状況 ( 表 (1) (2)(3-113 頁参照 )) に示したとおりである 現地調査地点は いずれも騒音規制法の規制区域外であり 自動車騒音の要請限度は適用されない 7-175

19 2. 予測 (1) 予測地域予測地域は 調査地域と同様とした (2) 予測地点予測地点は 工事用車両ルート沿道において現地調査を行った地点とし 図 (7-173 頁参照 ) に示した4 地点とした (3) 予測対象時期予測対象時期は 工事用車両の走行台数が最大となる時期を対象とし 工事開始後 28 ヵ月目とした 予測対象時期の考え方は 資料編 ( 資料 1-3) に示す (4) 予測手法 1 予測項目予測項目は 工事用車両による等価騒音レベル (L Aeq ) とした 2 予測の手順工事用車両による道路交通騒音の予測手順は 図 に示すとおりとした 現況騒音レベル ( 現地調査結果 ) 4 一般交通の交通条件 将来交通の交通条件 ( 一般交通 + 工事用車両 ) 一般交通による騒音レベル計算結果 1 将来交通による騒音レベル計算結果 2 工事用車両による騒音レベルの増加量 3(2-1) 工事用車両の走行による騒音レベル ( 予測騒音レベル ) 3+4 図 工事用車両による道路交通騒音の予測手順 7-176

20 3 予測式予測式は 日本音響学会式 (ASJ RTN-Model 2013) を用いた 伝搬計算式 1 台の自動車が走行したときの予測点における騒音の時間変化 ( ユニットパターン ) は 次式を用いて算出した L A,i =L WA,i logr i + L d + L g L A,i :i 番目の音源位置から予測点に伝搬する騒音のA 特性音圧レベル ( デシベル ) L WA,i :i 番目の音源位置における自動車走行騒音のA 特性音響パワーレベル ( デシベル ) 非定常走行区間 (10km/ 時 V 60km/ 時 ) 小型車類 L WA,i = logv 大型車類 L WA,i = logv ここで V: 走行速度 (km/ 時 ) r i :i 番目の音源位置から予測点までの直達距離 (m) L d : 回折に伴う減衰に関する補正量 ( デシベル ) いずれの地点も面構造であり 遮音壁等の回折効果は生じる施設は設置されていない L g : 地表面効果による減衰に関する補正量 ( デシベル ) 地表面はコンクリート アスファルト等の表面の固い地面とし L g =0とした 単発騒音暴露レベル算出式 ユニットパターンの時間積分値である単発騒音暴露レベル L AE は 次式を用いて算 出した L AE =10 log(1/t 0 10 LA,i/10 t i ) L AE :1 台の自動車が対象とする道路の全延長を通過する間の予測点における単発騒音暴露レベル ( デシベル ) L A,i :i 番目の音源位置から予測点に伝搬する騒音のA 特性音圧レベル ( デシベル ) T 0 : 基準の時間 (1 秒 ) t i : 音源がi 番目の区間に存在する時間 ( 秒 ) 等価騒音レベル算出式 L Aeq,l =L AE +10 logn-35.6 L Aeq,l : 車線別 車種別の等価騒音レベル ( デシベル ) L AE :1 台の自動車が対象とする道路の全延長を通過する間の予測点における単発騒音暴露レベル ( デシベル ) N : 算出対象時間区分別の平均時間交通量 ( 台 / 時 ) 7-177

21 エネルギー合成式 L Aeq =10 log 10 (Σ10 L Aeq,l/10 ) L Aeq : 予測点における騒音レベル ( デシベル ) L Aeq,l : 車線別 車種別の等価騒音レベル ( デシベル ) 4 予測条件ア. 予測時間帯予測時間帯は 工事用車両が走行する時間帯 (7~19 時 ) を考慮し 騒音に係る環境基準の昼間の時間区分 (6~22 時の16 時間 ) とした イ. 交通条件予測に用いる交通量は 現地調査結果に基づく交通量を一般交通量とし これに工事用車両を加えて 表 (1)~(4) に示すとおり設定した ウ. 走行速度走行速度は 対象道路の規制速度を用いるものとし 表 に示すとおりとした 表 走行速度予測地点道路名走行速度地点 1 地点 2 銚子市海上線 60km/ 時地点 3 地点 4 市道 1021 号線 40km/ 時 7-178

22 表 (1) 予測に用いる交通量 ( 断面交通量 ) 地点 1: 銚子海上線 単位 : 台 時間帯 一般交通量工事用車両全体交通量大型小型合計大型小型合計大型小型合計 6~ ~ ,050 8~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 合計 1,065 6,320 7, ,205 6,580 7,785 注 ) 工事用車両の全体交通量に対する比率 (6~22 時の 16 時間 ) は 5.6% である 表 (2) 予測に用いる交通量 ( 断面交通量 ) 地点 2: 銚子海上線 単位 : 台 時間帯 一般交通量工事用車両全体交通量大型小型合計大型小型合計大型小型合計 6~ ~ ,028 1,108 8~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 合計 1,062 6,788 7, ,202 7,048 8,250 注 ) 工事用車両の全体交通量に対する比率 (6~22 時の 16 時間 ) は 4.8% である 7-179

23 表 (3) 予測に用いる交通量 ( 断面交通量 ) 地点 3: 銚子海上線 単位 : 台 時間帯 一般交通量工事用車両全体交通量大型小型合計大型小型合計大型小型合計 6~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 合計 652 3,986 4, ,116 4,908 注 ) 工事用車両の全体交通量に対する比率 (6~22 時の 16 時間 ) は 5.5% である 表 (4) 予測に用いる交通量 ( 断面交通量 ) 地点 4: 市道 1021 号線 単位 : 台 時間帯 一般交通量工事用車両全体交通量大型小型合計大型小型合計大型小型合計 6~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 合計 556 3,632 4, ,762 4,318 注 ) 工事用車両の全体交通量に対する比率 (6~22 時の 16 時間 ) は 3.0% である 7-180

24 (西側)単位 :m (南側肩1.2 路エ. 道路断面 予測地点の道路断面 騒音源及び予測点は 図 に示すとおり設定した 音源高さは路面上とし 予測位置は道路端の地上 1.2m とした なお 地点 4 につい ては 1 車線の道路であるが すれ違いのため車両が車線中央ではなく路肩に寄って 走行していたことから 実態に合わせて上下線に音源を分けて設定した (西側)(南側)凡例 地点 1: 銚子海上線 : 音源 路路)( かもめ大橋方面 )( 対象事業実施区域方面 ) 肩1.2 歩道車道車道 地点 2: 銚子海上線 側路路溝肩( 対象事業実施区域方面 ) ( 旭市方面 ) 肩1.2 車道車道歩道 地点 3: 銚子海上線 側路路側溝肩( 旭市方面 ) ( 対象事業実施区域方面 ) 肩溝1.2 車道車道歩道) 地点 4: 市道 1021 号線 (北( 対象事業側)側( 旭市方面 ) 実施区域方面 ) 路側)溝肩肩溝車道 : 予測地点 縮尺 :1/ (東側(東側) 図 予測地点道路断面図 (北側

25 (5) 予測結果工事用車両による道路交通騒音の予測結果は 表 に示すとおりである 予測騒音レベルは 63.5~68.6デシベルであり いずれの地点も参考基準値を下回るものと予測する また 工事用車両による騒音レベルの増加量は 地点 1 及び2で0.3デシベル 地点 3で0.4デシベル 地点 4で0.1デシベルと予測する 表 工事用車両による道路交通騒音の予測結果 (L Aeq ) 単位 : デシベル 予測地点 ( 道路名 ) 時間区分 現況騒音レベル ( 現地調査結果 ) (1) 予測騒音レベル (2) 増加量 (2)-(1) 参考 ) 基準値注 地点 1( 銚子海上線 ) 昼間 地点 2( 銚子海上線 ) 昼間 地点 3( 銚子海上線 ) 昼間 地点 4( 市道 1021 号線 ) 昼間 注 ) いずれの地点も環境基準の類型指定がなされていないため 道路の状況や周辺の土 地利用状況等を考慮して 地点 1 2 3は幹線交通を担う道路に近接する空間の 騒音に係る環境基準 地点 4はB 地域の道路に面する地域の騒音に係る環境基準を 参照のうえ参考基準値を設定した 3. 環境保全措置本事業では 工事用車両による道路交通騒音の影響を低減するために 次のような措置を講じる計画である 計画段階で配慮し 予測に反映されている環境保全措置 工事用車両が集中しないように工程等の管理や配車の計画を行う 予測に反映されていないが環境影響の更なる回避 低減のための環境保全措置 工事用車両の通行は 一般車両の多い通勤時間帯などを避けるように努める 不要なアイドリングや空ぶかし 急発進 急加速などの高負荷運転防止等のエコドライブを徹底する 工事用車両の整備 点検を徹底する 工事関係者の通勤車両台数を減らすために 通勤車両の相乗りに努める 7-182

26 4. 評価 (1) 評価の手法 1 環境の保全が適切に図られているかどうかを検討する手法環境保全措置の実施方法等について検討した結果 事業者により実行可能な範囲で対象事業に係る環境影響ができる限り回避又は低減されているかについて評価した 2 環境基準等と予測結果とを比較し検討する手法いずれの地点も 騒音に係る環境基準の類型指定がなされていないため 道路の状況及び土地利用状況等を考慮して 表 に示すとおり環境基準を参考に整合を図るべき基準を設定し 予測値と比較した 表 工事用車両による道路交通騒音に係る整合を図るべき基準 予測地点 ( 道路名 ) 地点 1 ( 銚子海上線 ) 地点 2 ( 銚子海上線 ) 地点 3 ( 銚子海上線 ) 地点 4 ( 市道 1021 号線 ) 整合を図るべき基準根拠 環境基本法に基づく騒音に係る環境基準 ( 幹線交通を担う道路に近接する空間の昼間の特例値 ) の参照 環境基本法に基づく騒音に係る環境基準 (B 地域のうち 2 車線以上の車線を有する道路に面する地域及び C 地域のうち車線を有する道路に面する地域 ) の参照 騒音レベル 70 デシベル以下 (L Aeq ) 65 デシベル以下 (L Aeq ) 7-183

27 (2) 評価の結果 1 環境の保全が適切に図られているかの評価工事用車両の走行にあたっては 工事用車両が集中しないように工程等の管理や配車の計画を行うことなどの環境保全措置を確実に実施することにより 工事用車両による騒音レベルの増加量は0.1~0.4デシベルと予測され 予測の結果に反映されていないが環境影響の更なる回避 低減のため 工事用車両の通行は 一般車両の多い通勤時間帯などを避けるように努めること エコドライブを徹底すること 工事用車両の整備 点検を徹底すること 工事関係者の通勤車両台数を減らすために 通勤車両の相乗りに努めることなどの措置を講じることから 事業者の実行可能な範囲内で対象事業に係る環境影響ができる限り低減されているものと評価する 2 環境基準等と予測結果との比較による評価工事用車両による道路交通騒音の予測結果は 63.5~68.6デシベルであり いずれの地点も整合を図るべき基準を満足するものと評価する 7-184

28 供用時 ごみ処理施設稼働による騒音 1. 調査 (1) 調査すべき情報 1 騒音の状況 2 土地利用の状況 3 発生源の状況 4 法令による基準等 (2) 調査地域 建設機械稼働による騒音 (7-158 頁参照 ) と同様に 敷地境界から概ね 100mとした (3) 調査地点 建設機械稼働による騒音 ( 図 (7-160 頁参照 )) と同様とした (4) 調査手法 建設機械稼働による騒音 ( 頁参照 ) と同様とした 発生源の状況は 既存資料及び現地踏査により 騒音に係る主要な発生源 ( 工場 事業場 道路交通等 ) の分布を調査した 法令による基準等は 次の内容を調査した 騒音規制法に基づく規制基準 銚子市環境保全条例に基づく規制基準 (5) 調査期間 建設機械稼働による騒音 (7-159 頁参照 ) と同様とした 7-185

29 (6) 調査結果 1 騒音の状況 建設機械稼働による騒音 (7-161 頁参照 ) に記載したとおりである 2 土地利用の状況 建設機械稼働による騒音 (7-161 頁参照 ) に記載したとおりである 3 発生源の状況対象事業実施区域周辺には 風力発電施設 椎柴第二集出荷場 ( 農業協同組合 (JA)) 養牛場等が立地している また 移動発生源としては 対象事業実施区域北西側の銚子海上線等の自動車交通や周辺の畑地の農業用機械等があげられる 4 法令による基準等ア. 騒音規制法及び銚子市環境保全条例に基づく規制基準 環境の保全を目的とする法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に係る規制の内容その他の状況 ( 表 (3-112 頁参照 )) に示したとおりである 対象事業実施区域は 用途地域の定めのない地域であり 規制基準のあてはめはされていない イ. 銚子市環境保全条例に基づく一般の騒音の規制基準 環境の保全を目的とする法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に係る規制の内容その他の状況 ( 表 (3-111 頁参照 )) に示したとおりである 対象事業実施区域は その他の地域の基準が適用される 7-186

30 2. 予測 (1) 予測地域予測地域は 調査地域と同様とした (2) 予測地点予測地点は 建設機械稼働による騒音 ( 図 (7-164 頁参照 )) と同様に 敷地境界の4 地点とした 予測地域は 敷地境界より概ね100mの範囲とした また 予測高さは 地上 1.2mとした (3) 予測対象時期予測対象時期は 供用時において事業活動が定常となる時期とした (4) 予測手法 1 予測項目予測項目は ごみ処理施設稼働による騒音レベル ( 最大稼働時の定常騒音 ) とした 2 予測の手順ごみ処理施設稼働による騒音の予測手順は 図 に示すとおりとした 事業計画 予測時期の設定 立地特性 設備機器の稼働条件設定 種類 規格 台数 配置 予測地域の設定 設備機器のパワーレベル 伝搬理論式 各音源別の騒音レベルの合成 施設の騒音レベル 図 ごみ処理施設稼働による騒音レベルの予測手順 7-187

31 3 予測式建屋内に設置される機器の音は 壁の透過損失 距離による減衰 回折による減衰を経て受音点に達する それぞれ次の方法により予測計算を行った なお 工場棟の外壁面を 5m 四方程度に分割しそれぞれ点音源で代表させる手法を用いた 予測手法等の詳細は資料編 ( 資料 3-3) に示す 室内壁際の騒音レベルの算出 音源より発せられた騒音が壁際まで到達したときの値は その距離を r(m) 室定 数をRCとして次式により求めた L s =L w +10 log 10 ( Q 4 + ) 4 π r 2 RC ここで L s : 壁際の騒音レベル ( デシベル ) L w : 騒音源のパワーレベル ( デシベル ) r : 騒音源から受音点までの距離 (m) Q : 音源の指向係数 ( 半自由空間にあるものとしQ=2) RC: 室定数 (m 2 ) A S RC= A= S i α i α= 1-α Σ n i α i=1 i i=1 A : 吸音力 (m 2 ) α : 平均吸音率 α i : 部材の吸音率 S i : 部材の面積 (m 2 ) n : 部材の数 n Σ n Σ S i i=1 外壁面放射パワーレベル 外壁面からの放射パワーレベルは次式により求めた L wo =L wi -TL+10 log 10 S L wi =Ls+10 log 10 S o (S o =1m 2 ) ここで L wi : 壁際の単位面積に入射するパワーレベル ( デシベル ) L wo : 外壁面全体の放射パワーレベル ( デシベル ) L s : 室内壁際の騒音レベル ( デシベル ) TL: 壁の透過損失 ( デシベル ) S : 透過面積 (m 2 ) 7-188

32 外部伝搬計算 距離減衰式に騒音の回折減衰量を減じて算出した L r =L w log 10 r-r ここで L r : 騒音レベル ( デシベル ) L w : 外壁面全体のパワーレベル ( デシベル ) r : 音源から予測地点までの距離 (m) R : 回折減衰量 ( デシベル ) 10 log 10 N;13 1 N R= 5±8 N N<1 0 N< N: フレネル数 (=2δ/λ) λ: 波長 δ: 行路差 (=a+b-c) a b 音源 c 受音点 行路差 受音点において複数の音源からの寄与がある場合には 次式により合成騒音レベルを 求めた n L 10 log i l Li 10 ここで L : 受音点の合成騒音レベル ( デシベル ) L i : 個別音源による受音点での騒音レベル ( デシベル ) n : 音源の個数 7-189

33 4 予測条件ア. 音源条件音源として配置する設備機器の種類 台数及び騒音レベルは 表 に示すとおりとした また 設備機器の配置場所は 資料編 ( 資料 1-2) に示す 予測は 昼間はすべての設備機器が同時稼働する状態とし 夜間はごみ投入扉や破砕機等に係る一部の設備機器が停止する状態として行った 表 ごみ処理施設稼働による騒音予測の音源条件 設備機器名称 台数騒音レベル夜間設置場所 ( 台 ) ( デシベル ) 停止階数場所 機器冷却水ポンプ 2 83 ボイラ給水ポンプ 2 85 炉室 脱気器給水ポンプ 2 80 空気圧縮機 3 89 用役設備室 押込送風機 階誘引通風機 炉室 粗大ごみ破砕機用油圧装置 3 95 油圧設備室 熱回収施設 窒素発生装置 1 81 酸素発生装置 1 96 用役設備室 給じん装置用油圧装置 階 4 階炉室 蒸気タービン発電機 1 96 タービン発電機室 ごみ投入扉用油圧装置 階低速二軸回転破砕機 プラットホーム 蒸気復水器 階 復水器置場 ( 屋外 ) ごみクレーン 2 80 ごみピット上部 5 階クーリングタワー 3 74 冷却塔置場 マテリアル 金属類圧縮機 1 96 リサイクル ペットボトル圧縮梱包器 階 資源搬出室 推進施設 排風器 1 90 注 ) 騒音レベルは 機側 1mの騒音レベルである イ. 建築物等の条件本事業では 設備機器は建屋内への配置を基本とするとともに 蒸気タービン発電機については内側に吸音処理を施した独立部屋に収納し 蒸気復水器については復水器置場の内側に吸音材を設置する 予測においては これらの対策による効果を考慮した 吸音材の設置場所は 資料編 ( 資料 1-2) に示す また 吸音材の諸元については 資料編 ( 資料 3-3) に示す 7-190

34 (5) 予測結果ごみ処理施設稼働による騒音の予測結果は 表 及び図 (1) (2) に示すとおりである 地上 1.2mにおける等騒音レベル線をみると 敷地境界における最大値は 昼間は対象事業実施区域の南東側において52デシベル 夜間は南側において49デシベルであり 規制基準値を下回るものと予測する 表 ごみ処理施設稼働による騒音の予測結果単位 : デシベル予測結果注 ) 予測地点規制基準値昼間夜間 地点 A 予測地点の予測値 地点 B 地点 C 地点 D 昼間 :60 朝 夕 :55 夜間 :50 敷地境界における 騒音レベル最大値注 ) 銚子市環境保全条例に基づく一般の騒音 ( その他の地域 ) の規制基準 7-191

35 地点 A 計量棟 調整池 地点 B 地点 D 管理棟 車庫棟洗車棟 工場棟 ストックヤート 地点 C 凡例対象事業実施区域予測地域等騒音レベル線 ( 単位 : デシベル ) 最大レベル地点 (52 デシベル ) 予測地点この地図は 銚子市平面図 12 銚子市平面図 13 を使用したものである N 1:5, m 100m 200m 図 (1) ごみ処理施設稼働による騒音予測結果 ( 昼間 ) 7-192

36 3. 環境保全措置 地点 A 計量棟 調整池 地点 B 地点 D 管理棟 車庫棟洗車棟 工場棟 ストックヤート 地点 C 凡例対象事業実施区域予測地域等騒音レベル線 ( 単位 : デシベル ) 最大レベル地点 (49 デシベル ) 予測地点この地図は 銚子市平面図 12 銚子市平面図 13 を使用したものである N 1:5, m 100m 200m 図 (2) ごみ処理施設稼働による騒音予測結果 ( 夜間 ) 7-193

37 3. 環境保全措置本事業では ごみ処理施設稼働による騒音の影響を低減するために 次のような措置を講じる計画である 計画段階で配慮し 予測に反映されている環境保全措置 設備機器類は建屋内への配置を基本とし 騒音の低減に努める 外部への騒音の漏洩防止のために 工場棟の出入口にはシャッターを設けて可能な限り閉鎖する 蒸気タービン発電機については内側に吸音処理を施した独立部屋に収納し 蒸気復水器については復水器置場の内側に吸音材を設置する 予測に反映されていないが環境影響の更なる回避 低減のための環境保全措置 設備機器類は 低騒音型機器の採用に努める 設備機器の整備 点検を徹底する 4. 評価 (1) 評価の手法 1 環境の保全が適切に図られているかどうかを検討する手法環境保全措置の実施方法等について検討した結果 事業者により実行可能な範囲で対象事業に係る環境影響ができる限り回避又は低減されているかについて評価した 2 環境基準等と予測結果とを比較し検討する手法予測地域は 騒音規制法の規制基準のあてはめのない地域であるが 銚子市環境保全条例に基づく一般の騒音の規制基準におけるその他の地域の基準が適用されることから 表 に示すとおり銚子市環境保全条例に基づく規制基準を整合を図るべき基準に設定し 予測結果と比較した 表 ごみ処理施設稼働による騒音に係る整合を図るべき基準 予測地点 敷地境界 根拠 銚子市環境保全条例に基づく一般の騒音 ( その他の地域 ) の規制基準 整合を図るべき基準騒音レベル単位 : デシベル区分昼間朝 夕夜間 規制基準値

38 (2) 評価の結果 1 環境の保全が適切に図られているかの評価計画施設の供用に際しては 設備機器類は建屋内への配置を基本とし 騒音の低減に努めること 工場棟の出入口にはシャッターを設けて可能な限り閉鎖すること 蒸気タービン発電機については内側に吸音処理を施した独立部屋に収納し 蒸気復水器については復水器置場の内側に吸音材を設置することなどの環境保全措置を確実に実施することにより ごみ処理施設稼働による騒音の予測結果の最大値は昼間で52デシベル 夜間で49デシベルと予測され 予測の結果に反映されていないが環境影響の更なる回避 低減のため 設備機器類は 低騒音型機器の採用に努めること 設備機器の整備 点検を徹底することなどの措置を講じることから 事業者の実行可能な範囲内で対象事業に係る環境影響ができる限り低減されているものと評価する 2 環境基準等と予測結果との比較による評価ごみ処理施設稼働による騒音の予測結果の最大値は 昼間は対象事業実施区域の南東側において52デシベル 夜間は南側において49デシベルであり 整合を図るべき基準を満足するものと評価する 7-195

39 廃棄物運搬車両による道路交通騒音 1. 調査 (1) 調査すべき情報 1 騒音の状況 2 土地利用の状況 3 道路及び交通の状況 4 法令による基準等 (2) 調査地域 工事用車両による道路交通騒音 (7-172 頁参照 ) と同様に 対象事業実施区域から概ね2km の範囲内の主要な廃棄物運搬車両ルート上とした (3) 調査地点 1 騒音の状況 工事用車両による道路交通騒音 ( 図 (7-173 頁参照 )) と同様とした 2 道路及び交通の状況 工事用車両による道路交通騒音 ( 図 (7-173 頁参照 )) と同様とした (4) 調査手法 工事用車両による道路交通騒音 ( 頁参照 ) と同様とした (5) 調査期間 工事用車両による道路交通騒音 (7-174 頁参照 ) と同様とした 7-196

40 (6) 調査結果 1 騒音の状況 工事用車両による道路交通騒音 (7-174 頁参照 ) に記載したとおりである 2 土地利用の状況 工事用車両による道路交通騒音 (7-175 頁参照 ) に記載したとおりである 3 道路及び交通の状況 工事用車両による道路交通騒音 (7-175 頁参照 ) に記載したとおりである 4 法令による基準等 工事用車両による道路交通騒音 (7-175 頁参照 ) に記載したとおりである 7-197

41 2. 予測 (1) 予測地域予測地域は 調査地域と同様とした (2) 予測地点予測地点は 工事用車両による道路交通騒音 (7-172 頁参照 ) と同様に 廃棄物運搬車両ルート沿道において現地調査を行った4 地点とした (3) 予測対象時期予測対象時期は 供用時において事業活動が定常となる時期とした なお 中継施設の整備については現在検討中であることから より廃棄物運搬車両台数が多くなる中継施設がない場合を想定して予測を行った (4) 予測手法 1 予測項目予測項目は 廃棄物運搬車両による等価騒音レベル (L Aeq ) とした 2 予測の手順廃棄物運搬車両による道路交通騒音の予測手順は 図 に示すとおりとした 現況騒音レベル ( 現地調査結果 ) 4 一般交通の交通条件 将来交通の交通条件 ( 一般交通 + 廃棄物運搬車両 ) 一般交通による騒音レベル計算結果 1 将来交通による騒音レベル計算結果 2 廃棄物運搬車両による騒音レベルの増加量 3(2-1) 廃棄物運搬車両の走行による騒音レベル ( 予測騒音レベル ) 3+4 図 廃棄物運搬車両による道路交通騒音の予測手順 7-198

42 3 予測式予測式は 工事用車両による道路交通騒音 ( 頁参照 ) と同様とした 4 予測条件ア. 予測時間帯予測時間帯は 廃棄物運搬車両が走行する時間帯 (8~17 時 ) を考慮し 騒音に係る環境基準の昼間の時間区分 (6~22 時の16 時間 ) とした イ. 交通条件予測に用いる交通量は 現地調査結果に基づく交通量を一般交通量とし これに廃棄物運搬車両を加えて 表 (1)~(4) に示すとおり設定した ウ. 走行速度走行速度は 工事用車両による道路交通騒音 (7-178 頁参照 ) と同様とした エ. 道路断面予測地点の道路断面 騒音源及び予測点は 工事用車両による道路交通騒音 (7-181 頁参照 ) と同様とした 7-199

43 表 (1) 予測に用いる交通量 ( 断面交通量 ) 地点 1: 銚子海上線 単位 : 台 時間帯 一般交通量廃棄物運搬車両全体交通量大型小型合計大型小型合計大型小型合計 6~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 合計 1,065 6,320 7, ,227 6,546 7,773 注 ) 廃棄物運搬車両の全体交通量に対する比率 (6~22 時の 16 時間 ) は 5.0% である 表 (2) 予測に用いる交通量 ( 断面交通量 ) 地点 2: 銚子海上線 単位 : 台 時間帯 一般交通量廃棄物運搬車両全体交通量大型小型合計大型小型合計大型小型合計 6~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 合計 1,062 6,788 7, ,000 1,174 7,676 8,850 注 ) 廃棄物運搬車両の全体交通量に対する比率 (6~22 時の 16 時間 ) は 11.3% である 7-200

44 表 (3) 予測に用いる交通量 ( 断面交通量 ) 地点 3: 銚子海上線 単位 : 台 時間帯 一般交通量廃棄物運搬車両全体交通量大型小型合計大型小型合計大型小型合計 6~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 合計 652 3,986 4, ,518 5,278 注 ) 廃棄物運搬車両の全体交通量に対する比率 (6~22 時の 16 時間 ) は 12.1% である 地点 4: 市道 1021 号線 表 (4) 予測に用いる交通量 ( 断面交通量 ) 単位 : 台 時間帯 一般交通量廃棄物運搬車両全体交通量大型小型合計大型小型合計大型小型合計 6~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 合計 556 3,632 4, ,988 4,548 注 ) 廃棄物運搬車両の全体交通量に対する比率 (6~22 時の 16 時間 ) は 7.9% である 7-201

45 (5) 予測結果廃棄物運搬車両による道路交通騒音の予測結果は 表 に示すとおりである 予測騒音レベルは 63.7~68.7デシベルであり いずれの地点も参考基準値を下回るものと予測する また 廃棄物運搬車両による騒音レベルの増加量は 地点 1で0.4デシベル 地点 2で0.5デシベル 地点 3で0.6デシベル 地点 4で0.3デシベルと予測する 表 廃棄物運搬車両による道路交通騒音の予測結果 (L Aeq ) 単位 : デシベル 予測地点 ( 道路名 ) 時間区分 現況騒音レベル ( 現地調査結果 ) (1) 予測騒音レベル (2) 増加量 (2)-(1) 参考 ) 基準値注 地点 1( 銚子海上線 ) 昼間 地点 2( 銚子海上線 ) 昼間 地点 3( 銚子海上線 ) 昼間 地点 4( 市道 1021 号線 ) 昼間 注 ) いずれの地点も環境基準の類型指定がなされていないため 道路の状況や周辺の土 地利用状況等を考慮して 地点 1 2 3は幹線交通を担う道路に近接する空間の 騒音に係る環境基準 地点 4はB 地域の道路に面する地域の騒音に係る環境基準を 参照のうえ参考基準値を設定した 3. 環境保全措置本事業では 廃棄物運搬車両による道路交通騒音の影響を低減するために 次のような措置を講じる計画である 計画段階で配慮し 予測に反映されている環境保全措置 廃棄物運搬車両が一定時間に集中しないように搬入時間の分散を行う 予測に反映されていないが環境影響の更なる回避 低減のための環境保全措置 対象事業実施区域周辺へ廃棄物運搬車両が集中しないよう ごみを貯留し積み替えを行う中継施設を設置する 廃棄物運搬車両の通行は 一般車両の多い通勤時間帯などを避けるように努める 不要なアイドリングや空ぶかし 急発進 急加速などの高負荷運転防止等のエコドライブを徹底する 廃棄物運搬車両の整備 点検を徹底する 7-202

46 4. 評価 (1) 評価の手法 1 環境の保全が適切に図られているかどうかを検討する手法環境保全措置の実施方法等について検討した結果 事業者により実行可能な範囲で対象事業に係る環境影響ができる限り回避又は低減されているかについて評価した 2 環境基準等と予測結果とを比較し検討する手法いずれの地点も 騒音に係る環境基準の類型指定がなされていないため 道路の状況及び土地利用状況等を考慮して 表 に示すとおり環境基準を参考に整合を図るべき基準を設定し 予測値と比較した 表 廃棄物運搬車両による道路交通騒音に係る整合を図るべき基準 予測地点 ( 道路名 ) 地点 1 ( 銚子海上線 ) 地点 2 ( 銚子海上線 ) 地点 3 ( 銚子海上線 ) 地点 4 ( 市道 1021 号線 ) 整合を図るべき基準根拠 環境基本法に基づく騒音に係る環境基準 ( 幹線交通を担う道路に近接する空間の昼間の特例値 ) の参照 環境基本法に基づく騒音に係る環境基準 (B 地域のうち 2 車線以上の車線を有する道路に面する地域及び C 地域のうち車線を有する道路に面する地域 ) の参照 騒音レベル 70 デシベル以下 (L Aeq ) 65 デシベル以下 (L Aeq ) 7-203

47 (2) 評価の結果 1 環境の保全が適切に図られているかの評価廃棄物運搬車両の走行にあたっては 廃棄物運搬車両が一定時間に集中しないように搬入時間の分散を行うことなどの環境保全措置を確実に実施することにより 廃棄物運搬車両による騒音レベルの増加量は0.3~0.6デシベルと予測され 予測の結果に反映されていないが環境影響の更なる回避 低減のため 対象事業実施区域周辺へ廃棄物運搬車両が集中しないよう ごみを貯留し積み替えを行う中継施設を設置すること 廃棄物運搬車両の通行は 一般車両の多い通勤時間帯などを避けるように努めること エコドライブを徹底すること 廃棄物運搬車両の整備 点検を徹底することなどの措置を講じることから 事業者の実行可能な範囲内で対象事業に係る環境影響ができる限り低減されているものと評価する 2 環境基準等と予測結果との比較による評価廃棄物運搬車両による道路交通騒音の予測結果は63.7~68.7デシベルであり いずれの地点も整合を図るべき基準を満足するものと評価する 7-204

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